JP4484337B2 - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、内燃機関の吸気弁あるいは排気弁(両者を総称して吸排気弁と記す)のバルブリフト特性を機関運転条件に応じて変更することができる可変動弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
機関低回転低負荷時における燃費の改善や安定した運転性並びに高回転高負荷時における吸気の充填効率の向上による十分な出力を確保する等のために、吸排気弁の作動角や開閉時期を変更可能な可変動弁装置が従来から種々提案されている。
【0003】
その一例として、例えば特開平8−177434号公報には、吸気弁を駆動するカムを低速型カムと高速型カムとに切り換えることにより、吸気弁の作動角を2段に切り替えるバルブリフト調整機構(作動角変更機構)と、クランクシャフトに同期するカムプーリとカムシャフトとを相対回転させることにより、クランクシャフトに対する吸気弁の開閉時期の位相(作動角の中心位相)を調整するバルブタイミング調整機構(位相変更機構)と、を備えた可変動弁装置が開示されている。そして、高速域では主に高速カムを使用することにより出力を確保し、低速低負荷域では低速カムを使用するとともに吸気弁の開閉時期の位相を相対的に早めることにより、ポンピングロスの低減化が図られている。
【0004】
また、吸気弁が万が一にも互いに干渉したりピストンと干渉することのないように、上記バルブリフト調整機構及びバルブタイミング調整機構の故障を検出するセンサ等の故障検出手段と、この故障検出手段の異常を検出する手段とを設け、このような故障又は異常を検知した時に、バルブリフト調整機構を低リフト側、バルブタイミング調整機構を遅角側へ固定させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この公報の装置では、何らかの故障や異常が検出された時には、吸気弁の作動角が最小作動角に固定されるとともに、その開閉時期の位相が遅角側に固定されてしまい、機関運転状態に応じてバルブリフト特性を切り換えることができない。従って、異常時には、たとえ機関負荷や機関回転数が上昇しても、吸気弁の作動角が最小作動角に固定されているため、高出力を得ることが困難である。
【0006】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、吸排気弁の実作動角を検出する実作動角検出手段が異常と判定された異常時においても、吸排気弁の作動角及び作動角の中心位相を機関運転状態に応じて適宜に変更し得る新規な内燃機関の可変動弁装置を提供することを一つの目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係る内燃機関の可変動弁装置は、吸排気弁の作動角を最小作動角から最大作動角の範囲で変更可能な作動角変更機構と、クランクシャフトに対する上記作動角の中心位相を変更可能な位相変更機構と、上記吸排気弁の実作動角を検出する実作動角検出手段と、上記実作動角検出手段の正常もしくは異常を判定する異常判定手段と、上記作動角変更機構及び位相変更機構を制御する制御手段と、を有している。
【0008】
そして、この制御手段は、上記実作動角検出手段が正常と判定される正常時には、最大作動角,最小作動角及び1つ以上の中間作動角の中から機関運転状態に応じた目標作動角を設定し、上記実作動角に基づいて吸排気弁の作動角を上記目標作動角へフィードバック制御し、上記実作動角検出手段が異常と判定される異常時には、機関運転状態に応じて上記最大作動角又は最小作動角のいずれか一方を目標作動角に設定し、この目標作動角へ吸排気弁の作動角をオープンループ制御するとともに、この異常時の目標作動角に基づいて上記中心位相を制御することを特徴としている。
【0009】
また、請求項2に係る発明は、上記作動角変更機構及び位相変更機構の双方が共通の油圧源から供給される作動油圧に応じてそれぞれ駆動されるようになっており、上記異常時に目標作動角が最大作動角に設定されたとき、上記油圧源から位相変更機構へ供給される作動油圧の上昇を禁止することを特徴としている。
【0010】
請求項3に係る発明は、上記異常時に目標作動角を最小作動角とする運転領域における最大機関回転数が、上記正常時に目標作動角を最小作動角とする運転領域における最大機関回転数よりも低く設定されていることを特徴としている。
【0011】
請求項4に係る発明は、上記異常時には、上記目標作動角を最小作動角又は最大作動角へ切り換える機関回転数を、作動油の温度上昇に伴い高回転化することを特徴としている。
