JP2003020619A - 足場用吊り金具、足場用吊り枠及び足場施工方法 - Google Patents

足場用吊り金具、足場用吊り枠及び足場施工方法

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JP2003020619A JP2001207260A JP2001207260A JP2003020619A JP 2003020619 A JP2003020619 A JP 2003020619A JP 2001207260 A JP2001207260 A JP 2001207260A JP 2001207260 A JP2001207260 A JP 2001207260A JP 2003020619 A JP2003020619 A JP 2003020619A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現存の資材を使用して安価に制作でき、作業
床が広くて施工し易く隙間を最小限に抑えて作業用工具
等の落下を防げ、はらおこし用パイプが無く足場用板材
がフラットな面で作業し易く足場を吊り上げるクレーン
車を置く場所の無い場所で設置できる足場用吊り金具、
足場用吊り枠及び足場施工方法を提供する。 【解決手段】 足場用吊り金具1は、高速道路や架橋等
の下方に足場用として吊設されるもので、中間部の繋ぎ
板材9の上下に短管状のパイプ2、3を一体に正面視横
向き略H字形に形成し、上下の短管状の各パイプ2、3
を横方向に複数列設して、これらの上下のパイプ2、3
に長管状のパイプからなる各親パイプ4、5が挿入され
るもので、足場用吊り枠10は、上部の親パイプ11
と、下部の親パイプ12と、上下の親パイプ11、12
間に一体にされた繋ぎ板材13とからなり、足場施工方
法はこの足場用吊り枠10を用いたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速道路施工時や
架橋施工時等にその高速道路や架橋等の下方に足場用と
して吊設するときに用いられる足場用吊り金具、足場用
吊り枠及び足場施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高速道路施工時や架橋施工時等に
その高速道路や架橋等の下方に設置される足場として、
図23〜図25に示す一般的な足場や通称SKパネル、
GSパネルと呼ばれる足場が使用されている。図23〜
図25に示す一般的な足場は、奥行き方向に複数本の親
パイプ101を高速道路等の下方に複数本のチェーン1
02で吊設し、これらの親パイプ101の上に長手方向
に複数本の渡しパイプ103を架け渡してから、これら
の渡しパイプ103の上に複数枚の平板材104を敷き
詰めるようにしている。
【0003】ところが、これにおいては、長手方向に隙
間ができないように、図23に示すように、平板材10
4の端部の上面に他の平板材104の端部を載せるよう
にして敷き詰めているので、この上部に飛び出た平板材
104の端縁104aに作業員が足を引っ掛けて倒れた
りすることがあり、危険で作業が行ない難いとともに、
図24、図25に示すように、平板材104の下方の親
パイプ101をチェーン102で吊るようにしているの
で、平板材104と平板材104との間に大きな隙間1
05ができるので、この隙間105から作業員が手に持
っていた作業用工具を落下させること等があって、非常
に危険であるという問題があった。
【0004】SKパネルと称される足場は、図26に示
すように、長手方向に3本のパイプ201を所定間隔お
いて平設し、これら3本のパイプ201の両端に別のパ
イプ202を溶着して枠体203を形成し、この枠体2
03の上に、両端に3本のパイプ201が若干突出する
ように、板材204を載置して取付固定してパネル単体
205を構成し、この状態で、1枚目のパネル単体20
5の四隅をチェーン(図示略)で高速道路等の下方に吊
設し、振れ止めのパイプ(図示略)で固定する。
【0005】次に、図27に示すように、複数枚のパネ
ル単体205を連結するには、図28に示すように、1
枚目のパネル単体205の両端のパイプ202と2枚目
のパネル単体205の両端のパイプに接続用短管206
を差し込んで、安全ピン(図示略)で抜けないように止
め、ロックボルト(図示略)を締めて接続固定し、この
作業を繰り返して複数枚のパネル単体205を幅方向に
連設する。
【0006】次に、長手方向にパネル単体205を連設
するには、図29(a)(b)(c)に示すように、連
設するパネル単体205の片方は、自在クランプ207
で止め、他方はチェーン208で吊るようにして、この
作業を繰り返す。そして、連設した複数枚のパネル単体
205の上面にはらおこし用パイプ209を渡して取付
固定する。その後に、自在クランプ207で止めた箇所
の開口部210を隙間プレート(図示略)で塞いでSK
パネル全体を構成する。
【0007】ところが、このSKパネルと称される足場
においては、チェーン208で吊る箇所がある程度限ら
れ、更に、この吊設取付作業に熟練していない作業員の
落下事故が多く発生し、また、コスト高になり、しかも
開口部210が多くできる等の問題点があった。更に、
パネルの上面にはらおこし用パイプ209が露出してい
るので、施工作業時に、このはらおこし用パイプ209
に作業員が足を引っ掛けて倒れたりすることがあり、危
