JP2000041204A - ヘッドマウント型映像表示装置 - Google Patents

ヘッドマウント型映像表示装置

Info

Publication number
JP2000041204A
JP2000041204A JP10223637A JP22363798A JP2000041204A JP 2000041204 A JP2000041204 A JP 2000041204A JP 10223637 A JP10223637 A JP 10223637A JP 22363798 A JP22363798 A JP 22363798A JP 2000041204 A JP2000041204 A JP 2000041204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image display
image
display device
head
warning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10223637A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Urisaka
真也 瓜阪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10223637A priority Critical patent/JP2000041204A/ja
Publication of JP2000041204A publication Critical patent/JP2000041204A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者に対し使用中に警告信号を発生して注
意を促す。 【解決手段】 使用者が装着を装着して電源スイッチ2
0を入力すると、装着検知センサ33がヘッドマウント
ディスプレイの装着状態を検出して、適正に装着されて
いれば、表示素子35L、35Rにパス操作の指示文が
表示される。使用者がパス操作を正しく入力すると、表
示素子35L、35Rに長時間使用の制限や不快感に対
する警告文が表示される。ここで使用者がリモートコン
トロール部の選択釦を操作して、了解動作を行うと、装
着状態を確認する図形が表示素子35L、35Rに表示
される。装着が正しく装着され使用者の了解が得られる
と、表示素子35L、35Rに映像表示が開始される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用者の例えば頭
部や顔面に装着して表示映像を見るヘッドマウント型映
像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14は表示素子として小型軽量の液晶
パネルを用いた従来例のヘッドマウント型映像表示装置
の構成図を示し、映像信号を入力するデコーダ処理部1
の出力と、電源スイッチ2を接続した電源回路3の出力
は表示駆動器4に接続されている。電源回路3の出力は
またドライバ5L、5Rを介して照明用のバックライト
6L、6Rにそれぞれ接続され、表示駆動器4の出力は
自発光しない液晶パネルから成る左右眼用表示素子7
L、7Rにそれぞれ接続されている。左右眼用表示素子
7L、7Rには、それぞれプリズムから成る光学素子8
L、8Rが取り付けられ、光学素子8L、8Rにはそれ
ぞれ入射面8La、8Ra、反射面8Lb、8Rb、ハーフミラ
ー面8Lc、8Rcが形成されている。そして、左右のドラ
イバ5L、5R、バックライト6L、6R、表示素子7
L、7R、光学素子8L、8Rにより、それぞれ左右眼
用表示光学系9L、9Rが形成されている。
【0003】電源スイッチ2を入力すると、電源回路3
は画像表示装置全体に必要な電力の供給を開始する。テ
レビチューナ又は映像再生器からの映像信号であるNT
SC信号は、デコーダ処理部1に送られてRGB信号に
変換された後に表示駆動器4に送られ、左右眼用表示素
子7L、7Rに映像が表示される。ここで、左右眼用表
示素子7L、7Rは自発光型素子ではないので、それぞ
れ照明用のバックライト6L、6Rによって照明され
る。
【0004】左右眼用表示光学系9L、9Rにおいて、
バックライト6L、6Rから発して表示素子7L、7R
を通過した光束は、光学素子8L、8Rの入射面8La、
8Raに入射し、更に反射面8Lb、8Rbに臨界角以上の入
射角で入射して全反射される。この全反射した光束はハ
ーフミラー8Lc、8Rcで反射され、再び反射面8Lb、8
Rbに臨界角以下で入射して、観察者の瞳eL、eRに結像す
る。この結果、観察者には、表示素子7L、7Rに表示
される映像が拡大して観察される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来例のヘッドマウント型表示装置は、使用者の頭部に装
着して眼前に映像を映し出すために、常に快適性を考慮
した使用状態を必要とするが、長時間の連続使用等に対
して使用者に注意を促すことが十分に行われていないた
めに、使用者に不快感を与えるという問題点がある。
【0006】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
使用者に対し使用中に警告信号を発生して注意を促すヘ
