JP2003020423A - 記録材料及び画像形成方法 - Google Patents

記録材料及び画像形成方法

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JP2003020423A
JP2003020423A JP2001205347A JP2001205347A JP2003020423A JP 2003020423 A JP2003020423 A JP 2003020423A JP 2001205347 A JP2001205347 A JP 2001205347A JP 2001205347 A JP2001205347 A JP 2001205347A JP 2003020423 A JP2003020423 A JP 2003020423A
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silicone oil
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resin
toner
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JP2001205347A
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Kazuo Tsubushi
一男 津布子
Takeshi Asami
剛 浅見
Aiko Ishikawa
愛子 石川
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好に分散され、画像濃度が高く、安定して
高解像、高色彩の画像が得られる電子写真液体現像剤及
びその画像形成方法を提供すること。また、シリコーン
オイルの揮発成分による接点不良を防止すること。ま
た、印刷インク、マーカーインク、塗料、電子インク、
インクジェットインクに流動パラフィンを用いて、保存
性、光沢性、にじみ、耐水性を改善し、また、インクジ
ェットにおいては、ノズルのつまりを改良し、電子イン
クにおいては、コントラスト、応答性を向上させるこ
と。 【解決手段】 着色剤と100%線状シリコーンオイル
からなるシリコーンオイルを少なくとも含むことを特徴
とする記録材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗料及び記録材
料、例えば印刷インキ、マーカーインキ、塗装用塗料等
の塗料、及び液体トナー、インクジェットインキ、電子
インク等の液体記録材料、及び、これを用いた電子写
真、プリンタ、静電記録、静電印刷等の画像形成方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真用現像剤は、乾式現像剤、液体
現像剤に大別されるが、液体現像剤はそのトナー粒径が
小さいことから鮮明な画像が得られる有利さがある。液
体現像剤は、一般には、結着樹脂と着色剤と電荷制御と
を高抵抗の非水溶媒中に分散し、粒径0.1〜2.0μ
m程度のトナー粒子を作ることによって製造されてい
る。画像形成においても、乾式現像剤を用いたプロセス
のように重い鉄粉キャリアを使用しないため、マシンへ
の負荷が少なく、高速プリントに対応できるメリットが
ある。しかし、紙等の転写物への定着は、熱ロールによ
る定着、熱風による定着、紙の裏面から熱板による定着
等いろいろな定着法が知られているが、定着時に溶剤蒸
気が大気中に放出され、環境上好ましくない場合が多か
った。
【0003】溶剤蒸気を発生させないために、特開平9
−208873号公報に記載されるような紫外線硬化を
利用したものもあるが、機械が大型になる等の問題があ
った。また、熱ロール定着ロール用の液体現像剤として
は、特開昭63−301966号公報、特開昭63−3
01967号公報、特開昭63−301968号公報、
特開昭63−301969号公報、特開昭64−500
62号公報、特開昭64−50063号公報、特開昭6
4−50064号公報、特開昭64−50065号公
報、特開昭64−50066号公報、特開昭64−50
067号公報、特開昭64−52167号公報、特開昭
64−142560号公報、特開昭64−142561
号公報等に記載のものが挙げられる。これらに記載のも
のは、低沸点の脂肪族炭化水素が主成分の担体液のた
め、その脂肪族炭化水素のガスが複写機外に排出された
り、定着ロールに塗布するためのシリコンオイルを供給
しなければならず、そのために複写機が複雑になった
り、消耗品点数が増すなどの問題があった。
【0004】インクジェット記録方式は、記録ヘッドか
らインク液滴を飛翔させて記録紙上にインク粒子を付
着、浸透吸収させて記録させる方式で、この方式による
記録は低騒音であり、且つ記録の高速化及びカラー化が
容易であり、また普通紙が使用できる可能性があるた
め、近年、各種プリンタ、ファクシミリ等への応用、開
発が盛んに行なわれている。
【0005】これらインクジェット記録用インクとして
