JP2003018272A - 撮像部付き携帯型無線端末 - Google Patents

撮像部付き携帯型無線端末

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JP2003018272A
JP2003018272A JP2001285576A JP2001285576A JP2003018272A JP 2003018272 A JP2003018272 A JP 2003018272A JP 2001285576 A JP2001285576 A JP 2001285576A JP 2001285576 A JP2001285576 A JP 2001285576A JP 2003018272 A JP2003018272 A JP 2003018272A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 携帯型無線端末の上端部又はその近傍に、携
帯型無線端末本体から突出して伸ばすことができるアン
テナ部に撮像部を備えることにより、携帯型無線端末の
テレビ電話機能を使用する場合に、従来のように「ユー
ザーの顔の鼻の穴を大写しにする撮像方向」からではな
く、「ユーザーの顔の鼻の上方から撮像する撮像方向
(ユーザーの鼻の穴は撮像されない撮像方向)」から撮
像部で撮像した顔の映像を、相手方に送信することがで
きるようにする。 【構成】 携帯型無線端末本体に、支持軸を介して伸縮
自在に取り付けられているアンテナ部と、このアンテナ
部の先端部分又はその近傍に備えられた撮像部と、を備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮像部(静止画用のカ
メラ、動画用のビデオカメラなど)付き携帯型無線端末
(携帯電話や携帯型情報端末(PDA)や携帯型ノート
型パソコンなど)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、テレビ電話機能などを持たせ
るために、撮像部付きの携帯電話が提案されている。図
5は従来のテレビ電話機能付き携帯電話を示すものであ
る。図5(a)は、特開2000−124993公報の
図5から引用したものである。この図5(a)の例で
は、符号Aで示す撮像部が、携帯電話本体Cの図示右上
方に取り付けられている。また、図5(b)及び(c)
は、特開2000−134592公報の図13から引用
したもの(一部変更している)である。図5(b)はテ
レビ電話機能を使用しないで携帯電話を使用する場合の
態様を示す図で、図5(c)はテレビ電話機能を使用し
て携帯電話を使用する態様を示す図である。図5(c)
では、携帯電話本体Cからイヤホンのコードを引っ張っ
て、イヤホンをユーザーの耳に挿入することにより、携
帯電話本体Cをユーザーの顔から離すようにし、その上
で、図の符号Aで示す撮像部を使用してユーザーの顔を
撮像するようにしている。また、図5(d)は特開平1
0−75287号公報の図1から引用したものである。
この図5(d)の例では、符号101で示す撮像部(円
筒形カメラ)が携帯電話本体の上端部に備えられてい
る。そして、この撮像部101は携帯電話本体に対して
「出没自在に設けられ」ており、不使用時には図示右側
のように携帯電話本体に収納されており、且つ、使用時
には図示左側のように携帯電話本体から突出する(図5
(d)では、例えば、約0.5〜1cm程度だけ突出す
る)ようになっている。このように「出没自在」とした
理由について、この公報では、「撮像部の不使用時に、
撮像部(レンズを含む)を保護することができるため、
及び、映像が自分の知らない間に撮像された送信されて
いるのではないかという不安をユーザーに与えるのを防
止できるため」、と記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】(1)従来の撮像部付
き携帯電話では、特に近年の携帯電話の小型化に伴っ
て、携帯電話本体の上下方向の寸法は数センチメートル
から十数センチメートル程度と短くなっている。また、
携帯電話本体には、その下端部又は中間にマイクが備え
られている。そして、図5(a)(b)のように、マイ
クDを使用して携帯電話の使用(テレビ電話機能を使用
する場合を含む)を行う場合は、前記マイク(図5
(a)(b)の符号D参照)を、ユーザーの口に対向す
る位置に配置する必要がある。すると、従来の撮像部付
き携帯電話を使用してテレビ電話機能を使用しようとす
るときは、携帯電話の下方部に配置されているマイクD
の部分をユーザーの口に対向する位置に配置する必要が
あるので、携帯電話本体の上端部又はその近傍に配置さ
れている撮像部(カメラ)Aは、必然的に、ユーザーの
顔をその下方から上方に向かって撮像するようになる。
すなわち、従来の「携帯電話本体C(本体Cの全体の上
下方向の長さは、せいぜい10cm程度)の上方に撮像
部A、下方にマイクD」という構成を採用する限り、テ
レビ電話機能を使用中の撮像部Aの撮像方向は、図2
(a)のように、ユーザーの顔をその下方から撮像する
もの、とならざるを得ない。 (2)また、以上は、ユーザーが携帯型無線端末の中央
部又は下方部に備えられたマイクに自分の口を対向させ
てそのテレビ電話機能を利用するときに撮像部で撮像さ
れ相手方に送信されるユーザーの顔画像が「ユーザーの
鼻が大きく写された画像(多くの場合、ユーザーの鼻の
穴がその下方から大写しになっている画像)」となって
しまうという問題について述べたが、同じ問題は、ユー
ザーが携帯型無線端末の中央部又は上方部に備えられた
ディスプレイ(表示パネル、表示部)を自分の眼で見な
がらそのテレビ電話機能を利用するときなどにも、生じ
うる。すなわち、例えば、図5(c)のように、イヤホ
ン・コードを使用することにより、携帯電話本体Cとユ
ーザーの顔とを離して使う場合、又は、マイクのコード
を使用して(例えば、イヤホン・コードにマイクを取り
付けた場合)、ユーザーの口と携帯電話本体のマイクと
を離して(遠ざけて)使用する場合でも、携帯電話本体
に備えられたディスプレイ(通常は、図5(c)のよう
に、携帯電話本体の中央部か中央部より上方の上方部に
配置されている)をユーザーが自分の眼で見ながらテレ
ビ電話機能を使用する場合は、ユーザーは、通常は、表
示パネルを自分の眼で見やすいように、自分の眼よりや
や下方に表示パネル(表示部)を位置させるので、(そ
して、従来の携帯端末では、「表示部」と「撮像部」と
の間の距離が、例えば1〜3cm程度と短いために)、
携帯電話本体の上方部に備えられた撮像部の撮像方向
は、やはり、ユーザーの鼻の周辺を中心とする方向(多
くの場合、ユーザーの鼻の穴がその下方から大きく写さ
れるような方向)となってしまう(図5(c)のディス
プレイとユーザーの顔の鼻との位置関係を参照)。すな
わち、ユーザーが、従来の撮像部付き携帯電話を使用し
て、ディスプレイを見ながらテレビ電話機能を使用しよ
うとするときは、携帯電話の上方又は中央部に配置され
ているディスプレイの部分をユーザーの眼に対向する位
置に配置する必要があるので、携帯電話本体の上端部又
はその近傍に配置されている撮像部(カメラ)Aは、必
然的に、ユーザーの顔をその下方から上方に向かって撮
像するようになる。すなわち、従来の「携帯電話本体C
(本体Cの全体の上下方向の長さは、せいぜい10cm
程度)の上方に撮像部A、その下方の中央にディスプレ
イ」という構成を採用する限り、テレビ電話機能を使用
中の撮像部Aの撮像方向は、図2(a)のように、ユー
ザーの顔をその下方から撮像するもの、とならざるを得
ない。 (3)上記の図2(a)のように、携帯電話のテレビ電
話機能の使用中に、撮像部Aがユーザーの顔をその下方
から撮像するときは、撮像部Aにより撮像されたユーザ
ーの顔の映像は、「ユーザーの鼻(鼻の穴)が下方から
大きく映し出されたもの」となってしまう。つまり、図
2(a)に示すように、従来の撮像部付き携帯電話を使
用する場合は、撮像部Aの焦点がちょうどユーザーの顔
の鼻の穴の周辺に来てしまうので、ユーザーの鼻の穴が
大写しになってしまうのである。すなわち、従来の携帯
電話でテレビ電話機能を利用するときは、図2(a)の
ように、撮像部Aの撮像方向は、「ユーザーの顔の鼻の
穴を下方から大写しにする撮像方向」(図2(b)の矢
印α参照)となってしまうのである。現在の携帯電話の
主要ユーザーは10歳代又は20歳代の若い女性である
が、このような若い女性の美意識に照らすと、特に、恋
人などとテレビ電話機能を利用するとき、相手方に送信
される自分の顔画像が「自分の鼻が、画面の中心に、大
きく写された画像(多くの場合、自分の鼻の穴がその下
方から大きく写し出されている画像)」となっているこ
とは、「自分の美意識からみて、到底、耐え難いこと」
ことである。
【0004】そこで、本発明は、ユーザーが携帯型無線
端末の中央部又は下方部に備えられた「マイク」に「自
分の口」を対向させてそのテレビ電話機能を利用すると
きなどに、撮像部で撮像され相手方に送信されるユーザ
ーの顔画像が「ユーザーの鼻が大きく写された画像(多
くの場合、ユーザーの鼻の穴がその下方から大写しにな
っている画像)」となってしまう(従来の携帯端末にお
いては、「マイク」と「撮像部」との間の距離が約10
〜13cm程度と短いため、このようなことが生じてい
た)ことを防止することができる、撮像部付き携帯型無
線端末を提供することを目的とする。また、本発明は、
ユーザーが携帯型無線端末の中央部又は上方部に備えら
れた「表示部」を自分の「眼」で見ながらそのテレビ電