ッドマウント型映像表示装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るヘッドマウント型映像表示装置は、画像
を表示する画像表示手段と、該画像表示手段に画像表示
を行う画像表示駆動手段と、前記画像表示手段に表示さ
れた画像を観察者の瞳に拡大して導く光学系手段とを有
するヘッドマウント型映像表示装置において、装着状態
を検出する装着検知センサと、該装着検知センサからの
信号に基づいて前記画像表示手段に警告用表示を行う警
告手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】また、本発明に係るヘッドマウント型映像
表示装置は、画像を表示する画像表示手段と、該画像表
示手段に画像表示を行う画像表示駆動手段と、前記画像
表示手段に表示された画像を観察者の瞳に拡大して導く
光学系手段とを有するヘッドマウント型映像表示装置に
おいて、警告のための音声信号を発生する警告音声信号
発生部と、装着状態を検出する装着検知センサと、該装
着検知センサからの信号に基づいて前記音声信号を制御
する音声信号制御部とを備えたことを特徴とする。
【0009】本発明に係るヘッドマウント型映像表示装
置は、画像を表示する画像表示手段と、該画像表示手段
に画像表示を行う画像表示駆動手段と、前記画像表示手
段を照射する照明手段と、前記画像表示手段に表示され
た画像を観察者の瞳に拡大して導く光学系手段とを有す
るヘッドマウント型映像表示装置において、警告のため
の音声信号を発生する警告音声信号発生部と、前記音声
信号のリピート再生を行う音声信号制御部とを備えたこ
とを特徴とする。
【0010】本発明に係るヘッドマウント型映像表示装
置は、画像を表示する画像表示手段と、該画像表示手段
に画像表示を行う画像表示駆動手段と、前記画像表示手
段を照射する照明手段と、前記画像表示手段に表示され
た画像を観察者の瞳に拡大して導く光学系手段とを有す
るヘッドマウント型映像表示装置において、警告のため
の音声信号を発生する警告音声信号発生部と、音声信号
制御部と、キャラクタ発生部と、制御部とを備え、前記
制御部は前記警告音声発生部による音声信号再生中に前
記キャラクタ発生部によって前記画像表示手段に観察者
に対して音声ガイダンスに従うように指示する文章を表
示することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明を図1〜図13に図示の実
施例に基づいて詳細に説明する。図1は第1の実施例の
ヘッドマウント型映像表示装置の斜視図を示し、表示部
本体11は中継ボックス12にケーブル13を介して接
続され、映像信号、音声信号、電源等が伝送されるよう
になっている。中継ボックス12には、電源ジャック1
4、テレビチューナ又は映像再生器からNTSC映像信
号を入力する映像入力ジャック15、音声を入力する音
声入力ジャック16が設けられている。なお、映像入力
ジャック15と音声入力ジャック16を1個のジャック
に結合してもよい。また、表示部本体11と中継ボック
12の間にはリモートコントロール部17が接続され、
このリモートコントロール部17には中継ボックス12
と通信するための選択釦18が設けられている。
【0012】図2は表示部本体11及び中継ボックス1
2の構成図を示し、中継ボックス12内には、電源スイ
ッチ20を有する電源回路21、映像信号が入力される
デコーダ処理部22、音声信号が入力されるオーディオ
処理部23が配置されているデコーダ処理部22の出力
は信号処理部24、映像信号制御部25に接続され、信
号処理部24の出力はキャラクタ発生部26を介して映
像信号制御部25に接続されている。映像信号制御部2
5、入力手段27の出力は制御手段28に接続され、制
御手段28の出力は記憶手段29に接続されている。
【0013】入力手段28は釦やスイッチ等により各種
のパラメータの設定が可能になっており、例えば中継ボ
ックス12に配置された入力ジャック15、16や、中
継ボックス12と通信可能なリモートコントロール部1
7の選択釦18により、観察者が自分の好みに合わせ
て、明るさ、色合、色の濃さ、音量、音のバランス、音
質等が設定できるようになっている。
【0014】表示部本体11は左右眼用の画像表示光学
系30L、30R、表示駆動回路31、ヘッドホン3
2、装着検知センサ33から構成されている。中継ボッ
クス12の信号処理部24の出力が表示駆動回路31に
接続され、オーディオ処理部23の出力がヘッドホン3
2に接続されており、電源回路21の出力は表示駆動回
路31、左右のドライバ34L、34Rにそれぞれ接続
され、装着検知センサ33の出力は中継ボックス12の
制御手段27に接続されている。
【0015】左右眼用の画像表示光学系30L、30R
においては、表示駆動回路31の出力は自発光しない液
晶パネルから成る左右眼用の表示素子35L、35Rに
接続され、ドライバ34L、34Rの出力はそれぞれ表
示素子35L、35Rを照明するバックライト36L、
36Rに接続されている。そして、表示素子35L、3
5Rにはそれぞれプリズムから成る光学素子37L、3
7Rが取り付けられ、光学素子37L、37Rには入射
面37La、37Ra、反射面37Lb、37Rb、ハーフミラ
