JP2003025281A - 家屋解体用アタッチメントと家屋解体機 - Google Patents

家屋解体用アタッチメントと家屋解体機

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JP2003025281A
JP2003025281A JP2001209155A JP2001209155A JP2003025281A JP 2003025281 A JP2003025281 A JP 2003025281A JP 2001209155 A JP2001209155 A JP 2001209155A JP 2001209155 A JP2001209155 A JP 2001209155A JP 2003025281 A JP2003025281 A JP 2003025281A
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arm
cutting
dismantling
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JP2001209155A
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Yukio Sakamoto
幸男 坂本
Toshikazu Murai
俊和 村井
Keihan Ishii
啓範 石井
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】家屋解体、仕分け、集積に要する作業を減ら
し、全体としての作業時間の短縮が実現できる家屋解体
用アタッチメントと家屋解体機を提供する。 【解決手段】作業機の作業アームに取付けられるブラケ
ット10に旋回装置13または回転機構を取付ける。旋
回装置13または回転機構の被旋回体12に油圧シリン
ダ19、20により開閉される一対のアーム16、17
を取付ける。各アーム16、17に切断部材21、22
を取付ける。被旋回体12にアーム16,17が開閉動
作する面に対して直交する方向に開閉自在にフォーク2
5を取付ける。フォーク25は油圧シリンダ24により
開閉される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業機の作業アー
ムに取付けられて家屋の解体に使用する家屋解体用アタ
ッチメントと家屋解体機に関する。
【0002】
【従来の技術】老朽化した家屋の解体は、通常次のよう
に行われている。まず、建具等を撤去した後、油圧ショ
ベルのアームに取付けられた掴み装置(フォークグラッ
プル)により、家屋の柱、壁等を掴んで引き倒したり、
あるいは衝撃を加えて部材を落としながら破壊してゆ
く。また、この破壊作業に並行して、随時、落とされた
廃材を掴み装置または人手により、軸組み等の構造物の
分解、角材と板材が組み合わされた部材の分離、金属製
部品の分離等の作業を行い、これら分解された廃材を素
材毎に仕分けする。そして仕分けされた廃材を搬送トラ
ックに積み込んで作業現場から中間処理施設等へ搬出す
る。
【0003】このような家屋解体を行う別のアタッチメ
ントとして、特開2000−314238号公報には、
作業アームの先端に回動自在に上爪と下爪とからなるフ
ォークグラブを取付け、上爪と下爪の基端部には、上爪
と下爪が大きく開いた状態において噛み合うように上刃
と下刃とを取付け、切断時にはこれらの上刃と下刃との
間で被切断材を挟み、上爪と下爪の開閉用油圧シリンダ
を用いて上刃と下刃とを閉じて被切断材を切断する構造
のものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】家屋の解体の際に発生
する廃材は、主に角材、板材、金属、コンクリート、プ
ラスチック類、ガラス等であるが、これらはゴミとして
処分するのではなく、リサイクル可能な資源でもあり、
回収して再資源化するのが望ましく、リサイクルするに
は分別して回収することが望ましい。前述した従来の掴
み装置で家屋の解体から現場での廃材の分別作業を行う
場合、以下の問題があった。
【0005】(1)掴み装置で解体された直後の廃材
は、周囲に無造作に散らばり、素材毎に仕分け、集積し