険で作業が行ない難いという問題があった。
【0008】GSパネルと称される足場は、図30に示
す親パイプ301を幅方向に2本以上チェーン(図示
略)で高速道路等の下側に吊設し、これらの親パイプ3
01の間に、図31(b)に示すように、渡しパイプ3
02を複数本差し込んで、親パイプ301の側面側に立
設したピン303を渡しパイプ302に穿設された貫通
孔304に差し込んで連結固定する。次に、図31
(a)に示すように、複数枚の渡しパイプ302の上面
に複数枚の平板材305を敷き詰め、フラットバンド3
06で複数枚の平板材305を止めて固定する。
【0009】そして、上記した作業を繰り返し、パネル
の上面にはらおこし用パイプ307を架け渡して固定す
る。また、各パネルを連設するには、図32(b)に示
すように、対向する親パイプ301に連結用短管308
を差し込んで、ピン309とボルト310とで取付固定
している。
【0010】ところが、このGSパネルと称される足場
においては、図32(a)に示すように、チェーンTを
吊る箇所がある程度限られ、更に、作業床の広さが約2
mまでに限られ、しかも、はらおこし用パイプ306が
平板材305の上面に露出しているので、施工作業時
に、このはらおこし用パイプ307に作業員が足を引っ
掛けて倒れたりすることがあり、危険で作業が行ない難
いという問題があった。
【0011】また、図33に示すように、上記した各足
場では、チェーンTを平板材402の下側に位置する親
パイプ403に架けなくてはならないために、足場を施
工した後に、平板材402の上面にシート404を敷く
場合に、隙間405部分を除いた部分に敷かなくてはな
らないために、このシート404が敷き難いという問題
があった。
【0012】更に、図34(a)に示すのは、水平向き
に配設された上下2本のパイプ501、502間に複数
の繋ぎ板材503を縦向き及び斜め向きにして上下2本
のパイプ501、502と一体化したものがあるが、こ
れは、図34(b)に示すように、建造物(図示略)の
側方に組み立てられた足場503の中間部の空間部の上
部の水平枠503aの下側に取り付けて使用するもので
あり、高速道路や架橋等の下方に吊り下げて使用するも
のではなかった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題を解消し、現存する資材を使用して制作することが
できて、資材の調達に不自由するとこなく安価に入手す
ることができ、安価に制作することができ、しかも施工
し易く、作業床部分を広く取ることができて作業を行な
い易く、チェーンを足場用板材の上側に位置する親パイ
プに架けて足場を吊設することができて隙間の大きさを
最小限に抑えることができて、作業用工具等の落下を防
ぐことができて安全であり、はらおこし用パイプを足場
用板材の上面に架け渡すことがなくて足場用板材の上面
をフラットな面にできて作業が行ない易く、しかも、架
橋等の下方に足場を吊り上げるためのクレーン車等を置
く場所の無い場所でも足場を組み付けて設置することが
できる作業性の良い足場用吊り金具、足場用吊り枠及び
足場施工方法を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために提案されたものであって、請求項1に記載
の発明は、高速道路施工時や架橋施工時等にその高速道
路や架橋等の下方に足場用として吊設され、複数の足場
用板材を敷き詰めるための上下の親パイプが挿入されて
これらの親パイプの上下位置を保持する足場用吊り金具
であって、中間部の繋ぎ板材の上下に短管状の丸パイプ
又は短管状の角パイプを一体に正面視横向き略H字形に
形成し、前記上下の短管状の各パイプを横方向に複数列
設して、これらの上下の短管状の丸パイプ又は短管状の
角パイプにそれぞれ長管状の丸パイプ又は長管状の角パ
イプからなる各親パイプが連通して挿入されることによ
って、これらの親パイプの上下位置を保持するように構
成されたことを特徴としている。
【0015】請求項2に記載の発明は、高速道路施工時
や架橋施工時等にその高速道路や架橋等の下方に足場用
として吊設され、複数の足場用板材を敷き詰めるための
上下の親パイプを複数の繋ぎ板材でその上下間隔を保っ
た状態に構成された足場用吊り枠であって、上部の親パ
イプが角パイプ又は丸パイプからなるとともに、下部の
親パイプが丸パイプ又は角パイプからなり、前後に配設
された下部の親パイプ上に板材保持用の渡しパイプが複
数列架け渡されて、これらの複数の板材保持用の渡しパ
イプ上に複数枚の足場用板材が敷き詰められるととも
に、上部の親パイプの長手方向複数箇所を、前記高速道
路や架橋から吊り下げられたチェーンの下端近傍箇所を
取り付け固定するようにして使用されることを特徴とし
ている。
【0016】請求項3に記載の発明は、高速道路施工時
や架橋施工時等にその高速道路や架橋等の下方に足場と
して吊設され、足場上で施工作業を行う直前に前記足場
を組み付けるようにした足場施工方法であって、上下の
親パイプが複数の繋ぎ板材でその上下間隔を保った状態
に一体に形成され、下部の親パイプの一端側に接続用パ
イプが取り付けられた足場用吊り枠を用い、先ず、前後
に配設された足場用吊り枠の上部の各親パイプを高速道
路や架橋等から吊り下げられたチェーンで吊設し、これ
ら前後の足場用吊り枠における下部の親パイプ間に板材
