JP2003020534A - エアー加工糸及びエアー加工仮撚糸、それらの製造装置並びにそれらを使用した織物及び編物 - Google Patents
エアー加工糸及びエアー加工仮撚糸、それらの製造装置並びにそれらを使用した織物及び編物Info
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Abstract
ない程の大きな伸縮性を発揮することができるエアー加
工糸及びエアー加工仮撚糸、それらの製造装置並びにそ
れらを使用した織物及び編物を提供する。 【解決手段】 エアー加工糸は第1の芯糸12、フィラ
メント糸よりなる第2の芯糸13及び浮糸14をエアー
で混繊処理することにより形成されている。第1の芯糸
12は、ポリウレタン製のモノフィラメント糸よりなる
第1の原糸12aにフィラメント糸よりなる第2の原糸
12bを予め交絡することにより形成されている。第1
の芯糸12を形成するとき、第1の原糸12aは伸長さ
れており、張力のない自然な状態となった際には元の状
態に戻るため、第1の芯糸12がその長さ方向に収縮さ
れる。そして、張力等により第1の芯糸12が伸張され
ることで、糸条全体が伸張するようになっている。
Description
編物としたとき等に高嵩高性と柔らかな感触を有すると
ともに、大きな伸縮性をも有するエアー加工糸及びエア
ー加工仮撚糸、それらの製造装置並びにそれらを使用し
た織物及び編物に関するものである。
りなる芯糸及び浮糸をエアの撹乱作用により混繊処理す
ることにより製造されている。このエアー加工糸を形成
する芯糸には普通糸で未延伸糸(POY)を延伸したも
の又は延伸糸(FDY)が使用されるとともに、浮糸に
も普通糸が使用されている。これら芯糸及び浮糸に混繊
処理を施すことにより製造されたエアー加工糸には、モ
ール糸のような高嵩高性と、紡毛糸のような柔らかな感
触が付与されている。
び浮糸は、混繊処理を施した後ではほとんど伸縮しない
ため、従来のエアー加工糸は伸縮性が良いとは言い難
く、伸縮性に富む織物や編物の材料として使用するには
不向きであるという問題があった。
る問題点に着目してなされたものである。その目的とす
るところは、高嵩高性と柔らかな感触を有しつつ、かつ
てない程の大きな伸縮性を発揮することができるエアー
加工糸及びエアー加工仮撚糸、それらの製造装置並びに
それらを使用した織物及び編物を提供することにある。
めに、請求項1に記載のエアー加工糸の発明は、伸縮性
を有し、かつ延伸されたフィラメント糸よりなる第1の
原糸とフィラメント糸よりなる第2の原糸を予め撚糸し
て得られる第1の芯糸と、フィラメント糸よりなる第2
の芯糸とにより形成される芯糸に対し、フィラメント糸
よりなる浮糸を給糸してエアーで混繊処理を施すことに
より製糸され、芯糸が伸縮することにより伸縮性を有す
るように構成したことを特徴とするものである。
は、伸縮性を有し、かつ延伸されたフィラメント糸より
なる第1の原糸とフィラメント糸よりなる第2の原糸を
予め撚糸して得られる第1の芯糸と、フィラメント糸よ
りなる第2の芯糸とにより形成される芯糸に対し、フィ
ラメント糸よりなる浮糸を給糸してエアーで混繊処理を
施すとともに、混繊処理された芯糸及び浮糸に対して仮
撚り加工を行うことにより製糸され、芯糸が伸縮するこ
とにより伸縮性を有するように構成したことを特徴とす
るものである。
伸縮性を有し、かつ延伸されたフィラメント糸よりなる
第1の原糸に対してフィラメント糸よりなる第2の原糸
を給糸し、エアーで混繊処理を施すことにより形成され
る第1の芯糸と、フィラメント糸よりなる第2の芯糸と
により形成される芯糸に対し、フィラメント糸よりなる
浮糸を給糸してエアーで混繊処理を施すことにより製糸
され、芯糸が伸縮することにより伸縮性を有するように
構成したことを特徴とするものである。
は、伸縮性を有し、かつ延伸されたフィラメント糸より
なる第1の原糸に対してフィラメント糸よりなる第2の
原糸を給糸し、エアーで混繊処理を施すことにより形成
される第1の芯糸と、フィラメント糸よりなる第2の芯
糸とにより形成される芯糸に対し、フィラメント糸より
なる浮糸を給糸してエアーで混繊処理を施すとともに、
混繊処理された芯糸及び浮糸に対して仮撚り加工を行う
ことにより製糸され、芯糸が伸縮することにより伸縮性
を有するように構成したことを特徴とするものである。
の発明は、伸縮性を有するフィラメント糸よりなる第1
の原糸を給糸するとともに、第1の原糸を延伸させるた
めの延伸機構を有する第1の原糸供給部と、フィラメン
ト糸よりなる第2の原糸を給糸して、前記第1の原糸に
合流させるための第2の原糸供給部と、前記第1の原糸
供給部及び第2の原糸供給部から供給される第1の原糸
