JP2020165796A - 案内装置、案内サーバ、及び案内方法 - Google Patents

案内装置、案内サーバ、及び案内方法 Download PDF

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Abstract

【課題】よりユーザの目的に沿った情報を出力する。【解決手段】案内装置としての車載コンテンツ再生装置10は、移動体の現在の位置情報を測位するセンサ部14と、道路地図情報と、施設の位置情報と、施設の種別を含んだ種別情報とを記憶する地図情報記憶部12と、施設に関する情報を含んだシナリオデータを記憶するシナリオデータ記憶部124と、移動体と共に移動するユーザ、又は外部装置から、目的地情報を入力される入力部16と、センサ部14が測位した位置情報に基づいて、シナリオデータを音声又は画像あるいはこれらの組み合わせとして出力する表示部15及びオーディオ部17と、移動体の出発地から入力部16に入力された目的地までの移動経路で測位された位置情報の変化に基づいて種別情報を選択し、該選択した種別情報を有する施設に対応するシナリオデータを出力するように表示部15及びオーディオ部17を制御する出力制御部112と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、移動体のユーザに対して案内を行なうための、案内装置、案内サーバ、及び案内方法に関する。
近年、移動体の中で使用する音声対話装置が開発されている。このような音声対話装置は、例えば、自家用車やレンタカーでの施設紹介等に活用される。また、このような音声対話装置では、現在位置情報に基づき、現在位置にふさわしい音楽を再生したり、現在位置に近い推奨施設を紹介したりすることで、ユーザの利便性を向上させることができる。
このような技術の一例として、特許文献1には、走行環境(例えば、走行している地域)に基づいて選曲条件に合致する楽曲を選択して自動車に送信する技術が開示されている。また、特許文献2には、単に音楽を選択するだけではなく、1つの地域から他の地域へ車両が越境した事を検知し、入境した地域の観光情報を表示する技術が開示されている。これにより、目的地の決まっていないドライバーに入境した地域の観光情報を知らせることができる。
特開2003−150176号公報 特開2004−45183号公報
しかしながら、各特許文献に開示されているような一般的な技術では、その地域をユーザが目的地としておらず、単に通過するだけの場合や、出発地からさほど遠くなく、ユーザがその地域を熟知している場合等の、ユーザが観光情報を欲していない場合にも観光情報を出力してしまう。すなわち、一般的な技術では、ユーザの目的に沿っていない情報を出力してしまう。これにより、例えば、ユーザの満足度が低下してしまう等のおそれがあった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、本発明は、よりユーザの目的に沿った情報を出力することが可能な、案内装置、案内サーバ、及び案内方法を提供することを目的とする。
(1) 本発明の案内装置(例えば、後述の「車載コンテンツ再生装置10」又は「携帯端末20」)は、移動体の現在の位置情報を測位する測位部(例えば、後述の「センサ部14、24」)と、道路地図情報と、施設の位置情報と、施設の種別を含んだ種別情報とを記憶する地図情報記憶部(例えば、後述の「地図情報記憶部121、221」)と、前記施設に関する情報を含んだシナリオデータを記憶するシナリオデータ記憶部(例えば、後述の「シナリオデータ記憶部124、224」)と、前記移動体と共に移動するユーザ、又は外部装置から、目的地情報を入力される入力部(例えば、後述の「入力部16、26」)と、前記測位部が測位した位置情報に基づいて、前記シナリオデータを音声又は画像あるいはこれらの組み合わせとして出力する出力部(例えば、後述の「表示部15、25、オーディオ部17,27」)と、前記移動体の出発地から前記入力部に入力された目的地までの移動経路で測位された位置情報の変化に基づいて前記種別情報を選択し、該選択した種別情報を有する施設に対応するシナリオデータを出力するように前記出力部を制御する制御部(例えば、後述の「出力制御部112、212」)と、を備える。
上記(1)によれば、出発地から目的地までの移動経路で測位された位置情報の変化に基づいて、出力するシナリオデータを選択する。そのため、出発地や目的地を考慮することなく、単に現在位置に基づいて、出力する一般的な技術に比して、よりユーザの目的に沿った情報を出力することができる。
(2) (1)に記載の案内装置において、前記地図情報記憶部は、前記種別情報として観光に関する種別を含み、前記制御部は、前記位置情報の変化が、前記出発地から前記目的地に移動するに従い、前記観光に関する種別情報を他の施設情報よりも優先して選択する。
上記(2)によれば、目的地が観光地である場合に、目的地に近づくに従い、出力するシナリオデータとして観光に関する情報を優先して選択することができる。従って、よりユーザの目的に沿った情報を出力することができる。
(3) (1)又は(2)に記載の案内装置において、前記制御部は、さらに前記入力部に入力された目的地から前記移動体の出発地までの移動経路である復路で測位された位置情報の変化に基づいて前記種別情報を選択し、該選択した種別情報を有する施設に対応するシナリオデータを出力するように前記出力部を制御する。
上記(3)によれば、さらに目的地から出発地までの移動経路である復路で測位された位置情報の変化に基づいて、出力するシナリオデータを選択する。そのため、往路のみならず復路においても、よりユーザの目的に沿った情報を出力することができる。
(4) (2)に記載の案内装置において、前記制御部は、さらに前記入力部に入力された目的地から前記移動体の出発地までの移動経路である復路で測位された位置情報の変化に基づいて前記種別情報を選択し、該選択した種別情報を有する施設に対応するシナリオデータを出力するように前記出力部を制御し、前記位置情報の変化が、前記目的地から前記出発地に移動するに従い、前記観光に関する種別情報よりも他の施設情報を優先して選択する。
上記(4)によれば、さらに復路で測位された位置情報の変化に基づいて、出発地に近づくに従い、出力するシナリオデータとして観光に関する情報よりも他の情報を優先して選択する出力するシナリオデータを選択する。そのため、往路のみならず復路においても、よりユーザの目的に沿った情報を出力することができる。
(5) (1)乃至(4)の何れかに記載の案内装置において、前記地図情報記憶部は、建物、及び地域のそれぞれを施設として取り扱って記憶し、前記シナリオデータ記憶部は、前記施設に関する情報を含んだシナリオデータとして、地域の歴史の情報を含んだシナリオデータと、地域の音楽の情報を含んだシナリオデータとを記憶する。
上記(5)によれば、観光地等の地域を施設として取り扱い、この地域に関する歴史の情報や音楽の情報を出力することができる。これにより、店舗の紹介以外にも地域にまつわる話題の提供を受けるため、ユーザがシナリオデータを、より楽しむことが可能となる。