保持用の渡しパイプを複数列架け渡して取付固定し、こ
れらの複数列の板材保持用の渡しパイプ上に複数枚の足
場用板材を敷き詰めて第1足場を構成し、次に、前記第
1足場の足場用吊り枠の下部の親パイプに予め取り付け
られた短管状の連結用パイプの先端に開閉式連結具の一
方側を仮付けし、この開閉式連結具の他方側に第2足場
の足場用吊り枠の下部の親パイプを接続するために、第
1足場に対して略水平方向横向きにワイヤーで吊設した
第2足場の足場用吊り枠の下部の親パイプを連結状態に
仮付けして、前記第2足場の足場用吊り枠を第1足場の
足場用吊り枠に対して直線状になるように徐々に移動し
て、第2足場の足場用吊り枠の下部の親パイプの先端
を、前記第1足場の足場用吊り枠の下部の親パイプに取
り付けた短管状の連結用パイプに嵌め込んで、互いの足
場用吊り枠の下部の親パイプを一直線状になるように連
結し、互いの足場用吊り枠の上部の親パイプ同士を別に
予め用意していた長管状の連結パイプで取付固定具を用
いて連結固定してから、前記開閉式連結具を取り除き、
第2足場の前後の下部の各親パイプ間に板材保持用の渡
しパイプを複数列架け渡して取付固定し、これらの複数
列の板材保持用の渡しパイプ上に複数枚の足場用板材を
敷き詰めて第2足場を構成し、順次上記施工作業を繰り
返して第3足場以上を連設して所望の長さの足場を施工
するようにしたことを特徴としている。
【0017】請求項4に記載の発明は、前記第1足場の
後側の下部の親パイプの上に、前後方向に別の複数列の
板材保持用の渡しパイプを、前記第1足場より奥方向に
所定間隔おいてチェーンで吊設された奥側足場用吊り枠
の下部の親パイプまで架け渡して取付固定し、これらの
複数列の板材保持用の渡しパイプ上に複数枚の足場用板
材を敷き詰めて奥側足場を構成して、順次上記施工作業
を繰り返して奥側足場を拡げて所望の幅の足場を施工す
るようにしたことを特徴としている。請求項5に記載の
発明は、前記渡しパイプとして角パイプを用いて施工す
るようにしたことを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る足場用吊り金
具、足場用吊り枠及び足場施工方法の実施の形態につい
て、図を参照しつつ説明する。先ず、図1〜図5を参照
しつつ、本発明に係る足場用吊り金具の実施形態につい
て説明する。図1は実施形態の足場用吊り金具を示し、
(a)はその正面図、(b)はその側面図、図2は図1
の足場用吊り具の斜視図、図3は別例の足場用吊り金具
を示し、(a)はその正面図、(b)はその側面図、図
4は図3の足場用吊り具の斜視図、図5は図1(a)
(b)、図2に示す足場用吊り具を用いた足場用吊り枠
を示すものである。
【0019】本実施形態の足場用吊り金具1は、図1
(a)(b)、図2に示すように、中間部の縦板状の繋
ぎ板材9の上下に短管状の丸パイプ2、3を溶着等によ
って一体に形成し、正面視横向き略H字形になるように
したものである。この足場用吊り金具1は、図5に示す
ように、上下の短管状の丸パイプ2、3を横方向に複数
列設して、これら上下の短管状の丸パイプ2、3にそれ
ぞれ若干小径の長管状の丸パイプ4、5からなる各親パ
イプが連通して挿入されて、これらの親パイプの上下位
置を保持するように構成することによって足場用吊り枠
6が造られるようになっている。
【0020】更に、足場用吊り枠6の下部の長管状の丸
パイプ5には、その一端に若干大径の連結用丸パイプ7
が嵌め込まれてビス8又はボルト、ナットで接続固定さ
れていて、この連結用丸パイプ7の先端部に他の足場用
吊り枠6の下部の長管状の丸パイプ5を嵌め込んで一直
線状になるように接続されるようになっている。尚、こ
の足場用吊り金具1と足場用吊り枠6は、後述する本発
明の足場施工方法の実施形態に使用している。
【0021】また、図3(a)(b)、図4に示すよう
に、中間部の縦板状の繋ぎ板材9の上部に短管状の丸パ
イプ2を溶着等によって一体に形成するとともに、下部
に短管状の角パイプ3Aを溶着等によって一体に形成
し、正面視横向き略H字形になるようにしてもよい。こ
の場合、上部の短管状の丸パイプ2には、若干小径の長
管状の丸パイプ4からなる親パイプが連通して挿入さ
れ、下部の短管状の角パイプ3Aには、若干小径の長管
状の角パイプ(図示略)からなる親パイプが連通して挿
入されて、これらの親パイプの上下位置を保持するよう
に構成することによって足場用吊り枠が造られるように
なっている。
【0022】また、図示しないが、中間部の縦板状の繋
ぎ板材9の上部に短管状の角パイプ3Aを溶着等によっ
て一体に形成するとともに、下部に短管状の丸パイプ2
を溶着等によって一体に形成し、正面視横向き略H字形
になるようにしてもよい。この場合、上部の短管状の角
パイプ3Aには、若干小径の長管状の角パイプからなる
親パイプが連通して挿入され、下部の短管状の丸パイプ
2には、若干小径の長管状の丸パイプ4からなる親パイ
プが連通して挿入されて、これらの親パイプの上下位置
を保持するように構成することによって足場用吊り枠が
造られるようになっている。
【0023】図6は本発明の実施形態の足場用吊り枠を
示し、(a)はその左側面図、(b)はその正面図、
(c)はその右側面図、図7は別例の足場用吊り枠を示
し、(a)はその左側面図、(b)はその正面図、
(c)はその右側面図である。図6(a)(b)(c)
に示す足場用吊り枠10は、上部の長管状の角パイプ1