ー面37Lc、37Rcがそれぞれ形成されている。なお、
バックライトは左眼用バックライト36Lと右眼用バッ
クライト36Rとを分けて配置する場合と、左右共用の
1個のバックライトを配置する場合がある。
【0016】このような構成において、電源スイッチ2
0を入力すると、電源回路21は画像表示装置全体に必
要な電力の供給を開始する。テレビチューナ又は映像再
生器から映像信号及び音声信号が中継ボックス12に入
力され、映像信号はデコーダ処理部22に送られ、音声
信号はオーディオ処理部23に送られる。
【0017】オーディオ処理部23において、音声信号
は音声パラメータに応じて処理が加えられて、ヘッドホ
ン32に出力される。制御手段27は装着検知センサ3
3からの信号が装着状態を示している場合には、記憶手
段29に記憶されている明るさ、色合、色の濃さ等の映
像パラメータを映像信号制御部25に送る。各映像パラ
メータはD/A変換されてデコーダ処理部22に送ら
れ、デコーダ処理部22においてこれらの映像パラメー
タに応じてNTSC信号がRGB信号に変換されて、信
号処理部24に送られる。キャラクタ発生部26は映像
信号制御部25から送られてくる指示に従い、観察者に
対する注意や警告、明るさや色彩等の調整画面の画像デ
ータを信号処理部24に送る。信号処理部24におい
て.キャラクタ発生部26からの画像データは必要に応
じて入力映像信号と混合処理される。
【0018】なお実施例においては、デコーダ処理部2
2を信号処理部24よりも前段に配置したが、デコーダ
処理部22を信号処理部24よりも後段に配置してもよ
い。このとき、映像信号は先ず信号処理部24に入力さ
れ、必要に応じてキャラクタ発生部26からの画像デー
タと混合処理された後に、デコーダ処理部22において
RGB信号に変換される。従って、この場合には制御手
段27とデコーダ処理部22を同一基坂上に実装するこ
とができるので、制御手段27による電子調整を容易に
行うことができる。
【0019】デコーダ処理部22又は信号処理部24か
らのRGB信号は中継ボックス12から出力され、ケー
ブル13等を介して表示部本体11の表示駆動回路31
に伝送される。ここで、左右の表示素子35L、35R
はそれぞれバックライト36L、36Rに照明される。
バックライト36L、36Rから発した光束は導光板に
より分配されて表示素子35L、35Rを通過し、光学
素子37L、37Rの入射面37La、37Raに入射し、
反射面37Lb、37Rbに臨界角以上の入射角で入射して
全反射する。この全反射した光はハーフミラー面37L
c、37Rcで反射し、反射面37Lb、37Rbに臨界角以
下で入射し、使用者の瞳eL、eRに結像する。この結果、
使用者には表示素子35L、35Rに表示される映像が
拡大して観察される。
【0020】図3は装着検知、パス操作、警告表示、装
着状態確認のフローチャート図を示す。ステップS1で電
源スイッチ20を入力にすると、ステップS2で装着検知
センサ33は使用者が装置を装着しているかどうかを検
出して、その情報を制御手段27に送る。ステップS3で
所定時間内に装置が装着されない場合には、ステップS4
で電源は自動的にオフになる。装置が装着されると、ス
テップS5で画面にはパス操作を要求する文が表示され
る。ステップS6で使用者がパス操作を所定回数以上間違
えるか或いは所定時間が経過すると、ステップS7で電源
は自動的にオフになる。
【0021】パス操作が正しく入力されると、ステップ
S8で画面には長時間使用の制限や不快感を感じた際の対
処法を示す警告文が表示される。ステップS9で所定時間
内に使用者の了解が得られない場合には、ステップS10
で電源は自動的にオフになる。ここで、使用者による了
解の動作は、リモートコントロール部17に配置された
選択釦18の操作などにより行う。ステップS11 で了解
が得られると、画面には装着状態を確認するための図形
が表示される。ステップS12 において所定時間内に使用
者の了解が得られない場合には、ステップS13 で電源は
自動的にオフになる。装置が正しく装着されて使用者の
了解が得られると、ステップS14 で映像表示を開始す
る。
【0022】図4は装着検知センサ33の配置の斜視図
を示し、表示部本体11が装着された際に使用者の額と
接触する部分に、タッチセンサ又は感圧センサ40が設
けられている。また、頭部に固定するためのつる41の
折曲部に、ばねセンサ42が設けられている。つる41
はばね圧により未使用時には自動的に図の矢印方向に折
り曲がるようになっている。
【0023】表示部本体11が頭部に装着されると、使
用者の額との接触又は額から受ける圧力により、タッチ
センサ又は感圧センサ40がオン/オフ動作を行って、
装着状態を示す信号が出力される。また、表示部本体1
1が装着されて、つる41が押し広げられた状態に保持
されると、折曲部が折り曲がった状態になって、ばねセ
ンサ42がオン/オフ動作を行い装着状態を示す信号が
出力される。
【0024】装置装着時に使用者が装置の装着状態を確
認するには、ステップS11 において、制御手段27はキ
ャラクタ発生部26に対して、装着状態を確認するため
の図形を表示するように指示を送る。使用者はキャラク
タ発生部26が出力する装着状態確認用の画を確認す
