JP4366943B2 - ヘッドマウントディスプレイ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザの頭部に装着された状態で、ユーザが画像を見ることができるように画像出力を行うヘッドマウントディスプレイ、および、このヘッドマウントディスプレイを駆動するための駆動ユニット、ならにび、ヘッドマウンドディスプレイにより画像を表示する情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ヘッドマウントディスプレイ(以下、HMDと略記する)は、ユーザの頭部に装着されて、当該ユーザに対して画像を出力する。画像としては、静止画に限らず、動画の再生も可能である。また、一般的には、ヘッドホンの機能を有している。従って、一般的なHMDは、画像と音響とを出力することができる。
【0003】
従来、画像出力部は用途に応じてさまざまな形態が考案されている。眼鏡のようなフレームを用いて画像出力部を眼前に固定するタイプ、或いは、ヘッドホンのようにHMD本体を後頭部に回し、その両端を両耳で固定し、画像出力部をHMD本体に接続された支持アームを用いて眼前に固定するタイプ等がある。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−79658号公報「表示装置」
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】
いずれの場合も、HMDの利用に当たって、精密な光学系を有する画像出力部を眼前に固定する。この画像出力部は、支持アームにより支持される構造であるため、使用時には、前方に突出した状態にある。ところが、この画像出力部が前方に突出した状態のままであると、不使用時に、ヘッドマウントディスプレイをしまう際に邪魔になるという問題がある。そのために、画像出力部が使用時には前方に突出した状態となり、不使用時には後方に後退した状態となるような構造とすることが望まれる。
【0006】
一方、前述したように、突出状態と後退状態との間で変位することができるようにした場合に、ユーザが使用するたびに、画像出力部を突出させる操作が必要となる。また、使用終了後には、画像出力部を後退させる操作が必要となる。従って、手間がかかりわずらわしいという問題が生ずることが予想される。
【0007】
本発明は、画像出力部を突出状態と後退状態との間で変位することができ、しかも、駆動装置により行えるようにしたヘッドマウンドディスプレイ、その駆動ユニット、および、当該ヘッドマウントディスプレイにより画像表示を行う情報処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、ユーザの頭部に装着されて画像表示を行うヘッドマウントディスプレイにおいて、画像を表示する画像出力部と、前記画像出力部を、突出状態および後退状態の間で変位可能に支持すると共に、当該ヘッドマウントディスプレイをユーザの頭部に装着するための支持部と、
前記画像出力部を突出状態および後退状態の間で変位させるためのアクチュエータと、を備える。
【0009】
前記画像出力部は、前記支持部がユーザの頭部に装着された状態で、突出状態にあるときに、ユーザにより画像が見える状態となる。
【0010】
請求項2に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記アクチュエータの起動トリガーとして用いるためのセンサをさらに備え、前記センサは、当該ヘッドマウントディスプレイの特定部位に生じる変化を検出するものであることを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0011】
請求項3に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項2に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記支持部は、前記画像出力部を支持する第1の部材と、該第1の部材を出没自在に支持する第2の部材とを有し、前記アクチュエータは、前記第1の部材を第2の部材に対して出没させて前記画像出力部を変位させることを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0012】
請求項4に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項3に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記第2の支持部材は、角度変位可能に連結された、少なくとも二つの部材と、前記二つの部材を、当該ヘッドマウントディスプレイがユーザの頭部を挟むべき側の角度を小さくする向きに角度変位を生じさせるよう付勢する付勢部材と、を有し、前記センサは、前記二つの部材に生じる角度変位を検出するものであることを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0013】
請求項5に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項2に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、支持部に連結され、ユーザの耳に当接する当接部をさらに備え、前記センサは、前記支持部と前記当接部との間に加わる圧力を検知するものであることを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0014】
請求項6に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項2および3のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記センサは、前記支持部の曲げを検出するものであることを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0015】
請求項7に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項2および3のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記センサは、当該ヘッドマウントディスプレイが装着されるユーザの頭部が存在すべき空間に生じる誘電率の変化を検出するものであることを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0016】
請求項8に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、画像を表示する画像出力部と、前記画像出力部を移動可能に支持し、かつユーザの頭部に装着される支持部と、前記画像出力部を前記支持部に対し、前記ユーザ装着時に可視状態となる第1の位置と前記可視状態の位置から退避した第2の位置との間で移動させるアクチュエータとを備えたヘッドマウントディスプレイにおいて、前記支持部の頭部への装着の有無を検出するセンサと、電源の駆動時に、前記センサの出力に応じ、前記アクチュエータを制御するアクチュエータ駆動装置を備えたことを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0017】
