JP2003025603A - インクタンク - Google Patents

インクタンク

Info

Publication number
JP2003025603A
JP2003025603A JP2002117523A JP2002117523A JP2003025603A JP 2003025603 A JP2003025603 A JP 2003025603A JP 2002117523 A JP2002117523 A JP 2002117523A JP 2002117523 A JP2002117523 A JP 2002117523A JP 2003025603 A JP2003025603 A JP 2003025603A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
rib
ink tank
absorber
ink absorber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002117523A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3667295B2 (ja
Inventor
Kenji Kitahata
健二 北畠
亘 ▲高▼橋
Wataru Takahashi
Yasuo Kotaki
小瀧  靖夫
Koki Hayashi
弘毅 林
Keisuke Matsuo
圭介 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002117523A priority Critical patent/JP3667295B2/ja
Priority to US10/134,542 priority patent/US6827431B2/en
Priority to EP02010347A priority patent/EP1256452A1/en
Priority to KR1020020025438A priority patent/KR20020086256A/ko
Priority to CNB021192391A priority patent/CN1193885C/zh
Publication of JP2003025603A publication Critical patent/JP2003025603A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3667295B2 publication Critical patent/JP3667295B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17513Inner structure

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクタンクのインク使用効率を高め、イン
クの外部への漏れを防ぎ、リブの破損を防止する。 【解決手段】 筐体11に蓋部材12が接合された中空
のインクタンク内の収容部4に、繊維材の積層体からな
るインク吸収体20が収容される。蓋部材12には、収
容部4内へ突出するリブ1が設けられている。リブ1
は、インク吸収体20の繊維の積層面に対して斜めに配
置された第1方向リブ6と、第1方向リブ6と直交に交
差する第2方向リブ7とからなる。第1方向リブ6と第
2方向リブ7に囲まれる位置に、大気連通口2が形成さ
れ、大気連通口2を囲むように収容部4内へ突出する連
通口ガイド3が設けられている。リブ1は連通口ガイド
3よりも高さが高い。リブ1はインク吸収体20を、め
り込むことなく押圧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置に用いられるインクタンクに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、いわゆるノ
ンインパクト方式の記録装置であり、高速記録や様々な
記録媒体への記録が可能であって、記録時の騒音がほと
んど生じないなどの利点を有しており、広く普及してい
る。このようなインクジェット記録装置は、微小なノズ
ルから微小なインク滴を吐出させて記録媒体に記録を行
うものであり、一般に、インク滴を吐出するためのノズ
ルを有するインクジェットヘッドと、インクジェットヘ
ッドに供給するインクを保持するインクタンクとを有し
ている。
【0003】このインクジェット記録装置に用いられる
従来のインクタンクは、インクタンクからインクジェッ
トヘッドへのインク供給を良好にするために、インクの
圧力を調整する構成となっている。例えば、インクタン
ク内にインク吸収体が収容された構成のものがある。内
部にインク吸収体が収容されたインクタンクを用いる場
合、インクジェットヘッドのインク吐出口とインクタン
ク内のインクの液面との水頭差を考慮した上で、インク
吸収体が常に負圧状態に保たれることにより、インクジ
ェットヘッド内のインクがインク吐出口から垂れ落ちる
ことなく保持される。インクに吐出エネルギーが付与さ
れた際には、インクがインクジェットヘッド外に流出し
過ぎることを防ぎ、インクジェットヘッドから適量のイ
ンクのみが吐出されるように制御される。また、インク
ジェットヘッドからインクが吐出された後は、インク吸
収体に保持されているインクがインクジェットヘッドへ
送られるが、インクタンクからインクジェットヘッドに
際限なく連続的にインクが流入し続けないように、イン
ク吸収体による負圧によってインクは適度にインク吸収
体に引き寄せられている。このように、インク吸収体を
用いることによって、インクタンクおよびインクジェッ
トヘッド内のインクに加わる圧力が調整される。
【0004】図9は、従来のインクタンクの断面を示す
斜視図である。図9に示されるように、インク吸収体1
20が、インクタンク110内の収容部に収容されてい
る。インク吸収体120は、ウレタンスポンジなどの発
泡体から形成されている。また、インクタンク110の
収容部の壁面には、その壁面から垂直に突設された複数
のリブ101が形成されている。複数のリブ101の先
端がインク吸収体120と当接して、リブ101が形成
された壁面とインク吸収体120との間に、通気路15
0となる空間が確保されている。これにより、確保され
た通気路150を通してインクタンク110の収容部に
空気が均等に送り込まれ、インク吸収体120によって
保持されたインクを効率よく使用することができる。ま
た、リブ101がインク吸収体120に当接することに
より、インク吸収体120が圧縮されて適切な負圧状態
となっている。
【0005】図9に示すように、従来のインクタンク1
10内に収容されるインク吸収体120は、ウレタンス
ポンジなどの発泡体が利用されている場合が多い。しか
し、使用されるインクの性質によっては長期保存状態な
どの状況で、ウレタンスポンジなどの発泡体がインクと
化学反応し、インクの収納体として必ずしも使用に適さ
ない場合がある。そこで、最近では、ウレタンスポンジ
などの発泡体の代わりに、インク保存適性が好適な材質
からなる繊維積層体が、インク吸収体として用いられる
ことがある。
【0006】図10は、ウレタンスポンジなどの発泡体
の代わりに、繊維の積層体を熱成形して形成されたシー
