JP2020204499A - 施設情報案内装置、施設情報案内サーバ、及び施設情報案内方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両を施設に案内することを可能とする施設情報案内装置。【解決手段】施設情報案内装置10は、予め設定された前記施設の位置から第1の所定距離を離れた道路の進入地点を前記施設のシナリオデータを案内する案内候補ポイントとして抽出する案内候補ポイント抽出部と、案内候補ポイントから施設までの推奨ルートを検索する推奨ルート検索部と、案内候補ポイントから施設までの推奨ルートが案内候補ポイントの進入方向と異なる場合、当該案内候補ポイントを案内しない案内回避ポイントとして特定し、案内回避ポイントを除く案内候補ポイントを施設のシナリオデータを案内する第1案内ポイントとして特定する、案内回避ポイント特定部と、案内回避ポイントから施設までの推奨ルートの上に、施設のシナリオデータを案内する第2案内ポイントを特定する第2案内ポイント特定部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、自動車等の車両の中で提供される施設情報案内装置、施設情報案内サーバ、及び施設情報案内方法に関する。
移動する車両の中で使用する音声対話装置が開発されており、例えば、観光地のレンタカーでの施設紹介等に活用されている。このような音声対話装置では、観光施設を積極的に推奨する場合、車両で位置情報を測位し、施設から所定範囲に車両が進入したことを検出した場合に施設を推奨するように、当該施設について解説した画像情報や音声情報を音声対話装置から出力されるように構成される。
このような技術の一例が、特許文献1に開示されている。 特許文献1には、車両の現在位置から一定距離内に観光ポイントや観光施設等が存在する場合に、記憶メディアから観光ポイントや各種施設について解説するための画像情報及び音声情報を読み出してナビゲーション装置のディスプレイやスピーカへ出力する技術が開示されている。
特開2001−183153号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている技術を適用すると、車両の現在位置から所定の距離範囲内に観光ポイントや観光施設等が存在する場合に、当該施設について解説した画像情報や音声情報を出力し、この案内をユーザが理解した後に、推奨された施設に行く判断をしたときには、所定の時間、車両を走行させており、場合によっては、当該施設に行くために、回り道や後戻りをする必要が生じることがある。そうすると、車両を当該施設に向かう道路に戻すために、ユーザに対して余分な運転を強いることになり、ユーザの負担やストレスが生じた。
また、推奨された施設にユーザが行く判断をしたときに、車両が当該施設に向かう道路の分岐点直前となることもある。そうすると、分岐点で当該施設に向かう道路側に車両を車線変更するタイミングを失したりすることも発生し、上記と同様に、ユーザの負担やストレスを強いていた。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、本発明は、自動車等の車両で、観光ポイントや観光施設等をドライブするユーザに対して、例えば都市部の道路のように分岐点が多数ある道路を移動する場合であっても、当該車両が推奨する施設へ至る道路の任意の分岐点からの所定範囲に進入した場合、当該施設を紹介するシナリオを出力することを可能とする。そうすることで、当該シナリオを聞いたうえでユーザが推奨された施設に行く判断をした場合であっても、ユーザに対して回り道や後戻り、また分岐点直前での車線変更等を強いることなく、車両を当該施設にスムーズに向かうことができる、自動車等の車両の中で施設等の情報を提供する施設情報案内装置、施設情報案内サーバ、及び施設情報案内方法を提供することを目的とする。
(1) 本発明の施設情報案内装置(例えば、後述の「施設情報案内装置10」又は「携帯端末20」)は、移動体(例えば、後述の「車両50a、50b」)の現在の位置情報を測位する測位部(例えば、後述の「センサ部14、24」)と、地図情報と施設の位置情報を含む施設情報が記憶される地図記憶部(例えば、後述の「地図情報記憶部121、221」)と、前記施設に関する情報が含まれるシナリオデータが記憶されるシナリオデータ記憶部(例えば、後述の「シナリオデータ記憶部124、224」)と、前記シナリオデータを音声又は画像として出力する出力部(例えば、後述の「表示部15、25、オーディオ部17,27」)と、制御部(例えば、後述の「制御部11、21」)と、を備え、前記制御部は、予め設定された前記施設の位置から第1の所定距離を離れた道路の進入地点を前記施設のシナリオデータを案内する案内候補ポイントとして抽出する案内候補ポイント抽出部(例えば、後述の「案内候補ポイント抽出部111、211」)と、前記案内候補ポイント抽出部により抽出された前記案内候補ポイントから前記施設までの推奨ルートを検索する推奨ルート検索部(例えば、後述の「推奨ルート検索部112、212」)と、前記推奨ルート検索部により検索された、前記案内候補ポイントから前記施設までの推奨ルートが前記案内候補ポイントの進入方向と異なる場合、前記案内候補ポイントを案内しない案内回避ポイントとして前記地図記憶部に記録し、前記案内回避ポイントを除く案内候補ポイントを第1案内ポイントとして前記地図記憶部に記録する案内回避ポイント特定部(例えば、後述の「案内回避ポイント特定部113、213」)と、前記案内回避ポイント特定部により特定された前記案内回避ポイントから前記施設までの前記推奨ルートの上に、前記施設のシナリオデータを案内する第2案内ポイントを設定して前記地図記憶部に記録する第2案内ポイント特定部(例えば、後述の「第2案内ポイント特定部114、214」)と、前記移動体の現在位置情報が前記第1案内ポイント又は前記第2案内ポイントに到達したときに、前記シナリオデータ記憶部から当該施設に関する情報が含まれるシナリオデータを呼び出して前記出力部から出力する出力指示部(例えば、後述の「出力指示部115、215」)と、を備える。
上記(1)によれば、観光ポイントや観光施設等をドライブするユーザに対して、例えば都市部の道路のように分岐点が多数ある道路を移動する場合であっても、当該車両が推奨する施設へ至る道路の任意の分岐点からの所定範囲に進入した場合、当該施設を紹介するシナリオを出力することを可能とする。そうすることで、当該シナリオを聞いたうえでユーザが推奨された施設に行く判断をした場合であっても、ユーザに対して回り道や後戻り、また分岐点直前での車線変更等を強いることなく、車両を当該施設にスムーズに向かうことができる。そうすることで、ユーザが当該シナリオを聞いたうえで、推奨された施設に行く判断をした場合であっても、ユーザに対して回り道や後戻り、また分岐点直前での車線変更等を強いることなく、車両を当該施設にスムーズに運転することを可能にする。
(2) (1)に記載の施設情報案内装置において、前記第2案内ポイント特定部により特定される前記第2案内ポイントは、前記施設までの前記推奨ルートの上に存在する交差点から第2の所定距離を離れた地点とするようにしてもよい。
上記(2)によれば、例えば、交差点の手前で施設を案内されるため、ドライバーは慌てずに施設に向かうか否かを判断することが可能となる。
(3) (1)又は(2)に記載の施設情報案内装置において、第2案内ポイント特定部は、同一の前記施設を複数回案内しないように、前記第1案内ポイントと識別可能に前記第2案内ポイントを前記地図記憶部に記録するようにしてもよい。
上記(3)によれば、例えば、第2案内ポイントから施設までの推奨ルート上に位置する第1案内ポイントを識別することで、前記第2案内ポイントでシナリオを案内した移動体に対しては、前記第1案内ポイントにおいて同一シナリオを出力しないように抑制することができる。これにより、ドライバーが同じシナリオを複数回聞く煩わしさを感じることを避けることができる。