【0012】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、実作動角検出手段の異常時でも、機関運転状態に応じて吸気弁の作動角を最小作動角又は最大作動角に切り換えることができる。このため、例えば吸気弁側に適用した場合、機関低回転低負荷時等には最小作動角を選択して燃費の改善や安定した運転性を図るとともに、高回転高負荷時等では最大作動角を選択して、吸気の充填効率の向上による十分な出力を確保することができる。
【0013】
また、異常時には、この異常時に設定された目標作動角に応じて中心位相が制御され、つまり正常時とは異なる形で位相制御が行われるため、異常時にも適切な位相制御を行うことができる。
【0014】
請求項2に係る発明によれば、作動角変更機構及び位相変更機構の双方が共通の油圧源により駆動されるため、構成の簡素化を図ることができる。また、異常時の目標作動角が最大作動角に設定されたときに、油圧源から位相変更機構へ供給される作動油圧の上昇が禁止されるため、油圧源から作動角変更機構へ供給される油圧の変動や低下が抑制され、吸排気弁の作動角を安定して最大作動角に保持することができ、所望の出力を安定して確保することができる。
【0015】
請求項3に係る発明によれば、実作動角検出手段の異常時には、正常時よりも広い機関回転域で最大作動角が選択されることとなり、十分な出力を確保することができる。
【0016】
請求項4に係る発明によれば、異常時に作動油の温度上昇に応じて適切に目標作動角を設定することができる。つまり、作動油温度が比較的高いときには、最小作動角と最大作動角との切り換えを行う機関回転数が高回転化されるため、最小作動角を選択する機関回転域が実質的に拡大される形となり、機関安定性が確保される。一方、作動油温度が比較的低いときには、目標作動角の切り換えを行う機関回転数が相対的に低くなり、最大作動角を選択する機関回転数域が実質的に拡大される形となって、幅広い機関回転域で高い出力を確保できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0018】
図1は、吸気弁12側のみに作動角変更機構10及び位相変更機構70を適用した可変動弁装置の第1実施例を示している。
【0019】
先ず、図1〜3を参照して作動角変更機構10について説明する。各気筒には一対の吸気弁12が配設され、各吸気弁12の上部にはバルブリフタ19が配設されている。これらのバルブリフタ19の上方には、内部に潤滑油路が形成された中空状の駆動軸13が気筒列方向に延在している。この駆動軸13は、後述する位相変更機構70を介してクランクシャフトから回転動力が伝達されて回転駆動される。この駆動軸13には、各気筒毎に揺動カム20が揺動可能に外嵌されている。各揺動カム20には、各気筒の一対のバルブリフタ19の上面にそれぞれ当接する一対のカム20Aを有しており、この揺動カム20が揺動することにより、カム20A及びバルブリフタ19を介して吸気弁12が昇降(開閉)するように構成されている。
【0020】
そして、これらの駆動軸13と各揺動カム20との間に、作動角変更機構10が設けられている。すなわち、この作動角変更機構10は、駆動軸13の外周に偏心して設けられ、この駆動軸13と一体的に回転する偏心カム15と、この偏心カム15の外周に相対回転可能に外嵌する大径部25aを有するリング状リンク25と、駆動軸13と略平行に気筒列方向へ延在する制御軸16と、この制御軸16の外周に偏心して設けられ、この制御軸16と一体的に回転する制御カム17と、この制御カム17の外周に相対回転可能に外嵌する基部18aを有するとともに、一端部18bがリング状リンク25の小径部25bにピン21を介して相対回転可能に連結されたロッカアーム18と、このロッカアーム18の他端部18cに上端部26aがピン28を介して相対回転可能に連結されるとともに、下端部26bが揺動カム20の一方のカム20Aとピン29を介して相対回転可能に連結されたロッド状リンク26と、を有している。
【0021】
偏心カム15の軸心Xは駆動軸13の軸心Yに対して所定量βだけ偏心しており、制御カム17の軸心P1は制御軸16の軸心P2に対して所定量αだけ偏心している。揺動カム20のジャーナル部20Bは、シリンダヘッド11とメイン軸受ブラケット14aとの間に回転可能に支持されており、制御軸16は、メイン軸受ブラケット14aとサブ軸受ブラケット14bとの間に回転可能に支持されている。これらの軸受ブラケット14(14a,14b)は、主に簡素化の目的で同じ取付ボルト14cによりシリンダヘッド11側へ締結固定されている。