話機能を利用するときなどに、撮像部で撮像され相手方
に送信されるユーザーの顔画像が「ユーザーの鼻が、画
面の中心に、大きく写し出されている画像(多くの場
合、ユーザーの鼻の穴がその下方から大写しになってい
る画像)」となってしまうこと(従来の携帯端末におい
ては、「表示部」と「撮像部」との間の距離が約1〜3
cm程度と短いため、このようなことが生じていた)を
防止することができる、撮像部付き携帯型無線端末を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】(本発明の用語の説明)
本発明においては、(a)「光学系や信号処理部分など
を含む撮像部の全体」を支持部又はアンテナ部に備える
ようにしてもよいし、(b)「光学系のみ」を支持部又
はアンテナ部に備えて「光学系以外の部分、例えば、C
PU(中央処理装置)を含む信号処理部などの部分」は
支持部又はアンテナ部ではなく携帯型無線端末の本体の
中に内蔵するようにしてもよい。本発明において、「撮
像用の光学系、又は、光学系を含む撮像部」は、「支持
部」の先端部(携帯型無線端末の本体から最も離れた部
分)に備えられているのが望ましい。本発明において、
「支持部」は、「携帯型無線端末の本体に対して、ユー
ザーから見て上下方向に伸縮可能(携帯型無線端末本体
に対して上下方向に移動可能)」となっていることが望
ましい。本発明において、「支持部」は、「携帯型無線
端末本体に対して、少なくともその一部が出没可能であ
る」=「少なくともその一部が携帯型無線端末の本体の
中に収納可能であり、且つ、前記本体の中に収納された
部分が本体から上方に突出可能である」ように構成され
ている、ことが望ましい。本発明において、「支持部」
は、「アンテナ部」を含むものでもよい。本発明におい
て、「支持部」又は「アンテナ部を含む支持部」は、携
帯型無線端末本体の上方部に、本体に対してユーザーか
ら見て上下方向に伸縮自在(また、その一部が本体から
突出可能でその一部が本体に収容可能)に取り付けられ
ており、携帯型無線端末本体(半導体チップや電子回路
を収容するための端末の筐体)に対して、少なくとも約
2.5cm以上(あるいは、約3cm以上,約4cm以
上,約5cm以上,約6cm以上,約7cm以上,約8
cm以上,約9cm以上,又は、約10cm以上)は
「前記本体から上方(ユーザーの頭上方向)に突出可
能」に取り付けられている、ことが望ましい。また、本
発明において、「支持部」又は「アンテナ部を含む支持
部」は、携帯型無線端末本体(半導体チップや電子回路
を収容するための端末の筐体)に対して、少なくとも約
2.5cm以上(あるいは、約3cm以上,約4cm以
上,約5cm以上,約6cm以上,約7cm以上,約8
cm以上,約9cm以上,又は、約10cm以上)は
「ユーザーからみて上下方向に移動可能」に取り付けら
れている、ことが望ましい。また、「アンテナ部」は、
音声その他のデータを外部との間で送受信するためのも
のである。このアンテナ部は、従来例では、略棒状で細
長い支持部(図5(d)の符号113参照)に支持され
ている(アンテナ部は、略棒状で細長い支持部の中に挿
入されている)。また、アンテナ部は、アンテナの使用
時はその支持部の一部又は全部が本体から突出可能とな
っており、且つ、アンテナの不使用時はその支持部の一
部又は全部が本体の中に収容可能となっている。本発明
において、「携帯型無線端末」(「無線携帯端末」と同
義)は、携帯電話(1つの筐体の中にテンキー・マイク
・ディスプレイなどが備えられているタイプのもの、2
つの筐体が折り曲げ自在に接続されており1つの筐体に
はテンキーやマイクが備えられ他の筐体にはディスプレ
イやスピーカが備えられているタイプのもの(例えば本
願の図5(d)に示すもの)など、様々なタイプのもの
を含む)、携帯型情報端末(PDA(PDA型携帯電
話、すなわち、携帯電話機能内蔵型のPDA、などを含
む))、携帯型パソコン(無線通信機能を有するノート
パソコン)、などを含むものである。また、本発明にお
いて、「携帯型無線端末」は、ユーザーが音声情報を出
力させるとき、スピーカから出力させるだけでなく、イ
ヤホン・コードを介して自分の耳に装着したイヤホンか
ら出力させるタイプのものをも含む。なお、「イヤホ
ン」は「スピーカ」の一つの形態であり、一般に「スピ
ーカ」という技術用語は「イヤホン」を含むものであ
る。本明細書でも、「スピーカ」という用語は「イヤホ
ン」を含んでいる。
【0006】(本発明の内容)本発明の内容は、本明細
書の特許請求の範囲に記載したとおりのものである。よ
って、本明細書の特許請求の範囲の内容を、ここに援用
することとする(前記特許請求の範囲の記載をここに転
写することによる重複記載は省略する)。なお、本明細
書で開示する発明は、「本体から突出自在に構成された
アンテナ上端部に撮像部の光学系部が備えられており、
前記撮像部による撮像が行われるとき、自動的に前記ア
ンテナ部先端部が本体から離れる方向に突出するよう
に、アンテナ上端部を自動的に上方に移動させるための
自動移動部が備えられている、ことを特徴とする撮像部
付き携帯型無線端末」をも含む。すなわち、本願は、本
願の出願当初の特許請求の範囲の各請求項の発明に従属
しない独立の発明としての「本体から突出自在に構成さ
れたアンテナ上端部に撮像部の光学系部が備えられてお
り、前記撮像部による撮像が行われるとき、自動的に前
記アンテナ部先端部が本体から離れる方向に突出するよ
うに、アンテナ上端部を自動的に上方に移動させるため
の自動移動部が備えられている、ことを特徴とする撮像
部付き携帯型無線端末」をも含んでいる。
【0007】
【発明の実施の形態】実施形態1.図1(a)(b)は
本発明の実施形態1に係る撮像部付き携帯電話を示す斜
視図である。図1において、1は携帯電話本体(半導体
チップや電子回路を収容するための筐体)、1aは携帯
電話本体(筐体)1の上面(使用時にユーザー側に対向
する側の面)、2は例えば通話の相手方からの音声を出
力するためのスピーカ、3はユーザーからの音声(通話
のための音声、又は、操作情報・制御情報などのデータ
入力用の音声(音声認識装置でテキストデータに変換し
うる音声データ)を含む)を入力するためのマイク、4
は電話番号などを入力するためのキー、5は通話の相手
先を呼び出すときに使用する通話ボタン、6は通話を切
断するときに使用する切断ボタンである。
【0008】また、図1において、7は例えばNTTド
コモの「iモード」のようなネットワークを利用したデ
ータ通信サービス(インターネットのホームページ閲
覧、電子メール、チャット、インスタントメッセージ、
インターネット上の電子モールやパソコンバンキングの
利用などのサービス)を利用するときにその通信サービ
スのトップ・メニューを前記表示パネル10に表示する
ためのメニュー・ボタン、8は前記通信サービスのトッ
プ・メニューからユーザーが選択した個別のサービス・
メニューによるデータを前記表示パネル10の画面に表
示しているときに元のトップ・メニューの画面に戻るた
めのクリア・ボタンである。また、図1において、20
は、前記液晶表示パネルに表示された画面10の上で、
例えば矢印形状に表示されたポインタ又はカーソル(図
示せず)を移動させると共にその移動させたポインタの
位置にあるアイコン(絵文字)や文字を指示・選択・決
定するためのポインティングデバイス(アキュポイン
タ、トラッキングポインタ、などとも呼ばれる。なお、
このアキュポインタ以外に、トラックボール、スライス
パッドなどのポインティングデバイスを使用してもよ
い)である。
【0009】また、10は液晶表示パネルにより表示さ
れる表示画面、10aはこの表示画面10の中に形成さ
れたウインドウ(子窓)形の子画面(ピクチャー・イン
・ピクチャー方式の画面における子画面)、である。本
実施形態では、この子画面10aに、「テレビ電話機能
を使用するとき、撮像部11で撮像された自分(ユーザ
ー自身)の顔画像であって、通話の相手方に送信される
自分の顔画像」を表示させるようにしている。これによ
り、この携帯電話を使用するユーザーは、前記子画面1
0aに写る「自分の顔画像」を見ることにより、「相手
方に送信されている自分の顔画像の内容」を、常時、リ
アルタイムに確認しチェックしながら(相手方に送信さ
れる自分の顔画像が「おかしな画像」になっていないか
をチェックしながら)、会話(通話)をすることができ
るようになっている。以上のように、本実施形態1で
は、携帯電話本体(筐体)1のユーザーと対向する面1
aに、ユーザーから見て下方から順に、マイク3(図1
の例では、マイク3は携帯電話本体1のほぼ中央に配置
されているが、携帯電話本体1の下端部に配置してもよ
い)、表示パネル10、スピーカ2、及び、アンテナ上
端部9が備えられている。
【0010】また、図1において、9は外部の無線基地
局との間で電波をやり取りするためアンテナ上端部であ
る。このアンテナ上端部9の外観形状は、断面が円状又
は楕円状の円筒である。このアンテナ上端部9は、本体
1に対して図示上下方向に移動可能(本体1に対してユ
ーザーの頭上方向に突出可能)に形成されている。本実
施形態では、図1(b)に示すように、前記アンテナ上
端部9は、「本体1に対して収納及び突出が自在(出没
自在)に取り付けられている支持軸9a」により、携帯
電話本体1に対して上下方向に移動自在(ユーザーのユ
ーザーの頭上方向に突出可能)に取り付けられている
(なお、本明細書では、用語の問題として、前記支持軸
9aも、「アンテナの一部」だと捉えている。すなわ
ち、本実施形態では、「アンテナ上端部9」と「支持軸
