JP3850638B2 - 動圧軸受装置 - Google Patents

動圧軸受装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3850638B2
JP3850638B2 JP2000207951A JP2000207951A JP3850638B2 JP 3850638 B2 JP3850638 B2 JP 3850638B2 JP 2000207951 A JP2000207951 A JP 2000207951A JP 2000207951 A JP2000207951 A JP 2000207951A JP 3850638 B2 JP3850638 B2 JP 3850638B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
dynamic pressure
thrust
lubricating fluid
radial
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000207951A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002021845A (ja
Inventor
五明  正人
和司 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec America Corp
Original Assignee
Nidec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Corp filed Critical Nidec Corp
Priority to JP2000207951A priority Critical patent/JP3850638B2/ja
Publication of JP2002021845A publication Critical patent/JP2002021845A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3850638B2 publication Critical patent/JP3850638B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/02Parts of sliding-contact bearings
    • F16C33/04Brasses; Bushes; Linings
    • F16C33/06Sliding surface mainly made of metal
    • F16C33/10Construction relative to lubrication
    • F16C33/1025Construction relative to lubrication with liquid, e.g. oil, as lubricant
    • F16C33/106Details of distribution or circulation inside the bearings, e.g. details of the bearing surfaces to affect flow or pressure of the liquid
    • F16C33/107Grooves for generating pressure

