JPH08160879A - 頭部装着表示装置 - Google Patents

頭部装着表示装置

Info

Publication number
JPH08160879A
JPH08160879A JP30634194A JP30634194A JPH08160879A JP H08160879 A JPH08160879 A JP H08160879A JP 30634194 A JP30634194 A JP 30634194A JP 30634194 A JP30634194 A JP 30634194A JP H08160879 A JPH08160879 A JP H08160879A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
display
head
wearer
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30634194A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukiko Kuwayama
裕紀子 桑山
Hidefumi Saito
英文 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP30634194A priority Critical patent/JPH08160879A/ja
Publication of JPH08160879A publication Critical patent/JPH08160879A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 前方の情景または状況に必要な情報を重ねて
表示する頭部装着表示装置において、前方の情景または
状況を見ながら(目を離すことなく)、表示情報を選択
できるようにすること。 【構成】 頭部装着表示装置は、頭部に固定される頭部
装着部材1に支持された、情報表示光を出射する情報投
光装置Kと、情報投光装置Kから出射した情報表示光を
頭部装着部材1の装着者Pに向けて反射させるとともに
前方の情景から出射した情景光を前記装着者Pに向けて
透過させるように配置されたコンバイナCと、前記頭部
装着部材1に支持され、前記装着者Pの正面方向と同じ
方向の視野を有するように配置されたテレビカメラ3と
を備えている。装着者Pの手により移動および発光可能
な発光体16をテレビカメラ3視野内の所定の位置で発
光させたとにその発光位置に対応する情報を前記表示面
に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人の頭部に装着して使
用される頭部装着表示装置に関し、特に、それを頭部に
装着した装着者に、必要な情報を、前方の情景と重ねて
視認させることが可能な頭部装着表示装置に関する。本
発明の前記頭部装着表示装置は、例えば次の場合に使用
できる。 (1)遠隔場所に在る中央管制室と現場との間で、その現
場情報に基づき中央管制室から現場に指令を送るような
用途、例えば、高層ビル、橋梁、ダム等の大型建造物の
細部検査や災害復旧作業等を行う場合。 (2)船舶等の大型機械、製鉄所、化学プラント工場等に
おいて、中央管制室から現場の作業員に作業内容を指示
する場合。 (3)観客にマルチメディアの機器に囲まれた未来生活を
体験させたり、マルチメディア機器の説明を行ったり、
または、展示場の展示物または名所旧跡等を見ながら見
物人にそれらの説明を行ったりする際の、説明情報を説
明員に表示する場合。 (4)水族館、植物園、動物園の生物、または博物館、美
術館、資料館、展示場、ショウルーム等において、展示
物等の観察者に対して貸し出され、観察者に、観察対象
物に関する情報(説明文や関連のある表示像等)を観察
対象物に重ねて表示する場合。観察対象物に関する情報
とは、必ずしも直接関係する情報のみならず対象物と複
合することによって楽しさや意外感を表現するようなも
のも含まれる。
【0002】
【従来の技術】従来、観察物、展示物等の説明のための
情報表示装置としては下記の技術が知られている。 (J01)固定配置されたヘッドアップディスプレイを用
いた情報表示装置 従来のヘッドアップディスプレイを用いた情報表示装置
は、前方の観察対象物からの光線を後方の観察位置に透
過させるとともに情報投光装置からの表示情報光を使用
者の視認位置に反射するコンバイナを備え、前記コンバ
イナを通して前方の観察対象物及び前記表示情報を同時
に視認できるようにしている。このような表示装置にお
いて、前記情報投光装置は、観察対象物に関する情報が
表示される表示面を有する光学的情報表示装置及び前記
表示面から出射した表示情報光を所定の方向に向かわせ
る光学系を有している。そして、前記光学系及びコンバ
イナにより、前記表示情報の虚像が、前記観察位置の前
方且つ遠方に表示されるようになっている。これは、観
察対象物と表示情報の虚像とを共に遠方に表示すること
により、観察対象物及び表示情報の虚像を見た場合の視
差角をほぼ同一として、観察対象物及び表示情報の虚像
を同時に観察できるようにするためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術は下記
の問題点がある。 前記(J01)の問題点 前記従来のヘッドアップディスプレイを用い且つ固定配
置された情報表示装置は、観察物(展示物等)を観察で
きる位置に配置されている。このような固定配置された
情報表示装置では、それが配置された場所に行かなけれ
ば使用することができないので、不便である。また、観
光客、見物人が大勢いる場合、大勢の観光客、見物人全
員が一度にヘッドアップディスプレイを使用するために
は、多数のヘッドアップディスプレイを設置する必要が
ある。このような、大勢の観光客、見物人に対しては、
説明員が、観察対象物の説明を行う方が合理的である。
このような場合、説明員にだけ説明情報を表示し、説明
員はその表示された説明情報を見ながら説明を行えばよ
い。このような場合に使用する説明情報表示装置とし
て、頭部に装着して使用する装置(頭部装着表示装置)
が便利である。
【0004】また、本出願人は先に、生産ラインに沿っ
て設置された計測装置によって生産物の寸法等を計測
し、計測して得られた情報を生産ラインの作業者に知ら
せるための計測情報表示システムにおいて、頭部装着表
示装置を使用したものを、先に出願している(特開平4
−60799号公報参照)。この先願には、生産ライン
に沿って設置された計測装置によって計測された情報の
無線伝送信号を受信する無線受信手段と、この無線受信
手段の受信信号に応じた情報が表示される表示面を有す
る光学的情報表示装置および前記表示面から出射した情
報表示光を所定方向に向けて投光する光学系を有すると
ともに頭部装着部材に支持された情報投光装置、および
この情報投光装置から出射した情報表示光および周囲の
情景から出射した周囲情景光を前記頭部装着部材の装着
者に視認させるように配置されたコンバイナとが記載さ
