JPH05207448A - テレビ電話装置 - Google Patents

テレビ電話装置

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Publication number
JPH05207448A
JPH05207448A JP4014389A JP1438992A JPH05207448A JP H05207448 A JPH05207448 A JP H05207448A JP 4014389 A JP4014389 A JP 4014389A JP 1438992 A JP1438992 A JP 1438992A JP H05207448 A JPH05207448 A JP H05207448A
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JP
Japan
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camera
unit
handset
display
light emitting
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JP4014389A
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English (en)
Inventor
Itsuro Uchida
逸郎 内田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】テレビ電話装置において、通話者が自分の好き
な方向に表示部を向けて通話をしたり、表示部と常に一
定の向きで通話者を自動追尾したり、カメラを自分の好
きな方向に向けて通話をしたり、カメラを任意の物に対
して自動追尾させるようにする。 【構成】位置検出用の発光部13および第2発光部26につ
いて、発光部13を受話器6に、第2発光部26は任意の物
に取り付ける。受話器6に取り付けた発光部13から出た
光を表示部2に備えられた光検出部12で検出することに
より、表示部2は受話器6を自動追尾する。任意の物に
取り付けた第2発光部26から出た光を第検出部16で検出
することにより、カメラ1がその任意の物を自動追尾す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビ電話装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のテレビ電話装置は、通話者を写す
カメラのレンズに、広角レンズを主に使用し、カメラを
電話機本体に固定していた。一方で電話機の形態は、コ
ードレス電話機など自由な場所で相手と通話するものが
主流と成りつつある。今後テレビ電話装置も、自由な場
所で相手と通話出来るものの開発が待たれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の技術では、カメラのレンズに広角レンズを使用した
場合は、カメラの前の広い範囲を写し出すことは可能で
はあったが、カメラの前から離れると小さく写ってしま
うという欠点があった。標準のレンズを使用した場合で
も、カメラの前の狭い範囲でしか大きく写せなく、テレ
ビ電話機の正面近くでしか通話出来なかった。すなわ
ち、従来の技術では、撮影範囲を広く取ったり撮影物を
自由に選べないという欠点があった。またテレビに写る
影像を見る場合も、テレビ電話機本体の真正面に立たな
ければ真っ直ぐに見れないという欠点もあった。つま
り、従来のテレビ電話機では、通話者は、電話機本体の
直ぐ近くでかつ真正面に居なければならないという課題
を有していた。
【0004】本発明の第1の目的は、上記の課題を解決
して、通話者の持つ受話器に備えられた遠隔操作装置に
より、任意の方向にテレビ電話機を向けることを実現す
るテレビ電話装置を提供することにある。
【0005】本発明の第2の目的は、上記の課題を解決
して、テレビ電話機に備えつけられたカメラに写したい
ものが正確に写っていることを通話者が簡単に確認出来
ることを実現するテレビ電話装置を提供することにあ
る。
【0006】本発明の第3の目的は、上記の課題を解決
して、表示部とは別にカメラだけを任意の方向に向ける
ことを実現するテレビ電話装置を提供することにある。
本発明の第4の目的は、上記の課題を解決して、カメラ
と表示部とをそれぞれ独立して任意の方向に向きを変え
ることを実現するテレビ電話装置を提供することにあ
る。
【0007】本発明の第5の目的は、上記の課題を解決
して、受話器の位置を自動的に検出して、電話機のカメ
ラと表示部との向きを受話器に応じて常に一定方向に保
つように自動追尾させることを実現するテレビ電話装置
を提供することにある。
【0008】本発明の第6の目的は、上記の課題を解決
して、位置検出用の発光部を任意の物に取り付けること
により、発光部から出た光を検出してカメラだけを自動
追尾させることを実現するテレビ電話装置を提供するこ
とにある。
【0009】本発明の第7の目的は、上記の課題を解決
して、位置検出用の発光部を任意の物に取り付けること
により、発光部から出た光を検出してカメラを自動追尾
させ、かつ同時に表示部をも任意の方向に向けることを
実現するテレビ電話装置を提供することにある。
【0010】本発明の第8の目的は、上記の課題を解決
して、位置検出用の2つ発光部の1つは受話器に取り付
け、残り1つは任意の物に取り付けることにより、受話
器に取り付けた発光部から出た光を検出して表示部が受
話器を自動追尾し、残り1つの発光部から出た光を検出
して発光部の取り付けられた任意の物をカメラが自動追
尾することを実現するテレビ電話装置を提供することに
ある。
【0011】本発明の第9の目的は、上記の課題を解決
して、通話者の持つコードレス受話器から発信される電
波をテレビ電話機本体の位置検出部で検出し、コードレ
ス受話器の位置を検出してその方向にテレビ電話機本体
の向きを自動追尾させることを実現するテレビ電話装置
内を提供することにある。
【0012】本発明の第10の目的は、上記の課題を解決
して、通話者の持つコードレス受話器から発信される電
波をテレビ電話機本体の位置検出部で検出し、コードレ
ス受話器の位置を検出してその方向に表示部の向きを自
動追尾させ、かつ位置検出用の発光部を任意の物に取り
付けることにより発光部から出た光を検出することで、
発光部の取り付けられた任意の物をカメラにて自動追尾
