JP4366944B2 - ヘッドマウントディスプレイ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザの頭部に装着された状態で、ユーザが画像を見ることができるように画像出力を行うヘッドマウントディスプレイ、および、これを有する表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ヘッドマウントディスプレイ(以下、HMDと略称する)は、ユーザの頭部に装着された状態で、ユーザが画像を見ることができるように画像出力を行う。この種のHMDには、ゴーグル型と称される、両眼を完全に覆って、ユーザの視野には、HMDの表示のみが見えるようにしたものと、片眼の眼前に画像出力部が配置される片眼タイプのものがある。
【0003】
片眼タイプのHMDにおいては、画像出力部からの画像と、外部の景色とが同時に視野に入る。したがって、片眼タイプのHMDは、画像から特定の情報を得つつ、外部の景色を見ながら作業ができるなどの利点がある。
【0004】
しかし、この種の片眼タイプのHMDにおいては、ユーザが出力画像を観察している場合に、その環境の明るさと、出力画像の明るさとが著しく異なる場合、出力画像が見えにくくなることがある。
【0005】
ところで、背景と画像の明るさのバランスを測るものとして、特開平10−148807号公報(特許文献1)に記載される技術がある。この文献には、液晶のバックライトの輝度を、外景の明るさに応じて変化させることにより、画像と外景の明るさの一致を図るHMDが記載されている。
【特許文献1】
特開平10−148807号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1では、片眼で画像を観察するタイプのHMDにおいて生じる固有の問題について考慮していない。すなわち、片眼タイプのHMDにおいては、画像を観察している眼に入射する光量と、画像を観察していない反対側の眼に入射する光量が異なると、画像が見づらくなる等の問題を引き起こす。
【0007】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、外部の明暗にかかわらず画像が見やすいHMDを提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、少なくとも一方の眼の眼前において画像を表示するヘッドマウントディスプレイにおいて、画像を表示する画像出力部と、前記画像出力部のおかれている環境の明るさを検出する光センサと、前記画像出力部および前記光センサを支持すると共に、ユーザの頭部に装着するための支持部とを有し、前記画像出力部は、前記光センサの検出結果に応じて、表示される画像の明るさが可変であることを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0009】
請求項2に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記光センサは、前記ユーザヘ向かう光の一部を検出することを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0010】
請求項3に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項2に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記光センサは、前記画像出力部近傍に固定されていることを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0011】
請求項4に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項1、2および3のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記画像出力部は、画像表示信号を光信号に変換する電気−光変換器と、変換された画像を拡大する光学系とを有し、前記画像出力部から表示される画像の明るさは、前記光センサの検出結果前記画像の輝度を変化させることで得られ、環境が明るい場合、画像の輝度を挙げ、環境が暗い場合、画像の輝度を下げる制御が行われることを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0012】
請求項5に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項1ないし4のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記画像出力部は、減光フィルタを有し、前記減光フィルタは、外部からの指示に応じて透過率が変更可能であり、前記画像出力部で表示される画像の明るさは、前記光センサの検出結果に応じて、前記減光フィルタの透過率を変化させることでなされることを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0013】
請求項6に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項1ないし5のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記画像出力部とは異なる眼前でかつ視界の少なくとも一部を覆う位置で、支持され、透過光量を制限する遮光板をさらに有することを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0014】
請求項7に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項6に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記遮光板は、透過光量が可変であることを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0015】
