JP2003079882A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003079882A
JP2003079882A JP2001282067A JP2001282067A JP2003079882A JP 2003079882 A JP2003079882 A JP 2003079882A JP 2001282067 A JP2001282067 A JP 2001282067A JP 2001282067 A JP2001282067 A JP 2001282067A JP 2003079882 A JP2003079882 A JP 2003079882A
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JP2001282067A
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Toshiharu Wada
年晴 和田
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Heiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遊技者が介入して図柄変動方向と図柄停止順を
変更可能とすること。 【解決手段】CPU1020は変動方向変更ボタン15
00や停止順変更ボタン1510による信号生成に応じ
て、図柄変動表示方向、図柄停止順を変更して図柄変動
表示を行うので遊技者が介入し豊富な変更態様で図柄変
動表示方向を変更可能とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、パチ
スロ機等の遊技機における表示制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機にあっては、遊技動作制御
を統括する主制御部からの指令に応じて表示装置は例え
ば左、中、右図柄でなる図柄の変動表示を開始させ、そ
の後、指定された停止図柄での図柄停止表示を行うこと
によって大当り抽選結果を遊技者に通知するようにされ
ていた。また、最近では複数の変動表示態様を備えてそ
の内のいずれかを抽選選択し、選択した変動表示パター
ンでの図柄変動表示を行うような多彩な表示演出を行う
遊技機が提案されている。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに図柄変動演出が多彩になったとしてもこれは一方的
に設計されたものであり、遊技者が図柄表示演出に関与
する余地を与えたものではなく遊技者が図柄表示演出に
何らかの方式によって関与することを考慮して遊技性を
向上することが望まれていたところ、例えば特開平8−
117402号公報においては、図柄変動方向を指定可
能な構成の遊技機が提案されているが、これによれば図
柄変動方向を2方向のいずれかの内から選択可能にして
いるだけで、これだけでは遊技者が介入する図柄表示演
出変更に物足りなさがあった。
【0003】そこで、本発明は、このような従来の課題
を解決するためになされたものであり、遊技者が介入し
豊富な変更態様で図柄表示演出態様を変更可能とした遊
技機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、所要の情報を表示可能な表示装置と、こ
の表示装置を用いて表示制御を行う表示制御手段とを備
え、前記表示制御手段が前記表示装置の表示領域に図柄
変動表示を行った後に停止図柄での図柄停止表示を行う
ように構成された遊技機において、前記図柄変動表示に
おける変動方向を変更する指示操作に応じた信号を生成
する変動方向変更操作手段と、前記図柄停止表示におけ
る図柄停止順番を変更する指示操作に応じた信号を生成
する停止順番変更操作手段とを備え、前記表示制御手段
は、前記変動方向変更操作手段による信号生成に応じ
て、図柄変動表示方向を変更して図柄変動表示を行い、
更に、前記停止順番変更操作手段による信号生成に応じ
て、図柄停止順番を変更して図柄停止表示を行うことを
特徴とするようにした。
【0005】この発明においては、表示制御手段は、変
動方向変更操作手段による信号生成に応じて図柄変動表
示方向を変更して図柄変動表示を行い、更に、停止順番
変更操作手段による信号生成に応じて図柄停止順番を変
更して図柄停止表示を行うので、遊技者が介入して豊富
な変更態様で図柄表示演出態様を変更可能とすることが
できる。
【0006】また、前記表示制御手段は、前記変動方向
変更操作手段の再度の操作による信号生成に応じて、図
柄変動表示方向を通常方向に戻して図柄変動表示を行う
手段を備えた構成としても良い。さらに、前記表示制御
手段は、前記停止順番変更操作手段の再度の操作による
信号生成に応じて、図柄停止順番を通常順番に戻して図
柄停止表示を行う手段を備えた構成とすることができ
る。
【0007】そして、前記変動表示方向を変更した図柄
変動表示回数および前記図柄停止順番を変更した図柄停
止表示回数の合計が所定数を超えた場合には、遊技動作
状態を遊技者にとって不利なものとする遊技状態制御手
段を更に備えても良い。
【0008】また、遊技動作状態が所定遊技動作状態に
なったことを契機として、前記変動方向変更操作手段又
は前記停止順番変更手段による操作に応じた表示制御を
可能に構成しても良い。
【0009】そして、遊技動作制御を統括する主制御手
段を更に備え、前記主制御手段が複数の変動表示制御態
様のそれぞれを指定する変動パターン指定コマンド群の
内のいずれか1つの変動パターン指定コマンドを前記表
示制御手段に送信する送信手段を含むように構成され、
前記表示制御手段は、特定の変動パターンを指示する変
動パターン指定コマンドを受信した場合にのみ、前記変
動方向変更操作手段及び前記停止順番変更手段による操
作に応じた表示制御を可能に構成するようにしても良
い。
【0010】なお、このような動作はコンピュータ読み
取り可能な記録媒体にプログラムを記録しておき、CP
Uがこの記録媒体に記録したプログラムを読み取って実
行することによって実現できる。このような記録媒体と