させることを同時に実現するテレビ電話装置を提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の第1のテレビ電話装置は、前景を撮影するた
めのカメラと、対話者を映すための表示部と、前記カメ
ラおよび表示部を同時に駆動する駆動部とを電話機側に
備え、かつ前記駆動部を遠隔操作により動かすための遠
隔操作装置を受話器に備えたことを特徴とする。
【0014】前記目的を達成するために本発明の第2の
テレビ電話装置は、前景を撮影するためのカメラと、対
話者を映すための表示部と、カメラが正確に映したい方
向を向いていることを確認するための鏡と、前記カメラ
と表示部と鏡とを同時に駆動する駆動部とを電話機側に
備えるとともに、前記駆動部を遠隔操作により動かすた
めの遠隔操作装置を受話器に備えたことを特徴とする。
【0015】前記目的を達成するために本発明の第3の
テレビ電話装置は、前景を撮影するためのカメラと、対
話者を映すための表示部と、カメラだけを駆動をするカ
メラ駆動部とを電話機側に備えるとともに、前記カメラ
を独立して遠隔操作できるカメラ遠隔操作装置を受話器
に備えたことを特徴とする。
【0016】前記目的を達成するために本発明の第4の
テレビ電話装置は、前景を撮影するためのカメラと、駆
動部の代わりにカメラだけを駆動するカメラ駆動部と、
対話者を映すための表示部と、表示部だけを駆動する表
示駆動部とを電話機側に備えるとともに、前記遠隔操作
装置の代わりに前記カメラと前記表示部とを独立して遠
隔操作できる独立遠隔操作装置を受話器に備えたことを
特徴とする。
【0017】前記目的を達成するために本発明の第5の
テレビ電話装置は、前記遠隔操作装置の代わりに、受話
器の位置を検出するための受話器発光部を前記受話器に
備えるとともに、前景を撮影するためのカメラと、対話
者を映すための表示部と、前記カメラと前記表示部を同
時に駆動する駆動部と、受話器の位置を検出するための
光検出部とを電話機側に備えたことを特徴とする。
【0018】前記目的を達成するために本発明の第6の
テレビ電話装置は、前景を撮影するためのカメラと、対
話者を映すための表示部と、駆動部の代わりにカメラだ
けを駆動をするカメラ駆動部と、カメラの映す方向を検
出するための光検出部とを電話機側に備えるとともに、
前記受話器発光部の代わりに、カメラの映す方向を検出
させるための取外し可能の発光部を任意の物に取り付け
たことを特徴とする。
【0019】前記目的を達成するために本発明の第7の
テレビ電話装置は、前景を撮影するためのカメラと、カ
メラだけを駆動をするカメラ駆動部と、カメラの映す方
向を検出するための光検出部と、対話者を映すための表
示部と、表示部だけを駆動する表示駆動部とを電話機側
に備えるとともに、表示装置を遠隔操作できる表示部遠
隔操作装置を受話器に備え、かつカメラの映す方向を検
出させるための取外し可能の発光部を任意の物に取り付
けたことを特徴とする。
【0020】前記目的を達成するために本発明の第8の
テレビ電話装置は、前景を撮影するためのカメラと、カ
メラだけを駆動をするカメラ駆動部と、カメラの映す方
向を検出するための光検出部と、対話者を映すための表
示部と、表示部だけを駆動する表示駆動部と、表示部の
向ける方向を検出させるための第2光検出部とを電話機
側に備えるとともに、受話器の位置を検出させるための
第2発光部を受話器に備え、かつカメラの映す方向を検
出させるための取外し可能の発光部を任意の物に取り付
けたことを特徴とする。
【0021】前記目的を達成するために本発明の第9の
テレビ電話装置は、前景を撮影するためのカメラと、対
話者を映すための表示部と、前記カメラと表示部とを同
時に駆動する駆動部と、電波を受信する電話機アンテナ
とを電話機側に備えるとともに、音声信号を電波に変換
して通話する受話器アンテナをコードレス受話器に備
え、かつ前記電話機側に、前記受話器アンテナおよび前
記コードレス受話器の位置を検出する位置検出部を備え
たことを特徴とする。
【0022】前記目的を達成するために本発明の第10の
テレビ電話装置は、前景を撮影するためのカメラと、カ
メラだけを駆動するカメラ駆動部と、カメラの映す方向
を検出するための光検出部と、対話者を映すための表示
部と、表示部だけを駆動する表示駆動部と、表示部の向
ける方向を検出させるための位置検出部とを電話機側に
備え、音声信号を電波に変換して通話する受話器アンテ
ナをコードレス受話器に備え、かつカメラの映す方向を
検出させるための取外し可能の発光部を任意の物に取り
付けたことを特徴とする。
【0023】
【作用】本発明の第1のテレビ電話装置は、上述の構成
によって、受話器を持つ通話者が、受話器に備えられた
遠隔操作装置を使ってカメラと表示部との向きを変更で
きる駆動部を動作させることで、カメラと表示部とを任
意の方向に向けることができ、通話者がテレビ電話機を
自由な方向に向けて通話することを実現できる。
【0024】本発明の第2のテレビ電話装置は、上述の
構成によって、受話器を持つ通話者が、電話機側に備え
られた鏡を見ながら、受話器に備えられた遠隔操作装置
を使ってカメラと表示部と鏡の映る物体とを見ながら、
カメラと表示部とを任意の方向に向けることで、カメラ
に物体が正確に映っているかどうかを確認しながらテレ
ビ電話機を自由な方向に向けて通話することを実現でき
る。
【0025】本発明の第3のテレビ電話装置は、上述の
構成によって、受話器を持つ通話者が、受話器に備えら
れたカメラ遠隔操作装置を使って、カメラの向きだけを
変更できるカメラ駆動部を動作させることで、カメラを
任意の方向に向けることができ、通話者がテレビ電話機
の回りにある任意の物を撮影し相手に見せながら通話す
ることを実現できる。
【0026】本発明の第4のテレビ電話装置は、上述の
構成によって、受話器を持つ通話者が、受話器に備えら
れたカメラ遠隔操作装置を使って、カメラの向きを変更
できるカメラ駆動部と表示部の向きを変更できる表示駆
動部とを互いに自由に動作させることで、通話者がテレ
ビ電話機の回りにある任意の物を撮影し相手に見せなが
ら、表示部の向きを自由な方向に向けて通話することを
実現できる。
【0027】本発明の第5のテレビ電話装置は、上述の
構成によって、受話器に備えられた受話器発光部の出す
光を電話機側に備えられた光検出部により検出すること
で受話器の位置を検出させ、カメラと表示部との向きを
変更できる駆動部によって受話器を自動追尾させること
で、通話者が常にテレビ電話機のカメラと表示部の向き
を自己の方向に保ちながら通話することを実現できる。
【0028】本発明の第6のテレビ電話装置は、上述の