1と下部の長管状の丸パイプ12とを複数の中間部の縦
板状の繋ぎ板材13でその上下間隔を保った状態で溶着
等によって一体に構成したものである。
【0024】更に、足場用吊り枠10の下部の長管状の
丸パイプ12には、その一端に若干大径の接続用丸パイ
プ18が嵌め込まれてビス14又はボルト、ナットで接
続固定されていて、この接続用丸パイプ18の先端部に
他の足場用吊り枠10の下部の長管状の丸パイプ12を
嵌め込んで一直線状になるように接続されるようになっ
ている。尚、この足場用吊り枠10は、後述する本発明
の足場施工方法の実施形態に使用している。
【0025】図7(a)(b)(c)に示す足場用吊り
枠15は、上部の長管状の丸パイプ12と下部の長管状
の角パイプ11とを複数の中間部の縦板状の繋ぎ板材1
3でその上下間隔を保った状態で溶着等によって一体に
構成したものである。
【0026】更に、足場用吊り枠15の下部の長管状の
角パイプ11には、その一端に若干大径の接続用角パイ
プ16が嵌め込まれてビス14又はボルト、ナットで接
続固定されていて、この接続用角パイプ16の先端部に
他の足場用吊り枠15の下部の長管状の角パイプ11を
嵌め込んで一直線状になるように接続されるようになっ
ている。尚、この足場用吊り枠15は、後述する本発明
の足場施工方法の実施形態に使用している。
【0027】また、足場用吊り枠として、上記した2例
の足場用吊り枠10、15の他に、図8〜図11、図1
2〜図14に示すように、上下の長管状の丸パイプ1
2、12を複数の中間部の縦板状の繋ぎ部材13でそれ
ぞれ上下間隔を保った状態で溶着等によって一体に構成
した足場用吊り枠17もある。更に、この足場用吊り枠
17の下部の長管状の丸パイプ12には、その一端に若
干大径の接続用丸パイプ18が嵌め込まれてビス14又
はボルト、ナットで接続固定されていて、この接続用丸
パイプ18の先端部に他の足場用吊り枠17の下部の長
管状の丸パイプ12を嵌め込んで一直線状になるように
接続されるようになっている。
【0028】図8は第1例の足場を示す斜視図、図9は
図8の足場の長手方向一端にもう1つの足場を連設した
状態を示す斜視図、図10は図9の足場の長手方向一端
にもう1つの足場を連設した状態を示す斜視図、図11
は図8〜図10に示す第1例の足場を高速道路の側部に
吊設した状態を示す部分側面図である。図8に示す足場
20は、図11に示す高速道路Kや架橋等の側部に吊設
されるものであって、足場用吊り枠17を用いていて、
上下の長管状の丸パイプ12、12の間の間隙に丸パイ
プからなる板状保持用の渡しパイプ21が複数列架け渡
されていて、これらの複数の板材保持用の渡しパイプ2
1上に複数枚の足場用板材22が敷き詰められるととも
に、図11に示すように、上部の丸パイプ12からなる
親パイプの長手方向複数箇所を、高速道路Kや架橋から
吊り下げられたチェーンTの下端近傍箇所を取り付け固
定するようにして使用されるものである。
【0029】この足場20には、図8に示すように、幅
方向両端に長平板からなる縦板材23、24が縦向きに
取り付けられるようになっていて、これは、複数の渡し
パイプ21に図18に示す直交クランプ25を介して縦
向きの短管状の段付き丸パイプ26が縦向きにそれぞれ
接続され、これらの縦向きの短管状の段付き丸パイプ2
6で縦板材23、24が縦向きに支えられて取り付けら
れている。この足場20は図9、図10に示すように、
長手方向に2枚以上複数枚連結連設して高速道路Kや架
橋等の側部に吊設して必要な長さ分設置することが可能
である。
【0030】図12は第2例の足場の組み付け途中の状
態を示す斜視図、図13は第2例の足場の組み付け完了
時の状態を示す斜視図、図14は第2例の足場を幅方向
と長手方向に2枚ずつ合計4枚組み付けた状態を示す斜
視図である。この第2例の足場30は、高速道路や架橋
等の下面下方に吊設状態で設置されるものであって、図
12に示すように、足場用吊り枠17の上下の長管状の
丸パイプ12、12の間の間隙に角パイプからなる板状
保持用の渡しパイプ31が複数列架け渡されていて、こ
の渡しパイプ31上に、図13に示すように、幅方向に
向けて複数枚(この図13では15枚)、足場用板材3
6が敷き詰められ、第1ユニット32を構成している。
【0031】そして、図14に示すように、長手方向に
は、下部の長管状の丸パイプ12の左端に取り付けられ
た短管状の接続用丸パイプ18に左側の足場用吊り枠1
7の下部の長管状の丸パイプ12の右端部が嵌め込まれ
て、第1ユニット32と同構成の第2ユニット33が接
続され、その接続箇所の上部の長管状の丸パイプ12を
長管状の連結パイプ34で複数の自在クランプ35を介
して接続固定している。更に、幅方向には、奥側の足場
用吊り枠17の下部の丸パイプ12の上側の間隙に別の
角パイプからなる板材保持用の渡しパイプ31を最奥部
の足場用吊り枠17の下部の丸パイプの上側の間隙に複
数列架け渡して、これらの渡しパイプ31上に、幅方向
に向けて複数枚の足場用板材36が敷き詰められて第3
ユニット37、第4ユニット38が連設されるようにな
っている。このようにして、第5ユニット、第6ユニッ
トと足場30を拡げていって、所望の長さと広さの足場
30を設置することが可能である。
【0032】図15は足場の足場用吊り枠を高速道路や
架橋等に吊設するときの状態を示す部分正面図、図16