9a」との2つの要素により「アンテナ」が構成されて
いる。本実施形態では、「アンテナの上端部」を「アン
テナ上端部9」と呼び、「アンテナの下側部分」を「支
持軸9a」と呼ぶようにしている)。
【0011】また、本実施形態では、図1に示すよう
に、前記アンテナ上端部9には、ユーザーの顔などを撮
像するための撮像部11が備えられている。なお、本実
施形態1では、前記アンテナ上端部9に、「レンズなど
から成る、撮像部の一部としての光学系部」を備えるよ
うにしてもよい。すなわち、前記アンテナ上端部9に備
えられる部分は、「撮像部11の全体」ではなく、「撮
像部の一部である、レンズなどの部品(光学系部)だ
け」にして、「撮像部の光学系以外の部品、すなわち、
その他のCPU(中央処理装置)などの部品(信号処理
部)」は携帯電話本体(筐体)1の中に備えるようにし
てもよい。
【0012】本実施形態では、前記支持軸9aの中に
も、通話の相手方との間で音声などのデータ信号(電
波)をやり取りするためのアンテナ用部品(アンテナ・
コードなど)や配線部分が挿入されている。また、前記
支持軸9aには、前記撮像部11のレンズで撮像した画
像データ信号を本体1側に送信するための伝送コードも
挿入されている(前記アンテナ上端部9の撮像部11で
撮像されたユーザーの顔画像のデータは、本体1側に送
信されて、本体1内の電子回路で信号処理されて相手方
に送信されたり、本体1の表示パネルの子画面10aに
表示されたりする)。なお、本実施形態1では、前記撮
像部11で撮像された画像は、前記支持軸9a内の有線
のコードではなく、電波又は赤外線信号などの無線を使
用して、携帯電話本体1の側に送信するようにしてもよ
い。
【0013】本実施形態1では、ユーザーは、テレビ電
話機能を使用しないときは、図1(a)のようにアンテ
ナ上端部9の支持軸9aを伸ばさない状態(本体1から
突出させない状態)で使用することができる(なお、電
波が届きにくいエリアで使用するときは、テレビ電話機
能を使用しない場合でも、アンテナ上端部9を伸ばして
使用する方が、電波受信感度が上昇するため望まし
い)。また、ユーザーは、テレビ電話機能を使用すると
きは、アンテナ上端部9の支持軸9aを伸ばして(例え
ば、ユーザーが指で図1(a)のアンテナ上端部9を摘
んで、それを図の上方に引っ張り上げることにより、支
持軸9aを伸ばして)、アンテナ上端部9が携帯電話本
体1から上方に(ユーザーの頭上方向に)突出した図1
(b)の状態にする。本実施形態では、前記アンテナ上
端部9が携帯電話本体(筐体)1に対して突出する(伸
ばされる)距離a(図1(b)のa参照)は、大体、約
2.5cmから約20cmまでの範囲内、より望ましく
は、約5cm(又は約7cm)から約15cmまでの範
囲内である。
【0014】この図1(b)の場合は、図2(b)に示
すように、マイク3がユーザーの口に対向する位置に来
るように携帯電話本体1を配置しても、撮像部11(又
は、「撮像部11の一部である光学系部分」)は、携帯
電話本体1から上方に突出して伸ばされているアンテナ
上端部9に備えられているので、撮像部11がユーザー
の顔を撮像するときの撮像方向は、「ユーザーの顔の鼻
の穴を大写しにする、ユーザーの鼻の下方からの撮像方
向」ではなく、「ユーザーの顔の鼻の上方から撮像す
る、ユーザーの鼻の上方からの(又は鼻の正面方向から
の)撮像方向(ユーザーの鼻の穴は撮像されない撮像方
向)」(図2(b)の矢印β参照)となる。以上のよう
に、本実施形態によれば、携帯電話のテレビ電話機能を
使用する場合に、従来のように「ユーザーの顔の鼻の穴
を大写しにする、鼻の下方からの撮像方向」からではな
く、「ユーザーの顔の鼻の上方から撮像する、鼻の上方
からの撮像方向(ユーザーの鼻の穴は撮像されない撮像
方向)」から撮像した顔の映像を、相手方に送信するこ
とができるようになる。
【0015】実施形態2.図3(a)は本発明の実施形
態2を示す図、図3(b)はその比較例(従来例)であ
る。図3(a)において、31は携帯電話機能を内蔵し
たPDA本体(携帯情報端末本体)、32はキーボード
部、33は表示部(ディスプレイ)、33aは表示画面
である。前記表示部33は、接続部30により、キーボ
ード部32と折り曲げ・折り畳み自在に接続されてい
る。また、図3(a)において、前記表示部33の上部
の図示右側端部には、アンテナ上端部34が、「表示部
33の筐体に対して突出及び収容自在(図の上下方向に
移動自在)に構成されている支持軸34a」により、P
DA本体31の表示部33(表示部33の筐体)に対し
て上下方向に移動自在(本体31から上方(ユーザーの
頭上方向)へ突出可能)に取り付けられている。このア
ンテナ上端部34は、支持軸34aが前記本体31の表
示部33の中に「出し入れ自在」(収納及び突出が可能
=図の上下方向への移動可能)に挿入されているという
構造になっており、前記本体31に対して「上方への突
出が可能」となっている。また、本実施形態では、前記
アンテナ上端部34のユーザーに対向する側に、小型C
CDカメラ(又は、CCDカメラのレンズなどの光学系
部分)などの撮像部35が備えられている。
【0016】以上のように、本実施形態2では、前記撮
像部35(又は、少なくとも撮像部の一部である光学系
部35)が、本体31に対して上方に突出するように伸
ばされたアンテナ上端部34に備えられているので、こ
の撮像部35(撮像部の光学系部35)がユーザーを撮
像するときの撮像方向は、図3(a)の破線の矢印βの
ように、「ユーザーの鼻をその上方から写すような撮像
方向」となる。したがって、本実施形態2では、前記撮
像部35で撮像したユーザーの顔の画像が、「ユーザー
の鼻の穴が大写しになる画像」(図3(b)の場合)と
なることを防止することができる。
【0017】他方、図3(b)は、本実施形態2の比較
例(従来例)である。図3(b)において、図3(a)
と共通する部分には同一の符号を付している。図3
(b)においては、撮像部35aは、「支持軸34cに
より本体31に対して伸縮自在に支持されているアンテ
ナ上端部34b」ではなく、表示部33の筐体の上方
(表示画面33aの上側の近傍)のほぼ中央の位置に備
えられている。この図3(b)の装置を使用する場合
は、一般にPDAやノートパソコンを使用するユーザー
は表示画面33aをその上方から覗き込みながら使用す
ることから、使用時のユーザーの鼻の位置は、「表示画
面33aよりもかなり上方の位置」となるのが一般的で
ある。そのため、前記表示画面33aの上側に配置され
た撮像部35aでユーザーの顔を撮像する場合には、そ
の撮像方向は、図3(b)の破線の矢印αのように、
「ユーザーの鼻をその下方から大きく写し出すような撮
像方向」となってしまう。したがって、この比較例で
は、前記撮像部35aで撮像したユーザーの顔の画像
は、「ユーザーの鼻の穴が大きく目立つように写し出さ
れる画像」となってしまう。
【0018】実施形態3.次に、図4は本発明の実施形
態3を示す図である。図4において、図3(a)と共通
する部分には同一の符号を付している。本実施形態3で
は、前記撮像部35(又は、撮像部の一部としての光学
系部35)が備えられたアンテナ上端部34を本体31
に対して伸縮自在(突出自在)に支持する支持軸34a
が、本体31の表示部33の上部の図示左右方向(ユー
ザーから見て横方向)のほぼ中央の位置に配置されてい
る。すなわち、本実施形態3では、表示部33の図示左
側端部33bと前記支持軸34aとの間の距離mと、表
示部33の図示右側端部33cと前記支持軸34aとの
間の距離nとが、ほぼ等しくなるように、前記支持軸3
4a及びアンテナ上端部34が配置されている。
【0019】このように、本実施形態3では、前記撮像
部35が備えられたアンテナ上端部34が、「PDA本
体31(表示部33)の、図示左右方向におけるほぼ中
央の位置」に配置されているので、撮像部35が、PD
A本体31を使用している「ユーザーの顔の左右方向の
中央」とほぼ対向する位置に配置されるようになる。し
たがって、本実施形態3では、前記撮像部35により、
ユーザーが特に「わざわざ自分の顔を撮像部35の方向
に向けるなどの作為」をしなくても自然に、ユーザーの
顔がその正面方向から撮像されるようになる。(これに
対して、例えば図3(a)のように、前記撮像部35が
備えられたアンテナ部34が、「PDA本体31(表示
部33)の、左右方向の図示右側端の位置」に配置され
ている場合は、撮像部35が、PDA本体31を使用し
ている「ユーザーの顔の右方向」に位置するようになる
ので、ユーザーがわざわざ自分の顔を撮像部35の方向
に向けるなどの作為をしなければ、前記撮像部35によ
りユーザーの顔をその正面方向から撮像することは、で
きない)。
【0020】実施形態4.次に、本発明の実施形態4を
説明する。この実施形態4では、図4に示す支持軸34
aが、表示部33の筐体内に備えられた「自動伸ばし
部」(図示せず)により、自動的に伸ばされる(表示部
33の筐体から上方に突出させられる)ようになってい
る。すなわち、本実施形態4では、表示部33の筐体か
ら(無線携帯端末の本体31から)上方に突出自在に構
成されたアンテナ上端部34に備えられた撮像部の光学
系部35による撮像が行われるとき(ユーザーが撮像部
35による撮像又はその準備を行うように操作したと
き)、前記アンテナ上端部34が表示部33の筐体から
離れる方向(図の上方向)に突出するように、アンテナ
上端部34を自動的に上方に移動させるための「自動移
動部」が備えられている。これにより、ユーザーは、テ