(4)本発明の施設情報案内サーバ(例えば、後述の「コンテンツサーバ30A」)は、地図情報と施設の位置情報を含む施設情報が記憶される地図記憶部(例えば、後述の「地図情報記憶部321」)と、前記施設に関する情報が含まれるシナリオデータが記憶されるシナリオデータ記憶部(例えば、後述の「シナリオデータ記憶部324」)と、制御部(例えば、後述の「制御部31」)と、を備え、前記制御部は、移動体(例えば、後述の「車両50a、50b」)の現在の位置情報を受信する受信部(例えば、後述の位置情報受信部310)と、予め設定された前記施設の位置から第1の所定距離を離れた道路の進入地点を前記施設のシナリオデータを案内する案内候補ポイントとして抽出する案内候補ポイント抽出部(例えば、後述の「案内候補ポイント抽出部311」)と、前記案内候補ポイント抽出部により抽出された前記案内候補ポイントから前記施設までの推奨ルートを検索する推奨ルート検索部(例えば、後述の「推奨ルート検索部312」)と、前記推奨ルート検索部により検索された、前記案内候補ポイントから前記施設までの推奨ルートが前記案内候補ポイントの進入方向と異なる場合、前記案内候補ポイントを案内しない案内回避ポイントとして前記地図記憶部に記録し、前記案内回避ポイントを除く案内候補ポイントを第1案内ポイントとして前記地図記憶部に記録する案内回避ポイント特定部(例えば、後述の「案内回避ポイント特定部313」)と、前記案内回避ポイント特定部により特定された前記案内回避ポイントから前記施設までの前記推奨ルートの上に、前記施設のシナリオデータを案内する第2案内ポイントを設定して前記地図記憶部に記録する第2案内ポイント特定部(例えば、後述の「第2案内ポイント特定部314」)と、前記移動体の現在位置情報が前記第1案内ポイント又は前記第2案内ポイントに到達したときに、前記シナリオデータ記憶部から当該施設に関する情報が含まれるシナリオデータを抽出して前記移動体に提供し、出力指示する出力指示部(例えば、後述の「出力指示部315」)と、を備える。
上記(4)の施設情報案内サーバによれば、(1)の施設情報案内装置と同様の効果を奏する。
(5)本発明の施設情報案内方法は、移動体(例えば、後述の「車両50a、50b」)の現在の位置情報を測位する測位部(例えば、後述の「センサ部14、24」)と、地図情報と施設の位置情報を含む施設情報が記憶される地図記憶部(例えば、後述の「地図情報記憶部121、221」)と、前記施設に関する情報が含まれるシナリオデータが記憶されるシナリオデータ記憶部(例えば、後述の「シナリオデータ記憶部124、224」)と、前記シナリオデータを音声又は画像として出力する出力部(例えば、後述の「表示部15、25、オーディオ部17,27」)と、を有する1つ以上のコンピュータが、予め設定された前記施設の位置から第1の所定距離を離れた道路の進入地点を前記施設のシナリオデータを案内する案内候補ポイントとして抽出する案内候補ポイント抽出ステップと、前記案内候補ポイント抽出ステップにおいて抽出された前記案内候補ポイントから前記施設までの推奨ルートを検索する推奨ルート検索ステップと、前記推奨ルート検索ステップにおいて検索された前記案内候補ポイントから前記施設までの推奨ルートが前記案内候補ポイントの進入方向と異なる場合、前記案内候補ポイントを案内しない案内回避ポイントとして前記地図記憶部に記録し、前記案内回避ポイントを除く案内候補ポイントを第1案内ポイントとして前記地図記憶部に記録する案内回避ポイント特定ステップと、前記案内回避ポイント特定ステップにおいて特定された前記案内回避ポイントから前記施設までの前記推奨ルートの上に、前記施設のシナリオデータを案内する第2案内ポイントを設定して前記地図記憶部に記録する第2案内ポイント特定ステップと、前記移動体の現在位置情報が前記第1案内ポイント又は前記第2案内ポイントに到達したときに、前記シナリオデータ記憶部から当該施設に関する情報が含まれるシナリオデータを呼び出して前記出力部から出力する出力指示ステップと、を実行する。
上記(5)の方法によれば、(1)の施設情報案内装置と同様の効果を奏する。
本発明によれば、自動車等の車両で、観光ポイントや観光施設等をドライブするユーザに対して、例えば都市部の道路のように分岐点が多数ある道路を移動する場合であっても、当該車両が推奨する施設へ至る道路の任意の分岐点からの所定範囲に進入した場合、当該施設を紹介するシナリオを出力することを可能とする。そうすることで、当該シナリオを聞いたうえでユーザが推奨された施設に行く判断をした場合であっても、ユーザに対して回り道や後戻り、また分岐点直前での車線変更等を強いることなく、車両を当該施設にスムーズに向かうことができる、自動車等の車両の中で施設等の情報を提供する施設情報案内装置、施設情報案内サーバ、及び施設情報案内方法を提供することができる。
本発明の実施形態である施設情報案内システム全体の基本的構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における施設情報案内装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態における案内の対象として設定された施設の位置から第1の所定距離を離れた道路上の進入地点の一例を示す図である。 本発明の実施形態における携帯端末の機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態におけるコンテンツサーバの機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態における各案内ポイントを特定する動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における施設情報案内処理時の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の変形例におけるコンテンツサーバの機能構成を示す機能ブロック図である。
<施設情報案内システム1の全体構成>
以下、本発明の施設情報案内システムの好ましい一実施形態について、図を参照しながら詳細に説明する。図1に、施設情報案内システム1の全体構成を示す。
なお、本実施形態においては、施設情報案内装置10及び携帯端末20は、単独でも施設情報案内を実行可能な構成を備える場合を例示する。したがって、サーバとの通信環境を備えていない場合であっても、観光ポイントや観光施設等をドライブするユーザに対して、当該車両が、推奨する施設へ至る道路の任意の分岐点からの所定範囲に進入した場合に、当該施設を紹介するシナリオを出力することを可能とする。
図1に示すように、施設情報案内システム1は、施設情報案内装置10と、携帯端末20と、コンテンツサーバ30と、を含んで構成される。これら各装置及び各端末は、通信網40を介して相互に通信可能に接続される。なお、図中では、これら各装置及び各端末にて送受信される情報についても図示しているが、これらの情報はあくまで一例である。本実施形態にて、図示をしている以外の情報が送受信されるようにしてもよい。また、図1において、通信経路を破線で記載しているが、これは、本実施形態においては、必ずしも必須の構成ではないことを示す。
施設情報案内装置10は、施設情報案内装置10の位置情報(すなわち、車両50aの位置情報)を測位する機能を有する。施設情報案内装置10が測位した位置情報は、コンテンツサーバ30に対して適宜送信してもよい。また、施設情報案内装置10は、車両50aに乗車し、例えば観光地や観光施設等をドライブしているとき、及び/又は目的地に移動しているユーザに対して、観光ポイント、観光施設や目的地を巡る各種情報を音声及び/又は画像で案内する機能を有する。ここで、観光ポイント、観光施設や目的地を巡る各種情報としては、例えば、当該観光ポイント、観光施設及び/又は目的地でおすすめの食べ物や飲み物等の飲食に関する情報、おすすめの遊び等に関する情報、おすすめの動物、植物、地質等の自然や歴史等に関する情報、方言や風習等に関する文化に関する情報、及びご当地キャラクタ等に関する情報が例として挙げられる。例えば、観光ポイントが有名な寺院の場合、寺院の建立時期、建立した人物、保有している主な仏像や絵画、彫刻、建立された理由や時代等々及び寺院の詳細な場所に関する音声及び画像による説明が例として挙げられる。