しては、ROM、半導体IC等の半導体記録媒体、DV
DROM、CDROM等の光記録媒体、フレキシブルデ
ィスク等の磁気記録媒体、MO等の光磁気記録媒体が挙
げられる。また、このプログラムを通信網を介して情報
処理装置からダウンロードするようにしても良い。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。先ず遊技機の一般的な構成や動
作を説明してから、本発明の主要な動作を説明すること
によって本発明の理解の容易化を図る。
【0012】図1は遊技盤10の模式的な説明図であ
る。遊技盤10の略中央部には、3つ(左、中、右)の
表示エリアを有していて、各表示エリアにおいて、独立
して数字やキャラクタによる図柄で構成される識別情報
が変動表示可能である特別図柄表示装置100が配設さ
れており、その真下には特別図柄始動口104が配設さ
れていて、この特別図柄始動口104の両側には普通図
柄作動ゲート102、102が配設されている。また、
一対の開閉部材120、120が特別図柄始動口104
を形成するように離間して開閉可能に設けられている。
【0013】さらに、特別図柄始動口104の下方に
は、大入賞口106、普通図柄表示装置108、アウト
口114がこの順で配設されており、さらに、特別図柄
始動口104の両斜め上方にはランプ表示装置110、
110が配設されていると共に、遊技盤10の両側端部
近傍にもランプ表示装置(より具体的にはLED装置)
112、112が配設されている。
【0014】そして、特別図柄始動口104に遊技玉が
入賞されて乱数抽選が行われ、この抽選された乱数が大
当り値である時には、各表示エリアにおいて少なくとも
1つの識別情報の変動表示が開始されその後、当り有効
ライン上に所定表示パターン(例えば「7、7、7」)
の表示が特別図柄表示装置100によって行われ、大入
賞口106が所定パターンで開閉制御されて遊技者にと
って有利な大当り遊技状態(特別遊技状態)となる。
【0015】また、普通図柄作動ゲート102が遊技玉
の通過を検出すると、乱数抽選が行われこの抽選された
乱数が小当り値である時には、普通図柄表示装置108
の表示部を所定パターン(例えば「7」や「3」)に表
示させ、その後に、開閉部材120が開状態となって遊
技玉が特別図柄始動口104に入賞した場合にも、同様
に乱数抽選が行われこの抽選された乱数が大当り値であ
る時には、各表示エリアにおける変動表示が開始されそ
の後、当り有効ライン上に所定表示パターン(例えば
「7、7、7」)の表示が特別図柄表示装置100によ
って行われ、大入賞口106が所定パターンで開閉制御
されて遊技者にとって有利な大当り状態(特別遊技状
態)となる。一方、入賞されない打玉はアウト口114
を介して排出される。
【0016】そして、この遊技機は、図柄変動表示中等
の所定の表示演出中に特別図柄始動口104に入賞され
た遊技球数を累積記憶していくとともに、この図柄変動
表示が終了すると、累積記憶数を減少させていくように
構成されている。この累積記憶数は始動メモリ数あるい
は始動記憶数等と称されその累積記憶最大数が例えば4
個となるように設定されている。図示はしないがこの累
積記憶数をLED等に点灯数で報知するように構成され
ている。
【0017】図2はこのような遊技の進行状況に応じた
遊技動作制御が行われる遊技機の主要部のみを示した制
御ブロック図である。遊技動作制御を統括する主制御部
200は、CPUを内蔵したマイクロプロセッサを搭載
している。この主制御部200は、特別図柄表示装置1
00を制御するための各種のコマンド等(後述する)を
含む多種多様な制御コマンドを格納するコマンドデータ
テーブル領域202および一連の遊技動作制御手順を記
述した制御プログラムや制御データ等の遊技動作制御プ
ログラムを格納するROM201と、ワークエリアが形
成されるRAM203とが設けられていて一体型のワン
チップマイコンとなっている。主制御部200が所定周
期でこの遊技動作制御プログラムを繰り返して実行する
ことによって遊技動作制御が行われることになり、主制
御部200は遊技動作制御を統括している。
【0018】主制御部200には入力ポート210を介
して複数のスイッチ群のそれぞれからの検出信号を受信
可能に構成されている。即ち、主制御部200は、特別
図柄始動口104内部に設けられ遊技玉の特別図柄始動
口104への入賞を検出する特別図柄始動スイッチ30
4、普通図柄作動ゲート102の内部に設けられ遊技玉
のゲート通過を検出する普通図柄作動スイッチ306、
および、大入賞口106の内部に設けられ遊技玉の大入
賞口106への入賞を検出する大入賞口スイッチ308
等のスイッチ群が接続され、主制御部200は各スイッ
チからの遊技球検出に対応した検出信号を受信可能に構
成されている。
【0019】また、主制御部200には、出力ポート2
15を介して複数の周辺装置を制御可能に接続されてい
る。より具体的には、主制御部200には、特別図柄や
キャラクタを表示する表示部を3つ有して夫々を独立し
て可変表示可能でLCD等で実現される特別図柄表示装
置100、ランプを点灯制御するランプ表示装置11
0、112、効果音を発生する効果音発生装置116、
例えば7セグメント表示デバイスで実現される普通図柄
表示装置108、始動口の開閉部材120を開閉制御す
るための始動口作動ソレノイド300、および、大入賞
口106の幅広な開閉部材を開閉制御するための大入賞
口作動ソレノイド302等の周辺装置群が接続され、主
制御部200は各装置を制御するための制御信号を送信
可能となっている。
【0020】そして、主制御部200は、特に特別図柄
表示装置100に対しては所定数個の表示制御用のコマ
ンドを所定のタイミングで送信可能となっていて、特別
図柄表示装置100は受け取ったコマンドに基いて、主
制御部200に頼らずに自身内のCPUが細かな表示制
御を行うようになっている。さらに主制御部200から
特別図柄表示装置100へコマンドを送信するのみの一
方向通信による通信形態を採っている。
【0021】また、主制御部200には、電源供給を行
うための電源回路212と所定時間毎にリセット信号を