レビ電話機能を使用するときに、いちいち、自分の手で
図4のアンテナ上端部34(及び支持軸34a)を引っ
張り上げねばならないという手間を省くことができる。
この「自動移動部」(図示せず)は、例えば、マイクロ
コンピュータとモーターとで構成し、ユーザーが撮像部
35による自分の顔の撮像を希望する操作を行ったと
き、そのことを示す信号に基づいて、マイクロコンピュ
ータが、前記支持軸34aを上方向に所定距離だけ移動
させるためのモーターを駆動させることなどにより、実
現できる。また、この実施形態4の「自動移動部」は、
実施形態1などにも適用できる。すなわち、この「自動
移動部」は、図1に示す携帯電話の本体1から突出自在
に備えられた支持軸9aを、撮像部11による撮像が行
われるときに、自動的に本体1から上方に突出させるた
めに、図1の本体(筐体)1に内蔵させるようにしても
よい。
【0021】なお、以上の各実施形態1〜4において
は、いずれも、「撮像部(又は、撮像部の一部であるレ
ンズなどから成る光学系部)」をユーザーから見て上下
方向に移動させて携帯型無線端末の上端から上方向に所
定距離だけ突出させるための「支持部」として、「アン
テナを構成する、支持軸9a,34aとアンテナ上端部
9,34」を示しているが、本発明においては、これに
限られるものではなく、「アンテナとは別体の(アンテ
ナとは関係の無い)、支持部」を使用してもよい(この
場合の「支持部」の形態は、図1の支持軸9や図3の支
持軸34aなどと同じものでもよい)。また、本発明で
は、前記「支持部」に備えられた撮像部の光学系部によ
る撮像が行われるとき、前記「支持部」が本体(筐体)
から離れる方向(ユーザーの頭上方向)に突出するよう
に、「支持部」を自動的に伸ばすための「自動移動部」
を備えることも可能である。
【0022】なお、前記の本実施形態1では、前記アン
テナ上端部9(撮像部11又は「撮像部の一部としての
光学系部分」を含む)を本体1から常に突出するように
構成しているが、本発明では、撮像部11を使用しない
ときは、前記アンテナ上端部9(撮像部11又は「撮像
部の一部としての光学系部分」を含む)そのものを、本
体1の中に収容する(本体1の中に、撮像部又は光学系
部を含むアンテナ上端部9そのものを、埋没・収容させ
る)ようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】(1)以上のように、本発明によれば、
携帯型無線端末の上端部又はその近傍に、携帯型無線端
末本体から突出して伸ばすことができる「支持部、又
は、アンテナ部を含む支持部」に「撮像部(又は、撮像
部の一部としての光学系部分)」が備えられているの
で、ユーザーは、携帯型無線端末のテレビ電話機能を使
用する場合などに、従来のように「ユーザーの顔の鼻の
穴を大きく目立つように写し出すような撮像方向」から
ではなく、「ユーザーの顔の鼻をその上方から写すよう
な撮像方向(ユーザーの鼻の穴はほとんど撮像されない
ような撮像方向)」から撮像部で撮像した顔の映像を、
相手方に送信することができるようになる。すなわち、
本発明では、「支持部、又は、アンテナ部を含む支持
部」を本体から上方に突出させた状態では、「支持部、
又は、アンテナ部を含む支持部」に備えられた撮像部
(又は、撮像部の一部としての光学系部)と携帯型無線
端末本体の中央部又は下方部に備えられたマイクとの距
離が、従来と比べて十分に長いものとなる」(図1
(b)のマイク3とアンテナ上端部11との間の距離を
参照)ので、ユーザーが前記マイクに向かって話しなが
ら(マイクに自分の口を対向させながら)そのテレビ電
話機能を使用する場合でも、前記撮像部の撮像方向を、
「ユーザーの顔の鼻の穴が大きく目立つように写し出さ
れる方向(多くの場合、ユーザーの鼻の穴がその下方か
ら大写しになってしまう方向)」ではなく、「ユーザー
の顔の鼻をその上方から写す方向」とすることができる
ようになる。また、本発明では、「『支持部、又は、ア
ンテナ部を含む支持部』を携帯型無線端末本体から上方
に突出させた状態では、『支持部、又は、アンテナ部を
含む支持部』に備えられた撮像部(又は、撮像部の一部
としての光学系部)と携帯型無線端末本体の中央部又は
上方部に備えられた表示画面との距離が、従来と比べて
十分に長いものとなる」(図1(b)の表示画面10と
アンテナ上端部11との間の距離を参照)ので、ユーザ
ーが前記表示画面を自分の眼で見下ろしながら(表示画
面の上方に自分の眼を対向させながら)そのテレビ電話
機能を使用する場合でも、前記撮像部の撮像方向を、
「ユーザーの顔の鼻の穴が大きく目立つように写し出さ
れる方向(多くの場合、ユーザーの鼻の穴がその下方か
ら大写しになってしまう方向)」ではなく、「ユーザー
の顔の鼻をその上方から写す方向」とすることができる
ようになる。 (2)また、本発明によれば、携帯型無線端末を使用し
てテレビ電話機能を使用する場合だけでなく、例えば、
ユーザーが、自分の顔を含む画像を携帯型無線端末に備
えられた撮像部を使用して撮像して、知人に電子メール
で送ったり、年賀状の裏面に印刷しようとする場合など
でも、ユーザーは、「自分の鼻の穴がその下方向から大
きく写し出された画像」が撮影されてしまい、それが相
手方に電子メールで送信されてしまったり年賀状の裏面
に印刷されてしまったりすることを、防止できるように
なる。 (3)また、本発明によれば、携帯型無線端末の上端部
又はその近傍に、携帯型無線端末本体から突出して伸ば
すことができる「支持部、又は、アンテナ部」に撮像部
(又は、その一部としての光学系部)が備えられている
ので、例えば「住宅の床下」や「自動車の機構部分、そ
の他の機械の内部」など、人間が容易に入り込めない場
所でも、ユーザーは、携帯型無線端末本体から「支持
部、又は、アンテナ部(アンテナの支持軸)」を伸ばし
て、「支持部、又は、アンテナ部(アンテナの支持軸の
先のアンテナ上端部)」に備えられた撮像部を、その
「容易に入り込めない場所」に挿入して、その場所の中
を撮像することにより、その場所の内部の様子を探るこ
とが容易にできるようになる。 (4)また、本発明では、「支持部、又は、アンテナ
部」に備えられた撮像部の光学系部による撮像が行われ
るとき、前記「支持部、又は、アンテナ部」が本体(筐
体)から離れる方向に突出するように、「支持部、又
は、アンテナ部」を自動的に上方に(ユーザーの頭上方
向に)伸ばすための「自動移動部」が備えられているの
で、ユーザーは、テレビ電話機能を使用するときに、い
ちいち、自分の手で「支持部、又は、アンテナ部」を上
方に引っ張り上げねばならないという手間を省くことが
できる。 (5)また、本発明において、前記撮像部(又は、その
一部としての光学系部)が備えられた「アンテナ部(ア
ンテナ部を含む支持部)」が、「携帯型無線端末本体の
左右方向のほぼ中央」に配置されているときは、前記撮
像部が、端末本体を使用している「ユーザーの顔の左右
方向の中央」とほぼ対向する位置に配置されるようにな
るので、前記撮像部により、ユーザーが特にわざわざ自
分の顔を撮像部の方向に向けるなどの作為をしなくても
自然に、ユーザーの顔がその正面方向から撮像されるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1を示す斜視図。
【図2】 本実施形態1の作用を説明するための図。
【図3】 本実施形態2を説明するための図。
【図4】 本実施形態3を説明するための図。
【図5】 従来のテレビ電話機能付き携帯電話を示す
図。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年9月6日(2002.9.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 撮像部付き携帯型無線端末
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮像部(静止画用のカ
メラ、動画用のビデオカメラなど)付き携帯型無線端末
(携帯電話や携帯型情報端末(PDA)や携帯型ノート
型パソコンなど)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、テレビ電話機能などを持たせ
るために、撮像部付きの携帯電話が提案されている。図
5は従来のテレビ電話機能付き携帯電話を示すものであ
る。図5(a)は、特開2000−124993公報の
図5から引用したものである。この図5(a)の例で
は、符号Aで示す撮像部が、携帯電話Cの図示右上方に
取り付けられている。また、図5(b)及び(c)は、
特開2000−134592公報の図13から引用した
もの(一部変更している)である。図5(b)はテレビ
電話機能を使用しないで携帯電話を使用する場合の態様
を示す図で、図5(c)はテレビ電話機能を使用して携
帯電話を使用する態様を示す図である。図5(c)で
は、携帯電話Cからイヤホンのコードを引っ張って、イ
ヤホンをユーザーの耳に挿入することにより、携帯電話
Cをユーザーの顔から離すようにし、その上で、図の符
号Aで示す撮像部を使用してユーザーの顔を撮像するよ
うにしている。また、図5(d)は特開平10−752
87号公報の図1から引用したものである。この図5
(d)の例では、符号101で示す撮像部(円筒形カメ
ラ)が携帯電話の上端部に備えられている。そして、こ
の撮像部101は携帯電話に対して「出没自在に設けら
れ」ており、不使用時には図示右側のように携帯電話に
収納されており、且つ、使用時には図示左側のように携
帯電話から突出する(図5(d)では、例えば、約0.