(6) 本発明の案内サーバ(例えば、後述の「コンテンツサーバ30A」)は、移動体が測位した該移動体の現在の位置情報を取得する位置情報取得部(例えば、後述の「位置情報取得部311」)と、道路地図情報と、施設の位置情報と、施設の種別を含んだ種別情報とを記憶する地図情報記憶部(例えば、後述の「地図情報記憶部321」)と、前記施設に関する情報を含んだシナリオデータを記憶するシナリオデータ記憶部(例えば、後述の「シナリオデータ記憶部324」)と、前記移動体、又は外部装置から、目的地情報を取得する目的地情報取得部(例えば、後述の「目的地情報取得部312」)と、前記位置情報取得部が取得した位置情報に基づいて、前記シナリオデータを音声又は画像あるいはこれらの組み合わせとして出力するように前記移動体に指示を出す出力指示部(例えば、後述の「出力指示部316」)と、前記移動体の出発地から前記目的地情報取得部が収録した目的地までの移動経路で測位された位置情報の変化に基づいて前記種別情報を選択し、該選択した種別情報を有する施設に対応するシナリオデータを出力するように前記移動体に指示を出すように出力指示部を制御する制御部(例えば、後述の「出力指示部314」)と、を備える。
上記(6)の案内サーバによれば、上記(1)の案内装置と同様の効果を奏する。
(7) 本発明の案内方法は、移動体の現在の位置情報を測位する測位部(例えば、後述の「センサ部14、24」)と、道路地図情報と、施設の位置情報と、施設の種別を含んだ種別情報とを記憶する地図情報記憶部(例えば、後述の「地図情報記憶部121、221」)と、前記施設に関する情報を含んだシナリオデータを記憶するシナリオデータ記憶部(例えば、後述の「シナリオデータ記憶部124、224」)と、前記移動体と共に移動するユーザ、又は外部装置から、目的地情報を入力される入力部(例えば、後述の「入力部16、26」)と、前記測位部が測位した位置情報に基づいて、前記シナリオデータを音声又は画像あるいはこれらの組み合わせとして出力する出力部(例えば、後述の「表示部15、25、オーディオ部17,27」)と、とを備えるコンピュータ(例えば、後述の「車載コンテンツ再生装置10」又は「携帯端末20」)が、前記移動体の出発地から前記入力部に入力された目的地までの移動経路で測位された位置情報の変化に基づいて前記種別情報を選択し、該選択した種別情報を有する施設に対応するシナリオデータを出力するように前記出力部を制御する制御ステップ、を実行する。
上記(7)の案内方法によれば、上記(1)の案内装置と同様の効果を奏する。
本発明によれば、よりユーザの目的に沿った情報を出力することができる。
本発明の実施形態である案内システム全体の基本的構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における車載コンテンツ再生装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態におけるシナリオデータの階層構造の一例を示す構成図である。 本発明の実施形態におけるシナリオデータの出力の制御の考え方について示す模式図である。 本発明の実施形態における携帯端末の機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態におけるコンテンツサーバの機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態における案内処理時の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の変形例におけるコンテンツサーバの機能構成を示す機能ブロック図である。
<案内システム1の全体構成>
以下、本発明の案内システムの好ましい一実施形態について、図を参照しながら詳細に説明する。図1に、案内システム1の全体構成を示す。
なお、本実施形態においては、車載コンテンツ再生装置10及び携帯端末20は、単独でも案内を実行可能な構成を備える場合を例示する。従って、サーバとの通信環境を備えていない場合であっても、よりユーザの目的に沿った情報を出力することを可能とする。
図1に示すように、案内システム1は、車載コンテンツ再生装置10と、携帯端末20と、コンテンツサーバ30と、を含んで構成される。これら各装置及び各端末は、通信網40を介して相互に通信可能に接続される。なお、図中では、これら各装置及び各端末にて送受信される情報についても図示しているが、これらの情報はあくまで一例である。本実施形態にて、図示をしている以外の情報が送受信されるようにしてもよい。また、図1において、通信経路を破線で記載しているが、これは、本実施形態においては、必ずしも通信経路が必須の構成ではないことを示す。
車載コンテンツ再生装置10は、車載コンテンツ再生装置10の位置情報(すなわち、車両50aの位置情報)を測位する機能を有する。この車載コンテンツ再生装置10が測位した位置情報は、コンテンツサーバ30に対して適宜送信してもよい。また、車載コンテンツ再生装置10は、車両50aに乗車し、例えば、観光地や観光施設等をドライブしているとき、及び/又は目的地に向かって移動しているときに、ユーザに対して、観光地、観光施設や目的地を巡る各種情報、あるいは観光と関連しない一般的な情報を、音声及び/又は画像で案内する機能を有する。
ここで、観光地や目的地を巡る各種情報としては、例えば、当該観光施設及び/又は目的地でおすすめの食べ物や飲み物等の飲食に関する情報、観光地に対応する地域の歴史の情報、この地域の音楽の情報、おすすめの遊び等に関する情報、おすすめの動物、植物、地質等の自然や歴史等に関する情報、方言や風習等に関する文化に関する情報、及びご当地キャラクタ等に関する情報が例として挙げられる。例えば、観光ポイントが有名な寺院の場合、寺院の建立時期、建立した人物、保有している主な仏像や絵画、彫刻、建立された理由や時代等々および寺院の詳細な場所に関する音声および画像による説明が例として挙げられる。
なお、車載コンテンツ再生装置10は、施設情報の表示及び現在位置から目的地までの経路案内等も行う。
車載コンテンツ再生装置10は、移動体である車両50aに据え付けられたカーナビゲーション装置や、移動体である車両50aに簡易的に設置され可搬可能なPND(Portable Navigation Device)により実現することができる。
携帯端末20は、車両50bに乗車したユーザが利用する携帯端末である。携帯端末20は、上述した車載コンテンツ再生装置10と同様に、携帯端末20の位置情報(すなわち、車両50bの位置情報)を測位する機能を有する。この携帯端末20が測位した位置情報は、車載コンテンツ再生装置10が測位した位置情報と同様に、コンテンツサーバ30に対して適宜送信してもよい。また、車載コンテンツ再生装置10と同様に、携帯端末20は、車両50bに乗車し、例えば、観光地や観光施設等をドライブしているとき、及び/又は目的地に向かって移動しているときに、ユーザに対して、観光地や目的地を巡る各種情報、あるいは観光と関連しない一般的な情報を、音声及び/又は画像で案内する機能を有する。なお、車載コンテンツ再生装置10と同様に、携帯端末20は、施設情報の表示及び現在位置から目的地までの経路案内等を行う。
携帯端末20は、スマートフォン、携帯電話機、タブレット端末、ノートパソコン、その他の携帯可能な電子機器により実現することができる。
なお、図中では、車載コンテンツ再生装置10と車両50aの組と、携帯端末20と車両50bの組をそれぞれ一組ずつ図示しているが、これらの組数に特に制限はない。また、以下の説明において、車載コンテンツ再生装置10が搭載された車両50aや、携帯端末20を利用するユーザが乗車する車両50bを区別することなく呼ぶ場合には、末尾のアルファベットを省略して、単に「車両50」と呼ぶ。
コンテンツサーバ30は、例えば、観光地をドライブしている車両50(に対応する車載コンテンツ再生装置10又は携帯端末20)に対して、車両50(に対応する車載コンテンツ再生装置10又は携帯端末20)から受信する位置情報及び/又は要求に基づいて、例えば、当該観光地に関するコンテンツ情報(例えば、後述するシナリオデータ)を予めダウンロード可能とする。
コンテンツサーバ30は、例えば、汎用のサーバ装置に本実施形態特有のソフトウェアを組み込むことにより実現することができる。ここで、サーバ装置は、1つのコンピュータ又は複数のコンピュータから構成される分散システムでもよい。
