JP2008203337A - 楽曲データ配信システム、楽曲データ配信サーバ及び楽曲データ配信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】移動体の位置や移動状態の変化に応じて再生する楽曲を変化させる。
【解決手段】移動体は、環境情報を楽曲データ配信サーバに対して送信し、楽曲データ配信サーバから再生するべき楽曲データと該楽曲データ再生時の再生制御パラメータとからなる音楽ファイルを受信する手段と、検知した移動体の状態に関係付けられた再生制御パラメータに基づいて楽曲再生を制御しながら楽曲データを再生する手段とを備え、楽曲データ配信サーバは、環境情報毎に、楽曲データと移動体の状態毎の再生制御パラメータとを関係付けて記憶しておき、移動体の環境情報を受信する手段と、環境情報に応じて、移動体において再生するべき楽曲データを選択するとともに、該楽曲データに関係付けられた再生制御パラメータとを読み出して、該楽曲データと該再生制御パラメータとからなる音楽ファイルを生成する手段と、音楽ファイルを移動体に対して送信する手段とを備えた。
【選択図】図1
【解決手段】移動体は、環境情報を楽曲データ配信サーバに対して送信し、楽曲データ配信サーバから再生するべき楽曲データと該楽曲データ再生時の再生制御パラメータとからなる音楽ファイルを受信する手段と、検知した移動体の状態に関係付けられた再生制御パラメータに基づいて楽曲再生を制御しながら楽曲データを再生する手段とを備え、楽曲データ配信サーバは、環境情報毎に、楽曲データと移動体の状態毎の再生制御パラメータとを関係付けて記憶しておき、移動体の環境情報を受信する手段と、環境情報に応じて、移動体において再生するべき楽曲データを選択するとともに、該楽曲データに関係付けられた再生制御パラメータとを読み出して、該楽曲データと該再生制御パラメータとからなる音楽ファイルを生成する手段と、音楽ファイルを移動体に対して送信する手段とを備えた。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両や人間が携帯する端末などの移動体の位置や移動状態に応じて再生するべき楽曲データを選択して配信する楽曲データ配信システム、楽曲データ配信サーバ及び楽曲データ配信方法に関する。
従来から、移動する車内において、走行位置や走行速度、搭乗者の気分などに応じた音楽データを再生するために、車両の走行場所、走行速度を検出する検出手段と、車両の搭乗者の気分を設定する設定手段を設け、情報センタに対して音楽データを要求する際に、車両の位置情報や速度情報、搭乗者気分情報を添付送信することにより、車両の走行位置や走行速度、搭乗者の気分に応じた音楽データを配信し、移動する車内において、走行位置や走行速度、搭乗者の気分などに応じた音楽データ再生することができる音楽配信システムが知られている(特許文献1参照)。
特開2001−189969号公報
しかしながら、特許文献1に記載の音楽配信システムにあっては、再生するべき音楽の選択を搭乗者に代わって音楽配信システムが行うようにしたものであるため、車両の位置情報や速度情報、搭乗者気分情報に基づいて音楽配信システムが推奨する音楽が選択されて再生されるのに過ぎず、車両の運転状況に応じた楽曲を、車両内の環境状況に応じて再生を制御して、車両の状態に応じた楽曲を自律的に発生させることは困難であり、ユーザが車両の位置や走行状態に応じて楽しめる楽曲を提供することはできないという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、車両や人間が携帯する端末などの移動体の位置や移動状態に応じて再生するべき楽曲データを選択するともに、音楽を再生する環境に応じた再生方法を制御することにより移動体の位置や移動状態の変化に応じて再生する楽曲を変化させることができる楽曲データを配信する楽曲データ配信システム、楽曲データ配信サーバ及び楽曲データ配信方法を提供することを目的とする。
