JP2003034319A - 印刷装置及び印刷方法 - Google Patents

印刷装置及び印刷方法

Info

Publication number
JP2003034319A
JP2003034319A JP2001226564A JP2001226564A JP2003034319A JP 2003034319 A JP2003034319 A JP 2003034319A JP 2001226564 A JP2001226564 A JP 2001226564A JP 2001226564 A JP2001226564 A JP 2001226564A JP 2003034319 A JP2003034319 A JP 2003034319A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
image
intermediate transfer
card
printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001226564A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3706050B2 (ja
Inventor
Takehito Kobayashi
健仁 小林
Hajime Isono
一 磯野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Nisca Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisca Corp filed Critical Nisca Corp
Priority to JP2001226564A priority Critical patent/JP3706050B2/ja
Priority to US10/202,384 priority patent/US6648526B2/en
Publication of JP2003034319A publication Critical patent/JP2003034319A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3706050B2 publication Critical patent/JP3706050B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J13/00Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in short lengths, e.g. sheets
    • B41J13/10Sheet holders, retainers, movable guides, or stationary guides
    • B41J13/12Sheet holders, retainers, movable guides, or stationary guides specially adapted for small cards, envelopes, or the like, e.g. credit cards, cut visiting cards
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/54Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed with two or more sets of type or printing elements