5〜1cm程度だけ突出する)ようになっている。この
ように「出没自在」とした理由について、この公報で
は、「撮像部の不使用時に、撮像部(レンズを含む)を
保護することができるため、及び、映像が自分の知らな
い間に撮像された送信されているのではないかという不
安をユーザーに与えるのを防止できるため」、と記載さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】(1)従来の撮像部付
き携帯電話では、特に近年の携帯電話の小型化に伴っ
て、携帯電話の上下方向の寸法は数センチメートルから
十数センチメートル程度と短くなっている。また、携帯
電話には、その下端部又は中間にマイクが備えられてい
る。そして、図5(a)(b)のように、マイクDを使
用して携帯電話の使用(テレビ電話機能を使用する場合
を含む)を行う場合は、前記マイク(図5(a)(b)
の符号D参照)を、ユーザーの口に対向する位置に配置
する必要がある。すると、従来の撮像部付き携帯電話を
使用してテレビ電話機能を使用しようとするときは、携
帯電話の下方部に配置されているマイクDの部分をユー
ザーの口に対向する位置に配置する必要があるので、携
帯電話の上端部又はその近傍に配置されている撮像部
(カメラ)Aは、必然的に、ユーザーの顔をその下方か
ら上方に向かって撮像するようになる。すなわち、従来
の「携帯電話C(携帯電話Cの全体の上下方向の長さ
は、せいぜい10cm程度)の上方に撮像部A、下方に
マイクD」という構成を採用する限り、テレビ電話機能
を使用中の撮像部Aの撮像方向は、図2(a)に示すよ
うに、ユーザーの顔をその下方から撮像するもの、とな
らざるを得ない。 (2)また、以上は、ユーザーが携帯型無線端末の中央
部又は下方部に備えられたマイクに自分の口を対向させ
てそのテレビ電話機能を利用するときに撮像部で撮像さ
れ相手方に送信されるユーザーの顔画像が「ユーザーの
鼻が大きく写された画像(多くの場合、ユーザーの鼻の
穴がその下方から大写しになっている画像)」となって
しまうという問題について述べたが、同じ問題は、ユー
ザーが携帯型無線端末の中央部又は上方部に備えられた
ディスプレイ(表示パネル、表示部)を自分の眼で見な
がらそのテレビ電話機能を利用するときなどにも、生じ
うる。すなわち、例えば、図5(c)のように、イヤホ
ン・コードを使用することにより、携帯電話Cとユーザ
ーの顔とを離して使う場合、又は、マイクのコードを使
用して(例えば、イヤホン・コードにマイクを取り付け
た場合)、ユーザーの口と携帯電話のマイクとを離して
(遠ざけて)使用する場合でも、携帯電話に備えられた
ディスプレイ(通常は、図5(c)のように、携帯電話
の中央部か中央部より上方の上方部に配置されている)
をユーザーが自分の眼で見ながらテレビ電話機能を使用
する場合は、ユーザーは、通常は、表示パネルを自分の
眼で見やすいように、自分の眼よりやや下方に表示パネ
ル(表示部)を位置させるので、(そして、従来の携帯
端末では、「表示部」と「撮像部」との間の距離が、例
えば1〜3cm程度と短いために)、携帯電話の上方部
に備えられた撮像部の撮像方向は、やはり、ユーザーの
鼻の周辺を中心とする方向(多くの場合、ユーザーの鼻
の穴がその下方から大きく写されるような方向)となっ
てしまう(図5(c)のディスプレイとユーザーの顔の
鼻との位置関係を参照)。すなわち、ユーザーが、従来
の撮像部付き携帯電話を使用して、ディスプレイを見な
がらテレビ電話機能を使用しようとするときは、携帯電
話の上方又は中央部に配置されているディスプレイの部
分をユーザーの眼に対向する位置に配置する必要がある
ので、携帯電話の上端部又はその近傍に配置されている
撮像部(カメラ)Aは、必然的に、ユーザーの顔をその
下方から上方に向かって撮像するようになる。すなわ
ち、従来の「携帯電話C(携帯電話Cの全体の上下方向
の長さは、せいぜい10cm程度)の上方に撮像部A、
その下方の中央にディスプレイ」という構成を採用する
限り、テレビ電話機能を使用中の撮像部Aの撮像方向
は、図2(a)のように、ユーザーの顔をその下方から
撮像するもの、とならざるを得ない。 (3)図2(a)に示すように、携帯電話のテレビ電話
機能の使用中に、撮像部Aがユーザーの顔をその下方か
ら撮像するときは、撮像部Aにより撮像されたユーザー
の顔の映像は、「ユーザーの鼻(鼻の穴)が下方から大
きく映し出されたもの」となってしまう。つまり、図2
(a)に示すように、従来の撮像部付き携帯電話を使用
する場合は、撮像部Aの焦点がちょうどユーザーの顔の
鼻の穴の周辺に来てしまうので、ユーザーの鼻の穴が大
写しになってしまうのである。すなわち、従来の携帯電
話でテレビ電話機能を利用するときは、図2(a)に示
すように、撮像部Aの撮像方向は、「ユーザーの顔の鼻
の穴を下方から大写しにする撮像方向」(図2(a)の
矢印α参照)となってしまうのである。現在の携帯電話
の主要ユーザーは10歳代又は20歳代の若い女性であ
るが、このような若い女性の美意識に照らすと、特に、
恋人などとテレビ電話機能を利用するとき、相手方に送
信される自分の顔画像が「自分の鼻が、画面の中心に、
大きく写された画像(多くの場合、自分の鼻の穴がその
下方から大きく写し出されている画像)」となっている
ことは、「自分の美意識からみて、到底、耐え難いこ
と」ことである。
【0004】そこで、本発明は、ユーザーが携帯型無線
端末の中央部又は下方部に備えられた「マイク」に「自
分の口」を対向させてそのテレビ電話機能を利用すると
きなどに、撮像部で撮像され相手方に送信されるユーザ
ーの顔画像が「ユーザーの鼻が大きく写された画像(多
くの場合、ユーザーの鼻の穴がその下方から大写しにな
っている画像)」となってしまう(従来の携帯端末にお
いては、「マイク」と「撮像部」との間の距離が約10
〜13cm程度と短いため、このようなことが生じてい
た)ことを防止することができる、撮像部付き携帯型無
線端末を提供することを目的とする。また、本発明は、
ユーザーが携帯型無線端末の中央部又は上方部に備えら
れた「表示部」を自分の「眼」で見ながらそのテレビ電
話機能を利用するときなどに、撮像部で撮像され相手方
に送信されるユーザーの顔画像が「ユーザーの鼻が、画
面の中心に、大きく写し出されている画像(多くの場
合、ユーザーの鼻の穴がその下方から大写しになってい
る画像)」となってしまうこと(従来の携帯端末におい
ては、「表示部」と「撮像部」との間の距離が約1〜3
cm程度と短いため、このようなことが生じていた)を
防止することができる、撮像部付き携帯型無線端末を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】(本発明の用語の説明)
本発明においては、(a)「光学系や信号処理部分など
を含む撮像部の全体」を支持部又はアンテナ部に備える
ようにしてもよいし、(b)「光学系のみ」を支持部又
はアンテナ部に備えて「光学系以外の部分、例えば、C
PU(中央処理装置)を含む信号処理部などの部分」は
支持部又はアンテナ部ではなく携帯型無線端末(携帯電
話)の中に内蔵するようにしてもよい。本発明におい
て、「撮像用の光学系、又は、光学系を含む撮像部」
は、「支持部」の先端部(携帯型無線端末から最も離れ
た部分)に備えられているのが望ましい。本発明におい
て、「支持部」は、「携帯型無線端末に対して、ユーザ
ーから見て上下方向に伸縮可能(携帯型無線端末に対し
て上下方向に移動可能)」となっていることが望まし
い。本発明において、「支持部」は、「携帯型無線端末
に対して、少なくともその一部が出没可能である」=
「少なくともその一部が携帯型無線端末の中に収納可能
であり、且つ、前記携帯型無線端末の中に収納された部
分が端末から上方に突出可能である」ように構成されて
いる、ことが望ましい。本発明において、「支持部」
は、「アンテナ部」を含むものでもよい。本発明におい
て、「支持部」又は「アンテナ部を含む支持部」は、携
帯型無線端末の上方部に、端末に対してユーザーから見
て上下方向に伸縮自在(また、その一部が端末から突出
可能でその一部が端末に収容可能)に取り付けられてお
り、携帯型無線端末(半導体チップや電子回路を収容す
るための端末の筐体)に対して、少なくとも約2.5c
m以上(あるいは、約3cm以上,約4cm以上,約5
cm以上,約6cm以上,約7cm以上,約8cm以
上,約9cm以上,又は、約10cm以上)は「前記端
末から上方(ユーザーの頭上方向)に突出可能」に取り
付けられている、ことが望ましい。また、本発明におい
て、「支持部」又は「アンテナ部を含む支持部」は、携
帯型無線端末(半導体チップや電子回路を収容するため
の端末の筐体)に対して、少なくとも約2.5cm以上
(あるいは、約3cm以上,約4cm以上,約5cm以
上,約6cm以上,約7cm以上,約8cm以上,約9
cm以上,又は、約10cm以上)は「ユーザーからみ
て上下方向に移動可能」に取り付けられている、ことが
望ましい。また、「アンテナ部」は、音声その他のデー
タを外部との間で送受信するためのものである。このア
ンテナ部は、従来例では、略棒状で細長い支持部(図5