れている。すなわち、この先願においても、頭部に装着
して使用する表示装置(頭部装着表示装置)が記載され
ている。
【0005】前記頭部装着表示装置においては、情報投
光装置の表示面から出射した情報表示光はコンバイナで
反射して、また、周囲の情景から出射した周囲情景光は
コンバイナを透過して、前記頭部装着部材の装着者に視
認される。このような頭部装着表示装置においてその装
着者が、予め準備された種々の情報の中から特定の情報
を選択して表示する場合、前記情報の選択手段として、
前記情報投光装置に接続ケーブルを介して接続された有
線の操作端末、または無線の操作端末を使用することが
考えられる。
【0006】しかしながら、頭部装着表示装置の装着者
が前記表示情報を選択する際に前記操作端末を操作する
場合、選択するべき情報が多いと、操作端末の操作部お
よび表示部等を目で確認しながら操作しなければならな
い。そして、その操作の間は前方の情景から目を離さな
ければならない。しかしながら、前方の情景が急速に変
化する場合等には、不都合が生じる。たとえば、説明員
が前方の情景の説明情報を選択表示するための操作を行
うため、操作端末を見ている間に前記情景が変化した場
合には、前記操作端末の操作により表示された情報は前
方の情景と合わなくなってしまう。また、たとえば生産
ラインを監視する作業者が生産ラインの状況に応じた情
報を表示するための操作を行うため、操作端末を見てい
る間に生産ラインの状況が急激に変化した場合も、表示
された情報は生産ラインの状況と合わないものとなって
しまう。
【0007】ところで、前記生産ラインの作業者が監視
している生産ラインの状況を作業者が判断できない場
合、これを中央管制室に伝送する必要がある。また、製
造の条件設定のためにその状況を画像記録したい場合等
がある。そのような場合、テレビカメラを手で持って撮
像するのでは、生産ラインに対する作業者の監視がおろ
そかになったり、現場での危険な状態に対応できなくな
るという問題が発生する。
【0008】本発明は前述の事情(及び検討結果)に鑑
み、下記の記載内容を課題とする。 (O01)前方の情景または状況に必要な情報を重ねて表
示する頭部装着表示装置において、前方の情景または状
況を見ながら(目を離すことなく)、表示情報を選択で
きるようにすること。 (O02)前方の情景または状況に必要な情報を重ねて表
示する頭部装着表示装置において、前方の情景または状
況から目を離すことなく、前記前方の情景または状況の
画像を伝送したり、記録したりできるようにすること。
【0009】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本発明を説明するが、本発明の要素に
は、後述の実施例の要素との対応を容易にするため、実
施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。な
お、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する
理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明
の範囲を実施例に限定するためではない。
【0010】(第1発明)前記課題を解決するために、
本出願の第1発明の頭部装着表示装置(U)は、下記の
要件を備えたことを特徴とする、(Y01)頭部に固定さ
れる頭部装着部材(1)、(Y02)情報を表示する表示
面を有する光学的情報表示装置(D)および前記表示面
から出射した情報表示光(L)を所定方向に向けて投光
する光学系(A)を有するとともに前記頭部装着部材
(1)に支持された情報投光装置(K)、(Y03)前記
頭部装着部材(1)に支持され、前記情報投光装置
(K)から出射した情報表示光(L)を頭部装着部材
(1)の装着者(P)に向けて反射させるとともに前方
の情景から出射した情景光を前記装着者(P)に向けて
透過させるように配置されたコンバイナ(C)、(Y0
4)前記頭部装着部材(1)に支持され、前記装着者
(P)の正面方向と同じ方向の視野を有するように配置
されたテレビカメラ(3)。
【0011】(第2発明)また、本出願の第2発明の頭
部装着表示装置(U)は、前記第1発明の頭部装着表示
装置(U)において、下記の要件を備えたことを特徴と
する、(Y05)前記表示面に表示情報選択画像を表示す
る手段、すなわち、選択画像表示手段、(Y06)前記装
着者(P)の手により移動および発光可能な発光体(1
6)、(Y07)前記装着者(P)が視認する前記表示情
報選択画像に重なる位置で前記発光体(16)が発光し
たときの前記テレビカメラ(3)視野内における発光位
置を確定する手段、すなわち、発光位置確定手段、(Y
08)前記確定された発光位置に対応する情報を前記表示
面に表示する手段、すなわち、選択情報表示手段。
【0012】(本発明の実施態様1)また、本発明の実
施態様1の頭部装着表示装置(U)は、前記第1発明の
頭部装着表示装置(U)において、下記の要件を備えた
ことを特徴とする、(Y001)前記テレビカメラ(3)
で撮像した画像を伝送する手段、すなわち、画像伝送手
段。
【0013】(本発明の実施態様1の説明)前記本発明
の実施態様1のテレビカメラ(3)で撮像した画像を伝
送する手段は、頭部装着表示装置(U)の装着者(P)
が腰や背中等に装着したベルトに支持された画像記録装
置(メモリ)、または、中央管制室のモニタ、ホストコ
ンピュータ等に無線または有線で伝送したりすることが
可能である。
【0014】
【作用】次に、前述の特徴を備えた本発明の作用を説明
する。 (第1発明の作用)前述の特徴を備えた本出願の第1発
明の頭部装着表示装置(U)では、頭部装着部材(1)
は、それを使用する装着者(P)の頭部に固定される。
情報を表示する表示面を有する光学的情報表示装置
(D)および前記表示面から出射した情報表示光(L)
を所定方向に向けて投光する光学系(A)を有する情報
投光装置(K)は、前記前記頭部装着部材(1)に支持
される。前記頭部装着部材(1)に支持されたコンバイ
ナ(C)は、前記情報投光装置(K)から出射した情報
表示光(L)を頭部装着部材(1)の装着者(P)に向
けて反射させるとともに前方の情景から出射した情景光
を前記装着者(P)に向けて透過させる。前記装着者
(P)の正面方向と同じ方向の視野を有するテレビカメ
ラ(3)は、前記頭部装着部材(1)に支持される。こ
のため、テレビカメラ(3)の視野は常に頭の向きと一
致し、その結果、作業者の視野と同じ視野の情景をテレ
ビカメラ(3)で捉えることができる。また、このテレ
ビカメラ(3)で撮像した映像を前記表示面に表示し
て、実際の情景に表示した映像を重ねて見ながら、テレ
ビカメラ(3)の向きを調節することも可能である。ま
た、このテレビカメラ(3)で撮像された画像は、前記
表示面に表示される情報を選択するために使用すること
が可能(第2発明の作用の記載参照)であり、また、頭
部装着表示装置(U)の装着者(P)が携帯する画像記
録装置または中央管制室等に伝送可能である。中央管制