【0022】
制御軸16は、図1に示す駆動源としてのモータ51により回転駆動されるとともに所定の回転位置に保持される。この実施例では、図1に示すように、モータ51の出力軸51aに設けられたウォーム52が、制御軸16の一端に同軸状に固定されたウォームホイール50に直接的に噛合する簡素な構造となっている。
【0023】
このような構成により、クランクシャフトに連動して駆動軸13が回転すると、偏心カム15を介してリング状リンク26がほぼ並進移動するとともに、ロッカアーム18が制御カム17の軸心P1周りに揺動し、ロッド状リンク26を介して揺動カム20が揺動して吸気弁12を昇降させる。
【0024】
また、制御軸16の回転角度を変化させることにより、ロッド状リンク26の揺動中心となる制御カム17の軸心P1の位置が変化して揺動カム20の姿勢が変化する。これにより、駆動軸13に対する吸気弁12の作動角の中心位相(開閉時期の位相)が略一定のままで、吸気弁12の作動角(吸気弁の開閉期間)及びバルブリフト量が連続的に変化する。
【0025】
このような作動角変更機構10は、偏心カム15の軸受部分25cや制御カム17の軸受部分17aの他、各ピンの軸受部分25d,26c,26d等が面接触となっているため、潤滑が行い易く、耐久性,信頼性に優れているとともに、作動角を変更させる際の抵抗も低く抑制される。また、吸気弁12を駆動する揺動カム(カム20A)が駆動軸13と同軸上に配置されているため、例えば駆動用のカムを駆動軸とは異なる別の支軸で支持するような構成に比して、制御精度に優れているとともに、装置自体がコンパクトなものとなり、車両搭載性が良い。更に言えば、ロッド状リンク26がほぼ上下方向に向けて配置されているため、機関側方(図1の左右方向)への張出量が抑制されている。
【0026】
次に、位相変更機構70について図4を参照して説明する。カムプーリ71は、図示せぬタイミングベルトを介してクランクシャフトからの回転力が伝達される。このカムプーリ71と駆動軸13との間に位相変更機構70が設けられる。この位相変更機構70は、運転条件に応じて両者71,13の位相を変化させることにより、クランクシャフトに対する吸気弁12の作動角の中心位相(開閉時期の位相)を変化させるようになっている。
【0027】
具体的に説明すると、駆動軸13の端部には筒形のインナハウジング65がボルト64を介して固定されている。また、インナハウジング65の外周に回転可能に嵌合する筒形のアウタハウジング63が設けられており、このアウタハウジング63にカムプーリ71が一体形成されている。
【0028】
インナハウジング65とアウタハウジング63との間には、リング状のヘリカルギア73が介装されている。ヘリカルギア73は、内外周にヘリカルスプラインがそれぞれ形成されており、各ヘリカルスプラインがインナハウジング65の外周とアウタハウジング63の内周とに噛合している。従って、ヘリカルギア73が軸方向に移動すると、アウタハウジング63に対してインナハウジング65が相対回転し、カムプーリ71に対する駆動軸13の位相が変化する。
【0029】
ヘリカルギア73の一端側には油圧室75が画成されている。油圧室75に導かれる作動油圧が所定値を越えて上昇すると、ヘリカルギア73が初期位置からリターンスプリング74に抗して軸方向一側(図4の右側)へ移動し、カムプーリ71に対して駆動軸13が吸気弁12の開閉時期を進角させる方向へ回転するようになっている。
【0030】
すなわち、ヘリカルギア73が初期位置にあるときは、クランクシャフトに対する吸気弁12の作動角の中心位相が最遅角位相となり、ヘリカルギア73が最大に変位したときは、最進角位相となるように設定されている。
【0031】
油圧室75には、駆動軸13やシリンダヘッド11に形成された油路78a,78b等を介して、駆動源としてのオイルポンプ80からの吐出油圧が導入される。
【0032】
そして、この作動油圧を適宜に開放するために、シリンダヘッド11の油路78bの途中に、エンジン運転条件に応じて開閉制御される油圧制御弁79が設けられている。この油圧制御弁79は、非通電時に油路78bを閉として油圧室75に導かれる油圧を低下させ、通電時には油路78bを開として油圧室75に導かれる油圧を高めるもので、2位置切換型のスイッチと言い換えることもできる。
【0033】
これらの作動角変更機構10と位相変更機構70を制御する制御手段として、モータ51及び油圧制御弁79を制御するコントロールユニット54が設けられている。
【0034】
