JPH0836143A - ヘッドマウントディスプレイ装置 - Google Patents

ヘッドマウントディスプレイ装置

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Publication number
JPH0836143A
JPH0836143A JP14571794A JP14571794A JPH0836143A JP H0836143 A JPH0836143 A JP H0836143A JP 14571794 A JP14571794 A JP 14571794A JP 14571794 A JP14571794 A JP 14571794A JP H0836143 A JPH0836143 A JP H0836143A
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JP
Japan
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lens
spectacle lens
body case
display device
main body
Prior art date
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Application number
JP14571794A
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English (en)
Inventor
Masahito Kikuchi
雅仁 菊地
Takeshi Matsuoka
毅 松岡
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0836143A publication Critical patent/JPH0836143A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 両眼全部を覆わないようにすることにより、
装置全体の小型化を図り、眼鏡に簡単に取り付けて手軽
に使用することのできるヘッドマウントディスプレイ装
置を提供する。 【構成】 画像を表示する液晶表示パネル15と、この
液晶表示パネル15に表示された画像を拡大する拡大レ
ンズ20と、液晶表示パネル15および拡大レンズ20
が収容され、かつ眼鏡レンズ6の周縁部の右上に装着さ
れる本体ケース装着部12を有する本体ケース1とを備
え、この本体ケース1を本体ケース装着部12により眼
鏡3の所定個所に装着させ、この状態で液晶表示パネル
15に表示された画像を拡大レンズ20で拡大して観察
するようにした。したがって、従来のように両眼全部を
覆う必要がなく、装置全体を小型化することができると
ともに、眼鏡3に簡単に取り付けることができ、携帯性
が良く、手軽に使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ヘッドマウントディ
スプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、頭部に装着して画像を観察するヘ
ッドマウントディスプレイ装置は、使用者の頭部に装着
するリング状のヘッドバンドと、このヘッドバンドに取
り付けられた機器ケースとを備えている。機器ケースは
使用者の両眼を覆って顔面に密着する箱形状のものであ
り、この機器ケースの前面にはファインダが設けられ、
内部にはテレビジョン映像などの画像を表示する表示
部、およびこの表示部に表示された画像を拡大する拡大
光学系が設けられている。このヘッドマウントディスプ
レイ装置では、表示部に表示された画像を拡大光学系で
拡大し、拡大された画像をファインダを通して観察でき
るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなヘッドマウントディスプレイ装置では、機器ケース
が使用者の両眼を覆う必要があるため、両眼を含む幅よ
りも機器ケースを小さくすることができず、このため装
置全体が大型化し、しかも両眼を覆う構造であるから、
歩行中や運動中あるいは作業中などでは使用することが
できないという不都合がある。また、機器ケースを頭部
に装着するためには、ヘッドバンドが必要であり、この