請求項9に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項8に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記アクチュエータ駆動装置は、前記センサにより頭部への装着を検出したときに、前記画像出力部を前記第1の位置になるように前記アクチュエータを制御し、かつ前記センサから頭部への装着を検出できなかったときに、前記画像出力部を前記第2の位置になるように前記アクチュエータを制御することを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0018】
請求項10に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項8に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、更に、前記電源の駆動停止を制御する電源制御手段を有し、前記アクチュエータ駆動装置は、前記センサの出力と、前記電源制御手段への指示とに応じ、前記アクチュエータの駆動を制御することを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0019】
請求項11に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項10に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、更に、前記電源制御手段へ電源停止の指示が入力されたときに、所定時間後に、前記電源を停止するオフディレイ手段とを備え、前記アクチュエータ駆動装置は、前記電源制御手段に前記電源の停止の指示が入力され、かつ前記センサからから頭部への装着を検出しなかったときに、前記画像出力部が前記第2の位置となるように前記アクチュエータを制御することを特徴とするヘットマウントディスプレイである。
【0020】
請求項12に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項11に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記アクチュエータ駆動装置は、前記オフディレイ手段で設定された所定時間中に、前記画像出力部を前記第2の位置に移動させていることを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0021】
請求項13に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項10に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記アクチュエータ駆動装置は、前記電源制御手段に前記電源の停止の指示が入力され、かつ前記センサから頭部への装着を検出しなかったときに、前記画像出力部を前記第2の位置になるように制御し、前記電源制御手段は、前記画像出力部が前記第2の位置に位置していることを受けて、電源停止を行うことを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0022】
請求項14に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項10から13のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記電源は電池又は充電池であり、前記電源制御手段は、前記電池の残量を検出する残量検出手段を有し前記画像出力部は、前記残量検出手段からの出力により前記電池の残量状態を表示することを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0023】
請求項15に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項14に記載のヘッドマウントデイスプレイにおいて、前記アクチュエータ駆動装置は、前記残量検出手段から出力される前記電池の残量の情報に応じて、前記電池の残量が所定以下となった際に、前記画像出力部が電池の残量に関するメッセージを表示した後、前記画像出力部を前記第2の位置になるように制御し、前記電源制御手段は、前記画像出力部が前記第2の位置になったら、前記電源を切断することを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0024】
請求項16に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項15に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記アクチュエータ駆動装置は、前記電池の残量の情報と前記センサにより前記頭部への装着を検出の両方の情報に応じて、前記画像出力部を前記第2の位置になるように制御することを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0025】
請求項17に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項10から請求項16のうちいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記電源制御手段に前記電源駆動開始の指示が与えられ、かつ前記センサにより前記頭部への装着を検出しない場合に、前記アクチュエータ駆動装置は、前記画像出力部を前記第1の位置になるように制御することを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0026】
請求項18に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項10から請求項16のうちいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記電源制御手段に前記電源駆動開始の指示が与えられ、かつ前記センサにより前記頭部への装着を検出しない場合に、前記アクチュエータ駆動装置は、前記画像出力部を前記第2の位置になるように制御することを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0027】
請求項19に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項10から請求項16のうちいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記電源制御手段に前記電源駆動開始の指示が与えられ、かつ前記センサにより前記頭部への装着を検出しない場合に、前記アクチュエータ駆動装置は、前記画像出力部を第1の位置にある場合には前記第2の位置になるように、又は第2の位置にある場合には第1の位置になるように制御することを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0028】
請求項20に係る発明のヘッドマウントディスプレイは、請求項10から請求項16のうちいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記電源制御手段に前記電源駆動開始の指示が与えられ、かつ前記センサにより前記頭部への装着を検出しない場合に、前記アクチュエータ駆動装置は、前記画像出力部を前記第1の位置又は前記第2の位置のいずれかに選択可能な状態になるように制御することを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0030】
