JPH06126976A - インクジェットカートリッジ - Google Patents
インクジェットカートリッジInfo
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- JPH06126976A JPH06126976A JP4281867A JP28186792A JPH06126976A JP H06126976 A JPH06126976 A JP H06126976A JP 4281867 A JP4281867 A JP 4281867A JP 28186792 A JP28186792 A JP 28186792A JP H06126976 A JPH06126976 A JP H06126976A
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Abstract
給状態を達成する。 【構成】 吸収体含有インクタンク内に大気連通口形成
面から、ヘッドへの供給口形成面に至る経路にリブを形
成した。 【効果】 空気とインクとが良好に入れかわりインクの
供給効率が向上した。
Description
段へ供給するためのインクを保持するインク吸収体が収
納されたインク収納部を有するインクジェットカートリ
ッジに関するものである。
生部とそこへインクを供給するインクタンクが一体と成
った構成のインクジェットヘッド(インクジェットカー
トリッジ)が実用化されている。この種のインクジェッ
トヘッドのインクタンク内には、圧縮収納された多孔質
体にインクが含浸されている構成が一般的である。この
多孔質体に保持されたインクはインク供給口から吐出部
へ共通液室を介して吐出部のインク消費に応じたノズル
の毛管力によりインクタンク内から導出される。このと
き、大気連通口とインク吐出口がインクタンクの離れた
所にある場合、インク排出口からも大気連通口からも離
れたインクタンク内の面に接する多孔質体に吸収された
インクを円滑にインク排出口に向けて供給されるよう
に、大気連通口から、前記インク供給口からも大気連通
口からも離れた面に有り、インクタンク内の面に接する
多孔質体までインクタンク内にリブを立てることによ
り、大気を供給するようにつくられている。ただし前記
リブは、大気連通口のある面からインク排出口のある面
までの空気の流れに於てインクタンク内壁とインク吸収
体とで閉塞された空間が無い様には出来ていない。
では、インクタンクを小型にした場合できるだけインク
タンク内容積をとろうとすると、大気連通口から大気を
ひきいれるためのリブをあまり大きくすることができな
く、インク排出口からも大気連通口からも離れた位置に
あり、インクタンクの内面に接する多孔質体のところま
で小さい(高さ、幅とも1〜2mm程度)リブを立てた
場合、リブのあるところまではインク排出口への多孔質
体内のインクの供給が行なわれるものの、リブの無くな
ったところからは、急激に多孔質体内への大気の供給が
行なわれにくくなりインク供給の負圧が増大し、インク
吐出部のノズルの毛細管力ではインクタンク内からイン
クを導出することが不可能となってしまう。
により、インク吐出部へのインク供給が安定し、インク
使用率の高いインクタンクを提供することを目的とする
ものである。
ー発生手段へ供給するためのインクを保持するインク吸
収体が収納されたインク収容部を有するインクジェット
カートリッジであって、リブが大気連通口から始まり、
インク排出部の方向に伸びており、大気連通口から供給
とりいれられた空気が多孔体の大気連通口側以外の少な
くとも1面に行き渡るようにし、インクを吸収した多孔
質体への大気の供給を円滑にすることにより、インク吸
収体から吐出エネルギー発生部へのインクの供給を円滑
にしたことを特徴としたインクジェットカートリッジで
ある。
明する。
トカートリッジの斜視図、図2はインクタンク102の
斜視図である。以下、図2を中心に説明し、合わせて参
照する図面については括弧内のその図面番号を記す。
するインクジェット記録ヘッド部101と、インクを収
納するインクタンク部102が着脱可能であり、モーる
ド成形されたインクタンク102の内部にはウレタンフ
ォーム等の材質の多孔体103が圧入されている。図2
に示した斜視図の左右の側面に具備された側面リブ10
4に多孔体103は圧接している。105は大気連通口
であり本実施例の斜視図には示さないが空気の通路は複
雑になっており、もしインクタンク102に異常が生
じ、多孔体103に保持されていたインクが多孔体10
