JP2002018158A - 字幕表示装置 - Google Patents

字幕表示装置

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JP2002018158A
JP2002018158A JP2000202792A JP2000202792A JP2002018158A JP 2002018158 A JP2002018158 A JP 2002018158A JP 2000202792 A JP2000202792 A JP 2000202792A JP 2000202792 A JP2000202792 A JP 2000202792A JP 2002018158 A JP2002018158 A JP 2002018158A
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JP2000202792A
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Ikuo Kumon
郁夫 久門
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ASAHI KAISETSU JIGYO KK
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ASAHI KAISETSU JIGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 舞台から視線移動することなく字幕表示を視
認可能な字幕表示装置を提供する。 【解決手段】 装着型情報表示装置1は情報表示装置
4、5を備え、受信手段6にて受信した字幕情報を情報
表示制御装置2にて表示信号に変化して字幕表示する。
透過部7を備え、眼鏡型のためこの透過部7より舞台観
賞が可能であり、視界部分に情報表示装置4,5の字幕
表示がなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の字幕表示装置は入力
された文字情報を字幕表示する技術に関し、特には身体
に装着されて用いられる字幕表示手段に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来において、歌舞伎やオペラ、ミュー
ジカル、バレエなどに代表される舞台演劇が広く一般に
公開され、多くの観衆に娯楽として楽しまれている。こ
れらの舞台演劇は舞台芸術としてその起源に歴史の古い
ものも多くあり、その舞台演劇の台本が著作された時代
や国などの背景を十分に理解した上で観劇することによ
り、より良く楽しむことができる。これらの舞台背景な
どの予備知識は、例えば劇場などで販売され、あるいは
頒布されるパンフレットなどに必要な予備知識が解説さ
れていることが多く、事前に読むことによりある程度の
予備知識を得ることが可能である。
【0003】また、オペラやミュージカル、バレエなど
の音楽系の舞台は音楽や微妙な音を楽しむことが主体で
あり、それらを前提にして演者の台詞などを聞きながら
観賞することが行われている。これらの台詞などは日本
語で表現されることに限らず、多くの場合は原作が著作
された現地の言語で表現されて公演される。これらの現
地の言語で表現された台詞の内容を観客に対して、例え
ば日本語に翻訳あるいは日本語による解説を示すこと
で、観賞して十分に楽しむための援助にしている。もち
ろん、観客の理解を援助することが目的であるので、日
本語に限定されるものではなく観客が最も理解可能な言
語を用いての解説や翻訳が示される。
【0004】このような解説や翻訳を観客に対して示す
方法は従来より様々な手段が考えられ、実施されてい
る。たとえば、舞台の両脇部分に自光式の電光表示装置
を配置して、この電光表示装置に解説内容などを表示さ
せる。この解説の表示は事前に用意された台本などを基
にして、その舞台の進行に応じて適切なタイミングで表
示される。この表示の内容はたとえばコンピュータなど
にインストールされた専用のソフトウェアなどを適用す
ることで、より効率よく表示の制御が行われている。
【0005】この電光表示装置は分解可能な構成を備え
ており、たとえば他の劇場などに移動する場合には自在
に分解が可能であり、移動先の劇場においても容易に組
み立てることができる。更に、組み立て式でなく、たと
えば変形自在な垂れ幕形状の電光表示装置も考案されて
おり、このような電光表示装置ではより保管や移動、並
びに設置が容易に行える。このような電光表示装置を用
いることで従来においては、その舞台の場面に応じた解
説や翻訳を示す字幕表示が行われている。
【0006】また、このような観客に対する字幕表示が
行われる一方で、舞台上で演じている演者に対しても字
