JP2002052751A - カラー印刷方法およびカラー印刷装置 - Google Patents

カラー印刷方法およびカラー印刷装置

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JP2002052751A JP2000240465A JP2000240465A JP2002052751A JP 2002052751 A JP2002052751 A JP 2002052751A JP 2000240465 A JP2000240465 A JP 2000240465A JP 2000240465 A JP2000240465 A JP 2000240465A JP 2002052751 A JP2002052751 A JP 2002052751A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷用紙に発生する凹みを低減し、これによ
り印刷不良の低減した高品位なカラー印刷を実現するこ
とを目的とする。 【解決手段】 プリンタは、各色の印刷終了からインク
リボンの染料の剥離、および印刷用紙102上への染料
の定着を確実にするため、過送りを行う。この過送り量
をY、M、C、Kの各色で異なるようにする。これによ
り、印刷用紙102を順方向から逆方向に切換えると
き、ローラによって挟まれる印刷用紙の位置(ローラ折
返位置B1〜B4)をずらし、印刷用紙の凹みを低減す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷用紙にカラー
印刷を行うカラー印刷方法およびカラー印刷装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図9は、一般的なカラー印刷装置の動作
を示している。このカラー印刷装置は、サーマルヘッド
201と、このサーマルヘッド201との間でインクリ
ボン205と印刷用紙200とを挟むプラテンローラ2
02と、サーマルヘッド201の下流側に位置して印刷
用紙200を搬送する排紙ローラ203およびピンチロ
ーラ204とによって大略構成されている。また、イン
クリボン205のベースフィルム上にはY(イエロ
ー)、M(マゼンダ)、C(シアン)、K(ブラック)
の四色の染料層が塗布されている。
【0003】カラー印刷装置では、まず、印刷用紙20
0に対してY色の印刷を行う印刷工程が実行され、その
後、Y色の次の色であるM色の印刷の準備を行うM色準
備工程が実行され、という具合に、各色に対応した印刷
工程と次色準備工程とが交互に実行され、印刷用紙20
0に対するカラー印刷が行われる。図9ではこれらの各
工程のうち(a)Y色印刷工程、(b)M色準備工程、
(c)M色印刷工程、(d)C色準備工程が示されてお
り、それ以後の工程については図示が省略されている。
以下、各工程におけるカラー印刷装置の動作を説明す
る。
【0004】(a)Y(イエロー)色印刷工程 Y色印刷工程では、印刷用紙200とインクリボン20
5のY色の染料層とが、サーマルヘッド203とプラテ
ンローラ202との間に圧接され、排紙ローラ203に
よって印刷用紙200が搬送方向Aに搬送されると共
に、この印刷用紙200の搬送速度に対応させた速度で
インクリボン205のY色の染料層が搬送される。この
際、サーマルヘッド201の発熱体を加熱することによ
って、インクリボン205のY色の染料がリボンから剥
離して印刷用紙200に熱転写される。 (b)M(マゼンダ)色準備工程 M色準備工程では、Y色の印刷が終了すると、排紙ロー
ラ203の回転を停止させると共に、サーマルヘッド2
01の発熱体への加熱を停止する。その後、次色(M
色)印刷の準備のため、印刷用紙200が排紙ローラ2
03によって逆方向Bに搬送され、インクリボン205
が順方向に搬送されてM色の染料層が準備される。 (c)M色印刷工程 M色印刷工程では、印刷用紙200とインクリボン20
5のM色の染料層とが、サーマルヘッド203とプラテ
ンローラ202との間に圧接され、排紙ローラ203に
よって印刷用紙200が搬送方向Aに搬送されると共
に、この印刷用紙200の搬送速度に対応させた速度で
インクリボン205のM色の染料層が搬送される。この
際、サーマルヘッド201の発熱体を加熱することによ
って、インクリボン205のM色の染料がリボンから剥
離されて印刷用紙200に熱転写される。 (d)C(シアン)色準備工程 C色準備工程では、M色の印刷が終了すると、排紙ロー
ラ203の回転を停止させると共に、サーマルヘッド2
01の発熱体への加熱を停止する。その後、次色(C
色)印刷の準備のため、印刷用紙200が排紙ローラ2
03によって逆方向Bに搬送され、インクリボン205
が順方向に搬送されてC色の染料層が準備される。これ
以降、カラー印刷装置では、同様にインクリボン205
