JP3599886B2 - 動圧スラスト多孔質軸受 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ラジアル方向およびスラスト方向に荷重を受けるモータ等に用いる多孔質軸受に関するものである。更に詳しくは、長寿命、低軸摩擦損失、低振動、低騒音および低軸振れなど種々の優れた特性を有し、スピンドルモータ等に好適な軸受に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
焼結含油軸受は、ラジアル方向の摺動に関してはポンプ作用といわれる油の循環作用やくさび効果などによって、良好な摺動特性を示すが、スラスト方向の摺動に関しては、油の供給や油圧発生の機構がなく、十分な摺動特性を実現することができなかった。
【0003】
特開平01−12121号は、焼結含油軸受の端面に少なくとも3ヶ所の周方向および径方向に、山頂を有する3次元的凹凸をウェーブ状につけた形状とし、その凸部でスラスト荷重を支え、凸部と凹部の高低差により潤滑油に正圧と負圧を発生させ、摺動面の油膜形成および摺動面への油供給を行い、スラスト方向の荷重を受けようとするものである。
【0004】
同様に焼結含油軸受の端面においてスラスト方向の荷重を受ける目的で、動圧の発生を期待して凹凸部を形成したものとして、実開昭57−63121号がある。この考案では、端面に任意の個数の浅い凹部が設けてあり、この凹部は直線により形成される2次元的傾斜面であり、その軸方向傾斜角度は20゜以下、最大深さも0.3mm以下であって、その凹部を油供給部とすると共に、油膜のくさび効果により動圧を発生させることによって、摺動条件を改善しようとするものである。
また、焼結含油軸受ではないが、軸受端面を同様な凹凸部(テーパドランド形状)としたものとして特公昭63−33010号がある。これは、ランド部分にもテーパ部分より緩い傾斜(テーパを2段階に形成する)をつけたものであり、ランド部分がフラットのものよりも動圧を増大させ、負荷容量を増加させることによって良好な摺動特性を得ようとしたものである。
【0005】
一方、焼結含油軸受の端面に単に溝を設けたものとして、特開昭50−35552号がある。これは、軸受内径の中心から放射状に複数の溝を形成したものであり、溝底部分を製法的に高密度とし、回転により溝にたまった油を軸受内部に浸透させることなく、再びスラスト摺動に供給する構造のものであり、これもスラスト摺動特性改善を目的としたものである。
スラスト摺動を前提とせずに、焼結含油軸受端面に溝を設けている例が特開昭58−623号である。これは、軸受内径中心から複数の放射状溝部を端面に形成し、かつ内径面取りを大きくつけたものである。一般に、面取りはいずれの軸受にも形成するが、上記発明では、内径部に大きな面取りを設け、そこから外周方向へ伸びる溝を形成することにより、内周面から湧出する油を、この溝を利用して飛散させることなく外周方向に導き、軸受外周において回収することによって、油飛散の防止および軸受寿命の延長を図るものである。
【0006】
また、特願平3−263518号および特願平3−270739号に開示された発明は、スラスト摺動用ではないが、軸受内周面へ油を供給する方法として、内周面に長さ方向の中心位置から一方の端面へ、次第に深くなる三角形断面の溝(端面方向に広がる)を直線もしくは螺旋状に形成し、かつ摺動する内周部分は気孔がほとんど無い状態にしておき、回転に伴ってこの溝部から積極的に油を供給し、内周摺動部で動圧を発生させるものであって、ラジアル方向摺動特性の向上を目的としている。
【0007】
以上の技術は、スラスト摺動に対しては、端面部に凹凸部やテーパ部を形成し、端面部に存在する油をスラスト方向の潤滑に有効に寄与させるため、動圧を発生させるように考案された機構である。また、端面部の溝を油溜まりや油飛散防止の目的に使用するものである。しかしながら、内外周面(特に内周面)と端面の潤滑に関する相関関係については既存の技術が少なく、上記のように面取り部と端面溝や、単に端面付近のラッパ状内径溝などが開示されている程度である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記技術のうち、端面に3ヶ所以上の3次元的凹凸をウェーブ状に設けたスラスト軸受は、摺動特性は優れているが、軸受の端面形状を形成するための金型の製作において精度の維持やコストの低減が困難なこと、およびウェーブ状の凹凸は実質上点接触となり、耐スラスト負荷容量が比較的小さいこと、安定したスラスト摺動特性が得られるまでに時間がかかること(なじみ時間が必要)などの点で、製造上および使用上の問題を有している。
