JP2001154637A - 頭部装着型表示装置 - Google Patents
頭部装着型表示装置Info
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- JP2001154637A JP2001154637A JP33277199A JP33277199A JP2001154637A JP 2001154637 A JP2001154637 A JP 2001154637A JP 33277199 A JP33277199 A JP 33277199A JP 33277199 A JP33277199 A JP 33277199A JP 2001154637 A JP2001154637 A JP 2001154637A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 アスペクト比が縦長のコンテンツを表示画面
内に表示可能とする頭部装着型表示装置を提供する。 【解決手段】 頭部装着型表示装置において、アスペク
ト比が縦長のコンテンツを表示画面内に収まるように表
示する画像表示手段(13、32、33)を設けたこと
を特徴とする頭部装着型表示装置1。
内に表示可能とする頭部装着型表示装置を提供する。 【解決手段】 頭部装着型表示装置において、アスペク
ト比が縦長のコンテンツを表示画面内に収まるように表
示する画像表示手段(13、32、33)を設けたこと
を特徴とする頭部装着型表示装置1。
Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、頭部装着型表示装置に関
し、特に縦長のコンテンツを表示するのに好適な頭部装
着型表示装置に関する。
し、特に縦長のコンテンツを表示するのに好適な頭部装
着型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大画面の映像を手軽に楽しむこと
ができるようにした頭部装着型表示装置は、種々のもの
が提案されており、本出願人も、自由曲面プリズムを用
いて軽量化と高画質化を図った頭部装着型表示装置を製
品化している。
ができるようにした頭部装着型表示装置は、種々のもの
が提案されており、本出願人も、自由曲面プリズムを用
いて軽量化と高画質化を図った頭部装着型表示装置を製
品化している。
【0003】こうした頭部装着型表示装置は、例えばテ
レビやビデオ、DVDプレーヤなどの映像ソースに接続
されて、映像信号や音声信号を受け取り、内蔵するLC
Dや光学系等により映像を使用者の眼球に投影し、ま
た、付属するイヤホン等により音声を使用者の耳に発す
るようになっている。
レビやビデオ、DVDプレーヤなどの映像ソースに接続
されて、映像信号や音声信号を受け取り、内蔵するLC
Dや光学系等により映像を使用者の眼球に投影し、ま
た、付属するイヤホン等により音声を使用者の耳に発す
るようになっている。
【0004】このような頭部装着型表示装置を、例えば
パーソナルコンピュータやワードプロセッサ等の情報機
器による画像を表示するための表示装置として用いる提
案も種々のものがなされている。
パーソナルコンピュータやワードプロセッサ等の情報機
器による画像を表示するための表示装置として用いる提
案も種々のものがなされている。
【0005】さらに、頭部装着型表示装置としては、映
像を使用者の双眼に表示するものと、左右何れか一方の
目にのみ表示するものとが考えられるが、後者の単眼式
のものについても各種の提案がなされている。
像を使用者の双眼に表示するものと、左右何れか一方の
目にのみ表示するものとが考えられるが、後者の単眼式
のものについても各種の提案がなされている。
【0006】これに関連する特許の例としては、例えば
特開平7−177442号公報が挙げられる。
特開平7−177442号公報が挙げられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記頭部装着型表示装
置は、図24に示すように、通常のテレビ画面やコンピ
ュータ画面と同様な表示形態を想定して設計されてお
り、すなわちアスペクト比が4:3や16:9の映像コ
ンテンツを最適に表示するものである。従って、従来の
頭部装着型表示装置を使用してアスペクト比が縦長のコ
ンテンツ(例えば、電子書籍や電子コミック)を表示し
ようとした場合、画像の一部が表示画面内に収まりきれ
ず、1ページを見るのに画面のスクロール作業などを必
要とし、操作が面倒になるという問題が考えられる。ま
た、1ページに収めようとすると、表示領域を有効に使
えないという問題があり、文字を読もうとすると、読み
にくくなるという問題があった。
置は、図24に示すように、通常のテレビ画面やコンピ
ュータ画面と同様な表示形態を想定して設計されてお
り、すなわちアスペクト比が4:3や16:9の映像コ
ンテンツを最適に表示するものである。従って、従来の
頭部装着型表示装置を使用してアスペクト比が縦長のコ
ンテンツ(例えば、電子書籍や電子コミック)を表示し
ようとした場合、画像の一部が表示画面内に収まりきれ
ず、1ページを見るのに画面のスクロール作業などを必
要とし、操作が面倒になるという問題が考えられる。ま
た、1ページに収めようとすると、表示領域を有効に使
えないという問題があり、文字を読もうとすると、読み
にくくなるという問題があった。
【0008】本発明の目的は、このような従来の課題を
解決し、アスペクト比が縦長のコンテンツを表示画面内
に表示可能とする頭部装着型表示装置を提供することに
ある。
解決し、アスペクト比が縦長のコンテンツを表示画面内
に表示可能とする頭部装着型表示装置を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、頭部装着型表
示装置において、アスペクト比が縦長のコンテンツを表
示画面内に納まるように表示する画像表示手段を設けた
ことに特徴がある。
示装置において、アスペクト比が縦長のコンテンツを表
示画面内に納まるように表示する画像表示手段を設けた
ことに特徴がある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1から図11は本発明の一実施
形態を示したものであり、図1は頭部装着型表示装置を
装着している様子を示す斜視図、図2は装着時の頭部装
着型表示装置の構成を示す平断面図、図3は頭部装着型
表示装置の位置調節機構による調節の様子を示す平面
図、図4は頭部装着型表示装置により外光と重畳して表
示される映像の様子を示す図、図5は頭部装着型表示装
置のビューワ部の構成を示す部分拡大平断面図、図6は
頭部装着型表示装置のLCDフレーム部の構成を示す部
分拡大縦断面図、図7は頭部装着型表示装置のLCDフ
レーム部およびメインプリズム部の構成を示す部分拡大
縦断面図、図8は頭部装着型表示装置のアーム部に設け
られた揺動機構およびスライド機構の構成を示す部分拡
大平断面図、図9はメインプリズムとシースループリズ
ムを固定するための構成を示す分解斜視図、図10は頭
部装着型表示装置内に配設されている電気回路基板の構
成を示す図、図11はメインプリズム部に着脱可能に取
り付けられる弾性部材の構成例を示す縦断面図である。
施の形態を説明する。図1から図11は本発明の一実施
形態を示したものであり、図1は頭部装着型表示装置を
装着している様子を示す斜視図、図2は装着時の頭部装
着型表示装置の構成を示す平断面図、図3は頭部装着型
表示装置の位置調節機構による調節の様子を示す平面
図、図4は頭部装着型表示装置により外光と重畳して表
示される映像の様子を示す図、図5は頭部装着型表示装
置のビューワ部の構成を示す部分拡大平断面図、図6は
頭部装着型表示装置のLCDフレーム部の構成を示す部
分拡大縦断面図、図7は頭部装着型表示装置のLCDフ
レーム部およびメインプリズム部の構成を示す部分拡大
縦断面図、図8は頭部装着型表示装置のアーム部に設け
られた揺動機構およびスライド機構の構成を示す部分拡
大平断面図、図9はメインプリズムとシースループリズ
ムを固定するための構成を示す分解斜視図、図10は頭
部装着型表示装置内に配設されている電気回路基板の構
成を示す図、図11はメインプリズム部に着脱可能に取
り付けられる弾性部材の構成例を示す縦断面図である。
【0011】この頭部装着型表示装置1は、使用者が頭
部に装着して、左右何れか一方の眼により映像を観察
し、音声についても例えば左右何れか一方の耳により享
受するタイプとして構成され、縦長のコンテンツ(例え
ば、電子書籍や電子コミック)を適切に観察できるよう
にした装置である。この頭部装着型表示装置1は、少な
くともVGA(640×480ドット)以上の解像度を
有することが望ましい。これは、LCDパネルの物理的
なドット数に限らず、画像処理技術等を用いて解像度を
向上させたものでも良い。
部に装着して、左右何れか一方の眼により映像を観察
し、音声についても例えば左右何れか一方の耳により享
受するタイプとして構成され、縦長のコンテンツ(例え
ば、電子書籍や電子コミック)を適切に観察できるよう
にした装置である。この頭部装着型表示装置1は、少な
くともVGA(640×480ドット)以上の解像度を
有することが望ましい。これは、LCDパネルの物理的
なドット数に限らず、画像処理技術等を用いて解像度を
向上させたものでも良い。
【0012】図1に示す状態は、使用者が右眼により映
像を観察している状態を示しているが、装着位置を左右
反転させることにより、この頭部装着型表示装置1は左
眼により映像を観察するのに使用することもできるよう
になっており、もちろんその際には、後述するLCDに
より表示される映像も180度回転されて、左眼により
観察するに適する表示を行うようになっている。
像を観察している状態を示しているが、装着位置を左右
反転させることにより、この頭部装着型表示装置1は左
眼により映像を観察するのに使用することもできるよう
になっており、もちろんその際には、後述するLCDに
より表示される映像も180度回転されて、左眼により
観察するに適する表示を行うようになっている。
【0013】この頭部装着型表示装置1は、例えばパー
ソナルコンピュータ等の映像ソースから送出される映像
を表示する映像表示素子たるLCD13(図5等参照)
やプリズム等の光学系を内蔵するビューワ部2と、この
ビューワ部2を回動可能に支持するとともに内部に後述
するメイン回路基板20を内蔵するアーム部3と、この
アーム部3を揺動自在かつ摺動自在に保持しながら複数
のパッド部を介して頭部に装着するためのヘッドバンド
部4と、を有して構成されている。
ソナルコンピュータ等の映像ソースから送出される映像
を表示する映像表示素子たるLCD13(図5等参照)
やプリズム等の光学系を内蔵するビューワ部2と、この
ビューワ部2を回動可能に支持するとともに内部に後述
するメイン回路基板20を内蔵するアーム部3と、この
アーム部3を揺動自在かつ摺動自在に保持しながら複数
のパッド部を介して頭部に装着するためのヘッドバンド
部4と、を有して構成されている。
