JPH0377828B2 - - Google Patents

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JPH0377828B2
JPH0377828B2 JP58175119A JP17511983A JPH0377828B2 JP H0377828 B2 JPH0377828 B2 JP H0377828B2 JP 58175119 A JP58175119 A JP 58175119A JP 17511983 A JP17511983 A JP 17511983A JP H0377828 B2 JPH0377828 B2 JP H0377828B2
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JP
Japan
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coating
surface coating
water
paint
agent
Prior art date
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JP58175119A
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JPS6065043A (ja
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Yoshuki Oogushi
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、鉄、コンクリート、木材、プラス
チツクその他多種材料に対し、強靭な保護被膜を
形成し、汎用性、長期耐久性に富み、かつ汎用的
な塗装処理が可能な表面塗装剤の製造方法に関す
る。
従来、金属、特に鉄の表面塗装剤は主として防
錆効果を目的として塗布されているが、金属と表
面塗装剤の熱変化に対する膨張がそれぞれ相違す
る為、表面塗装剤は劣化し易く、耐久性に乏しか
つた。
またコンクリートのヒビワレ等に対してはモル
タル塗布が多く用いられているが、モルタルは物
理的に弱くヒビワレを完全にくい止めることがで
きない。また表面塗装の対象物が壁、天井である
場合には、リシンガンで作業するのが望ましい
が、かかる作業の際には表面塗装剤の粘度を低く
しておかねばならず、従つて塗装時に塗装剤が垂
れたり、また塗装剤がエマルジヨンである場合に
は塗装後に塗装剤が分離した状態で硬化し塗装状
態が悪くなる等の問題があり、又対象物がパイ
プ、アングル等の小物又は内部にコーテイングを
必要とするものである場合には、塗装剤に直接ど
ぶ漬けする方法が望ましいが、どぶ漬けできる程
度の流動性をもつた状態で処理した際に、充分な
強度をもつた被膜を形成しうる表面塗装剤はなか
つた。またプラスチツク類に対し、耐候性向上を
目的として塗布する表面塗装剤もあるが、塗膜が
密着しにくく剥離し易く、耐久性に乏しかつた。
この発明では蒸留水又は軟水中にカルボキシ変
性スチレンブタジエン共重合体、メタクリル酸シ
クロヘキシル共重合体、スチレン共重合体、脂肪
酸ソーダ石鹸を主成分として混入してなる複合ポ
リマーエマルジヨンに、酸化珪素、酸化カルシウ
ム、酸化鉄を主成分としてなる主剤を混合して、
鉄、コンクリート、木材、プラスチツク、その他
の多種材料に対し、強靭な保護被膜を形成し、汎
用性、長期耐久性に富み、かつ汎用的な塗装処理
が可能な表面塗装剤の製造方法を提供せんとする
ものである。
この発明の実施例を以下説明する。
まず複合ポリマーエマルジヨンの配合例及び配
合順序を二例説明すると、 例 1 (重量%) カルボキシ変性スチレンブタジエン共重合体 13 メタクリル酸シクロヘキシル−スチレン 共重合体 56 脂肪酸ソーダ石鹸 1 蒸留水又は軟水 25 この配合順序は、まず蒸留水又は軟水に脂肪酸
ソーダ石鹸を入れて溶解し、次にカルボキシ変性
スチレンブタジエン共重合体ラテツクスを徐々に
加えて混合、撹拌し、次にメタクリル酸シクロヘ
キシル−スチレン共重合体ラテツクスを徐々に加
えて、混合撹拌し各ポリマーの水中分散液とす
る。