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Labeling Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 直接転写方式と間接転写方式とを切り換えて
印刷可能で印刷処理時間を短縮可能な印刷装置を提供す
る。 【解決手段】 印刷装置1は、第1カード搬送路P
にカードC又は中間転写シートFに画像を形成する画像
形成部9と、第2カード搬送路P上に中間転写シート
Fに形成された画像をカードCに転写する転写部10
と、カードCを回転乃至反転させる転写部6と、を有し
ている。転写部10でのカードCへの転写が、画像形成
部9でのカードCと同一若しくは異なるカードC、又は
中間転写シートFへの画像形成時における熱転写シート
Rの搬送動作で実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード等の記録媒
体に画像・文字などの各種情報を印刷するための印刷装
置及び印刷方法であって、特に、記録媒体の特性又は印
刷する情報に応じて印刷方式を切り換えて上記各種情報
を印刷することができる印刷装置及び印刷方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、クレジットカード、キャッシュカ
ード、ライセンスカード、IDカード等のカード状記録
媒体を作成する場合には、記録媒体に熱転写フィルムを
介してサーマルヘッドで熱転写して所期の画像・文字な
どを記録する熱転写方式の印刷装置が用いられている。
一例として特開平9−131930号公報には、画像・
文字等を、熱転写フィルムを介して記録媒体に直接転写
する直接転写方式の印刷装置が開示されている。この方
式では、熱昇華性インクを用いることで、インク特性に
よる階調表現性に優れることから高画質の画像が得られ
るという利点を有するものの、画像等が転写される記録
媒体の表面にこのインクを受容する受容層が必須となる
ので、記録媒体が限定されたり、又は、記録媒体の表面
に受容層を形成する必要がある。
【0003】一般に、熱昇華性インクを受容可能な記録
媒体としてポリ塩化ビニル製カード(所謂PVCカー
ド)が多用されているが、不要となったPVCカードを
焼却すると公害物質が生成される等の理由により、最近
ではポリエチレンテレフタレート製カード(所謂PET
カード)等への切り換えが検討されている。
【0004】更に、近年その利用範囲が拡大しつつある
ICカードのように、ICチップやアンテナを埋め込む
タイプのカード状記録媒体では、内部に埋め込まれたこ
れらの素子により表面に凹凸が生じるので、上記凹凸面
への画像転写に支障をきたすなどの欠点も指摘されてい
る。
【0005】上述した不具合を解消する熱転写方式の印
刷装置として、特開平8−332742号公報には、一
旦画像を中間転写媒体に転写した後に、この画像を被転
写体に再転写する、所謂間接転写方式の印刷装置の技術
が開示されている。この方式によると、直接転写方式で
欠点とされた、受容層に関連した記録媒体の限定や記録
媒体表面の凹凸面への画像転写時の不具合等の問題点を
改善することができ、更には、カード状記録媒体への全
面印刷が直接転写方式のものと比べて容易に行うことが
できる等の利点がある。
【0006】また、特開平11−263032号公報に
は、帯状の被転写シート(中間転写フィルム)への画像
を形成する画像形成手段と、被転写シートへ転写した画
像を受像体としてのカードへ再転写する再転写手段との
間に被転写シートのバッファとして機能するプール機構
を設けることで、画像形成工程と再転写工程とを並列処
理可能にする構成が開示されている。
【0007】更に、特開平8−58125号公報には、
サーマルヘッドにより中間転写フィルムにインクを転写
して像形成した後に、このインク像を加熱ローラにより
記録用紙の表面に再転写する機構と、上記サーマルヘッ
ドとは別のサーマルヘッドにより記録用紙の裏面にイン
クを転写する機構とを併用させ、且つ、再転写処理を行
う加熱ローラに対し、インクフィルムを介在させて記録
用紙の裏面にインクを転写するサーマルヘッドを対向配
置して記録用紙の表裏両面に同時印刷を施す熱転写印刷
装置が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、間接転
写方式では中間転写媒体を使用する必要があるので、直
接転写方式のものよりランニングコストが高く、印刷に
要する処理時間も余分に掛かる、という不利な点がある
と共に、カードデザイン上、表面は全面印刷が必要で
も、裏面はカードの使用上の注意等を印刷して表示する
ことが多いので、全面印刷を必要とするケースは少ない
など、両方式には一長一短がある。また、特開平11−
263032号公報の技術では、画像形成工程と再転写
工程とを並列処理可能とするものの、上述した間接転写
方式にのみ対応したものであった。更に、特開平8−5
8125号公報の技術では、同一の記録用紙の表裏面同
時処理に限定されるものであり、この表裏面同時処理中
に処理エラーが発生した場合、いずれかの片面処理のみ
ならず記録用紙の表面処理のための画像形成を中間転写
フィルムに再度形成する必要が生じ、且つ、同公報の熱
転写印刷装置で同一の記録用紙の表裏印刷を適切に行お
うとすれば、記録用紙の両面から加熱するため、中間転
写フィルムの高温化現象により同フィルムの剥離性が悪
くなるなどの問題も指摘される。
【0009】従って、記録媒体への全面印刷を必要とす
るか等の目的に応じて、直接転写方式と間接転写方式と
でその印刷方式を切り換えて記録媒体に画像等を印刷で
きる印刷装置が得られれば、記録媒体に最適な印刷方式
で印刷することでき印刷に伴うランニングコストの低減
を図ることでき、更に、同一記録媒体の表裏面に限定す
ることなく直接転写方式と間接転写方式の少なくともい
ずれか一方を選択して複数の記録媒体への同時処理を実
現できれば、印刷処理時間を短縮することができるの
で、このような印刷装置が普及するものと考えられる。
【0010】本発明は上記事案に鑑み、直接転写方式と
間接転写方式とを切り換えて印刷可能で印刷処理時間を
短縮可能な印刷装置及び印刷方法を提供することを課題
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の態様は、供給部から供給される記録
媒体を搬送路に沿って搬送する記録媒体搬送手段と、前
記記録媒体搬送手段の搬送路上に配置され、インク層を
有する熱転写フィルムを介して前記記録媒体及び一時的
に画像を保持する中間転写媒体に選択的に画像を形成す
る少なくとも一つの第1の印刷手段と、前記熱転写フィ
ルムを搬送する熱転写フィルム搬送手段と、前記記録媒
体搬送手段の搬送路上に配置され、前記中間転写媒体に
形成された画像を前記記録媒体と同一又は異なる記録媒
体に転写して形成する第2の印刷手段と、前記中間転写
媒体を前記第2の印刷手段に対して往復動させる中間転
写媒体搬送手段と、を備え、前記第2の印刷手段による
画像形成を、前記第1の印刷手段による画像形成時にお
ける前記熱転写フィルムの搬送動作で実行するように構
成した。
【0012】本態様では、記録媒体搬送手段により、記
録媒体が供給部から供給され搬送路に沿って搬送され
る。記録媒体搬送手段の搬送路上には少なくとも一つの
第1の印刷手段が配置されており、第1の印刷手段によ
りインク層を有する熱転写フィルムを介して記録媒体及
び一時的に画像を保持する中間転写媒体に選択的に画像
が形成される。第1の印刷手段による画像形成時に、熱
転写フィルム搬送手段により熱転写フィルムが搬送され
る。また、記録媒体搬送手段の搬送路上には第2の印刷
手段が配置されており、第2の印刷手段により中間転写
媒体に形成された画像が前記記録媒体と同一又は異なる
記録媒体に転写されて形成される。中間転写媒体は中間
転写媒体搬送手段により第2の印刷手段に対して往復動
の動作がなされる。そして、第2の印刷手段による画像
形成は、第1の印刷手段による画像形成時における熱転
写フィルムの搬送動作で実行される。本態様によれば、
第1の印刷手段により記録媒体に直接転写がなされ、第
2の印刷手段により前記記録媒体と同一又は異なる記録
媒体に間接転写を行うことができるので、記録媒体への
印刷の際に直接転写方式と間接転写方式とを切り換えて
印刷可能であると共に、第2の印刷手段による画像形成
が第1の印刷手段による画像形成時における熱転写フィ
ルムの搬送動作で実行され、第2の印刷手段による記録
媒体への転写による画像形成と、第1の印刷手段による
記録媒体又は中間転写媒体への画像形成とを並行して実
行するので、複数の記録媒体への印刷処理時間を短縮す
ることができる。
【0013】本態様において、記録媒体搬送手段の搬送
路上、かつ、第1の印刷手段と第2の印刷手段との間に
配設され、記録媒体を回転乃至反転させる記録媒体反転
部を更に備え、第1の印刷手段により記録媒体のいずれ
か一面側に画像が形成されると共に、第2の印刷手段に
より前記記録媒体と同一又は異なる記録媒体のいずれか
他面側に画像が形成されるようにすれば、記録媒体反転
部により記録媒体の搬送方向を変更することが可能とな
るので、同一の記録媒体に対して第1の印刷手段でいず
れか一面側に画像を形成した後、第2の印刷手段でいず
れか他面側に画像を形成する逐次両面印刷を行うことが
できる。
【0014】また、本発明の第2の態様は、供給部から
供給される記録媒体を搬送路に沿って搬送する記録媒体
搬送手段と、前記記録媒体搬送手段の搬送路上に配置さ
れ、前記記録媒体及び一時的に画像を保持する中間転写
媒体に選択的に画像を形成する少なくとも一つの第1の
印刷手段と、前記記録媒体搬送手段の搬送路上に配置さ
れ、前記中間転写媒体に形成された画像を前記記録媒体
と同一又は異なる記録媒体に転写して形成する第2の印
刷手段と、前記中間転写媒体を前記第1乃至第2の印刷
手段に対して往復動させる中間転写媒体搬送手段と、前
記第1の印刷手段により前記記録媒体に画像を形成する
第1のモード、又は前記第1の印刷手段により前記中間
転写媒体に形成された画像を前記第2の印刷手段により
前記記録媒体と同一又は異なる記録媒体に転写して形成
する第2のモードを設定するためのモード設定手段と、
を備え、前記第2モードにおける前記第2の印刷手段に
よる記録媒体への画像形成を、前記第1の印刷手段によ
る前記中間転写媒体への画像形成時における前記中間転
写媒体の往動作若しくは復動作で実行するように構成し
た。
【0015】本態様では、記録媒体搬送手段により、記
録媒体が供給部から供給され搬送路に沿って搬送され
る。記録媒体搬送手段の搬送路上には少なくとも一つの
第1の印刷手段が配置されており、第1の印刷手段によ
り記録媒体及び一時的に画像を保持する中間転写媒体に
選択的に画像が形成される。また、記録媒体搬送手段の
搬送路上には第2の印刷手段が配置されており、第2の
印刷手段により中間転写媒体に形成された画像が前記記
録媒体と同一又は異なる記録媒体に転写されて形成され
る。中間転写媒体は中間転写媒体搬送手段により第1乃
至第2の印刷手段に対して往復動の動作がなされる。モ
ード設定手段で、第1の印刷手段により記録媒体に画像
を形成する第1のモード、又は第1の印刷手段により中
間転写媒体に形成された画像を第2の印刷手段により前
記記録媒体と同一又は異なる記録媒体に転写して形成す
る第2のモードが設定される。そして、第2モードにお
ける第2の印刷手段による記録媒体への画像形成は、第
1の印刷手段による中間転写媒体への画像形成時におけ
る中間転写媒体の往動作若しくは復動作で実行される。
本態様によれば、モード設定手段で第1のモードが設定
されると、第1の印刷手段により記録媒体に直接転写が
なされ、第2のモードが設定されると、第2の印刷手段
により前記記録媒体と同一又は異なる記録媒体に間接転
写を行うことができるので、記録媒体への印刷の際に直
接転写方式と間接転写方式とを切り換えて印刷可能であ
ると共に、第2モードにおける第2の印刷手段による記
録媒体への画像形成が第1の印刷手段による中間転写媒
体への画像形成時における中間転写媒体の往動作若しく
は復動作で実行され、第2の印刷手段による記録媒体へ
の転写による画像形成と、第1の印刷手段による記録媒
体又は中間転写媒体への画像形成とを並行して処理する
ので、複数の記録媒体への印刷処理時間を短縮すること
ができる。
【0016】本態様において、記録媒体搬送手段による
第2の印刷手段への記録媒体の搬送と中間転写媒体搬送
手段による中間転写媒体の搬送とを並行して駆動させる
並行駆動手段を更に備えるようにすれば、記録媒体と中
間転写媒体とを前後して別々に搬送を行うことなく並行
して搬送することができるので、印刷に伴う搬送処理時
間を短くすることができる。
【0017】本発明の第3の態様は、第1の記録媒体乃
至一時的に画像を保持する中間転写媒体を第1の画像形
成位置に搬送し、前記第1の画像形成位置において前記
第1の記録媒体及び前記中間転写媒体に選択的に画像を
形成する第1の画像形成工程と、第2の記録媒体を第2
の画像形成位置に搬送し、前記第2の画像形成位置にお
いて前記中間転写媒体に形成された画像を前記第2の記
録媒体に転写して形成する第2の画像形成工程と、を含
む印刷方法であって、前記第1の画像形成工程と前記第
2の画像形成工程とが少なくとも一部で同時に実行され
る。
【0018】本態様では、第1の画像形成工程で、第1
の記録媒体乃至一時的に画像を保持する中間転写媒体が
第1の画像形成位置に搬送され、第1の画像形成位置に
おいて第1の記録媒体及び中間転写媒体に選択的に画像
が形成される。第2の画像形成工程で、第2の記録媒体
が第2の画像形成位置に搬送され、第2の画像形成位置
において中間転写媒体に形成された画像を第2の記録媒
体に転写されて形成される。第1の画像形成工程と第2
の画像形成工程とは少なくとも一部で同時に実行され
る。本態様によれば、第1の画像形成工程で第1の記録
媒体に直接転写がなされ、第2の画像形成工程で第2の
記録媒体に間接転写を行うことができるので、記録媒体
への印刷の際に直接転写方式と間接転写方式とを切り換
えて印刷可能であると共に、第1の画像形成工程と第2
の画像形成工程とは少なくとも一部で同時に実行される
ので、印刷処理時間を短縮することができる。この場合
において、第2の画像形成工程における第2の記録媒体
への画像形成が、第1の記録媒体乃至中間転写媒体への
画像形成時における第1の記録媒体乃至中間転写媒体の
