JP2003028147A - 流体動圧軸受装置 - Google Patents

流体動圧軸受装置

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JP2003028147A
JP2003028147A JP2001219175A JP2001219175A JP2003028147A JP 2003028147 A JP2003028147 A JP 2003028147A JP 2001219175 A JP2001219175 A JP 2001219175A JP 2001219175 A JP2001219175 A JP 2001219175A JP 2003028147 A JP2003028147 A JP 2003028147A
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fluid
pressure bearing
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Masato Gomyo
五明  正人
Kazuji Miura
和司 三浦
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Nidec Sankyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成によって、スラスト動圧軸受部S
Ba,SBbにおけるポンピング力を良好かつ迅速にバ
ランスさせることを可能とする。 【解決手段】 一対のスラスト動圧軸受部SBa,SB
bどうしを互いに連通させて、両スラスト動圧軸受部S
Ba,SBbどうしの間の圧力アンバランスを平衡化す
る流体循環通路23dを形成したものであって、スラス
トプレート23の変形などの原因によりスラスト動圧軸
受部SBa,SBb内の潤滑流体Fに圧力のアンバラン
スを生じていても、一対のスラスト動圧軸受部SBa,
SBbどうしの間を潤滑流体Fを流体循環通路23dを
通して移動させることにより圧力のアンバランスを解消
して、スラスト動圧軸受部SBa,SBb内の浮上量を
安定的に得るようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の潤滑流体に
発生させた動圧力により軸部材と軸受部材とを相対回転
可能に支承するようにした流体動圧軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気ディスク、ポリゴンミラー、
光ディスクなどのような各種回転体を高速で回転支持す
るための動圧軸受装置に関する提案が種々行われてい
る。例えば、図29に示されているハードディスク駆動
装置(HDD)に採用されている動圧軸受装置では、固
定の軸受スリーブ(軸受部材)1内に、回転軸(軸部
材)2が回転自在に挿入されていて、これら軸受スリー
ブ1の内周面と、回転軸2の外周面との間の半径方向の
微小隙間内に、オイルや磁性流体などの潤滑流体Fが注
入されていることによって、軸方向に離して2箇所のラ
ジアル軸受部RB,RBが形成されている。
【0003】また、図30にも示されているように、上
記回転軸2には、スラストプレート3が圧入・焼きバメ
・ネジ止めなどによって接合されており、そのスラスト
プレート3の軸方向における両端面と、上記軸受スリー
ブ1、及びその軸受スリーブ1に取り付けられたカウン
タープレート4とが、軸方向に微小隙間を介して対向配
置されている。そして、その微小隙間内に、上述したラ
ジアル軸受部RBから連続するようにして潤滑流体Fが
注入されており、これによって、上記スラストプレート
3の軸方向両側に上下2箇所のスラスト動圧軸受部SB
a,SBbが形成されている。
【0004】このとき、上述した軸受スリーブ1は、図
示上端側が開口状態で、かつ図示下端側が閉塞状態とな
った片袋空間を構成するように形成されていて、上述し
たラジアル軸受部RB,RBにそれぞれ形成された2箇
所のラジアル動圧発生用溝RBV1,RBV2のうちの
図示上側のものが、上記軸受スリーブ1の片袋空間の内
方側である図示下方側に向かってポンピング力を発生さ
せるように非対称な溝形状に形成されている。なお、そ
の他の箇所の動圧軸受部に各々形成された各動圧発生用
溝は、対称的な形状になされていて、それらの各動圧軸
受部における内部圧力のみを発生させる構成になされて
いる。
【0005】一方、前記回転軸2の図示上方側の部分に
は、図示を省略した記録ディスクを保持するための回転
ハブ5が圧入・焼きバメなどにより接合されていて、上
記回転軸2の図示上端部分にネジ止めされたクランパ
(図示省略)によって、上記記録ディスクの保持が行わ
れるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うなスラストプレート3を回転軸2に接合する際には、
そのときの接合力によって、スラストプレート3に変形
を生じることがあり、スラスト動圧軸受部SBa,SB
bにおける軸受作用が良好でなくなるという問題があ
る。
【0007】特に、ネジ止めによりスラストプレート3
を固定する場合には、顕著な問題となるおそれが強い
が、例えば、図31のように、固定ネジ6により固着さ
れたスラストプレート3に変形が生じていない場合に
は、スラスト動圧軸受部SBa,SBbにおける半径方
向内方側に向かう加圧力(ポンプイン)と、半径方向外
方側に向かう加圧力(ポンプアウト)とが良好にバラン
スすることとなって、スラスト動圧軸受部SBa,SB
bにおけるスラストプレート3の浮上量は予定の状態と
なる。
【0008】しかしながら、スラストプレート3に、図
32や図33のような変形を生じていると、上述したス
ラスト動圧軸受部SBa,SBbにおける半径方向内方
側に向かう加圧力(ポンプイン)と、半径方向外方側に
向かう加圧力(ポンプアウト)とがアンバランスな状態
となくなってしまい、その結果、上記スラストプレート
3に対する予定の浮上量が得られなって、軸受スリーブ