【0009】
端面の一部分に、テーパ状の凹部を設けたもの、およびテーパの角度を変化させたものは、いずれもテーパ部の動圧効果を目的としたものである。これらのうち軸受材に多孔質材料を使用したものについては、若干の動圧が作用し、スラスト摺動が改善される場合がある。しかし、テーパ部が直線により構成される二次元的平面であるため、動圧発生に対する最適回転数および位置が一義的に決まることにより、一定の狭い領域の回転数あるいは端面位置に対してのみ有効であり、広い範囲の回転数における動圧発生を望むことはできない。従って、実用上の拘束条件が多く、汎用に適さない点や、その結果として耐久性の点で問題を有している。
また、端面への油の供給に関しても、軸受内周面の摺動部の摩擦熱による油の膨張によるしみ出しとクリアランス部分からの油の漏れとに依存しているため、十分な油の供給が確保され難く、油の不足により良好な摺動特性が期待できないという致命的な問題が残されている。この問題については、固体潤滑性を有するとされるアルミ系金属等を使用する複数のテーパ角を持ったテーパードランドスラスト軸受などは、油による自己潤滑作用(ポンプ作用)を持たないため、特に顕著にその影響を受けるものであり、テーパードランドスラスト軸受としては、常時油を介在させる工夫を行い、適正回転数を限定しなければ十分な効果を期待することができない。
【0010】
また、端面部に複数の放射状溝を形成し、特にその溝部を高密度に形成したものは、溝部に油を溜めて、その油で摺動特性を改善させるものである。その場合においても、前記と同様、端面への積極的な油供給が期待できないために、如何にして当初の油を保持させるかという問題を残している。この種の方法では、高密度溝部を有しない軸受に比較すると、長時間のスラスト摺動は確保され易いが、最初から端面へ油を供給することが考慮されていないため、耐久性やスラスト摺動特性の長期にわたる維持向上は望めない。また、内径部の大きな面取り、および外周方向へ伸びる溝を端面に形成する方法についても開示されているが、この方法は、単に面取りを大きく形成することにより、軸とのクリアランス部分からの油漏れを、軸に伝わらせて複数の端面溝へ導き、油の漏洩を低減するという考え方に基づくものである。この方法は、油の回収という意味では効果があるが、端面摺動を前提としていないため、スラストに関する考慮はなされていない。また、端面部への油移動という観点からは、積極的な油供給作用は認められない。
【0011】
さらに、上記の技術に近似したものとして、内周面に、長さ方向の中心位置から一方の端面へ次第に深くなる三角形断面の溝(端面方向に広がる)を直線状もしくは螺旋状に形成し、かつ摺動する内周面部分は気孔が殆どない状態にしておき、回転に伴ってこの溝部から積極的に油を供給し、内周摺動部で動圧を発生させる方法がある。ただし、この方法では、油を内周面に保持させることを目的としており、ラジアル摺動に対しては効果が期待されるが、スラスト摺動に対する考慮はされておらず、端面部への油供給作用はない。また、形状や構造の点からこれを製作するのは非常に困難であり、精度維持や油孔の制御、およびコスト低減などの点で大きな問題がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の既存技術における問題を解決するためになされたものであり、以下の内容からなるものである。
略円筒体の端面部でスラスト荷重を受け、内周面でラジアル荷重を受ける多孔質軸受において、端面の少なくとも3カ所に、軸受中心から放射状に位置する凸部を形成し、その凸部の少なくとも一方側にテーパ部を形成し、かつ前記テーパ部底部である凹部を有し、更にその凹部に対応する位置の軸受内周面に、グルーブを形成したことを特徴とする動圧スラスト多孔質軸受であり、優れたスラスト摺動特性を有する。また、前記凹部は、軸回転方向に沿って漸次幅を減少させて、ほぼ螺旋状の形状にした凹部を形成した場合でも、その凹部の最大幅の位置に対応する軸受内周面にグルーブを形成することができる。