及び第2の原糸をエアーの撹乱作用により混繊処理する
第1混繊機構を有し、第1の原糸及び第2の原糸に混繊
処理を施して形成される第1の芯糸を給糸するための第
1の芯糸供給部と、フィラメント糸よりなる第2の芯糸
を給糸して、前記第1の芯糸に合流させるための第2の
芯糸供給部と、フィラメント糸よりなる浮糸を給糸し
て、前記第1の芯糸及び第2の芯糸に合流させるための
浮糸供給部と、前記第1の芯糸供給部、第2の芯糸供給
部及び浮糸供給部から供給される第1の芯糸、第2の芯
糸及び浮糸をエアーの撹乱作用により混繊処理する第2
混繊機構とを備えたことを特徴とするものである。
装置の発明は、伸縮性を有するフィラメント糸よりなる
第1の原糸を給糸するとともに、第1の原糸を延伸させ
るための延伸機構を有する第1の原糸供給部と、フィラ
メント糸よりなる第2の原糸を給糸して、前記第2の原
糸に合流させるための第2の原糸供給部と、前記第1の
原糸供給部及び第2の原糸供給部から供給される第1の
原糸及び第2の原糸をエアーの撹乱作用により混繊処理
する第1混繊機構を有し、第1の原糸及び第2の原糸に
混繊処理を施して形成される第1の芯糸を給糸するため
の第1の芯糸供給部と、フィラメント糸よりなる第2の
芯糸を給糸して、前記第1の芯糸に合流させるための第
2の芯糸供給部と、フィラメント糸よりなる浮糸を給糸
して、前記第1の芯糸及び第2の芯糸に合流させるため
の浮糸供給部と、前記第1の芯糸供給部、第2の芯糸供
給部及び浮糸供給部から供給される第1の芯糸、第2の
芯糸及び浮糸をエアの撹乱作用により混繊処理する第2
混繊機構と、第2混繊機構で混繊された混繊糸を加撚す
るとともに解撚する仮撚り加工部と、前記仮撚り加工部
に配設され、加撚された混繊糸の撚りを加熱保持する第
1ヒータと、前記仮撚り加工部において第1ヒータより
下流側に配設され、解撚された混繊糸の撚りを加熱保持
する第2ヒータとを備えたことを特徴とするものであ
る。
又は請求項3に記載のエアー加工糸若しくは請求項2又
は請求項4に記載のエアー加工仮撚糸を使用して織り上
げて得られることを特徴とするものである。
又は請求項3に記載のエアー加工糸若しくは請求項2又
は請求項4に記載のエアー加工仮撚糸を使用して編み上
げて得られることを特徴とするものである。
の第1実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
形態のエアー加工糸のある一箇所を拡大した図であり、
図2(b)はその絡み付き形態を模式的に示した図であ
る。エアー加工糸を構成する芯糸11は第1の芯糸12
と、フィラメント糸よりなる第2の芯糸13とにより形
成されている。前記第1の芯糸12は、ポリウレタン製
のフィラメント糸よりなる第1の原糸12aにフィラメ
ント糸よりなる第2の原糸12bが予め交絡されて形成
されている。
は、第2の原糸12bよりも延伸されており、伸張され
た状態で第2の原糸12bとともに第1の芯糸12を形
成している。さらに、第1の芯糸12は、第2の芯糸1
3よりも延伸されており、伸張された状態で第1の芯糸
12とともに芯糸11を形成している。フィラメント糸
よりなる浮糸14は、エアー混繊されることにより芯糸
11に絡み付くとともに、浮糸14を構成するフィラメ
ント14aにループ、渦巻きコイル等が発生する。
るエアー加工糸のある一箇所を拡大した図であり、図1
(b)はその絡み付き形態を模式的に示した図である。
伸張された状態であった第1の芯糸12は、混繊処理後
に第1の原糸12aが収縮することにより元の状態へと
戻る。そして、第1の芯糸12が元の状態に戻ることに
より、芯糸11が収縮され、糸条全体がその長さ方向に
収縮される。
芯糸13が多数の弛み15を形成するとともに、第2の
原糸12bも多数の弛み15を形成するようになってい
る。これら第2の芯糸13及び第2の原糸12bによる
多数の弛み15は、糸条の周囲360°に立体展開され
る。これら各弛み15の間には、芯糸11の収縮に追従
して収縮する浮糸14が高密度で詰まるようになってい
る。
を構成するフィラメント14aによるループ、渦巻きコ
イル等の密度が高まるとともに、糸条の表面全体におい
て、その周囲360°にループ、渦巻きコイル等が立体
展開される。そして、糸条の表面全体に高密度で隙間な
く浮糸14のフィラメント14aによるループ、渦巻き
コイル等が立体展開されることにより、エアー加工糸
は、高嵩高性と柔らかな感触を備えた糸条となってい
る。なお、図1ではわかりやすく示すために各弛み15
が上下に突出して描かれているが、実際のエアー加工糸
上で弛み15は糸条周り360°の方向へ突出されてい
る。
は、まず第1の原糸12aが伸張され、第2の原糸12
