JP2003024607A - 遊技システム - Google Patents

遊技システム

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JP2003024607A
JP2003024607A JP2001215919A JP2001215919A JP2003024607A JP 2003024607 A JP2003024607 A JP 2003024607A JP 2001215919 A JP2001215919 A JP 2001215919A JP 2001215919 A JP2001215919 A JP 2001215919A JP 2003024607 A JP2003024607 A JP 2003024607A
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game
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gaming
control mechanism
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Kenichi Murata
健一 村田
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Heiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】補給樋の傾斜角度を調整制御して玉供給や玉循
環を円滑に行なえるようにする。 【解決手段】CPU1200が各遊技機3000a〜3
000hのアウト口114から排出されるアウト玉の総
数を求め、このアウト玉総数に応じた傾斜角度となるよ
うに昇降制御機構2300が駆動制御されるので、アウ
ト玉総数が多くなるにつれて補給、循環速度も大きくし
て円滑な玉補給動作を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定数台の遊技機
群を備え、各遊技機のアウト口から排出される遊技球を
下部タンクに集積し、これを搬送手段によって上部タン
クに戻しこの上部タンクの遊技球を共通の補給樋で各遊
技機に供給する動作を循環的に行うように構成された遊
技システムの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技場において多数の遊技機が配設され
ていて、その中には複数の遊技機群で成る遊技機島が多
数形成されるようにされている。この遊技機島において
は、各遊技機のアウト口からの遊技球が下部タンクに集
積されてこれをスクリューコンベア等で上昇させて上部
タンクに供給する。そして、上部タンクからは共通の玉
供給用の補給樋によって各遊技機に遊技球が再供給され
るようにして球循環が行われている。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各遊技
機でのアウト玉総数が急激に増加する場合には、玉供給
の速度を増加させなければならない反面、アウト玉総数
の増加割合が緩やかな場合には玉供給速度を減少させて
上部タンクへの玉供給異常を生じさせないようにするこ
とが必要であるところ、このための処置が施されていな
い。さらに、湿度が高くなるにつれて玉と補給樋との間
の滑りが悪くなっていき、玉供給や玉循環が円滑に行わ
れなくなる場合等もあり得た。
【0003】そこで、本発明は、補給樋の傾斜角度を自
動調整して玉供給や玉循環を円滑に行なえるようにする
遊技システムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、所定数台の遊技機群を備え、各遊技機の
アウト口から排出される遊技球を下部タンクに集積し、
これを搬送手段によって上部タンクに戻しこの上部タン
クの遊技球を共通の補給樋で各遊技機に供給する動作を
循環的に行うように構成された遊技システムにおいて、
前記補給樋の傾斜角度を調整制御する制御機構を備えた
ことを特徴とするようにした。
【0005】この発明によれば、補給樋の傾斜角度が調
整制御されるので、例えば各遊技機の遊技状態等を考慮
して玉供給や玉循環が円滑に行なえるようになる。
【0006】前記制御機構は、前記遊技機群の遊技デー
タに応じて駆動制御されるように構成されるようにする
ことができる。
【0007】例えば、前記遊技機群の各遊技機のアウト
口から排出されるアウト玉の総数を求めるアウト玉数演
算手段と、このアウト玉総数に応じた傾斜角度となるよ
うに前記制御機構を駆動制御する制御手段を備えるよう
にすることができる。
【0008】より具体的には、アウト玉総数の範囲を示
す情報とこれに対応する傾斜角度とするための駆動制御
信号とを関連付けて登録する登録手段を備え、前記制御
手段は、前記登録手段の登録内容を参照して、前記アウ
ト玉数演出手段にて求められたアウト玉総数が属するア
ウト玉総数範囲を求め、この求めたアウト玉総数範囲に
関連する駆動制御信号求める手段と、この求めた駆動制
御信号を与えて前記制御機構を駆動制御させる手段と、
を含むようにすることができる。
【0009】また、前記補給樋近傍の湿度に応じた検出
信号を出力する検出手段と、この検出信号に応じた傾斜
角度となるように前記制御機構を駆動制御する第2の制
御手段を備えた構成としても良い。
【0010】より具体的には、湿度値範囲を示す情報と
これに対応する傾斜角度とするための駆動制御信号とを
関連付けて登録する第2の登録手段を備え、前記第2の
制御手段は、前記第2の登録手段の登録内容を参照し
て、前記検出手段が出力した検出信号が示す湿度値が属
する湿度値範囲を求め、この求めた湿度値範囲に関連す
る駆動制御信号求める手段と、この求めた駆動制御信号
を与えて前記制御構を駆動制御させる手段とを含むよう
にすることができる。なお、この検出手段は前記補給樋
に設けられるようにすることが好ましい。
【0011】さらに、前記遊技機群の各遊技機の遊技デ
ータが所定の条件を満たしている場合にのみ、前記制御
機構による調整制御動作を起動する起動制御手段を備え
るようにしても良い。
【0012】そして、前記傾斜角度変更機構と所要の情
報を通信可能に接続された、前記遊技機群の遊技データ
