JP3286210B2 - インクタンク - Google Patents

インクタンク

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JP3286210B2
JP3286210B2 JP16213097A JP16213097A JP3286210B2 JP 3286210 B2 JP3286210 B2 JP 3286210B2 JP 16213097 A JP16213097 A JP 16213097A JP 16213097 A JP16213097 A JP 16213097A JP 3286210 B2 JP3286210 B2 JP 3286210B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17513Inner structure

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  • Ink Jet (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液状のインクを保
有するインクタンクに関し、特にインクジェットヘッド
との装着時には該ヘッドにインクを円滑にかつ十分に供
給することができるインクジェット用のインクカートリ
ッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット用のインクカート
リッジは、インクジェットヘッドと一体化され、カート
リッジ内のインクがインク吐出できない段階になると、
ヘッドと共に廃棄されることが多い。この段階のカート
リッジ内に残存するインクの量は、改良を加えても、カ
ートリッジ内のほぼ全体に収納されている負圧発生体で
あるスポンジのインク保持能力に支配され、比較的多い
ものとなってしまっていた。
【0003】この種のインクタンクまたはインク容器と
しては、特開昭63−87242号公報を挙げることが
できる。すなわち、インク容器内に発泡材が配置され、
複数のインク吐出オリフィスを備えたインクジェットヘ
ッド一体のカートリッジである。このインク容器におい
ては、発泡材であるポリウレタンフォームのような多孔
質媒体にインクを貯蔵するためにフォームの毛管力によ
る負圧の発生およびインクの保持(インク容器からのイ
ンク漏れ防止)を達成している。
【0004】しかし、唯一のインク貯蔵室のほぼ全体に
装填されるフォームを必要とすることからインクの充填
量が制限されると共にフォーム中に使用されずに残るイ
ンク量が多くなり、インクの使用効率が悪いという課題
があった。また、インクの残量検知が困難であり、更に
インク消費期間中に負圧が徐々に変化してしまい、ほぼ
一定の負圧を維持することが困難であるという課題もあ
った。
【0005】この構成に対して、カートリッジが実質的
にインクのみを保持する構成を採用したインクカートリ
ッジを開示する公報がある。すなわち、特開平2−52
2号公報には、上方に位置してインクのみを大量に保持
する1次インク貯蔵部と下方に位置したインクジェット
ヘッドとの間にわずかな多孔質部材を配置したインクジ
ェットヘッド一体型のインクカートリッジが開示されて
いる。このインクカートリッジでは、多孔質部材をイン
ク貯蔵部には内蔵せずにインク流路中にのみ配置したこ
とによりインクの使用効率を向上できるとしている。ま
た、多孔質部材の側方にインクを保持可能な空間として
の2次インク貯蔵部を設けることにより、温度上昇(圧
力低下)で1次インク貯蔵部内の空気が膨張して1次イ
ンク貯蔵部からの流出したインクを2次インク貯蔵部に
溜めるようにし、プリント時のプリントヘッドへの負圧
を実質上一定に維持できるとしている。
【0006】しかしながら、上述した公報に開示された
インクカートリッジは、非記録時においては、上方に位
置してインクのみを大量に保持する1次インク貯蔵部か
らのインクにより多孔質部材には充分過ぎるほどのイン
クが含浸されているので、多孔質部材自体の負圧の発生
がほとんど無くなっている。そのため、わずかな衝撃に
よりインクジェットヘッドのオリフィスからインクが漏
れるという問題があり、実用に適さない。また、インク
容器をインクプリントヘッドに装着する交換型インクカ
ートリッジ形式をこの構成に採用することは、多孔質部
材の状態からインク漏れの状態となり実用化できないと
いう欠点を有していた。
【0007】これに対して、インクを袋内に封入してそ
の袋の負圧力を一定にするためのバネ構成を付加したイ
ンクカートリッジも知られている。しかし、この構成は
高価なものとなるだけでなく、そのバネ構成の性能を維
持して大量生産を達成することは困難なものであった。