幕の表示が求められる場合が往々にして生じる。舞台上
の演者は観客に対する字幕表示の内容を見ることができ
ないので、たとえば携帯型の受信機を所持して、この受
信機から出力される音声情報をイヤホンなどを通して聞
くことで字幕表示内容を知ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
ような従来技術においては以下のような解決すべき課題
があった。
【0008】たとえば、電光表示装置による字幕表示で
は観客は舞台を見ながら同時に字幕表示を見る必要があ
り、このため視線の移動が煩雑で舞台観賞に集中するこ
とができなかった。
【0009】また、舞台上の演者に字幕情報を伝達する
場合において、イヤホンからの音声情報のみでは演技中
の演者自身の台詞の発声や、あるいは演出上の激しい動
き、効果音などによって聞き漏らしたり、あるいは周囲
の音によってマスキングされて聞き取れない場合があっ
た。
【0010】本発明は、これらの課題に鑑みてなされた
ものであり、舞台から視線移動することなく字幕表示を
視認可能な字幕表示装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1に記載の本発明においては、装着手段により
観客の眼前に装着されて観劇を補助する字幕表示のため
の字幕表示装置であって、前記字幕表示の原稿情報の作
成および記憶を行い字幕情報として出力する情報出力手
段と、前記字幕情報を信号伝達媒体に重畳して送信する
信号送信手段と、前記字幕情報を信号伝達媒体から取り
出して出力する信号受信手段と、観客の眼前に配置され
て前記字幕情報に基づいた字幕の表示をする字幕表示手
段とを備え、観客が視線移動することなく前記字幕情報
を視認可能なことを特徴とする字幕表示装置をもって解
決手段とする。
【0012】また、請求項2に記載の本発明によれば、
前記装着手段は観客の左右の眼前に左右で組を成す2つ
の前記表示手段を所定位置に保持し、前記字幕表示と観
劇とが同時に視認可能なことを特徴とする請求項1に記
載の字幕表示装置をもって解決手段とする。
【0013】また、請求項3に記載の本発明によれば、
前記信号伝達媒体は光あるいは電波のいずれかを用いて
いることを特徴とする請求項1または2のいずれか一方
に記載の字幕表示装置をもって解決手段とする。
【0014】また、請求項4に記載の本発明によれば、
観客に字幕表示を行うための字幕表示装置において、字
幕情報作成および記憶をして出力する原稿送り出し手段
と、前記字幕情報に基づいて少なくとも第1の駆動信号
と第2の駆動信号とを生成する駆動信号生成手段と、前
記第1の駆動信号により駆動される第1の表示手段と、
前記第2の駆動信号により駆動される第2の表示手段と
を備え、少なくとも同時に2種類の表示が可能なことを
特徴とする字幕表示装置をもって解決手段とする。
【0015】また、請求項5に記載の本発明によれば、
前記第1の表示手段と前記第2の表示手段は単一の発光
素子内に配置され、前記第1の表示手段は可視光線を発
し、前記第2の表示手段は不可視光線を発することを特
徴とする請求項4に記載の字幕表示装置をもって解決手
段とする。
【0016】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]図1は本発
明の第1の実施の形態による装着型情報表示装置1を説
明するための概略図であり、この装着型情報表示装置1
は、情報表示制御装置2と、操作入力装置3と、情報表
示装置4、5と、受信手段6と、透過部材7と、情報信
号線8と、制御信号線9と、コネクタ10とから構成さ
れている。
【0017】情報表示制御装置2は後述する図3に示す
内部構成により、外部から受信したたとえば字幕文字情
報を文字として表示するための信号処理を行っている。
この信号処理によって出力される文字情報を含んだ駆動
信号は情報信号線8を介して情報表示装置4ならびに情
報表示装置5に対して送り出される。
【0018】情報表示装置4は、たとえば観客が顔面に
装着しやすいように形成された眼鏡形状の装着手段43
の右眼側端部に配置されている。また情報表示手段5も
同様に左眼側端部に配置されている。この装着手段43
を顔面に装着した観客は透過部材7を透かして舞台を観
賞することができる。同時に情報表示装置4ならびに情
報表示装置5はそれぞれ右眼側と左眼側のそれぞれの透
過部材7の外側端部に配置され、ここで字幕表示などを
行う。左右の眼の視差に合わせて図示しないレンズなど
により観客の網膜に結ぶ焦点位置を補正することによ
り、観客にはあたかも舞台観賞の邪魔にならない視界の
端部分などに字幕が表示されて見える。
【0019】受信手段6は外部からの字幕情報を含んだ
送信情報を受信するためのものである。この受信手段6