通信網40は、インターネットや携帯電話網といったネットワークや、これらを組合せたネットワークにより実現される。
車両50は、車載コンテンツ再生装置10や携帯端末20のユーザが乗車する移動体である。車両50は、例えば、四輪自動車や自動二輪車や自転車等により実現される。
以上、案内システム1の全体構成について説明した。
次にそれぞれの構成について説明する。
<車載コンテンツ再生装置10が備える機能ブロック>
車載コンテンツ再生装置10が備える機能ブロックについて図2のブロック図を参照して説明をする。
ここで、車載コンテンツ再生装置10は、車両50aから電源の供給を受けており、車両50aに乗車したユーザにより車両50aのイグニッションスイッチがオン(エンジンを起動)にされることによって自動起動するようにしてもよい。そして、車載コンテンツ再生装置10は、車両50aに乗車したユーザにより車両50aのイグニッションスイッチがオフ(エンジンを停止)にされるまで稼働するようにしてもよい。
図2に示すように、車載コンテンツ再生装置10は、制御部11と、記憶部12と、通信部13と、センサ部14と、表示部15と、入力部16と、オーディオ部17と、を含んで構成される。
制御部11は、マイクロプロセッサ等の演算処理装置から構成され、10を構成する各部の制御を行う。制御部11の詳細については、後述する。
記憶部12は、半導体メモリ等で構成されており、ファームウェアやオペレーティングシステムと呼ばれる制御用のプログラムや、後述するシナリオデータ等を用いて、ユーザに対して音声及び/又は画像による案内をするためのプログラムや、施設情報を表示部15等を介して表示するためのプログラムや、当該施設に移動するための経路案内処理を行うためのプログラムや、コンテンツサーバ30に対する車両50aの位置情報の送信処理を行うためのプログラムといった各プログラム、さらにその他、地図情報等の種々の情報が記憶される。図2に示すように、例えば、記憶部12は、地図情報記憶部121、位置情報記憶部122、識別情報記憶部123、及びシナリオデータ記憶部124を含む。
地図情報記憶部121には、道路や施設等の地物に関する情報、道路地図情報、施設の位置情報、施設の種別情報、駐車場情報等の地図情報が含まれる。また、地図情報記憶部121には他にも、道路及び道路地図等の背景を表示するための表示用地図データ、ノード(例えば道路の交差点、屈曲点、端点等)の位置情報及びその種別情報、各ノード間を結ぶ経路であるリンクの位置情報及びその種別情報、全てのリンクのコスト情報(例えば距離、所要時間等)に関するリンクコストデータ等を含む道路ネットワークデータ等が含まれる。なお、地図情報記憶部121に含まれる施設に関する情報は、後述するシナリオデータで案内される観光施設や観光スポット等だけではなく、地図情報に表示される一般的な施設を含むものとしてもよい。
道路地図情報としては道路の種別や信号機等のいわゆる道路地図の情報が保存されている。
施設の位置情報としては、各施設の位置情報が緯度経度の情報として保存されている。また、施設の位置情報として、施設の識別情報(施設ID)、名称、住所等が含まれていてもよい。
施設の種別情報としては、例えば、各施設の種別情報として、飲食店、小売店、コンビニエンスストア、ガソリンスタンドといった種別情報や、そのジャンル(例えば、飲食店であれば、和食、中華、イタリアン等)といった種別情報が含まれる。これらの種別情報は、例えば、経路案内において利用される。
また、他にも、各施設の種別情報としては、シナリオデータを選択するための種別情報も含まれる。例えば、観光、一般といった大きな分類の種別情報に加えて、飲食、名所等のより細分化された種別情報も含まれる。この点については、図3を参照してシナリオデータを説明する際に、併せて説明をする。
なお、地図情報記憶部121では(また、本実施形態の説明では)、建物を単位として施設として取り扱うのみならず、地域を単位としても施設として取り扱う。例えば、1つの建物(又は複数の建物)を1つの施設として取り扱うのみならず、1つの地域(又は複数の地域)を1つの施設として取り扱う。
駐車場情報としては、駐車場の位置情報が緯度経度の情報として保存されている。駐車場が各一般施設の駐車場である場合には、一般施設と駐車場を紐付けて保存される。
位置情報記憶部122には、後述のセンサ部14により測位された車載コンテンツ再生装置10の位置情報(すなわち、車両50aの位置情報)が含まれる。位置情報記憶部122には、測位された位置を示す情報のみならず、測位を行った時刻である測位時刻も含まれるようにする。
また、識別情報記憶部123には、車載コンテンツ再生装置10を識別するための情報(「識別情報」ともいう)を含む。識別情報としては、例えば車載コンテンツ再生装置10に一意に割り当てられた製造番号等を利用することができる。また、他にも、通信部13が携帯電話網等のネットワークである通信網40に接続するために、通信部13に挿入されたSIM(Subscriber Identity Module)に付与された電話番号を識別情報として利用することができる。また、他にも、車両50aに固有に付与されたVIN(車両識別番号)やナンバープレートの番号を識別情報として利用することができる。
シナリオデータ記憶部124には、前述したように観光地や目的地を巡る各種情報各種情報、あるいは観光と関連しない一般的な情報を、音声及び/又は画像で案内するためのシナリオデータを含む。シナリオデータ記憶部124は、予め所定の地理的範囲内における少なくとも1つのおすすめの観光施設や目的地を巡る各種情報を案内するためのシナリオデータを含むようにしてもよい。また、車両50aの位置情報やユーザからの要求に基づいて、コンテンツサーバ30から予めダウンロードするようにしてもよい。シナリオデータの詳細については、後述する。
これらの記憶部12に格納される各情報については、記憶部12に予め記憶しておく構成としてもよいし、通信網40に接続されたコンテンツサーバ30や、他のサーバ装置(図示を省略する。)等から必要に応じて予めダウンロードされる構成としてもよい。さらに、ユーザの入力等に応じて適宜修正されてもよい。
通信部13は、DSP(Digital Signal Processor)等を有し、3G(3rd Generation)、LTE(Long Term Evolution)やWi−Fi(登録商標)といった規格に準拠して、通信網40を介して通信網40を介した他の装置(例えば、コンテンツサーバ30)との間の無線通信を実現する。通信部13は、前述したように、例えばシナリオデータをダウンロードするために利用される。また、記憶部12に格納されている位置情報及び識別情報を、コンテンツサーバ30に対して送信するために利用してもよい。なお、通信部13と他の装置との間で送受信されるデータに特に制限はなく、位置情報、識別情報、及びシナリオデータ以外の情報が送受信されるようにしてもよい。
センサ部14は、例えばGPS(Global Positioning System)センサ、ジャイロセンサ、加速度センサ等により構成される。センサ部14は、位置情報を検出する位置検出手段としての機能を備え、GPSセンサによりGPS衛星信号を受信し、車載コンテンツ再生装置10の位置情報(緯度及び経度)を測位する。センサ部14による測位は、所定の時間間隔(例えば3秒間隔)で行うようにしてもよい。測位した位置情報は、位置情報記憶部122に格納される。なお、位置情報には、位置情報を測位した時刻情報を含めることが好ましい。そうすることで、車両50aが、いつ、どこに位置していたか、を算出することが可能となる。