出力するリセット回路213とが接続されていて、さら
に、リセット回路213には、主制御部200から周期
的タイマカウンタによって生成されたパルス信号が入力
されると共に、電源回路212からの電流供給状況を監
視するためのモニタ信号が入力される。
【0022】さて、図12に示すように、主制御部20
0から特別図柄表示装置100に送られる表示制御用の
コマンドは、コマンドの分類を識別するための識別子で
1バイト長のデジタル情報であるモード(MODE)
と、実行されるコマンドの内容(機能)を示す1バイト
長のデジタル情報であるイベント(EVENT)とでな
っており、図6乃至図9は、主制御部200側のROM
201内のコマンドデータテーブル領域202上や特別
図柄表示装置100側のプログラムROM1040に格
納された表示制御用コマンドデータの一部を示してい
る。
【0023】図6乃至図9に示すように、表示制御用の
コマンドには、「特別図柄を変動させるとともに、変動
パターンを指定するためのコマンド(第1のコマン
ド)」、「特別図柄左の停止図柄を指定するコマンド
(第2のコマンド)」、「特別図柄中の停止図柄を指定
するコマンド(第2のコマンド)」、「特別図柄右の停
止図柄を指定するコマンド(第2のコマンド)」、「特
別図柄を停止させるためのコマンド(第3のコマン
ド)」がある。なお、第1のコマンドは図柄をどのよう
なパターンで変動表示させるか、キャラクタ画像をどの
ようなパターンで表示演出させるか等を定める変動パタ
ーンを指定する情報を含んだコマンドとなっている。主
制御部200は、図柄変動表示を開始させるような遊技
状況となったときこれらの5つのコマンドを1回の変動
表示制御における所定のタイミングで特別図柄表示装置
100に送信する。
【0024】図3は特別図柄表示装置100のブロック
構成図である。特別図柄表示装置100は、主制御部2
00からのストローブ信号やコマンドを受信するための
データ受信回路1140(データレベルを変換する電圧
変換回路を含む)と、この電圧変換回路等に電源供給を
行う電源回路1160と、受信したコマンドに基づいて
表示制御を行うために必要な制御データを生成して画像
処理用LSI(VDP)1060に出力するCPU10
20(表示制御手段)と、CPU1020の動作手順を
記述したプログラムを内蔵するプログラムROM104
0と、ワークエリアやバッファメモリとして機能するR
AM1090とを備えている。
【0025】この特別図柄表示装置100は更に、画像
展開処理を行う画像処理用LSI(VDP)1060
と、画像処理用LSI(VDP)1060が展開した画
像データを一時的に記憶するビデオRAM1080と、
画像処理用LSI(VDP)1060が画像展開するた
めに必要なデータを格納したキャラクタROM1180
と、ビデオRAM1080に一時的に記憶された画像デ
ータを受け取って送出するLCDパネル用インターフェ
イス回路1100と、このLCDパネル用インターフェ
イス回路1100から送出された画像データを用いて表
示画像を出力するLCDパネル1120を備えている。
【0026】図4(a)に示すように、キャラクタRO
M1180は、ROMタイトル領域、ROM管理情報領
域、実際のキャラクタデータを格納したキャラクタイメ
ージデータ領域、キャラクタの色彩データを格納したパ
レットデータ領域、および、キャラクタの動きを定義し
た情報を格納したシナリオデータ領域を有している。ま
た、キャラクタデータは特定圧縮方法で圧縮処理された
状態でキャラクタイメージデータ領域に格納されてお
り、さらに、図4(b)に示すように、パレットデータ
領域は色番号とカラーコードとが対となったものが複数
種類格納されている。
【0027】そして、特別図柄表示装置100のCPU
1020は、データ受信回路1140が受信したコマン
ドに応じて生成した制御データを画像処理用LSI(V
DP)1060に与えると、画像処理用LSI(VD
P)1060は、キャラクタイメージデータ領域から獲
得したキャラクタデータを解凍してパレットデータ領域
から獲得した色彩データで色付けして、シナリオデータ
領域から獲得した情報で指定されたビデオRAM108
0上の位置に画像展開したデータを一時的に格納し、一
時的に格納したデータをLCDパネル用インターフェイ
ス回路1100に送ることによって、LCDパネル11
20によって、変動表示速度変化等を含む様々な画像表
示が細かに行われる。
【0028】また、図5はコマンド送受信タイミングを
示したタイミングチャートである。前述したように、コ
マンドは1バイト長のモード(MODE)と、同じく1
バイト長のイベント(EVENT)から成っている。こ
の例では、主制御部200は、コマンド変化時に自身が
生成するストローブ信号(DUSTB)の1つ目の立ち
上がりを契機としてモード(MODE)情報を送信し、
次いでストローブ信号(DUSTB)の2つ目の立ち上
がりを契機としてイベント(EVENT)情報を送信す
る。すると、これに対応して特別図柄表示装置のCPU
1020は、ストローブ信号(DUSTB)が送信され
てくると割り込みを発生させ、この割り込み処理によっ
てコマンドを受信してRAM1090に格納する。
【0029】次に、先ず、主制御部200や特別図柄表
示装置100のCPU1020が行う通常の制御動作を
図10(遊技動作制御のゼネラルフローチャート)や図
11を参照して説明し、その後、本発明の特徴的な動作
について説明して本発明の理解の容易化に努める。な
お、図10に示す一連の処理は主制御部200がROM
201に格納されている図示しない遊技制御プログラム
を実行することによって行われる。より具体的には、リ
セット回路213から所定時間(例えば4msec)毎
に供給されるリセット信号をトリガとして先頭のステッ
プから実行され、この一連の処理が繰り返し実行される
ようになっている。
【0030】先ず、図示しない電源スイッチによって電
源回路212を起動状態とすると主制御部200が起動
状態となるが、この電源投入が行われてから初めての処
理が実行されたか否かを判定する(ステップS11
0)。電源投入後、初めての処理の場合には(Yes)
ステップS200に移行する一方、これ以外の場合には