なお、施設情報案内装置10は、施設情報の表示及び現在位置から目的地までの経路案内等を行うようにしてもよい。
施設情報案内装置10は、移動体である車両50aに据え付けられたカーナビゲーション装置や、移動体である車両50aに簡易的に設置され可搬可能なPND(Portable Navigation Device)により実現してもよい。
携帯端末20は、車両50bに乗車したユーザが利用する携帯端末である。携帯端末20は、上述した施設情報案内装置10と同様に、携帯端末20の位置情報(すなわち、車両50bの位置情報)を測位する機能を有する。携帯端末20が測位した位置情報は、施設情報案内装置10が測位した位置情報と同様に、コンテンツサーバ30に対して適宜送信してもよい。施設情報案内装置10と同様に、携帯端末20は、車両50bに乗車し、観光地や観光施設等をドライブしているとき、及び/又は目的地に移動しているユーザに対して、観光地や観光施設、及び目的地を巡る各種情報を音声及び/又は画像で案内する機能を有する。なお、施設情報案内装置10と同様に、携帯端末20は、施設情報の表示及び現在位置から目的地までの経路案内等を行うようにしてもよい。
携帯端末20は、スマートフォン、携帯電話機、タブレット端末、ノートパソコン、その他の携帯可能な電子機器により実現することができる。
なお、図中では、施設情報案内装置10と車両50aの組と、携帯端末20と車両50bの組をそれぞれ一組ずつ図示しているが、これらの組数に特に制限はない。また、以下の説明において、施設情報案内装置10が搭載された車両50aや、携帯端末20を利用するユーザが乗車する車両50bを区別することなく呼ぶ場合には、末尾のアルファベットを省略して、単に「車両50」と呼ぶ。
コンテンツサーバ30は、例えば、観光地や観光施設等をドライブしている車両50(具体的には、施設情報案内装置10又は携帯端末20)に対して、車両50(具体的には、施設情報案内装置10又は携帯端末20)から受信する位置情報及び/又は要求に基づいて、例えば、当該観光地に関するコンテンツ情報(例えば、後述するシナリオデータ)を予めダウンロードするようにしてもよい。なお、車両50のユーザが地元の人(以下「地元民」ともいう)である場合、当該観光地に関する情報(例えば、後述するシナリオデータ)をダウンロードしないようにしてもよい。
ここで、ユーザが当該施設にとって地元の人(「地元民」)であるとは、例えば当該ユーザの何れかの生活拠点位置(例えばユーザの自宅、職場、又は学校等)が当該観光地の位置から予め設定された範囲内に位置することをいう。
コンテンツサーバ30は、例えば、汎用のサーバ装置に本実施形態特有のソフトウェアを組み込むことにより実現することができる。ここで、サーバ装置は、1つのコンピュータ又は複数のコンピュータから構成される分散システムでもよい。
通信網40は、インターネットや携帯電話網といったネットワークや、これらを組合せたネットワークにより実現される。
車両50は、施設情報案内装置10や携帯端末20のユーザが乗車する移動体である。車両50は、例えば、四輪自動車や自動二輪車や自転車等により実現される。
以上、施設情報案内システム1の全体構成について説明した。
次にそれぞれの構成について説明する。
<施設情報案内装置10が備える機能ブロック>
施設情報案内装置10が備える機能ブロックについて図2のブロック図を参照して説明をする。
ここで、施設情報案内装置10は、車両50aから電源の供給を受けており、車両50aに乗車したユーザにより車両50aのイグニッションスイッチがオン(エンジンを起動)にされることによって自動起動するようにしてもよい。そして、施設情報案内装置10は、車両50aに乗車したユーザにより車両50aのイグニッションスイッチがオフ(エンジンを停止)にされるまで稼働するようにしてもよい。
図2に示すように、施設情報案内装置10は、制御部11と、記憶部12と、通信部13と、センサ部14と、表示部15と、入力部16と、オーディオ部17と、を含んで構成される。
制御部11は、マイクロプロセッサ等の演算処理装置から構成され、10を構成する各部の制御を行う。制御部11の詳細については、後述する。
記憶部12は、半導体メモリ等で構成されており、ファームウェアやオペレーティングシステムと呼ばれる制御用のプログラムや、後述するシナリオデータ等を用いて、ユーザに対して音声及び/又は画像による案内をするためのプログラムや、施設情報を表示部15等を介して表示するためのプログラムや、当該施設に移動するための経路案内処理を行うためのプログラムや、コンテンツサーバ30に対する車両50aの位置情報の送信処理を行うためのプログラムといった各プログラム、さらにその他、地図情報等の種々の情報が記憶される。図2に示すように、例えば、記憶部12は、地図情報記憶部121、位置情報記憶部122、識別情報記憶部123、及びシナリオデータ記憶部124を含む。
地図情報記憶部121には、道路や施設等の地物に関する情報、道路情報、施設位置情報、駐車場情報等の情報が含まれる。また、地図情報記憶部121には他にも、道路及び道路地図等の背景を表示するための表示用地図データ、ノード(例えば道路の交差点、屈曲点、端点等)の位置情報及びその種別情報、各ノード間を結ぶ経路であるリンクの位置情報及びその種別情報、全てのリンクのコスト情報(例えば距離、所要時間等)に関するリンクコストデータ等を含む道路ネットワークデータ等が含まれる。なお、地図情報記憶部121に含まれる施設に関する情報は、後述するシナリオデータで案内される観光施設や観光スポット等だけではなく、地図情報に表示される一般的な施設を含むものとしてもよい。
道路情報としては道路の種別や信号機等のいわゆる道路地図の情報が保存されている。
施設位置情報としては、各一般施設の位置情報が緯度経度の情報として保存されている。また、施設位置情報として、一般施設の識別情報(施設ID)、名称、施設種別(及び/又はジャンル)、電話番号、住所等が含まれていてもよい。
駐車場情報としては、駐車場の位置情報が緯度経度の情報として保存されている。駐車場が各一般施設の駐車場である場合には、一般施設と駐車場を紐付けて保存される。
位置情報記憶部122には、後述のセンサ部14により測位された施設情報案内装置10の位置情報(すなわち、車両50aの位置情報)が含まれる。位置情報記憶部122には、測位された位置を示す情報のみならず、測位を行った時刻である測位時刻も含まれるようにするとよい。
また、識別情報記憶部123には、施設情報案内装置10を識別するための情報(「識別情報」ともいう)を含む。識別情報としては、例えば施設情報案内装置10に一意に割り当てられた製造番号等を利用することができる。また、他にも、通信部13が携帯電話網等のネットワークである通信網40に接続するために、通信部13に挿入されたSIM(Subscriber Identity Module)に付与された電話番号を識別情報として利用することができる。また、他にも、車両50aに固有に付与されたVIN(車両識別番号)やナンバープレートの番号を識別情報として利用することができる。
シナリオデータ記憶部124には、前述したように観光ポイントや観光施設等を巡る各種情報を案内するためのシナリオデータを含む。シナリオデータ記憶部124は、予め所定の地理的範囲内における少なくとも1つのおすすめの観光ポイント、観光施設、目的地等を巡る各種情報を案内するためのシナリオデータを含むようにしてもよい。また、車両50aの位置情報やユーザからの要求に基づいて、コンテンツサーバ30から予めダウンロードするようにしてもよい。シナリオデータの詳細については、後述する。
これらの記憶部12に格納される各情報については、記憶部12に予め記憶しておく構成としてもよいし、通信網40に接続されたコンテンツサーバ30や、他のサーバ装置(図示を省略する。)等から必要に応じて予めダウンロードされる構成としてもよい。さらに、ユーザの入力等に応じて適宜修正されてもよい。