【0014】上記ビューワ部2は、LCDフレーム部5
とメインプリズム部6とを有して構成されている。上記
LCDフレーム部5は、光が透過せず温度変化や湿度変
化の少ない金属等の素材により密閉形状に形成して防水
や防塵、電磁波対策、あるいは放熱対策などを施したフ
レーム部材たるフレーム10内に、反射型のLCD13
とこのLCD13が実装されるLCD基板14、上記L
CD13の駆動回路を実装するLCD駆動回路基板1
5、上記反射型のLCD13にRGB各色の照明光を時
系列的に照射するLED16とこのLED16が実装さ
れるLED基板17、上記LED16により発光された
光を上記LCD13に導く照明プリズム28などを内蔵
して構成されている。
とメインプリズム部6とを有して構成されている。上記
LCDフレーム部5は、光が透過せず温度変化や湿度変
化の少ない金属等の素材により密閉形状に形成して防水
や防塵、電磁波対策、あるいは放熱対策などを施したフ
レーム部材たるフレーム10内に、反射型のLCD13
とこのLCD13が実装されるLCD基板14、上記L
CD13の駆動回路を実装するLCD駆動回路基板1
5、上記反射型のLCD13にRGB各色の照明光を時
系列的に照射するLED16とこのLED16が実装さ
れるLED基板17、上記LED16により発光された
光を上記LCD13に導く照明プリズム28などを内蔵
して構成されている。
【0015】LCDフレーム部5は、窓枠部11aに透
明窓31が取り付けられた状態の第1フレーム11に、
上記照明プリズム28やLCD基板14、LCD駆動回
路基板15などを組み付けて、その後に第2フレーム1
2を組み合わせて密閉し一体化することにより、組み立
てられるようになっていて、上記フレーム10は、第1
フレーム11と第2フレーム12により構成されてい
る。
明窓31が取り付けられた状態の第1フレーム11に、
上記照明プリズム28やLCD基板14、LCD駆動回
路基板15などを組み付けて、その後に第2フレーム1
2を組み合わせて密閉し一体化することにより、組み立
てられるようになっていて、上記フレーム10は、第1
フレーム11と第2フレーム12により構成されてい
る。
【0016】この頭部装着型表示装置1内に配設される
電気回路基板の構造は、図10に示すようになってお
り、映像反転などを行うための映像処理回路や、実装さ
れた複数のスイッチ26の操作に応じた制御を行う制御
回路等が設けられた2枚のリジッド回路基板21,22
をフレキシブルプリント基板23等を介して接続してな
るメイン回路基板20と、このメイン回路基板20とフ
レキシブルプリント基板24を介して接続されている上
記LCD駆動回路基板15と、さらにこのLCD駆動回
路基板15とフレキシブルプリント基板25等を介して
近接して接続されている上記LCD基板14と、このL
CD基板14上に形成されたコネクタ受け14aにフレ
キシブルプリント基板19の一端側に配設したコネクタ
19bを連結することにより接続されるLED基板17
および該フレキシブルプリント基板19の分岐19aと
接続されるマイクロフォン18と、を含んで構成されて
いる。
電気回路基板の構造は、図10に示すようになってお
り、映像反転などを行うための映像処理回路や、実装さ
れた複数のスイッチ26の操作に応じた制御を行う制御
回路等が設けられた2枚のリジッド回路基板21,22
をフレキシブルプリント基板23等を介して接続してな
るメイン回路基板20と、このメイン回路基板20とフ
レキシブルプリント基板24を介して接続されている上
記LCD駆動回路基板15と、さらにこのLCD駆動回
路基板15とフレキシブルプリント基板25等を介して
近接して接続されている上記LCD基板14と、このL
CD基板14上に形成されたコネクタ受け14aにフレ
キシブルプリント基板19の一端側に配設したコネクタ
19bを連結することにより接続されるLED基板17
および該フレキシブルプリント基板19の分岐19aと
接続されるマイクロフォン18と、を含んで構成されて
いる。
【0017】上記LCDフレーム部5内には、これらの
内のLCD駆動回路基板15とLCD基板14とが互い
の主面を略直角とする状態で配設されており、さらにこ
れらの基板14,15は、図5や図6等に示すように、
互いに近接して配設されている。これは、上述したLC
D13が比較的高周波の信号により駆動されるために、
LCD基板14をLCD駆動回路基板15と近接して配
置させることにより、放射される高周波ノイズの低減を
図るようにしたためである。
内のLCD駆動回路基板15とLCD基板14とが互い
の主面を略直角とする状態で配設されており、さらにこ
れらの基板14,15は、図5や図6等に示すように、
互いに近接して配設されている。これは、上述したLC
D13が比較的高周波の信号により駆動されるために、
LCD基板14をLCD駆動回路基板15と近接して配
置させることにより、放射される高周波ノイズの低減を
図るようにしたためである。
【0018】また、上記マイクロフォン18は、上記L
CDフレーム部5のフレーム10内の頭部に面する側の
上記アーム部3に近接する位置であって、上下方向のほ
ぼ中間位置に設けられたマイクロフォン取付部10aに
組み込まれるようになっており、頭部装着型表示装置1
を左右何れの眼により観察する装着位置において使用し
たとしても、使用者の口から略左右対称で同様の距離と
なる位置となり、ほぼ同じ状態で音声を集音することが
できるように配置されている。
CDフレーム部5のフレーム10内の頭部に面する側の
上記アーム部3に近接する位置であって、上下方向のほ
ぼ中間位置に設けられたマイクロフォン取付部10aに
組み込まれるようになっており、頭部装着型表示装置1
を左右何れの眼により観察する装着位置において使用し
たとしても、使用者の口から略左右対称で同様の距離と
なる位置となり、ほぼ同じ状態で音声を集音することが
できるように配置されている。
【0019】これにより、アーム部3等からマイクロフ
ォン18が別途延出するなどがないために装着性が良好
となり、簡単な構成によって音声を入力することが可能
となる。さらに、使用状態を左右切り替えてもほぼ同様
の位置に配置されるために、入力される音声の品質を安
定させることができる。
ォン18が別途延出するなどがないために装着性が良好
となり、簡単な構成によって音声を入力することが可能
となる。さらに、使用状態を左右切り替えてもほぼ同様
の位置に配置されるために、入力される音声の品質を安
定させることができる。
【0020】また、上記LED基板17は、図10に示
すように、その中央部に光通過孔17aが穿設されると
共に、その両側に一対のLED16が配設されていて、
図7に示すように、上記第1フレーム11の屋根状凸部
11bの内部における、拡散反射面11cが形成された
部分に取り付けられるようになっている。
すように、その中央部に光通過孔17aが穿設されると
共に、その両側に一対のLED16が配設されていて、
図7に示すように、上記第1フレーム11の屋根状凸部
11bの内部における、拡散反射面11cが形成された
部分に取り付けられるようになっている。
【0021】これにより、上記LED16から放射され
た照明光は、上記拡散反射面11cにより均一化されて
反射された後に、上記光通過孔17aを介して2つの三
角プリズム28a,28bを貼り合わせてなる照明プリ
ズム28に入射する。
た照明光は、上記拡散反射面11cにより均一化されて
反射された後に、上記光通過孔17aを介して2つの三
角プリズム28a,28bを貼り合わせてなる照明プリ
ズム28に入射する。
【0022】この照明プリズム28に入射した照明光
は、第1反射面28cおよび第2反射面28dによって
反射された後にLCD側表面28eから射出され、反射
型のLCD13を照明する。
は、第1反射面28cおよび第2反射面28dによって
反射された後にLCD側表面28eから射出され、反射
型のLCD13を照明する。
【0023】このLCD13は、R,G,Bの各色の光
が順次照射されるのに連動して、各画素毎の反射率を制
御して光を反射させるものである。このLCD13によ
り反射された光は、上記LCD側表面28eから再び上
記照明プリズム28に入射して上記第2反射面28dを
透過した後に出射面28fから出射され、上記フレーム
10に形成された窓枠部11aに密閉して取り付けられ
ている透明窓31を介して、メインプリズム部6に入射
する。
が順次照射されるのに連動して、各画素毎の反射率を制
御して光を反射させるものである。このLCD13によ
り反射された光は、上記LCD側表面28eから再び上
記照明プリズム28に入射して上記第2反射面28dを
透過した後に出射面28fから出射され、上記フレーム
10に形成された窓枠部11aに密閉して取り付けられ
ている透明窓31を介して、メインプリズム部6に入射
する。
【0024】上記メインプリズム部6は、上記LCDフ
レーム部5からの光束を入射して、第1反射面32aお
よび第2反射面32bで反射させた後に該第1反射面3
2aから射出し、接眼窓6aを介して使用者の眼球に導
くための光学系たるメインプリズム32と、このメイン
プリズム32の第2反射面32bと貼り合わせて構成さ
れ、外光入射窓6bから入射される外部光束を使用者の
眼球に導くための光学系たるシースループリズム33
と、を内蔵して構成されている。
レーム部5からの光束を入射して、第1反射面32aお
よび第2反射面32bで反射させた後に該第1反射面3
2aから射出し、接眼窓6aを介して使用者の眼球に導
くための光学系たるメインプリズム32と、このメイン
プリズム32の第2反射面32bと貼り合わせて構成さ
れ、外光入射窓6bから入射される外部光束を使用者の
眼球に導くための光学系たるシースループリズム33
と、を内蔵して構成されている。
【0025】また、上記メインプリズム部6の接眼窓6
aと外光入射窓6bには、少なくとも外部側となる面に
撥水処理が施された撥水性保護カバー34,35が水密
的に嵌装されていて、屋外等における様々な使用環境に
も対応することができるようになっている。保護カバー
34,35は、ハードコート処理を施して防水効果を得
るものや、反射防止コートが施されたものでも良い。ま
た、保護カバー34,35は汚れや傷が付着した時に交
換できるよう着脱可能に保持されていても良い。
aと外光入射窓6bには、少なくとも外部側となる面に
撥水処理が施された撥水性保護カバー34,35が水密
的に嵌装されていて、屋外等における様々な使用環境に
も対応することができるようになっている。保護カバー
34,35は、ハードコート処理を施して防水効果を得
るものや、反射防止コートが施されたものでも良い。ま
た、保護カバー34,35は汚れや傷が付着した時に交
換できるよう着脱可能に保持されていても良い。
【0026】上記メインプリズム32とシースループリ
ズム33は、上述したように面同士を貼り合わせて一体
化されており、これらの内のメインプリズム32には、
図9に示すように、位置決め用の第1の凸部32cと、
突起32eが形成された同位置決め用の第2の凸部32