1又はカウンタープレート4にスラストプレート3が接
触して回転停止状態に至ることもある。
【0009】一方、スラストプレート3をはじめとして
軸受部材の構成部材が精度良く組み付けられていた場合
であっても、動圧発生手段を構成しているヘリングボー
ン形状の溝の長さ、溝深さ、溝幅などの諸寸法にバラツ
キを生じていたり、軸受スリーブ1側に取り付けられる
カウンタープレート4が、接合時等に変形を生じたりし
ていることもあり、それらの場合においても、スラスト
動圧軸受部SBa,SBbにおけるポンビング力がアン
バランス状態となってしまい、同様な問題を招来するお
それがある。
【0010】そこで本発明は、スラストプレートやその
他の部材の変形などにかかわらず、スラスト動圧軸受部
におけるポンピング力を良好にバランスさせることがで
きるようにした流体動圧軸受装置を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1にかかる動圧軸受装置では、一対のスラスト
動圧軸受部どうしを互いに連通することにより、それら
両スラスト動圧軸受部どうしの間の圧力アンバランスを
平衡化する流体循環通路が形成されている。このような
構成を有する請求項1にかかる流体動圧軸受装置によれ
ば、スラストプレートの変形などの原因によって、スラ
スト動圧軸受部内における潤滑流体に圧力のアンバラン
スを生じていても、そのアンバランスを解消するよう
に、一対のスラスト動圧軸受部どうしの間を潤滑流体が
流体循環通路を通して移動することとなり、その結果、
スラスト動圧軸受部内の浮上量が安定的に得られるよう
になっている。
【0012】また、請求項2にかかる動圧軸受装置で
は、一対のスラスト動圧軸受部どうしを互いに連通する
ことにより、それら両スラスト動圧軸受部どうしの間の
圧力アンバランスを平衡化する流体循環通路が形成され
たものであって、上記流体循環通路は、前記動圧発生手
段が延在している半径方向領域の最内周端部を結んだ仮
想内周円よりも内方側の領域に配置され、かつ上記一対
のスラスト動圧軸受部のうちの一方側から他方側に向か
って上記流体循環通路を通過する潤滑流体の単位時間当
たりの流量が、前記仮想内周円を底面とし前記相対浮上
量を高さとする仮想円柱体の周壁面を通過する潤滑流体
の単位時間当たりの流量よりも大きくなるように、上記
流体循環通路が形成されている。
【0013】そして、このような構成を有する請求項2
にかかる流体動圧軸受装置によれば、スラストプレート
の変形などの原因によって、スラスト動圧軸受部内にお
ける潤滑流体に圧力のアンバランスを生じていても、そ
のアンバランスを解消するように、一対のスラスト動圧
軸受部どうしの間を、充分な流動量を備えた流体循環通
路を通して潤滑流体が移動することとなり、その結果、
スラスト動圧軸受部内の浮上量が極めて安定的に得られ
るようになっている。
【0014】さらに、請求項3にかかる動圧軸受装置で
は、上述した請求項1又は請求項2に加えて、スラスト
動圧軸受部内の潤滑流体を、半径方向内方側に向かって
加圧するラジアル動圧軸受が設けられ、そのラジアル動
圧軸受から上記スラスト動圧軸受にかけての軸受空間
が、上記ラジアル動圧軸受側において外部に開放され、
スラスト動圧軸受側で閉塞された片袋状の空間に形成さ
れていることから、スラスト動圧軸受部の内方側に向か
って潤滑流体が流動することとなってスラスト動圧軸受
内における潤滑流体の分断が防止され、上述した各作用
が良好に維持されるとともに、潤滑流体の外部漏れが防
止されるようになっている。
【0015】さらにまた、請求項4にかかる動圧軸受装
置では、一対のスラスト動圧軸受部どうしを互いに連通
することにより、それら両スラスト動圧軸受部どうしの
間の圧力アンバランスを平衡化する流体循環通路が形成
されたものであって、上記流体循環通路は、前記動圧発
生手段が延在している半径方向領域の最内周端部を結ん
だ仮想内周円よりも内方側の領域に配置され、かつその
流体循環通路における前記潤滑流体の流動方向と直交す
る方向の横断面積の総和が、前記動圧発生手段が延在し
ている半径方向領域の面積の3/1000以上に設定さ
れていて、このような構成を有する請求項4にかかる流
体動圧軸受装置によれば、スラストプレートの変形など
の原因によって、スラスト動圧軸受部内における潤滑流
体に圧力のアンバランスを生じていても、そのアンバラ
ンスを解消するように、一対のスラスト動圧軸受部どう
しの間を潤滑流体が流体循環通路を通して移動すること
となり、その結果、スラスト動圧軸受部内の浮上量が安
定的に得られるようになっている。
【0016】このとき、請求項5にかかる動圧軸受装置
では、上記請求項4に加えて、流体循環通路は、前記ス
ラストプレートの最内周部分に前記軸部材側に開放され
るように切り欠き形成された溝部の内周壁面と、上記軸
部材の外周面とにより画成され、その流体循環通路にお
ける前記潤滑流体の流動方向と直交する方向の横断面積
の総和が、前記動圧発生手段が延在している半径方向領
域の面積の1/50以下に設定されていることから、ス
ラストプレートの内周壁面を切り欠くようにして流体循
環通路を形成しても、軸部材に対する接合強度が良好に
維持されることとなる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明するが、それに先立って、本発明を適用するハー
ドディスク駆動装置(HDD)の全体構造を図面に基づ
いて説明しておく。
【0018】図1に示されている軸回転のHDDスピン
ドルモータの全体は、固定部材としてのステータ組10
と、そのステータ組10に対して図示上側から組み付け
られた回転部材としてのロータ組20とから構成されて
いる。そのうちステータ組10は、図示を省略した固定
基台側にネジ止めされる固定フレーム11を有してい
る。この固定フレーム11は、軽量化を図るためにアル
ミ系金属材料から形成されているが、当該固定フレーム
11の略中央部分に立設するようにして形成された環状
の軸受ホルダー12の内周面側には、中空円筒状に形成