は、送信されてくる情報の伝達媒体がたとえば電波によ
るものであれば受信アンテナにて構成され、あるいは光
で送信されているものならばフォトトランジスタなどに
て構成される。この受信手段6にて受信された情報信号
は情報信号線8を介して情報表示制御装置2に伝達され
る。
【0020】操作入力装置3は、たとえば観客の要求に
応じて表示される字幕などの表示操作を行うものであ
る。この操作入力手段3は制御信号線9を介して情報表
示制御装置2に接続されている。なお、制御信号線9は
コネクタ10などを介して着脱自在に情報表示制御装置
2に接続される。これは操作入力装置3を観客に使用さ
せなくとも良い場合などには容易に外すことができるた
めである。
【0021】図2は、本発明の第1の実施の形態による
情報送り出し装置11を説明するための概略構成図であ
る。この情報送り出し装置11は制御装置12と、入力
装置13と、記憶装置14と、送信装置15と、表示装
置16と、外部記憶装置17と、記憶媒体18と、外部
通信手段44とから構成されている。
【0022】送信手段15は図1にて示した装着型情報
表示装置1に字幕情報などを含んだ情報信号を伝達媒体
に重畳して送り出すための構成である。この送信手段1
5は、たとえば伝達媒体が電波によるものであれば、高
周波回路を備えた電波送信機と送信アンテナ、信号入力
変換装置などで構成される。あるいは、光による伝達媒
体では信号入力変換装置と発光素子駆動回路、信号送信
用発光素子などで構成される。これらの方法により情報
伝達媒体42に重畳されて表示情報信号が送信される。
【0023】入力装置13は制御装置12に対して表示
しようとする情報を入力するための構成である。たとえ
ばキーボードやマウス入力装置、あるいは音声による入
力装置が適用可能である。また、表示装置16は、同様
に制御装置12に接続されており、入力装置13にて入
力された情報、たとえば字幕などを表示する。操作者は
この表示装置16の画面を見ながら入力装置13にて字
幕情報の入力が可能である。また、入力操作以外にも、
送信装置15にて情報を送信する際の制御操作を行うた
めの表示も可能である。この場合は、入力装置13を介
して送信装置15の操作が可能である。また、字幕の送
り出しタイミングを制御することも可能であり、舞台の
進行に応じて入力装置13などからの操作者の指示によ
り送り出しタイミングの制御がなされる。
【0024】制御装置12は、表示情報送り出し装置1
1の全体の動作を総合して制御している。入力装置13
にて入力される字幕情報を情報処理して表示装置16に
表示すると共に、送信装置15にて行われる情報伝達媒
体42の送信制御も行う。制御に必要な設定パラメータ
や制御情報などは記憶装置14に記憶されている。この
記憶装置14では情報の読み出しや書込み(記憶)が行
われる。入力された字幕情報を記憶することにも用いら
れる。
【0025】外部記憶装置17は制御装置12に接続さ
れて、記憶媒体18に記憶された情報を取り出し、ある
いは逆に記憶媒体18に新たな情報を記憶するためのも
のである。字幕情報は入力装置13にて入力されるのみ
でなく、他の字幕情報作成手段にて作成された字幕情報
を一旦記憶媒体18に記憶させ、使用時に外部記憶装置
17にて記憶内容を読み出す。このため劇場などの現場
で字幕情報を入力、作成しなくても予め字幕表示原稿を
作成しておき、必要に応じて選択された字幕原稿が記憶
された記憶媒体18を用いるだけで字幕情報の入力が可
能である。
【0026】外部通信手段44はLAN(Local
Area Netowork)などに接続するための構
成である。この外部通信手段44にて外部と接続するこ
とにより記憶装置14や外部記憶装置17によらずとも
字幕原稿を入手することが可能である。また、字幕原稿
の入手のみならず、たとえば外部からの制御信号を入力
することもでき、あるいは制御装置12より動作状況な
どを知らせるモニタリング情報を出力することもでき
る。
【0027】図3は、図1にて示した装着型情報表示装
置1の構成を説明するための概略図であり、装着型情報
表示装置1は、制御装置19と、記憶装置20と、外部
記憶装置21と、記憶媒体22と、駆動装置23と、電
源24と、受信装置6と、走査装置3と、表示装置4、
5とから構成されている。
【0028】電源24は電池などが用いられ、充電式で
も非充電式でも使用可能である。この電源24は図1に
て示した情報表示制御装置2の内部に収納されている。
また、操作装置3は制御装置19に接続され、たとえば
観客の要求に応じて操作命令の入力がされるためのもの
である。
【0029】受信装置6にて受信された情報伝達媒体4
2は信号処理された後に、制御装置19に入力される。
この信号処理は、情報伝達媒体42が電波であるか光で