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の潤滑流体の動圧力により、軸部材と軸受部材とを相対回転可能に浮上させて支持するようにした動圧軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、磁気ディスク、ポリゴンミラー、光ディスク等の各種回転体を高速回転支持するための動圧軸受装置に関する提案が種々行われている。動圧軸受装置は、例えば図10のようなモータに適用され、軸部材1に対して軸受部材としての軸受スリーブ2が相対回転可能に装着されており、上記軸部材1の外周側に設けられた動圧面と、上記軸受スリーブ2の内周側に設けられた動圧面とが半径方向に近接対向されて形成された所定の狭小隙間内に空気やオイル等の潤滑流体が注入されることによって、ラジアル動圧軸受部RBが形成されている。また、上記軸部材1に嵌着・固定されたスラストプレート3側に設けられた動圧面と、上記軸受スリーブ2側の動圧面、及び軸受スリーブ2に取り付けられたカウンタープレート4側の動圧面とが、所定の狭小隙間を介して軸方向に近接対向するように配置されており、その狭小隙間内に空気やオイル等の潤滑流体が注入されることによってスラスト動圧軸受部SBa,SBbが構成されている。
【0003】
そして、上記ラジアル動圧軸受部RB及びスラスト動圧軸受部SBa,SBbにおける対向する両動圧面のうちの少なくとも一方側に設けられた動圧発生用溝等の流体加圧手段(図示省略)のポンピング作用によって潤滑流体が加圧され、それにより生じさせられた動圧力により固定側の部材に対して回転側の部材が、ラジアル方向及びスラスト方向にそれぞれ浮上した状態で回転支持が行われるようになっている。
【0004】
このようなラジアル動圧軸受部RB及びスラスト動圧軸受部SBa,SBbは、一般に複数箇所に分離して配置されているが、それら複数の各動圧軸受部の各々に対して別個・独立に潤滑流体を充填しておくと、潤滑流体の量が全体的に少なくなって、その潤滑流体に酸化やゲル化を生じて劣化し易くなる上に、蒸発などによって軸受寿命が短くなり、加えて、圧力変化や温度変化によって潤滑流体に漏れを生じ易いなどの問題点もある。このようなことから、上述したラジアル動圧軸受部RBからスラスト動圧軸受部SBa,SBbに至る軸受隙間空間の全体に、潤滑流体を連続的に充填しておき、潤滑流体の量を増大させることによって上述した問題を解消し得るようにした動圧軸受装置が開発されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように軸受隙間空間の全体を潤滑流体で完全に満たした場合であっても、その軸受隙間空間の内部で発生する負圧部位に気泡が発生することがあり、その気泡によって潤滑流体が軸受外部側に押し出されてしまい、潤滑流体の外部漏出を生じるおそれがある。
【0006】
そこで本発明は、簡易な構成で、潤滑流体の外部漏れを良好に防止することができるようにした動圧軸受装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の動圧軸受装置では、軸部材に対して、該軸部材より大径の円盤状部材からなるスラストプレートが固定されているとともに、これら軸部材及びスラストプレートの各々を半径方向外方側及び軸方向両側からそれぞれ近接対向するようにして取り囲む軸受部材を備えていることにより、上記軸部材と軸受部材との間における半径方向の対向軸受隙間空間にラジアル動圧軸受部が形成される一方、前記スラストプレートの軸方向両端面と軸受部材との間における軸方向の両対向軸受隙間空間にスラスト動圧軸受部がそれぞれ形成され、上記ラジアル動圧軸受部からスラスト動圧軸受部に至るまで連続的に形成された軸受隙間空間の軸方向一端側が閉塞されているとともに、上記軸受隙間空間の軸方向他端側が開口され、上記軸受隙間空間の開口側から軸方向内側の全体にわたって潤滑流体が連続的に充填され、その潤滑流体の気液界面が上記開口側に位置するものであって、前記軸部材及びスラストプレート側と、前記軸受部材側との双方の部材どうしが相対的に回転したときに、前記ラジアル動圧軸受部及びスラスト動圧軸受部に設けられた所定の流体加圧手段によって前記潤滑流体に動圧力を発生させることにより、上記双方向の部材どうしをラジアル方向及びスラスト方向にそれぞれ相対的に浮上させる軸受構造を備えた動圧軸受装置において、前記ラジアル動圧軸受部における流体加圧手段が、前記潤滑流体に対して軸受隙間空間の開口側から閉塞側に向かう内方側加圧力を与えるアンバランスな形状の動圧発生用溝から構成されているとともに、前記軸受隙間空間内に充填された潤滑流体の充填量は、前記スラストプレートと軸受部材との両部材どうしが前記スラスト動圧軸受部内でスラスト方向に相対浮上したときの前記気液界面の内方側への移動にかかわらず、前記内方向加圧力を維持する量に設定され、かつ、前記スラストプレートの軸方向両端側に設けられた両スラスト動圧軸受部のうちの前記軸受隙間空間の開口側に配置されたスラスト動圧軸受部の軸受剛性が、閉塞側に配置されたスラスト動圧軸受部の軸受剛性よりも大きくなるように構成されている。
【0008】
また、請求項2記載の動圧軸受装置では、前記請求項1記載の軸受隙間空間の開口側には、前記ラジアル動圧軸受部を構成している軸部材と軸受部材との間の隙間量を軸受外方側に向かって徐々に拡大させた毛細管シール部が配置され、該毛細管シール部内に前記潤滑流体の気液界面が位置するように上記潤滑流体が充填されているとともに、上記ラジアル動圧軸受部が軸方向に2箇所設けられ、その2箇所の両ラジアル動圧軸受部のうちの前記毛細管シール部側寄りの外方側のラジアル動圧軸受部に、前記アンバランスな形状の動圧発生用溝が設けられ、かつ、そのアンバランスな形状の動圧発生用溝は、前記スラストプレートと軸受部材との両部材どうしが前記スラスト動圧軸受部で相対浮上したときの気液界面の内方側移動にかかわらず、前記内方向加圧力を維持するように構成されている。