請求項8に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項6および7のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記遮光板は、環境が明るい場合は透過率が低くなるように変化し、環境が暗い場合は透過率が高くなるように変化することを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0016】
請求項9に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項8に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記遮光板は、酸化還元反応により透過率が変化することを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0017】
請求項10に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項6ないし9のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記遮光板は、フォトクロミズムにより透過光量が変化する材料を含むことを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0018】
請求項11に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項6ないし10のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、更に、光センサを有し、前記遮光板は、前記光センサの検出結果に応じて透過率が変化することを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0019】
請求項12に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項11に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記遮光板は、液晶およびEC素子のいずれかであることを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0020】
請求項13に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項6ないし12のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記遮光板は、眼前の位置に配置した状態と、配置しない状態とに切り替え可能であることを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0021】
請求項14に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項13に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、更に、前記光センサの検出結果に応じて、前記遮光板を眼前の位置に配置した状態と、配置しない状態とに切り替える手段を有することを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0022】
請求項15に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、眼前において画像を表示するヘッドマウントディスプレイにおいて、ユーザの一方の眼前において画像を表示する画像出力部と、前記ユーザの他方の眼前において透過光量を制限する遮光板と、前記画像出力部および前記遮光板を支持すると共に、ユーザの頭部に装着するための支持部とを有することを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0023】
請求項16に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項15に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記遮光板を前記眼前に配置した状態と、配置しない状態とで切替可能であることを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0024】
請求項17に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項15および16のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記遮光板は、環境が明るい場合は透過率が低くなるように変化し、環境が暗い場合は透過率が高くなるように変化することを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0025】
請求項18に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項17に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記遮光板は、酸化還元反応により透過率が変化することを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0026】
請求項19に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項17に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記遮光板は、フォトクロミック分子を含み、入射する光の強度に応じて着色して透過率が変化することを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0027】
請求項20に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項1ないし4のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記画像出力部は、複数の異なる透過率領域を有する減光フィルタを有し、前記減光フィルタは、外部からの指示に応じて前記画像出力部から放射された光束に位置する前記減光フィルタの透過率領域が変更可能であり、前記画像出力部で表示される画像の明るさは、前記光センサの検出結果に応じて、前記減光フィルタの透過率領域を変化させることでなされることを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0028】