3外に出てきたとしても大気連通口105を通りインク
タンク外に出て行きにくい構造になっている。106は
インクタンク後部に具備された後部リブであり、この後
部リブ106にも多孔体103が圧接している。この後
部リブには大気連通口105から取り入れられた空気を
多孔体103の後部の面全体に行き渡らせるためきりか
き107が付いている。このとき後部リブ106により
できた空間を利用し、多孔体103中に含まれたインク
が何らかの異常で多孔体103外に出てしまった場合の
インクを貯めるバッファ室として使用することもでき
る。本実施例に於ては側面リブと後部リブの配置されて
いる位相がずれるようになっている。側面リブ104は
インクタンク後部より大気連通口105から供給される
空気を取り込むのに十分な位置からインクタンク102
内に具備された多孔体中のインクをインクジェット記録
ヘッド101に供給するためのインク排出口108の有
る面まで続いている。そうすることにより、インクタン
ク102の後部に設けられた大気連通口105から供給
された空気は後部リブ106によりインクタンク102
の内壁と多孔体103の間に設けられた空間を通り、ま
た側面リブ104によりインクタンク102の内壁と多
孔体103の間に設けられた空間を通ることにより多孔
体103の大気連通口105のある方の面と側面2面に
完全に行き渡ることになる。このとき側面リブ104の
幅、高さ、配置のピッチ等は多孔体103の側面全体に
行き渡るに十分なものであればよい。また、リブの断面
形状としては図8(a)〜(i)等のものが考えられ
る。(図2大気連通口と平行な面でのリブ断面)上記の
ようなインクタンク構造にすることにより多孔体103
内のインクと空気の交換が容易になされ、インクタンク
内の残留インクを減少させ、効率良く使用できることに
なる。
内のインクの残量の検討結果を示した。ここで、インク
タンクの全長が40mmであり、リブの長さをxとし
て、タンク内に占めるリブの割合毎にその結果を示して
いる。表1からリブの長さはタンク全長に対して70%
程度以上であればインク残量が1g以下となり良好な結
果を示した。
3である。
れられた空気は後部リブ106によりインクタンク10
2内に具備された多孔体103の後部面全体に行き渡る
ようにしてある。多孔体103の後部面全体に行き渡っ
た空気はインクタンク102の内側上下に具備された上
下リブ201によって多孔体103の上下2面全体に行
き渡るようになっている。このとき上下リブ201はイ
ンクタンク後部は十分空気を取り入れられるところか
ら、インクジェット記録ヘッド101に届くところまで
伸びている。このようにすることによってもインクを効
率良く使用することができる。
4であり、図8は直方体のインクタンクでインク排出口
と大気連通口が対向するそれぞれ異なる面に設けられた
ものにおいて、インク排出口108の有る面と平行な面
でインクタンクを切った断面図である。本実施例はイン
クタンク102の内面上下、左右にリブ301、30
2、303、304が付いているものである。上記リブ
は言うまでもなく大気連通口から供給された空気が今回
は図示しない後部リブによりできたインクタンク102
の内壁と多孔体103との空間を通り、多孔体103の
インク排出口側先端迄とどくな長さが有る。本実施例の
ような場合は、リブを4面に設けてインクタンク102
中に挿入される多孔体103の体積が多少小さくなって
も問題ないような、比較的大きなインクタンクの場合に
用いるとよい。本来インクタンク102の内壁と多孔体
103が接している面は少なければ少ないほど多孔体1
03内のインクと空気の置換が行なわれやすくなり、多
孔体103内のインクの残量が少なくなるのである。本
実施例のようにインクタンク102の内面上下、左右に
リブが配置されている場合は多孔体103のインク排出
口側の面を除く全ての面に空気が行き渡るようになり、
インクタンク内のインクの使用率が非常にあがることに
なる。上記リブに於てリブ301、302、303、3
04の各々の幅、高さ等の形状を変えてもよい。例えば
図4で言うと、インクタンク102の下側にあるリブ3
02の高さを低くする。前記のリブ形状にすることによ
り、何かの異常が生じ多孔体103中に吸収されたイン
クが多孔体103外に出てしまった場合インクタンク内
の低部にたまるが、再度多孔体103内に吸収され易い
ようにインクタンクの底面と多孔体103との間隔を狭
くしておくためである。また301、302、303、
304の各リブの高さを変え、大気連通口からインク排
出口の方向にリブにテーパー(高さの差)を付けること
によりインクタンク102内の多孔体103の圧縮率に
分布を設け多孔体103中に含まれるインクの分布を一
部分に集めることができる。
インクタンクの断面図である。
リブはインクタンク102内部の上下、左右どちらに付
いていてもよい。本実施例に於て注目するところはリブ
501に設けられたテーパー部502である。このテー
パーを設けることにより、インクジェットカートリッジ
製造時に於てインクタンク102内に多孔体103を挿
入する際に、インク排出口側の503を蓋とすると、前
記テーパー502により、多孔体103がリブ501に
ひっかかることなく、スムーズにかつ多孔体103がか
たよることなく挿入することができるのである。またこ
のテーパー部は必ずしもインクタンク102中の多孔体
103よりも全体がインク排出口側に出ている必要はな
く、インク使用効率に問題なく多孔体103表面に空気
が行き渡るようであれば、テーパー部が多孔体103の
下まで来ていてもよい。
例を示すインクタンクの断面図である。
気連通口105とインク排出口108が一直線上にない
場合においても本実施例のようにリブ601を設けるこ
とにより多孔体103の側面あるいは上底面に空気を行
き渡らせ多孔体103中のインク使用率を上げることが
できる。
例のリブを示したインクタンクの断面図である。
ンク排出口108まで至る本実施例では図示していない
インクを吸収した多孔体の側面に十分な空気を行き渡ら
せるようなものであれば、リブは大気連通口105の方
からインク排出口108まで連続してつながっている必
要はなく、本実施例のリブ701の様な形状をしていて
もよい。またこのリブは直線状である必要はなく、湾曲
したものを用いてもよいことは言うまでもない。本実施
例はインクタンク、リブを同時に成形する場合の成形性
(方向)が規制された場合等に有利である。
カートリッジによれば、インクタンクに具備された多孔
体中に含まれた記録用インクを最大限引出し使用するこ
とによりランニングコストを低くおさえ、インク使用に
関する信頼性が高くなるという利点がある。
タンク部)
Claims (6)
- 【請求項1】 吐出エネルギー発生手段へ供給するため
のインクを保持するインク吸収体が収納されたインク収
容部を有するインクジェットカートリッジであって、前
記インク吸収体が多孔体から成り、前記インク収容部に
は大気連通口と、インクをインク収容部外に供給するイ
ンク排出部とを各々異なる位置に有しインク収容部内壁
にリブを有するインクジェットカートリッジにおいて、
リブにより大気連通口からの空気が多孔体の大気連通口
側の1面と、少なくともインク収容部の大気連通口側面
と、吐出エネルギー発生部へインクを供給するためのイ
ンクを排出するインク排出口を有する面をつなぐ1面に
行き渡るようにしたことを特徴としたインクジェットカ
ートリッジ。 - 【請求項2】 前記リブは、大気連通口から空気をひき
いれるのに十分な位置からインク排出口の設けられた面
まで多孔体とインクカートリッジ内壁で閉塞された空間
の出来ないようにして存在することを特徴とした請求項
1のインクジェットカートリッジ。 - 【請求項3】 リブは、直方体あるいは立方体のインク
収容部を持つインクジェットカートリッジのインク収容
部の内壁の少なくとも2面以上にあることを特徴とした
請求項2のインクジェットカートリッジ。 - 【請求項4】 リブは、直方体あるいは立方体のインク
収容部を持つインクジェットカートリッジの大気連通口
とインク排出口が有る面以外の対向する2面に設けられ
ていることを特徴とした請求項2のインクジェットカー
トリッジ。 - 【請求項5】 インクタンク中に設けられたリブに接す
る多孔体の面の表面積の70%以上が空気に触れている
ことを特徴とした請求項1のインクジェットカートリッ
ジ。 - 【請求項6】 インクを吐出するためのインクジェット
記録ヘッド部とインクを収容するインクタンク部が着脱
可能であることを特徴とした請求項1、2、3、4及び
5のインクジェットカートリッジ。
Priority Applications (40)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1992
- 1992-10-20 JP JP28186792A patent/JP3244806B2/ja not_active Expired - Lifetime
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