【0009】
さらに、請求項3記載の動圧軸受装置では、前記請求項2記載の毛細管シール部を画成している軸部材と軸受部材は、それら両部材の対向表面どうしのなす角度が軸受外方側に向かって連続的又は不連続的に小さくなるように形成されている。
【0010】
さらにまた、請求項4記載の動圧軸受装置では、前記請求項1記載のスラストプレートの軸方向両端側に設けられた両スラスト動圧軸受部の各々には、スラスト方向の動圧を発生させるように形成された動圧発生用溝が設けられ、前記開口側に配置されたスラスト動圧軸受部の動圧発生用溝が、前記閉塞側に配置されたスラスト動圧軸受部の動圧発生用溝よりも大きな加圧作用を有するように形成されている。
【0011】
一方、請求項5記載の動圧軸受装置では、前記請求項1記載の開口側に配置されたスラスト動圧軸受部の軸受剛性と、前記閉塞側に配置されたスラスト動圧軸受部の軸受剛性との剛性差が、前記内方向加圧力によりスラスト軸受部に発生する浮上力と対応するように設定されている。
【0012】
また、請求項6記載の動圧軸受装置では、前記請求項1記載の動圧軸受装置が、ロータマグネットを有するロータ部と、ステータコアを有するステータ部とを有するモータに用いられたものである。
【0013】
このような構成を有する本発明にかかる動圧軸受装置によれば、アンバランスな形状の動圧発生用溝からなる流体加圧手段の内方側加圧作用によって、軸受隙間空間内の潤滑流体が、常時、閉塞側に向かって加圧されることとなり、その内方側加圧作用によって、上記軸受隙間空間内の潤滑流体の気液界面が内方側に押し込まれるようにして軸受内方側に保持されることから、上記軸受隙間空間の開口側からの潤滑流体の漏れが良好に防止されるようになっている。
【0014】
一方、スラスト動圧軸受部内においては、回転停止時に接触していた部材どうしが、回転開始とともにスラスト方向に相対的に浮上して互いに離間すると、その接触状態となっていた部位には浮上作用と同時に潤滑流体が流入してくることとなり、その流入分に相当する量の潤滑流体が軸受隙間空間の内方側に移動していき、上記軸受隙間空間の開放側に位置する気液界面も内部側に移動する。このとき、その内部側に移動した潤滑流体の気液界面が、上記アンバランスな形状の動圧発生用溝にまで至ってしまうと、当該アンバランスな形状の動圧発生用溝からなる流体加圧手段の内方側加圧作用が減少することとなる。このようなことから本発明では、上記流体加圧手段の内方側加圧作用が減少することのないように潤滑流体の充填量が設定されており、その結果として、上述した潤滑流体の外部漏れ防止作用が安定的に得られるようになっている。
【0015】
また、アンバランスな形状の動圧発生用溝からなる流体加圧手段の内方側加圧作用によって、軸受隙間空間内の潤滑流体を閉塞側に向かって加圧すると、その加圧分に相当する量だけ、スラスト動圧軸受部内におけるスラスト浮上量が大きくなってスラスト動圧軸受部内における軸受隙間が不均一状態となり、軸受ロストルクが増大することが考えられる。このようなことから本発明では、開口側に配置されたスラスト動圧軸受部の軸受剛性を、閉塞側に配置されたスラスト動圧軸受部の軸受剛性よりも大きくなるように構成しており、そのスラスト動圧軸受部の剛性差を、流体加圧手段の内方向加圧力に対抗させることによってスラスト動圧軸受部内における軸受隙間が均一状態に維持し、その結果として、軸受ロストルクの増大を良好に防止するようにしている。
【0016】
さらに、シール部を画成している隙間を軸受外方に向かって徐々に拡大するにあたって、軸部材と軸受部材とのなす角度を軸受外方側に向かって連続的又は不連続的に小さくなるように形成しておけば、シール部の容量が増大されることとなり、軸受の長寿命化が図られるとともに、潤滑流体の気液界面の位置移動量が小さい範囲に抑えられることから、特に、装置全体を薄型化した場合には有効である。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をハードディスク駆動装置(HDD)に適用した実施形態について説明するが、まず、上記ハードディスク駆動装置(HDD)の全体構造を図面に基づいて説明する。
【0018】
図1に示されている軸回転のHDD用スピンドルモータの全体は、固定部材としてのステータ組10と、そのステータ組10に対して図示上側から組み付けられた回転部材としてのロータ組20とから構成されている。このうちステータ組10は、図示を省略した固定基台側にネジ止めされる固定フレーム11を有している。この固定フレーム11は、軽量化を図るためにアルミ系金属材料から形成されているが、当該固定フレーム11の略中央部分に立設するようにして形成された環状の軸受ホルダー12の内周側には、中空円筒状に形成された固定軸受部材としての軸受スリーブ13が、圧入又は焼バメによって上記軸受ホルダー12に接合されている。この軸受スリーブ13は、軸受孔となる小径の孔加工等を容易化するためにリン青銅などの銅系合金材料から形成されている。
【0019】
また、前記軸受ホルダー12の外周取付面には、電磁鋼板の積層体からなるステータコア14が嵌着されている。このステータコア14に設けられた各突極部には、駆動コイル15がそれぞれ巻回されている。
【0020】
さらに、上記軸受スリーブ13の中心位置に設けられた軸受孔内には、上述したロータ組20を構成する回転軸21が回転自在に挿入されている。本実施形態における回転軸21は、所定のステンレス鋼から形成されている。
【0021】
そして、図3にも示されているように、上記軸受スリーブ13の軸受孔の内周面に形成された動圧面が、上記回転軸21の外周面に形成された動圧面を外側から取り囲むようにして半径方向に近接配置されており、それらの間の微小な軸受隙間空間に、2箇所のラジアル動圧軸受部RB,RBが軸方向に離して設けられている。より詳細には、上記各ラジアル動圧軸受部RBにおける軸受スリーブ13側の動圧面と、回転軸21側の動圧面とは、数μmの微少隙間を介して周状に対向配置されており、その微少隙間からなる軸受隙間空間内に、潤滑オイルや磁性流体等からなる所定の潤滑流体が注入されている。このとき、上記2箇所のラジアル動圧軸受部RB,RBの間には、流体溜部Sが設けられていて、それら2箇所のラジアル動圧軸受部RB,RB及び流体溜部Sを含む軸受隙間空間内に、上記潤滑流体が軸方向に連続するように充填されている。