本発明の第1の実施形態に係るHMDを、図1〜図3を参照して説明する。本実施形態に係るHMDは、図1及び図2に示すように、画像出力部100を、ユーザの顔前に配置された状態と、顔前から退避した状態とで位置変位可能とする。図2Aにおいて、画像出力部100の位置により、画像出力部100が支持部300から突出し、眼前の位置に固定された状態(第1の状態)と、画像出力部100が支持部300に近接し、ユーザの眼前の位置から後方に退避した状態(第2の状態)とがある。
【0031】
図1及び図2に示すように、HMDは、ユーザUに対して画像を出力する機能を有する画像出力部100と、音声、音楽、効果音等の音響を発生させる機能を有する音響出力部200と、画像出力部および音響出力部を一体的に連結すると共に、これらをユーザの頭部に着脱自在に装着するための支持部300とを有する。さらに、当該HMDが不使用状態にあることを推認することに用いられる情報を収集するためのセンサ400を有している。
【0032】
このHMDは、ユーザUの頭部1に、当該頭部1を挟むように装着される。すなわち、音響出力部200がユーザUの耳に当接した状態で、支持部300が、それ自身が有する弾性力により、ユーザUの頭部1を挟み込むことによって、頭部1に装着される。また、HMDは、画像出力信号および音響出力信号を出力する駆動ユニットDを有し、駆動ユニットDは頭部に装着される各装置とケーブル800を介して接続される。駆動ユニットDは、電源と、画像信号を生成して出力する回路と、音響信号を生成して出力する回路とを有する。ケーブル800の先端には、プラグ810が設けられ、駆動ユニットDのコネクタに着脱自在に接続される。従って、HMDを頭部1に装着することで、ユーザUは、駆動ユニットDから供給される画像出力信号および音響出力信号により形成される画像および音響を、画像出力部100或いは音響出力部200を介して視聴することができる。
【0033】
駆動ユニットDには、図10で示すように、画像出力部100に画像出力信号を送るため、当該画像出力信号を処理する画像信号処理装置851と、音響出力部200に音響出力信号を送るための音響出力信号処理装置852と、駆動ユニット全体を管理する中央制御装置854と、HMDの特定部位の変位の情報を受け取る状態検出装置855と、電源のオンオフの制御を行うための電源制御回路856と、支持アームアクチュエータ390を制御する支持アーム駆動制御装置859と、を有する。また、頭部に装着される各手段と情報信号のやりとりをする入出力インタフェース858を有する。また、電源のオンオフを行うためのメインスイッチSWを有する。さらに、HMDと信号を授受するためのケーブル800のプラグ810を接続するためのコネクタCNが設けられている。また、電源として、充電可能な電池857とが用意されている。
【0034】
駆動ユニットDには、画像出力信号および音響出力信号を生成する基となる画像情報および音響情報を格納する記憶装置853が用意される。また、この他に、必要に応じて、外部より、画像情報および音響情報を受け入れるための通信装置を備えることもできる。
【0035】
画像出力部100は、図3に示すように、画像を現す画像出力信号を光信号に変換して画像を形成する電気‐光変換器110と、形成された画像を拡大するレンズ系121と、該光学系120を収容する鏡筒130を有する光学系120と、これらを全体的に収容するケース140とを有する。
【0036】
本実施形態において用いられる電気‐光変換器110は、ビットマップイメージの画像を形成する表示素子により構成することができるものである。この種の電気‐光変換器110には、大別して、他の光源からの光についての透過率または反射率を変化させることによって画像を形成する形式のデバイスと、自らが発光し、その発光輝度を変化させることによって画像を形成する形式のデバイスとがある。前者の形式デバイスとしては、例えば、透過率または反射率を変化させることができる液晶セルを二次元的に配置した液晶表示素子が挙げられる。後者の形式でのデバイスとしては、例えば、電気信号によりそれ自身が発光する発光素子を二次元的に配置した有機EL素子が挙げられる。本発明では、いずれの形式のデバイスを用いてもよい。
【0037】
また、電気‐光変換器110では、例えば、情報処理装置のディスプレイ画面のように画面を形成することができる。例えば、メニューウィンドウ等を表示することができる。もちろん、動画を表示することも可能である。
【0038】
光学系120は、本実施形態では、レンズ系121を有する。レンズ系121は、電気‐光変換器110によって形成される画像を拡大する。具体的には、虚像を形成する。この虚像をユーザの肉眼が網膜上に結像させることにより、例えば、ユーザがあたかもその視野の全体にわたって画像を見ているように表示することが可能となる。
【0039】
鏡筒130は、前述したレンズ系121を収容するレンズ収容部131と、電気‐光変換器110を収容する変換器収容部と132と、電気‐光変換器110との距離を一定に保つと共に、外光が入射しないように遮断する遮光部133とを有する。鏡筒130は、遮光性材料により形成される。
【0040】
ケース140は、図3に示すように、覆い板141により形成される。覆い板141は、例えば、遮光性のプラスチックにより形成される。覆い板141のユーザUとの対向面に開口部142が設けられている。この開口部142内に、レンズ系121が収容される。また、ケース140の一端は、連結部143となっている。
【0041】
音響出力部200は、音響出力信号を音響に変換するものである。本実施形態では、左音響出力部200Lと、右音響出力部200Rとが設けられている。図4に示すように、この音響出力部200は、電気信号を音響に変換する音響変換器210と、これを収容するケース230と、ケース230のユーザUとの対向面に設けられてユーザの耳に当接する耳パッド220とを有する。
【0042】
音響出力部200は、通常、ヘッドホンとして製品化されているものを用いることができる。また、音響出力部200は、本実施形態では、その構造上、後述する支持部300と共に、当該HMDをユーザUの頭部1に装着させる際の、耳への当接部としても機能する。
【0043】
この種の音響出力部としては、密閉型と、開放型と、セミ密閉型とがある。本発明においてはいずれの型式を採用してもよい。本実施形態では、密閉型となるケース230を用いている。ケース230の内部に、音響変換器210が配置される。
【0044】
なお、本実施形態では、音響出力部200L側に、ケーブル800と内部配線とを接続する接続部が設けられている。
【0045】
音響出力部200L,200Rは、後述するように、支持部300により、互いに近接する方向に付勢される。そのため、耳パッド220は、支持部300による耳への押圧を和らげると共に、耳への密着性を向上するために、装着されている。
【0046】
支持部300は、図2Aに示すように、左右の音響出力部200Lと200Rとを連結するバンド310と、バンド310の一端側に設けられた画像出力部支持アーム320とを有する。
【0047】
バンド310は、ユーザUの頭部1を後方から挟むことができるように湾曲した形状を持っている。また、バンド310は、本体311と、画像出力部支持アーム320を出没自在に収容する画像出力部支持アーム収容部312と、画像出力部支持アーム320を駆動する支持アームアクチュエータ390とにより構成される。
【0048】