bの弛み15が伸び、第1の芯糸12が伸張されるとと
もに、これに伴って第2の芯糸13の弛み15が伸張す
ることにより、芯糸11全体が伸張される。この芯糸1
1の伸張に追従して、芯糸11に絡み付いた浮糸14全
体が伸び、フィラメント14aが伸ばされてループ、渦
巻きコイル等が拡げられ、それらの密度を疎としながら
伸張される。
きには、まず第1の芯糸12を形成する第1の原糸12
aが収縮し、これに追従して第2の原糸12bが元の状
態に戻る。この第1の芯糸12の収縮に追従して第2の
芯糸13及び浮糸14が元の状態に戻る。
原糸12aの伸縮により糸条全体が大きく伸縮するた
め、エアー加工糸には従来にない伸縮性が付与される。
加えて、糸条全体が伸張する際にも、浮糸14を構成す
るフィラメント14aによるループ、渦巻きコイル等が
糸条の周囲360°に立体展開されているため、糸条は
高嵩高性と柔らかな感触を保持することができる。
明する。図3は、エアー加工糸の製造装置を示す概念図
である。図中で上側となる製造装置の上流側には、第1
の原糸供給部を構成する送出ローラ21及びストックチ
ーズ22が設けられており、送出ローラ21の回転に従
動して回転するストックチーズ22から第1の原糸12
aが導出されるようになっている。
下流には、第1の芯糸供給部が配設されている。この第
1の芯糸供給部は、上流側から順番に一対の第1フィー
ドローラ23と、第1混繊機構を構成する第1混繊ノズ
ル24と、延伸機構を構成する一対の第1デリベリロー
ラ25とにより構成されている。
原糸12aは、第1デリベリローラ25により、両第1
フィードローラ23間及び第1混繊ノズル24内を通っ
て、装置の下流側へと引き出されるようになっている。
また、第1デリベリローラ25は、その回転速度が第1
フィードローラ23の回転速度よりも速くなるように設
定されており、第1の原糸12aが第1フィードローラ
23及び第1デリベリローラ25の間で延伸されるよう
になっている。
間において、図中での右側部には第2の原糸供給部を構
成する一対の第2フィードローラ26が配設されてい
る。この第2フィードローラ26は、第2の原糸12b
を第1の原糸12aよりも若干だけオーバーフィードさ
せるようになっている。そして、第2フィードローラ2
6から第2の原糸12bが導出されるとともに、第2の
原糸12bは、第1混繊ノズル24の手前で第1の原糸
12aと合流されるようになっている。
1の原糸12a及び第2の原糸12bにジェットエアを
糸条の走行方に対して交差する方向から吹付けるように
なっている。そして、第1の原糸12a及び第2の原糸
12bがエアの撹乱作用により混繊処理され、第1の芯
糸12が形成される。
から順番に第2混繊機構を構成する第2混繊ノズル27
及び一対の第2デリベリローラ28が配設されている。
第1混繊ノズル24で形成された第1の芯糸12は、第
2デリベリローラ28によっって第1デリベリローラ2
5から導出された後、第2混繊ノズル27内を通って、
装置の下流側へと引き出されるようになっている。ま
た、第2デリベリローラ28は、その回転速度が第1デ
リベリローラ25と同じか、若干速くなるように設定さ
れており、第1の芯糸12が第1デリベリローラ25及
び第2デリベリローラ28の間で延伸されるようになっ
ている。
7の間において、図中での左側部には第2の芯糸供給部
を構成する一対の第3フィードローラ29が配設されて
いる。この第3フィードローラ29は第2の芯糸13を
第1の芯糸12よりも若干だけオーバーフィードさせる
ようになっている。そして、第3フィードローラ29か
ら第2の芯糸13が導出されるとともに、第2の芯糸1
3は第2混繊ノズル27の手前で第1の芯糸12と合流
されるようになっている。
7の間において、図3中での右側部には浮糸供給部を構
成する一対の第4フィードローラ30が配設されてい
る。この第4フィードローラ30は浮糸14を第1の芯
糸12よりもオーバーフィードさせるようになってい
る。そして、第4フィードローラ30から導出された浮
糸14は、第1の芯糸12よりもオーバーフィードされ
た状態で第2混繊ノズル27の手前で第1の芯糸12及
び第2の芯糸13と合流されるようになっている。
ル24と同様にして第1の芯糸12、第2の芯糸13及
び浮糸14をエアの撹乱作用により混繊処理し、エアー
加工糸として混繊糸16を形成するようになっている。
また、形成された混繊糸16は、第2デリベリローラ2
8の側方に設けられたドラム31及びチーズ32によ
り、第2デリベリローラ28から引き出され、チーズ3
2に巻き取られるようになっている。
て説明する。さて、図3に示すように、第2の原糸12
bは、第2フィードローラ26を経て第1混繊ノズル2