された固定軸受部材としての軸受スリーブ13が、圧入
又は焼嵌めによって上記軸受ホルダー12に接合されて
いる。この軸受スリーブ13は、小径の孔加工等を容易
化するためにリン青銅などの銅系材料から形成されてい
る。
【0019】また、前記軸受ホルダー12の外周取付面
には、電磁鋼板の積層体からなるステータコア14が嵌
着されている。このステータコア14に設けられた各突
極部には、駆動コイル15がそれぞれ巻回されている。
【0020】さらに、上記軸受スリーブ13に設けられ
た中心孔内には、上述したロータ組20を構成する回転
軸21が回転自在に挿入されている。すなわち、上記軸
受スリーブ13の内周壁部に形成された動圧面は、上記
回転軸21の外周面に形成された動圧面に対し微小隙間
を介して半径方向に対向するように配置されており、そ
の微小隙間部分にラジアル動圧軸受部RBが構成されて
いる。より詳細には、上記ラジアル動圧軸受部RBにお
ける軸受スリーブ13側の動圧面と、回転軸21側の動
圧面とは、数μmの微少隙間を介して周状に対向配置さ
れており、その微少隙間からなる軸受空間内に、潤滑オ
イルや磁性流体やエアー等の潤滑流体Fが軸方向に連続
するように注入又は介在されている。
【0021】さらに、上記軸受スリーブ13及び回転軸
21の両動圧面の少なくとも一方側には、例えば、へリ
ングボーン形状等からなるラジアル動圧発生用溝(図2
0中の符号RBV1,2参照)が、軸方向に2ブロック
に分けられて環状に凹設されており、回転時に、当該ラ
ジアル動圧発生用溝のポンピング作用により潤滑流体F
が加圧されて動圧を生じ、その潤滑流体Fの動圧によっ
て、上記回転軸21とともに後述する回転ハブ22が、
上記軸受スリーブ13に対してラジアル方向に非接触状
態で軸支持される構成になされている。
【0022】このとき、上記軸受スリーブ13は、後述
するように、図示上端側が開口状態で、かつ図示下端側
が閉塞状態となった片袋空間を構成するように形成され
ていて、上述したラジアル動圧発生用溝は、図29と同
様に、2箇所のラジアル動圧発生用溝のうちの図示上側
のものが、当該軸受スリーブ13の片袋空間の内方側で
ある図示下方側に向かってポンピング力を発生させる非
対称な溝形状を備えるように形成されている。
【0023】また、上記各ラジアル動圧軸受部RBを構
成している軸受空間の図示上端部分に、毛細管シール部
RSが配置されている。この毛細管シール部RSは、上
記回転軸21又は軸受スリーブ13側に形成された傾斜
面によって、隙間を軸受外方側に向かって徐々に拡大し
たものであって、例えば20μmから300μmに設定
されている。この毛細管シール部RSには、モータの回
転・停止のいずれの場合にも上記潤滑流体Fの気液界面
が位置するように構成されている。
【0024】さらに、上記回転軸21とともにロータ組
20を構成している回転ハブ22は、アルミ系金属から
なる略カップ状部材からなり、当該回転ハブ22の中心
部分に設けられた接合穴22aが、上記回転軸21の図
示上端部分に対して圧入又は焼嵌めによって一体的に接
合されている。この回転ハブ22は、磁気ディスク等の
記録媒体ディスクを外周部に搭載する略円筒状の胴部2
2bを有しているとともに、その胴部22bから半径方
向外方に張り出して記録媒体ディスクを軸方向に支持す
るディスク載置部22cを備えており、図示を省略した
クランパの押圧力によって、記録媒体ディスクの固定が
行われるようになっている。
【0025】また、上記回転ハブ22の胴部22bの図
示下側の内周壁面側には、バックヨーク22dを介して
環状駆動マグネット22eが取り付けられている。この
環状駆動マグネット22eは、前述したステータコア1
4の外周側端面に対して環状に対向するように近接配置
されている。
【0026】一方、図2乃至図4にも示されているよう
に、前記回転軸21の図示下端側の先端部分には、円盤
状のスラストプレート23が、焼き嵌めや、圧入によっ
て固着されている。このスラストプレート23は、上述
した軸受スリーブ13の図示下端側の中心部分に凹設さ
れた円筒状の窪み部13a内に収容されるように配置さ
れていて、その軸受スリーブ13の窪み部13a内にお
いて、上記スラストプレート23の図示上側面に設けら
れた動圧面が、上記軸受スリーブ13の窪み部13a内
に設けられた動圧面に対して、軸方向に近接するように
対向配置されている。そして、上記スラストプレート2
3の図示上側の動圧面には、へリングボーン形状からな
るスラスト動圧発生溝23aが形成されていて、そのス
ラストプレート23及び上記軸受スリーブ13の両動圧
面どうしの対向隙間部分に、上側のスラスト動圧軸受部
SBaが形成されている。
【0027】さらにまた、上記スラストプレート23の
図示下側の動圧面に近接するようにして、比較的大径の
円盤状部材からなるカウンタープレート16が配置され
ている。このカウンタープレート16は、上記軸受スリ
ーブ13の下端側の開口部分を閉塞するように配置され
ていて、当該カウンタープレート16の外周側部分が、
上記軸受スリーブ13側に対してカシメなどにより固定
されている。
【0028】そして、上記スラストプレート23の図示
下側の動圧面に、へリングボーン形状からなるスラスト
動圧発生溝23bが形成されており、それによって下側
のスラスト動圧軸受部SBbが構成されている。
【0029】このようにして軸方向に隣接して配置され
た一組のスラスト動圧軸受部SBa,SBbを構成して
いるスラストプレート23側の両動圧面と、それに近接
対向する軸受スリーブ13及びカウンタープレート16
側の両動圧面とは、それぞれ数μmの微少隙間を介して
軸方向に対向配置されているとともに、その微少隙間か
らなる軸受空間内に、オイルや磁性流体やエアー等の潤
滑流体Fが、前記スラストプレート23の外周側通路を
介して軸方向に連続するように注入又は介在されてい
て、回転時に、上述したスラストプレート23に設けら
れたスラスト動圧発生用溝23a,23bのポンピング