室に伝送された画像は中央管制室のモニタに表示するの
に使用することが可能である。
【0015】(第2発明の作用)前述の特徴を備えた本
出願の第2発明の頭部装着表示装置(U)では、選択画
像表示手段は、前記光学的情報表示装置(D)の表示面
に表示情報選択画像を表示する。前記装着者(P)は、
その手により移動および発光可能な発光体(16)を、
前記装着者(P)が視認する前記表示情報選択画像に重
なる位置で発光させる。前記発光位置確定手段は、前記
テレビカメラ(3)視野内における前記発光体(16)
の発光位置を確定する。選択情報表示手段は、前記確定
された発光位置に対応する情報(例えば、説明文)を前
記表示面に表示する。
【0016】(本発明の実施態様1の作用)また、本発
明の実施態様1の頭部装着表示装置(U)では、前記画
像伝送手段は、前記テレビカメラ(3)で撮像した画像
を、例えば、画像記録装置または中央管制室等に伝送す
る。伝送された画像は画像記録装置に記録されたり、中
央管制室のモニタに表示されたりして使用される。
【0017】
【実施例】次に図面により本発明の実施例を説明する
が、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
【0018】(実施例1)図1は本発明の頭部装着表示
装置の実施例1の構成説明図である。図2は同実施例1
におけるテレビカメラと発光体の説明図である。図3は
同実施例1における情報投光装置Kの説明図である。図
4は同実施例1の回路図である。図5は同実施例1の使
用状態の説明である。図6は同実施例1の作用説明図で
ある。図7は同実施例1の作用説明図で表示画像の例を
示す図である。
【0019】図1において、観光施設や展示物等の説明
員が使用する頭部装着表示装置Uは、頭部に固定される
頭部装着部材1を有している。頭部装着部材1は、頭部
装着表示装置Uの装着者P(図5参照)の頭部の頂部か
ら左右下方に湾曲する垂直支持部材1aと、後頭部から
左右前方に湾曲する水平支持部材1bを有している。前
記頭部装着部材1は板状の弾性部材により構成されてい
る。前記垂直支持部材1aの左右下端部と水平支持部材
1bの左右前端部とは結合されている。頭部装着部材1
の垂直支持部材1a左右下端部には小型スピーカ2,2
が支持されている。水平支持部材1bの右側前端部には
テレビカメラ3が支持されている。テレビカメラ3は、
前記頭部装着部材1の装着者Pの正面方向と同じ方向の
視野を有するように配置されている。水平支持部材1b
の左側前端部には前方の情景に表示情報を重ねて視認す
ることができるシースルー型の表示装置Hおよびマイク
4が支持されている。
【0020】このシースルー型の表示装置Hは、情報投
光装置KおよびコンバイナC有している。情報投光装置
Kは前記水平支持部材1bの左側前端部に支持されたケ
ース6を有している。前記コンバイナCは、前記ケース
6の前端部に角度調節可能に支持され、前記情報投光装
置Kから出射した情報表示光L(図4参照)を頭部装着
部材1の装着者Pに向けて反射させるとともに前方の情
景から出射した情景光を前記装着者Pに向けて透過させ
るように配置されている。情報投光装置Kのケース6内
部には、図4に示すインバータ7、このインバータ7に
よって駆動される冷陰極管(光源)D1、光量分布を均
一にする散乱板D3、液晶パネルD4、光学系A、および
前記液晶パネルD4を駆動する液晶ドライバ8が収納さ
れている。前記冷陰極管(光源)D1、反射鏡D2、光量
分布を均一にする散乱板D3、液晶パネルD4から光学的
情報表示装置Dが構成されている。また、前記光学系A
は、レンズ系A1、ミラーA2、およびレンズA3から構
成されている。
【0021】そして、前記冷陰極管D1から出射して、
前記液晶パネルD4の表示面の表示画像を透過した情報
表示光Lは光学系Aを通って、コンバイナCにより反射
されて頭部装着表示装置Uの装着者Pの目に向かうよう
に構成されている。
【0022】テレビカメラ3(図1参照)は、図2,3
に示すように、赤色光透過フィルタ11、レンズ12、
およびCCD13を有している。また、テレビカメラ3
は、図4に示すように、CCDドライブ回路14および
シュミットトリガ15を有している。図2,4に示すよ
うに、赤色発光ダイオードにより構成された発光体16
は、保持リング17により装着者P(図2,5参照)の
指P1に装着される。発光体16は装着者Pが手で握っ
て使用する点灯ボタン18により点灯されるように構成
されている。この点灯ボタン18が押されると前記発光
体16が点灯されると共に、点灯ボタン18が押された
ことを検知する点灯検知信号が出力される。この点灯検
知信号は装着者Pの腕に沿って配置された信号線20
(図5参照)により後述の制御装置本体Sに伝送され
る。
【0023】図5において、装着者Pは制御装置本体S
をベルト21により腰に装着している。この制御装置本
体S内部には図4に示すように、電源22、CPU(中
央処理装置)23、表示情報選択用のプログラムが記憶
されたROM(リードオンリーメモリ)、データを一時
的に記憶するデータ処理用のRAM(ランダムアクセス
メモリ)、インターフェース24、画像データ記憶用の
メモリカード25、入出力インターフェース26、画像
コントローラ27、画像出力インターフェース28が内
蔵されている。なお、前記画像出力インターフェース2
8は画像出力信号の出力タイミングを調節するためのバ
ッファメモリ28aを有している。前記ROMには、前
記表示面に表示情報選択画像を表示する機能(すなわ
ち、選択画像表示手段としての機能)を実現するための
プログラム、前記テレビカメラ3の視野内での前記発光
体16発光位置を確定するプログラム、および、前記確
定された発光位置に対応する情報を前記液晶パネルの表
示面に表示する機能(すなわち、選択情報表示手段とし
ての機能)を実現するためのプログラムが記憶されてい
る。
【0024】前記制御装置本体Sの入出力インターフェ
ース26はフレキシブルケーブル31(図1,5,6参
照)を介して前記テレビカメラ3のドライブ回路14お
よびシュミットトリガ15に接続されており、画像出力
インターフェース28は前記フレキシブルケーブル31
を介して情報投光装置Kの液晶ドライバ8に接続されて
いる。また、入出力インターフェース26は前記フレキ
シブルケーブル31を介して前記装着者Pの頭部に装着
されたマイク4およびスピーカ2にも接続されている。
また図示しないが、制御装置本体Sの電源回路22も前
記ケーブルを介してテレビカメラ3および情報投光装置
Kに接続されている。
【0025】図4において制御装置Sには、出力インタ
ーフェース36およびFM変復調器37、送受信アンテ
ナ38が設けられている。なお、送受信アンテナ38は
頭部装着部材1に設けることが可能である。この送受信
アンテナ38は、コントロールルーム(図示せず)との
間で音声信号を送受信するためのアンテナである。
【0026】(実施例1の作用)次に図1〜7を用い
て、前述の構成を備えた実施例1の作用を説明する。図
5は観光施設、展示物等の説明を行う際に使用する頭部