る。図5、図6は左右それぞれの表示素子35L、35
Rに表示される装着状態確認用の図形を示し、何れか一
方が左の表示素子35Lに、他方が右の表示素子35R
に表示される。装置の装着状態が正しい場合には、両眼
観察時の融合像は図7に示すような図形となり、使用者
は装置が正しく装着されていることを確認することがで
きる。逆に、装置の装着状態が正しくない場合には、融
合像は図8に示すような形状の崩れた図形となり、この
図形のずれから使用者は装置の装着状態が悪いことを確
認することができる。
【0025】このように、使用者が装置を装着したこと
を検知して、使用上の注意を表示することができるの
で、長時間使用などに関する注意を使用者に対して確実
に行うことが可能となり、使用者は常に快適性を考慮し
た使用状態で、映像を鑑賞することができる。
【0026】図9は第2の実施例の構成図を示し、オー
ディオ処理部23の出力は警告音声信号発生部50、音
声信号制御部51を介して制御手段27に接続されてい
る。その他の構成は第1の実施例と同様であり、同機能
の部材は同符号で示し説明は省略する。
【0027】電源スイッチ20がオンして電力供給が開
始され、音声信号及び映像信号は中継ボックス12のそ
れぞれオーディオ処理部23及びデコーダ処理部22に
入力される。装着検知センサ33からの信号が制御手段
27において装着状態を示している場合には、記憶手段
29に記憶されている音声パラメータが音声信号制御部
51においてD/A変換されてオーディオ処理部23に
送られる。警告音声信号発生部50は音声信号制御部5
1の指示に従い、観察者に対する注意や警告などの音声
データをオーディオ処理部23に送り、オーディオ処理
部23において、警告音声信号発生部50からの音声デ
ータは必要に応じて入力音声信号と切換え処理される。
更に、音声信号は音声パラメータに応じて処理が加えら
れ、ヘッドホン32に出力される。
【0028】また、制御手段27は記憶手段29に記憶
されている映像パラメータを映像信号制御部25に送
り、各映像パラメータはD/A変換されてデコーダ処理
部22に送られる。デコーダ処理部22において、これ
らの映像パラメータに応じてNTSC信号がRGB信号
に変換されて信号処理部24に送られる。また、キャラ
クタ発生部26は映像信号制御部25から送られてくる
指示に従い、明るさや色彩などの調整画面の画像データ
を信号処理部24に送り、信号処理部24においてこれ
からの画像データは、必要に応じて入力映像信号と混合
処理される。
【0029】図10はフローチャート図を示し、ステッ
プS21 で電源スイッチ20を入力すると、ステップS22
で装着検知センサ33は使用者が装置を装着しているか
どうかを検出して、その情報を制御手段27に送る。ス
テップS23 で所定時間内に装置が装着されない場合に
は、ステップS24 で電源は自動的にオフになる。一方、
装置が装着されると、ステップS25 で画面には図11に
示すような音声ガイダンスに従うように指示する文章が
表示される。
【0030】更に、ステップS26 でヘッドホン32から
はパス操作を要求するメッセージが再生され、ステップ
S27 で使用者がパス操作を所定回数以上間違えるか、或
いは所定時間が経過すると、ステップS28 で電源は自動
的にオフになる。パス操作が正しく入力されると、ステ
ップS29 で画面には長時間使用の制限や不快感を感じた
際の対処法を示す警告メッセージが再生される。
【0031】ステップS30 で所定時間内に使用者の了解
が得られない場合には、ステップS31 で電源は自動的に
オフになる。このとき、使用者による了解の動作は、リ
モコン部45に配置した選択釦47の操作などにより行
う。音声メッセージの再生が終了しかつ使用者の了解が
得られると、ステップS32 で画面には装着状態を確認す
るための図形が表示される。なお、装置の装着状態を確
認する手段は第1の実施例と同様である。ステップS33
で所定時間内に使用者の了解が得られない場合には、ス
テップS34 で電源は自動的にオフになる。装置が正しく
装着され使用者の了解が得られると、ステップS35 で映
像表示を開始する。
【0032】このように、使用者が装置を装着したこと
を検知して、使用上の注意等の音声メッセージを再生す
るので、使用者が警告メッセージを聞かずに了解動作を
行うことを回避することができ、使用者に対して長時間
使用などに関する注意をより確実に行うことが可能とな
り、使用者が常に快適性を考慮した映像鑑賞を行うこと
ができる。また、警告を行う手段として音声による警告
メッセージを使用することにより、使用者が装置の使用
上の注意を認識する確実性を向上することができる。
【0033】図12は第3の実施例の構成図を示し、本
実施例では装置検知センサ33は使用しない。その他の
構成は第2の実施例と同様である。
【0034】電源スイッチ20がオンして電力供給が開
始されると、音声信号及び映像信号は中継ボックス12
のそれぞれオーディオ処理部23及びデコーダ処理部2
2に送られる。制御手段27は記憶手段29に記憶され
ている音声パラメータを音声信号制御部51に送り、各
音声パラメータはD/A変換されてオーディオ処理部2
3に送られる。警告音声信号発生部50は音声信号制御
部51から送られてくる指示に従い、観察者に対する注