例 2 (重量%) カルボキシ変性スチレンブタジエン共重合体 13 スチレン共重合体 28 メタクリル酸シクロヘキシル共重合体 28 脂肪酸ソーダ石鹸 1 蒸留水又は軟水 30 この配合順序は、まず蒸留水又は軟水に脂肪酸
ソーダ石鹸を入れて溶解し、次にカルボキシ変性
スチレンブタジエンラテツクスを徐々に加えて撹
拌し次にスチレン共重合体ラテツクスを徐々に加
えて撹拌し、次にメタクリル酸シクロヘキシル共
重合体を徐々に加えて撹拌してポリマーの水中分
散液とする。
更に上記2例の複合ポリマーエマルジヨンと混
合すべき主剤の配合例及び配合手順を説明する
と、 (重量%) 白色セメント 28 珪砂(SiO2) 71 鉄粉(Fe3O4) 0.2 亜鉛華(ZnO) 0.1 チタン白(TiO2) 0.1 クリシン、その他 0.6 であり、上記白色セメントの成分の重量比は、 (重量%) CaO 65.4 SiO2 23.1 Fe3O4 0.2 igloss 2.7 insol 0.2 Al2O3 4.3 MgO 0.6 So3 2.8 その他 0.7 であり、上記主剤の配合手順は、まず珪砂を焼い
て有機物を取り除き粘度を50〜150にととのえ、
この珪砂をミキサーに投入し、白色セメントを
徐々に加えて混合させ、更に鉄粉(Fe3O4)、亜
鉛華(ZnO)、チタン白(TiO2)、グリシンの順
で加えながら均一になるように混合する。次に、
上記した主剤及び複合ポリマーエマルジヨンを混
合して表面塗装剤を製造する方法の一例につい
て、説明すると、塗膜厚さ0.6〜1.0m/mで塗布
面積1mの場合、主剤を1(g)、複合ポリマーエ
マルジヨンを190(g)それに蒸留水又は軟水を6
(g)入れて混合するものであり、この順序はま
ず、複合ポリマーエマルジヨンを容器に入れ、次
に主剤を徐々に加えながら3分〜5分撹拌し、更
に蒸留水又は軟水を加えて希釈し撹拌しながら旋
行粘度を確保する。
尚、前記各ラテツクスの固形分は全て約40〜50
%程度のものを用いている。
このように製造された表面塗装剤による施工は
次のように行う。
即ち、壁、天井等の吹付け作業を行う場合に
は、直行型リシンガン(ノズル口径2.5〜3mm、
圧力5Kg/cm2)にて一回吹付け、2時間後更に一
回吹付けるものである。この際、表面塗装剤によ
る希釈で施行粘度を確保しながら、しかも主剤の
沈澱を防止しうる主剤の保持力を確保し、かつ処
理被膜の均一形成を確保しうるものである。
またパイプ、アングル等の小物又は内部にコー
テイングを必要とする場合には、コーテイングす
る対象物をどぶ漬けすればよく、この際、表面塗
装剤は蒸留水又は軟水による希釈でどぶ漬け可能
な施行粘度を確保しながら、前記と同様、主剤の
沈澱を防止しうる主剤の保持力を確保し、かつ処
理被膜の均一形成化を確保しうるものである。
また特にコーテイングの対象物がステンレスで
ある場合には特に蒸留水を用い、水道水中に含ま
れる塩素を完全に除去した状態で行うことが望ま
しい。
またかかる塗布処理後は、常温で約8時間すれ
ば硬化するが、80℃の熱風を塗膜に吹付ければ10
〜20分間で完全に硬化する。
本発明の実施例は上記のように構成されており
この表面塗装剤の性状及び物性は第1表の通りで
ある。
即ち、第1表の通り、かかる表面塗装剤は、硬
化時間が比較的短いので作業能率が上がるもので
あり、耐熱、耐寒温度の許容幅が大きいので各種
環境に作用が可能であり、また付着力も大であ
り、各種材料に密着できると共に、圧縮強度、曲
げ強度も良好である為、特に金属等の様に温度変
化による熱膨張率の大きなものに対しても対応し
うるものである。更に耐食性、耐水性、耐候性、
耐アルカリ性、耐油性に優れているので、各種環
境での使用が可能となる。
しかも、蒸留水又は軟水を用いて希釈を行うこ
とによつて、リシンガン施工及びどぶ漬け施工に
際して、それぞれの施工粘度を確保しながら、し
かも主剤の沈澱を防止し、かつ被膜の均一形成化
が図れるものであり、コーテイングの対象物が
壁、天井である場合には、垂れがなく、完全な被
膜が形成でき、また対象物がパイプ、アングル等
の小物又は内部にコーテイングを必要とするもの
である場合には、どぶ漬け処理が可能である。
尚、鉄のように空気中の酸素によつて酸化され
て腐触を生じる場合には、この発明の表面塗装剤
の金属イオンとの結合力を利用して金属のもつ酸
化機能を逆用して、錆自身を浸透造成させており