構成によって、任意の物に備えられた取外し自由な発光
部の出す光をカメラに備えられた光検出部によって検出
し、この発光部の位置を検出をするとともに、カメラの
向きを変更できる駆動部によって発光部を自動追尾させ
ることで、カメラによって発光部を備えた任意の物を自
動追尾撮影しながら通話することを実現できる。
【0029】本発明の第7のテレビ電話装置は、上述の
構成によって、任意の物に備えられた取外し自由な発光
部の出す光をカメラに備えられた光検出部によって検出
し、この発光部の位置を検出するとともに、カメラの向
きだけを変更できるカメラ駆動部によって発光部を自動
追尾させ、かつこれと同時に、受話器を持つ通話者が、
受話器に備えられた表示部遠隔操作装置を使って表示部
の向きだけを変更できる表示駆動部を動作させること
で、発光部を備えた任意の物をカメラが自動追尾撮影し
ながら、通話者がテレビ電話機の表示部を自由な方向に
向けながら通話することを実現できる。
【0030】本発明の第8のテレビ電話装置は、上述の
構成によって、任意の物に備えられた取外し自由な発光
部の出す光をカメラに備えられた光検出部によって検出
し、この発光部の位置を検出するとともに、カメラの向
きだけを変更できるカメラ駆動部によって発光部を自動
追尾させ、かつこれと同時に、電話機側に備えられた第
2光検出部によって、第2発光部を備えた受話器の位置
検出をさせ、表示部の向きだけを変更できる表示駆動部
によって第2発光部を自動追尾させることで、カメラは
発光部を備えた任意の物を自動追尾撮影しながら、通話
者は常にテレビ電話機の表示部を自己の方向に保ちなが
ら通話することを実現できる。
【0031】本発明の第9のテレビ電話装置は、上述の
構成によって、コードレス受話器の発する電波を電話機
側に備えられた位置検出部で検出することによりコード
レス受話器の位置を検出をさせ、カメラと表示部との向
きを変更できる駆動部にてコードレス受話器を自動追尾
させることで、通話者が常にテレビ電話機の表示部を自
己の方向に保ちながら通話することを実現できる。
【0032】本発明の第10のテレビ電話装置は、上述の
構成によって、コードレス受話器の発する電波を電話機
側に備えられた位置検出部で検出することによりコード
レス受話器の位置を検出をさせ、表示部の向きを変更で
きる駆動部にてコードレス受話器の自動追尾させると同
時に、コードレス電話機に備えられた光検出部に、任意
の物に取外し自在に取り付けられた発光部の位置を検出
させ、カメラの向きだけを変更できるカメラ駆動部にて
自動追尾させることで、カメラが発光部を備えた任意の
物を自動追尾撮影しながら、通話者が常にテレビ電話機
の表示部を自己の方向に保ちながら通話することを実現
できる。
【0033】
【実施例】(実施例1)以下本発明の第1の実施例につ
いて、図1を用いて説明を行う。
【0034】図1において、1はカメラで、前景などの
景色の撮影を行う部分であって、通話中の相手にその映
像が電送される。2は表示部でテレビなどを使用し、通
話中の相手の顔などが映される。駆動部3にはモーター
などが内蔵されており、たとえばカメラ1や表示部2が
一体化されている場合は、この駆動部3と一緒に上下左
右などの動きができるようになっている。受話器6には
遠隔操作装置5が設けられており、この遠隔操作装置5
は、たとえば電話機4を右に動かす場合、内蔵されてい
る右方向移動ボタンを押すことにより、制御信号が駆動
部3に送られて、この電話機4を右に動かすことができ
るようになっている。これは右方向に限らず上下方向お
よび左方向についても同様とする。また制御信号の電送
方法は、たとえば電線などを主に利用するが、赤外線な
どを利用して空間電送しても構わない。受話器6は通話
者が話しをする部分である。電話機4には、上述のカメ
ラ1、表示部2、駆動部3や受話器6などを置く台など
が備えられている。これらカメラ1と表示部2と駆動部
3とは、互いに一体化されて電話機4を形成している。
【0035】以上のように構成されたテレビ電話装置に
ついて、次にその動作を説明する。受話器6を持つ通話
者が、たとえば電話機4に向かって右方向に移動したと
する。すると受話器6を持つ通話者は電話機4に備えら
れているカメラ1の正面から外れることになり、相手の
通話者の表示部に自分の姿が部分的にしか電送されない
ことになる。一方、通話者本人も、相手側から電送され
てきた表示部2に映る映像を斜めにしか見れないことに
なる。そこで通話者は、遠隔操作装置5の右方向移動ボ
タンを押す。すると、駆動部3が働いて電話機4はその
向きを変えて再び通話者の正面を向き、それまで通り電
話機4の真正面で相手と通話が出来ることになる。
【0036】以上のように本実施例によれば、通話中に
通話者が場所を移動する場合でも、受話器6に備えられ
た遠隔操作装置5で電話機4の向きを自由に操作するこ
とで、常に電話機4の正面で通話することができる。 (実施例2)以下本発明の第2の実施例について、図2
を用いて説明を行う。
【0037】図2において、カメラ1、表示部2、駆動
部3、電話機4、遠隔操作装置5、および受話器6は、
図1と同様な動作を行う。7は鏡であり、電話機4と一
体化して設置してあり、表示部2やカメラ1の真正面を
映し出すように取り付けられている。
【0038】以上のように構成されたテレビ電話装置に
ついて、次にその動作を説明する。受話器6を持つ通話
者が、たとえば電話機4に向かって右方向に移動したと
する。この場合も、通話者は電話機4の向きを右へ変え
るために、遠隔操作装置5の右方向移動ボタンを押して
駆動部3を働かせる。このとき通話者は、鏡7に映る映
像を見て、自分の姿が映るときまで電話機4の向きを変
えるように、右方向移動ボタンを押す。鏡7に自分の姿
が映ったなら、電話機4の表示部2やカメラ1が通話者
の真正面を向いていることになる。
【0039】以上のように本実施例によれば、通話中に
通話者が場所を移動する場合でも、鏡7に映る映像を確
認しながら電話機4の方向調整を行うことで、簡単にか
つ正確に電話機4の真正面で相手と通話が出来ることに
なる。 (実施例3)以下本発明の第3の実施例について、図3
を用いて説明を行う。
【0040】図3において、カメラ1、表示部2、電話
機4、および受話器6は、図1と同様の動作を行う。8
はカメラ駆動部で、駆動部3と同様なものであるが、カ
メラ1の映す方向だけを変えるように構成されている。
受話器6にはカメラ遠隔操作装置9が設けられており、
これは遠隔操作装置5と同様のものであるが、カメラ1
の映す方向だけを制御する。