装着表示装置Uがその使用者(すなわち、装着者)Pに
装着されている状態を示す。なお、この実施例1の説明
では、前記装着者Pが水族館をガイドする際を例にとっ
て説明する。図6において、頭部装着表示装置Uの適当
な位置に設けたメインスイッチ(図示せず)を投入する
と、前記液晶パネルD4には図6の下部に示すような、
第1の(初期の)表示情報選択画像が表示される。図4
において、冷陰極管D1から出射し、散乱板D3で光量分
布を均一にされた光は、前記液晶パネルD4の前記第1
の表示情報選択画像(図6参照)を透過する。
【0027】前記第1の表示情報選択画像を透過した情
報表示光Lは、光学系Aを通ってコンバイナCにより反
射して、装着者Pに向かう。また、装着者Pの前方の情
景光はコンバイナCを透過して装着者Pに向かう。した
がって、装着者Pは、前方の水槽に重ねた状態で前記第
1の表示情報選択画像を視認することができる。図6に
おいて、第1の表示情報選択画像は、「0」〜「9」の
テンキーと、「+」キーと、「−」キーと、現在選択さ
れている水槽番号を表示する左上の3桁の選択水槽番号
表示部と、左下の「表示」キーおよび右下の「消去」キ
ーから構成されている。「消去」キーは、装着者Pが前
方の情景のみを見る際(情報の表示が不必要な際)に邪
魔となるテンキー、「+」キー、「−」キー等の表示を
消去するキーであり、「表示」キーは前記消去したテン
キー等を再び表示するためのキーである。
【0028】頭部装着表示装置Uの装着者P(図5参
照)が水槽内の魚について説明を行う場合には、水槽を
背景にして図6の下部に示すような第1の(初期の)表
示情報選択画像が表示された状態で且つ前記発光体16
をテンキーの1に重ねた状態で、前記点灯ボタン18を
押す。そうすると発光体(赤色発光ダイオード)16が
点灯するとともに、図4に示すように、点灯ボタン18
が押されたことを検知する点灯検知信号が前記制御装置
本体Sの入出力インターフェース26に入力される。こ
の点灯検知信号に応じて、ドライブ回路14が作動して
テレビカメラ3を作動させる。そうすると、前記発光体
(赤色発光ダイオード)16の発光は赤色光透過フィル
タ11を透過し、テレビカメラ3のCCD13によって
撮像される。その発光を撮像したCCD13の受光素子
は他の受光素子に比べて多量の光量を検出することにな
る。前記発光を撮像したCCD13の受光素子はシュミ
ットトリガ15により検出される。前記多量の光量を検
出した受光素子の位置により、前記テンキーのどのキー
が選択されたかを検出することができる。すなわち、こ
の場合にはテンキーの「1」が選択されたことを検出す
ることができる。前記発光体16をテンキーの1に重ね
た状態で2回発光させてから(すなわち、1を2回選択
してから)、次にテンキーの2に重ねた状態で1回発光
させると、水槽番号112が特定される。このとき、選
択されたテンキーの数値は表示画面の左上に表示され
る。
【0029】前記水槽番号112が特定されると、図7
Aに示す第2の表示情報選択画像が表示される。この図
7Aの第2の表示情報選択画像が表示された状態で、前
記発光体16を棲息地の表示部分に重ねて発光させる
と、棲息地に関する説明文(図7Bの点線参照)が表示
される。また、図7Bに示すように、前記点線で示す説
明文(選択した情報)と同時に終了選択画像が右下に表
示される。装着者Pは、前記表示された説明文(表示情
報)を前方の水槽番号112の水槽とを同時に重ねて見
ながら、その水槽内の魚の説明をすることができる。
【0030】前記説明文を見ながら魚の説明を行ってか
ら、図7Bの右下に示す終了選択画像に前記発光体16
を重ねて発光させると、前画面に戻って前記図7Aに示
す前記第2の表示情報選択画像が表示される。なお、図
7Bでは説明文が終わりであったので、表示画面の右下
に前記終了選択画像が表示されているが、説明文の続き
がある場合には、前記「終了」と表示された終了選択画
像の代わりに「次画面」と表示された次画面選択画像が
表示される。
【0031】前記図7Aに示す第2の表示情報選択画像
が表示された状態で終了を選択すると、前記図6に示す
第1の表示情報選択画像(初期画像)が表示される。こ
の図6に示す第1の表示情報選択画像(初期画像)が表
示された状態で、「+」キーとテンキーの「1」を順次
選択すると、図6の表示画像の左上に「113」が表示
されて、水槽番号113が特定される。なお、図6に示
す第1の表示情報選択画像(初期画像)が表示された状
態で、「+」キーまたは「−」キーを選択することな
く、テンキーを選択した場合は、左上に表示された数値
はリセットされて新たに選択されたテンキーに対応した
数値が水槽番号を指定することになる。
【0032】(実施例2)次に、図8により本発明の実
施例2について説明する。なお、この実施例2の説明に
おいて、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素に
は同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。こ
の実施例2は、前記実施例1の発光体16を支持する部
材の構造が前記実施例1と相違している。この実施例2
は他の点では前記実施例1と同様に構成されている。図
8において、発光体16は手で掴むのに適した太さの棒
状のケース32の先端に固定されており、ケース32の
外側に発光体点灯用のボタンスイッチ18が配置されて
いる。この実施例2の発光体16も前記実施例1の発光
体16と同様に使用することができる。
【0033】(実施例3)次に、図9〜12により本発
明の実施例3の頭部装着表示装置Uについて説明する。
図9は同実施例3の頭部装着表示装置Uの使用状態の説
明図で、前記実施例1の図5に対応する図である。図1
0は同実施例3の回路図で、前記実施例1の図4に対応
する図である。図11は同実施例3の全体説明図であ
る。図12は同実施例3の作用説明図で、表示例を示す
図である。なお、この実施例3の頭部装着表示装置Uの
説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成
要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略す
る。この実施例3の頭部装着表示装置Uは、次の点で前
記実施例1と相違している。
【0034】発光体16を支持する部材の構造が前記実
施例1と相違している。すなわち、発光体16はスティ
ック33の先端に固定されており、その発光体16の固
定部分からは、複数の弾力性の有る線状部材が放射状に
延びており、その先端には金色、銀色の光る小球が固定
されている。前記スティック33には、手で持つ部分に
点灯ボタン18が設けられている。この点灯ボタン18
が押されると前記実施例1と同様に、発光体16が点灯
すると共に点灯検知信号が図10に示す制御装置本体S
に伝送されるようになっている。この実施例3の発光体
16も前記実施例1の発光体16と同様に使用すること
ができる。
【0035】図10において制御装置Sには、出力イン