を管理する遊技機管理装置を備え、この遊技機管理装置
が前記制御手段および前記第2の制御手段を備えるよう
にすることができる。
【0013】なお、このような動作を行わせるための動
作プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体を
記録しておき、コンピュータがこの記録媒体に記録した
動作プログラムを読み取って実行することによって以上
のような動作を実現することができる。このような記録
媒体としては、ROM、半導体IC等の半導体記録媒
体、DVDROM、CDROM等の光記録媒体、フレキ
シブルディスク等の磁気記録媒体、MO等の光磁気記録
媒体が挙げられる。また、この動作プログラムを通信網
を介して情報処理装置からダウンロードするようにして
も良い。
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。先ず、本発明の実施形態の遊技
機管理装置1000が管理する、遊技機3000側の一
般的な構成や動作を説明してから、本発明の主要な動作
を説明することによって本発明の理解の容易化を図る。
【0014】(遊技機3000側)図1は遊技盤10の
模式的な説明図である。遊技盤10の略中央部には、3
つ(左、中、右)の表示エリアを有していて、各表示エ
リアにおいて、独立して数字やキャラクタによる図柄で
構成される識別情報が変動表示可能である特別図柄表示
装置100が配設されており、その真下には特別図柄始
動口104が配設されていて、この特別図柄始動口10
4の両側には普通図柄作動ゲート102、102が配設
されている。また、一対の開閉部材120、120が特
別図柄始動口104を形成するように離間して開閉可能
に設けられている。
【0015】さらに、特別図柄始動口104の下方に
は、大入賞口106、普通図柄表示装置108、アウト
口114がこの順で配設されており、さらに、特別図柄
始動口104の両斜め上方にはランプ表示装置110、
110が配設されていると共に、遊技盤10の両側端部
近傍にもランプ表示装置(より具体的にはLED装置)
112、112が配設されている。
【0016】そして、特別図柄始動口104に遊技玉が
入賞されて乱数抽選が行われ、この抽選された乱数が大
当り値である時には、各表示エリアにおいて少なくとも
1つの識別情報の変動表示が開始されその後、当り有効
ライン上に所定表示パターン(例えば「7、7、7」)
の表示が特別図柄表示装置100によって行われ、大入
賞口106が所定パターンで開閉制御されて遊技者にと
って有利な大当り遊技状態となる。
【0017】また、普通図柄作動ゲート102が遊技玉
の通過を検出すると、乱数抽選が行われこの抽選された
乱数が小当り値である時には、普通図柄表示装置108
の表示部を所定パターン(例えば「7」や「3」)に表
示させ、その後に、開閉部材120が開状態となって遊
技玉が特別図柄始動口104に入賞した場合にも、同様
に乱数抽選が行われこの抽選された乱数が大当り値であ
る時には、各表示エリアにおける変動表示が開始されそ
の後、当り有効ライン上に所定表示パターン(例えば
「7、7、7」)の表示が特別図柄表示装置100によ
って行われ、大入賞口106が所定パターンで開閉制御
されて遊技者にとって有利な大当り状態となる。一方、
入賞されない打玉はアウト口114を介して排出され
る。
【0018】図2は、このような遊技の進行状況に応じ
た遊技機制御が行われる遊技機の主要部のみを示した制
御ブロック図である。主制御部200は、CPUを内蔵
したマイクロプロセッサを搭載していて、後に説明す
る、特別図柄表示装置100を制御するための各種のコ
マンドを、少なくとも含む多種多様な制御コマンドを格
納するコマンドデータテーブル領域202および一連の
遊技機制御手順を記述した制御プログラムや制御データ
等の遊技制御プログラムを格納するROM201とワー
クエリアが形成されるRAM203とが設けられてい
て、一体型のワンチップマイコンとなっている。主制御
部200が所定周期でこの遊技制御プログラムを繰り返
して実行することによって遊技動作が行われることにな
る。
【0019】主制御部200には、入力ポート210を
介して、特別図柄始動口104内部に設けられ遊技玉の
特別図柄始動口104への入賞を検出する特別図柄始動
スイッチ304、普通図柄作動ゲート102の内部に設
けられ遊技玉のゲート通過を検出する普通図柄作動スイ
ッチ306、および、大入賞口106の内部に設けられ
遊技玉の大入賞口106への入賞を検出する大入賞口ス
イッチ308が接続さされ、主制御部200は各検出信
号を受信可能となっている。
【0020】また、主制御部200には、出力ポート2
15を介して、特別図柄やキャラクタを表示する表示部
を3つ有して夫々を独立して可変表示可能でLCD等で
実現される特別図柄表示装置100、ランプを点灯制御
するランプ表示装置110、112、効果音を発生する
効果音発生装置116、例えば7セグメント表示デバイ
スで実現される普通図柄表示装置108、始動口の開閉
部材120を開閉制御するための始動口作動ソレノイド
300、および、大入賞口106の幅広な開閉部材を開
閉制御するための大入賞口作動ソレノイド302が接続
され、主制御部200は各装置を制御するための制御信
号を送信可能となっている。
【0021】そして、主制御部200は、特に特別図柄
表示装置100に対しては所定数個の表示制御用のコマ
ンドを所定のタイミングで送信可能となっていて、特別
図柄表示装置100は受け取ったコマンドに基いて、主
制御部200に頼らずに自身内のCPUが細かな表示制
御を行うようになっている。さらに主制御部200から
特別図柄表示装置100へコマンドを送信するのみの一
方向通信による通信形態を採っている。
【0022】そして、特別図柄始動口104への遊技球
の入賞に応じて図柄表示演出を行なう特別図柄表示装置
100、この図柄表示演出と共に効果音発生による音出
力演出を行う効果音発生装置116、および、この図柄
表示演出と共に図示しない点灯部の点消灯制御を行って
点消灯演出を行なうランプ表示装置110(112)が
演出用周辺装置群を構成している。
【0023】また、主制御部200には、電源供給を行