ト状繊維体を複数積層して構成された繊維インク吸収体
121(以下、インク吸収体と略記する)を収容したイ
ンクタンク110を示す斜視図である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図10に示されている
インクタンク110の壁面には、図9で示したと同様な
リブ101が設けられている。すなわち、インク吸収体
121の繊維の積層面に平行な方向に延びるリブ101
が設けられている。このような場合、リブ101がイン
ク吸収体121の繊維の積層面に平行であるため、それ
ぞれのリブ101が、図10に示されるように、インク
吸収体121の積層された繊維材の間に差し込まれるよ
うに進入して埋没しやすい。このような状態になると、
インクタンク110の収容部内に十分な通気路が確保さ
れず、インクタンク110の収容部内に空気が均等に送
り込まれなくなる。また、インク吸収体121のリブ1
01との圧接状態が確保されにくく、所定の負圧を生じ
にくいなど、結果としてインクタンク110のインク使
用効率の低下を招く状態になりやすい。
【0008】一方、図11は、図10に示すインクタン
クと比較して、リブ101の方向を90度回転させた、
あるいは繊維の積層配列方向を90度回転させた状態の
インクタンク110を示す斜視図である。すなわち、図
11に示されるインクタンク110の収容部の壁面に
は、インク吸収体121の繊維の積層面に対して交差す
る方向のリブ101が形成されている。
【0009】このような構成では、図10に示したよう
なリブ101がインク吸収体121の繊維の積層面に沿
って差し込まれるように進入することはないので、通気
路150は確保される。しかし、インク吸収体121は
リブ101とリブ101の間で盛り上がる傾向にあり、
インク吸収体121の盛り上がる部分が収容部の壁面に
近接することになる。この場合、インク吸収体121の
一部が、壁面に突設して形成され通気路150と連通す
るインクタンク内部を大気と連通させるための大気連通
口102の内部開口に近接することになり、外的振動、
環境変化、等のさまざまな要因によって、インク吸収体
121に保持されたインクが近接する大気連通口102
からインクタンク110の外部に漏れるおそれがある。
【0010】また、通気路150は、インクタンク11
0が温度や圧力の変化等の環境変化を受けたときにイン
ク吸収体121から漏出するインクを一時的に保持し
て、即座にはインクタンク110の外部に漏らさないた
めのバッファ空間としても作用する。しかし、リブ10
1とリブ101の間でインク吸収体121が盛り上がる
ことによりバッファ空間の体積が減少し、バッファ空間
としての作用が不十分になって、大気連通口102から
インク漏れを起こし易くなるということも生じる可能性
がある。
【0011】加えて、インク吸収体121の端部(イン
クタンクの側面との接触部近傍)はリブ101の配置位
置によって、他の部分よりも大きく盛り上がる(跳ね上
がるというイメージ)ことになりインクタンク110の
上面に接触するような事態を招く可能性もあり、インク
漏れの一因になりかねない。そこでリブ101をインク
タンク110の側面に近い場所に設ける要求が高くな
る。
【0012】このようにさまざまな個所でインク吸収体
121の盛り上がりを抑制するようにリブ101を配置
すると、リブ101の間隔が狭くなってしまい、リブ1
01によって形成されたバッファ空間が結果として狭く
なってしまい、バッファ作用を十分に発揮させることが
できなくなってしまい、インク漏れの要因の1つになっ
てしまう可能性がある。また、バッファ空間を確保する
ためにインク吸収体121の専用容積を小さくする、あ
るいはタンク自体の容積を大きくするという対応をとる
ことも可能であるが、その対応は本末転倒である。
【0013】また、図9〜11に示すような従来のイン
クタンクにおいては、収容部の壁面から細長いリブ10
1が突出する形状であるため倒れやすく、特に補強構造
が設けられていないと、インクタンク110の製造時、
例えば超音波溶着などにより接合を行う工程において、
リブ101に応力が集中して、リブ101が破損するお
それがある。また、製造後においても、リブ101に対
して常に作用するインク吸収体の反力により、最悪の場
合リブ101が破損するおそれがある。
【0014】そこで本発明の目的は、上述した従来技術
の問題点に鑑み、インクタンクの収容部に収容されるイ
ンク吸収体として繊維を積層して成形されたものを用い
る場合に、リブがインク吸収体にめり込むことを抑制
し、収容部の通気路を確保し、かつ大気連通口とインク
吸収体の間隔(バッファ空間)を適正に保ち、インク使
用効率を高めるとともに、インクの漏れを防ぎ、さらに
リブの破損を防止するインク保存性やインク供給性(収
納効率と使用効率)に優れたインクタンクを提供するこ
とにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のインクタンク
は、繊維を積層して成形されたインク吸収体を収容する
収容部を有し、収容部内に突出するリブが形成されてい
るインクタンクにおいて、リブは、インク吸収体の繊維
積層面に平行な方向に対して斜めに延びる第1方向リブ
と、第1方向リブと交差する第2方向リブとを含むこと
を特徴とする。
【0016】リブが形成されている壁面に、収容部内に
空気を供給するための大気連通口を有していてもよい。
そして、大気連通口の周囲に、壁面から突出するガイド
を有することが好ましい。さらにこの場合、リブの高さ
はガイドの高さよりも高いことが好ましい。
【0017】インク吸収体は、ポリプロピレンまたはポ
リエチレンからなることが好ましい。
【0018】また、本発明のインクタンクは、インクジ
ェットヘッドに対して着脱可能に構成され、インクジェ
ットヘッドに対して供給されるインクを貯留するインク
タンクにおいて、繊維材を積層して構成されたインク吸
収体と、該インク吸収体を収容する収容部と、インクタ
ンク内を大気に連通させる大気連通部と、インクジェッ
トヘッドと連結され、インクを供給するインク供給口
と、を備え、前記大気連通部が配された側面に対して、
前記インク吸収体の繊維材の積層方向に対して斜めに横
切る第1方向リブと、前記第1方向リブと交差し前記イ
ンク吸収体の繊維材の積層方向に対して斜めに横切る第
2方向リブとを含む前記収容部内に突出するリブを有す
ることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0020】図1に、本発明の一実施形態のインクタン
クの分解図が示されている。このインクタンクは、筐体
11に蓋部材12が取り付けられて中空のインクタンク
ケース10が構成され、このインクタンクケース10の
内部に、インク吸収体20を収容する収容部4が形成さ
れている。インク吸収体20は繊維材を積層して成形さ
れたものである。図1では、インク吸収体20をインク
タンクケース10の外部に取り出した状態が示されてい
る。インク吸収体20はインクタンクケース10よりも
やや大きな外形で、インク吸収体20は圧縮された状態
でインクタンクケース10内に収納される。
【0021】ここで、繊維積層体について説明する。繊
維積層体は、繊維方向がほぼそろったウェブ(織物)が
積層されたものであり、カード機(不図示)あるいはク