請求項21に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項6に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記遮光板は、透過光量が各々異なる複数の領域を有し、前記複数の領域のうちいずれか一つの領域を任意に位置するようにしたことを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、それぞれ図面を参照しながら説明する。(第1実施形態)
図1に、本発明の第1の実施形態に係るヘッドマウントディプレイの一例を示す。
【0030】
図1に示すように、ヘッドマウントディスプレイ(以下、HMDと略記する)は、ユーザUに対して画像を表示するための機能を有する画像出力部100と、音声、音楽、効果音等の音響を発生させる機能を有する音響出力部200と、画像出力部100および音響出力部200を一体的に連結すると共に、これらをユーザUの頭部1に着脱自在に装着するための支持部300とを有する。さらに、外部の明るさを測定する光センサ500を有している。
【0031】
また、このHMDは、画像表示信号および音響出力信号を出力する駆動ユニットDとケーブル800を介して接続されることにより動作するものである。
【0032】
以下にHMDの各構成要素について説明する。
【0033】
画像出力部100は、図2に示すように、画像を現す画像表示信号を光信号に変換して画像を形成する電気−光変換器110と、形成された画像を拡大する光学系120と、該光学系120を収容する鏡筒130と、これら全体的に収容するケース140とを有する。
【0034】
本実施形態において用いられる電気−光変換器110は、ビットマップイメージの画像を形成する表示素子により構成することができるものである。この種の電気−光変換器110には、大別して、2種類ある。第1のものは、画像出力信号に応じて透過率または反射率が変化するセルを、ビットマップの各画素に対応して配置し、他の光源からの光について各画素の透過率または反射率を変化させることによって画像を形成する形式のデバイスである。第2のものは、自らが発光する素子をビットマップの各画素に対応して配置し、画像出力信号に応じて各素子の発光輝度を変化させることによって画像を形成する形式のデバイスである。前者の形式のデバイスとしては、例えば、透過率または反射率を変化させることができる液晶セルを二次元的に配置した液晶表示素子が挙げられる。後者の形式でのデバイスとしては、例えば、電気信号によりそれ自身が発光する発光素子を二次元的に配置した有機EL素子が挙げられる。本発明では、いずれの形式のデバイスを用いてもよい。本実施形態では、自発光素子である有機EL素子を二次元的に配置した発光表示素子を用いている。
【0035】
また、電気−光変換器110では、例えば、情報処理装置のディスプレイ画面のように画面を形成することができる。もちろん、動画を表示することも可能である。
【0036】
光学系120は、本実施形態では、レンズ系121a,bを有する。レンズ系121a,bは、電気−光変換器110によって形成される画像を拡大する。具体的には、虚像を形成する。この虚像をユーザの水晶体が網膜上に結像させることにより、例えば、ユーザがあたかも大きな画像を見ているように表示することが可能となる。
【0037】
鏡筒130は、前述した光学系120を収容するレンズ収容部131と、電気−光変換器110を収容する変換器収容部132と、電気−光変換器110との距離を一定に保つと共に、外光が入射しないように遮断する遮光部133とを有する。鏡筒130は、遮光性材料により形成される。
【0038】
ケース140は、例えば、遮光性のプラスチックにより形成される。ケース140のユーザUとの対向面に開口部142が設けられている。この開口部142内に、レンズ系121が収容される。また、ケース140の一端は、画像出力支持アーム320との連結部となっている。
【0039】
音響出力部200は、音響出力信号を音響に変換するものである。本実施形態では、左音響出力部200Lと、右音響出力部200Rとが設けられている。この音響出力部200は、電気信号を音響に変換する音響変換器210と、これを収容するケース230と、ケース230のユーザUとの対向面に設けられてユーザUの耳に当接する耳パッド220とを有する。
【0040】
音響出力部200は、通常、ヘッドホンとして製品化されているものを用いることができる。また、音響出力部200は、本実施形態では、その構造上、後述する支持部300と共に、当該HMDをユーザUの頭部1に装着させる際の、耳への当接部としても機能する。
【0041】
この種の音響出力部としては、密閉型と、開放型と、セミ密閉型とがある。本発明においてはいずれの型式を採用してもよい。本実施形態では、密閉型となるケース230を用いている。ケース230の内部に、音響変換器210が配置される。また、ケース230の一端に、支持部300のバンド310との連結部233となっている。
【0042】
なお、本実施形態では、音響出力部200L側に、ケーブル800と内部配線とを接続する接続部(図示せず)が設けられている。
【0043】
音響変換器210としては、振動板と、この振動板を励振する駆動回路とにより構成される。具体的には、小型スピーカにより構成することができる。ケース230のユーザU対向面側に開口部が設けられ、音響変換器210から放射される音響が外部に伝搬できるように構成されている。
【0044】
耳パッド220は、ケース230の縁部に固定されて、ケース230のユーザU対向面側に位置する。音響出力部200L,200Rは、後述するように、支持部300により、互いに近接する方向に付勢される。そのため、耳パッド220は、支持部300による耳への押圧を和らげると共に、耳への密着性を向上するために、装着されている。
【0045】