作用によって潤滑流体Fが加圧されて動圧を生じ、その
潤滑流体Fの動圧により、上述した回転軸21及び回転
ハブ22がスラスト方向に浮上した非接触状態で軸支持
されるように構成されている。
【0030】このとき、前述したように、ラジアル動圧
軸受部RBにおけるラジアル動圧発生用溝が、軸受スリ
ーブ13の片袋空間の内方側である図示下方側に向かっ
てポンピング力を発生させる非対称な溝形状を備えてい
ることから、上記スラスト動圧軸受部SBa,SBbの
中心側に向かって潤滑流体Fが加圧されて、後述するる
流体循環通路(23d)内を、潤滑流体が良好に流動さ
れるようになっている。
【0031】また、上記スラストプレート23は、当該
スラストプレート23の中心部分に軸方向に貫通形成さ
れた取付穴部23cが、前記回転軸21に対して、焼き
嵌めや圧入等の締まり嵌めによって接合され固着されて
いるが、その取付穴部23aの内周壁面には、軸方向に
延在する溝部23d’が切り欠かれるようにして凹設さ
れている。この溝部23d’は、周方向において約90
度の等間隔で4箇所設けられており、当該各溝部23d
の横断面形状が、前記回転軸21側に開放するように形
成された略半円形状にさなれている。そして、それらの
各溝部23d’と、上記回転軸21の外周面とによっ
て、軸方向延在する流体循環通路23dが画成されてお
り、その流体循環通路23dにより、上述した一対のス
ラスト動圧軸受部SBa,SBbどうしを軸方向に連通
させた構成になされている。それにより上記両スラスト
動圧軸受部SBa,SBbどうしの間に発生した潤滑流
体Fの圧力アンバランスを、互いに平衡化させる構成に
なされている。
【0032】このように、本実施形態における各流体循
環通路23dを構成している溝部23d’を形成するに
あたっては、ドリルなどで小径の孔を貫通形成する場合
と異なり、スラストプレート23の取付穴部23cの内
周壁面に対してワイヤーソー等で溝状に形成すればよい
ので、生産性に優れ、コスト面で有利になる。また、回
転軸21とスラストプレート23の個々の部材を別々に
加工することが可能となるため、それぞれの部材を高精
度に作成することができ、これられを結合させたものも
高精度に仕上げられることとなる。また、スラストプレ
ート23の作製にあたっては、プレス加工を採用するこ
とも可能である。
【0033】さらに詳細には、上記4箇所の各流体循環
通路23dを構成している溝部23d’は、上述したス
ラスト動圧発生溝23a,23bが延在している半径方
向領域のうちの最内周端部を結んだ仮想内周円Ciより
も内方側の領域に配置されている。すなわち、上記各流
体循環通路23dの形成位置は、ラジアル動圧軸受部R
Bの上端部分に設けられた毛細管シール部RSにおける
潤滑流体Fの気液界面の外周側よりも半径方向内側に配
設されることとなるため、潤滑流体F中の気泡の消滅を
促進させることができる。
【0034】そして、それらの各流体循環通路23dの
横断面形状及び横断面積は、上記一対のスラスト動圧軸
受部SBa,SBbの一方側から他方側に向かって当該
流体循環通路23d内を流動する潤滑流体Fの流量が、
必要かつ充分な基準量V以上になるように設定されてい
る。具体的には、上記4箇所の流体循環通路23dの全
て合わせたときの単位時間当たりの潤滑流体Fの流量
が、必要かつ充分な基準値V以上となるように設定され
ており、ここでの基準量Vは、上述した仮想内周円Ci
を底面とし、モータの定常回転時における前記スラスト
プレート23の相対浮上量Hを高さとする仮想円柱体を
考えたときの、当該仮想円柱体の周壁面を通過する潤滑
流体Fの単位時間当たりの流量としたものである。
【0035】このような構成を有する本実施形態では、
スラストプレート23の変形などの原因によってスラス
ト動圧軸受部SBa,SBb内の潤滑流体Fに圧力のア
ンバランスを生じた場合であっても、その圧力のアンバ
ランスを解消するように、上下一対のスラスト動圧軸受
部SBa,SBbどうしの間を、十分な流動量を有する
4箇所の流体循環通路23dを通して潤滑流体Fが円滑
に移動することとなり、その結果、スラスト動圧軸受部
SBa,SBb内におけるスラストプレート23の相対
浮上量が極めて安定的に得られるようになっている。
【0036】例えば、図5に示されているように、スラ
ストプレート23がカウンタープレート16側に向かっ
て反り返るように変形している場合には、そのスラスト
プレート23の変形によって軸受隙間が小さくなってい
る領域のポンピング力が増大することとなる。このと
き、上述した流体循環通路23dが設けられていない
と、スラストプレート23におけるカウンタープレート
16側からの浮上量が急増することとなって、当該スラ
ストプレート23が軸受スリーブ13側に接触してしま
うおそれが生じる。これに対して本実施形態のように、
スラストプレート23に対して、充分な流動量を備えた
流体循環通路23dが設けられていれば、上下一対のス
ラスト動圧軸受部SBa,SBbどうしの間の圧力アン
バランスが直ちに解消されることとなって、安定した浮
上量が得られる。このとき、上記流体循環通路23dに
おける潤滑流体Fの流動量が小さすぎると、スラストプ
レート23が過浮上な状態となることはいうまでもな
い。
【0037】図6には、上述したスラスト動圧軸受部S
Ba,SBbにおけるスラストプレート23の相対浮上
量の測定結果(縦軸)が、スラストプレート23又はカ
ウンタープレート16に生じている変形状態のタイプ別
(横軸)に表されている。浮上量の測定にあたっては、
スラスト動圧軸受部SBa,SBbの条件が、タイプA
からタイプF(詳細は後述する。)の各タイプにおいて
同一の条件に設定されており、動圧発生用のヘリングボ
ーン溝の形状などの基本的緒元が、上記各タイプにおい
て同一のものになされている。また、上下一対のスラス
ト動圧軸受部SBa,SBbにおける軸方向の合計隙間
は、上述した各々のタイプにおいて同一の15μmに設
定されていて、縦軸の相対浮上量は、スラストプレート
23がカウンタープレート16から浮上した量を表して