て分別回収するが、この作業量が膨大であった。
【0006】(2)家屋から落とされた廃材は家屋を構
成していた断片であり、素材毎に分別するためにはさら
に細かく分解する必要があるが、従来の掴み装置では断
片を掴んで空中で噛み砕くため、操作に熟練を必要と
し、効率的に分解するのが難しかった。
【0007】なお、廃材のうち、細かく分解された廃材
の多くは掴み装置のフォークの間隔も細く、これらを掴
もうとしてもフォークの間をこぼれ落ちてしまい、掴む
ことができないという問題点もあった。
【0008】以上の理由から、解体後の廃材を分解し素
材毎に仕分け、集積するまでの作業が膨大で、非常に労
力と時間を要する作業であった。
【0009】一方、前記公報に記載の家屋解体用アタッ
チメントによる場合、爪の移動方向と同じ上下方向の刃
の移動による家屋構成素材の切断しかできず、切断でき
る素材の範囲が梁等に限られ、地上に集積したものにつ
いても、切断する廃材の向きによって切断可能なものが
限られるという問題点があった。また、爪の内側に刃が
取付けられているので、狭い隙間には刃を挿入すること
ができず、狭いスペースにある素材の切断ができないと
いう問題点があった。このため、前述した従来の掴み装
置による場合と同様に、家屋解体、仕分け、集積に要す
る作業が効率よく行うことができないという問題点があ
った。
【0010】本発明は、上記問題点に鑑み、家屋解体に
おける切断が容易に効率よく行え、仕分け、集積に要す
る作業を減らし、全体としての作業時間の短縮が実現で
きる家屋解体用アタッチメントと家屋解体機を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の家屋解体用ア
タッチメントは、作業機の作業アームに取付けられるブ
ラケットと、該ブラケットに取付けられた旋回装置また
は回転機構と、該旋回装置または回転機構の被旋回体に
取付けられ、油圧シリンダにより開閉される一対のアー
ムと、前記各アームに取付けられる切断部材と、前記被
旋回体に前記アームが開閉動作する面に対して直交する
方向に開閉自在に取付けられ、油圧シリンダにより開閉
されるフォークとからなることを特徴とする。
【0012】このように、アームとフォークとの開閉方
向を互いに直交する方向にしているので、アームに取付
けた切断部材による切断を行う場合、フォークを大きく
開いて退避させておき、アームのみを家屋内もしくは地
上に置いた廃材の切断個所に挿入することにより、狭い
空間であっても切断部材を挿入して切断を行うことがで
きる。
【0013】また、アームやフォークはブラケットに旋
回装置または回転機構を介して取付けられているので、
アームに備えられた切断部材により、家屋の解体時にお
いて、縦向きである柱と、横向きである梁、桁等の角材
またはこれらの切断を容易に効率よく切断することがで
きる。すなわち旋回装置または回転機構により、アーム
の向き、すなわち切断部材の向きを変え、垂直または水
平のいずれの部位も切断できる。また、切断しながらア
ームとフォークとで構成される掴み機構により、角材だ
けから構成された素材を挟んで集積することができる。
また、角材以外にも、壁やパネル等をそれぞれ選択して
切断し、前記掴み機構で掴んで集積することができる。
このように、解体の段階で素材別に廃材を集積すること
ができるので、その後の仕分け、集積作業が少なくな
る。
【0014】請求項2の家屋解体用アタッチメントは、
請求項1において、前記対をなすアームのうちの一方の
アームを前記被旋回体に固定して取付け、他方のアーム
を前記被旋回体に固定のアームに対して開閉自在となる
ように取付けたことを特徴とする。
【0015】このように、アームの一方を固定すれば、
開閉用油圧シリンダが1本でずみ、軽量化できる。ま
た、切断部材による切断の際に、一方が固定されている
ことにより、被切断材の逃げが少なくなる。
【0016】請求項3の家屋解体用アタッチメントは、
請求項1において、前記対をなすアームの双方を前記被
旋回体に開閉自在に取付けたことを特徴とする。
【0017】このように、両アームを開閉自在にすれ
ば、開閉範囲が広がり、大きな被切断材の切断も容易と
なる。
【0018】請求項4の家屋解体用アタッチメントは、
請求項1から3までのいずれかにおいて、前記切断部材
は切断時における被切断材の逃げ防止手段を有すること
を特徴とする。
【0019】このように、被切断材の逃げ防止手段を設
けることにより、切断時において、被切断材を容易に切
断することが可能となる。
【0020】請求項5の家屋解体用アタッチメントは、
請求項1から3までのいずれかにおいて、前記切断部材
は、前記対をなすアームの一方に取付けられた押し切り
刃と、他方のアームに前記押し切り刃に対向して設けら
れた受けとからなる第一の切断部と、前記対をなすアー
ムの前記第一の切断部と異なる位置に取付けられ、被切
断材の逃げ防止手段を有するせん断刃からなる第二の切
断部とを構成することを特徴とする。
【0021】このように2種の切断部を構成すれば、鉄
筋等のように比較的細い素材を切断する場合には第一の
切断部を用いて切断することにより、アームの開閉に伴
う移動範囲を小さくして能率よく切断作業を行うことが
できる。また、柱、梁、桁等の角材は第二の切断部を用
いて切断することにより、角材が逃げることなく、容易
に切断することができる。
【0022】請求項6の家屋解体用アタッチメントは、
請求項4または5において、前記切断部材の被切断材の
逃げ防止手段は、切断部の凹状をなす湾曲形状からなる
ことを特徴とする。
【0023】このように、切断部材を凹状の湾曲形状に
形成することにより、逃げが防止されると同時に、被切
断材の切断部材間での移動が許容されることにより、切
断が円滑に行われる。
【0024】請求項7の家屋解体機は、走行体と、該走
行体上に旋回装置を設置した旋回体と、該旋回体に取付
けられた作業アームと、該作業アームに取付けられたブ
ラケットと、該ブラケットに取付けられた旋回装置また
は回転機構と、該旋回装置の被旋回体に取付けられ、油
圧シリンダにより開閉される一対のアームと、前記各ア
ームに取付けられる切断部材と、前記被旋回体に前記ア
ームが開閉動作する面に対して直交する方向に開閉自在
に取付けられ、油圧シリンダにより開閉されるフォーク
とからなることを特徴とする。
【0025】このように家屋解体機を構成することによ
り、請求項1に記載の作用効果があげられる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は本発明による家屋解体機の
一実施の形態を示す側面図である。この解体機は、ベ−
スマシン1として油圧ショベルを用いたものであり、ク
ローラ式走行体2上に旋回装置3を介して旋回体4を設
置し、旋回体4に作業アーム5を取付け、作業アーム5
に家屋解体用アタッチメント6を取付けて構成される。
【0027】前記家屋解体用アタッチメント6は、図2
(A)の平面図と図2(B)の側面図に示すように、作
業アーム5の先端とリンク7にそれぞれにピン付けされ
るボス8、9を有するブラケット10と、該ブラケット
10に取付けられ、油圧モータからなる旋回モータ11
により被旋回体12を旋回させる旋回装置13と、前記
被切断材12に枢着軸14、15を中心として開閉自在
に取付けられた一対のアーム16、17と、該アーム1
6、17をそれぞれ開閉させるための油圧シリンダ1
9、20と、各アーム16、17の対向部に取付けられ
たせん断刃からなる切断部材21、22と、前記被旋回
体12にピン23を中心に前記アーム16、17が開閉
動作する面に対して直交する方向に開閉自在に取付けら
れ、油圧シリンダ24により開閉されるフォーク25と
からなる。26は前記油圧シリンダ19、20、24に
作動油を供給するために旋回装置13に設けたセンター
ジョイントである。
【0028】このアタッチメント6においては、アーム
16、17とフォーク25との開閉方向を互いに直交す
る方向としているので、図3(A)の側面図に示すよう
に、アーム16、17に取付けた切断部材21、22に
より例えば柱27の切断を行う場合、フォーク25を大
きく開いて柱27等と干渉しないようにしておき、アー
ム16、17のみを家屋内の切断個所に挿入することに
より、狭い空間であっても切断部材21、22を挿入し
て切断を行うことができる。
【0029】また、アーム16、17やフォーク25は
ブラケット10に旋回装置13を介して取付けられてい
るので、アーム16、17に備えられた切断部材21、
22により、家屋の解体時において、縦向きである柱2
7以外に、図3(B)に示すように、旋回装置13によ
りアーム16、17の向きを変え、横向きである梁、桁
等の角材28を容易に切断することができる。すなわち
旋回装置13により、アーム16、17の向き、すなわ
ち切断部材21、22の向きを変え、垂直または水平の
いずれの部位も切断できる。これらの切断は、解体して
地上に置いた素材についても行うことができる。
【0030】また、図2(A)、(B)に示すように、
アーム16、17を閉じた状態においては、アーム1
6、17はフォーク25の隙間に位置すると共に、アー
ム16、17の先端はフォーク25側に曲成されかつ交
差する構造を有するので、従来のフォークと同様の解体
作業を行うことができる。
【0031】また、このように、柱、梁、桁等の角材ま
たはこれらの接続部分(金具を含めて)切断し、図4
(A)の側面図に示すように、アーム16、17とフォ
ーク25とで構成される掴み機構により、角材だけから
構成された素材29を挟んで把持し、運搬して所定の場
所に集積することができる。また、角材以外にも、壁や
パネル等をそれぞれ選択して切断し、前記掴み機構で掴
んで集積したり、トラックに積み込んだりすることがで
きる。
【0032】また、解体作業で地上に落とされた廃材の
うち、さらに細かく分解する必要がある場合には、図4
(B)に示すように、廃材30をアーム16、17の先
端で押さえながら、フォーク25を油圧シリンダ24に
より動かして分解することができる。
【0033】また、図5(A)の平面図および図5
(B)の側面図に示すように、アーム16、17を開い
てアーム16、17がフォーク25に対向する位置にく
るように設定し、アーム16または17とフォーク25
との間で比較的細い廃材31を把持して所定の場所に集
積させたりトラックに積み込んだりすることができる。
【0034】このように、解体の段階で、狭い場所でも
アーム16、17を挿入し、素材を縦横に切断すること
ができ、かつ素材別に廃材を集積することができ、細い
廃材でも運搬できるので、解体後の仕分け、集積作業が
少なくなる。
【0035】図6(A)、(B)は本発明による家屋解
体用アタッチメントの他の実施の形態を示す平面図であ
る。本実施の形態は、アーム16、17に設ける切断部
材が、第一の切断部33と、第二の切断部34とを構成
するものからなる。第一の切断部33は、図6(C)に
示すように、押し切り刃35とその受け36からなる。
第二の切断部34は、切断部材37、38の刃の部分3
7a、38aを凹状の湾曲形状に形成することにより、
被切断材の逃げ防止機能を持たせたものである。
【0036】このアタッチメントにおいては、図6
(A)に示すように、梁、桁等の角材28等のように、
比較的太い素材を切断する場合には、第二の切断部34
により切断する。この場合、第二の切断部34は切断部
材37、38は、刃の部分37a、38aが凹状湾曲に
形成されて逃げ防止手段を構成しているため、角材等が
逃げることなく、容易に切断することができる。また、
図6(B)に示すように、金具、窓枠、または細い木材
等のように細い素材39を切断する場合には、第一の切
断部33を使用して切断する。この場合、アーム16、
17をあまり大きく開ける必要なく、効率よく切断する
ことができる。
【0037】なお、切断部材の被切断材の逃げ防止手段
としては、前記凹状の湾曲形状に限らず、先端側を鈎状
に曲成した形状等により実現することができる。ただ
し、湾曲形状に構成することにより、角材等が切断部材
37、38間で切断時に移動させることができ、切れ味
が良好となる。また、このような被切断材の逃げ防止手
段を有する切断部材は、前記第一の切断部33を有しな
いものにも適用することができる。
【0038】上記実施の形態においては、アーム16、
17の双方を開閉自在に被旋回体12に取付けたので、
広い範囲にわたり開閉可能であるが、本発明は図7の平
面図に示すように、一方のアーム17は被旋回体12に
溶接等によって固定する構造も採用できる。図7に示す
ように、アームの一方を固定すれば、開閉用油圧シリン
ダが1本ですみ、軽量化できる。また、切断部材21、
22による切断の際に、一方の切断部材22が固定され
ていることにより、被切断材の逃げが少なくなる。
【0039】上記実施の形態においては、アタッチメン
ト6に旋回モータ11を有する旋回装置13を設けた例
を示したが、旋回装置13の代わりに動力装置を備えず
人力により被回転体12側を回転させてアーム16、1
7やフォーク25の向きを変える回転機構を用いてもよ
い。また、本発明を実現する場合、作業アーム5は一部
を伸縮自在に構成する等、種々の構造を採用することが
できる。
【0040】
【発明の効果】請求項1によれば、アームとフォークと
を互いに直交する方向に開閉するように構成したので、
アームに取付けた切断部材による切断を行う場合、フォ
ークを大きく開いて退避させておき、アームのみを家屋
内もしくは地上に置いた廃材の切断個所に挿入すること
により、狭い空間であっても切断部材を挿入して容易に
切断を行うことができる。
【0041】また、アームやフォークはブラケットに旋
回装置または回転機構を介して取付けられているので、
アームに備えられた切断部材により、家屋の解体時にお
いて、縦向きである柱と、横向きである梁、桁等の角材
またはこれらの切断を容易に切断することができる。す
なわち旋回装置または回転機構により、アームの向き、
すなわち切断部材の向きを変え、垂直または水平のいず
れの部位も切断できる。また、切断しながらアームとフ
ォークとで構成される掴み機構により、角材だけから構
成された素材を挟んで集積することができる。また、角
材以外にも、壁やパネル等をそれぞれ選択して切断し、
前記掴み機構で掴んで集積することができる。
【0042】このように、素材の向きやアタッチメント
の挿入スペースの大小にかかわらず、容易に切断可能で
あると共に、解体の段階で素材別に廃材を集積すること
ができるので、その後の仕分け、集積作業が少なくな
り、解体、仕分け、集積作業の能率が向上する。
【0043】請求項2によれば、2本のアームのうちの
一方を固定したので、開閉用油圧シリンダが1本でず
み、軽量化できる。また、切断部材による切断の際に、
一方が固定されていることにより、被切断材の逃げが少
なくなり、切断が能率よく行える。
【0044】請求項3によれば、両アームを開閉自在に
構成したので、開閉範囲が広がり、大きな被切断材の切
断も容易となる。
【0045】請求項4によれば、切断部材に被切断材の
逃げ防止手段を設けたので、被切断材が切断時に逃げる
ことなく、被切断材を容易に切断することが可能とな
る。
【0046】請求項5によれば、比較的細い素材を切断
する場合には第一の切断部を用いて切断することによ
り、アームの開閉に伴う移動範囲を小さくして能率よく
切断作業を行うことができる。また、柱、梁、桁等の角
材は第二の切断部を用いて切断することにより、角材が
逃げることなく、容易に切断することができる。
【0047】請求項6によれば、切断部材を凹状の湾曲
形状に形成したので、被切断材の逃げが防止されると同
時に、被切断材の切断部材間での移動が許容されること
により、切断が円滑に行われる。
【0048】請求項7によれば、請求項1の家屋解体用
アタッチメントを作業機の作業アームに取付けて構成し
たので、請求項1に記載の作用効果があげられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による家屋解体機の一実施の形態を示す
側面図である。
【図2】(A)、(B)はそれぞれ本発明による家屋解
体用アタッチメントの一実施の形態を示す平面図、側面
図である。
【図3】(A)は本実施の形態のアタッチメントにより
柱を切断している状態を示す側面図、(B)は本実施の
形態において、アタッチメントの旋回装置を作動させて
アームの向きを変えて梁等を切断している状態を示す側
面図である。
【図4】(A)は本実施の形態のアタッチメントを用い
て廃材を把持している状態を示す側面図、(B)は本実
施の形態において、廃材の分解を行っている状態を示す
側面図である。
【図5】(A)、(B)はそれぞれ本実施の形態のアタ
ッチメントにより細い廃材を把持している状態を示す平
面図、側面図である。
【図6】(A)、(B)は本発明の他の実施の形態のア
タッチメントを示す平面図であり、(A)は太い素材、
(B)は細い素材を切断している状態を示す。
【図7】本発明の他の実施の形態のアタッチメントを示
す平面図である。
【符号の説明】
1:ベースマシン、2:走行体、3:旋回装置、4:旋
回体、5:作業アーム、6:家屋解体用アタッチメン
ト、7:リンク、8、9:ボス、10:ブラケット、1
1:旋回モータ、12:被旋回体、13:旋回装置、1
4、15:枢着軸、16、17:アーム、19、20:
油圧シリンダ、21、22:切断部材、23:ピン、2
4:油圧シリンダ、25:フォーク、26:センタージ
ョイント、27:柱、28:梁、桁等の角材、29:素
材、30:廃材、31:細い廃材、33:第一の切断
部、34:第二の切断部、35:押し切り刃、36:受
け、37、38:切断部材、37a、38a:凹状の湾
曲形状部、39:細い素材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 啓範 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 2D012 DA02 2E176 AA09 DD03 DD05 DD06 DD57

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作業機の作業アームに取付けられるブラケ
    ットと、 該ブラケットに取付けられた旋回装置または回転機構
    と、 該旋回装置または回転機構の被旋回体に取付けられ、油
    圧シリンダにより開閉される一対のアームと、 前記各アームに取付けられる切断部材と、 前記被旋回体に前記アームが開閉動作する面に対して直
    交する方向に開閉自在に取付けられ、油圧シリンダによ
    り開閉されるフォークとからなることを特徴とする家屋
    解体用アタッチメント。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の家屋解体用アタッチメン
    トにおいて、 前記対をなすアームのうちの一方のアームを前記被旋回
    体に固定して取付け、 他方のアームを前記被旋回体に固定のアームに対して開
    閉自在となるように取付けたことを特徴とする家屋解体
    用アタッチメント。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の家屋解体用アタッチメン
    トにおいて、 前記対をなすアームの双方を前記被旋回体に開閉自在に
    取付けたことを特徴とする家屋解体用アタッチメント。
  4. 【請求項4】請求項1から3までのいずれかに記載の家
    屋解体用アタッチメントにおいて、 前記切断部材は切断時における被切断材の逃げ防止手段
    を有することを特徴とする家屋解体用アタッチメント。
  5. 【請求項5】請求項1から3までのいずれかに記載の家
    屋解体用アタッチメントにおいて、 前記切断部材は、前記対をなすアームの一方に取付けら
    れた押し切り刃と、他方のアームに前記押し切り刃に対
    向して設けられた受けとからなる第一の切断部と、前記
    対をなすアームの前記第一の切断部と異なる位置に取付
    けられ、被切断材の逃げ防止手段を有するせん断刃から
    なる第二の切断部とを構成することを特徴とする家屋解
    体用アタッチメント。
  6. 【請求項6】請求項4または5に記載の家屋解体用アタ
    ッチメントにおいて、 前記切断部材の被切断材の逃げ防止手段は、切断部の凹
    状をなす湾曲形状からなることを特徴とする家屋解体用
    アタッチメント。
  7. 【請求項7】走行体と、 該走行体上に旋回装置を設置した旋回体と、 該旋回体に取付けられた作業アームと、 該作業アームに取付けられたブラケットと、 該ブラケットに取付けられた旋回装置または回転機構
    と、 該旋回装置または回転機構の被旋回体に取付けられ、油
    圧シリンダにより開閉される一対のアームと、 前記各アームに取付けられる切断部材と、 前記被旋回体に前記アームが開閉動作する面に対して直
    交する方向に開閉自在に取付けられ、油圧シリンダによ
    り開閉されるフォークとからなることを特徴とする家屋
    解体機。
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