ターフェース36およびFM変復調器37、送受信アン
テナ38が設けられている。なお、送受信アンテナ38
は頭部装着部材1に設けることが可能である。この送受
信アンテナ38は、後述の大画面表示装置の作動制御信
号を送信したり、コントロールルームからの音声信号を
受信したりするためのアンテナである。図11に示すよ
うに、頭部装着表示装置Uの装着者Pの後方および左右
の側方には大画面表示装置41,42,43が配置され
ている。この大画面表示装置41,42,43はそれぞ
れ、前記送受信アンテナ38(図10参照)から送信さ
れる作動制御信号を受信する受信アンテナ41a,42
a,43aと、受信した作動制御信号に応じた画像データ
を図示しない画像メモリから読出して画面に表示する表
示制御回路を内蔵している。
【0036】(実施例3の作用)次に図9〜12を参照
しながら、前述の構成を備えた実施例3の作用を説明す
る。図9,11は未来をイメージしたアトラクションの
案内人Pが大画面表示装置41,42,43に種々の画
像を表示しながら、未来のマルチメディア、人類の宇宙
旅行、海底生活等の説明を行う際に使用する頭部装着表
示装置Uがその使用者(装着者、すなわち、前記アトラ
クションの案内人)Pに装着されている状態を示す。図
6において、頭部装着表示装置Uの適当な位置に設けた
メインスイッチ(図示せず)を投入すると、図10に示
す液晶パネルD4には図12(A)に示すような第1の
(初期の)表示情報選択画像が表示される。
【0037】前記頭部装着表示装置Uの装着者(すなわ
ち、前記アトラクションの案内人)Pには、前方の観客
等の情景と図12Aの表示とが重なって見える。図12
Aに示すように、スティック33先端の発光体16を
「マルチメディア」の説明を行うための画像に重ねた状
態で発光させると、その発光位置はテレビカメラ3のC
CD13、シュミットトリガ15および制御装置S等に
よって検出される。そして、前記検出された発光位置に
より、図12Aの画面で「マルチメディア」が選択され
たことが検出され、その「マルチメデア」に関する次の
表示情報選択画像(図12B参照)が表示される。
【0038】この状態(図12Bの状態)で、「VO
D」を選択すると、VOD(ビデオ・オン・デマンドに
関する説明文(情報)が前記図10に示す液晶パネルD
4に表示される。それと同時に、VODに関する実際の
利用方法等の画像を、前記大画面表示装置41,42,
43に表示させるための作動制御信号が前記制御装置S
の送受信アンテナ38から送信される。送信された前記
作動制御信号は、大画面表示装置41,42,43の受
信アンテナ41a,42a,43aによって受信される。
大画面表示装置41,42,43は、受信した前記作動
制御信号に応じた画像データを、内蔵している画像メモ
リから読出して画面に表示する。したがって、観客は、
前記大画面表示装置41,42,43の表示を見なが
ら、前記装着者(アトラクションの案内人)Pの説明を
聞くことができ、装着者Pは前記液晶ディスプレイD4
に表示された情報を見ながら説明を行うことができる。
【0039】(実施例4)次に、図13〜17により本
発明の実施例4の頭部装着表示装置Uについて説明す
る。図13は同実施例3の頭部装着表示装置Uの使用状
態の説明で、前記実施例1の図5に対応する図である。
図14は同実施例4で使用する発光体の説明図である。
図15は同実施例4の回路図で、前記実施例1の図4に
対応する図である。図16は同実施例4における表示画
像選択方法の一例の説明図である。図17は同実施例4
の作用説明図で、頭部装着表示装置Uの表示例の説明図
である。図18は同実施例4の作用説明図で、頭部装着
表示装置Uの表示例の説明図である。なお、この実施例
4の頭部装着表示装置Uの説明において、前記実施例1
の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付し
て、その詳細な説明を省略する。この実施例4の頭部装
着表示装置Uは、次の点で前記実施例1と相違してい
る。
【0040】図13において、実施例1の頭部装着部材
1の代わりに、ヘルメット型の頭部装着部材1が用いら
れている。図14において、発光体16を支持する部材
の構造が前記実施例1と相違している。すなわち、赤色
の発光ダイオードにより構成された発光体16は、保持
リング17により装着者P(図2,4参照)の指に装着
され、発光体16の点灯ボタン18も装着者Pの指に装
着されている。このような構成を採用したため、発光体
16は図16のような状態で、点灯ボタン18を押すこ
とにより発光させることができる。図16は、表示情報
選択画像と装着者Pの指に装着された発光体16とが重
なって表示されている。図16から分かるように、装着
者Pが頭を動かすことにより、発光体16を表示情報選
択画像の任意の位置に重ねることができ、その位置で発
光体16を発光させることができる。
【0041】前記実施例1においては、点灯ボタン18
が押されると前記発光体(赤色の発光ダイオード)16
が点灯されると共に、点灯ボタン18が押されたことを
検知する点灯検知信号が装着者Pの腕に沿って配置され
た信号線20(図5参照)により後述の制御装置本体S
に伝送されるように構成されていた。そして、前記点灯
検知信号が前記制御装置本体Sの入出力インターフェー
ス26に入力される。この点灯検知信号に応じて、ドラ
イブ回路14が作動してテレビカメラ3を作動させるよ
うに構成されていた。しかしながら、この実施例4で
は、後述するがテレビカメラ3は常時作動するように構
成され、そのテレビカメラ3により前記発光体16の点
灯は常時監視するように構成されているため、実施例1
の装着者Pの腕に沿って配置された信号線20は設けら
れていない。
【0042】図13において、ヘルメット型の頭部装着
部材1には、装着者Pの左側の耳に対応して図示しない
小型スピーカ2が支持されている。頭部装着部材1右側
部にはカラーのテレビカメラ3が支持されている。この
カラーのテレビカメラ3は、前記頭部装着部材1の装着
者Pの正面方向と同じ方向の視野を有するように配置さ
れている。頭部装着部材1の左側部には表示装置Hおよ
びマイク4が支持されている。
【0043】表示装置Hは、情報投光装置Kおよびコン
バイナCを有している。この実施例4の情報投光装置K
は、液晶ドライバ8に画像信号を出力する画像合成器4
5を有する点で前記実施例1と相違しているが、他の点
では実施例1と同様に構成されている。前記カラーのテ
レビカメラ3(図13参照)は、図15に示すように、
レンズ46、絞り47を有する可動部とレンズ48を有
する固定部とを有しており、前記可動部を回動させるこ
とにより焦点距離の調節ができるようになっている。な
お、従来公知の自動焦点調節機構を設けることも可能で
ある。前記固定部のレンズ48に隣接してダイクロイッ
クミラープリズム49が配置されている。ダイクロイッ
クミラープリズム49は、R(赤)の光のみ反射する赤
色反射ダイクロイックミラー面49aと、B(青)の光
のみを反射する青色反射ダイクロイックミラー面49b