往動作若しくは復動作で実行されるようにしてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明を
適用した印刷装置の実施の形態について説明する。
【0020】(構成)図1に示すように、本実施形態の
印刷装置1は、ハウジングとなる筐体2内に、カードC
に直接転写方式により画像を形成する(印刷する)ため
のカード搬送路となる第1カード搬送路P、中間転写
媒体としての中間転写シートF上に一時的に保持された
画像を間接転写方式によりカードCに転写するためのカ
ード搬送路となる第2カード搬送路Pを有している。
第2カード搬送路Pは略水平方向に配されており、第
1カード搬送路Pは略垂直方向に配されている。第1
カード搬送路Pと第2カード搬送路Pとは交点X
で直交状に交差している。
【0021】第2カード搬送路P上には、カードCを
1枚ずつ分離して第2カード搬送路Pに送り出すカー
ド供給部3、カード供給部3の下流側でカードCの表面
を清浄するクリーナ4、クリーナ4の下流側で交点X
を回転中心としてカードCを挟持したまま回転乃至反転
させ第1カード搬送路P方向にカードCの搬送経路を
直交状に切り換え可能な反転部6がそれぞれ配設されて
いる。
【0022】カード供給部3は、複数のカードCを積層
状に収容するカードスタッカを有している。カードスタ
ッカの第2カード搬送路Pに臨む位置には、1枚のみ
のカードCの通過を許容する開口スロットを有したスタ
ッカ側板32が配置されており、カードスタッカの底部
には、回転することでカードスタッカに積層収容された
複数のカードCのうち最底部に位置するカードCを1枚
ずつ第2カード搬送路Pに送り出すキックローラ31
が圧接配置されている。
【0023】クリーナ4は、第2カード搬送路Pを挟
んで対をなして対峙し表面に粘着性物質を塗着したゴム
材料等のクリーニングローラ34とこのクリーニングロ
ーラ34に圧接する圧接ローラ35を有している。
【0024】反転部6は、カードCを挟持可能に対をな
すピンチローラ38、39、これらのピンチローラを回
転可能に支持して交点Xを中心として回転乃至反転す
る回転枠40を有している。これらのピンチローラ3
8、39は、一方が駆動ローラであり、他方が従動ロー
ラである。ピンチローラ38、39は、回転枠40が水
平状態においては第2カード搬送路Pを挟んで圧接し
合い(図1の実線の状態)、垂直状態においては第1カ
ード搬送路Pを挟んで圧接し合う(図1の二点鎖線の
状態)。ピンチローラ38、39の間にカードCを挟持
した状態で回転枠40を回転乃至反転させると、ピンチ
ローラ38、39も共回りしてカードCを変位させてし
まうので、反転部6での回転乃至反転動作は、回転枠4
0の回転乃至反転とピンチローラ38、39との回転と
は独立して駆動される。
【0025】なお、反転部6の近傍には、回転枠40の
回転角度を検出する図示しない一体型透過センサ(スリ
ット板との組合せ)が配置されている。また、ピンチロ
ーラ38、39の回転方向を判断するために、ピンチロ
ーラ38、39のいずれか一方の位置を検出するための
図示しない一体型透過センサ(半月板との組合せ)が配
設されており、回転枠40の回転角度を任意に設定する
ことができると共に、ピンチローラ38、39によるカ
ードCの搬送方向が制御される。更に、第2カード搬送
路P上における反転部6の両側近傍、第1カード搬送
路P上における反転部6と後述する画像形成部9との
間にはカードCの存在を検出する図示しない一体型透過
センサが夫々配設されている。
【0026】また、印刷装置1には、第1カード搬送路
上で反転部6の下流側(図1の矢印U側)に、画像
・文字等の画情報に従って熱転写インクを用いてカード
C又は後述する中間転写シートに画像を形成する画像形
成部9が配置されている。画像形成部9は、熱転写プリ
ンタの構成が採用されており、カードCの一面側への印
刷時にカードCを支持するプラテンローラ21及びプラ
テンローラ21に対して進退可能に配設されたサーマル
ヘッド20を有している。プラテンローラ21とサーマ
ルヘッド20との間には熱転写シートRが介在してい
る。
【0027】図5(A)〜(C)に示すように、プラテ
ンローラ21に対するサーマルヘッド20の進退運動
は、サーマルヘッド20を着脱可能に保持する図示しな
いホルダと、このホルダに固定された従動ローラ22
と、従動ローラ22に周接しながらカム軸24を中心に
いずれかの方向(図5(A)〜(C)の矢印A方向、ま
たはその反対方向)に回転する非円形のサーマルヘッド
進退カム23と、ホルダをサーマルヘッド進退カム23
に圧接させる図示しないバネとを有する進退駆動ユニッ
トにより実行される。
【0028】図4(A)に示すように、熱転写シートR
は、例えばフィルム上にカードCの長手方向の長さより
若干大きい幅で、Y(イエロー)、M(マゼンダ)、C
(シアン)、及びBk(ブラック)のインクが順に塗着
されており、Bk(ブラック)の次には画像が形成され
たカードCの表面を保護する保護層領域Tを面順次に繰
り返した帯状の形状を有している。
【0029】図5(B)、(C)に示すように、熱転写
シートRは、熱転写シートRをロール状に捲回した熱転
写シート供給部14から供給され、複数のガイドコロ5
3及び上述した図示しないホルダに固着されたガイド板
25により案内されサーマルヘッド20の先端部に略全
面を当接させながら、巻取ローラ対57の回転駆動と共
に駆動し熱転写シートRをロール状に巻き取る熱転写シ
ート巻取部15に巻き取られる。熱転写シート供給部1
4及び熱転写シート巻取部15は、サーマルヘッド20
の両側の位置に配設されており、中心部はそれぞれスプ
ール軸に装填されている。また、画像形成部9には、熱
転写シートRの位置出し用マーク又は熱転写シートRの
Bkの位置を検出するための発光素子S及び受光素子
が、熱転写シート供給部14及びサーマルヘッド2
0間に配設された2つのガイドコロ53の間に、熱転写
シートRに対して離間状態で直交するように配置されて
いる。
【0030】なお、巻取ローラ対57の駆動側ローラ軸
には同軸上に図示しないギヤが嵌着されており、このギ
ヤは同軸上に図示しないクロック板を有するギヤに噛合
している。また、図示しないクロック板の近傍には、熱
転写シートRの巻き取り量を管理するために図示しない
クロック板の回転を検出する図示しない一体型透過セン
サが配設されている。
【0031】図5(A)に示すように、カードC(又は
後述する中間転写シートF)に対する熱転写シートRを
介してのサーマルヘッド20の印刷位置(加熱位置)S
rは、プラテンローラ21の周部であって第1カード搬
送路Pに接する部分に対応している。図5(B)に示
すように、画像形成部9の両側には、印刷位置Srに対
してカードCを上下方向に移動させるように同期して回
転し、一定の回転速度を有するキャプスタンローラ74
とキャプスタンローラ74に圧接するピンチローラ75
とで構成されるローラ対、及び、キャプスタンローラ7
8とピンチローラ79とで構成されるローラ対が第1カ
ード搬送路Pを挟むように配設されている。
【0032】また、図1及び図5(A)〜(C)に示す
ように、プラテンローラ21には中間転写シートFが掛
け渡されている。図4(B)に示すように、中間転写シ
ートFは、ベースフィルムFa、ベースフィルムFaの
背面側に形成された背面コート層Fb、インクを受容す
る受容層Fe及び受容層Feの表面を保護するオーバー
コート層Fd、ベースフィルムFaの表面側に形成され
加熱によりオーバーコート層Fd及び受容層Feを一体
としてベースフィルムFaからの剥離を促進する剥離層
Fcが、下側から背面コート層Fb、ベースフィルムF
a、剥離層Fc、オーバーコート層Fd及び受容層Fe
の順で積層されて形成されている。中間転写シートF
は、受容層Fe側が熱転写シートRと対向し、背面コー
ト層Fb側がプラテンローラ21に当接するように掛け
渡されている。カードCの一面が印刷位置Srで直接印
刷方式で印刷される際(図5(B)参照)及び中間転写
シートが印刷位置Srで間接印刷方式で印刷される際
(図5(C)参照)の中間転写シートFの搬送速度は、
熱転写シートRの搬送速度と同一搬送速度に設定されて
いる。なお、画像形成部9には、図5(A)〜(C)に
示すように、中間転写シートFの位置出し用マークを検
出するための発光素子S及び受光素子Sが、プラテ
ンローラ21とガイドコロ91との間に中間転写シート
Fに対して離間状態で直交するように配置されている。
【0033】更に、図1に示すように、印刷装置1に
は、第2カード搬送路P上で反転部6の下流側(矢印
L側)に、カードCを水平方向に搬送する水平搬送ロー
ラ対11、画像形成部9で中間転写シートFに形成され
た画像をカードCに転写する転写部10、複数の搬送ロ
ーラ対を有しカードCを水平方向に搬送すると共に、カ
ードCを筐体2の外部に排出する排出ローラ対を有する
水平搬送部12が順に配設されている。
【0034】転写部10は、カードCへの中間転写シー
トFの転写時にカードCを支持するプラテンローラ50
及びプラテンローラ50に対して進退可能に配設された
ヒートローラ45を有している。ヒートローラ45に
は、中間転写シートFを加熱するための発熱ランプ46
が内蔵されている。プラテンローラ50とヒートローラ
45との間には中間転写シートFが介在している。
【0035】図6(A)、(B)に示すように、プラテ
ンローラ50に対するヒートローラ45の進退運動は、
ヒートローラ45を着脱可能に保持するホルダ49と、
ホルダ49に固定された従動ローラ43と、従動ローラ
43に周接しながらカム軸52を中心に一方向(図6
(A)の矢印B方向)に回転する非円形のヒートローラ
昇降カム51と、ホルダ49に内蔵されホルダ49の上
面をヒートローラ昇降カム51に圧接させる図示しない
バネとを有する昇降駆動ユニットにより実行される。
【0036】図7に示すように、中間転写シートFは、
中間転写シートFをロール状に捲回した中間転写シート
供給部16から供給され、従動ローラ59を伴う搬送ロ
ーラ58、ガイドコロ60及びプラテンローラ21、ガ
イドコロ91、ピンチローラ89と共に中間転写シート
Fに逆張力を加えるバックテンションローラ88、ガイ
ドコロ92、ガイドコロ54、55及び矢印D方向又は
その逆方向に移動可能なガイドコロ56で構成される中
間転写シート搬送バッファ100、ガイドコロ44、ヒ
ートローラ45の両側に配置され転写部10を構成する
フレームに固着されたガイド板47等で案内され、転写
時にはカードCを介して第2カード搬送路P上でプラ
テンローラ50とヒートローラ45とに挟まれて、中間
転写シートFをロール状に巻き取る中間転写シート巻取
部17に巻き取られる。また、転写部10には、第2カ
ード搬送路Pを挟んで圧接し合いカードCを図1の矢
印L方向に搬送可能で後述するキャプスタンローラを駆
動ローラとする搬送ローラ対48が、水平搬送ローラ対
11の下流側かつプラテンローラ50の上流側に配設さ
れている。なお、転写部10には、中間転写シートFの
位置出し用マークを検出するための発光素子S及び受
光素子Sが、ガイドコロ44とガイド板47と間に中
間転写シートFを跨ぐように配置されている。
【0037】図2に示すように、図1に示した筐体2、
第1カード搬送路P及び第2カード搬送路Pで画定
される領域には、正逆転可能なパルスモータM1、M2
を駆動動力源とする駆動機構が配設されている。パルス
モータM1のモータ軸には、タイミングプーリ(以下、
単にプーリという。)61が嵌着されており、プーリ6
3との間に無端タイミングベルト(以下、単にベルトと
いう。)62が巻き掛けられている。プーリ63の軸に
はプーリ63より小径のプーリ64が嵌着されている。
【0038】プーリ64にはベルト65がプーリ66と
の間で巻き掛けられている。プーリ66の軸には電磁ク
ラッチ67が嵌着されている。電磁クラッチ67はサー
マルヘッド20の直接印刷時及び直接印刷時のカードC
の搬送時のみ電磁クラッチ67の軸に嵌着されたプーリ
68にプーリ66の回転駆動力を連結する。プラテンロ
ーラ21には同軸上にプーリ70が嵌着されており、プ
ーリ68とプーリ70とにはベルト69が巻き掛けられ
ている。また、プラテンローラ21の同軸上にはプラテ
ンローラ21より大径のギヤ71が嵌着されている。ギ
ヤ71にはギヤ72、76が噛合している。ギヤ72は
同軸上にピンチローラ75に圧接するキャプスタンロー
ラ74を有するギヤ73に噛合しており、ギヤ76は同
軸上にピンチローラ79に圧接するキャプスタンローラ
78を有するギヤ77に噛合している。
【0039】また、プーリ64には別のベルト81が捲
き掛けられており、プーリ82に回転駆動力を伝達す
る。プーリ82の軸にはギヤ84に噛合するギヤ83が
嵌着されている。ギヤ84の軸にはギヤ84より小径の
ギヤ85が嵌着されており、ギヤ85はギヤ86と噛合
している。ギヤ86の軸にはトルクリミッタ87が嵌着
されており、トルクリミッタ87を介して回転駆動力が
バックテンションローラ88に伝達される。バックテン
ションローラ88にはピンチローラ89が圧接されてい
る。バックテンションローラ88と同軸にはクロック板
90が嵌着されている。後述するように中間転写シート
Fが正逆方向に送られるときに、バックテンションロー
ラ88は中間転写シートFと同期して回転する。クロッ
ク板90の近傍には、中間転写フィルムFの搬送量(送
り量、戻し量)を管理するためにクロック板90の回転
量を検出する一体型透過センサSが配設されている。
【0040】一方、パルスモータM2のモータ軸には、
プーリ93が嵌着されており、プーリ95との間にベル
ト94が巻き掛けられている。プーリ95の軸にギヤ9
6が嵌着されている。
【0041】ギヤ96は、反時計回りでギヤ96からの
駆動が伝達され時計回りでフリーとなる(空回りする)
軸に嵌着されたワンウェイギヤ97に噛合している。ワ
ンウェイギヤ97の軸にはギヤ98及びプーリ99が嵌
着されており、ギヤ98は時計回りでフリーとなり反時
計回りでロックされるワンウェイギヤ101に噛合して
いる。プーリ99にはプーリ103との間でベルト10
2が捲き掛けられている。プーリ103の軸にはギヤ1
04が嵌着されており、ギヤ104はギヤ105と噛合
している。ギヤ105の軸にはトルクリミッタ106が
嵌着されており、トルクリミッタ106を介して回転駆
動力がギヤ107に伝達される。ギヤ107の同軸上に
はクロック板108が嵌着されている。ギヤ107は、
中間転写シートFを巻き取るための巻取スプール軸11
0に嵌着されたギヤ109と噛合している。クロック板