通信部13は、DSP(Digital Signal Processor)等を有し、3G(3rd Generation)、LTE(Long Term Evolution)やWi−Fi(登録商標)といった規格に準拠して、通信網40を介して通信網40を介した他の装置(例えば、コンテンツサーバ30)との間の無線通信を実現する。通信部13は、前述したように、例えばシナリオデータをダウンロードするために利用される。また、記憶部12に格納されている位置情報及び識別情報を、コンテンツサーバ30に対して送信するために利用してもよい。なお、通信部13と他の装置との間で送受信されるデータに特に制限はなく、位置情報、識別情報、及びシナリオデータ以外の情報が送受信されるようにしてもよい。
センサ部14は、例えばGPS(Global Positioning System)センサ、ジャイロセンサ、加速度センサ等により構成される。センサ部14は、位置情報を検出する位置検出手段としての機能を備え、GPSセンサによりGPS衛星信号を受信し、施設情報案内装置10の位置情報(緯度及び経度)を測位する。センサ部14による測位は、所定の時間間隔(例えば3秒間隔)で行うようにしてもよい。測位した位置情報は、位置情報記憶部122に格納される。なお、位置情報には、位置情報を測位した時刻情報を含めることが好ましい。そうすることで、車両50aが、いつ、どこに位置していたか、を算出することが可能となる。
なお、センサ部14は、ジャイロセンサ、加速度センサにより測定される角速度や、加速度に基づいて施設情報案内装置10の位置情報の測位精度をさらに高めることも可能である。
また、センサ部14は、GPS通信が困難又は不可能となった場合に、AGPS(Assisted Global Positioning System)通信を利用し、通信部13から取得される基地局情報によって施設情報案内装置10の位置情報を算出することも可能である。
表示部15は、液晶ディスプレイ、又は有機エレクトロルミネッセンスパネル等の表示デバイスにより構成される。表示部15は、制御部11からの指示を受けて画像を表示する。表示部15が表示する情報としては、例えば、制御部11がシナリオデータに基づいて例えば複数のキャラクタによる音声出力によりおすすめの施設情報や目的地情報等を提供しているときに、音声に対応するキャラクタを表示するようにしてもよい。また、音声による情報提供を補足するための映像を表示するようにしてもよい。この外、現在位置付近の地図やルート案内情報を表示してもよい。
入力部16は、テンキーと呼ばれる物理スイッチや表示部15の表示面に重ねて設けられたタッチパネル等の入力装置(図示を省略する。)等で構成される。入力部16からの操作入力、例えばユーザによるテンキーの押下、タッチパネルのタッチに基づいた信号を制御部11に出力することで、ユーザによる選択操作や、地図の拡大縮小等の操作を実現することができる。
オーディオ部17は、シナリオデータ記憶部124から読みだしたシナリオデータに基づいて、例えば複数のキャラクタの音声により案内している場合の音声を出力する。オーディオ部17は、アンプやスピーカ等で構成される。
なお、この他、図示しないが、施設情報案内装置10は、マイク等を備えることもできる。マイクは、運転者によって発せられた音声等を集音する。
そうすることで、マイクを介して音声入力された運転者による各種の選択、指示を音声認識技術により、制御部11に入力したりすることもできる。また、シナリオデータをキャラクタの音声により案内しているときに、キャラクタからのユーザに対する問い合わせ等に対して、マイクを介して応答することもできる。そうすることで、キャラクタとの会話を実現することができる。
次に、制御部11の詳細について説明をする。制御部11はCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random access memory)、ROM(Read Only Memory)、及びI/O(Input / output)等を有するマイクロプロセッサにより構成される。CPUは、ROM又は記憶部12から読み出した各プログラムを実行し、その実行の際にはRAM、ROM、及び記憶部12から情報を読み出し、RAM及び記憶部12に対して情報の書き込みを行い、通信部13、センサ部14、表示部15、入力部16、及びオーディオ部17等と信号の授受を行う。そして、このようにして、ハードウェアとソフトウェア(プログラム)が協働することにより本実施形態における処理は実現される。
制御部11は、機能ブロックとして、案内候補ポイント抽出部111と、推奨ルート検索部112と、案内回避ポイント特定部113と、第2案内ポイント特定部114と、出力指示部115と、を備える。なお、この外、ユーザに対して目的地までの経路を案内する経路案内部(図示せず)、コンテンツサーバ30に対して車両50の位置情報を送信する位置情報送信部(図示せず)及びコンテンツサーバ30からコンテンツ(例えば、シナリオデータ)を予めダウンロードするためのダウンロード部(図示せず)を備えてもよい。例えば、経路案内部は、地図情報記憶部121に含まれる施設情報に係る施設を目的地とするルート情報を経路案内用のルート情報として利用することができる。なお、経路案内部、位置情報送信部(図示せず)及びダウンロード部の構成は公知であり、説明は省略する。
<シナリオデータ>
制御部11の機能を説明する前に、シナリオデータについて説明する。
シナリオデータは、主に、観光地、観光施設、及び目的地等を巡る各種情報を含み、オーディオ部17を介して例えばキャラクタの音声(ナレーション)により出力される音声データ、及び表示部15を介して表示される画像データを含むことができる。なお、音声によるシナリオデータは、複数の上位階層シナリオと該上位階層シナリオに結び付いた複数の下位階層シナリオと、該下位階層シナリオの見出し語を含む中間階層シナリオ(以下「ショートラジオ」ともいう)とを含むように階層構造として構成してもよい。
例えば、上位階層シナリオが「観光施設の説明」、下位階層シナリオが「寺院」の説明、「神社の説明」等であった場合に、テンポよく「観光施設の説明」から「寺院」の説明、及び/又は「神社」の説明に続けるために、ショートラジオでは、例えば「〇〇寺や△△神社が有名なんだよ」と、下位階層シナリオにつなげるように構成し、下位階層シナリオaにおいて「〇〇寺院」の説明、下位階層シナリオbにおいて「△△神社」の説明をするように構成することができる。
こうすることで、1つのシナリオが長くなることを防止するとともに、短いナレーションによって、ユーザに対してテンポよく情報を継続的に案内することが可能となり、より一層、情報をユーザが聞き取りやすく、かつユーザの興味を引くことができる。なお、音声による情報提供を補足するための映像を表示するようにしてもよい。
以上、シナリオデータの特徴について説明した。
次に、制御部11の各機能部について説明する。本実施例は、車両50aに乗車し、例えば観光地や観光施設等をドライブしているとき、及び/又は目的地に移動しているユーザに対して、観光地、観光スポット、観光施設や目的地を巡る各種情報を音声及び/又は画像で案内するものである。以下、特に断らない限り、観光地、観光スポット、観光施設等を含めて施設という。本実施例において、ユーザは、予め、ユーザの関心のある施設の施設種別を施設情報案内装置10に対して設定することができる。また、ユーザは、施設種別の代わりに、予め関心のある施設を1つ以上指定するようにしてもよい。また、施設情報案内装置10において、予め推奨する施設がデフォルトで設定されていてもよい。そうすることで、施設情報案内装置10は、ユーザが車両で移動中に、当該施設種別に対応する施設、関心のある施設、又は推奨する施設の位置と車両50aの現在位置との関係に基づいて、当該施設に関する情報(例えばシナリオデータ)を案内することができる。