あるか、あるいはその他の伝達媒体であるかによって選
択されている。これらのいずれかの方法による情報伝達
媒体42に含まれた字幕表示情報などの表示情報信号は
制御装置3に入力される。
【0030】制御装置3では、この入力された情報によ
り駆動装置23を介して情報表示装置4ならびに情報表
示装置5に字幕を表示する。駆動装置23は情報表示装
置4ならびに情報表示装置5の表示方式に応じて配置さ
れた駆動のための手段である。また、情報表示装置4と
情報表示装置5の駆動条件を変えて観客の左右の目の視
差を利用して立体的な奥行き感を表現することもでき
る。これらの駆動条件の制御も駆動装置23にて行われ
る。
【0031】なお、情報表示装置4、5の表示方式は液
晶表示パネルを用いた小型のモニタなどを適用すること
ができ、この液晶表示パネルの背面より蛍光管などによ
る照明を配置することで明瞭な画像が表示でき、周囲が
明るい状況では外部からの光を導入することで蛍光管を
用いなくても十分な明るさが得られる。また、LEDな
どの発光体を複数に並べたキャラクタディスプレイなど
の適用も可能である。
【0032】記憶装置20は、装着型情報表示装置1の
動作条件を記憶したり、あるいは一時的に情報伝達媒体
42の受信が途切れた場合のデータバッファのために用
いられる。ある一定時間毎に区切った長さで記憶装置2
0に情報を記憶しておき、この記憶された内容を制御装
置19に出力する。これによりある一定時間毎に区切っ
た長さでの情報出力は確保されるので、受信が一瞬の間
で途切れたとしても字幕表示は途切れない。
【0033】外部記憶装置21は記憶媒体22に記憶さ
れている字幕情報などの表示内容を読み出すためのもの
である。記憶媒体22に字幕情報などを予め記憶させて
おき、実際の舞台の観劇などにおいては、この記憶媒体
22の内容を字幕として表示させて読むことができる。
また、舞台の進行と字幕表示の表示切替のタイミングを
合わせるように行う制御は、情報伝達媒体42を介して
字幕情報が入力される場合は表示情報送り出し手段11
側で制御されるが、記憶媒体22による方法では受信装
置6にて字幕表示の切り換えタイミングのみを受信すれ
ば事足りる。
【0034】ここで構成中に示した外部記憶装置21
は、たとえば補助的に用いられるものであり、字幕表示
される表示情報は情報伝達媒体42を介してなされるの
が主な使い方となる。しかしながら外部記憶装置21を
備えることにより表示情報送り出し装置11の構成をタ
イミング信号の発生のみの単純なものにできるので、操
作や使用が容易になる。また、同じ舞台演劇内容でも、
若干の相違点が役者や上演時間の都合などにより変更が
ある場合は、主体となる変更されない字幕情報は情報伝
達媒体42を介して入力し、状況に応じて選択される字
幕表示内容の情報は記憶媒体22から読み出して使うこ
ともできる。
【0035】[第2の実施の形態]図4は、本発明の第
2の実施の形態による字幕表示装置の構成を説明するた
めの概略図を示す。
【0036】本発明の字幕表示装置は、字幕を表示する
ための表示手段である表示装置25と、字幕表示や演出
情報表示の制御の指示を入力するための操作入力手段2
8と、動作制御手段26と、表示装置25を駆動する駆
動手段29と、表示する字幕情報の原稿を作成して記憶
する字幕原稿作成手段27とから構成されている。
【0037】表示装置25は、たとえば本発明の字幕表
示装置を設置する劇場内の観客に向けて視認可能な位置
で配置される。劇場内に表示装置25が配置されること
で観客からは良好に字幕情報などの文字情報を視認する
ことができる。表示装置25の情報表示方法は様々な方
式が適用できるが、本発明の実施の形態においては表示
のための発光手段に図5(c)に示すLED(Ligh
t EmitingDiode)42を用いている。こ
のLED42は表示装置25の文字情報が表示される表
示面に所定の個数にて配置されている。このLEDの集
合体が図5の(a)に示すLED群31を構成してい
る。このLED群31が複数枚で平面状に並べられて情
報表示装置30を構成し、この情報表示装置30が表示
装置25の字幕表示面に配置される。また図5の(b)
に示すように背面には情報表示装置30の背面にはコネ
クタ32が複数に設けられ、LED群31を所定の枚数
の組み合わせ毎に分割することができる。
【0038】この情報表示装置30にて表示される文字
情報の一文字を表現するために、たとえばLED群31
にて格子状に複数のLED42を配置し、それぞれのL
ED42の点灯/非点灯を制御することにより点灯した
LED42の集合体で文字を表現する。もちろん、全体
のLED42を点灯しておき消灯したLED42の集合
体で文字を表現しても良い。
【0039】本発明の字幕表示装置に用いられるLED