を有している。前記ダイクロイックミラープリズム49
は、G(緑)の光はそのまま透過させるように構成され
ている。
【0044】前記ダイクロイックミラープリズム49
の、前記R,G,Bの各光の出射面に対応してそれぞれ
CCD51R,51G,51Bが配置されている。前記各
CCD51R,51G,51Bはそれぞれ、CCDドライ
バ52R,52G,52Bによって駆動される。CCDド
ライバ52R,52G,52Bにより駆動されてCCD5
1R,51G,51Bから読出されたR,G,Bの撮像画
像はそれぞれ、撮像信号増幅器53R,53G,53Bに
入力される。なお、前記CCD51Rから読出された赤
色光の信号はシュミットトリガ15にも入力される。そ
して、前記発光体(赤色の発光ダイオード)16の発光
は、シュミットトリガ15および後述の制御装置S等に
よって検出される。前記各CCDドライバ52R,52
G,52Bおよび撮像信号増幅器53R,53G,53Bの
作動タイミングは、テレビカメラ3に内蔵されたCCD
コントローラ54によって制御されている。
【0045】前記撮像信号増幅器53R,53G,53B
から出力されるR,G,Bアナログ信号は、RGBコン
ポジット化コンバータ56によりNTSC信号に変換さ
れる。RGBコンポジット化コンバータ56から出力さ
れるNTSC信号は、前記情報投光装置Kの画像合成器
45および制御装置本体SのUHF変調器61に伝送さ
れる。
【0046】この実施例4の制御装置本体Sは、頭部装
着表示装置Uの装着者Pの背中に装着されており、前記
UHF変調器61の出力信号を無線送信する送信アンテ
ナ62を有している。前記制御装置本体S内部には、前
記実施例1と同様の、電源22、CPU(中央処理装
置)23、表示情報選択用のプログラムが記憶されたR
OM(リードオンリーメモリ)、データを一時的に記憶
するデータ処理用のRAM(ランダムアクセスメモ
リ)、インターフェース24、画像データ記憶用のメモ
リカード25、入出力インターフェース26、画像コン
トローラ27、画像出力インターフェース28が内蔵さ
れている。なお、前記画像出力インターフェース28は
画像出力信号の出力タイミングを調節するためのバッフ
ァメモリ28aを有している。また、図15において制
御装置Sには、入出力インターフェース63およびFM
変復調器64、送受信アンテナ65が設けられている。
なお、送受信アンテナ65は後述の中央管制室との間で
の通信に使用するアンテナである。
【0047】前記ROMには、前記表示面に表示情報選
択画像を表示する機能(すなわち、選択画像表示手段と
しての機能)を実現するためのプログラム、前記テレビ
カメラ3の視野内での前記発光体16発光位置を確定す
るプログラム、および、前記確定された発光位置に対応
する情報を前記液晶パネルの表示面に表示する機能(す
なわち、選択情報表示手段としての機能)を実現するた
めのプログラムが記憶されている。
【0048】前記制御装置本体Sの入出力インターフェ
ース26は前記実施例1と同様のフレキシブルケーブル
31(図示せず)を介して前記テレビカメラ3のCCD
コントローラ54およびシュミットトリガ15に接続さ
れており、画像出力インターフェース28は前記フレキ
シブルケーブル31を介して情報投光装置Kの前記画像
合成器45に接続されている。また、入出力インターフ
ェース26は前記図示しないフレキシブルケーブル31
を介して前記装着者Pの頭部に装着されたマイク4およ
びスピーカ2にも接続されている。また、制御装置本体
Sの電源回路22も前記ケーブルを介してテレビカメラ
3および情報投光装置Kに接続されている。
【0049】図15において、前記送信アンテナ62か
らのUHF信号を受信するUHF受信アンテナ71およ
びそれに接続されたUHF復調器72で得られた受信信
号は、中央管制室Tのモニター(図示せず)に表示され
る。前記送受信アンテナ65との間でFM変調波による
通信を行う送受信アンテナ73およびそれに接続された
FM変復調器74は、中央管制室Tの制御パネル(図示
せず)に接続されている。したがって、図15に示す送
信アンテナ62と受信アンテナ71との間ではテレビカ
メラ3で撮像したカラー画像の伝送が行われ、送受信ア
ンテナ65と送受信アンテナ73との間では前記カラー
画像以外の音声情報、表示情報等の送受信が行われる。
【0050】(実施例4の作用)次に図13〜18を参
照しながら、前述の構成を備えた実施例4の作用を説明
する。図13は建築物の検査を行う作業員Pが高所に在
る現場で発見した欠陥の在る箇所の撮像画像の伝送を行
いながら、地上に停車している車輌の内部に設けられた
中央管制室Tとの間で必要な情報の送受信を行う際に使
用する頭部装着表示装置Uがその使用者(装着者、すな
わち、前記作業員に)Pに装着されている状態を示す。
図13において、頭部装着表示装置Uの適当な位置に設
けたメインスイッチ(図示せず)を投入すると、図15
に示す液晶パネルD4には図17(A)に示すような第
1の(初期の)表示情報選択画像が表示される。この表
示はCPU23がメモリカード25から表示用のデータ
を読出して行われる。
【0051】前記頭部装着表示装置Uの装着者(すなわ
ち、前記作業員)Pには、前方の建築物等の情景と図1
7Aの表示とが重なって見える。図17Aにおいては、
表示ONを選択するための選択画像(初期選択画像)の
みが表示されている。この表示が行われているときに、
前記図16から分かるように、左上の画像に発光体16
を重ねて、点灯ボタン18を押して発光させると、図1
5に示すCCD51Rから読出された信号はシュミット
トリガ15に入力される。そして、前記発光体(赤色の
発光ダイオード)16の発光は、シュミットトリガ15
および制御装置S等によって検出される。この場合、テ
レビカメラ3の視野のどの部分で発光体16が発光した
かも検出される。そして、図17Aの左上の「表示O
N」の位置で発光したこと、すなわち、「表示ON」が
選択されたことが検出される。
【0052】そうすると、図15に示すCPU23は、
メモリカード25から第2の表示情報選択画像を読出し
て液晶ディスプレイD4に、図17Bのような表示を行
う。図17Bでは、テレビカメラ3で撮像した画像を中
央管制室Tに送信するモードと、中央管制室Tから送信
される画像情報を受信するモードと、表示をOFFにす
るモードとの中のいずれかのモードを選択することが可
能である。図17Bにおいて、前記発光体16により、
例えば画像送信を選択すると図18Aの画像が表示され
るとともに、テレビカメラ3で撮像している画像を中央
管制室Tに送信する。この送信は、前記図15の送信ア
ンテナ62によって行われる。中央管制室Tでは、受信
したテレビカメラ3の画像がモニタ(図示せず)に表示
される。中央管制室Tでは、モニタの表示画像を見なが
ら表示された欠陥Eの分析を行うことができる。この
間、頭部装着表示装置Uの装着者(作業員)Pと中央管
制室T内の作業員とは、送受信アンテナ65および73
を介して音声情報および画像情報の通信を行うことがで
きる。