108の近傍には、クロック板108の回転を介して巻
取スプール軸110の回転量を検出すると共に、巻取ス
プール軸110の回転を検出して中間転写シートFの破
断不良を検出する一体型透過センサSが配設されてい
る。
【0042】また、ギヤ96は、ワンウェイギヤ97の
反対側で、時計回りでギヤ96からの駆動が伝達され反
時計回りでフリーとなる軸に嵌着されたワンウェイギヤ
111に噛合している。ワンウェイギヤ111の軸には
ギヤ112及びプーリ113が嵌着されており、ギヤ1
12は反時計回りでフリーとなり時計回りでロックされ
るワンウェイギヤ114に噛合している。プーリ113
にはプーリ116及びプーリ125との間でベルト11
5が捲き掛けられている。なお、このベルト115が一
定張力を保つように、ベルト115で連なるプーリ11
6とプーリ125の間にはテンションローラ126が配
設されている。プーリ116の軸にはギヤ117が嵌着
されており、ギヤ117はギヤ118と噛合している。
ギヤ118の軸にはトルクリミッタ119が嵌着されて
おり、トルクリミッタ119を介して回転駆動力がギヤ
123に伝達される。ギヤ123と同軸にはクロック板
121が嵌着されている。ギヤ123は、中間転写シー
トFを供給するための供給スプール軸120に嵌着され
たギヤ124と噛合している。クロック板121の近傍
には、クロック板121の回転を介して供給スプール軸
120の回転を検出すると共に、供給スプール軸120
の回転を検出して中間転写シートFの破断不良を検出す
る一体型透過センサSが配設されている。なお、供給
スプール軸120には中間転写シート供給部16が装填
され、巻取スプール軸110には中間転写シート巻取部
17が装填されている。
【0043】一方、プーリ113からの駆動はベルト1
15を介してプーリ125にも伝達される。プーリ12
5の軸にはギヤ127が嵌着されており、ギヤ127は
ギヤ128に噛合している。更に、ギヤ128と同軸に
配設されたギヤ129を介して駆動がギヤ130へと伝
達されていく。ギヤ130の軸には電磁クラッチ131
が嵌着されている。電磁クラッチ131はサーマルヘッ
ド20の中間転写シートFへの画像形成を行う中間転写
シートFの巻き戻し(Rv)時のみ電磁クラッチ131
の軸に嵌着されたギヤ132を介してギヤ130の回転
駆動力をギヤ133に連結する。ギヤ133の軸にはト
ルクリミッタ134が嵌着されており、トルクリミッタ
134を介して回転駆動力が中間転写Fを搬送する搬送
ローラ58に伝達される。なお、上記電磁クラッチ13
1の駆動連結時における供給スプール軸120、プラテ
ンローラ21及び搬送ローラ58による中間転写シート
Fの搬送速度は、供給スプール軸120>搬送ローラ5
8>プラテン21の関係にあり、トルク管理について
は、プラテン21>搬送ローラ58>供給スプール軸1
20となるように設定されている。
【0044】中間転写シートFの送り(Fw)と巻き戻
し(Rv)は主にパルスモータM2の回転方向を切り換
えることにより行われ、中間転写シートFの巻き戻し
(Rv)動作において行われる中間転写シートFへの画
像形成時では、供給スプール軸120、プラテンローラ
21及びバックテンションローラ88による中間転写シ
ートFの搬送速度は、供給スプール軸120>プラテン
ローラ21>バックテンションローラ88の関係にあ
る。このため、後述するように、サーマルヘッド20を
離間して中間転写シートFを送る際には、中間転写シー
トFの弛みを防止するために、電磁クラッチ67により
駆動が切り離される。
【0045】また、上述したように、ガイドコロ92と
ガイドコロ44との間には、中間転写シート搬送バッフ
ァ100が配置されている。中間転写シート搬送バッフ
ァ100は、両端が図示しないバネで付勢されたガイド
コロ56が、ガイドコロ92とガイドコロ44とを結ぶ
直線と交差する方向又はその逆方向(図2の矢印D又は
その逆方向に移動可能な構造を有しており、画像形成部
9と転写部10とでの同時に画像を形成するときに、両
者間で異なる中間転写シートFの搬送速度差を吸収す
る。なお、ガイドコロ55に対するバネの付勢力はガイ
ドコロ56にたいする付勢力より大きく設定されてい
る。
【0046】図3に示すように、第2カード搬送路P
上には、正逆転可能なパルスモータM3を駆動動力源と
するカード搬送駆動機構が配設されている。パルスモー
タM3のモータ軸には、プーリ142が嵌着されてお
り、プーリ144との間にベルト143が巻き掛けられ
ている。プーリ144の軸にはプーリ144より小径の
プーリ145が嵌着されており、プーリ147との間に
ベルト146が巻き掛けられている。プーリ147の軸
には上述したプラテンローラ50とプラテンローラ50
より小径のギヤ148が嵌着されている。
【0047】ギヤ148にはギヤ148より大径のギヤ
149が噛合しており、ギヤ149にはギヤ150が噛
合している。このギヤ150の軸にギヤ150より大径
で上述したキャプスタンローラが駆動ローラとして嵌着
されており、第2カード搬送路P上で従動ローラと圧
接配置することで搬送ローラ対48が構成されている。
また、ギヤ150にはギヤ151が噛合しており、ギヤ
151にはギヤ152が噛合している。このギヤ152
の軸にギヤ152より大径で上述した水平搬送ローラ対
11を構成する駆動ローラが嵌着されており、第2カー
ド搬送路P上で従動ローラと圧接配置されている。
【0048】また、ギヤ148にはギヤ148より大径
のギヤ153が噛合しており、ギヤ153にはギヤ15
4が噛合している。ギヤ154の軸には、キャプスタン
ローラ156、キャプスタンローラ156より大径のト
ルクリミッタ155及びギヤ154より小径のプーリ1
57が嵌着されている。トルクリミッタ155は、カー
ドCの後端と中間転写シートFとの剥離性を良好に確保
するために、カードCの後端がヒートローラ45とプラ
テンローラ50とのニップが解除された時点で増速させ
る機能を有している。プーリ157にはベルト158が
捲き掛けられており、ベルト158の他端側はプーリ1
59に捲き掛けられている。プーリ159の軸には搬送
されたカードCを筐体2の外部に排出するための排出ロ
ーラ160が嵌着されている。キャプスタンローラ15
6、排出ローラ160は、それぞれ第2カード搬送路P
上で従動ローラと圧接配置されている。なお、キャプ
スタンローラ156と排出ローラ160との間には、カ
ードCの湾曲等の変位を矯正する駆動を持たないローラ
対161が配置されている。
【0049】図1に示すように、筐体2の第2カード搬
送路Pの矢印L方向への延長線上には、印刷等の処理
が終了したカードCを筐体2の外部へ排出する排出口2
7が形成されている。排出口27の下側には、カードC
を積層してストックするスタッカ13が筐体2に着脱可
能に装着されている。なお、水平搬送部12と排出口2
7との間には、図示しない一体型透過センサが配置され
ている。
【0050】また、印刷装置1は、筐体2内に、商用交
流電源から各機構部及び制御部等を駆動/作動可能な直
流電源に変換する電源部18及び印刷装置1全体の動作
制御を行う制御部19を有している。更に、印刷装置1
は、筐体2の上部に制御部19からの情報に従って印刷
装置1の状態等を表示すると共に、オペレータによる操
作で制御部19に操作命令が指示可能なタッチパネル8
を有している。
【0051】制御部19は、印刷装置1の制御処理を行
うCPUブロックを備えている。CPUブロックは、中
央演算処理装置として高速クロックで作動するCPU、
印刷装置1の制御動作が記憶されたROM、CPUのワ
ークエリアとして働くRAM及びこれらを接続する内部
バスで構成されている。
【0052】CPUブロックには外部バスが接続されて
いる。外部バスには、タッチパネルの表示や操作命令を
制御するタッチパネル表示操作制御ユニット、各種セン
サからの信号を制御するセンサ制御ユニット、各モータ
に駆動パルスを送出するモータドライバや電磁クラッチ
等を制御するアクチュエータ制御ユニット、サーマルヘ
ッド20の熱エネルギーを制御するサーマルヘッド制御
ユニット、外部コンピュータと印刷装置1の通信を行う
外部入出力インタフェース、及びカードCに印刷すべき
画情報等を格納するRAM等が接続されている。タッチ
パネル表示操作制御ユニット、センサ制御ユニット、ア
クチュエータ制御ユニット、サーマルヘッド制御ユニッ
トは、それぞれ、タッチパネル8、センサS〜S
含むセンサ、モータM1〜M3のモータドライバを含む
モータドライバ及び電磁クラッチ67、サーマルヘッド
20に接続されている。
【0053】(動作)次に、本実施形態の印刷装置1の
動作について制御部19のCPUを主体として説明す
る。なお、外部バスに接続されたRAMには、既に外部
コンピュータから外部入出力インタフェースを介して受
信した画情報が格納されているものとする。
【0054】CPUは、タッチパネル表示操作制御ユニ
ットを介してタッチパネル8に初期画面を表示させ、オ
ペレータの指接触によりモードA乃至モードEの選択が
あるまで待機する。タッチパネル8にはこの時点で、モ
ードA乃至モードEのモードボタン、選択したモードを
クリアするためのモードクリアボタン、印刷装置1に選
択したモードでの印刷を開始させるためのスタートボタ
ン、並びに、印刷装置1のスタンバイ又は印刷可能状態
の別、印刷済み枚数等が表示される。モードAは直接印
刷方式により画像形成部9でカードCの一面に画像を形
成する片面直接印刷モードであり、モードBは画像形成
部9で中間転写シートFに画像を形成しこの画像を転写
部10でカードCの一面に転写する片面間接印刷モード
であり、モードCは直接印刷方式により画像形成部9で
カードCの一面に画像を形成し、画像形成部9で中間転
写シートFに形成した画像を転写部10で同一のカード
Cの他面に転写する両面印刷モードであり、モードDは
連続する2枚のカード(以下、便宜上、カードCa、カ
ードCbという。)について、直接印刷方式により画像
形成部9でカードCbの一面に画像を形成し、間接転写
方式によりカードCaの他面に画像を形成する高速直接
間接印刷モードであり、モードEは転写部10でカード
Cへの画像形成と画像形成部9で中間転写シートFへの
画像形成とを並行かつ連続的に実行する高速間接印刷モ
ードである。なお、以下の説明においては、オペレータ
によるモードA乃至モードEのいずれかのモードを設定
するモード設定手段としてタッチパネル8を例示する
が、外部コンピュータと通信を行い外部コンピュータか
らのコマンド信号を取り込む構成もモード設定手段とす
ることができる。
【0055】CPUは、オペレータによりモードA乃至
モードEのいずれかのモードが選択されたと判断する
と、スタートボタンが押下されるまで待機する。なお、
スタートボタンが押下される前にモードクリアボタンが
押下されると、選択したモードをクリアして再度モード
の選択があるまで待機する。スタートボタンが押下され
ると、当該モードに対応してROMに格納されたプログ
ラムに従って印刷動作が実行される。以下、モードA乃
至モードBが選択された場合について順次説明し、モー
ドC乃至モードEにおいてモードA及びモードBと同一
処理内容についてはその説明を省略し異なる処理のみ説
明する。
【0056】(モードA)CPUは、まず、第2カード
搬送路P上に配されたカード供給部3、クリーナ4、
反転部6の各ローラを作動させ、カード供給部3のカー
ドCを図1の矢印L方向に搬送させる。すなわち、カー
ド供給部3のキックローラ31が回転することでカード
スタッカの最底部のカードCは第2カード搬送路P
に送出され、クリーナ4のクリーニングローラ34でカ
ードCの両面が清浄される。カードCの先端がクリーナ
4とピンチローラ38との間に配設された図示しない一
体型透過センサで検知されると、カード供給部3のキッ
クローラ31の回転を停止させる。カードCは上記一体
型センサから反転部6までの所定パルス数搬送された後
停止され(ピンチローラ38、39の回転駆動も停止さ
れ)、水平状態の反転部6はカードCを挟持した状態と
なる。
【0057】反転部6にカードCが挟持された状態とな
ると、CPUはパルスモータM1のモータドライバへパ
ルスモータM1の回転駆動を開始させると共に、電磁ク
ラッチ67を連結させる。これにより、プラテンローラ
21、キャプスタンローラ74及びキャプスタンローラ
78の回転駆動が開始される。続いて、CPUは、図1
の矢印U方向にカードCを搬送可能なように反転部6を
90°回転させて垂直状態(図1の二点鎖線参照)の姿
勢とした後、ピンチローラ38、39を回転駆動させ、
カードCを第1カード搬送路P上に沿って画像形成部
9方向へ送出する。CPUは、画像形成部9と反転部6
との間に配設された図示しない一体型透過センサがカー
ドCの後端を検出すると、所定パルス数搬送した後に反
転部6のピンチローラ38、39を停止させる。
【0058】この間、サーマルヘッド20はプラテンロ
ーラ21に対して離間した位置にあり(図5(A)の状
態)、熱転写シートRは、例えば、Y(イエロー)の開
始端が印刷位置Srの位置となるまで所定距離送られ
る。このような制御は、例えば、受光センサSにより
熱転写シートRのBk(ブラック)の後端を検出し、熱
転写シートR上に予め等間隔の幅が定められているBk
(ブラック)の後端からY(イエロー)の開始端までの
距離を、巻取ローラ対57の近傍に配設した図示しない
クロック板の回転を図示しない一体型透過センサで検出
することで実行することができる。
【0059】画像形成部9に挿入されたカードCは、第
1カード搬送路P上を反転部6及びキャプスタンロー
ラ78、ピンチローラ79により図1の矢印U方向に搬
送される。CPUは、キャプスタンローラ78とサーマ
ルヘッド20の間に配設された図示しない一体型透過セ
ンサでカードCの先端を検知した後、印画開始位置まで
の所定パルス分カードCを矢印U方向へ搬送して印画位
置までカードCを搬送して、サーマルヘッド進退カム2
3の回転動作を開始させる。この時点で、カードCは、
サーマルヘッド進退カム23の図5(A)に示す矢印A
方向への回転動作により一面側がプラテンローラ21に
支持され、他面側が熱転写シートRを介してサーマルヘ
ッド20に押し当てられる。
【0060】CPUは、予め画情報に従ってYMC毎の
印画データを熱エネルギーに変換し画像形成対象がカー
ドCの種類や中間転写シートRの別による所定の係数を
熱エネルギーに加味した加熱情報をサーマルヘッド20
に送出させている。サーマルヘッド20の各素子はこの