【0022】
さらに、上記軸受スリーブ13に設けられた内周側動圧面には、特に図2に示されているような略「く」の字状のへリングボーン形状を有するラジアル動圧発生用溝13a,13bが、軸方向に2ブロックに分けて環状に凹設されており、前記回転軸21の回転時に、上記両ラジアル動圧発生用溝13a,13bのポンピング作用によって潤滑流体が加圧されて動圧力を生じ、その潤滑流体の動圧力によって前記回転軸21とともに後述する回転ハブ22が、ラジアル方向に浮上されながら軸支持される構成になされている。
【0023】
このとき、前記軸受スリーブ13の図示下端側に設けられた開口部分は、後述するカウンタープレート16によって閉塞されているとともに、当該軸受スリーブ13の図示上端側の開口部分は、軸受外側(図示上側)に向かって開放されていて、上述した軸受隙間空間も、図示下端側が閉塞されているとともに、図示上端側が開口された構造になされている。そして、その軸受隙間空間の閉塞側(図示下側)に配置されたラジアル動圧発生用溝13bにおいては、図示上側に設けられた上方傾斜溝13b1と、図示下側に設けられた下方傾斜溝13b2との双方が、軸方向に略同一の長さLbを有するように形成されており、その同一長さの両傾斜溝13b1,13b2よって、図6にも示されているように、軸方向にバランスした動圧力RPbを発生する構成になされている。
【0024】
これに対して、上記軸受隙間空間の開口側(図示上側)に配置されたラジアル動圧発生用溝13aにおいては、図示上側に設けられた上方傾斜溝13a1の軸方向長さLa1が、図示下側に設けられた下方傾斜溝13a2の軸方向長さLa2よりも長くなるように形成されており(La1>La2)、このようなアンバランス形状によって、図6にも示されているように、上述した上方傾斜溝13a1による加圧力RPa1が、下方傾斜溝13a2の加圧力RPa2よりも大きくなるように構成されている(RPa1>RPa2)。すなわち、この軸受隙間空間の開口側(図示上側)に配置されたラジアル動圧発生用溝13aにおいては、軸受外方寄りの開口側から軸受内方側に位置する閉塞側に向かって、潤滑流体を加圧するポンプイン構造が採用されており、そのポンプイン構造により上記潤滑流体に対して、常時、内方向加圧力を付与する構成になされている。
【0025】
さらに、上記軸受隙間空間の開口側(図示上側)に配置されたラジアル動圧発生用溝13aの外端部分(図示上端部分)には、毛細管シール部RSが配置されている。この毛細管シール部RSは、上記軸受スリーブ13の開口部分に形成された傾斜面により、上述した軸受隙間空間を軸受外方側に向かって徐々に拡大した構成からなるものであって、例えば20μmから300μmの隙間寸法に形成されている。この毛細管シール部RS中には、モータの回転・停止のいずれの場合においても、潤滑流体の気液界面が位置する構成になされているが、この気液界面の位置については後述する。
【0026】
一方、前記回転軸21の図示下端側の先端部分には、円盤状のスラストプレート23が固着されている。このスラストプレート23は、上述した軸受スリーブ13の図示下端側の中心部分に凹設された円筒状の窪み部内に収容されるようにして配置されていて、その軸受スリーブ13の窪み部内において、当該スラストプレート23の図示上側の端面に設けられた動圧面が、上記軸受スリーブ13側の動圧面に対して、軸方向に近接対向するように配置されている。そして、それらスラストプレート23及び軸受スリーブ13の両動圧面どうしの軸受隙間空間に、上側のスラスト動圧軸受部SBaが形成されている。
【0027】
さらにまた、上記スラストプレート23の図示下側の端面に設けられた動圧面に近接するようにして、比較的大径の円盤状部材からなるカウンタープレート16が配置されている。このカウンタープレート16は、上記軸受スリーブ13の下端側開口部分を閉塞するように固着されたものであって、当該カウンタープレート16の図示上面側に設けられた動圧面と、上述したスラストプレート23の図示下側の動圧面との間の近接対向隙間部分に、下側のスラスト動圧軸受部SBbが形成されている。
【0028】
上述したように軸方向に隣接して配置された一組のスラスト動圧軸受部SBa,SBbを構成しているスラストプレート23側の両動圧面と、それに対向する軸受スリーブ13及びカウンタープレート16側の両動圧面とは、それぞれ数μmの微少隙間を介して軸方向に対向配置されているとともに、その微少隙間からなる軸受隙間空間内には、前述したラジアル動圧軸受部RBから連続するようにして、同一の潤滑流体が充填されており、その潤滑流体は、前記スラストプレート23の外周側通路を介して軸方向に連続させられている。
【0029】
さらに、上述した図示下側のスラスト動圧軸受部SBbにおける上記スラストプレート23の図示下側端面の動圧面と、前記カウンタープレート16の動圧面との少なくとも一方側には、例えば図4に示されているような略「く」の字状のへリングボーン形状を有する動圧発生用溝SGbが環状に凹設されている。また、図示上側のスラスト動圧軸受部SBaにおける上記スラストプレート23の図示上側端面の動圧面と、前記軸受スリーブ13の動圧面との少なくとも一方側には、例えば図5に示されているような略「く」の字状のへリングボーン形状を有する動圧発生用溝SGaが環状に凹設されていて、前記回転軸21の回転時に、上記各スラスト動圧発生用溝SGb及びSGaのポンピング作用によって潤滑流体が加圧されて動圧力を生じ、その潤滑流体の動圧力によって、回転軸21及び回転ハブ22が、スラスト方向に軸支持される構成になされている。