本発明は、楽曲データを再生する移動体と、該楽曲データを前記移動体に対して配信する楽曲データ配信サーバとからなる楽曲データ配信システムであって、前記移動体は、前記移動体の環境情報を取得する環境情報取得手段と、前記環境情報を前記楽曲データ配信サーバに対して送信し、前記楽曲データ配信サーバから再生するべき楽曲データと該楽曲データ再生時の再生制御パラメータとからなる音楽ファイルを受信する音楽ファイル受信手段と、前記移動体の状態を検知する状態検知手段と、前記状態検知手段により検知した前記移動体の状態に関係付けられた前記再生制御パラメータに基づいて楽曲再生を制御しながら前記楽曲データを再生する楽曲再生手段とを備え、前記楽曲データ配信サーバは、前記環境情報毎に、前記楽曲データと前記移動体の状態毎の再生制御パラメータとが関係付けられて予め記憶された楽曲データ記憶手段と、前記移動体から該移動体の環境情報を受信する環境情報受信手段と、前記環境情報に応じて、前記移動体において再生するべき楽曲データを選択するとともに、該楽曲データに関係付けられた前記再生制御パラメータとを前記楽曲データ記憶手段から読み出して、該楽曲データと該再生制御パラメータとからなる音楽ファイルを生成する音楽ファイル生成手段と、前記音楽ファイルを前記移動体に対して送信する音楽ファイル送信手段とを備えたことを特徴とする。
本発明は、前記移動体は、前記楽曲再生手段によって再生された楽曲データの再生結果情報を取得して、前記楽曲データ配信サーバに対して送信する再生結果情報送信手段をさらに備え、前記楽曲データ配信サーバは、前記移動体から送信された前記再生結果情報に基づいて、前記楽曲データ記憶手段に記憶されている前記楽曲データと前記移動体の状態毎の再生制御パラメータとを更新する更新手段をさらに備えたことを特徴とする。
本発明は、移動体に対して再生するべき楽曲データを配信する楽曲データ配信サーバであって、前記移動体の環境情報毎に、前記楽曲データと前記移動体の状態毎の再生制御パラメータとが関係付けられて予め記憶された楽曲データ記憶手段と、前記移動体から該移動体の環境情報を受信する状態情報受信手段と、前記環境情報に応じて、前記移動体において再生するべき楽曲データを選択するとともに、該楽曲データに関係付けられた前記再生制御パラメータとを前記楽曲データ記憶手段から読み出して、該楽曲データと該再生制御パラメータとからなる音楽ファイルを生成する音楽ファイル生成手段と、前記音楽ファイルを前記移動体に対して送信する音楽ファイル送信手段とを備えたことを特徴とする。
本発明は、楽曲データを再生する移動体と、環境情報毎に、前記楽曲データと前記移動体の状態毎の再生制御パラメータとが関係付けられて予め記憶された楽曲データ記憶手段を備え、該楽曲データを前記移動体に対して配信する楽曲データ配信サーバとからなる楽曲データ配信システムにおける楽曲データ配信方法であって、前記移動体は、前記移動体の環境情報を取得する環境情報取得ステップと、前記環境情報を前記楽曲データ配信サーバに対して送信し、前記楽曲データ配信サーバから再生するべき楽曲データと該楽曲データ再生時の再生制御パラメータとからなる音楽ファイルを受信する音楽ファイル受信ステップと、前記移動体の状態を検知する状態検知ステップと、前記状態検知ステップにより検知した前記移動体の状態に関係付けられた前記再生制御パラメータに基づいて楽曲再生を制御しながら前記楽曲データを再生する楽曲再生ステップとを有し、前記楽曲データ配信サーバは、前記移動体から該移動体の環境情報を受信する環境情報受信ステップと、前記環境情報に応じて、前記移動体において再生するべき楽曲データを選択するとともに、該楽曲データに関係付けられた前記再生制御パラメータとを前記楽曲データ記憶手段から読み出して、該楽曲データと該再生制御パラメータとからなる音楽ファイルを生成する音楽ファイル生成ステップと、前記音楽ファイルを前記移動体に対して送信する音楽ファイル送信ステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