dとが、その上面および下面にそれぞれ突設されてい
る。
ズム33は、上述したように面同士を貼り合わせて一体
化されており、これらの内のメインプリズム32には、
図9に示すように、位置決め用の第1の凸部32cと、
突起32eが形成された同位置決め用の第2の凸部32
dとが、その上面および下面にそれぞれ突設されてい
る。
【0027】これらのメインプリズム32とシースルー
プリズム33は、板金部材36を介して上記LCDフレ
ーム部5のフレーム10に固定されるようになっている
が、このとき、一方のメインプリズム32の部分のみが
板金部材36により固定されて、シースループリズム3
3の固定は、該メインプリズム32との貼り合わせによ
る作用(接合強度)のみによって固定されるようになっ
ている。
プリズム33は、板金部材36を介して上記LCDフレ
ーム部5のフレーム10に固定されるようになっている
が、このとき、一方のメインプリズム32の部分のみが
板金部材36により固定されて、シースループリズム3
3の固定は、該メインプリズム32との貼り合わせによ
る作用(接合強度)のみによって固定されるようになっ
ている。
【0028】上記板金部材36は、図9に示すように、
上記メインプリズム32の上面および下面を略覆う形状
に形成されると共に、上記第1の凸部32cと第2の凸
部32dをフレーム10の当接部に押圧し位置決めを行
うための2つの曲げ部36c,36dが上下にそれぞれ
形成されている。
上記メインプリズム32の上面および下面を略覆う形状
に形成されると共に、上記第1の凸部32cと第2の凸
部32dをフレーム10の当接部に押圧し位置決めを行
うための2つの曲げ部36c,36dが上下にそれぞれ
形成されている。
【0029】さらに、該板金部材36には、上記LCD
フレーム部5から入射する光束を通過させるための窓部
36aと、該LCDフレーム部5のフレーム10に対し
て固定するためのビス孔36bとが形成されている。
フレーム部5から入射する光束を通過させるための窓部
36aと、該LCDフレーム部5のフレーム10に対し
て固定するためのビス孔36bとが形成されている。
【0030】上記フレーム10は、上述したように第1
フレーム11と第2フレーム12とを密閉して嵌合する
ことにより構成されていて、これらの内の第1フレーム
11は、図9に示すように、上記窓枠部11aが形成さ
れた略箱状の部材でなり、上記板金部材36のビス孔3
6bに対応する位置に形成されたビス孔11hと、上記
2つの曲げ部36c,36dの間に挿通して位置決めを
行う矩形状凸部11iと、上記メインプリズム32の第
1の凸部32cに当接して位置決めを行う端面11f
と、該メインプリズム32の第2の凸部32dに当接し
て位置決めを行う端面11gと、上記第2の凸部32d
に形成された突起32eに嵌合して位置決めを行うため
の凹部11eとが形成されている。
フレーム11と第2フレーム12とを密閉して嵌合する
ことにより構成されていて、これらの内の第1フレーム
11は、図9に示すように、上記窓枠部11aが形成さ
れた略箱状の部材でなり、上記板金部材36のビス孔3
6bに対応する位置に形成されたビス孔11hと、上記
2つの曲げ部36c,36dの間に挿通して位置決めを
行う矩形状凸部11iと、上記メインプリズム32の第
1の凸部32cに当接して位置決めを行う端面11f
と、該メインプリズム32の第2の凸部32dに当接し
て位置決めを行う端面11gと、上記第2の凸部32d
に形成された突起32eに嵌合して位置決めを行うため
の凹部11eとが形成されている。
【0031】このような構成において、メインプリズム
部6を組み付ける際には、メインプリズム32に板金部
材36を取り付けて、メインプリズム32の第1,第2
の凸部32c,32dを板金部材36の曲げ部36c,
36dに当接させるように組み合わせ、さらに、その板
金部材36の外部側から上記第1フレーム11を組み付
けて、第1フレーム11の凹部11eにメインプリズム
32の第2の凸部32dの突起32eを嵌め込み、第
1,第2の凸部32c,32dを板金部材36の曲げ部
36c,36dと該第1フレーム11の端面11f,1
1gとで挟み込むようにする。
部6を組み付ける際には、メインプリズム32に板金部
材36を取り付けて、メインプリズム32の第1,第2
の凸部32c,32dを板金部材36の曲げ部36c,
36dに当接させるように組み合わせ、さらに、その板
金部材36の外部側から上記第1フレーム11を組み付
けて、第1フレーム11の凹部11eにメインプリズム
32の第2の凸部32dの突起32eを嵌め込み、第
1,第2の凸部32c,32dを板金部材36の曲げ部
36c,36dと該第1フレーム11の端面11f,1
1gとで挟み込むようにする。
【0032】これにより、メインプリズム32は、板金
部材36により上下の面を挟み込まれて上下方向に位置
決めされ、該面内においては、板金部材36の曲げ部3
6c,36dと第1フレーム11の端面11f,11g
とで挟み込まれることにより一方向に位置決めされ、こ
れに交差する方向には第2の凸部32dの突起32eと
第1フレーム11の端面11gに形成された凹部11e
との嵌合により位置決めされるために、空間的な配置が
完全に決定される。
部材36により上下の面を挟み込まれて上下方向に位置
決めされ、該面内においては、板金部材36の曲げ部3
6c,36dと第1フレーム11の端面11f,11g
とで挟み込まれることにより一方向に位置決めされ、こ
れに交差する方向には第2の凸部32dの突起32eと
第1フレーム11の端面11gに形成された凹部11e
との嵌合により位置決めされるために、空間的な配置が
完全に決定される。
【0033】その後に、第1フレーム11のビス孔11
hと板金部材36のビス孔36bとに共通してビスを締
結することにより、これらが一体的に固定される。この
ように一方のプリズムのみを固定するとともに、他方の
プリズムは接合強度により保持するようにしたために、
プリズムに印加される応力を極力軽減して、耐性ひずみ
による破損などを防止することができる。そして、板金
部材36と嵌合部位を組み合わせることにより、プリズ
ムに直接ビス等を螺合することはないために、さらにプ
リズムのひずみや破損を未然に防ぐことが可能となって
いる。
hと板金部材36のビス孔36bとに共通してビスを締
結することにより、これらが一体的に固定される。この
ように一方のプリズムのみを固定するとともに、他方の
プリズムは接合強度により保持するようにしたために、
プリズムに印加される応力を極力軽減して、耐性ひずみ
による破損などを防止することができる。そして、板金
部材36と嵌合部位を組み合わせることにより、プリズ
ムに直接ビス等を螺合することはないために、さらにプ
リズムのひずみや破損を未然に防ぐことが可能となって
いる。
【0034】上述したようなメインプリズム部6の外表
面には、例えばエラストマ等で形成された支持部材たる
弾性部材38が着脱可能に被覆して取り付けられるよう
になっている。この弾性部材38は、例えば、上記接眼
窓6aと外光入射窓6bに対応する部分に矩形孔が形成
されて光を通過させるようになっており、さらに、皮膚
下に近接して鼻骨が存在する部分に当接して支持をサポ
ートする鼻当て部38aが、図1や図2などに示すよう
に、突設して形成されている。
面には、例えばエラストマ等で形成された支持部材たる
弾性部材38が着脱可能に被覆して取り付けられるよう
になっている。この弾性部材38は、例えば、上記接眼
窓6aと外光入射窓6bに対応する部分に矩形孔が形成
されて光を通過させるようになっており、さらに、皮膚
下に近接して鼻骨が存在する部分に当接して支持をサポ
ートする鼻当て部38aが、図1や図2などに示すよう
に、突設して形成されている。
【0035】なお、上記メインプリズム部6を眼前の所
定位置へ支持するために弾性部材38に構成する部位と
してはこれに限るものではなく、例えば、図11(A)
に示すように、皮膚下に近接してほほ骨が存在する部分
に当接する部位38bとして構成しても良いし、あるい
は、図11(B)に示すように、皮膚下に近接して眼上
骨が存在する部分に当接する部位38cとして構成して
も構わない。
定位置へ支持するために弾性部材38に構成する部位と
してはこれに限るものではなく、例えば、図11(A)
に示すように、皮膚下に近接してほほ骨が存在する部分
に当接する部位38bとして構成しても良いし、あるい
は、図11(B)に示すように、皮膚下に近接して眼上
骨が存在する部分に当接する部位38cとして構成して
も構わない。
【0036】このように頭部における皮膚下に近接して
骨が存在する部分に当接させる構成とすることにより、
メインプリズム部6が不用意に押圧されたとしても、眼
球に圧力がかかるのを回避して保護することができ、か
つ頭部装着型表示装置1を安定して保持することが可能
となる。
骨が存在する部分に当接させる構成とすることにより、
メインプリズム部6が不用意に押圧されたとしても、眼
球に圧力がかかるのを回避して保護することができ、か
つ頭部装着型表示装置1を安定して保持することが可能
となる。
【0037】また、上記弾性部材38としては、使用形
態に応じた複数種類を用意するようにしても良く、他の
種類の構成としては、例えば図11(C)に示すよう
に、眼球とメインプリズム部6との間隙を全周に渡って
囲む部位38dを設ける構成が考えられる。
態に応じた複数種類を用意するようにしても良く、他の
種類の構成としては、例えば図11(C)に示すよう
に、眼球とメインプリズム部6との間隙を全周に渡って
囲む部位38dを設ける構成が考えられる。
【0038】この場合には、シースルーにより入射する
外光以外の外光を遮断することができ、屋内外の環境に
左右されることなく映像を安定して鮮明に観察すること
が可能となる。さらに、眼球とメインプリズム部6との
距離(あるいは虚像までの距離)をほぼ一定に保つこと
ができ、特に近距離側に近接しすぎるのを制限すること
ができるために、器械近視位置にビューワ部2がセット
されるのを未然に防止することができる。
外光以外の外光を遮断することができ、屋内外の環境に
左右されることなく映像を安定して鮮明に観察すること
が可能となる。さらに、眼球とメインプリズム部6との
距離(あるいは虚像までの距離)をほぼ一定に保つこと
ができ、特に近距離側に近接しすぎるのを制限すること
ができるために、器械近視位置にビューワ部2がセット
されるのを未然に防止することができる。
【0039】また、眼鏡レンズの外枠近傍を覆うような
形状の弾性部材38を用意することにより、眼鏡等の使
用者に対しても対応することが可能である。もちろん、
眼鏡を用いない使用者においては、より装着感が向上す
るという利点がある。また、図11(D)に示すよう
に、突設部材のない弾性部材38をメインプリズム部6
に装着しても良い。
形状の弾性部材38を用意することにより、眼鏡等の使
用者に対しても対応することが可能である。もちろん、
眼鏡を用いない使用者においては、より装着感が向上す