【0030】
このとき、図4に示されているように、下側スラスト動圧軸受部SBbに設けられたスラスト動圧発生用溝SGbでは、半径方向内方側に設けられた内側傾斜溝SGb1と、半径方向外方側に設けられた外側傾斜溝SGb2との双方が、半径方向に略同一の長さRbを有するように形成されており、その同一長さの両傾斜溝SGb1,SGb2によって、図6に示されているように、半径方向にバランスした動圧力SPb,SPbをそれぞれ発生する構成になされている。
【0031】
一方、図5に示されているように、上側スラスト動圧軸受部SBaに設けられたスラスト動圧発生用溝SGaにおいては、半径方向内方側の方が周速が小さくなることを考慮して、内側傾斜溝SGa1の半径方向長さRa1が、外側傾斜溝SGa2の半径方向長さRa2よりもやや長く形成されており(Ra1>Ra2)、そのような長さ関係にある両傾斜溝SGa1,SGa2よって、半径方向にバランスした動圧力SPa,SPaを発生する構成になされている。また、この上側スラスト動圧軸受部SBaにおけるスラスト動圧発生用溝SGaの両傾斜溝SGa1,SGa2の半径方向長さRa1,Ra2は、上述した下側のスラスト動圧軸受部SBbにおけるスラスト動圧発生用溝SGbの両傾斜溝SGb1,SGb2の半径方向長さRbよりも大きくなるように形成されている(Ra1>Rb,Ra2>Rb)。
【0032】
すなわち、特に図6に示されているように、開口側寄りの上側スラスト動圧軸受部SBaによる動圧力SPaは、閉塞側寄りの下側スラスト動圧軸受部SBbによる動圧力SPbよりも大きい値となるように構成されていて(SPa>SPb)、上側スラスト動圧軸受部SBaのスラスト軸受剛性が、下側スラスト動圧軸受部SBbのスラスト軸受剛性よりも大きくなるように構成されている。そして、このようなスラスト動圧軸受部SBa,SBbに設定された軸受剛性差によって、前述したラジアル動圧発生用溝13aのポンプイン構造による内方向加圧力に対抗する構成が採用されていて、そのような動圧力の対抗作用によって、前記両スラスト動圧軸受部SBa,SBbにおけるスラストプレート23の浮上量が両側で均等になされるように構成されている。
【0033】
より詳細には、回転が始まると、前述したアンバランスな形状のラジアル動圧発生用溝13aの内方側加圧作用によって、軸受隙間空間内の潤滑流体が閉塞側に向かって加圧され、その加圧分に相当する量だけ、下側スラスト動圧軸受部SBbにおけるスラスト浮上量が大きくなってしまい、両スラスト動圧軸受部SBa,SBb内における軸受隙間が不均一状態となり、軸受ロストルクが増大することが考えられる。このようなことから本実施形態では、上記両スラスト動圧軸受部SBa,SBbのそれぞれにおける軸受隙間の不均一をキャンセルするように、開口側に配置されたスラスト動圧軸受部SBaの軸受剛性と、閉塞側に配置されたスラスト動圧軸受部SBbの軸受剛性との間に軸受剛性差を設けることによって、スラスト動圧軸受部SBa,SBb内における軸受隙間を均一状態に維持し、その結果、軸受ロストルクの増大を良好に防止している。
【0034】
さらに、上述した毛細管シール部RSから、ラジアル動圧軸受部RB及びスラスト動圧軸受部SBa,SBbの軸受隙間空間内にかけて連続的に充填された潤滑流体の充填量は、以下のような量に設定されている。すなわち、上記スラスト動圧軸受部SBa,SBb内において、回転停止時に図3のようにカウンタープレート16側に接触していた回転軸21及びスラストプレート23は、回転開始とともに図6のようにスラスト方向に浮上して上方に離間することとなるが、その接触状態となっていた部位には、浮上作用と同時に潤滑流体が流入してくる。その結果、上記軸受隙間空間の潤滑流体は、上述した接触部位への流入分に相当する量が、図示下側である内方側に向かって移動することとなり、前述した毛細管シール部RSにおける気液界面も、内部側に下降するように移動する。このとき、内部側に移動した潤滑流体の気液界面が、下降し過ぎてしまうと、前記アンバランスな形状の開口側(図示上側)のラジアル動圧発生用溝13aに潤滑流体の気液界面が位置することとなり、その結果、上記アンバランスな形状のラジアル動圧発生用溝13aのポンプイン構造による内方側加圧作用が不十分となることが生じうる。そこで本実施形態では、上記ラジアル動圧発生用溝13aの内方側加圧作用が不十分となることのないように、潤滑流体の気液界面の下降量を考慮して、当該気液界面の下降分を補い得る量とするように潤滑流体の充填量が設定されており、前記気液界面の内方側移動にかかわらず、内方側加圧作用が安定的に維持される構成になされている。
【0035】
一方、図1に戻って、前記回転軸21とともにロータ組20を構成している回転ハブ22は、図示を省略した磁気ディスク等の記録媒体を搭載するように、アルミ系金属からなる略カップ状部材からなり、当該回転ハブ22の中心部分設けられた接合穴22dが、上記回転軸21の図示上端部分に対して、圧入又は焼嵌めによって一体的に接合されている。
【0036】
上記回転ハブ22は、記録媒体ディスクを外周部に搭載する略円筒状の胴部22aを有しているとともに、この胴部22aの図示下側の内周壁面側に、バックヨーク22bを介して環状駆動マグネット22cが取り付けられている。この環状駆動マグネット22cは、前述したステータコア14の突極部の外周側端面に対して環状に対向するように近接配置されている。
【0037】
このように本実施形態にかかる動圧軸受装置によれば、アンバランスな形状のラジアル動圧発生用溝13aのポンプイン構造による内方側加圧作用によって、軸受隙間空間内の潤滑流体が、常時、軸受隙間空間の閉塞側に向かって加圧されることとなり、それによって、上記軸受隙間空間内の潤滑流体の気液界面が内方側に押し込まれるようにして保持されることから、上記軸受隙間空間の開口側に設けられた毛細管シール部RSからの潤滑流体の漏れが良好に防止されるようになっている。
【0038】