支持部300は、図1に示すように、左右の音響出力部200Lと200Rとを連結するバンド310と、バンド310の一端側に設けられた画像出力部支持アーム320とを有する。画像出力部支持アーム320は、バンド310の一端で連結固定されている。
【0046】
バンド310は、ユーザUの頭部1を後方から挟むことができるように湾曲した形状を持っている。そして、両端に音響出力部200Lと200Rとが連結固定されている。
【0047】
光センサ500は、画像出力部100の上部に設置されている。光センサ500は、図2に示すように、受光素子510、集光レンズ520及びこれらを収納するケース530で構成される。受光素子510は、受けた光量に応じた電気信号を生成する光電変換素子である。例えば、フォトダイオード、フォトトランジスタが用いられる。ケース530は、外光が入射しないように遮光性の材料で構成され、開口部531を有する。開口部531に集光レンズ520が設けられている。
【0048】
光センサ500は、ユーザの眼に入る環境光と略同方向の環境光の光量を検出できるよう所定の方向に設置されている。これにより、光センサ500の感度分布がユーザの眼の持つ感度分布と略一致する。光センサ500の出力は、ケーブル800を介して駆動ユニットDの調光制御装置860(図8参照)に送られる。
(駆動ユニット等)
本実施形態のHMDは、画像表示信号および音響出力信号を出力する駆動ユニットDとケーブル800を介して接続されることにより動作するものである。
【0049】
駆動ユニットDには、図8で示すように、画像出力部100に画像表示信号を送るため、当該画像表示信号を処理する画像出力信号処理装置851と、音響出力部200に音響出力信号を送るための音響出力信号処理装置852と、記憶装置853と、駆動ユニット全体を管理する中央制御装置854と、電源のオンオフおよび節電モードの制御を行うための電源制御回路856と、電池857とを有する。また、光センサ500から検出結果を受け取る調光制御装置860を有する。また、HMD本体と情報、信号等の授受をする入出力インタフェース858を有する。また、図1で示す様に、電源のオンオフを行うためのメインスイッチSWを有する。さらに、HMDと信号を授受するためのケーブル800のプラグ810を接続するためのコネクタCNが設けられている。また、電源として、図8で示す様に、充電可能な電池857が用意されている。
【0050】
コネクタCNは、画像出力信号、音響出力信号、調光制御信号、光センサ検出信号等を接続するため、多ピン構造と成っている。また、コネクタの形状についても、断面円形に限られない。角型で、ピンがシングルインライン、デュアルインライン等の配列となっているものであってもよい。なお、各信号をパケット等により伝送する場合には、高周波数に対応することができるピンであればよい。その場合には、一定の通信プロトコルに従って、種々の信号をデータとして送ることとなる。この場合には、通信制御装置がさらに設けられる。
【0051】
記憶装置853には、プログラムのほか、画像表示信号および音響出力信号を生成する基となる画像情報、音響情報等が格納される。記憶装置853としては、例えば、ハードディスク装置が用いられる。もちろん、これに限定されない。他の記憶媒体を用いることもできる。
【0052】
調光制御装置860は、前記光センサ500から送られる検出結果に基づいて、画像出力信号処理装置851において生成する画像出力信号の輝度を変更するための情報を生成する。この情報の生成は、例えば、次のようにして行うことができる。
【0053】
まず、前提として、当該HMDの使用環境について予め想定した標準的な環境の明るさ、例えば、オフィス内の明るさを標準の明るさとして定めておく。そして、画像出力信号処理装置851では、その標準的な明るさの環境におけるテストパターン画像の明るさを、許容する範囲と共に決定しておく。また、環境の明るさが標準的な明るさの許容範囲から外れる場合に、その明るさの差分に応じて、表示すべきテストパターンの画像の明るさを、標準とは異なる明るさとするための、画像出力信号の電圧(または電流)の増減分(補正値)を決めておく。標準的明るさ、異なる明るさ、その差分に対する画像出力信号の電圧等の増減分について、調光制御装置860に記憶させておく。
【0054】
一方、光センサ500の検出結果に基づいて現環境の明るさを求める。次に、求められた現環境の明るさと標準の明るさとを比較する。現環境の明るさが、標準的な明るさの許容範囲内であるかをしらべ、許容範囲内であれば、画像出力信号をそのまま出力する。一方、現環境の明るさが許容範囲を超える場合には、調光制御装置860で標準の明るさとの差分を求め、その差分に対応する画像出力信号の電圧等の補正値を調光制御装置860から画像出力信号処理装置851に送って、画像出力信号に対する補正を行わせる。すなわち、画像出力信号の電圧(または電流)の増減を行わせる。
【0055】
これにより、画像出力部100から出力される画像が、環境の明るさに応じた輝度で出力されることとなる。従って、現環境が明るくなれば、画像出力表示部100における画像出力の輝度が上がり、現環境が暗くなれば、画像出力表示部100における画像出力の輝度が下がる。
【0056】
なお、画像と環境の明るさの比較は、絶対的なものではない。ユーザによっては、暗い画面を好む場合もあり、また、明るい画面を好む場合もある。従って、ユーザの好みに合わせるようにしてもよい。具体的には、明るい画面を好むユーザにとっては、環境よりも少し明るい状態を標準として、環境の明るさの変化に対して出力画像の明るさを設定する。標準的な明るさの決定に際して、明るさの異なる複数種のテストパターンを用意し、ユーザが選択したテストパターンの明るさを標準の明るさとして選ぶようにしてもよい。
【0057】
以上の構成より、ユーザは、外部の明暗にかかわらず画像が見やすくなる。
(第1実施形態の変形)
第1実施形態のHMDは、下記のように変形することもできる。
【0058】
図3は、第1実施形態の変形であるHMDの画像出力部100の断面図である。
【0059】
図3において、電気−光変換器110と光学系121との間には減光フィルタ125が設けられる例である。
【0060】