、環境情報毎に、楽曲データと移動体の状態毎の再生制御パラメータとを関係付けて記憶しておき、受信した移動体の環境情報に応じて、再生するべき楽曲データを選択するとともに、この楽曲データに関係付けられた再生制御パラメータとを読み出して、再生するべき楽曲データと再生制御パラメータとからなる音楽ファイルを生成して移動体に対して送信するようにしたため、移動体においては、移動体の環境に応じて選曲された楽曲データが再生できるとともに、移動体の状態に応じた再生制御が行われるため、移動体の位置や移動状態の変化に応じて再生する楽曲を変化させることができる。また、楽曲データをサーバから配信するようにしたため、予め再生データを作成したり用意しなくとも車両状態に応じた楽音を自律的に再生することが可能になるという効果が得られる。
以下、本発明の一実施形態による楽曲データ配信システムを図面を参照して説明する。図1は同実施形態の構成を示すブロック図である。以下の説明においては、楽曲データ配信システムによって楽曲データを車両(移動体)に対して配信し、車両内において楽曲の再生を行うものとして説明する。この図において、符号1は、楽曲データを移動体に対して配信する楽曲データ配信サーバ(以下、単にサーバと称する)である。符号2は、楽曲データを配信するべき移動体である自動車(以下、車両と称する)である。符号3は、サーバ1に蓄積されている楽曲データの編集を行う端末である。符号4は、サーバ1、車両2、端末3が接続される通信ネットワークであり、サーバ1と車両2や移動通信端末(図示せず)との間で移動情報通信を行うことが可能である。
符号11は、車両2等の移動体に対して配信するべき音楽ファイルを生成する音楽ファイル生成部である。ここでいう音楽ファイルとは、楽曲データに対して、この楽曲データを再生する場合に必要な再生制御パラメータが付加されたデータ群のことである。符号12は、複数の音楽ファイルデータが予め記憶された音楽ファイルデータベースである。符号13は、音楽ファイルの配信先である移動体(ここでは車両2)から配信された音楽ファイルの再生実績データを取得し、この再生実績に基づいて、音楽ファイルの構成を改善する音楽ファイル改善部である。符号14は、通信ネットワーク4を介して、他の装置(ここでは、車両2や端末3)に対して、情報を送信する送信部である。符号15は、通信ネットワーク4を介して、他の装置から情報を受信する受信部である。なお、サーバ1は通信ネットワーク4を介して、複数の車両2及び複数の端末3との間で情報の送受信を行うが、図1においては省略されている。
符号21は、車両2内において、楽曲データ再生動作を統括して制御する制御部である。符号22は、楽曲データを再生して、スピーカ23から発音させる楽曲再生部である。符号24は、サーバ1から受信した音楽ファイルを記憶する音楽ファイル記憶部である。符号25は、搭乗者が音楽ファイル記憶部24に記憶されている音楽ファイルの中から所望の音楽ファイルを選択する操作を行う選択部である。符号26は、車両の運転状態(車速、エンジン回転数、アクセル開度、ブレーキ操作状態、シフト状態、方向指示器状態など)を検知する運転情報センサである。運転情報センサ26は、新たにセンサを設けるのではなく、車両を制御するために、車両に予め備えられている各センサの出力を入力するようにしてもよい。符号27は、運転情報センサ26が検出した検出値を読み取り、現時点の車両2の運転状態を取得する運転情報取得部である。符号28は、車両の環境状態(車両位置、時間、天気、車種、装備品の仕様情報など)を取得する車両情報取得部であり、例えば、GPS(Global Positioning System)、タイマ、センサ、情報を予め記憶しておくメモリなどから成る。符号29は通信ネットワーク4を介して、他の装置(ここでは、サーバ1)に対して、情報を送信する送信部である。符号30は、通信ネットワーク4を介して、他の装置から情報を受信する受信部である。符号31は、車両2内において再生された楽曲データの実績情報(再生結果)を生成して、送信部29を介してサーバ1へ送信する再生結果情報生成部である。