また、上述した実施形態では、潤滑流体の充填量が、アンバランスな形状のラジアル動圧発生用溝13aのポンプイン構造による内方側加圧作用を不十分な値とすることのない量に設定されていることから、上述した潤滑流体の外部漏れ防止作用が、安定的に得られる。なお、この潤滑流体の充填量は、不十分な値とならなければ多少の減少は構わない。
【0039】
さらに、アンバランスな形状のラジアル動圧発生用溝13aの内方側加圧作用によって、軸受隙間空間内の潤滑流体を閉塞側に向かって加圧すると、その加圧分に相当する量だけ、スラスト動圧軸受部SBb内におけるスラスト浮上量が大きくなって、スラスト動圧軸受部SBa,SBb内における軸受隙間が不均一状態となり、軸受ロストルクが増大することが考えられるが、上述した本実施形態では、開口側に配置されたスラスト動圧軸受部の軸SBaの軸受剛性を、閉塞側に配置されたスラスト動圧軸受部SBbの軸受剛性よりも大きくなるように構成し、そのスラスト動圧軸受部SBa,SBbの剛性差を上記ラジアル動圧発生用溝13aの内方向加圧力に対向させることによってスラスト動圧軸受部SBa,SBb内における軸受隙間を均一状態に維持し、軸受ロストルクの増大を良好に防止している。
【0040】
このとき、特に図7に示されているような軸方向に薄型化した動圧軸受装置の場合には、上述した毛細管シール部RSを画成している回転軸21及び軸受スリーブ13の両部材の対向表面どうしのなす角度(接線方向角度)を、例えば図8または図9に示されているように、軸受外方側(図示上側)に向かって連続的に小さくなるように形成したり(図8参照)、不連続的に小さくなるように形成したりする(図9参照)ことが好ましい。
【0041】
このように、毛細管シール部RSを画成する回転軸21と軸受スリーブ13とのなす角度を、軸受外方側(図示上側)に向かって連続的又は不連続的に小さくなるように形成しておけば、毛細管シール部RSの容量が増大されることとなって、軸受装置の長寿命化が図られるとともに、潤滑流体の気液界面Aの位置移動量が小さい範囲に抑えられることとなって、本実施形態のように軸受装置の全体を薄型化した場合には、特に有効である。
【0042】
以上、本発明者によってなされた発明の実施形態を具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であるというのはいうまでもない。
【0043】
例えば、本発明は、上述したハードディスク駆動用(HDD)モータ以外の、例えばポリゴンミラー回転用のモータに用いられる動圧軸受装置等に対しても同様に適用することができる。
【0044】
【発明の効果】
以上述べたように本発明にかかる動圧軸受装置は、アンバランスな形状の流体加圧手段による内方側加圧作用によって、軸受隙間空間内の潤滑流体を、常時、軸受隙間空間の閉塞側に向かって加圧し、上記軸受隙間空間内の潤滑流体の気液界面を内方側に押し込むようにして保持し、上記軸受隙間空間の開口側からの潤滑流体の漏れを良好に防止するように構成するとともに、潤滑流体の充填量を、アンバランスな形状の流体加圧手段による内方側加圧作用を不十分とすることのない量に設定し、かつ開口側に配置したスラスト動圧軸受部の軸受剛性を閉塞側に配置したスラスト動圧軸受部の軸受剛性よりも大きくして得た剛性差を、上記アンバランスな形状の流体加圧手段に対抗させることによって、両スラスト動圧軸受部内における軸受隙間を均一状態に維持し、軸受ロストルクの増大を良好に防止したものである。
従って本発明によれば、簡易な構成で、潤滑流体の外部漏れを良好に防止することができ、動圧軸受装置の寿命を延ばして信頼性を高めることができるとともに、軸受特性を向上させることができる。
【0045】
さらに本発明は、シール部を画成している隙間を軸受外方に向かって徐々に拡大するにあたって、軸部材と軸受部材とのなす角度を軸受外方側に向かって連続的又は不連続的に小さくなるように形成してシール部の容量を増大させ、軸受の長寿命化を図るとともに、潤滑流体の気液界面の位置移動量を小さい範囲に抑えるようにしたものであるから、特に装置全体を薄型化した場合において上述した効果を顕著なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる動圧軸受装置を備えたHDD(ハードディスク駆動装置)用モータの構造例を表した縦断面説明図である。
【図2】図1に示された動圧軸受装置に用いられている軸受部材の構造を表した部分縦断面説明図である。
【図3】図1に示された動圧軸受装置における回転軸が停止した状態を表した図2相当の部分縦断面説明図である。
【図4】図1に示された動圧軸受装置に用いられている下側スラスト動圧発生用溝の一例を表した平面説明図である。
【図5】図1に示された動圧軸受装置に用いられている上側スラスト動圧発生用溝の一例を表した平面説明図である。
【図6】図1に示された動圧軸受装置の回転起動状態を表したものであって、各軸受部における動圧力のバランス状態を表した図2相当の部分縦断面説明図である。
【図7】本発明の他の実施形態にかかる動圧軸受装置の構造を表した部分縦断面説明図である。
【図8】図6にかかる実施形態におけるシール部の形状の一例を表した部分拡大縦断面説明図である。
【図9】図6にかかる実施形態におけるシール部の形状の他の例を表した部分拡大縦断面説明図である。
【図10】一般の動圧軸受装置を備えたHDD(ハードディスク駆動装置)用モータの構造例を表した縦断面説明図である。
【符号の説明】
10 ステータ組(固定部材)
11 固定フレーム
13 軸受スリーブ(軸受部材)
13a,13b ラジアル動圧発生用溝
13a1,13b2 上方傾斜溝
13b1,13a2 下方傾斜溝
16 カウンタープレート
20 ロータ組(回転部材)
21 回転軸
22 回転ハブ
23 スラストプレート
RB,RB ラジアル動圧軸受部
RS 毛細管シール部
SBa,SBb スラスト動圧軸受部
SGa,SGb 動圧発生用溝
SGb1 内側傾斜溝
SGb2 外側傾斜溝

