JP2008219759A - 携帯型メディアコンテンツ再生システム、携帯型メディアコンテンツ再生装置およびメディアコンテンツ配信サーバ - Google Patents

携帯型メディアコンテンツ再生システム、携帯型メディアコンテンツ再生装置およびメディアコンテンツ配信サーバ Download PDF

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Abstract

【課題】メディアコンテンツのパートを組み合わせて再生することにより、交通機関で移動中に所望のメディアコンテンツを楽しみつつアナウンスも聞こえるようにしたメディアコンテンツ再生システムを提供する。
【解決手段】一コンテンツのメディアコンテンツを構成する複数に分割されたパートからなるメディアコンテンツを記憶する記憶手段C7と、交通機関を利用して所定の駅から次の駅まで移動した場合の駅間所要時間を示す駅間所要時間情報を取得する取得手段C5と、前記駅間所要時間情報に応じて、前記記憶手段に記憶されているメディアコンテンツのパートを編集する編集手段C12と、利用した交通機関の移動開始を検出する検出手段C10と、前記交通機関の移動開始を検出した場合に、前記編集手段C12で編集されたメディアコンテンツパートを再生する再生手段C13と、を備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、サーバが有する記憶媒体に記憶されたメディアコンテンツをダウンロードして再生するメディアコンテンツ再生システムに関するものであり、特に、メディアコンテンツを複数のパートに分割しておき、再生予定時間に応じてパートを組み合わせることにより、携帯型メディアコンテンツ再生装置を携帯したユーザが、電車や地下鉄等の交通機関を使用して移動する際に、到着する駅等に停車する前後に駅や車内で放送されるアナウンスを聞き取ることができるようにしたメディアコンテンツ再生システム、携帯型メディアコンテンツ再生装置およびメディアコンテンツ配信サーバに関するものである。
従来から、自動車に搭載して運転者に経路を案内するカーナビゲーション装置には音楽再生機能を併せ持つものが知られている。また、携帯型の音楽プレーヤーや携帯電話を用いてサーバが有する記憶媒体に記憶されたメディアコンテンツをダウンロードして再生することも日常的に行われている。
一般にナビゲーション装置は、地図データ、道路データを用いて、利用者が指定した所望の出発地から目的地までの経路を探索して利用者を案内する。通信型のナビゲーションシステムは、携帯電話などの携帯端末をナビゲーション端末として利用したシステムであって、歩行者用のナビゲーションシステムとしても用いられるものである。
歩行者用のナビゲーションシステムとしては、交通機関を含めた経路案内機能を付加することが好ましく、徒歩経路の探索と案内に加えて、経路探索サーバに交通機関の路線や運行時刻データを蓄積し、所望の出発駅から所望の目的駅までの経路(乗車候補列車)を、徒歩経路の探索と案内に加えて案内する機能を有するナビゲーションシステムも存在する。また、徒歩経路の経路探索を伴わずに情報配信サーバから交通機関の路線や時刻表、乗車可能な列車などの情報の配信を受けて表示する交通案内システムも存在する。
一般的なナビゲーション装置、通信ナビゲーションシステムに使用される経路探索装置、経路探索方法は、例えば、下記の特許文献1(特開2001−165681号公報)に開示されている。このナビゲーションシステムは、携帯ナビゲーション端末から出発地と目的地の情報を情報配信サーバに送り、情報配信サーバで道路網や交通網のデータから探索条件に合致した経路を探索して案内するように構成されている。探索条件としては、出発地から目的地までの移動手段、例えば、徒歩、自動車、鉄道と徒歩の併用などがあり、これを探索条件の1つとして経路探索する。
情報配信サーバは、地図データの道路(経路)をその結節点、屈曲点の位置をノードとし、各ノードを結ぶ経路をリンクとし、全てのリンクのコスト情報(距離や所要時間)をデータベースとして備えている。そして、情報配信サーバは、データベースを参照して、出発地のノードから目的地のノードに至るリンクを順次探索し、リンクのコスト情報が最小となるノード、リンクをたどって案内経路とすることによって最短の経路を携帯ナビゲーション端末に案内することができる。このような経路探索の手法としてはラベル確定法あるいはダイクストラ法と言われる手法が用いられる。上記特許文献1には、このダイクストラ法を用いた経路探索方法も開示されている。
通信型のナビゲーションシステムにおいて携帯端末装置としては種々の装置を用いることができ、例えば、携帯電話の他、ヘッドフォンステレオ等の音楽プレーヤー、携帯可能な小型ゲーム機、PDA等を用いることができる。このように携帯端末装置が音楽プレーヤー機能を搭載している場合には、サーバから経路探索の結果として送信された案内経路を移動中に音楽を聴くこともある。その場合、ナビゲーションにおける音声案内と音楽再生をどのように併存させるかが課題になる。
例えば、目的地への到着予想時刻までに再生が完了するように楽曲を選択するナビゲーション装置が、例えば、下記の特許文献2(特開22006−268940号公報)に「情報処理装置、情報処理装置の制御方法および制御プログラム」として開示されている。
すなわち、上記特許文献2には、到着予定時間および各楽曲データに対応する楽曲の再生に要する時間に基づいて、目的地の到着予定時刻を基準とする所定時間範囲内に再生が完了するように、一または複数の楽曲データを選択し、再生する技術が記載されている。
特開2001−165681号公報(図1、図2) 特開2006−268940号公報(図1)
ところで、近年、電車に乗っているときに携帯音楽プレーヤーで音楽を聴く習慣は広く一般に浸透している。携帯音楽プレーヤーを利用するユーザの中には、音楽プレーヤーの音量を上げていると車内または駅のアナウンスが聞こえないため降車する機会を逸することがあり、特に、音楽を聴いているとついつい眠気がさしてきてアナウンスを聞き逃してしまう恐れがあるため、電車が駅に到着すると自動的に音量を絞ることでアナウンスを聞き逃すことなく音楽プレーヤーを利用できるようにしたいという要求が存在する。
しかしながら、電車が駅に到着するごとに音量を絞っていたのでは音楽を楽しむことができず大いに不満が残ることになるという問題がある。上記特許文献2に開示された「情報処理装置、情報処理装置の制御方法および制御プログラム」は、ナビゲーション装置において目的地に到着する予定の時間内に再生が終了するコンテンツを選択するものであるが、このような方法では、利用者が再生を希望するコンテンツが選択できないという問題点が生じる。また、上記特許文献2には、電車等の交通機関で使用される携帯音楽プレーヤーの使い勝手の悪さに対する課題の認識やその解消方法について何ら考慮されていないという問題点がある。
本願の発明者は、上記の問題点を解消すべく種々検討を重ねた結果、サーバが有する記憶媒体に記憶されたメディアコンテンツをダウンロードして再生するメディアコンテンツ再生システムに関するものであり、特に、メディアコンテンツを複数のパートに分割しておき、再生予定時間に応じてパートを組み合わせて再生するようにし、再生予定時間を利用者が乗車している電車が運行している駅間の移動時間とすれば上記の問題点を解消しえることに想到して本発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明は上記の問題点を解消することを課題とし、目的地に到着するまでに楽曲が終了することに留意するのではなく、また案内ガイダンスに合わせて音量を絞るのでもなく、メディアコンテンツのパートを組み合わせて再生することにより、交通機関で移動中に所望のメディアコンテンツを楽しみつつアナウンスも聞こえるようにしたメディアコンテンツ再生システムを提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本願の請求項1にかかる携帯型メディアコンテンツ再生システムの発明は、
一コンテンツのメディアコンテンツを構成する複数に分割されたパートからなるメディアコンテンツを記憶する記憶手段と、
交通機関を利用して所定の駅から次の駅まで移動した場合の駅間所要時間を示す駅間所要時間情報を取得する取得手段と、
前記駅間所要時間情報に応じて、前記記憶手段に記憶されているメディアコンテンツのパートを編集する編集手段と、
利用した交通機関の移動開始を検出する検出手段と、
前記交通機関の移動開始を検出した場合に、前記編集手段で編集されたメディアコンテンツパートを再生する再生手段と、を備えたことを特徴とする。
