JP3566708B2 - 液体収納容器および液体供給システム - Google Patents

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    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
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    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17513Inner structure

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット記録装置に装着されるインクタンクとして好適に用いられ、外部へ液体を供給する際にフィルタと当接する部分を有する液体収納容器およびこの液体収納容器を用いた液体供給システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット記録の分野において、装置の小型化およびメンテナンスフリーの観点から、インクジェットヘッドとインクタンクとを一体化し、記録装置に対して着脱自在としたインクジェットカートリッジが用いられている。このインクジェットカートリッジには、たとえばインクジェットヘッドとインクタンクとを常時一体化した構成と、インクジェットヘッドとインクタンクとを別体で構成し、使用時に一体化する方法とが知られている。
【0003】
インクジェットカートリッジはいずれの構成においても、インクタンクには通常はインクを安定的に保持し、かつ、記録時には安定してインクジェットヘッドにインクを供給するために、インクジェットヘッドに供給されるインクの流れに対する背圧、いわゆる負圧を発生する機構が求められる。
【0004】
この負圧を発生させるための一般的な方法のひとつとして、特開平8−230207号公報に示されるように、ウレタンフォーム等の多孔質体を負圧発生部材(インク吸収体)として用い、この多孔質体の毛管力を利用する方法がある。
【0005】
多孔質体の毛管力を利用した従来のインクタンクの一例について、その模式図である図8を参照して説明する。
【0006】
図8に示すインクタンク110は、インクを収容するインク収容部116を構成する筐体111と、インク収容部116内に保持され、毛管力によってインクを含浸保持しているインク吸収体118とを含んでいる。筐体111には、インクタンク110からインクジェットヘッド121にインクを供給するためのインク供給口114と、インクジェットヘッド121へのインク供給を円滑に行うためにインク収容部116内に大気を取り込む大気連通口112とが形成されている。さらに、インク供給口114内には、インク吸収体118とは別のインク吸収体であるインク導出部材119が、インク吸収体118に圧接した状態で配置されている。インク導出部材119は、インク吸収体118からインク供給口114へ向かう方向に繊維が配列された一方向繊維束で構成され、その毛管力(インク保持力)はインク吸収体118のそれよりも高い。その結果、インク供給口114の周囲には常にインクが安定的に保持され、インクジェットヘッド121へのインクの供給を安定して行うことができる構成となっている。
【0007】
インクタンク110からインクジェットヘッド121へのインクの供給は、インクジェットヘッド121に接続されたインク受入管122をインク導出部材119に当接させることによって行われる。ここで、インク受入管122の先端には、インク受入管122を介してのインクジェットヘッド121への異物や気泡の侵入を防止するために、フィルタ123が取り付けられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、毛管力によってインクを保持するインク吸収体をフィルタに当接させて外部へインクを供給するインクタンクでは、以下に示すような問題点があった。
【0009】
上述したように、インク供給口に配置されるインク吸収体、すなわちインク導出部材は繊維の集合体であり、インクは繊維間を通って供給されるが、インク保持力を高めるため、繊維間の隙間は微細となっている。一方、フィルタについても、インクジェットヘッドへの異物の侵入を防止するため、微細な開口のものが一般に用いられている。
【0010】