Claims (6)

  1. 軸部材に対して、該軸部材より大径の円盤状部材からなるスラストプレートが固定されているとともに、
    これら軸部材及びスラストプレートの各々を半径方向外方側及び軸方向両側からそれぞれ近接対向するようにして取り囲む軸受部材を備えていることにより、上記軸部材と軸受部材との間における半径方向の対向軸受隙間空間にラジアル動圧軸受部が形成される一方、前記スラストプレートの軸方向両端面と軸受部材との間における軸方向の両対向軸受隙間空間にスラスト動圧軸受部がそれぞれ形成され、
    上記ラジアル動圧軸受部からスラスト動圧軸受部に至るまで連続的に形成された軸受隙間空間の軸方向一端側が閉塞されているとともに、上記軸受隙間空間の軸方向他端側が開口され、
    上記軸受隙間空間の開口側から軸方向内側の全体にわたって潤滑流体が連続的に充填され、その潤滑流体の気液界面が上記開口側に位置するものであって、
    前記軸部材及びスラストプレート側と、前記軸受部材側との双方の部材どうしが相対的に回転したときに、前記ラジアル動圧軸受部及びスラスト動圧軸受部に設けられた所定の流体加圧手段によって前記潤滑流体に動圧力を発生させることにより、上記双方向の部材どうしをラジアル方向及びスラスト方向にそれぞれ相対的に浮上させる軸受構造を備えた動圧軸受装置において、
    前記ラジアル動圧軸受部における流体加圧手段が、前記潤滑流体に対して軸受隙間空間の開口側から閉塞側に向かう内方側加圧力を与えるアンバランスな形状の動圧発生用溝から構成されているとともに、
    前記軸受隙間空間内に充填された潤滑流体の充填量は、前記スラストプレートと軸受部材との両部材どうしが前記スラスト動圧軸受部内でスラスト方向に相対浮上したときの前記気液界面の内方側への移動にかかわらず、前記内方向加圧力を維持する量に設定され、かつ、
    前記スラストプレートの軸方向両端側に設けられた両スラスト動圧軸受部のうちの前記軸受隙間空間の開口側に配置されたスラスト動圧軸受部の軸受剛性が、閉塞側に配置されたスラスト動圧軸受部の軸受剛性よりも大きくなるように構成されていることを特徴とする動圧軸受装置。
  2. 前記軸受隙間空間の開口側には、前記ラジアル動圧軸受部を構成している軸部材と軸受部材との間の隙間量を軸受外方側に向かって徐々に拡大させた毛細管シール部が配置され、該毛細管シール部内に前記潤滑流体の気液界面が位置するように上記潤滑流体が充填されているとともに、
    上記ラジアル動圧軸受部が軸方向に2箇所設けられ、その2箇所の両ラジアル動圧軸受部のうちの前記毛細管シール部側寄りの外方側のラジアル動圧軸受部に、前記アンバランスな形状の動圧発生用溝が設けられ、かつ
    そのアンバランスな形状の動圧発生用溝は、前記スラストプレートと軸受部材との両部材どうしが前記スラスト動圧軸受部で相対浮上したときの気液界面の内方側移動にかかわらず、前記内方向加圧力を維持するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の動圧軸受装置。
  3. 前記毛細管シール部を画成している軸部材と軸受部材は、それら両部材の対向表面どうしのなす角度が軸受外方側に向かって連続的又は不連続的に小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項2記載の動圧軸受装置。
  4. 前記スラストプレートの軸方向両端側に設けられた両スラスト動圧軸受部の各々には、スラスト方向の動圧を発生させるように形成された動圧発生用溝が設けられ、
    前記開口側に配置されたスラスト動圧軸受部の動圧発生用溝が、前記閉塞側に配置されたスラスト動圧軸受部の動圧発生用溝よりも大きな加圧作用を有するように形成されていることを特徴とする請求項1記載の動圧軸受装置。
  5. 前記開口側に配置されたスラスト動圧軸受部の軸受剛性と、前記閉塞側に配置されたスラスト動圧軸受部の軸受剛性との剛性差が、前記内方向加圧力によりスラスト軸受部に発生する浮上力と対応するように設定されていることを特徴とする請求項1記載の動圧軸受装置。
  6. 前記動圧軸受装置が、ロータマグネットを有するロータ部と、ステータコアを有するステータ部とを有するモータに用いられたものであることを特徴とする請求項1記載の動圧軸受装置。
JP2000207951A 2000-07-10 2000-07-10 動圧軸受装置 Expired - Lifetime JP3850638B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000207951A JP3850638B2 (ja) 2000-07-10 2000-07-10 動圧軸受装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000207951A JP3850638B2 (ja) 2000-07-10 2000-07-10 動圧軸受装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002021845A JP2002021845A (ja) 2002-01-23
JP3850638B2 true JP3850638B2 (ja) 2006-11-29