加熱情報に従って加熱される。パルスモータM1の駆動
によりプラテンローラ21は反時計回りに回転し、同期
して熱転写シートRは熱転写シート巻取部15に巻き取
られ、カードCには直接転写によるY(イエロー)の画
像形成(印刷)が行われる(図5(B)参照)。
【0061】CPUは、Y(イエロー)による画像形成
が終了すると、サーマルヘッド進退カム23を図5
(B)に示す矢印Aとは逆の方向へ更に回転させて、カ
ードCからサーマルヘッド20を後退させる。サーマル
ヘッド20が後退した後にパルスモータM1の逆転駆動
を開始させる。これにより、プラテンローラ21、キャ
プスタンローラ74、ピンチローラ75及びキャプスタ
ンローラ78、ピンチローラ79は逆転し、カードCは
図1の矢印D方向に搬送される。CPUは、カードCの
先端がキャプスタンローラ78とサーマルヘッド20の
間に配設された図示しない一体型透過センサを通過し、
所定パルス搬送された後、パルスモータM1の逆転駆動
を停止させる。CPUは、次の染料M(マゼンタ)を印
画するために、パルスモータM1を正転駆動させてキャ
プスタンローラ78とサーマルヘッド20の間に配設さ
れた図示しない一体型透過センサでカードCの先端を検
知した後、印画開始位置までの所定パルス分カードCを
矢印U方向へ搬送する。この間、CPUは、印刷位置S
rに次のM(マゼンダ)の先端部が位置するまで熱転写
シートRを若干量送らせる。そして、サーマルヘッド進
退カム23を矢印A方向に更に回転させることで、カー
ドCに熱転写シートRを介してサーマルヘッド20を押
し当ててサーマルヘッド20によりカードCへY(イエ
ロー)に重ねてM(マゼンダ)の画像を形成する。CP
Uは、順次以上の処理を繰り返し、カードCの表面側に
YMCのインクで画像を重ねて形成させる。なお、カー
ドCの裏面側の印刷は一般にBk(ブラック)一色が指
定されることが多く、そのような場合には、上記と同様
にしてBk(ブラック)のみによる画像形成がなされ、
YMCによる画像形成は行われない。
【0062】CPUは、カードCへの画像形成が終了す
ると、サーマルヘッド進退カム23を矢印Aとは逆の方
向へ更に回転させて、カードCからサーマルヘッド20
を後退させる(図5(A)の状態)。サーマルヘッド2
0が後退した後にピンチローラ38、39を逆転駆動さ
せてからパルスモータM1の逆転駆動を開始させてプラ
テンローラ21、キャプスタンローラ74、ピンチロー
ラ75及びキャプスタンローラ78、ピンチローラ79
の逆転によりカードCを図1の矢印D方向に搬送させ
る。反転部6がカードCを挟持した状態で、パルスモー
タM1の逆転の駆動及び電磁クラッチ67の連結を停止
させると共に、ピンチローラ38、39の逆転駆動を停
止させる。次に、CPUは、カードCを挟持したまま図
1の矢印L方向にカードCを搬送可能なように反転部6
を90°回転させる。これにより、カードCは第2カー
ド搬送路P上に位置することとなる。
【0063】CPUは、反転部6のピンチローラ38、
39、カード搬送駆動機構の各ローラ対(水平搬送ロー
ラ対11、搬送ローラ対48及び水平搬送部12の複数
のローラ対)を回転駆動させ、カードCを第2カード搬
送路P上を図1の矢印L方向へ搬送させ、カードCを
排出口27を介してスタッカ13へ排出する。CPU
は、水平搬送部12と排出口27との間に配設された図
示しない一体型透過センサからの信号を受信すると、所
定時間後に、第2カード搬送路P上のローラ駆動を停
止させ、処理済みのカード枚数や処理の完了をタッチパ
ネル8上に表示する。以下、タッチパネル8から入力さ
れたカード枚数の処理が終了するまで、上記と同様にし
て、次のカードCについて片面直接印刷を行う。なお、
モードAでは、図6(A)に示すように、転写部10に
おいて、ヒートローラ45はプラテンローラ50から離
間した状態に保持されている。
【0064】(モードB)CPUは、上述したモードA
の場合と同様に、カード供給部3、クリーナ4及び反転
部6の各ローラを作動させ、水平状態の反転部6がカー
ドCを挟持した状態で停止させる。続いて、反転部6を
180°回転(反転)させて表裏面を反対にしてカード
Cを挟持した状態で停止させる。
【0065】次いで、熱転写シートRのインク層をサー
マルヘッド20で加熱することで、中間転写シートFの
受容層Feに画像を形成する。画像形成時には、パルス
モータM1を回転させてプラテンローラ21を反時計回
りに回転させると共に、パルスモータM2を回転させて
中間転写シートFを中間転写シート供給部16に巻き取
り、同期して熱転写シートRを熱転写シート巻取部15
に巻き取ることにより行われる。すなわち、CPUは、
受光センサSを監視することで中間転写シートFに設
けられている位置出し用マークを認識し、中間転写シー
トFの送りや戻しと常に一体で正逆転するバックテンシ
ョンローラ88に接続されているクロック板90の回転
量を一体型透過センサSで監視し、印画開始位置まで
の所定距離中間転写シートFを搬送する。サーマルヘッ
ド20はプラテンローラ21に対して離間した位置にあ
り、熱転写シートRは、上述したように、例えば、Y
(イエロー)の開始端が印刷位置Srの位置となるまで
所定距離送られる。CPUは、Y(イエロー)の開始端
が印刷位置Srの位置に到達すると、サーマルヘッド進
退カム23を図5(A)の矢印A方向へ回転させてサー
マルヘッド20を熱転写シートRを介してプラテンロー
ラ21に押し当てさせ、同時に、パルスモータM1及び
パルスモータM2を巻き戻し(Rv)方向へ回転させ
る。これにより、中間転写シートFにはY(イエロー)
の画像形成が行われる(図5(C)参照)。
【0066】中間転写シートF上へのY(イエロー)の
画像形成が終了すると、CPUは、サーマルヘッド進退
カム23を回転させて、サーマルヘッド20をプラテン
ローラ21に対して退避させ、パルスモータM1、M2
を送り(Fw)方向に回転させることにより、巻取スプ
ール軸110を反時計回りに回転させて中間転写シート
Fに設けた位置出し用マークが受光センサSを通過す
るまで巻き取る。次に、Y(イエロー)と同様に受光セ
ンサSを監視することで中間転写シートFに形成され
た位置出し用マークを認識し、中間転写シートFの送り
や戻しと常に一体で正逆転するバックテンションローラ
88に接続されているクロック板90の回転量を一体型
透過センサSで監視し、印画開始位置までの所定距離
中間転写シートFを搬送する。印刷位置Srに次のM
(マゼンダ)の先端部が位置するまで熱転写シートRを
若干量送らせる。そして、Y(イエロー)の場合と同様
に、サーマルヘッド進退カム23を再び回転させてサー
マルヘッド20を押し当てて熱転写シートRの受容層F
eにY(イエロー)に重ねてM(マゼンダ)の画像形成
を行わせる。CPUは、順次以上の処理を繰り返し、中
間転写シートFにYMCの染料で画像を重ねて形成させ
た後、サーマルヘッド20をプラテンローラ21に対し
て退避させる。
【0067】なお、中間転写シートFへの画像形成時に
サーマルヘッド20に与えられる熱エネルギーは、制御
部19のサーマルヘッド制御ユニットにより、中間転写
シートFのベースフィルムFa自体の比熱がカードCの
比熱より小さいこともあり、カードCへの直接転写時に
サーマルヘッド20に与えられる熱エネルギーよりも小
さく(カードCへの直接転写時の方が大きく)なるよう
に制御され、このような熱エネルギーの演算は、上述し
た熱エネルギーへの係数を変更することにより行われ
る。
【0068】次いで、CPUは、パルスモータM1、M
2を送り(Fw)方向へ回転させ、予めプラテンローラ
50から離間されているヒートローラ45の位置まで、
一体型透過センサSが検出するクロック板90の回転
量に従って中間転写シートFを搬送する。この搬送時に
受光センサSを監視することで中間転写シートの位置
出し用マークが検出され、この時点で搬送量を再度設定
することが可能となり、搬送精度が向上する。CPU
は、中間転写シートFの転写部10への搬送に並行させ
て、反転部6のピンチローラ38、39、水平搬送ロー
ラ対11、搬送ローラ対48及び水平搬送部12の複数
のローラ対を回転駆動させ、反転部6に挟持されていた
カードCを第2カード搬送路P上を図1の矢印L方向
へ搬送させる。このカードCの搬送に並行して、カード
供給部3、クリーナ4を作動させ、カード供給部3から
次のカードCを第2カード搬送路P上に供給し、上述
したように、水平状態の反転部6に別のカードCを18
0°回転させて表裏面を反対に挟持した状態とする。
【0069】CPUは、カードCの先端がヒートローラ
45に当接する位置に至ると、ヒートローラ昇降カム5
1を矢印B方向へ回転させて、ヒートローラ45をプラ
テンローラ50から離間していた状態からプラテンロー
ラ50に当接する状態へ移行させて、ヒートローラ昇降
カム51の回転動作を停止させる。この時点で、カード
Cの先端は、裏面側がプラテンローラ50に支持され、
表面側が中間転写シートFを介してヒートローラ45に
押し当てられる。CPUは、パルスモータM2を送り
(Fw)方向に回転駆動させる。カードCは、裏面側が
反時計回りに回転するプラテンローラ50に支持され、
表面側が中間転写シートFを介してヒートローラ45に
押し当てられ、図1の矢印L方向に搬送される。中間転
写シートFの剥離層Fcは発熱ランプ46の熱によりベ
ースフィルムFaから剥離され、カードCの表面に画像
が形成された受容層Feとオーバーコート層Fdとが一
体で転写される。この転写に同期して中間転写シートF
は中間転写シート巻取部17に巻き取られる。
【0070】図7に示すように、モードBでは、転写部
10で実行される、中間転写シートFに形成された画像
のカードCへの転写の開始に同期して、画像形成部9
で、上述した中間転写シートF上にY(イエロー)の画
像形成が開始される。画像形成部9と転写部10での中
間転写シートFの搬送方向は同じであるが、画像形成部
9及び転写部10での中間転写シートFの搬送速度は、
それぞれの印画機構に適する印画(転写)速度に設定さ
れているので、ガイドコロ56の移動により、中間転写
シート搬送バッファ100によって両者間の搬送速度差
が吸収される。画像形成部9では、転写部10での転写
が終了した後に、中間転写シートFに次のM(マゼン
ダ)の画像を形成する。このため、CPUは、画像形成
部9でY(イエロー)の画像形成が終了すると、電磁ク
ラッチ67の連結を解除し、転写部10での転写が終了
したか否かを判断し、否定判定のときは、転写部10で
の転写の終了まで待機し、肯定判定のときは、電磁クラ
ッチ67を連結して上記と同様にして中間転写シートF
上に次のM(マゼンダ)の画像形成を行う。
【0071】CPUはカードCへの中間転写シートFの
転写が終了すると、パルスモータM1、M2の送り方向
への回転駆動を停止させると共に、ヒートローラ昇降カ
ム51を再度回転させてプラテンローラ50に対してヒ
ートローラ45を退避させる。カードCは水平搬送部1
2を通過し排出口27を経てスタッカ13へ排出され
る。以下同様にして、次のカードCに対して片面間接印
刷がなされる。
【0072】(モードC)モードCでは、モードAと同
様に、画像形成部9でのカードCへの直接転写が終了し
た後、カードCを図1の矢印D方向に搬送し、カードC
を挟持したまま反転部6を90°回転させ、画像形成部
9で画像が形成されたカードCの他面側を表にした状態
で、反転部6にカードCを挟持させたまま停止させる。
続いて、モードBと同様に、画像形成部9で中間転写シ
ートFに画像を形成し、中間転写シートFを一体型透過
センサSが検出するクロック板90の回転量に従って
転写部10へ搬送する。この中間転写シートFの搬送間
に、反転部6で挟持していたカードCを並行して転写部
10へ搬送し、上述したモードBと同様に、カードCの
他面側に画像を転写させた後、水平搬送路12、排出口
27を介してスタッカ13に排出させる。以下同様にし
て、次のカードCに対して両面印刷がなされる。
【0073】(モードD)CPUは、まず、カード供給
部3、クリーナ4、反転部6の各ローラ及びカード搬送
駆動機構の各ローラ対を作動させ、第2カード搬送路P
に沿ってカードCaを搬送させ、反転部6で180°
回転させて表裏面を反対とした後、更に図8の矢印L方
向へ搬送させて転写部10を通過させる。ローラ対16
1と排出ローラ160との間に配置された図示しない一
体型透過センサがカードCaの先端を検出した後、所定
パルス数カードCaを更に矢印L方向に搬送して、第2
カード搬送路P上のローラ対の作動を停止させる。こ
れにより、カードCaは、水平搬送部12内の複数のロ
ーラ対で挟持された状態となる。次に、CPUは、モー
ドBの場合と同様に、画像形成部9で中間転写シートF
に画像を形成した後、中間転写シートFに形成された画
像箇所が転写部10を通過し、更に中間転写シート巻取
部17に巻き取られる位置まで搬送する。
【0074】続いて、CPUは、カード供給部3、クリ
ーナ4、反転部6の各ローラを再度作動させ、モードA
の場合と同様に、水平状態の反転部6にカードCbを挟
持させ、パルスモータM1及びパルスモータM2を巻き
戻し(Rv)方向への回転を開始させると共に、電磁ク
ラッチ67を連結させる。次いで、反転部6を90°回
転させてカードCbを画像形成部9へ搬送させ、画像形
成部9で上述した直接印刷方式によりカードCbの一面
に印刷を行う。上述したように、CPUは、キャプスタ
ンローラ78とサーマルヘッド20との間に配設された
図示しない一体型透過センサでカードCbの先端を検出
し、印画開始位置までの所定パルス分カードCbを図8
の矢印U方向に搬送し、サーマルヘッド20を熱転写シ
ートRを介してカードCbに押し当てるが、この時点
で、画像形成部9では、カードCbにY(イエロー)の
画像形成が開始され、転写部10では、中間転写シート
巻取部17に巻き取られ中間転写シートFに形成された
画像箇所が巻き戻される。
【0075】CPUは、同期してパルスモータM3を逆
転することでカードCaを図8の矢印R方向に所定パル
ス数搬送してカードCaの先端がヒートローラ45に当
接する位置に至ると、ヒートローラ昇降カム51を矢印
B方向へ回転させて、ヒートローラ45をプラテンロー
ラ50から離間していた状態からプラテンローラ50に
当接する状態へ移行させ、ヒートローラ昇降カム51の
回転動作を停止させる。この時点で、カードCaの先端
は、裏面側がプラテンローラ50に支持され、表面側が
中間転写シートFを介してヒートローラ45に押し当て
られる。パルスモータM2は送り(Rv)方向に回転駆
