JPS608373A - 二液型瞬間固化性被覆用組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は二液型瞬間同化性被覆用組成物に関し、さらに
詳しくは、アニオン系アスファルトエヤルソヨン及びア
クリル系樹脂エマルションを用いた、殊にスプレー混合
に適する二液型瞬間固化性被覆用組成物に関する。

アクリル系樹脂エマルジョンをペースとする主剤と多価
金属塩をペースとする硬化剤とからなる二液型の瞬間固
化性接着剤は知られているが、かかる接着剤は主目的が
接着であるため、接着性すなわちタック性に富み、その
ままでは防水被覆層、緩衝被覆層、目地材、車輛や構築
物等の保護下地材などの用途に使用することはできない
。

そこで、本発明者は上記の如き用途に使用できる二液型
瞬間固化性被覆用組成物について鋭意研究を行なった結
果、上記のアクリル樹脂エマルションをペースとする主
剤にアニオン系アスファルトエマルソヨンを配合するこ
とによシ、柔軟で機械的強度及び不透水性に優れた被覆
層を形成しうる被覆用組成物が得られることを見い出し
本発明を完成するに至った。

しかして、本発明によれば、 （α）アニオン系アスファルトエマルジョン及びアクリ
ル樹脂エマルションを主成分とする第Ｉ液と、 （ｂ）無機多価金属塩の水溶液よりなる第■液とからな
ることを特徴とする二液型瞬間固化性被覆用組成物が提
供される。

本発明の組成物において、第１液（主剤）の主たる構成
成分の１つである「アニオン系アスファルトエマルソヨ
ン」ハ、アスファルトヲアニオン系界面活性剤を用いて
水性媒体中で乳化微分散させたものであり、アスファル
トとしてはストレートアスファルト、プローンアスファ
ルト、溶剤脱瀝アスファルト（例えば、グロパン脱瀝ア
スファルト）、天然アスファルト等が使用される。また
、これらのアスファルトを乳化微分散させるだめに使用
されるアニオン系界面活性剤としては、例えば、ラウリ
ル硫酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、オレイン
酸ナトリウムなどの高級脂肪酸金属塩；ラウリル硫酸エ
ステルナトリウム塩、セチル硫酸エステルナトリウム塩
、ステアリル硫酸エステルナトリウム塩、オレイル硫酸
エステルナトリウム塩、ラウリルエーテル硫酸エステル
ナト’）　ラム塩（Ｃ１２”２５　（’　（ＣＨｔ　Ｃ
Ｈ２ｏ）　Ｓｏｓ　Ｎ　α＋ｎ＝２〜４〕、α−オレフ
ィンスルホン酸塩などの硫酸エステル塩；アルキルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシ／レベンゼンスルホ
ン酸ナトリウムなどのスルホン酸塩；石油スルホン化物
のア樹脂酸塩；或いはこれらの２種もしくはそれ以上の
組合わせ、又はこれらとクレー、ベントナイト等との組
合わせが挙げられる。

本発明に使用するアニオン系アスファルトエマルソヨン
は一般に、７〜１１、好ましくは８〜１０の範囲のｐＨ
を有することができ、また、固形分含量は一般に４０〜
８０重景％、重量しくは５０〜６０重七に％の範囲とす
ることができる。

かかるアニオン系アスファルトエマルソ当ンは、通常例
えば、アスファルトを約２ポイズ程度の粘度になるまで
加熱し、他方、上記の如きアニオン系界面活性剤の水溶
液を約７０〜約８０℃の温度に加熱し、両者を同時にホ
モゾナイザー、例えばハレルホモナイザ−（ローターと
ステーターの間隙は０．００８〜１．　Ｏｎ　ｊｎ程度
がよい）で処理することにより、該アスファルトをアニ
オン系界面活性剤の水溶液中で微粒子化させ、エマルジ
ョンとすることができ、また、市販品として、例えばシ
ェル石油（株）製「フリントコート」があり、その他Ｊ
ＩＳ　Ｋ２２０８のＭＡ−１、ＨＡ−２相当商品として
容易に入手することもできる。