施設に関する情報を提供する場合、車両の現在位置は、当該施設へ至る道路(具体的には、車両の進行方向)につながっていることが好ましい。例えば、車両の現在位置から所定の距離範囲内に観光ポイントや観光施設等が存在する場合であっても、当該施設に行くために、回り道や後戻りをする必要が生じることがある。そうすると、車両を当該施設に向かう道路に戻すために、ユーザに対して余分な運転を強いることになり、ユーザの負担やストレスが生じる。このため、施設に関する情報を提供する案内ポイントとしては、当該案内ポイントにおける車両の進行方向上に、車両が後戻りや回り道をせずに、当該施設が位置することが好ましい。
他方、施設の位置から第1の所定距離を離れた道路の進入地点を、仮に当該施設のシナリオデータを案内する案内候補ポイントとして抽出した場合、各案内候補ポイントから当該施設までの推奨ルートにおける車両の進行方向が、施設の位置に近づく方向(すなわち、進入地点の進入方向と同じ方向)であるケースと、施設の位置から遠ざかる方向(すなわち、進入地点の進入方向と異なる方向)であるケースと、がある。
そこで、施設情報案内装置1は、案内候補ポイントにおける進入方向が、施設までの推奨ルートと異なる方向となるケースを含めて、最適な案内ポイントを算出する。
<案内候補ポイント抽出部111>
案内候補ポイント抽出部111は、案内の対象として設定された施設に対して、当該施設の位置から第1の所定距離を離れた道路の進入地点を当該施設のシナリオデータを案内する案内候補ポイントとして抽出する。なお、案内候補ポイント抽出部111は、抽出した、案内の対象として設定された施設に係る各案内候補ポイントを、当該施設に対応づけて地図情報記憶部121に記憶するようにしてよい。
図3は、案内の対象として設定された施設の位置から第1の所定距離を離れた道路の進入地点の一例を示す図である。図3に示すように、施設Aを中心とし、第1の所定距離を半径とする円と、円内の領域(以下「案内領域」ともいう)を通過する任意の道路と、の交わった地点を、それぞれ、施設Aの位置から第1の所定距離を離れた道路の進入地点という。
図3を参照すると、施設Aの位置を中心とする半径第1の所定距離の円の領域(案内領域)内を通過する道路1及び道路2と、当該円との交差する地点P、P、P、Pが、施設Aに対する進入地点として抽出される。これらの進入地点を、施設Aのシナリオデータを案内する案内候補地点とする。
ここで、第1の所定距離として、地図上の2点を直線で結ぶ距離としてもよい。また、第1の所定距離は、例えば、都会の道路、田舎の道路等に応じて、また当該道路における平均速度、法定速度に応じて適宜設定するようにしてもよい。例えば、混んでいる道路では、第1の所定距離は短く設定し、混んでいない道路では、第1の所定距離を長く設定するようにしてもよい。
<推奨ルート検索部112>
推奨ルート検索部112は、案内の対象として設定された施設に対して、案内候補ポイント抽出部111により抽出された各案内候補ポイントから当該施設までの推奨ルートを、地図情報記憶部121に記憶される道路情報等に基づいて検索する。ここで、推奨ルートの検索としては、各案内候補ポイントから当該施設までの距離が最短となるルートを推奨ルートとしてもよい。また、各案内候補ポイントから当該施設までに要する時間が最短となるルートを推奨ルートとしてもよい。なお、ルート検索は、当業者にとって公知の技術であり、詳細な説明は省略する。
<案内回避ポイント特定部113>
案内回避ポイント特定部113は、推奨ルート検索部112により検索された、案内の対象として設定された施設の案内候補ポイントから当該施設までの推奨ルートが当該案内候補ポイントの進入方向と異なる場合、当該案内候補ポイントを、当該施設に案内しない案内回避ポイントとして特定するとともに、地図情報記憶部121に記録する。
ここで、進入方向とは、進入地点から円内の領域(案内領域)に進入する方向を指す。図3を参照すると、道路1における案内候補ポイントP1における進入方向は、道路1に沿って右方向を指し、P2における進入方向は、道路1に沿って左方向を指す。同様に、道路2における案内候補ポイントP3における進入方向は、道路2に沿って右方向を指し、P4における進入方向は、道路2に沿って左方向を指す。
このような場合、案内候補ポイントP1、P2、及びP4における進入方向は、施設までの推奨ルートの方向と同じであり、案内候補ポイントP3における進入方向が、施設までの推奨ルートの方向と異なっていることから、案内候補ポイントP3が案内回避ポイントとして特定される。
案内回避ポイント特定部113は、案内回避ポイントを除く案内候補ポイントを、当該施設のシナリオデータを案内する第1案内ポイントとして、当該施設に対応づけて地図情報記憶部121に記録する。
すなわち、案内回避ポイント特定部113は、案内の対象として設定された施設の案内候補ポイントから当該施設までの推奨ルートが当該案内候補ポイントの進入方向と同じ場合、当該案内候補ポイントを第1案内ポイントとして特定するとともに、地図情報記憶部121に記録する。図3を参照すると、案内候補ポイントP1、P2、及びP4が第1案内ポイントとして特定される。
<第2案内ポイント特定部114>
第2案内ポイント特定部114は、案内回避ポイント特定部113により特定された、施設に案内しない案内回避ポイントから、推奨ルート検索部112により検索された当該施設までの推奨ルートの上に、当該施設のシナリオデータを案内する第2案内ポイントを設定して、地図情報記憶部121に記録する。このように、第2案内ポイントは、施設方向に向かう推奨ルート上に位置するポイントである。
第2案内ポイント特定部114は、例えば、案内回避ポイントから、当該施設までの推奨ルート上に存在する分岐地点(交差点)を第2案内ポイントとしてもよい。
また、第2案内ポイント特定部114は、分岐地点(交差点)に換えて、案内の対象として設定された施設の案内回避ポイントから、当該施設までの推奨ルート上に存在する分岐地点(交差点)から第2の所定距離を手前に離れた地点を第2案内ポイントとして設定してもよい。なお、第2案内ポイントは、当該施設に対する案内領域の外側に設定することが好ましい。そうすることで、第1案内ポイントよりも内側に設定されないようにすることができる。
図3を参照すると、カッコで囲んだ分岐地点(交差点)が、施設までの推奨ルート上に存在することがわかる。
そうすることで、車両50aで、観光ポイントや観光施設等をドライブするユーザに対して、例えば都市部の道路のように分岐点が多数ある道路を移動する場合であっても、車両50aが、推奨する施設へ至る道路の分岐点からの所定範囲に進入した場合に、当該施設を紹介するシナリオを出力することを可能とする。これにより、施設案内装置1は、例えば、施設までの推奨ルートの上に位置する分岐地点(交差点)の手前で当該施設を案内するため、ユーザは当該施設を案内するシナリオを聞いたうえで、慌てずに推奨された施設に行く判断をした場合であっても、ユーザに対して、分岐点直前での車線変更等を強いることなく、車両を当該施設にスムーズに運転することを可能にする。
なお、ユーザは、推奨された施設に行く判断をした場合、当該施設を目的地として、経路案内部(図示せず)に設定することで、ユーザは、当該施設に迷わずに移動することが可能となる。
さらに、第2案内ポイント特定部114は、同一の施設を案内するシナリオデータを複数回案内しないように、第2案内ポイントから施設までの推奨ルート上に位置する第1案内ポイントと識別可能に第2案内ポイントを地図情報記憶部121に記録するようにしてもよい。なお、推奨ルート上に複数の第2案内ポイントが存在する場合についても、同様に、これらの第2案内ポイントを識別可能に地図情報記憶部121に記録するようにしてもよい。
そうすることで、例えば、第2案内ポイントから施設までの推奨ルート上に位置する第1案内ポイントを識別することで、第2案内ポイントで当該シナリオを案内した車両50aに対しては、当該第1案内ポイントにおいて同一シナリオを案内しないように抑制するようにしてもよい。これにより、ドライバーが同一の施設を案内するシナリオデータを複数回聞く煩わしさを感じることを避けることができる。
<出力指示部115>
出力指示部115は、車両50aの現在位置情報が、案内の対象として設定された施設の第1案内ポイント又は第2案内ポイントに到達したときに、シナリオデータ記憶部124から当該施設に関する情報が含まれるシナリオデータを呼び出して、シナリオデータに含まれる音声データについては、オーディオ部17を介して出力するとともに、シナリオデータに含まれる画像データについては、表示部15を介して出力するようにしてもよい。