また、図2Aの右音響出力部200Rのきり欠け部に示すように、バンド310と音響出力部200は、ボールジョイント機構により連結されている。この機構により、音響出力部200は、所定角度の範囲で回動自在である。詳しくは、バンド310の両端には、球状の球頭部380が設けられている。音響出力部200には、該球頭部380を包持する空孔部240が設けられている。球頭部380は空孔部240にはめ込まれている。球頭部380と空孔部240の間には一定の隙間があり、音響出力部200は、球頭部380を中心として、所定範囲で回動可能である。
【0049】
また、バンド310には、駆動ユニットDからのケーブル800に接続される配線(図示せず)が設けられている。これら配線のうち一部は、画像出力部100に通じ、他の一部は、左右の音響出力部200L,200Rに通じる。さらに、後述する支持アームアクチュエータ390及びセンサ400に通じる配線もある。画像出力部100に通じる配線は、画像出力部支持アーム320の内部に設けられた配線と接続されている。
【0050】
なお、図示していないが、音響出力部200とバンド310との間には、音響出力部200の回動に支障がない状態で配線が行われていることはいうまでもない。
【0051】
画像出力部支持アーム収容部312には、本実施形態では、音響出力部200Lに隣接して、開口部312bが設けられている。画像出力部支持アーム320は、この開口部312bから出没することができる。
【0052】
また、図2A及び図2Bが示すように画像出力部支持アーム収容部312には、支持アームアクチュエータ390が設けられている。
【0053】
図2Bは、画像出力部100の位置を可変とする支持アームアクチュエータ390(後述)の断面A−A’の断面図である。図2Bが示すように、支持アームアクチュエータ390は、モータ391、モータ軸392、及びモータ軸392に設けられモータ軸392と同軸で同時に回転するローラ393を有する。ローラ393の側面は、画像出力部支持アーム320の片側側面と充分な摩擦力をもって接している。従って、ローラ393の回転に対応して、画像出力部支持アーム320は、画像出力部支持アーム収容部312内を移動し、開口部312bから出没することができる。
【0054】
また、支持アームアクチュエータ390は、駆動ユニットDに設けられた支持アーム駆動制御装置859によって、制御される。支持アームアクチュエータ390には、駆動制御装置859からの指令に応じた角速度を実現できるモータ(例えば、パルスモータ)を用いてもよい。
【0055】
なお、開口部312bには、不図示のストッパが設けられている。これにより、画像出力部支持アーム320が引き出された際に、抜け落ちず、且つ、ローラ393の側面と画像出力部支持アーム320の片側側面との接触が常に保たれることが可能となっている。
【0056】
画像出力部支持アーム収容部312には、画像出力部支持アーム320の出没を円滑に行うため、案内レール(図示せず)が設けられる。これにより、画像出力部支持アーム320が円滑にスライドすることになる。
【0057】
従って、画像出力部指示アーム320を使用可能状態とするため、また、使用終了後に退避させるために、モータ391の動力により行われる出没操作が容易となる。
【0058】
画像出力部支持アーム収容部312の底部312aには、画像出力部支持アーム320の存否を検出するセンサ400が取り付けられる。
【0059】
センサ400は、当該HMDが不使用状態にあることを推認することに用いられる情報を収集する。ところで、HMDが不使用状態にあることを直接的に検出することは容易ではない。そこで、本発明では、HMDに、ユーザの特定の動作に起因して生じる特定の変化に注目している。すなわち、HMDについて生じる変化のうち、その変化が生じていると、当該HMDが不使用状態に移行している可能性が高いと考えられる変化について、当該HMDが不使用状態にあることを推認する情報として用いる。
【0060】
本実施形態では、HMDの頭部に装着される部材に生じる変化に着眼している。そこで、HMDの頭部に装着される部材に特定の変化が生じたかをセンサにより検出する。具体的には、本実施形態では、二つのタイプの変化に着眼している。第1には、画像出力部支持アーム320が、支持部300の画像出力部支持アーム収容部312に収容されたという変化である。第2には、本実施形態のHMDが、頭部に装着されることに伴う変化である。
【0061】
まず、第1の変化を検出する。そのために、図2Aに示すように、画像出力部支持アーム収容部312の底部312aに、リミットスイッチ410を配置している。このリミットスイッチ410は、例えば、画像出力部支持アーム収容部312に、画像出力部支持アーム320が収容されて、アーム320の端部321が当該リミットスイッチ410に接触すると、それを検出する。そこで、リミットスイッチ410について、例えば、アーム320の端部321が当該リミットスイッチ410に接触しているときオフ、接触していないときオンとなるように設定しておく。その結果、画像出力部支持アーム320が引き出されている場合には、該アーム320の端部321が当該リミットスイッチ410に接触していないので、リミットスイッチ410はオンとなる。反対に、接触している場合には、リミットスイッチ410はオフとなる。
【0062】
本実施形態では、画像出力部支持アーム320が画像出力部支持アーム収容部312に完全に収容されている場合に、リミットスイッチ410がオフとなる。
【0063】
なお、画像出力部支持アーム320が画像出力部支持アーム収容部312に完全には収容されていない中間的な状態でも、使用していない状態と判断させることもできる。この場合には、リミットスイッチ410の設置位置を異なる位置にする。例えば、画像出力部支持アーム収容部312の中間位置、開口部当に配置することが考えられる。
【0064】
次に、第2の形状変化である、本実施形態のHMDが頭部に装着されたという形状変化を検出する。図2Aが示すように、センサ400として、圧力センサ420を有する。その設置位置は、空孔部240の壁面であって、球頭部380と対向する位置である。圧力センサ420は、一定の圧力が加わったときにオンを出力する。これにより、バンド310と音響出力部200の間に加わる押圧を検出することができる。
【0065】
HMDの装着時、バンド310と音響出力部200の間には相反する方向の二つの力が働く。一つは、バンドの付勢力により生じるもので二つの音響出力部200R、200Lを近接する方向の力である。もう一つは、ユーザの両耳により生じるもので二つの音響出力部200R、200Lの距離を引き離そうとする方向の力である。この相反する方向の二つの力により、バンド310と音響出力部200の間に押圧がかかる。この押圧は圧力センサにより検出され、装着状態であることが検出される。
【0066】
一方、装着していないときは、音響出力部200R、200Lの距離を引き離そうとする方向の力は働かない。したがって、バンド310と音響出力部200の間の圧力は低下する。この圧力低下は圧力センサ420により検出され、非装着状態となったことが検出される。
【0067】
なお、音響出力部200に設置された圧力センサ420の代わりに、少なくとも二つの電極からなり、該二電極間の誘電率の変化からHMDが頭部へ装着されていることを検出する検出器を音響出力部200L及び200Rに装着してもよい。
【0068】
次に、上記構成のHMDをユーザUが利用する際の、HMDの動作を説明する。
【0069】
例えば、ユーザUが、非使用状態(第2の状態)のHMDを頭部に装着し、その後メインスイッチSWを入れた場合のHMDの動作(態様1)を説明する。
【0070】