いる。
【0038】この図6中のタイプAは、図7に示されて
いるように、スラストプレート23及びカウンタープレ
ート16のいずれにも、何らの変形を生じていない理想
的な状態である。この場合には、上下一対のスラスト動
圧軸受部SBa,SBbの緒元が同じであることから、
最終的なスラストプレート23の浮上量は、上述した合
計隙間15μmの半分の7.5μmになるはずである。
しかしながら、前述したラジアル動圧軸受部RBにおけ
る図示下方側に向かうポンピング力(図20参照)分だ
け、スラストプレート23のカウンタープレート16か
らの浮上量が、それよりもやや大きくなっている。この
ような理想状態では、流体循環通路23dの有無に関係
なく安定した浮上量が得られる。
【0039】また、図6中のタイプBは、図8に示され
ているように、スラストプレート23側に、カウンター
プレート16に向かって反った形状の変形を生じている
状態である。このようなスラストプレート23の変形の
量を、1μmから3μmの間で変化させてみると、変形
量が大きくなるほどスラストプレート23の浮上量が増
大していき、ついには、スラストプレート23が軸受ス
リーブ13側に接触することとなる。すなわち、図示上
側のスラスト動圧軸受部SBaでの浮上量が得られなく
なってしまう。これに対して、流体循環通路23dを設
けた本発明の場合には、スラストプレート23の変形量
が大きくなっても、軸受スリーブ13側に接触すること
はない。
【0040】さらに、図6中のタイプCは、図9に示さ
れているように、スラストプレート23側に、軸受スリ
ーブ13に向かって反った形状の変形を生じている状態
である。この場合におけるスラストプレート23の浮上
量は、全体的に小さくなってしまい、スラストプレート
23がカウンタープレート16側に近接してしまうこと
となる。
【0041】さらにまた、図6中のタイプDは、図10
に示されているように、スラストプレート23側には変
形を生じていないが、カウンタープレート16側に反っ
た形状の変形を生じている状態である。この場合には、
カウンタープレート16の変形量が3μmとなっても浮
上量は比較的安定している。
【0042】一方、図6中のタイプE,Fは、図11及
び図12に示されているように、スラストプレート23
側とカウンタープレート16側の双方に変形を生じてい
る状態であって、図11と図12とでは、異なる方向に
変形を生じている。このような状態でも、流体循環通路
23dを設けた本発明の場合には、変形量が大きくなっ
ても浮上量が安定化されることが解る。
【0043】また、図13に示されている他の実施形態
では、回転軸21側に対して、流体循環通路を構成する
溝部23d”を設けたものであるが、このような他の実
施形態においても、上述した実施形態と同様な作用・効
果が得られる。
【0044】さらにまた、図14及び図15に示されて
いる他の実施形態では、スラストプレート23を回転軸
21の端部に、前述した図21乃至図23に示されてい
るような固定ネジ6で締め付けるようにした場合のもの
であるが、本実施形態では、流体循環通路を構成する溝
部23d”を、上記固定ネジ6の頭部の半径方向外方領
域に張り出すように設けている。また、図16及び図1
7に示されている実施形態では、流体循環通路を構成す
る貫通孔23d''を、上述した固定ネジ6の頭部の半径
方向外方の領域に形成したものである。このような他の
実施形態においても、上述した実施形態と同様な作用・
効果が得られる。
【0045】さらにまた、図18に示されている実施形
態では、回転軸21の内部側に流体循環通路21dを設
けており、その回転軸21側に流体循環通路21dによ
って、上下一対のスラスト動圧軸受部SBa,SBbを
互いに連通させている。このような実施形態においても
同様な作用・効果が得られる。
【0046】さらにまた、図19に示されている実施形
態では、上述した第1の実施形態における流体循環通路
23dの内径寸法L2に対して、毛細管シール部RS内
に存在している潤滑流体Fの液面における隙間寸法L1
を設定したものであって、より具体的には、前述した毛
細管シール部RSにおける潤滑流体Fの液面の曲率半径
が、流体循環通路23d内の潤滑流体Fにおける液面曲
率半径より大きくなる関係に設定されている。このよう
な寸法関係に設定しておけば、潤滑流体F内に発生した
気泡を潰すことが可能となる。
【0047】一方、図20,図21及び図22に示され
ている各実施形態では、流体循環通路33dを構成する
溝部33d’形成するにあたって、回転軸31に対する
スラストプレート33の接合強度が考慮されている。す
なわち、上記スラストプレート33は、前述したように
当該スラストプレート33に貫通形成された取付孔33
cの内周壁面側が、前記回転軸31の外周面に対して、
焼き嵌め等のしまり嵌めにより接合されているととも
に、流体循環通路33dを構成する溝部33d’が、上
記スラストプレート33の最内周部分である前記回転軸
31との接合部分、つまり、当該スラストプレート33
の取付孔33cの内周壁面に、略半円状の横断面形状を
なすように切り欠き形成されている。そして、その回転
軸31の外周面側に開放されるように切り欠き形成され
た溝部33d’の内周壁面と、回転軸31の外周面とに
よって、上記流体循環通路33dが画成される構成にな
されている。
【0048】さらに、上記流体循環通路33dを構成し
ている溝部33d’は、スラスト動圧発生溝33a,3
3bが延在している半径方向領域のうちの最内周端部を
結んだ仮想内周円Ciよりも内方側の領域に配置されて
いるが、それら流体循環通路33dを構成している溝部
33d’の大きさ、つまり、各流体循環通路33dにお
ける潤滑流体の流動方向と直交する方向の上記溝部33
d’の横断面積の総和は、潤滑流体の圧力アンバランス
を解消し得る程度の大きさを備えるように形成されてい
て、より具体的には、スラスト動圧発生溝33a,33
bが延在している半径方向領域の全面積の3/1000
以上となるように設定されている。