なお、センサ部14は、ジャイロセンサ、加速度センサにより測定される角速度や、加速度に基づいて車載コンテンツ再生装置10の位置情報の測位精度をさらに高めることも可能である。
また、センサ部14は、GPS通信が困難又は不可能となった場合に、AGPS(Assisted Global Positioning System)通信を利用し、通信部13から取得される基地局情報によって車載コンテンツ再生装置10の位置情報を算出することも可能である。
表示部15は、液晶ディスプレイ、又は有機エレクトロルミネッセンスパネル等の表示デバイスにより構成される。表示部15は、制御部11からの指示を受けて画像を表示する。表示部15が表示する情報としては、例えば、制御部11がシナリオデータに基づいて例えば複数のキャラクタによる音声出力によりおすすめの施設情報や目的地情報等を提供しているときに、音声に対応するキャラクタを表示するようにしてもよい。また、音声による情報提供を補足するための映像を表示するようにしてもよい。この外、現在位置付近の地図やルート案内情報を表示してもよい。
入力部16は、テンキーと呼ばれる物理スイッチや表示部15の表示面に重ねて設けられたタッチパネル等の入力装置(図示を省略する。)等で構成される。入力部16からの操作入力、例えばユーザによるテンキーの押下、タッチパネルのタッチに基づいた信号を制御部11に出力することで、ユーザによる選択操作や、地図の拡大縮小等の操作を実現することができる。
オーディオ部17は、シナリオデータ記憶部124から読みだしたシナリオデータに基づいて、例えば複数のキャラクタの音声により案内している場合の音声を出力する。オーディオ部17は、アンプやスピーカ等で構成される。
なお、この他、図示しないが、車載コンテンツ再生装置10は、マイク等を備えることもできる。マイクは、運転者によって発せられた音声等を集音する。
そうすることで、マイクを介して音声入力された運転者による各種の選択、指示を音声認識技術により、制御部11に入力したりすることもできる。また、シナリオデータをキャラクタの音声により案内しているときに、キャラクタからのユーザに対する問い合わせ等に対して、マイクを介して応答することもできる。そうすることで、キャラクタとの会話を実現することができる。
次に、制御部11の詳細について説明をする。制御部11はCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random access memory)、ROM(Read Only Memory)、及びI/O(Input / output)等を有するマイクロプロセッサにより構成される。CPUは、ROM又は記憶部12から読み出した各プログラムを実行し、その実行の際にはRAM、ROM、及び記憶部12から情報を読み出し、RAM及び記憶部12に対して情報の書き込みを行い、通信部13、センサ部14、表示部15、入力部16、及びオーディオ部17等と信号の授受を行う。そして、このようにして、ハードウェアとソフトウェア(プログラム)が協働することにより本実施形態における処理は実現される。
制御部11は、機能ブロックとして、経路案内部111と、出力制御部112と、を備える。なお、この外、コンテンツサーバ30に対して車両50の位置情報を送信する位置情報送信部(図示せず)及びコンテンツサーバ30からコンテンツ(例えば、シナリオデータ)を予めダウンロードするためのダウンロード部(図示せず)を備えてもよい。
<シナリオデータ>
制御部11の機能を説明する前提として、まずシナリオデータについて説明する。
シナリオデータは、主に、観光地や目的地を巡る各種情報を含み、オーディオ部17を介して例えば複数のキャラクタの音声(ナレーション)により出力される音声データ、及び表示部15を介して表示される画像データを含むことができる。なお、音声によるシナリオデータは、複数の上位階層シナリオと該上位階層シナリオに結び付いた複数の下位階層シナリオと、該下位階層シナリオの見出し語を含む中間階層シナリオ(以下「ショートラジオ」ともいう。)とを含むように階層構造として構成してもよい。
図3に、一例として、音声によるシナリオデータの階層構造の一例を示す。図3に示すように、例えば、最上位階層シナリオである「観光」に関するシナリオには、中間階層シナリオ(ショートラジオ)を介して、第2階層シナリオである「飲食」に関するシナリオ及び「スポット」に関するシナリオが構成される。同様に、第2階層シナリオである「飲食」に関するシナリオには、ショートラジオを介して、第3階層シナリオである「食べ物」に関するシナリオ及び「飲み物」に関するシナリオ等が構成される。以下、第3階層シナリオである「食べ物」に関するシナリオには、ショートラジオを介して、第4階層シナリオである「肉」に関するシナリオや「魚」に関するシナリオが構成される。次に、第4階層シナリオである「肉」に関するシナリオには、ショートラジオを介して、第5階層シナリオである「ソーキそば」に関するシナリオや「ステーキ」に関するシナリオが構成される。このように、シナリオは、上位概念の設営から下位概念の説明へとなるように構成される。さらに、ショートラジオには、例えば、上位階層シナリオから、次に案内する下位階層シナリオをテンポよくスムーズに案内するために、下位階層シナリオの見出しを含むようにするとともに、下位階層シナリオよりもその長さが短くなるように構成される。ここで、シナリオの「長さ」とは、例えば、シナリオの文字数、シナリオの音声によるナレーションに要する時間等が一例として挙げられる。
例えば、上位階層シナリオが「観光施設の説明」、下位階層シナリオが「寺院」の説明、「神社の説明」等であった場合に、テンポよく「観光施設の説明」から「寺院」の説明、及び/又は「神社」の説明に続けるために、ショートラジオでは、例えば「〇〇寺や△△神社が有名なんだよ」と、下位階層シナリオにつなげるように構成し、下位階層シナリオaにおいて「〇〇寺院」の説明、下位階層シナリオbにおいて「△△神社」の説明をするように構成することができる。
ショートラジオの音声は、上位階層シナリオの音声及び/又は下位階層シナリオの音声と異なるように、音声(キャラクタ)を変更することが好ましい。
こうすることで、1つのシナリオが長くなることを防止するとともに、短いナレーションによって、ユーザに対してテンポよく情報を継続的に案内することが可能となり、より一層、情報をユーザが聞き取りやすく、かつユーザの興味を引くことができる。なお、音声による情報提供を補足するための映像を表示するようにしてもよい。
この外、現在位置付近の地図、ルート案内情報を表示してもよい。また、ご当地情報、音楽コンテンツ、ディスクジョッキーのアナウンス、事故多発地点や急カーブの注意を喚起する交通案内アナウンスを含むようにしてもよい。
また、具体的なシナリオデータとして、例えば、上位階層シナリオが「観光」、下位階層シナリオが「地域の歴史」である場合には、観光地に対応する地域の歴史の情報を含んだシナリオデータを含むようにしてもよい。例えば、その地域における町の成り立ちや、その地域の名産品の遍歴等の情報を含んだシナリオデータを含むようにしてもよい。また、他にも、シナリオデータとして、上位階層シナリオが「観光」、下位階層シナリオが「地域の音楽」である場合には、観光地に対応する地域の音楽の情報を含んだシナリオデータを含むようにしてもよい。例えば、その地域に伝わる民謡や、その地域をモチーフとした楽曲を含んだシナリオデータを含むようにしてもよい。
以上、シナリオデータの特徴について説明した。