意や警告などの音声データをオーディオ処理部23に送
り、音声信号制御部51の制御によって音声データのリ
ピート再生が可能となる。オーディオ処理部23におい
て、警告音声信号は音声パラメータに応じて処理を加え
られてヘッドホン32に出力される。なお、映像信号の
制御に関しては第2の実施例と同様である。
【0035】図13はフローチャート図を示し、ステッ
プS41 で電源スイッチ20を入力すると、ステップS42
で画面には図11に示す音声ガイダンスに従うように文
章により指示される。更に、ステップS43 でヘッドホン
32からはパス操作を要求するメッセージが再生され、
ステップS44 で使用者がパス操作を所定回数以上間違え
るか或いは所定時間が経過すると、ステップS45 で電源
は自動的にオフになる。一方、ステップS46 でパス操作
が正しく入力されると、画面には長時間使用の制限や不
快感を感じた際の対処法を示す警告メッセージが再生さ
れる。
【0036】ステップS47 で所定のリピート回数以内に
使用者の了解が得られない場合には、ステップS48 で電
源は自動的にオフになる。このとき、使用者による了解
の動作は、リモコン部45に配置された選択釦16の操
作などにより行う。音声メッセージの再生が最低でも1
回は終了し、かつ使用者の了解が得られると、ステップ
S49 で画面には装着状態を確認するための図形が表示さ
れる。なお、装置の装着状態を確認する手段は第1の実
施例と同様である。ステップS50 で所定時間内に使用者
の了解が得られない場合には、ステップS51 で電源は自
動的にオフになる。装置が正しく装着され使用者が了解
が得られると、ステップS52 で映像表示が開始される。
【0037】このように、使用上の注意等の音声メッセ
ージを繰返し再生するために、電源投入時にヘッドホン
32を装着していない場合やメッセージを聞き逃した場
合でも、確実に警告内容を使用者に伝えることが可能と
なる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るヘッド
マウント型映像表示装置は、使用者が装置を装着したこ
とを検知して使用上の注意等の警告用表示を行えるよう
にしたので、長時間使用などに関する注意を使用者に対
してより確実に行うことが可能となる。
【0039】本発明に係るヘッドマウント型映像表示装
置は、警告音声信号を発生して使用者に警告するように
したので、長時間使用などに関する注意等を使用者に対
してより確実に行うことが可能となる。
【0040】本発明に係るヘッドマウント型映像表示装
置は、警告音声信号をリピート再生することができるよ
うにしたことにより、音声による警告メッセージを確実
に使用者に伝達し、使用者が装置の使用上の注意等の警
告を確実に認識できる。
【0041】本発明に係るヘッドマウント型映像表示装
置は、警告音声発生部による音声信号再生中に、観察者
に対して音声ガイダンスに従うように指示する文章を表
示することにより、使用者が装置の使用上の注意等の警
告を確実に認識できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の斜視図である。
【図2】構成図である。
【図3】警告処理のフローチャート図である。
【図4】装着検知センサの位置を示す斜視図である。
【図5】装着状態確認用画像の説明図である。
【図6】装着状態確認用画像の説明図である。
【図7】正しい装着状態の融合像の説明図である。
【図8】正しくない装着状態の融合像の説明図である。
【図9】第2の実施例の構成図である。
【図10】警告処理のフローチャート図である。
【図11】音声メッセージ再生中の表示画面の説明図で
ある。
【図12】第3の実施例の構成図である。
【図13】警告処理のフローチャート図である。
【図14】従来例の構成図である。
【符号の説明】
11 表示部本体 12 中継ボックス 17 リモートコントロール部 21 電源回路 22 デコーダ処理部 23 オーディオ処理部 24 信号処理部 25 映像信号制御部 26 キャラクタ発生器 27 制御手段 28 入力手段 29 記憶手段 31 表示駆動回路 32 ヘッドホン 33 装着検知センサ 35L、35R 表示素子 36L、36R バックライト 37L、37R 光学素子 40 タッチセンサ又は感圧センサ 41 つる 42 ばねセンサ 50 警告音声信号発生部 51 音声信号制御部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を表示する画像表示手段と、該画像
    表示手段に画像表示を行う画像表示駆動手段と、前記画
    像表示手段に表示された画像を観察者の瞳に拡大して導
    く光学系手段とを有するヘッドマウント型映像表示装置
    において、装着状態を検出する装着検知センサと、該装
    着検知センサからの信号に基づいて前記画像表示手段に
    警告用表示を行う警告手段とを備えたことを特徴とする
    ヘッドマウント型映像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記装着検知センサは、装着時に観察者
    に接触する部分に設けたタッチセンサとした請求項1に
    記載のヘッドマウント型映像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記装着検知センサは、装着時に観察者
