JP2003026776A - プリント配線板用熱硬化性樹脂組成物及びプリント配線板用基板及びプリント配線板の製造方法 - Google Patents

プリント配線板用熱硬化性樹脂組成物及びプリント配線板用基板及びプリント配線板の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】イオン性不純物に起因する耐湿信頼性の問題を
解決するために、ハロゲンイオン等のイオン性不純物の
発生が少ない、プリント配線板用のエポキシ樹脂組成物
を提供し、その樹脂組成物を用いたプリント配線板の製
造方法を提供することにある。 【解決手段】本発明の、エポキシ樹脂、フェノール樹
脂、イオン捕捉剤を必須成分とし、必要に応じて有機又
は無機充填剤を配合した配線板用熱硬化性樹脂組成物
と、その硬化剤としてはアミン系の硬化剤単独、または
フェノール樹脂及びアミン系硬化剤との併用のプリント
配線板用熱硬化性樹脂組成物を用いて製造した製品の評
価では、耐湿信頼性試験等試験の結果、該樹脂層のハロ
ゲンイオン濃度が大幅に低減して、回路腐食や絶縁不良
に対して、プリント配線板用材料として有効な樹脂組成
物を得た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリント配線板用材
料に有用なエポキシ樹脂組成物、エポキシ樹脂プリプレ
グ、エポキシ樹脂ビルドアップ樹脂、エポキシ樹脂ソル
ダーレジスト、エポキシ樹脂含浸積層板及びプリント配
線板用基板、及びエポキシ樹脂ビルドアップ配線板など
プリント配線板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術では、半導体チップはリード
フレームを使用して、モールド樹脂により保護されたパ
ッケージとしてプリント配線板に実装されていた。しか
し、近年、BGAやCSPといったパッケージが開発され、こ
れまで使用されていたリードフレームに代わり、プリン
ト配線板に直接チップが実装されるようになった。半導
体パッケージでは、使用する材料にイオン性の不純物、
特にハロゲンイオンが存在すると耐湿信頼性試験(プレ
ッシャークッカーテスト(PCT)など)において回路
腐食による接合不良や絶縁不良が出ることが知られてお
り、回路のファインピッチ化の妨げになっている。
【0003】図3に示す従来のプリント板の製造方法は
下記に様に製造する。
【0004】導体層2を両面に形成したガラスクロス1
から構成するコアー材4を用いて、前記コアー材4の両
面の銅箔2にフォトプロセス方法により所定の回路パタ
ーン層2を形成する。
【0005】次に、ビルドアップ配線層の形成の為、コ
アー材両面に塗布による絶縁樹脂層5を形成する。塗布
方法はスクリーン印刷方式,ロールコート方式、スピン
コート方式、フイルムラミネート方式、又は前記プリプ
レグ等の方法で形成する事も可能である。
【0006】次に絶縁樹脂層5上に銅箔張り合わせによ
る方法、又はめっきによる導体層を形成する。まず、絶
縁樹脂層5上に感光性レジストを塗布後、所定の回路と
バイア用孔を持つパターンをフォトプロセスにより、光
露光及び、レジスト層を現像する。次に、前記絶縁樹脂
層上の形成のバイア用孔にレーザー加工によりバイア用
孔6形成する。
【0007】次にドリル加工によって、コアー材にスル
ホール用の貫通孔3形成する。
【0008】次に無電解めっきにより薄膜導体層7形成
後、さらに電解めっき層8を形成する。次に、導体層8
にフォトプロセスにより所定のパターンを持つ配線パタ
ーン層8が形成する。前記レジスト層を剥膜後、ソルダ
ーレジストをシルクスクリーン印刷によりソルダーレジ
スト層9を形成して、スルホールとバイアホールを備え
た4層構造のビルドアップ配線層を備えたプリント配線
板が完成する。
【0009】別の製造方法は、銅箔2に予め絶縁樹脂層
をコート塗布した銅箔を積層プレスによる層形成する。
前記銅箔層に回路パターンをフォトプロセスにより形成
する。次にバイア用孔の開口パターンにレーザー加工に
よりバイア用孔6形成する。次にドリル加工によって、
コアー材4にスルホール用の貫通孔3形成する。次に無
電解めっきにより薄膜導体層7形成後、さらに電解めっ
き層8を形成する。次に、導体層8にフォトプロセスに