42は、図5の(c)に図示されるような構成を備えて
いる。このLED42は可視光側駆動電極33と、共通
電極34と、不可視光側駆動電極35と、発光体39,
40と、ボンディングワイヤ41と、封止材38とから
構成されている。
【0040】可視光側駆動電極33に駆動電流を流すこ
とによりボンディングワイヤ41を介して発光体40に
電流が流れ、発光体40から可視光線37が放射され
る。また、不可視光側駆動電極35に電流を流すことで
ボンディングワイヤ41を介して発光体39に電流が流
れ、不可視光線36が放射される。封止材38はエポキ
シ樹脂などで構成され、全体の構造を保護している。
【0041】情報表示装置30のLED群31がこのL
ED42にて構成されているので、表示する字幕を観客
が裸眼で視認可能な可視光線37で表示でき、また不可
視光側駆動電極35を選択して電流を流すことで、観客
の裸眼では視認が不可能な字幕の表示、あるいは情報信
号の伝達が行える。
【0042】この裸眼では視認不可能な字幕の表示は、
たとえば不可視光線領域の周波数帯までの光に感度を有
するビデオカメラなど通して、初めて視認することがで
きる。劇場内にビデオカメラの持ち込みが禁止されてい
る場合には、持ち込み禁止の表示を出したり、あるいは
TVの生中継などでは中継向けの字幕表示をすることも
できる。この場合は、2種類の異なる周波数帯域の不可
視光線による字幕表示を行い、撮影する側のビデオカメ
ラで周波数カットを選択的に行う。これにより中継先の
観客に応じた言語や内容の字幕表示を選択的に表示でき
る。
【0043】また、先の本発明の第1の実施の形態によ
る装着型情報表示装置1と併用することで、たとえば表
示装置25に字幕を表示させつつ、不可視光線の領域で
の光による制御信号を送信することができる。この制御
により、表示装置25の表示内容と情報表示装置4、5
の表示内容とを変えることができる。また表示装置25
と装着型情報表示装置1との字幕表示のタイミングを同
期させることも可能となる。また、制御信号のみならず
字幕情報自体を送信しても良い。
【0044】このLED42による表示装置25を駆動
するために駆動手段29が設けられており、LED42
が点灯するのに必要な電力の供給を行う。第2の実施の
形態においては、この駆動手段29に供給される電力は
一般家庭用の交流100V電源にて十分に動作可能であ
り、図示しない電源回路によりLED42の駆動に必要
な電圧や電流を得ている。この駆動手段29は、その動
作を外部より制御されて表示装置25を所定条件にて駆
動しており、この文字表示のための動作制御は動作制御
手段26により行われる。
【0045】この動作制御手段26は表示装置25にて
表示される字幕の文字情報や、あるいはLED42の点
灯/非点灯、可視光線37と不可視光線36の切り換
え、LED42にて表現された字幕文字の増光/減光な
どの動作制御を行っている。
【0046】動作制御手段26に、例えば操作者が所望
する字幕情報あるいは演出情報の表示、および表示文字
の増光/減光(以下、フェードイン/フェードアウト)
などの指示を与える手段として、操作入力手段28が接
続されている。操作入力手段28は操作者が操作しやす
いように、例えば手元にての操作が可能なように小型軽
量に作られている。操作入力手段28と動作制御手段2
6との信号の送受信に用いられるケーブルは、図示しな
い信号バッファなどを用いて引き延ばすことができる。
この引き延ばしにより動作制御手段26と操作入力手段
28との距離を任意に離すことができる。例えば劇場内
において使用可能な場所に制約がある場合でも十分に表
示操作をすることが可能になる。
【0047】また、動作制御手段26と操作入力手段2
8とを有線で接続する方法に代えて、無線やあるいは光
線による信号伝達を行うこともできる。あるいは有線に
て行う場合でも、電話回線やLAN(Local Ar
ea Network)などを適用して地理的に離れた
場所からの操作指示や文字情報の伝達も可能である。
【0048】字幕原稿作成手段27は、表示装置25に
て表示するための字幕原稿を作成する。この字幕原稿は
字幕情報として記憶される。この字幕は劇場内の観客に
対して表示することで観劇の一助とするためのものであ
る。
【0049】なお、本実施の形態においては、一般に用
いられているパーソナルコンピュータを適用することに
より、汎用性を高めている。まず、表示しようとする字
幕原稿などを舞台の進行に対応したものとなるように予
め作成しておき、たとえば字幕原稿を字幕原稿作成手段
27に入力する。この入力された原稿は表示される区切
り毎に整理番号を附してある。この番号順に整理され、
文字表示が逐次に行われるが、途中で自在に番号単位で
表示内容を飛び越したり、あるいは後戻りすることもで