ここで、地図情報記憶部121の説明の際に上述したように、本実施形態では、地図情報記憶部121の記憶する各施設の種別情報に、シナリオデータを選択するための種別情報も含まれる。このシナリオデータを選択するための種別情報は、上述したシナリオデータの各階層と対応する。例えば、各施設の種別情報には、第1階層シナリオと対応する「観光」や「一般」という種別情報が含まれる。また、第2階層シナリオと対応する「飲食」や「地域」という種別情報が含まれる。ここで、施設と、施設の種別情報とは、1対1の関係で対応付けられていてもよいが、1対多の関係で対応付けられていてもよい。例えば、或る施設の種別情報として「観光」という種別情報と「飲食」という種別情報の双方が対応付けられていてもよい。
図2に戻り、制御部11の各機能部について説明する。
経路案内部111は、ユーザによって入力又は選択された施設等の目的地までの経路案内処理を行う。
目的地までの経路案内処理は、一般的なカーナビゲーションシステムにおける経路案内処理と同等である。すなわち、経路案内部111は、記憶部12に記憶されている地図情報(図示を省略する。)に基づいて目的地までの地図を生成し、この生成した地図上にセンサ部14により測位された車載コンテンツ再生装置10の現在位置と目的地の位置と目的地までのルート情報とを重ね、これを表示部15に表示することにより経路案内を行う。この場合に、さらに、図示を省略したスピーカから経路案内用の音声を出力するようにしてもよい。また、道路の混雑状況の情報や天気の情報等を通信部13による通信により取得して、この取得した情報を経路案内処理に利用するようにしてもよい。
なお、目的地までの経路案内処理については、当業者によく知られているので、これ以上の詳細な説明は省略する。
出力制御部112は、車両50aの出発地から目的地までの移動経路で測位された位置情報の変化に基づいて、施設の種別情報を選択する。また、出力制御部112は、この選択した種別情報を有する施設に対応するシナリオデータを出力するように表示部15やオーディオ部17を制御する。すなわち、出力制御部112は、この選択した種別情報を有する施設に対応するシナリオデータをシナリオデータ記憶部124から呼び出して、シナリオデータに含まれる音声データについては、オーディオ部17を介して出力するとともに、シナリオデータに含まれる画像データについては、表示部15を介して出力する。
このような処理を行なうために、まず、出力制御部112は、車両50aの出発地と目的地を特定する。ここで、出発地は、例えば、ユーザの自宅や、レンタカーの貸出地点である。また、目的地は、例えば、観光地である。
具体的に、出力制御部112は、車両50aに乗車したユーザにより車両50aのイグニッションスイッチがオン(エンジンを起動)にされた直後に測位した位置を、一回のドライブにおける出発地の位置として特定する。また、例えば、出力制御部112は、ユーザの操作に基づいて、経路案内部111により目的地として設定された施設の位置を、一回のドライブにおける目的地の位置として特定する。
なお、他にも、出力制御部112は、ユーザの操作に基づいて、経路案内部111により出発地として設定された施設の位置を、一回のドライブにおける出発地の位置として特定するようにしてもよい。
このように出力制御部112は、車両50aと共に移動するユーザからの操作や、外部装置(ここでは、車両50a)の電源のオンオフにより入力された、出発地や目的地を特定することができる。
次に、出力制御部112は、この出発地から目的地までの移動経路で測位された位置情報の変化に基づいて、施設の種別情報を選択する。また、出力制御部112は、この選択した種別情報を有する施設に対応するシナリオデータを出力するように表示部15やオーディオ部17を制御する。
この制御における基本的な考え方について図4を参照して説明する。
図4(A)に、出発地から目的地までの移動経路である往路での処理について示す。まず、出発地から出発すると、出力制御部112は、施設の種別情報として、「観光」ではなく他の種別情報(例えば、「一般」)を優先的に選択する。これにより出力されるシナリオデータの割合として、観光の種別情報を有する施設に対応するシナリオデータ(図中では「観光情報」と記載する。)よりも、他の種別情報(例えば、「一般」)を有する施設に対応するシナリオデータ(図中では「そのほか」と記載する。)が出力されることになる。例えば、図示するように、観光情報10%とそのほか90%の割合で出力されることになる。これは、観光地等の目的地に到着するよりも随分前に観光情報を出力したとしても、ユーザはそれほど興味を抱かないと考えられるからである。
その後、移動と共に位置情報が変化し、車両50aが目的地から範囲aに入ったとする。ここで、範囲aの形状は、例えば、目的地を中心とした円形等の形状とする。また、範囲aの広さは、例えば、目的地を中心として予め設定された所定の広さとしてもよいし、今回の出発地と目的地の中間地点に対応する広さとしてもよい。この場合、出力制御部112は、「観光」をより優先的に選択するようにする。これにより出力されるシナリオデータの割合として、観光の種別情報を有する施設に対応するシナリオデータ(図中では「観光情報」と記載する。)と、他の種別情報(例えば、「一般」)を有する施設に対応するシナリオデータ(図中では「そのほか」と記載する。)がより近い割合で出力されることになる。例えば、図示するように、観光情報50%とそのほか50%の割合で出力されることになる。これは、観光地等の目的地に近づいてきたため、観光情報を出力した場合に、ユーザはそれなりに興味を抱くと考えられるからである。
その後、移動と共に位置情報が変化し、車両50aが目的地から範囲bに入ったとする。ここで、範囲bの形状や広さは、範囲aと同様にして、任意に設定することができる。ただし、範囲bは範囲aよりも、より目的地に近い範囲とする。例えば、範囲bは、目的地を中心として範囲aよりも狭い円形の形状とする。この場合、範囲aは、例えば、円形であって、且つ、範囲bの領域を除外した、いわゆるドーナツ状の形状となる。
この場合、出力制御部112は、「観光」をより優先的に選択するようにする。これにより出力されるシナリオデータの割合として、観光の種別情報を有する施設に対応するシナリオデータ(図中では「観光情報」と記載する。)が、他の種別情報(例えば、「一般」)を有する施設に対応するシナリオデータ(図中では「そのほか」と記載する。)がよりも高い割合で出力されることになる。例えば、図示するように、観光情報90%とそのほか10%の割合で出力されることになる。これは、観光地等の目的地により近づいてきたため、ユーザは観光情報に興味を抱き、そのほかの情報にはそれほど興味を抱かないと考えられるからである。
このような考えで、出力制御部112は、出発地から目的地までの移動経路で測位された位置情報の変化に基づいて、シナリオデータの出力を制御する。これにより、よりユーザの目的に沿った情報を出力することが可能となる。
また、上述の図4(A)を参照した説明と同様にして、出力制御部112は、復路においても、シナリオデータの出力を制御するようにしてもよい。この場合、出力制御部112は、往路における目的地(すなわち、復路における出発地)から、往路における出発地(すなわち、復路における目的地)までの移動経路で測位された位置情報の変化に基づいて、シナリオデータの出力を制御する。ここで、復路は往路における出発地に帰ることを目的としているので、ユーザは、往路に比べて観光情報に興味を抱かないと考えられる。そこで、出力制御部112は、図4(B)に示すように、復路では往路に比べて、観光情報よりもそのほかの情報が優先して出力されるようにする。例えば、図示するように、範囲bにある場合に、観光情報60%とそのほか40%の割合で出力されるようにする。また、図示するように、範囲aにある場合に、観光情報30%とそのほか70%の割合で出力されるようにする。また、図示するように、範囲aを出た場合に、観光情報0%とそのほか100%の割合で出力されるようにする。