減光フィルタ125は、電気−光変換器110から光学系121に入射する光量を減少させる機能を果たす。減光フィルタ125は、外部からの指示に応じて透過率が変化できるものであればよく、例えば、液晶、EC素子(エレクトロクロミック素子)等を用いることができる。
【0061】
また、図3の画像出力部100を有するHMDにおいては、図9に示す駆動ユニットDを有する。この駆動ユニットDは、さらに減光フィルタ透過率制御装置861を有する点を除いて、前述した図8に示す駆動ユニットDと基本的には同じ構成を有している。
【0062】
また、環境の明るさに応じた減光フィルタ125の適切な透過率は、予め決定されており、その値は調光制御装置860に記憶されている。ただし、その値は、ユーザの好みがあるので、ユーザが選択できるようにするとよい。
【0063】
図3の画像出力部を有するHMDにおいて、外部の明るさの変化に応じてなされる動作は次の通りである。
【0064】
まず、光センサ500が外部からユーザの眼に入射する光とほぼ同方向の光量を検出する。その検出結果は、駆動ユニットDの調光制御装置860へ送られる。調光制御装置860は、検出結果に基づいて現環境の明るさを求める。次に、求められた現環境の明るさと、それに応じた減光フィルタ125の透過率の値とを比較する。
【0065】
その結果、減光フィルタ125の透過率を変更すべきである場合は、調光制御装置860は、減光フィルタ透過率制御装置861に減光フィルタ125の透過率を変更するように命令する。減光フィルタ透過率制御装置861は、その命令に応じて、減光フィルタ125の透過率を変更する。
【0066】
これにより、画像出力部100から出力される画像が、環境の明るさに応じた輝度で出力されることとなる。従って、現環境が明るくなれば、画像出力部100における画像出力の輝度が上がり、現環境が暗くなれば、画像出力部100における画像出力の輝度が下がる。
【0067】
これにより、ユーザは、外部の明暗にかかわらず画像が見やすくなる。
【0068】
なお、減光フィルタ125は、電気−光変換器110とユーザの眼との間に配置されていればよく、光学系120に対してユーザの眼に対向する側に配置されていてもよい。
【0069】
また、調光制御装置860と減光フィルタ透過率制御装置861は、画像出力信号処理装置851などとは別のユニットに設けていても良い。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図4および図5を参照して説明する。
【0070】
本実施形態のHMDは、画像を観察していない眼の眼前に、遮光板をさらに有する点で、前記第1実施形態と異なる構造を有するものである。
。ただし、そのほかの構造は、第1の実施形態と同様である。従って、重複した説明を避けるため、ここでは、第1の実施形態と相違する点を中心に説明する。
【0071】
図4および図5に示すように、本実施形態に係るHMDは、画像出力部100と、音響出力部200と、支持部300と、遮光板600を有する。
【0072】
支持部300は、図4および図5に示すように、左右の音響出力部200Lと200Rとを連結するバンド310と、バンド310の一端側に設けられた画像出力部支持アーム320とを有する。画像出力部支持アーム320は、バンド310の一端で、本実施例では音響出力部200Lに隣接する支持アーム支持部340に連結固定されている。
【0073】
バンド310は、ユーザUの頭部1を後方から挟むことができるように湾曲した形状を持っている。そして、両端に音響出力部200Lと200Rとが連結固定されている。
【0074】
また、バンド310は、本体311と、遮光板支持アーム345を出没自在に収容する遮光板支持アーム収容部315とにより構成される。バンド310には、駆動ユニットDからのケーブル800に接続される配線(図示せず)が設けられている。これら配線のうち一部は、画像出力部100に通じ、他の一部は、左右の音響出力部200L,200Rに通じる。
【0075】
遮光板支持アーム収容部315には、本実施形態では、音響出力部200Rに隣接して、開口部315bが設けられている。遮光板支持アーム345は、この開口部315bから出没することができる。なお、開口部315bには、図示していないが、遮光板支持アーム345が、引き出された際に、抜け落ちないようにするためのストッパが設けられている。また、遮光板支持アーム収容部315には、遮光板支持アーム345の出没を円滑に行うため、案内レール(図示せず)が設けられる。これにより、遮光板支持アーム345が円滑にスライドすることになる。従って、遮光板支持アーム345を使用可能状態とするため、また、使用終了後に待避させるために、ユーザUにより行われる出没操作が容易となる。
【0076】
遮光板600は、遮光板支持アーム345の一端に連結固定されている。
【0077】
遮光板600は、所定の透過率を有し、遮光する機能を持ったものであればよいが、好ましくは、光量が多い場合は透過率が低く変化し、光量が少ない場合は透過率が高く変化するものである。このような遮光板600としては、例えば、サングラス等に用いられる酸化還元反応に基づいて透過率変化する光学素子を用いることができる。
【0078】
第2実施形態のHMDは、画像を観察していない眼の眼前に、遮光板を有することを特徴とする。
【0079】
すなわち、ユーザがHMDで画像を観察しているときに外部が明るいと、画像を観察している眼と、画像を観察していない反対の眼へ入射する光量とで差が生じ、画像が見づらくなる。
【0080】
そこで、第2実施形態のHMDは、画像を観察していない方の眼の前に遮光板600を設置できるようにし、画像を観察していない方の眼に入射する光量を減少させ、画像の見づらさの低減を図ったものである。
【0081】
本実施形態によれば、遮光板支持アーム345を遮光板支持アーム収容部315に収容することで、遮光板600は眼の前から待避できる。したがって、ユーザが作業をする際など、遮光板600が邪魔と感じる時には、遮光板600を視野外に待避させることができ、便利である。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について図6を参照して説明する。
【0082】
第3実施形態のHMDは、光センサ500の出力に応じて、遮光板600を電動でユーザの眼前に配置又は待避する機能を有する点で、前記第2の実施形態と異なる構造を有するものである。