うための電源回路212と所定時間毎にリセット信号を
出力するリセット回路213とが接続されていて、さら
に、リセット回路213には、主制御部200から周期
的タイマカウンタによって生成されたパルス信号が入力
されると共に、電源回路212からの電流供給状況を監
視するためのモニタ信号が入力される。
【0024】さて、図12に示すように、主制御部20
0から特別図柄表示装置100に送られる表示制御用の
コマンドは、コマンドの分類を識別するための識別子で
1バイト長のデジタル情報であるモード(MODE)
と、実行されるコマンドの内容(機能)を示す1バイト
長のデジタル情報であるイベント(EVENT)とでな
っており、図6乃至図9は、ROM201に格納された
コマンドデータテーブル領域202上の表示制御用コマ
ンドデータの一部を示している。
【0025】図6乃至図9に示すように、表示制御用の
コマンドには、「特別図柄を変動させるとともに、変動
パターンを指定するためのコマンド(第1のコマン
ド)」、「特別図柄左の停止図柄を指定するコマンド
(第2のコマンド)」、「特別図柄中の停止図柄を指定
するコマンド(第2のコマンド)」、「特別図柄右の停
止図柄を指定するコマンド(第2のコマンド)」、「特
別図柄を停止させるためのコマンド(第3のコマン
ド)」がある。なお、第1のコマンドには図柄をどのよ
うなパターンで変動表示させるか、キャラクタをどのよ
うなパターンで表示演出させるか等の変動パターンを指
定する情報を含んだコマンドとなっている。主制御部2
00は、図柄変動表示を開始させるような遊技状況とな
ったときこれらの5つのコマンドを1回の変動表示制御
において所定のタイミングで特別図柄表示装置100に
送信する。
【0026】図3は、特別図柄表示装置100のブロッ
ク構成図である。特別図柄表示装置100は、主制御部
200からのストローブ信号やコマンドを受信するため
のデータ受信回路1140(データレベルを変換する電
圧変換回路を含む)と、この電圧変換回路等に電源供給
を行う電源回路1160と、受信したコマンドに基づい
て表示制御を行うために必要な制御データを生成して画
像処理用LSI(VDP)1060に出力するCPU1
020(表示制御手段)と、CPU1020の動作手順
を記述したプログラムを内蔵するプログラムROM10
40と、ワークエリアやバッファメモリとして機能する
RAM1090と、画像展開処理を行う画像処理用LS
I(VDP)1060と、画像処理用LSI(VDP)
1060が展開した画像データを一時的に記憶するビデ
オRAM1080と、画像処理用LSI(VDP)10
60が画像展開するために必要なデータを格納したキャ
ラクタROM1180と、ビデオRAM1080に一時
的に記憶された画像データを受け取って送出するLCD
パネル用インターフェイス回路1100と、このLCD
パネル用インターフェイス回路1100から送出された
画像データを用いて表示画像を出力するLCDパネル1
120とを有している。
【0027】図4(a)に示すように、キャラクタRO
M1180は、ROMタイトル領域、ROM管理情報領
域、実際のキャラクタデータを格納したキャラクタイメ
ージデータ領域、キャラクタの色彩データを格納したパ
レットデータ領域、および、キャラクタの動きを定義し
た情報を格納したシナリオデータ領域を有していて、キ
ャラクタデータは、特定の圧縮方法で圧縮された状態で
キャラクタイメージデータ領域に格納されており、さら
に、図4(b)に示すように、パレットデータ領域は、
色番号とカラーコードとが対となったものが複数種類格
納されている。
【0028】そして、特別図柄表示装置100のCPU
1020は、データ受信回路1140が受信したコマン
ドに応じて生成した制御データを画像処理用LSI(V
DP)1060に与えると、画像処理用LSI(VD
P)1060は、キャラクタイメージデータ領域から獲
得したキャラクタデータを解凍してパレットデータ領域
から獲得した色彩データで色付けして、シナリオデータ
領域から獲得した情報で指定されたビデオRAM108
0上の位置に画像展開したデータを一時的に格納し、一
時的に格納したデータをLCDパネル用インターフェイ
ス回路1100に送ることによって、LCDパネル11
20によって、変動表示速度変化等を含む様々な画像表
示が細かに行われる。
【0029】また、図5は、コマンド送受信タイミング
を示したタイミングチャートである。前述したように、
コマンドは1バイト長のモード(MODE)と、同じく
1バイト長のイベント(EVENT)からなっていて、
この例では、主制御部200は、コマンド変化時に自身
が生成するストローブ信号(DUSTB)の1つ目の立
ち上がりを契機として、モード(MODE)情報を送信
し、次いでストローブ信号(DUSTB)の2つ目の立
ち上がりを契機として、イベント(EVENT)情報を
送信する。すると、これに対応して、特別図柄表示装置
のCPU1020は、ストローブ信号(DUSTB)が
送信されてくると割り込みを発生させ、この割り込み処
理によってコマンドを受信してRAM1090に格納す
る。
【0030】次に、先ず、主制御部200や特別図柄表
示装置100のCPU1020が行う通常の制御動作を
図10(遊技制御のゼネラルフローチャート)や図11
を参照して説明する。なお、図10に示す一連の処理は
主制御部200がROM201に格納されている図示し
ない遊技制御プログラムを実行することによって行われ
る。より具体的には、リセット回路213から所定時間
(例えば4msec)毎に供給されるリセット信号をト
リガとして先頭のステップから実行され、この一連の処
理が繰り返し実行されるようになっている。
【0031】先ず、図示しない電源スイッチによって電
源回路212を起動状態とすると主制御部200が起動
状態となるが、この電源投入が行われてから初めての処
理が実行されたか否かを判定する(ステップS11
0)。電源投入後、初めての処理の場合には(Yes)
ステップS200に移行する一方、これ以外の場合には
(No)ステップS120に移行する。
【0032】ステップS200では、RAM203の初
期化処理として記憶エリアのクリア処理を実行し、次い
で、ステップS210では、初期制御処理を行うための