Family

ID=18704627

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000207951A Expired - Lifetime JP3850638B2 (ja) 2000-07-10 2000-07-10 動圧軸受装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3850638B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4216509B2 (ja) 2002-02-20 2009-01-28 Ntn株式会社 動圧軸受装置の製造方法
JP2005045924A (ja) 2003-07-22 2005-02-17 Nippon Densan Corp スピンドルモータ、このスピンドルモータに適用されるロータの製造方法、及びこのスピンドルモータを備えたハードディスク駆動装置
CN114321180B (zh) * 2021-12-31 2024-06-04 连云港斯克斯机器人科技有限公司 一种基于最速降线楔形槽的三方向承载动静压轴承

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002021845A (ja) 2002-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4338359B2 (ja) 動圧軸受装置
US6890104B2 (en) Hydrodynamic bearing device
JP3609258B2 (ja) モータ
JP3828457B2 (ja) スピンドルモータ及びこれを備えたディスク駆動装置
JP2003028147A (ja) 流体動圧軸受装置
US20060002641A1 (en) Fixed shaft type fluid dynamic bearing motor
US20060039636A1 (en) Fluid dynamic bearing motor attached at both shaft ends
US20060002638A1 (en) Fixed shaft type fluid dynamic bearing motor
JP2006283773A (ja) 動圧流体軸受装置および動圧流体軸受装置を備えた小型モータ
JP2002266861A (ja) 流体動圧軸受装置
US7059771B2 (en) Motors with oil dynamic pressure bearing, oil dynamic pressure bearing devices and method for manufacturing the same
US6955469B2 (en) Dynamic pressure bearing device
JP2006017153A (ja) スピンドルモータ
JP3850638B2 (ja) 動圧軸受装置
JP3996436B2 (ja) 動圧軸受モータ
JP2003194060A (ja) 流体動圧軸受装置
JP4080229B2 (ja) 動圧軸受、スピンドルモータ及び記録ディスク駆動装置
JP4759859B2 (ja) ハードディスク駆動用モータ
JP2004316680A (ja) スピンドルモータ、及びこれを備えた記録ディスク駆動装置
JP4661014B2 (ja) 動圧軸受装置および当該動圧軸受装置を備えたスピンドルモータ
JP3828464B2 (ja) スピンドルモータ及びこれを備えたディスク駆動装置
JP4256657B2 (ja) スピンドルモータ及びこのスピンドルモータを用いたディスク駆動装置
JP2004044789A (ja) オイル動圧軸受モータ
JP2006314186A (ja) 軸固定型動圧流体軸受モータ及び記録ディスク装置
JPH112235A (ja) 動圧流体軸受装置及び電動機

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050927

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050927

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060829

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060830

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3850638

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090908

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100908

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100908

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150908

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150908

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term