は、油性溶媒に油性染料を溶解させた油性インク、或い
は水性溶媒に水性染料を溶解させた水性インクが知られ
ている。このうち、油性インクは、一般に記録紙の選択
範囲が広く、速乾性(紙への浸透吸収性)、記録紙の耐
水性が良く、ノズルの目詰りが少なくなる等の利点を有
することが知られているが、上述のようなインクジェッ
ト記録方式についてみれば、ノズルで溶媒が蒸発し、染
料がノズルで固化又は凝集し、インク液滴の吐出が行な
われなくなるという問題点を抱えている。
【0006】また、油性インクの有機溶媒として、一般
に高沸点溶媒が用いられているが、この高沸点溶媒は、
記録時の印字濃度が得られないので画像品質が劣るとい
う難点があった。
【0007】塗料、マーカーインキは、従来、比較的沸
点の低い有機溶剤に油溶性染料や顔料などを溶解又は分
散させたものが知られており、有機溶剤としては、トル
エン、キシレン等の芳香族系溶剤が用いられていた。し
かしながら、近年、前記溶剤の臭気、毒性が問題とな
り、比較的毒性の低いアルコール、エチレングリコール
モノアルキルエーテル(セロソルブ類)、プロピレング
リコールモノアルキルエーテルが速乾性マーキング用イ
ンキの主溶剤として用いられるようになった。
【0008】一般に、この種の塗料、マーカー用インキ
には、カラー・インデックスに挙げられている種々の油
溶性染料が使用され、塩基性染料のロイコベースに有機
酸を加えて発色させたものや塩基性染料のベースを酸性
染料或いは脂肪酸で造塩したものや酸性染料をアミン塩
としたもの等が使用されることが多い(特公昭49−1
9175号公報「フェルトペンインキ用色素液の製造
法」、特開昭62−174282号公報「油性イン
キ」、特開昭62−207377号公報「油性マーキン
グインキ組成物」、特開昭63−75068号公報「ア
ルコール可溶性染料組成物」、及び特開昭64−876
77号公報「マーキングインキ組成物」等に記載)。し
かし、これら従来のものは、臭気、筆記性、経時安定
性、人体に対する安全性の点で充分とはいえなかった。
【0009】非水系塗料は、溶媒としてトルエン、キシ
レンが使われ、作業環境上好ましくないものであった。
また、近年では、これを改善するためにイソパラフィン
系の溶媒を使用した非水系塗料も開発されてきたが、光
沢性、耐水性等で充分な品質が得られていない。
【0010】電子インクは、絶縁性液体に分散したイン
クをセロファンのような用紙に閉じ込め外部からの電界
によりインク粒子を移動させ、文字や写真を形成させる
ものである。インク粒子は、帯電した細かい電子インク
粒子であり、一定の電圧により移動する。しかし、従来
のものは、画像は形成できるもののコントラスト、応答
性が充分でなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、良好
に分散され、画像濃度が高く、安定して高解像、高色彩
の画像が得られる電子写真液体現像剤及びその画像形成
方法を提供することである。また、シリコーンオイルの
揮発成分による接点不良を防止するものである。また本
発明は、印刷インク、マーカーインク、塗料、電子イン
ク、インクジェットインクに流動パラフィンを用いて、
保存性、光沢性、にじみ、耐水性を改善し、また、イン
クジェットにおいては、ノズルのつまりを改良すること
を目的とし、電子インクにおいては、コントラスト、応
答性の向上を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】近年、熱効率が高く高速
定着が可能な液体現像剤の定着方法として、熱ロール定
着が提案されている。担体液に炭化水素系の溶剤を使用
し、この定着方法を採用すると、従来より使用されてい
る雰囲気定着に比べ、若干単位枚数あたりの溶剤ガス排
出量が減少するが、高速で多数枚複写をしたときには大
量の溶剤ガスが発生する。
【0013】したがって、上記課題は、本発明の(1)
「着色剤と100%線状シリコーンオイルからなるシリ
コーンオイルを少なくとも含むことを特徴とする記録材
料」、(2)「前記記録材料が、さらに樹脂を含有し、
該樹脂の軟化点が、−30℃〜120℃であることを特
徴とする前記第(1)項に記載の記録材料」、(3)
「前記樹脂が、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレ
ン−アクリル酸、エチレン−アクリル酸エステル共重合
体、エチレン−メタクリル酸又はエチレン−メタクリル
酸エステル共重合体であることを特徴とする前記第
(2)項に記載の記録材料」、(4)「前記着色剤が、
前記樹脂でフラッシング処理されていることを特徴とす
る前記第(2)項又は第(3)項に記載の記録材料」、
(5)「液体現像剤中の樹脂と着色剤の重量が10wt
%以上であることを特徴とする前記第(2)項乃至第
(4)項のいずれか1に記載の記録材料」、(6)「粘
度が10mPa・s以上であることを特徴とする前記第
(1)項乃至第(5)項のいずれか1に記載の記録材
料」、(7)「平均粒径が0.01〜5μmであること
を特徴とする前記第(1)項乃至第(6)項のいずれか
1に記載の記録材料」により解決される。
【0014】また、上記課題は、本発明の(8)「着色
剤と100%線状シリコーンオイルからなるシリコーン
オイルを少なくとも含むことを特徴とする前記第(1)
項乃至第(7)項のいずれか1に記載の記録材料を用い
たことを特徴とするトナー」、(9)「電子写真液体現
像剤の液体トナーにおいて、着色剤と100%線状シリ
コーンオイルからなるシリコーンオイルを少なくとも含
む液体であることを特徴とする前記第(8)項に記載の
トナー」により解決される。
【0015】また、上記課題は、本発明の(10)「着
色剤と100%線状シリコーンオイルからなるシリコー
ンオイルと樹脂を少なくとも含むことを特徴とする非水
系塗料」により解決される。
【0016】さらに、上記課題は、本発明の(11)
「前記第(8)項又は第(9)項に記載のトナーを、ロ
ーラー又はベルト上に薄層にして静電潜像を現像するこ
とを特徴とする画像形成方法」、(12)「ローラー又
はベルト上に形成した記録材料層にコロナ放電を行なっ
た後に静電潜像を現像することを特徴とする前記第(1
1)項に記載の画像形成方法」、(13)「静電潜像部
にプリウエット液を付着させた後、現像することを特徴
とする前記第(11)項又は第(12)項に記載の画像
形成方法」、(14)「静電潜像を現像後、中間転写体
に記録材料を転写し、その後、転写部材に画像を形成さ
せることを特徴とする前記第(13)項に記載の画像形
成方法」、(15)「静電潜像を形成する光導電体と記
録材料との接触角がθ≧30°であることを特徴とする
前記第(11)項乃至第(14)項のいずれか1に記載
の画像形成方法」により解決される。
【0017】ここで、着色剤と「100%線状シリコー
ンオイルからなるシリコーンオイル」を「少なくとも含
む」とは、シリコーンオイル以外に、シリコーンオイル
と混合したときに分散媒となる材料、例えば流動パラフ
ィン、樹脂結合剤成分、ワックス、分散用樹脂、高分子
界面活性剤等の分散媒となる材料を本発明の目的達成を
阻害しない範囲で該シリコーンオイル以外に含有しても
よいことを意味する。また、ここで「記録材料」とは、
トナー及び非水系塗料の双方を意味し、また、該「トナ
ー」には、液体トナー、インクジェットインキ、電子イ
ンク等の記録材料を包含する。さらに、該「非水系塗
料」には、塗装用塗料、印刷インキ、マーカーインキ、
孔版印刷インキ等の広く一般的な被覆塗料を包含する。
【0018】本発明は、担体液として100%線状シリ
コーンオイルからなるシリコーンオイルを用いることに
より、定着時の溶剤ガス排出量を低減させることができ
る。特に、100%線状シリコーンオイルからなるシリ
コーンオイルを用いているため、揮発成分による電気接
点不良を防止できる。
【0019】通常シリコーンは、以下のような工程で製
造される。 (1)金属ケイ素と銅触媒の粉末混合物に250〜50
0℃でメチルクロライドなどのハロゲン化炭化水素を反
応させる。
【0020】
【化1】2RX+Si→RSiX (式中、Rはメチル、フェニルなどの有機基を表わし、
Xはハロゲンを表わす。) (2)オルガノシランを水と反応させ、シラノールを生
成し縮合する。
【0021】
【化2】 (式中、nは3以上の整数を表わす。) (3)アルカリ触媒による熱クラッキング、蒸留を行な
い、高純度の環状体に転換し重合する。 (4)線状ポリマーにする場合は、アルカリ触媒によ
り、開環させる。
【0022】しかし、全環状体を開環させることはでき
ず、どうしてもわずかの環状体が残存してしまう。環状
のシリコーンは、線状のものに比べ、揮発性が強く、付
着した後、電気接点不良を引き起こす原因となってい
る。
【0023】このため、近年ではクロロシランとメタノ
ールとを直接反応させることによりシロキサン結合を得
る方法も開発され、環状シリコーンを全く含まない線状
シリコーンが開発されてきた。本発明では、このような
全く環状シリコーンを含まない100%線状シリコーン
オイルを用いることにより、電気接点不良を防止するこ
とができる。
【0024】本発明に使用されるシリコーンオイルとし
ては、旭日化成ワッカーケミカル社製の以下のシリコー
ンオイルが挙げられる。具体例としては、AK0.6
5、AK1、AK10、AK20、AK50、AK10
0、AK300、AK500、AK1000、AKF1
00、AKF300、AKF500、AKF1000、
AR20、AR50、AR100、L031、L03
2、L066、L650、L653、WR300、WS
62M、W23、IM11、IM15、IM22等が挙
げられる。
【0025】本発明に使用できる着色材としては、プリ
ンテックスV、プリンテックスU、プリンテックスG、
スペシャルブラック15、スペシャルブラック4、スペ
シャルブラック4−B(以上デグサ社製)、三菱#4
4、#30、MR−11、MA−100(以上三菱化成
社製)、ラーベン1035、ラーベン1252、ニュー
スペクトII(以上コロンビアカーボン社製)、リーガル