データをRAM203の所定の領域にセットする。一
方、ステップS120では、RAM203内に形成され
る図示しない、大当り判定用、小当り判定用等の各種の
乱数生成用ループカウンタのカウント値をインクリメン
トし、ステップS130では、遊技機制御に用いる各種
のタイマのタイマ値を更新する。したがって、電源初期
投入時にはRAMクリア、初期データセット処理等のイ
ニシャライズが行われて、主制御部200のスタック領
域に所定スタック値がスタックされる一方、電源初期投
入時ではない場合にも各種乱数更新等のイニシャライズ
が行われ、これに対応する第2の所定スタック値が、主
制御部200のスタック領域にスタックされる。
【0033】次に、ステップS140において、特別図
柄始動スイッチ304、普通図柄作動スイッチ306、
大入賞口スイッチ308が出力した検出信号を入力ポー
ト210を介して図示しない自身内のレジスタに読み込
み格納する入力ポート処理を実行し、次いで、ステップ
S150に移行してポート入力処理で読み込み格納した
データを把握するためのスイッチチェック処理を実行す
る。
【0034】次に、ステップS160にて各スイッチ3
04、306、308等の断線や短絡の有無のチェック
を行い、これらの障害が発生している場合には(Ye
s)ステップS220に移行する一方、これ以外の場合
には(No)ステップS180に移行する(ステップS
170)。
【0035】そして、ステップS180において、普通
図柄表示装置108の表示制御に必要なデータをRAM
203の所定領域に格納すると共に、特別図柄表示装置
100の表示制御に必要なコマンド(先に図6乃至図9
にて説明したコマンドを含む)をRAM203の所定領
域に格納して、前記各種のタイマのタイマ値を減じる
(ステップS190)。なお、ステップS180におい
て、主制御部200は、遊技制御に応じて必要なモー
ド、イベントのコマンドをコマンドデータテーブル領域
202を参照して決定し、決定したモード、イベントを
示すデジタル情報をRAM203の所定エリアに格納す
る。
【0036】次に、ステップS195において、大入賞
口106と特別図柄始動口104の開閉部材120とを
所定パターンで開閉制御するために、始動口作動ソレノ
イド300と大入賞口作動ソレノイド302とを駆動制
御し、次いで、ステップS220において、図示しない
賞球払出装置に払出し動作を行わせるための制御情報を
出力するための賞球セット処理を実行し、さらにステッ
プS230、240、250において、図示しない遊技
機管理装置に各種の遊技データを出力する外部情報処
理、ランプ表示装置110、112を遊技状態に対応さ
せて点灯制御するためのコマンドをRAM203の所定
エリアに格納する表示灯制御処理、効果音発生装置11
6を遊技状態に対応させて効果音発生制御するためのコ
マンドをRAM203の所定エリアに格納する効果音処
理を実行する。
【0037】次に、ステップS260では、各処理でR
AM203に格納したデータを出力ポート215を介し
て対応する装置に出力し(ポート出力処理)、これを受
け取った装置側はこれに基づいた制御動作を行う。そし
て、特別図柄表示装置100に対して、先ず、ストロー
ブ信号を出力し、ステップS180にてRAM203に
格納されたモード、イベントのデータを先に図5に示し
たようにして送信する。これによって、特別図柄表示装
置100には、例えば図6乃至図9にて示したコマンド
が主制御部200から送信され受信することになる。
【0038】ステップS270では、リセット回路21
3からリセット信号が入力されるまでリセット待機処理
を実行すると共に、リセット信号が入力された場合には
ステップS110に移行して遊技機制御を継続する。な
お、このリセット待機処理としては、先に述べた各種の
乱数生成用のカウンタの更新等が挙げられる。
【0039】次に、コマンドを受け取った特別図柄表示
装置100のCPU1020の動作について、図11を
参照しつつ説明する。まず、ステップS1100におい
て、CPU1020は自身のスタックポインタの設定、
RAM1090の初期化、レジスタクリア等の自身の初
期化等を行いステップS1102において、新しいコマ
ンドが入力されたか否かを判断する。新たな表示制御の
ためのコマンドが入力されたと判断された場合には(Y
es)ステップS1104に移行する一方、これ以外の
場合には(No)ステップS1110に移行する。
【0040】ステップS1104では、図5において説
明した割り込み処理において、データ受信回路1140
が受信したコマンドをRAM1090にコピーし、コマ
ンドが正常か否かのチェック等を行う。次に、CPU1
020は、主制御部200とは独立して細かな表示制御
を行うための必要なコマンドを得るべく、処理テーブル
(図示せず)の先頭アドレスを決定し、次いでステップ
S1108において、画像処理用LSI1060へ出力
するためにRAM1090の必要なエリアのデータを更
新する。
【0041】次に、ステップS1110において、RA
M1090にセットされている図柄制御用データに基づ
いて、画像処理用LSI1060へ出力するためのスク
ロールデータを求めてRAM1090にセットし、図柄
表示位置を設定し、次いで、ステップS1112におい
て、図柄速度制御に必要なデータを、プログラムROM
1040に内蔵されている速度テーブル(図示せず)か
ら取得してRAM1090にセットし、次にステップS
1114において、速度データに基づいて図柄オフセッ
ト値を更新し、設定された速度で図柄変動を行うための
準備を行う。
【0042】次に、ステップS1116において、RA
M1090にセットされているアニメーション処理用デ
ータが格納されているアニメーション処理用テーブル
(図示せず)からアニメーションデータを取得し背景画
像の表示のための準備を行い、RAM1090内のVD
P出力用バッファにセットし、出力許可フラグが「1」
か否かを判断する(ステップS1118)。
【0043】そして、出力許可フラグが「1」でない場
合(No)にはステップS1102に戻って一連の処理
を繰り返す一方、出力許可フラグが「1」の場合(Ye
s)にはステップS1120にて、VDP出力用バッフ
ァにセットされているデータを画像処理用LSI106