【0041】以上のように構成されたテレビ電話装置に
ついて、次にその動作を説明する。受話器6を持った通
話者が、相手に対して自分の姿ではなく、自分以外の周
辺の風景、たとえば自分の左後方の背景を見せようとし
たとする。その場合には、受話器6のカメラ遠隔操作装
置9の左方向移動ボタンを押し、カメラ駆動部8を制御
してカメラ1だけを自分の左後方の背景に向け、相手に
その映像を転送する。このときカメラ1だけが移動する
ので、通話者自身は表示部2と真正面に向かい合ったま
まであり、カメラ1の方向変化とは全く関係無しに相手
と通話できる。
【0042】以上のように本実施例によれば、カメラ1
だけを動かせることにより、通話者の回りの任意の物を
撮影し、かつ通話者自身はそのままの位置で通話が続け
られることを実現できる。 (実施例4)以下本発明の第4の実施例について図4を
用いて説明を行う。
【0043】図4において、カメラ1、カメラ駆動部
8、表示部2、電話機4、および受話器6は、図1から
図3で説明したものと同様の働きをする。11は表示駆動
部で、表示部2の方向だけを変えるよう駆動する部分
で、カメラ駆動部8と同様の働きを行う。受話器6には
独立遠隔操作装置が設けられており、これは、カメラ遠
隔操作装置9と同様カメラ1の方向を変えるほかに、表
示部2についても方向を変えるように操作を行う。すな
わち独立遠隔操作装置10は、カメラ1と表示部2を、互
いに独立して、たとえば上下左右に動かせるものであ
る。このようにカメラ1はカメラ駆動部8により単体で
駆動され、表示部2は表示駆動部11により単体で駆動さ
れるように構成されている。
【0044】以上のように構成されたテレビ電話装置に
ついて、次にその動作を説明する。受話器6を持つ通話
者が、電話機4に向かって右に移動したとする。すると
通話者は、電話機4に備えられている表示部2の正面か
ら外れることになり、相手側から電送されてきた表示部
2に映る映像を斜めにしか見れないことになる。そこで
通話者が独立遠隔操作装置10の右方向移動ボタンを押す
と、表示駆動部11が働いて表示部2が右方向へ移動し、
再び通話者の正面を向いて、通話者はそれまで通り表示
部2の真正面で相手と通話が出来ることになる。
【0045】一方受話器6を持った通話者が、相手に対
して自分の姿ではなく、自分以外の周辺の風景、たとえ
ば自分の左後方の背景を見せようとしたとする。この場
合は、受話器6の独立遠隔操作装置10の、たとえば左方
向移動ボタンを押し、カメラ駆動部8を制御してカメラ
1だけを自分の左後方の背景に向けて、相手にその映像
を転送する。このときカメラ1だけが移動するので、通
話者自身は表示部2と真正面に向かい合ったままであ
り、カメラ1の方向変化とは全く関係無しに相手と通話
できる。
【0046】以上のように本実施例によれば、カメラ1
または表示部2だけを独立して動かせることにより、通
話者の回りの任意の物をカメラ1で撮影し、かつ通話者
は表示部2を任意の方向に向けて自由な位置で相手と通
話することを実現できる。 (実施例5)以下本発明の第5の実施例について図5お
よび図9を用いて説明を行う。
【0047】図5において、カメラ1、表示部2、駆動
部3、電話機4、および受話器6は、図1から図4で説
明したものと同様の働きをする。表示部2には光検出部
12が設けられており、この光検出部は、あらかじめ決め
られた光の信号が送られてくる方向がどの方向であるか
を検出して方向判断する部分である。受話器6には受話
器発光部13が設けられており、この受話器発光部13は、
たとえば発光素子である赤外発光ダイオードなどで構成
されている。
【0048】次に光検出部12について、図9を用いて詳
しく説明する。ここで17は光絞りで、受話器発光部13か
らの光をごく小面積の部分にだけ透過させるものであ
る。18a〜18dは受光素子で、光絞り17の直後に配置さ
れる。ここには、受光面積の大きい4つの受光素子18a
〜18d が田の字型に組み合わされたものが使用される。
19は切り替え回路で、4つの受光素子のうちの1つある
いはそれ以上選択して、受光信号を次段に送る回路であ
る。20は受光強度検出部で、切り替え回路19の出力に接
続され、受光素子18が受けた光の強度を定量的に検出す
る。21は演算部で、受光強度検出手段20の出力結果を演
算処理する。
【0049】つまり、光絞り17の前方より数メートル離
れた位置に受話器発光部13を置くと、この受話器発光部
13からの光は、光絞り17を通って田の字型の受光素子18
a 〜18d の中央に当たることになる。ここで受光素子18
a 〜18d の位置を受話器発光部13に対して上下左右にた
とえば±30度程度の範囲で振ってやると、受話器発光部
13からの光の到来方向が相対的に変化する。よって、受
話器発光部13からの光の受光素子18a 〜18d に当たる位
置がこの受光素子18a 〜18d 上を移動し、4つの各々の
受光素子18a 〜18d について見ると相互の受光量の比が
変化することになる。受光素子18a 〜18d の各素子が受
光した光信号は、切り替え回路19によって受光素子18a
〜18d の各素子の必要なものが選択されることで、その
光の強度が、受光強度検出部20によって定量化される。
そしてデータとして演算部21に送られ、演算部21はこの
データをもとに上下左右に並んだ素子間の受光強度の比
を計算する。こうして、受光素子18a 〜18d の位置が受
話器発光部13に対して±30度程度の範囲でどの方向を向
いているかを知ることができるわけである。
【0050】つまり、どの方向に電話機4を向けると受
話器発光部13すなわち通話者と真正面に向き合えるのか
を、判断することが出来るわけである。ここで受光素子
18a〜18d は4分割としたが、4分割に限るものではな
く、光絞り17をレンズなどに代えることで、光検出部12
の前方の180 度未満の方向ならば任意に角度検出が出来
ることがわかっている。また光信号は同一の信号に限る
わけではなく、複数の信号の組み合わせによって送信位
置を検出させることも可能である。
【0051】次に具体的な動作を説明する。まず通話者
が受話器6をとる。受話器6に取り付けられた受話器発
光部13は、受話器6を持つ通話者4が電話機4の正面に
立つとき電話機4の方向へ発光するような角度にあらか
じめ取り付けられている。受話器6を持つ通話者が、電
話機4に向かって右に移動したとする。このとき、受話
器発光部13から送られてくる光を検出している光検出部
12は、上述の構成により受話器発光部13の位置検出を行
い、その位置データを駆動部3に送る。駆動部3はその