【0053】前記図17Bまたは図18Aにおいて、
「情報受信」を選択すると、図15の中央管制室Tから
送信されて装着者Pの送受信アンテナ65で受信された
情報が液晶ディスプレイD4に表示される。この情報
は、例えば図18Bに示すような情報である。この図1
8Bに示す情報は欠陥Eが在る建築構造材に関する情報
である。そして、画面の下部中央には表示されている情
報が受信情報であることが示される。このような中央管
制室Tからの受信情報を見ることによって、装着者(作
業員)Pは、内容の濃い検査を行うことが可能となる。
この図18Bの状態で、画像送信を選択すると、前記図
18Aの画像が表示され、また、表示OFFを選択する
と図17Aの表示に戻る。
【0054】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更
実施例を下記に例示する。
【0055】(H01)光学的情報表示装置としては液晶
表示パネルおよび光源を用いる代わりに、CRTディス
プレイ、蛍光表示管、プラズマディスプレイ等の表示手
段を用いることが可能である。 (H02)前記実施例1〜3において、マイク4からの入
力音声信号は増幅して拡声器から出力するようにするこ
とが可能である。 (H03)前記実施例4において、テレビカメラ3で撮像
した画像データを、液晶ディスプレイD4に表示するこ
とが可能である。この場合、装着者(作業員)Pは、中
央管制室Tに伝送しているテレビカメラ3の撮像画像が
どんな画像であるか(欠陥Eが画面のどの位置に表示さ
れるか)等を知ることが可能である。 (H04)前記実施例4において、発光体16、点灯ボタ
ン18を省略して、液晶ディスプレイD4には中央管制
室からの受信情報のみを表示するようにすることも可能
である。 (H05)前記実施例4において、テレビカメラ3で撮像
した画像信号のうち赤色画像信号51Rからの出力信号
をシュミット回路に入力して、前記実施例1〜3と同様
の利用方法で使用することが可能である。 (H06)前記実施例1〜3において、マイク4およびス
ピーカ2は省略することが可能である。その場合、FM
波による送受信アンテナも省略することが可能である。
【0056】
【発明の効果】前述の本発明の情報表示装置は、下記の
効果を奏することができる。 (E01)前方の情景または状況に必要な情報を重ねて表
示する頭部装着表示装置において、前方の情景または状
況を見ながら(目を離すことなく)、表示情報を選択で
きるようにすることができる。 (E02)前方の情景または状況に必要な情報を重ねて表
示する頭部装着表示装置において、前方の情景または状
況から目を離すことなく、前記前方の情景または状況の
画像を伝送したり、記録したりできるようにすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の頭部装着表示装置の実施例1
の構成説明図である。
【図2】 図2は同実施例1におけるテレビカメラと発
光体の説明図である。
【図3】 図3は同実施例1の情報投光装置Kの構成要
素の説明図である。
【図4】 図4は同実施例1の回路図である。
【図5】 図5は同実施例1の使用状態の説明である。
【図6】 図6は同実施例1の作用説明図である。
【図7】 図7は同実施例1の作用説明図で表示画像の
例を示す図である。
【図8】 図8は本発明の頭部装着表示装置の実施例2
の説明図である。
【図9】 図9は本発明の実施例3の頭部装着表示装置
Uの使用状態の説明で、前記実施例1の図5に対応する
図である。
【図10】 図10は同実施例3の回路図で、前記実施
例1の図4に対応する図である。
【図11】 図11は同実施例3の全体説明図である。
【図12】 図12は同実施例3の作用説明図で、表示
例を示す図である。
【図13】 図13は同実施例3の頭部装着表示装置U
の使用状態の説明で、前記実施例1の図5に対応する図
である。
【図14】 図14は同実施例4で使用する発光体の説
明図である。
【図15】 図15は同実施例4の回路図で、前記実施
例1の図4に対応する図である。
【図16】 図16は同実施例4における表示画像選択
方法の一例の説明図である。
【図17】 図17は同実施例4の作用説明図で、頭部
装着表示装置Uの表示例の説明図である。
【図18】 図18は同実施例4の作用説明図で、頭部
装着表示装置Uの表示例の説明図である。
【符号の説明】
A…光学系、C…コンバイナ、D…光学的情報表示装
置、K…情報投光装置、L…情報表示光、P…装着者、
U…頭部装着装置、1…頭部装着部材、3…テレビカメ
ラ、16…発光体、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の要件を備えたことを特徴とする頭
    部装着表示装置、(Y01)頭部に固定される頭部装着部
    材、(Y02)情報を表示する表示面を有する光学的情報
    表示装置および前記表示面から出射した情報表示光を所
    定方向に向けて投光する光学系を有するとともに前記頭
    部装着部材に支持された情報投光装置、(Y03)前記頭
    部装着部材に支持され、前記情報投光装置から出射した
    情報表示光を頭部装着部材の装着者に向けて反射させる
    とともに前方の情景から出射した情景光を前記装着者に
    向けて透過させるように配置されたコンバイナ、(Y0
    4)前記頭部装着部材に支持され、前記装着者の正面方
    向と同じ方向の視野を有するように配置されたテレビカ
    メラ。
  2. 【請求項2】 下記の要件を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の頭部装着表示装置、(Y05)前記表示面に
    表示情報選択画像を表示する手段、(Y06)前記装着者
    の手により移動および発光可能な発光体、(Y07)前記
    装着者が視認する前記表示情報選択画像に重なる位置で
    前記発光体が発光したときの前記テレビカメラ視野内に
    おける発光位置を確定する手段、(Y08)前記確定され
    た発光位置に対応する情報を前記表示面に表示する手
    段。
JP30634194A 1994-12-09 1994-12-09 頭部装着表示装置 Pending JPH08160879A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30634194A JPH08160879A (ja) 1994-12-09 1994-12-09 頭部装着表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30634194A JPH08160879A (ja) 1994-12-09 1994-12-09 頭部装着表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08160879A true JPH08160879A (ja) 1996-06-21

Family

ID=17955938

