JP2002251040A - 電子写真液体現像剤及びそれを用いる画像形成方法 - Google Patents

電子写真液体現像剤及びそれを用いる画像形成方法

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JP2002251040A
JP2002251040A JP2001049027A JP2001049027A JP2002251040A JP 2002251040 A JP2002251040 A JP 2002251040A JP 2001049027 A JP2001049027 A JP 2001049027A JP 2001049027 A JP2001049027 A JP 2001049027A JP 2002251040 A JP2002251040 A JP 2002251040A
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Takeshi Asami
剛 浅見
Kazuo Tsubushi
一男 津布子
Kazuhiko Umemura
和彦 梅村
Aiko Ishikawa
愛子 石川
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好に分散され、画像濃度が高く、安定して
高解像、高色彩の画像が得られる電子写真液体現像剤及
び画像形成方法を提供すること、また、定着時の溶剤蒸
気の発生を抑えた液体現像剤を提供すること 【解決手段】 高抵抗低誘電率の担体液中に、着色剤と
樹脂とからなるトナー粒子を分散してなる静電写真用液
体現像剤において、前記担体液が(a)初留点150℃
以上のナフテン系溶媒、(b)炭素数3以上のアルコー
ルと炭素数5以上の脂肪酸のモノエステル及び(c)反
応性不飽和基を持ったモノマーあるいはその重合体をの
中から選ばれる少なくとも1つの有機媒体を含有するこ
とを特徴とする静電荷像用液体現像剤、及びその現像剤
をローラー又はベルト上に薄層にして静電画像を現像す
ることを特徴とする画像形成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真、静電記
録、静電印刷等に用いられる液体現像剤及びそれを用い
る画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真用現像剤は、乾式現像剤、液体
現像剤に大別されるが、液体現像剤は、そのトナー粒径
が小さいことから鮮明な画像が得られる有利さがある。
液体現像剤は、一般には、結着樹脂と着色剤と電荷制御
とを高抵抗の非水溶媒中に分散し、粒径0.1〜2.0
μm程度のトナー粒子を作ることによって製造されてい
る。画像形成の方法においても乾式現像剤を用いたプロ
セスのように重い鉄粉キャリアを使用しないため、マシ
ンへの負荷が少なく、高速プリントに対応できるメリッ
トがある。しかし、紙等の転写物への定着は、熱ロール
による定着、熱風による定着、紙の裏面から熱板による
定着等いろいろな定着法が知られているが、定着時に溶
剤蒸気が大気中に放出され、環境上好ましくない場合が
多かった。溶剤蒸気を発生させないために特開平9−2
08873のような紫外線硬化を利用したものもあるが
機械が大型になる等問題があった。熱ロール定着ロール
用の液体現像剤として、特開昭63−301966〜3
01969号公報、同64−50062〜50067
号、同64−52167号、同64−142560〜1
42561号公報などがある。これらは低沸点の脂肪族
炭化水素が主成分の担体液のため、その脂肪族炭化水素
のガスが複写機外に排出されたり、定着ロールに塗布す
るためのシリコンオイルを供給しなければならず、その
ために複写機が複雑になったり、消耗品点数が増すなど
の問題があった。熱ロール定着方法採用すると、従来よ
り使用されている雰囲気定着に比べ、若干単位枚数あた
りの溶剤ガス排出量が減少するが、高速で多数枚複写を
したときには大量の溶剤ガスが発生する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、良好
に分散され、画像濃度が高く、安定して高解像、高色彩
の画像が得られる電子写真液体現像剤及び画像形成方法
を提供することである。また、定着時の溶剤蒸気の発生
を抑えた液体現像剤を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、高抵抗
低誘電率の担体液中に、着色剤と樹脂とからなるトナー
粒子を分散してなる静電写真用液体現像剤において、前
記担体液が(a)初留点150℃以上のナフテン系溶媒
及び(b)炭素数3以上のアルコールと炭素数5以上の
脂肪酸のモノエステルの中から選ばれる少なくとも1つ
の有機媒体を含有することを特徴とする静電荷像用液体
現像剤が提供される。本発明は、又、高抵抗低誘電率の
担体液中に、着色剤と樹脂とからなるトナー粒子を分散
してなる静電写真用液体現像剤において、前記担体液が
反応性不飽和基を持ったモノマーあるいはその重合体を
含有することを特徴とする静電荷像用液体現像剤を提供
する。本発明は、更に、上記の液体現像剤をローラー又
はベルト上に薄層にして静電画像を現像することを特徴
とする画像形成方法を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様による液体現
像剤は、(a)初留点150℃以上のナフテン系溶媒及
び(b)炭素数3以上のアルコールと炭素数5以上の脂
肪酸のモノエステルの中から選ばれる少なくとも1つの
有機媒体を含有する担体液を用いる。これにより、定着
時の溶剤ガス排出量を低減させることができる。また、
顔料分散性の良い有機媒体が混合されているため短時間
に効率良くトナーの粒子径を小さくでき解像度の良い画
像が得られる。特に、引火点210℃以上のシリコーン
オイルと併用することが好ましい。顔料を分散機により
初めに有機媒体中にある程度まで分散した後、シリコー
ンを追加しさらに分散を行うことにより、効率良く良好
な分散が行える。
【0006】本発明の有機媒体として使用されるナフテ
ン系溶媒としては、エクソールD40、エクソールD6
0、エクソールD70、エクソールD80、エクソール
D100、エクソールD100S、エクソールD11
0、エクソールD130、エクソールD140(以上エ
クソンケミカル製)などがあげられる。有機媒体として
使用される炭素数3以上のアルコールと炭素数5以上の
脂肪酸のモノエステルとしては、2エチルヘキシル酸セ
チル(C.E.H.:高級アルコール工業)、ミリスチ
ン酸イソプロピル(IPM−EX:日光ケミカルズ)、
パルミチン酸イソプロピル(I.P.P.:高級アルコ
ール工業)、オクタン酸ステアリル(S.E.H.:高
級アルコール工業)、ステアリン酸イソセチル(I.
C.S.R.:高級アルコール工業)、イソノナン酸イ
ソノニル(サラコス99:日清製油)、パルミチン酸オ
クチル(サラコスP−8:日清製油)などがあげられ
る。炭素数3以上のアルコールと炭素数5以上の脂肪酸
の炭素数の上限は特に制限されないが、通常30以下で
ある。
【0007】有機媒体と好ましく併用される引火点21
0℃以上のシリコーンオイルとしては、KF96 20
〜10000cst(信越シリコン)、SH344(東
レシリコン)、TSF451シリーズ、TSF404
(環状ジメチルポリシロキサン)、TSF4704(ア
ミノ変性シリコーン)(東芝シリコン)などが挙げられ
る。有機媒体とシリコーンの含有比率は、重量基準で、
有機媒体10〜100%:シリコーン0〜90%、望ま
しくは、有機媒体20〜50%:シリコーン50〜80
%、である。有機媒体が10%より少ない場合は顔料分
散性が悪くなり、分散効率、解像性、色特性が悪くな
る。有機媒体が50%より多い場合は、定着ローラでの
オフセット、地肌汚れが悪くなる傾向にある。
【0008】本発明の第2の態様による液体現像剤は、
担体液として、炭素どうしの反応性不飽和基を持ったモ
ノマーあるいはその重合体を含有する。反応性不飽和基
を持ったモノマーあるいはその重合体の具体例として
は、単官能のものでは、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキ
シプロピルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクロ
イルホスフェート等のモノマー及びその重合体、二官能
のものでは、1,3−ブタンジオールジアクリレート、
1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキ
サンジオールジアクリレート、ジエチレングリコールジ
アクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレー
ト、ネオペンチルグリコールジアクリレート等のモノマ
ー及びその重合体、三官能以上のものでは、トリメチロ
ールプロパントリアクリレート、ペンタエリストールト
リアクリレート、ジペンタエリストールヘキサアクリレ
ート等のモノマー及びその重合体が挙げられる。特にこ
のような基をもったモノマー、オリゴマーは、光重合開
始剤の添加の下で、波長200〜400nmの紫外線を
照射すると(1)、(2)式に示したようにラジカルを
発生させ、そのラジカルが重合性二重結合への付加反応
を繰り返すことにより、(3)式のように重合反応が進
行する。 (1)水素引抜き型
【化1】 (2)光開裂型
【化2】 (3)重合
【化3】 光重合開始剤は、上記のように水素引抜き型と光重合型
があるが、UVの吸収効率が高い。モノマー、オリ
ゴマーへの溶解性が高い。臭気、毒性が低い。暗反
応を起こさない。等の特性が要求され、特にケトン系の
ものが良好である。光重合開始剤の添加量は、1〜10
%程度、望ましくは2〜5%程度が良好である。
【0009】ケトン系の光重合開始剤の例としては、ベ
ンゾフェノン、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンゾ
インエチルエーテル、ベンゾイル安息香酸メチル、ベン
ジル、4−クロロベンゾフェノン、4−フェニルベンゾ
フェンン、4p−トリチオベンゾフェノン、2−ヒドロ
キシ−2,2−ジメチルアセトフェノン、2,2−ジエ
トキシアセトフェノン等が挙げられる。
【0010】また、黒色トナー、青色トナー等の紫外線
を吸収しやすい顔料を使用した場合は、光重合開始剤だ
けでは、反応が遅くなるため、アミン系の増感剤を併用
することにより反応性を高めることができる。アミン系
の増感剤を含有させることにより、水素引抜き作用に
より、光重合開始剤に水素を供給する。空気中の酸素
による反応阻害を防止する等の効果がある。
【0011】アミン系増感剤の添加量は、1〜15%、
望ましくは3〜8%が良好である。アミン系増感剤の例
とては、トリエタノールアミン、トリイソプロパノール
アミン、4,4−ジエチルアミノベンゾフェノン、2−
ジメチルアミノエチル安息香酸、4−ジメチルアミノ安
息香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸イソアシル
等が挙げられる。
【0012】また、さらに速い定着速度が要求される場
合は、熱定着と紫外線定着を併用すると効果がある。熱
定着は、熱ロール定着、裏面定着、温風定着等何れでも
効果がある。紫外線定着の前、後どちらでも効果はある
が、紫外線定着の前に熱定着を組み込んだ方がより効果
は大きい。
【0013】熱定着と紫外線定着を併用した場合は、担
体液として、官能性不飽和基を持ったモノマーあるいは
その重合と、引火点210℃以上のシリコーンオイルと
及びシリコーン系モノマー、オリゴマーの混合したもの
を使用するとオフセットの発生がなく良好な定着性が得
られる。引火点210℃以上のシリコーンオイルとして
は、KF96 20〜10000cst(信越シリコ
ン)、SH344(東レシリコン)、TSF451シリ
ーズ、TSF404(環状ジメチルポリシロキサン)、
TSF4704(アミノ変性シリコーン)(東芝シリコ
ン)などが挙げられる。シリコーン系モノマー、オリゴ
マーとしては、前記のモノマー、オリゴマー中に下記の
シリコーン結合が入っているものであればいずれでも良
い。
【0014】
【化4】 例えば
【化5】 のような両末端置換のものが特に良好である。
【0015】シリコーンオイルとシリコーン系モノマ
ー、オリゴマーとの含有比率は、シリコーンオイル0〜
50%:シリコーン系モノマー、オリゴマー50〜10
0%、望ましくは、シリコーンオイル10〜30%:シ
リコーン系モノマー、オリゴマー70〜90%である。
シリコーン系モノマー、オリゴマーが50%より少ない
場合は、UV硬化性低下する傾向にある。
【0016】上記した本発明の第1及び第2の態様の液
体現像剤に使用できる着色材としては、プリンテックス
V、プリンテックスU、プリンテックスG、スペシャル
ブラック15、スペシャルブラック4、スペシャルブラ
ック4−B(以上デグサ社製)、三菱#44、#30、
MR−11、MA−100(以上三菱化成社製)、ラー
ベン1035、ラーベン1252、ニュースペクトII
(以上コロンビアカーボン社製)、リーガル400、6
60、ブラックパール900、1100、1300、モ
ーガルL(以上キャボット社製)などの無機顔料および
フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、スカ
イブルー、ローダミンレーキ、マラカイトグリーンレー
キ、メチルバイオレットレーキ、ピーコックブルーレー
キ、ナフトールグリーンB、ナフトールグリーンY、ナ
フトールイエローS、ナフトールレッド、リソールファ
ーストイエロー2G、パーマネントレッド4R、ブリリ
アントファーストスカーレット、ハンザイエロー、ベン
ジジンイエロー、リソールレッド、レーキレッドC、レ
ーキレッドD、ブリリアントカーミン6B、パーマネン
トレッドF5R、ピグメントスカーレット3Bインジ
ゴ、チオインジゴオイルピンクおよびボルド−10Bな
どの有機顔料があげられる。
【0017】特にこれらの着色剤をフラッシング処理を
行った場合は画像面で優れた液体現像剤が得られる。フ
ラッシング処理とは、色素を水に溶かした含水液に、更
に樹脂分散媒を加え、フラッシャーと呼ばれるニーダー
中で良く混合し、顔料のまわりに存在する水を後から添
加される樹脂分散媒によって置換する処理をいう。この
操作により取出される水を排出し、樹脂溶液中に顔料が
分散された状態とし乾燥させて、溶剤を除去し、得られ
た塊を粉砕することにより着色剤の粉末が得られる。
【0018】フラッシング処理で使用する樹脂は、軟化
点30〜120℃の樹脂が、定着性、保存性の点から良
好である。軟化点30〜120℃の樹脂の例としては、
サンワックスE200(軟化点95℃)、131−P
(軟化点108℃)(三洋化成社製)、ACポリエチレ
ン1702(軟化点85℃)、ACポリエチレン430
(軟化点60℃)(アライドケミカル社製)、BR−9
5(軟化点80℃)、BR−101(軟化点50℃)等
があげられる。また本発明に併用することが好ましい分
散用樹脂としては
【0019】
【化6】 (R1はHまたはCH3を、nは6〜20の整数を表わ
す。)であらわされるビニルモノマーと
【化7】 (R1はHまたはCH3を、R2はH、Cn2n+1〔n=
1〜5〕、C24OH、またはC24N(Cm2m+1
2〔m=1〜4〕を表わす。)で表わされるビニルモノ
マー及びビニルピリジン、ビニルピロリドン、エチレン
グリコールジメタクリレート、スチレン、ジビニルベン
ゼン、ビニルトルエンより選ばれるモノマーの各一種づ
つもしくは、数種の共重合体、グラフト共重合体があげ
られる。
【0020】またシリコーンオイル中での分散性を上げ
るためにアクロイル基を有するシリコン材料、信越シリ
コン社製のLS4080などを共重合させても良いし、
同様に東亜合成化学社製のAK−5、チッソ社製のTM
0701、FM0711、FM0721、FM0725
を使用しても良い。これらの着色材、樹脂、担体液をボ
ールミル、キティーミル、ディスクミル、ピンミルなど
の分散機に投入、分散、混練を行い濃縮トナーを調製
し、これを本発明の担持液中に分散させることにより現
像液を得ることができる。
【0021】また、この液体現像剤をローラー又はベル
ト上に薄層にして現像することで、高濃度、高解像の画
像が得られる。層厚は、1〜15μm程度が良く、望ま
しくは3〜10μmが良い。層厚1μm以下では、濃度
が十分でなく15μm以上では解像度が低下する。ロー
ラー又はベルト上に形成した静電荷像用液体トナー層に
にコロナ放電を行った後に静電潜像を現像することによ
り、トナーのコフュージョン高めることができ、更に解
像度を高めることができる。コロナ放電はトナーと同極
性の場合に効果が高く、電圧は500〜8000V程度
が良い。
【0022】静電潜像部にプリウエット液を付着させた
後、現像することにより転写効率をUPさせ高画質を得
ることができる。プリウエット液膜は0.1〜5μm、
望ましくは、0.3〜1μm程度が良好である。0.1
μm以下であれば、効果は低く5μm以上では、解像度
が低下してしまう。静電潜像を現像後、中間転写体にト
ナー像転写後、転写部材に画像を形成させることによ
り、転写圧力をかけることができ、普通紙でも高画質を
得ることができる。中間転写体の材質は、ウレタンゴ
ム、ニトリルゴム、ヒドリンゴム等の耐溶剤性、弾力性
のあるものが望ましく、フッ素樹脂等でコーティングさ
れていれば更に良い。
【0023】静電潜像を形成する光導電体の表面が撥
水、撥油性(θ=30°以上)にすることにより転写
率、クリーニング性を向上でき画像品質を高めることが
できる。撥水、撥油性を高めるには、例えば、日本油脂
性モディパーF200、210等のフッ素樹脂含有ブロ
ックポリマーをコーティングすることにより達成でき
る。
【0024】以下、本発明の画像形成法の画像作成プロ
セスについて説明する。図1は矢印方向に回転する光導
電体L(例えば有機光半導体、セレン、アモルファスシ
リコーン)であり、これを回転させながらコロナ帯電E
により光導電体に帯電させる。Fはキャリア液をプリウ
エット場合のローラーである。Gは書き込み露光部であ
る。Kは現像ローラでトナー容器Iよりトナーの供給を
受け、トナーローラーJにより均一に塗布される。現像
ローラー上のトナー層は、必要に応じてコロナ放電部H
により電圧が印加され、光導電体L上の潜像は、現像ロ
ーラーKにより現像されて可視化される。各ローラー
は、金属、ゴム、プラスチック、スポンジ状、さらにワ
イヤーバー、グラビアローラー等の溝を有するものも使
用可能である。
【0025】転写材Bが転写ローラーAにより光導電体
L上のトナー像を転写材B上に転写する。転写の方法は
圧力、コロナ放電、加熱、加熱と圧力、コロナと圧力、
コロナと加熱等の組合せにより画像を転写材上に形成で
きる。光導電体上をクリーニングするためのクリーニン
グローラーCとクリーニングブレードDにより残存トナ
ーを除去し、次の作像に備える。
【0026】図2は図1と異なる点としてプリウエット
液をローラーからフェルトFでコーティングする工程F
を含む。プリウエット液は必要に応じてフェルトで塗布
する。トナーは、トナー容器IよりローラーJ1、J2
を通して現像ローラーKに塗布され、塗布されたトナー
層にコロナ放電部Hより直流電圧が印加される。図2の
現像ローラKは図1おり光導電体Lとの接触幅を長くし
てあり、潜像を十分現像できるように工夫してある。光
導電体上に現像されたトナー像は転写部材Bにコロナ放
電部Aにより転写され画像が形成される。
【0027】図3はカラーコピーを出力する場合の現像
プロセスの一例を示したものである。光導電体上にイエ
ロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー容器I、J
があり、一色ごとに感光体Lの潜像を現像し、中間転写
体Mに転写後、更に転写部材Bに転写ローラーAにより
圧力、コロナ、熱等で転写する。
【0028】図4はカラーコピー用の作像プロセスであ
る。図3と同様イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
トナーを収容するトナー容器J、Iにトナー層を塗布す
るベルトNにより光導電体L上の潜像を現像し、転写部
材Bにトナー像を転写するものである。トナー層を塗布
するベルトNにはクリーニングローラーOとクリーニン
グブレードPによりクリーニングC、ベルトを再利用す
るものである。
【0029】
【実施例】以下の実施例により本発明を更に詳細に説明
する。「部」は全て「重量部」を表わす。
【0030】 実施例1 サンワックス151P(三洋化成社製樹脂:軟化点: 107℃)70部とカーボンブラック(デグサ社製 Printex)20部を140℃で30分間二本 ロールで混練後粉砕した粉砕物 50部 ラウリルメタアクリレート/メチルメタアクリレート/ メタアクリル酸/グリシジルメタアクリレート (80/10/5/5)共重合体のエクソールD−40 (エクソン化学社製、初留点158℃)20%溶液 100部 エクソールD80(エクソン化学社製、初留点202℃) 200部 をボールミルに入れて24時間分散後、さらにKF−9
6(50cst)を300部加え、1時間分散した。
【0031】 実施例2 Pigmennt Blue 15:3(大日精化製)15部と サンワックスE300(三洋化成社製樹脂: 軟化点:98℃)90部を120℃でニーダで混練し、 フラッシャーでフラッシング処理後粉砕した粉砕物 60部 ステアリルメタクリレート/メチルメタクリレート/ メタクリル酸/ヒドロキシメチルメタクリレート (85/7/4/4)共重合体のエクソールD−80 10%溶液 150部 エクソールD140(エクソン化学社製、初留点287℃) 150部 をボールミルに入れて36時間分散後、さらにKF−9
6(100cst)を250部加え、1時間分散した。
【0032】 実施例3 BR−102(三菱レーヨン社製樹脂:軟化点:20℃)75部と Pigment Red 57:1(富士色素社製)20部を80℃で 30分間二本ロールで混練後粉砕した粉砕物 50部 ラウリルメタアクリレート/グリシジルメタアクリレート (80/20)共重合体のエクソールD−40(エクソン化学社製、 初留点158℃)20%溶液 100部 エクソールD100(エクソン化学社製、初留点241℃) 300部 をボールミルに入れて24時間分散後、さらにをエクソ
ールD140を100部加え、1時間分散した。
【0033】比較例1〜3 実施例1においてエクソールD80の代わりにKF−9
6(100cst)、実施例2においてエクソールD1
40の代わりにアイソパーH、実施例3においてエクソ
ールD100の代わりにKF−96(50cst)とし
た以外は同様にして、それぞれ比較現像剤1〜3を得
た。図1の装置に熱ロール定着機を取付けた試験機でオ
イルレスで定着試験を行った。その結果は次表1の通り
であった。尚、画像品質、転写率、オフセットはそれぞ
れ最もよくなるプロセス条件で測定した。実施例2は、
フラッシング処理を行っているため、実施例1よりも画
像濃度、ベタ均一性が良好であった。実施例3は、樹脂
軟化点が30℃より低く、ナフテン系溶媒のみのためオ
フセットがやや悪くなった。比較例と比べると、本発明
現像剤により、画像濃度、解像力、シャープネス、ベタ
均一性、色特性が向上し、オフセット現象を示さない熱
ローラ定着可能な範囲の温度巾が得られ、オフセットが
良好になる。
【0034】
【表1】 *画像濃度はX−Riteにより測定 *シャープネス、ベタ均一性、オフセットは段階見本に
よる (ランク5:最良、ランク1:悪) 平均粒径は島津SA−CP3にて測定 色特性は、X−Riteにより測定、Japan Co
lorとのL*なしΔEを算出 転写紙は、色特性以外はT−6000ペーパー、色特性
はOK特アート
【0035】実施例4 実施例1の現像剤を用い、図2の装置を使用してトナー
層に3000Vコロナ放電をかけた後現像を行ったとこ
ろ以下の表に示したように解像度が向上した。
【表2】
【0036】実施例5 実施例2の現像剤を用い、図2の装置を使用してプリウ
エットローラーFにより光導電体上の潜像をシリコーン
オイルKF−96 300cstでプリウエット(層厚
0.5μm)して画像出しを行ったところ下表3のよう
に画像濃度、転写率が向上した。
【0037】
【表3】
【0038】実施例6 実施例2の現像剤を用い、図3の中間転写ドラムM(ウ
レタンゴム、表面フッ素処理)を装置を使用して画像出
しを行ったところ下表4のように画像濃度、転写率が向
上した。
【表4】
【0039】実施例7 実施例2の現像剤を用い、図4の装置の光導電体にフッ
素、アクリルブロック共重合体樹脂(日本油脂製モディ
パーF210)で撥油処理(膜厚3μm)して画像出し
を行ったところ下表5のように画像濃度、転写率が向上
した。KF−96 100cstの接触角は45°であ
った。
【表5】
【0040】 実施例8 サンワックス151P(三洋化成社製樹脂:軟化点:107℃) 80部とカーボンブラック(デグサ社製Printex) 20部を140℃で30分間二本ロールで混練後粉砕 した粉砕物 50部 ラウリルメタアクリレート/メチルメタアクリレート/ メタアクリル酸/グリシジルメタアクリレート(80/10/5/5) 共重合体のI.C.S.R(ステアリン酸イソセチル: 高級アルコール工業社製)20%溶液 100部 O.D.M.(ミリスチン酸オクチルドデシル: 高級アルコール工業社製) 210部 をボールミルに入れて24時間分散後、さらにKF−9
6(50cst)を350部加え、1時間分散した。
【0041】 実施例9 Pigmennt Blue 15:3(大日精化製)15部とサンワックス E300(三洋化成社製樹脂:軟化点:98℃)90部を 120℃でニーダで混練し、フラッシャーでフラッシング 処理後、粉砕した粉砕物 60部 ステアリルメタクリレート/メチルメタクリレート/ メタクリル酸/ヒドロキシメチルメタクリレート(85/7/4/4) 共重合体のサラコス99(イソノナン酸イソノニル: 日清製油社製)10%溶液 150部 サラコス99(イソノナン酸イソノニル:日清製油社製) 140部 をボールミルに入れて36時間分散後、さらにKF−9
6(100cst)を230部加え、1時間分散した。
【0042】 実施例10 BR−102(三菱レーヨン社製樹脂:軟化点:20℃)75部と Pigment Red 57:1(富士色素社製)20部を80℃で 30分間二本ロールで混練後粉砕した粉砕物 50部 ラウリルメタアクリレート/グリシジルメタアクリレート (80/20)共重合体のIPM−EX(パルミチン酸イソプロピル: 日光ケミカルズ社製)20%溶液 100部 IPM−EX 300部 をボールミルに入れて24時間分散後、さらにをIPM
−EXを100部加え、1時間分散した。図1の装置に
熱ロール定着機を取付けた試験機でオイルレスで定着試
験を行った。その結果は次表6の通りであった。尚、画
像品質、転写率、オフセットはそれぞれ最もよくなるプ
ロセス条件で測定した。実施例9は、フラッシング処理
を行っているため、実施例8よりも画像濃度、ベタ均一
性が良好であった。実施例10は、樹脂軟化点が30℃
より低く、ナフテン系溶媒のみのためオフセットがやや
悪くなった。比較例と比べると、本発明現像剤により、
画像濃度、解像力、シャープネス、ベタ均一性、色特性
が向上し、オフセット現象を示さない熱ローラ定着可能
な範囲の温度巾が得られ、オフセットが良好になる。
【表6】 *画像濃度はX−Riteにより測定 *シャープネス、ベタ均一性、オフセットは段階見本に
よる (ランク5:最良、ランク1:悪) 平均粒径は島津SA−CP3にて測定 色特性は、X−Riteにより測定、Japan Co
lorとのL*なしΔEを算出 転写紙は、色特性以外はT−6000ペーパー、色特性
はOK特アート
【0043】実施例11 実施例8の現像剤を用い、図2の装置を使用してトナー
層に3000Vコロナ放電をかけた後現像を行ったとこ
ろ以下の表に示したように解像度が向上した。
【表7】
【0044】実施例12 実施例9の現像剤を用い、図2の装置を使用してプリウ
エットローラーFにより光導電体上の潜像をシリコーン
オイルKF−96 300cstでプリウエット(層厚
0.5μm)して画像出しを行ったところ下表8のよう
に画像濃度、転写率が向上した。
【表8】
【0045】実施例13 実施例9の現像剤を用い、図3の中間転写ドラムM(ウ
レタンゴム、表面フッ素処理)を装置を使用して画像出
しを行ったところ下表9のように画像濃度、転写率が向
上した。
【表9】
【0046】実施例14 実施例9の現像剤を用い、図4の装置の光導電体にフッ
素、アクリルブロック共重合体樹脂(日本油脂製モディ
パーF210)で撥油処理(膜厚3μm)して画像出し
を行ったところ下表10のように画像濃度、転写率が向
上した。KF−96 100cstの接触角は45°で
あった。
【表10】
【0047】 実施例15 サンワックス151P(三洋化成社製樹脂:軟化点: 107℃)70部とカーボンブラック(デグサ社製 Printex)20部を140℃で30分間二本ロールで 混練後粉砕した粉砕物 50部 オクチル酸ジルコニウム 5部 ジメチロールプロパンテトラアクリレート(オリゴマー) 150部 ジエチレングリコールジアクリレート(モノマー) 50部 ベンゾフェノン 8部 トリエタノールアミン 15部 をボールミルに入れて24時間した。
【0048】 実施例16 Pigmennt Blue 15:3(大日精化製)15部とサンワックス E300(三洋化成社製樹脂:軟化点:98℃)90部を 120℃でニーダで混練し、フラッシャーでフラッシング 処理後、粉砕した粉砕物 60部 オクチル酸ジルコニウム 5部 シリコーンオイル(KF−96 20cst) 20部 両末端メタクリレート置換ジメチルポリシロキサン 180部 4−クロロベンゾフェノン 12部 トリエタノールアミン 15部 をボールミルに入れて36時間した。
【0049】 実施例17 BR−102(三菱レーヨン社製樹脂:軟化点:20℃)75部と Pigment Red 57:1(富士色素社製)20部を80℃で 30分間二本ロールで混練後粉砕した粉砕物 50部 ラウリルメタアクリレート/グリシジルメタアクリレート (80/20)共重合体 100部 ペンタエリストールトリアクリレート 300部 ベンジル 25部 トリエタノールアミン 25部 をボールミルに入れて24時間した。
【0050】比較例4〜6 実施例15において、ジメチロールプロパンテトラアク
リレート、ジエチレングリコールジアクリレート、ベン
ゾフェノン、トリエタノールアミンの代わりにエクソー
ルD40、実施例16において両末端メタクリレート置
換ジメチルポリシロキサン、4−クロロベンゾフェノ
ン、トリエタノールアミンを入れない、実施例17にお
いてトリエタノールアミンを入れない以外は同様にし
て、それぞれ比較現像剤4〜6を得た。図1の装置で画
像出しを行った後、120W/cm、スピード20m/
minで約350nmのUVによる定着を行った場合、
及び100℃の熱ロール(オイルレス)定着とUV定着
を併用した場合での定着試験を行った。その結果は次表
11の通りであった。尚、画像品質、転写率、オフセッ
トはそれぞれ最もよくなるプロセス条件で測定した。実
施例16は、フラッシング処理を行っているため、実施
例15よりも画像濃度、ベタ均一性が良好であった。実
施例17は、樹脂軟化点が30℃より低く、シリコーン
系キャリアを含有していないためオフセットがやや悪く
なった。比較例と比較して、本発明現像剤による定着に
より定着性が向上する。
【0051】
【表11】 *画像濃度はX−Riteにより測定 *シャープネス、ベタ均一性、オフセットは段階見本に
よる (ランク5:最良、ランク1:悪) 定着性は、テープ剥離テストによる 転写紙は、T−6000ペーパー
【0052】実施例18 実施例15の現像剤を用い、図2の装置を使用してトナ
ー層に3000Vコロナ放電をかけた後現像を行ったと
ころ以下の表に示したように解像度が向上した。
【表12】
【0053】実施例19 実施例16の現像剤を用い、図2の装置を使用してプリ
ウエットローラーFにより光導電体上の潜像をシリコー
ンオイルKF−96 300cstでプリウエット(層
厚0.5μm)して画像出しを行ったところ下表13の
ように画像濃度、転写率が向上した。
【表13】
【0054】実施例20 実施例16の現像剤を用い、図3の中間転写ドラムM
(ウレタンゴム、表面フッ素処理)を装置を使用して画
像出しを行ったところ下表14のように画像濃度、転写
率が向上した。
【表14】
【0055】実施例21 実施例16の現像剤を用い、図4の装置の光導電体にフ
ッ素、アクリルブロック共重合体樹脂(日本油脂製モデ
ィパーF210)で撥油処理(膜厚3μm)して画像出
しを行ったところ下表15のように画像濃度、転写率が
向上した。KF−96 100cstの接触角は45°
であった。
【表15】
【0056】
【発明の効果】請求項1の液体現像剤によれば、担体液
が(a)初留点150℃以上のナフテン系溶媒及び
(b)炭素数3以上のアルコールと炭素数5以上の脂肪
酸のモノエステルの中から選ばれる少なくとも1つの有
機媒体を含有するため、高画像濃度、高解像度、高色彩
の画像が得られる。請求項2の液体現像剤においては、
担体液が引火点210℃以上のシリコーンオイル更に含
むため、請求項1の効果に加え更にオフセットも良好で
ある。請求項3の液体現像剤においては、軟化点30℃
〜120℃の樹脂を使用しているため、請求項1の効果
に加え更に画像濃度、ベタ均一性、定着性に優れる。
【0057】請求項4の液体現像剤においては、前記担
体液に反応性不飽和基を持ったモノマーあるいはその重
合体を含有するため、揮発性ガス発生のない定着性が良
好な高品質の画像が得られる。請求項5、6の液体現像
剤においては、ケトン系光重合開始剤またはアミン系増
感剤を含有しているため、請求項4の効果に加えて更に
高速定着性に優れる。請求項7の液体現像剤において
は、担体液が引火点210℃以上のシリコーンオイル及
びシリコーン系モノマーあるいはその重合体を含むため
請求項4の効果に加えて更にオフセット性に優れる。
【0058】請求項8の液体現像剤においては、軟化点
30℃〜120℃の樹脂を使用しているため、請求項4
の効果に加え更に画像濃度、ベタ均一性、定着性に優れ
る。請求項9の画像形成方法においては、請求項1〜8
の現像剤を用いて静電画像を現像するため、上記の効果
が得られる。請求項10の画像形成方法においては、ロ
ーラー又はベルト上に形成した静電荷像用液体トナー層
にコロナ放電を行った後に静電潜像を現像するため、解
像度、シャープネスが向上する。
【0059】請求項11の画像形成方法においては、静
電潜像部にプリウエット液を付着させた後現像するた
め、転写性、画像濃度が向上する。請求項12の画像形
成方法においては、静電潜像を現像後、中間転写体にト
ナー像転写して転写部材に画像を形成させるため、転写
性、画像濃度が向上する。請求項13の画像形成方法に
おいては、静電潜像を形成する光導電体の表面が撥水、
撥油性(θ=30°以上)であるため、転写性、画像濃
度が向上する。
【0060】請求項14の画像形成方法においては、薄
層で現像し、画像を形成した後、波長200〜400n
mの紫外線により定着するため、高速プリント時におい
て定着性に優れた高品質の画像が得られる。請求項15
の画像形成方法、定着方法においては、薄層で現像し、
画像を形成した後、熱及び波長200〜400nmの紫
外線により定着するため請求項14の効果に加え更に高
速定着性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成プロセスに用いる画像形成装
置の1実施例である
【図2】本発明の画像形成プロセスに用いる画像形成装
置の別の実施例である
【図3】本発明の画像形成プロセスに用いる画像形成装
置の別の実施例である
【図4】本発明の画像形成プロセスに用いる画像形成装
置の別の実施例である
【符号の説明】
A 転写ローラー B 転写材 C クリーニングローラー D クリーニングブレード E コロナ帯電 F プリウエット手段 G 露光部 H コロナ放電部 I トナー供給手段 J トナーローラー K 現像ローラ L 光導電体 M 中間転写体 N ベルト O クリーニングローラー P クリーニングブレード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅村 和彦 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 石川 愛子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H033 BA24 BA58 BC08 2H069 BA01 BA05 CA16 CA25 DA01 DA02 2H074 AA03 AA04 BB02 BB31 BB42 2H200 GA23 GA43 GA52 GB24 HA02 HB12 HB22 JA01 JC02

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高抵抗低誘電率の担体液中に、着色剤と
    樹脂とからなるトナー粒子を分散してなる静電写真用液
    体現像剤において、前記担体液が(a)初留点150℃
    以上のナフテン系溶媒及び(b)炭素数3以上のアルコ
    ールと炭素数5以上の脂肪酸のモノエステルの中から選
    ばれる少なくとも1つの有機媒体を含有することを特徴
    とする静電荷像用液体現像剤。
  2. 【請求項2】 前記担体液が引火点210℃以上のシリ
    コーンオイルを含有するものである請求項1に記載の液
    体現像剤。
  3. 【請求項3】 前記樹脂の軟化点が30℃〜120℃で
    あることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体現像
    剤。
  4. 【請求項4】 高抵抗低誘電率の担体液中に、着色剤と
    樹脂とからなるトナー粒子を分散してなる静電写真用液
    体現像剤において、前記担体液が反応性不飽和基を持っ
    たモノマーあるいはその重合体を含有することを特徴と
    する静電荷像用液体現像剤。
  5. 【請求項5】 ケトン系光重合開始剤を含有しているこ
    とを特徴とした請求項4に記載の液体現像剤。
  6. 【請求項6】 アミン系増感剤を含有していることを特
    徴とした請求項4に記載の液体現像剤。
  7. 【請求項7】 前記担体液が引火点210℃以上のシリ
    コーンオイル及びシリコーン系モノマーあるいはその重
    合体を含有することを特徴とする請求項4〜6のいずれ
    かに記載の液体現像剤。
  8. 【請求項8】 前記樹脂の軟化点が30℃〜120℃で
    あることを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載の
    液体現像剤。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかの液体現像剤を
    ローラー又はベルト上に薄層にして静電画像を現像する
    ことを特徴とする画像形成方法。
  10. 【請求項10】 ローラー又はベルト上に形成した静電
    荷像用液体トナー層にコロナ放電を行った後に静電潜像
    を現像することを特徴とする請求項9に記載の画像形成
    方法。
  11. 【請求項11】 静電潜像部にプリウエット液を付着さ
    せた後、現像することを特徴とする請求項9又は10に
    記載の画像形成方法。
  12. 【請求項12】 静電潜像を現像後、中間転写体にトナ
    ー像転写後、転写部材に画像を形成させることを特徴と
    する請求項9〜11のいずれかに記載の画像形成方法。
  13. 【請求項13】 静電潜像を形成する光導電体の表面が
    撥水、撥油性(θ=30°以上)であることを特徴とす
    る請求項9〜12のいずれかに記載の画像形成方法。
  14. 【請求項14】 請求項4〜8のいずれかに記載の液体
    現像剤をローラー又はベルト上に薄層にして静電画像を
    現像してトナー画像を形成した後、該トナー画像を波長
    200〜400nmの紫外線を照射して定着することを
    特徴とする画像形成方法。
  15. 【請求項15】 更に熱を加えて定着することを特徴と
    する請求項14に記載の画像形成方法。
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