4に給糸される。ストックチーズ22から送出ローラ2
1により導出された第1の原糸12aは、第2の原糸1
2bに対して延伸された状態で第1混繊ノズル24の手
前で合流される。第2の原糸12bと合流された第1の
原糸12aは、このまま第1混繊ノズル24内に給糸さ
れる。そして、合流された第1の原糸12a及び第2の
原糸12bが第1混繊ノズル24内にて混繊処理される
ことにより、第1の芯糸12が形成される。
芯糸12は、第1デリベリローラ25を経て第2混繊ノ
ズル27に給糸される。第3フィードローラ29により
導出された第2の芯糸13は第1の芯糸12に対して第
2混繊ノズル27の手前で合流される。第1の芯糸12
と合流された第2の芯糸13は、このまま第2混繊ノズ
ル27内に給糸される。さらに、第2混繊ノズル27の
手前において、第1の芯糸12及び第2の芯糸13には
オーバーフィード状態の浮糸14が合流される。
3及び浮糸14が第2混繊ノズル27内にて混繊処理さ
れることにより、混繊糸16が形成される。このとき、
浮糸14を第1の芯糸12及び第2の芯糸13よりもオ
ーバーフィードさせることで、浮糸14を構成するフィ
ラメント14aによるループ、渦巻きコイル等が形成さ
れる。この後、混繊糸16は第2デリベリローラ28を
経てドラム31により移動されてチーズ32に巻き取ら
れる。
で仮撚り加工を行った。 第1の原糸12a:ポリウレタン、70デニール/1フ
ィラメント 第2の原糸12b:ポリエステル又はナイロン、75デ
ニール/24フィラメント 第1混繊ノズル24のエアー圧力:147.1kPa 第2の原糸12bに対する第1の原糸12aの延伸率:
3.0倍 第1フィードローラ23のオーバーフィード率:+5% 第2フィードローラ26のオーバーフィード率:+7% 第2の芯糸13:ポリエステル、100デニール/24
フィラメント 浮糸14:ポリエステル、150デニール/96フィラ
メント 第2混繊ノズル27のエアー圧力:686.5kPa 第2の芯糸13に対する第1の芯糸12の延伸率:3.
0倍 第1の芯糸12に対する第2の芯糸13のオーバーフィ
ード:1.05倍 第1の芯糸12に対する浮糸14のオーバーフィード:
2.0倍 上記の加工条件により伸縮性を有するエアー加工糸を得
ることができた。
をタテ糸又はヨコ糸の少なくとも一方に使用して織りあ
げることにより織物が得られ、エアー加工糸を編機で平
編み、横編み、丸編み等して編みあげることにより編物
が得られる。そして、このエアー加工糸を使用した織物
及び編物は、エアー加工糸の糸条表面においてループ、
渦巻きコイル等が高密度で立体的に発生することにより
高嵩高性で感触が柔らかなものとなるとともに、芯糸1
1自身が伸びることによりかつてない程の大きな伸縮性
を有するものとなる。
果について、以下に記載する。 ・ 第1実施形態のエアー加工糸によれば、第1の芯糸
12を形成する第1の原糸12aに伸縮性を有する糸を
用いることにより、第1の芯糸12が伸縮できるように
なっている。この第1の芯糸12により形成された芯糸
11が伸縮することにより、エアー加工糸は、糸条全体
で大きく伸縮することができる。前記第1の芯糸12
は、第1の原糸12aに予め第2の原糸12bを交絡さ
せることによって形成されるとともに、この交絡時には
第1の原糸12aが延伸された状態とされる。このた
め、第1の原糸12aの糸条表面において、その全体に
渡って第2の原糸12bが均一に交絡されるとともに、
第1の原糸12aに対して第2の原糸12bが絡み付い
たり、縺れたり等することによる伸縮性の阻害が抑制さ
れ、第1の原糸12aの良好な伸縮性を維持することが
できる。さらに、第1の芯糸12に第2の芯糸13及び
浮糸14を交絡させるとき、第1の芯糸12は延伸され
た状態とされる。このため、形成される糸条の表面全体
に渡って第2の芯糸13及び浮糸14が第1の芯糸12
に均一に交絡され、その太さが均一なものとなるととも
に、糸同士の絡み付き、縺れ等が抑制され、良好な伸縮
性を付与することができる。
のフィラメント14aが糸条の周囲360°にループ、
渦巻きコイル等を立体展開することにより、糸条は高嵩
高性と柔らかな感触を保持することができる。
原糸12a及び第2の原糸12bを混繊処理することに
よって形成された混繊糸が使用されている。この混繊糸
である第1の芯糸12と第2の芯糸13とを混繊処理す
ることによって芯糸11が形成されている。この芯糸1
1は、伸縮性を有する第1の原糸12aの表面全体が第
2の原糸12b及び第2の芯糸13の2本の糸により、
ほぼ隙間なく覆われていることから、浮糸14を交絡し
やすくすることができる。
れば、高嵩高性と柔らかな感触を有しつつ、かつてない