ロスレイヤー機(不図示)等により、用途に応じて所定
の目付け量で作製され、所望の大きさに切り出されたも
のである。繊維のウェブは、積層面がインクタンクの使
用状態において重力方向と平行となるように積み重ねら
れている。図1を含め、以降の各図面には積層面を実線
で模式的に示している。ウェブ内の繊維方向は、ウェブ
を積み重ねていく方向に対して略垂直(図1では上下方
向に繊維の方向がほぼ揃った状態である。)である。本
実施形態では、上記のようにカード機あるいはクロスレ
イヤー機等で作製されたシート状の、ウェブの積層体
を、約1000mm×約1000mmの略正方形に切り
出して、インク吸収体20として用いられる繊維積層体
を形成した。ただし、繊維積層体中の繊維材の密度はほ
ぼ均一であることが望ましい。
【0022】本実施形態では、繊維積層体を構成する繊
維材として、ポリプロピレン(PP)からなる芯部と、
芯部を取り囲むポリエチレン(PE)からなる鞘部とか
ら構成される二重構造の芯鞘繊維を用いた。ポリプロピ
レンの融点は約180℃であり、ポリエチレンの融点は
約130℃である。従って、両者の融点差は約50℃で
ある。一般的には、繊維径が5μm〜50μm程度の繊
維材が使用され、本実施形態では約30μm(6デニー
ル)の繊維材を用いている。
【0023】インクタンクケース10の収容部4の一壁
面をなす、蓋部材12の内面には収容部4内に垂直に突
設されたリブ1が形成されている。このリブ1は、詳細
は後述するが、繊維積層体の積層方向に対して斜めに横
切る斜め方向の第1方向リブ6と、第1方向リブ6と実
質的に直交する第2方向リブ7とからなり、第1方向リ
ブ6と第2方向リブ7とが交差するように形成されてい
る。蓋部材12は、第1方向リブ6と第2方向リブ7と
に囲まれる位置に、大気連通口2が設けられている。大
気連通口2の内周縁には、大気連通口2を取り囲んで内
側へ突出する連通口ガイド3が設けられている。図2に
大気連通口近傍を断面で示すように、連通口ガイド3の
高さ(突設長さ)はリブ1の高さ(突設長さ)よりも低
い。
【0024】筐体11に蓋部材12が取り付けられて構
成されたインクタンクケース10内部の収容部4に、前
記した繊維積層体であるインク吸収体20が収容され
る。このインク吸収体20がインクを吸収保持すること
により、インクタンク内にインクが収納保持される。
【0025】インク吸収体20は、繊維材のウェブの端
面が並んでいる面にリブ1が圧接するように挿入されて
いる。本実施形態では、インク吸収体20のインクタン
クケース10への挿入前の密度は0.06g/cm3
0.1g/cm3であるが、インク吸収体20はインク
タンクケース10内に挿入されるとリブ1に押圧されて
圧縮され、挿入後の密度は0.08g/cm3〜0.1
5g/cm3である。
【0026】インク吸収体20と蓋部材12との間でリ
ブ1が存在する空間は、大気が流通可能な通気路5であ
る。通気路5は、インクの消費に応じて大気をインク吸
収体20の上面に良好に回りこませ、インクの消費状態
を安定にするとともに、インクタンクが温度や気圧の変
化等の環境変化を受けたときにインク吸収体20から漏
出するインクを一時的に保持するバッファ空間としても
作用する。
【0027】例えば、大気連通口2を鉛直下方に向けて
放置するような場合にも大気連通口2からインクが漏れ
ないように機能するバッファ空間は、リブ1が形成され
ている蓋部材12内壁面と連通口ガイド3の(突設)高
さとで規定される空間である。このバッファ空間を広く
するために連通口ガイド3の(突設)高さを高くする
と、インク吸収体20と連通口ガイド3の先端との間隔
が短くなるため、インク吸収体20から僅かに溢れ出た
インクが、近接する連通口ガイド3内に入り込み、大気
連通口2から外部へのインク漏れを引き起こす可能性が
ある。そのため、連通口ガイド3の(突設)高さをあま
り高くすることは好ましくない。また、インク吸収体2
0は、リブ1の間で盛り上がり、連通口ガイド3と接近
する。この盛り上がりを少なくするためには、リブ間隔
を狭めれば良いが、リブ1と連通口ガイド3の距離が近
くなり、リブ1と連通口ガイド3の間に生じるインクの
メニスカス力により、連通口ガイド3にインクを引き込
みやすくなるおそれがある。盛り上がりを効果的に抑え
るには、連通口ガイド3からなるべく等距離にリブを取
り囲むことがよい。しかし、インク吸収体が繊維積層体
の場合、取り囲んだリブ1が繊維積層方向に平行成分を
持っている場合、リブ1が繊維積層方向に突き刺さり、
平行成分のリブは、リブとしてのインク吸収体を押える
機能を発揮しない。
【0028】また、蓋部材12の内壁面にリブ1が存在
し、そのリブ1の体積分だけバッファ空間が小さくな
り、インク漏れに対するマージンが減少するため、リブ
1の体積(リブの総体積)はできる限り小さいことが望
ましい(例えば、リブの本数を少なくする対応やリブの
本数を多くする場合にはリブの厚さを薄くするなどの対
応が要求される)。また、リブ1のインク吸収体20と
の接触部分が大きいと、インク吸収体20のインク分布
にむらが生じるおそれがある。例えば、インク吸収体2
0は、インク吸収時に、リブ1との接触部分の近傍で
は、接触部分から離れた部分に比べて、インク吸収体が
他の領域より強く圧縮されることになるため、インクを
吸収しにくかったり、インク吸収体20が保持している
インクを消費する過程で、すなわち、接触部分の近傍で
は、接触部分から離れた部分に比べてインクの減り方が
遅かったりする可能性がある。したがって、インクの減
り方の偏りをなくしてインクの使用効率を高めるために
は、リブ1を小さくしてインク吸収体20との接触部分
を小さくすることが好ましい。
【0029】しかし、リブ1を小さくし過ぎると、例え
ば点で抑えるような状態になってしまい、インク吸収体
20に突き刺さるような状態となり、リブ1がインク吸
収体20の位置を規制する作用が低減し、インクタンク
の落下等の衝撃によってインク吸収体20が位置ずれす
る可能性がある。さらに、リブ1が小さすぎると、イン
ク吸収体20が変形し易くなり、インク吸収体20が蓋
部材12の内壁面に対し接近するように変形して、バッ
ファ空間が小さくなり、インク漏れに対してのマージン
が減少するおそれがある。
【0030】このような事情に鑑みて本発明者が鋭意検
討を重ねた結果、インク吸収体20の繊維積層面(ウェ
ブ積層面)に平行な方向に対して斜めに交わるようにリ
ブ1を配置すると、同じ大きさのリブ1を繊維積層面に
平行な方向に配置する場合に比較して、リブがインク吸
収体20に刺さるように進入したり、めり込んだりする
おそれが小さくなることが判った。また、繊維積層面に
垂直な方向のみで、リブを構成した場合、後述するよう
に、リブの剛性を確保しにくい。
【0031】そこで本実施形態では、リブ1は、インク
吸収体20の繊維積層面に平行な方向に対してなす角が
45度となるように配置されている。さらに、一方向に
延びるリブのみが蓋部材内壁面から突出している場合に
比較して、異なる方向に延びるリブが互いに交差する構
成であると交点を有していることにより、リブ1の剛性
が高くなる。本実施形態では、前記の通りインク吸収体
20の繊維積層面に平行な方向に対してなす角が45度
となるように配置されている第1方向リブ6と、第1方
