JP2003027082A - 水溶性コンクリート離型剤 - Google Patents

水溶性コンクリート離型剤

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Shigeaki Takamura
重昭 高村
Shigeo Terada
茂穂 寺田
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Cosmo Oil Lubricants Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた剥離性と成型性を発揮し、コンクリー
ト表面の仕上がり状態も極めて良好な水溶性コンクリー
ト離型剤を提供する。 【解決手段】 水を分散媒とし、脂肪酸部の炭素数が5
〜30の脂肪酸エステルを1〜50質量%、ラノリン類
物質を0.1〜20質量%、ラノリン脂肪酸アミノアル
コール塩を0.2〜20質量%の割合で含有させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート製品
を製造するときに使用する水溶性コンクリート離型剤に
関する。
【0002】
【従来の技術】当初、コンクリート離型剤はエンジン油
の廃油やマシン油を溶剤などで希釈したものを使用して
いたが、作業効率の向上やコンクリート製品の外観を良
くするために、専用のコンクリート離型剤を使用するよ
うになってきた。中でも水溶性タイプはコンクリート製
品の表面仕上がりに優れ、ピンホールが少ないという特
徴を持っているが、近年、離型性とノロ(汚れ)付着の
改善が要望されるようになってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の状況に鑑みてなされたものであり、型枠表面に水分
などにより破壊されにくい被膜を形成することができ、
コンクリート製品の成型性が良好であり、かつ型枠への
ノロの付着が少なくなる水溶性コンクリート離型剤を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討を行った結果、水分散媒に特
定の脂肪酸エステルとラノリン類物質を特定量含有さ
せ、さらにラノリン脂肪酸アミンを特定量含有させるこ
とにより、上記課題を達成できることを見い出し、この
知見に基づいて本発明を完成するに至った。すなわち、
本発明は、水を分散媒とし、脂肪酸部の炭素数が5〜3
0の脂肪酸エステルを1〜50質量%、ラノリン類物質
を0.1〜20質量%、ラノリン脂肪酸アミノアルコー
ル塩を0.2〜20質量%の割合で含有させてなること
を特徴とする水溶性コンクリート離型剤を提供する。ま
た、本発明は、上記水溶性コンクリート離型剤におい
て、さらに、カルボン酸金属塩を0.05〜1質量%の
割合で含有させてなる水溶性コンクリート離型剤を提供
する。また、本発明は、上記水溶性コンクリート離型剤
において、さらに、界面活性剤を含有させてなる水溶性
コンクリート離型剤を提供する。以下、本発明を詳細に
説明する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明における必須成分の一つで
ある脂肪酸エステルは、炭素数5〜30、好ましくは8
〜20の脂肪酸とアルコールの反応により得られる脂肪
酸エステルである。脂肪酸は、1塩基脂肪酸であっても
よいし、多塩基脂肪酸であってもよい。脂肪酸は、1〜
4塩基脂肪酸が好ましく、1〜2塩基脂肪酸が特に好ま
しい。アルコールは、1価アルコール及び多価アルコー
ルが挙げられるが、1価アルコールが好ましい。アルコ
ールは、脂肪族アルコール、脂環族アルコール、及び芳
香族アルコール等が挙げられるが、脂肪族アルコールが
好ましい。アルコールの炭素数は、1〜20が好まし
く、1〜10がより好ましく、1〜6が特に好ましい。
【0006】脂肪酸エステルの具体例としては、例え
ば、オレイン酸メチル、オレイン酸オクチル、オレイン
酸ラウリル、オレイン酸オレイル、オレイン酸イソブチ
ル、オレイン酸2−エチルヘキシル、オレイン酸デシ
ル、ステアリン酸メチル、ステアリン酸ブチル、ステア
リン酸2−エチルヘキシル、ヤシ脂肪酸メチル、牛脂脂
肪酸メチル、ラウリン酸メチル、カプリン酸メチル、ミ
リスチン酸メチル、アジピン酸イソブチル、アジピン酸
ジオレイル、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモ
ノオレエート、ソルビタントリオレエートなどが挙げら
れる。脂肪酸エステルは、単独で用いても二種以上混合
してもよい。また、脂肪酸エステルは、40℃動粘度が
5〜300mm/sのものが好ましい。脂肪酸エステ
ルの含有量は、1〜50質量%であり、好ましくは5〜
30質量%であり、特に好ましくは10〜20質量%で