るという利点がある。また、図11(D)に示すよう
に、突設部材のない弾性部材38をメインプリズム部6
に装着しても良い。
【0040】さらに、例えばプリズムの外光入射側に窓
を設けた弾性部材38と、この外光入射側を遮光して覆
う形状とした弾性部材38との2種類を用意すること
で、特別な外光シャットアウト機構等を設けることな
く、LCD映像と外光を重畳して観察する状態と、LC
D映像のみを観察する状態とを使い分けることも可能と
なる。
を設けた弾性部材38と、この外光入射側を遮光して覆
う形状とした弾性部材38との2種類を用意すること
で、特別な外光シャットアウト機構等を設けることな
く、LCD映像と外光を重畳して観察する状態と、LC
D映像のみを観察する状態とを使い分けることも可能と
なる。
【0041】すなわち、重畳して観察を行う状態のとき
には、図4に示すように、視野範囲41内に、外光によ
る風景42と、LCD13により表示される映像43と
が重ね合わせて観察されるようになっている。一方、L
CD映像のみを観察する状態となる場合には、これらの
内の外光による風景が遮断されるために、該LCD映像
をより鮮明に観察することができるようになる。
には、図4に示すように、視野範囲41内に、外光によ
る風景42と、LCD13により表示される映像43と
が重ね合わせて観察されるようになっている。一方、L
CD映像のみを観察する状態となる場合には、これらの
内の外光による風景が遮断されるために、該LCD映像
をより鮮明に観察することができるようになる。
【0042】上述したようなビューワ部2は、上記アー
ム部3に対して、ヒンジ部45を介して回動可能となる
ように支持されている。このアーム部3内には、上述し
たようなメイン回路基板20が配設されていて、このメ
イン回路基板20を、上述したように、2枚のリジッド
回路基板21,22をフレキシブルプリント基板23等
を介してつなぎ合わせて構成することにより、硬質基板
を用いながらも、頭部の形状に沿って湾曲しているアー
ム部3の薄型化を図ることができるようになっている。
ム部3に対して、ヒンジ部45を介して回動可能となる
ように支持されている。このアーム部3内には、上述し
たようなメイン回路基板20が配設されていて、このメ
イン回路基板20を、上述したように、2枚のリジッド
回路基板21,22をフレキシブルプリント基板23等
を介してつなぎ合わせて構成することにより、硬質基板
を用いながらも、頭部の形状に沿って湾曲しているアー
ム部3の薄型化を図ることができるようになっている。
【0043】このアーム部3は、ヘッドバンド部4に対
して、ボールジョイントによる揺動機構およびスライド
部材とスライド溝部によるスライド機構を介して位置調
節可能に支持されている。これらの揺動機構およびスラ
イド機構について、図8を参照して説明する。
して、ボールジョイントによる揺動機構およびスライド
部材とスライド溝部によるスライド機構を介して位置調
節可能に支持されている。これらの揺動機構およびスラ
イド機構について、図8を参照して説明する。
【0044】ヘッドバンド部4には左右のフェイスパッ
ド46,47および中央のヘッドパッド48が設けられ
ており、これらの内の一つのフェイスパッド46を介し
て上記アーム部3が取り付けられている。
ド46,47および中央のヘッドパッド48が設けられ
ており、これらの内の一つのフェイスパッド46を介し
て上記アーム部3が取り付けられている。
【0045】すなわち、上記フェイスパッド46には、
頭部に当接するパッド部51と、このパッド部51を支
持するパッド枠52とが設けられていて、このパッド枠
52に対して凹状曲面部53aが形成された外装枠53
が嵌着されている。
頭部に当接するパッド部51と、このパッド部51を支
持するパッド枠52とが設けられていて、このパッド枠
52に対して凹状曲面部53aが形成された外装枠53
が嵌着されている。
【0046】この外装枠53には、先端にボール54が
取り付けられた軸部材55が、ワッシャ56やナット5
7を介して固定されるようになっており、上記凹状曲面
部53aの底面部から該軸部材55が延出するように取
り付けられている。
取り付けられた軸部材55が、ワッシャ56やナット5
7を介して固定されるようになっており、上記凹状曲面
部53aの底面部から該軸部材55が延出するように取
り付けられている。
【0047】一方、アーム部3の頭部に面する側には、
スライド溝部61が形成されていて、このスライド溝部
61にスライド部材62が、該アーム部3の長手方向に
摺動自在となるように嵌合している。
スライド溝部61が形成されていて、このスライド溝部
61にスライド部材62が、該アーム部3の長手方向に
摺動自在となるように嵌合している。
【0048】このスライド部材62の中程には、頭部側
に向かう椀状凸部62aが形成されており、この椀状凸
部62aは上記スライド溝部61に形成されたスライド
窓61aから延出している。
に向かう椀状凸部62aが形成されており、この椀状凸
部62aは上記スライド溝部61に形成されたスライド
窓61aから延出している。
【0049】この椀状凸部62aは、先端側に貫通孔6
2bが形成されると共に、内部には上記ボール54を支
持するボール受け63が固定されるようになっている。
このボール受け63は下側ボール受け部材63aと上側
ボール受け部材63bとを組み合わせることにより構成
されていて、組立を行う際には、上記椀状凸部62aの
内部にまず下側ボール受け部材63aを嵌め込む。次
に、上記軸部材55を椀状凸部62aの貫通孔62bか
ら挿通し、該軸部材55の先端側に上記ボール54を螺
合するなどにより取り付ける。さらに、その上側から上
側ボール受け部材63bを嵌め込んで、ビス64等を螺
合することによりスライド部材62に固定されるように
なっている。
2bが形成されると共に、内部には上記ボール54を支
持するボール受け63が固定されるようになっている。
このボール受け63は下側ボール受け部材63aと上側
ボール受け部材63bとを組み合わせることにより構成
されていて、組立を行う際には、上記椀状凸部62aの
内部にまず下側ボール受け部材63aを嵌め込む。次
に、上記軸部材55を椀状凸部62aの貫通孔62bか
ら挿通し、該軸部材55の先端側に上記ボール54を螺
合するなどにより取り付ける。さらに、その上側から上
側ボール受け部材63bを嵌め込んで、ビス64等を螺
合することによりスライド部材62に固定されるように
なっている。
【0050】このように、眼球に対するビューワ部2の
位置を調節するための位置調節機構を3つ設けることに
より、上記ヒンジ部45周りの回動や、スライド機構に
よるヘッドバンド部4に対するアーム部3の前方への延
出長さの調整、あるいは揺動機構によるボール54周り
の任意方向への揺動調整が、図3(A),図3(B)に
示すように、ほぼ自在に行われるようになっている。
位置を調節するための位置調節機構を3つ設けることに
より、上記ヒンジ部45周りの回動や、スライド機構に
よるヘッドバンド部4に対するアーム部3の前方への延
出長さの調整、あるいは揺動機構によるボール54周り
の任意方向への揺動調整が、図3(A),図3(B)に
示すように、ほぼ自在に行われるようになっている。
【0051】こうしてビューワ部2を任意の距離や角度
に自在に調節することができるために、頭部の大きさや
眼の位置などが異なる広い範囲の使用者に対して、最も
観察を行い易い所望の位置へ操作性良くセットすること
が可能となっている。
に自在に調節することができるために、頭部の大きさや
眼の位置などが異なる広い範囲の使用者に対して、最も
観察を行い易い所望の位置へ操作性良くセットすること
が可能となっている。
【0052】なお、ここでは3つの位置調節機構を設け
たが、調節の必要度に応じて、2つの位置調節機構によ
り対応することも可能であるし、もちろん、より多くの
調節機構を設けても構わない。
たが、調節の必要度に応じて、2つの位置調節機構によ
り対応することも可能であるし、もちろん、より多くの
調節機構を設けても構わない。
【0053】一方、上記メイン回路基板20に設けられ
た複数のスイッチ26は、アーム部3の外面側に各対応
して配設されたボタン部材65を押圧することで、それ
ぞれオン/オフされるようになっている。
た複数のスイッチ26は、アーム部3の外面側に各対応
して配設されたボタン部材65を押圧することで、それ
ぞれオン/オフされるようになっている。
【0054】また、このアーム部3の後端面からは、映
像信号や音声信号が伝送されるメインケーブル66が延
出されて、上記パーソナルコンピュータ等の映像/音声
ソースに接続されているとともに、さらにイヤホンケー
ブル67が延出されてその先端部側にイヤホン68が取
り付けられている。このイヤホン68は、他方の耳で外
部の音声を聴取することができるように、一方の耳で聴
取するモノラル音声タイプのものとなっている。なお、
パーソナルコンピュータへの接続は、液晶ディスプレイ
用ディジタルインタフェース(例えば、TMDS,LV
DS,GVIF)や、アナログのRGBインタフェース
により行う。
像信号や音声信号が伝送されるメインケーブル66が延
出されて、上記パーソナルコンピュータ等の映像/音声
ソースに接続されているとともに、さらにイヤホンケー
ブル67が延出されてその先端部側にイヤホン68が取
り付けられている。このイヤホン68は、他方の耳で外
部の音声を聴取することができるように、一方の耳で聴
取するモノラル音声タイプのものとなっている。なお、
パーソナルコンピュータへの接続は、液晶ディスプレイ
用ディジタルインタフェース(例えば、TMDS,LV
DS,GVIF)や、アナログのRGBインタフェース
により行う。
【0055】該アーム部3の後端部の内面側には、使用
者の耳に近接する位置にイヤホン取付部69が設けられ
ており、イヤホン68の音声発生部分を内側に向けて取
り付けるようになっている。
者の耳に近接する位置にイヤホン取付部69が設けられ
ており、イヤホン68の音声発生部分を内側に向けて取
り付けるようになっている。
【0056】これにより、イヤホン68は、取り外して
耳内に挿入して使用する形態をとることが可能であると
共に、イヤホン取付部69に取り付けたままの状態で音
声を聴取する使用形態をとることも可能となっている。
耳内に挿入して使用する形態をとることが可能であると
共に、イヤホン取付部69に取り付けたままの状態で音
声を聴取する使用形態をとることも可能となっている。
【0057】上記ヘッドバンド部4は、略円弧状に形成
された弾性を有する板状部材49に例えば左右のフェイ
スパッド46,47および中央のヘッドパッド48を取
り付けて構成されていて、上述したように、1つのフェ
イスパッド46にはボールジョイント介してアーム部3
が連結される構成となっている。
された弾性を有する板状部材49に例えば左右のフェイ
スパッド46,47および中央のヘッドパッド48を取
り付けて構成されていて、上述したように、1つのフェ
イスパッド46にはボールジョイント介してアーム部3