コントロールユニット54は、各種エンジン制御処理を記憶,処理するメモリ,CPU等を備えており、エンジン回転信号、エンジン負荷信号をはじめ、冷却水温信号、作動油の温度信号等が入力され、これらの検出値に基づいて、エンジントルクの急激な変動を抑えつつ、バルブリフト特性の調整を円滑に行うようになっている。
【0035】
また、図5,6にも示すように、上記の作動角変更機構10には、制御軸16の角度を検出するポテンショメータ53が設けられている。このポテンショメータ53は、シリンダヘッド11に固定されたブラケット55に支持されており、制御軸16、より詳しくは制御軸16と一体的に回転するポテンショメータ用ピン53aの回転角度を検出し、その検出信号をコントロールユニット54へ出力する。
【0036】
図7(a)に示すように、ポテンショメータ53の出力値に対し、制御軸16の回転角度は一つの値をとる。また、図7(b)に示すように、制御軸16の回転角度に対し吸気弁12の作動角は一つの値をとる。従って、ポテンショメータ53の出力値に対して吸気弁12の実作動角が一義的に決定される。つまり、このポテンショメータ53が、吸気弁12の実作動角(実際の作動角)を検出する実作動角検出手段の一部を構成している。
【0037】
なお、実作動角検出手段として、例えば吸気弁12のバルブリフト量を直接検出したり、油圧室75への供給油圧を検出し、この出力値に基づいて実作動角を間接的に検出しても良い。
【0038】
図8は、コントロールユニット54により実行されるフローチャートであり、両機構10,70による吸気弁12の作動角,位相制御の流れを示している。
【0039】
まず、S(ステップ)11では、各種センサよりエンジン回転数,吸入空気量,及び実作動角に対応する制御軸16の角度等が読み込まれる。続くS12では、実作動角検出手段としてのポテンショメータ53が正常であるか異常であるかが判定される(異常判定手段)。
【0040】
このS12における正常,異常の判定について詳述すると、図5,6に示すように、制御軸16の後部外周には回転角度規制用ピン56が固定されており、この回転角度規制用ピン56は、ブラケット55に設けられた一対のストッパ57の間を移動するようになっている。つまり、これらの回転角度規制用ピン56及び一対のストッパ57により、制御軸16の回転可能角度範囲が最小作動角から最大作動角までの制御範囲Δθ1に規制されている。このように制御軸16の回転範囲Δθ1が規制されているため、図7に示すように、ポテンショメータ53が正常であれば、その出力値がメータ自体の出力可能範囲ΔH2よりも狭い所定の出力範囲ΔH1に規制される。
【0041】
従って、上記のS12では、ポテンショメータ53の出力値が正常時の出力範囲ΔH1内にある場合には正常と判定され、この範囲ΔH1から外れている場合には異常と判定される。
【0042】
正常と判定された場合(正常時)にはS13へ進み、S11で検出される機関回転数及び機関負荷(トルク)に基づいて、正常時用の作動角マップA1を参照することにより、目標作動角を設定する。この正常時用の作動角マップA1には、図9の実線a1で示す境界線によって、最小作動角及び最大作動角の他、複数(この実施例では7つ)の中間作動角に対応する領域が設けられている。つまり、運転状態に応じて目標作動角がきめ細かく複数段(この実施例では9段)に切り換えられるようになっている。
【0043】
S14では、検出された実作動角に基づいて、吸気弁12の作動角がS13で設定された目標作動角となるようにフィードバック制御される。具体的には、目標作動角に対する実作動角のずれ量に基づいて、モータ51へ出力される駆動パルスのデューティー比が制御される。
【0044】
次にS15では、機関回転数,機関負荷及び実作動角(又は正常時の目標作動角)に基づいて、所定の正常時用の位相マップA2(図示省略)を参照することにより、クランクシャフトに対する作動角の中心位相の目標位相を決定する。この実施例では、中心位相が最進角位相と最遅角位相の2位置に切り換えられる構成となっているため、目標位相は最進角位相又は最遅角位相のいずれかに設定される。このようにして設定された目標位相に基づいて、S16では、位相変更用の切換スイッチである油圧制御弁79のソレノイドのON/OFFを決定する。
【0045】
一方、S12でポテンショメータ53が異常と判断された場合(異常時)、S17へ進み、機関回転数及び機関負荷に基づいて、正常時とは異なる作動角マップB1を参照することにより、異常時の目標作動角を設定する。この作動角マップB1には、図9の破線b1によって、最小作動角と最大作動角の2つの領域が設定されている。従って、異常時には最小作動角又は最大作動角のいずれか一方が目標作動角として設定される。