第１液のもう１つの主成分である「アクリル樹ｊ指エマ
ルソヨン」としては、アクリル系樹脂をアニオン系又は
ノニオン系界面活性剤を用いて水性媒体中に乳化微分散
させたタイプのものが適して＞り、アクリル系樹脂とし
ては、アクリル樹脂エマルソヨン塗料において通常使用
されているものが同様に使用可能であシ、例えば、アク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、
アクリル酸２−エチルヘキシルなどのアクリル酸アルキ
ルエステルの単独重合体又はこれらアクリル酸エステル
の２Ｖｉもしくはそれ以上の共重合体、或いは該アクリ
ル酸アルキルエステルを主体とする他のモノマーとの共
重合体等が包含される。特にアクリル酸グチルの単独重
合体を主たる樹脂成分とするアクリル樹脂エマルソヨン
が好適である。

かかるアクリル樹脂エマルソヨンは一般に６〜１０、好
ましくは７〜９の範囲のｐＨを有することができ、また
、固形分含量は一般に４５〜７０重量％、好ましくは５
５〜６５重量％の範囲とすることができる。

第１ｔｖ　（主剤）における前記アニオン系アスファル
トエマルジョンとアクリル樹脂エマルソヨンの配合割合
は、最終製品の用途、これらエマルジョンの種類等に応
じて変えるξとができるが、一般ニハ、アニオン系アス
ファルトエマルジョン／アクリル樹脂エマルソヨンの固
形分重量比で、１／１０〜９／１、好ましくは６／４〜
４／１の範囲とするのが好都合である。

また、第１液はアスファルト及びアクリル樹脂の合計濃
度が一般に４０〜７０重基％、好ましくは５０〜６０重
量％の範囲となるように、アニオン系アスファルトエマ
ルジョンとアクリル樹脂エマルジョンを配合するのが好
適である。

第１液にはさらに必要に応じて、オルガノポリシロキサ
ンのようなシリコーン系消泡剤、シリカ、タルクなどの
骨材、カルボキシメチルセルロース、ＮＥＣ，アスベス
ト粉、アルカリ型増粘剤（ポリアクリル酸ソーダ系化合
物）などの増粘剤を配合してもよい。骨材はアニオン系
アスファルトエマルソヨンとアクリル樹脂エマルジョン
の合計重量を基準にして一般に５〜２５重量％の割合で
配合することができ、また、増粘剤は０．１〜１０重量
％の割合で配合することができる。

次に、本発明の第ｎ液（硬化剤）において使用される無
機多価金属塩は水に溶解して２価又はそれ以上の電荷を
もつ金属イオンを解離する金属塩であり、例えば、塩化
第１鉄、塩化第２鉄、明ばん、塩化アルミニウム、塩化
マグネシウム、塩化バリウム、塩化カドミウム、硫酸鋼
、塩化マンプｊン、塩化亜鉛、塩化カルシウム等が挙げ
られ、これらはそれぞれ単独で又は２種以上混合して使
用することができる。

これら多価金属塩は水性媒体、通常水中に溶解して第ｎ
液とすることができる。この第ｎ液中における多価金属
塩ので震度は該金属塩の種類や用いる第１液のタイプ等
に応じて変えることができるが、一般には１〜３０重量
％、好ましくは３〜７重量％の範囲とするのが適当であ
る。

以上述べた第１液と第ｎ液は混合すると瞬時に固化（ケ
゛ル化）して、ダレることのない被覆膜を形成する。従
って、第１液と第ｎ液とは塗装現場において、例えば双
頭スプレーガン等を用いて空中混合しくスプレー混合し
）、被着物上に塗着させることが必要である。