なお、ここで凹部の「幅」とは、軸受の半径方向において測定した凹部の寸法である。
【0013】
さらに、端面の少なくとも3カ所に、軸受中心から放射状に位置する凸部を有し、その凸部の少なくとも一方側にテーパ部を形成し、かつそのテーパ部にロータ等の回転体の回転方向に対し、内周方向、外周方向、もしくは矢羽根先端方向に幅が小さくなるほぼ螺旋状の凹部を有しており、その凹部の最大幅位置の軸受内周面にグルーブが形成されている場合には、更に良好な潤滑効果を期待することができる。また、放射状に位置する凸部の数を3以上の素数にすると、騒音や振動などを低減する効果が得られる。
【0014】
また、軸受内周面のグルーブは、軸受の長さ方向に対して45°以下の角度であり、軸受端面の凸部と凹部との高低差は5〜100μmである。端面に形成された凹部は、内周方向または外周方向あるいは矢羽根状に幅が減少し、その幅を減少させる形状線は、内周あるいは外周の接線に対して5〜45°の角度で始まる曲線もしくは直線、またはそれらの複合線からなるものである。これらの特徴により、スラスト軸受の効果が最大限に発揮される。また、軸受の内周面の長さ方向の一部に、軸接触部よりも内径を大きくした「内径逃げ部」を形成することもでき、また、グルーブを軸受の外周面、または内外周の両面に設けることも可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明のスラスト軸受は、軸受端面のテーパードランド部、ポンプイン部、ポンプアウト部および矢羽根形状部、もしくはそれらの複合形状部と、軸受内周面のグルーブ部との相互作用により、特に従来問題を生じていたスラスト摺動を改善する効果に優れた軸受であり、以下にその構成について更に説明する。
【0016】
多孔質体軸受の内周面は、軸の回転に伴って、ポンプ作用といわれる油の循環作用と油のくさび効果の双方により潤滑摺動が行なわれるが、その内周面にグルーブを形成すると、グルーブは油溜めや動圧効果などの作用を示す。その際、グルーブに溜まった油は、軸の回転による粘性力、動圧力、熱膨張力等により、グルーブを伝わって両端面方向に押され、やがて端面に送り出される。送り出された油は、常時、軸受端面の凹部と凸部に当接するスラスト板やロータボス部などによって形成される空間に積極的に供給され、ロータの回転に伴って、テーパ部、ポンプイン部等に移動し、端面方向の動圧が発生して、スラスト摺動を良好に潤滑する。このテーパ部やポンプイン部では、動圧が発生すると同時に、軸受端面に存在する気孔により軸受内部に一部の油が戻され、スラスト方向の端面における油の循環作用も発生する。例えば、ポンプイン部やテーパードランド部などによる端面形状の複合化により、更に高いスラスト負荷容量が得られ、望ましい端面潤滑状態が得られる。また、凸部に予めある程度の面積を与えておくことにより、なじみ時間は殆ど不要となり、ロータ軸の傾き精度も確保することができる。
【0017】
端面の凹凸部の数は、摺動の安定性の観点から3カ所以上とする必要があり、2カ所以下では不安定な摺動となる。また、凹凸部が3カ所より多い場合においても、その数を素数にすることによって、回転に伴う各種の周波数に対して同期することがなく、共振ノイズや異常振動等の発生がなくなり、さらに安定した軸回転が得られる。
【0018】
また、軸受内周面のグルーブを、軸受の長さ方向(軸方向)に対してスキュー角度を有するように設定すると、ラジアル回転に伴い油がより積極的に軸受端面へ供給されるようになり、軸受内周面に大きな動圧力が発生し、スラスト摺動特性、特に低速回転時などの特性向上に効果がある。このスキュー角度は、軸受長さ方向に対して45°以下であることが好ましく、45゜を越えると端面方向に油を供給する作用が弱まるので好ましくない。また、両端面方向に油が排出されるような角度のグルーブであっても、摺動条件の厳しい一方の端面に優先的に送出されるようなグルーブであっても任意に形成可能であるフレキシビリティを有しており、十分な効果を発揮するように形成することができる。ここでは特に、グルーブの断面形状については限定しない。すなわち、矩形状、半円状、半楕円状、もしくは三角形状のいずれの断面形状であっても、上記の効果を期待するこことができる。なお、グルーブの断面形状については、特にラジアル方向の動圧が要求される場合には考慮が必要である。