メインスイッチSWを入れた直後、まずリミットスイッチ410が、画像出力部支持アーム320の端部321が底部312aの近傍にあることを検知する。そして、リミットスイッチオフの信号を、ケーブル800及び入出力インタフェース858を介して、駆動ユニットDに備えられた状態検出装置855に送信する。同様に音響出力部200に備えられた圧力スイッチ420は、その計測値を状態検出装置855に送信する。状態検出装置855は、リミットスイッチ410及び圧力スイッチ420から送信された信号に基づいて、HMDは、非使用時の状態(第2の状態)で頭部に装着されていることを検出する。その検出結果を受け、中央制御装置854は、支持アーム駆動制御装置859に対し、支持アームアクチュエータ390を駆動する命令を発する。支持アーム駆動制御装置859は、支持アームアクチュエータ390を制御する信号を支持アームアクチュエータ390に送る。支持アーム駆動制御装置859からの制御信号によりモータ391が起動し、モータ軸392の回転によってローラ393が同じ角速度で回転する。ローラ393の側面と画像出力部支持アーム320の側面とは、充分な摩擦力を持って滑ることなく接している。したがって、ローラ393の回転によって、画像出力部支持アーム320が、画像出力部支持アーム収容部312から引き出される。即ち、映像表示装置1と音響出力部200との位置関係が制御される。
【0071】
その結果、本実施例のHMDは、画像出力部支持アーム320が画像出力部支持アーム収容部312に格納された第2の状態から、画像出力部支持アーム320が画像出力部支持アーム収容部312から引き出された第1の状態へと移行する。
【0072】
以上、本実施形態が適用されたHMDの動作を説明した。
【0073】
本実施形態が適用されたHMDによって、次のような効果が得られる。
【0074】
本発明のHMDは、センサ400によって、画像表示部1の状態とHMDが頭部に装着されているかどうかを検出する。その装着状態に応じて画像表示部1の状態をモータ391の動力により変えることができる。従って、ユーザは、特別な操作をすることなく、画像表示部1を、状況に応じて最適な状態に置くことが可能となる。
【0075】
以上、第1実施形態について説明した。
(第2実施形態)
次に、第2の実施形態について図4〜図7を参照して説明する。
【0076】
本実施形態は、非使用時に音響出力部200Rを、ヒンジ部分を用いて支持部300から退避させる点で、第1の実施形態とは異なる構造を有するものである。ただし、そのほかの構造は、第1の実施形態と同様である。従って、重複した説明を避けるため、ここでは、第1の実施形態と相違する点を中心に説明する。図4は、本実施形態の装着時、非装着時のHMDの形状とその構成を示す上面図である。図5Aは、非装着時の形状を示す外観斜視図である。図5Bは、本実施例のHMDを頭部へ装着した場合の形状を示す外観斜視図である。なお、本実施例において、ケーブル800及び駆動ユニットDは図示していない。
【0077】
図4および図5に示すように、本実施形態に係るHMDは、画像出力部100と、音響出力部200と、支持部300とを有する。
【0078】
支持部300は、図4および図5に示すように、複数の固定部材からなる。すなわち支持部300は、左右の音響出力部200Lと200Rとを連結するバンド310および音響出力部支持アーム330と、画像出力部支持アーム320とを有する。画像出力部支持アーム320はバンド310の一端の支持アーム支持部340に連結固定されている。また、第1実施例と同様に、画像出力部支持アーム収容部312の底部312aにリミットスイッチ410が備えられている。
【0079】
バンド310および音響出力部支持アーム320は、ユーザUの頭部1を後方から挟むことができるように湾曲した形状を持っている。
【0080】
また、バンド310には、その一端側、本実施形態では、音響出力部200R側に、回転部材である回動部350が設けられている。この回動部350により、バンド310と音響出力部支持アーム330とが回動可能に連結される。
【0081】
バンド310の一端、音響出力支持アーム330の一端および回動部350で構成されるヒンジ部分370には、図6に示すように、付勢部材360が設置されている。この付勢部材360は、非装着時、図4および図5で示すように、支持部300が折れた状態に保持されるように力が作用する状態で設置されている。これにより、装着状態では、付勢部材360の付勢力に抗してヒンジ部分370が開いた状態となる。非装着状態では、付勢部材360の付勢力によりヒンジ部分370が折れた状態になる。
【0082】
なお、図示していないが、音響出力部支持アーム330とバンド310との間には、回動に支障がない状態で配線が行われていることはいうまでもない。
【0083】
本実施形態では、センサ400を2箇所に設置する。
【0084】
センサ400の第1の設置位置は、画像出力部支持アーム収容部312の底部312aである。この位置にセンサ400を備えることで、第1実施例と同様に、画像出力部支持アーム320の状態(第2の状態或いは第1の状態)を推認させる情報を得ることができる。この位置のセンサ400としてリミットスイッチ410を用いれば、支持アーム320の端部321が底部312aに接触状態で、リミットスイッチ410をオフからオンに切り替えることができる。したがって、センサ400に画像出力支持アーム320の端部321が接触した場合、画像出力支持アーム320が収容されたと推認される。これにより、駆動ユニットDに備えられた中央制御装置854は、センサ400からの信号に基づいて、HMDが使用の状態か非使用の状態かをより確実に判断することができる。
【0085】
また、センサ400の第2の設置位置は、ヒンジ部分370であり、図7で示すように、ヒンジ部分が開いたとき(図7A)に、音響出力支持アーム330の一端の側部332と接触する位置である。この位置にセンサ400を設置し、例えば、センサに音響出力支持アームの一端の側部332が接触したとき(図7A)にオン、離れたとき(図7B)にオフの出力をするよう設定する。これにより、センサ400による検出を利用して非装着状態を推認させる情報を得ることができる。
【0086】
図7に示す位置にセンサ400を設置する場合においても、センサ400としては、スイッチ、接触センサ、圧力センサ等を用いることができる。好ましくは圧力センサが用いられる。圧力センサを用いれば、装着時にセンサ400に一定の圧力が付加されたときにオフからオンに切り替えることができる。したがって、単にセンサ400に音響出力支持アーム330の側部332が接触した場合には電源がオンにならないので、誤作動を防止できる。これにより、ユーザがHMDを装着し使用しているか否かをより確実に判断することができる。
【0087】
次に、上記第2の実施例のHMDをユーザUが利用する際の、HMDの動作を説明する。
【0088】
例えば、ユーザUが、非使用状態(第2の状態)のHMDを頭部に装着し、その後メインスイッチSWを入れた場合のHMDの動作(態様1)を説明する。
【0089】
前記第1の実施例と本実施例の構成の差は、HMDの頭部への装着を検出する機構の部分だけである。したがって、両実施例の動作の差も、HMDの装着を検出する動作の差だけであり、他の動作は共通している。重複した説明を避けるため、第2の実施例におけるHMDの頭部への装着を検出する動作を中心に説明する。
【0090】
まず、初期状態では、第1の実施例と同様に、状態検出装置855はリミットスイッチ410からの信号から、出力部支持アーム320が支持アーム収容部312に収容されていることを検知する。
【0091】
一方、ヒンジ部370に備えられたセンサ400からの計測信号から、状態検出装置855は、センサ400と側部332とが充分な圧力で接触していることを検知する。