程の伸縮性を付与したエアー加工糸を製造することがで
きる。
用いて織物又は編物を製造した場合、高嵩高性と柔らか
な感触を有しつつ、かつてない程の伸縮性を発揮するこ
とができる。
施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、この
第2実施形態においては前記第1実施形態と異なる点を
中心に説明する。
る第2実施形態のエアー加工仮撚糸のある一箇所を拡大
した図であり、図4(b)は混繊処理及び仮撚り加工時
におけるエアー加工仮撚糸のある一箇所を拡大した図で
あ。このエアー加工仮撚糸は第1実施形態で得られたエ
アー加工糸に対して仮撚り加工を施すことにより形成さ
れている。芯糸11が収縮される際、第2の原糸12b
及び第2の芯糸13により形成される弛み15は第1実
施形態と比較して大きなものとなり、収縮した浮糸14
は各弛み15の間に挟まれるようにして、高密度に詰ま
っている。また、浮糸14を構成するフィラメント14
aのループ、渦巻きコイル等は所々で切れることにより
毛羽14bを形成している。
た結果、エアー加工仮撚糸は糸条全体が揉まれて柔らか
な感触が増すこととなる。加えて、弛み15が大きくな
ることと、ループ、コイル等が切れて浮糸14のフィラ
メント14aが毛羽14bを形成することにより、高嵩
高性がさらに向上される。さらに、大半のループ、コイ
ル等が切られることにより、ループ、渦巻きコイルが形
成する輪の中に毛羽14bの先端が入り込んで引掛か
り、あたかも面ファスナーのように糸条同士が互いにく
っつきあう現象(ベルクロエフェクト)を防止すること
ができる。
て説明する。図5に示すように、製造装置の第2混繊ノ
ズル27及び第2デリベリローラ28の間には仮撚り加
工部として、上流側から順番に一対の第5フィードロー
ラ41、第1ヒータ42、スピンナ43、一対の第6フ
ィードローラ44及び第2ヒータ45が配設されてい
る。第2混繊ノズル27から第5フィードローラ41に
より加撚区域40aへと引き出された混繊糸16は、第
5フィードローラ41及び第6フィードローラ44の間
で瞬間的に把持され、この状態でスピンナ43が回転す
ることにより加撚されるようになっている。このスピン
ナ43の回転による加撚区域40aでの混繊糸16の撚
りは、第1ヒータ42内を通過する際に加熱保持され
る。
区域40bでスピンナ43の回転により解撚されるとと
もに、第2ヒータ45を通過して第2デリベリローラ2
8へと送られる。この第2ヒータ45により解撚された
混繊糸16の撚りが加熱保持され、エアー加工仮撚糸が
製造されるようになっている。そして、製造されたエア
ー加工仮撚糸がチーズ32に巻き取られるようになって
いる。
ついて説明する。さて、図5に示すように、まず各供給
部から導出された第1の原糸12a及び第2の原糸12
bが第1混繊ノズル24にて混繊処理され、第1の芯糸
12が形成される。次いで、第1の芯糸12、第2の芯
糸13及び浮糸14が第2混繊ノズル27にて混繊処理
され、混繊糸16が形成された後、この混繊糸16は第
5フィードローラ41を経て加撚区域40aに給糸され
る。この加撚区域40aにおいて、混繊糸16が加撚さ
れるとともに、その撚りは第1ヒータ42で加熱保持さ
れる。第1ヒータ42と仮撚りスピンナ43を通過した
混繊糸16は解撚区域40bで解撚された後、第6フィ
ードローラ44を経て第2ヒータ45内に引き込まれ、
解撚された撚りが加熱保持されてエアー加工仮撚糸が形
成される。この後、形成されたエアー加工仮撚糸は第2
デリベリローラ28を経てドラム31により移動されて
チーズ32に巻き取られる。
る毛羽14bは、加撚区域40aにおける糸条の加撚
と、解撚区域40bにおける解撚との繰り返しにより、
フィラメント14aが撚り切れて形成される。加えて、
第2の原糸12b及び第2の芯糸13は加撚及び解撚の
繰り返しで揉まれることにより、その柔軟性が増してお
り、糸条全体が収縮するときに大きな弛み15が形成さ
れる。
で仮撚り加工を行った。 第1の原糸12a:ポリウレタン、70デニール/1フ
ィラメント 第2の原糸12b:ポリエステル又はナイロン、75デ
ニール/24フィラメント 第1混繊ノズル24のエアー圧力:147.1kPa 第2の原糸12bに対する第1の原糸12aの延伸率:
3.0倍 第1フィードローラ23のオーバーフィード率:+5% 第2フィードローラ26のオーバーフィード率:+7% 第2の芯糸13:ポリエステル、100デニール/24
フィラメント 浮糸14:ポリエステル、150デニール/96フィラ
メント 第2混繊ノズル27のエアー圧力:686.5kPa 第2の芯糸13に対する第1の芯糸12の延伸率:3.