【0083】
ただし、そのほかの構造は、第2の実施形態と同様である。従って、重複した説明を避けるため、ここでは、第2の実施形態と相違する点を中心に説明する。
【0084】
図6のHMDにおいて、バンド310の遮光板支持アーム収容部315には、遮光板支持アーム345を電動でスライドし収容する駆動機構部390が設置されている。
【0085】
図7は、モータ391が設置されている駆動機構部390の断面図である。
【0086】
モータ391のモータ軸392にはローラー393が設置されており、ローラー393はモータ軸392を中心にモータ391の回転と連動して回転する。
【0087】
ローラー393は、遮光板支持アーム345の側面と接しており、ローラー393が回転すると、摩擦力により、遮光板支持アーム345が移動する。図6では、ローラー393が時計回りに回転すると、遮光板支持アーム345は遮光板支持アーム収容部315に押し込まれる。逆に、ローラー393が反時計回りに回転すると、遮光板支持アーム345は遮光板支持アーム収容部315から引き出される。
【0088】
ローラー393の材質としては、所定の摩擦力を生じるものであればよいが、好ましくは、ゴム等の弾性体である。ただし、摩擦力が大きすぎると、遮光板支持アーム345をユーザが手動で出し入れできなくなるので、好ましくない。
【0089】
画像表示部100の上部には、光センサ500が設置されている。この光センサ500は、第1の実施形態で説明した光センサ500と同一の内容を有するので、説明を省略する。
【0090】
図6のHMDにおいて、駆動ユニットDには、図10に示すようにモータ391が所定方向に所定数回転駆動するように制御する支持アーム駆動制御装置862が設けられる。
【0091】
また、環境の明るさがどのくらいであれば、遮光板を眼前に配置すべきであるかは予め決定されており、その明るさの基準値は記憶装置853に記憶されている。ただし、その基準値は、ユーザの好みがあるので、ユーザが選択できるようにするとよい。
【0092】
次に第3実施形態のHMDの動作について、外部の明るさの変化に応じた動作を中心に説明する。
【0093】
まず、光センサ500が外部からユーザの眼に入射する光とほぼ同方向の光量を検出する。その検出結果は、駆動ユニットDの調光制御装置860へ送られる。調光制御装置860は、検出結果に基づいて現環境の明るさを求める。次に、求められた現環境の明るさと、遮光板を配置すべき明るさの基準値とを比較する。
【0094】
その結果、遮光板を配置すべき明るさの基準値を超える場合は、モータ391を駆動し、遮光板600をユーザの眼前に配置するように、支持アーム駆動制御装置862に命令する。
【0095】
これにより、例えば、外部が明るすぎる場合であっても、画像を観察していない眼に入射される光量が緩和されるので、外部の明暗にかかわらず画像が見やすくなる。
【0096】
第3実施形態によれば、ユーザの眼の前に遮光板600を配置または待避させることを電動で行うので、ユーザが手動で遮光板支持アーム345を出し入れする必要がなく便利である。
(第3実施形態の変形)
第3実施形態のHMDは、外部の明るさに応じて、遮光板600の透過率を変化させるようにすることもできる。
【0097】
この場合、遮光板600は、外部からの駆動信号に応じて透過率を変化できるものであればよい。好ましくは、液晶、EC素子を用いることができる。遮光板の透過率の変化は、遮光板透過率制御装置863を駆動ユニットに搭載して行う(図11参照)。
【0098】
また、駆動ユニットDの調光制御装置860は、遮光板透過率制御装置863に、透過率を変更する命令を送る機能を有する。
【0099】
記憶装置853には、環境の明るさの変化に応じた適切な遮光板600の透過率の値が記憶されている。ただし、この値は、ユーザによって変わりうるので、ユーザが選択できるようにするとよい。
【0100】
このような構成を有するHMDの動作について、外部の明るさの変化に応じてなされる動作を中心に説明する。
【0101】
まず、光センサ500が外部からユーザの眼に入射する光とほぼ同方向の光量を検出する。その検出結果は、駆動ユニットDの調光制御装置860へ送られる。
【0102】
調光制御装置860は、検出結果に基づいて現環境の明るさを求める。次に、求められた現環境の明るさに対して、遮光板600が適切な透過率になるように、遮光板透過率制御装置863に命令する。遮光板透過率制御装置863は、この命令に応じて遮光板600の透過率を変更する。
【0103】
これにより、例えば、外部が明るすぎる場合であっても、画像を観察していない眼に入射される光量が緩和されるので、外部の明暗にかかわらず画像が見やすくなる。
【0104】
以上、3つの実施形態について説明したが、本発明のHMDはこれらに限定されない。
【0105】
第1の実施形態は、図1においては、片眼タイプのHMDであるが、両眼タイプのHMDにすることもできる。
【0106】
また、第1〜第3の実施形態の各特長を併せ持ったHMDも本発明に含まれる。例えば、第1実施形態のHMDに、第2または第3の実施形態のように画像を観察しない眼の前に遮光板を設置できるようにしたHMDも本発明に含まれる。この場合、光センサの検出結果に応じて、画像の輝度を調整するとともに、遮光板の透過率を調整するようにしたHMDとすることができる。
【0107】
さらに、以上に述べた実施形態のヘッドマウントディスプレイは、画像出力信号を生成すると共に、音響出力信号を出力する駆動ユニットに、ケーブルを介して接続される形式のものである。しかし、本発明が適用されるHMDは、これに限られない。例えば、駆動ユニットとHMDとを一体化した構造を有するものにも適用することができる。また、駆動ユニットとHMDとを無線で接続する構成のものに適用することもできる。後者の場合、無線通信のための回路と電源とがHMDに搭載される。また、駆動ユニット側にも、無線通信のための回路が搭載される。
【0108】
また、前述の透過率が可変な減光フィルタや遮光板の代わりに、図12に示した機械式の透過率可変フィルタ700を用いてもよい。図12(a)は機械式の透過率可変フィルタ700の正面図であり、(b)は(a)で図示されたAA’面での概略断面図であり、(c)はフィルタ705の概略図である。この透過率可変フィルタ700は、筐体702の一部に観測窓701が設けられ、この観測窓701が眼前に来るように支持部300に支持されている。