データにより受話器6を自動追尾するわけである。つま
り受話器6を持つ通話者が、電話機4に備えられている
表示部2やカメラ1の正面から外れても、光検出部12に
より受話器発光部13の位置検出を行い、駆動部3が働い
て表示部2とカメラ1は再び通話者の正面を向き、それ
まで通り電話機4の真正面で相手と通話が出来ることに
なる。
【0052】以上のように本実施例によれば、電話機4
側に光検出部12を取り付けるとともに受話器6に受話器
発光部13を取り付けることにより、通話者は常にテレビ
電話機のカメラ1と表示部2との向きを一定に保ちなが
ら相手と通話することを実現できるわけである。 (実施例6)以下本発明の第6の実施例について図6を
用いて説明を行う。
【0053】図6において、カメラ1、表示部2、電話
機4、カメラ駆動部8、光検出部12、および受話器6に
ついては、図1から図5におけるものと同様のものであ
る。14は発光部で、受話器発光部13と同様の発光部を持
つが、受話器6とは別に単体で動作するように電源など
を内蔵している。また光検出部12はカメラ1に備えられ
てカメラ駆動部8によりこのカメラ1と共に駆動され、
表示部2と一体化されて電話機4を形成している。
【0054】以上のように構成されたテレビ電話装置に
ついて、次にその動作を説明する。受話器6を持った通
話者が、相手に対して自分の姿ではなく、自分以外の周
辺の物もしくは人、たとえば通話者の横にいる人物を相
手に見せようとしたとする。この場合は、取外し自由の
発光部14をその人物に取り付ける。すると、その人物が
通話中に動いたときには、その動きを光検出部12が検出
してカメラ駆動部8を制御し、その人物のいる方向へカ
メラ1を自動追尾し、相手にその映像を転送する。この
ときカメラ1だけが移動するので、通話者自身は表示部
2と真正面に向かい合ったままであり、カメラの方向変
化とは全く関係無しに相手と通話できる。
【0055】以上のように本実施例によれば、任意の物
に取外し可能の発光部14を取り付けるなどして光検出部
12によりカメラ1だけを自動追尾させることで、通話者
の回りの任意の物を撮影して相手の通話者に電送しなが
ら、通話者自身はそのままの位置で通話が続けられると
いう状態を実現できる。 (実施例7)以下本発明の第7の実施例について、図7
を用いて説明を行う。
【0056】図7において、カメラ1、カメラ駆動部
8、表示部2、表示駆動部11、電話機4、受話器6、光
検出部12、および発光部14は、図1から図6で説明した
ものと同様の働きをする。15は表示部遠隔操作装置で、
表示駆動部11に動作制御信号を送って表示部2の方向だ
けを変えるもので、前述の独立遠隔操作装置10やカメラ
遠隔操作装置9と同様の働きを行う。光検出部12はカメ
ラ1に備わってカメラ駆動部8によりカメラ1だけを駆
動し、表示部2は表示駆動部11により単体で駆動され、
これらが一体化されて電話機4を形成しいてる。また、
表示部遠隔操作装置15は受話器6に組み込まれ、発光部
14は受話器6から独立して存在している。
【0057】以上のように構成されたテレビ電話装置に
ついて、次にその動作を説明する。受話器6を持った通
話者が、相手に対して自分の姿ではなく、自分以外の周
辺の物もしくは人、たとえば通話者の横にいる人物を相
手に見せようとしたとする。この場合は、図6の実施例
と同様に取外し自由の発光部14をその人物に取り付けれ
ば良い。一方、受話器6を持つ通話者が、電話機4に向
かって右に移動したとする。すると、この受話器6を持
つ通話者は電話機4に備えられている表示部2の正面か
ら外れることになり、相手側から電送されてきて表示部
2に映る映像を斜めにしか見れないことになる。そこで
通話者は、表示遠隔操作装置15を使って、たとえば表示
部2のための右方向移動ボタンを押す。すると、表示駆
動部11が働いて表示部2は再び通話者の正面を向き、そ
れまで通り表示部2の真正面で相手と通話が出来ること
になる。
【0058】以上のように本実施例によれば、カメラ1
や表示部2を独立して動かせることにより、通話者の回
りの任意の物をカメラ1で自動追尾撮影しながら相手に
電送し、かつ通話者は表示部2を任意の方向に向けて自
由な位置で相手と通話するという状態を実現できる。 (実施例8)以下本発明の第8の実施例について図8を
用いて説明を行う。
【0059】図8において、カメラ1、カメラ駆動部
8、表示部2、表示駆動部11、電話機4、受話器6、光
検出部12、および発光部13は、図1から図7で説明した
ものと同様の働きをする。16はカメラ1に取り付けられ
た第2光検出部で、表示部2に取り付けられた光検出部
12と同様の働きをするものであり、あらかじめ決められ
た光の信号について、その送られてくる方向がどの方向
かを検出してその方向を判断する。26は第2発光部で、
たとえば発光素子である赤外発光ダイオードなどにて構
成され、受話器6の発光部13と同様のものとされるとと
もに、受話器6とは別体として設けられている。このと
き、たとえば発光部13に36カメラ1Hz、第2発光部に
50カメラ1Hzの変調をかけておけば、光検出部12およ
び第2光検出部16としてそれぞれ36カメラ1Hz用で50
カメラ1Hz用のものを使用することにより、お互い妨
害することなく動作することが確認されている。第2光
検出部16はカメラ1に備わってカメラ駆動部8によりカ
メラ1だけを駆動し、また光検出部12は表示部2に備わ
って表示駆動部11により表示部2を駆動し、以上が一体
化されて電話機4を形成している。
【0060】以上のように構成されたテレビ電話装置に
ついて、次にその動作を説明する。受話器6を持った通
話者が、相手に対して自分の姿ではなく、自分以外の周
辺の物もしくは人、たとえば通話者の横にいる人物を相
手に見せようとしたとする。この場合は、取外し自由の
第2発光部26をその人物に取り付ける。すると、この第
2発光部26を取り付けた人物が通話中に動いたとして
も、その動きを第2光検出部16が検出してカメラ駆動部
8を制御し、その人物のいる方向へカメラ1を自動追尾
し、相手にその映像を転送する。このときカメラ1だけ
が移動するので、通話者自身は表示部2と真正面に向か
い合ったままであり、カメラの方向移動とは全く関係無
しに相手と通話できる。
【0061】一方、受話器6に取り付けられた受話器発
光部13は、この受話器6を持つ通話者が電話機4の正面
に立つときに電話機4の方向に発光するような角度にあ
らかじめ取り付けられている。受話器6を持つ通話者
が、電話機4に向かって右に移動をしたとする。このと