動しているので、カードCaは、一面側が時計回りに回
転するプラテンローラ50に支持され、他面側が中間転
写シートFを介してヒートローラ45に押し当てられ、
図8の矢印U方向に搬送される。これにより、転写部1
0ではカードCaに中間転写シートFに形成された画像
箇所の転写が行われる。この転写に同期して中間転写シ
ートFは中間転写シート供給部16に巻き取られる。
【0076】上述したように、画像形成部9及び転写部
10で中間転写シートFの搬送速度差があるので、中間
転写シート搬送バッファ100が両者間の搬送速度差を
吸収する。画像形成部9では、転写部10での転写が終
了した後に、カードCbに次のM(マゼンダ)の画像を
形成する。このため、CPUは、画像形成部9でY(イ
エロー)の画像形成が終了すると、電磁クラッチ67の
連結を解除し、水平搬送ローラ対11と搬送ローラ対4
8との間で水平搬送ローラ対11の近傍に配置された図
示しない一体型透過センサがカードCの先端を検出した
か否かを判断することにより、転写部10での転写が終
了したか否かを判定し、否定判定のときは、転写部10
での転写の終了まで待機し、肯定判定のときは、パルス
モータM3の逆転駆動を停止すると共に、ヒートローラ
昇降カム51を再度回転させてプラテンローラ50に対
してヒートローラ45を退避させる。これにより、カー
ドCaは水平搬送ローラ対11と搬送ローラ48とに挟
持された状態となる。
【0077】次いで、電磁クラッチ67を連結して上記
と同様にして中間転写シートF上に次のM(マゼンダ)
の画像形成を開始させる共に、カード搬送駆動機構の各
ローラ対を駆動させる(パルスモータM3を回転駆動さ
せる。)。これにより、カードCaは転写部10、水平
搬送路12を通過し排出口27を経てスタッカ13へ排
出される。一方、画像形成部9では、上述したモードA
の場合と同様に、M(マゼンダ)に続いてC(シアン)
の画像形成が行われ、カードCbへの画像形成が終了す
ると、反転部6へカードCbを搬送して90°回転した
後、カード搬送駆動機構の各ローラ対を駆動させてカー
ドCbをスタッカ13へ排出する。以下同様にして、タ
ッチパネル8で指定されたカード枚数の処理を行う。
【0078】(モードE) <画像形成ステップ>CPUは、上述したモードBの場
合と同様に、まず、熱転写シートRのインク層をサーマ
ルヘッド20で加熱することで、中間転写シートFの受
容層FeにYMCの画像を順に重ねて形成させた後、サ
ーマルヘッド20をプラテンローラ21に対して退避さ
せる。
【0079】<カード挟持ステップ>上記画像形成ステ
ップの完了までの間に、CPUは、上述したモードAの
場合と同様に、カード供給部3、クリーナ4及び反転部
6の各ローラを作動させ、水平状態の反転部6がカード
Cを挟持した状態で停止させ、続いて、反転部6を18
0°回転(反転)させて表裏面を反対にしてカードCを
挟持した状態で停止させる。
【0080】<並行搬送ステップ>次に、CPUは、パ
ルスモータM1、M2を回転駆動させ、上記画像形成ス
テップで中間転写シートFに形成した画像箇所の先端部
が転写部10を通過し、更に中間転写シート巻取部17
に巻き取られる位置まで一体型透過センサSが検出す
るクロック板90の回転量に従って中間転写シートFを
搬送する。この間、ピンチローラ38、39及びパルス
モータM3を回転駆動させることにより、反転部6に挟
持されていたカードCを図9の矢印L方向へ搬送させて
転写部10を通過させ、ローラ対161と排出ローラ1
60との間に配置された図示しない一体型透過センサが
カードCの先端を検出した後、所定パルス数カードCを
更に矢印L方向に搬送して、ピンチローラ38、39及
びパルスモータM3を回転駆動を停止させる。これによ
り、カードCは、水平搬送部12内の複数のローラ対で
挟持された状態となる。
【0081】<並行画像形成ステップ>CPUは、パル
スモータM1及びパルスモータM2を巻き戻し(Rv)
方向への回転を開始させ、一体型透過センサSが検出
するクロック板90の回転量に従って中間転写シートF
の画像箇所の後端部を転写部10の位置まで巻き戻す。
CPUは、同期してパルスモータM3を逆転駆動させる
ことでカードCを図9の矢印R方向に所定パルス数搬送
してカードCの後端がヒートローラ45に当接する位置
に至るまで搬送し、ヒートローラ昇降カム51を矢印B
方向へ回転させて、ヒートローラ45をプラテンローラ
50から離間していた状態からプラテンローラ50に当
接する状態へ移行させ、ヒートローラ昇降カム51の回
転動作を停止させる。この時点で、カードCの後端は、
裏面側がプラテンローラ50に支持され、表面側が中間
転写シートFを介してヒートローラ45に押し当てられ
る。パルスモータM3は逆転駆動しているので、カード
Cは、一面側が時計回りに回転するプラテンローラ50
に支持され、他面側が中間転写シートFを介してヒート
ローラ45に押し当てられ、図9の矢印U方向に搬送さ
れる。これにより、転写部10ではカードCに中間転写
シートFに形成された画像箇所の転写が行われる。この
転写に同期して中間転写シートFは中間転写シート供給
部16に巻き取られる。一方、画像形成部9では、並行
して上述した画像形成ステップと同様に、中間転写シー
トFにY(イエロー)の画像形成が実行される。
【0082】画像形成部9及び転写部10で中間転写シ
ートFの搬送速度には差があるので、中間転写シート搬
送バッファ100が両者間の搬送速度差を吸収する。画
像形成部9では、転写部10での転写が終了した後に、
中間転写シートFに次のM(マゼンダ)の画像を形成す
る。このため、CPUは、画像形成部9でY(イエロ
ー)の画像形成が終了すると、電磁クラッチ67の連結
を解除し、水平搬送ローラ対11と搬送ローラ対48と
の間で水平搬送ローラ対11の近傍に配置された図示し
ない一体型透過センサがカードCの後端を検出したか否
かを判断することにより、転写部10での転写が終了し
たか否かを判定し、否定判定のときは、転写部10での
転写の終了まで待機し、肯定判定のときは、パルスモー
タM3の逆転駆動を停止すると共に、ヒートローラ昇降
カム51を再度回転させてプラテンローラ50に対して
ヒートローラ45を退避させる。この状態で、カードC
は水平搬送ローラ対11と搬送ローラ48とに挟持され
た状態となる。続いて、パルスモータM3を回転駆動さ
せ、カードCを転写部10、水平搬送路12を通過させ
排出口27を経てスタッカ13へ排出させる。一方、画
像形成部9では、電磁クラッチ67を連結して中間転写
シートF上に次のM(マゼンダ)、C(シアン)の画像
形成が行われる。以下同様にして、上述したカード挟持
ステップ、並行搬送ステップ、並行画像形成ステップが
繰り返され、タッチパネル8で指定されたカード枚数の
処理が行なわれる。
【0083】(作用等)次に、本実施形態の印刷装置1
の作用等について説明する。
【0084】本実施形態の印刷装置1は、カードC又は
中間転写シートFに画像を形成する画像形成部9及び中
間転写シートFに形成された画像をカードCに転写する
転写部10を有しているので、直接転写及び間接転写双
方の印刷が可能である。また、印刷装置1は、モードB
〜モードEで示したように、画像形成部9でのカードC
又は中間転写シートFに対して熱転写シートRの移動動
作に並行して、転写部10でカードCに対し中間転写シ
ートFの画像の転写が一部同時に実行される。このた
め、複数のカードCへの印刷処理時間を短縮することが
できる。
【0085】また、印刷装置1は反転部6を有している
ので、同一のカードCに対して両面印刷を行ったり、異
なるカードCの一面、他面にそれぞれ直接印刷、間接印
刷を行うことができ、ユーザの自由度を高めることがで
きる。
【0086】更に、印刷装置1では、制御部19の制御
により、パルスモータM3による第2カード搬送路P
上のカードCの搬送とパルスモータM2による中間転写
シートFの搬送とを一部並行して実行するようにしたの
で、印刷に伴うカードCの搬送及び中間転写シートFの
搬送時間を短縮することができる。また、印刷装置1で
は、パルスモータM1による第1カード搬送路P上の
カードCの搬送とパルスモータM2による中間転写シー
トFの搬送とを並行して実行するようにしたので、一層
搬送時間を短縮することができる。
【0087】なお、本実施形態では、印刷装置1の小型
化を図るために、中間転写シート搬送バッファ100を
やや小さめに構成し、モードB〜モードEで、転写部1
0での転写が終了した後、カードC又は中間転写シート
FにM(マゼンダ)の画像形成を行う例を示したが、中
間転写シート搬送バッファを大きく形成することによ
り、換言すれば、中間転写シートFの中間転写シート搬
送バッファでの長さ(余裕)を大きくとることにより、
転写部10での転写の終了を待つことなく、パルスモー
タM1、M2を正逆転自由に行うことが可能となるの
で、画像形成部9側でY(イエロー)に続けてM(マゼ
ンダ)、C(シアン)による熱転写を続行でき、印刷処
理時間を更に短くすることができる。また、本実施形態
では、画像形成部9でのY(イエロー)の画像形成の開
始と転写部10での転写の開始とを同期させた例を示し
たが、転写部10での転写は画像形成部9での画像形成
(YMC全ての画像形成)が終了する前に終わっていれ
ばよいので、転写部10では画像形成部9でのY(イエ
ロー)の画像形成開始と同時に転写を開始する必要はな
い。
【0088】また、本実施形態では、中間転写シート搬
送バッファ100をガイドコロで構成した例を示した
が、ローラで構成したり、上述した特開平11−263
032号で開示されているようにアーム構造とするよう
にしてもよい。更に、本実施形態では、ガイドコロ56
のみを移動可能に構成した例を示したが、ガイドコロ5
5も移動可能に構成すれば、中間転写シートFのバッフ
ァの長さを大きくすることができる。
【0089】更に、本実施形態では、モードD、Eでカ
ードC(Ca)を図8、9の矢印R方向に搬送すること
により転写部10での転写を行う例を示したが、モード
Bに示したように、カードCを矢印L方向に搬送するこ
とにより転写部10での転写を行うようにしてもよい。
この場合には、カードCを搬送ローラ対48と水平搬送
ローラ対11とで挟持して待機させると共に、上述した
中間転写シート搬送バッファでの中間転写シートFの長
さを大きくとるようにすればよい。
【0090】また、本実施形態では、図1の矢印U方向
にカードCを搬送するときに中間転写シート供給部16
で中間転写シートFを巻き取る例を示したが、中間転写
シートFとカードCの搬送とを同期乃至並行させず別々
の駆動機構とするようにしてもよい。従って、熱転写シ
ート供給部14と熱転写シート巻取部15とは上下方向
に逆に配置するようにしてもよい。
【0091】更に、本実施形態では、画像形成部9を1
つとして例示したが、本発明はこれに限らず、画像形成
部9を複数(例えば、2つ)有するようにしてもよい。
このようにすれば、一方の画像形成部でカードCに対し
て画像を形成し、他方で画像形成部で中間転写シートF
に対して画像を形成することができるので、処理の簡素
化と印刷速度の向上を図ることができる。
【0092】そして、本実施形態では、一面又は他面印
刷に拘わらずカードCをスタッカ13に積層状に排出す
る例を示したが、スタッカ13を複数とし水平搬送部1
2と排出口27との間にソータを配置して別々に排出し
たり、水平搬送部12と排出口27との間にオフセット
装置を配置してスタッカ13に排出すれば、片面印刷終
了後に、もう一方の面の印刷処理をスムーズに行うこと
ができる。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1の印刷手段により記録媒体に直接転写がなされ、第
2の印刷手段により前記記録媒体と同一又は異なる記録
媒体に間接転写を行うことができるので、記録媒体への
印刷の際に直接転写方式と間接転写方式とを切り換えて
印刷可能であると共に、第2の印刷手段による画像形成
が第1の印刷手段による画像形成時における熱転写フィ
ルムの搬送動作又は中間転写媒体の往動作又は復動作で
実行され、第2の印刷手段による記録媒体への転写によ
る画像形成と、第1の印刷手段による記録媒体又は中間
転写媒体への画像形成とを並行して実行するので、複数
の記録媒体への印刷処理時間を短縮することができる、
という効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用可能な実施形態の印刷装置の概略
構成を示す側面図である。
【図2】実施形態の印刷装置の中間転写シートの搬送機
構及び画像形成部近傍のカード搬送機構を示す側面図で
ある。
【図3】実施形態の印刷装置の転写部近傍のカード搬送
機構を示す側面図である。
【図4】熱転写シート及び中間転写シートの説明図であ
り、(A)は熱転写シートを模式的に示す正面図、
(B)は中間転写シートを模式的に示す断面図である。
【図5】実施形態の印刷装置の画像形成部の側面図であ
り、(A)はサーマルヘッドが退避した状態、(B)は
直接転写によりカードに画像を形成している状態、
(C)は中間転写シートに画像を形成している状態を示
す。
【図6】実施形態の印刷装置の転写部の側面図であり、
(A)はヒートローラが退避した状態、(B)は間接転
写によりカードに画像を転写形成している状態を示す。
【図7】実施形態の印刷装置の側面図であり、モードB
の一状態を示す説明図である。
【図8】実施形態の印刷装置の側面図であり、モードD
の一状態を示す説明図である。
【図9】実施形態の印刷装置の側面図であり、モードE
の一状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 印刷装置 3 カード供給部(供給部) 6 反転部 9 画像形成部(第1の印刷手段) 10 転写部(第2の印刷手段) 19 制御部(同期駆動手段の一部) 57 巻取ローラ対(熱転写フィルム搬送手段の一部) C カード(記録媒体) F 中間転写シート(中間転写媒体) M1 パルスモータ(記録媒体搬送手段の一部) M2 パルスモータ(中間転写媒体搬送手段の一部) P 第1カード搬送路(搬送路の一部) P 第2カード搬送路(搬送路の一部) R 熱転写シート(熱転写フィルム)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C065 AB09 AF01 DA03 DA28 DA33 DA37 3E095 AA04 BA02 CA10 DA03 DA15 DA42 DA48 DA59 FA16

