JPH0153905B2 - - Google Patents

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JPH0153905B2
JPH0153905B2 JP57186460A JP18646082A JPH0153905B2 JP H0153905 B2 JPH0153905 B2 JP H0153905B2 JP 57186460 A JP57186460 A JP 57186460A JP 18646082 A JP18646082 A JP 18646082A JP H0153905 B2 JPH0153905 B2 JP H0153905B2
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JP
Japan
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surface coating
styrene
water
coating agent
fatty acid
Prior art date
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JP57186460A
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JPS5975957A (ja
Inventor
Yoshuki Oogushi
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  • Paints Or Removers (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野 この発明は、鉄、コンクリート、木材、プラス
チツクその他多種材料に対し、強靭な保護被膜を
形成し、汎用性、長期耐久性に富む表面塗装剤に
関する。 (ロ) 従来の技術及び解決すべき課題 従来、金属、特に鉄の表面塗装剤は主として防
錆効果を目的として塗布されているが、金属と表
面塗装剤の熱変化に対する膨張がそれぞれ相違す
る為、表面塗装剤は劣化し易く、耐久性に乏しか
つた。 また、コンクリートのヒビワレ等に対してはモ
ルタル塗布が多く用いられているが、モルタルは
物理的に弱くヒビワレを完全にくい止めることが
できない。 また、プラスチツク類に対し、耐侯性の向上を
目的として塗布する表面塗装剤もあるが、塗膜が
密着しにくく剥離し易く、耐久性が乏しかつた。 本発明は、上記問題点を解決することができる
表面塗装剤を提供することを目的とする。 (ニ) 課題を解決するための手段 本発明は、カルボキシ変性スチレンブタジエン
共重合体、メタクリル酸シクロヘキシル−スチレ
ン共重合体、脂肪酸石けんを主成分としてなる複
合ポリマーエマルジヨンに、酸化珪素、酸化カル
シウム、酸化鉄、亜鉛華、グリシンを主成分とし
てなる主剤を混合したことを特徴とする表面塗装
剤に係るものである。 本発明は、また、カルボキシ変性スチレンブタ
ジエン共重合体、メタクリル酸シクロヘキシル重
合体、スチレン重合体、脂肪酸石けんを主成分と
してなる複合ポリマーエマルジヨンに、酸化珪
素、酸化カルシウム、酸化鉄、亜鉛華、グリシン
を主成分としてなる主剤を混合したことを特徴と
する表面塗装剤に係るものである。 (ヘ) 実施例 以下、添付図に示す実施例に基づいて、本発明
を具体的に説明する。 まず、複合ポリマーエマルジヨンの配合例及び
配合順序を二例説明すると、 例1 (重量%) カルボキシ変性スチレンブタジエン共重合体
13 メタクリル酸シクロヘキシル−スチレン共重合
体 56 脂肪酸ソーダ石鹸 1 水 25 この配合順序は、まず水に脂肪酸ソーダ石鹸を
入れて溶解し、次にカルボキシ変性スチレンブタ
ジエンラテツクスを徐々に加えて混合し、撹拌
し、次にメタクリル酸シクロヘキシル−スチレン
共重合体ラテツクスを徐々に加えて、混合撹拌し
各ポリマーの水中分散液とする。 例2 (重量%) カルボキシ変性スチレン−ブタジエン共重合体
13 スチレン重合体 28 メタクリル酸シクロヘキシル重合体 28 脂肪酸ソーダ石鹸 1 水 30 この配合順序は、まず水に脂肪酸ソーダ石鹸を
入れて溶解し、次にカルボキシ変性スチレンブタ
ジエンラテツクスを徐々に加えて撹拌し次にスチ
レンラテツクスを徐々に加えて撹拌し、次にメタ
クリル酸シクロヘキシルを徐々に加えて撹拌して
各ポリマーの水中分散液とする。 更に上記2例の複合ポリマーエマルジヨンと混
合すべき主剤の配合例及び配合手順を説明すると 白色セメント 28 砂(SiO2) 71 鉄粉(Fe2O3) 0.2 亜鉛華(ZnO) 0.1 チタン白(TiO2) 0.1 グリシン その他 0.6 であり、上記白色セメントの成分の重量比は、 CaO 65.4 SiO2 23.1 Fe2O3 0.2 igloss 2.7 insol 0.2 Al2O3 4.3 MgO 0.6 So3 2.8 その他 0.7 であり、上記主剤の配合手順は、まず粗珪砂を焼
いて有機物を取り除き粒度を50〜150μに整え、
この珪砂をミキサーに投入し、白色セメントを
徐々に加えて混合させ、更に鉄粉(Fe2O3)、亜
鉛華(ZnO)、チタン白(TiO2)、グリシンの順
で加えながら均一になるように混合する。 次に、上記した主剤及び複合ポリマーエマルジ
ヨンを混合して表面塗装剤を製造する方法の一例
について説明すると、塗膜厚さ0.6mm〜1.0mmで塗
布面積1m2の場合、主剤を1(Kg)、複合ポリマー
エマルジヨンを190(g)、それに水を6(g)入れ
て混合するものであり、この順序はまず、複合ポ
リマーエマルジヨンを容器に入れ、次に主剤を
徐々に加えながら3分〜5分撹拌し、更に水を加