【0092】
状態検出装置855は、この両検知結果から、ユーザUが、非使用状態(第2の状態)のHMDを頭部に装着していると判断する。その後の、出力部支持アーム320を繰り出す動作は、第一の実施例と同様である。
【0093】
次に、第2の実施例の効果について説明する。
【0094】
本実施例では、第1実施例の圧力センサを音響出力部200からヒンジ部370の圧力センサ400に移したことで、音響出力部200の構造をより軽量で簡易なものとした。それによって、本実施形態を、安価に生産できる利点がある。また、本実施例では、音響出力部支持アーム330とヒンジ部370とを用いてHMDを折り畳める構造としたため、装置全体の携帯性を向上させることが期待できる。
【0095】
以上、第2実施例について説明した。
(第3実施例)
次に、本発明の第3実施例について図8及び図9を参照して説明する。
【0096】
本実施形態は、装着検出手段として、曲げセンサを利用する点で、第1の実施形態とは異なる構造を有するものである。ただし、そのほかの構造は、第1の実施形態と同様である。従って、重複した説明を避けるため、ここでは、第1の実施形態と相違する点を中心に説明する。なお、本実施例において、ケーブル800及び駆動ユニットDは図示していない。
【0097】
図8に示すように、本実施形態に係るHMDは、画像出力部100と、音響出力部200と、支持部300とを有する。
【0098】
支持部300は、図8に示すように、左右の音響出力部200Lと200Rとを連結するバンド310と、バンド310の一端に設けられた画像出力部支持アーム320とを有する。さらに、画像出力部支持アーム320を駆動させる支持アームアクチュエータ390を有する。画像出力部支持アーム320は、バンド310の一端の支持アーム支持部に連結固定されている。バンド310は、ユーザUの頭部1を後方から挟むことができるように湾曲した形状を持っている。そして、両端に音響出力部200Lと200Rとが連結固定されている。
【0099】
バンド310の中央部付近には曲げセンサ440が埋め込まれている。曲げセンサ440は、バンド310の湾曲と連動して湾曲する。曲げセンサ440は、バンド310の湾曲の程度を検出し、一定以上湾曲した場合は、オンを出力する。
【0100】
バンド310の湾曲の程度は、図9に示すように、HMDが頭部に装着されている場合は小さくなり(図9A)、装着していない場合は大きくなる(図9B)。すなわち、バンド310に曲げセンサ440を設置することで、バンド310の湾曲の程度を検出し、検出結果に応じて、装着しているか否かが判断される。
【0101】
曲げセンサ440としては、バンド310に設置でき、装着時と非装着時のバンド310の湾曲の程度を区別できるものであればよい。例えば、金属抵抗体を利用して歪の程度に応じて抵抗変化を出力し曲げを検出するもの等の、公知の曲げセンサを使用できる。
【0102】
次に、上記構成を持つ第3の実施例をユーザUが利用する際の、HMDの動作を説明する。
【0103】
例えば、ユーザUが、非使用状態(第2の状態)のHMDを頭部に装着し、その後メインスイッチSWを入れた場合のHMDの動作(態様1)を説明する。
【0104】
前記第1の実施例と本実施例の構成の差は、HMDの頭部への装着を検出する機構の部分だけである。したがって、両実施例の動作の差も、HMDの装着を検出する動作の差だけであり、他の動作は共通している。重複した説明を避けるため、第3の実施例におけるHMDの頭部への装着を検出する動作を中心に説明する。
【0105】
まず、初期状態では、第1の実施例と同様に、状態検出装置855はリミットスイッチ41からの信号から、出力部支持アーム320が支持アーム収容部312に収容されていることを検知する。
【0106】
一方、バンド310に備えられた曲げセンサ440からの計測信号から、状態検出装置855は、曲げセンサ440の装着されたバンド310の湾曲の程度が小さくなっていることを検出する。
【0107】
状態検出装置855は、この両検知結果から、ユーザUが、非使用状態(第2の状態)のHMDを頭部に装着していると判断する。その後の、出力部支持アーム320を繰り出す動作は、第一の実施例と同様である。
【0108】
次に、第3の実施例の効果について説明する。
【0109】
本実施形態のHMDによれば、簡易な構造で、装着状態か否か確実に検出できるHMDが提供される。
【0110】
以上、第3の実施例を説明した。
【0111】
以上、第1〜第3の実施例における実施の態様1を、説明した。
【0112】
また、上記態様1の他にも、状況に応じて以下に示す態様2〜態様10が可能である。また、これら様々な態様を適宜組み合わせることで更に多くの態様を実現できる。
【0113】
態様2:本実施例のHMDは、非使用の状態(第2の状態:画像出力部支持アーム320が収納された状態)で電源を投入した際、HMDが頭部に装着されていない場合には、使用の状態(第1の状態:画像出力部支持アーム320が繰り出されている状態)に移行しなくともよい。
【0114】
態様3:非使用の状態(第2の状態)で電源を投入した際、HMDが頭部に装着されていない場合には、本実施例のHMDは、第1の状態に移行してもよい。
【0115】
態様4:本実施例のHMDは、非使用の状態(第2の状態)で電源を投入した際、HMDが頭部に装着されていない場合には、第1の状態に移行するかどうかを選択可能であってもよい。
【0116】
態様5:本実施例のHMDは、使用の状態(第1の状態)で電源を投入した際、HMDが頭部に装着されていない場合には、第2の状態に移行してもよい。
【0117】
態様6:本実施例のHMDは、使用の状態(第1の状態)で電源を投入した際、HMDが頭部に装着されていない場合には、第1の状態のままでもよい。
【0118】
態様7:本実施例のHMDは、使用の状態(第1の状態)で電源を投入した際、HMDが頭部に装着されていない場合には、第2の状態に移行するかどうかを選択可能であってもよい。
【0119】
態様8:本実施例のHMDは、使用の状態(第1の状態)で電源を切断した際、HMDが頭部に装着されている場合には、次のような動作をとってもよい。メインスイッチをオフにした後、音響出力部200から音声のメッセージを発信し、或いは、映像出力部1からユーザUに対して画像のメッセージを発信した後、画像出力部支持アーム320を非使用の状態(第2の状態)に戻し、その後送れて電源を切断してもよい。
【0120】
態様9:本実施例のHMDは、使用の状態(第1の状態)でメインスイッチをオフにした際、HMDが頭部に装着されていない場合には、次のような動作をとってもよい。メインスイッチをオフにした後、画像出力部支持アーム320を非使用の状態(第2の状態)に戻し、その後遅れて電源を切断してもよい。
【0121】
態様10:本実施例のHMDは、非使用の状態(第2の状態)で、且つ、電源が投入された状態で頭部に装着すると、HMDが使用の状態(第1の状態)に移行するようにしてもよい。
【0122】
以上の各態様は以下のような効果を有する。
【0123】
態様2は、画像出力部支持アーム320が不意に飛び出すことを防ぎ、不慮の事態に遭遇することを防ぐことができる。
【0124】
態様3は、画像出力部支持アーム320が突出するので、HMDが駆動したことを簡単に知ることができる。
態様4及び態様7は、使用者の好みに応じて、設定できるので、使用者の使用環境に適したHMDを提供することができる。
【0125】
態様5は、HMD非装着時は、使用していない状態と同じなので、非使用の状態にして搬送などが容易になる。また、画像出力部支持アーム320が収納するので、HMDが駆動したことを簡単に知ることができる。