(d)の符号113参照)に支持されている(アンテナ
部は、略棒状で細長い支持部の中に挿入されている)。
また、アンテナ部は、アンテナの使用時はその支持部の
一部又は全部が端末から突出可能となっており、且つ、
アンテナの不使用時はその支持部の一部又は全部が端末
の中に収容可能となっている。本発明において、「携帯
型無線端末」(「無線携帯端末」と同義)は、携帯電話
(1つの筐体の中にテンキー・マイク・ディスプレイな
どが備えられているタイプのもの、2つの筐体が折り曲
げ自在に接続されており1つの筐体にはテンキーやマイ
クが備えられ他の筐体にはディスプレイやスピーカが備
えられているタイプのもの(例えば本願の図5(d)に
示すもの)など、様々なタイプのものを含む)、携帯型
情報端末(PDA(PDA型携帯電話、すなわち、携帯
電話機能内蔵型のPDA、などを含む))、携帯型パソ
コン(無線通信機能を有するノートパソコン)、などを
含むものである。また、本発明において、「携帯型無線
端末」は、ユーザーが音声情報を出力させるとき、スピ
ーカから出力させるだけでなく、イヤホン・コードを介
して自分の耳に装着したイヤホンから出力させるタイプ
のものをも含む。なお、「イヤホン」は「スピーカ」の
一つの形態であり、一般に「スピーカ」という技術用語
は「イヤホン」をも含むものである。本明細書でも、
「スピーカ」という用語は「イヤホン」を含んでいる。
【0006】(本発明の内容)本発明の内容は、本明細
書の特許請求の範囲に記載したとおりのものである。よ
って、本明細書の特許請求の範囲の内容を、ここに援用
することとする(前記特許請求の範囲の記載をここに転
写することによる重複記載は省略する)。なお、本明細
書で開示する発明は、「端末から突出自在に構成された
アンテナ上端部に撮像部の光学系部が備えられており、
前記撮像部による撮像が行われるとき、自動的に前記ア
ンテナ部先端部が端末から離れる方向に突出するよう
に、アンテナ上端部を自動的に上方に移動させるための
自動移動部が備えられている、ことを特徴とする撮像部
付き携帯型無線端末」をも含む。すなわち、本願は、本
願の出願当初の特許請求の範囲の各請求項の発明に従属
しない独立の発明としての「端末から突出自在に構成さ
れたアンテナ上端部に撮像部の光学系部が備えられてお
り、前記撮像部による撮像が行われるとき、自動的に前
記アンテナ部先端部が端末から離れる方向に突出するよ
うに、アンテナ上端部を自動的に上方に移動させるため
の自動移動部が備えられている、ことを特徴とする撮像
部付き携帯型無線端末」をも含んでいる。
【0007】
【発明の実施の形態】実施形態1.図1(a)(b)は
本発明の実施形態1に係る撮像部付き携帯電話を示す斜
視図である。図1において、1は携帯電話(半導体チッ
プや電子回路を収容するための筐体)、1aは携帯電話
(筐体)1の上面(使用時にユーザー側に対向する側の
面)、2は例えば通話の相手方からの音声を出力するた
めのスピーカ、3はユーザーからの音声(通話のための
音声、又は、操作情報・制御情報などのデータ入力用の
音声(音声認識装置でテキストデータに変換しうる音声
データ)を含む)を入力するためのマイク、4は電話番
号などを入力するためのキー、5は通話の相手先を呼び
出すときに使用する通話ボタン、6は通話を切断すると
きに使用する切断ボタンである。
【0008】また、図1において、7は例えばNTTド
コモの「iモード」のようなネットワークを利用したデ
ータ通信サービス(インターネットのホームページ閲
覧、電子メール、チャット、インスタントメッセージ、
インターネット上の電子モールやパソコンバンキングの
利用などのサービス)を利用するときにその通信サービ
スのトップ・メニューを前記表示パネル10に表示する
ためのメニュー・ボタン、8は前記通信サービスのトッ
プ・メニューからユーザーが選択した個別のサービス・
メニューによるデータを前記表示パネル10の画面に表
示しているときに元のトップ・メニューの画面に戻るた
めのクリア・ボタンである。また、図1において、20
は、前記液晶表示パネルに表示された画面10の上で、
例えば矢印形状に表示されたポインタ又はカーソル(図
示せず)を移動させると共にその移動させたポインタの
位置にあるアイコン(絵文字)や文字を指示・選択・決
定するためのポインティングデバイス(アキュポイン
タ、トラッキングポインタ、などとも呼ばれる。なお、
このアキュポインタ以外に、トラックボール、スライス
パッドなどのポインティングデバイスを使用してもよ
い)である。
【0009】また、10は液晶表示パネルにより表示さ
れる表示画面、10aはこの表示画面10の中に形成さ
れたウインドウ(子窓)形の子画面(ピクチャー・イン
・ピクチャー方式の画面における子画面)、である。本
実施形態では、この子画面10aに、「テレビ電話機能
を使用するとき、撮像部11で撮像された自分(ユーザ
ー自身)の顔画像であって、通話の相手方に送信される
自分の顔画像」を表示させるようにしている。これによ
り、この携帯電話を使用するユーザーは、前記子画面1
0aに写る「自分の顔画像」を見ることにより、「相手
方に送信されている自分の顔画像の内容」を、常時、リ
アルタイムに確認しチェックしながら(相手方に送信さ
れる自分の顔画像が「おかしな画像」になっていないか
をチェックしながら)、会話(通話)をすることができ
るようになっている。以上のように、本実施形態1で
は、携帯電話(筐体)1のユーザーと対向する面1a
に、ユーザーから見て下方から順に、マイク3(図1の
例では、マイク3は携帯電話1のほぼ中央に配置されて
いるが、携帯電話1の下端部に配置してもよい)、表示
パネル10、スピーカ2、及び、アンテナ上端部9が備
えられている。
【0010】また、図1において、9は外部の無線基地
局との間で電波をやり取りするためのアンテナ上端部で
ある。このアンテナ上端部9の外観形状は、断面が円状
又は楕円状の円筒である。このアンテナ上端部9は、筐
体1に対して図示上下方向に移動可能(筐体1に対して
ユーザーの頭上方向に突出可能)に形成されている。本
実施形態では、図1(b)に示すように、前記アンテナ
上端部9は、「筐体1に対して収納及び突出が自在(出
没自在)に取り付けられている支持軸9a」により、携
帯電話1に対して上下方向に移動自在(ユーザーの頭上
方向に突出可能)に取り付けられている(なお、本明細
書では、用語の問題として、前記支持軸9aも、「アン
テナの一部」だと捉えている。すなわち、本実施形態で
は、「アンテナ上端部9」と「支持軸9a」との2つの
要素により「アンテナ」が構成されている。本実施形態
では、「アンテナの上端部」を「アンテナ上端部9」と
呼び、「アンテナの下側部分」を「支持軸9a」と呼ぶ
ようにしている)。
【0011】また、本実施形態では、図1に示すよう
に、前記アンテナ上端部9には、ユーザーの顔などを撮
像するための撮像部11が備えられている。なお、本実
施形態1では、前記アンテナ上端部9に、「レンズなど
から成る、撮像部の一部としての光学系部」を備えるよ
うにしてもよい。すなわち、前記アンテナ上端部9に備
えられる部分は、「撮像部11の全体」ではなく、「撮
像部の一部である、レンズなどの部品(光学系部)だ
け」にして、「撮像部の光学系以外の部品、すなわち、
その他のCPU(中央処理装置)などの部品(信号処理
部)」は携帯電話(筐体)1の中に備えるようにしても
よい。
【0012】本実施形態では、前記支持軸9aの中に
も、通話の相手方との間で音声などのデータ信号(電
波)をやり取りするためのアンテナ用部品(アンテナ・
コードなど)や配線部分が挿入されている。また、前記
支持軸9aには、前記撮像部11のレンズで撮像した画
像データ信号を筐体1側に送信するための伝送コードも
挿入されている(前記アンテナ上端部9の撮像部11で
撮像されたユーザーの顔画像のデータは、筐体1側に送
信されて、筐体1内の電子回路で信号処理されて相手方
に送信されたり、筐体1の表示パネルの子画面10aに
表示されたりする)。なお、本実施形態1では、前記撮
像部11で撮像された画像は、前記支持軸9a内の有線
のコードではなく、電波又は赤外線信号などの無線を使
用して、携帯電話1の側に送信するようにしてもよい。
【0013】本実施形態1では、ユーザーは、テレビ電
話機能を使用しないときは、図1(a)のようにアンテ
ナ上端部9の支持軸9aを伸ばさない状態(筐体1から
突出させない状態)で使用することができる(なお、電
波が届きにくいエリアで使用するときは、テレビ電話機
能を使用しない場合でも、アンテナ上端部9を伸ばして
使用する方が、電波受信感度が上昇するため望まし
い)。また、ユーザーは、テレビ電話機能を使用すると
きは、アンテナ上端部9の支持軸9aを伸ばして(例え
ば、ユーザーが指で図1(a)のアンテナ上端部9を摘
んで、それを図の上方に引っ張り上げることにより、支
持軸9aを伸ばして)、アンテナ上端部9が携帯電話1
から上方に(ユーザーの頭上方向に)突出した図1
(b)の状態にする。本実施形態では、前記アンテナ上
端部9が携帯電話(筐体)1に対して突出する(伸ばさ
れる)距離a(図1(b)のa参照)は、大体、約2.