【0046】
このようにして設定された目標作動角へ吸気弁の作動角をオープンループ制御する。この点について詳述すると、ポテンショメータ53の異常時には、実作動角が検出されず、正常時のようにフィードバック制御を行うことはできない。しかしながら、回転角度規制用ピン56やストッパ57により制御軸16の回転可能角度が最小作動角から最大作動角の範囲Δθ1に規制されているため、制御軸16を駆動する方向を変えることにより、吸気弁12の作動角を最小作動角又は最大作動角のいずれかに保持することは可能である。つまり本実施例では、異常時でも機関運転状態に応じて作動角を最小作動角又は最大作動角に切換制御することを一つとの特徴としている。
【0047】
続くS18では、機関回転数,機関負荷の他、S17で設定される異常時の目標作動角に基づいて、正常時とは異なる異常時用の位相マップB2(図示省略)を参照することにより、作動角の中心位相の目標位相を決定する。S19では、この目標位相に応じて、位相変更機構70を作動させるか否かを判定し、その結果に応じて、位相変更用の油圧制御弁79のソレノイドのON/OFFを決定する。
【0048】
以上の説明のように、実作動角検出手段としてのポテンショメータ53が異常と判定された場合においても、オープンループ制御により作動角を最大作動角又は最小作動角の2値に切換制御しているため、異常時においても機関運転状態に応じた適切な作動角特性を得ることができる。つまり、異常時においても、始動時やアイドル時等の低回転域では、最小作動角を選択して、始動性及びアイドル安定性を確保しつつ、中,高速回転域では最大作動角を選択することにより、機関出力の向上を図ることができる。
【0049】
また、このような異常時には、位相変更機構70による中心位相の目標位相を、正常時とは異なる異常時用の位相マップ及び異常時における目標作動角に基づいて設定することにより、正常時とは独立して適切な位相制御を行うことができる。
【0050】
図10は、第2実施例に係る作動角変更機構10の駆動部の構成を示している。第1実施例との差異のみについて説明すると、上述した第1実施例ではモータ51を用いて制御軸16を電気的に駆動制御しているが、この第2実施例では、油圧アクチュエータ101が作動油の供給油圧に応じて制御軸16を駆動し、この油圧アクチュエータ101への供給油圧を油圧制御弁107によりデューティー制御する構成としている。
【0051】
油圧アクチュエータ101は、シリンダヘッド11(図3)に取り付けられた油圧シリンダ103と、この油圧シリンダ103に進退可能に配設された油圧ピストン104と、を有している。
【0052】
油圧ピストン104の先端部には径方向に突出するピン105が設けられ、このピン105は、制御軸16の後端に同軸状に固定されたコントロールプレート102のスリット102aに摺動可能に嵌合している。また、油圧シリンダ103の内部に収容される油圧ピストン104の受圧部104aの前後には、それぞれ第1油圧室103aと第2油圧室103bとが液密に画成されており、これらの油圧室103a,103bの油圧に応じて油圧ピストン104が移動し、制御軸16の回転角度が調整される。
【0053】
各油圧室103a,103bの油圧の調整は油圧制御弁107によって行われる。すなわち、油圧制御弁107は、コントロールユニット54から出力されるデューティー比に応じた駆動パルス信号によりON−OFF駆動(デューティ制御)されて、上記の油圧室103a,103bを選択的に開閉するもので、これによりピストン104の停止位置が切り換えられる。
【0054】
詳しくは、この油圧制御弁107は、筒状のスリーブ108内を往復移動するスプール109と、コントロールユニット54からの信号に応じてスプール109を駆動制御するソレノイド110と、を有している。スリーブ108には、各油圧室103a,103bへ連なる第1油圧供給油路106a,第2油圧供給油路106bのポート部と、上記のオイルポンプ80へ連なる油圧導入油路106cのポート部と、オイルパン(図示省略)へ連なるドレン油路106d,106eのポート部と、が形成されており、これらのポート部がスプール109の位置に応じて選択的に開閉される。
【0055】
スプール109が図10の最も左側に保持されている状態では、第1油圧供給油路106aと油圧導入路106cとが連通して第1油圧室103aへ油圧が供給されるとともに、第2油圧供給油路106bとドレン油路106eとが連通して第2油圧室103b内の油圧が低下する。この結果、油圧ピストン104は図10の右方向へ押圧される。