強度のある酸化膜を形成されることによつて防蝕
を行うことができる。
尚、主剤中のメタクリル酸シクロヘキシルは、
主剤とのなじみ性や、接着性及び耐磨耗性を向上
することができ、亜鉛華(ZnO)は各種ポリマー
に対して架橋反応を起こし、被膜の強度を増加せ
しめているものであると共に、グリシンも各種、
ポリマーに硬化性を与えるべく配合されている。
また複合ポリマーエマルジヨン中の脂肪酸石鹸は
エマルジヨンの安定化及び、被塗装面の脱脂、塗
布時のレベリング性の向上をもたらすものであ
る。
この発明によれば、次のような効果がある。
壁、天井へのコーテイング作業を行う際にリ
シンガン使用の施工粘度に設定しても、主剤の
沈澱や、塗膜の垂れがなく、強靭で均一な被膜
が形成される。
パイプ、アングル等の小物又は内部にコーテ
イングを必要とするものに施工を行う際に、ど
ぶ漬け可能な施工粘度に設定しても、主剤の沈
澱や分離がなく強靭で均一な被膜が形成され
る。
鉄、亜鉛メツキ面等に対する付着性が良く、
充分な「たわみ性」をもつているので網板等の
曲げねじれに追随できる。
強靭な塗膜を形成するため、重量物が当つて
もその部分だけの傷で済み、亀裂や剥離を生じ
ない。
コンクリート面に対しては、弾性と耐久性、
耐候性を発揮する。
耐熱温度は400℃〜197℃と範囲が広い。
引火性がなく安全である。
80℃以下の熱風で効果促進ができるため、塗
布後の塗膜の効果が早くなり、塗布効率及び能
率を向上させることができる。
この発明の表面塗装剤の用途は非常に広い。
例えば、上下水道管のライニング用、原油輸送
管や海水導入管用、二段防水用、電力プラント
メンテナンス剤、炭鉱ガス突出防止剤、等各方
面での応用が可能である。しかも、各素材の接
着剤としての用途も広い。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 蒸留水又は軟水中にカルボキシ変性スチレン
    ブタジエン共重合体、メタクリル酸シクロヘキシ
    ル共重合体、スチレン共重合体、脂肪酸ソーダ石
    鹸を主成分として混入してなる複合ポリマーエマ
    ルジヨンに、酸化珪素、酸化カルシウム、酸化鉄
    を主成分としてなる主剤を、徐々に加えながら撹
    拌することを特徴とする表面塗装剤の製造方法。
JP17511983A 1983-09-20 1983-09-20 表面塗装剤の製造方法 Granted JPS6065043A (ja)

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JP17511983A JPS6065043A (ja) 1983-09-20 1983-09-20 表面塗装剤の製造方法

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JP17511983A JPS6065043A (ja) 1983-09-20 1983-09-20 表面塗装剤の製造方法

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JPS6065043A JPS6065043A (ja) 1985-04-13
JPH0377828B2 true JPH0377828B2 (ja) 1991-12-11

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2517718B2 (ja) * 1987-02-07 1996-07-24 義之 大串 硼酸を用いた白蟻・ゴキブリ退治用塗布剤
CN109153876B (zh) * 2016-06-03 2021-06-25 陶氏环球技术有限责任公司 水性聚合物分散体和包含其的水性涂料组合物

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5684768A (en) * 1979-12-13 1981-07-10 Sumitomo Chem Co Ltd Rust-preventive, corrosion-resistant coat composition

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