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30634194A Pending JPH08160879A (ja) 1994-12-09 1994-12-09 頭部装着表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08160879A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6141440A (en) * 1998-06-04 2000-10-31 Canon Kabushiki Kaisha Disparity measurement with variably sized interrogation regions
JP2001215920A (ja) * 2000-02-03 2001-08-10 Shimadzu Corp 表示システム
JP2001305988A (ja) * 2000-04-26 2001-11-02 Semiconductor Energy Lab Co Ltd ゴーグル型表示装置
JP2001522063A (ja) * 1997-10-30 2001-11-13 ザ マイクロオプティカル コーポレイション 眼鏡インターフェースシステム
JP2002271817A (ja) * 2001-03-13 2002-09-20 Canon Inc 複合現実感システム、ヘッドマウントディスプレイ装置、画像生成方法
US6795041B2 (en) 2000-03-31 2004-09-21 Hitachi Zosen Corporation Mixed reality realizing system
JP2011048375A (ja) * 2010-08-30 2011-03-10 Semiconductor Energy Lab Co Ltd ヘッドマウントディスプレイ
JP2013104747A (ja) * 2011-11-11 2013-05-30 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 作業位置誘導装置及びその誘導方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001522063A (ja) * 1997-10-30 2001-11-13 ザ マイクロオプティカル コーポレイション 眼鏡インターフェースシステム
US6141440A (en) * 1998-06-04 2000-10-31 Canon Kabushiki Kaisha Disparity measurement with variably sized interrogation regions
JP2001215920A (ja) * 2000-02-03 2001-08-10 Shimadzu Corp 表示システム
US6795041B2 (en) 2000-03-31 2004-09-21 Hitachi Zosen Corporation Mixed reality realizing system
JP2001305988A (ja) * 2000-04-26 2001-11-02 Semiconductor Energy Lab Co Ltd ゴーグル型表示装置
JP2002271817A (ja) * 2001-03-13 2002-09-20 Canon Inc 複合現実感システム、ヘッドマウントディスプレイ装置、画像生成方法
JP2011048375A (ja) * 2010-08-30 2011-03-10 Semiconductor Energy Lab Co Ltd ヘッドマウントディスプレイ
JP2013104747A (ja) * 2011-11-11 2013-05-30 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 作業位置誘導装置及びその誘導方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6186689B2 (ja) 映像表示システム
US10455184B2 (en) Display device and information processing terminal device
US9494846B2 (en) Projection display device for setting a projection range based on a location specified by an electronic pen and method of controlling the same
JP5032798B2 (ja) 情報提供装置、情報提供システムおよび情報提供方法
US10642564B2 (en) Display system, display device, information display method, and program
US6669346B2 (en) Large-audience, positionable imaging and display system for exhibiting panoramic imagery, and multimedia content featuring a circularity of action
JP2014137396A (ja) 頭部装着型表示装置、頭部装着型表示装置の制御方法、および、画像表示システム
CN103913841A (zh) 显示装置以及显示装置的控制方法
US20110310357A1 (en) Multiple rate projector
JPH08160879A (ja) 頭部装着表示装置
CN101651728A (zh) 一种基于手机液晶显示屏的投影设备及投影方法
JP5267833B2 (ja) 画像投影装置
CN117425052A (zh) 一种支持多种类摄像机联动切换的智能直播录播系统
KR20180124453A (ko) 복수의 사용자 단말들을 제어하는 군중 제어 시스템
JP2006139222A (ja) リモートコントローラおよび画像表示システム
JPH0767056A (ja) 頭部装着型ディスプレイシステム
JP2017062650A (ja) 表示システム、表示装置、情報表示方法、及び、プログラム
KR102437858B1 (ko) 복수의 사용자 단말들을 제어하는 군중 제어 시스템
JP6733401B2 (ja) 表示システム、表示装置、情報表示方法、及び、プログラム
US20060012685A1 (en) Wireless surveillance and communications system
JP2936544B2 (ja) 視覚情報表示装置
CN220325793U (zh) 一种带有讯源指示的头戴式耳机
JP2002018158A (ja) 字幕表示装置
JP2017135570A (ja) 撮像システム、及び、撮像システムの制御方法
JP7484586B2 (ja) 表示制御装置、及び表示制御プログラム