【0109】
そして、筐体702の内部には、異なる透過率を有する部分が設けられたフィルタ705と、このフィルタ705を巻き取るためのロ一ラ704a,bが備えれている。これらのローラ704a,bはケーブル703を介して図示していない調光制御装置に接続されている。
【0110】
この調光制御装置に応じて、ローラ704a,bを駆動することで、観測窓701と同じ位置に所望の透過率を有するフィルタ705を移動させることができる。
【0111】
このように観測窓701に所望の透過率を有するフィルタ705を繰り出すことによって、透過率を制御することが可能となる。
【0112】
このような透過率可変フィルターを用いても良い。
【0113】
また、以上の実施形態では、画像出力部および音響出力部の両者を有する例を示した。本発明の適用は、これに限られない。例えば、画像出力部のみを有するHMDにも適用可能である。
【0114】
【発明の効果】
本発明によれば、外光の明暗にかかわらず、画像が見やすいHMDを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明に係る第1の実施形態に係るヘッドマウントディスプレイの外観を示す斜視図。
【図2】 図2は第1の実施形態において用いられる画像出力部の構成を示す一部破断平面図。
【図3】 図3は第1の実施形態(変形)において用いられる画像出力部の構成を示す一部破断平面図。
【図4】 図4は本発明に係る第2の実施形態に係るヘッドマウントディスプレイの外観を示す斜視図。
【図5】 図5は本発明に係る第2の実施形態に係るヘッドマウントディスプレイの構造を示す一部破断平面図。
【図6】 図6は本発明に係る第3の実施形態に係るヘッドマウントディスプレイの構造を示す一部破断平面図。
【図7】 図7はモータ部の断面図。
【図8】 図8は第1実施形態において適用可能なHMD駆動ユニットの構成要素を表すブロック図。
【図9】 図9は第1実施形態(変形)において適用可能なHMD駆動ユニットの構成要素を表すブロック図。
【図10】 図10は第2実施形態において適用可能なHMD駆動ユニットの構成要素を表すブロック図。
【図11】 図11は第3実施形態において適用可能なHMD駆動ユニットの構成要素を表すブロック図。
【図12】 図12(a)は機械式の透過率可変フィルタ700の正面図。図12(b)は(a)で図示されたAA’面での概略断面図。図12(c)はフィルタ705の概略図である。
【符号の説明】
D…駆動ユニット、CN…コネクタ、SW…電源スイッチ、
U…ユーザ、1…頭部、
100…画像出力部、
110…電気−光変換器、
120…光学系、121a,121b…レンズ系、125…減光フィルタ、
130…鏡筒、131…レンズ収容部、132…変換器収容部、133…遮光部、
140…ケース、142…開口部、
200(200L,200R)…音響出力部、210…音響変換器、220…耳パッド、230…ケース、233…連結部、
300…支持部、310…バンド、311…バンド本体、
315…遮光板支持アーム収容部、315b…開口部、
320…画像出力部支持アーム、
340…支持アーム支持部、345…遮光板支持アーム、
390…駆動機構部、391…モータ、392…モータ軸、393…ローラー、500…光センサ、510…受光素子、520…集光レンズ、530…ケース、531…開口部、
600…遮光板、
700…透過率可変フィルタ、701…観測窓、702…筐体、703…ケーブル、704a,704b…ローラ、705…フィルタ、
800…ケーブル、810…プラグ、
851…画像出力信号処理装置、852…音響出力信号処理装置、853…記憶装置、854…中央制御装置、856…電源制御回路、857…電池、858…入出力インタフェース、860…調光制御装置、861…減光フィルタ透過率制御装置、862…支持アーム駆動制御装置、863…遮光板透過率制御装置

Claims (17)

  1. 一方の眼の眼前において画像を表示する片眼タイプのヘッドマウントディスプレイにおいて、
    画像を表示する画像出力部と、
    前記画像出力部のおかれている環境の明るさを検出する光センサと、
    前記画像出力部および前記光センサを支持すると共に、ユーザの頭部に装着するための支持部とを有し、
    前記画像出力部は、前記光センサの検出結果に応じて、表示される画像の明るさが可変であり、
    前記画像出力部は、ケースに収納され、前記光センサの検出結果に応じて、前記画像出力部を観察する前記一方の眼で感じる明るさと、前記画像出力部を観察しない他方の眼で感じる環境の明るさと、の差分が小さくなるように前記画像出力部に表示される画像の明るさを調整すること
    を特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  2. 請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記光センサは、前記ユーザヘ向かう光の一部を検出すること
    を特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  3. 請求項2に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記光センサは、前記画像出力部近傍に固定されていること
    を特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  4. 請求項1、2および3のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記画像出力部は、画像表示信号を光信号に変換する電気−光変換器と、
    変換された画像を拡大する光学系と、を有し、
    前記画像出力部から表示される画像の明るさは、前記光センサの検出結果に応じて、前記画像の輝度を変化させることで得られ、環境が明るい場合、画像の輝度を上げ、環境が暗い場合、画像の輝度を下げる制御が行われること