なお、出力指示部115は、前述したように、地図情報記憶部121を参照して、例えば第2案内ポイントから施設までの推奨ルート上に位置する第1案内ポイントを識別することで、第2案内ポイントで当該シナリオを既に案内した車両50aに対しては、当該第1案内ポイントにおいて同一シナリオを案内しないように抑制するようにしてもよい。
また、出力指示部115は、施設が目的地としてすでに設定されて、経路案内部(図示せず)により経路案内をしている場合、経路案内中に通過する第1案内ポイント及び第2案内ポイントにおいて、当該施設を案内するシナリオデータの出力を抑制するようにしてもよい。
また、ユーザが、施設を案内するシナリオを聞いたうえで、推奨された施設に行く判断をして、当該施設に移動する場合に、車両50aは、推奨する施設に営業時間内に到達できることが好ましい。このため、ユーザが当該施設を紹介するシナリオを聞いたうえで、推奨された施設に行く判断をして、当該施設に移動する場合に、当該施設に到達する時刻を算出して、到達時刻が営業時間内であることを保証できることが好ましい。
このため、出力指示部115は、仮にユーザが推奨する施設に移動する場合に、当該施設の営業時間内に到達できることを条件(「営業時間内到着条件」ともいう)として、当該施設に関する情報が含まれるシナリオデータを出力するようにしてもよい。
なお、営業時間内到着条件を満たすか否かを判定するために、出力指示部115は、案内ポイントから当該施設までの到達所要時間を、例えば当該施設までの距離と、当該道路における平均速度と、に基づいて車両50aの当該施設への到達所要時間を算出することで、車両50aが該施設に到達する第1到達時刻を推定することができる。そうすることで、出力指示部115は、推奨する施設への到着時刻が当該施設の営業時間内になる場合に当該施設に関する情報が含まれるシナリオデータを案内することができる。
それにより、ユーザが推奨された施設に到達したときに当該施設が営業時間外となっていることを防止することができる。
このように、車両50aで、例えば、観光ポイントや観光施設等をドライブするユーザに対して、例えば都市部の道路のように分岐点が多数ある道路を移動する場合であっても、車両50aが、推奨する施設へ至る道路の案内ポイントに到達した場合に、当該施設を紹介するシナリオを出力することを可能とする。これにより、ユーザが当該施設を紹介するシナリオを聞いたうえで、推奨された施設に行く判断をした場合であっても、ユーザに対して、回り道や後戻りを強いることなく、車両を当該施設にスムーズに運転することを可能にする。
なお、ユーザが、推奨された施設に行く判断をした場合、当該施設を目的地として、経路案内部(図示せず)に設定することで、ユーザは、当該施設に迷わずに移動することが可能となる。
以上、施設情報案内装置10の構成について説明した。
<携帯端末20が備える機能ブロック>
次に、携帯端末20が備える機能ブロックについて図4のブロック図を参照して説明をする。
ここで、上述した施設情報案内装置10は、車両50aから電源の供給を受けていたが、携帯端末20は自身が備えるバッテリ(図示を省略する)から電源の供給を受ける。ただし、バッテリを充電するために携帯端末20が車両50bのシガーソケット等から電源の供給を受けるようにしてもよい。
図4に示すように、携帯端末20は、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、センサ部24と、表示部25と、入力部26と、オーディオ部27と、近距離通信部28とを含んで構成される。
ここで、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、センサ部24と、表示部25と、入力部26は、上述した施設情報案内装置10が含む同名の機能ブロックと同等の機能を有している。つまり、上述した施設情報案内装置10の説明における「施設情報案内装置10」の文言を「携帯端末20」を置き換え、上述した施設情報案内装置10の説明における、「車両50a」の文言を「車両50b」と置き換えることにより、携帯端末20の各機能ブロックの説明となるので、重複する再度の説明は省略する。
一方で、携帯端末20は、近距離通信部28を含んでいる点等で、施設情報案内装置10と相違するので、この相違点について、以下説明をする。
近距離通信部28は、NFC(Near Field Communication)やBluetooth(登録商標)といった規格に準拠した非接触の近距離通信、又はUSB(Universal Serial Bus)ケーブル等を介した有線による近距離通信を行うための部分である。
一方で、車両50bは、近距離通信部28と通信を行うための近距離通信部を備える。例えば車両50bのECU(Electronic Control Unit)が近距離通信部を備える。
そして、携帯端末20がECUと近距離通信により通信することができる場合とは、すなわち、携帯端末20が車両50bの車内に存在する場合である。この場合、携帯端末20のセンサ部24が測位する位置情報は、車両50bの位置情報に相当することになる。
そこで、携帯端末20は、近距離通信部28を介してECUと近距離通信できる間は、制御部21の備える各機能部を起動させるようにしてもよい。
例えば、ユーザが携帯端末20を所持して車両50bに乗車し、イグニッションスイッチ等の車両50bの起動スイッチをオンにすると、車両50bと携帯端末20とが接続(ペアリング)され、携帯端末20で測位した位置情報及び識別情報が携帯端末20からコンテンツサーバ30に送信されるようにしてもよい。この場合、車両50bと携帯端末20とのペアリング直後に測位された位置情報により特定される位置を最初の車両位置、すなわち出発位置としてコンテンツサーバ30に送信することができる。
さらに、イグニッションスイッチ等の車両50bの起動スイッチがオフにされると、車両50bと携帯端末20とのペアリングが解除される。この場合、例えば、解除された直前に測位された位置情報により特定される位置を最終の車両位置、すなわち駐車位置としてコンテンツサーバ30に送信するようにしてもよい。
なお、車両50bが位置情報を測位する機能を有している場合には、センサ部24が測位する位置情報ではなく、車両50bが測位する位置情報を位置情報として携帯端末20が取得してもよい。この場合、携帯端末20は、車両50bから、車両50bの測位する位置情報を取得するようにすることで、センサ部24を省略するようにしてもよい。
以上、携帯端末20の構成について説明した。
<コンテンツサーバ30が備える機能ブロック>
次に、コンテンツサーバ30が備える機能ブロックについて図5のブロック図を参照して説明をする。
図5に示すように、コンテンツサーバ30は、制御部31と、記憶部32と、通信部33と、を含んで構成される。
制御部31は、マイクロプロセッサ等の演算処理装置から構成され、30を構成する各部の制御を行う。制御部31については、後述する。
記憶部32は、半導体メモリ等で構成されており、ファームウェアやオペレーティングシステムと呼ばれる制御用のプログラムや、情報分析処理を行うためのプログラムといった各プログラム、さらにその他、地図情報記憶部321、及びシナリオデータ等を含むコンテンツ情報記憶部326を含むようにしてもよい。
その場合、地図情報記憶部321には、上述した地図情報記憶部121、221と同じ情報が含まれる。地図情報は、予め記憶しておく構成としてもよいし、通信網40に接続されたサーバ装置(図示を省略する。)等から必要に応じて適宜ダウンロードされる構成としてもよい。さらに、ユーザの入力等に応じて適宜修正されてもよい。
また、コンテンツ情報記憶部326は、前述した観光地情報、観光施設情報や目的地情報等を案内するための色々なシナリオデータを含む。また、コンテンツ情報記憶部326は、写真や動画等の映像コンテンツを含むようにしてもよい。なお、これらの情報についても、シナリオデータとして構成するようにしてもよい。