【0019】
さらに、軸受端面の凹凸部の高低差を5〜100μmにすることにより、良好なスラスト摺動特性が得られる。高低差が5μm以下では、油供給部と油圧発生部の油圧差が十分に発生せず、凹凸部としての動圧発生効果が生じ難い。また、100μm以上では、常時、凹凸部によって形成される空間に油の十分な供給が得られ難いため、同様に動圧の発生効果が十分に発揮されない。また、端面テーパ部の軸方向に対する角度は特に規定しないが、望ましくは、長さ1mmに対して2〜20μmの勾配に相当する角度が適切である。この角度の範囲内では、特に動圧が効果的に発生し、スラスト摺動特性が向上する。
【0020】
ポンプイン部の角度(流入角)は、ポンプイン部を形成する螺旋状凹部の形状が曲線からなる場合にはその接線が、直線の場合にはその直線自体が、軸受内周または軸受外周の接線に対し5〜45°であることが望ましい。この角度が5°以下では油の流入抵抗が大きく、圧力損失が大きいためにポンプイン効果が十分に発揮されず、45°以上では流路が短く急すぎて、同様にポンプインによる動圧効果の発生が期待できないため、端面摺動に対しての改善効果が少ない。また、軸受の長さ方向の一部分に、軸接触部の内径よりも径を大きくした内径逃げ部を同時に形成することにより、軸受端面への過剰な油の供給によるラジアル方向における負荷容量の低下を抑えたり、なじみ油の保油場所の確保、およびラジアル方向における摺動の軸摩擦損失の低減などの特有の効果を発揮することもできる。なお、軸方向のグルーブは必ずしも内周面だけに限定する必要はなく、場合によっては、軸受外周面に設けても保油機構として有効であり、軸受端面部への油の供給源とすることができる。また、表面積の増加により軸受の冷却効果も期待することができる。このような目的で、グルーブを内外周両面に設けてもよいが、特にポンプアウト部やテーパードランドを有する端面形状の場合には、スラスト負荷容量の低下を招く懸念もあるので、設定には注意が必要である。なお、以上の記載では動圧媒体を油としているが、多孔質軸受の空孔内に含浸させることが可能であれば油に限定する必要はなく、グリース、磁性流体等であっても同様の効果が期待できる。
【0021】
【実施例】
図1に本発明の第1の実施例の動圧スラスト多孔質軸受の構造を示す。図1(a)は軸受の端面図であり、図1(b)は図1(a)のb−b′線における縦断面図であり、図1(c)は図1(a)のc−c′線における断面図である。
図1(a)に示す動圧スラスト多孔質軸受1の端面の3ヶ所に凸部2(テーパードランド部)を設け、その両側をテーパ部3としたものである。矢印で示す軸回転方向に対して、凸部2の手前部分〔例えば、図1(a)の上部の凸部2の左側〕のテーパ部3の勾配を緩やかにして動圧の発生を図っている。また図に示すように、テーパ部3に隣接して、ポンプイン形状の凹部4が形成されている。図1(c)の断面形状から明らかなように、凹部4は、傾斜の緩やかなテーパ部3の途中まで、底部の高さを維持している(これがポンプイン形状の凹部を示す)。凹部4の幅は曲線によって軸回転方向に沿って次第に狭くなっている。また、軸受端面の最も低い位置にあるポンプイン形状の凹部4の、最大幅部分に相当する位置の軸受内周面に、断面が半円形のグルーブ5を形成する。この軸受1は、単に端面部にテーパードランドを形成した軸受やポンプイン形状の凹部を形成した軸受と比較して、スラスト摺動特性に優れ、特に低速回転条件下においてその効果が大きい。
【0022】
図2は、各種の軸受端面の構造の例を示す。図2(a)は、軸受の端面の内周側末端部に、凸部2と同一の高さの堤防6を設けた第2実施例の軸受1aの端面図である。堤防6によりスラスト面の油圧が高まり、スラスト負荷容量が向上し、ロータ軸の傾きやジッタ等の周波数特性も向上する。なお、図中のαは流入角を表す。
図2(b)は、凸部2およびテーパ部3からなるテーパードランド部およびポンプアウト形状の凹部4からなる複合形状の第3実施例の軸受1bの端面図である。