本願の請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる携帯型メディアコンテンツ再生システムにおいて、前記メディアコンテンツは、音楽データ、動画データ、音声データ、または静止画データであることを特徴とする。
本願の請求項3にかかる発明は、請求項1または請求項2にかかる携帯型メディアコンテンツ再生システムにおいて、前記記憶手段は、著作権者が指定した再生の組み合わせを示す構成情報と共にメディアコンテンツを記憶することを特徴とする。
本願の請求項4にかかる発明は、請求項1にかかる携帯型メディアコンテンツ再生システムにおいて、前記検出手段は、
携帯型メディアコンテンツ再生装置の移動時の加速度を検出する加速度センサと、
移動開始時に所定の範囲の加速度で加速する交通機関の移動開始加速度範囲を記憶する加速度範囲記憶手段と、
前記交通機関が移動を開始したか否かを判別するための加速度継続時間を記憶する加速度継続時間記憶手段と、
前記加速度センサで検出された加速度が、前記移動開始時加速度範囲に含まれているか否かを判別する加速度範囲判別手段と、
前記加速度センサで検出された加速度が、前記移動開始時加速度範囲に連続して含まれている期間が、前記加速度継続時間以上であるか否かを判別する加速度継続判別手段と、
前記加速度センサで検出された加速度が前記移動開始時加速度範囲に連続して含まれている期間が、前記加速度継続時間以上である場合に、交通機関が移動開始したと判別する交通機関移動開始判別手段と、を備えたことを特徴とする。
本願の請求項5にかかる発明は、請求項1にかかる携帯型メディアコンテンツ再生システムにおいて、前記取得手段は、
前記交通機関を利用して一方の駅から他方の駅まで移動した場合の駅間所要時間を示す駅間所要時間情報と、交通機関の駅の位置を特定する駅の位置情報または交通機関の各駅を識別する駅識別情報の少なくともいずれか一方の情報とを含む路線情報を、前記路線情報を記憶する路線情報提供サーバから受信する路線情報受信手段と、
前記受信した路線情報を記憶する路線情報記憶手段と、
前記交通機関の乗車駅の前記位置情報または前記駅識別情報を記憶する乗車駅記憶手段と、
前記乗車駅の前記位置情報または前記駅識別情報と前記路線情報に基づいて、前記乗車駅から次の駅までの駅間所要時間を示す駅間所要時間情報を前記路線情報記憶手段から抽出する所要時間抽出手段と、を備えたことを特徴とする。
本願の請求項6にかかる発明は、請求項5にかかる携帯型メディアコンテンツ再生システムにおいて、前記取得手段は、
出発駅と目的駅とを設定するための駅設定画像を表示する駅設定画像表示手段と、
前記路線情報を記憶する路線情報提供サーバに、前記駅設定画像への入力に応じて設定された前記出発駅及び前記目的駅の情報を送信する設定駅情報送信手段と、
前記出発駅と前記目的駅との間の通過駅を検出する前記路線情報提供サーバから送信された前記出発駅、前記目的駅及び前記通過駅の各駅の前記位置情報または前記駅識別情報を含む前記路線情報を記憶する前記路線情報記憶手段と、を備えたことを特徴とする。
本願の請求項7にかかる発明は、請求項5または請求項6にかかる携帯型メディアコンテンツ再生システムにおいて、出発地から目的地までの前記交通機関を利用した経路及び利用する交通機関の乗車駅、 降車駅及び通過駅の前記位置情報または前記駅識別情報を記憶する経路記憶手段と、
前記経路記憶手段に記憶された乗車駅を前記交通機関の乗車駅として記憶する前記乗車駅記憶手段と、
前記降車駅及び通過駅の前記位置情報または前記駅識別情報を含む路線情報を記憶する前記路線情報記憶手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本願の請求項8にかかる携帯型メディアコンテンツ再生装置の発明は、
一コンテンツのメディアコンテンツを構成する複数に分割されたパートからなるメディアコンテンツをメディアコンテンツ配信サーバから取得して記憶する記憶手段と、
交通機関を利用して所定の駅から次の駅まで移動した場合の駅間所要時間を示す駅間所要時間情報を取得する取得手段と、
前記駅間所要時間情報に応じて、前記記憶手段に記憶されているメディアコンテンツのパートを編集する編集手段と、
利用した交通機関の移動開始を検出する検出手段と、
前記交通機関の移動開始を検出した場合に、前記編集手段で編集されたメディアコンテンツパートを再生する再生手段と、を備えたことを特徴とする。
本願の請求項9にかかる発明は、請求項8にかかる携帯型メディアコンテンツ再生装置において、前記メディアコンテンツは、音楽データ、動画データ、音声データ、または静止画データであることを特徴とする。
本願の請求項10にかかる発明は、請求項8または請求項9にかかる携帯型メディアコンテンツ再生装置において、前記記憶手段は、著作権者が指定した再生の組み合わせを示す構成情報と共にメディアコンテンツを記憶することを特徴とする。
本願の請求項11にかかる発明は、請求項8にかかる携帯型メディアコンテンツ再生装置において、前記検出手段は、
携帯型メディアコンテンツ再生装置の移動時の加速度を検出する加速度センサと、
移動開始時に所定の範囲の加速度で加速する交通機関の移動開始加速度範囲を記憶する加速度範囲記憶手段と、
前記交通機関が移動を開始したか否かを判別するための加速度継続時間を記憶する加速度継続時間記憶手段と、
前記加速度センサで検出された加速度が、前記移動開始時加速度範囲に含まれているか否かを判別する加速度範囲判別手段と、
前記加速度センサで検出された加速度が、前記移動開始時加速度範囲に連続して含まれている期間が、前記加速度継続時間以上であるか否かを判別する加速度継続判別手段と、
前記加速度センサで検出された加速度が前記移動開始時加速度範囲に連続して含まれている期間が、前記加速度継続時間以上である場合に、交通機関が移動開始したと判別する交通機関移動開始判別手段と、を備えたことを特徴とする。
本願の請求項12にかかる発明は、請求項8にかかる携帯型メディアコンテンツ再生装置において、前記取得手段は、
前記交通機関を利用して一方の駅から他方の駅まで移動した場合の駅間所要時間を示す駅間所要時間情報と、交通機関の駅の位置を特定する駅の位置情報または交通機関の各駅を識別する駅識別情報の少なくともいずれか一方の情報とを含む路線情報を、前記路線情報を記憶する路線情報提供サーバから受信する路線情報受信手段と、
前記受信した路線情報を記憶する路線情報記憶手段と、
前記交通機関の乗車駅の前記位置情報または前記駅識別情報を記憶する乗車駅記憶手段と、
前記乗車駅の前記位置情報または前記駅識別情報と前記路線情報に基づいて、前記乗車駅から次の駅までの駅間所要時間を示す駅間所要時間情報を前記路線情報記憶手段から抽出する所要時間抽出手段と、を備えたことを特徴とする。
本願の請求項13にかかる発明は、請求項12にかかる携帯型メディアコンテンツ再生装置において、
出発駅と目的駅とを設定するための駅設定画像を表示する駅設定画像表示手段と、
前記路線情報を記憶する路線情報提供サーバに、前記駅設定画像への入力に応じて設定された前記出発駅及び前記目的駅の情報を送信する設定駅情報送信手段と、
前記出発駅と前記目的駅との間の通過駅を検出する前記路線情報提供サーバから送信された前記出発駅、前記目的駅及び前記通過駅の各駅の前記位置情報または前記駅識別情報を含む前記路線情報を記憶する前記路線情報記憶手段と、を備えたことを特徴とする。
本願の請求項14にかかる発明は、請求項12または請求項13にかかる携帯型メディアコンテンツ再生装置において、
出発地から目的地までの前記交通機関を利用した経路及び利用する交通機関の乗車駅、 降車駅及び通過駅の前記位置情報または前記駅識別情報を記憶する経路記憶手段と、
前記経路記憶手段に記憶された乗車駅を前記交通機関の乗車駅として記憶する前記乗車駅記憶手段と、
前記降車駅及び通過駅の前記位置情報または前記駅識別情報を含む路線情報を記憶する前記路線情報記憶手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本願の請求項15にかかる発明は、
一コンテンツのメディアコンテンツを構成する複数に分割されたパートからなるメディアコンテンツをメディアコンテンツ配信サーバから取得して記憶して再生する端末装置にネットワークを介して接続される前記メディアコンテンツ配信サーバであって、
前記メディアコンテンツ配信サーバは、一コンテンツのメディアコンテンツを構成する複数に分割されたパートからなるメディアコンテンツを、各メディアコンテンツごとに蓄積したメディアコンテンツデータベースを備え、前記各メディアコンテンツは、著作権者が指定した再生の組み合わせを示す構成情報と共に記憶したことを特徴とする。