【0056】
一方、スプール109が図10の最も右側に保持されている状態(図10の状態)では、第2油圧供給油路106bと油圧導入路106cとが連通して第2油圧室103bへ油圧が供給されるとともに、第1油圧供給油路106aとドレン油路106dとが連通して第1油圧室103a内の油圧が低下する。この結果、油圧ピストン104は図10の左方向へ押圧される。
【0057】
更に、デューティー比を中間値(例えば50%)としてスプール109を中間位置に保持することにより、油圧供給油路106a,106bの双方のポート部が閉塞される。これにより、油圧室103a,103b内の油圧が保持され、油圧ピストン104がその位置に保持される。
【0058】
このように、油圧ピストン104を任意の位置に移動,保持することができるため、上記第1実施例のように電気的に制御する場合と同様、吸気弁の作動角を所定の制御範囲内で多段階に設定可能である。
【0059】
また、位相変更機構70と作動角変更機構10とが共通の油圧源であるオイルポンプ80により駆動されるため、第1実施例のように別々の駆動源により駆動する場合に比して、構成の簡素化を図ることができる。
【0060】
なお、この実施例では、作動角変更用の油圧制御弁107のソレノイド110をOFFとしている初期状態(デューティー比が0%の状態)では、吸気弁の作動角が最小作動角となるように設定されている。
【0061】
また、第1実施例と同じように、実作動角検出手段としてポテンショメータ53を用いている。
【0062】
更に、この第2実施例では、位相変更機構70用の油圧制御弁79’も、作動角変更機構10用の油圧制御弁107と同様に、デューティーソレノイド(110)を用いた構成とし、かつ、油圧アクチュエータとしてのヘリカルギア73の前後に油圧室75,76(図4)を画成し、これらの油圧室75,76へ供給される油圧を油圧制御弁79’によってデューティ制御する構成としている。そして、吸気弁の作動角の中心位相の目標位相を、中間位相を含む3つ以上の値の中から選択するように設定されており、よりきめ細かい位相制御を行うことができる。
【0063】
次に、図11のフローチャートを参照して、この第2実施例に係る制御の流れを説明する。なお、図8のフローチャートと同様の処理については重複する説明を適宜省略する。
【0064】
まず、S21では、エンジン回転数,吸入空気量,及び実作動角(≒制御軸角度)等の機関運転状態が取り込まれる。次にS22では、実作動角に基づいて、実作動角検出手段としてのポテンショメータ53が正常か異常かを判断する。
【0065】
正常と判定された場合、S23へ進み、機関運転状態に応じて正常時用の作動角マップA1’(図9)を参照して、目標作動角を決定する。S24では、実作動角に基づいて吸気弁の作動角を目標作動角へフィードバック制御する。つまり、目標作動角と実作動角とのずれ量に基づいて、作動角変更用の油圧制御弁107のソレノイド110へ出力される駆動パルスのデューティー比を決定する。
【0066】
次に、S25では、機関運転状態に基づいて正常時用の位相マップA2’(図示省略)を参照し、作動角中心位相の目標位相を決定する。続くS26では、位相変更用の油圧制御弁79’のソレノイドへ出力される駆動パルスのデューティー比を決定する。このデューティー比に応じて、油圧制御弁79’が駆動制御され、位相変更機構70による作動角中心位相が制御される。
【0067】
S22でポテンショメータ53が異常と判断された場合、S27へ進み、正常時とは異なる異常時用の作動角マップB1’(図9)を参照して、目標作動角を決定する。つまり、このようなポテンショメータ53の異常時には、実作動角に基づいてフィードバック制御を行うことはできないが、制御軸16を回転駆動する油圧ピストン104の移動範囲が規制されているため、油圧ピストン104の駆動方向を切り換えることにより、作動角を最小作動角又は最大作動角のいずれかに保持することは可能である。つまり、オープンループ制御により最小作動角又は最大作動角のいずれかに切り換えることは可能である。そこで、このS27では、機関運転条件に応じて最大作動角か最小作動角かを目標作動角として選択するようになっている。
【0068】
S28では、S27で設定される目標作動角が最小作動角であるかを判定する。最小作動角の場合には、S29へ進み、正常時とは異なる異常時用の位相マップB2’(図示省略)を参照して、作動角中心位相の目標位相を決定する。この目標位相に基づいて、S30では、位相変更用の油圧制御弁79’のソレノイドへ出力される駆動パルスのデューティー比を決定する。
【0069】