が連結される構成となっている。
【0058】このようなヘッドバンド部4は、例えば両
側頭部から後頭部に渡るように掛けて装着するようにな
っており、板状部材49の弾性により頭部に保持される
ようになっている。なお、装着方法はこれに限るもので
はなく、例えば両側頭部から頭頂部に渡って掛けるよう
にすることも可能である。
側頭部から後頭部に渡るように掛けて装着するようにな
っており、板状部材49の弾性により頭部に保持される
ようになっている。なお、装着方法はこれに限るもので
はなく、例えば両側頭部から頭頂部に渡って掛けるよう
にすることも可能である。
【0059】また、左眼により観察を行う際には、図2
に示したような装着位置を180度反転させて左側頭部
側に装着すると共に、上記ボタン部材65を操作するこ
とにより、LCD13に表示される映像を180度回転
させて観察される映像の位置を適正なものとして対応す
るようになっている。映像回転手段は、映像信号を図1
0の電気回路基板で映像回転させる。変形例として、ボ
タン部材65からの操作信号をパーソナルコンピュータ
等(図示せず)に入力し、パーソナルコンピュータ内で
画像回転させ、頭部装着型表示装置で観察しても良い。
に示したような装着位置を180度反転させて左側頭部
側に装着すると共に、上記ボタン部材65を操作するこ
とにより、LCD13に表示される映像を180度回転
させて観察される映像の位置を適正なものとして対応す
るようになっている。映像回転手段は、映像信号を図1
0の電気回路基板で映像回転させる。変形例として、ボ
タン部材65からの操作信号をパーソナルコンピュータ
等(図示せず)に入力し、パーソナルコンピュータ内で
画像回転させ、頭部装着型表示装置で観察しても良い。
【0060】パーソナルコンピュータ等としては、ノー
ト型やデスクトップに限らず、携帯型、ウェアラブル
(身体装着)型のものも含まれる。なお、上述ではビュ
ーワ部2の密閉構造としたフレーム10内に、LCD1
3とLED基板17とLCD駆動回路と照明プリズム2
8とを配設しているが、これら全てを密閉構造内に配設
する代わりに、例えばLCD13とLED基板17のみ
を配設しても良いし、あるいはLCD13とLED基板
17とLCD駆動回路とを配設するようにしても良い。
これらのどの組み合わせを密閉構造としたフレーム10
内に配設するかは、回路基板等の構成や、必要となる防
水や防塵の程度などに応じて適宜決定すれば良い。
ト型やデスクトップに限らず、携帯型、ウェアラブル
(身体装着)型のものも含まれる。なお、上述ではビュ
ーワ部2の密閉構造としたフレーム10内に、LCD1
3とLED基板17とLCD駆動回路と照明プリズム2
8とを配設しているが、これら全てを密閉構造内に配設
する代わりに、例えばLCD13とLED基板17のみ
を配設しても良いし、あるいはLCD13とLED基板
17とLCD駆動回路とを配設するようにしても良い。
これらのどの組み合わせを密閉構造としたフレーム10
内に配設するかは、回路基板等の構成や、必要となる防
水や防塵の程度などに応じて適宜決定すれば良い。
【0061】このような実施形態によれば、眼球に対す
るビューワ部の位置を調節するための位置調節機構を2
つ以上設けたために、使用者が個体差に応じてヘッドバ
ンドをどのような位置に装着したとしても、それぞれに
最も適した表示位置にセットすることができる。
るビューワ部の位置を調節するための位置調節機構を2
つ以上設けたために、使用者が個体差に応じてヘッドバ
ンドをどのような位置に装着したとしても、それぞれに
最も適した表示位置にセットすることができる。
【0062】また、LED基板やマイクロフォンをコネ
クタを介して接続するようにしたために、メンテナンス
や故障修理が容易となる。2つのプリズムを接合してな
る光学系の内の、一方のプリズムのみをフレームに固定
し、他方は接合強度により保持する構成としたために、
プリズムのひずみや破損を未然に防止することができ
る。さらに、板金部材を介することにより、嵌合形状の
みでプリズムを固定することができるために、より一層
プリズムにひずみや破損が生じるのを防ぐことができ
る。
クタを介して接続するようにしたために、メンテナンス
や故障修理が容易となる。2つのプリズムを接合してな
る光学系の内の、一方のプリズムのみをフレームに固定
し、他方は接合強度により保持する構成としたために、
プリズムのひずみや破損を未然に防止することができ
る。さらに、板金部材を介することにより、嵌合形状の
みでプリズムを固定することができるために、より一層
プリズムにひずみや破損が生じるのを防ぐことができ
る。
【0063】さらに、LED照明光を照明プリズムを介
して反射型LCDに入射するようにしたために、照明光
を直接入射させる構成とした場合に比べて、製品の小型
化を図ることができる。
して反射型LCDに入射するようにしたために、照明光
を直接入射させる構成とした場合に比べて、製品の小型
化を図ることができる。
【0064】そして、LEDによる光を、フレーム内に
設けた拡散反射面により一旦反射させて均一な光とした
後にLCDに照射するようにしたために、簡易な構成で
LEDの発光むらを対策することができ、光損失も防止
できる。また、変形例としては、LEDによる光を直接
照明プリズムに入射し、拡散反射面を照明プリズムに設
けても同様な効果を得られる。
設けた拡散反射面により一旦反射させて均一な光とした
後にLCDに照射するようにしたために、簡易な構成で
LEDの発光むらを対策することができ、光損失も防止
できる。また、変形例としては、LEDによる光を直接
照明プリズムに入射し、拡散反射面を照明プリズムに設
けても同様な効果を得られる。
【0065】また、フレームを光が透過しない金属等の
材料により形成しているために、LEDの光漏れを防止
して高い反射率で反射させ、高輝度を確保することがで
きる。加えて、金属を用いることにより放熱を図ること
ができる。
材料により形成しているために、LEDの光漏れを防止
して高い反射率で反射させ、高輝度を確保することがで
きる。加えて、金属を用いることにより放熱を図ること
ができる。
【0066】メインプリズム部の外表面をエラストマ等
の弾性部材により覆うとともに、皮膚下に近接して鼻骨
が存在する部分に当接して支持をサポートする鼻当て部
等をこの弾性部材をにより形成したために、当接部分の
形状に合わせて変形し外力を吸収することができ、装着
感を向上させることができる。さらに、不用意な外力が
加わったような場合にも、眼球を圧迫することがない。
の弾性部材により覆うとともに、皮膚下に近接して鼻骨
が存在する部分に当接して支持をサポートする鼻当て部
等をこの弾性部材をにより形成したために、当接部分の
形状に合わせて変形し外力を吸収することができ、装着
感を向上させることができる。さらに、不用意な外力が
加わったような場合にも、眼球を圧迫することがない。
【0067】そして、弾性部材を着脱可能としたため
に、同一の頭部装着型表示装置を複数の使用者により使
用する際にも、使用者毎に交換することにより、衛生状
態を良好に保つことができるとともに、破損や汚損など
により交換が必要になった場合にも容易に対応すること
ができる。また、種々の形状のものを用意することによ
り、個体差のある使用者や、その使用形態等に、柔軟に
対応することができる。
に、同一の頭部装着型表示装置を複数の使用者により使
用する際にも、使用者毎に交換することにより、衛生状
態を良好に保つことができるとともに、破損や汚損など
により交換が必要になった場合にも容易に対応すること
ができる。また、種々の形状のものを用意することによ
り、個体差のある使用者や、その使用形態等に、柔軟に
対応することができる。
【0068】図12は、上記実施形態における頭部装着
型表示装置を身体装着型コンピュータに接続したシステ
ム構成図であり、図13は身体装着型コンピュータに電
子書籍や電子コミック等の電子書籍データを表示する機
能を実現したブロック構成図、図14は図12に接続さ
れる頭部装着型表示装置の概略ブロック図である。
型表示装置を身体装着型コンピュータに接続したシステ
ム構成図であり、図13は身体装着型コンピュータに電
子書籍や電子コミック等の電子書籍データを表示する機
能を実現したブロック構成図、図14は図12に接続さ
れる頭部装着型表示装置の概略ブロック図である。
【0069】以下、図12〜図14を参照しながら電子
書籍データの表示について説明する。図13において、
131は装置全体の制御を行うCPU、132は装置の
制御プログラムなどを格納するROM、133はプログ
ラムやプログラムの作業領域、及びページデータなどの
書籍データなどを格納するために用いられるRAM、1
34は頭部装着型表示装置の表示画面に表示する内容を
制御する表示制御手段、135は小型記憶媒体139に
記憶された書籍データのうち音声データを出力する音声
出力手段、136は表示している電子書籍のページをユ
ーザが手動と自動の双方のページめくりを指示可能にす
るボタンなどで構成されたページめくり指示手段、13
7はページデータの表示モードを切り替えるようにユー
ザが指示するための表示モード切替指示手段、138は
小型記憶媒体139に記憶された書籍データを読み込ん
で再生するリムーバブル記憶装置である。139は電子
書籍データを記憶している小型記憶媒体で、切手サイズ
の小型メモリ(32MB、64MB、128MB)、長
方形のニッカド電池程度の大きさの小型メモリ(32M
B、64MBまたはそれ以上)、500円玉サイズ程度
の小型ハードディスク装置(340MB程度またはそれ
以上)、i/Dフォーマットの光磁気ディスク(730
MB)などの記憶媒体である。140はインターネット
などに接続して、電子書籍データのダウンロードなどを
実現する通信手段である。141は表示装置1と接続し
てデータのやり取りを行うインタフェース回路である。
142は装置構成要素を接続するシステムバスである。
書籍データの表示について説明する。図13において、
131は装置全体の制御を行うCPU、132は装置の
制御プログラムなどを格納するROM、133はプログ
ラムやプログラムの作業領域、及びページデータなどの
書籍データなどを格納するために用いられるRAM、1
34は頭部装着型表示装置の表示画面に表示する内容を
制御する表示制御手段、135は小型記憶媒体139に
記憶された書籍データのうち音声データを出力する音声
出力手段、136は表示している電子書籍のページをユ
ーザが手動と自動の双方のページめくりを指示可能にす
るボタンなどで構成されたページめくり指示手段、13
7はページデータの表示モードを切り替えるようにユー
ザが指示するための表示モード切替指示手段、138は
小型記憶媒体139に記憶された書籍データを読み込ん
で再生するリムーバブル記憶装置である。139は電子
書籍データを記憶している小型記憶媒体で、切手サイズ
の小型メモリ(32MB、64MB、128MB)、長
方形のニッカド電池程度の大きさの小型メモリ(32M
B、64MBまたはそれ以上)、500円玉サイズ程度