(No)ステップS120に移行する。
【0031】ステップS200では、RAM203の初
期化処理として記憶エリアのクリア処理を実行し、次い
で、ステップS210では、初期制御処理を行うための
データをRAM203の所定の領域にセットする。一
方、ステップS120では、RAM203内に形成され
る図示しない、大当り判定用、小当り判定用等の各種の
乱数生成用ループカウンタのカウント値をインクリメン
トし、ステップS130では、遊技機制御に用いる各種
のタイマのタイマ値を更新する。
【0032】次に、ステップS140において、特別図
柄始動スイッチ304、普通図柄作動スイッチ306、
大入賞口スイッチ308が出力した検出信号を入力ポー
ト210を介して図示しない自身内のレジスタに読み込
み格納する入力ポート処理を実行し、次いで、ステップ
S150に移行してポート入力処理で読み込み格納した
データを把握するためのスイッチチェック処理を実行す
る。
【0033】次に、ステップS160にて各スイッチ3
04、306、308等の断線や短絡の有無のチェック
を行い、これらの障害が発生している場合には(Ye
s)ステップS220に移行する一方、これ以外の場合
には(No)ステップS180に移行する(ステップS
170)。
【0034】そして、ステップS180において、普通
図柄表示装置108の表示制御に必要なデータをRAM
203の所定領域に格納すると共に、特別図柄表示装置
100の表示制御に必要なコマンド(先に図6乃至図9
にて説明したコマンドを含む)をRAM203の所定領
域に格納して、前記各種のタイマのタイマ値を減じる
(ステップS190)。なお、ステップS180におい
て、主制御部200は遊技動作制御に応じて必要なモー
ド、イベントのコマンドをコマンドデータテーブル領域
202を参照して決定し、決定したモード、イベントを
示すデジタル情報をRAM203の所定エリアに格納す
る。
【0035】次に、ステップS195において、大入賞
口106と特別図柄始動口104の開閉部材120とを
所定パターンで開閉制御するために、始動口作動ソレノ
イド300と大入賞口作動ソレノイド302とを駆動制
御し、次いで、ステップS220において、図示しない
賞球払出装置に払出し動作を行わせるための制御情報を
出力するための賞球セット処理を実行する。さらにステ
ップS230、240、250において、図示しない遊
技機管理装置に各種の遊技データを出力する外部情報処
理、ランプ表示装置110、112を遊技状態に対応さ
せて点灯制御するためのコマンドをRAM203の所定
エリアに格納する表示灯制御処理、効果音発生装置11
6を遊技動作状態に対応させて効果音発生制御を行うた
めのコマンドをRAM203の所定エリアに格納する効
果音処理を実行する。
【0036】次に、ステップS260では、各処理でR
AM203に格納したデータを出力ポート215を介し
て対応する装置に出力し(ポート出力処理)、これを受
け取った装置側はこれに基づいた制御動作を行う。そし
て、特別図柄表示装置100に対して、先ずストローブ
信号を出力し、ステップS180にてRAM203に格
納されたモード、イベントのデータを先に図5に示した
ようにして送信する。これによって、特別図柄表示装置
100には例えば図6乃至図9にて示したコマンドが主
制御部200から送信され受信することになる。
【0037】ステップS270では、リセット回路21
3からリセット信号が入力されるまでリセット待機処理
を実行すると共に、リセット信号が入力された場合には
ステップS110に移行して遊技動作制御を継続する。
なお、このリセット待機処理としては、先に述べた各種
の乱数生成用のカウンタの更新等が挙げられる。
【0038】次に、コマンドを受け取った特別図柄表示
装置100のCPU1020の動作について、図11を
参照しつつ説明する。まず、ステップS1100におい
て、CPU1020は自身のスタックポインタの設定、
RAM1090の初期化、レジスタクリア等の自身の初
期化等を行いステップS1102において、新しいコマ
ンドが入力されたか否かを判断する。新たな表示制御の
ためのコマンドが入力されたと判断された場合には(Y
es)ステップS1104に移行する一方、これ以外の
場合には(No)ステップS1110に移行する。
【0039】ステップS1104では、図5において説
明した割り込み処理において、データ受信回路1140
が受信したコマンドをRAM1090にコピーし、コマ
ンドが正常か否かのチェック等を行う。次に、CPU1
020は、主制御部200とは独立して細かな表示制御
を行うための必要なコマンドを得るべく、処理テーブル
(図示せず)の先頭アドレスを決定し、次いでステップ
S1108において、画像処理用LSI1060へ出力
するためにRAM1090の必要なエリアのデータを更
新する。
【0040】次に、ステップS1110において、RA
M1090にセットされている図柄制御用データに基づ
いて、画像処理用LSI1060へ出力するためのスク
ロールデータを求めてRAM1090にセットし、図柄
表示位置を設定し、次いで、ステップS1112におい
て、図柄速度制御に必要なデータを、プログラムROM
1040に内蔵されている速度テーブル(図示せず)か
ら取得してRAM1090にセットし、次にステップS
1114において、速度データに基づいて図柄オフセッ
ト値を更新し、設定された速度で図柄変動を行うための
準備を行う。
【0041】次に、ステップS1116において、RA
M1090にセットされているアニメーション処理用デ
ータが格納されているアニメーション処理用テーブル
(図示せず)からアニメーションデータを取得し背景画
像表示のための準備を行い、RAM1090内のVDP
出力用バッファにセットし、出力許可フラグが「1」か
否かを判断する(ステップS1118)。
【0042】そして、出力許可フラグが「1」でない場
合(No)にはステップS1102に戻って一連の処理
を繰り返す一方、出力許可フラグが「1」の場合(Ye
s)にはステップS1120にて、VDP出力用バッフ
ァにセットされているデータを画像処理用LSI106
0に出力する。画像処理用LSI1060はこれに応じ