上記のS28において、目標作動角が最小作動角ではない、つまり最大作動角であると判定された場合、S31へ進み、位相変更機構70のヘリカルギア73の前後に画成される油圧室75,76の油圧を保持して、油圧の変動を防止する。具体的には、油圧制御弁79’の位相変更用ソレノイドの駆動パルスのデューティー比を中間値に保持する。
【0070】
この点について詳述すると、最大作動角のときには、バルブリフト量が大きく、動弁反力が大きくなるため、揺動カム20に作用する反力が大きく、制御軸16に加わる変動トルクが大きくなる。このため、制御軸16を安定して保持するためには、高い油圧が必要となる。このような最大作動角時に、仮に位相変更機構70を駆動するために、位相変更用の油圧室75,76の一方の油圧を上昇させると、共通の駆動源であるオイルポンプ80から作動角変更機構10側に用いられる油圧の変動や低下を招き、作動角変更機構10により作動角を最大作動角の状態に安定して保持することが困難になるおそれがある。従って、本実施例では、S28で目標作動角として最大作動角が選択されたと判定された場合、S30へ進み、位相変更機構70を駆動するための油圧室75,76の油圧を保持(ロック)する。つまり、位相変更機構70側の油圧の上昇を禁止する。これにより、作動角変更機構10による最大作動角の保持状態の安定性を向上することができる。
【0071】
次に図9を参照して、正常時及び異常時における目標作動角の設定について更に詳述する。低負荷域においては、要求される吸入空気量が少なく、IVC(吸気弁の閉時期)を相対的に早め、吸気弁の閉時期近傍での吸入空気を少なくし、かつ、スロットルを開いてポンピングロスを減らすことで燃費向上を図りたい。そのため、正常時及び異常時ともに、目標作動角を最小作動角とする運転領域Amin,Bminが、低負荷側で相対的に広くなるように設定している。しかしながら、このような最小作動角の設定では大きな出力(トルク)を得るには不向きである。
【0072】
上述したような作動角を細かくフィードバック制御できないポテンショメータ53の異常時には、燃費効果よりも、機関出力の確保が望まれる。従って、図9に示すように、異常時に目標作動角を最小作動角とする運転領域Bminにおける最大機関回転数Nebを、正常時に目標作動角を最小作動角とする運転領域Aminにおける最大機関回転数Neaよりも低く設定している。これにより、異常時の低負荷域では、正常時よりも低い回転数(Neb)から十分な出力を確保することが可能となる。
【0073】
図12は、異常時における目標作動角の他の設定例を示している。上述したように、異常時には比較的低い回転数から最大作動角に切り替えて、出力の確保を図ることが望ましい。しかしながら、このように機関回転数が低い場合、オイルポンプ80から供給される油圧も低くなるため、作動角変更時の応答性の低下が懸念される。特に作動油の油温が高い場合には、油圧の確保が更に難しくなる。そこで、油温が高く、かつ、油圧が低い(機関回転数が低い)最悪条件を想定して、最小作動角の領域と最大作動角の領域との切換ラインb2を設定すると、最大作動角の領域へ切り換えられる機関回転数が相対的に高くなる。つまり、最小作動角を使用する機関回転域が相対的に広くなり、高出力が得られる最大作動角を使用する運転領域が縮小されてしまう。
【0074】
そこで、この図12に示す例では、作動油の温度に応じて最小作動角と最大作動角との切換ラインをb2からb3の間で変化させている。具体的には、目標位相を最小作動角又は最大作動角へ切り換える機関回転数を、油温が低い時には低回転側(b3)に設定し、作動油の温度上昇に伴い高回転側(b2)へシフトさせている。これにより、作動油温度が比較的高いときには、最小作動角と最大作動角との切り換えを行う機関回転数(b2)が高回転化されるため、最小作動角を選択する機関回転域が実質的に拡大される形となり、機関安定性が確保される。一方、作動油温度が比較的低いときには、目標作動角の切り換えを行う機関回転数(b3)が相対的に低くなり、最大作動角を選択する機関回転数域が実質的に拡大される形となって、幅広い機関回転域で高い出力を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る内燃機関の可変動弁装置を示す概略構成図。
【図2】図1の作動角変更機構を示す断面対応図。
【図3】図1の作動角変更機構を示す一部破断側面対応図。
【図4】図1の位相変更機構を示す断面対応図。
【図5】図1のポテンショメータ(実作動角検出手段)を示す側面図。
【図6】同じくポテンショメータを示す構成図。