きる。このような字幕原稿の入力は専用のソフトウェア
を作成しても良く、あるいは一般のワードプロセッサソ
フトにて作成した字幕原稿をテキストデータに変換して
データ処理しても良い。
【0050】なお、以上説明した実施の形態は、本発明
の理解を容易にするために記載されたものであって、本
発明を限定するために記載されたものではない。したが
って、上記の実施の形態に開示された各要素は、本発明
の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む
趣旨である。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、舞台から視線移動する
ことなく字幕表示を視認可能な字幕表示装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による字幕表示装置
の構成を説明するための概略図を示す。
【図2】本発明の第1の実施の形態による字幕情報送信
手段の概略構成を説明するための図を示す。
【図3】本発明の第1の実施の形態による字幕情報受信
手段の概略構成を説明するための図を示す。
【図4】本発明の第2の実施の形態による字幕表示装置
の概略図を示す。
【図5】本発明の第2の実施の形態による字幕表示装置
の構成を説明するための概略図であって、(a)は字幕
表示面を示し、(b)は側面を示し、(c)はLEDの
概略構成を示す。
【符号の説明】
1…装着型情報表示装置、2…情報表示制御装置、3…
操作入力装置、4…情報表示装置(右眼側)、5…情報
表示装置(左眼側)、6…受信手段、7…透過部材、8
…情報信号線、9…制御信号線、10…コネクタ、11
…表示情報送り出し装置、12…制御装置、25…表示
装置、26…動作制御手段、33…可視光側駆動電極、
34…共通電極、35…不可視光側駆動電極、36…不
可視光線、37…可視光線、38…封止材、39…発光
体、40…発光体、41…ボンディングワイヤ、42…
LED
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 660 G09G 3/20 660R 680 680A 3/32 3/32 A Fターム(参考) 2H088 EA03 EA08 HA06 HA28 MA20 5C080 AA07 BB05 DD30 EE01 EE26 GG02 JJ02 JJ06 KK33 5G435 AA01 BB04 BB12 CC09 CC11 DD04 DD11 EE01 EE11 EE21 FF02 GG26 LL00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装着手段により観客の眼前に装着されて
    観劇を補助する字幕表示のための字幕表示装置であっ
    て、 前記字幕表示の原稿情報の作成および記憶を行い字幕情
    報として出力する情報出力手段と、 前記字幕情報を信号伝達媒体に重畳して送信する信号送
    信手段と、 前記字幕情報を信号伝達媒体から取り出して出力する信
    号受信手段と、 観客の眼前に配置されて前記字幕情報に基づいた字幕の
    表示をする字幕表示手段とを備え、 観客が視線移動することなく前記字幕情報を視認可能な
    ことを特徴とする字幕表示装置。
  2. 【請求項2】 前記装着手段は観客の左右の眼前に左右
    で組を成す2つの前記表示手段を所定位置に保持し、前
    記字幕表示と観劇とが同時に視認可能なことを特徴とす
    る請求項1に記載の字幕表示装置。
  3. 【請求項3】 前記信号伝達媒体は光あるいは電波のい
    ずれかを用いていることを特徴とする請求項1または2
    のいずれか一方に記載の字幕表示装置。
  4. 【請求項4】 観客に字幕表示を行うための字幕表示装
    置において、 字幕情報作成および記憶をして出力する原稿送り出し手
    段と、 前記字幕情報に基づいて少なくとも第1の駆動信号と第
    2の駆動信号とを生成する駆動信号生成手段と、 前記第1の駆動信号により駆動される第1の表示手段
    と、 前記第2の駆動信号により駆動される第2の表示手段と
    を備え、 少なくとも同時に2種類の表示が可能なことを特徴とす
    る字幕表示装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の表示手段と前記第2の表示手
    段は単一の発光素子内に配置され、前記第1の表示手段
    は可視光線を発し、前記第2の表示手段は不可視光線を
    発することを特徴とする請求項4に記載の字幕表示装
    置。
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