【0049】また、上述した回転軸31との間の接合強
度を考慮して、上記溝部33d’の横断面積の総和が、
スラスト動圧発生溝33a,33bが延在している半径
方向領域の全面積の1/50以下となるように設定され
ている。このように上限を設定しておけば、スラストプ
レート33の内周壁面を切り欠くようにして流体循環通
路33dを形成した場合であっても、回転軸31に対す
る接合強度が十分に確保される。すなわち、流体循環通
路33dを構成する溝部33d’を、スラストプレート
33における回転軸31との接合面を切り欠くことによ
って形成する場合において、その溝部33d’の数を、
図20における2個から、図21のような4個、及び図
22のような6個のようにして徐々に増大させていく
と、潤滑流体の通過量に関しては溝部33d’の数の分
だけ流体循環通路33dの全横断面積が増大されること
から好ましいこととなるが、回転軸31との接合面積
は、それとは反対に徐々に減少し、接合強度が低下して
いくこととなる。従って、上述したような上限(1/5
0以下)を設けておき、回転軸31に対するスラストプ
レート33の接合強度が不足しないようにしたものであ
る。
【0050】例えば、図22のように溝部33d’の数
を6個とした場合において、上記溝部33d’の横断面
積の総和に関する実際の設計値を0.3876mm
しておき、スラスト動圧発生溝33a,33bが延在し
ている半径方向領域の全面積22.5469mmに対
する面積比を、0.001719(約1/58)にした
みたところ、実際の使用に耐える十分な接合強度を得る
ことができた。
【0051】このようなことは、図23、図24及び図
25に示されているような貫通孔部33d”により流体
循環通路33dを形成した場合も同様である。この場合
においては、孔の数を減らした方が加工工程数が減少す
るなどの理由により生産性上好ましいこととなるが、大
きな通路横断面積を確保しつつ、孔数を減らそうとする
と、例えば、図26、図27及び図28のように、一個
当たりの孔径が拡大してしまい、スラスト動圧発生溝3
3a,33bが延在している半径方向領域まで流体循環
通路33dがはみ出してしまう。それを回避するため
に、スラスト動圧発生溝33a,33bが延在している
半径方向領域の最内周端を半径方向外方側に拡大するこ
ととすると、動圧発生における効率が低下してしまうこ
ととなる。従って、これらの図26、図27及び図28
のような構造は採用することはできない。
【0052】以上、本発明者によってなされた発明の実
施形態を具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
程々変形可能であるというのはいうまでもない。
【0053】例えば、上述した実施形態におけるスラス
トプレート23は、軸部材側に対して別部材に形成され
て接合されているが、スラストプレートと軸部材とを一
体的に形成するようにしたものに対しても本発明は適用
することが可能である。
【0054】また、本発明は、上述した各実施形態のよ
うな軸回転型の動圧軸受装置限定されることはなく、軸
固定型の動圧軸受装置に対しても同様に適用することが
できる。また、上述した各実施形態のようなHDD用モ
ータ以外の、ポリゴンミラー駆動用モータやCD−RO
M駆動用モータなどのような多種多様な装置に用いられ
る動圧軸受装置に対しても、本発明は同様に適用するこ
とができる。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように請求項1及び請求項2
にかかる動圧軸受装置は、一対のスラスト動圧軸受部ど
うしを互いに連通させて、両スラスト動圧軸受部どうし
の間の圧力アンバランスを平衡化する流体循環通路を形
成したものであって、スラストプレートの変形などの原
因によりスラスト動圧軸受部内の潤滑流体に圧力のアン
バランスを生じていても、一対のスラスト動圧軸受部ど
うしの間を潤滑流体を流体循環通路を通して移動させる
ことにより圧力のアンバランスを解消して、スラスト動
圧軸受部内の浮上量を安定的に得るようにしたものであ
るから、極めて簡易な構成によって、スラスト動圧軸受
部におけるポンピング力を良好かつ迅速にバランスさせ
ることができ、流体動圧軸受装置の信頼性を向上させる
ことができる。
【0056】また、請求項3にかかる動圧軸受装置は、
請求項1又は請求項2に加えて、スラスト動圧軸受部内
の潤滑流体を、半径方向内方側に向かって加圧するラジ
アル動圧軸受を設けるとともに、そのラジアル動圧軸受
から上記スラスト動圧軸受にかけての軸受空間を、いわ
ゆる片袋状の空間に形成することにより、スラスト動圧
軸受部の内方側に向かって潤滑流体を流動させてスラス
ト動圧軸受内における潤滑流体の分断を防止して、上述
した各効果を確実に得るとともに、潤滑流体の外部漏れ
を防止することができる。
【0057】さらにまた、請求項4にかかる動圧軸受装
置は、一対のスラスト動圧軸受部どうしを互いに連通す
ることにより、それら両スラスト動圧軸受部どうしの間
の圧力アンバランスを平衡化する流体循環通路を形成
し、その流体循環通路の横断面積の総和を、動圧発生手
段が延在している半径方向領域の面積の3/1000以
上に設定したことにより、スラストプレートの変形など
の原因によりスラスト動圧軸受部内の潤滑流体に圧力の
アンバランスを生じていても、一対のスラスト動圧軸受
部どうしの間を潤滑流体を流体循環通路を通して移動さ
せることにより圧力のアンバランスを解消して、スラス
ト動圧軸受部内の浮上量を安定的に得るようにしたもの
であるから、極めて簡易な構成によって、スラスト動圧
軸受部におけるポンピング力を良好かつ迅速にバランス
させることができ、流体動圧軸受装置の信頼性を向上さ
せることができる。
【0058】このとき、請求項5にかかる動圧軸受装置
は、上記請求項4に加えて、流体循環通路を、スラスト
プレートの最内周部分に前記軸部材側に開放されるよう
に切り欠き形成した溝部の内周壁面と、軸部材の外周面
とにより画成し、その流体循環通路における前記潤滑流