向リブ6に対して直交する第2方向リブ7とが交差する
構成としている。これによって、細いリブ1であっても
高い剛性が確保され、インクタンクの製造時、例えば超
音波溶着などにより蓋部材12を筐体11に接合する工
程において、リブ1に応力が集中して破損することを防
止できる。さらに、前記した構成によりリブ1の高い剛
性が確保されているため、製造後においてリブ1に対し
てインク吸収体20から加わる反力によるリブ1の破損
を防止することができる。
【0032】また、インク吸収体20の端部(インクタ
ンクケース側面の近傍)が跳ね上がるような状態に対し
ても、クロスリブの構成では実際にインク吸収体20の
端部全体をリブで抑え込まなくても、例えば図1に示さ
れるようにクロスリブの端部が所定間隔で配置されるこ
とになり実質的にインク吸収体20の端部を確実に押さ
え込むことを可能にしている。このように、抑える必要
のある領域全体をリブで押さえ込まずに、クロスリブの
所定の部分で押さえる(図1では結果的に所定の間隔で
押さえる)ことができるため、リブの占める領域を減少
させることができ、バッファ空間を大きくする効果も得
られる。
【0033】このように本実施形態のインクタンクは、
リブ1がインク吸収体20に刺さるように進入したり、
めり込んだりすることを抑制し、バッファ空間の体積を
減少させることがない。そして、リブがインク吸収体を
適切に押圧してインクタンク内の圧力調整の精度を高め
る。また、インク使用効率を高めることができる。しか
も、リブ1が細長い形状であっても、インクタンクに落
下などによる衝撃が加えられた場合のインク吸収体20
の位置ずれが防止でき、かつリブ1の破損が防止でき
る。
【0034】なお、本発明に係るリブの構成は、強度が
向上する観点から交点を有する構成が好ましいことは上
述した通りであるが、交点部分を取り除いた構成も本発
明の構成に含まれるものである。交点部分を除くことで
リブによって隔てられていた隣接したバッファ空間が連
通することになり、バッファ空間としての機能が一層向
上するとともに、空気が良好に行き渡るためインク供給
性向上もはかれる。交点部分を取り除いたリブの構成で
あってもリブの長さがあまり長くないため倒れの問題は
ほとんどなく強度の面では遜色ない。
【0035】次に、前記した本実施形態のインクタンク
を、インクジェット記録装置用のインクジェットカート
リッジに装着した例について、図3〜8を参照して説明
する。
【0036】図3は、本実施形態のインクタンクが装着
されたインクジェットカートリッジの正面図である。図
3に示すように、インクジェットカートリッジ30は、
インクを吐出するインクジェットヘッド32が一体に設
けられたホルダ31と、このホルダ31に着脱自在に保
持されるブラックインクタンク10Bおよびカラーイン
クタンク10Aとを有する。ブラックインクタンク10
Bおよびカラーインクタンク10Aは、前記した構成の
本発明に係るインクタンクである。これらは、それぞれ
インクジェットヘッド32に供給するインクを収容する
ものであり、ブラックインクタンク10Bはブラック
(B)のインクを収容し、カラーインクタンク10A
は、イエロー(Y)、シアン(C)、およびマゼンタ
(M)の3色のインクを収容している。
【0037】インクジェットヘッド32は、使用状態に
おいてホルダ31の底部に位置しており、ブラックイン
クタンク10Bおよびカラーインクタンク10Aから供
給される各色のインクに対応した複数の吐出口群(不図
示)を有する。ホルダ31の、ブラックインクタンク1
0Bとの接続部およびカラーインクタンク10Aとの接
続部には、それぞれインクの色に対応した複数のインク
受入管(不図示)が突出して設けられている。各インク
受入管は、それぞれインク供給路(不図示)を介して、
対応する吐出口群と接続されている。
【0038】ホルダ31にブラックインクタンク10B
を装着することで、ブラックインクタンク10B内のブ
ラックインクは、ブラックインク用のインク受入管およ
びインク供給路を経由して、ブラックインク用の吐出口
群へ供給される。同様に、ホルダ31にカラーインクタ
ンク10Aを装着することで、カラーインクタンク10
A内の各色のインクは、それぞれ対応する色用のインク
受入管およびインク供給路を経由して、対応する色用の
吐出口群へ供給される。
【0039】各インク受入管の先端には、インク受入管
の中に異物が侵入するのを防止するためにそれぞれフィ
ルタ(不図示)が取り付けられている。
【0040】ここで、ブラックインクタンク10Bにつ
いて、図4〜6を参照して説明する。図4は、図3に示
すブラックインクタンク10Bを示す図であり、(a)
はその上面図、(b)は一部を破断した側面図、(c)
は底面図である。なお、図4(a)では、蓋部材および
インク吸収体を取り除いた状態で示している。図5は、
このブラックインクタンク10Bの分解斜視図であり、
図6は、このブラックインクタンク10Bの蓋部材の内
壁部の平面図である。
【0041】ブラックインクタンク10Bは、ブラック
インク用の収容部4Bを構成する、上端が開口部となっ
た筐体11Bと、筐体11Bの開口部を塞ぐ、大気連通
口2B(図5,6参照)が形成された蓋部材12Bと、
蓋部材12Bの大気連通口2Bを覆って取り付けられ、
大気連通口2Bからのインク漏れが外部へ至らないよう
にするためのバッファ用の空間が内部に設けられた上部
部材13Bとを有する。上部部材13Bには、蓋部材1
2Bの大気連通口2Bとは異なる位置に大気開放口(不
図示)が形成されるとともに、ホルダ31(図3参照)
への着脱を行う際に利用される摘み部16Bが設けられ
ている。
【0042】筐体11Bの底部には、ブラックインクタ
ンク10Bをホルダ31に装着した際にホルダ31のブ
ラックインク用のインク受入管と対向する位置に、イン
ク供給口14Bが形成されている。インク供給口14B
の周囲には、ブラックインクタンク10Bからインク受
入管を通じて供給されるインクがホルダ31内へ漏れる
のを防止するためのフランジ15Bが形成されている。
【0043】収容部4B内には、ブラックインクを含浸
保持するインク吸収体20Bが装填されている。また、
インク吸収体20Bとブラックインクタンク10Bの底
壁との間には、インク吸収体20Bに密着し、かつイン
ク供給口14Bを内側から塞ぐインク導出部材19Bが
設けられている。インク導出部材19Bも、インク吸収
体20Bと同様にインクを含浸保持するものである。た
だし、インク導出部材19Bのインク保持力はインク吸
収体20Bのインク保持力よりも高くなっている。これ
によって、インク吸収体20Bに保持されているインク
がインク導出部材19Bに効果的に導かれ、インク吸収
体20Bに保持されたインクの消費効率が向上する。
【0044】ブラックインクタンク10Bをホルダ31
に装着することで、インク受入管はインク供給口14B
内のインク導出部材19Bに当接し、インク導出部材1
9Bに保持されているインクが、ブラックインク用のイ
ンク受入管およびインク供給路を経てインクジェットヘ
ッド32の吐出口群に供給される。
【0045】図4,5には詳述されていないが、このブ
ラックインクタンク10Bのインク吸収体20Bは、図
1,2に示されているインク吸収体20と同様に、ポリ
プロピレンやポリエチレンの繊維材のウェブ(織物)が
積層された繊維積層体である。
【0046】このブラックインクタンク10Bの蓋部材
12Bは、図5,6に示すように、前記した図1,2に
示す蓋部材12と同様に、内壁部から収容部4B内へ向
けて垂直に突出するリブ1Bを有している。このリブ1
Bは、互いに交差する第1方向リブ6Bと第2方向リブ
7Bとからなる。第1方向リブ6Bは、インク吸収体2
0Bの繊維積層面に平行な方向に対してなす角が45度
となるように配置されており、第2方向リブ7Bは、第
1方向リブ6Bと直交するように配置されている。ま
た、蓋部材12Bの、第1方向リブ6Bと第2方向リブ
7Bとに囲まれる位置に、大気連通口2Bが設けられて
いる。大気連通口2Bの内周縁には、大気連通口2Bを
取り囲んで内側へ突出する連通口ガイド3Bが設けられ
ている。連通口ガイド3Bの高さはリブ1Bの高さより
も低い。
【0047】次に、カラーインクタンク10Aについて
図7,8を参照して説明する。図7は、図3に示すカラ
ーインクタンク10Aを示す図であり、(a)はその上
面図、(b)は一部を破断した側面図、(c)は底面図
である。なお、図7(a)では、蓋部材およびインク吸
収体を取り除いた状態で示している。図8は、このカラ
ーインクタンク10Aの分解斜視図である。
【0048】カラーインクタンク10Aも、基本的には
ブラックインクタンク10Bと同様の構成であり、イン
クを収容する筐体11Aと、大気連通口2Y,2C,2
M(図8参照)が形成された蓋部材12Aと、蓋部材1
2Aに取り付けられた上部部材13Aとを有する。
【0049】筐体11Aの内部は、平面視略T字状に配
置された仕切壁21a,21bにより、ホルダ31のイ
ンク受入管の位置に対応した3つの領域に区画されてい
る。これら3つの領域は、それぞれイエローインク用の
収容部4Y、シアンインク用の収容部4C、およびマゼ
ンタインク用の収容部4Mとなっている。蓋部材12A
の大気連通口2Y,2C,2Mは、これら各収容部4
Y,4C,4Mにそれぞれ設けられている。
【0050】筐体11Aの底部には、カラーインクタン
ク10Aがホルダ31に装着された際にカラーインク用
の各インク受入管に対向する位置に、インク供給口14
Y,14C,14Mが形成されており、また、それらの
周囲にはインク漏れ防止用のフランジ15Y,15C,
15Mが形成されている。
【0051】また、各収容部4Y,4C,4Mの内部に
は、所定の色のインクを含浸保持するインク吸収体20
Y,20C,20M(インク吸収体20Yは上面のみ概
略的に図示)およびインク導出部材(不図示)が設けら
れているが、これらの構成および各収容部4Y,4C,
4Mからのインクの供給動作はブラックインクタンク1
0Bと同様である。
【0052】カラーインクタンク10Aのインク吸収体
20Y,20C,20Mは、図1,2に示されているイ
ンク吸収体20および図4,5に示されているブラック
インクタンク10Bのインク吸収体10Bと同様に、ポ
リプロピレンやポリエチレンの繊維材のウェブ(織物)
が積層された繊維積層体である。そして、カラーインク
タンク10Aの蓋部材12Aは、前記した図1,2,
5,6に示されている蓋部材12,12Bと同様に、内
壁部から収容部内へ向けて垂直に突出するリブ1Y,1
C,1Mを有している。このリブ1Y,1C,1Mは、
インク吸収体20Y,20C,20Mの繊維積層面に平
行な方向に対してなす角が45度である第1方向リブ6
Y,6C,6Mと、第1方向リブ6Y,6C,6Mとそ
れぞれ直交して交差する第2方向リブ7Y,7C,7M
とからなる。第1方向リブ6Y,6C,6Mと第2方向
リブ7Y,7C,7Mにそれぞれ囲まれる位置に、大気
連通口2Y,2C,2Mと、この大気連通口2Y,2
C,2Mを取り囲んで内側へ突出する連通口ガイド3
Y,3C,3Mとがそれぞれ設けられており、連通口ガ
イド3Y,3C,3Mの高さはリブ1Y,1C,1Mの
高さよりも低い。
【0053】
【発明の効果】本発明によると、リブがインク吸収体に
埋没することを抑制し、インクタンクの収容部に通気路
を確保してインク吸収体へ均等に空気を送りむことがで
きる。また、リブによるインク吸収体の押圧が確実にな
り、インク吸収体を所望の負圧状態に保つことができ、
インクタンク内の圧力調整精度が向上する。そして、イ
ンク使用効率を高めることができる。
【0054】さらに、大気連通口とインク吸収体との間
隔を適正距離に保つことができ、かつ所望の体積のバッ
ファ空間を確保できるので、インクのインクタンク外部
への漏れを防止できる。
【0055】また、リブは細長い形状で小面積であるに
もかかわらず剛性が高く、リブの破損が防止できるとと
もに、インク吸収体の位置ずれを抑制できる。
【0056】さらに、抑える必要のある領域全体をリブ
で押さえ込まずに、クロスリブの所定の部分(実質的に
点で押さえる状態に近似した状態)で押さえることがで
きるため、リブの占める領域を減少させることができ、
バッファ空間を大きくする効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のインクタンクの分解斜視
図である。
【図2】図1に示すインクタンクの要部拡大断面図であ
る。
【図3】本発明のインクタンクを装着したインクジェッ
トカートリッジの正面図である。
【図4】(a)は図3に示すインクジェットカートリッ
ジのブラックインクタンクの上面図、(b)はその側面
図、(c)はその底面図である。
【図5】図4に示すブラックインクタンクの分解斜視図
である。
【図6】図4に示すブラックインクタンクの蓋部材の拡
大平面図である。
【図7】(a)は図3に示すインクジェットカートリッ
ジのカラーインクタンクの上面図、(b)はその側面
図、(c)はその底面図である。
【図8】図7に示すカラーインクタンクの分解斜視図で
ある。
【図9】従来のインクタンクの一部切欠斜視図である。
【図10】従来のインクタンクの他の例の一部切欠斜視
図である。
【図11】従来のインクタンクのさらに他の例の一部切
欠斜視図である。
【符号の説明】
1,1B,1Y,1C,1M リブ 2,2B,2Y,2C,2M 大気連通口 3,3B,3Y,3C,3M 連通口ガイド 4,4B,4Y,4C,4M 収容部 5 通気路 6,6B,6Y,6C,6M 第1方向リブ 7,7B,7Y,7C,7M 第2方向リブ 10 インクタンクケース 10A カラーインクタンク 10B ブラックインクタンク 11,11A,11B 筐体 12,12A,12B 蓋部材 13A,13B 上部部材 14B,14Y,14C,14M インク供給口 15B,15Y,15C,15M フランジ 16B 摘み部 19B インク導出部材 20B,20Y,20C,20M インク吸収体 30 インクジェットカートリッジ 31 ホルダ 32 インクジェットヘッド
フロントページの続き (72)発明者 小瀧 靖夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 林 弘毅 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 松尾 圭介 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA26 KC01 KC12 KC16 KC21 KC30

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維材を積層して形成されたインク吸収
    体を収容する収容部と、前記収容部内に突出するリブと
    を有するインクタンクにおいて、 前記リブは、前記インク吸収体の繊維積層面に平行な方
    向に対して斜めに延びる第1方向リブと、前記第1方向
    リブと交差する第2方向リブとを含むことを特徴とする
    インクタンク。
  2. 【請求項2】 前記リブが形成されている壁面に、前記
    収容部内に空気を供給するための大気連通口を有する、
    請求項1に記載のインクタンク。
  3. 【請求項3】 前記大気連通口の周囲に、前記壁面から
    突出するガイドを有する、請求項2に記載のインクタン
    ク。
  4. 【請求項4】 前記リブの高さは前記ガイドの高さより
    も高い、請求項3に記載のインクタンク。
  5. 【請求項5】 前記インク吸収体はポリプロピレンから
    なる、請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクタン
    ク。
  6. 【請求項6】 前記インク吸収体はポリエチレンからな
    る、請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクタン
    ク。
  7. 【請求項7】 インクジェットヘッドに対して着脱可能
    に構成され、インクジェットヘッドに対して供給される
    インクを貯留するインクタンクにおいて、 繊維材を積層して構成されたインク吸収体と、 該インク吸収体を収容する収容部と、 インクタンク内を大気に連通させる大気連通部と、 インクジェットヘッドと連結され、インクを供給するイ
    ンク供給口と、 を備え、 前記大気連通部が配された側面に対して、前記インク吸
    収体の繊維材の積層方向に対して斜めに横切る第1方向
    リブと、前記第1方向リブと交差し前記インク吸収体の
    繊維材の積層方向に対して斜めに横切る第2方向リブと
    を含む前記収容部内に突出するリブを有することを特徴
    とするインクタンク。
  8. 【請求項8】 前記大気連通口の周囲に、前記壁面から
    突出するガイドを有する、請求項7に記載のインクタン
    ク。
  9. 【請求項9】 前記リブの高さは前記ガイドの高さより
    も高い、請求項8に記載のインクタンク。
  10. 【請求項10】 前記インク供給口は、前記大気連通部
    が設けられた面と対向した面に配されていることを特徴
    とする請求項7に記載のインクタンク。
  11. 【請求項11】 前記第1方向リブと前記第2方向リブ
    との交点相当部分が削除されている事を特徴とする請求
    項7に記載のインクタンク。
JP2002117523A 2001-05-10 2002-04-19 インクタンク Expired - Fee Related JP3667295B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002117523A JP3667295B2 (ja) 2001-05-10 2002-04-19 インクタンク
US10/134,542 US6827431B2 (en) 2001-05-10 2002-04-30 Ink tank
EP02010347A EP1256452A1 (en) 2001-05-10 2002-05-07 Ink tank
KR1020020025438A KR20020086256A (ko) 2001-05-10 2002-05-09 잉크 탱크
CNB021192391A CN1193885C (zh) 2001-05-10 2002-05-10 墨水盒