このような考えで、出力制御部112は、復路においても、往路における目的地(すなわち、復路における出発地)から、往路における出発地(すなわち、復路における目的地)までの移動経路で測位された位置情報の変化に基づいて、シナリオデータの出力を制御する。これにより、往路と復路のそれぞれで、よりユーザの目的に沿った情報を出力することが可能となる。
なお、今回の説明では、一例として、範囲aと範囲bを設定し、範囲a外、範囲a内、及び範囲b内の3つの段階で、シナリオデータの出力を制御していた。これに限らず、範囲の数を変更し、2つの段階で、シナリオデータの出力を制御したり、4つ以上の段階で、シナリオデータの出力を制御したりしてもよい。また。図示した割合については、一例に過ぎず、他の割合となるように、シナリオデータの出力を制御したりしてもよい。
以上、車載コンテンツ再生装置10の構成について説明した。
<携帯端末20が備える機能ブロック>
次に、携帯端末20が備える機能ブロックについて図4のブロック図を参照して説明をする。
ここで、上述した車載コンテンツ再生装置10は、車両50aから電源の供給を受けていたが、携帯端末20は自身が備えるバッテリ(図示を省略する)から電源の供給を受ける。ただし、バッテリを充電するために携帯端末20が車両50bのシガーソケット等から電源の供給を受けるようにしてもよい。
図5に示すように、携帯端末20は、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、センサ部24と、表示部25と、入力部26と、オーディオ部27と、近距離通信部28とを含んで構成される。
ここで、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、センサ部24と、表示部25と、入力部26は、上述した車載コンテンツ再生装置10が含む同名の機能ブロックと同等の機能を有している。つまり、上述した車載コンテンツ再生装置10の説明における「車載コンテンツ再生装置10」の文言を「携帯端末20」を置き換え、上述した車載コンテンツ再生装置10の説明における、「車両50a」の文言を「車両50b」と置き換えることにより、携帯端末20の各機能ブロックの説明となるので、重複する再度の説明は省略する。
一方で、携帯端末20は、近距離通信部28を含んでいる点等で、車載コンテンツ再生装置10と相違するので、この相違点について、以下説明をする。
近距離通信部28は、NFC(Near Field Communication)やBluetooth(登録商標)といった規格に準拠した非接触の近距離通信、又はUSB(Universal Serial Bus)ケーブル等を介した有線による近距離通信を行うための部分である。
一方で、車両50bは、近距離通信部28と通信を行うための近距離通信部を備える。例えば車両50bのECU(Electronic Control Unit)が近距離通信部を備える。
そして、携帯端末20がECUと近距離通信により通信することができる場合とは、すなわち、携帯端末20が車両50bの車内に存在する場合である。この場合、携帯端末20のセンサ部24が測位する位置情報は、車両50bの位置情報に相当することになる。
そこで、携帯端末20は、近距離通信部28を介してECUと近距離通信できる間は、制御部21の備える各機能部を起動させるようにしてもよい。
例えば、ユーザが携帯端末20を所持して車両50bに乗車し、イグニッションスイッチ等の車両50bの起動スイッチをオンにすると、車両50bと携帯端末20とが接続(ペアリング)され、携帯端末20で測位した位置情報及び識別情報が携帯端末20からコンテンツサーバ30に送信されるようにしてもよい。
なお、車両50bが位置情報を測位する機能を有している場合には、センサ部24が測位する位置情報ではなく、車両50bが測位する位置情報を位置情報として携帯端末20が取得してもよい。この場合、携帯端末20は、車両50bから、車両50bの測位する位置情報を取得するようにすることで、センサ部24を省略するようにしてもよい。
また、出力制御部212は、上述した経路案内部111と異なり、近距離通信部28を利用して、車両50bの出発地と目的地を特定する。
例えば、出力制御部212は、この車両50bと携帯端末20とのペアリング直後に測位された位置を、一回のドライブにおける出発地として特定する。また、例えば、出力制御部212は、ユーザの操作に基づいて、経路案内部211により目的地として設定された施設の位置を、一回のドライブにおける目的地の位置として特定する。
なお、他にも、出力制御部212は、ーザの操作に基づいて、経路案内部211により出発地として設定された施設の位置を、一回のドライブにおける出発地の位置として特定するようにしてもよい。
このように出力制御部212は、車両50bと共に移動するユーザからの操作や、外部装置(ここでは、車両50b)とのペアリングのオンオフにより入力された、出発地や目的地を特定することができる。
以上、携帯端末20の構成について説明した。
<コンテンツサーバ30が備える機能ブロック>
次に、コンテンツサーバ30が備える機能ブロックについて図5のブロック図を参照して説明をする。
図6に示すように、コンテンツサーバ30は、制御部31と、記憶部32と、通信部33と、を含んで構成される。
制御部31は、マイクロプロセッサ等の演算処理装置から構成され、コンテンツサーバ30を構成する各部の制御を行う。制御部31については、後述する。
記憶部32は、半導体メモリ等で構成されており、ファームウェアやオペレーティングシステムと呼ばれる制御用のプログラムや、情報分析処理を行うためのプログラムといった各プログラム、さらにその他、地図情報記憶部321、及びシナリオデータを含むコンテンツ情報記憶部325を含むようにしてもよい。
その場合、地図情報記憶部321には、上述した地図情報記憶部121、地図情報記憶部221と同じ情報が含まれる。地図情報は、予め記憶しておく構成としてもよいし、通信網40に接続されたサーバ装置(図示を省略する。)等から必要に応じて適宜ダウンロードされる構成としてもよい。さらに、ユーザの入力等に応じて適宜修正されてもよい。
また、コンテンツ情報記憶部325は、前述した観光地情報や目的地情報等を案内するための色々なシナリオデータを含む。また、コンテンツ情報記憶部325は、この外、例えば音楽コンテンツ、ディスクジョッキーのアナウンス、事故多発地点や急カーブの注意を喚起する交通案内アナウンス、写真や動画等の映像コンテンツを含むようにしてもよい。なお、これらの情報についても、シナリオデータとして構成するようにしてもよい。
コンテンツ情報は、前述したように、車両50の位置情報やユーザからの要求に基づいて、コンテンツサーバ30から、予め、車載コンテンツ再生装置10や携帯端末20にダウンロードされるようにしてもよい。
通信部33は、DSP(Digital Signal Processor)等を有し、3G(3rd Generation)LTE(Long Term Evolution)やWi−Fi(登録商標)といった規格に準拠して、通信網40を介して通信網40を介した他の装置との間の無線通信を実現する。通信部33は、例えば、車載コンテンツ再生装置10及び携帯端末20のそれぞれから送信される位置情報及び識別情報を受信するために利用してもよい。また、通信部33は、車載コンテンツ再生装置10及び携帯端末20に対して予めシナリオデータを含むコンテンツ情報を送信するために利用してもよい。
ただし、通信部33と他の装置との間で送受信されるデータに特に制限はなく、これらの情報以外の情報が送受信されるようにしてもよい。
制御部31はCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random access memory)、ROM(Read Only Memory)、及びI/O(Input / output)等を有するマイクロプロセッサにより構成される。CPUは、ROM又は記憶部32から読み出した各プログラムを実行し、その実行の際にはRAM、ROM、及び記憶部32から情報を読み出し、RAM及び記憶部32に対して情報の書き込みを行い、通信部33、表示部34、及び入力部35と信号の授受を行う。そして、このようにして、ハードウェアとソフトウェア(プログラム)が協働することにより本実施形態における処理は実現される。
制御部31は、機能ブロックとして、例えば、位置情報受信部310、コンテンツデータ提供部315を含むようにしてもよい。
位置情報受信部310は、車両50から、当該車両50の識別情報、位置情報、及び時刻情報等を、通信部33を介して受信するようにしてもよい。
コンテンツデータ提供部315は、前述したように、車両50の位置情報やユーザからの要求に基づいて、シナリオデータを含むコンテンツデータを、予め車載コンテンツ再生装置10や携帯端末20に提供(ダウンロード)するようにしてもよい。
以上、コンテンツサーバ30の構成について説明した。
以上、本発明の案内システム1の各機能部の実施形態を、車両50に搭載される車載コンテンツ再生装置10、携帯端末20、及びコンテンツサーバ30の構成に基づいて説明した。
<本実施形態の動作>
次に、図7のフローチャートを参照して、車載コンテンツ再生装置10の動作について説明する。
ステップS11において、出力制御部112は、車両50aが出発したか否かを判定する。例えば、出力制御部112は、車両50aに乗車したユーザにより車両50aのイグニッションスイッチがオン(エンジンを起動)にされた直後に測位した位置を、一回のドライブにおける出発地の位置として特定した場合に、車両50aが出発したと判定できる。出発した場合は、ステップS11においてYesと判定され、処理はステップS12に進む。一方で、出発していない場合は、ステップS11においてNoと判定され、処理はステップS11の判定を繰り返す。。
ステップS12において、出力制御部112は、シナリオデータを出力するように表示部15やオーディオ部17を制御する。これにより、シナリオデータの出力が開始される。例えば、図4に示されるような観光情報10%とそのほか90%の割合で出力が開始される。
ステップS13において、出力制御部112は、目的地の位置を特定できたか否かを判定する。例えば、ユーザの操作に基づいて、経路案内部111により目的地として設定された施設の位置を、一回のドライブにおける目的地の位置として特定することができる。目的地の位置を特定できた場合は、ステップS13においてYesと判定され、処理はステップS14に進む。一方で、目的地の位置を特定できない場合は、ステップS13においてNoと判定され、処理はステップS13の判定を繰り返す。
ステップS14において、出力制御部112は、特定した目的地の位置に基づいて、各範囲(ここでは、範囲aと範囲b)を設定する。
ステップS15において、出力制御部112は、車両50aが範囲aに入ったか否かを判定する。車両50aが範囲aに入った場合は、ステップS15においてYesと判定され、処理はステップS16に進む。一方で、車両50aが範囲aに入っていない場合は、ステップS15においてNoと判定され、処理はステップS15の判定を繰り返す。
ステップS16において、出力制御部112は、選択する施設種別の割合を変更することで、出力されるシナリオデータの割合を変更する。これにより、例えば、図4に示されるような観光情報50%とそのほか50%の割合で出力されるように変更される。
ステップS17において、出力制御部112は、車両50aが範囲bに入ったか否かを判定する。車両50aが範囲bに入った場合は、ステップS17においてYesと判定され、処理はステップS18に進む。一方で、車両50aが範囲bに入っていない場合は、ステップS17においてNoと判定され、処理はステップS17の判定を繰り返す。
ステップS18において、出力制御部112は、選択する施設種別の割合を変更することで、出力されるシナリオデータの割合を変更する。これにより、例えば、図4に示されるような観光情報90%とそのほか10%の割合で出力されるように変更される。
ステップS19において、出力制御部112は、車両50aが目的地に到着したか否かを判定する。例えば、センサ部14が測位する車両50aの現在位置と、目的地の位置に対応する位置とが一致した場合に、車両50aが目的地に到着したと判定できる。車両50aが目的地に到着した場合は、ステップS19においてYesと判定され、本処理は終了する。また、これに伴いシナリオデータの出力も終了する。一方で、車両50aが目的地に到着していない場合は、ステップS19においてNoと判定され、処理はステップS19の判定を繰り返す。
以上説明した動作により、車載コンテンツ再生装置10は、出発地から目的地までの移動経路で測位された位置情報の変化に基づいて、シナリオデータの出力を制御する。これにより、よりユーザの目的に沿った情報を出力することが可能となる。
なお、上述の説明では往路の動作について説明したが、復路の動作についても、範囲aを範囲bに読み替え、範囲bを範囲aに読み替え、往路における目的地を、復路における出発地として取り扱い、往路における出発地を、復路における目的地として取り扱うことで説明できる。
また、上述の車載コンテンツ再生装置10の動作について説明したが、携帯端末20の動作についても、車載コンテンツ再生装置10を携帯端末20に読み替え、車両50aを車両50bに読み替えることで説明できる。
<ハードウェア及びソフトウェアについて>
上記の案内システムに含まれる各機器のそれぞれは、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。また、上記の案内システムに含まれる各機器のそれぞれが協働することにより行なわれる施設情報配信方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、1つ以上のコンピュータが1つ以上のプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態ではあるが、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
<変形例>
上述した実施形態は、車載コンテンツ再生装置10及び携帯端末20は、単独でも案内を実行可能な構成を備える場合を例示した。
これに対して、車載コンテンツ再生装置10及び携帯端末20をクライアントサーバ又はWEBシステムにおけるクライアント又はWEB端末として構成してもよい。この場合、本発明の案内に関する一連の処理を全体として実行できる機能が各機器に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは、特に図2、図5及び図6の例に限定されない。
具体的には、例えば、クライアントサーバや、WEB等の公知技術を適用して、図2に示す車載コンテンツ再生装置10(又は携帯端末20)の備える機能部を、コンテンツサーバ30Aが備えるようにしてもよい。図8にコンテンツサーバ30Aの機能ブロック図の一例を示す。
図8に示すように、車載コンテンツ再生装置10(又は携帯端末20)に代えて、コンテンツサーバ30Aが、出力制御部313を備えるようにしてもよい。この場合、この出力制御部313の制御を実現するために、コンテンツサーバ30Aが、更に、位置情報取得部311、目的地情報取得部312、出力指示部314を備える。また、この出力制御部313の制御を実現するために、記憶部32が、地図情報記憶部321、位置情報記憶部322、識別情報記憶部323、及びシナリオデータ記憶部324を含む。