0に出力する。画像処理用LSI1060はこれに応じ
てキャラクタROM1180のデータを獲得して画像展
開し、画像展開されたデータはビデオRAM1080に
一時的に記憶された後、LCDパネル用インターフェイ
ス回路1100に送られLCDパネル1120による画
像表示が行われる。このようにして、特別図柄表示装置
100における設定された表示位置において、設定され
た速度での図柄変動表示や背景画像の表示等が行われ
る。
【0044】図13、図14は主制御部200から特別
図柄表示装置100へ送信するコマンドの送信タイミン
グの一例、送信コマンドの説明図であり、これらの図を
参照すれば分かるように、主制御部200は、特別図柄
始動口104に遊技球が入賞した等の所定の条件が満足
されると、まず、「図柄変動を開始させるとともに変動
パターンを指定するためのコマンドを送信し()、こ
れからT1時間経過後に左停止図柄を指定するためのコ
マンドを送信し()、これからT2時間経過後に中停
止図柄を指定するためのコマンドを送信し()、これ
からT3時間経過後に右停止図柄を指定するためのコマ
ンドを送信し()、そして、変動開始からT時間経過
後に全図柄を停止させるためのコマンド()を送信
し、さらに、これらのコマンドを受信した特別図柄表示
装置100のCPU1020は、コマンドを受信する
前に、変動速度変化等の細かな表示制御を行って一連の
変動表示制御を行い、変動開始からT時間経過後に変動
表示制御を終了する。
【0045】(本発明の主要部) (構成)図15は、本発明の実施形態である遊技システ
ムにおける遊技機管理装置1000側の構成図である。
この遊技システム1にあっては、上述したような複数の
遊技機3000、…、3000と、遊技機管理装置10
00とを通信ケーブル4000によって相互に必要な情
報を通信可能に接続した装置構成を示している。なお、
遊技機3000、…、3000は或る遊技機島2を形成
する遊技機群である。また、図示はしないが、遊技場内
にはこの遊技機島2の遊技機群の他に他の遊技機島が多
数形成されている。
【0046】各遊技機3000、…、3000は、遊技
機に打ち込まれたパチンコ玉数を10個計数する度に出
力するアウト信号、図示しない始動口にパチンコ玉が入
賞したことを示すスタート信号、大当り状態を示す大当
り発生信号等の各種の遊技データを通信ケーブル400
0を介して遊技機管理装置1000に自動的に送信する
機能を備えており、前述した主制御部200がその機能
を有するように構成されている。
【0047】そして、図18に示すように遊技機300
0a〜3000hは、遊技機島2を形成するようにして
この例では8台直線状に配設されている。さらに、図1
9に示すように各遊技機3000のアウト口114から
の遊技球は下部タンク2005に集積される。そしてこ
の下部タンク2005に集積された遊技球はスクリュー
コンベア2010によって研磨されながら上部タンク2
020に導かれる。
【0048】上部タンク2020に導かれて貯留された
遊技球は、右下方にしたがって傾斜する補給桶2030
に案内されて、各遊技機の図示しないタンクに対応する
位置に設けられた案内部材2340a〜2340hを介
して不図示のタンクに遊技球が供給されるようになって
いる。そして、この不図示のタンクに供給された遊技球
は賞球払出し等で遊技機内の所要位置に供給される。か
くして、符号Xの点線で示すようにして遊技球の球循環
が行われて遊技機島1内での遊技動作が確保される。
【0049】さらに補給樋2030の右端部の図面前後
方向に2箇所(図19では1箇所のみ図示)には円状の
突起部2034が設けられていて、外観が直方体上のス
テージ2050の上面部右端の2箇所(図19では1箇
所のみ図示)に設けられた回動支持部材2402に嵌合
されているので、補給樋2030全体は、その右端側を
支点として左端側が上下方向(符号A、B)に移動する
ように構成されている。かくして、ステージ2040の
上面と補給樋2030の下面部とのなす角度である補給
樋の傾斜角度(符号θ)が調整可能になっている。
【0050】そして、補給樋2030の左端部には、上
部タンク2020の筒状の供給部2032から供給され
る遊技球を受けるための、全体的にすり鉢形状の受部2
032が設けられていて傾斜角度がどのようになって
も、上部タンク2020からの遊技球を受けとめて各案
内部材2040a〜2040hに送るようになってい
る。
【0051】また、ステージ2050の上面部左端付近
には昇降制御機構2300が設けられていて、必要な制
御線が図19では不図示の遊技機管理装置1000と接
続されている。さらに、補給樋2030の上面部、中央
よりやや左側には湿度センサ2600が固定されてい
て、この湿度センサ2600は検出した湿度値を示すデ
ジタル信号を、図19では不図示の遊技機管理装置10
00に送信するように構成されている。
【0052】図17は昇降制御機構2300の構成図で
あり、シリンダ2310とシリンダ2330とが連通管
2340で連通されてそれらの内部には流体2350が
封入されている。また、シリンダ2330に流体235
0を封入するための円形状の円形部材2331が大型の
ソレノイド2360のプランジャ2362に固着されて
いる。電流源2370からの電流供給量を多くしていく
とプランジャ2362の突出量が増加していき、シリン
ダ2310内部での流体圧が高まっていってピストンロ
ッド2320が上方に除々に移動する。この結果、図1
9に示すように、ピストンロッド2320にその左端部
近傍が当接される補給樋2030は符号A方向に移動し
て傾斜角度θが大きくなっていき補給樋2030を流下
する遊技球の移動速度が大きくなる。
【0053】一方、電流源2370からの供給電流量が
少なくなっていくと、プランジャ2362の突出量が減
少していき、シリンダ2310内部での流体圧が低くな
っていくのでピストンロッド2320が下方に移動す
る。この結果、図19に示すように、ピストンロッド2
320にその左端部近傍が当接される補給樋2030は
符号B方向に移動して傾斜角度θが小さくなって補給樋
2030を流下する遊技玉の移動速度が小さくなる。
【0054】なお、電流源2370は、以下に説明する