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-139974 2001-05-10
JP2001139974 2001-05-10
JP2002117523A JP3667295B2 (ja) 2001-05-10 2002-04-19 インクタンク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003025603A true JP2003025603A (ja) 2003-01-29
JP3667295B2 JP3667295B2 (ja) 2005-07-06

Family

ID=26614887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002117523A Expired - Fee Related JP3667295B2 (ja) 2001-05-10 2002-04-19 インクタンク

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6827431B2 (ja)
EP (1) EP1256452A1 (ja)
JP (1) JP3667295B2 (ja)
KR (1) KR20020086256A (ja)
CN (1) CN1193885C (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007268888A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Brother Ind Ltd インクリフィルユニット
CN100360313C (zh) * 2004-07-09 2008-01-09 佳能株式会社 喷墨记录用处理盒及其制造方法
JP2017081084A (ja) * 2015-10-30 2017-05-18 キヤノン株式会社 液体吐出装置及びヘッド

Families Citing this family (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7888275B2 (en) * 2005-01-21 2011-02-15 Filtrona Porous Technologies Corp. Porous composite materials comprising a plurality of bonded fiber component structures
US7134747B2 (en) * 2002-09-30 2006-11-14 Canon Kabushiki Kaisha Ink container, recording head and recording device using same
US7278701B2 (en) * 2003-07-30 2007-10-09 Lexmark International, Inc. Method of informing a user of an imaging apparatus of an event via a print fade
JP4389522B2 (ja) 2003-08-26 2009-12-24 ブラザー工業株式会社 インクカートリッジ
CN100421955C (zh) * 2006-01-26 2008-10-01 研能科技股份有限公司 墨水匣结构
US8011768B2 (en) * 2006-08-23 2011-09-06 Canon Kabushiki Kaisha Ink tank
JP5031506B2 (ja) * 2007-10-12 2012-09-19 キヤノン株式会社 インクタンクおよび記録装置
JP5838572B2 (ja) * 2011-03-17 2016-01-06 セイコーエプソン株式会社 プリンター
US9061513B2 (en) * 2011-10-14 2015-06-23 Palo Alto Research Center Incorporated Ink reservoir containing structure
US8905528B2 (en) * 2012-07-24 2014-12-09 Eastman Kodak Company Ink tank with a compliant wick
JP2015044390A (ja) * 2013-08-29 2015-03-12 キヤノン株式会社 液体収容容器の製造方法
WO2015041365A1 (ja) 2013-09-18 2015-03-26 キヤノン株式会社 インクカートリッジおよびインクジェットプリンタ
DE112014004288T5 (de) 2013-09-18 2016-06-09 Canon Kabushiki Kaisha Tintenkartusche und Tintenstrahldrucker
CA2983883C (en) * 2015-05-28 2023-09-19 Sicpa Holding Sa Ink reservoir with back pressure system
US9987849B2 (en) 2015-08-21 2018-06-05 Canon Kabushiki Kaisha Liquid ejecting device
JP6308989B2 (ja) 2015-09-30 2018-04-11 キヤノン株式会社 液体収納容器及び液体吐出装置
JP6700719B2 (ja) 2015-10-30 2020-05-27 キヤノン株式会社 液体吐出装置及びヘッド
JP6611564B2 (ja) 2015-10-30 2019-11-27 キヤノン株式会社 液体収納ボトルおよび液体収納ボトルのパッケージ
JP2017081083A (ja) 2015-10-30 2017-05-18 キヤノン株式会社 液体吐出装置、ヘッド及び液体充填方法
JP6723729B2 (ja) 2015-11-17 2020-07-15 キヤノン株式会社 液体収容容器および液体収容容器の製造方法
JP6624905B2 (ja) 2015-11-26 2019-12-25 キヤノン株式会社 液体容器および液体残量検出装置
US10391776B2 (en) 2015-11-30 2019-08-27 Canon Kabushiki Kaisha Liquid storage container and printing apparatus
WO2019074132A1 (en) 2017-10-13 2019-04-18 Canon Kabushiki Kaisha ITEM COMPRISING PASTILLE ELECTRODE, INK CARTRIDGE, RECORDING APPARATUS
JP7267708B2 (ja) 2017-10-13 2023-05-02 キヤノン株式会社 パッド電極を有する部材、インクカートリッジ、記録装置
JP7154919B2 (ja) 2018-09-28 2022-10-18 キヤノン株式会社 インクカートリッジ
JP7224830B2 (ja) 2018-09-28 2023-02-20 キヤノン株式会社 パッド電極を有する部材、インクカートリッジ、記録装置
JP7242231B2 (ja) 2018-09-28 2023-03-20 キヤノン株式会社 パッド電極を有する部材、記録装置
JP2021151724A (ja) 2020-03-24 2021-09-30 キヤノン株式会社 液体供給装置、液体貯留タンク、カートリッジ、及び液体吐出装置
JP2021154605A (ja) 2020-03-27 2021-10-07 キヤノン株式会社 液体吐出装置
JP2021183400A (ja) 2020-05-22 2021-12-02 キヤノン株式会社 液体カートリッジおよび液体吐出装置
JP2022054843A (ja) 2020-09-28 2022-04-07 キヤノン株式会社 液体容器および液体吐出装置

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5182581A (en) * 1988-07-26 1993-01-26 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet recording unit having an ink tank section containing porous material and a recording head section
JP3244806B2 (ja) * 1992-10-20 2002-01-07 キヤノン株式会社 インクジェットカートリッジ
CA2272165C (en) 1992-07-31 2003-10-14 Canon Kabushiki Kaisha Liquid storing container for recording apparatus
US5657065A (en) * 1994-01-03 1997-08-12 Xerox Corporation Porous medium for ink delivery systems
JPH0890783A (ja) 1994-09-21 1996-04-09 Canon Inc インクタンクおよび該インクタンクを用いたインクジェットプリント装置
US5953030A (en) * 1995-04-24 1999-09-14 Canon Kabushiki Kaisha Ink container with improved air venting structure
JPH08336982A (ja) * 1995-06-14 1996-12-24 Canon Inc インクタンク及び該インクタンクの加工方法
JP3227388B2 (ja) 1995-08-02 2001-11-12 キヤノン株式会社 インク吸収体、該インク吸収体を用いたインクタンク、該インクタンクとインクジェット記録ヘッドとを一体化したインクジェットカートリッジ、インクタンクの製造方法、及び該インクタンクに用いられる繊維塊
JP3120723B2 (ja) * 1996-03-13 2000-12-25 松下電器産業株式会社 トナー容器及びこれを用いた複写機
TW344341U (en) * 1996-07-05 1998-11-01 Seiko Epson Corp Ink cartridge and loading mechanism for the ink cartridge
US6068371A (en) * 1997-09-22 2000-05-30 Owens-Illinois Closure Inc. Liquid containment and dispensing device with improved position indicating indicia
JPH11138836A (ja) 1997-11-10 1999-05-25 Canon Inc インクカートリッジ
SG95595A1 (en) * 1998-05-13 2003-04-23 Seiko Epson Corp Ink cartridge for ink-jet printing apparatus
JP4208343B2 (ja) 1998-05-29 2009-01-14 キヤノン株式会社 インク接液部材、インク吸収体、インクタンク及びインクジェットカートリッジ
JP3331976B2 (ja) * 1998-07-30 2002-10-07 カシオ計算機株式会社 インクカートリッジ
US6293663B1 (en) 1998-10-27 2001-09-25 Canon Kabushiki Kaisha Ink tank
JP3656725B2 (ja) * 1999-10-29 2005-06-08 セイコーエプソン株式会社 インクジェット記録装置用インクカートリッジ
ES2259966T3 (es) 1999-10-29 2006-11-01 Seiko Epson Corporation Cartucho de tinta para suministrar tinta a un cabezal de registro.

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100360313C (zh) * 2004-07-09 2008-01-09 佳能株式会社 喷墨记录用处理盒及其制造方法
US7396118B2 (en) 2004-07-09 2008-07-08 Canon Kabushiki Kaisha Cartridge for ink jet recording and method for producing the same
US8020978B2 (en) 2004-07-09 2011-09-20 Canon Kabushiki Kaisha Cartridge for ink jet recording and method for producing the same
JP2007268888A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Brother Ind Ltd インクリフィルユニット
JP4518038B2 (ja) * 2006-03-31 2010-08-04 ブラザー工業株式会社 インクリフィルユニット
JP2017081084A (ja) * 2015-10-30 2017-05-18 キヤノン株式会社 液体吐出装置及びヘッド

Also Published As

Publication number Publication date
US6827431B2 (en) 2004-12-07
US20020167575A1 (en) 2002-11-14
KR20020086256A (ko) 2002-11-18
JP3667295B2 (ja) 2005-07-06
EP1256452A1 (en) 2002-11-13
CN1193885C (zh) 2005-03-23
CN1385309A (zh) 2002-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3667295B2 (ja) インクタンク
JP3667296B2 (ja) インクタンク
US5182581A (en) Ink jet recording unit having an ink tank section containing porous material and a recording head section
KR100235158B1 (ko) 잉크 제트 기록 장치용 액체 용기
JP3566708B2 (ja) 液体収納容器および液体供給システム
JP4137010B2 (ja) インクジェット記録装置に用いる液体収納容器
JPH07125232A (ja) インクジェット用カートリッジ及びインクジェットヘッドとプリンタ及びインクジェット用カートリッジの製造方法
JP2006199037A (ja) 交換式インク供給源
US8480217B2 (en) Ink jet cartridge having an ink container comprising two porous materials
JP3183146B2 (ja) インクタンクおよび記録装置
JP3728053B2 (ja) 吐出用液体収容容器
JPH0820115A (ja) インクタンク、該タンクを用いたインクジェットヘッドおよびインクジェット装置
JP4666805B2 (ja) インクタンク
JP3347563B2 (ja) インクタンク
JP2009090542A (ja) インクジェット記録カートリッジ
JPH0760985A (ja) インクジェット用カートリッジおよび一体型カートリッジ
JP3209992B2 (ja) インク供給容器ならびにインクジェット記録ヘッド
JPH0825644A (ja) インクタンクおよび該タンクを用いたインクジェット装置
JP3258311B2 (ja) インクタンクおよびインクジェット装置
JP4018556B2 (ja) インクタンク
JPH111002A (ja) インクジェットカートリッジ
JP4579446B2 (ja) 液体収納容器
JP2023163664A (ja) 容器
JPH06126976A (ja) インクジェットカートリッジ
JPH09277549A (ja) インクカートリッジ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050309

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050405

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3667295

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090415

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090415

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100415

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110415

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130415

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130415

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees