JP2003019037A - 誘導加熱用トレー - Google Patents
誘導加熱用トレーInfo
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Abstract
に載置され、誘導加熱コイルの上に載せて加熱を行った
際に、食器が載置される部分の熱膨張によってトレー全
体が歪むのを防止する。 【解決手段】 底部に導電層が設けられ、それぞれ異な
る食材が盛り付けられた複数の食器が所定の位置に載置
され、それら食器の位置に対応して設けられた誘導加熱
コイルの上に置かれて加熱が行われる誘導加熱用トレー
において、食器載置部6cの肉厚を他の部分より薄くす
る。さらに、食器載置部6cの裏面をその周囲部分より
上方に凹ませて、食器載置部の温度が高くなって膨張し
ても、食器載置部だけを下方へ変形させる。
Description
等において給食の加熱及び配膳を行うための配膳カート
用として利用可能な誘導加熱用トレーに関するものであ
る。
者の病状に合わせて多彩なメニューを用意する必要があ
るが、従来は、それぞれの病院内に厨房を設け、そこで
病院自らが調理して提供するか、あるいは、調理を外部
の調理会社に依頼して提供するようにしていた。
調理を行うには、設備的及び人的に無駄が大きく非効率
的である。そこで、それを解決するため、特許第264418
7号公報(A47B 31/02)には、図7に示すような給食シス
テムが提案されている。
注文に応じて種々の料理が調理され、クックチル処理が
施された後、食器と共にパックされる。それらパックさ
れた料理は、クールワゴン24に収納された状態で配送
用冷蔵冷凍車23に載せられて、それぞれの病院22に
配送される。
2では、クールワゴン24を引き続き冷蔵状態に保持し
ながら給食時刻まで待つ。そして、給食時刻が近づいた
ら、各患者に対応するメニューに従って、クールワゴン
24から料理を取り出して、それぞれの患者毎にトレー
27の上に配置し、それぞれ配膳カート25の所定の区
画室26に収納する。
6の中に、トレー27の上の各料理28に対応した位置
に遠赤外線ヒータ29が設けられていて、それぞれのヒ
ータがタイマにより所定時間通電され、それぞれの料理
28が最適な状態に加熱される。その状態で各病室に運
んで行き、それぞれの患者に提供される。
た料理を、設備的及び人的な無駄を削減しながら効率的
に提供できる。しかし、料理の加熱を遠赤外線ヒータ2
9で行うのでは、料理をある程度温めることはできて
も、調理を行うことはできず、できたての料理を提供で
きない。
28として、誘導加熱を利用した配膳カートを提案した。
その配膳カートは、各被給食者に対応するように複数の
区画室を設け、各区画室の底面に誘導加熱コイルを埋設
する。また、それに用いる食器は、図8に断面図を示す
ように、食器30の浜底面に銀ペーストよりなる導電層
31を設け、その食器に食材を盛り付け、それらをトレ
ーに載せて上記区画室に収納する。その際、トレーを区
画室内の所定の位置に保持するとともに、トレーの上面
に位置決め部材を設けて、常に誘導加熱コイルに対向す
る位置に食器が配置されるようにする。
導加熱コイルを一斉にオンにして前記導電層31の内部
に渦電流を流し、導電層31を発熱させて食器30を加
熱し、食材の調理を行い、それぞれの料理が同時にでき
あがるようにしている。
においては、トレー上の各食器に、それぞれ主菜,副
菜,御飯,汁物等の食材を入れ、誘導加熱コイルに高周
波電流を流し、食器30の浜底面に設けた導電層31を
発熱させて加熱を行うが、その際、導電層31とトレー
とが近接しているため、導電層31の熱がトレーにも伝
わる。その結果、トレーの導電層31と対向している部
分が熱膨張し、トレーが歪んでしまうという問題点があ
った。
と、すなわち、トレー上に食器を載せて加熱を行って
も、トレー全体が歪まないようにすることを目的とする
ものである。
め、請求項1に記載の誘導加熱用トレーは、底部に導電
層が設けられ、それぞれ異なる食材が盛り付けられた複
数の食器が所定の位置に載置され、前記食器の位置に対
応して設けられた誘導加熱コイルの上に置かれて加熱が
行われる誘導加熱用トレーであって、前記食器が載置さ
れる部分の肉厚を他の部分より薄くしたことを特徴とす
る。このようにすると、トレー上に食器を載せて加熱を
行っても、トレー全体は歪まなくなる。
は、前記食器が載置される部分の裏面をその周囲部分よ
り上方に凹ませたことを特徴とする。このようにする
と、食器載置部の温度が高くなって膨張しても、食器載
置部が下方へ変形できるだけの余裕ができ、かつ、食器
載置部が誘導加熱コイルの熱を受けることがなくなる。
は、トレー底面の周囲、及び、前記食器が載置される部
分の裏面周囲に同一高さの環状突部を設けたことを特徴
とする。このようにすると、トレーを棚板上に置いたと
き、トレーの底面と棚板との間に空隙ができて空気の移
動が可能になる。
は、前記環状突部に通風用の切欠部を設けたことを特徴
とする。このようにすると、切欠部を通して空気が出入
りできるようになって、棚板とトレーとの間に熱がこも
らなくなる。
に基づいて詳細に説明する。図1は、配膳カートを示す
図であり、図2は、その水平断面図である。図1,図2
において、1はコントロールユニット収納部、2はコン
トロールパネル、3はヒンジ、4は扉、5は棚板、6は
トレー、7は食器、8は蓋、9は側壁、10は中仕切、
11は通気溝、12はルーバである。
転でき、トレー6の出し入れをし易くしている。観音開
きの扉4,4は、カートの前面と後面に設けられてい
て、前後からトレー6を出し入れできるようにしてい
る。
右に二分されており、また、縦方向は棚板5により区切
られていて、複数の区画室が形成されている。各区画室
には、それぞれに食材を盛り付けた食器を載せたトレー
6が収納されるようにしている。図3に、トレーを取り
出した状態の配膳カートの水平断面を示すように、棚板
5の左右両側縁と後端縁には、上方に延びる周壁13が
設けられており、内部には誘導加熱コイル14が複数埋
め込まれている。
は、棚板5の後端縁の周壁13と扉4により前後方向の
位置が決められ、棚板5の左右両側縁の周壁13により
左右方向の位置が決められて、棚板5の誘導加熱コイル
14に対して常に一定の位置に載置される。トレー6の
上には食器が所定の位置に載せられており、結局、それ
ぞれの食器は、常に、各誘導加熱コイル14に対応した
位置に配置される。
トレー裏面を示す図である。図4,図5において、6a
は主菜用食器載置部、6bは副菜用食器載置部、6cは
御飯用食器載置部、6dは汁物用食器載置部、6eは食
器の位置決め突起、6f,6h,6jは環状突部、6i
は環状突部6hの通風用切欠部、6gはトレーの縁部で
ある。各食器載置部6a〜6dには、それぞれに載置す
る食器の底部形状に対応させて複数の位置決め突起6e
を設けてあり、食器の底部をそれらの間に載置すること
により食器が常に一定の位置に位置決めされるようにし
ている。
食器載置部の構造を説明する。図6に、図4のもののA
−A断面図を示すように、食器載置部の肉厚は他の部分
より薄くなっている。例えば、食器載置部以外の部分の
厚さが3mmのとき、食器載置部の厚さは、0.8〜2
mm程度にする。そのようにした結果、それらに食器を
載置して加熱したとき、食器載置部の温度が高くなって
膨張しても食器載置部だけが変形し、トレー全体が歪ん
でしまうようなことがなくなる。
って膨張しても、食器載置部が下方へ変形できるだけの
余裕を与え、かつ、食器載置部が棚板5を介して誘導加
熱コイルの熱を受けることがないようにするため、食器
載置部の裏面をその周囲部分より上方に凹ませて、下側
に空間ができるようにしている。
りを良くし、かつ、剛性を高くするため、底面全周に連
続して高さ一定の環状突部6hを設けている。また、各
食器載置部の裏側周囲にも環状突部6hと同じ高さの環
状突部6jを設け、トレー6を棚板5上に置いたとき、
トレー6の底面と棚板5との間に空隙ができるようにし
ている。そして、環状突部6hの複数箇所に通風用切欠
部6iを設け、それを通して空気が出入りできるように
して、棚板5とトレー6との間に熱がこもらないように
している。
けて、トレー6を使用して洗浄後、複数のトレー6を重
ねたとき、隣接するトレーの間に隙間ができるようにし
て、空気が流れて乾燥が早くできるようにしている。
ているので、次に記載するような効果を奏する。すなわ
ち、請求項1に記載の誘導加熱用トレーは、底部に導電
層が設けられ、それぞれ異なる食材が盛り付けられた複
数の食器が所定の位置に載置され、前記食器の位置に対
応して設けられた誘導加熱コイルの上に置かれて加熱が
行われる誘導加熱用トレーであって、前記食器が載置さ
れる部分の肉厚を他の部分より薄くした。その結果、ト
レー上に食器を載せて加熱を行っても、トレー全体は歪
まなくなる。
は、食器が載置される部分の裏面をその周囲部分より上
方に凹ませたので、食器載置部の温度が高くなって膨張
しても、食器載置部が下方へ変形できるだけの余裕がで
き、かつ、食器載置部が誘導加熱コイルの熱を受けるこ
とがなくなる。
は、トレー底面の周囲、及び、前記食器が載置される部
分の裏面周囲に同一高さの環状突部を設けたので、トレ
ーを棚板上に置いたとき、トレーの底面と棚板との間に
空隙ができて空気の移動が可能になる。
は、環状突部に通風用の切欠部を設けたので、切欠部を
通して空気が出入りできるようになって、棚板とトレー
との間に熱がこもらなくなる。
面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 底部に導電層が設けられ、それぞれ異な
る食材が盛り付けられた複数の食器が所定の位置に載置
され、前記食器の位置に対応して設けられた誘導加熱コ
イルの上に置かれて加熱が行われる誘導加熱用トレーで
あって、前記食器が載置される部分の肉厚を他の部分よ
り薄くしたことを特徴とする誘導加熱用トレー。 - 【請求項2】 前記食器が載置される部分の裏面をその
周囲部分より上方に凹ませたことを特徴とする請求項1
記載の誘導加熱用トレー。 - 【請求項3】 トレー底面の周囲、及び、前記食器が載
置される部分の裏面周囲に同一高さの環状突部を設けた
ことを特徴とする請求項1又は2記載の誘導加熱用トレ
ー。 - 【請求項4】 前記環状突部に通風用の切欠部を設けた
ことを特徴とする請求項3記載の誘導加熱用トレー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001208663A JP4573473B2 (ja) | 2001-07-10 | 2001-07-10 | 誘導加熱用トレー |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003019037A true JP2003019037A (ja) | 2003-01-21 |
JP4573473B2 JP4573473B2 (ja) | 2010-11-04 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11309025A (ja) * | 1998-05-01 | 1999-11-09 | Sanshin Kako Kk | 給食の加熱配膳方法 |
JP2001015257A (ja) * | 1999-06-30 | 2001-01-19 | Hitachi Hometec Ltd | 電磁誘導加熱装置 |
-
2001
- 2001-07-10 JP JP2001208663A patent/JP4573473B2/ja not_active Expired - Fee Related
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