遊技機管理装置1000からの駆動制御信号に応じた電
流量の電流をソレノイド2360に供給する。かくし
て、遊技機管理装置1000からの駆動制御信号に応じ
て、補給樋2030の傾斜角度を調整可能になってい
る。
【0055】(遊技機管理装置1000)遊技機管理装
置1000は、各遊技機3000、…、3000から通
信ケーブル4000を介して送信されてきた遊技データ
を受信するためのI/Oポート1101と、CPU12
00と、CPU1200の処理手順を記述した遊技機管
理プログラム1790を記憶可能な遊技機管理プログラ
ム記憶部1720が形成され同じく後に説明するテーブ
ル等を不揮発的に格納する記憶装置1700と、記憶装
置1700等から読み出したデータやCPU1200が
行う演算過程において必要な演算結果を格納するための
RAM1300と、必要な指令や選択データ等を入力す
るための入力装置1500とを備える。
【0056】更に、この遊技機管理装置1000は、記
録媒体としてのCDROM2000に記録された遊技機
管理プログラム1790を読み取りCPU1200の指
令に従って、遊技機管理プログラム1790を遊技機管
理プログラム記憶部1720に記憶させるCDROMド
ライブ1600と、各遊技機の稼働状態の時間経過等を
把握可能に表示出力する表示装置1800と、CPU1
200が実行した処理結果等を印刷可能なプリンタ19
00と、I/F(インターフェイス)1950とを備
え、各構成要素は相互に必要な情報を授受可能にバス1
400で接続されている。I/F1950は、電流源2
370への駆動制御信号の供給や湿度センサ2600か
らの湿度値を示すデジタル信号である湿度センサ信号の
受信の際に信号授受の仲介を行うためのものである。
【0057】また、入力装置1500はキーボードやマ
ウス等の入力デバイスで実現可能であり、また、表示装
置1800はCRT、液晶表示装置、EL表示装置等の
表示デバイスで実現可能であり、さらに、記憶装置17
00はハードディスク等のストレージデバイスで実現可
能であるので、この遊技機管理装置1000は、パーソ
ナルコンピュータやワークステーション等の1台のコン
ピュータシステムで構築可能である。
【0058】図16は、遊技機管理装置1000のテー
ブル領域1730に格納されるテーブル1731の説明
図である。このテーブル1731は、島番号と台番号と
遊技データとを関連付けて記憶する。図16に示す例で
は遊技データとしてアウト玉(アウト信号を10回計数
した際に1加算する)、セーフ玉(セーフ信号を10回
計数した際に1加算する)、大当り回数(大当り発生回
数を1ずつ加算する)とが記憶されている。なお、各遊
技機3000の主制御部200からは台番号とこれら遊
技データが送信されるように構成されていて、CPU1
200がこれらを受信して、テーブル1731の対応す
るエリア内に所要の遊技データを格納していくことによ
ってテーブル1731が構築される。
【0059】なお、図16の例では島番号「1」の遊技
機島2には8台の遊技機3000a〜3000h(台番
号「1」から「8」が割り当てられている)が属する場
合を示しているが、同一遊技機島2に属する遊技機30
00の台数や遊技場内の遊技機島数は任意に設定し得
る。そして各遊技機島において図19に示したような玉
循環機構を設置し得る。
【0060】また、CDROM2000をCDROMド
ライブ1600の図示しない挿入部に挿入すると、CD
ROM2000に記憶されていた遊技機管理プログラム
1790がCDROMドライブ1600に読み取られ、
これが遊技機管理プログラム記憶部1720に記憶さ
れ、以降、CPU1200がこの遊技機管理プログラム
を実行することによって遊技機管理装置1000側での
一連の動作が実行される。
【0061】(動作例1)先ず動作例1について説明す
る。図21は、テーブル領域1730に格納されこの動
作例1で使用されるテーブル1732の説明図である。
テーブル1732は、島アウト玉総数の範囲と、駆動制
御信号と、傾斜角度とを関連付けて登録している。島ア
ウト玉数は一例として「島番号1」の遊技機島2に属す
る遊技機3000a〜3000hの各遊技機のアウト玉
の総数である。図21の一例では、島アウト玉総数範囲
が「0〜100」の場合には、補給樋2030の傾斜角
度を15度とする駆動制御信号caを昇降制御機構23
00に与えるように登録されている。この島アウト玉総
数の範囲を示す数値が大きくなる程、傾斜角度が大きく
なるようにして昇降制御機構2300を駆動制御させる
ための駆動制御信号を与えるようにされている。
【0062】図20のステップS2000において、遊
技機管理装置1000のCPU1200が、テーブル1
731の登録内容を参照して台番号「1」から「8」の
それぞれに対応するアウト玉数を索出してこれらの合計
値を島アウト玉総数として求める。次いで、ステップS
2010において、CPU1200は、テーブル173
2の登録内容を参照して、先に求めた島アウト玉総数が
属する玉数範囲を把握し、これに対応する駆動制御信号
を求める。例えば島アウト玉総数が「0〜100」の場
合には駆動制御信号caを求める。
【0063】そして、ステップS2020において、C
PU1200は、求めた駆動制御信号例えばcaを昇降
制御機構2300に送信する。電流源2370はこの駆
動制御信号caに応じた電流供給を行ってプランジャ2
362の突出量を調整してピストンロッド2320の昇
降制御を行い、補給樋2030の傾斜角度が15度とな
るように調整される。
【0064】したがって動作例1によれば、昇降制御機
構2300は遊技機群3000a〜3000hの遊技デ
ータに応じて駆動制御されるように構成されるので、遊
技状況に応じた傾斜角度の調整制御が行える。例えば、
CPU1200が各遊技機3000a〜3000hのア
ウト口114から排出されるアウト玉の総数を求め、こ
のアウト玉総数に応じた傾斜角度となるように昇降制御
機構2300が駆動制御されるので、アウト玉総数が多
くなるにつれて補給、循環速度も大きくなるようにして
円滑な玉補給動作を行うことができる。
【0065】さらに、アウト玉総数の範囲を示す情報と
これに対応する傾斜角度とするための駆動制御信号とを
関連付けてテーブル1732に登録しておき、CPU1