本発明によれば、駅ごとにメディアコンテンツの再生が終了するようにメディアコンテンツを編集して再生するようにしたものである。したがって、電車の発車を検出してから次の駅までの所要時間に合わせたメディアコンテンツの再生を行うので、次の駅への到着までに一メディアコンテンツが終了し、駅へ到着する直前や駅に停車中の期間にアナウンスを聞くことができるようになる。
すなわち、請求項1にかかる発明においては、携帯型メディアコンテンツ再生システムは、一コンテンツのメディアコンテンツを構成する複数に分割されたパートからなるメディアコンテンツを記憶する記憶手段(例えばC7)と、交通機関を利用して所定の駅から次の駅まで移動した場合の駅間所要時間を示す駅間所要時間情報を取得する取得手段(例えばC5)と、前記駅間所要時間情報に応じて、前記記憶手段に記憶されているメディアコンテンツのパートを編集する編集手段(例えばC12)と、利用した交通機関の移動開始を検出する検出手段(例えばC10)と、前記交通機関の移動開始を検出した場合に、前記編集手段で編集されたメディアコンテンツパートを再生する再生手段と、を備えて構成される。
従って、この携帯型メディアコンテンツ再生システムでは、次の駅までの所要時間に合わせてメディアコンテンツを編集して再生するため、駅ごとにメディアコンテンツの再生が完了するので、ユーザは駅へ到着する直前や駅に停車中の期間にアナウンスを聞くことができるようになる。また、検出手段により交通機関の移動開始を検出できる。この結果、時刻表を使用せずに、実際に乗車した交通機関の移動開始を検出して次の駅までの所要時間に合わせたメディアコンテンツの再生を行っているので、交通機関の遅延や運休等に影響されることなく、実際の運行状況に応じたメディアコンテンツの再生を行うことができるようになる。
請求項2にかかる発明においては、請求項1にかかる発明において、前記メディアコンテンツは、音楽データ、動画データ、音声データ、または静止画データである。かかる構成要件を備えた携帯型メディアコンテンツ再生システムでは、次の駅までの所要時間に合わせて音楽データ等のメディアコンテンツを編集して再生するため、駅ごとに音楽データ等のメディアコンテンツの再生が完了するので、ユーザは駅へ到着する直前や駅に停車中の期間にアナウンスを聞くことができるようになる。
請求項3にかかる発明においては、請求項1または請求項2にかかる発明において、前記記憶手段は、著作権者が指定した再生の組み合わせを示す構成情報と共にメディアコンテンツを記憶することを特徴とする。かかる構成要件を備えた携帯型メディアコンテンツ再生システムでは、著作権者が指定した組み合わせによる再生時間の異なるデータを用いてコンテンツの再生が可能となり、次の駅までの所要時間に合わせてメディアコンテンツを編集して再生するため、駅ごとにメディアコンテンツの再生が完了するので、ユーザは駅へ到着する直前や駅に停車中の期間にアナウンスを聞くことができるようになる。
請求項4にかかる発明においては、請求項1にかかる発明において、前記検出手段は、携帯型メディアコンテンツ再生装置の移動時の加速度を検出する加速度センサと、移動開始時に所定の範囲の加速度で加速する交通機関の移動開始加速度範囲を記憶する加速度範囲記憶手段と、前記交通機関が移動を開始したか否かを判別するための加速度継続時間を記憶する加速度継続時間記憶手段と、前記加速度センサで検出された加速度が、前記移動開始時加速度範囲に含まれているか否かを判別する加速度範囲判別手段と、前記加速度センサで検出された加速度が、前記移動開始時加速度範囲に連続して含まれている期間が、前記加速度継続時間以上であるか否かを判別する加速度継続判別手段と、前記加速度センサで検出された加速度が前記移動開始時加速度範囲に連続して含まれている期間が、前記加速度継続時間以上である場合に、交通機関が移動開始したと判別する交通機関移動開始判別手段と、を備えて構成される。
かかる構成要件を備えた携帯型メディアコンテンツ再生システムでは、次の駅までの所要時間に合わせてメディアコンテンツを編集して再生するため、駅ごとにメディアコンテンツの再生が完了するので、ユーザは駅へ到着する直前や駅に停車中の期間にアナウンスを聞くことができるようになる。
また、加速度センサにより検出された加速度に基づいて交通機関の移動開始を検出できる。この結果、時刻表を使用せずに、実際に乗車した交通機関の移動開始を検出して次の駅までの所要時間に合わせたメディアコンテンツの再生を行っているので、交通機関の遅延や運休等に影響なく、実際の運行状況に応じたメディアコンテンツの再生を行うことができるようになる。
請求項5にかかる発明においては、請求項1にかかる発明において、前記検出手段は、前記取得手段は、前記交通機関を利用して一方の駅から他方の駅まで移動した場合の駅間所要時間を示す駅間所要時間情報と、交通機関の駅の位置を特定する駅の位置情報または交通機関の各駅を識別する駅識別情報の少なくともいずれか一方の情報とを含む路線情報を、前記路線情報を記憶する路線情報提供サーバから受信する路線情報受信手段と、前記受信した路線情報を記憶する路線情報記憶手段と、前記交通機関の乗車駅の前記位置情報または前記駅識別情報を記憶する乗車駅記憶手段と、前記乗車駅の前記位置情報または前記駅識別情報と前記路線情報に基づいて、前記乗車駅から次の駅までの駅間所要時間を示す駅間所要時間情報を前記路線情報記憶手段から抽出する所要時間抽出手段と、を備えて構成される。
かかる構成要件を備えた携帯型メディアコンテンツ再生システムでは、次の駅までの所要時間に合わせてメディアコンテンツを編集して再生するため、駅ごとにメディアコンテンツの再生が完了するので、ユーザは駅へ到着する直前や駅に停車中の期間にアナウンスを聞くことができるようになる。
請求項6にかかる発明においては、請求項5にかかる発明において、携帯型メディアコンテンツ再生システムは更に、出発駅と目的駅とを設定するための駅設定画像を表示する駅設定画像表示手段と、前記路線情報を記憶する路線情報提供サーバに、前記駅設定画像への入力に応じて設定された前記出発駅及び前記目的駅の情報を送信する設定駅情報送信手段と、前記出発駅と前記目的駅との間の通過駅を検出する前記路線情報提供サーバから送信された前記出発駅、前記目的駅及び前記通過駅の各駅の前記位置情報または前記駅識別情報を含む前記路線情報を記憶する前記路線情報記憶手段と、を備えて構成される。
かかる構成要件を備えた携帯型メディアコンテンツ再生システムでは、ユーザが入力した出発駅及び目的駅に応じた通過駅を自動的に検出することができ、前記目的駅や通過駅までのメディアコンテンツの再生を行うことができるようになる。
請求項7にかかる発明においては、請求項5または請求項6にかかる発明において、携帯型メディアコンテンツ再生システムは更に、出発地から目的地までの前記交通機関を利用した経路及び利用する交通機関の乗車駅、 降車駅及び通過駅の前記位置情報または前記駅識別情報を記憶する経路記憶手段と、前記経路記憶手段に記憶された乗車駅を前記交通機関の乗車駅として記憶する前記乗車駅記憶手段と、前記降車駅及び通過駅の前記位置情報または前記駅識別情報を含む路線情報を記憶する前記路線情報記憶手段と、を備えて構成される。
かかる構成要件を備えた携帯型メディアコンテンツ再生システムでは、経路記憶手段に記憶された交通機関の乗車駅が自動的に乗車駅に設定され、通過駅や降車駅までのメディアコンテンツの再生を行うことができるようになる。
請求項8ないし請求項14にかかる発明においては、それぞれ請求項1ないし請求項7にかかる携帯型メディアコンテンツ再生システムを構成する携帯型メディアコンテンツ再生装置を提供することができ、請求項15にかかる発明においては請求項1ないし請求項7の携帯型メディアコンテンツ再生システムを構成するメディアコンテンツ配信サーバを提供することができるようになる。
以下、本発明の具体例を実施例及び図面を用いて詳細に説明する。但し、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための携帯電話を携帯型メディアコンテンツ再生装置として用いたメディアコンテンツ再生システムを例示するものであって、本発明をこのメディアコンテンツ再生システムに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のメディアコンテンツ再生システムにも等しく適用し得るものである。なお、以下の実施例において、メディアコンテンツを配信するサーバがナビゲーションサーバ(経路探索サーバ)の機能を有するサーバである場合を説明するが、これに限られるものではない。