したがって、図9(a)に示すように、フィルタ123との当接面におけるインク導出部材114の繊維間の隙間の平均のピッチP2’が、フィルタ123の開口を規定するメッシュピッチP1’程度である場合、フィルタ123とインク導出部材114とが当接すると、図9(b)に示すように、インク導出部材114の繊維の一部がフィルタ123の開口に入り込んだ状態でインク導出部材114はフィルタ123と密着する。言い換えると、フィルタ123の目がつぶれた状態となる。そのため、フィルタ123とインク導出部材114との当接部では、より細かいメッシュピッチP3’を有するフィルタが存在するのと同じ状態となり、インクの流抵抗が著しく上昇してしまう。
【0011】
特に、近年のインクジェット記録装置による記録速度の上昇に伴い、インクタンクからインクジェットヘッドへのインク供給速度も高くする必要がある。そのため、インクタンクからインクジェットヘッドまでのインク供給経路中に、上述のようなインクの流れを妨げる構造が存在すると、今後のインクジェット記録装置の高速記録化において大きな支障となるおそれがある。
【0012】
ここでは、フィルタと当接されるインク吸収体が繊維の集合体である場合について述べたが、上述したウレタンフォーム等の場合においても、多孔質体の気泡の直径を繊維間の隙間と同様に考えれば、同様のことがいえる。また、液体を含浸保持する吸収体を内部に収納し、その液体を外部に供給する際に吸収体がフィルタと当接されるものであれば、インク以外の液体を収容する容器についても、大流量で液体を供給する場合に液体の供給に支障をきたすという、インクタンクと同様の問題が生じる。
【0013】
そこで本発明は、液体を外部に供給する際に、液体を吸収保持している吸収体をフィルタに当接させた状態とされる液体収納容器において、大流量の液体を供給する場合であっても安定的な供給動作が可能な液体収納容器、およびこの液体収納容器を用いた液体供給システムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明の液体収納容器は、液体を含浸保持した液体保持部材を内部に収納し、前記液体を外部へ供給する際に、供給される液体を受け入れる受入手段の先端部に設けられたフィルタに前記液体保持部材が当接される液体収納容器において、
前記液体保持部材の前記フィルタとの当接面に凹凸が形成され、該凹凸は、前記液体保持部材と前記フィルタとが当接したとき、凹部が前記フィルタと接触せず凸部が接触することを特徴とする。
【0015】
本発明の液体収納容器では、上述のように液体保持部材のフィルタとの当接面に凹凸が形成されているので、この凹凸によって、液体保持部材とフィルタとの接触領域が制限される。これにより、液体保持部材とフィルタとの当接部での、液体の流抵抗が上昇する領域が減少し、大流量で液体を供給する場合であっても、安定して液体が供給される。凹凸のピッチをフィルタの開口のピッチよりも大きくすれば、このような凹凸が容易に得られる。
【0016】
また、液体保持部材は、フィルタと当接される第1液体保持部材と、この第1液体保持部材と当接され、第1液体保持部材に液体を供給するための第2液体保持部材とを有し、第1液体保持部材の液体保持力は第2液体保持部材の液体保持力よりも大きいことが好ましい。これにより、液体収納容器内の液体は受入手段の周囲に保持され易くなり、液体収納容器内の液体が効率的に供給される。
【0017】
この場合、第1液体保持部材の第2液体保持部材との当接面に凹凸を形成することによって、この凹凸が第2液体保持部材と引っかかり、第1液体保持部材と第2液体保持部材との位置ずれが防止される。また、第1液体保持部材は繊維体からなるものでもよく、この繊維体は、熱可塑性樹脂、特にポリオレフィン系樹脂からなることが好ましい。繊維体が熱可塑性樹脂で構成されることで、上記凹凸は、形成すべき凹凸パターンを有する部材をフィルタとの当接面に当接させた状態でこの当接面を加熱溶融することによって凹凸パターンを転写させることで形成することができる。また、第1液体保持部材を構成する繊維は、第1液体保持部材とフィルタとの当接方向と垂直になるように配列されていてもよい。
【0018】
本発明の液体供給システムは、液体を含浸保持した液体保持部材を内部に収納した液体収納容器と、前記液体保持部材と当接されるフィルタを介して前記液体収納容器から前記液体が供給される被供給手段とを有する液体供給システムにおいて、
前記液体保持部材の前記フィルタとの当接面、または前記フィルタに凹凸が形成され、該凹凸は、前記液体保持部材と前記フィルタとが凹部では接触せず凸部で接触することを特徴とする。
【0019】
本発明の液体供給システムでは、互いに当接する液体保持部材またはフィルタに、上述のような凹凸を形成することによって、本発明の液体収納容器と同様に液体保持部材とフィルタとの接触領域が制限され、液体保持部材とフィルタとの当接部での、液体の流抵抗が上昇する領域が減少するので、大流量で液体を供給する場合であっても、液体収納容器から被供給手段へ安定して液体が供給される。
【0020】
液体保持部材は、フィルタと当接される第1液体保持部材と、この第1液体保持部材と当接され、第1液体保持部材に液体を供給するための第2液体保持部材とを有し、第1液体保持部材の液体保持力は第2液体保持部材の液体保持力よりも大きいことが好ましい。この場合、第1液体保持部材は繊維体からなるものでもよく、この繊維体は、熱可塑性樹脂、特にポリオレフィン系樹脂からなることが好ましい。さらに、液体収納容器と被供給手段とは互いに分離可能に構成されていてもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0022】
図1は、本発明の一実施形態によるインクジェットカートリッジの正面図である。図1に示すように、インクジェットカートリッジ30は、インクを吐出するインクジェットヘッド32が一体に設けられたホルダ31と、このホルダ31に着脱自在に保持されるブラックインクタンク10およびカラーインクタンク20とを有する。ブラックインクタンク10およびカラーインクタンク20は、それぞれインクジェットヘッド32に供給するインクを収容するものであり、ブラックインクタンク10はブラックインクを収容し、カラーインクタンク20は、イエロー、シアン、およびマゼンタの3色のインクを収容している。
【0023】
インクジェットヘッド32は、使用状態においてホルダ31の底部に位置しており、ブラックインクタンク10およびカラーインクタンク20から供給される各色のインクに対応した複数の吐出口群(不図示)を有する。ホルダ31の、ブラックインクタンク10との接続部およびカラーインクタンク20との接続部には、それぞれインクの色に対応した複数のインク受入管(不図示)が突出して設けられている。各インク受入管は、それぞれインク供給路(不図示)を介して、対応する吐出口群と接続されている。
【0024】
ホルダ31にブラックインクタンク10を装着することで、ブラックインクタンク10内のブラックインクは、ブラックインク用のインク受入管およびインク供給路を経由して、ブラックインク用の吐出口群へ供給される。同様に、ホルダにカラーインクタンク20を装着することで、カラーインクタンク内の各色のインクは、それぞれ対応する色用のインク受入管およびインク供給路を経由して、対応する色用の吐出口群へ供給される。各インク受入管の先端には、インク受入管の中に異物が侵入するのを防止するためにそれぞれ後述するフィルタ(不図示)が取り付けられている。
【0025】
以下に、ブラックインクタンク10およびカラーインクタンク20の概略を説明する。
【0026】
まず、ブラックインクタンク10について、図2を参照して説明する。図2は、図1に示すブラックインクタンクを示す図であり、(a)はその上面図、(b)は一部を破断した側面図、(c)は底面図である。なお、図2(a)では、蓋部材およびインク吸収体を除いた状態で示している。
【0027】
ブラックインクタンク10は、ブラックインク用のインク収容部16を構成する上端が開口部となった筐体11と、筐体11の開口部を塞ぎ、大気連通口(不図示)が形成された蓋部材12と、蓋部材12の大気連通口を覆って取り付けられ、大気連通口からのインク漏れが外部へ至らないようにするためのバッファ用の空間が内部に設けられた上部部材13とを有する。上部部材13には、蓋部材12の大気連通口とは異なる位置に大気開放口(不図示)が形成されるとともに、ホルダ31(図1参照)への着脱を行う際に利用される摘み部13aが設けられている。
【0028】
筐体11の底部には、ブラックインクタンク10をホルダ31に装着した際にホルダのブラックインク用のインク受入管と対向する位置に、インク供給口14が形成されている。インク供給口14の周囲には、ブラックインクタンク10からインク受入管を通じて供給されるインクがホルダ31内へ漏れるのを防止するためのリブ15が形成されている。