【0126】
態様6は、すぐに装着すれば、画像出力部支持アーム320を突出する操作の手間が省け、焦駄な操作を減らすことができる。
【0127】
態様8は、装着時に電源が切られたことを明確に使用者に通知することができ、予告して電源が切れるので、使用者が無意識のうちに誤操作により電源を切った場合でも、故障でないことが明確となる。
【0128】
態様9は、電源の停止指示後、画像出力部支持アーム320を収納してから電源が停止するため、搬送などが容易な状態となっており、利便性が増す。
【0129】
態様10は、電源の駆動と同時に直ちに使用可能な状態となるので、利便性が向上する。
【0130】
尚、本発明は、上記の実施形態に限定されるのもではない。その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
【0131】
例えば、上記第1〜第3の実施例において、バッテリ残量に応じて画像表示部1の位置、状態を変えることができる変形例が考えられる。本変形例は、ケーブル800を介して、駆動ユニットDに設けられたバッテリの電圧等を計測し、バッテリ残量を検出するバッテリ残量検出手段を有する。その動作は、本変形例のHMDが頭部に装着され、且つ、バッテリ残量が予め定めた値以下と検出された場合、まず、HMDは画像表示部1或いは音響出力部200を介して、ユーザUに音声或いは画像でバッテリ残量に関するメッセージを発信する。次に、HMDの状態が第1の状態(使用時の状態)であれば、HMDはその状態を第2の状態(非使用時の状態)とし、電源を切断する。
【0132】
また、バッテリ残量が予め定めた値以下と検出され、HMDが頭部に装着されておらず、且つ、HMDが第1の状態(使用時の状態)の場合、本変形例のHMDは第2の状態に移行した後、直ちに電源を切断する。
【0133】
【発明の効果】
本発明によれば、画像出力部を突出状態と後退状態との間で変位することができ、しかも、変位をアクチュエータにより行える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態に係るヘッドマウントディスプレイの外観を示す斜視図である。
【図2】 第1の実施形態に係るヘッドマウントディスプレイの上面からの2態様と、一部断面図である。
【図3】 第1の実施形態において用いられる画像出力部の構成を示す一部破断平面図である。
【図4】 本発明に係る第2の実施形態に係るヘッドマウントディスプレイの構造を示す一部破断平面図である。
【図5】 第2の実施形態に係るヘッドマウントディスプレイの外観斜視図である。
【図6】 第3の実施形態において用いられるバンドの折り曲げ部における付勢構造を示す部分平面図である。
【図7】 第3の実施形態において用いられるバンドの折り曲げ部における使用状態を示す説明図。
【図8】 本発明の第3の実施形態に係るヘッドマウントディスプレイの構造を示す一部破断平面図である。
【図9】 第3の実施形態において用いられる検出センサの検出動作について示す説明図である。
【図10】 各実施形態において適用可能なHMD駆動ユニットの構成要素を表すブロック図である。
【符号の説明】
H…ヘッドマウントディスプレイ(HMD)
D…駆動ユニット、CN…コネクタ、SW…電源スイッチ、
U…ユーザ、1…頭部、
100…画像出力部、110…電気‐光変換器、
120…光学系、121…レンズ系、
130…鏡筒、131…レンズ収容部、132…変換器収容部、133…遮光部、
140…ケース、141…覆い板、142…開口部、143…連結部、
150…表示画面、151…オフディレイ設定ウィンドウ、152…オフ対象選択ウィンドウ、159…矢印アイコン、
200(200L,200R)…音響出力部、210…音響変換器、220…耳パッド、230…ケース、231…開口部、232…縁部、233…連結部、240…空孔部、
300…支持部、310…バンド、311(311a,311b)…バンド本体、312…画像出力部支持アーム収容部、312a…底部、312b…開口部、
313…回動部、314…回動部、
315…音響出力部支持アーム収容部、315b…開口面、
320…画像出力部支持アーム、330…音響出力部支持アーム、
332…側部、340…支持アーム支持部、350…回動部、360…付勢部材、380…球頭部、
390…支持アームアクチュエータ、391…モータ、392…モータ軸、393…ローラ、
400…センサ、410…リミットスイッチ、
420…圧力センサ、430…圧力センサ、440…曲げセンサ、
800…ケーブル、810…プラグ
851…画像信号処理装置、852…音響出力信号処理装置、853…記憶装置、854…中央制御装置、855…状態検出装置、856…電源制御回路、857…電池、858…入出力インタフェース、859…支持アーム駆動制御装置

Claims (19)

  1. ユーザの頭部に装着されて画像表示を行うヘッドマウントディスプレイにおいて、
    画像を表示する画像出力部と、
    前記画像出力部を、突出状態および後退状態の間で変位可能に支持すると共に、当該ヘッドマウントディスプレイをユーザの頭部に装着するための支持部と、
    前記画像出力部を突出状態および後退状態の間で変位させるためのアクチュエータと、
    前記アクチュエータの起動トリガーとして用いるためのセンサと、
    を備え、
    前記センサは、当該ヘッドマウントディスプレイの特定部位に生じる変化を検出し、
    前記画像出力部は、前記支持部がユーザの頭部に装着された状態で、突出状態にあるときに、画像が見える状態となることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  2. 請求項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記支持部は、前記画像出力部を支持する第1の部材と、該第1の部材を出没自在に支持する第2の部材とを有し、
    前記アクチュエータは、前記第1の部材を第2の部材に対して出没させて前記画像出力部を変位させることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  3. 請求項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記第2の部材は、
    角度変位可能に連結された、少なくとも二つの部材と、
    前記二つの部材を、当該ヘッドマウントディスプレイがユーザの頭部を挟むべき側の角度を小さくする向きに角度変位を生じさせるよう付勢する付勢部材と、を有し、
    前記センサは、前記二つの部材に生じる角度変位を検出するものであることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  4. 請求項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    支持部に連結され、ユーザの耳に当接する当接部をさらに備え、
    前記センサは、前記支持部と前記当接部との間に加わる圧力を検知するものであることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  5. 請求項1および2のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記センサは、前記支持部の曲げを検出するものであることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  6. 請求項1および2のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記センサは、当該ヘッドマウントディスプレイが近傍の誘電率の変化を検出するものであることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  7. 画像を表示する画像出力部と、