図2(c)は、凸部2およびテーパ部3からなるテーパードランド部および矢羽根状の凹部4からなる複合形状を有する第4実施例の軸受1cの端面図である。軸受端面における動圧発生効果としては、スラスト負荷容量の点では、図2(b)および図2(c)に示す軸受共に、図1に示す第1実施例の場合と大差のない結果であった。
図3は、軸受の内周面に形成した各種形状のグルーブの例を示す。図3(a)は、第2実施例の軸受1aの内周面のグルーブを示す縦断面図であり、グルーブ5をスキュー角βだけ傾斜させたものである。グルーブ5により、軸回転に伴い方向性を持った粘性力と動圧力が発生し、左側の端面部への油供給量が増加する。
図3(b)は、第3実施例の軸受1bの内周面のグルーブを示す縦断面図であり、両端面がスラスト摺動する場合に、両端面に油を供給することができる。
図3(c)は、図3(b)と同様に両端面に油を供給するグルーブの形状を有する第4実施例の内周面を示す縦断面図である。図3(b)および図3(c)に示す軸受1bおよび1cは、いずれも両端面への良好な油供給が確認された。
【0023】
図4は、凸部2およびテーパ部3からなるテーパードランド部および矢羽根状の凹部4からなる複合形状のスラスト受け端面を両面に有し、さらに内径逃げ部7および内周面および外周面の双方にグルーブ5を設けた本発明の動圧スラスト軸受の第5実施例を示す。図4(a)は軸受1dの端面図であり、図4(b)は図4(a)のb−b′線における一部縦断側面図である。
この実施例の軸受は、スラスト端面の負荷容量は前例とあまり差はないが、軸損失が顕著に現れるモータにおける無負荷電流を低減させる効果は絶大であった。また、なじみ油の許容量が増大し、軸受温度の上昇が抑制されるなどの効果により、軸受の信頼性は総合的に向上した。
【0024】
【発明の効果】
ラジアル荷重およびスラスト荷重を受ける使用条件下において、双方共に良好な潤滑特性が得られる多孔質軸受を提供することができる。特に、多孔質軸受として厳しい潤滑状態となるスラスト負荷に対する摺動特性において、スラスト負荷容量の増大、軸損失の低減および軸受温度の低下などにより、軸受の長寿命化、省エネルギー化、低騒音化および低振動化等の点で絶大な効果を発揮する。これは、軸受内周面から軸受端面に、常時積極的に油を供給する本発明の機構により初めて達成されたものである。これにより、従来スラスト負荷に対する耐久性を期待できなかった低速回転や高荷重等の条件下においても、良好なスラスト潤滑を期待し得る、安価で高性能な軸受を提供することができるようになり、多孔質軸受の用途の拡大が可能となった。
また、その製造方法においても、2次元平面の複合化により、3次元形状を形成することが可能であるため、金型などの製作精度の再現性が著しく向上し、金型生産コストの低減、製品歩留まりの向上等を実現することができ、多孔質スラスト軸受の生産性向上および低価格化に大きく貢献するものである。
【図面の詳細な説明】
【図1】図1(a)は本発明の軸受の第1実施例の端面図、図1(b)は図1(a)のb−b′線における断面図、および図1(c)は図1(a)のc−c′線における断面図である。
【図2】図2(a)は軸受の第2実施例の端面図、図2(b)は軸受の第3実施例の端面図、および図2(c)は軸受の第4実施例の端面図である。
【図3】図3(a)は軸受の第2実施例の内周面を示す縦断面図、図3(b)は軸受の第3実施例の内周面を示す縦断面図、および図2(c)は軸受の第4実施例の内周面を示す縦断面図である。
【図4】図4(a)は本発明の軸受の第5実施例の端面図、および図4(b)は図4(a)のb−b′線における一部縦断側面図である。
【符号の説明】
1、1a、1b、1c、1d 軸受
2 凸部
3 テーパ部
4 凹部
5 グルーブ
6 堤防
7 内径逃げ部
α 流入角
β スキュー角
Claims (12)
- 略円筒体の端面部でスラスト荷重を受け、内周面でラジアル荷重を受ける多孔質軸受において、スラスト受け端面の少なくとも3カ所に、軸受の中心に対して放射状に位置する凸部を有し、その凸部の間に、軸回転方向に沿って、軸受端面内周側に向かって漸次幅が減少するほぼ螺旋状の凹部を有し、更にその凹部の径方向最大幅の位置に相当する軸受内周面にグルーブを形成したことを特徴とする動圧スラスト多孔質軸受。