の小型ハードディスク装置(340MB程度またはそれ
以上)、i/Dフォーマットの光磁気ディスク(730
MB)などの記憶媒体である。140はインターネット
などに接続して、電子書籍データのダウンロードなどを
実現する通信手段である。141は表示装置1と接続し
てデータのやり取りを行うインタフェース回路である。
142は装置構成要素を接続するシステムバスである。
【0070】CPU131は、ROM132内に格納さ
れた制御プログラムに従い、リムーバブル記憶装置13
8、頭部装着型表示装置(後述図14)1、音声出力手
段135を制御して書籍データの再生、表示の制御を行
うと共に、ページめくり指示手段136、表示モード切
替指示手段137からのユーザの指示に応じ、各種処理
を行う。頭部装着型表示装置1は、表示画面に表示する
内容を制御する表示制御手段134の制御により縦長の
コンテンツである電子書籍データが表示される。図示し
ていないが、ハードディスク装置を内蔵させて、システ
ムやアプリケーションを記憶し、汎用的に使用すること
も可能である。
れた制御プログラムに従い、リムーバブル記憶装置13
8、頭部装着型表示装置(後述図14)1、音声出力手
段135を制御して書籍データの再生、表示の制御を行
うと共に、ページめくり指示手段136、表示モード切
替指示手段137からのユーザの指示に応じ、各種処理
を行う。頭部装着型表示装置1は、表示画面に表示する
内容を制御する表示制御手段134の制御により縦長の
コンテンツである電子書籍データが表示される。図示し
ていないが、ハードディスク装置を内蔵させて、システ
ムやアプリケーションを記憶し、汎用的に使用すること
も可能である。
【0071】図14において、表示制御手段134は身
体装着型コンピュータ120に内蔵され、頭部装着型表
示装置の表示制御を行う表示制御手段としてのグラフィ
ックコントローラである。インタフェース回路141、
125は24ビット階調VGA/SVGA/XGA精細
の動画を伝送する送信用又は受信用の回路である。コン
ピュータ120にはコネクタ123が設けられ、表示装
置1にはコネクタ124が設けられ、インタフェースケ
ーブル129でバス接続されている。
体装着型コンピュータ120に内蔵され、頭部装着型表
示装置の表示制御を行う表示制御手段としてのグラフィ
ックコントローラである。インタフェース回路141、
125は24ビット階調VGA/SVGA/XGA精細
の動画を伝送する送信用又は受信用の回路である。コン
ピュータ120にはコネクタ123が設けられ、表示装
置1にはコネクタ124が設けられ、インタフェースケ
ーブル129でバス接続されている。
【0072】表示装置1には、コンピュータ120との
データをやり取りするためのインタフェース回路125
と、この回路125でシリアル/パラレル変換されたデ
ータを受けてLCD13の表示制御を行うLCDコント
ローラ15と、LCDコントローラ15の制御によりデ
ータ表示するLCD13と、LCD13のLED制御信
号を受けてLED16を駆動するLED駆動回路12
8、ビューワ部全体を制御するMPU126と、ビュー
ワの表示制御用のファームウェア等を格納している書き
換え可能なメモリ127を備えている。
データをやり取りするためのインタフェース回路125
と、この回路125でシリアル/パラレル変換されたデ
ータを受けてLCD13の表示制御を行うLCDコント
ローラ15と、LCDコントローラ15の制御によりデ
ータ表示するLCD13と、LCD13のLED制御信
号を受けてLED16を駆動するLED駆動回路12
8、ビューワ部全体を制御するMPU126と、ビュー
ワの表示制御用のファームウェア等を格納している書き
換え可能なメモリ127を備えている。
【0073】コンピュータ120側の表示制御手段12
1の表示制御によりインタフェース回路122でパラレ
ル/シリアル変換が行われ、インタフェースケーブル1
29を介して表示データは表示装置1側のインタフェー
ス回路125で受信される。このインタフェース回路1
25では、シリアル/パラレル変換が行われ、LCDコ
ントローラ15に表示データが送られる。
1の表示制御によりインタフェース回路122でパラレ
ル/シリアル変換が行われ、インタフェースケーブル1
29を介して表示データは表示装置1側のインタフェー
ス回路125で受信される。このインタフェース回路1
25では、シリアル/パラレル変換が行われ、LCDコ
ントローラ15に表示データが送られる。
【0074】書き換え可能なメモリ127には、MPU
126,LCDコントローラ15,LCD13の初期デー
タ、輝度や映像のコントラスト等のユーザ設定データ、
表示制御に必要な情報等が格納されている。この書き換
え可能なメモリ127としては、例えば、EPROM、
EEPROM、フラッシュEEPROMなどで構成さ
れ、書き換え可能となっている。ビューワ部のカバーを
開けて操作インタフェースから書き換えることや、ソケ
ット付のメモリ素子を用いて、そのメモリ素子をまるご
と交換することにより、表示制御用のファームウェアを
更新することができる。コンピュータ120側の制御で
表示装置1のカバーを開けないでも、インストールプロ
グラムによりメモリ127のIPL(Initial Program
Loader)を動作させて書き換え可能なメモリ127を書
き換えることも可能である。図14の例では、書き換え
可能なメモリ127はMPU126と別体構成であった
が、MPU126にそのメモリ127を内蔵したもので
も良い。これにより、機能の追加や変更、ソフトウェア
のバグ修正等を簡単に行うことができるようになる。
126,LCDコントローラ15,LCD13の初期デー
タ、輝度や映像のコントラスト等のユーザ設定データ、
表示制御に必要な情報等が格納されている。この書き換
え可能なメモリ127としては、例えば、EPROM、
EEPROM、フラッシュEEPROMなどで構成さ
れ、書き換え可能となっている。ビューワ部のカバーを
開けて操作インタフェースから書き換えることや、ソケ
ット付のメモリ素子を用いて、そのメモリ素子をまるご
と交換することにより、表示制御用のファームウェアを
更新することができる。コンピュータ120側の制御で
表示装置1のカバーを開けないでも、インストールプロ
グラムによりメモリ127のIPL(Initial Program
Loader)を動作させて書き換え可能なメモリ127を書
き換えることも可能である。図14の例では、書き換え
可能なメモリ127はMPU126と別体構成であった
が、MPU126にそのメモリ127を内蔵したもので
も良い。これにより、機能の追加や変更、ソフトウェア
のバグ修正等を簡単に行うことができるようになる。
【0075】図15は、この頭部装着型表示装置の基本
的なアスペクト比を示している。3:4のアスペクト比
で縦長のコンテンツを表示する形態を採用している。電
子書籍データの表示がこの形式に合わない場合は、拡
大、縮小などの画像処理を行い、表示画面内に収まるよ
うに調整する。この調整は自動的または手動的に行うこ
とができる。
的なアスペクト比を示している。3:4のアスペクト比
で縦長のコンテンツを表示する形態を採用している。電
子書籍データの表示がこの形式に合わない場合は、拡
大、縮小などの画像処理を行い、表示画面内に収まるよ
うに調整する。この調整は自動的または手動的に行うこ
とができる。
【0076】図16に、この頭部装着型表示装置で表示
するための書籍データの格納形式の概略を示す。図16
に示すように、書籍データは、タイトルなどの書誌情報
や、ページ総数・各ページのサイズなどのページ情報を
格納する管理情報領域と、書籍データの本文にあたるペ
ージデータが各ページ毎に分割されて格納されるページ
データ領域とからなり、小形メモリや小形ディスク等の
小型記憶媒体に記録されている。
するための書籍データの格納形式の概略を示す。図16
に示すように、書籍データは、タイトルなどの書誌情報
や、ページ総数・各ページのサイズなどのページ情報を
格納する管理情報領域と、書籍データの本文にあたるペ
ージデータが各ページ毎に分割されて格納されるページ
データ領域とからなり、小形メモリや小形ディスク等の
小型記憶媒体に記録されている。
【0077】図17に、書籍データの中の管理情報領域
の構成例を示す。管理情報領域には、管理情報領域であ
ることを示す管理情報領域識別子、この領域の大きさを
示すデータサイズ、タイトル、著者名等が記録された書
誌情報領域、及びページサイズや総ページ数が記録され
たページ情報領域などが格納される。各ページにはペー
ジの左上の頂点を原点とした座標系が仮想的に設けられ
ており、ページサイズの領域には、この座標系における
ページ右下の頂点の座標が記録される。なお、図17に
おける右の数字は格納する際のバイト数を示している。
の構成例を示す。管理情報領域には、管理情報領域であ
ることを示す管理情報領域識別子、この領域の大きさを
示すデータサイズ、タイトル、著者名等が記録された書
誌情報領域、及びページサイズや総ページ数が記録され
たページ情報領域などが格納される。各ページにはペー
ジの左上の頂点を原点とした座標系が仮想的に設けられ
ており、ページサイズの領域には、この座標系における
ページ右下の頂点の座標が記録される。なお、図17に
おける右の数字は格納する際のバイト数を示している。
【0078】図18は、頭部装着型表示装置1に電子書
籍データを表示した表示画面例を示している。縦長のコ
ンテンツ、この例では電子書籍データを表示している。
籍データを表示した表示画面例を示している。縦長のコ
ンテンツ、この例では電子書籍データを表示している。
【0079】図19は、頭部装着型表示装置1に電子書
籍データを表示した表示画面例を示している。縦長のコ
ンテンツ、この例では電子コミックデータを表示してい
る。
籍データを表示した表示画面例を示している。縦長のコ
ンテンツ、この例では電子コミックデータを表示してい
る。
【0080】次に、電子書籍データの表示について説明
する。電源オンされた状態で、コンピュータ120のリ
ムーバブル記憶装置138の挿入口に小形記憶媒体13
9が装填されると、図16,図17に示すような電子書
籍データの管理情報を読み込み、それに対応したページ
を頭部装着型表示装置の表示画面として図18、図19
に示すような画面を表示する。ここで、複数の電子書籍
データが判別されたときは、電子書籍メニューを表示さ
せ、それを選択することにより実際の電子書籍データを
表示することもできる。この選択は、音声認識、視線検
出、ボタン操作により適宜採用して行うことができる。
する。電源オンされた状態で、コンピュータ120のリ
ムーバブル記憶装置138の挿入口に小形記憶媒体13
9が装填されると、図16,図17に示すような電子書
籍データの管理情報を読み込み、それに対応したページ
を頭部装着型表示装置の表示画面として図18、図19
に示すような画面を表示する。ここで、複数の電子書籍
データが判別されたときは、電子書籍メニューを表示さ
せ、それを選択することにより実際の電子書籍データを
