JP2003028663A - ナビゲーション装置及び制御プログラム - Google Patents

ナビゲーション装置及び制御プログラム

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JP2003028663A JP2001217007A JP2001217007A JP2003028663A JP 2003028663 A JP2003028663 A JP 2003028663A JP 2001217007 A JP2001217007 A JP 2001217007A JP 2001217007 A JP2001217007 A JP 2001217007A JP 2003028663 A JP2003028663 A JP 2003028663A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音楽再生を制御することで、ユーザを目的地
までナビゲートすることが可能なナビゲーション装置及
び制御プログラムを提供する。 【解決手段】 歩行者用ナビゲーション装置100は、
歩行者用ナビゲーション装置100の現在位置を検出す
る位置検出装置110と、ナビゲート処理を実行する制
御装置105と、ユーザが目的地に到達するまでの間、
ユーザによって選択された音楽データの再生を行う音楽
制御出力装置160と、再生された音楽を出力するヘッ
ドホン170とを備える。制御装置105は、位置検出
装置105から供給される現位置情報に基づき、直進、
右折、左折、後退のいずれを指示すべきであるかを判断
し、判断結果に基づきヘッドホン170の左右のスピー
カから出力される楽音の音量バランスを制御することに
よりユーザを目的地までナビゲートする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザ等を所定の
目的地まで案内するナビゲーション装置及び制御プログ
ラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、目的地までの経路を案内するナビ
ゲーション装置が実用に供されている。このナビゲーシ
ョン装置は、GPS(Global Positioning System)受
信機などユーザの現在位置を検出する位置検出手段と、
CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)等に
格納されている地図情報を読み出し、ユーザの現在位置
付近の地図を表示する表示手段と、目的地等からユーザ
の進むべき経路(以下、推奨経路という)を算出し、算
出した推奨経路及び該現在位置等からユーザの進むべき
方向等を決定し、音声ガイダンスや表示手段を用いて報
知する報知制御手段等を具備している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ナ
ビゲーション装置においては、進むべき方向を表示手段
を用いて報知する場合、ユーザは表示手段に表示される
内容を逐次確認する必要があり、周囲に対する注意が散
漫になってしまうという問題があった。また、音声ガイ
ダンスを用いて進むべき方向を報知する場合、ユーザは
音声ガイダンスの聞き漏らし等を抑制する必要がある。
このため、例えばCD(Compact Disk)プレーヤ等によ
り所望の音楽を再生していた場合には、ユーザは該音楽
再生を停止する必要があった。本発明は、以上説明した
事情を鑑みてなされたものであり、音楽再生を制御する
ことで、ユーザを目的地までナビゲートすることが可能
なナビゲーション装置及び制御プログラムを提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した問題を解決する
ため、本発明に記載のナビゲーション装置は、現在位置
を示す位置情報の算出を行う位置算出手段と、地図情報
を記憶する記憶手段と、前記地図情報と、前記位置算出
手段によって算出される出発地を示す位置情報と、入力
される目的地を示す位置情報とから前記目的地までの推
奨経路を算出する経路算出手段と、音楽ソースを再生す
ることにより音響を発音する再生手段と、前記位置算出
手段によって算出された現在位置を示す位置情報と、前
記経路算出手段によって算出された推奨経路とを比較す
ることにより、進むべき方向を特定し、特定した方向を
報知する際に前記再生手段によって音楽ソースが再生さ
れている場合には、特定した方向に基づいて前記再生手
段による音響の発音を制御する制御手段とを具備するこ
とを特徴とする。
【0005】係るナビゲーション装置によれば、ユーザ
に進むべき方向を報知する際、音楽が再生されている場
合には、特定した方向に基づいてヘッドホンの各スピー
カ等から出力される楽音の音量等を制御する。ユーザは
ヘッドホン等を介して各スピーカから出力される楽音の
音量等の変化を検知することのみにより、進むべき方向
を決定することができる。
【0006】また、本発明に記載のナビゲーション装置
は、現在位置を示す位置情報の算出を行う位置算出手段
と、前記地図情報と、前記位置算出手段によって算出さ
れる出発地を示す位置情報と、入力される目的地を示す
位置情報とから前記目的地までの推奨経路を算出する経
路算出手段と、前記出発地から前記目的地に至るまでの
間、指定された音楽ソースを再生することにより音響を
発音する再生手段と、前記位置算出手段によって算出さ
れた現在位置を示す位置情報と、前記経路算出手段によ
って算出された推奨経路から前記目的地までの距離を求
め、求めた前記目的地までの距離から前記目的地までの
推定所要時間を算出する時間算出手段と、前記時間算出
手段によって算出された推定所要時間に基づいて前記再
生手段による音楽ソースの再生テンポを制御する制御手
段とを具備することを特徴とする。
【0007】係るナビゲーション装置によれば、ユーザ
を目的地までナビゲートする際、目的地到達までにかか
る時間、すなわち推定所要時間を求め、求めた推定所要
時間に応じて音楽の再生テンポを制御する。ユーザはヘ
ッドホン等を介して出力される音楽の再生テンポを検知
することにより、目的地まで急ぐべきであるか等を決定
することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに理解しやす
くするため、視力障害者等に好適な歩行者用ナビゲーシ
ョン装置、及び自動車等に好適な車両用ナビゲーション
装置に適用した実施の形態について説明する。かかる実
施の形態は、本発明の一態様を示すものであり、本発明
の技術的思想の範囲で任意に変更可能である。
【0009】A.本実施形態 (1)実施形態の構成 図1は、本実施形態に係る歩行者用ナビゲーション装置
100の構成を示す図であり、図2は歩行者用ナビゲー
ション装置100の使用態様を模式的に示した図であ
る。本実施形態に係る歩行者用ナビゲーション装置10
0は、図2に示すようにユーザUに装着して使用される
ナビゲーション装置であり、ユーザUが目的地に到達す
るまでの間、該ユーザUによって指定された音楽を再生
し続け、再生音の音量を制御(後述)することにより、
ユーザUを該目的地までナビゲートする。
【0010】制御装置105は、CPU(Central Proce
ssing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Rand
om Access Memory)等により構成され、歩行者用ナビゲ
ーション装置100を中枢的に制御するほか、ユーザU
の要求に応じてROM等に格納されたナビゲーションプ
ログラム(図示略)を起動し、後述するナビゲート処理
等を実行する。
【0011】位置検出装置110は、歩行者用ナビゲー
ション装置100の現在位置を検出する手段であり、G
PS(Global Positioning System)受信機110a、
自立型センサ110b等を備えている。GPS受信機1
10aは、図2に示すように複数のGPS衛星111−
k(k=1〜n)から電波を受信し、受信した電波から
緯度、経度等の現在位置を求め、現位置情報として制御
装置105に送出する。
【0012】自立型センサ110bは、歩行者用ナビゲ
ーション装置100を携帯するユーザUの歩行方向を検
出する地磁気センサ112、ユーザUが歩行する向きを
変えたときに生じる角速度を検出するジャイロセンサ1
13、ユーザUの歩数を計測する万歩計(登録商標)1
14等により構成され、これら各センサ等から現在位置
を求め、現位置情報として制御装置105に送出する。
また、この自立型センサ110bは、地磁気センサ11
2、ジャイロセンサ113等により、ユーザUの現在の
進行方向を求めることも可能であり、ユーザUに関する
位置情報として上記の現位置情報と併せて利用が可能で
ある。
【0013】一般に、GPS受信機110aは、受信環
境(気象条件等)の変動により、各GPS衛星111−
kに対して常に最適な受信状態を確保できるとは限らな
い。このため、本実施形態では、GPS受信機110a
及び自立型センサ110bを併用し、GPS受信機11
0aが求めた現位置情報と自立型センサ110bが求め
た現位置情報のいずれか一方の精度の高い現位置情報を
採用し、精度の高い位置検出を実現する。なお、現位置
情報の採用に関して、例えばGPS受信機110aの位
置検出精度を判別するためのPDOP(Position Dilut
ion Of Precision)値を用い、PDOP値が所定値以下
の場合、GPS受信機110aが求めた現位置情報を採
用し、PDOP値が所定値を越えた場合、自立型センサ
110bが求めた現位置情報を採用する等の方法がある
が、他の方法を採用することも可能である。
【0014】地図データベースシステム120は、例え
ば全国各地の地図、歩道の有無、障害物等の地図データ
が記録されているメモリーカード(例えば、SDカード
等)及び該メモリーカードに記録されている地図データ
を読み出すためのメモリーカードドライブ(図示略)等
により構成されている。
【0015】音楽データベースシステム130は、単数
若しくは複数の音楽データによって構成された音楽ソー
ス(例えばユーザUによって編集された複数種類の音楽
データ等)が記録されている図示せぬMO(Magneto Op
tical disk)及び該MOに記録されている音楽データを
読み出すためのMOドライブ(図示略)等により構成さ
れている。なお、地図データ、音楽データを記録する記
録媒体は、上述したメモリーカード、MOのほか、CD
−ROM(Compact Disk Read Only Memory)等を適用
することも可能である。
【0016】入力装置140は、各種操作ボタン、該操
作ボタンに接続された入力回路(図示略)等によって構
成され、ユーザUは該操作ボタンを操作することにより
電源のON/OFF切り換え、目的地の入力を行うほ
か、目的地に到達するまで再生する音楽データの選択操
作(後述)等を行う。
【0017】表示装置150は、LCD(Liquid Cryst
al Display)パネル等により構成され、制御装置105
による制御の下、位置検出装置110によって検出され
た歩行者用ナビゲーション装置100の現在位置及び該
現在位置周辺の地図等を表示する。なお、該現在位置周
辺の地図等の具体的な表示方法については、実施形態の
説明の項においてその詳細を明らかにする。
【0018】音楽制御出力装置160は、音楽データベ
ースシステム130から転送される音楽データをアナロ
グ音楽信号に変換するD/Aコンバータ、該アナログ音
楽信号を増幅し、ヘッドホン170に供給するアンプ
(いずれも図示略)等を備え、ユーザUが目的地に到達
するまでの間、ユーザUによって選択された音楽データ
の再生を行う。また、音楽制御出力装置160は、制御
装置105による制御の下、図3に示すヘッドホン17
0に内蔵されている左スピーカLSP及び右スピーカR
SPから発音される楽音の音量を各々制御することが可
能となっている。
【0019】(2)実施形態の動作 図4は、制御装置105が実行するナビゲート処理を説
明するためのフローチャートである。ユーザUによって
歩行者用ナビゲーション装置100に電源が投入される
と、制御装置105は位置検出装置110に対し、現在
位置の検出を開始すべき旨の指令を送出する(ステップ
S1)。該指令を受け取った位置検出装置110のGP