0倍 第1の芯糸12に対する第2の芯糸13のオーバーフィ
ード:1.05倍 第1の芯糸12に対する浮糸14のオーバーフィード:
2.0倍 スピンナ43の回転数:20万rpm 仮撚り数:1770T/M 第5フィードローラ41のフィード率:−0.5% 第6フィードローラ44のフィード率:+7.5% 第2デリベリローラ28のフィード率:+7.5% 第1ヒータ42の温度:200℃ 第2ヒータ45の温度:200℃ 上記のような加工条件により伸縮性を有するエアー加工
仮撚糸を得ることができた。
撚糸をタテ糸又はヨコ糸の少なくとも一方に使用して織
りあげることにより織物が得られ、エアー加工仮撚糸を
編機で平編み、横編み、丸編み等して編みあげることに
より編物が得られる。そして、このエアー加工仮撚糸を
使用した織物及び編物は、第2の原糸12b及び第2の
芯糸13による大きな弛み15と、フィラメント14a
よりなる毛羽14bにより高嵩高性で感触が柔らかなも
のとなるとともに、芯糸11自身が伸びることによりか
つてない程の大きな伸縮性を有するものとなる。
果について、以下に記載する。 ・ 第2実施形態のエアー加工仮撚糸によれば、第1実
施形態のエアー加工糸に仮撚り加工を施すことにより、
糸条全体が揉まれ、より柔らかな感触を付与することが
できる。さらに、弛み15が大きくなることと、ルー
プ、コイル等が切れて浮糸14のフィラメント14aが
毛羽14bを形成することにより、高嵩高性をさらに向
上させることができる。加えて、大半のループ、コイル
等が切られることにより、ループ、渦巻きコイルが形成
する輪の中に毛羽14bの先端が入り込んで引掛かり、
あたかも面ファスナーのように糸条同士が互いにくっつ
きあうベルクロエフェクトを防止することができる。
糸12は、延伸された状態の第1の原糸12aに予め第
2の原糸12bを交絡させることによって形成されてい
る。このため、仮撚り加工時に第1の芯糸12が解れ、
第1の原糸12a及び第2の原糸12bがバラバラにな
ることを防止することができる。さらに、この第1の芯
糸12が延伸された状態でその表面自体を覆うように第
2の芯糸13及び浮糸14が交絡されることから、第2
の芯糸13及び浮糸14が第1の芯糸12に均一に交絡
され、形成される糸条の太さを均一なものとすることが
できる。
具体化することも可能である。 ・ 第1及び第2実施形態において、第1の芯糸12と
して第1の原糸12a及び第2の原糸12bを予め撚糸
して得られる糸を用いてもよい。
すように、この場合の第1及び第2実施形態のぞれぞれ
の製造装置は、第1デリベリローラ25よりも上流側に
おいて、第1の原糸供給部、第2の原糸供給部、一対の
第1フィードローラ23及び第1混繊ノズル24が省略
されて構成されている。第1の芯糸12には、例えば第
1の原糸として太さが50デニール/1フィラメントの
ポリウレタン糸を、第2の原糸として太さが75デニー
ル/36フィラメントの加工糸を用い、延伸された第1
の原糸と第2の原糸を予め撚糸して得られる糸が用いら
れている。そして、予め撚糸して得られた第1の芯糸1
2を第1デリベリローラ25から給糸することにより、
図6(a)及び図6(b)に示す製造装置でエアー加工
糸及びエアー加工仮撚糸をそれぞれ製造してもよい。ま
た、このようにして得られるエアー加工糸及びエアー加
工仮撚糸をタテ糸又はヨコ糸の少なくとも一方に使用し
て織りあげることにより織物を得たり、編機で平編み、
横編み、丸編み等して編みあげることにより編物を得て
もよい。
の、例えばスチレン−ブタジエン共重合ゴム(SB
R)、アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム(NB
R)、エチレン−プロピレン共重合体(EPM)、エチ
レン−プロピレン−ジエン共重合体(EPDM)等の合
成ゴム、あるいは天然ゴムを用いて形成したフィラメン
ト糸としてもよい。
び浮糸14をアセテート系、レーヨン系、ナイロン系、
ポリエステルカチオン系のフィラメント糸としてもよ
い。あるいは第2の原糸12b、第2の芯糸13及び浮
糸14をそれぞれ材料の異なるフィラメント糸としても
よい。
b、第2の芯糸13及び浮糸14にそれぞれ異なる色に
着色された原着糸を使用してもよい。このように構成し
た場合、糸条全体で色合いの異なるエアー加工糸及びエ
アー加工仮撚糸を得ることができる。
の延伸率は3倍に限定されるものではなく、1.5〜4
倍の範囲内、つまり第1の原糸12a及び第1の芯糸1
2の伸び率が150〜400%となるように所望に合わ
せて変更してもよい。この延伸率を1.5倍未満とした