次に、図3を参照して、図1に示す音楽ファイルデータベース12のテーブル構造を説明する。音楽ファイルデータベース12は、配信するべき楽曲データが定義された配信データテーブル121と、配信された楽曲データ毎に、再生実績情報(再生回数)が定義された再生実績テーブル122と、配信するべき楽曲データ毎に再生方法を制御するための再生制御パラメータが定義された再生制御データテーブル123とからなる。
配信データテーブル121は、車両2の車種(セダン、1BOX等の車型の種類と車名)毎に、時刻情報(午前または午後)と車両走行位置情報(海周辺、山間部等)とで特定される車両状態において再生するべき楽曲データの候補名が予め複数定義されている。例えば、車種1で、市街地を午前中に走行している場合には、再生するべき楽曲データの楽曲候補名1〜3が定義されている。
再生実績テーブル122は、車種毎に、時刻情報と車両走行位置情報とで特定される車両状態において再生するべき楽曲データの候補名毎に、配信先の車両2において再生された実績(再生された回数)の情報が関係付けられて記憶される。図3においては、車種1、午前、市街地の楽曲候補名に対して関係付けられた再生実績テーブル122のみを図示したが、配信データテーブル121内に定義されている全ての車両状態について再生実績テーブル122が関係付けられる。
再生制御データテーブル123は、車種毎に、時刻情報と車両走行位置情報とで特定される車両状態において再生するべき楽曲データの候補名毎に、車両2の運転状態毎の再生箇所(楽曲データ上の再生開始位置と再生終了位置)と再生制御パラメータ(音量等)が関係付けられている。例えば、車種1で午前中に市街地を走行中に配信される楽曲の候補名3について、運転状態(アイドリング時等)毎に、再生箇所とこの再生箇所で特定される楽曲データを再生する場合に、車種等の環境情報に適した再生制御パラメータが定義されている。図3においては、車種1で午前中に市街地を走行中に配信される楽曲の候補名3に対して関係付けられた再生制御データテーブル123のみを図示したが、配信データテーブル121内に定義されている全ての楽曲候補名について再生制御データテーブル123が関係付けられる。
次に、図2を参照して、図1に示すサーバ1と車両2の動作を説明する。まず、車両2内の装置が電源投入されると、車両情報取得部28は、自己の車両2の各種情報(車種、時刻、走行位置等)を取得する(ステップS1)。そして、車両情報取得部28は、電源投入後において最初のチェックか、または前回の車両情報取得時に取得した車両情報と今回取得した車両情報との間に変化があったか否かを判定する(ステップS2)。この判定の結果、電源投入後であれば車両情報取得部28は、送信部29を介して、取得した車両情報を予め決められているアドレスのサーバ1へ送信する(ステップS3)。また、前回と今回で取得した車両情報に変化あった場合、車両情報取得部28は、今回取得した車両情報をサーバ1へ送信する(ステップS3)。この車両情報には、車両2を一意に識別することができる車両識別情報(情報受信を行うためのアドレス情報)が含まれる。そして、車両側は待機状態となる。
一方、サーバ1の音楽ファイル生成部11は、受信部15を介して車両2から送信された車両情報が受信できたか否かを判定し、車両2から送信された車両情報を受信する(ステップS11、S12)。そして、車両2から送信された車両情報を受信した場合、音楽ファイル生成部11は、音楽ファイルデータベース12の配信データテーブル121を参照して、配信するべき楽曲データの候補を取得する。例えば、車両2から送信された車両情報が、「車種1で午前中に市街地を走行中である」場合、音楽ファイル生成部11は、楽曲候補名1〜3を取得し、この候補名で特定される3つの楽曲データ(図示せず)を音楽ファイルデータベース12から読み出す。そして、この3つの楽曲候補名1〜3に関係付けられている再生制御データテーブル123を音楽ファイルデータベース12から読み出す。