5cmから約20cmまでの範囲内、より望ましくは、
約5cm(又は約7cm)から約15cmまでの範囲内
である。
【0014】この図1(b)の場合は、図2(b)に示
すように、マイク3がユーザーの口に対向する位置に来
るように携帯電話1を配置しても、撮像部11(又は、
「撮像部11の一部である光学系部分」)は、携帯電話
1から上方に突出して伸ばされているアンテナ上端部9
に備えられているので、撮像部11がユーザーの顔を撮
像するときの撮像方向は、「ユーザーの顔の鼻の穴を大
写しにする、ユーザーの鼻の下方からの撮像方向」では
なく、「ユーザーの顔の鼻の上方から撮像する、ユーザ
ーの鼻の上方からの(又は鼻の正面方向からの)撮像方
向(ユーザーの鼻の穴は撮像されない撮像方向)」(図
2(b)の矢印β参照)となる。以上のように、本実施
形態によれば、携帯電話のテレビ電話機能を使用する場
合に、従来のように「ユーザーの顔の鼻の穴を大写しに
する、鼻の下方からの撮像方向」からではなく、「ユー
ザーの顔の鼻の上方から撮像する、鼻の上方からの撮像
方向(ユーザーの鼻の穴は撮像されない撮像方向)」か
ら撮像した顔の映像を、相手方に送信することができる
ようになる。
【0015】実施形態2.図3(a)は本発明の実施形
態2を示す図、図3(b)はその比較例(従来例)であ
る。図3(a)において、31は携帯電話機能を内蔵し
たPDA(携帯情報端末)、32はキーボード部、33
は表示部(ディスプレイ)、33aは表示画面である。
前記表示部33は、接続部30により、キーボード部3
2と折り曲げ・折り畳み自在に接続されている。また、
図3(a)において、前記表示部33の上部の図示右側
端部には、アンテナ上端部34が、「表示部33の筐体
に対して突出及び収容自在(図の上下方向に移動自在)
に構成されている支持軸34a」により、PDA31の
表示部33(表示部33の筐体)に対して上下方向に移
動自在(端末31から上方(ユーザーの頭上方向)へ突
出可能)に取り付けられている。このアンテナ上端部3
4は、支持軸34aが前記端末31の表示部33の中に
「出し入れ自在」(収納及び突出が可能=図の上下方向
への移動可能)に挿入されているという構造になってお
り、前記端末31に対して「上方への突出が可能」とな
っている。また、本実施形態では、前記アンテナ上端部
34のユーザーに対向する側に、小型CCDカメラ(又
は、CCDカメラのレンズなどの光学系部分)などの撮
像部35が備えられている。
【0016】以上のように、本実施形態2では、前記撮
像部35(又は、少なくとも撮像部の一部である光学系
部35)が、端末31に対して上方に突出するように伸
ばされたアンテナ上端部34に備えられているので、こ
の撮像部35(撮像部の光学系部35)がユーザーを撮
像するときの撮像方向は、図3(a)の破線の矢印βの
ように、「ユーザーの鼻をその上方から写すような撮像
方向」となる。したがって、本実施形態2では、前記撮
像部35で撮像したユーザーの顔の画像が、「ユーザー
の鼻の穴が大写しになる画像」(図3(b)の場合)と
なることを防止することができる。
【0017】他方、図3(b)は、本実施形態2の比較
例(従来例)である。図3(b)において、図3(a)
と共通する部分には同一の符号を付している。図3
(b)においては、撮像部35aは、「支持軸34cに
より端末31に対して伸縮自在に支持されているアンテ
ナ上端部34b」ではなく、表示部33の筐体の上方
(表示画面33aの上側の近傍)のほぼ中央の位置に備
えられている。この図3(b)の装置を使用する場合
は、一般にPDAやノートパソコンを使用するユーザー
は表示画面33aをその上方から覗き込みながら使用す
ることから、使用時のユーザーの鼻の位置は、「表示画
面33aよりもかなり上方の位置」となるのが一般的で
ある。そのため、前記表示画面33aの上側に配置され
た撮像部35aでユーザーの顔を撮像する場合には、そ
の撮像方向は、図3(b)の破線の矢印αのように、
「ユーザーの鼻をその下方から大きく写し出すような撮
像方向」となってしまう。したがって、この比較例で
は、前記撮像部35aで撮像したユーザーの顔の画像
は、「ユーザーの鼻の穴が大きく目立つように写し出さ
れる画像」となってしまう。
【0018】実施形態3.次に、図4は本発明の実施形
態3を示す図である。図4において、図3(a)と共通
する部分には同一の符号を付している。本実施形態3で
は、前記撮像部35(又は、撮像部の一部としての光学
系部35)が備えられたアンテナ上端部34を端末31
に対して伸縮自在(突出自在)に支持する支持軸34a
が、端末31の表示部33の上部の図示左右方向(ユー
ザーから見て横方向)のほぼ中央の位置に配置されてい
る。すなわち、本実施形態3では、表示部33の図示左
側端部33bと前記支持軸34aとの間の距離mと、表
示部33の図示右側端部33cと前記支持軸34aとの
間の距離nとが、ほぼ等しくなるように、前記支持軸3
4a及びアンテナ上端部34が配置されている。
【0019】このように、本実施形態3では、前記撮像
部35が備えられたアンテナ上端部34が、「PDA3
1(表示部33)の、図示左右方向におけるほぼ中央の
位置」に配置されているので、撮像部35が、PDA3
1を使用している「ユーザーの顔の左右方向の中央」と
ほぼ対向する位置に配置されるようになる。したがっ
て、本実施形態3では、前記撮像部35により、ユーザ
ーが特に「わざわざ自分の顔を撮像部35の方向に向け
るなどの作為」をしなくても自然に、ユーザーの顔がそ
の正面方向から撮像されるようになる。(これに対し
て、例えば図3(a)のように、前記撮像部35が備え
られたアンテナ部34が、「PDA31(表示部33)
の、左右方向の図示右側端の位置」に配置されている場
合は、撮像部35が、PDA31を使用している「ユー
ザーの顔の右方向」に位置するようになるので、ユーザ
ーがわざわざ自分の顔を撮像部35の方向に向けるなど
の作為をしなければ、前記撮像部35によりユーザーの
顔をその正面方向から撮像することは、できない)。
【0020】実施形態4.次に、本発明の実施形態4を
説明する。この実施形態4では、図4に示す支持軸34
aが、表示部33の筐体内に備えられた「自動伸ばし
部」(図示せず)により、自動的に伸ばされる(表示部
33の筐体から上方に突出させられる)ようになってい
る。すなわち、本実施形態4では、表示部33の筐体か
ら(無線携帯端末31から)上方に突出自在に構成され
たアンテナ上端部34に備えられた撮像部の光学系部3
5による撮像が行われるとき(ユーザーが撮像部35に
よる撮像又はその準備を行うように操作したとき)、前
記アンテナ上端部34が表示部33の筐体から離れる方
向(図の上方向)に突出するように、アンテナ上端部3
4を自動的に上方に移動させるための「自動移動部」が
備えられている。これにより、ユーザーは、テレビ電話
機能を使用するときに、いちいち、自分の手で図4のア
ンテナ上端部34(及び支持軸34a)を引っ張り上げ
ねばならないという手間を省くことができる。この「自
動移動部」(図示せず)は、例えば、マイクロコンピュ
ータとモーターとで構成し、ユーザーが撮像部35によ
る自分の顔の撮像を希望する操作を行ったとき、そのこ
とを示す信号に基づいて、マイクロコンピュータが、前
記支持軸34aを上方向に所定距離だけ移動させるため
のモーターを駆動させることなどにより、実現できる。
また、この実施形態4の「自動移動部」は、実施形態1
などにも適用できる。すなわち、この「自動移動部」
は、図1に示す携帯電話の筐体1から突出自在に備えら
れた支持軸9aを、撮像部11による撮像が行われると
きに、自動的に筐体1から上方に突出させるために、図
1の筐体1に内蔵させるようにしてもよい。
【0021】なお、以上の各実施形態1〜4において
は、いずれも、「撮像部(又は、撮像部の一部であるレ
ンズなどから成る光学系部)」をユーザーから見て上下
方向に移動させて携帯型無線端末の上端から上方向に所
定距離だけ突出させるための「支持部」として、「アン
テナを構成する、支持軸9a,34aとアンテナ上端部
9,34」を示しているが、本発明においては、これに
限られるものではなく、「アンテナとは別体の(アンテ
ナとは関係の無い)、支持部」を使用してもよい(この
場合の「支持部」の形態は、図1の支持軸9や図3の支
持軸34aなどと同じものでもよい)。また、本発明で
は、前記「支持部」に備えられた撮像部の光学系部によ
る撮像が行われるとき、前記「支持部」が筐体から離れ
る方向(ユーザーの頭上方向)に突出するように、「支
持部」を自動的に伸ばすための「自動移動部」を備える
ことも可能である。
【0022】なお、前記の本実施形態1では、前記アン
テナ上端部9(撮像部11又は「撮像部の一部としての