位置情報取得部311は、処理対象とする車載コンテンツ再生装置10(又は携帯端末20)から、車両50a(又は車両50b)の位置情報を通信により取得する。
目的地情報取得部312は、処理対象とする車載コンテンツ再生装置10(又は携帯端末20)から、車両50a(又は車両50b)の目的地の位置を通信により取得する。
そしては、出力制御部313は、これら車両50a(又は車両50b)の位置情報、車両50a(又は車両50b)の目的地の位置、及び記憶部32が記憶する各情報、に基づいて、上述した出力制御部112(又は出力制御部212)と同様の処理を行なう。
ただし、出力制御部313は、表示部15やオーディオ部17(又は表示部25やオーディオ部27)を直接制御するのではなく、制御するための指示を出力指示部314に出させる。
具体的には、出力制御部313は、出発地から目的地までの移動経路で測位された位置情報の変化に基づいて、施設の種別情報を選択し、この選択した種別情報を有する施設に対応するシナリオデータをシナリオデータ記憶部324から呼び出す。そして、出力指示部314は、この出力制御部313が呼び出したシナリオデータに含まれる音声データについては、オーディオ部17(又はオーディオ部27)を介して出力するとともに、シナリオデータに含まれる画像データについては、表示部15(又は表示部25)を介して出力するように、車載コンテンツ再生装置10(又は携帯端末20)に対して通信で指示を出す。
これにより、上述した実施形態と同様の案内を行なうことができる。
なお、出力指示部314は、シナリオデータそのものを送信して指示を出してもよいし、シナリオデータは送信せずに、出力するシナリオデータの指定のみして指示をするようにしてもよい。そして、車載コンテンツ再生装置10(又は携帯端末20)が、指定されたシナリオデータを自身の記憶部から呼び出して、出力するようにしてもよい。
また、これら機能的構成を実現するための装置についても、上述した実施形態での説明は例示に過ぎない。例えば、コンテンツサーバ30又は30Aをクラウド上の仮想サーバとして実現してもよい。また、コンテンツサーバ30又は30Aの機能部を、クラウド上でファンクションとして提供するようにしてもよい。
1 案内システム
10 車載コンテンツ再生装置
20 携帯端末
30,30A コンテンツサーバ
11、21、31 制御部
111、211、313 経路案内部
112、212、314 出力制御部
12、22、32 記憶部
13、23,33 通信部
14、24 センサ部
15、25 表示部
16、26 入力部
17、27 オーディオ部
28 近距離通信部
311 位置情報取得部
312 目的地情報取得部
314 出力指示部
315 コンテンツデータ提供部
40 通信網
50a、50b 車両

Claims (7)

  1. 移動体の現在の位置情報を測位する測位部と、
    道路地図情報と、施設の位置情報と、施設の種別を含んだ種別情報とを記憶する地図情報記憶部と、
    前記施設に関する情報を含んだシナリオデータを記憶するシナリオデータ記憶部と、
    前記移動体と共に移動するユーザ、又は外部装置から、目的地情報を入力される入力部と、
    前記測位部が測位した位置情報に基づいて、前記シナリオデータを音声又は画像あるいはこれらの組み合わせとして出力する出力部と、
    前記移動体の出発地から前記入力部に入力された目的地までの移動経路で測位された位置情報の変化に基づいて前記種別情報を選択し、該選択した種別情報を有する施設に対応するシナリオデータを出力するように前記出力部を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする案内装置。
  2. 前記地図情報記憶部は、前記種別情報として観光に関する種別を含み、
    前記制御部は、前記位置情報の変化が、前記出発地から前記目的地に移動するに従い、前記観光に関する種別情報を他の施設情報よりも優先して選択することを特徴とする請求項1に記載の案内装置。
  3. 前記制御部は、さらに前記入力部に入力された目的地から前記移動体の出発地までの移動経路である復路で測位された位置情報の変化に基づいて前記種別情報を選択し、該選択した種別情報を有する施設に対応するシナリオデータを出力するように前記出力部を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の案内装置。
  4. 前記制御部は、
    さらに前記入力部に入力された目的地から前記移動体の出発地までの移動経路である復路で測位された位置情報の変化に基づいて前記種別情報を選択し、該選択した種別情報を有する施設に対応するシナリオデータを出力するように前記出力部を制御し、
    前記位置情報の変化が、前記目的地から前記出発地に移動するに従い、前記観光に関する種別情報よりも他の施設情報を優先して選択する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の案内装置。
  5. 前記地図情報記憶部は、建物、及び地域のそれぞれを施設として取り扱って記憶し、
    前記シナリオデータ記憶部は、前記施設に関する情報を含んだシナリオデータとして、地域の歴史の情報を含んだシナリオデータと、地域の音楽の情報を含んだシナリオデータとを記憶することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の案内装置。
  6. 移動体が測位した該移動体の現在の位置情報を取得する位置情報取得部と、
    道路地図情報と、施設の位置情報と、施設の種別を含んだ種別情報とを記憶する地図情報記憶部と、
    前記施設に関する情報を含んだシナリオデータを記憶するシナリオデータ記憶部と、
    前記移動体、又は外部装置から、目的地情報を取得する目的地情報取得部と、
    前記位置情報取得部が取得した位置情報に基づいて、前記シナリオデータを音声又は画像あるいはこれらの組み合わせとして出力するように前記移動体に指示を出す出力指示部と、
    前記移動体の出発地から前記目的地情報取得部が収録した目的地までの移動経路で測位された位置情報の変化に基づいて前記種別情報を選択し、該選択した種別情報を有する施設に対応するシナリオデータを出力するように前記移動体に指示を出すように出力指示部を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする案内サーバ。
  7. 移動体の現在の位置情報を測位する測位部と、
    道路地図情報と、施設の位置情報と、施設の種別を含んだ種別情報とを記憶する地図情報記憶部と、
    前記施設に関する情報を含んだシナリオデータを記憶するシナリオデータ記憶部と、
    前記移動体と共に移動するユーザ、又は外部装置から、目的地情報を入力される入力部と、
    前記測位部が測位した位置情報に基づいて、前記シナリオデータを音声又は画像あるいはこれらの組み合わせとして出力する出力部と、
    とを備えるコンピュータが、
    前記移動体の出発地から前記入力部に入力された目的地までの移動経路で測位された位置情報の変化に基づいて前記種別情報を選択し、該選択した種別情報を有する施設に対応するシナリオデータを出力するように前記出力部を制御する制御ステップ、
    を実行することを特徴とする案内方法。
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