    前記画像出力部を移動可能に支持し、かつユーザの頭部に装着される支持部と、
    前記画像出力部を前記支持部に対し、前記ユーザ装着時に可視状態となる第1の位置と前記可視状態の位置から退避した第2の位置との間で移動させるアクチュエータとを備えたヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記支持部の頭部への装着の有無を検出するセンサと、
    電源の駆動時に、前記センサの出力に応じ、前記アクチュエータを制御するアクチュエータ駆動装置を備えたことを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  8. 請求項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記アクチュエータ駆動装置は、前記センサにより頭部への装着を検出したときに、前記画像出力部を前記第1の位置になるように前記アクチュエータを制御し、かつ前記センサから頭部への装着を検出できなかったときに、前記画像出力部を前記第2の位置になるように前記アクチュエータを制御することを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  9. 請求項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    更に、前記電源の駆動停止を制御する電源制御手段を有し、
    前記アクチュエータ駆動装置は、前記センサの出力と、前記電源制御手段への指示とに応じ、前記アクチュエータの駆動を制御することを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  10. 請求項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    更に、前記電源制御手段へ電源停止の指示が入力されたときに、所定時間後に、前記電源を停止するオフディレイ手段と、を備え、
    前記アクチュエータ駆動装置は、前記電源制御手段に前記電源の停止の指示が入力され、かつ前記センサからから頭部への装着を検出しなかったときに、前記画像出力部が前記第2の位置となるように前記アクチュエータを制御することを特徴とするヘットマウントディスプレイ。
  11. 請求項10に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記アクチュエータ駆動装置は、前記オフディレイ手段で設定された所定時間中に、前記画像出力部を前記第2の位置に移動させていることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  12. 請求項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記アクチュエータ駆動装置は、前記電源制御手段に前記電源の停止の指示が入力され、かつ前記センサから頭部への装着を検出しなかったときに、前記画像出力部を前記第2の位置になるように制御し、前記電源制御手段は、前記画像出力部が前記第2の位置に位置していることを受けて、電源停止を行うことを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  13. 請求項9から12のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記電源は電池又は充電池であり、
    前記電源制御手段は、前記電池の残量を検出する残量検出手段を有し
    前記画像出力部は、前記残量検出手段からの出力により前記電池の残量状態を表示することを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  14. 請求項13に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記アクチュエータ駆動装置は、前記残量検出手段から出力される前記電池の残量の情報に応じて、前記電池の残量が所定以下となった際に、前記画像出力部が電池の残量に関するメッセージを表示した後、前記画像出力部を前記第2の位置になるように制御し、
    前記電源制御手段は、前記画像出力部が前記第2の位置になったら、前記電源を切断することを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  15. 請求項14に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記アクチュエータ駆動装置は、前記電池の残量の情報と前記センサにより前記頭部への装着を検出の両方の情報に応じて、前記画像出力部を前記第2の位置になるように制御することを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  16. 請求項9から15のうちいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記電源制御手段に前記電源駆動開始の指示が与えられ、かつ前記センサにより前記頭部への装着を検出しない場合に、前記アクチュエータ駆動装置は、前記画像出力部を前記第1の位置になるように制御することを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  17. 請求項9から15のうちいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記電源制御手段に前記電源駆動開始の指示が与えられ、かつ前記センサにより前記頭部への装着を検出しない場合に、前記アクチュエータ駆動装置は、前記画像出力部を前記第2の位置になるように制御することを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  18. 請求項9から15のうちいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記電源制御手段に前記電源駆動開始の指示が与えられ、かつ前記センサにより前記頭部への装着を検出しない場合に、前記アクチュエータ駆動装置は、前記画像出力部を第1の位置にある場合には前記第2の位置になるように、又は第2の位置にある場合には第1の位置になるように制御することを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  19. 請求項9から15のうちいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記電源制御手段に前記電源駆動開始の指示が与えられ、かつ前記センサにより前記頭部への装着を検出しない場合に、前記アクチュエータ駆動装置は、前記画像出力部を前記第1の位置又は前記第2の位置のいずれかに選択可能な状態になるように制御することを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
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