400、660、ブラックパール900、1100、1
300、モーガルL(以上キャボット社製)などの無機
顔料、およびフタロシアニンブルー、フタロシアニング
リーン、スカイブルー、ローダミンレーキ、マラカイト
グリーンレーキ、メチルバイオレットレーキ、ピーコッ
クブルーレーキ、ナフトールグリーンB、ナフトールグ
リーンY、ナフトールイエローS、ナフトールレッド、
リソールファーストイエロー2G、パーマネントレッド
4R、ブリリアントファーストスカーレット、ハンザイ
エロー、ベンジジンイエロー、リソールレッド、レーキ
レッドC、レーキレッドD、ブリリアントカーミン6
B、パーマネントレッドF5R、ピグメントスカーレッ
ト3B、インジゴ、チオインジゴオイルピンク、および
ボルドー10B等の有機顔料が挙げられる。
【0026】特に、これらの着色剤をフラッシング処理
した場合は画像面で優れた液体現像剤が得られる。知ら
れているように、フラッシング処理は、色素を水に溶か
した含水液に、更に樹脂分散媒を加え、フラッシャーと
呼ばれるニーダー中で良く混合し、顔料のまわりに存在
する水を後から添加される樹脂分散媒によって置換する
処理である。この操作により取り出される水を排出し、
樹脂溶液中に顔料が分散された状態とし、乾燥させて、
溶剤を除去し、得られた塊を粉砕することにより着色剤
の粉末が得られる。
【0027】フラッシング処理で使用する樹脂は、軟化
点−30〜120℃の樹脂が定着性、保存性の点から良
好である。軟化点−30〜120℃の樹脂の例として
は、サンワックスE200(軟化点95℃)、131−
P(軟化点108℃)(以上、三洋化成社製)、ACポ
リエチレン1702(軟化点85℃)、ACポリエチレ
ン430(軟化点60℃)(以上、アライドケミカル社
製)、BR−95(軟化点80℃)、BR−101(軟
化点50℃)、ポリラウリルメタクリレート(軟化点−
20℃)等が挙げられる。中でもエチレン−酢ビ共重合
樹脂(三井・デュポンポリケミカル株式会社製、市販
品)が、特に好ましい。
【0028】また、本発明に併用することが好ましい分
散用樹脂としては、下記一般式(A)で表わされるビニ
ルモノマーと、一般式(B)で表わされるビニルモノマ
ー、及びビニルピリジン、ビニルピロリドン、エチレン
グリコールジメタクリレート、スチレン、ジビニルベン
ゼン、ビニルトルエンより選ばれるモノマーの各一種づ
つ、もしくは数種の共重合体、グラフト共重合体が挙げ
られる。
【0029】
【化3】 (式中、RはHまたはCHを表わし、nは6〜20
の整数を表わす。)
【0030】
【化4】 (式中、RはHまたはCHを、RはH、C
2n+1(n=1〜5)、COH、またはC
N(C2m+1(m=1〜4)を表わす。)
【0031】また、シリコーンオイル中での分散性を上
げるために、アクロイル基を有するシリコン材料、信越
シリコン社製のLS4080などを共重合させても良い
し、同様に東亜合成化学社製のAK−5、チッソ社製の
TM0701、FM0711、FM0721、FM07
25を使用しても良い。
【0032】これらの着色剤、樹脂、担体液をボールミ
ル、キティーミル、ディスクミル、ピンミルなどの分散
機に投入、分散、混練を行ない濃縮トナーを調製し、こ
れを本発明の担持液中に分散させることにより現像液を
得ることができる。
【0033】液体現像剤の粘度は10mPa・S(B型
粘度計60rpmで測定)以上が望ましく、この粘度以
下の場合は、薄層形成が均一にできない場合がある。樹
脂と着色剤の現像剤中に占める割合は、10wt%以上
が好ましく、この割合以下では充分な濃度が得られない
場合がある。また、液体現像剤の平均粒径は0.01〜
5μmが望ましく、0.01μm以下では充分な濃度が
得られない場合があり、5μm以上では解像性が悪くな
る場合がある。
【0034】また、この液体現像剤をローラー又はベル
ト上に薄層にして現像することで高濃度、高解像の画像
が得られる。層厚は1〜15μm程度が良く、望ましく
は3〜10μmが良い。層厚1μm以下では濃度が充分
でなく、15μm以上では解像度が低下する。
【0035】ローラー又はベルト上に形成した静電荷像
用液体トナー層にコロナ放電を行なった後に静電潜像を
現像することにより、トナーのコフュージョンを高める
ことができ、更に解像度を高めることができる。コロナ
放電はトナーと同極性の場合に効果が高く、電圧は50
0〜8000V程度が良い。
【0036】静電潜像部にプリウエット液を付着させた
後、現像することにより転写効率をアップさせ、高画質
を得ることができる。本発明におけるプリウエット液
は、静電潜像部(感光体)からトナーを剥がれ易くし、
転写効率を上げるためのものであり、感光体とトナー層
の間にプリウエット液の界面が存在することで、感光体
に転写残トナーが残らないようにできる。溶媒は、高抵
抗低誘電率のトナーに悪影響を与えない溶媒であれば使
用可能であり、できれば、トナーに使用している担体液
と同じものや、表面エネルギーの小さい溶媒が望まし
い。シリコーンオイル(信越シリコーン製KF−96)
や、フッソ系溶媒(住友3M製フロリナート)、イソパ
ラフィン系溶媒(エクソンモービル製アイソパー)など
は、表面エネルギーが小さく、効果が大きく、特に望ま
しいプリウエット液である。プリウエット液膜は0.1
〜5μm、望ましくは、0.3〜1μm程度が良好であ
る。0.1μm以下であれば効果は低く、5μm以上で
は解像度が低下してしまう。
【0037】静電潜像を現像後、中間転写体にトナー像
を転写し、その後転写部材に画像を形成させることによ
り、転写圧力をかけることができ、普通紙でも高画質を
得ることができる。中間転写体の材質は、ウレタンゴ
ム、ニトリルゴム、ヒドリンゴム等の耐溶剤性、弾力性
のあるものが望ましく、フッ素樹脂等でコーティングさ
れていれば更に良い。
【0038】静電潜像を形成する光導電体の表面を撥水
性、撥油性(θ=30°以上)にすることにより、転写
率、クリーニング性を向上でき、画像品質を高めること
ができる。撥水性、撥油性を高めるには、例えば、日本
油脂性モディパーF200、210等のフッ素樹脂含有
ブロックポリマーをコーティングすることにより達成で
きる。
【0039】以下、本発明の画像形成ための画像作成プ
ロセスについて説明する。図1は、矢印方向に回転する
光導電体(L)(例えば有機光半導体、セレン、アモル
ファスシリコーン)であり、これを回転させながらコロ
ナ帯電(E)により光導電体に帯電させる。(F)はキ
ャリア液をプリウエットする場合のローラーである。
(G)は書き込み露光部である。(K)は現像ローラで
トナー容器(I)よりトナーの供給を受け、トナーロー
ラー(J)により均一に塗布される。現像ローラー
(K)上のトナー層は、必要に応じてコロナ放電部
(H)により電圧が印加され、光導電体(L)上の潜像
は、現像ローラー(K)により現像されて可視化され
る。各ローラーは、金属、ゴム、プラスチック、スポン
ジ状、さらにワイヤーバー、グラビアローラー等の溝を
有するものも使用可能である。
【0040】転写材(B)が転写ローラー(A)により
光導電体(L)上のトナー像を転写材(B)上に転写す
る。転写の方法は圧力、コロナ放電、加熱、加熱と圧
力、コロナと圧力、コロナと加熱等の組み合わせにより
画像を転写材上に形成できる。光導電体上をクリーニン
グするためのクリーニングローラー(C)とクリーニン
グブレード(D)により残存トナーを除去し、次の作像
に備える。
【0041】図2は、図1と異なる点としてプリウエッ
ト液を図1のローラー(F)からフェルト(F2)でコ
ーティングする工程を含む。プリウエット液は必要に応
じてフェルトで塗布する。トナーは、トナー容器(I)
よりローラー(J1)、(J2)を通して現像ローラー
(K)に塗布され、塗布されたトナー層にコロナ放電部
(H)より直流電圧が印加される。図2の現像ローラ
(K)は、図1より光導電体(L)との接触幅を長くし
てあり、潜像を充分現像できるように工夫してある。光
導電体(L)上に現像されたトナー像は、転写部材
(B)にコロナ放電部(A2)により転写され画像が形
成される。
【0042】図3は、カラーコピーを出力する場合の現
像プロセスの一例を示したものである。光導電体上にイ
エロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナー容器
(I)、各トナーローラ(J)があり、一色ごとに感光
体(L)の潜像を現像し、中間転写体(M)に転写後、
更に転写部材(B)に転写ローラー(A)により圧力、
コロナ、熱等で転写する。
【0043】図4は、カラーコピー用の作像プロセスで
ある。図3と同様イエロー、マゼンタ、シアン、ブラッ
クトナーを収容する各トナー容器(I)、各トナーロー
ラ(J)にトナー層を塗布するベルト(N)により光導
電体(L)上の潜像を現像し、転写部材(B)にトナー
像を転写するものである。トナー層を塗布するベルト
(N)はクリーニングローラー(O)とクリーニングブ
レード(P)によりクリーニングされ、ベルトを再利用
するものである。
【0044】印刷インキ、マーカーインキ、塗料、イン
クジェットインキ、電子インクにおいては、従来の分散
媒を本発明の流動パラフィンに置き換え、または混合し
使用するのが望ましい。
【0045】
【実施例】以下、実施例により、本発明を更に詳細に説
明する。なお、実施例中の「部」は全て「重量部」を表
わす。 実施例1 カーボンブラック(キャボット社製) 20部 ロジン変性フェノール樹脂ワニス 50部 アマニ油ワニス 10部 ナフテン酸マンガン 2部 AK50シリコーンオイル 50部 (旭日化成ワッカーケミカル、環状シリコンを含有せず) をボールミルに入れて24時間分散後、さらにAK50
シリコーンオイルを100部加え、1時間分散して印刷
インクを作成し、プリポート印刷機で画像を出し評価し
た。
【0046】 実施例2 カーミン6B(富士色素社製) 10部 フェノール樹脂 30部 導電性性付与剤 2部 AK0.65シリコーンオイル 100部 (旭日化成ワッカーケミカル) をボールミルに入れて24時間分散後、さらにAK0.
65シリコーンオイルを100部加え、1時間分散して
インクジェットインクを作成した。このインクを用いて
インクジェトプリンタで印字テストを行なった。
【0047】 実施例3 銅フタロシアニン(Pig.Blue15:3)(大日精化社製) 20部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 20部 アクリル樹脂 20部 パラフィンワックス 2部 AR20シリコーンオイル 50部 (旭日化成ワッカーケミカル) をボールミルに入れて24時間分散後、さらにAR20
シリコーンオイルを100部加え、1時間分散して非水
系塗料を作成した。
【0048】 実施例4 バリファストレッド#1605(オリエント化学工業社製) 7部 ケトン樹脂(ハイラック110H、日立化成社製) 10部 ARK10シリコーンオイル(旭日化成ワッカーケミカル) 80部 をボールミルに入れて24時間分散後、さらにARK1
0シリコーンオイルを100部加え、1時間分散してマ
ーカーインクを作成した。
【0049】 実施例5 カーボンブラック(三菱化学社製) 10部 酸化チタン 10部 帯電制御剤 1部 スチレン−ブタジエン樹脂 15部 AK0.65シリコーンオイル 50部 (旭日化成ワッカーケミカル) をボールミルに入れて72時間分散後、さらにAK0.
65シリコーンオイルを150部加え、1時間分散して
電子インクを作成した。これを表示用セルに封入し、印
字テストを行なった。
【0050】比較例1〜5 実施例1〜5の環状シリコーンオイルを含まないシリコ
ーンオイルの代わりに、比較例1では亜麻仁油、比較例
2では信越化学製KF−96(0.65cst)、比較
例3ではトルエン、比較例4ではエチルアルコール、比
較例5ではn−ヘキサン通常のシリコーンオイルで比較
した。それぞれの比較例に比べ、次のような結果であっ
た。
【0051】実施例1では、画像濃度、解像度、光沢性
の点で優れていた。また、経時安定性も良好であった。
実施例2では、画像濃度、光沢性が優れている他、ノズ
ルの詰まりも優れていた。実施例3では、光沢性、保存
性、耐光性、耐水性に優れていた。実施例4では、筆記
性に優れ、筆記途中で文字がかすれるという従来の欠点
に対しても大幅に優れていた。実施例5では、電圧に対
する応答性が速く、鮮明でコントラストに優れた画像が
得られた。また、比較例2の場合は、50時間連続運転
した場合、電気接点不良が発生したが、本発明のシリコ
ーンオイルを使用した実施例は50時間連続運転をした
場合でも電気接点不良は発生しなかった。また、臭気が
全くなく、手に付着しても、安全で汚れが取れやすかっ
た。
【0052】 実施例6 サンワックス151P(三洋化成社製樹脂、軟化点107℃) 70部 カーボンブラック(デグサ社製、Printex) 20部 を140℃で30分間、二本ロールで混練後粉砕した。 前記粉砕物 50部 ラウリルメタアクリレート/メチルメタアクリレート/ メタアクリル酸/グリシジルメタアクリレート(80/10/5/5) 共重合体のAR20シリコーンオイル20%溶液 100部 AR20シリコーンオイル 200部 をボールミルに入れて24時間分散後、さらにKF−9
6(50cst)を300部加え、1時間分散した。
【0053】 実施例7 Pigmennt Blue 15:3(大日精化製) 15部 サンワックスE300(三洋化成社製樹脂、軟化点98℃) 90部 を120℃でニーダで混練し、フラッシャーでフラッシング処理し、粉砕した。 前記粉砕物 60部 ステアリルメタクリレート/メチルメタクリレート/ メタクリル酸/ヒドロキシメチルメタクリレート(85/7/4/4) 共重合体のAR10シリコーンオイル10%溶液 150部 AR10シリコーンオイル 150部 をボールミルに入れて36時間分散後、さらにAR10
シリコーンオイルを250部加え、1時間分散した。
【0054】 実施例8 BR−102(三菱レーヨン社製樹脂、軟化点20℃) 75部 Pigment Red 57:1(富士色素社製) 20部 を80℃で30分間、二本ロールで混練後粉砕した。 前記粉砕物 50部 ラウリルメタアクリレート/グリシジルメタアクリレート (80/20)共重合体のAR10シリコーンオイル20%溶液 100部 AR10シリコーンオイル 300部 をボールミルに入れて24時間分散後、さらにAR10
シリコーンオイルを100部加え、1時間分散した。
【0055】比較例6〜8 実施例6においてAR20シリコーンオイルの代わりに
信越化学製KF−96(20cst)、実施例7におい
てAR10シリコーンオイルの代わりにアイソパーH、
実施例8においてAR10シリコーンオイルの代わりに
信越化学製KF−96(10cst)とした以外は、同
様にしてそれぞれ比較現像剤6〜8を得た。
【0056】図1に示す装置に熱ロール定着機を取り付
けた試験機でオイルレスで定着試験を行なった。その結
果は表1の通りであった。なお、画像品質、転写率、オ
フセットはそれぞれ最もよくなるプロセス条件で測定し
た。
【0057】実施例2はフラッシング処理を行なってい
るため、実施例1よりも画像濃度、ベタ均一性が良好で
あった。実施例3は樹脂軟化点が30℃より低いためオ
フセットがやや悪くなった。比較例と比べると、本発明
現像剤により、画像濃度、解像力、シャープネス、ベタ
均一性、色特性が向上し、オフセット現象を示さない熱
ローラ定着可能な範囲の温度巾が得られ、オフセットが
良好になる。また、本発明の現像液を使用し、50時間
連続運転した場合、電気接点不良は発生したのに対し、
実施例6、8は電気接点不良が発生し、機械がストップ
するトラブルが発生した。
【0058】
【表1】 画像濃度はX−Riteにより測定した。シャープネ
ス、ベタ均一性、オフセットは段階見本により評価し
た。(ランク5:最良、ランク1:悪) 平均粒径は島津社製SA−CP3にて測定した。色特性
は、X−Riteにより測定、Japan ColorとのL*な
しΔEを算出した。転写紙は、色特性以外はT−600
0ペーパーを用い、色特性はOK特アートを用いた。
【0059】実施例9 実施例6の現像剤を用い、図2に示す装置を使用してト
ナー層に3000Vコロナ放電をかけた後、現像を行な
ったところ、以下の表2に示したように解像度が向上し
た。
【0060】
【表2】
【0061】実施例10 実施例7の現像剤を用い、図2に示す装置を使用してプ
リウエットローラー(F2)により光導電体上の潜像を
シリコーンオイルKF−96(300cst)でプリウ
エット(層厚0.5μm)して画像出しを行なったとこ
ろ、表3のように画像濃度、転写率が向上した。
【0062】
【表3】
【0063】実施例11 実施例7の現像剤を用い、図3に示すような中間転写ド
ラム(M)(ウレタンゴム、表面フッ素処理)を用いた
装置を使用して画像出しを行なったところ、表4のよう
に画像濃度、転写率が向上した。
【0064】
【表4】
【0065】実施例12 実施例7の現像剤を用い、図4に示す装置の光導電体
に、フッ素、アクリルブロック共重合体樹脂(日本油脂
製、モディパーF210)で撥油処理(膜厚3μm)し
て画像出しを行なったところ、表5のように画像濃度、
転写率が向上した。現像液との接触角は45°であっ
た。
【0066】
【表5】
【0067】
【発明の効果】以上、詳細且つ具体的な説明より明らか
なように、本発明の請求項1の記録材料おいては、10
0%線状シリコーンオイルからなるシリコーンオイルを
含有してるため、電気接点不良が発生せず、経時安定
性、濃度、光沢性、耐水性、色彩性に優れ、また、安全
性が高く、環境面においても優れている。また、請求項
2の記録材料においては、軟化点−30℃〜120℃の
樹脂を使用しているため、画像濃度、ベタ均一性、定着
性に優れる。また、請求項3の記録材料においては、樹
脂にエチレン系重合体を使用しているため、請求項2の
効果に加え、更に画像濃度、ベタ均一性、定着性に優れ
る。また、請求項4の記録材料においては、着色剤がフ
ラッシング処理されているため、請求項2、3の効果に
加え、更に画像濃度、ベタ均一性、定着性に優れる。ま
た、請求項5の記録材料においては、樹脂と着色剤の重
量が10wt%以上であるため、請求項2、3、4の効
果に加え、更に画像濃度、ベタ均一性に優れる。また、
請求項6の記録材料においては、粘度が10mPa・S
以上であるため、現像ローラ、ベルトへの塗布性が良
く、請求項2、3、4、5の効果に加え、更に画像濃
度、ベタ均一性に優れる。また、請求項7の記録材料に
おいては、粒径が0.01〜5μmであるため、請求項
2、3、4、5、6の効果に加え、更に画像濃度、ベタ
均一性、解像性に優れる。また、請求項8のトナーおい
ては、100%線状シリコーンオイルからなるシリコー
ンオイルを含有してるため、電気接点不良が発生せず、
安全性が高く、環境面において優れている。また、経時
安定性が良好でにじみ、耐水性、保存性、ノズル詰まり
に優れ、高画像濃度、高解像度、高色彩の画像が得られ
る。また、請求項9のトナーにおいては、100%線状
シリコーンオイルからなるシリコーンオイルを含有して
いるため、電気接点不良が発生せず、安全性が高く、環
境面において優れている。また、にじみ、耐水性、保存
性に優れ、高画像濃度、高解像度、高色彩の画像が得ら
れる。また、請求項10の非水系塗料においては、10
0%線状シリコーンオイルからなるシリコーンオイルを
含有してるため、電気接点不良が発生せず、安全性が高
く、環境面において優れている。また、高画像濃度、高
耐水性、高色彩の塗膜が得られる。また、請求項11の
画像形成方法においては、100%線状シリコーンオイ
ルからなるシリコーンオイルを含有してるトナーを、ロ
ーラー又はベルト上に薄層にして現像するため、高画像
濃度、高解像度、高色彩の画像が得られ、電気接点不良
が発生しない。また、請求項12の画像形成方法におい
ては、ローラー又はベルト上に形成した記録材料層に、
コロナ放電を行なった後に静電潜像を現像するため、解
像度、シャープネスが向上する。また、請求項13の画
像形成方法においては、静電潜像部にプリウエット液を
付着させた後、現像するため、転写性、画像濃度が向上
する。また、請求項14の画像形成方法においては、静
電潜像を現像後、中間転写体にトナー像転写し、その
後、転写部材に画像を形成させるため、転写性、画像濃
度が向上する。また、請求項15の画像形成方法におい
ては、静電潜像を形成する光導電体の表面と記録材料と
の接触角がθ≧30°であるため、転写性、画像濃度が
向上するという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成法の画像形成プロセスの一例
を説明した図である。
【図2】本発明の画像形成法の画像形成プロセスの他の
一例を説明した図である。
【図3】本発明の画像形成法の画像形成プロセスの他の
一例を説明した図である。
【図4】本発明の画像形成法の画像形成プロセスの他の
一例を説明した図である。
【符号の説明】