えて撹拌しながら施工粘度を確保する。 このように製造された表面塗装剤を使用するに
は次のように行う。 鉄、亜鉛、コンクリート、木材、アスフアルト
プラスチツク、ポリエチレンポリプロピレン、ガ
ラス、FRP、ゴム、セラミツク材等に塗布する
場合は、これらの基材上に刷毛、リシンガン等を
用いて塗布した後、常温で約8時間すれば効果す
るが、80℃の熱風を塗膜に吹き付ければ10〜20分
間で完全に硬化する。 この発明の実施例は上記の様に構成されてお
り、この表面塗装材の性状及び物性を第1表に示
す。
【表】
【表】 即ち、水溶性である為、有機溶剤の発散がな
く、作業環境を良好にしうると共に、硬化時間も
比較的短いので作業能率が上がるものであり、耐
熱・耐寒温度の許容幅が大きいので各種環境に使
用が可能であり、また付着力も大であり、各種材
料に密着できると共に、圧縮強度、曲げ強度も良
好である為、特に金属等の様に温度変化による熱
膨張率の大きなものに対しても対応しうるもので
ある更に、耐蝕性、耐水性、耐侯性、耐アルカリ
性、耐油性にすべく優れているので、各種環境で
の使用が可能となる。 また、鉄のように空気中の酸素によつて酸化さ
れて腐食を生じる場合には、この発明の表面塗装
剤の金属イオンとの結合力を利用して酸化鉄の持
つ酸化機能を逆用して、錆自身を浸透造成させて
より強度のある酸化膜を形成させることによつて
防食を行うことができる。 尚、主剤中の亜鉛華(ZnO)は各種ポリマーに
対して架橋反応を起こし、被膜の強度を増加せし
めているものであるのと共に、グリシンも各種ポ
リマーに硬化性を与えるべく配合されている。 また複合ポリマーエマルジヨン中の脂肪酸石鹸
はエマルジヨンの安定化及び、被塗装面の脱脂、
塗布時のレベリング性の向上をもたらすものであ
る。 (ヘ) 作用及び効果 この発明によれば、表面塗装剤は水系でありな
がら、複合ポリマーエマルジヨンに熱硬性付着性
と、防錆防侵の機能を発揮するセメント骨剤、補
助材を加え、更に強度調整する純水を加えたライ
ニング材であり、以下に示すような優れた効果を
奏するものである。 鉄、亜鉛メツキ面等に対する付着性が良く、
充分な「たわみ性」をもつているので鋼板等の
曲げねじれに追随できる。 強靭な塗膜を形成するため、重量物が当たつ
てもその部分だけの傷みで済み、亀裂や剥離を
生じない。 コンクリート面に対しては、弾性と耐水性、
耐侯性を発揮する。 耐熱温度は+400℃〜−197℃と範囲が広い。 引火性がなく安全である。 80℃以下の熱風で硬化促進ができるため、塗
布後の塗膜の硬化が早くなり、塗布効率及び能
率を向上させることができる。 この発明の表面塗装材の用途は非常に広い。 例えば、上下水道管のライニング用、原油輸送
管や海水導入管用、二段防水用、電力プラントメ
ンテナンス剤、炭鉱ガス突出防止剤、スラリー輸
送保護剤、鉄道枕木、船舶防錆用、自動車底板防
錆用電柱、電話線(ケーブル)保護材、原油タン
ク防錆材、小型船舶塗装材、ガス管、ガスタンク
防食材、液化ガスタンク保温材の接着、原子力発
電所封印剤、工業用煙突、鉄塔防錆、コンクリー
ト2次製品、ビル高架水槽のメンテナンス、陸
橋、鉄橋防錆、トンネル防水、プレバブ住宅用防
食剤、防水剤、シーバース工事、鋼板製プール防
錆材、法面防護、コンクリートダム風化止、水門
防錆材等の広い分野における接着、防錆、防水、
弾力性を付与させるものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 カルボキシ変性スチレンブタジエン共重合
    体、メタクリル酸シクロヘキシル−スチレン共重
    合体、脂肪酸石けんを主成分としてなる複合ポリ
    マーエマルジヨンに、酸化珪素、酸化カルシウ
    ム、酸化鉄、亜鉛華、グリシンを主成分としてな
    る主剤を混合したことを特徴とする表面塗装剤。 2 カルボキシ変性スチレンブタジエン共重合
    体、メタクリル酸シクロヘキシル重合体、スチレ
    ン重合体、脂肪酸石けんを主成分としてなる複合
    ポリマーエマルジヨンに、酸化珪素、酸化カルシ
    ウム、酸化鉄、亜鉛華、グリシンを主成分として
    なる主剤を混合したことを特徴とする表面塗装
    剤。
JP18646082A 1982-10-22 1982-10-22 表面塗装剤 Granted JPS5975957A (ja)

Priority Applications (1)

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JP18646082A JPS5975957A (ja) 1982-10-22 1982-10-22 表面塗装剤

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JP18646082A JPS5975957A (ja) 1982-10-22 1982-10-22 表面塗装剤

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Publication Number Publication Date
JPS5975957A JPS5975957A (ja) 1984-04-28
JPH0153905B2 true JPH0153905B2 (ja) 1989-11-16

Family

ID=16188846

Family Applications (1)

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JP18646082A Granted JPS5975957A (ja) 1982-10-22 1982-10-22 表面塗装剤

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