- 略円筒体の端面部でスラスト荷重を受け、内周面でラジアル荷重を受ける多孔質軸受において、スラスト受け端面の少なくとも3カ所に、軸受の中心に対して放射状に位置する凸部を有し、その凸部の間に、軸回転方向に沿って、軸受端面外周側に向かって漸次幅が減少するほぼ螺旋状の凹部を有し、その凹部の径方向最大幅の位置に相当する軸受内周面にグルーブを形成したことを特徴とする動圧スラスト多孔質軸受。
- 略円筒体の端面部でスラスト荷重を受け、内周面でラジアル荷重を受ける多孔質軸受において、スラスト受け端面の少なくとも3カ所に、軸受の中心に対して放射状に位置する凸部を有し、その凸部の間に、軸回転方向に沿って、軸受端面の内周側および外周側の双方から漸次幅が減少するほぼ矢羽根形状の凹部を有し、その凹部の径方向最大幅の位置に相当する軸受内周面にグルーブを形成したことを特徴とする動圧スラスト多孔質軸受。
- 略円筒体の端面部でスラスト荷重を受け、内周面でラジアル荷重を受ける多孔質軸受において、スラスト受け端面の少なくとも3カ所に、軸受の中心に対して放射状に位置する凸部、該凸部の少なくとも一方側に形成したテーパ部および前記テーパ部に隣接し、軸回転方向に沿って、軸受端面の内周側に向かって漸次幅が減少するほぼ螺旋状の凹部を有し、更にその凹部の径方向最大幅の位置に相当する軸受内周面にグルーブを形成したことを特徴とする動圧スラスト多孔質軸受。
- 略円筒体の端面部でスラスト荷重を受け、内周面でラジアル荷重を受ける多孔質軸受において、スラスト受け端面の少なくとも3カ所に、軸受の中心に対して放射状に位置する凸部、該凸部の少なくとも一方側に形成したテーパ部および前記テーパ部に隣接し、軸回転方向に沿って、軸受端面の外周側に向かって漸次幅が減少するほぼ螺旋状の凹部を有し、更にその凹部の径方向最大幅の位置に相当する軸受内周面にグルーブを形成したことを特徴とする動圧スラスト多孔質軸受。
- 略円筒体の端面部でスラスト荷重を受け、内周面でラジアル荷重を受ける多孔質軸受において、スラスト受け端面の少なくとも3カ所に、軸受の中心に対して放射状に位置する凸部、該凸部の少なくとも一方側に形成したテーパ部および前記テーパ部に隣接し、軸回転方向に沿って、軸受端面の内周側および外周側から漸次幅が減少するほぼ矢羽根形状の凹部を有し、更にその凹部の径方向最大幅の位置に相当する軸受内周面にグルーブを形成したことを特徴とする動圧スラスト多孔質軸受。
- 前記凸部の数が3以上の素数であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の動圧スラスト多孔質軸受。
- 軸受内周面のグルーブが、軸受の長さ方向に対して45°以下の角度を有していることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の動圧スラスト多孔質軸受。
- 軸受内周面の軸接触部の内径よりも大きい内径を有する内径逃げ部を、軸受内周面に形成することによって、軸接触部を軸受の長さ方向に沿って2箇所以上形成したことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の動圧スラスト多孔質軸受。
- 前記端面の凸部および凹部の高さの差が5〜100μmであり、かつ端面の内周方向もしくは外周方向に幅が減少する前記凹部の形状が、それぞれ外周接線もしくは内周接線に対して5〜45°の角度で始まる曲線もしくは直線、またはそれらの複合線からなることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の動圧スラスト多孔質軸受。
- 前記端面に形成された凹部の最大幅の位置もしくはテーパ面凹部位置に、軸受長さ方向に沿って、軸受の内周面、軸受の外周面、もしくは軸受の内外周両面に、グルーブを形成したことを特徴とする請求項1から10に記載の動圧スラスト多孔質軸受。
- 請求項1から11のいずれかに記載の動圧スラスト多孔質軸受を組み込んでなるモータ。
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