てキャラクタROM1180のデータを獲得して展開
し、展開された画像データはビデオRAM1080に一
時的に記憶された後、LCDパネル用インターフェイス
回路1100に送られLCDパネル1120による画像
表示が行われる。このようにして、特別図柄表示装置1
00における設定された表示位置において設定された速
度での図柄変動表示の表示等が行われる。
【0043】図13、図14はそれぞれ主制御部200
から特別図柄表示装置100へ送信するコマンドの送信
タイミングの一例、および、送信コマンドの説明図であ
る。これらの図を参照すれば分かるように、主制御部2
00は、特別図柄始動口104に遊技球が入賞した等の
所定の条件が満足されると、先ず「図柄変動を開始させ
るとともに変動パターンを指定するためのコマンドを送
信し()、これからT1時間経過後に左停止図柄を指
定するためのコマンドを送信し()、これからT2時
間経過後に中停止図柄を指定するためのコマンドを送信
し()、これからT3時間経過後に右停止図柄を指定
するためのコマンドを送信し()、そして、変動開始
からT時間経過後に全図柄を停止させるためのコマンド
()を送信する。一方、第1のコマンド()を受信
した特別図柄表示装置100のCPU1020は、変動
速度変化等の細かな表示制御を行って一連の変動表示制
御を行い、第3のコマンド()の受信を契機として変
動表示制御を終了させてから、受信した第2のコマンド
(、、)で指定された停止図柄での停止表示を行
って特別図柄抽選結果を表示する。
【0044】(第1の実施形態)図15は本発明の実施
形態における特徴部の構成図である。CPU1020
は、上述したように主制御部200からの表示制御用コ
マンドを受信し、この受信した表示制御用コマンドに応
答してVDP1060を動作制御してLCDパネル11
20の表示領域に図柄変動表示や図柄停止表示を行う。
CPU1020はRAM1090をワークエリアとし
て、プログラムROM1040に格納された不図示のプ
ログラムを実行することによって以下の動作が実現され
る。
【0045】そしてCPU1020には図柄変動表示の
変動表示方向を変更を操作指示するための変動方向変更
ボタン1500、図柄停止表示における図柄停止順番の
変更を操作指示するための停止順変更ボタン1510が
接続されている。変動方向変更ボタン1500はそれを
1回押下操作する度にこれを検出して対応する信号を生
成してCPU1020に出力するように構成されてい
る。同様に、停止順変更ボタン1510はそれを1回押
下操作する度にこれを検出して対応する信号を生成して
CPU1020に出力するように構成されている。かく
してCPU1020は両ボタン1500、1510のそ
れぞれからの信号を受け取ることによって両ボタン15
00、1510のそれぞれについて何度押下操作された
かを把握可能に構成されている。
【0046】そして変動方向変更ボタン1500を1回
押下すると、CPU1020はこれを把握して通常時に
は図16(a)に示すように図面上側から下側へと符号
X1Y1、Z1で示すように垂直方向に変動表示させる
左図柄、中図柄、右図柄の変動表示方向を、図16
(b)に示すように図面左側から右側へと符号X2、Y
2、Z2で示すように水平方向に変動表示させる。そし
て再度、変動方向変更ボタン1500を押下操作すると
変動表示方向が図16(b)に示す水平方向から、図1
6(a)に示す垂直方向へと戻して図柄変動表示するよ
うに構成されている。
【0047】そして図16(a)に示す垂直方向での図
柄変動表示における通常の図柄停止順番は「左図柄、中
図柄、右図柄」の順番であり、また、図16(b)に示
す水平方向での図柄変動表示における通常の図柄停止順
番は「上図柄、中図柄、下図柄」の順番とされている。
【0048】一方、停止順変更ボタン1510を1回押
下すると、CPU1020はこれを把握して、通常時に
は図16(a)に示すように「左図柄、中図柄、右図
柄」の順番で図柄停止表示するものを、図17(a)に
示すように「左図柄、右図柄、中図柄」の順番で図柄停
止表示し、また、図16(b)に示すように垂直方向に
左図柄、中図柄、右図柄を変動表示させている場合にあ
っては、図17(b)に示すように「上図柄、下図柄、
中図柄」の順番で停止表示させる。そして再度、停止順
変更ボタン1510を押下操作すると図柄停止表示の順
番が図17(a)、図17(b)に示す停止順番から、
図16(a)、(b)に示す図柄停止順番へと戻して図
柄停止表示するように構成されている。
【0049】(動作)次に動作を説明する。先ず、図1
8を参照して両ボタン1500、1510に操作に応じ
たCPU1020のフラグ変更制御動作について説明す
る。なおRAM1090の所定エリアにはフラグA、フ
ラグBの領域が確保されていて両フラグA、Bの初期値
を「0」とする。先ず、CPU1020は、ステップS
1800において変動方向変更ボタン1500が操作さ
れたか否か、即ち変動方向変更ボタン1500から生成
信号を受け取ったか否かを判定する。変動方向変更ボタ
ン1500が操作されたと判定した場合(Yes)には
CPU1020はステップS1810に移行してRAM
1090のフラグAを立ててフラグAを1とする。一
方、変動方向変更ボタン1500が操作されないと判定
した場合(No)にはCPU1020はフラグAを立て
ずにステップS1820に移行する。
【0050】次に、CPU1020は、ステップS18
20において停止順変更ボタン1510が操作されたか
否か、即ち停止順変更ボタン1510から生成信号を受
け取ったか否かを判定する。停止順変更ボタン1510
が操作されたと判定した場合(Yes)にはCPU10
20はステップS1830に移行してRAM1090の
フラグBを立ててフラグBを1とする。一方、停止順変
更ボタン1510が操作されないと判定した場合(N
o)にはCPU1020はフラグBを立てずにステップ
S1840に移行する。
【0051】かくしてボタン1500が1回操作された
場合にはフラグAを1とし、また、ボタン1510が1
回操作された場合にはフラグBを1とするので、フラグ
が1となっている場合は図柄変動表示方向や図柄停止順