    を特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記画像出力部は、減光フィルタを有し、前記減光フィルタは、外部からの指示に応じて透過率が変更可能であり、
    前記画像出力部で表示される画像の明るさは、前記光センサの検出結果に応じて、前記減光フィルタの透過率を変化させることでなされること
    を特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  6. 請求項1ないし5のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記画像出力部とは異なる眼前でかつ視界の少なくとも一部を覆う位置で、支持され、
    透過光量を制限する遮光板を、さらに有すること
    を特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  7. 請求項6に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記遮光板は、透過光量が可変であること
    を特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  8. 請求項6および7のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記遮光板は、環境が明るい場合は透過率が低くなるように変化し、環境が暗い場合は、透過率が高くなるように変化する
    ことを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  9. 請求項8に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記遮光板は、酸化還元反応により透過率が変化すること
    を特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  10. 請求項6ないし9のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記遮光板は、フォトクロミズムにより透過光量が変化する材料を含むこと
    を特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  11. 請求項6ないし10のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    更に、光センサを有し、
    前記遮光板は、前記光センサの検出結果に応じて透過率が変化すること
    を特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  12. 請求項11に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記遮光板は、液晶およびEC素子のいずれかであること
    を特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  13. 請求項6ないし12のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記遮光板は、眼前の位置に配置した状態と、配置しない状態とに切り替え可能であること
    を特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  14. 請求項13に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    更に、前記光センサの検出結果に応じて、前記遮光板を眼前の位置に配置した状態と、配置しない状態とに切り替える手段を有すること
    を特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  15. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記画像出力部は、複数の異なる透過率領域を有する減光フィルタを有し、
    前記減光フィルタは、外部からの指示に応じて前記画像出力部から放射された光束に位置する前記減光フィルタの透過率領域が変更可能であり、前記画像出力部で表示される画像の明るさは、前記光センサの検出結果に応じて、前記減光フィルタの透過率領域を変化させることでなされること
    を特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  16. 請求項6に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記遮光板は、透過光量が各々異なる複数の領域を有し、
    前記複数の領域のうちいずれか一つの領域を任意に位置するようにしたこと
    を特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  17. 一方の眼の眼前において画像を表示する片眼タイプのヘッドマウントディスプレイにおいて、
    画像を表示する画像出力部と、
    前記画像出力部のおかれている環境の明るさを検出する光センサと、
    前記画像出力部および前記光センサを支持すると共に、ユーザの頭部に装着するための支持部と、を有し、
    前記画像出力部は、前記光センサの検出結果に応じて、表示される画像の明るさが可変であり、
    前記画像出力部は、ケースに収納され、前記光センサの検出結果から求めた現環境の明るさが、前記画像出力部を観察しない一方の眼で感じる環境の標準的な明るさの許容範囲を越える場合は、前記現環境の明るさと前記標準的な明るさの許容範囲との差分を求め、前記差分が前記現環境の明るさのほうが明るいときは、前記画像出力部に表示される前記画像の明るさを明るくし、前記差分が前記現環境の明るさのほうが暗いときは、前記画像出力部に表示される前記画像の明るさを暗くすること
    を特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
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