表示することもできる。この選択は、音声認識、視線検
出、ボタン操作により適宜採用して行うことができる。
【0081】ページ送りについては、「手動」と「自
動」の表示モードを有し、「手動」を選択したときは、
1ページ単位に次ページを表示させることができる。ま
た、「自動」を選択したときは、所定時間の設定メニュ
ーが表示され、例えば、20秒、30秒、40秒、ユー
ザ入力指定などが選択できる。この選択により、自動的
に所定時間のカウントが開始され、所定時間経過する
と、自動的に表示が切り替わり次ページが表示される。
動」の表示モードを有し、「手動」を選択したときは、
1ページ単位に次ページを表示させることができる。ま
た、「自動」を選択したときは、所定時間の設定メニュ
ーが表示され、例えば、20秒、30秒、40秒、ユー
ザ入力指定などが選択できる。この選択により、自動的
に所定時間のカウントが開始され、所定時間経過する
と、自動的に表示が切り替わり次ページが表示される。
【0082】図20は、ビューワ部2とアーム部3の結
合部分を可とう性部材200により構成し、ビューワ部
2の表示部を回転可能な構成を示している。この装置の
内部の光学系は上述した光学系とほぼ同様な光学系で構
成されている。この例では、表示画面が表示コンテンツ
によって適切な表示を実現できる。具体的には、横長の
コンテンツの場合はビューワ部3を約90度回転させ、
表示画面を構成する。また、縦長のコンテンツの場合は
図20のような状態になるようにビューワ部3を維持す
る。
合部分を可とう性部材200により構成し、ビューワ部
2の表示部を回転可能な構成を示している。この装置の
内部の光学系は上述した光学系とほぼ同様な光学系で構
成されている。この例では、表示画面が表示コンテンツ
によって適切な表示を実現できる。具体的には、横長の
コンテンツの場合はビューワ部3を約90度回転させ、
表示画面を構成する。また、縦長のコンテンツの場合は
図20のような状態になるようにビューワ部3を維持す
る。
【0083】図21は、LCDパネルを800ドット×
800ドットの解像度を得られるようなものを採用し、
表示エリアを縦長のコンテンツと横長のコンテンツで切
り替えるように表示制御を行う。これにより、図21
(A)に示す横長の表示画面と、図21(B)に示す縦
長の表示画面を作り出すことができる。また、その表示
画面の近傍に視線アイコンを配置し、各種コマンドを視
線入力により行うこともできる。例えばページ送り機能
を画面の両隅に配置し、ページ送り機能を実現できる。
すなわち、下隅を見たときは次ページを表示させ、上隅
を見たときは前ページを表示させるようにする。これ
は、縦書きの電子書籍データを表示するときに直感的に
使用できる。横書きの場合はページ送り機能を左隅と右
隅で実現すると、直感的に操作できる。
800ドットの解像度を得られるようなものを採用し、
表示エリアを縦長のコンテンツと横長のコンテンツで切
り替えるように表示制御を行う。これにより、図21
(A)に示す横長の表示画面と、図21(B)に示す縦
長の表示画面を作り出すことができる。また、その表示
画面の近傍に視線アイコンを配置し、各種コマンドを視
線入力により行うこともできる。例えばページ送り機能
を画面の両隅に配置し、ページ送り機能を実現できる。
すなわち、下隅を見たときは次ページを表示させ、上隅
を見たときは前ページを表示させるようにする。これ
は、縦書きの電子書籍データを表示するときに直感的に
使用できる。横書きの場合はページ送り機能を左隅と右
隅で実現すると、直感的に操作できる。
【0084】図22は、双眼視タイプの頭部装着型表示
装置の例を示している。この頭部装着型表示装置221
は、図22に示すように、前カバー225aと後カバー
225bにより内蔵する映像表示系を覆ってなる装置本
体225と、この装置本体225の左右に各固定された
ジョイント部材226L、226Rと、これらのジョイ
ント部材226L、226Rに折り畳み可能となるよう
に枢支された頭部支持フレーム227L、227Rと、
この頭部支持フレーム227L、227Rの後述するイ
ンナーホン保持部227bに必要に応じて各収納され得
る左右のインナーホン229と、インナーホン229へ
音声信号を各伝送するインナーホンケーブル229a
と、上記頭部支持フレーム227L、227Rとジョイ
ント部材226L、226Rの間にスライドして挿入さ
れ得るスライド式アジャスタ228と、を有して構成さ
れていて、さらに図示はしないが、上記装置本体5から
伸縮可能に延出され、使用者の鼻梁に当接して上記頭部
支持フレーム227L、227Rとともに該装置本体2
25の支持を行う鼻当て部材も備えている。
装置の例を示している。この頭部装着型表示装置221
は、図22に示すように、前カバー225aと後カバー
225bにより内蔵する映像表示系を覆ってなる装置本
体225と、この装置本体225の左右に各固定された
ジョイント部材226L、226Rと、これらのジョイ
ント部材226L、226Rに折り畳み可能となるよう
に枢支された頭部支持フレーム227L、227Rと、
この頭部支持フレーム227L、227Rの後述するイ
ンナーホン保持部227bに必要に応じて各収納され得
る左右のインナーホン229と、インナーホン229へ
音声信号を各伝送するインナーホンケーブル229a
と、上記頭部支持フレーム227L、227Rとジョイ
ント部材226L、226Rの間にスライドして挿入さ
れ得るスライド式アジャスタ228と、を有して構成さ
れていて、さらに図示はしないが、上記装置本体5から
伸縮可能に延出され、使用者の鼻梁に当接して上記頭部
支持フレーム227L、227Rとともに該装置本体2
25の支持を行う鼻当て部材も備えている。
【0085】上記ジョイント部材226L、226R
は、上記頭部支持フレーム227L、227Rを回動自
在に支持するための枢支受け部226aが形成されると
ともに、外側面側に上記インナーホンケーブル229a
を挿入するための溝226bが形成されている。
は、上記頭部支持フレーム227L、227Rを回動自
在に支持するための枢支受け部226aが形成されると
ともに、外側面側に上記インナーホンケーブル229a
を挿入するための溝226bが形成されている。
【0086】上記頭部支持フレーム227L、227R
は、上記ジョイント部材226L、226Rの枢支受け
部226aに係合するための枢支部227aと、枢支部
227aとは反対側の端部に形成された上記インナーホ
ン229を必要に応じて収納して保持するためのインナ
ーホン保持部227bと、インナーホンケーブル229
aを挿入するために外側面側に形成された溝227e
と、上記スライド式アジャスタ228を挿入位置と退避
位置とに規定するべくリブ等により区切られてなる挿入
位置係止部227cおよび退避位置係止部227dと、
を有して構成されている。
は、上記ジョイント部材226L、226Rの枢支受け
部226aに係合するための枢支部227aと、枢支部
227aとは反対側の端部に形成された上記インナーホ
ン229を必要に応じて収納して保持するためのインナ
ーホン保持部227bと、インナーホンケーブル229
aを挿入するために外側面側に形成された溝227e
と、上記スライド式アジャスタ228を挿入位置と退避
位置とに規定するべくリブ等により区切られてなる挿入
位置係止部227cおよび退避位置係止部227dと、
を有して構成されている。
【0087】上記スライド式アジャスタ228は、上記
頭部支持フレーム227L、227Rの挿入位置係止部
227cおよび退避位置係止部227dとに選択的に係
合する係止爪228aと、この係止爪228aが挿入位
置係止部227cに係合した際に、上記ジョイント部材
226L、226Rの枢支受け部226aと上記頭部支
持フレーム227L、227Rの枢支部227aとの間
に挿入されて該頭部支持フレーム227L、227Rの
開き角度を狭くするように規制する回転角規制爪部22
8bと、を有するとともに、さらに一部に軽量化を図る
ための矩形孔228cが形成されている。
頭部支持フレーム227L、227Rの挿入位置係止部
227cおよび退避位置係止部227dとに選択的に係
合する係止爪228aと、この係止爪228aが挿入位
置係止部227cに係合した際に、上記ジョイント部材
226L、226Rの枢支受け部226aと上記頭部支
持フレーム227L、227Rの枢支部227aとの間
に挿入されて該頭部支持フレーム227L、227Rの
開き角度を狭くするように規制する回転角規制爪部22
8bと、を有するとともに、さらに一部に軽量化を図る
ための矩形孔228cが形成されている。
【0088】このスライド式アジャスタ228は、上記
頭部支持フレーム227L、227Rに対して外側面側
に着脱自在に取り付けられるようになっており、溝22
7eに沿って収納されるインナーホンケーブル229a
の外側から取り付けることにより、該インナーホンケー
ブル229aやさらにはインナーホン229が、眼前に
垂れ下がることのないように側頭部側で保持する機能を
兼ね備えたものとなっている。
頭部支持フレーム227L、227Rに対して外側面側
に着脱自在に取り付けられるようになっており、溝22
7eに沿って収納されるインナーホンケーブル229a
の外側から取り付けることにより、該インナーホンケー
ブル229aやさらにはインナーホン229が、眼前に
垂れ下がることのないように側頭部側で保持する機能を
兼ね備えたものとなっている。
【0089】また、この頭部装着型表示装置221の上
記ジョイント部材226Lの下側からは、この頭部装着
型表示装置221に映像信号や音声信号等を送信するメ
インケーブル222が延出されており、該メインケーブ
ル222を介して該頭部装着型表示装置221の映像や
音声の制御等をコントローラ223と接続されるように
なっている。
記ジョイント部材226Lの下側からは、この頭部装着
型表示装置221に映像信号や音声信号等を送信するメ
インケーブル222が延出されており、該メインケーブ
ル222を介して該頭部装着型表示装置221の映像や
音声の制御等をコントローラ223と接続されるように
なっている。
【0090】コントローラ223は、バッテリを着脱自
在に取り付けるためのバッテリ装着部223aと、電源
を投入するための電源スイッチ223bと、電源投入時
に発光しその旨を視覚的に告知する電源LED223c
と、メニューの表示や選択した項目の確定を行うための
メニューボタン223dと、このメニューボタン223
dの操作により表示される項目の内の着目する項目を移
動させるためのダウンボタン223eおよびアップボタ
ン223fと、上記インナーホン229により放音され
る音声の音量を調整するためのボリュームダイアル22
3gと、ACアダプタ等を介して電源を得るためのDC
入力端子223hと、DVDプレーヤやTVチューナな
どの映像ソースからAV信号を入力するためのA/V入
力端子223iと、を有して構成されている。さらに、
このコントローラ223には、RGB端子を備えてお
り、コンピュータからのアナログRGB信号またはディ