200は、テーブル1732の登録内容を参照して、求
めたアウト玉総数が属するアウト玉総数範囲を求め、こ
の求めたアウト玉総数範囲に関連する駆動制御信号求
め、この求めた駆動制御信号を昇降制御機構2300に
与えることで以上の動作が実現できるので、登録内容を
変更する等して適宜制御内容を変更することもできる。
【0066】(動作例2)次に動作例2を説明する。図
23は、テーブル領域1730に格納されこの動作例3
で使用されるテーブル1733の説明図である。テーブ
ル1733は、湿度センサ信号で示される湿度値の範囲
と、駆動制御信号と、傾斜角度とを関連付けて登録して
いる。湿度センサ信号は、湿度センサ2600からのデ
ジタル信号で示される湿度値である。図23の一例で
は、湿度値範囲が「0〜10(%)」の場合には、補給
樋2030の傾斜角度を15度とする駆動制御信号ca
を昇降制御機構2300に与えるように登録されてい
る。湿度が高くなる程、遊技球と補給樋2030との滑
るが悪くなるので、この湿度値範囲を示す数値が大きく
なる程、傾斜角度が大きくなるようにして昇降制御機構
2300を駆動制御させるための駆動制御信号を与える
ようにされている。
【0067】図22のステップS2200において、遊
技機管理装置1000のCPU1200が、湿度検出セ
ンサ2600のセンサ信号を受け取って湿度値を把握
し、次いで、ステップS2210において、CPU12
00は、テーブル1733の登録内容を参照して、先に
把握した湿度値が属する湿度範囲を把握し、これに対応
する駆動制御信号を求める。例えば湿度が「0〜10
(%)」の場合には駆動制御信号caを求める。
【0068】そして、ステップS2220において、C
PU1200は、求めた駆動制御信号例えばcaを昇降
制御機構2300に送信する。電流源2370はこの駆
動制御信号caに応じた電流供給を行ってプランジャ2
362の突出量を調整してピストンロッド2320の昇
降制御を行い、補給樋2030の傾斜角度が15度とな
るように調整される。
【0069】したがって動作例2によれば、CPU12
00はセンサ信号に応じた傾斜角度となるように昇降制
御機構2300が駆動制御されるので、例えば湿度が高
くなって遊技球の滑りが悪くなってきた場合に傾斜角度
を大きくして玉流下作用を増して玉供給、玉循環動作を
円滑にさせることができる。
【0070】さらに、湿度値範囲を示す情報とこれに対
応する傾斜角度とするための駆動制御信号とを関連付け
て登録するテーブル1733を備え、CPU1200
は、テーブル1733の登録手段の登録内容を参照し
て、湿度センサ2600が出力した検出信号が示す湿度
値が属する湿度値範囲を求め、この求めた湿度値範囲に
関連する駆動制御信号求め、この求めた駆動制御信号を
与えて昇降制御機構2300を駆動制御させることで以
上の動作が実現できるので、テーブル1733の登録内
容を変更する等して適宜制御内容を変更することもでき
る。また、湿度センサ2600は補給樋2030に設け
られているため、湿度情報を正確に反映させて制御を行
うkもとができる。
【0071】(動作例3)図24を参照して動作例3を
説明する。ステップS2400において、CPU120
0は、テーブル1731の登録内容を参照して、台番号
「1」から「8」の各遊技機の大当り回数が所定時間例
えば10分間変化していないか否かを判定する。
【0072】変化していない場合(Yes)にはステッ
プS2410に移行し、一方、変化している場合(N
o)にはステップS2400にてウエイト状態となる。
そして、ステップS2410において、CPU1200
は傾斜角度調整制御許可フラグ「1」をRAM1300
の所定エリアに立てる。
【0073】CPU1200は、この許可フラグ「1」
が立っている場合にのみ、図20や図22の動作例1や
動作例2の動作を実行する反面、この許可フラグ「1」
が立っていない場合には動作例1や動作例2の動作を行
わない。
【0074】したがってこの動作例3によれば、CPU
1200は各遊技機3000a〜3000hが所定時間
大当りとなっていない場合(遊技データが所定の条件を
満たしている場合)にのみ昇降制御機構2300による
傾斜角度の調整制御動作を起動するので、遊技者の遊技
にあまり影響を与えないような時期を選択して調整制御
を行うことができる。
【0075】以上説明してきたように本発明の実施形態
によれば、補給樋の傾斜角度が調整されるので、例えば
各遊技機の遊技状態等を考慮して玉供給や玉循環が円滑
に行なえるようになる。
【0076】また、昇降制御機構2300と所要の情報
を通信可能に接続された、遊技機群3000a〜300
0hの遊技データを管理する遊技機管理装置1000
が、動作例1や動作例2の制御動作を行うようにしたの
で、遊技場にこの制御専用の制御装置を設ける必要がな
い。
【0077】なお、上述してきた説明では、遊技機群は
遊技機島を形成する場合を例にとって説明してきたがこ
れには限られず、単に複数台の遊技機群を対象としても
良い。
【0078】以上本発明の実施の形態について説明した
が、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で上記実施形態に
種々の変形や変更を施すことが可能となる。例えば昇降
制御機構2300を油圧制御以外の他のもので置き換え
ること、等が挙げられる。
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
補給樋の傾斜角度が調整制御されるので、例えば各遊技
機の遊技状態等を考慮して玉供給や玉循環が円滑に行な
えるようになるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技盤10の模式的な説明図である。
【図2】遊技機の制御ブロック図である。
【図3】特別図柄表示装置100のブロック構成図であ
る。
【図4】キャラクタROMメモリマップ、パレットデー
タの説明図である。
【図5】コマンド送受信のタイミングを示すタイミング
チャートである。
【図6】コマンドデータテーブル領域202に格納され
るコマンドの説明図である。
【図7】コマンドデータテーブル領域202に格納され
るコマンドの説明図である。