ある。含有量が、少な過ぎると離型剤が形成する被膜の
強度が低下してしまい、多過ぎると水に分散させること
が困難になる。
【0007】本発明における必須成分の一つであるラノ
リン類物質は、ラノリン、ラノリン脂肪酸誘導体に大別
される。ラノリンは、ウールグリースとも呼ばれる羊の
表皮の皮脂腺から分泌され、羊毛に付着して出現してく
る羊の皮表脂質である。ラノリンは、広い炭素鎖分布を
持つ高級脂肪酸と高級アルコール、これらのエステル化
物の混合物である。ラノリンには遊離のOH基を持つヒ
ドロキシエステル型の成分が全ラノリンの20〜30質
量%含まれているのが一般的である。ラノリンは精製条
件により様々な種類があるが、どのようなタイプのもの
を用いても良い。また、ラノリン脂肪酸誘導体として
は、ラノリン脂肪酸エステル、ラノリン脂肪酸アミド、
ラノリン脂肪酸リン酸エステル等が挙げられる。ラノリ
ン脂肪酸エステルとしては、ラノリン脂肪酸イソプロピ
ル、ラノリン脂肪酸イソステアリル、ラノリン脂肪酸オ
クチルドデシル等が挙げられる。ラノリン類物質は、1
種のみを用いても良いし、2種以上を併用してもよい。
ラノリン類物質の含有量は、0.1〜20質量%であ
り、好ましくは0.5〜12質量%であり、特に好まし
くは1〜8質量%である。
【0008】本発明における必須成分の一つであるラノ
リン脂肪酸アミノアルコール塩は、ラノリン脂肪酸とア
ミノアルコールの反応により得られるものである。アミ
ノアルコールとしては、特に限定するものではなく、第
1級アミノアルコール、第2級アミノアルコール、第3
級アミノアルコールが挙げられるが、第2級アミノアル
コール、第3級アミノアルコールが好ましく、第3級ア
ミノアルコールが特に好ましい。好ましいアミノアルコ
ールの具体例としては、トリエタノールアミン、ジメチ
ルエタノールアミン、ジエチルエタノールアミン、ジブ
チルエタノールアミン、アミノエチルエタノールアミ
ン、メチルエタノールアミン、ジエタノールアミン、モ
ノエタノールアミン等が挙げられ、特に好ましくはトリ
エタノールアミンである。ラノリン脂肪酸アミノアルコ
ール塩の含有量は、0.2〜20質量%であり、好まし
くは0.3〜10質量%であり、特に好ましくは0.3
〜5質量%である。本発明における必須成分の一つであ
る水は、特に制限されたものではなく、例えば、井戸水
や水道水でもよい。
【0009】本発明の水溶性コンクリート離型剤におい
て、カルボン酸金属塩を配合することが好ましい。カル
ボン酸金属塩を配合することにより、コンクリート型枠
剥離性を向上させることができる。カルボン酸金属塩に
おけるカルボン酸としては、脂肪族カルボン酸、脂環族
カルボン酸、芳香族カルボン酸などが挙げられるが、脂
肪族カルボン酸が好ましい。カルボン酸の炭素数は、4
〜20が好ましく、6〜18が特に好ましい。カルボン
酸の価数は、1〜3価が好ましく、1価が特に好まし
い。金属は、アルカリ土類金属(IIA族)、アルミニ
ウム族金属(IIIB族)、炭素族金属(IVB族)等
が好ましい。金属の好ましい具体例としては、例えば、
アルミニウム、カルシウム、マンガン、鉛、錫などが挙
げられる。カルボン酸金属塩の含有量は、水性コンクリ
ート離型剤の全量に対して、0.05〜2質量%であ
り、好ましくは0.1〜0.8質量%であり、特に好ま
しくは0.2〜0.5質量%である。
【0010】本発明の水溶性コンクリート離型剤におい
て、界面活性剤を配合することが好ましい。界面活性剤
を配合することにより、エマルションの粒径を調節する
ことができる。エマルションの平均粒径は、0.5〜3
μm程度の小粒子径にした方が成型性がよくなり好まし
い。特に好ましい平均粒径は、0.7〜1.5μmであ
る。界面活性剤は、陰イオン性界面活性剤、非イオン性
界面活性剤、陽イオン性界面活性剤などあらゆるタイプ
が使用可能である。例えば、オレイン酸カリ石鹸、ひま
し油カリ石鹸、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸
ソーダ石鹸、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、
ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム、アルキルナフ
タレンスルホン酸ナトリウム、石油系スルホン酸ナトリ
ウム、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム、アルキル
ジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム、アルキル
リン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
オキシアルキレンアルキルエーテル、ソルビタンモノラ
ウレートやソルビタンモノラウレートなどのソルビタン