番を変更する操作が行われたことに対応する。
【0052】次いで、CPU1020は、ステップS1
840において変動方向変更ボタン1500が操作され
たか否か、即ち変動方向変更ボタン1500から再度、
生成信号を受け取ったか否かを判定する。変動方向変更
ボタン1500が再度操作されたと判定した場合(Ye
s)にはCPU1020はステップS1850に移行し
てRAM1090のフラグAを下げてフラグAを0とす
る。一方、変動方向変更ボタン1500の再度の操作は
されなかったと判定した場合(No)にはCPU102
0はフラグAを下げずステップS1860に移行する。
【0053】次に、CPU1020は、ステップS18
60において停止順変更ボタン1510が操作されたか
否か、即ち停止順変更ボタン1510から再度、生成信
号を受け取ったか否かを判定する。停止順変更ボタン1
510が再度操作されたと判定した場合(Yes)には
CPU1020はステップS1870に移行してRAM
1090のフラグBを下げてフラグBを0とする。一
方、停止順変更ボタン1510が再度の操作はされなか
った判定した場合(No)にはCPU1020はフラグ
Bを下げずにステップS1800に移行して以上の動作
を繰り返す。
【0054】かくして変動方向変更ボタン1500を押
下する毎にフラグAは1と0との値を交互に取るように
なり、同様に停止順変更ボタン1510を押下する毎に
フラグBは1と0との値を交互に取るようになる。した
がって、フラグA、フラグBが1の場合にはそれぞれ変
動表示方向、停止順番の変更を指示したと判定し、フラ
グA、フラグBが0の場合には通常時に戻るように指示
されたと判定される。
【0055】なお、停止順を3種類以上としてこれらの
それぞれを指示するようにボタンを設けた構成にするこ
とや、存在する変動方向だけそれらを個々に操作指定す
るためのボタンを設けた構成とすることも可能であるこ
とは言うまでもない。また、変更後の変動表示方向とし
ては水平方向のみではなく、図22に示すうように斜め
方向等の様々な変動表示方向を採用し得ることも言うま
でもない。
【0056】次に図19、図20を参照して表示制御動
作について説明する。主制御部200から第1、第2の
コマンドを受信した状態でCPU1020はRAM10
90の両フラグA、Bの値を把握する。この場合、図1
9に示すようにフラグA、Bの値の組合せは「00」、
「01」、「10」および「11」の内のいずれかとな
る。ステップS2010においてフラグAが0か否かを
判定し、フラグAが0の場合(Yes)にはステップS
2020に移行しフラグBが0か否かを判定する。この
ステップS2020においてフラグBが0であると判定
した場合(Yes)にはフラグA、Bの組合せが「0
0」であるとしてステップS2030に移行し、フラグ
Bが1であると判定した場合(No)にはフラグA、B
の組合せが「01」であるとしてステップS2040に
移行する。
【0057】一方、ステップS2010のNoを経由し
てステップS2050に移行した場合にはステップS2
050においてフラグBが0か否かを判定し、フラグB
が0であると判定した場合(Yes)にはフラグA、B
の組合せが「10」であるとしてステップS2070に
移行する。一方ステップS2050において、フラグB
が1であると判定した場合(No)にはフラグA、Bの
組合せが「11」であるとしてステップS2060に移
行する。
【0058】ステップS2030においてはフラグA、
Bの組合せが「00」即ち何ら操作が行われないか、両
ボタン1500、1510共に通常時に戻るように操作
されたとしてパターン1での図柄変動表示、即ち、図1
6(a)、図19に示すように3図柄を垂直方向に変動
表示制御してステップS2080に移行する。そして、
ステップS2080では第3のコマンドの受信を契機と
して左図柄、中図柄、右図柄の通常停止順で図柄停止表
示を行う。また、ステップS2040においてはフラグ
A、Bの組合せが「01」でボタン1510によって図
柄停止順変更指示操作が行われたとしてパターン2での
図柄変動表示、即ち、図17(a)、図19に示すよう
に3図柄を垂直方向に変動表示制御してステップS20
80に移行する。そしてステップS2080では第3の
コマンドの受信を契機として通常順とは異なる左図柄、
右図柄、中図柄の停止順で図柄停止表示を行う。
【0059】さらに、ステップS2070においてはフ
ラグA、Bの組合せが「10」即ち、ボタン1500が
操作されて図柄変動表示方向が変更操作指示されたとし
てパターン3での図柄変動表示、即ち、図16(b)、
図19に示すように3図柄を垂直方向ではなく水平方向
に変動表示制御してステップS2080に移行する。そ
して、ステップS2080では第3のコマンドの受信を
契機として上図柄、中図柄、下図柄の通常停止順で図柄
停止表示を行う。
【0060】そして、ステップS2060においてはフ
ラグA、Bの組合せが「11」即ち、両ボタン150
0、1510が操作されて図柄変動表示方向および図柄
停止順の双方が変更操作指示されたとしてパターン4で
の図柄変動表示、即ち、図17(b)、図19に示すよ
うに3図柄を垂直方向ではなく水平方向に変動表示制御
してステップS2080に移行する。そして、ステップ
S2080では第3のコマンドの受信を契機として通常
順ではなく上図柄、下図柄、中図柄の停止順で図柄停止
表示を行う。
【0061】したがった第1の実施形態によれば、CP
U1020は変動方向変更ボタン1500による信号生
成に応じて図柄変動表示方向を変更して図柄変動表示を
行うので遊技者が介入して図柄変動表示方向を変更可能
するとともに、停止順変更ボタン1510による信号生
成に応じて図柄停止順番を変更して図柄停止表示を行う
ので、遊技者が介入し図柄変動表示方向および図柄停止
順を変更可能とすることができ、かくして豊富な変更態
様によって図柄表示演出態様を変更することが可能にな
る。
【0062】さらに、CPU1020は変動方向変更ボ
タン11500の再度の操作による信号生成に応じて、
図柄変動表示方向を通常方向に戻して図柄変動表示を行
ったり、また、停止順変更ボタン1510の再度の操作