ため携帯性が悪く、手軽に情報を得ることができないと
いう問題もある。この発明は、上記事情に鑑みてなされ
たもので、両眼全部を覆わないようにすることにより、
装置全体の小型化を図り、眼鏡に簡単に取り付けて手軽
に使用することのできるヘッドマウントディスプレイ装
置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、画像を表示する表示部と、この表示部に
表示された画像を拡大する拡大レンズと、内部に表示部
および拡大レンズが収容され、かつ眼鏡の所定個所に装
着される装着部を有する本体ケースとを備え、本体ケー
スを装着部により眼鏡の所定個所に装着させ、この状態
で表示部に表示された画像を拡大レンズで拡大して観察
することを特徴するものである。
【0005】
【作用】この発明によれば、本体ケースを装着部により
眼鏡の所定個所に装着させる構造であるから、従来のよ
うに両眼全部を覆う必要がなく、このため従来のものに
比べて装置全体を小型化することができるとともに、本
体ケースを眼鏡の所定個所に簡単に取り付けることがで
き、したがって携帯性が良く、手軽に使用することがで
き、かつ表示部に表示された画像を拡大レンズで拡大し
て観察するので、良好に情報を見ることができる。この
場合、請求項2または請求項5に記載の如く、本体ケー
スを装着部により眼鏡レンズの周縁部の一部に対応させ
て配置させれば、眼鏡レンズの周縁部の一部を利用して
拡大された画像を観察することができ、それ以外の個所
で外界を見ることができるので、歩行中や運動中あるい
は作業中などでもさほど支障なく使用することができ、
手軽に情報を得ることができる。
【0006】
【実施例】以下、図1〜図5を参照して、この発明のヘ
ッドマウントディスプレイ装置の第1実施例について説
明する。図1はヘッドマウントディスプレイ装置を眼鏡
に装着した外観斜視図、図2はその眼鏡を使用者が装着
した状態の外観斜視図である。このヘッドマウントディ
スプレイ装置は、上面から見てほぼ蒲鉾形状をなす本体
ケース1と、全体がほぼ円筒形状をなす部品ケース2と
を備え、各ケース1、2が眼鏡3に取り付けられる構造
となっている。眼鏡3は、つる部4を有する眼鏡フレー
ム5に左右の眼鏡レンズ6を取り付けた一般的なもので
あり、眼鏡3の右眼用の眼鏡レンズ6の周縁部における
右端上部に本体ケース1が取り付けられ、眼鏡3のつる
部4に部品ケース2が取り付けられるようになってい
る。
【0007】図3は図1のA−A拡大断面図、図4は図
3の要部拡大断面図である。これらの図において、本体
ケース1は、瞳10に対向する一端部(同図では右端
部)に開口部11が設けられ、この開口部11の上部に
眼鏡レンズ6の上部を着脱可能に挾んで装着する本体ケ
ース装着部12が設けられ、この本体ケース装着部12
により瞳10と反対側における眼鏡レンズ6の外側に突
出した状態で取り付けられる構造となっている。本体ケ
ース装着部12は、開口部11の上部から眼鏡フレーム
5の上方を越えて瞳10側に突出し、この瞳10側にお
ける眼鏡フレーム5および眼鏡レンズ6の内側上部に対
向する断面L字状の押え部13を備えている。この押え
部13の内面には、眼鏡フレーム5および眼鏡レンズ6
の上端内面に圧接するゴムやスポンジなどの弾性部材1
4aが設けられている。また、本体ケース装着部12の
開口部11の外周縁部に対応する個所には、瞳10と反
対側における眼鏡フレーム5や眼鏡レンズ6の外面に圧
接するゴムやスポンジなどからなるリング状の弾性部材
14bが設けられている。
【0008】一方、本体ケース1内の奥部(図3および
図4では左側)には、テレビジョン映像や文字情報など
の画像を表示する液晶表示パネル15が眼鏡レンズ6の
光軸6aに対し垂直に配置されているとともに、この液
晶表示パネル15の背面を照明するバックライトパネル
16が配置されている。液晶表示パネル15は、例え
ば、1mm角程度の大きさで、100×100ドット程度の画素
を有するマトリクスタイプのものであり、前面にはカバ
ーガラス15aが配置されている。バックライトパネル
16はエレクトロルミネセンスなどの平板状の光源であ
る。また、本体ケース1内の上部には、液晶表示パネル
15を駆動する駆動回路などを搭載した回路基板17が
設けられている。この回路基板17と液晶表示パネル1