き、受話器発光部13から送られてくる光を検出している
光検出部12は、この受話器発光部13の位置検出を行い、
その位置データを表示駆動部11に送る。表示駆動部11は
そのデータにより受話器6を自動追尾する。つまり受話
器6を持つ通話者が、表示部2の正面から外れても、光
検出部12によって受話器発光部13の位置検出を行い、表
示駆動部11が働いて表示部2は再び通話者の正面を向
き、それまで通り表示部2の真正面で相手と通話が出来
ることになる。
【0062】以上のように本実施例によれば、カメラ1
と表示部2とを独立して自動追尾させることにより、通
話者の回りの任意の物をカメラ1で自動追尾撮影しなが
ら相手に電送し、しかも通話者は表示部2を受話器6に
自動追尾させながら、常に表示部2の向きと一定方向を
保ち、相手と通話することを実現できる。 (実施例9)以下本発明の第9の実施例について図10を
用いて説明を行う。
【0063】図10において、カメラ1、表示部2、駆
動部3、および電話機4は、図1から図8で説明したも
のと同じ働きをする。23はコードレス受話器22の受話器
アンテナで、通話中の音声信号を電波にして発信する。
24は位置検出部で、コードレス受話器22の受話器アンテ
ナ23から発信された電波を受信して、このコードレス受
話器22の位置検出を行う。カメラ1、表示部2、駆動部
3、電話機アンテナ25および位置検出部24は、一体化さ
れて電話機4を形成している。
【0064】以上のように構成されたテレビ電話装置に
ついて、次にその動作を説明する。まず図12、図13およ
び図14を用いて、位置検出部24を詳しく説明する。図12
において、アンテナ素子A、A′から電波が入力され
る。まず素子Aについて、チューナーによって選ばれた
任意の周波数の信号が、アンプを通って検波器で一定の
ゲインとして端子Bに出力されるように、入力レベルに
合わせて調整される。このとき図13で示すように、入力
レベルが大きいとゲインが小さくなるように働き、入力
レベルが小さいとゲインが大きくなるように働くとす
る。この各ゲインに対して、距離が一義的に決定できる
ことが分かっている。つまり、ゲインが大きいというこ
とは電波が弱く電波の発信源は遠いということになる。
【0065】一方、素子Aとは違う位置にある第2の素
子A′についても、素子Aで入力されたのと同様のこと
を行うとする。2つの検波器から算出された距離につい
て、図14で説明するように、素子Aの中心aと素子A′
の中心a′からそれぞれ算出された距離で同心円を描く
と、その交点が発信源となるはずである。しかし、図14
に示すように、交点は2つあって、α側とβ側に分かれ
るが、どちら側が正しいかは、電話機の持つアンテナに
指向性を持たせる、たとえばα側に持たせることにより
明白に第1の発信源にコードレス受話器22があることが
分かり、方向も判定出来ることになる。
【0066】よって、受話器アンテナ23から発せられた
電波を電話機アンテナ24で受信し、位置検出部24で算出
されたコードレス受話器22の方角に対応して駆動部3を
駆動し、受話器6を持つ通話者の方向に常に表示部2と
カメラ1を向け、自動追尾させることが可能となる。
【0067】以上のように本実施例によれば、受話器ア
ンテナ23から来る音声信号の電波を利用して電話機4の
カメラ1や表示部2をコードレス受話器22に自動追尾さ
せることにより、常に表示部2とカメラ1を通話者の方
向に保って相手と通話することを実現できる。 (実施例10)以下本発明の第10の実施例について、図11
を用いて説明を行う。
【0068】図11において、カメラ1、光検出部12、カ
メラ駆動部8、表示部2、表示駆動部11、電話機4、コ
ードレス受話器22、光検出部12、発光部14、受話器アン
テナ23、および電話機アンテナ24は、図1から図10で説
明したものと同様の働きをする。光検出部12は、カメラ
1に備えられて、カメラ駆動部8によりカメラ1だけ駆
動する。電話機アンテナ24は表示部2に備えられて、表
示駆動部11を独立に単体で駆動する。以上が一体化され
て電話機4を形成している。
【0069】以上のように構成されたテレビ電話装置に
ついて、次にその動作を説明する。受話器6を持った通
話者が、相手に対して自分の姿ではなく、自分以外の周
辺の物もしくは人、たとえば通話者の横にいる人物を見
せようとしたとする。この場合は、取外し自由の発光部
14を、その人物に取り付ける。すると、発光部14を取り
付けたその人物が通話中に動いたとしても、その動きを
光検出部12が検出してカメラ駆動部8を制御し、カメラ
1をその人物のいる方向へ自動追尾し、相手にその映像
を転送する。このときカメラ1だけが移動をするので、
通話者自身は表示部2と真正面に向かい合ったままであ
り、カメラの方向移動とは全く関係無しに相手と通話で
きる。一方、受話器アンテナ23が取り付けられたコード
レス受話器22を持つ通話者が、電話機4に向かって右に
移動をしたとする。このとき、受話器アンテナ23から送
られてくる電波を検出してコードレス受話器22の位置の
検出を行い、その位置データを表示駆動部11に送る。表
示駆動部11はそのデータによりコードレス受話器22を自
動追尾する。つまり受話器22を持つ通話者が、表示部2
の正面から外れても、電話機アンテナ25によりコードレ
ス受話器22の位置検出を行い、表示駆動部11が働いて表
示部2は再び通話者の正面を向き、それまで通り表示部
2の真正面で相手と通話が出来ることになる。
【0070】以上のように本実施例によれば、カメラ1
や表示部2を独立して自動追尾させることにより、コー
ドレス受話器22を持つ通話者の回りの任意の物をカメラ
1で自動追尾撮影しながら相手に電送でき、かつ通話者
は表示部2を受話器22に自動追尾させながら常に表示部
2に向かって、相手と通話することが可能となる。
【0071】
【発明の効果】以上のように本発明の第1のテレビ電話
装置によれば、前景を撮影するためのカメラと、対話者
を映すための表示部と、前記カメラとおよび表示部を同
時に駆動する駆動部とを電話機側に備え、かつ前記駆動
部を遠隔操作により動かすための遠隔操作装置を受話器
に備えた構成により、受話器を持つ通話者が、受話器に
備えられた遠隔操作装置を使って、カメラと表示部の向
きを変更できる駆動部を動作させることで、カメラと表
示部とを任意の方向に向けることができ、通話者がテレ
ビ電話機を自由な方向に向けて通話することができる。
【0072】本発明の第2のテレビ電話装置によれば、
前景を撮影するためのカメラと、対話者を映すための表
示部と、カメラが正確に映したい方向を向いていること