コンテンツ情報は、前述したように、車両50の位置情報やユーザからの要求に基づいて、コンテンツサーバ30から、予め、施設情報案内装置10や携帯端末20にダウンロードされるようにしてもよい。
通信部33は、DSP(Digital Signal Processor)等を有し、3G(3rd Generation)LTE(Long Term Evolution)やWi−Fi(登録商標)といった規格に準拠して、通信網40を介して通信網40を介した他の装置との間の無線通信を実現する。通信部33は、例えば、施設情報案内装置10及び携帯端末20のそれぞれから送信される位置情報及び識別情報を受信するために利用してもよい。また、通信部33は、施設情報案内装置10及び携帯端末20に対して予めシナリオデータを含むコンテンツ情報を送信するために利用してもよい。
ただし、通信部33と他の装置との間で送受信されるデータに特に制限はなく、これらの情報以外の情報が送受信されるようにしてもよい。
制御部31はCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random access memory)、ROM(Read Only Memory)、及びI/O(Input / output)等を有するマイクロプロセッサにより構成される。CPUは、ROM又は記憶部32から読み出した各プログラムを実行し、その実行の際にはRAM、ROM、及び記憶部32から情報を読み出し、RAM及び記憶部32に対して情報の書き込みを行い、通信部33、表示部34、及び入力部35と信号の授受を行う。そして、このようにして、ハードウェアとソフトウェア(プログラム)が協働することにより本実施形態における処理は実現される。
制御部31は、機能ブロックとして、例えば、位置情報受信部310、コンテンツデータ提供部316を含むようにしてもよい。
位置情報受信部310は通信部33を介して、車両50から当該車両50の識別情報、位置情報、及び時刻情報等を受信するようにしてもよい。
コンテンツデータ提供部316は、前述したように、車両50の位置情報やユーザからの要求に基づいて、シナリオデータを含むコンテンツデータを、予め施設情報案内装置10や携帯端末20に提供(ダウンロード)するようにしてもよい。
以上、コンテンツサーバ30の構成について説明した。
以上、本発明の施設情報案内システム1の各機能部の実施形態を、車両50に搭載される施設情報案内装置10、携帯端末20、及びコンテンツサーバ30の構成に基づいて説明した。
<本実施形態の動作>
次に、図6Aのフローチャートを参照して、施設情報案内装置10が実行する、案内対象とする施設に対応づける第1案内ポイント及び第2案内ポイントの設定に関する動作について説明する。施設情報案内装置10は、案内対象の施設が複数存在する場合、案内対象の施設ごとに、以下の処理を行う。なお、マルチタスク処理により、同時に実行するようにしてもよい。
図6Aを参照すると、ステップS11において、施設情報案内装置10(案内候補ポイント抽出部111)は、案内の対象として設定された施設に対して、当該施設の位置から第1の所定距離を離れた道路の進入地点を当該施設のシナリオデータを案内する案内候補ポイントとして全て抽出する。
ステップS12において、施設情報案内装置10(推奨ルート検索部112)は、案内の対象として設定された施設に対して、案内候補ポイント抽出部111により抽出された各案内候補ポイントから当該施設までの推奨ルートを検索する。
ステップS13において、施設情報案内装置10(案内回避ポイント特定部113)は、推奨ルート検索部112により検索された、それぞれの案内候補ポイントから当該施設までの推奨ルートが当該案内候補ポイントの進入方向と異なる案内候補ポイントを、当該施設に案内しない案内回避ポイントとして特定し、当該施設に対応づけて地図情報記憶部121に記録する。
ステップS14において、施設情報案内装置10(案内回避ポイント特定部113)は、ステップS13において特定された案内回避ポイントを除くすべての案内候補ポイントを、当該施設のシナリオデータを案内する第1案内ポイントとして、当該施設に対応づけて地図情報記憶部121に記録する。
ステップS15において、施設情報案内装置10(第2案内ポイント特定部114)は、施設に案内しない案内回避ポイントごとに、当該案内回避ポイントから、推奨ルート検索部112により検索された当該施設までの推奨ルートの上に、当該施設のシナリオデータを案内する第2案内ポイントを設定して、地図情報記憶部121に記録する。
すべての案内回避ポイントに対して、第2案内ポイントを設定した場合、処理を終了する。
次に、図6Bのフローチャートを参照して、施設情報案内装置10が実行する、施設のシナリオデータを出力する動作について説明する。なお、施設情報案内装置10は、事前に、案内対象とする施設に対して、第1案内ポイント及び第2案内ポイントを対応づけて地図情報記憶部121に記憶しているものとする。また、図示しないが、ユーザからの終了指示(割り込み)により処理を終了するようにしてもよい。
図6Bを参照すると、ステップS21において、施設情報案内装置10は、車両50aの現在位置が、案内対象施設の第1案内ポイント又は第2案内ポイントに到達したか否かを判定する。到達したと判定した場合(Yesの場合)、ステップS22に移る。到達していない場合(Noの場合)、ステップS21に戻る。
ステップS22において、施設情報案内装置10は、案内対象とする施設のシナリオデータを他の第1案内ポイント又は第2案内ポイントにおいて、案内済みか否かを判定する。案内済みの場合(Yesの場合)、ステップS21に移る。案内済みでない場合(Noの場合)、ステップS23に移る。
ステップS23において、施設情報案内装置10は、シナリオデータ記憶部124から、当該施設に関する情報が含まれるシナリオデータを呼び出してオーディオ部17及び/又は表示部15を介して出力する。その後、ステップS21に移る。
以上説明した動作により、施設情報案内装置10は、ユーザに対して回り道や後戻り、また分岐点直前での車線変更等を強いることなく、車両50aを当該施設にスムーズに運転することを可能にすることができる。
なお、施設情報案内装置10の動作について説明したが、携帯端末20の動作についても、施設情報案内装置10を携帯端末20に読み替え、車両50aを車両50bに読み替えることで説明できる。
<ハードウェア及びソフトウェアについて>
上記の施設情報案内システムに含まれる各機器のそれぞれは、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。また、上記の施設情報案内システムに含まれる各機器のそれぞれが協働することにより行なわれる施設情報配信方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、1つ以上のコンピュータが1つ以上のプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態ではあるが、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
<変形例1>
上述した実施形態は、施設情報案内装置10及び携帯端末20は、単独でも施設情報案内を実行可能な構成を備える場合を例示した。
これに対して、施設情報案内装置10及び携帯端末20をクライアントサーバ又はWEBシステムにおけるクライアント又はWEB端末として構成してもよい。この場合、本発明の施設情報案内に関する一連の処理を全体として実行できる機能が各機器に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは、特に図2、図4及び図5の例に限定されない。
具体的には、例えば、クライアントサーバや、WEB等の公知技術を適用して、図2に示す施設情報案内装置10(又は携帯端末20)の備える機能部を、コンテンツサーバ30Aが備えるようにしてもよい。図7にコンテンツサーバ30Aの機能ブロック図の一例を示す。