は図15に示す足場の部分側面図である。図15、図1
6に示すように、足場に組み付けられた足場用吊り枠6
を高速道路や架橋等の底面40に吊設するには、この底
面40から吊り下げられた複数のチェーンTの下端を上
部の丸パイプ4の複数箇所に巻き通して足場用吊り枠6
を吊り下げて足場を底面40の下方に設置する。
【0033】図17は本発明の実施形態の足場施工方法
に用いられるバタフライクランプからなる開閉式連結具
を示し、図18は直交クランプとこの直交クランプに差
し込んで取り付ける短管状の段付き丸パイプを示してい
る。図17に示すバタフライクランプからなる開閉式連
結具50は、大型の蝶番51の両板状部52、53に、
挟み込みと開放可能な大小のクランプ部54、55が溶
着等で一体に設けられ、これらの大小のクランプ部5
4、55の先端のボルト部56、57を図にて水平向き
にして、ナット部材58、59を螺進螺退させることに
よって、クランプ部54、55で丸パイプ等を締め付け
固定したり、取り外し可能状態とするようにして使用さ
れるものである。
【0034】図18に示す直交クランプ25と段付き丸
パイプ26からなるジョイントピンは、直交クランプ2
5の水平向き部分25aの差込み穴状部25bに段付き
丸パイプ26の大径パイプ部分26aを縦向きに差し込
んで、予め直交クランプ25の縦向き部分25cの差込
み穴部25dに水平向きに差し込まれるパイプと段付き
丸パイプ26とを直交する向きに接続するために用いら
れるものである。図18に示す段付き丸パイプ26から
なるジョイントピンは、上部が短管状のパイプ26bに
なっていて、この短管状のパイプ26bの上端に、ジョ
イント用の係止溝26cが前後2箇所に穿設されてお
り、段部26dを介して大径丸パイプ部分26aが一体
に設けられた形状をなしている。
【0035】図19は本発明の足場施工方法の一実施形
態の第1工程を示す説明図、図20は同足場施工方法の
第2工程を示す説明図、図21は同足場施工方法の第3
工程を示す説明図、図22は同足場施工方法の第4工程
を示す説明図である。尚、本実施形態の足場施工方法で
は、便宜上図5に示す足場用吊り枠6を図示して説明す
るが、足場用吊り枠としては、これに限らず、図6に示
す足場用吊り枠10、図7に示す足場用吊り枠15及び
図8に示す足場用吊り枠17を用いても良いものであ
る。
【0036】本実施形態の足場施工方法は、高速道路施
工時や架橋施工時等にその高速道路や架橋等の下方に足
場として吊設され、足場上で施工作業を行う直前に足場
を組み付けるようにした足場施工方法である。そして、
図示しないが、複数の足場用吊り金具1の上下の短管状
の丸パイプ2、3にそれぞれ若干小径の長管状の丸パイ
プ4、5からなる各親パイプが連通して挿入されること
によって構成された足場用吊り枠6を用い、先ず、前後
に配設された足場用吊り枠6の上部の長管状の丸パイプ
4からなる各親パイプを高速道路や架橋等から吊り下げ
られたチェーンTで吊設し、これら前後の足場用吊り枠
6における下部の長管状の丸パイプ5からなる親パイプ
間に角パイプからなる板材保持用の渡しパイプ31を複
数列架け渡して取付固定し、これらの複数列の板材保持
用の渡しパイプ31上に複数枚の足場用板材36を敷き
詰めて第1足場61を構成する。
【0037】次に、図19に示すように、第1足場61
の足場用吊り枠6の下部の長管状の丸パイプ5からなる
親パイプに予め取り付けられた短管状の連結用パイプ7
の先端に図17に示すバタフライクランプからなる開閉
式連結具50の一方側を仮付けし、この開閉式連結具5
0の他方側に第2足場62の足場用吊り枠6の下部の長
管状の丸パイプ5からなる親パイプを接続するために、
第1足場61に対して略水平方向横向きにワイヤーWで
吊設した第2足場62の足場用吊り枠6の下部の長管状
の丸パイプ5からなる親パイプを連結状態に仮付けす
る。
【0038】更に、図20に示すように、第2足場62
の足場用吊り枠6を第1足場61の足場用吊り枠6に対
して直線状になるように徐々に移動して、第2足場62
の足場用吊り枠6の下部の長管状の丸パイプ5からなる
親パイプの先端を、第1足場51の足場用吊り枠6の下
部の長管状の丸パイプ5からなる親パイプに取り付けた
短管状の連結用パイプ7に嵌め込んで、図21に示すよ
うに、互いの足場用吊り枠6の下部の長管状の丸パイプ
5からなる親パイプを一直線状になるように連結し、互
いの足場用吊り枠6の上部の長管状の丸パイプ4からな
る親パイプ同士を別に予め用意していた長管状の連結パ
イプ34で複数の自在クランプ35からなる取付固定具
を用いて連結固定してから、開閉式連結具50を取り除
いて図22に示す状態となし、第2足場62の前後の下
部の長管状の丸パイプ5からなる各親パイプ間に角パイ
プからなる板材保持用の渡しパイプ31を複数列架け渡
して取付固定する。
【0039】そして、これらの複数列の板材保持用の渡
しパイプ31上に複数枚の足場用板材36を敷き詰めて
第2足場62を構成し、順次上記施工作業を繰り返して
第3足場以上を連設して所望の長さの足場を施工するよ
うにする。
【0040】また、図14に示すように、第1足場61
の後側の下部の長管状の丸パイプ5からなる親パイプの
上に、前後方向に別の複数列の板材保持用の渡しパイプ
31を、第1足場61より奥方向に所定間隔おいてチェ
ーンTで吊設された奥側足場用吊り枠6の下部の長管状