に添付されたC色染料、K色染料を印刷用紙200に順
次熱転写する。以後、同様の工程が残りの色について実
行され、印刷用紙200に対してカラー印刷が行われ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のカラー印刷装置において、印刷用紙200は、順方
向に搬送されて1色分の印刷が行われた後、次色印刷準
備のために逆方向に搬送されるが、この搬送方向の切り
換えの際に、排紙ローラ203とピンチローラ204と
によって挟まれた状態で一時停止する。そして、従来の
カラー印刷装置では、例えば図9(b)および(d)を
見比べると明らかなように、いずれの色の印刷が行われ
る場合でも、この搬送方向の切り換えに伴って印刷用紙
200の搬送が一時停止するときに、常に印刷用紙20
0の同じ位置が排紙ローラ203とピンチローラ204
とによって挟まれていた。このため、印刷用紙200の
この挟まれた位置に印刷用紙200の幅方向に延びる凹
みが生じていた。
【0006】この凹みについて、図10を参照しつつ説
明する。図10(a)はY色印刷後の印刷用紙200の
要部断面、図10(b)はM色印刷後の印刷用紙200
の要部断面、図10(c)はC色印刷後の印刷用紙20
0の要部断面、図10(d)はK色印刷後の印刷用紙2
00の要部断面をそれぞれ示したものである。また、印
刷用紙200には、熱転写された染料がイエロー200
Y、マゼンダ200M、シアン200C、ブラック20
0Kとして積層される。前述した如く、各色の印刷終了
したときに、排紙ローラ203およびピンチローラ20
4によって印刷用紙200の同じ位置が常に挟まれるた
め、印刷用紙200にこの凹みが残ってしまう。さら
に、この凹みにも200Y、200M、200C、20
0Kが順次積層されるため、この凹み部分が印刷不良と
なる虞れがある。
【0007】これを防止するために、各色の印刷が終了
したとき、各色の印刷の施されていない部分を、排紙ロ
ーラ203およびピンチローラ204によって挟むよう
にすることも考えられる。しかし、この場合、印刷用紙
200の順方向Aへの送り量が長くなり、印刷用紙20
0を往復させる距離が長くなってしまい、搬送時間が長
くなる。このため、1枚の印刷用紙200の印刷に費や
される時間が長くなってしまう。
【0008】また、特開平8−85646号公報等のよ
うに、排紙ローラの摩擦力を高めるために、その表面に
弾性を有するマイクロ突起を複数個形成したものがあ
る。この場合、マイクロ突起を印刷用紙に対して強く押
し付けさせるために、排紙ローラとピンチローラとの間
での圧接力を比較的高くしている。このため、マイクロ
突起を有する排紙ローラを用いたカラー印刷装置では、
印刷用紙に凹みがさらに形成され易くなってしまう。
【0009】本発明は、以上の問題に鑑みてなされたも
のであって、印刷用紙に発生する凹みを低減し、これに
より発生する印刷不良を低減させて高品位なカラー印刷
を実現することのできるカラー印刷方法およびカラー印
刷装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、請求項1記載の発明は、複数の色を印刷用紙に順
次重ねて印刷することによってカラー印刷を行うカラー
印刷方法であって、印刷時には、印刷用紙を順方向に搬
送しつつ、サーマルヘッドを加熱して該印刷用紙に所望
のパターンを印刷し、次色の印刷準備時には、逆方向に
印刷用紙を搬送するカラー印刷方法において、前記印刷
用紙の順方向への送り量が各色毎に異なることを特徴と
している。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載のカ
ラー印刷方法において、前記順方向への送り量は、前記
印刷用紙上に各色毎の印刷が終了した後に、該印刷用紙
上への印刷を確実にするために、前記印刷用紙を順方向
に搬送する過送り量を含み、この過送り量が各色毎に異
なることを特徴としている。
【0012】請求項3記載の発明は、印刷用紙を順方向
または逆方向に搬送するシート搬送手段と、複数色の染
料が異なった部分に塗布されたインクリボンを、順方向
に搬送される前記印刷用紙に部分的に重なるようにして
搬送するリボン搬送手段と、前記画像対象形成シートに
重ねられた前記インクリボンの部分を加熱して、前記印
刷用紙に所望のパターンを熱転写するサーマルヘッド
と、を具備したカラー印刷装置において、前記シート搬
送手段による前記印刷用紙の順方向への送り量が各色毎
に異なることを特徴としている。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項3記載のカ
ラー印刷装置において、前記シート搬送手段は、前記サ
ーマルヘッドの下流側に位置し、画像対象形成シートを
搬送する排紙ローラおよびピンチローラを具備し、前記
シート搬送手段による順方向への送り量の各色間の差
を、前記排紙ローラに対して前記ピンチローラを押し付
けるときに形成されるニップ幅よりも大きくしたことを
特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態について説明する。本実施形態においては、
本発明による一実施形態を示したものであり、本発明の
趣旨に逸脱しない範囲内で任意に変更可能である。
【0015】〈1〉プリンタの構成 図1は、プリンタ100の印刷機構の大略構成を示した
図である。このプリンタ100は、用紙カセット101
と、紙送り機構110と、リボン送り機構120と、サ
ーマルヘッド130とによって大略構成されている。
【0016】用紙カセット101は、定型(例えば、A
4、A5等)の印刷用紙となる印刷用紙102を多数枚
収納するものである。この印刷用紙102は、図示しな
いシートフィーダにより一枚ずつ取り出されて紙送り機
構110によって搬送される。
【0017】紙送り機構110は、サーマルヘッド13
0を境に、給紙側と排出側とに分かれ、給紙側に配置さ
れた給紙ローラ111およびピンチローラ112と、サ
ーマルヘッド130と対向する位置に配置されたプラテ
ンローラ113と、排出側に配置された排紙ローラ11
4およびピンチローラ115とによって構成されてい
る。この紙送り機構110は、給紙ローラ111とピン
チローラ112との間、サーマルヘッド130とプラテ
ンローラ113との間、排紙ローラ114とピンチロー
ラ115との間を介して印刷用紙102を順次搬送す
る。ここで、サーマルヘッド130とプラテンローラ1
13とが接触する位置がサーマルヘッド位置aとなり、
このサーマルヘッド位置aにサーマルヘッド130の発
熱体が列設されることになる。また、排紙ローラ114
とピンチローラ115とが接触する位置が排紙ローラ位
置bとなり、この排紙ローラ位置bとサーマルヘッド位
置aとの間は寸法dだけ離間している。
【0018】また、給紙ローラ111、プラテンローラ
113および排紙ローラ114は、例えばステッピング
モータ等の紙送りモータ80(図3参照)によって回転
駆動される。この紙送りモータ80を正転させることに
より、給紙ローラ111、プラテンローラ113および
排紙ローラ114は、時計方向に回転し、印刷用紙10
2を順方向Fに搬送する。一方、紙送りモータ80を逆
転させることにより、給紙ローラ111、プラテンロー
ラ113および排紙ローラ114は、反時計方向に回転
し、印刷用紙102を逆方向Rに搬送する。また、紙送
りモータ80は、供給される紙送り信号の通電時間を調
整することにより、各ローラの回転を調整して印刷用紙
102の送り量を調整するものである。
【0019】さらに、ピンチローラ112,115は、
対向するローラ111,114の間に介挿される印刷用
紙102を確実に挟み込むために、芯金にゴムを被覆さ
せた構成となっている。このため、図4に示すように、
例えば印刷用紙102を挟んで排紙ローラ114にピン
チローラ115を押し付けるとき、ピンチローラ115
の表面が潰れる。このときの排紙ローラ114とピンチ
ローラ115との接触幅がニップ幅N(例えば、1.5
mm)となる。
【0020】リボン送り機構120は、インクリボン1
21を順方向fに搬送させるものであり、インクリボン
121の両端が巻回された供給側ロール122および巻
取側ロール123と、インクリボン121をガイドして
サーマルヘッド130に掛けるガイドローラ124,1
25とによって構成されている。この巻取側ロール12
3は、例えばDCモータ等のリボン送りモータ60(図
3参照)によって回転駆動される。このリボン送りモー
タ60を駆動することにより、巻取ロール123は時計
方向に回転してインクリボン121を巻取り、インクリ
ボン121が順方向fに搬送される。また、インクリボ
ン121は、図2に示すように、薄いベースフィルム1
21aと、このベースフィルム121aの長手方向に、
Y(イエロー)の染料、M(マゼンタ)の染料、C(シ
アン)の染料およびK(ブラック)の染料の順に繰り返
して染料が塗布された染料層121Y、121M、12
1Cおよび121Kとからなる。これらの染料は、昇華
型または熱溶融型インクからなる。
【0021】サーマルヘッド130は、基板に複数個の
発熱体(いずれも図示せず)が列設されたものであり、
サーマルヘッド昇降機構40(図3に図示)によって矢
印U方向またはD方向に昇降される。これにより、サー
マルヘッド130をプラテンローラ113に対して離間
または圧接させる。また、サーマルヘッド130の近傍
には剥離プレート131が設けられ、この剥離プレート
131は、印刷用紙102に染料を熱転写するとき、イ
ンクリボン121を印刷用紙102に押し付けるもので
ある。
【0022】次に、プリンタ100の制御系を図3を参
照しつつ説明する。なお、図3には、プリンタ100に
対して画像信号を出力するパーソナルコンピュータ10
00(以下、パソコン1000という)が併せて図示さ
れている。
【0023】プリンタ100の制御系は、コントローラ
10と、サーマルヘッド駆動回路20と、サーマルヘッ
ド130と、ヘッド昇降駆動回路30、サーマルヘッド
昇降機構40、リボン送り駆動回路50、リボン送りモ
ータ60、紙送り駆動回路70と、紙送りモータ80
と、複数の紙検出センサ132と、リボン検出センサ1
33とによって大略構成されている。
【0024】また、複数の紙検出センサ132およびリ
ボン位置検出センサ133は、サーマルヘッド130の
近傍に配設される。これらの紙検出センサ132は、印
刷用紙102の位置を検出するものであり、リボン位置
検出センサ133は、染料層121Y、121M、12
1C、121Kの順方向fの端部を検出するものであ
る。そして、センサ132、133は、被検出対象を検
出した場合、検出信号を入力制御部14を介してコント
ローラ10に向けて出力するものである。
【0025】コントローラ10は、CPU(Central Pr
ocessing Unit)11、RAM(Random Access Memor
y)12、ROM(Read Only Memory)13、入力制御
部14および出力制御部15等からなる。
【0026】CPU11は、入力制御部14を介してパ
ソコン1000から供給される印刷信号を受け取り、印
刷のための各種制御信号を生成し、これらの制御信号を
出力制御部15を介してサーマルヘッド駆動回路20、
ヘッド昇降駆動回路30、リボン送り駆動回路50およ
び紙送り駆動回路70に供給するものである。RAM1
2は、CPU11のワークエリアとして用いられる。R
OM13は、印刷を行うための各種制御プログラムを格
納するプログラムメモリである。各種制御プログラムと
しては、パソコン1000からの画像信号を受け、サー
マルヘッド駆動回路20からサーマルヘッド130に供
給される印刷信号を制御する印刷制御プログラム、ヘッ
ド昇降駆動回路30からサーマルヘッド昇降機構40に
供給される昇降信号を制御するヘッド昇降制御プログラ
ム、リボン送り駆動回路50からリボン送りモータ60
に供給されるリボン送り信号を制御するリボン送り制御
プログラム、紙送り駆動回路70から紙送りモータ80
に供給される紙送り信号を制御する紙送り制御プログラ
ム等がある。
【0027】特に、紙送り制御プログラムは、後述する
印刷工程で順方向Fに印刷用紙102を搬送し、過送り
工程で各色毎にその過送り量を異ならせるようにし、さ
らに次色準備工程で印刷用紙102を逆方向Rに搬送す
るような制御を行うものである。その詳細については、
後に述べるものとする。
【0028】ここで、過送りとは、一の染料の熱転写
(印刷)終了後にインクリボン121に添付された染料
を印刷用紙102上に確実に転写させるため、さらに印
刷用紙102上の染料を確実に定着させるため、サーマ
ルヘッド130の発熱を停止した後に印刷用紙102を
順方向Fに若干搬送することである。このとき、印刷終
了後に順方向Fに搬送される印刷用紙102の搬送距離
を過送り量という。
【0029】また、本実施形態の過送り工程では、各色
毎にその過送り量を異ならせている。このため、ROM
13のメモリには、これを実現するための制御プログラ
ムおよびデータテーブルが格納されている。例えば、こ
のデータテーブルは、下記の表1のようになる。そし
て、CPU10は、紙送り制御プログラムに基づいて、
紙送りモータ80に供給される紙送り信号の印加時間を
制御することにより、過送り量が調整される。
【0030】
【表1】
【0031】ここで、各過送り量は、図8の(a)、
(b)、(c)、(d)に示すようになる。即ち、図8
(a)にはY色の過送り量s1、図8(b)にはM色の
過送り量s2、図8(c)にはC色の過送り量s3、図
8(d)にはK色の過送り量s4がそれぞれ示されてい
る。また、これらの隣り合う各過送り量の差は、s2−
s1≒s3−s2≒s4−s3=Δsとすると、このΔ
sをΔs>Nとする。なお、このNは、前述した如く、
図4に示すように、排紙ローラ114に対してピンチロ
ーラ115を押し付けるときに形成されるニップ幅のこ
とである。
【0032】再び、図3に戻って各回路の動作について
説明する。まず、サーマルヘッド駆動回路20は、パソ
コン1000から供給される画像信号に基づいて、CP
U11が生成した印刷信号を、サーマルヘッド130の
発熱体に適宜供給するものである。このサーマルヘッド
130の個々の発熱体は、この印刷信号を受けて、印刷
信号に対応した発熱を行う。これにより、インクリボン
121の染料層121Y、110M、110C、110
Kの各々の染料は、各染料層がサーマルヘッド130の
各発熱体に対向したときにこの発熱体の熱量によってそ
れぞれの溶解量が調整される。この結果、印刷用紙10
2上には、各色毎の階調印刷が行われることになる。
【0033】ヘッド昇降駆動回路30は、図1に示すよ
うにサーマルヘッド130を矢印UまたはD方向に昇降
させるために、サーマルヘッド昇降機構40に昇降信号
を出力するものである。
【0034】リボン送り駆動回路50は、巻取側ロール
114を駆動するリボン送りモータ60に、リボン送り
信号を供給するものである。このリボン送りモータ60
は、リボン送り信号を受けて駆動され、巻取ロール12
3を時計方向に回転させる。これにより、インクリボン
121は、順方向fに搬送される。
【0035】紙送り駆動回路70は、紙送り機構110
を駆動する紙送りモータ80に、紙送り信号を供給する
ものである。この紙送りモータ80には正の紙送り信号
が印加されたときに紙送りモータ80を正転させ、負の
紙送り信号が印加されたときに反転させるモータ駆動回
路(図示せず)が付設されている。このように、紙送り
モータ80は、正の紙送り信号を受けると、給紙ローラ
111、プラテンローラ113および排紙ローラ114
を時計方向に回転させ、印刷用紙102を順方向Fに搬
送する。一方、例えば負の紙送り信号を受けると、反時
計方向に回転させ、印刷用紙102を逆方向Rに搬送す
る。
【0036】〈2〉印刷動作 次に、このプリンタ100によるカラー印刷動作につい
て、図5および図6に基づいて説明する。図5は、サー
マルヘッド昇降機構40に供給される昇降信号、サーマ
ルヘッド130に供給される印刷信号、リボン送りモー
タ60に供給されるリボン送り信号、紙送りモータ80
に供給される紙送り信号を示すタイムチャートである。
図6は、印刷準備、Y色印刷、印刷終了、過送り、M色
準備時における印刷用紙102の動きを示す図である。
【0037】Y色準備工程 まず、コントローラ10は、図5に示すように、紙送り
駆動回路70を介して紙送り信号を紙送りモータ80に
供給すると共に、リボン送り駆動回路50を介してリボ
ン送り信号をリボン送りモータ60に供給する。サーマ
ルヘッド昇降機構40には昇降信号が供給されていない
ため、サーマルヘッド130は、図1中の矢印U方向に
移動した状態にあり、プラテンローラ113から離間さ
せる。一方、紙送りモータ80に紙送り信号が供給され
ることにより、シートフィーダによって取り出された印
刷用紙102は、給紙ローラ111によってサーマルヘ
ッド位置aまで搬送される。その後、紙検出センサ13
2からの検出信号に基づいて位置合わせがなされる。こ
のとき、サーマルヘッド位置aに対向した印刷用紙10
2上の位置が印刷開始位置Sとなる(図6(a)参
照)。また、リボン送りモータ60にリボン送り信号が
供給されることにより、インクリボン121は、巻取側
ロール123によって巻取られて順方向fに搬送され
る。その後、リボン検出センサ124からの検出信号に
基づいてインクリボン121の染料層121Y(イエロ
ー)の順方向f側の端部がサーマルヘッド位置aの位置
まで搬送される。このように、Y色準備工程では、サー
マルヘッド位置a上にインクリボン121の染料層12
1Yの端部と、印刷用紙102の印刷開始位置Sとが位
置合わせされる。なお、この工程は、各色の印刷終了後
に行われる後述の排紙工程時に行うようにしてもよい。
【0038】Y色印刷工程 次に、コントローラ10は、図5に示すように、ヘッド
昇降駆動回路30を介してサーマルヘッド昇降機構40
に昇降信号を供給し、サーマルヘッド駆動回路20を介
して印刷信号をサーマルヘッド130に供給する。さら
に、紙送り駆動回路70を介して紙送り信号を紙送りモ
ータ80に供給すると共に、リボン送り駆動回路50を
介してリボン送り信号をリボン送りモータ60に供給す
る。サーマルヘッド昇降機構40に昇降信号が供給され
ることにより、サーマルヘッド130は、図1中の矢印
D方向に移動し、プラテンローラ113との間で印刷用
紙102とインクリボン121とを圧接する。紙送りモ
ータ80は、紙送り信号を受けて、プラテンローラ11
3および排紙ローラ114を時計方向に回転させる。プ
ラテンローラ113および排紙ローラ114は、印刷用
紙102を順方向Fに搬送する。また、リボン送りモー
タ60は、リボン送り信号を受けて、巻取ロール123
を時計方向に回転させる。巻取ロール123は、インク
リボン121を巻取ることにより、インクリボン121
を順方向fに搬送する。このインクリボン121の搬送
速度は、印刷用紙102の搬送速度に同期されている。
さらに、サーマルヘッド130の発熱体には、サーマル
ヘッド駆動回路20を介して印刷信号が供給されている
から、発熱体が適宜加熱される。染料層121Yの染料
は、この発熱体の熱を受け、印刷用紙102に熱転写さ
れる(図6(b)参照)。このように、Y色印刷工程で
は、印刷用紙102にY(イエロー)が印刷される。
【0039】その後、コントローラ10は、染料層12
1Yの端部がサーマルヘッド位置aに来ると印刷を終了
するために、サーマルヘッド駆動回路20からサーマル
ヘッド130に供給される印刷信号を停止する。また、
リボン送り機構40に供給されるリボン送り信号を停止
してインクリボン121の搬送を停止する。印刷終了時
には、図6の(c)に示すように、印刷用紙102上の
サーマルヘッド位置aが印刷終了位置Eとなる。このよ
うに、印刷用紙102の印刷開始位置Sから印刷終了位
置Eまでの範囲が印刷エリア142となる。
【0040】過送り工程 さらに、コントローラ10は、図5に示すように、昇降
信号および紙送り信号の供給を続行する。ここで、CP
U11は、ROM13に格納されたデータテーブルから
Y(イエロー)に対応した通電時間t1を読出し、この
通電時間t1だけを紙送り信号を紙送りモータ80に供
給する。ここで、紙送りモータ80は、この紙送り信号
を受けて、この通電時間t1に対応した量(過送り量s
1)だけ印刷用紙102を順方向Fに搬送する。この過
送りにより、染料層121Yの染料を印刷用紙102上
に確実に転写させる。この際、印刷用紙102では、図
6の(d)に示すように、サーマルヘッド位置aに対向
した位置をヘッド折返位置A1とし、排紙ローラ位置b
に対向した位置をローラ折返位置B1とする。
【0041】M色準備工程 次に、コントローラ10は、次色(M色)の印刷を準備
するために、図5に示すように、昇降信号を停止し、リ
ボン送り信号および負の紙送り信号を供給する。サーマ
ルヘッド昇降機構40は、昇降信号の供給が停止される
ことにより、図1中のU方向にサーマルヘッド130を
移動させ、このサーマルヘッド130をプラテンローラ
113から離間させる。紙送りモータ80は、負の紙送
り信号を受けて、排紙ローラ114およびプラテンロー
ラ113を反時計方向に回転させる。排紙ローラ114
およびプラテンローラ113は、印刷用紙102の印刷
開始位置Sがサーマルヘッド位置aに達するまで印刷用
紙102を逆方向Rに搬送する。また、リボン送りモー
タ60は、リボン送り信号を受けて、巻取ローラ123
を時計方向に回転させる。巻取ローラ123は、インク
リボン121の染料層121M(マゼンダ)の順方向f
側の端部がサーマルヘッド位置aに一致するまでインク
リボン121を順方向fに搬送する。このように、M色
準備工程では、サーマルヘッド位置a上にインクリボン
121の染料層121Mの端部と、印刷用紙102(Y
色印刷済み)の印刷開始位置Sとが位置合わせされるこ
とになる。この後、M色印刷、過送り、C色準備、C色
印刷、過送り、K色準備、K色印刷、過送りの各工程を
経て、印刷用紙102の印刷エリア142上には、イエ
ロー、マゼンダ、シアン、ブラックの順で印刷が施され
る。
【0042】排紙工程 最後に、コントローラ10は、印刷用紙102を排紙す
るために、図5に示すように、昇降信号およびリボン送
り信号を停止し、正の紙送り信号を供給する。サーマル
ヘッド昇降機構40は、このサーマルヘッド130をプ
ラテンローラ113から離間させる。紙送りモータ80
は、紙送り信号を受けて、印刷用紙102を外部に搬送
する。これにより、印刷用紙102には、文字パターン
や画像パターン等のカラー印刷が施されたことになる。
【0043】〈3〉印刷用紙の過送り動作 次に、本実施形態による印刷用紙102の過送り動作に
ついて、図7および図8を参照しつつさらに詳述する。
図7は、サーマルヘッド位置a近傍における印刷用紙1
02の動きを印刷動作に対応付けて示した図である。さ
らに、図8は、各色毎に印刷が終了した後に印刷用紙1
02上のヘッド折返位置およびローラ折返位置を示す図
である。
【0044】ここで、ヘッド折返位置は、印刷用紙10
2に各色毎の印刷を終了した後に次色の印刷に備えて印
刷用紙102を停止したとき、サーマルヘッド位置aに
対向する印刷用紙102上の位置のことである。また、
ローラ折返位置は、同様に印刷用紙102を停止させた
とき、排紙ローラ位置bに対向する印刷用紙102上の
位置のことである。従って、この折返位置とローラ折返
位置との間隔は、サーマルヘッド位置aと排紙ローラ位
置bとの離間寸法dに等しいことになる。
【0045】ここで、本実施形態によるプリンタ100
では、図7に示すように、各色の印刷毎に、紙送り機構
110によってサーマルヘッド位置a上を印刷用紙10
2が往復する。しかも、各色の印刷終了後に行われる過
送り工程において、前述した如く、コントローラ10
は、紙送り信号の印加時間を調整することにより、各色
毎の過送り量を変えている。具体的には、CPU10
が、ROM13に格納された紙送り制御プログラムおよ
びデータテーブル(表1参照)に基づき、紙送りモータ
80に供給する紙送り信号の印加時間を制御することに
より行っている。
【0046】即ち、Y色の印刷が終了した後の過送り工
程おいて、印刷用紙102は、印加時間t1に対応した
過送り量s1だけ順方向Fに搬送される。このとき、サ
ーマルヘッド位置aに対向した印刷用紙102の位置を
ヘッド折返位置A1とし、排紙ローラ位置bに対向した
印刷用紙102の位置をローラ折返位置B1とする(図
8(a))。
【0047】次に、M色の印刷が終了した後の過送り工
程おいては、印刷用紙102は、印加時間t2(t2>
t1)に対応した過送り量s2(s2>s1)だけ順方
向Fに搬送される。このとき、サーマルヘッド位置aに
対向した印刷用紙102の位置をヘッド折返位置A2と
し、排紙ローラ位置bに対向した印刷用紙102の位置
をローラ折返位置B2とする(図8(b))。このロー
ラ折返位置B2は、先のY色印刷終了後の過送り工程の
ローラ折返位置B1よりもΔs(Δs=s2−s1)だ
けずれた位置となる。
【0048】また、C色の印刷が終了した後の過送り工
程においては、印刷用紙102は、印加時間t3(t3
>t2)に対応した過送り量s3(s3>s2)だけ順
方向Fに搬送される。このとき、サーマルヘッド位置a
に対向した印刷用紙102の位置をヘッド折返位置A3
とし、排紙ローラ位置bに対向した印刷用紙102の位
置をローラ折返位置B3とする(図8(c))。このロ
ーラ折返位置B3は、先のローラ折返位置B1、B2よ
りもずれた位置となる。
【0049】さらに、K色の印刷が終了した後の過送り
工程においては、印刷用紙102は、印加時間t4(t
4>t3)に対応した過送り量s4(s4>s3)だけ
順方向Fに搬送される。このとき、サーマルヘッド位置
aに対向した印刷用紙102の位置をヘッド折返位置A
4とし、排紙ローラ位置bに対向した印刷用紙102の
位置をローラ折返位置B4とする(図8(d))。この
ローラ折返位置B4は、先のローラ折返位置B1、B
2、B3よりもずれた位置となる。
【0050】〈4〉本実施形態の効果 このように、本実施形態によるプリンタ100では、各
色の印刷終了後に行う過送りの量を個々に変えることに
より、各色の印刷終了後に排紙ローラ114およびピン
チローラ115によって挟まれる印刷用紙102のロー
ラ折返位置をB1〜B4にずらすことができる。従っ
て、印刷用紙102上のローラ折返位置B1〜B4を変
えることにより、従来発生していた凹みを分散させるこ
とができる。しかも、各色毎の過送り量のずれを、排紙
ローラ114に対してピンチローラ115を押し付ける
ときのニップ幅Nよりも大きくしているから、ローラ折
返位置B1〜B4がニップ幅Nの範囲で重なることがな
くなる。この結果、本実施形態によるプリンタ100で
は、印刷用紙102上の凹みを分算させることにより、
凹みが原因で発生していた印刷不良を低減でき、高品位
なカラー印刷を実現することができる。
【0051】さらに、本実施形態の次色準備工程では、
印刷用紙102を停止させずに、順方向Fから逆方向R
に切換えるようにしたから、従来技術のように、印刷用
紙102が排紙ローラ114およびピンチローラ115
で挟まれる時間を短縮でき、凹みの発生をより低減する
ことができる。
【0052】〈5〉変形例 (5−1)変形例1 前記実施形態では、過送り量の調整を、紙送りモータ8
0に供給する紙送り信号の印加時間を調整することによ
って行う場合を例示したが、本発明はこれに限らず、サ
ーマルヘッド130の近傍にアレイ状に紙検出センサ1
32を設け、これらの紙検出センサ132からの検出信
号に基づいて過送り量を制御するようにしてもよい。ま
た、紙送りモータ80は、ステッピングモータを使用し
ているため、パルス数をカウントし、このパルス数を制
御することによっても過送り量を調整することも可能で
ある。
【0053】(5−2)変形例2 前記実施形態では、次色準備工程でインクリボン121
の次色準備を行うようにしたが、本発明はこれに限ら
ず、インクリボン121の次色準備を過送り工程で行う
ようにしてもよい。この場合、過送り工程に入る前に、
サーマルヘッド昇降機構40によってサーマルヘッド1
30をプラテンローラ113から離間させておけばよ
い。
【0054】(5−3)変形例3 前記実施形態では、印刷装置をパソコン1000に接続
されるプリンタ100とした場合を例示したが、本発明
はこれに限らず、ファックス等の他の印刷装置に適用し
てもよい。
【0055】(5−4)変形例4 前記実施形態では、プリンタ100を、印刷用紙102
にインクリボン121の染料を熱転写するものとして述
べたが、印刷用紙102に代えて、例えばシアン感熱発
色層、マゼンダ感熱発色層、イエロー感熱発色層をベー
スフィルムに順次積層したカラー感熱記憶紙を用いても
よい。この場合にはインクリボンを省略することができ
る。
【0056】(5−5)変形例5 前記実施形態では、K(ブラック)を印刷した後も過送
りを行うようにしたが、過送り工程をなくして用紙排出
工程を行うようにしてもよい。さらに、各色毎の過送り
工程を行わないプリンタの場合には、印刷工程で紙送り
機構110によって順方向Fに搬送される印刷用紙10
2の搬送量を各色毎に調整するようにすればよい。
【0057】
【発明の効果】上述したように、本発明によるカラー印
刷装置では、印刷用紙の順方向の送り量を各色毎に異な
らせるようにしたから、切換時に搬送ローラとピンチロ
ーラとによって挟まれる画像形成シートの位置をずらす
ことができ、シートの凹みを分散させる。これにより、
シートの印刷面上にこの凹みによる印刷不良を低減し、
高品位なカラー印刷を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るプリンタの印刷機構
の要部を示す構成図である。
【図2】 同実施形態に用いられるインクリボンを示す
平面図である。
【図3】 同実施形態に用いられるプリンタの回路構成
を示すブロック図である。
【図4】 同実施形態に用いられる排紙ローラおよびピ
ンチローラを示す図である。
【図5】 コントローラから出力される信号を示すタイ
ムチャートである。
【図6】 Y色準備からM色準備までの印刷用紙の動き
を示す説明図である。
【図7】 同実施形態によるプリンタの印刷工程に対応
した印刷用紙の動きを示す説明図である。
【図8】 各色の印刷終了時における印刷用紙の逆方向
側の要部を示す図である。
【図9】 従来技術によるカラー印刷装置の動作を示し
た説明図である。
【図10】 印刷時に印刷用紙に形成された凹みによる
印刷状態を示す図である。
【符号の説明】
10・・・コントローラ 20・・・サーマルヘッド駆動回路 30・・・ヘッド昇降駆動回路 40・・・サーマルヘッド昇降機構 50・・・リボン送り駆動回路 60・・・リボン送りモータ 70・・・紙送り駆動回路 80・・・紙送りモータ 100・・・プリンタ 102・・・印刷用紙 110・・・紙送り機構 114・・・排紙ローラ 115・・・ピンチローラ 120・・・リボン送り機構 121・・・インクリボン 123・・・巻取ロール 130・・・サーマルヘッド 1000・・・パソコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C058 AB17 AC06 AC11 AC15 AD01 AE09 AF20 AF23 AF25 AF31 GE03 GF13 2C065 AA01 AB03 AB10 AC03 DC07 DC25 DC26 DC27 3F049 AA10 DA12 EA17 EA22 LA07 LB03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の色を印刷用紙に順次重ねて印刷す
    ることによってカラー印刷を行うカラー印刷方法であっ
    て、 印刷時には、印刷用紙を順方向に搬送しつつ、サーマル
    ヘッドを加熱して該印刷用紙に所望のパターンを印刷
    し、次色の印刷準備時には、逆方向に印刷用紙を搬送す
    るカラー印刷方法において、 前記印刷用紙の順方向への送り量が各色毎に異なること
    を特徴とするカラー印刷方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカラー印刷方法におい
    て、 前記順方向への送り量は、前記印刷用紙上に各色毎の印
    刷が終了した後に、該印刷用紙上への印刷を確実にする
    ために、前記印刷用紙を順方向に搬送する過送り量を含
    み、この過送り量が各色毎に異なることを特徴とするカ
    ラー印刷方法。
  3. 【請求項3】 印刷用紙を順方向または逆方向に搬送す
    るシート搬送手段と、 複数色の染料が異なった部分に塗布されたインクリボン
    を、順方向に搬送される前記印刷用紙に部分的に重なる
    ようにして搬送するリボン搬送手段と、 前記画像対象形成シートに重ねられた前記インクリボン
    の部分を加熱して、前記印刷用紙に所望のパターンを熱
    転写するサーマルヘッドと、 を具備したカラー印刷装置において、 前記シート搬送手段による前記印刷用紙の順方向への送
    り量が各色毎に異なることを特徴とするカラー印刷装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のカラー印刷装置におい
    て、 前記シート搬送手段は、前記サーマルヘッドの下流側に
    位置し、画像対象形成シートを搬送する排紙ローラおよ
    びピンチローラを具備し、 前記シート搬送手段による順方向への送り量の各色間の
    差を、前記排紙ローラに対して前記ピンチローラを押し
    付けるときに形成されるニップ幅よりも大きくしたこと
    を特徴とするカラー印刷装置。
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