を確認するための鏡と、前記カメラと表示部と鏡とを同
時に駆動する駆動部とを電話機側に備えるとともに、前
記駆動部を遠隔操作により動かすための遠隔操作装置を
受話器に備えた構成により、受話器を持つ通話者が、電
話機側に備えられた鏡を見ながら、受話器に備えられた
遠隔操作装置を使ってカメラと表示部と鏡との向きを変
更できる駆動部を動作させ、通話者自身が鏡に映る物体
を見ながらカメラと表示部を任意の方向に向けること
で、カメラに物体が正確に映っているかどうかを確認し
ながらテレビ電話機を自由な方向に向けて通話すること
ができる。
【0073】本発明の第3のテレビ電話装置によれば、
前景を撮影するためのカメラと、対話者を映すための表
示部と、カメラだけを駆動とを電話機側に備えるととも
に、前記カメラを独立して遠隔操作できるカメラ遠隔操
作装置を受話器に備えた構成により、受話器を持つ通話
者が、受話器に備えられたカメラ遠隔操作装置を使っ
て、カメラの向きだけを変更できるカメラ駆動部を動作
させることで、カメラを任意の方向に向けることがで
き、通話者がテレビ電話機の回りにある任意の物を撮影
し相手に見せながら通話することができる。
【0074】本発明の第4のテレビ電話装置によれば、
前景を撮影するためのカメラと、駆動部の代わりにカメ
ラだけを駆動をするカメラ駆動部と、対話者を映すため
の表示部と、表示部だけを駆動する表示駆動部とを電話
機側に備えるとともに、前記遠隔操作装置の代わりに前
記カメラと前記表示部とを独立して遠隔操作できる独立
遠隔操作装置を受話器に備えた構成により、受話器を持
つ通話者が、受話器に備えられた独立遠隔操作装置を使
って、カメラの向きを変更できるカメラ駆動部と表示部
の向きを変更できる表示駆動部とを互いに自由に動作さ
せることで、通話者は、テレビ電話機の回りにある任意
の物を撮影し相手に見せながら、表示部の向きを自由な
方向に向けて通話することができる。
【0075】本発明の第5のテレビ電話装置によれば、
前記遠隔操作装置の代わりに、受話器の位置を検出する
ための受話器発光部を前記受話器に備えるとともに、前
景を撮影するためのカメラと、対話者を映すための表示
部と、前記カメラと前記表示部を同時に駆動する駆動部
と、受話器の位置を検出するための光検出部とを電話機
側に備えた構成により、受話器に備えられた受話器発光
部の出す光を電話機側に備えられた光検出部により検出
することで受話器の位置を検出させ、カメラと表示部と
の向きを変更できる駆動部によって受話器を自動追尾さ
せることで、通話者が常にテレビ電話機のカメラと表示
部の向きとを自己の方向に保ちながら通話することがで
きる。
【0076】本発明の第6のテレビ電話装置によれば、
前景を撮影するためのカメラと、対話者を映すための表
示部と、駆動部の代わりにカメラだけを駆動をするカメ
ラ駆動部と、カメラの映す方向を検出するための光検出
部とを電話機側に備えるとともに、前記受話器発光部の
代わりに、カメラの映す方向を検出させるための取外し
可能の発光部を任意の物に取り付けた構成により、任意
の物に備えられた取外し自在な発光部の出す光をカメラ
に備えられた光検出部によって検出し、この発光部の位
置を検出するとともに、カメラの向きを変更できる駆動
部によって発光部を自動追尾させることで、カメラによ
って発光部を備えた任意の物を自動追尾撮影しながら通
話することができる。
【0077】本発明の第7のテレビ電話装置によれば、
前景を撮影するためのカメラと、カメラだけを駆動をす
るカメラ駆動部と、カメラの映す方向を検出するための
光検出部と、対話者を映すための表示部と、表示部だけ
を駆動する表示駆動部とを電話機側に備えるとともに、
表示装置を遠隔操作できる表示部遠隔操作装置を受話器
に備え、かつカメラの映す方向を検出させるための取外
し可能の発光部を任意の物に取り付けた構成により、任
意の物に備えられた取外し自在な発光部の出す光をカメ
ラに備えられた光検出部によって検出し、この発光部の
位置を検出するとともに、カメラの向きだけを変更でき
るカメラ駆動部によって発光部を自動追尾させ、かつこ
れと同時に、受話器を持つ通話者が、受話器に備えられ
た表示部遠隔操作装置を使って表示部の向きだけを変更
できる表示駆動部を動作させることで、発光部を備えた
任意の物をカメラが自動追尾撮影しながら、通話者はテ
レビ電話機の表示部を自由な方向に向けながら通話する
ことができる。
【0078】本発明の第8のテレビ電話装置によれば、
前景を撮影するためのカメラと、カメラだけを駆動する
カメラ駆動部と、カメラの映す方向を検出するための光
検出部と、対話者を映すための表示部と、表示部だけを
駆動する表示駆動部と、表示部の向ける方向を検出させ
るための第2光検出部とを電話機側に備えるとともに、
受話器の位置を検出させるための第2発光部を受話器に
備え、かつカメラの映す方向を検出させるための取外し
可能の発光部を任意の物に取り付けた構成により、この
任意の物に備えられた取外し自在な発光部の出す光をカ
メラに備えられた光検出部によって検出し、この発光部
の位置を検出するとともに、カメラの向きだけを変更で
きるカメラ駆動部によって発光部を自動追尾させ、かつ
これと同時に、電話機側に備えられた第2光検出部によ
って、第2発光部を備えた受話器の位置検出をさせ、表
示部の向きだけを変更できる表示駆動部によって第2発
光部を自動追尾させることで、カメラが発光部を備えた
任意の物を自動追尾撮影しながら、通話者は常にテレビ
電話機の表示部を自己の方向に保ちながら通話すること
ができる。
【0079】本発明の第9のテレビ電話装置によれば、
前景を撮影するためのカメラと、対話者を映すための表
示部と、前記カメラと表示部とを同時に駆動する駆動部
と、電波を受信する電話機アンテナとを電話機側に備え
るとともに、音声信号を電波に変換して通話する受話器
アンテナをコードレス受話器に備え、かつ前記電話機側
に、前記受話器アンテナおよび前記コードレス受話器の
位置を検出する位置検出部を備えた構成により、コード
レス受話器の発する電波を電話機側に備えられた位置検
出部で検出することによりコードレス受話器の位置検出
をさせ、カメラと表示部との向きを変更できる駆動部に
てコードレス受話器を自動追尾させて、通話者は常にテ
レビ電話機の表示部と自己の方向に保ちながら通話する
ことができる。
【0080】本発明の第10のテレビ電話装置によれば、
前景を撮影するためのカメラと、カメラだけを駆動をす
るカメラ駆動部と、カメラの映す方向を検出するための
光検出部と、対話者を映すための表示部と、表示部だけ