図7に示すように、施設情報案内装置10(又は携帯端末20)に換えて、施設情報案内サーバとしてのコンテンツサーバ30Aが、地図情報記憶部321、及びシナリオデータ記憶部324を備えるとともに、案内候補ポイント抽出部311、推奨ルート検索部312、案内回避ポイント特定部313、第2案内ポイント特定部314、及び出力指示部315を備えるようにしてもよい。こうすることで、コンテンツサーバ30Aが、案内対象とする施設に対応づける第1案内ポイント及び第2案内ポイントの設定処理を行うことができる。
この場合、施設情報案内装置10(又は携帯端末20)は、コンテンツサーバ30Aに、センサ部14(24)により測位された車両50a(50b)の位置情報を送信することで、コンテンツサーバ30Aが、車両50a(50b)の現在位置が案内対象とする施設に対応づけられた第1案内ポイント又は第2案内ポイントに到達したことを判定して、コンテンツサーバ30A側で当該施設に関する情報が含まれるシナリオデータをシナリオデータ記憶部324から抽出して、その抽出されたシナリオデータを施設情報案内装置10(又は携帯端末20)に出力するようにしてもよい。そうすることで、施設情報案内装置10は、コンテンツサーバ30Aから提供されたシナリオデータに含まれる音声データについては、オーディオ部17を介して出力するとともに、シナリオデータに含まれる画像データについては、表示部15を介して出力するようにしてもよい。
また、これら機能的構成を実現するための装置についても、上述した実施形態での説明は例示に過ぎない。例えば、コンテンツサーバ30又は30Aをクラウド上の仮想サーバとして実現してもよい。また、コンテンツサーバ30又は30Aの機能部を、クラウド上でファンクションとして提供するようにしてもよい。
1 施設情報案内システム
10 施設情報案内装置
20 携帯端末
30,30A コンテンツサーバ
11、21、31 制御部
111、211、311 案内候補ポイント抽出部
112、212、312 推奨ルート検索部
113、213、313 案内回避ポイント特定部
114、214、314 第2案内ポイント特定部
115、215、315 出力指示部
12、22、32 記憶部
13、23,33 通信部
14、24 センサ部
15、25 表示部
16、26 入力部
17、27 オーディオ部
28 近距離通信部
310 位置情報受信部
316 コンテンツデータ提供部
40 通信網
50a、50b 車両

Claims (5)

  1. 移動体の現在の位置情報を測位する測位部と、
    地図情報と施設の位置情報を含む施設情報が記憶される地図記憶部と、
    前記施設に関する情報が含まれるシナリオデータが記憶されるシナリオデータ記憶部と、
    前記シナリオデータを音声又は画像として出力する出力部と、
    制御部と、を備え
    前記制御部は、
    予め設定された前記施設の位置から第1の所定距離を離れた道路の進入地点を前記施設のシナリオデータを案内する案内候補ポイントとして抽出する案内候補ポイント抽出部と、
    前記案内候補ポイント抽出部により抽出された前記案内候補ポイントから前記施設までの推奨ルートを検索する推奨ルート検索部と、
    前記推奨ルート検索部により検索された、前記案内候補ポイントから前記施設までの推奨ルートが前記案内候補ポイントの進入方向と異なる場合、前記案内候補ポイントを案内しない案内回避ポイントとして前記地図記憶部に記録し、前記案内回避ポイントを除く案内候補ポイントを第1案内ポイントとして前記地図記憶部に記録する案内回避ポイント特定部と、
    前記案内回避ポイント特定部により特定された前記案内回避ポイントから前記施設までの前記推奨ルートの上に、前記施設のシナリオデータを案内する第2案内ポイントを設定して前記地図記憶部に記録する第2案内ポイント特定部と、
    前記移動体の現在位置情報が前記第1案内ポイント又は前記第2案内ポイントに到達したときに、前記シナリオデータ記憶部から当該施設に関する情報が含まれるシナリオデータを呼び出して前記出力部から出力する出力指示部と、
    を備える施設情報案内装置。
  2. 前記第2案内ポイント特定部により設定される前記第2案内ポイントは、前記施設までの前記推奨ルートの上に存在する交差点から第2の所定距離を離れた地点とすることを特徴とする請求項1記載の施設情報案内装置。
  3. 第2案内ポイント特定部は、同一の前記施設を複数回案内しないように、前記第1案内ポイントと識別可能に前記第2案内ポイントを前記地図記憶部に記録することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の施設情報案内装置。
  4. 地図情報と施設の位置情報を含む施設情報が記憶される地図記憶部と、
    前記施設に関する情報が含まれるシナリオデータが記憶されるシナリオデータ記憶部と、
    制御部と、を備え
    前記制御部は、
    移動体の現在の位置情報を受信する受信部と、
    予め設定された前記施設の位置から第1の所定距離を離れた道路の進入地点を前記施設のシナリオデータを案内する案内候補ポイントとして抽出する案内候補ポイント抽出部と、
    前記案内候補ポイント抽出部により抽出された前記案内候補ポイントから前記施設までの推奨ルートを検索する推奨ルート検索部と、
    前記推奨ルート検索部により検索された、前記案内候補ポイントから前記施設までの推奨ルートが前記案内候補ポイントの進入方向と異なる場合、前記案内候補ポイントを案内しない案内回避ポイントとして前記地図記憶部に記録し、前記案内回避ポイントを除く案内候補ポイントを第1案内ポイントとして前記地図記憶部に記録する案内回避ポイント特定部と、
    前記案内回避ポイント特定部により特定された前記案内回避ポイントから前記施設までの前記推奨ルートの上に、前記施設のシナリオデータを案内する第2案内ポイントを設定して前記地図記憶部に記録する第2案内ポイント特定部と、
    前記移動体の現在位置情報が前記第1案内ポイント又は前記第2案内ポイントに到達したときに、前記シナリオデータ記憶部から当該施設に関する情報が含まれるシナリオデータを抽出して前記移動体に提供し、出力指示する出力指示部と、
    を備える施設情報案内サーバ。
  5. 移動体の現在の位置情報を測位する測位部と、
    地図情報と施設の位置情報を含む施設情報が記憶される地図記憶部と、
    前記施設に関する情報が含まれるシナリオデータが記憶されるシナリオデータ記憶部と、
    前記シナリオデータを音声又は画像として出力する出力部と、
    を有する1つ以上のコンピュータが、
    予め設定された前記施設の位置から第1の所定距離を離れた道路の進入地点を前記施設のシナリオデータを案内する案内候補ポイントとして抽出する案内候補ポイント抽出ステップと、
    前記案内候補ポイント抽出ステップにおいて抽出された前記案内候補ポイントから前記施設までの推奨ルートを検索する推奨ルート検索ステップと、
    前記推奨ルート検索ステップにおいて検索された前記案内候補ポイントから前記施設までの推奨ルートが前記案内候補ポイントの進入方向と異なる場合、前記案内候補ポイントを案内しない案内回避ポイントとして前記地図記憶部に記録し、前記案内回避ポイントを除く案内候補ポイントを第1案内ポイントとして前記地図記憶部に記録する案内回避ポイント特定ステップと、
    前記案内回避ポイント特定ステップにおいて特定された前記案内回避ポイントから前記施設までの前記推奨ルートの上に、前記施設のシナリオデータを案内する第2案内ポイントを設定して前記地図記憶部に記録する第2案内ポイント特定ステップと、
    前記移動体の現在位置情報が前記第1案内ポイント又は前記第2案内ポイントに到達したときに、前記シナリオデータ記憶部から当該施設に関する情報が含まれるシナリオデータを呼び出して前記出力部から出力する出力指示ステップと、
    を実行する施設情報案内方法。
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