の丸パイプ5からなる親パイプまで架け渡して取付固定
し、これらの複数列の板材保持用の渡しパイプ31上に
複数枚の足場用板材36を敷き詰めて奥側足場を構成し
て、順次上記施工作業を繰り返して奥側足場を拡げて所
望の幅の足場を施工することも可能である。
【0041】尚、高速道路等のように、下方に作業車が
通ることができる広場等が有る場合には、作業床を有し
たパネル状の第1足場61をあらかじめ組んでおき、作
業現場にユニック車で搬入する。そして高所作業車を使
用して親綱を作業箇所に貼り、搬入したパネル状の第1
足場61をユニック車もしくはレッカー車で吊り上げて
作業員の指示で作業箇所迄持って行く。更に、高所作業
車に乗った作業員達が1つ目のパネル状の第1足場61
にチェーンTを取付けて振れ止めパイプを取付けて作業
箇所に吊込み、作業員達は高所作業車から吊りこんだ1
つ目のパネル状の第1足場61に乗り移る。この状態
で、上記したように、図19〜図20に示す足場施工方
法で第2足場62を第1足場61に連設して、順次第3
足場、第4足場と連設するようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明は、高速道路施工時や架橋施工時等にその高速道路
や架橋等の下方に足場用として吊設され、複数の足場用
板材を敷き詰めるための上下の親パイプが挿入されてこ
れらの親パイプの上下位置を保持する足場用吊り金具で
あって、中間部の繋ぎ板材の上下に短管状の丸パイプ又
は短管状の角パイプを一体に正面視横向き略H字形に形
成し、上下の短管状の各パイプを横方向に複数列設し
て、これらの上下の短管状の丸パイプ又は短管状の角パ
イプにそれぞれ長管状の丸パイプ又は長管状の角パイプ
からなる各親パイプが連通して挿入されることによっ
て、これらの親パイプの上下位置を保持するように構成
したので、以下に述べる効果を奏する。
【0043】即ち、現存する資材を使用して制作するこ
とができて、資材の調達に不自由することなく安価に入
手することができ、安価に制作することができ、しかも
施工が行ない易い。
【0044】請求項2に記載の発明は、高速道路施工時
や架橋施工時等にその高速道路や架橋等の下方に足場用
として吊設され、複数の足場用板材を敷き詰めるための
上下の親パイプを複数の繋ぎ板材でその上下間隔を保っ
た状態に構成された足場用吊り枠であって、上部の親パ
イプが角パイプ又は丸パイプからなるとともに、下部の
親パイプが丸パイプ又は角パイプからなり、前後に配設
された下部の親パイプ上に板材保持用の渡しパイプが複
数列架け渡されて、これらの複数の板材保持用の渡しパ
イプ上に複数枚の足場用板材が敷き詰められるととも
に、上部の親パイプの長手方向複数箇所を、前記高速道
路や架橋から吊り下げられたチェーンの下端近傍箇所を
取り付け固定するようにして使用されるように構成した
ので、以下に述べる効果を奏する。
【0045】即ち、現存する資材を使用して制作するこ
とができて、資材の調達に不自由することなく安価に入
手することができ、安価に制作することができ、しかも
施工が行ない易く、チェーンを足場用板材の上側に位置
する親パイプに架けて足場を吊設することができて隙間
の大きさを最小限に抑えることができる。
【0046】請求項3に記載の発明は、高速道路施工時
や架橋施工時等にその高速道路や架橋等の下方に足場と
して吊設され、足場上で施工作業を行う直前に足場を組
み付けるようにした足場施工方法であって、上下の親パ
イプが複数の繋ぎ板材でその上下間隔を保った状態に一
体に形成され、下部の親パイプの一端側に接続用パイプ
が取り付けられた足場用吊り枠を用い、先ず、前後に配
設された足場用吊り枠の上部の各親パイプを高速道路や
架橋等から吊り下げられたチェーンで吊設し、これら前
後の足場用吊り枠における下部の親パイプ間に板材保持
用の渡しパイプを複数列架け渡して取付固定し、これら
の複数列の板材保持用の渡しパイプ上に複数枚の足場用
板材を敷き詰めて第1足場を構成し、次に、第1足場の
足場用吊り枠の下部の親パイプに予め取り付けられた短
管状の連結用パイプの先端に開閉式連結具の一方側を仮
付けし、この開閉式連結具の他方側に第2足場の足場用
吊り枠の下部の親パイプを接続するために、第1足場に
対して略水平方向横向きにワイヤーで吊設した第2足場
の足場用吊り枠の下部の親パイプを連結状態に仮付けし
て、第2足場の足場用吊り枠を第1足場の足場用吊り枠
に対して直線状になるように徐々に移動して、第2足場
の足場用吊り枠の下部の親パイプの先端を、第1足場の
足場用吊り枠の下部の親パイプに取り付けた短管状の連
結用パイプに嵌め込んで、互いの足場用吊り枠の下部の
親パイプを一直線状になるように連結し、互いの足場用
吊り枠の上部の親パイプ同士を別に予め用意していた長
管状の連結パイプで取付固定具を用いて連結固定してか
ら、開閉式連結具を取り除き、第2足場の前後の下部の
各親パイプ間に板材保持用の渡しパイプを複数列架け渡
して取付固定し、これらの複数列の板材保持用の渡しパ
イプ上に複数枚の足場用板材を敷き詰めて第2足場を構
成し、順次上記施工作業を繰り返して第3足場以上を連
設して所望の長さの足場を施工するように構成したの
で、以下に述べる効果を奏する。
【0047】即ち、現存する資材を使用して制作するこ
とができて、資材の調達に不自由することなく安価に入
手することができ、安価に制作することができ、しかも