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給部から供給される記録媒体を搬送路
    に沿って搬送する記録媒体搬送手段と、 前記記録媒体搬送手段の搬送路上に配置され、インク層
    を有する熱転写フィルムを介して前記記録媒体及び一時
    的に画像を保持する中間転写媒体に選択的に画像を形成
    する少なくとも一つの第1の印刷手段と、 前記熱転写フィルムを搬送する熱転写フィルム搬送手段
    と、 前記記録媒体搬送手段の搬送路上に配置され、前記中間
    転写媒体に形成された画像を前記記録媒体と同一又は異
    なる記録媒体に転写して形成する第2の印刷手段と、 前記中間転写媒体を前記第2の印刷手段に対して往復動
    させる中間転写媒体搬送手段と、を備え、 前記第2の印刷手段による画像形成を、前記第1の印刷
    手段による画像形成時における前記熱転写フィルムの搬
    送動作で実行するように構成したことを特徴とする印刷
    装置。
  2. 【請求項2】 更に、前記記録媒体搬送手段の搬送路
    上、かつ、前記第1の印刷手段と前記第2の印刷手段と
    の間に配設され、前記記録媒体を回転乃至反転させる記
    録媒体反転部を備え、前記第1の印刷手段により前記記
    録媒体のいずれか一面側に画像が形成されると共に、前
    記第2の印刷手段により前記記録媒体と同一又は異なる
    記録媒体のいずれか他面側に画像が形成されることを特
    徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 供給部から供給される記録媒体を搬送路
    に沿って搬送する記録媒体搬送手段と、 前記記録媒体搬送手段の搬送路上に配置され、前記記録
    媒体及び一時的に画像を保持する中間転写媒体に選択的
    に画像を形成する少なくとも一つの第1の印刷手段と、 前記記録媒体搬送手段の搬送路上に配置され、前記中間
    転写媒体に形成された画像を前記記録媒体と同一又は異
    なる記録媒体に転写して形成する第2の印刷手段と、 前記中間転写媒体を前記第1乃至第2の印刷手段に対し
    て往復動させる中間転写媒体搬送手段と、 前記第1の印刷手段により前記記録媒体に画像を形成す
    る第1のモード、又は前記第1の印刷手段により前記中
    間転写媒体に形成された画像を前記第2の印刷手段によ
    り前記記録媒体と同一又は異なる記録媒体に転写して形
    成する第2のモードを設定するためのモード設定手段
    と、を備え、 前記第2モードにおける前記第2の印刷手段による記録
    媒体への画像形成を、前記第1の印刷手段による前記中
    間転写媒体への画像形成時における前記中間転写媒体の
    往動作若しくは復動作で実行するように構成したことを
    特徴とする印刷装置。
  4. 【請求項4】 更に、前記記録媒体搬送手段による前記
    第2の印刷手段への記録媒体の搬送と前記中間転写媒体
    搬送手段による中間転写媒体の搬送とを並行して駆動さ
    せる並行駆動手段を備えたことを特徴とする請求項3に
    記載の印刷装置。
  5. 【請求項5】 第1の記録媒体乃至一時的に画像を保持
    する中間転写媒体を第1の画像形成位置に搬送し、前記
    第1の画像形成位置において前記第1の記録媒体及び前
    記中間転写媒体に選択的に画像を形成する第1の画像形
    成工程と、 第2の記録媒体を第2の画像形成位置に搬送し、前記第
    2の画像形成位置において前記中間転写媒体に形成され
    た画像を前記第2の記録媒体に転写して形成する第2の
    画像形成工程と、を含み、 前記第1の画像形成工程と前記第2の画像形成工程とが
    少なくとも一部で同時に実行されることを特徴とする印
    刷方法。
  6. 【請求項6】 前記第2の画像形成工程における前記第
    2の記録媒体への画像形成が、前記第1の記録媒体乃至
    前記中間転写媒体への画像形成時における前記第1の記
    録媒体乃至前記中間転写媒体の往動作若しくは復動作で
    実行されることを特徴とする請求項5に記載の印刷方
    法。
JP2001226564A 2001-07-26 2001-07-26 印刷装置及び印刷方法 Expired - Fee Related JP3706050B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001226564A JP3706050B2 (ja) 2001-07-26 2001-07-26 印刷装置及び印刷方法
US10/202,384 US6648526B2 (en) 2001-07-26 2002-07-25 Printing apparatus and printing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001226564A JP3706050B2 (ja) 2001-07-26 2001-07-26 印刷装置及び印刷方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003034319A true JP2003034319A (ja) 2003-02-04
JP3706050B2 JP3706050B2 (ja) 2005-10-12