脂肪酸エステル類、ポリオキシソルビタン脂肪酸エステ
ル類、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステ
ル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンア
ルキルアミン、アルキルアルカノールアミド、アルキル
アミン塩などが挙げられる。これらの中でも離型剤の被
膜形成性能やエマルションの安定性の面から、アルカリ
金属スルホネート、アルカリ土類金属スルホネートが好
ましく、特にNaスルホネートが好適に用いられる。界
面活性剤の含有量は、水性コンクリート離型剤の全量に
対して、好ましくは0.01〜10質量%であり、より
好ましくは0.05〜5質量%であり、特に好ましくは
0.1〜3質量%である。
【0011】本発明の水溶性コンクリート離型剤は、上
記した配合成分の他に、必要に応じて各種公知の添加
剤、例えば、牛脂、なたね油、大豆油、酸化ワックス、
蜜蝋、カルナバワックスなどの油脂類;鉱油;ポリオー
ルエステル類;ステアリン酸を始めとするカルボン酸、
ジカルボン酸、カルボン酸アミン塩、多価アルコールの
カルボン酸部分エステルなどの各種錆止め剤;ベンゾト
リアゾール、ベンゾイミダゾールなどの各種腐食防止
剤;シリコーン油、合成樹脂エマルション、ふっ素系な
どの各種消泡剤などを1種単独または2種以上組み合わ
せて適宜配合することができる。
【0012】本発明の水溶性コンクリート離型剤の調整
方法は、上記必須成分及び必要に応じて各種添加剤を適
宜混合すればよく、その混合順序は特に限定されるもの
ではなく、水に必須成分を順次混合してもよく、必須成
分を予め混合した後水に混合してもよい。製法は混合攪
拌すればよいが、好ましくは40〜60℃の温度にし、
ホモミキサーにより攪拌する。本発明の水溶性コンクリ
ート離型剤の型枠への塗布方法は、スプレーやモップ塗
りによる塗布方法や拭き取り方法に限定されるものでは
なく、いずれの方法でも可能である。本発明の水溶性コ
ンクリート離型剤を使用するコンクリートは、土木、建
築、二次製品等に限定するものではなく、例えば、ポー
ル、マンホール、ブロック、パイル、コンダックス、セ
グメント、共同溝など型枠を使用するコンクリート製品
が対象になる。コンクリートの種類についても、ゼロス
ランプの硬練りコンクリートから軟らかいコンクリート
まで広範囲に使用することができる。また、各種の混和
剤、例えばフライアッシュ、スラグ、シリカヒューム、
高性能減水剤、AE剤、及び水溶性高分子等を含むコン
クリートにも使用でき、コンクリートの配合条件などに
限定されるものではない。
【0013】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明する。ただし、本発明はこれらの例によっては何等限
定されるものではない。 (実施例1)水に、ブチルオレートを26質量%、ラノ
リンを3質量%、ラノリン脂肪酸トリエタノールアミン
塩を1質量%になるように配合し、50℃にてホモジナ
イザーにより撹拌して水溶性コンクリート離型剤を調製
した。 (実施例2)牛脂脂肪酸ブチルを26質量%、ラノリン
を3質量%、ラノリン脂肪酸トリエタノールアミン塩を
1質量%になるように配合した以外は、実施例1と同様
にして水溶性コンクリート離型剤を調製した。
【0014】(実施例3)ヤシ脂肪酸メチルを26質量
%、ラノリンを3質量%、ラノリン脂肪酸トリエタノー
ルアミン塩を1質量%になるように配合した以外は、実
施例1と同様にして水溶性コンクリート離型剤を調製し
た。 (実施例4)ブチルオレートを13質量%、ラノリンを
1.5質量%、ラノリン脂肪酸トリエタノールアミン塩
を0.5質量%になるように配合した以外は、実施例1
と同様にして水溶性コンクリート離型剤を調製した。 (実施例5)ブチルオレートを24質量%、ラノリンを
5質量%、ラノリン脂肪酸トリエタノールアミン塩を1
質量%になるように配合した以外は、実施例1と同様に
して水溶性コンクリート離型剤を調製した。
【0015】(実施例6)ブチルオレートを12質量
%、ラノリンを3質量%、ラノリン脂肪酸トリエタノー
ルアミン塩を1質量%になるように配合した以外は、実
施例1と同様にして水溶性コンクリート離型剤を調製し
た。 (実施例7)ブチルオレートを25質量%、ラノリンを
4質量%、ラノリン脂肪酸トリエタノールアミン塩を2
質量%、オクチル酸第一スズを0.5質量%になるよう
に配合した以外は、実施例1と同様にして水溶性コンク
リート離型剤を調製した。 (実施例8)ブチルオレートを11.7質量%、ラノリ
ンを2質量%、ラノリン脂肪酸トリエタノールアミン塩
を1質量%、オクチル酸第一スズを0.3質量%になる
ように配合した以外は、実施例1と同様にして水溶性コ