施工が行ない易く、チェーンを足場用板材の上側に位置
する親パイプに架けて足場を吊設することができて隙間
の大きさを最小限に抑えることができ、作業用工具等の
落下を防ぐことができて安全であり、はらおこし用パイ
プを足場用板材の上面に架け渡すことがなくて足場用板
材の上面をフラットな面にできて作業が行ない易く、し
かも、架橋等の下方に足場を吊り上げるためのクレーン
車等を置く場所の無い場所でも足場を組み付けて設置す
ることができる。
【0048】請求項4に記載の発明は、第1足場の後側
の下部の親パイプの上に、前後方向に別の複数列の板材
保持用の渡しパイプを、第1足場より奥方向に所定間隔
おいてチェーンで吊設された奥側足場用吊り枠の下部の
親パイプまで架け渡して取付固定し、これらの複数列の
板材保持用の渡しパイプ上に複数枚の足場用板材を敷き
詰めて奥側足場を構成して、順次上記施工作業を繰り返
して奥側足場を拡げて所望の幅の足場を施工するように
したので、作業床部分を広く取ることができて作業を行
ない易く、チェーンを足場用板材の上側に位置する親パ
イプに架けて足場を吊設することができて隙間の大きさ
を最小限に抑えることができ、作業用工具等の落下を防
ぐことができて安全であり、はらおこし用パイプを足場
用板材の上面に架け渡すことがなくて足場用板材の上面
をフラットな面にできて作業が行ない易く、しかも、架
橋等の下方に足場を吊り上げるためのクレーン車等を置
く場所の無い場所でも足場を組み付けて設置することが
できる。
【0049】請求項5に記載の発明は、渡しパイプとし
て角パイプを用いて施工するようにしたので、足場用板
材を強固に保持することができて、この足場用板材上で
の作業を安全に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の足場用吊り金具を示し、(a)はそ
の正面図、(b)はその側面図である。
【図2】図1の足場用吊り具の斜視図である。
【図3】別例の足場用吊り金具を示し、(a)はその正
面図、(b)はその側面図である。
【図4】図3の足場用吊り具の斜視図である。
【図5】図1(a)(b)、図2に示す足場用吊り具を
用いた足場用吊り枠を示すものである。
【図6】本発明の実施形態の足場用吊り枠を示し、
(a)はその左側面図、(b)はその正面図、(c)は
その右側面図である。
【図7】別例の足場用吊り枠を示し、(a)はその左側
面図、(b)はその正面図、(c)はその右側面図であ
る。
【図8】第1例の足場を示す斜視図である。
【図9】図8の足場の長手方向一端にもう1つの足場を
連設した状態を示す斜視図である。
【図10】図9の足場の長手方向一端にもう1つの足場
を連設した状態を示す斜視図である。
【図11】図8〜図10に示す第1例の足場を高速道路
の側部に吊設した状態を示す部分側面図である。
【図12】第2例の足場の組み付け途中の状態を示す斜
視図である。
【図13】第2例の足場の組み付け完了時の状態を示す
斜視図である。
【図14】第2例の足場を幅方向と長手方向に2枚ずつ
合計4枚組み付けた状態を示す斜視図である。
【図15】足場の足場用吊り枠を高速道路や架橋等に吊
設するときの状態を示す部分正面図である。
【図16】図15に示す足場の部分側面図である。
【図17】本発明の実施形態の足場施工方法に用いられ
るバタフライクランプからなる開閉式連結具である。
【図18】直交クランプとこの直交クランプに差し込ん
で取り付ける短管状の段付き丸パイプを示している。
【図19】本発明の足場施工方法の一実施形態の第1工
程を示す説明図である。
【図20】同足場施工方法の第2工程を示す説明図であ
る。
【図21】同足場施工方法の第3工程を示す説明図であ
る。
【図22】同足場施工方法の第4工程を示す説明図であ
る。
【図23】従来の第1例の足場を示す正面図である。
【図24】従来の第1例の足場を示す側面図である。
【図25】従来の第1例の足場を示す概略平面図であ
る。
【図26】従来の第2例の足場の足場単体を示す斜視図
である。
【図27】従来の第2例の足場を示す平面図である。
【図28】従来の第2例の足場における幅方向の足場単
体同士の連結状態を示す部分平面図である。
【図29】従来の第2例の足場に示す長手方向の足場単
体同士の連結状態を示し、(a)はその吊設状態におけ
る連結状態の説明図、(b)はその全体の平面図、
(c)はその隣同士の足場単体の連結状態の部分拡大平
面図である。
【図30】従来の第3例の足場の親パイプを示す平面図
である。
【図31】従来の第3例の足場を示し、(a)はその平
面図、(b)はその親パイプと渡しパイプとの連結状態
を示す部分斜視図である。
【図32】従来の第3例の足場を示し、(a)はその正
面図、(b)はその親パイプ同士の連結状態を示す部分
分解斜視図である。
【図33】従来の吊設した足場にシートを敷いた状態を
示す部分側面図である。
【図34】建造物の側方に組み立てられた足場に使用す
る吊り枠を示し、(a)はその正面図、(b)は吊り枠