その際の第１液と第ｎ液の混合割合は厳密に制限さ、れ
るものではなく、第１液及び第ｎ液の種類等に応じて広
範に変えることができるが、一般には、第１液／第■液
の重量比が大体５／１〜１０／１、好ましくは８／１〜
９／１となるような割合で混合するのが適当である。

本発明の組成物は用途にもよるが、一般にはウェットで
約２〜約８ｉ＋＋ｘ、特にウェットで約４〜約６韻の厚
みで塗着して、柔軟で機械的強度が大きく防水性に優れ
た被膜を形成せしめることができる。

かくして、本発明の被覆用組成物は、塗装施工時にダレ
ることがなく、シかも遊離水の分離が容易で、乾燥が早
く、例えば、（１）防水被覆層として、場合により先ず
第１液のみをプライマーとして塗布し、次いでその上に
第１液及び第ｎ液をスプレー混合塗装したり（塗装厚は
ウェットで通常４〜６關の範囲が好ましく、状況に応じ
て約１０問程度までふやすことができる）　、　（２）
　）ンネルの緩衝材（応力遮断層）として、掘削岩盤の
上に本発明の組成物をウェットで約２〜約６間程度の厚
みに施工し、しかる後コンクリートを打ち込んだり；（
３）破断時の伸びと接着力の良好な現場施工タイプの目
地材として使用したシ；或いは（４）車輛、各種の構造
物の基礎部分や抗体等の保護用アンダーボディ材として
使用することができる。殊に上記（４）の用途の場合、
従来、熱溶融アスファルトやアスファルトシートが用い
られているが、形状が複雑な物体に施工する場合作業能
率が極端に低下するという欠点がおったが、本発明の組
成物の場合には双頭スプレーガンで容易に施工できるの
で、作業能率を格段に高めることができる。

次に実施例によシ本発明をさらに説明する。

実施例　１ 第１液の調製： 処方 ル石油製） ローム・アンド・ハース製） サンノプコ製） 上記の各成分を混合しプロペラミキサーで均一になるま
で攪拌する。かくして得られた第１液の性状は次のとお
りであった。

色相　；　黒褐色 ｐＨ二８．３ 比重　：　１．０（２５８Ｃ） 固形分−５５重量％ 粘り自１：　１　ｏｏ、ｃｐｓ　（２５℃）第■液の調
製： 塩化カルシウムを水に溶解して塩化カルシウムの５％水
溶液とする。

上記で調製した第１液及び第り液を、日本グレイ製のエ
アレスタイプ・マウトミックススグレー装置に仕込み、
デュアルがンを用い一次圧２５〜３１ｖ／ｃ−＋ｄ、塗
装機の倍率３０倍で基材（コンクリート又は金属）表面
に吹きつけ塗装したところ、遊離水の少ない軟かい塗膜
が得られた。乾燥後の塗膜の性状は次のとおシであった
。

引裂き強さ＝４．６ゆｆ／ｃｄ＜　／”　）−破断時伸
び：１０００先゛（〃） 手続補正書（目飴） 昭和５９年１月１４日 特許庁悦゛ビ　若杉和夫　殿 １、事件の表示 昭和５８キ禍、許ム！ｄ第１１６１４２号２、発明の名
称 二液型・；７Ｂ＋＋１相６１化性根が１Ｉ４−Ｉ−酸物
３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 住　所　求足部千代田区葭が］ゲ４３丁目２．＾５号４
、代　理　人〒１０７ （＃ｆか２名） ＋１１　明細性第５與第８行にｉｌ、ｏｎｍ、Ｊとある
を「１，０朋」と訂正する。

以上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （ａ）　アニオン系アスフアルトエマルシヨン及ヒアク
   リル樹脂エマルソヨンを主成分とする第１液と、 （６）　無機多価金属塩の水溶液よシなる第Ｕ液とから
   ｋることを特徴とする二液型瞬間固化性被覆用組成物。