【図7】上記ポテンショメータの出力値と吸気弁の作動角との関係を示すグラフ。
【図8】第1実施例に係る制御の流れを示すフローチャート。
【図9】正常時及び異常時の目標作動角設定用の作動角マップを示す説明図。
【図10】本発明の第2実施例に係る作動角変更機構の駆動部の構成を示す構成図。
【図11】第2実施例に係る制御の流れを示すフローチャート。
【図12】異常時の目標作動角設定用の作動角マップの他の例を示す説明図。
【符号の説明】
10…作動角変更機構
12…吸気弁
53…ポテンショメータ(実作動角検出手段)
54…コントロールユニット(異常判定手段,制御手段)
70…位相変更機構
79(79’)…油圧制御弁
80…オイルポンプ(油圧源)
107…油圧制御弁
Claims (5)
- 吸排気弁の作動角を最小作動角から最大作動角の範囲で変更可能な作動角変更機構と、クランクシャフトに対する上記作動角の中心位相を変更可能な位相変更機構と、上記吸排気弁の実作動角を検出する実作動角検出手段と、上記実作動角検出手段の正常もしくは異常を判定する異常判定手段と、上記作動角変更機構及び位相変更機構を駆動制御する制御手段と、を有し、
この制御手段は、
上記実作動角検出手段が正常と判定される正常時には、最大作動角,最小作動角及び1つ以上の中間作動角の中から機関運転状態に応じた目標作動角を設定し、上記実作動角に基づいて吸排気弁の作動角を上記目標作動角へフィードバック制御するとともに、機関運転状態に基づいて上記中心位相を制御し、
上記実作動角検出手段が異常と判定される異常時には、機関運転状態に応じて上記最大作動角又は最小作動角のいずれか一方を目標作動角に設定し、この目標作動角へ吸排気弁の作動角をオープンループ制御するとともに、この異常時の目標作動角に対応するように、上記正常時とは異なる形で、機関運転状態に基づいて上記中心位相を制御することを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。 - 吸排気弁の作動角を最小作動角から最大作動角の範囲で変更可能な作動角変更機構と、クランクシャフトに対する上記作動角の中心位相を変更可能な位相変更機構と、上記吸排気弁の実作動角を検出する実作動角検出手段と、上記実作動角検出手段の正常もしくは異常を判定する異常判定手段と、上記作動角変更機構及び位相変更機構を駆動制御する制御手段と、を有し、
上記作動角変更機構及び位相変更機構の双方が共通の油圧源から供給される作動油圧に応じてそれぞれ駆動されるようになっており、
上記制御手段は、
上記実作動角検出手段が正常と判定される正常時には、最大作動角,最小作動角及び1つ以上の中間作動角の中から機関運転状態に応じた目標作動角を設定し、上記実作動角に基づいて吸排気弁の作動角を上記目標作動角へフィードバック制御するとともに、機関運転状態に基づいて上記中心位相を制御し、
上記実作動角検出手段が異常と判定される異常時には、機関運転状態に応じて上記最大作動角又は最小作動角のいずれか一方を目標作動角に設定し、この目標作動角へ吸排気弁の作動角をオープンループ制御するとともに、上記目標作動角が最少作動角に設定されたときには、この異常時の目標作動角に対応するように、上記正常時とは異なる形で、機関運転状態に基づいて上記中心位相を制御する一方、上記目標作動角が最大作動角に設定されたときには、上記油圧源から位相変更機構へ供給される作動油圧の上昇を禁止することを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。 - 上記異常時に目標作動角を最小作動角とする運転領域における最大の機関回転数が、上記正常時に目標作動角を最小作動角とする運転領域における最大の機関回転数よりも低く設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の可変動弁装置。
- 上記異常時には、目標作動角を最小作動角又は最大作動角へ切り換える機関回転数を、作動油の温度上昇に伴い高回転化することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の可変動弁装置。
- 上記制御手段は、
正常時には所定の正常時用の位相マップを用いて上記中心位相の目標位相を設定し、
異常時には、上記正常時用の位相マップとは異なる所定の異常時用の位相マップを用いて上記中心位相の目標位相を設定することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関の可変動弁装置。
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