図1は、本発明の実施例にかかる携帯電話を用いたメディアコンテンツ再生システムの構成を示す図である。なお、本実施例においては、メディアコンテンツを配信するサーバがナビゲーションサーバ(経路探索サーバ)の機能を有するサーバであるが、本発明におけるサーバは必ずしも複数の機能を備えたものでなくてもよく、単独でメディアコンテンツを配信するサーバであってもよい。その場合、メディアコンテンツ再生装置の位置や交通機関の路線上の位置はナビゲーションサーバやその他の手段を用いて取得するように構成すればよい。以下、本実施例においては経路案内システムとして説明する。
図1において、実施例の経路案内システムSは、携帯型メディアコンテンツ再生装置としてのユーザ(乗客)が携帯可能な携帯電話1(携帯端末)は、携帯電話ネットワーク2を介して携帯電話事業者のデータ通信装置3と接続されている。そして、前記データ通信装置3は、専用線4、5やインターネット回線(公衆通信回線)6を介して、経路探索サービスを提供する経路探索サーバ(路線情報提供サーバ)7や、楽曲データを提供する音楽配信サーバ8、その他の情報配信業者(コンテンツプロバイダ、アプリケーションサービスプロバイダ)の情報配信サーバ9に接続されている。なお、実施例では、経路探索サーバ7は、専用線4を介してデータ通信装置3に接続されているが、インターネット回線6を介して接続することも可能である。
図1において、前記携帯電話1は、表示画像が表示される情報表示画面(表示器)11や、ユーザが各種入力を行う入力キー12を有し、内部にプログラム等が記録された記憶装置(記録媒体)を備えている。そして、実施例の携帯電話1は、携帯電話の現在位置を三次元側位可能なGPS(Global Positioning System、全地球無線側位システム)装置13を内蔵している。また、音楽再生機能を有しており、再生された音楽データを発する際に使用されるスピーカ14や、再生する音楽データを記憶させるための記憶装置も内蔵している。
(携帯電話1の制御部の説明)
図2は、図1に示す経路案内システムの携帯電話の機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。この携帯電話は携帯型メディアコンテンツ再生装置として機能する。
図2において、携帯電話1のコントローラCは、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行うI/O(入出力インターフェース)、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ等が記憶されたROM(リードオンリーメモリ、記録媒体)、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモリ、記録媒体)、ROM等に記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU(中央演算処理装置)、ならびにクロック発振器等を有するマイクロコンピュータにより構成されており、前記ROM等に記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
(携帯電話のコントローラCに接続された信号入力要素)
前記携帯電話1のコントローラCは、前記入力キー12やGPS装置13、加速度センサ15、その他の信号入力要素からの信号が入力されている。
前記入力キー12は、ユーザによりそれらが入力されたことを検出して、その検出信号をコントローラCに入力する。
前記GPS装置13は、測位開始の入力信号に応じて、衛星から送信された時刻信号の電波の到達時間等から地球上の携帯電話1の位置を測位し、測位結果をコントローラCに入力する。
前記加速度センサ15は、携帯電話1の移動時の加速度を検出する。実施例の加速度センサ15は、直交する3軸(X、Y、Z軸)方向の加速度を検出可能な従来公知の加速度センサ(例えば、特許第3359781号明細書等参照)を使用しているので、詳細な説明は省略する。また、実施例の前記加速度センサ15から出力される加速度データAx、Ay、Azは、8bitのデジタル出力に変換されており、加速度が−1G(=−9.8m/s2、即ち、重力加速度)の場合を0、加速度が0の場合を128、加速度が+1Gの場合を255としたデジタルデータが出力される。即ち、実施例の加速度センサ15は、−1G〜+1Gの加速度を0〜255の範囲内のデジタルデータに調整して、加速度データAx,Ay,Azとして出力する。前記出力データの調整方法等は、設計に応じて適宜変更可能である。
(携帯電話のコントローラCに接続された制御要素)
また、携帯電話1のコントローラCは、液晶駆動回路D1、GPS駆動回路D2、スピーカ駆動回路D3や図示しない電源回路、その他の制御要素に接続されており、それらの作動制御信号を出力している。
前記液晶駆動回路D1は、液晶表示パネルの表示用電極のオン・オフを制御して情報表示画面11に表示画像を表示する。
前記GPS駆動回路D2は、前記GPS装置13に測位開始の信号を出力してGPSを駆動する。
前記スピーカ駆動回路D3は、通話時や着信音の発生時、あるいは音楽データの再生時にスピーカ14を駆動させる。
(携帯電話のコントローラCの機能)
携帯電話1のコントローラCは、音楽再生用プログラム(音楽再生ソフトウェア)、経路案内用プログラム(ナビゲーションソフトウェア)、通話制御プログラムや、その他のプログラム等を有しており、前記各信号出力要素からの出力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要素に制御信号を出力する機能(制御手段)を有している。
C1:液晶駆動回路制御手段
図2において、液晶駆動回路制御手段C1は、前記液晶駆動回路D1を制御して、前記情報表示画面11に画像を表示する。
C2:GPS制御手段
GPS制御手段C2は、現在位置検出手段C2Aを有し、GPS駆動回路D2を介してGPS装置13の駆動を制御して、所定の入力信号または所定の時間間隔で携帯電話1の現在位置をGPS装置13により計測する。
C2A:現在位置検出手段
現在位置検出手段C2Aは、前記GPS装置13から入力された測位信号に基づいて、携帯電話1の現在位置を検出する。実施例の現在位置検出手段C2Aは、GPS衛星からの電波を受信可能な状態では、GPSに基づいて現在位置を検出する。そして、GPS衛星からの電波が受信不可能、かつ、受信できなくなる前に駅の近傍に携帯電話1が位置していた状態では、駅構内に入ったものと判別する。
C3:経路検索条件入力画像表示手段
経路検索条件入力画像表示手段C3は、経路検索条件記憶手段C3Aを有し、情報表示画面11に出発地及び目的地を含む経路探索条件を入力するための経路検索条件入力画像を表示する。図3は経路検索条件入力画像の一例を示す図である。図3に示すように、実施例の経路検索条件入力画像には、出発地を入力するための出発地入力欄、目的地を入力するための目的地入力欄、経路案内の出発日時または到着日時を入力するための日時入力欄、検索する経路の数を入力するための検索経路入力欄、経路案内時に利用する交通手段を入力するための交通手段入力欄、および、サーバ7へ検索条件の送信を実行するための検索条件送信アイコンが表示されている。なお、図3に示す経路検索条件入力画像は、出発地がGPSで計測した現在位置に設定され、目的地が東京タワーに設定された状態を示している。
C3A:経路検索条件記憶手段
経路検索条件記憶手段C3Aは、前記経路検索条件入力画像(図3参照)への入力により設定された経路検索条件(出発地や目的地、出発日時等)を記憶する。
C4:端末側データ送信手段
端末側データ送信手段C4は、経路検索条件データ送信手段C4Aと、楽曲データ配信要求送信手段C4Bとを有し、経路案内データ配信サーバ7に対して経路検索条件等のデータを送信する。
C4A:経路検索条件データ送信手段
経路検索条件データ送信手段C4Aは、前記経路検索条件入力画像(図3参照)に表示された検索条件送信アイコンが選択された場合に、経路検索条件記憶手段C3Aに記憶された経路検索条件のデータをサーバ7に送信する。
C4B:楽曲データ配信要求送信手段
楽曲データ配信要求送信手段C4Bは、ユーザの入力に応じた楽曲データの配信を要求する信号を、音楽配信サーバ8に送信する。
C5:端末側データ受信手段
端末側データ受信手段C5は、経路データ受信手段C5Aと、地図データ受信手段C5Bと、路線情報受信手段C5Cと、楽曲データ受信手段C5Dとを有し、経路探索サーバ7から送信された地図データ等や音楽配信サーバ8から配信された楽曲データを受信する。
C5A:経路データ受信手段
経路データ受信手段C5Aは、携帯電話1から送信した経路検索条件に応じて経路探索サーバ7が作成した経路データであって、交通機関を利用して出発地から目的地までの経路を特定する経路データを受信する。
C5B:地図データ受信手段