光学系部分」を含む)を筐体1から常に突出するように
構成しているが、本発明では、撮像部11を使用しない
ときは、前記アンテナ上端部9(撮像部11又は「撮像
部の一部としての光学系部分」を含む)そのものを、筐
体1の中に収容する(筐体1の中に、撮像部又は光学系
部を含むアンテナ上端部9そのものを、埋没・収容させ
る)ようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】(1)以上のように、本発明によれば、
携帯型無線端末の上端部又はその近傍に、携帯型無線端
末から突出して伸ばすことができる「支持部、又は、ア
ンテナ部を含む支持部」に「撮像部(又は、撮像部の一
部としての光学系部分)」が備えられているので、ユー
ザーは、携帯型無線端末のテレビ電話機能を使用する場
合などに、従来のように「ユーザーの顔の鼻の穴を大き
く目立つように写し出すような撮像方向」からではな
く、「ユーザーの顔の鼻をその上方から写すような撮像
方向(ユーザーの鼻の穴はほとんど撮像されないような
撮像方向)」から撮像部で撮像した顔の映像を、相手方
に送信することができるようになる。すなわち、本発明
では、「支持部、又は、アンテナ部を含む支持部」を携
帯型無線端末から上方に突出させた状態では、「支持
部、又は、アンテナ部を含む支持部」に備えられた撮像
部(又は、撮像部の一部としての光学系部)と携帯型無
線端末の中央部又は下方部に備えられたマイクとの距離
が、従来と比べて十分に長いものとなる」(図1(b)
のマイク3とアンテナ上端部11との間の距離を参照)
ので、ユーザーが前記マイクに向かって話しながら(マ
イクに自分の口を対向させながら)そのテレビ電話機能
を使用する場合でも、前記撮像部の撮像方向を、「ユー
ザーの顔の鼻の穴が大きく目立つように写し出される方
向(多くの場合、ユーザーの鼻の穴がその下方から大写
しになってしまう方向)」ではなく、「ユーザーの顔の
鼻をその上方から写す方向」とすることができるように
なる。また、本発明では、「『支持部、又は、アンテナ
部を含む支持部』を携帯型無線端末から上方に突出させ
た状態では、『支持部、又は、アンテナ部を含む支持
部』に備えられた撮像部(又は、撮像部の一部としての
光学系部)と携帯型無線端末の中央部又は上方部に備え
られた表示画面との距離が、従来と比べて十分に長いも
のとなる」(図1(b)の表示画面10とアンテナ上端
部11との間の距離を参照)ので、ユーザーが前記表示
画面を自分の眼で見下ろしながら(表示画面の上方に自
分の眼を対向させながら)そのテレビ電話機能を使用す
る場合でも、前記撮像部の撮像方向を、「ユーザーの顔
の鼻の穴が大きく目立つように写し出される方向(多く
の場合、ユーザーの鼻の穴がその下方から大写しになっ
てしまう方向)」ではなく、「ユーザーの顔の鼻をその
上方から写す方向」とすることができるようになる。 (2)また、本発明によれば、携帯型無線端末を使用し
てテレビ電話機能を使用する場合だけでなく、例えば、
ユーザーが、自分の顔を含む画像を携帯型無線端末に備
えられた撮像部を使用して撮像して、知人に電子メール
で送ったり、年賀状の裏面に印刷しようとする場合など
でも、ユーザーは、「自分の鼻の穴がその下方向から大
きく写し出された画像」が撮影されてしまい、それが相
手方に電子メールで送信されてしまったり年賀状の裏面
に印刷されてしまったりすることを、防止できるように
なる。 (3)また、本発明によれば、携帯型無線端末の上端部
又はその近傍に、携帯型無線端末から突出して伸ばすこ
とができる「支持部、又は、アンテナ部」に撮像部(又
は、その一部としての光学系部)が備えられているの
で、例えば「住宅の床下」や「自動車の機構部分、その
他の機械の内部」など、人間が容易に入り込めない場所
でも、ユーザーは、携帯型無線端末から「支持部、又
は、アンテナ部(アンテナの支持軸)」を伸ばして、
「支持部、又は、アンテナ部(アンテナの支持軸の先の
アンテナ上端部)」に備えられた撮像部を、その「容易
に入り込めない場所」に挿入して、その場所の中を撮像
することにより、その場所の内部の様子を探ることが容
易にできるようになる。 (4)また、本発明では、「支持部、又は、アンテナ
部」に備えられた撮像部の光学系部による撮像が行われ
るとき、前記「支持部、又は、アンテナ部」が筐体から
離れる方向に突出するように、「支持部、又は、アンテ
ナ部」を自動的に上方に(ユーザーの頭上方向に)伸ば
すための「自動移動部」が備えられているので、ユーザ
ーは、テレビ電話機能を使用するときに、いちいち、自
分の手で「支持部、又は、アンテナ部」を上方に引っ張
り上げねばならないという手間を省くことができる。 (5)また、本発明において、前記撮像部(又は、その
一部としての光学系部)が備えられた「アンテナ部(ア
ンテナ部を含む支持部)」が、「携帯型無線端末の左右
方向のほぼ中央」に配置されているときは、前記撮像部
が、端末を使用している「ユーザーの顔の左右方向の中
央」とほぼ対向する位置に配置されるようになるので、
前記撮像部により、ユーザーが特にわざわざ自分の顔を
撮像部の方向に向けるなどの作為をしなくても自然に、
ユーザーの顔がその正面方向から撮像されるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1を示す斜視図。
【図2】 本実施形態1の作用を説明するための図。
【図3】 本実施形態2を説明するための図。
【図4】 本実施形態3を説明するための図。
【図5】 従来のテレビ電話機能付き携帯電話を示す
図。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願2001−129264(P2001−129264) (32)優先日 平成13年4月26日(2001.4.26) (33)優先権主張国 日本(JP)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ又はビデオカメラなどの撮像部を
    備えた携帯型無線端末であって、 前記携帯型無線端末の本体から少なくとも約2.5cm
    以上の距離だけ上方に突出可能に備えられ且つ前記本体
    に対して少なくとも約2.5cm以上の距離だけ上下方
    向に移動可能に備えられている支持部と、 前記支持部の上端部又はその近傍に備えられた「撮像用
    レンズなどから成る撮像用の光学系部」と、を備えたこ
    とを特徴とする撮像部付き携帯型無線端末。
  2. 【請求項2】 カメラ又はビデオカメラなどの撮像部を
    備えた携帯型無線端末であって、 前記携帯型無線端末の本体の上方部に備えられた「音声
    その他のデータを外部との間で送受信するためのアンテ
    ナ部」を含む支持部であって、その上端部が前記本体か
    ら少なくとも約2.5cm以上の距離だけ上方に突出可
    能に備えられ且つ前記本体に対して少なくとも約2.5
    cm以上の距離だけ上下方向に移動可能に備えられてい
    る支持部と、 前記支持部の上端部又はその近傍に備えられた「撮像用
    レンズなどから成る撮像用の光学系部」と、を備えたこ
    とを特徴とする撮像部付き携帯型無線端末。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記携帯型無
    線端末の本体には、その中央部又は下方部にマイクが備
    えられている、ことを特徴とする撮像部付き携帯型無線
    端末。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2において、前記携帯型無
    線端末の本体には、その中央部又は上方部に表示部が備
    えられている、ことを特徴とする撮像部付き携帯型無線
    端末。
  5. 【請求項5】 請求項1から4までのいずれかにおい
    て、 前記支持部は、略棒状に形成されている、ことを特徴と
    する撮像部付き携帯型無線端末。
  6. 【請求項6】 請求項1から5までのいずれかにおい
    て、 前記撮像部による撮像が行われるとき、自動的に前記支
    持部の上端部が本体から離れる方向に突出するように、
    前記支持部の上端部を自動的に上方に移動させるための
    自動移動部、が備えられていることを特徴とする撮像部
    付き携帯型無線端末。
  7. 【請求項7】 請求項2から6までのいずれかにおい
    て、 前記アンテナ部を含む支持部は、「携帯型無線端末本体
    の上方の、左右方向のほぼ中央の位置」に備えられてい
    る、ことを特徴とする撮像部付き携帯型無線端末。
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