    に接触する部分に設けた感圧センサとした請求項1に記
    載のヘッドマウント型映像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記装着検知センサは、装着時に押し広
    げられた状態を保持するつる部分に設けたばねセンサと
    した請求項1に記載のヘッドマウント型映像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記装着検査センサを複数個所に設けた
    請求項1〜4の何れか1つの請求項に記載のヘッドマウ
    ント型映像表示装置。
  6. 【請求項6】 画像を表示する画像表示手段と、該画像
    表示手段に画像表示を行う画像表示駆動手段と、前記画
    像表示手段に表示された画像を観察者の瞳に拡大して導
    く光学系手段とを有するヘッドマウント型映像表示装置
    において、警告のための音声信号を発生する警告音声信
    号発生部と、装着状態を検出する装着検知センサと、該
    装着検知センサからの信号に基づいて前記音声信号を制
    御する音声信号制御部とを備えたことを特徴とするヘッ
    ドマウント型映像表示装置。
  7. 【請求項7】 画像を表示する画像表示手段と、該画像
    表示手段に画像表示を行う画像表示駆動手段と、前記画
    像表示手段を照射する照明手段と、前記画像表示手段に
    表示された画像を観察者の瞳に拡大して導く光学系手段
    とを有するヘッドマウント型映像表示装置において、警
    告のための音声信号を発生する警告音声信号発生部と、
    前記音声信号のリピート再生を行う音声信号制御部とを
    備えたことを特徴とするヘッドマウント型映像表示装
    置。
  8. 【請求項8】 画像を表示する画像表示手段と、該画像
    表示手段に画像表示を行う画像表示駆動手段と、前記画
    像表示手段を照射する照明手段と、前記画像表示手段に
    表示された画像を観察者の瞳に拡大して導く光学系手段
    とを有するヘッドマウント型映像表示装置において、警
    告のための音声信号を発生する警告音声信号発生部と、
    音声信号制御部と、キャラクタ発生部と、制御部とを備
    え、前記制御部は前記警告音声発生部による音声信号再
    生中に前記キャラクタ発生部によって前記画像表示手段
    に観察者に対して音声ガイダンスに従うように指示する
    文章を表示することを特徴とするヘッドマウント型映像
    表示装置。
JP10223637A 1998-07-23 1998-07-23 ヘッドマウント型映像表示装置 Pending JP2000041204A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10223637A JP2000041204A (ja) 1998-07-23 1998-07-23 ヘッドマウント型映像表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10223637A JP2000041204A (ja) 1998-07-23 1998-07-23 ヘッドマウント型映像表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000041204A true JP2000041204A (ja) 2000-02-08

Family

ID=16801323

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10223637A Pending JP2000041204A (ja) 1998-07-23 1998-07-23 ヘッドマウント型映像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000041204A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007251415A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Nikon Corp 頭部装着型ディスプレイ
JP2007259252A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Nikon Corp 位置調整ガイダンス用データ、記録媒体および装着型ディスプレイ装置
WO2008094025A1 (fr) * 2007-01-29 2008-08-07 Korganbay Sagnaevich Sholanov Procédé de connexion protégée d'un utilisateur éloigné et système de mise en oeuvre de ce procédé
JP2009128450A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Sony Corp 表示装置、及び接続通知方法