【図8】コマンドデータテーブル領域202に格納され
るコマンドの説明図である。
【図9】コマンドデータテーブル領域202に格納され
るコマンドの説明図である。
【図10】遊技機の遊技制御動作を説明するためのゼネ
ラルフローチャートである。
【図11】CPU1020の制御動作を説明するための
フローチャートである。
【図12】コマンドのデータ構造の説明図である。
【図13】図柄表示のためのコマンド送信タイミングを
示すタイミングチャートである。
【図14】コマンド送信を説明するための説明図であ
る。
【図15】遊技システムの構成図である。
【図16】テーブル1731の説明図である。
【図17】昇降制御機構2300の構成図である。
【図18】遊技機島1の正面の模式的説明図である。
【図19】球循環機構の模式的説明図である。
【図20】動作例1の説明図である。
【図21】テーブル1731の説明図である。
【図22】動作例2の説明図である。
【図23】テーブル1732の説明図である。
【図24】動作例3の説明図である。
【符号の説明】
10 遊技盤 100 特別図柄表示装置 102 普通図柄作動ゲート 104 特別図柄始動口 106 大入賞口 110 ランプ表示装置 112 ランプ表示装置 114 アウト口 116 効果音発生装置 120 開閉部材 200 主制御部 201 ROM 202 コマンドデータテーブル領域 203 RAM 210 入力ポート 213 リセット回路 212 電源回路 215 出力ポート 1000 遊技機管理装置 1101 I/Oポート 1200 CPU 1300 RAM 1400 バス 1500 入力装置 1600 CDROMドライブ 1700 記憶装置 1720 遊技機管理プログラム記憶部 1730 テーブル領域 1800 表示装置 1900 プリンタ 2000 CDROM 3000 遊技機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A63F 7/02 350 A63F 7/02 350Z

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定数台の遊技機群を備え、各遊技機の
    アウト口から排出される遊技球を下部タンクに集積し、
    これを搬送手段によって上部タンクに戻しこの上部タン
    クの遊技球を共通の補給樋で各遊技機に供給する動作を
    循環的に行うように構成された遊技システムにおいて、 前記補給樋の傾斜角度を調整制御する制御機構を備えた
    ことを特徴とする遊技システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遊技システムにおい
    て、 前記制御機構は、 前記遊技機群の遊技データに応じて駆動制御されるよう
    に構成されていることを特徴とする遊技システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の遊技システムにおい
    て、 前記遊技機群の各遊技機のアウト口から排出されるアウ
    ト玉の総数を求めるアウト玉数演算手段と、このアウト
    玉総数に応じた傾斜角度となるように前記制御機構を駆
    動制御する制御手段を備えたことを特徴とする遊技シス
    テム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の遊技システムにおい
    て、 アウト玉総数の範囲を示す情報とこれに対応する傾斜角
    度とするための駆動制御信号とを関連付けて登録する登
    録手段を備え、 前記制御手段は、 前記登録手段の登録内容を参照して、前記アウト玉数演
    出手段にて求められたアウト玉総数が属するアウト玉総
    数範囲を求め、この求めたアウト玉総数範囲に関連する
    駆動制御信号求める手段と、 この求めた駆動制御信号を与えて前記制御機構を駆動制
    御させる手段と、を含むことを特徴とする遊技システ
    ム。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3および4の内のいずれ
    か一項に記載の遊技システムにおいて、 前記補給樋近傍の湿度に応じた検出信号を出力する検出
    手段と、この検出信号に応じた傾斜角度となるように前
    記制御機構を駆動制御する第2の制御手段を備えたこと
    を特徴とする遊技システム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の遊技システムにおい
    て、 湿度値範囲を示す情報とこれに対応する傾斜角度とする
    ための駆動制御信号とを関連付けて登録する第2の登録
    手段を備え、 前記第2の制御手段は、 前記第2の登録手段の登録内容を参照して、前記検出手
    段が出力した検出信号が示す湿度値が属する湿度値範囲
    を求め、この求めた湿度値範囲に関連する駆動制御信号
    求める手段と、 この求めた駆動制御信号を与えて前記制御機構を駆動制
    御させる手段と、を含むことを特徴とする遊技システ
    ム。
  7. 【請求項7】 請求項5および6の内のいずれか一項に
    記載の遊技システムにおいて、 前記検出手段は前記補給樋に設けられていることを特徴
    とする遊技システム。
  8. 【請求項8】 請求項1、2、3、4、5、6および7
    の内のいずれか一項に記載に遊技システムにおいて、 前記遊技機群の各遊技機の遊技データが所定の条件を満
    たしている場合にのみ、前記制御機構による調整制御動
    作を起動する起動制御手段を備えたことを特徴とする遊
    技システム。
  9. 【請求項9】 請求項1、2、3、4、5、6、7およ
    び8の内のいずれか一項に記載に遊技システムにおい
    て、 前記制御機構と所要の情報を通信可能に接続された、前
    記遊技機群の遊技データを管理する遊技機管理装置を備
    え、 この遊技機管理装置が前記制御手段および前記第2の制
    御手段を備えることを特徴とする遊技システム。
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