次に音楽ファイル生成部11は、音楽ファイルデータベース12から読み出した3つの楽曲データのそれぞれに対して、同じく音楽ファイルデータベース12から読み出した3つの再生制御データテーブル123のそれぞれを関係付けて3つの音楽ファイルを生成する(ステップS13)。ここで生成される音楽ファイルの数は、配信データテーブル121に定義されている楽曲候補名の数に応じて増減する。続いて、音楽ファイル生成部11は、受信した車両情報に含まれる車両識別情報を持つ車両2に対して、生成した3つの音楽ファイルを送信する(ステップS14)。
この音楽ファイルは、車両2の受信部30が受信し、音楽ファイル記憶部24へ格納する(ステップS4)。一方、サーバ1から音楽ファイルが送信されず、音楽ファイルの受信ができない場合は、ステップS1へ戻り処理を繰り返す。ここで、配信された音楽ファイルが複数である場合、搭乗者は、選択部25を操作して、再生を行う所望の音楽ファイルを選択する。制御部21は、再生するべき音楽ファイルが特定されると、運転情報取得部27から現時点の運転状態を示す運転情報を取得する(ステップS6)。そして、制御部21は、特定された音楽ファイルを音楽ファイル記憶部24から読み出し、楽曲データとこの楽曲データに付加されている再生制御データテーブルを分離して内部に保持する。
次に、制御部21は、内部に保持している再生制御データテーブル(図3に示す再生制御データテーブル123に相当するテーブル)を参照して、運転情報取得部27から取得した運転状態情報に合致する楽曲データの再生開始・終了箇所を取得する。そして、この再生開始・終了箇所で特定される楽曲データの一部分(以下、再生箇所という)を楽曲再生部22へ出力する。このとき、制御部21は、内部に保持している再生制御データテーブルから運転状態情報及び再生箇所に合致する再生制御パラメータを取得して、楽曲再生部22へ出力する。これを受けて、楽曲再生部22は、制御部21から出力された再生制御パラメータ(音量やイコライザの調整情報)に基づいて、スピーカ23から発音させる音を調整して、制御部21から出力された楽曲データを再生する(ステップS7)。これにより、車種、時刻、走行場所に応じた選曲がなされ、現時点の運転状態に応じた再生制御が実施されて楽曲が再生されることになる。以上の動作は、電源がオフになるまで繰り返し実行される(ステップS8)。
一方、楽曲再生部22が楽曲データを再生している間に、再生結果情報生成部31は、楽曲再生部22において再生された楽曲名と再生回数を内部に保持しておく。そして、次にステップS3においてサーバ1に対して車両情報が送信されるときに、再生結果情報生成部31は、内部に保持していた楽曲名と再生回数(再生実績情報)をサーバ1へ送信する。この再生実績情報を受信した音楽ファイル改善部13は、この再生実績情報を再生実績テーブル122へ格納する。なお、この再生実績テーブル122には、複数の車両2からの再生実績情報が蓄積されている。また、音楽ファイル改善部13は、音楽ファイル生成部11に対して、再生実績テーブル122を参照して、配信するべき楽曲の候補を選択するように指示する。これを受けて、音楽ファイル生成部11は、ステップS13において音楽ファイルを生成する場合に、再生実績テーブル112に記憶されている再生回数に応じて、再生回数が多い楽曲の候補を優先的に選択するようにする。このようにすることにより、初期の段階では、複数の再生するべき楽曲の候補を車両2に対して送信する必要があったものを、配信先の複数の車両から再生実績情報を取得して、再生された回数に応じて選曲を行うことができるため、最適な選曲を行うことができるようになる。なお、再生実績テーブル122を車両2毎に設け、自らの車両による再生実績情報のみを使用するようにしてもよい。