より所定のパターンを持つ配線パターン層8が形成す
る。前記レジスト層を剥膜後、ソルダーレジストをシル
クスクリーン印刷によりソルダーレジスト層9を形成し
て、スルホールとバイアホールを備えた4層構造のビル
ドアップ配線層を備えたプリント配線板が完成する。
【0010】プリント配線板に直接チップが実装される
ようになり、プリント板の耐久性に問題がある。前記プ
リント板では、配線層の回路を保護する役割の絶縁樹脂
層にイオン性の不純物、特にハロゲンイオンが存在する
と耐湿信頼性試験(プレッシャークッカーテスト(PC
T)など)において回路腐食による接合不良や絶縁不良
が出ることが知られており、回路のファインピッチ化の
妨げになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の様な
イオン性不純物に起因する耐湿信頼性の問題を解決すべ
く検討したものであり、ハロゲンイオン等のイオン性不
純物の発生が少ない硬化物を与え、プリント配線板用途
として有用なエポキシ樹脂組成物を提供するとともに、
組成物を用いたプリント配線板用基板及びプリント配線
板の製造方法を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
発明は、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、及びイオン捕
捉剤を0.05〜10wt%必須成分とし、必要に応じ
て有機又は無機充填剤を0〜95wt%の割合で配合し
たことを特徴とするプリント配線板用熱硬化性樹脂組成
物である。
【0013】本発明の請求項2に係る発明は、アミン系
の硬化剤単独または、フェノール樹脂及びアミン系硬化
剤との併用による硬化剤を含有することを特徴とする請
求項1記載のプリント配線板用熱硬化性樹脂組成物であ
る。
【0014】本発明の請求項3に係る発明は、 請求項
1又は2記載のプリント配線板用熱硬化性樹脂組成物を
基材に含浸させて得られるプリプレグを1枚ないし複数
枚重ね合わせ、加熱加圧により成形してなることを特徴
とするプリント配線板用基である。
【0015】本発明の請求項4に係る発明は、請求項1
又は2記載のプリント配線板用熱硬化性樹脂組成物から
なるビルドアップ樹脂を用いてビルドアッププリント配
線板を製造することを特徴とするプリント配線板の製造
方法である。
【0016】本発明の請求項5に係る発明は、請求項1
又は2記載のプリント配線板用熱硬化性樹脂組成物から
なるソルダーレジストを用いてビルドアッププリント配
線板を製造することを特徴とするプリント配線板の製造
方法である。
【0017】
【作用】本発明は、前述の問題点を解決するために研究
を重ねた結果、イオン補足剤を使用する事により硬化物
中の不純物イオンの量が少ないエポキシ樹脂組成物が得
られることを見出した。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明において使用されるエポキ
シ樹脂は、その分子中にエポキシ基を少なくとも2個有
する化合物であり、一般的に電子部品用材料に使用され
ている物であれば、分子構造、分子量など特に制限はな
く、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、フェノ
ールノボラック型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂な
どが挙げられる。また、エポキシ樹脂は1種類に限定さ
れるものではなく、2種類以上のものを合わせて使用す
ることも出来る。
【0019】本発明において使用されるフェノール樹脂
はエポキシ樹脂の硬化剤として使用されるものであり、
一般的に電子部品用材料に使用されている物であれば、
分子構造、分子量など特に制限はなく、例えば、ビスフ
ェノールA、フェノールノボラックなどが挙げられる。
また、フェノール樹脂は1種に限定されるものではな
く、2種以上のものを合わせて使用することも出来る。
【0020】本発明において使用されるイオン捕捉剤と
しては、次式に代表されるハイドロタルサイト類Mg2Al2
(OH)16CO3/4H2O若しくはIXEシリーズ(東亜合成化学工
業(株)製、商品名)等が挙げられる。これらは単独又