地図データ受信手段C5Bは、サーバから送信された地図データを受信し、記憶する。実施例の地図データ受信手段C5Bは、携帯電話1の現在位置に応じて、サーバから送信された所定の範囲の複数の単位地図のデータを受信する。なお、地図を単位地図に分割し、必要な単位地図データを送受信する技術は従来公知(例えば、特開2003−214860号公報等参照)であるので、詳細な説明は省略する。
C5C:路線情報受信手段
路線情報受信手段C5Cは、路線情報提供サーバ7から送信された路線情報を受信する。実施例の路線情報受信手段C5Cが受信する路線情報には、駅を特定する駅識別情報(実施例では駅名)と、乗車駅、乗換駅及び降車駅を特定する乗降駅識別情報と、各駅間の駅間所要時間を示す駅間所要時間情報とが含まれている。例えば、地下鉄の淡路町駅から神谷町駅までの路線情報の場合には、「淡路町162−大手町108−東京198−銀座180−霞ヶ関(乗り換え)234−神谷町(降車)」のような路線情報を受信する。なお、駅名の後にある数字は次の駅までの駅間所要時間(秒)を示す駅間所要時間情報である。
C5D:楽曲データ受信手段
楽曲データ受信手段C5Dは、楽曲データの配信要求に応じて音楽配信サーバ8から配信された楽曲データを受信する。
C6:経路記憶手段
経路記憶手段C6は、経路情報記憶手段C6Aを有し、経路データ受信手段C5Aが受信した経路データや路線情報受信手段C5Cが受信した路線情報を記憶する。
C6A:路線情報記憶手段
路線情報記憶手段C6Aは、乗車駅記憶手段C6A1を有し、前記路線情報受信手段C5Cで受信した路線情報を記憶する。
C6A1:乗車駅記憶手段
乗車駅記憶手段C6A1は、前記路線情報受信手段C5Cで受信した路線情報に含まれる駅識別情報の最初の駅を乗車駅として記憶する。
C7:楽曲データ記憶手段
楽曲データ記憶手段C7は、楽曲データ受信手段C5Dが受信した楽曲データを記憶する。
図4は、経路探索サーバ7から配信される楽曲データ(メディアコンテンツ)の構成を示す説明図である。図4Aは1つの楽曲の標準(全曲)のデータであり複数のパートに分けられている。図4B〜図4Iは、図4Aのパートを異なる組み合わせで編曲したものである。これらのメディアコンテンツのデータは経路探索サーバ7のデータベースに楽曲ごとに記憶されており、携帯電話1において所望の楽曲が選択されると、該当するメディアコンテンツのデータが携帯電話1に配信される。
1つの曲からなる楽曲データは前述したように複数に分割されたパートから構成されている。特に、ポップスやロック系の音楽は短いパートの組み合わせで構成されることが多い。図4Aは、1つの曲からなる楽曲データの標準の楽曲構成であり、「イントロ16−Aメロ16−Aメロ16−Bメロ16−Bメロ16−サビ16−間奏32−Aメロ16−Aメロ16−Bメロ16−Bメロ16−サビ16−ラストサビ16−エンディング16」のようなパート構成からなる1曲240秒の楽曲データである。なお、構成項目の後にある数字は構成パートの楽曲データの再生時間(秒)を示すパート再生時間である。
図4B〜図4Iは、図4Aに示す1つの曲を構成している楽曲データパートを所定の構成情報に基づいて組み合わせた楽曲データである。例えば、図4Eは、「イントロ16−Aメロ16−Bメロ16−サビ16−間奏32−サビ16−ラストサビ16−エンディング16」のようなパート構成からなる1曲144秒の楽曲データである。
ここで、構成情報は、組み合わせに用いる構成パートをフラグ「1」、組み合わせに用いない構成パートをフラグ「0」で表現すると、図4Eに示された楽曲データの場合には、イントロから順に「11010110000111」となる。
従って、経路探索サーバ7が携帯電話1に配信する1つの楽曲のメディアコンテンツデータは、図4A〜図4Iの全てを配信してもよいが、著作権者が指定した組み合わせごとに、標準(図4Aのデータ)と、各パートのデータの組み合わせを指示する構成情報と、各パートの再生所要時間を携帯電話1に配信するように構成することもできる。携帯電話1は経路探索サーバ7からダウンロードした標準(図4Aのデータ)と、各パートのデータの組み合わせを指示する構成情報と、各パートの再生所要時間とから再生するコンテンツを構成する。
このように、構成情報により楽曲データパートを組み合わせることによって1つの曲でも複数の再生時間が異なる楽曲データに編集することができる。ただし、構成情報は楽曲の著作権者によって定められたものである。
なお、各パートは波形がゼロクロスで始まり、ゼロクロスで終わるようにするなど任意のつなぎに対応できるように加工されたデータとしておく。
このように、楽曲データ記憶手段C7は、楽曲データ受信手段C5Dが受信した1つの曲からなる楽曲データを、パートごとに楽曲データを分割して記憶し、その再生を制御する構成情報とともに記憶する。
なお、音楽データはデータサイズが大きいが、パートに分割してもデータサイズの総和は殆ど変わらない。また、構成情報は構成の組み合わせを表現するだけなので、図4A〜図4Iの9通りのデータを記憶してもデータサイズは僅かな増加にとどまる。
したがって、本発明を実施しても音楽データのサイズが特に大きくなって問題になることはなく、同じAメロでも歌詞が異なる場合などはそれぞれ別データであるが、楽器部分で共通であれば再利用してデータサイズを圧縮することもできる。
C8:経路案内用画像作成手段
図8は、携帯電話1の情報表示画面11に表示される表示が像の一例を示す図であり、図8Aは経路候補一覧画像の例、図8Bは経路案内用画像の例、図8Cは経路確認用地図画像の例を示す図である。
図8Aには、具体例として、淡路町付近から東京タワーまでの経路検索を行った場合の経路候補一覧画像21が表示されている。前記経路候補一覧画像21は、徒歩による経路案内を開始する「ルート案内開始」アイコン21aと、徒歩による経路案内を行う場合に出発地周辺を確認するための地図を表示する「ルート地図確認」アイコン21bと、利用する交通機関を表示する交通機関表示画像21cとを有している。
経路候補一覧画像21において、「ルート地図確認」アイコン21bが操作されると、地図データに基づいて、出発地周辺の経路確認用地図画像22(図8C参照)を作成し、情報表示画面11に表示する。また、経路候補一覧画像21において、「ルート案内開始」アイコン21aの入力が操作されると、現在位置と徒歩による案内経路の経路データとに基づいて作成された経路案内用画像23(図8B参照)を、情報表示画面11に表示する。図8Bにおいて経路案内用画像23には、現在位置を中心とする地図画像と23aと、案内する経路を示す経路画像23bと現在位置を示す人型アイコン画像23cとを有する。
経路案内用画像作成手段C8は、GPSで検出した現在位置と、経路記憶手段C6に記憶された検索結果の経路データと、前記地図データ受信手段C5Bに記憶された地図データとに基づいて、経路の候補の一覧を表示する経路候補一覧画像(後述する図12A参照)や、経路案内を行う際に表示される経路案内用画像(後述する図12B参照)、経路周辺の地図を確認する際に表示される経路確認用地図画像(後述する図12C参照)を作成する。
C9:経路案内用画像表示手段
経路案内用画像表示手段C9は、前記経路案内用画像作成手段C8で作成された経路候補一覧画像や経路案内用画像等を情報表示画面11に表示する。
C10:加速度検出手段(交通機関移動開始検出手段)
加速度検出手段C10は、解析手段C10Aを有し、加速度センサ15で検出された加速度に基づいて、移動開始時に所定の加速度で加速する交通機関が移動開始したと判別する。
図5は、電車内で携帯電話1の加速度検出手段C10を構成する加速度センサが示す検出波形を説明する波形図であり、図5Aは加速度の履歴図、図5Bは速度の履歴図、図5Cは移動距離の履歴図である。
電車が駅に停車中は、加速度センサ出力はほぼフラットであり加速度は検出されない。次いで、電車が駅を発車して加速を開始すると加速度センサから正の出力を生じる。電車が定速走行になると再度加速度センサ出力はほぼフラットになり加速度は検出されなくなる。次いで、電車が駅に接近して減速を開始すると加速度センサから負の出力を生じる。そして電車が駅に到着して停止すると、再び加速度センサ出力はほぼフラットになり加速度は検出されなくなる。
しかしながら、この加速度センサの出力波形からのみでは電車が駅を発着したしことを正確に検出することはできない。一般に電車が正常に運行している場合はよいが、電車の運行間隔が詰まる場合には、駅と駅の間で電車が不規則に減速したり、加速したりする場合が生じる。このようなケースは運行間隔が短くなる朝夕のラッシュ時や乗客が線路内に物を落として運行ダイヤが乱れた場合などによく経験することである。このような場合には駅と駅の間であっても駅発着時と同様の加速度変化を示すことがある