JP2009237801A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Nippon Tokei Jimu Center:Kk 通信システム及び通信方法
KR20150092226A (ko) * 2012-11-29 2015-08-12 마이크로소프트 테크놀로지 라이센싱, 엘엘씨 헤드 탑재형 디스플레이 자원 관리
US10314539B2 (en) 2015-01-07 2019-06-11 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for measuring biological signal

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007251415A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Nikon Corp 頭部装着型ディスプレイ
JP4572848B2 (ja) * 2006-03-14 2010-11-04 株式会社ニコン 頭部装着型ディスプレイ
JP2007259252A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Nikon Corp 位置調整ガイダンス用データ、記録媒体および装着型ディスプレイ装置
JP4618177B2 (ja) * 2006-03-24 2011-01-26 株式会社ニコン 位置調整ガイダンス方法
WO2008094025A1 (fr) * 2007-01-29 2008-08-07 Korganbay Sagnaevich Sholanov Procédé de connexion protégée d'un utilisateur éloigné et système de mise en oeuvre de ce procédé
JP2009128450A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Sony Corp 表示装置、及び接続通知方法
JP2009237801A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Nippon Tokei Jimu Center:Kk 通信システム及び通信方法
KR20150092226A (ko) * 2012-11-29 2015-08-12 마이크로소프트 테크놀로지 라이센싱, 엘엘씨 헤드 탑재형 디스플레이 자원 관리
KR102055967B1 (ko) 2012-11-29 2019-12-13 마이크로소프트 테크놀로지 라이센싱, 엘엘씨 헤드 탑재형 디스플레이 자원 관리
US10314539B2 (en) 2015-01-07 2019-06-11 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for measuring biological signal
US11357450B2 (en) 2015-01-07 2022-06-14 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for measuring biological signal

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100280860B1 (ko) 화상 표시 장치
US7173765B2 (en) Information display system
US7193584B2 (en) Wearable display apparatus
JP4802806B2 (ja) 画像表示装置
US20060017657A1 (en) Information display system
JP4366944B2 (ja) ヘッドマウントディスプレイ
JP2005172851A (ja) 画像表示装置
US6445363B1 (en) Head-mounted display apparatus
JP2001221974A (ja) 頭部装着型表示装置
JP2002189464A (ja) 画像表示装置および画像表示システム
JP2000041204A (ja) ヘッドマウント型映像表示装置
JP5272813B2 (ja) ヘッドマウントディスプレイ
JPH11331732A (ja) ヘッドマウント型映像表示装置
JPH09211376A (ja) ヘッドマウントディスプレー装置
JP2000241752A (ja) ヘッドマウント型表示装置およびその警告表示方法
JP2000235163A (ja) ヘッドマウント型表示装置およびその警告表示方法
JP3303342B2 (ja) メガネ型ディスプレイ
JPH11352439A (ja) ヘッドマウント型映像表示装置
JPH0756517A (ja) 眼鏡型画像表示装置
JP2606533B2 (ja) 液晶表示装置
JP6268704B2 (ja) 表示装置、表示装置の制御方法、および、プログラム
JPH09304727A (ja) 光学視覚装置
JP2000206447A (ja) ヘッドマウント型映像表示装置
JPH07135624A (ja) 載頭型映像表示装置
JPH11196352A (ja) ヘッドマウント型映像表示装置