体の流動方向と直交する方向の横断面積の総和を、動圧
発生手段が延在している半径方向領域の面積の1/50
以下に設定したことによって、軸部材に対する接合強度
を良好に確保したものであるから、上述した効果をより
一層確実に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した軸回転型の流体動圧軸受装置
を備えたハードディスク駆動装置(HDD)の全体構造
例を表した縦断面説明図である。
【図2】図1に示された流体動圧軸受装置に用いられて
いるスラストプレートの構造を表した平面説明図であ
る。
【図3】同じく図1に示された流体動圧軸受装置に用い
られているスラストプレートの横断面説明図である。
【図4】図1に示された流体動圧軸受装置に用いられて
いるスラストプレートを回転軸に取り付けた状態を表し
たものであって、(a)は平面説明図、(b)は側面説
明図、(c)は底面説明図である。
【図5】図1に示された流体動圧軸受装置に用いられて
いるスラストプレートの変形時における潤滑流体の圧力
バランス、及び移動方向を表した部分拡大縦断面説明図
である。
【図6】スラストプレートにおける変形状態の各タイプ
別によるスラストプレートの浮上量を、流体循環通路が
ない場合と、ある場合とで比較して表した線図である。
【図7】図6に示された各タイプのうちのタイプAにお
けるスラストプレートの配置構造を表した部分拡大縦断
面説明図である。
【図8】図6に示された各タイプのうちのタイプBにお
けるスラストプレートの配置構造を表した部分拡大縦断
面説明図である。
【図9】図6に示された各タイプのうちのタイプCにお
けるスラストプレートの配置構造を表した部分拡大縦断
面説明図である。
【図10】図6に示された各タイプのうちのタイプDに
おけるスラストプレートの配置構造を表した部分拡大縦
断面説明図である。
【図11】図6に示された各タイプのうちのタイプEに
おけるスラストプレートの配置構造を表した部分拡大縦
断面説明図である。
【図12】図6に示された各タイプのうちのタイプFに
おけるスラストプレートの配置構造を表した部分拡大縦
断面説明図である。
【図13】本発明の他の実施形態にかかる流体動圧軸受
装置に用いられているスラストプレートを回転軸に取り
付けた状態を表したものであって、(a)は平面説明
図、(b)は側面説明図、(c)は底面説明図である。
【図14】スラストプレートの更に他の実施形態を表し
た平面説明図である。
【図15】図14に示されたスラストプレートの横断面
説明図である。
【図16】スラストプレートの更に他の実施形態を表し
た平面説明図である。
【図17】図16に示されたスラストプレートの横断面
説明図である。
【図18】本発明の更に他の実施形態における動圧軸受
装置を備えたハードディスク駆動装置(HDD)の全体
構造例を表した縦断面説明図である。
【図19】本発明の更に他の実施形態における動圧軸受
装置の要部を表した縦断面説明図である。
【図20】本発明の更に他の実施形態における流体循環
通路の構造を表したものであって、(a)はスラストプ
レートの平面説明図、(b)は軸部材との接合状態を表
した側面断面説明図である。
【図21】本発明の更に他の実施形態における流体循環
通路の構造を表したものであって、(a)はスラストプ
レートの平面説明図、(b)は軸部材との接合状態を表
した側面断面説明図である。
【図22】本発明の更に他の実施形態における流体循環
通路の構造を表したものであって、(a)はスラストプ
レートの平面説明図、(b)は軸部材との接合状態を表
した側面断面説明図である。
【図23】本発明の更に他の実施形態における流体循環
通路の構造を表したものであって、(a)はスラストプ
レートの平面説明図、(b)は軸部材との接合状態を表
した側面断面説明図である。
【図24】本発明の更に他の実施形態における流体循環
通路の構造を表したものであって、(a)はスラストプ
レートの平面説明図、(b)は軸部材との接合状態を表
した側面断面説明図である。
【図25】本発明の更に他の実施形態における流体循環
通路の構造を表したものであって、(a)はスラストプ
レートの平面説明図、(b)は軸部材との接合状態を表
した側面断面説明図である。
【図26】本発明の更に他の実施形態における流体循環
通路の構造を表したものであって、(a)はスラストプ
レートの平面説明図、(b)は軸部材との接合状態を表
した側面断面説明図である。
【図27】本発明の更に他の実施形態における流体循環
通路の構造を表したものであって、(a)はスラストプ
レートの平面説明図、(b)は軸部材との接合状態を表
した側面断面説明図である。
【図28】本発明の更に他の実施形態における流体循環
通路の構造を表したものであって、(a)はスラストプ
レートの平面説明図、(b)は軸部材との接合状態を表
した側面断面説明図である。
【図29】一般の動圧軸受装置を備えたハードディスク
駆動装置(HDD)の全体構造例を表した縦断面説明図
である。
【図30】ポンプイン構造を有する動圧軸受装置の要部
を拡大して表した縦断面説明図である。
【図31】従来の流体動圧軸受装置において、スラスト
プレートに変形を生じていない場合の状態を表した半縦
断面説明図である。
【図32】従来の流体動圧軸受装置において、スラスト
プレートに変形を生じている場合の状態を表した半縦断
面説明図である。
【図33】従来の流体動圧軸受装置において、スラスト
プレートに変形を反対側に生じた状態を表した半縦断面
説明図である。
【符号の説明】
10 ステータ組 13 軸受スリーブ(軸受部材) 16 カウンタープレート 20 ロータ組 21 回転軸(軸部材) 22 回転ハブ 23 スラストプレート 23a,23b スラスト動圧発生溝 23c 取付穴部 23d 流体循環通路 23d’,23d”,23” 溝部 RB ラジアル動圧軸受部 RBV1,2 ラジアル動圧発生用溝 RS 毛細管シール部 SBa,SBb スラスト動圧軸受部 F 潤滑流体 Ci 最内周端仮想内周円 31 回転軸(軸部材) 33d 流体循環通路 33d’ 溝部 33d” 貫通孔部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受部材と軸部材とが相対回転可能に装