ジタルRGB信号を入力し、表示することもできる構成
となっている。そして、「AVモード」と「PCモー
ド」を有し、このモードを切り替えボタン等により切り
替えてコンピュータからのRGB信号を入力し、電子書
籍データなども表示できるようになっている。
在に取り付けるためのバッテリ装着部223aと、電源
を投入するための電源スイッチ223bと、電源投入時
に発光しその旨を視覚的に告知する電源LED223c
と、メニューの表示や選択した項目の確定を行うための
メニューボタン223dと、このメニューボタン223
dの操作により表示される項目の内の着目する項目を移
動させるためのダウンボタン223eおよびアップボタ
ン223fと、上記インナーホン229により放音され
る音声の音量を調整するためのボリュームダイアル22
3gと、ACアダプタ等を介して電源を得るためのDC
入力端子223hと、DVDプレーヤやTVチューナな
どの映像ソースからAV信号を入力するためのA/V入
力端子223iと、を有して構成されている。さらに、
このコントローラ223には、RGB端子を備えてお
り、コンピュータからのアナログRGB信号またはディ
ジタルRGB信号を入力し、表示することもできる構成
となっている。そして、「AVモード」と「PCモー
ド」を有し、このモードを切り替えボタン等により切り
替えてコンピュータからのRGB信号を入力し、電子書
籍データなども表示できるようになっている。
【0091】この場合は、大画面表示が可能なので、図
23に示すように2ページを同時に表示することもでき
る。ページ送り機能としては、2ページ単位で表示する
か、1ページずつずらして表示することも可能である。
23に示すように2ページを同時に表示することもでき
る。ページ送り機能としては、2ページ単位で表示する
か、1ページずつずらして表示することも可能である。
【0092】また、テキストと図面がリンクしているよ
うな電子データの場合は、片方に図面、もう一方の表示
エリアに文章を表示するような使い方もできる。なお、
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、
発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応
用が可能であることは勿論である。
うな電子データの場合は、片方に図面、もう一方の表示
エリアに文章を表示するような使い方もできる。なお、
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、
発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応
用が可能であることは勿論である。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように本発明の頭部装着型
表示装置によれば、アスペクト比が縦長のコンテンツを
表示画面内に収まるように表示でき、文字なども読める
高精細な頭部装着型表示装置となる。
表示装置によれば、アスペクト比が縦長のコンテンツを
表示画面内に収まるように表示でき、文字なども読める
高精細な頭部装着型表示装置となる。
【図1】本発明の一実施形態の頭部装着型表示装置を装
着している様子を示す斜視図。
着している様子を示す斜視図。
【図2】上記実施形態において、装着時の頭部装着型表
示装置の構成を示す平断面図。
示装置の構成を示す平断面図。
【図3】上記実施形態の頭部装着型表示装置の位置調節
機構による調節の様子を示す平面図。
機構による調節の様子を示す平面図。
【図4】上記実施形態において、頭部装着型表示装置に
より外光と重畳して表示される映像の様子を示す図。
より外光と重畳して表示される映像の様子を示す図。
【図5】上記実施形態の頭部装着型表示装置のビューワ
部の構成を示す部分拡大平断面図。
部の構成を示す部分拡大平断面図。
【図6】上記実施形態における頭部装着型表示装置のL
CDフレーム部の構成を示す部分拡大縦断面図。
CDフレーム部の構成を示す部分拡大縦断面図。
【図7】上記実施形態における頭部装着型表示装置のL
CDフレーム部およびメインプリズム部の構成を示す部
分拡大縦断面図。
CDフレーム部およびメインプリズム部の構成を示す部
分拡大縦断面図。
【図8】上記実施形態における頭部装着型表示装置のア
ーム部に設けられた揺動機構およびスライド機構の構成
を示す部分拡大平断面図。
ーム部に設けられた揺動機構およびスライド機構の構成
を示す部分拡大平断面図。
【図9】上記実施形態において、メインプリズムとシー
スループリズムを固定するための構成を示す分解斜視
図。
スループリズムを固定するための構成を示す分解斜視
図。
【図10】上記実施形態の頭部装着型表示装置内に配設
されている電気回路基板の構成を示す図。
されている電気回路基板の構成を示す図。
【図11】上記実施形態において、メインプリズム部に
着脱可能に取り付けられる弾性部材の構成例を示す縦断
面図。
着脱可能に取り付けられる弾性部材の構成例を示す縦断
面図。
【図12】上記実施形態における頭部装着型表示装置を
身体装着型コンピュータに接続したシステム構成図。
身体装着型コンピュータに接続したシステム構成図。
【図13】上記身体装着型コンピュータに電子書籍デー
タを表示する機能を実現したブロック構成図。
タを表示する機能を実現したブロック構成図。
【図14】図12に接続される頭部装着型表示装置の概
略ブロック図。
略ブロック図。
【図15】上記実施形態の頭部装着型表示装置の基本的
なアスペクト比を示す図。
なアスペクト比を示す図。
【図16】上記実施形態における頭部装着型表示装置で
表示する電子書籍データの格納形式の概略を示す図。
表示する電子書籍データの格納形式の概略を示す図。
【図17】上記電子書籍データの中の管理情報領域の構
成例を示す図。
成例を示す図。
【図18】上記実施形態における頭部装着型表示装置に
電子書籍データを表示した表示画面例を示す図。
電子書籍データを表示した表示画面例を示す図。
【図19】上記実施形態における頭部装着型表示装置に
電子書籍データを表示した表示画面例を示す図。
電子書籍データを表示した表示画面例を示す図。
【図20】本発明の他の実施形態の頭部装着型表示装置
を説明するための図。
を説明するための図。
【図21】上記実施形態において、縦横変換表示例を説
明するための図。
明するための図。
【図22】本発明の他の実施形態の双眼視型頭部装着型
表示装置の斜視図。
表示装置の斜視図。
【図23】図22の実施形態において、マルチ画面表示
例を示す図。
例を示す図。
【図24】従来の頭部装着型表示装置の説明するための
図。
図。
1…頭部装着型表示装置 2…ビューワ部 3…アーム部 4…ヘッドバンド部 5…LCDフレーム部 6…メインプリズム部 6a…接眼窓 6b…外光入射窓 10…フレーム(フレーム部材) 10a…マイクロフォン取付部 11…第1フレーム 11b…屋根状凸部 11c…拡散反射面 11f,11g…端面 11e…凹部 11h…ビス孔 12…第2フレーム 13…LCD(表示素子) 14…LCD基板 14a…コネクタ受け 15…LCD駆動回路基板 16…LED 17…LED基板 18…マイクロフォン 19…フレキシブルプリント基板 19b…コネクタ 20…メイン回路基板 28…照明プリズム 32…メインプリズム(光学系) 32c…第1の凸部 32d…第2の凸部 33…シースループリズム(光学系) 34,35…撥水性保護カバー 36…板金部材 36b…ビス孔 36c,36d…曲げ部 38…弾性部材(支持部材) 38a…鼻当て部 38b…ほほ骨部分に当接する部位 38c…眼上骨部分に当接する部位 38d…眼球とメインプリズム部との間隙を全周に渡っ
て囲む部位 45…ヒンジ部 51…パッド部 54…ボール 55…軸部材 61…スライド溝部 62…スライド部材 63…ボール受け 120…コンピュータ 123…コネクタ 124…コネクタ 125…インタフェース回路 126…MPU 127…メモリ 128…LED駆動回路 129…インタフェースケーブル 131…CPU 132…ROM 133…RAM 134…表示制御手段 135…音声出力手段 136…ページめくり指示手段 137…表示モード切替指示手段 138…リムーバブル記憶装置 139…小型記憶媒体 140…通信手段 141…インタフェース回路 142…システムバス
て囲む部位 45…ヒンジ部 51…パッド部 54…ボール 55…軸部材 61…スライド溝部 62…スライド部材 63…ボール受け 120…コンピュータ 123…コネクタ 124…コネクタ 125…インタフェース回路 126…MPU 127…メモリ 128…LED駆動回路 129…インタフェースケーブル 131…CPU 132…ROM 133…RAM 134…表示制御手段 135…音声出力手段 136…ページめくり指示手段 137…表示モード切替指示手段 138…リムーバブル記憶装置 139…小型記憶媒体 140…通信手段 141…インタフェース回路 142…システムバス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/64 511 H04N 5/64 511A
Claims (1)
- 【請求項1】頭部装着型表示装置において、アスペクト
比が縦長のコンテンツを表示画面内に収まるように表示
する画像表示手段を設けたことを特徴とする頭部装着型
表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33277199A JP2001154637A (ja) | 1999-11-24 | 1999-11-24 | 頭部装着型表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33277199A JP2001154637A (ja) | 1999-11-24 | 1999-11-24 | 頭部装着型表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001154637A true JP2001154637A (ja) | 2001-06-08 |
Family
ID=18258657
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33277199A Withdrawn JP2001154637A (ja) | 1999-11-24 | 1999-11-24 | 頭部装着型表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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1999
- 1999-11-24 JP JP33277199A patent/JP2001154637A/ja not_active Withdrawn
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