場合にはエアー加工糸及びエアー加工仮撚糸の伸縮が十
分ではなく、4倍より大きくした場合には糸条の伸張時
に第2の原糸12b、第2の芯糸13又は浮糸14が切
れるおそれがある。このため、延伸率を1.5〜4倍の
範囲内に設定すれば効果的に伸縮性を付与することがで
きる。
5に限定されず、第1の原糸12aをその引き出し方向
と直交する方向からピン等を摺接させることにより、延
伸するように構成してもよい。このように構成した場合
にも第1の原糸12aを延伸させることができる。
的思想について以下に記載する。 ・ 前記延伸機構により第1の原糸及び又は第1の芯糸
を1.5〜4倍に延伸したことを特徴とする請求項3に
記載のエアー加工糸の製造装置。このように構成した場
合、効果的に伸縮性を付与することができる。
は第1の芯糸を1.5〜4倍に延伸したことを特徴とす
る請求項4に記載のエアー加工仮撚糸の製造装置。この
ように構成した場合、効果的に伸縮性を付与することが
できる。
に、第1の芯糸、第2の芯糸及び浮糸を配設し、混繊処
理を施した請求項1に記載のエアー加工糸。このように
構成した場合、第1の原糸を中心にエアー加工糸が伸縮
するため、エアー加工糸の伸縮時において第1の芯糸及
び浮糸の位置ずれを防止することができる。
に、第1の芯糸、第2の芯糸及び浮糸を配設し、混繊処
理を施した請求項2に記載のエアー加工仮撚糸。このよ
うに構成した場合、第1の原糸を中心にエアー加工仮撚
糸が伸縮するため、エアー加工仮撚糸の伸縮時において
第1の芯糸及び浮糸の位置ずれを防止することができ
る。
ば、次のような効果を奏する。請求項1及び請求項2並
びに請求項3及び請求項4に記載の発明によれば、高嵩
高性と柔らかな感触を有しつつ、かつてない程の大きな
伸縮性を付与することができる。
ば、高嵩高性と柔らかな感触を有しつつ、かつてない程
の伸縮性を付与したエアー加工糸及びエアー加工仮撚糸
を製造することができる。
ば、高嵩高性と柔らかな感触を有しつつ、かつてない程
の伸縮性を発揮することができる。
実施形態のエアー加工糸のある一箇所を拡大した正面
図、(b)は張力のない自然な状態におけるエアー加工
糸の絡み付き形態を示す模式図。
ある一箇所を拡大した正面図、(b)は混繊処理時にお
けるエアー加工糸の絡み付き形態を示す模式図。
実施形態のエアー加工仮撚糸のある一箇所を拡大した正
面図、(b)は混繊処理及び仮撚り加工時におけるエア
ー加工仮撚糸のある一箇所を拡大した正面図。
示す概念図、(b)は別形態のエアー加工仮撚糸の製造
装置を示す概念図。
12b…第2の原糸、13…第2の芯糸、14…浮糸、
16…混繊糸、21…第1の原糸供給部を構成する送出
ローラ、22…第1の原糸供給部を構成するストックチ
ーズ、23…第1の芯糸供給部を構成する第1フィード
ローラ、24…第1混繊機構を構成する第1混繊ノズ
ル、25…延伸機構を構成する第1デリベリローラ、2
6…第2の原糸供給部を構成する第2フィードローラ、
27…第2混繊機構を構成する第2混繊ノズル、29…
第2の芯糸供給部を構成する第3フィードローラ、30
…浮糸供給部を構成する第4フィードローラ、42…第
1ヒータ、43…仮撚り加工部を構成するスピンナ、4
5…第2ヒータ。
Claims (8)
- 【請求項1】 伸縮性を有し、かつ延伸されたフィラメ
ント糸よりなる第1の原糸とフィラメント糸よりなる第
2の原糸を予め撚糸して得られる第1の芯糸と、フィラ
メント糸よりなる第2の芯糸とにより形成される芯糸に
対し、フィラメント糸よりなる浮糸を給糸してエアーで
混繊処理を施すことにより製糸され、芯糸が伸縮するこ
とにより伸縮性を有するように構成したことを特徴とす
るエアー加工糸。 - 【請求項2】 伸縮性を有し、かつ延伸されたフィラメ
ント糸よりなる第1の原糸とフィラメント糸よりなる第
2の原糸を予め撚糸して得られる第1の芯糸と、フィラ
メント糸よりなる第2の芯糸とにより形成される芯糸に
対し、フィラメント糸よりなる浮糸を給糸してエアーで
混繊処理を施すとともに、混繊処理された芯糸及び浮糸
に対して仮撚り加工を行うことにより製糸され、芯糸が
伸縮することにより伸縮性を有するように構成したこと
を特徴とするエアー加工仮撚糸。 - 【請求項3】 伸縮性を有し、かつ延伸されたフィラメ
ント糸よりなる第1の原糸に対してフィラメント糸より
なる第2の原糸を給糸し、エアーで混繊処理を施すこと
により形成される第1の芯糸と、フィラメント糸よりな
る第2の芯糸とにより形成される芯糸に対し、フィラメ
ント糸よりなる浮糸を給糸してエアーで混繊処理を施す
ことにより製糸され、芯糸が伸縮することにより伸縮性
を有するように構成したことを特徴とするエアー加工