そこで、加速度検出手段C10は加速度センサ15の出力に基づいて、電車の発着時の運転操作に特有の加速度の変化を解析する。すなわち、図5Aに示すように、交通機関としての電車は、立って乗車している人が転倒しない加速度の範囲で、且つ全体としてなるべく早く加速をするために、許容範囲の上限付近の加速度で所定時間加速するという特徴があるのでこれを解析する。
電車の加速は、かつてはモータに直列に抵抗を挿入して、その抵抗を徐々に抵抗値の小さなものに切り替えていく手動進段方式や自動進段方式が採用されていたが、最近はPWM(Pulse Width Modulation)制御方式(パルス幅制御方式)によって滑らかな加速を実現している。したがって、これに対応して、一般的な電車の加速度の範囲である1km/h/s〜4km/h/sを移動開始時加速度範囲として加速度センサの出力を解析し、電車の発車を示す加速度の変化を解析する。なお、この移動開始時加速度範囲は、利用する交通機関に応じて適宜設定可能である。
加速度検出手段C10の解析手段C10Aは、加速度センサで検出された3軸方向の加速度から計算される加速度の絶対値、即ち、加速度の大きさが上記移動開始時加速度範囲内であるか否かを判別する。すなわち、加速度データを例えば0〜255までサンプリングして記憶しておき、記憶された0〜255の最新の加速度データax〜azを、−9.8m/s2(=−1G)〜+9.8m/s2(=+1G)の加速度データA′x,A′y,A′zに逆変換する。そして、加速度の大きさである{(A′x)2+(A′y)2+(A′z)21/2が1km/h/s〜4km/h/sの範囲内であるか否かを判別する。なお、3軸方向の特定の1軸方向の加速度に基づいて判別することも可能であるし、3軸の内何れか1軸方向の加速度が所定の加速度範囲に入っている場合に移動開始時加速度範囲内であると判別することも可能である。
次いで、解析手段C10Aは電車が移動を開始したか否かを判別するための加速度継続時間を解析する。例えば、加速度継続時間としては10秒を設定し、この間に加速度センサで検出された加速度が移動開始時加速度範囲に連続して含まれている期間が、前記加速度継続時間以上であるか否かを判別する。この解析は、加速度センサの出力をサンプリングした際にその出力が移動開始時加速度範囲に含まれている連続回数をカウントすることによって行う。以上の解析手順を満足した場合に電車が駅を発車したと判別することができる。
次に、解析手段C10Aは加速度センサ出力に基づいて電車の移動距離を解析し駅への接近、到着を解析する。前述のようにして電車の移動開始が検出された場合、加速度センサで検出された加速度ax〜azに基づいて、電車の移動距離L(図5C参照)を算出する。移動開始が検出された場合に各サンプリングにおいてえられた加速度データを2回積分して計算される各軸方向の移動距離Lx,Ly,Lzから移動(走行)距離L(=((Lx)2+(Ly)2+(Lz)21/2)を計算する。即ち、各サンプリングにおいて得られた加速度データax〜azを各軸毎に全て加算した後、サンプリング間隔t1の二乗を乗算し且つ1/2を乗算した値が移動距離Lx〜Lzとして計算される。そして、それ以後は、最新の加速度データとサンプリング間隔t1に基づいて最新の移動距離Lx〜Lzが計算され、更新される。
そして、電車が駅に接近、到着する際の判別には、更に案内経路データから次の停車駅までの残りの距離を算出し、電車が駅に接近したか否かを判別するための接近判別距離Ls(図5C参照)を設定しておき、残り距離Lnと接近判別距離Lsとに基づいて、電車が次の停車駅に接近したか否かを判別する。例えば、接近判別距離Lsとして200mを設定した場合、次の停車駅までの残り距離Lnが200mを切った場合に接近したと判別する。
駅への到着を判別する際には、解析手段C10Aは、電車が駅に到着したか否かを判別するための到着判別速度Vt(図5B参照)を設定しておき、電車の移動速度Vx〜Vzと到着判別速度Vtとに基づいて電車が駅に到着したか否かの判別を行う。例えば、到着判別速度Vtとして5km/hを設定しておき、電車の移動速度の絶対値V(={(Vx)2+(Vy)2+(Vz)21/2)が到着判別速度Vtより小さくなった場合に、駅に到着したと判別する。
このように、携帯電話1に搭載した加速度センサ15の出力のみによって、電車が駅を発車したこと、あるいは、電車が駅に接近、到着したことを検出することができる。
C11:駅案内画像作成手段
駅案内画像作成手段C11は、乗換駅や降車駅である案内対象駅に接近、到着したことをユーザに告知するための駅案内画像を作成する。
C12:楽曲データ編集手段
楽曲データ編集手段C12は、受信した駅間所要時間情報に基づいて、次の駅までの所要時間に合わせて楽曲データ記憶手段C7に記憶された楽曲データの中から当該駅間所要時間内に再生が完了する楽曲データを選択して編集(編曲)する。
例えば、地下鉄の淡路町駅から神谷町駅までの路線情報の場合には、図4に示された楽曲を選曲すると、淡路町駅−大手町駅間の駅間所要時間は162秒のため、図4Eに示された演奏時間144秒に編曲された楽曲データが選択される。また、東京駅−銀座駅間の駅間所要時間は198秒のため、図4Cに示された演奏時間192秒に編曲された楽曲データ、または、図4Dに示された演奏時間176秒に編曲された楽曲データが選択される。
C13:楽曲データ再生手段
楽曲データ再生手段C13は、交通機関の移動開始が検出された場合に、楽曲データ記憶手段C7に記憶された楽曲データの中から楽曲データ編集手段C12により編集された楽曲データを再生する。また、ユーザからの楽曲再生の要求が検出された場合にも楽曲データ記憶手段C7に記憶された楽曲データの中から所定の楽曲データを再生する。
C14:電車内音楽再生モード設定手段
電車内音楽再生モード設定手段C14は、交通機関の移動開始が検出された場合に、駅間ごとに楽曲の演奏が終了するように楽曲を編集して再生を自動的に行う電車内音楽再生モードを設定する。
また、前記経路探索サーバ7は、サーバ本体及びディスプレイ(図示せず)、キーボードやマウス等の入力装置(図示せず)、ハードディスクドライブ(記録媒体、図示せず)、CDドライブ等の光学ドライブ(記録媒体読み取り装置、図示せず)等を有している。
図6は実施例の経路案内システムの経路探索サーバ7の機能を示す機能ブロック図である。図6において、経路対策サーバ7のコントローラCは、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行うI/O(入出力インターフェース)、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ等が記憶されたROM(リードオンリーメモリ、ハードディスク等の記録媒体)、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモリ、記録媒体)、ROM等に記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU(中央演算処理装置)、ならびにクロック発振器等を有するマイクロコンピュータにより構成されており、前記ROM等に記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
C20:サーバ側データ受信手段
サーバ側データ受信手段C20は、検索条件データ受信手段C20Aを有し、前記携帯電話1から送信された経路検索条件のデータ等を受信する。
C20A:検索条件データ受信手段
検索条件データ受信手段C20Aは、前記携帯電話1から送信された前記経路検索条件のデータを受信し、記憶する。
C21:地図データ記憶手段
地図データ記憶手段C21は、地図データを記憶する。実施例の地図データ記憶手段C21に記憶された地図データは、緯度・経度に基づいて所定の範囲の単位地図に分割した単位地図データにより構成されている。
C22:駅データ記憶手段(路線情報記憶手段)
駅データ記憶手段C22は、路線や、前記路線上の駅名(駅識別情報)、各駅間の駅間距離や所要時間、駅の位置情報等の駅に関連する駅データ(路線情報)を記憶する。
C23:経路作成手段
経路作成手段C23は、受信した前記経路検索条件に応じて、前記出発地を出発してから前記目的地に到着するまでの経路を決定し、前記出発地の位置を示す出発地位置データと、前記目的地の位置を示す目的地位置データとを含む最適な経路のデータ(経路データ)を作成する。なお、経路検索条件において、交通機関を利用することが指定されている場合、交通機関を含めた最適経路が作成され、検索する経路の数が複数指定されている場合には、指定された数に応じた複数の経路を作成する。前記交通機関を利用する場合には、交通機関の乗車駅、乗換駅(乗り換えがある場合)、降車駅の駅識別情報及び乗降駅識別情報や、利用する路線上の全ての通過駅の駅識別情報を含む路線情報が経路データと共に作成される。なお、前記最適経路データを作成する技術は、従来公知であるので(例えば、特開2003−214860号公報等参照)、詳細な説明は省略する。