【0029】
インク収容部16内には、ブラックインクを含浸保持するインク保持部材18が装填されている。また、インク保持部材18とブラックインクタンク10の底壁との間には、インク保持部材18に密着し、かつインク供給口14を内側から塞ぐインク導出部材19が設けられている。インク導出部材19も、インク保持部材18と同様にインクを含浸保持するものである。
【0030】
次に、カラーインクタンク20について図3を参照して説明する。図3は、図1に示すカラーインクタンクを示す図であり、(a)はその上面図、(b)は一部を破断した側面図、(c)は底面図である。なお、図3(a)では、蓋部材およびインク吸収体を除いた状態で示している。
【0031】
カラーインクタンク20も、基本的にはブラックインクタンク10と同様の構成であり、インクを収容する筐体21と、大気連通口(不図示)が形成された蓋部材22と、蓋部材22に取り付けられた上部部材23とを有する。
【0032】
筐体21の内部は、平面視略T字状に配置された仕切壁21a、21bにより、ホルダ31のインク受入管の位置に対応した3つの領域に区画されている。これら3つの領域は、それぞれイエローインク用のインク収容部26Y、シアンインク用のインク収容部26C、およびマゼンタインク用のインク収容部26Mとなっている。蓋部材22の大気連通口は、これら各インク収容部26Y、26C、26Mごとに設けられている。
【0033】
筐体21の底部には、カラーインクタンク20がホルダ31に装着された際にカラーインク用の各インク受入管に対向する位置に、インク供給口24Y、24C、24Mが形成されており、また、それらの周囲にはインク漏れ防止用のリブ25Y、25C、25Mが形成されている。
【0034】
また、各インク収容部26Y、26C、26Mの内部には、それぞれ図2に示したブラックインクタンク10と同様に、所定の色のインクを含浸保持するインク保持部材およびインク導出部材が設けられている。
【0035】
ここで、インク保持部材やインク導出部材の構成、およびインクタンクからのインク供給動作について、ブラックインクタンク10もカラーインクタンク20も同様であるので、以下に、ブラックインクタンク10を例に挙げて説明する。
【0036】
図4に示すように、ブラックインクタンク10をホルダ31(図1参照)に装着すると、ホルダ31から突出して設けられているインク受入管33の先端部がインク供給口14内に侵入し、インク受入管33の先端に設けられたフィルタ34をインク導出部材19に当接した状態となされる。そして、インクジェットヘッド32(図1参照)によるインクの吐出に伴い、ブラックインクタンク10内のインクがインク受入管33を介して供給される。本実施形態では、フィルタ34としては、有効開口が8〜15μmのステンレスメッシュフィルタを用いている。
【0037】
ここで、ブラックインクタンク10内のインク、すなわちインク保持部材18に含浸保持されているインクを効果的にインク供給口14側へ導き、インクの消費効率を高めるため、インク導出部材19のインク保持力がインク保持部材18のインク保持力よりも高くなっている。これにより、インク供給口14の周囲にインクが安定的に保持され、インクジェットヘッド32へのインクの供給を安定して行うことができる。
【0038】
本実施形態では、インク保持部材18およびインク導出部材19としては、ポリオレフィン系の熱可塑性樹脂からなる繊維がほぼ一方向に配列してなるウェブを繊維方向がほぼ平行になるように積層し、これをウェブの積層方向に圧縮した繊維集合体を用いた。特に、インク保持部材18は、繊度が6.7dtex(直径:約54μm)の繊維を用い、圧縮後の密度を1.02g/cmとし、インク導出部材19は、繊度が2.2dtex(直径:約18μm)の繊維を用い、圧縮後の密度を0.32g/cmとした。なお、インク保持部材18およびインク導出部材19をポリオレフィン系の熱可塑性樹脂で構成することで、ブラックインクタンク10を構成する他の部材もポリオレフィン系の熱可塑性樹脂で構成すれば、リサイクル性およびリユース性を大幅に向上させることができる。
【0039】
インク導出部材19は、フィルタ34(インク受入管33)の当接により、更に圧縮されインク保持力がより高まるように、繊維の配列方向をフィルタ34との当接方向と垂直な方向(矢印A方向)に配置している。また、インク導出部材19の大きさは、フィルタ34の当接により容易に圧縮されるように、筐体11に対して摺動できる程度のサイズとしている。一方、インク保持部材18は、フィルタ34との当接方向に対して変形しにくいように、繊維の配列方向をフィルタ34との当接方向と平行な方向(矢印B方向)に配置し、さらに、インク保持部材18の大きさについても、筐体11内で移動しないように筐体11の内側の大きさよりも大きいサイズとしている。
【0040】
さらに、インク導出部材19のインク供給側端面、すなわちフィルタ34との当接面は、図5(a)に示すように、凹凸形状に形成されている。このインク導出部材19のインク供給側端面に形成された凹凸のピッチP2は、フィルタ34のメッシュピッチP1すなわち開口よりも大きい。
【0041】
次に、本実施形態のインク導出部材19の製造方法について説明する。
【0042】
本実施形態では、まず、上述した熱可塑性樹脂からなる繊維をウェブ積層法により、方向性を有するインク導出部材19を成形する。次に、インク導出部材19のインク供給側端面に平均開口が約0.5mmのテフロンメッシュを当接させ、その状態でインク導出部材19のテフロンメッシュと当接している領域を加熱溶融させる。それにより、インク導出部材19のインク供給側端面にテフロンメッシュのパターンを転写することによって、インク導出部材19のインク供給側端面を凹凸形状としている。以上の工程により、図6に示すようなパターンでインク導出部材19のインク供給側端面に凹部19aが形成されて、結果的に、インク導出部材19のインク供給側端面が凹凸形状となる。本実施形態での凹凸のピッチP2は約0.5mmである。
【0043】
このように、インク導出部材19の材料として熱可塑性樹脂を用いることで、熱成形により、容易にインク導出部材19の表面に凹凸を形成でき、さらに所望のピッチ、深さの凹凸を精度良く形成することが可能となる。このように、インク導出部材19として、熱可塑性樹脂を用いることが好ましいが、本発明はこれに限られるものではなく、例えばポリウレタンフォームを熱成形することで上記凹凸を形成することも可能である。
【0044】
本実施形態のインク導出部材19は、上記ウェブ積層法により、方向性を持っている。特に、その繊維方向をフィルタの当接方向と垂直方向とすることにより、図5に示すように、繊維の湾曲部を積極的に凸部とすることができる。これにより、フィルタ34と当接する凸部が弾性力を有するので、フィルタ34との当接時にフィルタ34に対しインク保持部材18の凸部を確実に当接させることが可能となる。また、上述のように熱成形により凹凸形状を強固に形成することで、フィルタ34との当接時にもインク導出部材19の凹凸部の形状が崩れることなく、形状を維持することが可能となる。
【0045】
以上説明したように、インク導出部材19のインク供給側端面における凹凸のピッチP2をフィルタのメッシュピッチP1よりも大きくすることで、フィルタ34とインク導出部材19とが当接したとき、図5(b)に示すように、インク導出部材19の凹部ではインク導出部材19はフィルタ34と接触せず、凸部がフィルタ34と接触する。その結果、フィルタ34とインク導出部材19との間に空間が形成され、インク導出部材19を構成する繊維の一部がフィルタ34の開口に入り込んだ状態でインク導出部材19とフィルタ34とが密着している領域が大幅に減少する。上記実施形態では、凹凸のピッチに着目して説明したが、凹凸の深さに関しては、インク導出部材19とインク受入管33との当接状態において、両者間に空間が確実に形成されるだけの深さを有していることが好ましい。なお、本実施形態で定義しているピッチは、平均ピッチを示すものである。
【0046】
インク導出部材19に保持されているインクは、フィルタ34とインク導出部材19との間の空間で、インク導出部材19を構成する繊維、繊維間を介して伝わって、フィルタ34の開口からインク受入管33(図4参照)へ供給される。フィルタ34とインク導出部材19との間の空間では、フィルタ34のメッシュピッチP1(有効ピッチP1)はインク導出部材19の当接前と変わらず、インクの流抵抗も実質的に変わらない。このように、インクの流抵抗が上昇する領域を減少させることによって、このインクタンクを高速記録用のインクジェット記録装置に用い、インクジェットヘッドへのインクの供給を大流量で行う必要が生じても、安定してインクを供給することができる。
【0047】
本実施形態は、上述したようにインク導出部材19におけるインク受入管33のフィルタ34との当接面に凹凸形状を有し、さらに、インク受入管33と当接状態において、つまりインク導出部材19がフィルタ34によって圧接された状態においても上記凹凸形状が維持されていることが重要である。そのため、前述したように、インク導出部材19を、熱可塑性樹脂を用いて繊維表面を加熱することで、繊維の交点が溶融し強固に固定されることで、フィルタ34との圧接においても凹凸部が崩れることがないため、フィルタ34とインク導出部材19との間の空間を確実に確保することができる。
【0048】
フィルタ34の開口およびインク導出部材19のインク供給側端面の凹凸の大きさは、上述した数値に限定されるものではなく、フィルタ34とインク導出部材19との隙間から空気が混入しない範囲で、インクの表面張力、粘性、インク導出部材19との濡れ性、フィルタ34との濡れ性、インク流速等に起因するインク供給性を考慮して決定すればよい。また、フィルタ34の材質、インク導出部材19の材質や構造等も、上述したものに限定されるものではない。例えば、インク導出部材19を繊維集合体ではなく多孔質体で構成することもできる。また、インクタンクの内部の構成についても、インク保持部材18およびインク導出部材19の2つのインク吸収体を配置した例を示したが、インク吸収体は、すくなくともフィルタ34と当接される位置に配置されていれば、1つの部材、または3つ以上の部材で構成されていてもよい。
【0049】
さらに、本実施形態では、インク導出部材19のインク供給側端面に凹凸を形成した例を示したが、この凹凸はその他の面にも設けてもよい。例えば、インク保持部材18との当接面にも凹凸を設けることで、この凹凸にインク保持部材18が引っかかり、インク保持部材18とインク導出部材19とがずれにくくなるため、落下衝撃などに対して強くなる。また、この場合、インク保持部材18との当接面は、インク導出部材19のインク供給側端面と対向する面であるので、インク導出部材19に凹凸を形成する際に、インク導出部材19を上述したテフロンメッシュでサンドイッチした状態で保持し、加熱することができるので取り扱い性がよく、凹凸の形成が容易になる。なお、インク供給側端面以外の面に形成される凹凸の大きさは、フィルタ34の開口とは無関係に任意に設定することができる。
【0050】
ところで、フィルタ34とインク導出部材19とを当接させたとき、両者が密着する面積を少なくすることで、インクの供給を大流量で行っても安定したインクの供給が達成されることを考慮すると、必ずしもインク導出部材19のインク供給側端面が凹凸形状に形成されている必要はない。つまり、図7に示すように、インク導出部材44のインク供給側端面には何の加工も施さず、フィルタ49を凹凸形状とする。この凹凸の大きさを、インク導出部材44とフィルタ49とを当接させたときに、フィルタ49の凹部ではフィルタ49はインク導出部材44と接触せず凸部が接触するような大きさとすることで、結果的には、インク導出部材44とフィルタ49との間に前述したのと同様に空間が形成され、前述したのと同様の効果を得ることができる。
【0051】
以上、本発明について、インクジェット記録に適用した場合を例に挙げ、インクタンクからインクジェットヘッドへのインクの供給について説明したが、本発明は、液体を含浸保持する吸収体を内部に収納し、その液体を外部に供給する際に吸収体がフィルタと当接されるものであれば、インク以外の液体を扱う液体収納容器および液体供給システムに適用することもできる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、液体を供給する際に互いに当接される液体保持部材またはフィルタの当接面に、両者が凹部では接触せず凸部で接触する大きさの凹凸を形成することにより、液体保持部材とフィルタとの当接部での、液体の流抵抗が上昇する領域が減少し、大流量で液体を供給する場合であっても安定して液体を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるインクジェットカートリッジの正面図である。
【図2】図1に示すブラックインクタンクを示す図であり、(a)はその上面図、(b)は一部を破断した側面図、(c)は底面図である。
【図3】図1に示すカラーインクタンクを示す図であり、(a)はその上面図、(b)は一部を破断した側面図、(c)は底面図である。
【図4】インク受入管が当接した状態を示す、ブラックインクタンクの一部を破断した側面図である。
【図5】図2に示すブラックインクタンクにおける、インク導出部材とフィルタとの当接部の拡大図であり、(a)は両者の当接前、(b)は両者が当接した状態を示す。
【図6】図4に示すフィルタの凹凸パターンの図である。
【図7】本発明の他の実施形態による、インク導出部材とフィルタとの当接部の拡大図である。
【図8】従来のインクタンクの模式的断面図である。
【図9】図8に示すインクタンクにおける、インク導出部材とフィルタとの当接部の拡大図であり、(a)は両者の当接前、(b)は両者が当接した状態を示す。
【符号の説明】
10 インクタンク
11,21 筐体
12,22 蓋部材
13,23 上部部材
14,24Y,24C,24M インク供給口
16,26Y,26C,26M インク収容部
18 インク保持部材
19,44 インク導出部材
19a 凹部
20 カラーインクタンク
21a 仕切壁
30 インクジェットカートリッジ
31 ホルダ
32 インクジェットヘッド
33 インク受入管
34,49 フィルタ

Claims (15)

  1. 液体を含浸保持した液体保持部材を内部に収納し、前記液体を外部へ供給する際に、供給される液体を受け入れる受入手段の先端部に設けられたフィルタに前記液体保持部材が当接される液体収納容器において、
    前記液体保持部材の前記フィルタとの当接面に凹凸が形成され、該凹凸は、前記液体保持部材と前記フィルタとが当接したとき、凹部が前記フィルタと接触せず凸部が接触することを特徴とする液体収納容器。
  2. 前記凹凸のピッチは、前記フィルタの開口のピッチよりも大きい、請求項1に記載の液体収納容器。
  3. 前記液体保持部材は、前記フィルタと当接される第1液体保持部材と、該第1液体保持部材と当接され、前記第1液体保持部材に液体を供給するための第2液体保持部材とを有し、前記第1液体保持部材の液体保持力は前記第2液体保持部材の液体保持力よりも大きい、請求項1または2に記載の液体収納容器。
  4. 前記第1液体保持部材の前記第2液体保持部材との当接面に凹凸が形成されている、請求項3に記載の液体収納容器。
  5. 前記第1液体保持部材は繊維体からなる、請求項3または4に記載の液体収納容器。
  6. 前記繊維体は熱可塑性樹脂からなる、請求項5に記載の液体収納容器。
  7. 前記熱可塑性樹脂はポリオレフィン系樹脂である、請求項6に記載の液体収納容器。
  8. 前記液体保持部材の前記フィルタとの当接面の凹凸は、形成すべき凹凸パターンを有する部材を前記フィルタとの当接面に当接させた状態で該当接面を加熱溶融することによって前記凹凸パターンが転写される、請求項6または7に記載の液体収納容器。
  9. 前記第1液体保持部材を構成する繊維は、前記第1液体保持部材と前記フィルタとの当接方向と垂直になるように配列されている、請求項5ないし8のいずれか1項に記載の液体収納容器。
  10. 液体を含浸保持した液体保持部材を内部に収納した液体収納容器と、前記液体保持部材と当接されるフィルタを介して前記液体収納容器から前記液体が供給される被供給手段とを有する液体供給システムにおいて、
    前記液体保持部材の前記フィルタとの当接面、または前記フィルタに凹凸が形成され、該凹凸は、前記液体保持部材と前記フィルタとが凹部では接触せず凸部で接触することを特徴とする液体供給システム。
  11. 前記液体保持部材は、前記フィルタと当接される第1液体保持部材と、該第1液体保持部材と当接され、前記第1液体保持部材に液体を供給するための第2液体保持部材とを有し、前記第1液体保持部材の液体保持力は前記第2液体保持部材の液体保持力よりも大きい、請求項10に記載の液体供給システム。
  12. 前記第1液体保持部材は繊維体からなる、請求項11に記載の液体供給システム。
  13. 前記繊維体は熱可塑性樹脂からなる、請求項12に記載の液体供給システム。
  14. 前記熱可塑性樹脂はポリオレフィン系樹脂である、請求項13に記載の液体供給システム。
  15. 前記液体収納容器と前記被供給手段とは互いに分離可能である、請求項10ないし14のいずれか1項に記載の液体供給システム。
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