S受信機110aは、GPS衛星111−kからの電波
受信を開始し、受信した電波から緯度、経度等の現在位
置を求め、現位置情報として制御装置105に送出す
る。なお、受信環境の変動等により、GPS受信機11
0aが各GPS衛星111−kに対して常に最適な受信
状態を確保できない場合等には、自立型センサ110b
が求めた現位置情報を採用する。
【0020】制御装置105は、位置検出装置110か
ら現位置情報を受け取ると(ステップS2)、受け取っ
た現位置情報を出発地に対応する位置情報として表示装
置150に供給すると共に、該現位置情報に対応する地
図データを表示装置150に供給する(ステップS
3)。表示装置150は、現位置情報及び地図データを
受け取ると、該地図データに対応する地図(ユーザUの
現在位置周辺の地図)にユーザの現在位置を示すマーク
SPを重畳して表示する(図5参照)。なお、マークS
P中に示す矢印向きは、現時点におけるユーザUの歩行
向きを示しており、この例では、ユーザUの歩行の向き
は該地図平面内で上向きとなっている。
【0021】ユーザUは、該表示装置150に表示され
ている地図を確認すると、操作ボタンを操作して目的地
の入力を行う。なお、目的地の入力に関して、「a県b
市c町d丁目e番f号」等住所を直接入力するほか、地
図データベースシステム120に電話番号と住所、駅名
や病院名等の施設名と住所等が対応付けて格納されてい
る場合には、直接住所を入力することなく、電話番号や
施設名等を入力しても良い。
【0022】制御装置105は、ユーザUによって目的
地の入力が行われたことを検知すると(ステップS
4)、ユーザUの現在位置から目的地までの推奨経路
(例えば、ユーザUの現在位置から目的地までの最短経
路等)を算出し、算出結果と共に現在位置を示す現位置
情報、目的地を示す位置情報、出発地及び目的地を含む
領域に対応する地図データを表示装置150に供給す
る。これにより、表示装置150にはユーザUの現在位
置及び歩行向き(マークSP内に示される矢印向き)を
示すマークSP、目的地を示すDP、推奨経路RPが重
畳された現在位置周辺の地図が表示される(図6参
照)。
【0023】ユーザUは、表示装置150に表示された
内容を確認すると、図示せぬ確定ボタンを押下する。制
御装置105は、確定ボタンが押下されたことを検知
し、目的地及び推奨経路等を確定すると(ステップS
5)、音楽データベースシステム130に記録されてい
る音楽データの曲名等を再生する音楽の選択を促す文字
メッセージ(「再生する音楽を(曲名)より選択してく
ださい。」等)に挿入し、表示装置150に表示する。
【0024】ユーザUは、操作ボタンを操作して再生す
る音楽の選択を行う。本実施形態では、目的地に到着す
るまで選択された音楽の再生を継続するため、例えば選
択された音楽が1曲であり、到着するまでに1曲分の再
生が終了してしまう場合には、目的地に到着するまでリ
ピート再生する、あるいは曲順で次に登録されている音
楽を自動再生するように予め設定する。
【0025】このように再生すべき音楽が選択される
と、制御装置105は音楽データベースシステム130
から選択された音楽に対応する音楽データを読み出し、
読み出した音楽データ及び音楽再生を開始すべき指令を
音楽出力制御装置160へ出力する(ステップS6→ス
テップS7)。音楽出力制御装置160は制御装置10
5から音楽データを受け取ると、再生した楽音がヘッド
ホン170の左スピーカLSP及び右スピーカRSPか
ら均等な音量で出力されるように該音楽データを再生す
る。
【0026】一方、制御装置105は、位置検出装置1
10から順次供給される現位置情報に従って、表示装置
150に表示される現位置情報を示すマークSPを進め
ると共に(ステップS8)、目的地に到達したか否かを
判断する(ステップS9)。制御装置105は、未だ目
的地に到達していないと判断すると(ステップS9;N
O)、ユーザUの現在位置と推奨経路とを比較すること
により、このまま直進すべきであるか否かを判断する
(ステップS10)。
【0027】制御装置105は、直進すべきであると判
断した場合(図7に示す、A参照)、ヘッドホン170
の左のスピーカLSP及び右のスピーカRSPから出力
される楽音の音量バランスを均等に保持すべき指令を音
楽出力制御装置160へ送出した後(ステップS10→
ステップS11)、ステップS7に戻る。なお、前掲図
5及び図6と同様、図7のマークSP中に示す矢印向き
は、現時点におけるユーザUの歩行向きを示している。
【0028】一方、制御装置105は、右に曲がるべき
であると判断した場合(図7に示す、B参照)、ヘッド
ホン170の右のスピーカRSPから出力される楽音の
音量を上げると共に、左のスピーカLSPから出力され
る楽音の音量を下げるべき指令を音楽出力制御装置16
0へ送出し(ステップS10→ステップS12→ステッ
プS13)、ステップS7に戻る。音楽出力制御装置1
60は、右のスピーカRSPから出力される楽音の音量
を上げ、左のスピーカLSPから出力される楽音の音量
を下げるための制御を行う。これにより、ヘッドホン1
70を装着しているユーザUは、右に曲がるべきである
と判断する。
【0029】制御装置105は、ユーザUが右に曲がっ
たことを検知するまでの間、ステップS13の処理を繰
り返し実行する。この場合、繰り返し回数によらず常に
左右のスピーカLSP、RSPから出力される楽音の音
量を一定に保持することも可能であるが(図8に示す、
A参照)、例えば繰り返し回数に応じて右のスピーカR
SPから出力される楽音の音量を段階的に上げ、左のス
ピーカLSPから出力される楽音の音量を段階的に下げ
るようにしても良い(図8に示す、B参照)。
【0030】その後、制御装置105は、ユーザUが右
に曲がったことを検知し、再び直進すべきであると判断
すると(図7に示す、B参照)、ヘッドホン170の左
のスピーカLSP及び右のスピーカRSPから出力され
る楽音の音量バランスを均等に戻すべき指令を音楽出力
制御装置160へ送出する(ステップS8→ステップS
9→ステップS10→ステップS11)。音楽出力制御
装置160は、右のスピーカRSPから出力される楽音
の音量と、左のスピーカLSPから出力される楽音の音
量とを等しくするための制御を行う。これにより、ヘッ
ドホン170を装着しているユーザUは、直進すべきで
あると判断する。
【0031】また、制御装置105は、左に曲がるべき
であると判断した場合(図7に示す、C参照)、ヘッド
ホン170の左のスピーカLSPから出力される楽音の
音量を上げ、右のスピーカRSPから出力される楽音の
音量を下げるべき指令を音楽出力制御装置160へ送出
し(ステップS10→ステップS12→ステップS14
→ステップS15)、ステップS7に戻る。
【0032】さらに、制御装置105は、後退すべきで
あると判断した場合(図7に示す、D参照)、ヘッドホ
ン170の左のスピーカLSP及び右のスピーカRSP
から出力される楽音の音量を下げるべき指令を音楽出力
制御装置160へ送出し(ステップS10→ステップS
12→ステップS14→ステップS16→ステップS1
7)、ステップS7に戻る。なお、ステップS7に戻っ
た後の動作については、上述した場合と同様に説明する
ことができるため、説明を割愛する。
【0033】このような処理を繰り返し実行している間
に、制御装置105はユーザUが目的地に到達したこと
を検出すると(ステップS9;YES)、音楽再生を停
止すべき指令を音楽出力制御装置160に送出し(ステ
ップS18)、処理を終了する。
【0034】以上説明したように、本実施形態に係る歩
行者用ナビゲーション装置100によれば、ヘッドホン
170の左のスピーカLSP及び右のスピーカRSPか
ら出力される楽音の音量を制御することで、ユーザUを
目的地までナビゲートすることができる。
【0035】従って、該歩行者用ナビゲーション装置1
00を携帯するユーザUは、表示装置150に表示され
る地図を注視する必要がない。このため、例えばユーザ
Uが視覚弱者や視覚障害者である場合、あるいは健常者
であっても両手がふさがっており(両手に荷物を持って
いる場合等)、表示装置150を目視することができな
い場合においても、ユーザUは各スピーカから出力され
る楽音の音量変化を検出することで進むべき方向等を決
定することができる。これにより、表示装置150を注
視するあまり周囲に対する注意力が散漫となり、不慮の
事故を引き起こす等の問題を抑制することが可能とな
る。
【0036】また、ユーザUは、進むべき方向を決定す
る際、表示装置150の表示内容を確認するためにポケ
ット等から歩行者用ナビゲーション装置100を取り出
すといった煩雑な操作を回避することができる。なお、
上述した本実施形態に係る歩行者用ナビゲーション装置
100は、出発地から目的地に到着するまで選択された
音楽を再生し続ける構成であったが、例えば出発地を出
発してから5分経過後に音楽再生を開始し、目的地到着
予定5分前に音楽再生を終了することも可能である。す
なわち、出発地から目的地に至る経路の所定区間(複数
区間でも可)のみ音楽再生を継続すれば、本発明を適用
することが可能である。
【0037】(3)変形例 以上この発明の一実施形態について説明したが、上記実
施形態はあくまで例示であり、上記実施形態に対して
は、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な変形を加
えることができる。変形例としては、例えば以下のよう
なものが考えられる。
【0038】<変形例1>上述した本実施形態に係る歩
行者用ナビゲーション装置100は、ヘッドホン170
の各スピーカから出力される楽音の音量を制御すること
で、ユーザUを目的地までナビゲートする構成であった
が、例えば各スピーカから出力される楽音の音量、該楽
音の出力タイミングを制御し、楽音の音像を3次元音場
空間の所定の位置に定位することで、ユーザUを目的地
までナビゲートするように構成しても良い。具体的に
は、音楽出力制御装置160にヘッドホン用の楽音の伝
達特性(頭部音響伝達関数;HRTF)で音楽データの
畳み込み演算等を実行する音像定位部を設け、楽音の音
像を3次元音場空間の所定の位置に定位する。
【0039】図9は、変形例1に係る制御装置105が
実行するナビゲート処理を説明するためのフローチャー
トであり、図10は、ナビゲート処理を説明するための
模式図である。なお、図9において前掲図4と対応する
部分には同一符号を付し、説明を省略する。制御装置1
05は、ステップS10において直進すべきであると判
断すると、音像を定位する方向、すなわち、楽音が聞こ
えてくる方向をユーザUの前側(図10に示す、a参
照)に設定すべき指令を音楽出力装置160に送出する
(ステップS21)。
【0040】一方、制御装置105は、右に曲がるべき
であると判断すると、音像を定位する方向をユーザUの
右側(図10に示す、b参照)に設定すべき指令を音楽
出力制御装置160に送出する(ステップS23)。同
様に、制御装置105は、左に曲がるべきであると判断
すると、音像を定位する方向をユーザUの左側(図10
に示す、c参照)に設定すべき指令を音楽出力制御装置
160に送出し(ステップS25)、後退すべきである
と判断すると、音像を定位する方向をユーザUの後側
(図10に示す、d参照)に設定すべき指令を音楽出力
制御装置160に送出する(ステップS27)。
【0041】音楽出力制御装置160は、制御装置10
5からの指令に基づいて楽音の音像を3次元音場空間内
に定位する。ヘッドホン170を装着したユーザUは、
楽音が聞こえてくる方向を検知することで、進むべき方
向を決定することができる。なお、本変形例では、音像
を定位する方向とユーザUが進むべき方向とを一致させ
た場合について説明を行ったが、歩行者用ナビゲーショ
ン装置100の設計等に応じて適宜変更可能である。ま
た、音像を定位する方向として前側、左側、右側、後側
の4方向を例示したが、ユーザUが進むべき方向に応じ
て、例えば斜左前上側、斜左前下側、斜右前上側、斜右
前下側、斜左後上側、斜左後下側、斜右後上側、斜右後
下側に音像を定位させるようにしても良い。
【0042】<変形例2>上述した変形例1に係る歩行
者用ナビゲーション装置100は、楽音の音像を3次元
音場空間の所定の位置に定位することで、ユーザUを目
的地までナビゲートする構成であったが、例えば音楽デ
ータベースシステム130に格納されている音楽データ
がMIDI(Musical Instruments Digital Interfac
e)規格に準拠した音楽データである場合には、次のよ
うに構成することでユーザUを目的地までナビゲートす
るようにしても良い。すなわち、複数チャネルのパート
音をヘッドホン170の左のスピーカLSPから出力す
ると共に、前記チャネルとは異なる複数チャネルのパー
ト音を右のスピーカRSPから出力し、ユーザUの進む
べき方向に応じて各スピーカから出力されるパート音の
数を減らす等の制御を行う。
【0043】図11は、ユーザの進むべき方向と各スピ
ーカから出力されるパート音との関係を示す図である。
図11に示すように、ユーザUが直進すべき場合、制御
装置105は、各スピーカに割り当てられた複数チャネ
ルのパート音を全て出力すべき指令を音楽出力制御装置
160に送出する。一方、ユーザUが右に曲がるべき場
合、制御装置105は、右のスピーカRSPに割り当て
られた複数のパート音のうち、2chのパート音(ベー
ス)をマスク(消音)すべき指令を音楽出力制御装置1
60に出力する。
【0044】また、ユーザUが左に曲がるべき場合、制
御装置105は、左のスピーカLSPに割り当てられた
複数のパート音のうち、3chのパート音(ヴァイオリ
ン)をマスクすべき指令を音楽出力制御装置160に出
力し、ユーザUが後退すべき場合、制御装置105は、
右のスピーカRSP及び左のスピーカLSPに割り当て
られた2chのパート音(ベース)、3chのパート音
(ヴァイオリン)をそれぞれマスクする。
【0045】以上説明した制御装置105の処理は、前
掲図9に示すステップS21、ステップS23、ステッ
プS25、ステップS27にそれぞれ対応する処理であ
る。なお、本変形例に係る制御装置105が実行するそ
の他の処理については、変形例1と同様に説明すること
ができるため省略する。また、各スピーカに対するパー
ト音の割り当ては、歩行者用ナビゲーション装置100
の設計等に応じて適宜変更可能であり、例えばメロディ
ー音を構成する複数のパート音を右のスピーカRSPに
割り当て、伴奏音を構成する複数のパート音を左のスピ
ーカLSPに割り当てることも可能である。
【0046】<変形例3>上述した変形例2に係る歩行
者用ナビゲーション装置100は、各スピーカから出力
されるパート音の数を減らす等の制御を行うことで、ユ
ーザUを目的地までナビゲートする構成であったが、例
えば各スピーカから出力される楽音の品質を制御するこ
とで、ユーザUを目的地までナビゲートするようにして
も良い。具体的には、ユーザUが直進すべき場合、制御
装置105は、各スピーカから出力される楽音の音質レ
ベルを「大」に設定すべき旨の指令を音楽出力制御装置
160に送出する。一方、ユーザUが右に曲がるべき場
合、制御装置105は、左のスピーカLSPから出力さ
れる楽音の音質レベルを「大」に設定すると共に、右の
スピーカRSPから出力される楽音の音質レベルを
「小」に設定すべき指令を音楽出力制御装置160に出
力する。
【0047】また、ユーザUが左に曲がるべき場合、制
御装置105は、左のスピーカLSPから出力される楽
音の音質レベルを「小」に設定すると共に、右のスピー
カRSPから出力される楽音の音質レベルを「大」に設
定すべき指令を音楽出力制御装置160に出力し、ユー
ザUが後退すべき場合、制御装置105は、各スピーカ
から出力される楽音の音質レベルを「小」に設定すべき
指令を音楽出力制御装置160に出力する。
【0048】一方、音楽制御出力装置160は、このよ
うな音質レベルに係る指令を受け取ると、該指令に基づ
き音楽データの振幅レベルの許容値|Pm|を設定する
(図12(a)参照)。この許容値|Pm|は、音質レ
ベルに比例し、音質レベルが「大」に設定された場合の
許容値|Pm0|は、音質レベルが「小」に設定された
場合の許容値|Pm1|よりも大きくなるよう設定され
る。
【0049】図13は、音楽制御出力装置160が実行
する音質設定処理を示すフローチャートである。なお、
以下では、説明の便宜上、ヘッドホン170の左のスピ
ーカLSPから出力される楽音の音質レベルを「大」か
ら「小」へ切り換える場合について説明を行う。音楽出
力制御装置160は、制御装置105による制御の下、
音楽データベースシステム130から転送される音楽デ
ータを所定サンプリング周期でサンプリングし(ステッ
プCS1)、該音楽データの絶対値が設定した音質レベ
ルに対応する許容値|Pm|よりも大きいか否かを判断
する(ステップCS2)。
【0050】ここで、例えば音質レベルが「大」に設定
された状態において、図12(b)に示す音楽データP
i1が入力されると、音楽出力制御装置160は、音楽
データの絶対値|Pi1|と音質レベル「大」に対応す
る許容値|Pm0|とを比較する。音楽出力制御装置1
60は、音楽データの絶対値|Pi1|が該許容値|P
m0|以下であると判断すると(ステップCS2;N
O)、音楽データPi1をそのまま左のスピーカLSP
へ出力し(ステップCS3→ステップCS4)、再びス
テップCS1に移行し、ステップCS2→ステップCS
3→ステップCS4→ステップCS1といった処理を繰
り返し実行する(図12(b)に示す、A参照)。
【0051】音楽出力制御装置160は、このような処
理を繰り返し実行している間に、制御装置105から音
質レベルを「小」に設定すべき指令を受けると、音質レ
ベルを「大」から「小」に切り換える。音楽出力制御装
置160は、音楽データの絶対値が音質レベル「小」に
対応する許容値|Pm1|以下である場合には、上記と
同様、ステップCS1→ステップCS2→ステップCS
3→ステップCS4といった一連の処理を繰り返し実行
する。
【0052】その後、音質設定レベル「小」に対応する
許容値|Pm1|よりも大きな音楽データPi21が入
力されると(ステップCS2;YES)、音楽出力制御
装置160はステップCS5へ進む。ステップCS5に
おいて、音楽出力制御装置160は、左のスピーカLS
Pから出力される楽音の品質を低下させるべく、音質レ
ベル「小」に対応する許容値|Pm1|を左のスピーカ
LSPへ出力し、再びステップCS1へ移行する。
【0053】音楽出力制御装置160は、音楽データの
絶対値が音質レベル「小」に対応する許容値|Pm1|
以下である場合、該音楽データをそのまま左のスピーカ
LSPへ出力する。一方、音楽データの絶対値が音質レ
ベル「小」に対応する許容値|Pm1|よりも大きい場
合には、音質レベル「小」に対応する許容値|Pm1|
を左のスピーカLSPへ出力する(図12(b)に示
す、B参照)。
【0054】この結果、音質レベルが「小」に設定され
た状態での出力波形f1の振幅は、音質レベルが「大」
に設定された状態での出力波形f0の振幅よりも小さく
なり、音量が小さく歪んだ楽音が左のスピーカLSPか
ら出力される。ユーザUは、この左のスピーカLSPか
ら出力される楽音の歪みを検知することで、進むべき方
向を決定することができる。なお、右のスピーカRSP
から出力される楽音の音質レベルを変更する場合も上記
と同様に説明することができるため、省略する。また、
楽音の品質を変化させる方法としては、本変形例におい
て説明した楽音を歪ませる方法のほか、楽音をこもらせ
る方法、楽音にノイズを付加する方法、楽音に無音区間
を生成する方法等があり、いずれの方法を採用するか
は、設計等に応じて適宜変更可能である。
【0055】<変形例4>上述した本実施形態では、視
力障害者等に好適な歩行者用ナビゲーション装置を例に
説明を行ったが、例えば自動車、バイク等に好適な車両
用ナビゲーション装置に適用することも可能である。図
14は、変形例4に係る車両用ナビゲーション装置20
0の構成を示す図である。前掲図1と比較して明らかな
ように、本変形例に係る車両用ナビゲーション装置20
0には、図1に示す万歩計114、ヘッドホン170の
代わりに、速度センサ214、スピーカシステム270
が設けられている。その他の構成要素は前掲図1に示す
歩行者用ナビゲーション装置100と同様であるため、
対応する部分には同一符号を付し、説明を省略する。
【0056】速度センサ214は、車両用ナビゲーショ
ン装置200を搭載した車両(以下、搭載車両という)
の速度を検出するセンサである。スピーカシステム27
0は、複数のスピーカ(例えば1対のスピーカ)によっ
て構成され、各スピーカは車両の左前面、右前面等に設
けられている。音楽制御出力装置160は、上述した本
実施形態と同様、各スピーカから発音される楽音の音量
を各々制御することが可能となっている。
【0057】係る構成の下、ユーザによって電源が投入
されると、制御装置105は前掲図4に示すナビゲート
処理を実行する。なお、本変形例に係る制御装置105
が実行するナビゲート処理は、上述した本実施形態と同
様に説明することができるため、説明を割愛する。
【0058】以上説明したように、本変形例に係る車両
用ナビゲーション装置200によれば、各スピーカから
出力される楽音の音量を制御することで、搭載車両を目
的地までナビゲートすることができる。これにより、該
搭載車両を運転するユーザは、各スピーカから出力され
る楽音の音量変化を検出することで進むべき方向等を決
定することができ、表示装置150の表示内容を注視す
るあまり周囲に対する注意力が散漫となり、不慮の事故
を引き起こす等の問題を抑制することが可能となる。
【0059】なお、本変形例では、1対のスピーカがそ
れぞれ搭載車両の左前面、右前面等に設けられている場
合を例示したが、例えば2対のスピーカがそれぞれ搭載
車両の左前面、右前面、左後面、右後面等に設けられて
いる場合にも適用可能である。この場合、各スピーカか
ら出力される楽音の音量をどのように制御するかは、任
意に変更可能である。
【0060】<変形例5>また、本実施形態において説
明した歩行者用ナビゲーション装置100に係る諸機能
を携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、
ページャ、PDA(Personal Digital Assistance)等
に代表される携帯情報端末に搭載しても良い。また、歩
行者用ナビゲーション装置100に外部機器インタフェ
ースを設け、該携帯情報端末と有線接続、あるいは無線
接続可能な構成としても良い。これにより、例えば位置
検出装置110が検出した位置情報を利用する代わりに
該携帯情報端末が取得した位置情報(基地局から取得し
た位置情報等)を利用して、ユーザをナビゲートするこ
とが可能となる。
【0061】<変形例6>また、上述した本実施形態に
係る歩行者用ナビゲーション装置100は、ユーザUの
進むべき方向に基づいてヘッドホン170から出力され
る楽音の音量を制御する構成であった。これに対し、本
変形例に係る歩行者用ナビゲーション装置100は、推
定所要時間(後述)等に基づいて音楽出力制御装置17
0による音楽再生テンポの制御を行う。
【0062】図15は、変形例6に係るナビゲート処理
を説明するためのフローチャートである。なお、図14
において前掲図4と対応する部分には同一符号を付し、
説明を省略する。制御装置105は、ステップSa4に
おいて目的地が入力されたことを検知すると、ユーザU
の現在位置(出発地)から目的地までの推奨経路を算出
すると共に、目的地到着までの予測時間Tsを算出す
る。
【0063】詳述すると、制御装置105は、算出した
推奨経路、地図情報等に基づいて出発地から目的地まで
の移動距離W(m)を求め、これを歩行速度V(m/
s)で除することにより、予測時間Tsを算出する。か
かる歩行速度について、例えば図示せぬメモリに格納さ
れた一般的な歩行者の歩行速度を利用する、あるいはユ
ーザUによって入力された固有の歩行速度を利用する、
さらには自立型センサ110bによって検出されたユー
ザUに固有の歩行速度を利用する等、任意に設定可能で
ある。
【0064】制御装置105は、このようにして算出し
た予測時間Tsと、出発地及び目的地を含む領域に対応
する地図データ等を表示装置150に供給する。これに
より、表示装置150には、前掲図6に示す現在位置周
辺の地図のほか、予測時間Tsが表示される。制御装置
105は、ステップS5→ステップSa6へと進み、再
生すべき音楽が選択されたことを検知すると、出発して
からの時間を計測すべく図示せぬタイマを起動し、選択
された音楽に対応する音楽データを音楽データベースシ
ステム130から読み出し、読み出した音楽データと共
に音楽再生を開始すべき指令を音楽出力制御装置160
へ出力する(ステップS7)。
【0065】音楽出力制御装置160は、制御装置10
5から音楽データを受け取ると、予め設定されたテンポ
で音楽再生を行う。一方、制御装置105は、位置検出
装置110から順次供給される現位置情報に従って、表
示装置150に表示される現位置情報を示すマークSP
を進めると共に(ステップS8)、目的地に到達したか
否かを判断する(ステップS9)。
【0066】制御装置105は、未だ目的地に到達して
いないと判断すると(ステップS9;NO)、歩行速
度、現位置情報、推奨経路等に基づいて現在位置から目
的地に到達するまでにかかる時間を求め、求めた時間に
出発してからの経過時間を加算して推定所要時間Teを
求める(ステップSa9)。
【0067】制御装置105は、ステップSa10に進
むと、予測時間Tsと推定所要時間Teを比較する。予
測時間Tsと推定所要時間Teが一致した場合(Ts=
Te)、制御装置105は、予め設定されたテンポで音
楽再生を行うべき指令を音楽出力制御装置160へ送出
し(ステップSa11)、ステップS7へ戻る。一方、
予測時間Tsが推定所要時間Teよりも長い場合(Ts
>Te)、制御装置105は、テンポダウンして音楽再
生を行うべき指令を音楽出力制御装置160へ送出し
(ステップSa12)、ステップS7へ戻る。ユーザU
は、ヘッドホン170から出力される音楽がテンポダウ
ンしたことを検知すると、速度をゆるめて歩行する。
【0068】制御装置105は、予測時間Tsが推定所
要時間Teよりも長い間、ステップSa12の処理を繰
り返し実行する。この場合、繰り返し回数によらず常に
ダウンしたテンポを保持して音楽を再生することも可能
であるが、例えば繰り返し回数に応じて段階的にテンポ
ダウンして音楽を再生しても良い。
【0069】制御装置105は、このような処理を繰り
返し実行している間に、予測時間Tsと推定所要時間T
eが一致したことを検出すると、予め設定されたテンポ
で音楽再生を行うべき指令を音楽出力制御装置160へ
送出する(ステップSa10→ステップSa11)。ユ
ーザUは、ヘッドホン170から出力される音楽の再生
テンポが予め設定されたテンポに戻ったことを検知する
と、再び速度を速めて歩行する。なお、予測時間Tsが
推定所要時間Teよりも短い場合(Ts<Te)、すな
わち制御装置105がテンポアップして音楽再生を行う
べき指令を音楽出力制御装置160へ送出した場合(ス
テップSa10→ステップSa13)については、同様
に説明することができるため、説明を省略する。
【0070】以上説明したように、本変形例によれば、
歩行者用ナビゲーション装置100を携帯するユーザU
は、ヘッドホン170から出力される音楽の再生テンポ
に従って歩行することで、予測時間Ts通りに目的地に
到着することができる。これにより、例えばユーザUに
よって設定された目的地が駅等であり、予測時間通りに
到着すれば最終電車等に間に合っていたにもかかわら
ず、ユーザUがゆっくり歩行していたために予測時間通
りに到着することができなかったという問題を抑制する
ことが可能となる。
【0071】なお、上述した本変形例では、予測時間T
sと推定所要時間Teとの比較結果に基づいて音楽の再
生テンポを制御したが、例えば推定所要時間Teが予め
設定されたしきい値時間、若しくはユーザU等によって
設定されたしきい値時間(例えば、40分等)を下回っ
たときに、音楽の再生テンポを段階的に速める等の制御
も可能である。また、以上説明した種々の変形例を他の
変形例に適用する(例えば、変形例6を変形例4に適用
する等)ことができるのは、勿論である。
【0072】<変形例7>また、上述した各実施形態及
び各変形例において説明した歩行者用ナビゲーション装
置100及び車両用ナビゲーション装置200に係る諸
機能をソフトウェアによって実現することも可能であ
る。具体的には該ソフトウェアを記録した記録媒体(メ
モリーカード等)、あるいは該ソフトウェアを備えたサ
ーバ等から伝送媒体(移動通信網等)等を介して歩行者
用ナビゲーション装置100及び車両用ナビゲーション
装置200にインストールする。このように、上述した
諸機能をソフトウェアによって実現することも可能であ
る。
【0073】<変形例8>また、上述した各実施形態及
び各変形例では、位置検出装置110がGPS受信機1
10a、自立型センサ110b等を利用してユーザUの
現在位置を検出する場合について説明したが、例えば該
自立型センサ110bの地磁気センサ112等により得
られるユーザの現在の進行方向(該自立型センサ110
bのジャイロセンサ113を併用しても良く、この場合
さらに精度の高い進行方向が得られる)を参照し、ユー
ザUの現在位置のみならずユーザUの進むべき方向を報
知するようにしても良い。これにより、例えば交差点に
さしかかったり、間違った方向に進んでしまった場合、
目的地に向かう途中で店舗等に立ち寄った場合や、目的
地に向かってスタートする瞬間などユーザUの現在の向
き・進行方向とユーザUの進むべき正しい方向とが一致
しなくなった場合に、地磁気センサ112、ジャイロセ
ンサ113等により得られるユーザUの現在の進行方向
を参照してユーザUに進むべき方向を報知することが可
能となる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
音楽再生を制御することで、ユーザを目的地までナビゲ
ートすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態における歩行者用ナビゲーション
装置の構成を示す図である。
【図2】 同実施形態に係る歩行者用ナビゲーション装
置の使用態様を模式的に示した図である。
【図3】 同実施形態に係るヘッドホンの外観を示す図
である。
【図4】 同実施形態に係るナビゲート処理を説明する
ためのフローチャートである。
【図5】 同実施形態に係る表示装置に表示される画面
を例示した図である。
【図6】 同実施形態に係る表示装置に表示される画面
を例示した図である。
【図7】 同実施形態に係るナビゲート処理を説明する
ための図である。
【図8】 スピーカから出力される楽音の音量と処理回
数の関係を示す図である。
【図9】 変形例1に係るナビゲート処理を説明するた
めのフローチャートである。
【図10】 同変形例に係るナビゲート処理を説明する
ための図である。
【図11】 ユーザの進むべき方向と各スピーカから出
力されるパート音との関係を示す図である。
【図12】 音質レベルに対応する許容値を説明するた
めの図である。
【図13】 変形例3に係る音楽制御出力装置が実行す
る音質設定処理を示すフローチャートである。
【図14】 変形例4に係る車両用ナビゲーション装置
の構成を示す図である。
【図15】 変形例6に係るナビゲート処理を説明する
ためのフローチャートである。
【符号の説明】
100・・・歩行者用ナビゲーション装置、105・・
・制御装置、110・・・位置検出装置、110a・・
・GPS受信機、110b・・・自立型センサ、120
・・・地図データベースシステム、130・・・音楽デ
ータベースシステム、140・・・入力装置、150・
・・表示装置、160・・・音楽出力制御装置、170
・・・ヘッドホン、LSP・・・左のスピーカ、RSP
・・・右のスピーカ、200・・・車両用ナビゲーショ
ン装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C032 HC11 HC31 2F029 AA02 AA07 AB03 AB07 AC02 AC08 AC14 AC18 5H180 AA01 AA23 BB05 BB13 EE02 FF01 FF04 FF05 FF22 FF25 FF33

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現在位置を示す位置情報の算出を行う位
    置算出手段と、 地図情報を記憶する記憶手段と、 前記地図情報と、前記位置算出手段によって算出される
    出発地を示す位置情報と、入力される目的地を示す位置
    情報とから前記目的地までの推奨経路を算出する経路算
    出手段と、 音楽ソースを再生することにより音響を発音する再生手
    段と、 前記位置算出手段によって算出された現在位置を示す位
    置情報と、前記経路算出手段によって算出された推奨経
    路とを比較することにより、進むべき方向を特定し、特
    定した方向を報知する際に前記再生手段によって音楽ソ
    ースが再生されている場合には、特定した方向に基づい
    て前記再生手段による音響の発音を制御する制御手段と
    を具備することを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 前記音楽ソースは、複数の楽曲によって
    構成され、 前記再生手段は、ある楽曲を再生することにより音響を
    発音し、 前記制御手段は、前記特定した方向を報知する際に前記
    再生手段によって前記ある楽曲が再生されている場合に
    は、特定した方向に基づいて前記再生手段による音響の
    発音を制御することを特徴とする請求項1に記載のナビ
    ゲーション装置。
  3. 【請求項3】 前記再生手段は、複数のスピーカを備
    え、 前記制御手段は、前記特定した方向に基づいて各々のス
    ピーカから発音される音響の大きさを制御することを特
    徴とする請求項1または2に記載のナビゲーション装
    置。
  4. 【請求項4】 前記再生手段は、複数のスピーカを備
    え、 前記制御手段は、前記特定した方向に基づいて各々のス
    ピーカから発音される音響の品質を制御することを特徴
    とする請求項1または2に記載のナビゲーション装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記音響の音像が3次
    元音場空間における前記特定した方向に定位するように
    制御することを特徴とする請求項1または2に記載のナ
    ビゲーション装置。
  6. 【請求項6】 現在位置を示す位置情報の算出を行う位
    置算出手段と、 前記地図情報と、前記位置算出手段によって算出される
    出発地を示す位置情報と、入力される目的地を示す位置
    情報とから前記目的地までの推奨経路を算出する経路算
    出手段と、 前記出発地から前記目的地に至るまでの間、指定された
    音楽ソースを再生することにより音響を発音する再生手
    段と、 前記位置算出手段によって算出された現在位置を示す位
    置情報と、前記経路算出手段によって算出された推奨経
    路から前記目的地までの距離を求め、求めた前記目的地
    までの距離から前記目的地までの推定所要時間を算出す
    る時間算出手段と、 前記時間算出手段によって算出された推定所要時間に基
    づいて前記再生手段による音楽ソースの再生テンポを制
    御する制御手段とを具備することを特徴とするナビゲー
    ション装置。
  7. 【請求項7】 音楽ソース再生による音響発音処理を制
    御するコンピュータに、 入力される位置情報から現在位置を算出する位置算出機
    能と、 入力される地図情報と、前記位置算出機能によって算出
    される出発地を示す位置情報と、入力される目的地を示
    す位置情報とから前記目的地までの推奨経路を算出する
    経路算出機能と、 前記再生装置に対して音楽ソース再生を指示する指示機
    能と、 前記位置算出機能によって算出された現在位置を示す位
    置情報と、前記経路算出機能によって算出された推奨経
    路とを比較することにより、進むべき方向を特定し、特
    定した方向を報知する際に音楽ソースが再生されている
    場合には、特定した方向に基づいて音楽ソース再生によ
    る音響発音処理を制御する制御機能とを実現させるため
    の制御プログラム。
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