による信号生成に応じて、図柄停止順を通常順番に戻し
て図柄停止表示を行うのでそれぞれ1個のみのボタンで
通常表示制御動作に復帰させることが可能になる。
【0063】また、CPU1020は遊技動作状態が所
定遊技動作状態例えば始動記憶数が所定数個以上になっ
たり、大当り生起確率が向上される確率変動状態になっ
たこと等を契機としてのみ、変動方向変更ボタン150
0又は停止順変更ボタン1510による操作に応じた表
示制御を可能に構成していたずらにボタン操作に応じた
動作を行うことを防止することもできる。
【0064】(第2の実施形態)図21を参照して第2
の実施形態の動作を説明する。ステップS2100にお
いてCPU1020はフラグA又はフラグBが0から1
となったか否かを判定する。両フラグA、B共に0から
1とならないと判定した場合(No)にはステップS2
120に移行する。一方、いずれかのフラグが0から1
となって変更指示操作されたと判定された場合(Ye
s)にはステップS2110に移行して初期値が0の変
化回数を1だけ増加して更新する。
【0065】次いでステップS2120において変化回
数がしきい値THを超えたか否かを判定する。超えない
と判定した場合(No)には以下の動作をスキップし、
一方、超えたと判定した場合(Yes)にはステップS
2130に移行して始動メモリ数を1だけ減じる。かく
して両ボタン1500および1510による変更操作指
示回数の総和がしきい値を超えた場合には遊技状態を遊
技者にとって不利なものとすることができる。
【0066】したがってこの第2の実施形態によれば、
CPU1020は変動表示方向を変更した図柄変動表示
回数および図柄停止順番を変更した図柄停止表示回数の
合計が所定数THを超えた場合には、遊技動作状態を遊
技者にとって不利なものとするのでいたずらにボタン操
作を行うことを抑制することができる。なお、遊技者に
とって不利な遊技状態としては他の動作制御態様を採用
することができ、例えば大当り抽選確率が高確率状態に
あるものを低確率常態にすること、次回賞球払出時に通
常賞球数よりも少ない賞球数での払出動作とすること、
等を採用しても良い。
【0067】(第3の実施形態)図23を参照して第3
の実施形態について説明する。図23のステップS23
00の処理は図20のステップS2000とステップS
2010との間に設けられる。CPU1020は主制御
部200から変動パターンを指定するとともに変動表示
開始を指定する第1のコマンドを受信するが、この第1
のコマンドで図6に示す17種類の変動パターンのうち
でのいずれの変動パターンが指定されたかを把握可能で
ある。
【0068】そしてステップS2300においては、指
定された変動パターンが1から4であると把握した場合
(Yes)にのみステップS2010に移行して両フラ
グA、Bの組合せに対応する表示制御を行うが、一方、
指定された変動パターンが1から4ではないと把握した
場合(No)には両フラグA、Bの値にかかわらず、通
常の表示制御即ちパターン1での表示制御を強制的に行
う。
【0069】したがってこの第3の実施形態によれば、
主制御部200が複数の変動表示制御態様のそれぞれを
指定する変動パターン指定コマンド群の内のいずれか1
つの変動パターン指定コマンドをCPU1020に送信
するように構成されている。そして、CPU1020は
特定の変動パターン(変動パターン1から4)を指示す
る第1のコマンドを受信した場合にのみ、変動方向変更
ボタン1500及び停止順変更ボタン1510による操
作に応じた表示制御を可能にしているので、例えばこの
ような変更指示に対応した表示制御可能な変動パターン
のみを対象にして変更指示された表示制御を行うように
することができる。
【0070】(第4実施形態)図24は第4実施形態の
動作の説明図である。CPU1020は操作指定された
変動表示パターンを示す情報を主制御部200に送信す
る。この情報を受信した主制御部200は操作指定され
た変動表示パターンに対応する大当り確率で大当り抽選
を行うと共に、大当りによって獲得可能な賞球球数であ
る「大当り獲得玉数」の最大値を制限する。例えばパタ
ーン1が操作選択された場合には、主制御部200は変
動表示パターン1に対応する大当り確率「1/430」
で大当り抽選を行うと共に、大当りによって獲得可能な
賞球球数である大当り獲得玉数を最大「2400」に制
限して賞球払出動作を行わせる。
【0071】したがってこの第4実施形態によれば、い
ずれの変動パターンが最も有利となるかを判断しながら
遊技を行うことができるので遊技者の技術介入意欲一層
向上される。なお、図24に示した大当り確率や大当り
による獲得玉数は変動パターン毎に固定的ではなく例え
ば1時間等定期的にランダムに入れ替えるようにするの
が遊技性向上において好ましい。
【0072】以上本発明の実施の形態について説明した
が、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で上記実施形態に
種々の変形や変更を施すことが可能となる。例えば、ボ
タン数を適宜変更すること、図柄数を4以上にするこ
と、変動表示方向や停止順の変更数を適宜変更するこ
と、等が挙げられる。
【0073】なお、以上の説明では、遊技機としてパチ
ンコ機を例にとり説明してきたが、パチスロ機はもちろ
んのこと、遊技媒体を用いた遊技を行う他の遊技機に対
しても適用可能であることはいうまでもない。
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、遊技者が介入して豊富な変更態様で図柄表示演出態
様を変更可能とすることができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技盤10の模式的な説明図である。
【図2】遊技機の制御ブロック図である。
【図3】特別図柄表示装置100のブロック構成図であ
る。
【図4】キャラクタROMメモリマップ、パレットデー
タの説明図である。
【図5】コマンド送受信のタイミングを示すタイミング
チャートである。
【図6】コマンドデータテーブル領域202に格納され
るコマンドの説明図である。