を駆動する表示駆動部と、表示部の向ける方向を検出さ
せるための位置検出部とを電話機側に備え、音声信号を
電波に変換して通話する受話器アンテナをコードレス受
話器に備え、かつカメラの映す方向を検出させるための
取外し可能の発光部を備え従来の物に取り付けた構成に
より、コードレス受話器の発する電波を電話機側に備え
られた位置検出部で検出することによりコードレス受話
器の位置を検出をさせ、表示部の向きを変更できる駆動
部にてコードレス受話器の自動追尾させると同時に、コ
ードレス電話機に備えられた光検出部に、任意の物に取
外し自由に取り付けられる発光部の位置検出をさせ、カ
メラの向きだけを変更できるカメラ駆動部にて発光部を
自動追尾させることで、カメラが発光部を備えた任意の
物を自動追尾撮影しながら、通話者が常にテレビ電話機
の表示部を自己の方向に保ちながら通話することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるテレビ電話装置
の構成図である。
【図2】本発明の第2の実施例におけるテレビ電話装置
の構成図である。
【図3】本発明の第3の実施例におけるテレビ電話装置
の構成図である。
【図4】本発明の第4の実施例におけるテレビ電話装置
の構成図である。
【図5】本発明の第5の実施例におけるテレビ電話装置
の構成図である。
【図6】本発明の第6の実施例におけるテレビ電話装置
の構成図である。
【図7】本発明の第7の実施例におけるテレビ電話装置
の構成図である。
【図8】本発明の第8の実施例におけるテレビ電話装置
の構成図である。
【図9】本発明の第5の実施例における光検出部の構成
図である。
【図10】本発明の第9の実施例におけるテレビ電話装置
の構成図である。
【図11】本発明の第10の実施例におけるテレビ電話装置
の構成図である。
【図12】本発明の第9の実施例における位置検出部の構
成図である。
【図13】本発明の第9の実施例における利得と入力との
関係図である。
【図14】本発明の第9の実施例における距離演算部の原
理説明図である。
【符号の説明】
1 カメラ 2 表示部 3 駆動部 4 電話機 5 遠隔操作装置 6 受話器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前景を撮影するためのカメラと、対話者
    を映す表示部と、前記カメラおよび表示部を同時に駆動
    する駆動部とを電話機側に備え、かつ前記駆動部を遠隔
    操作により動かすための遠隔操作装置を受話器に備えた
    ことを特徴とするテレビ電話装置。
  2. 【請求項2】 カメラが正確に映したい方向を向いてい
    ることを確認するための鏡を電話機側に備えたことを特
    徴とする請求項1記載のテレビ電話装置。
  3. 【請求項3】 駆動部の代わりにカメラだけを駆動する
    カメラ駆動部を電話機側に備えるとともに、前記遠隔操
    作装置の代わりに前記カメラだけを独立して遠隔操作で
    きるカメラ遠隔操作装置を受話器に備えたことを特徴と
    する請求項1記載のテレビ電話装置。
  4. 【請求項4】 駆動部の代わりにカメラだけを駆動をす
    るカメラ駆動部と、表示部だけを駆動する表示駆動部と
    を電話機側に備えるとともに、前記遠隔操作装置の代わ
    りに前記カメラと前記表示部とを独立して遠隔操作でき
    る独立遠隔操作装置を受話器に備えたことを特徴とする
    請求項1記載のテレビ電話装置。
  5. 【請求項5】 前記遠隔操作装置の代わりに、受話器の
    位置を検出するための受話器発光部を前記受話器に備え
    るとともに、前記受話器発光部の位置を検出するための
    光検出部を電話機側に備えて、駆動部を遠隔操作により
    動かすようにしたことを特徴とする請求項1記載のテレ
    ビ電話装置。
  6. 【請求項6】 駆動部の代わりにカメラだけを駆動する
    カメラ駆動部と前記カメラに設けられて受話器の位置を
    検出するための光受光部とを電話機側に備えるととも
    に、前記受話器の位置を検出するための受話器発光部の
    代わりに任意の物に取付けおよび取外し可能な発光部を
    備えたことを特徴とする請求項5記載のテレビ電話装
    置。
  7. 【請求項7】 駆動部の代わりにカメラだけを駆動をす
    るカメラ駆動部と、表示部だけを駆動する表示駆動部
    と、前記カメラに取り付けられて発光部の位置を検出す
    る光検出部とを電話機側に備えるとともに、前記表示部
    駆動部を遠隔操作できる表示部遠隔操作装置を受話器に
    備えたことを特徴とする請求項6記載のテレビ電話装
    置。
  8. 【請求項8】 表示部を遠隔操作できる表示部遠隔操作
    装置の代わりに第2発光部を受話器に備えるとともに、
    第2発光部の位置を検出する第2光検出部を電話機側に
    備えたことを特徴とする請求項7記載のテレビ電話装
    置。
  9. 【請求項9】 駆動部を遠隔操作により動かすための遠
    隔操作装置を備えた受話器の代わりに音声信号を電波に
    交換して通話するための受話器アンテナ部を備えたコー
    ドレス受話器を有し、かつ前記電話機側に、前記受話器
    アンテナおよび前記コードレス受話器の位置を検出する
    位置検出部を備えたことを特徴とする請求項1記載のテ
    レビ電話装置。
  10. 【請求項10】 駆動部の代わりにカメラだけを駆動す
    るカメラ駆動部と、表示部だけを駆動する表示駆動部
    と、前記カメラに設けられた光検出部とを電話機側に備
    えるとともに、前記光検出部にて位置を検出される取外
    しが自由な発光部を、コードレス受話器とは別体で備え
    たことを特徴とする請求項9記載のテレビ電話装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003018272A (ja) * 2000-09-19 2003-01-17 Masanobu Kujirada 撮像部付き携帯型無線端末
JP2019220932A (ja) * 2018-06-14 2019-12-26 株式会社バーチャルキャスト コンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法、コンピュータプログラム、コンテンツ配信用サーバ、および伝送路

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