糸。 - 【請求項4】 伸縮性を有し、かつ延伸されたフィラメ
ント糸よりなる第1の原糸に対してフィラメント糸より
なる第2の原糸を給糸し、エアーで混繊処理を施すこと
により形成される第1の芯糸と、フィラメント糸よりな
る第2の芯糸とにより形成される芯糸に対し、フィラメ
ント糸よりなる浮糸を給糸してエアーで混繊処理を施す
とともに、混繊処理された芯糸及び浮糸に対して仮撚り
加工を行うことにより製糸され、芯糸が伸縮することに
より伸縮性を有するように構成したことを特徴とするエ
アー加工仮撚糸。 - 【請求項5】 伸縮性を有するフィラメント糸よりなる
第1の原糸を給糸するとともに、第1の原糸を延伸させ
るための延伸機構を有する第1の原糸供給部と、 フィラメント糸よりなる第2の原糸を給糸して、前記第
1の原糸に合流させるための第2の原糸供給部と、 前記第1の原糸供給部及び第2の原糸供給部から供給さ
れる第1の原糸及び第2の原糸をエアーの撹乱作用によ
り混繊処理する第1混繊機構を有し、第1の原糸及び第
2の原糸に混繊処理を施して形成される第1の芯糸を給
糸するとともに、この第1の芯糸を延伸させるための延
伸機構を有する第1の芯糸供給部と、 フィラメント糸よりなる第2の芯糸を給糸して、前記第
1の芯糸に合流させるための第2の芯糸供給部と、 フィラメント糸よりなる浮糸を給糸して、前記第1の芯
糸及び第2の芯糸に合流させるための浮糸供給部と、 前記第1の芯糸供給部、第2の芯糸供給部及び浮糸供給
部から供給される第1の芯糸、第2の芯糸及び浮糸をエ
アーの撹乱作用により混繊処理する第2混繊機構とを備
えたことを特徴とするエアー加工糸の製造装置。 - 【請求項6】 伸縮性を有するフィラメント糸よりなる
第1の原糸を給糸するとともに、第1の原糸を延伸させ
るための延伸機構を有する第1の原糸供給部と、 フィラメント糸よりなる第2の原糸を給糸して、前記第
2の原糸に合流させるための第2の原糸供給部と、 前記第1の原糸供給部及び第2の原糸供給部から供給さ
れる第1の原糸及び第2の原糸をエアーの撹乱作用によ
り混繊処理する第1混繊機構を有し、第1の原糸及び第
2の原糸に混繊処理を施して形成される第1の芯糸を給
糸するとともに、この第1の芯糸を延伸させるための延
伸機構を有する第1の芯糸供給部と、 フィラメント糸よりなる第2の芯糸を給糸して、前記第
1の芯糸に合流させるための第2の芯糸供給部と、 フィラメント糸よりなる浮糸を給糸して、前記第1の芯
糸及び第2の芯糸に合流させるための浮糸供給部と、 前記第1の芯糸供給部、第2の芯糸供給部及び浮糸供給
部から供給される第1の芯糸、第2の芯糸及び浮糸をエ
アの撹乱作用により混繊処理する第2混繊機構と、 第2混繊機構で混繊された混繊糸を加撚するとともに解
撚する仮撚り加工部と、 前記仮撚り加工部に配設され、加撚された混繊糸の撚り
を加熱保持する第1ヒータと、 前記仮撚り加工部において第1ヒータより下流側に配設
され、解撚された混繊糸の撚りを加熱保持する第2ヒー
タとを備えたことを特徴とするエアー加工仮撚糸の製造
装置。 - 【請求項7】 請求項1又は請求項3に記載のエアー加
工糸若しくは請求項2又は請求項4に記載のエアー加工
仮撚糸を使用して織り上げて得られることを特徴とする
織物。 - 【請求項8】 請求項1又は請求項3に記載のエアー加
工糸若しくは請求項2又は請求項4に記載のエアー加工
仮撚糸を使用して編み上げて得られることを特徴とする
編物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001208002A JP4758031B2 (ja) | 2001-07-09 | 2001-07-09 | エアー加工糸及びエアー加工仮撚糸、それらの製造装置並びにそれらを使用した織物及び編物 |
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Publications (2)
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JP2003020534A true JP2003020534A (ja) | 2003-01-24 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2001
- 2001-07-09 JP JP2001208002A patent/JP4758031B2/ja not_active Expired - Fee Related
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