は2種以上混合して使用する事ができる。好ましくは陽
イオン捕捉機能をもつイオン捕捉剤と陰イオン捕捉機能
をもつイオン捕捉剤とを組み合わせる事が望ましい。
【0021】又、有機又は無機充填剤としては、シリ
カ、窒化珪素、アルミナ、窒化アルミナ、タルク、炭酸
カルシウム、チタンホワイト、クレー、マイカ、ベンガ
ラ、含フッ素有機ポリマー、等の粉体がしようできる。
【0022】これらの充填剤は、用いなくとも樹脂組成
物としての機能を発揮することができるが、必要に応じ
て、95wt%迄の範囲で添加することにより、低吸湿
性化、及び強度向上などの特性を付与することができ
る。一方、95wt%を超えると、被膜としての特性が
低下する為に好ましくない。
【0023】イオン捕捉剤の配合割合は、樹脂組成物全
体に対して 0.05〜10wt%含有する事が望まし
い。0.05wt%未満ではイオン捕捉の効果が薄く、
10wt%を超えても効果に差が見られない為、実用に
適さない。
【0024】このようにして得られた樹脂組成物を利用
して、以下のようにプリント配線板を製造する。
【0025】図1に示す様に、本発明の樹脂組成物をガ
ラスクロスに含浸し、該ガラスクロスを乾燥してプリプ
レグ10を得る。
【0026】該プリプレグ10を複数枚積層して、さら
に表裏両面に銅箔2を重ねて加熱加圧により積層加工し
て所要の厚さを持つた金属箔張積層板となる。又は前記
プリプレグ10を複数枚積層して、加熱加圧により積層
加工して所要の厚さを持つた積層板となる。加熱加圧に
よる積層加工は、例えば真空ラミネーター、例えば積層
用プレスを用いて製造する。又プリプレグに予め銅箔を
張り合わせた金属箔張積層板に回路パターンを形成した
コアー材4でも良い。
【0027】つぎに、図2に示すように、前記コアー材
4の両面の銅箔にフォトプロセス方法により所定の回路
パターン層2を形成する。
【0028】次に、ビルドアップの配線層を形成する
為、本発明の樹脂組成物を用いて塗布による絶縁樹脂層
5を形成する。塗布方法はスクリーン印刷方式,ロール
コート方式、スピンコート方式、フイルムラミネート方
式、又は前記プリプレグ等の方法で形成する事も可能で
ある。
【0029】次に絶縁樹脂層5上に銅箔の張り合わせ又
はめっきによる導体層2を形成する。前記本発明の絶縁
樹脂層5上に感光性レジストを塗布後、所定の回路とバ
イア用孔を持つパターンをフォトプロセスにより、光露
光及び、レジスト層を現像する。次に前記絶縁樹脂層5
上に形成のバイア用孔をレーザー加工によりバイア用孔
6を形成する。
【0030】次にドリル加工によって、コアー材4にス
ルホール用の貫通孔3を形成する。
【0031】次に無電解めっきにより薄膜導体層7を形
成後、さらに電解めっき層8を形成する。次に、導体層
8にフォトプロセスにより所定のパターンを持つ配線パ
ターン層8を形成する。前記レジスト層を剥膜後、本発
明の樹脂組成物を用いたソルダーレジストをシルクスク
リーン印刷によりパターン印刷してソルダーレジスト層
9を形成して、プリント板が完成する。
【0032】例えば、予め本発明の樹脂組成物を塗布し
た銅箔をコアー材4両面に積層プレスして銅箔層2を形
成する。前記銅箔層2にバイア用孔の開口パターンをフ
ォトプロセスにより形成する。次にバイア用孔の開口パ
ターンにレーザー加工によりバイア用孔を形成する。次
にドリル加工によって、コアー材にスルホール用の貫通
孔3を形成する。次に無電解めっきにより薄膜導体層7
を形成後、さらに電解めっき層8(導体層)を形成す
る。次に、導体層8にフォトプロセスにより所定のパタ
ーンを持つ配線パターン層8が形成する。前記レジスト
層を剥膜後、本発明の樹脂組成物を用いたソルダーレジ
ストをシルクスクリーン印刷によりパターン印刷してソ
ルダーレジスト層9を形成して、ビルドアップ配線層を
備えたプリント配線板が完成する。
【0033】<実施例1>ビスフェノールA型エポキシ樹
脂45wt%、臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂
5wt%、ビスフェノールA樹脂44wt%、2-メチル
イミダゾール5wt%、ハイドロタルサイト1wt%を
γ-ブチロラクトンに溶解することにより、本発明のプ
リント配線板用熱硬化性樹脂組成物を得た。そしてその
組成物をポリイミドフィルム上に塗布し、170℃で3
0分硬化することによりエポキシ樹脂層を形成したポリ
イミドフィルムが得られた。
【0034】次に、プリント配線製造用の材料として、
本発明の樹脂組成物を用いて、プリプレグと、ビルドア
ップ用樹脂と、ソルダーレジスト樹脂を製造して、前記
本発明のプリント配線板の製造方法により、スルホール
3とバイアホール6を設けた4層構造のビルドアップ配
線層を備えたプリント配線板を製造した。
【0035】<実施例2>ビスフェノールA型エポキシ樹
脂84wt%、臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂
5wt%、ジシアンジアミド5wt%、2-メチルイミダ
ゾール5wt%、ハイドロタルサイト1wt%をγ-ブ
チロラクトンに溶解することにより、本発明のプリント
配線板用熱硬化性樹脂組成物を得た。そしてその組成物
をポリイミドフィルム上に塗布し、170℃で30分加
熱硬化することによりエポキシ樹脂層を形成したポリイ
ミドフィルムが得られた。
【0036】次に、プリント配線製造用の材料として、
本発明の樹脂組成物を用いて、プリプレグと、ビルドア
ップ用樹脂と、ソルダーレジスト樹脂を製造して、前記
本発明のプリント配線板の製造方法により、スルホール
3とバイアホール6を設けた4層構造のビルドアップ配
線層を備えたプリント配線板を製造した。
【0037】<実施例3>ビスフェノールA型エポキシ樹
脂45wt%、臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂
5wt%、ビスフェノールA樹脂44wt%、2-メチル
イミダゾール5wt%、ハイドロタルサイト0.5wt
%、IXE-633(東亜合成化学工業(株)製、商品名)
0.5wt%をγ-ブチロラクトンに溶解することによ
り本発明のプリント配線板用熱硬化性樹脂組成物を得
た。そしてその組成物をポリイミドフィルム上に塗布
し、170℃で30分硬化することによりエポキシ樹脂層
を形成したポリイミドフィルムが得られた。
【0038】次に、プリント配線製造用の材料として、
本発明の樹脂組成物を用いて、プリプレグと、ビルドア
ップ用樹脂と、ソルダーレジスト樹脂を製造して、前記
本発明のプリント配線板の製造方法により、スルホール
3とバイアホール6を設けた4層構造のビルドアップ配
線層を備えたプリント配線板を製造した。
【0039】<比較例1>ビスフェノールA型エポキシ樹
脂45wt%、臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂
5wt%、ビスフェノールA樹脂45wt%、2-メチル
イミダゾール5wt%をγ-ブチロラクトンに溶解する
ことにより、比較品としての熱硬化性樹脂組成物を得
た。そしてその組成物をポリイミドフィルム上に塗布
し、170℃で30分加熱硬化することによりエポキシ樹
脂層を形成したポリイミドフィルムが得られた。
【0040】次に、この樹脂組成物を用いて、プリント
配線板製造用の材料として、プリプレグと、ビルドアッ
プ用樹脂と、ソルダーレジスト樹脂を製造し、前記実施
例1〜3と同様のプリント配線板の製造方法により、ス
ルホール3とバイアホール6を備えた4層構造のビルド
アップ配線層を備えたプリント配線板を製造した。
【0041】<比較例2>ビスフェノールA型エポキシ樹
脂85wt%、臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂
5wt%、ジシアンジアミド5wt%、2-メチルイミダ
ゾール5wt%をγ-ブチロラクトンに溶解することに
より比較品としての熱硬化性樹脂組成物を得た。そして
その組成物をポリイミドフィルム上に塗布し、170℃で
30分硬化することによりエポキシ樹脂層を形成したポ
リイミドフィルムが得られた。
【0042】次に、この樹脂組成物を用いて、プリント
配線板製造用の材料として、プリプレグと、ビルドアッ
プ用樹脂と、ソルダーレジスト樹脂を製造し、前記実施
例1〜3と同様のプリント配線板の製造方法により、ス
ルホール3とバイアホール6を備えた4層構造のビルド
アップ配線層を備えたプリント配線板を製造した。