ンクリート離型剤を調製した。
【0016】(実施例9)ブチルオレートを25質量
%、ラノリンを3.5質量%、ラノリン脂肪酸トリエタ
ノールアミン塩を1.5質量%、オクチル酸第一スズを
0.5質量%、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
を1質量%になるように配合した以外は、実施例1と同
様にして水溶性コンクリート離型剤を調製した。 (実施例10)ブチルオレートを11.6質量%、ラノ
リンを2質量%、ラノリン脂肪酸トリエタノールアミン
塩を0.5質量%、オクチル酸第一スズを0.3質量
%、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを0.6質
量%になるように配合した以外は、実施例1と同様にし
て水溶性コンクリート離型剤を調製した。
【0017】(比較例1)水に、ラノリンを8質量%、
ラノリン脂肪酸トリエタノールアミン塩を2質量%にな
るように配合し、50℃にてホモジナイザーにより撹拌
して水溶性コンクリート離型剤を調製した。 (比較例2)水に、ブチルオレートを25質量%、ポリ
オキシフェニルエーテル5質量%になるように配合し、
50℃にてホモジナイザーにより撹拌して水溶性コンク
リート離型剤を調製した。
【0018】(比較例3)水に、ブチルオレートを24
質量%、ラノリンを4質量%、ポリオキシフェニルエー
テル4質量%になるように配合し、50℃にてホモジナ
イザーにより撹拌して水溶性コンクリート離型剤を調製
した。 (比較例4)水に、ラノリンを3質量%、なたね油を5
質量%、オレイン酸を2質量%、マシン油を70質量
%、灯油を20質量%になるように配合し、50℃にて
ホモジナイザーにより撹拌して水溶性コンクリート離型
剤を調製した。
【0019】得られた水溶性コンクリート離型剤の、剥
離成型性を下記の剥離成形性評価試験方法により評価し
た。 (1)剥離成形性評価試験方法 コンクリートはホームセンターで購入したモルタルを使
用した。これはセメントに砂を混合した一般的なもので
ある。これにモルタル85%に水15%の割合で混合し
て使用した。型枠は鉄板を組合せて80×60×40m
m寸法で作成した。この型枠に上記水溶性コンクリート
離型剤、実施例1〜10、比較例1〜4を塗布して、コ
ンクリートを打設し、バイブレーターにて各面20秒間
ずつ振動を行ない、恒温恒湿器にて80℃、湿度99%
に保ち、4時間放置した。その後、恒温恒湿器より取り
出し、脱型して型枠剥離性、型枠の汚れ、コンクリート
の表面状態を観察し、下記の基準により評価した。結果
は表1に示した。
【0020】型枠剥離性 ◎:非常に剥がれやすい ○:剥がれやすい △:やや剥がれにくい ×:剥がれにくい 型枠の汚れ ◎:型枠への付着殆どなし ○:部分的に付着有り △:全体的に付着有り ×:付着が多く、層が厚い 表面状態(コンクリート) ◎:表面が白く、ピンホールがほとんどない ○:表面が白いが、ピンホール少しあり △:表面が白いが、ピンホールが多い ×:表面に油染みがあり、ピンホールも多い
【0021】
【表1】
【0022】
【発明の効果】本発明の水溶性コンクリート離型剤は、
水に分散させた水溶性タイプにもかかわらず、優れた剥
離性と成型性を発揮するだけでなく、コンクリート表面
の仕上がり状態も極めて良好で、環境に対する負荷が少
ない次世代型コンクリート離型剤である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10M 129/70 C10M 129/70 159/02 159/02 // C10N 10:04 C10N 10:04 10:06 10:06 10:08 10:08 30:00 30:00 A 40:36 40:36 Fターム(参考) 4G053 AA15 DA08 4H104 AA01 BB17C BB32A BB32C DA01C EB04 FA01 FA02 FA03 LA11 PA48 QA02 RA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水を分散媒とし、脂肪酸部の炭素数が5〜
    30の脂肪酸エステルを1〜50質量%、ラノリン類物
    質を0.1〜20質量%、ラノリン脂肪酸アミノアルコ
    ール塩を0.2〜20質量%の割合で含有させてなるこ
    とを特徴とする水溶性コンクリート離型剤。
  2. 【請求項2】さらに、カルボン酸金属塩を0.05〜2
    質量%の割合で含有させてなる請求項1に記載の水溶性
    コンクリート離型剤。
  3. 【請求項3】さらに、界面活性剤を含有させてなる請求
    項1又は2に記載の水溶性コンクリート離型剤。
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