Family

ID=19059357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001226564A Expired - Fee Related JP3706050B2 (ja) 2001-07-26 2001-07-26 印刷装置及び印刷方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6648526B2 (ja)
JP (1) JP3706050B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7435058B2 (ja) 2020-03-10 2024-02-21 大日本印刷株式会社 熱転写システム

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITTO20020356A1 (it) * 2002-04-24 2003-10-24 Eidos Spa Macchina per la stampa di immagini su articoli.
US7870824B2 (en) 2005-04-20 2011-01-18 Zih Corp. Single-pass double-sided image transfer process and system
US9676179B2 (en) * 2005-04-20 2017-06-13 Zih Corp. Apparatus for reducing flash for thermal transfer printers
CN103228452B (zh) * 2010-12-07 2016-01-20 凸版印刷株式会社 印刷装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2718678B1 (fr) * 1994-04-15 1996-05-24 Gemplus Card Int Machine d'impression biface simultanée.
JPH0858125A (ja) 1994-08-26 1996-03-05 Victor Co Of Japan Ltd 熱転写印刷装置及び熱転写印刷方法
JPH08332742A (ja) 1995-06-08 1996-12-17 Dainippon Printing Co Ltd 感熱転写プリンター及び画像形成方法
JP3366791B2 (ja) 1995-11-09 2003-01-14 ニスカ株式会社 情報記録装置
JPH11263032A (ja) 1998-03-18 1999-09-28 Victor Co Of Japan Ltd 再転写プリンタ装置
JP2000229432A (ja) * 1999-02-10 2000-08-22 Toppan Printing Co Ltd 画像形成装置
US6261012B1 (en) * 1999-05-10 2001-07-17 Fargo Electronics, Inc. Printer having an intermediate transfer film
JP3510199B2 (ja) * 2000-09-28 2004-03-22 ニスカ株式会社 カード類の記録装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7435058B2 (ja) 2020-03-10 2024-02-21 大日本印刷株式会社 熱転写システム

Also Published As

Publication number Publication date
US6648526B2 (en) 2003-11-18
US20030021620A1 (en) 2003-01-30
JP3706050B2 (ja) 2005-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3752437B2 (ja) 印刷装置及び印刷方法
JP3737037B2 (ja) 印刷装置
US6762780B2 (en) Printing apparatus
JP3665035B2 (ja) 印刷装置及び印刷方法
JP2005125517A (ja) 印刷装置
JP3784676B2 (ja) 印刷装置及び印刷方法
JP3651670B2 (ja) 画像転写装置及び画像転写方法
US7133059B2 (en) Image forming method
JP3706050B2 (ja) 印刷装置及び印刷方法
JP3981377B2 (ja) 画像転写装置
JP3657210B2 (ja) 印刷装置
JP3657212B2 (ja) 画像形成方法
JP3553033B2 (ja) 印刷装置
JP2003072150A (ja) 画像形成方法
JP2010168064A (ja) 印刷装置
JP3448845B2 (ja) 印刷装置
JP3550553B2 (ja) 印刷装置
JP5334244B2 (ja) カード印刷装置
JP3657226B2 (ja) 印刷方法及び印刷装置
JP2002052751A (ja) カラー印刷方法およびカラー印刷装置
JP2020138370A (ja) 画像形成装置
JP2003220737A (ja) 印刷方法及び印刷システム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050419

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050603

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050727

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090805

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090805

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100805

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees