JP2003010704A - 家屋解体用掴み装置 - Google Patents

家屋解体用掴み装置

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JP2003010704A
JP2003010704A JP2001200397A JP2001200397A JP2003010704A JP 2003010704 A JP2003010704 A JP 2003010704A JP 2001200397 A JP2001200397 A JP 2001200397A JP 2001200397 A JP2001200397 A JP 2001200397A JP 2003010704 A JP2003010704 A JP 2003010704A
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JP
Japan
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fork
teeth
gripping device
house
waste material
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JP2001200397A
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English (en)
Inventor
Yukio Sakamoto
幸男 坂本
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】細かな廃材であってもフォークで掴んで分解、
破砕、仕分けすることができ、もって廃材の分解、破
砕、仕分けの手間や時間を省くことができる家屋解体用
掴み装置を提供する。 【解決手段】作業機の作業アームに取付けられて家屋の
解体に使用するフォークグラップルからなる。フォーク
グラップルを構成する一対のフォーク13、14の各先
端部に、掴み装置が閉じ状態にあるときに互いに接触す
る歯17、18を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業機の作業アー
ムに取付けられて家屋の解体に使用するフォークグラッ
プルからなる掴み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】老朽化した家屋の解体は、通常次のよう
に行われている。まず、建具等を撤去した後、油圧ショ
ベルのアームに取付けられた掴み装置(フォークグラッ
プル)により、家屋の柱、壁等を掴んで引き倒したり、
あるいは衝撃を加えて部材を落としながら破壊してゆ
く。また、この破壊作業に並行して、随時、落とされた
廃材を掴み装置または人手により、軸組み構造の分解、
角材と板材が組み合わされた部材の分離、金属製部品の
分離等の作業を行い、これら分解された廃材を素材毎に
仕分けして搬出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】家屋の解体の際に発生
する廃材は、主に木材、金属、コンクリート、プラスチ
ック類、ガラス等であるが、これらはリサイクル可能な
資源でもあり、回収して再資源化するのが望ましく、リ
サイクルするには分別して回収する必要がある。従来よ
り、前記廃材を家屋解体現場で分解、破砕、仕分けをし
ているが、従来のフォークグラップルによれば、破砕さ
れた木片等の細い廃材を掴もうとしても、フォークの爪
の間からこの廃材が通り抜けて掴むことができず、細い
廃材の分解や仕分け作業は人手に頼りがちであった。こ
のため、廃材の分解、破砕、仕分け作業に非常に手間と
時間を要するという問題点があった。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑み、細かな廃材
であってもフォークで掴んで分解、破砕、仕分けするこ
とができ、もって廃材の分解、破砕、仕分けの手間や時
間を省くことができる家屋解体用掴み装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の家屋解体用掴
み装置は、作業機の作業アームに取付けられて家屋の解
体に使用するフォークグラップルからなる掴み装置にお
いて、前記フォークグラップルを構成するフォークの各
先端部に、掴み装置が閉じ状態にあるときに互いに対向
するものが接触する歯を設けたことを特徴とする。
【0006】このように、フォークの先端部にフォーク
グラップルが閉じた状態において互いに接触する歯を設
けることにより、これらの歯の間に廃材を把持すること
ができ、細かな廃材であってもフォークの先端部で分
解、破砕や仕分け作業が行える。
【0007】請求項2の家屋解体用掴み装置は、請求項
1において、前記歯はフォークの内側に向けて突出した
山状をなし、かつフォークの長手方向に対して直角方向
に長く形成したことを特徴とする。
【0008】このように、フォークの爪に対して交差す
る構造の歯の形状とすることにより、前記細い廃材の掴
み作業を廃材を漏らすことなく行うことができる。ま
た、フォークの形状が山状をなすため、大きな廃材を掴
む場合、廃材に歯の先端が食い込み、廃材がずれないた
め、確実に分解、破砕、仕分け作業が行える。
【0009】請求項3の家屋解体用掴み装置は、請求項
1または2において、前記歯の噛み合わせ部を凹凸状に
形成したことを特徴とする。
【0010】このように、歯の噛み合わせ部を凹凸状に
形成することにより、廃材の把持が滑ることなく確実に
行える。
【0011】請求項4の家屋解体用掴み装置は、請求項
1から3までのいずれかにおいて、前記歯をフォークに
着脱自在に取付けたことを特徴とする。
【0012】このように、フォークに歯を着脱自在に取
付ける構造とすれば、必ずしも歯が必要でないような材
質あるいは作業においては、歯を着けないで作業を行う
こともでき、また、発生する廃材に好適な歯を選択して
取付けることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明による家屋解体用掴
み装置の一実施の形態を示す家屋解体機の側面図であ
る。この解体機は、ベ−スマシン1として油圧ショベル
を用いたものであり、クローラ式走行体2上に旋回装置
3を介して旋回体4を設置し、旋回体4に作業アーム5
を取付け、作業アーム5に掴み装置6を取付けて構成さ
れる。
【0014】掴み装置6は、図2(A)に示すように、
作業アーム5の先端とリンク7にそれぞれにピン付けさ
れるボス8、9を有するブラケット10と、枢着軸1
1、12を中心としてブラケット10に開閉自在に取付
けられた一対のフォーク13、14と、フォーク開閉用
油圧シリンダ15と、フォーク13、14を連動して開
閉させるために両者を連結するリンク16とによりフォ
ークグラップルを構成する。
【0015】各フォーク13、14の先端側には、掴み
装置が閉じ状態にあるときに互いに接触する歯17、1
8を設ける。本実施の形態においては、歯17、18は
ほぼ同じ長さの断面形状がフォークの内側に突出した山
状をなすロッドを、フォーク13、14の爪13a、1
4aに溶接して取付けた例を示す。図3(A)に示すよ
うに、歯17、18の外側の面17a、18aが互いに
当接する。
【0016】このように構成すれば、図2(B)に示す
ように、比較的細い廃材21をフォーク間に縦向きに把
持する場合であっても、爪13a、13a間、または爪
14a、14aから廃材21が抜け出すことが防止さ
れ、細い廃材でもフォーク13、14や歯17、18間
で把持して、分解、破砕や仕分け作業が行える。
【0017】また、図3(B)に示すように細い廃材2
1Aが横向きに把持される場合でも、歯17、18によ
ってフォーク13、14の基端側への移動が阻止され、
確実に把持することができる。従って、人手による分
解、破砕または仕分け分が減少し、これらの現場で労
力、手間が削減されると共に、能率が向上する。
【0018】また、本実施の形態においては、歯17、
18の断面形状を山状に形成しているので、図4(A)
に示すように、大きな廃材22を把持する場合、これら
の歯17、18を廃材22に食い込ませることができ、
従来より確実に廃材22を把持することが可能であり、
確実に分解、破砕、仕分け作業が行える。
【0019】図4(B)は本発明による把持装置の他の
実施の形態を示す図であり、これは歯17、18に凹凸
状の噛み合わせ部17b、18bを形成したものであ
る。このような歯17、18の構造にすれば、廃材21
を把持する際に廃材21が滑ることなく確実に把持でき
る。
【0020】図5(A)〜(F)はいずれも前記歯17
(歯18についても同様であるので、歯17で代表させ
る)を爪13aに着脱自在に取付けた本発明の他の実施
の形態を示す。図5(A)の実施の形態は、歯17に貫
通孔23を設け、該貫通孔23にボルト24を挿通して
爪13aに設けたねじ孔25にねじ込むことにより、歯
17を爪13aに取付けたものである。
【0021】図5(B)は、爪13aに貫通孔26を設
け、該貫通孔26にボルト27を挿通して歯17に設け
たねじ孔28にねじ込むことにより、歯17を爪13a
に取付けたものである。
【0022】図5(C)の例は、歯17にL字形または
コ字形の取付け部30を設け、該取付け部30を爪13
aに嵌合すると共に、ボルト31により該取付け部30
と共に歯17を爪13aに着脱自在に固定したものであ
る。
【0023】図5(D)の例は、歯17にL字形の取付
け部32を設け、該取付け部32とブラケット33とで
爪13aを挟み、両者をボルト34とナット35で固定
することにより、歯17を爪13aに着脱自在に固定し
たものである。
【0024】図5(E)の例は、ブラケット36はU字
形に形成しこれを爪13aに嵌合して歯17にブラケッ
ト36をボルト37により固定したものである。
【0025】図5(A)〜(E)においては、図示のよ
うに、歯17に凹部38を設け、該凹部38に歯17を
嵌合することにより、歯17に作用する力がボルトに伝
達されないようにすることが好ましい。
【0026】図5(F)の例は歯17に一体に角筒形の
取付け部39を設け、該取付け部39を爪13aに嵌合
して取付け部39と爪13aとの間の隙間に楔40を嵌
合し、楔40をねじ41により爪13aに固定して歯1
7を爪13aに取付けたものである。
【0027】このように、フォーク13に歯17を着脱
自在に取付ける構造とすれば、必ずしも歯が必要でない
ような材質あるいは作業においては、歯を着けないで作
業を行うこともでき、また、発生する廃材に好適な歯を
選択して取付けることができる。
【0028】本発明は、特願2001−058206号
において記載したように、複数対のフォークをその開閉
方向に対して直角方向に間隔調整可能に設けたものにも
適用することができる。
【0029】
【発明の効果】請求項1によれば、フォークの先端部に
フォークグラップルが閉じた状態において互いに接触す
る歯をもうけたので、これらの歯の間に廃材を把持する
ことができ、細かな廃材であってもフォークの先端部で
分解、破砕や仕分け作業が行える。このため、人手によ
る分解、破砕または仕分け分が減少し、これらの現場で
労力、手間が削減されると共に、能率が向上する。
【0030】請求項2によれば、フォークの爪に対して
交差する構造の歯の形状とすることにより、前記細い廃
材の掴み作業を廃材を漏らすことなく行うことができ
る。また、フォークの形状が山状をなすため、大きな廃
材を掴む場合、廃材に歯の先端が食い込み、廃材がずれ
ないため、確実に分解、破砕、仕分け作業が行える。
【0031】請求項3によれば、歯の噛み合わせ面を凹
凸状に形成することにより、廃材の把持が滑ることなく
確実に行える。
【0032】請求項4によれば、フォークに歯を着脱自
在に取付ける構造とすれば、必ずしも歯が必要でないよ
うな材質あるいは作業においては、歯を着けないで作業
を行うこともでき、また、発生する廃材に好適な歯を選
択して取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による家屋解体用掴み装置の一実施の形
態を示す家屋解体機の側面図である。
【図2】(A)は本発明による家屋解体用掴み装置の一
実施の形態を示す側面図、(B)は本実施の形態のフォ
ークを示す斜視図である。
【図3】(A)は本実施の形態のフォークを閉じた状態
で示す拡大側面図、(B)は本実施の形態のフォークを
細い廃材を把持した状態で示す拡大側面図である。
【図4】(A)は本実施の形態のフォークを大きい廃材
を把持した状態で示す拡大側面図、(B)は本発明の他
の実施の形態のフォークを示す拡大側面図である。
【図5】(A)〜(F)は本発明によるフォークの他の
実施の形態を示す図である。
【符号の説明】
1:ベースマシン、2:走行体、3:旋回装置、4:旋
回体、5:作業アーム、6:掴み装置、7:リンク、1
0:ブラケット、11、12:枢着軸、13、14:フ
ォーク、13a、14a:爪、15:油圧シリンダ、1
6:リンク、17、18:歯、17a、18a:接触
面、17b、18b:凹凸状の噛み合わせ部、21、2
1A:細い廃材、22:大きい廃材、23:貫通孔、2
4:ボルト、25:ねじ孔、26:貫通孔、27:ボル
ト、28:ねじ孔、30:取付け部、31:ボルト、3
2:取付け部、33:ブラケット、34:ボルト、33
6:ブラケット、37:ボルト、38:凹部、39:取
付け部、40:楔、41:ねじ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作業機の作業アームに取付けられて家屋の
    解体に使用するフォークグラップルからなる掴み装置に
    おいて、 前記フォークグラップルを構成するフォークの各先端部
    に、掴み装置が閉じ状態にあるときに互いに対向するも
    のが接触する歯を設けたことを特徴とする家屋解体用掴
    み装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の家屋解体用掴み装置にお
    いて、 前記歯はフォークの内側に向けて突出した山状をなし、
    かつフォークの長手方向に対して直角方向に長く形成し
    たことを特徴とする家屋解体用掴み装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の家屋解体用掴み
    装置において、 前記歯の噛み合わせ部を凹凸状に形成したことを特徴と
    する家屋解体用掴み装置。
  4. 【請求項4】請求項1から3までのいずれかに記載の家
    屋解体用掴み装置において、 前記歯をフォークに着脱自在に取付けたことを特徴とす
    る家屋解体用掴み装置。
JP2001200397A 2001-07-02 2001-07-02 家屋解体用掴み装置 Pending JP2003010704A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015011842A1 (ja) * 2013-07-24 2015-01-29 Trans Algae株式会社 微細藻類収穫方法と微細藻類収穫用トレーラー
JP2016125212A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 株式会社小松製作所 多目的バケット装置及びそれを備える作業車両

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WO2015011842A1 (ja) * 2013-07-24 2015-01-29 Trans Algae株式会社 微細藻類収穫方法と微細藻類収穫用トレーラー
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