C24:サーバ側データ送信手段
サーバ側データ送信手段C24は、経路検索結果送信手段C24Aと、地図情報送信手段C24Bとを有し、経路探索サーバ7から携帯電話1に検索した経路データや地図データ等を送信する。
C24A:経路検索結果送信手段
経路検索結果送信手段C24Aは、経路作成手段C23で作成された経路データを前記携帯電話1に送信する。また、交通機関を利用する場合には、経路データと路線情報とを含む経路検索結果のデータを送信する。
C24B:地図情報送信手段
地図情報送信手段C24Bは、携帯電話1の現在位置に応じた地図データを前記携帯電話1に送信する。
(フローチャートの説明)
(携帯電話1の処理の説明)
図7のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、携帯電話1のコントローラCの音楽再生用プログラムに従って行われる。また、この処理は携帯電話1の他の各種処理(経路案内)と並行して実行される。
図7に示すフローチャートは、ユーザの入力により電車内音楽再生モード設定手段C14がセットされた時に開始される。
図7のST1において、現在の電車区間の情報として駅間所要時間情報を路線情報提供サーバ7から取得する。そして、ST2に移る。ここで、電車区間の情報取得は経路探索処理などの他のバックグランド処理で常に行っていてもよい。また、実際の時刻表情報に照らし合わせて、急行や快速にも対応して実際に停車する駅間の所要時間を駅間所要時間情報として取得する。
ST2において、予めユーザの入力により指定されている音楽の選曲が行われる。そして、ST3に移る。ここで、選曲は従来周知の方法と同じく、曲順どおり、ランダム、1曲リピートなどの指定に従って、駅間所要時間情報をカバーする曲数、少なくとも1曲で駅間が長い場合には複数曲を設定する。
ST3において、駅間所要時間で再生が完了するように選曲された曲を編曲する。そして、ST4に移る。ここで、編曲時間は電車の発車を検出するのに要する所定時間(例えば、10秒)を駅間所要時間から差し引いた残りの時間以下になるように編曲するのが好ましい。また、駅間で複数曲の再生が可能な場合には、均等に短い演奏時間になるように編成を選んでも良く、最後の1曲で時間調整をしても良い。
ST4において、電車の発車が検出されたか否かの判別を行う。ノー(N)の場合はST5に移り、イエス(Y)の場合はST6に移る。
ST5において、所定時間が経過したか否かの判別を行う。イエス(Y)の場合はST6に移り、ノー(N)の場合はST4に戻る。ここで、いつまでも発車が検出できない場合は、音楽を聴いて楽しむことができないので所定時間が経過すると待ち時間から抜け出すように考慮されている。
ST6において、決められた選曲と編曲で音楽(楽曲データ)再生を開始する。そして、ST7に移る。
ST7において、音楽再生が終了したか否かを判別する。ノー(N)の場合はST8に移り、イエス(Y)の場合はST9に移る。
ST8において、電車の停止を検出したか否かの判別を行う。イエス(Y)の場合はST9に移り、ノー(N)の場合はST7に移る。ここで、緊急停車などがあるとアナウンスが入る場合があるのでユーザはこれに備えることができる。
ST9において、再生を停止状態にしてST10に移る。ここで、ST8からの移行処理の場合には速やかにフェードアウトして演奏を停止させてユーザが緊急アナウンスに対処できるようにする。
ST10において、電車内音楽再生モードが終了したか否かを判別する。イエス(Y)の場合は処理を終了し、ノー(N)の場合はST7に戻る。ここで、加速度センサが2Hz前後の歩行者特有のスペクトルを検出している場合は、ユーザは既に下車して歩行中であると判断し、電車内音楽再生モードを終了させている。
ST10において、電車内音楽再生モードが終了したか否かを判別する。イエス(Y)の場合は処理を終了し、ノー(N)の場合はST1に戻る。
なお、経路が予め分かっている場合は、目的地や乗換え駅の2、3駅手前から電車内音楽再生モードが有効になるようにしてもよい。
また、電車内音楽再生モードが有効になったときに曲が再生中の場合もあるので、ST7から処理を開始するようにしてもよい。
以上、詳細に説明したように本発明にかかる携帯電話1では、次の駅までの所要時間に合わせてメディアコンテンツを編集して再生するため、駅ごとにメディアコンテンツの再生が完了するので、ユーザは駅へ到着する直前や駅に停車中の期間にアナウンスを聞くことができる。
また、時刻表を使用せずに、実際に乗車した交通機関の移動開始を検出して次の駅までの所要時間に合わせたメディアコンテンツの再生を行っているので、交通機関の遅延や運休等に影響なく、実際の運行状況に応じたメディアコンテンツの再生を行うことができる。
また、電車の出発の加速に曲の再生開始が同期するため、ユーザにとって使い心地が非常によく、また、電車区間に応じて編曲が変化するためユーザにとって音楽をより楽しむことがでる。
もちろん、車内や駅のアナウンスが良く聞こえるようになるので、乗り越し防止や、アクシデント発生時の情報も速やかに聞くことができて利便性も向上する。
さらに、停車時には音楽が停止する傾向が高まるため、ヘッドフォンの音漏れが目立ちやすい停車時に音漏れ対策としても有効である。
上記実施例において、携帯電話1は、音楽データに限らず、例えば、アニメーション、動画(ムービー)などのコンテンツをダウンロードして再生することも考えられる。この場合、携帯型メディアコンテンツ再生装置が携帯電話である場合には、マクロメディア(Macromedia)社のマクロメディアフラッシュプレーヤー(Macromedia Flash Player)と称されるアプリケーションプラットフォームを使用することができる。
また、携帯型メディアコンテンツ再生装置は、携帯電話に限らず、例えば、音楽プレーヤーで携帯電話並みの表示が可能なものは、音楽データをダウンロードする通信回線を使って、経路探索サーバにアクセスして同様のサービスを行うことも考えられる。
本発明によれば、出発の加速に曲の再生開始が同期するので心地よい。停車時には音楽が停止する傾向にあるので、ヘッドフォンの音漏れが目立ちやすい停車時に音漏れ対策としても有効である。電車区間に応じて編曲が変わるので楽しい。もちろん、車内や駅のアナウンスが良く聞こえるようになるので、乗り越し防止や、アクシデント発生時の情報も速やかに聞くことができる、などのメリットをもった携帯情報端末を提供できる。
本発明の実施例にかかる携帯電話を携帯型メディアコンテンツ再生装置として用いたメディアコンテンツ再生システムの構成を示す図である。 携帯型メディアコンテンツ再生装置としての携帯電話の構成を示す機能ブロック図である。 携帯電話における経路検索条件入力画像の一例を示す図である。 経路探索サーバから配信される楽曲データ(メディアコンテンツ)の構成を示す説明図であり、図4Aは1つの楽曲の標準(全曲)のデータであり複数のパートに分けられている。図4B〜図4Iは、図4Aのパートを異なる組み合わせで編曲したデータの構成を示す図である。 電車内で携帯電話の加速度検出手段を構成する加速度センサが示す検出波形を説明する波形図であり、図5Aは加速度の履歴図、図5Bは速度の履歴図、図5Cは移動距離の履歴図である。 本発明の実施例の経路案内システムの経路探索サーバの機能を示す機能ブロック図である。 本発明の実施例の携帯電話が備えている音楽再生処理のフローチャートである。 携帯電話の情報表示画面に表示される表示が像の一例を示す図であり、図8Aは経路候補一覧画像の例、図8Bは経路案内用画像の例、図8Cは経路確認用地図画像の例を示す図である。
符号の説明
1・・・・携帯電話
2・・・・携帯電話ネットワーク
3・・・・データ通信装置
4、5・・・・専用線
6・・・・インターネット回線(公衆通信回線)
7・・・・経路探索サーバ
8・・・・音楽配信サーバ
9・・・・情報配信サーバ
11・・・・情報表示画面(表示器)
12・・・・入力キー
13・・・・GPS装置
14・・・・スピーカ
15・・・・加速度センサ

Claims (15)

  1. 一コンテンツのメディアコンテンツを構成する複数に分割されたパートからなるメディアコンテンツを記憶する記憶手段と、
    交通機関を利用して所定の駅から次の駅まで移動した場合の駅間所要時間を示す駅間所要時間情報を取得する取得手段と、
    前記駅間所要時間情報に応じて、前記記憶手段に記憶されているメディアコンテンツのパートを編集する編集手段と、
    利用した交通機関の移動開始を検出する検出手段と、
    前記交通機関の移動開始を検出した場合に、前記編集手段で編集されたメディアコンテンツパートを再生する再生手段と、を備えたことを特徴とする携帯型メディアコンテンツ再生システム。