の使用状態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 足場用吊り金具 2 短管状の丸パイプ 3 短管状の丸パイプ 3A 短管状の角パイプ 長管状の丸パイプからなる親パイプ 6 足場用吊り枠 7 連結用丸パイプ 9 繋ぎ板材 10 足場用吊り枠 11 長管状の角パイプからなる親パイプ 12 長管状の丸パイプからなる親パイプ 13 繋ぎ板材 15 足場用吊り枠 16 接続用角パイプ 17 足場用吊り枠 18 接続用丸パイプ 20 足場 21 渡しパイプ 22 足場用板材 30 足場 31 渡しパイプ 34 長管状の連結パイプ 35 自在クランプ 36 足場用板材 50 開閉式連結具 61 第1足場 62 第2足場 W ワイヤー T チェーン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高速道路施工時や架橋施工時等にその高
    速道路や架橋等の下方に足場用として吊設され、複数の
    足場用板材を敷き詰めるための上下の親パイプが挿入さ
    れてこれらの親パイプの上下位置を保持する足場用吊り
    金具であって、中間部の繋ぎ板材の上下に短管状の丸パ
    イプ又は短管状の角パイプを一体に正面視横向き略H字
    形に形成し、前記上下の短管状の各パイプを横方向に複
    数列設して、これらの上下の短管状の丸パイプ又は短管
    状の角パイプにそれぞれ長管状の丸パイプ又は長管状の
    角パイプからなる各親パイプが連通して挿入されること
    によって、これらの親パイプの上下位置を保持するよう
    に構成されたことを特徴とする足場用吊り金具。
  2. 【請求項2】 高速道路施工時や架橋施工時等にその高
    速道路や架橋等の下方に足場用として吊設され、複数の
    足場用板材を敷き詰めるための上下の親パイプを複数の
    繋ぎ板材でその上下間隔を保った状態に構成された足場
    用吊り枠であって、上部の親パイプが角パイプ又は丸パ
    イプからなるとともに、下部の親パイプが丸パイプ又は
    角パイプからなり、前後に配設された下部の親パイプ上
    に板材保持用の渡しパイプが複数列架け渡されて、これ
    らの複数の板材保持用の渡しパイプ上に複数枚の足場用
    板材が敷き詰められるとともに、上部の親パイプの長手
    方向複数箇所を、前記高速道路や架橋から吊り下げられ
    たチェーンの下端近傍箇所を取り付け固定するようにし
    て使用されることを特徴とする足場用吊り枠。
  3. 【請求項3】 高速道路施工時や架橋施工時等にその高
    速道路や架橋等の下方に足場として吊設され、足場上で
    施工作業を行う直前に前記足場を組み付けるようにした
    足場施工方法であって、上下の親パイプが複数の繋ぎ板
    材でその上下間隔を保った状態に一体に形成され、下部
    の親パイプの一端側に接続用パイプが取り付けられた足
    場用吊り枠を用い、先ず、前後に配設された足場用吊り
    枠の上部の各親パイプを高速道路や架橋等から吊り下げ
    られたチェーンで吊設し、これら前後の足場用吊り枠に
    おける下部の親パイプ間に板材保持用の渡しパイプを複
    数列架け渡して取付固定し、これらの複数列の板材保持
    用の渡しパイプ上に複数枚の足場用板材を敷き詰めて第
    1足場を構成し、次に、前記第1足場の足場用吊り枠の
    下部の親パイプに予め取り付けられた短管状の連結用パ
    イプの先端に開閉式連結具の一方側を仮付けし、この開
    閉式連結具の他方側に第2足場の足場用吊り枠の下部の
    親パイプを接続するために、第1足場に対して略水平方
    向横向きにワイヤーで吊設した第2足場の足場用吊り枠
    の下部の親パイプを連結状態に仮付けして、前記第2足
    場の足場用吊り枠を第1足場の足場用吊り枠に対して直
    線状になるように徐々に移動して、第2足場の足場用吊
    り枠の下部の親パイプの先端を、前記第1足場の足場用
    吊り枠の下部の親パイプに取り付けた短管状の連結用パ
    イプに嵌め込んで、互いの足場用吊り枠の下部の親パイ
    プを一直線状になるように連結し、互いの足場用吊り枠
    の上部の親パイプ同士を別に予め用意していた長管状の
    連結パイプで取付固定具を用いて連結固定してから、前
    記開閉式連結具を取り除き、第2足場の前後の下部の各
    親パイプ間に板材保持用の渡しパイプを複数列架け渡し
    て取付固定し、これらの複数列の板材保持用の渡しパイ
    プ上に複数枚の足場用板材を敷き詰めて第2足場を構成
    し、順次上記施工作業を繰り返して第3足場以上を連設
    して所望の長さの足場を施工するようにしたことを特徴
    とする足場施工方法。
  4. 【請求項4】 前記第1足場の後側の下部の親パイプの
    上に、前後方向に別の複数列の板材保持用の渡しパイプ
    を、前記第1足場より奥方向に所定間隔おいてチェーン
    で吊設された奥側足場用吊り枠の下部の親パイプまで架
    け渡して取付固定し、これらの複数列の板材保持用の渡
    しパイプ上に複数枚の足場用板材を敷き詰めて奥側足場
    を構成して、順次上記施工作業を繰り返して奥側足場を
    拡げて所望の幅の足場を施工するようにしたことを特徴
    とする請求項3に記載の足場施工方法。
  5. 【請求項5】 前記渡しパイプとして角パイプを用いて
    施工するようにしたことを特徴とする請求項3又は4に
    記載の足場施工方法。
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