【0043】上記実施例1〜3及び比較例1〜2により
得られたそれぞれポリイミドフィルムからエポキシ樹脂
を剥がした後、それを細かく粉砕し、180℃で2時間熱水
抽出した後、イオンクロマトグラフィーにより測定をし
たところ、実施例1〜3の場合は、比較例1〜2の場合
に比べ、イオン性不純物量が半分以下に減少した。中で
も、実施例3のイオン捕捉剤を2種混ぜ合わせるとことに
より、更に効果が上がる事が判った。
【0044】
【発明の効果】本発明により、不純物イオン濃度特にハ
ロゲンイオン濃度を低減することに成功したため、ハロ
ゲンイオン濃度に起因するとされる、耐湿信頼性試験
(プレッシャークッカーテスト(PCT)など)におい
て回路腐食による接合不良や絶縁不良を防ぐことがで
き、プリント配線板用材料として有効な樹脂組成物を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリプレグを用いた金属箔張積層板の
側断面図。
【図2】本発明のビルドアップ配線層を備えたプリント
配線板の側断面図。
【図3】従来のビルドアップ配線層を備えたプリント配
線板の側断面図。
【符号の説明】
1…ガラスクロス 2…銅箔(導体層) 3…スルホール用貫通孔 4…コアー材 5…絶縁樹脂層 6…バイア(ホール)用孔 7…(無電解めっきの)薄膜導体層 8…電解めっき層 9…ソルダーレジスト層 10…プリプレグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 1/03 H05K 1/03 610L 610Q 3/28 3/28 C 3/46 3/46 T Fターム(参考) 4F072 AA04 AA07 AB09 AB27 AB30 AD23 AD26 AD27 AD28 AE01 AF02 AF03 AF04 AF06 AG03 AL12 AL13 4J002 BD123 CC03X CC04X CD02W CD05W CD06W DE117 DE137 DE147 DE237 DE286 DF017 DJ007 DJ017 DJ037 DJ047 DJ057 FD013 FD017 FD206 GF00 GQ00 GQ01 GQ05 4J036 AA01 AD01 AD08 AF01 AF06 DC02 FA01 FA03 FA05 FB01 FB02 FB07 JA07 JA08 JA11 5E314 AA31 AA32 AA41 AA42 BB02 BB11 BB12 CC15 FF01 GG01 GG03 5E346 AA02 AA12 CC09 CC13 CC16 CC31 DD01 EE31 FF01 GG28 HH08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エポキシ樹脂、フェノール樹脂、及びイオ
    ン捕捉剤を0.05〜10wt%必須成分として、必要
    に応じて有機又は無機充填剤を0〜95wt%の割合で
    配合したことを特徴とするプリント配線板用熱硬化性樹
    脂組成物。
  2. 【請求項2】アミン系の硬化剤単独または、フェノール
    樹脂及びアミン系硬化剤との併用による硬化剤を含有す
    ることを特徴とする請求項1記載のプリント配線板用熱
    硬化性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のプリント配線板用熱
    硬化性樹脂組成物を基材に含浸させて得られるプリプレ
    グを1枚ないし複数枚重ね合わせ、加熱加圧により成形
    してなることを特徴とするプリント配線板用基板。
  4. 【請求項4】請求項1又は2記載のプリント配線板用熱
    硬化性樹脂組成物からなるビルドアップ樹脂を用いてビ
    ルドアッププリント配線板を製造することを特徴とする
    プリント配線板の製造方法。
  5. 【請求項5】請求項1又は2記載のプリント配線板用熱
    硬化性樹脂組成物からなるソルダーレジストを用いてビ
    ルドアッププリント配線板を製造することを特徴とする
    プリント配線板の製造方法。
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