【図7】コマンドデータテーブル領域202に格納され
るコマンドの説明図である。
【図8】コマンドデータテーブル領域202に格納され
るコマンドの説明図である。
【図9】コマンドデータテーブル領域202に格納され
るコマンドの説明図である。
【図10】遊技機の遊技制御動作を説明するためのゼネ
ラルフローチャートである。
【図11】特別図柄表示装置100のCPU1020の
制御動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】コマンドのデータ構造の説明図である。
【図13】図柄表示のためのコマンド送信タイミングを
示すタイミングチャートである。
【図14】コマンド送信の説明図である。
【図15】本発明の実施形態における特徴部の構成図で
ある。
【図16】図柄表示演出を示す表示例の説明図である。
【図17】図柄表示演出を示す表示例の説明図である。
【図18】動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図19】動作の説明図である。
【図20】動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図21】第2の実施形態における動作を説明するため
のフローチャートである。
【図22】他の表示例の説明図である。
【図23】第3の実施形態における動作を説明するため
のフローチャートである。
【図24】第4の実施形態の動作の説明図である。
【符号の説明】
10 遊技盤 100 特別図柄表示装置 102 普通図柄作動ゲート 104 特別図柄始動口 200 主制御部 201 ROM 202 コマンドデータテーブル領域 203 RAM 210 入力ポート 1020 CPU 1040 プログラムROM 1060 画像処理用LSI 1080 ビデオRAM 1090 RAM 1100 LCDパネル用インターフェイス回路 1120 LCDパネル 1180 キャラクタROM

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要の情報を表示可能な表示装置と、こ
    の表示装置を用いて表示制御を行う表示制御手段とを備
    え、前記表示制御手段が前記表示装置の表示領域に図柄
    変動表示を行った後に停止図柄での図柄停止表示を行う
    ように構成された遊技機において、 前記図柄変動表示における変動方向を変更する指示操作
    に応じた信号を生成する変動方向変更操作手段と、前記
    図柄停止表示における図柄停止順番を変更する指示操作
    に応じた信号を生成する停止順番変更操作手段とを備
    え、 前記表示制御手段は、 前記変動方向変更操作手段による信号生成に応じて、図
    柄変動表示方向を変更して図柄変動表示を行い、更に、 前記停止順番変更操作手段による信号生成に応じて、図
    柄停止順番を変更して図柄停止表示を行うことを特徴と
    する遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遊技機において、 前記表示制御手段は、 前記変動方向変更操作手段の再度の操作による信号生成
    に応じて、図柄変動表示方向を通常方向に戻して図柄変
    動表示を行う手段を備えたことを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1および2の内のいずれか一項に
    記載の遊技機において、 前記表示制御手段は、 前記停止順番変更操作手段の再度の操作による信号生成
    に応じて、図柄停止順番を通常順番に戻して図柄停止表
    示を行う手段を備えたことを特徴とする遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項1、2および3の内のいずれか一
    項に記載の遊技機において、 前記変動表示方向を変更した図柄変動表示回数および前
    記図柄停止順番を変更した図柄停止表示回数の合計が所
    定数を超えた場合には、遊技動作状態を遊技者にとって
    不利なものとする遊技状態制御手段を更に備えたことを
    特徴とする遊技機。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3および4の内のいずれ
    か一項に記載の遊技機において、 遊技動作状態が所定遊技動作状態になったことを契機と
    して、前記変動方向変更操作手段又は前記停止順番変更
    手段による操作に応じた表示制御を可能に構成したこと
    を特徴とする遊技機。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4および5の内のい
    ずれか一項に記載の遊技機において、 遊技動作制御を統括する主制御手段を更に備え、 前記主制御手段が複数の変動表示制御態様のそれぞれを
    指定する変動パターン指定コマンド群の内のいずれか1
    つの変動パターン指定コマンドを前記表示制御手段に送
    信する送信手段を含むように構成され、 前記表示制御手段は、 特定の変動パターンを指示する変動パターン指定コマン
    ドを受信した場合にのみ、前記変動方向変更操作手段及
    び前記停止順番変更手段による操作に応じた表示制御を
    可能に構成したことを特徴とする遊技機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006051193A (ja) * 2004-08-12 2006-02-23 Heiwa Corp 遊技機
US7338363B2 (en) 2002-10-18 2008-03-04 Aruze Co., Ltd. Gaming machine, server, and program
JP2017158748A (ja) * 2016-03-08 2017-09-14 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

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