    着されているとともに、 上記軸部材に固着されたスラストプレートの軸方向両端
    面と、前記軸受部材側の軸方向に離間した2箇所の端面
    とが、互いに軸方向に対向するように配置されているこ
    とにより一対のスラスト動圧軸受部が形成され、 それら一対のスラスト動圧軸受部におけるスラストプレ
    ート又は軸受部材側の少なくとも一方側に動圧発生手段
    が設けられ、 上記各スラスト動圧軸受部内に注入された潤滑流体を、
    前記軸受部材と軸部材との相対回転時において前記動圧
    発生手段により加圧して動圧を発生させ、当該動圧によ
    って前記軸受部材と軸部材とを軸方向に予め設定した量
    だけ相対的に浮上させながら支承動作を行わせる構成に
    なされた流体動圧軸受装置において、 前記一対のスラスト動圧軸受部どうしを互いに連通する
    ことにより、それら両スラスト動圧軸受部どうしの間の
    圧力アンバランスを平衡化する流体循環通路が形成され
    ていることを特徴とする流体動圧軸受装置。
  2. 【請求項2】 軸受部材と軸部材とが相対回転可能に装
    着されているとともに、 上記軸部材に固着されたスラストプレートの軸方向両端
    面と、前記軸受部材側の軸方向に離間した2箇所の端面
    とが、互いに軸方向に対向するように配置されているこ
    とにより一対のスラスト動圧軸受部が形成され、 それら一対のスラスト動圧軸受部におけるスラストプレ
    ート又は軸受部材側の少なくとも一方側には、適宜の半
    径方向領域にわたって動圧発生手段が半径方向に延在す
    るように設けられ、 上記各スラスト動圧軸受部内に注入された潤滑流体を、
    前記軸受部材と軸部材との相対回転時において前記動圧
    発生手段により加圧させることによって動圧を発生さ
    せ、当該潤滑流体の動圧によって前記軸受部材と軸部材
    とを軸方向に予め設定した量だけ相対的に浮上させなが
    ら支承動作を行わせるように構成された流体動圧軸受装
    置において、 前記一対のスラスト動圧軸受部どうしを互いに連通する
    ことにより、それら両スラスト動圧軸受部どうしの間の
    圧力アンバランスを平衡化する流体循環通路が形成され
    たものであって、 上記流体循環通路は、前記動圧発生手段が延在している
    半径方向領域の最内周端部を結んだ仮想内周円よりも内
    方側の領域に配置され、かつ上記一対のスラスト動圧軸
    受部のうちの一方側から他方側に向かって上記流体循環
    通路を通過する潤滑流体の単位時間当たりの流量が、前
    記仮想内周円を底面とし前記相対浮上量を高さとする仮
    想円柱体の周壁面を通過する潤滑流体の単位時間当たり
    の流量よりも大きくなるように、上記流体循環通路が形
    成されていることを特徴とする流体動圧軸受装置。
  3. 【請求項3】 前記スラスト動圧軸受部内の潤滑流体
    を、半径方向内方側に向かって加圧するラジアル動圧軸
    受が設けられ、 そのラジアル動圧軸受から上記スラスト動圧軸受にかけ
    ての軸受空間が、上記ラジアル動圧軸受側において外部
    に開放され、スラスト動圧軸受側で閉塞された片袋状の
    空間に形成されていることを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載の流体動圧軸受装置。
  4. 【請求項4】 軸受部材と軸部材とが相対回転可能に装
    着されているとともに、 上記軸部材に固着されたスラストプレートの軸方向両端
    面と、前記軸受部材側の軸方向に離間した2箇所の端面
    とが、互いに軸方向に対向するように配置されているこ
    とにより一対のスラスト動圧軸受部が形成され、 それら一対のスラスト動圧軸受部におけるスラストプレ
    ート又は軸受部材側の少なくとも一方側には、適宜の半
    径方向領域にわたって動圧発生手段が半径方向に延在す
    るように設けられ、 上記各スラスト動圧軸受部内に注入された潤滑流体を、
    前記軸受部材と軸部材との相対回転時において前記動圧
    発生手段により加圧させることによって動圧を発生さ
    せ、当該潤滑流体の動圧によって前記軸受部材と軸部材
    とを軸方向に予め設定した量だけ相対的に浮上させなが
    ら支承動作を行わせるように構成された流体動圧軸受装
    置において、 前記一対のスラスト動圧軸受部どうしを互いに連通する
    ことにより、それら両スラスト動圧軸受部どうしの間の
    圧力アンバランスを平衡化する流体循環通路が形成され
    たものであって、 上記流体循環通路は、前記動圧発生手段が延在している
    半径方向領域の最内周端部を結んだ仮想内周円よりも内
    方側の領域に配置され、かつその流体循環通路における
    前記潤滑流体の流動方向と直交する方向の横断面積の総
    和が、前記動圧発生手段が延在している半径方向領域の
    面積の3/1000以上に設定されていることを特徴と
    する流体動圧軸受装置。
  5. 【請求項5】 前記流体循環通路は、前記スラストプレ
    ートの最内周部分である前記軸部材との固着部分に、上
    記軸部材の外周面側に開放されるように切り欠き形成さ
    れた溝部の内周壁面と、上記軸部材の外周面とにより画
    成され、 その流体循環通路における前記潤滑流体の流動方向と直
    交する方向の横断面積の総和が、前記動圧発生手段が延
    在している半径方向領域の面積の1/50以下に設定さ
    れていることを特徴とする請求項4記載の流体動圧軸受
    装置。
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