  2. 前記メディアコンテンツは、音楽データ、動画データ、音声データ、または静止画データであることを特徴とする請求項1に記載の携帯型メディアコンテンツ再生システム。
  3. 前記記憶手段は、著作権者が指定した再生の組み合わせを示す構成情報と共にメディアコンテンツを記憶することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の携帯型メディアコンテンツ再生システム。
  4. 前記検出手段は、
    携帯型メディアコンテンツ再生装置の移動時の加速度を検出する加速度センサと、
    移動開始時に所定の範囲の加速度で加速する交通機関の移動開始加速度範囲を記憶する加速度範囲記憶手段と、
    前記交通機関が移動を開始したか否かを判別するための加速度継続時間を記憶する加速度継続時間記憶手段と、
    前記加速度センサで検出された加速度が、前記移動開始時加速度範囲に含まれているか否かを判別する加速度範囲判別手段と、
    前記加速度センサで検出された加速度が、前記移動開始時加速度範囲に連続して含まれている期間が、前記加速度継続時間以上であるか否かを判別する加速度継続判別手段と、
    前記加速度センサで検出された加速度が前記移動開始時加速度範囲に連続して含まれている期間が、前記加速度継続時間以上である場合に、交通機関が移動開始したと判別する交通機関移動開始判別手段と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の携帯型メディアコンテンツ再生システム。
  5. 前記取得手段は、
    前記交通機関を利用して一方の駅から他方の駅まで移動した場合の駅間所要時間を示す駅間所要時間情報と、交通機関の駅の位置を特定する駅の位置情報または交通機関の各駅を識別する駅識別情報の少なくともいずれか一方の情報とを含む路線情報を、前記路線情報を記憶する路線情報提供サーバから受信する路線情報受信手段と、
    前記受信した路線情報を記憶する路線情報記憶手段と、
    前記交通機関の乗車駅の前記位置情報または前記駅識別情報を記憶する乗車駅記憶手段と、
    前記乗車駅の前記位置情報または前記駅識別情報と前記路線情報に基づいて、前記乗車駅から次の駅までの駅間所要時間を示す駅間所要時間情報を前記路線情報記憶手段から抽出する所要時間抽出手段と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の携帯型メディアコンテンツ再生システム。
  6. 出発駅と目的駅とを設定するための駅設定画像を表示する駅設定画像表示手段と、
    前記路線情報を記憶する路線情報提供サーバに、前記駅設定画像への入力に応じて設定された前記出発駅及び前記目的駅の情報を送信する設定駅情報送信手段と、
    前記出発駅と前記目的駅との間の通過駅を検出する前記路線情報提供サーバから送信された前記出発駅、前記目的駅及び前記通過駅の各駅の前記位置情報または前記駅識別情報を含む前記路線情報を記憶する前記路線情報記憶手段と、を備えたことを特徴とする請求項5に記載の携帯型メディアコンテンツ再生システム。
  7. 出発地から目的地までの前記交通機関を利用した経路及び利用する交通機関の乗車駅、 降車駅及び通過駅の前記位置情報または前記駅識別情報を記憶する経路記憶手段と、
    前記経路記憶手段に記憶された乗車駅を前記交通機関の乗車駅として記憶する前記乗車駅記憶手段と、
    前記降車駅及び通過駅の前記位置情報または前記駅識別情報を含む路線情報を記憶する前記路線情報記憶手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の携帯型メディアコンテンツ再生システム。
  8. 一コンテンツのメディアコンテンツを構成する複数に分割されたパートからなるメディアコンテンツをメディアコンテンツ配信サーバから取得して記憶する記憶手段と、
    交通機関を利用して所定の駅から次の駅まで移動した場合の駅間所要時間を示す駅間所要時間情報を取得する取得手段と、
    前記駅間所要時間情報に応じて、前記記憶手段に記憶されているメディアコンテンツのパートを編集する編集手段と、
    利用した交通機関の移動開始を検出する検出手段と、
    前記交通機関の移動開始を検出した場合に、前記編集手段で編集されたメディアコンテンツパートを再生する再生手段と、を備えたことを特徴とする携帯型メディアコンテンツ再生装置。
  9. 前記メディアコンテンツは、音楽データ、動画データ、音声データ、または静止画データであることを特徴とする請求項8に記載の携帯型メディアコンテンツ再生装置。
  10. 前記記憶手段は、著作権者が指定した再生の組み合わせを示す構成情報と共にメディアコンテンツを記憶することを特徴とする請求項8または請求項9に記載の携帯型メディアコンテンツ再生装置。
  11. 前記検出手段は、
    携帯型メディアコンテンツ再生装置の移動時の加速度を検出する加速度センサと、
    移動開始時に所定の範囲の加速度で加速する交通機関の移動開始加速度範囲を記憶する加速度範囲記憶手段と、
    前記交通機関が移動を開始したか否かを判別するための加速度継続時間を記憶する加速度継続時間記憶手段と、
    前記加速度センサで検出された加速度が、前記移動開始時加速度範囲に含まれているか否かを判別する加速度範囲判別手段と、
    前記加速度センサで検出された加速度が、前記移動開始時加速度範囲に連続して含まれている期間が、前記加速度継続時間以上であるか否かを判別する加速度継続判別手段と、
    前記加速度センサで検出された加速度が前記移動開始時加速度範囲に連続して含まれている期間が、前記加速度継続時間以上である場合に、交通機関が移動開始したと判別する交通機関移動開始判別手段と、を備えたことを特徴とする請求項8に記載の携帯型メディアコンテンツ再生装置。
  12. 前記取得手段は、
    前記交通機関を利用して一方の駅から他方の駅まで移動した場合の駅間所要時間を示す駅間所要時間情報と、交通機関の駅の位置を特定する駅の位置情報または交通機関の各駅を識別する駅識別情報の少なくともいずれか一方の情報とを含む路線情報を、前記路線情報を記憶する路線情報提供サーバから受信する路線情報受信手段と、
    前記受信した路線情報を記憶する路線情報記憶手段と、
    前記交通機関の乗車駅の前記位置情報または前記駅識別情報を記憶する乗車駅記憶手段と、
    前記乗車駅の前記位置情報または前記駅識別情報と前記路線情報に基づいて、前記乗車駅から次の駅までの駅間所要時間を示す駅間所要時間情報を前記路線情報記憶手段から抽出する所要時間抽出手段と、を備えたことを特徴とする請求項8に記載の携帯型メディアコンテンツ再生装置。
  13. 出発駅と目的駅とを設定するための駅設定画像を表示する駅設定画像表示手段と、
    前記路線情報を記憶する路線情報提供サーバに、前記駅設定画像への入力に応じて設定された前記出発駅及び前記目的駅の情報を送信する設定駅情報送信手段と、
    前記出発駅と前記目的駅との間の通過駅を検出する前記路線情報提供サーバから送信された前記出発駅、前記目的駅及び前記通過駅の各駅の前記位置情報または前記駅識別情報を含む前記路線情報を記憶する前記路線情報記憶手段と、を備えたことを特徴とする請求項12に記載の携帯型メディアコンテンツ再生装置。
  14. 出発地から目的地までの前記交通機関を利用した経路及び利用する交通機関の乗車駅、 降車駅及び通過駅の前記位置情報または前記駅識別情報を記憶する経路記憶手段と、
    前記経路記憶手段に記憶された乗車駅を前記交通機関の乗車駅として記憶する前記乗車駅記憶手段と、
    前記降車駅及び通過駅の前記位置情報または前記駅識別情報を含む路線情報を記憶する前記路線情報記憶手段と、を備えたことを特徴とする請求項12または請求項13に記載の携帯型メディアコンテンツ再生装置。
  15. 一コンテンツのメディアコンテンツを構成する複数に分割されたパートからなるメディアコンテンツをメディアコンテンツ配信サーバから取得して記憶して再生する端末装置にネットワークを介して接続される前記メディアコンテンツ配信サーバであって、
    前記メディアコンテンツ配信サーバは、一コンテンツのメディアコンテンツを構成する複数に分割されたパートからなるメディアコンテンツを、各メディアコンテンツごとに蓄積したメディアコンテンツデータベースを備え、前記各メディアコンテンツは、著作権者が指定した再生の組み合わせを示す構成情報と共に記憶したことを特徴とするメディアコンテンツ配信サーバ。
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