A 転写ローラ A2 コロナ放電部 B 転写材 C クリーニングローラ D クリーニングブレード E コロナ帯電 F キャリア液をプリウエットする場合のローラ F2 フェルト G 書き込み露光部 H コロナ放電部 I トナー容器 J トナーローラ J1 ローラ J2 ローラ K 現像ローラ L 光導電体 M 中間転写体 N ベルト O クリーニングローラ P クリーニングブレード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 9/13 G03G 15/16 4J039 15/10 112 B41J 3/04 101Y 15/16 G03G 9/12 321 (72)発明者 石川 愛子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2C056 EA04 EA13 FC01 FC02 2H069 BA00 CA02 CA04 CA07 CA27 DA02 DA03 DA06 2H074 AA03 AA06 AA07 BB00 BB02 EE07 2H200 GA16 GA18 GA23 GA24 GA31 GA43 GA47 GA49 GB12 GB15 HA12 HB03 JA01 JA07 JA08 JC02 JC15 MA03 MA20 4J038 CB052 CB062 CF032 CG032 CG142 CJ012 DL031 KA08 KA14 4J039 AD01 AD08 AD09 AD10 AE11 BE01 CA07 EA33 EA38 EA41 EA42 EA44 EA47 GA24

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着色剤と100%線状シリコーンオイル
    からなるシリコーンオイルを少なくとも含むことを特徴
    とする記録材料。
  2. 【請求項2】 前記記録材料が、さらに樹脂を含有し、
    該樹脂の軟化点が、−30℃〜120℃であることを特
    徴とする請求項1記載の記録材料。
  3. 【請求項3】 前記樹脂が、エチレン−酢酸ビニル共重
    合体、エチレン−アクリル酸、エチレン−アクリル酸エ
    ステル共重合体、エチレン−メタクリル酸又はエチレン
    −メタクリル酸エステル共重合体であることを特徴とす
    る請求項2記載の記録材料。
  4. 【請求項4】 前記着色剤が、前記樹脂でフラッシング
    処理されていることを特徴とする請求項2又は3に記載
    の記録材料。
  5. 【請求項5】 液体現像剤中の樹脂と着色剤の重量が1
    0wt%以上であることを特徴とする請求項2乃至4の
    いずれか1に記載の記録材料。
  6. 【請求項6】 粘度が10mPa・s以上であることを
    特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に記載の記録材
    料。
  7. 【請求項7】 平均粒径が0.01〜5μmであること
    を特徴とする請求項1乃至6のいずれか1に記載の記録
    材料。
  8. 【請求項8】 着色剤と100%線状シリコーンオイル
    からなるシリコーンオイルを少なくとも含む請求項1乃
    至7のいずれか1に記載の記録材料を用いたことを特徴
    とするトナー。
  9. 【請求項9】 電子写真液体現像剤の液体トナーにおい
    て、着色剤と100%線状シリコーンオイルからなるシ
    リコーンオイルを少なくとも含む液体であることを特徴
    とする請求項8記載のトナー。
  10. 【請求項10】 着色剤と100%線状シリコーンオイ
    ルからなるシリコーンオイルと樹脂を少なくとも含むこ
    とを特徴とする非水系塗料。
  11. 【請求項11】 請求項8又は9に記載のトナーを、ロ
    ーラー又はベルト上に薄層にして静電潜像を現像するこ
    とを特徴とする画像形成方法。
  12. 【請求項12】 ローラー又はベルト上に形成した記録
    材料層にコロナ放電を行なった後に静電潜像を現像する
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像形成方法。
  13. 【請求項13】 静電潜像部にプリウエット液を付着さ
    せた後、現像することを特徴とする請求項11又は12
    に記載の画像形成方法。
  14. 【請求項14】 静電潜像を現像後、中間転写体に記録
    材料を転写し、その後、転写部材に画像を形成させるこ
    とを特徴とする請求項13に記載の画像形成方法。
  15. 【請求項15】 静電潜像を形成する光導電体と記録材
    料との接触角がθ≧30°であることを特徴とする請求
    項11乃至14のいずれか1に記載の画像形成方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7287849B2 (en) 2003-08-06 2007-10-30 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus, recording liquid, conveyor belt, recording liquid cartridge
JP2011191543A (ja) * 2010-03-15 2011-09-29 Kyocera Mita Corp 液体現像剤、液体現像装置及び湿式画像形成装置
JP2014174258A (ja) * 2013-03-07 2014-09-22 Fuji Xerox Co Ltd 液体現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置および画像形成方法
US9395640B2 (en) 2013-06-18 2016-07-19 Konica Minolta, Inc. Liquid developer

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