【0008】いずれにしても、インクジェット用(非接
触プリント型)インクカートリッジとして、インクジェ
ットプリントの分野では、安価で、合理的な技術水準に
あるものは提供されていない。
【0009】
【背景技術】そこで、本願出願人は、先に、プリント時
にヘッドから吐出されるインク量に見合ったインクを良
好に供給できること、非プリント時においては吐出口か
らのインク漏れなどの不都合がないことを両立させる基
本構成として、インクジェットプリントの技術分野に適
したインク容器を提案している。このインク容器は、負
圧発生部材を収容すると共に大気との連通を得るための
大気連通部を備えた第1収納室と、該第1収納室に対し
て微小連通部のみを介して連通するが実質的に密閉状態
で第1収納室へ供給するためのインクを直接収納するた
めの第2収納室とを有している。微小連通部は第1収納
室と第2収納室とを区分する仕切り壁の一部に設けられ
ている。
【0010】このインク容器では、第1収納室に設けら
れたインク取出口を介してインクジェットヘッド側にイ
ンクを供給する過程でインクが消費されるが、第1収納
室のインクの液面の一部が微小連通部の上部に達した瞬
間、それまで実質的に密閉状態であった第2収納室の内
部が大気に連通し、第2収納室内に空気が気泡として供
給されるのと同時に、第2収納室のインクが第1収納室
側に微小連通部を介して供給される。ここでは、以下、
微小連通部における気体(気泡)と液体(インク)との
相互供給を気液交換という。
【0011】この構成によれば、インクジェット用カー
トリッジの使用初期から使用終了までの間の大半におい
て負圧を実質上ほぼ一定に保持できるタンク構造体であ
るために、高速プリントにも対応可能なインクジェット
用カートリッジを提供できるものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このような構成のイン
クカートリッジにおいては、上記微小連通部の開口形状
や収納されるインクの表面張力の大きさによっては、イ
ンク消費中の気液交換時に発生する気泡が大きく成長
し、この気泡が微小連通部に留まることが考えられる。
この場合に、微小連通部を介しての気液交換が阻害さ
れ、第2収納室から第1収納室へのインクの供給が停止
してしまう可能性も考えられる。
【0013】しかし、微小連通部の開口形状や大きさは
インクカートリッジの外形から制限されていて自由に変
更することはできない。また、インクの表面張力も用途
等により決められる。
【0014】そこで、本発明の目的は、微小連通部に成
長した気泡が滞留する事態があったとしても、安全かつ
確実なインクの供給が行われ得る構造のインクカートリ
ッジを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、インクおよび負圧発生部材を収容すると
共に大気との連通を得るための大気連通部およびインク
の取り出し口を備えた第1インク収納室と、前記大気連
通部から離れた位置に設けられた微小連通部のみを介し
て前記第1インク収納室に連通するが実質的に密閉状態
で、前記第1インク収納室へ供給するためのインクを直
接収納する第2インク収納室とを備え、前記微小連通部
が前記第1インク収納室と前記第2インク収納室とを区
分する仕切り壁と、該仕切り壁を延在させれば該仕切り
壁の端部が突き当たると共に前記第1インク収納室と前
記第2インク収納室との区分境界領域である収納室内面
との間に形成されたインクタンクであって、前記微小連
通部の前記収納室内面には、該微小連通部の前記仕切り
壁の厚さ方向の長さよりも長く、前記第1インク収納室
側よりも前記第2インク収納室側に長く配設されている
液体導入路が設けられたことを特徴とする。
【0016】この構成においては、微小連通部の上側部
分に気泡が滞留しても、微小連通部の下側部分に設けら
れた液体導入路を伝わらせて第2インク収納室のインク
を第1インク収納室に確実にかつ十分に供給することが
できる。また、微小連通部に滞留する気泡が第2インク
収納室内のインクの界面を規定し、そのインクの界面を
微小連通部から遠ざけても、そのインクの界面に接する
程度に液体導入路を長くしたことにより、第1インク収
納室へのインクの供給を確実に行うことができる。この
ように微小連通部の上側部分に気体導入路を設け、一
方、微小連通部の下側部分に液体導入路を設けることが
できるのは、気泡の表面張力と液体(インク)のメニス
カス力とを利用するからである。
【0017】前記液体導入路は、前記微小連通部の前記
収納室内面上から突起する凸部または前記微小連通部の
前記収納室内面に形成された凹部を含んでもよい。
【0018】前記液体導入路の前記凸部または凹部は複
数であってもよい。
【0019】前記液体導入路の前記凸部は、前記第2イ
ンク収納室側から前記第1インク収納室の負圧発生部材
側に向かって高さが減少する傾斜面になっていることが
好ましい。また、前記液体導入路の前記凹部は、前記第
2インク収納室側から前記第1インク収納室の負圧発生
部材側に向かって深さが減少する傾斜面になっているこ
とが好ましい。なお、負圧発生部材に対する部分的な押
圧力の負荷、またはその解除は、負圧発生部材内部の負
圧の分布に影響を及ぼすため、極力避けるべきである
が、回避できない場合には、その変化を小さくすべきで
ある。このため、液体導入路が凹形状、凸形状のいずれ
であっても、部分的な負圧の影響を緩やかにする必要が
ある。
【0020】前記液体導入路の前記複数の凸部間には、
前記液体導入路としての前記凹部が設けられていてもよ
い。
【0021】前記第1インク収納室の前記インク取出口
は、前記大気連通部に対向し、前記微小連通部の前記液
体導入路が形成されている前記第1インク収納室の一壁
部に設けられていてもよい。
【0022】
【0023】
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0025】(実施形態例1)図1は、本発明のインク
タンクとしてのインクカートリッジの一実施形態例の構
成を示す断面図である。図1において符号1はインクジ
ェット用カートリッジ本体(以下、単にカートリッジ本
体という)である。カートリッジ本体1は、図示しない
インクジェットヘッドと連結してインクをヘッド側に供
給するためのインク取出口としての開口部2を有し、か
つ、大気に連通する大気連通部3を有すると共に、負圧
発生部材4を収納した第1インク収納室5と、この第1
インク収納室5に仕切り壁6を隔てて隣接し、インク7
を直接収納した第2インク収納室8とから概略構成され
ている。
【0026】大気連通部3は、カートリッジ本体1内と
外気とを連通させるための大気連通孔9と、この大気連
通孔9に直接負圧発生部材4が接触せず、大気連通孔9
の周辺領域にエアバッファを形成するための複数のリブ
10とから概略構成されている。
【0027】仕切り壁6の底端部とカートリッジ本体1
の底部との間には、第2インク収納室8のインク7を第
1インク収納室5へ供給するための微小連通部11が形
成されている。
【0028】次に、図2(a)および(b)を参照して
微小連通部11の構成を詳細に説明する。
【0029】図2(a)および(b)は、本実施例にお
ける微小連通部近傍の構成を示す図であって、図2
(a)は要部断面図であり、図2(b)は図2(a)の
b−b線に沿う断面図である。
【0030】図2(a)および(b)に示すように、微
小連通部11は、仕切り壁6とカートリッジ本体1の壁
部wとの間に形成されている。この微小連通部11に
は、その内部から第2インク収納室8側に仕切り壁6の
厚さ方向に沿って複数(本実施形態では3本)の凸条部
12が上記壁部wの上面に形成されている。これら凸条
部12の一端(図2(a)では左端)は第1インク収納
室5の負圧発生部材4の底部に当接しており、他端(図
2(a)では右端)は第2インク収納室8の内部にまで
延びている。第2インク収納室8内の上記凸条部12の
長さは、インク7の表面張力、微小連通部11の形状等
から決められるが、上述の気液交換時に微小連通部11
内に滞留すると考えられる成長した気泡の大きさ以上で
あることが必要である。従って、通常は2mm以上であ
ることが好ましいが、これに限定されるものではない。
ここで、上記凸条部12の長さが微小連通部11に滞留
する気泡の大きさ以上であるということは、通常考えら
れる大きさの気泡が微小連通部11に滞留しても、それ
を越えて凸条部12の右端が第2インク収納室8内のイ
ンク7の気液界面にまで達し、インク7をその凸条部1
2を伝って第1インク収納室5内へ供給することができ
る程度であることを意味する。
【0031】また、凸条部12の上記壁部w上面からの
高さおよびその凸条部12の幅は、気泡の表面張力とイ
ンクのメニスカス力とで気液の分離が行える程度とさ
れ、いずれも0.5mm付近が良好であるとされる。
【0032】さらに、凸条部12の本数は微小連通部1
1の開口部分の幅等から決められる。成長した大きな気
泡が凸条部12間に入り込めないように、微小連通部1
1の開口部分の上方の気泡導入路の断面積と下方の液体
導入路の断面積とに差を付けるという意味から、複数本
であることが望ましい。
【0033】本実施形態例では、第1インク収納室5の
負圧発生部材4内に貯留されているインクの液面がイン
クの消費に伴って低下し、その液面の一部が微小連通部
11に達した瞬間、第1インク収納室5側の大気連通孔
9を介して第2インク収納室8内部が連通し、気泡が第
2インク収納室8内へ供給されるのと同時に、その気泡
に相当する体積のインクが微小連通孔9を介して第1イ
ンク収納室5へ供給される。このような気液交換を繰り
返すことにより、微小連通部9の内部に気泡が滞留する
ことが考えられる。
【0034】しかし、本実施形態例では、このような気
泡の滞留が発生しても、気泡が入り込めない凸条部12
により構成される液体導入路により微小連通部11の下
側にインクの導入通路が常に確保されているので、第2
インク収納室8から第1インク収納室5へインクを供給
することができ、第1インク収納室5内の負圧発生部材
4に含まれるインクのみならず、微小連通部11で連通
する第2インク収納室8内のインク7までも、残らず、
有効に消費することができる。
【0035】さらに、上述のように、第2インク収納室
8から第1インク収納室5へのインクの供給が確実に行
われることにより、気泡が第2インク収納室8内に取り
込まれることから、微小連通部11内での気泡の滞留を
解消することもできる。従って、この場合には、微小連
通部11の下側の液体導入部のみならず、上側の通路も
インクの供給に利用できるので、インクを円滑にかつ十
分に流入させることができる。
【0036】(実施形態例2)図3(a)および(b)
は、本発明のインクタンクとしてのインクカートリッジ
の他の実施形態例における微小連通部近傍の構成を示す
図であって、図3(a)は要部断面図であり、図3
(b)は図3(a)のb−b線に沿う断面図である。
【0037】本実施形態例は、後述の微小連通部11を
除いて先の実施形態例と基本的に共通しており、その共
通部分には同一の符号を付し、その部分の説明を省略す
る。本実施形態例の特徴は、微小連通部11の下側に位
置する液体導入路としての凸条部13の形状にある。先
の実施形態例の凸条部12は負圧発生部材4側に接触す
る程度で、その内部にまでは延在されていない。これに
対し、本実施形態例の凸条部13は負圧発生部材4の下
側の内部にまで延在しており、しかも、凸条部13の負
圧発生部材4の下側に潜り込んだ部分は、その内部に進
むに従って高さが減少するように勾配がつけられてい
る。
【0038】勾配がつけられていない凸条部が負圧発生
部材4に接触すると、負圧発生部材4の圧縮率が急激に
変化し、吸収体の挿入安定性に影響を及ぼしてしまうと
考えられる。これに対し、凸条部13に勾配がつけられ
ている本実施形態例では、その勾配部分と負圧発生部材
4との接触が緩和され、負圧発生部材4内の負圧に急激
な変化がなく、第2インク収納室8から供給されたイン
クが負圧発生部材4内に収容され易くなる。
【0039】(実施形態例3)図4(a)および(b)
は、本発明のインクタンクとしてのインクカートリッジ
のさらに他の実施形態例における微小連通部近傍の構成
を示す図であって、図4(a)は要部断面図であり、図
4(b)は図4(a)のb−b線に沿う断面図である。
【0040】本実施形態例は、後述の微小連通部11を
除いて先の実施形態例と基本的に共通しており、その共
通部分には同一の符号を付し、その部分の説明を省略す
る。本実施形態例の特徴は、微小連通部11の下側に位
置する液体導入路の形状にある。先の実施形態例におけ
る液体導入路はいずれも壁部wの上面から突出した凸条
部から構成されている。これに対し、本実施形態例の液
体導入路は、第1インク収納室5内の負圧発生部材4の
下側の内部にまで延在し、かつ、第2インク収納室8内
部にまで延在する複数の溝部14から構成されている。
この溝部14の深さは第2インク収納室8側から仕切り
壁6の下側までは同一とされ、その先の負圧発生部材4
の下側は先に進むに従って浅くなるように勾配がつけら
れている。
【0041】本実施形態例では、微小連通部11の下側
に形成する液体導入路を溝部14で構成したので、微小
連通部11内に気泡が滞留していても、溝部14内に気
泡が入り込めず、インクのみの流入経路を常に確保する
ことができる。従って、第2インク収納室8内のインク
も有効に消費することができる。
【0042】また、本実施形態例では、液体導入路が凹
部であるので、負圧発生部材4の変形が少なく、負圧分
布を均一化し易い効果もある。
【0043】なお、本実施形態例では、液体導入路を複
数の凹部で構成したが、各凹部間に先の各実施形態例に
おける凸条部を設けた構成としてもよい。この場合に、
凸条部の頂部と凹部の底部との差は微小連通部11の下
側に形成されるインクの流入経路の確保等の観点から適
宜調整される。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
微小連通部の上側部分に気泡が滞留しても、微小連通部
の下側部分に設けられた液体導入路を伝わらせて第2イ
ンク収納室のインクを第1インク収納室に確実にかつ十
分に供給することができる。
【0045】また、微小連通部に滞留する気泡が第2イ
ンク収納室内のインクの界面を規定し、そのインクの界
面を微小連通部から遠ざけても、そのインクの界面に接
する程度に液体導入路を長くしたことにより、第1イン
ク収納室へのインクの供給を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクタンクとしてのインクカートリ
ッジの一実施形態例の構成を示す断面図である。
【図2】(a)および(b)は、本実施例における微小
連通部近傍の構成を示す図であって、(a)は要部断面
図であり、(b)は(a)のb−b線に沿う断面図であ
る。
【図3】(a)および(b)は、本発明のインクタンク
としてのインクカートリッジの他の実施形態例における
微小連通部近傍の構成を示す図であって、図3(a)は
要部断面図であり、(b)は(a)のb−b線に沿う断
面図である。
【図4】(a)および(b)は、本発明のインクタンク
としてのインクカートリッジのさらに他の実施形態例に
おける微小連通部近傍の構成を示す図であって、(a)
は要部断面図であり、(b)は(a)のb−b線に沿う
断面図である。
【符号の説明】
1 インクジェット用カートリッジ本体 2 開口部(インク取出口) 3 大気連通部 4 負圧発生部材 5 第1インク収納室 6 仕切り壁 7 インク 8 第2インク収納室 9 大気連通孔 10 リブ 11 微小連通部 12 凸条部(微小連通部) 13 凸条部(微小連通部) 14 溝部(微小連通部)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/175

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクおよび負圧発生部材を収容すると
    共に大気との連通を得るための大気連通部およびインク
    の取り出し口を備えた第1インク収納室と、前記大気連
    通部から離れた位置に設けられた微小連通部のみを介し
    て前記第1インク収納室に連通するが実質的に密閉状態
    で、前記第1インク収納室へ供給するためのインクを直
    接収納する第2インク収納室とを備え、前記微小連通部
    が前記第1インク収納室と前記第2インク収納室とを区
    分する仕切り壁と、該仕切り壁を延在させれば該仕切り
    壁の端部が突き当たると共に前記第1インク収納室と前
    記第2インク収納室との区分境界領域である収納室内面
    との間に形成されたインクタンクであって、 前記微小連通部の前記収納室内面には、該微小連通部の
    前記仕切り壁の厚さ方向の長さよりも長く、前記第1イ
    ンク収納室側よりも前記第2インク収納室側に長く配設
    されている液体導入路が設けられたことを特徴とするイ
    ンクタンク。
  2. 【請求項2】 前記液体導入路は、前記微小連通部の前
    記収納室内面上から突起する凸部を含むことを特徴とす
    る請求項1に記載のインクタンク。
  3. 【請求項3】 前記液体導入路の前記凸部は複数である
    ことを特徴とする請求項2記載のインクタンク。
  4. 【請求項4】 前記液体導入路の前記凸部は、前記第2
    インク収納室側から前記第1インク収納室の負圧発生部
    材側に向かって高さが減少する傾斜面になっていること
    を特徴とする請求項2又は請求項3のいずれかに記載の
    インクタンク。
  5. 【請求項5】 前記液体導入路は、前記微小連通部の前
    記収納室内面に形成された凹部を含むことを特徴とする
    請求項1に記載のインクタンク。
  6. 【請求項6】 前記液体導入路の前記凹部は複数である
    ことを特徴とする請求項5記載のインクタンク。
  7. 【請求項7】 前記液体導入路の前記凹部は、前記第2
    インク収納室側から前記第1インク収納室の負圧発生部
    材側に向かって深さが減少する傾斜面になっていること
    を特徴とする請求項5又は請求項6のいずれかに記載の
    インクタンク。
  8. 【請求項8】 前記液体導入路の前記複数の凸部間に
    は、前記液体導入路としての前記凹部が設けられている
    ことを特徴とする請求項3に記載のインクタンク。
  9. 【請求項9】 前記第1インク収納室の前記インク取出
    口は、前記大気連通部に対向し、前記微小連通部の前記
    液体導入路が形成されている前記第1インク収納室の一
    壁部に設けられていることを特徴とする請求項1ないし
    請求項8のいずれかに記載のインクタンク。
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