なお、再生実績情報には、楽曲再生部22において、再生制御パラメータに基づいて楽曲データが再生されている場合に、搭乗者が音量やイコライザの調整を実施したことを示す再生調整情報が含まれていてもよいし、再生したときのあらゆる環境情報が含まれていてもよい。音楽ファイル改善部13は、この再生調整情報に基づいて、再生制御データテーブル123に記憶されている再生制御パラメータを更新するようにしたり、環境情報に基づいて配信データテーブル121や再生制御データテーブル123の内容を書き換えるようにしてもよい。このように、音楽ファイルの配信先から再生状況の情報を取得し、この再生状況の情報に基づいて、音楽ファイルデータベース12内に格納されている情報を更新することにより、車両状況に応じた最適な楽曲を提供することが可能となる。
また、音楽ファイルデータベース12に格納される音楽ファイルを端末3へダウンロードし、端末3上において音楽ファイルを加工して、この加工後の音楽ファイルをサーバ1に対してアップロードするようにしてもよい。このようにすることにより、サーバ1から配信される音楽ファイルを好みに応じて加工することができるため、車両状態に応じた選曲候補の楽曲データを最適化することができる。
また、車両2からサーバ1に対して送信される車両情報には、車の型番、年式、オーディオシステムの仕様(2CH、4CHの区別、ハイファイか否か、イコライザの種類、変更可能範囲等)、運転者の個人情報、同乗者情報、運転目的(通勤、仕事、余暇、旅行、その他等)などが含まれており、配信データテーブル121には、これらの情報と配信するべき楽曲の候補が関係付けられていてもよい。
このように、楽曲データ配信サーバ1は、環境情報毎に、楽曲データと車両の状態毎の再生制御パラメータとを関係付けて記憶しておき、受信した車両の環境情報に応じて、再生するべき楽曲データを選択するとともに、この楽曲データに関係付けられた再生制御パラメータとを読み出して、再生するべき楽曲データと再生制御パラメータとからなる音楽ファイルを生成して車両に対して送信するようにしたため、車両においては、車両の環境に応じて選曲された楽曲データが再生されるとともに、運転状態に応じた再生制御が行われるため、車両の位置や走行状態の変化に応じて再生する楽曲を変化させることができる。また、楽曲データをサーバから配信するようにしたため、予め再生データを作成したり用意しなくとも車両状態に応じた楽音を自律的に再生することが可能となる。
このため、乗員が飽きることなく、車両を走行させて楽曲を発生させることを楽しめる世界観を作ることができる。また、走行状態が常に変化のある楽曲で表現されるため、車両がどの様な運転状態にあるか常時把握できる。また、楽音発生装置の発生する楽曲が楽しめるものであるため、車両の運転がより充実したものになり、様々な付加情報が楽曲と共に乗員に伝達され、快適に運転できる。
なお、前述した説明においては、本発明による音楽ファイルの配信先として車両である場合を例にして説明したが、車両とは、自動車に限らず、自動二輪車等でも適用可能である。さらには、ルート案内機能付きの携帯端末においても適用可能である。すなわち、楽音を再生する手段の仕様や自己の位置検出等をサーバに対して送信することができる移動体において適用することが可能である。
1・・・サーバ、11・・・音楽ファイル生成部、12・・・音楽ファイルデータベース、13・・・音楽ファイル改善部、14・・・送信部、15・・・受信部、2・・・車両、21・・・制御部、22・・・楽曲再生部、23・・・スピーカ、24・・音楽ファイル記憶部、25・・・選択部、26・・・運転情報センサ、27・・・運転情報取得部、28・・・車両情報取得部、29・・・送信部、30・・・受信部、31・・・再生結果情報生成部、3・・・端末、4・・・通信ネットワーク
Claims (4)
- 楽曲データを再生する移動体と、該楽曲データを前記移動体に対して配信する楽曲データ配信サーバとからなる楽曲データ配信システムであって、
前記移動体は、
前記移動体の環境情報を取得する環境情報取得手段と、
前記環境情報を前記楽曲データ配信サーバに対して送信し、前記楽曲データ配信サーバから再生するべき楽曲データと該楽曲データ再生時の再生制御パラメータとからなる音楽ファイルを受信する音楽ファイル受信手段と、
前記移動体の状態を検知する状態検知手段と、
前記状態検知手段により検知した前記移動体の状態に関係付けられた前記再生制御パラメータに基づいて楽曲再生を制御しながら前記楽曲データを再生する楽曲再生手段とを備え、
前記楽曲データ配信サーバは、
前記環境情報毎に、前記楽曲データと前記移動体の状態毎の再生制御パラメータとが関係付けられて予め記憶された楽曲データ記憶手段と、
前記移動体から該移動体の環境情報を受信する環境情報受信手段と、
前記環境情報に応じて、前記移動体において再生するべき楽曲データを選択するとともに、該楽曲データに関係付けられた前記再生制御パラメータとを前記楽曲データ記憶手段から読み出して、該楽曲データと該再生制御パラメータとからなる音楽ファイルを生成する音楽ファイル生成手段と、
前記音楽ファイルを前記移動体に対して送信する音楽ファイル送信手段とを備えた
ことを特徴とする楽曲データ配信システム。 - 前記移動体は、前記楽曲再生手段によって再生された楽曲データの再生結果情報を取得して、前記楽曲データ配信サーバに対して送信する再生結果情報送信手段をさらに備え、
前記楽曲データ配信サーバは、前記移動体から送信された前記再生結果情報に基づいて、前記楽曲データ記憶手段に記憶されている前記楽曲データと前記移動体の状態毎の再生制御パラメータとを更新する更新手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の楽曲データ配信システム。 - 移動体に対して再生するべき楽曲データを配信する楽曲データ配信サーバであって、
前記移動体の環境情報毎に、前記楽曲データと前記移動体の状態毎の再生制御パラメータとが関係付けられて予め記憶された楽曲データ記憶手段と、
前記移動体から該移動体の環境情報を受信する状態情報受信手段と、
前記環境情報に応じて、前記移動体において再生するべき楽曲データを選択するとともに、該楽曲データに関係付けられた前記再生制御パラメータとを前記楽曲データ記憶手段から読み出して、該楽曲データと該再生制御パラメータとからなる音楽ファイルを生成する音楽ファイル生成手段と、
前記音楽ファイルを前記移動体に対して送信する音楽ファイル送信手段と
を備えたことを特徴とする楽曲データ配信サーバ。 - 楽曲データを再生する移動体と、環境情報毎に、前記楽曲データと前記移動体の状態毎の再生制御パラメータとが関係付けられて予め記憶された楽曲データ記憶手段を備え、該楽曲データを前記移動体に対して配信する楽曲データ配信サーバとからなる楽曲データ配信システムにおける楽曲データ配信方法であって、
前記移動体は、
前記移動体の環境情報を取得する環境情報取得ステップと、
前記環境情報を前記楽曲データ配信サーバに対して送信し、前記楽曲データ配信サーバから再生するべき楽曲データと該楽曲データ再生時の再生制御パラメータとからなる音楽ファイルを受信する音楽ファイル受信ステップと、
前記移動体の状態を検知する状態検知ステップと、
前記状態検知ステップにより検知した前記移動体の状態に関係付けられた前記再生制御パラメータに基づいて楽曲再生を制御しながら前記楽曲データを再生する楽曲再生ステップとを有し、
前記楽曲データ配信サーバは、
前記移動体から該移動体の環境情報を受信する環境情報受信ステップと、
前記環境情報に応じて、前記移動体において再生するべき楽曲データを選択するとともに、該楽曲データに関係付けられた前記再生制御パラメータとを前記楽曲データ記憶手段から読み出して、該楽曲データと該再生制御パラメータとからなる音楽ファイルを生成する音楽ファイル生成ステップと、
前記音楽ファイルを前記移動体に対して送信する音楽ファイル送信ステップとを有する
ことを特徴とする楽曲データ配信方法。
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