5およびバックライトパネル16とは、フレキシブル配
線基板18によって電気的に接続されている。
【0009】また、本体ケース1の開口部11には、液
晶表示パネル15に表示された画像を拡大する拡大レン
ズ20が眼鏡レンズ6の外面に接近して設けられてい
る。拡大レンズ20は、顔前約50cmの所に画面サイズ
が約6cm角程度のディスプレイを配置した状態と同程度
の大きさの画面サイズに画像を拡大するように設定され
ている。また、拡大レンズ20は、1枚構成で、その表
裏両面が非球面に形成された非球面レンズであり、表裏
面の非球面係数がそれぞれ異なっている。また、拡大レ
ンズ20の表裏面における光軸は眼鏡レンズ6の光軸6
aに対し所定距離偏心した位置にあり、かつ表裏面の各
偏心量はそれぞれ異なっているとともに、拡大レンズ2
0の表裏面はそれぞれ眼鏡レンズ6の光軸6aに対し所
定角度チルトしている。これは、液晶表示パネル15が
眼鏡レンズ6の光軸6aから離れた位置に配置され、か
つ液晶表示パネル15に表示された画像の中心を瞳10
の中心に一致させる必要があるからである。すなわち、
液晶表示パネル15の中心と眼鏡レンズ6の光軸6aと
が一致している場合には、拡大レンズ20の表裏面の光
軸を偏心させたり、また拡大レンズ20の表裏面をチル
トさせたりする必要はない。
【0010】このため、例えば、液晶表示パネル15が
眼鏡レンズ6の光軸6aから垂直な状態で真上に所定距
離離れて配置されている場合には、拡大レンズ20の表
裏面の光軸を眼鏡レンズ6の光軸6aに対し上下方向の
みに所定距離(眼鏡レンズ6の光軸6aから液晶表示パ
ネル15の中心までの距離に応じた距離)だけ偏心さ
せ、また拡大レンズ20の表裏面を眼鏡レンズ6の光軸
6aに対し上下方向のみに所定角度(これも、眼鏡レン
ズ6の光軸6aから液晶表示パネル15の中心までの距
離に応じた角度)だけチルトさせればよい。また、液晶
表示パネル15が眼鏡レンズ6の光軸6aから垂直な状
態で斜め上方(図1に示すように眼鏡レンズ6の右上)
に所定距離離れて配置されている場合には、拡大レンズ
20の表裏面の光軸を眼鏡レンズ6の光軸6aに対し上
下および左右の両方向に所定距離だけ偏心させ、また拡
大レンズ20の表裏面を眼鏡レンズ6の光軸6aに対し
上下および左右の両方向に所定角度だけチルトさせれば
よい。
【0011】なお、部品ケース2には、図1に示すよう
に、眼鏡3のつる部4に着脱可能に係合するフック形状
の部品ケース装着部7が設けられている。この部品ケー
ス2内には、電源用の電池、FM多重放送による文字情
報やテレビ放送のテレビジョン映像などを受信する受信
回路を構成する電子部品(いずれも図示せず)が設けら
れており、部品ケース2の後端部には図1に示すように
スピーカ8が設けられている。そして、部品ケース2内
の電子回路と本体ケース1内の電子回路とは、図1に示
すように、接続コード9によって電気的に接続されてい
る。また、部品ケース2の上部面には、電源スイッチ2
a、ボリューム(音量)を調節(アップ/ダウン)する
ための2つのスイッチ2b、2cが設けられており、本
体ケース1の上部面には、選局(アップ/ダウン)をす
るための2つのチューニングスイッチ1a、1bが設け
られている。そして、これらの各スイッチ2a〜2c、
1a、1bの表面には、それぞれ各スイッチの機能を表
すマークが刻印されている。
【0012】このようなヘッドマウントディスプレイ装
置では、使用する場合には本体ケース1の本体ケース装
着部12を眼鏡レンズ6の上端部に装着させることによ
り、本体ケース1を眼鏡3に簡単に取り付けることがで
きるとともに、部品ケース2の部品ケース装着部7を眼
鏡3のつる部4に装着することにより、部品ケース2を
眼鏡3に簡単に取り付けることができる。このときに
は、本体ケース装着部12にゴムやスポンジなどの弾性
部材14a、14bが設けられているので、眼鏡レンズ
6を傷付けることがなく、良好に本体ケース1を眼鏡レ
ンズ6に取り付けることができる。また、この状態で
は、本体ケース1が眼鏡レンズ6の中心から離れ、眼鏡
レンズ6の周縁部における上端部に対応して配置されて
いるので、眼鏡レンズ6の中心付近で外界を見ることが
できる。
【0013】この状態で、部品ケース2の電源スイッチ
2aをオンさせ、本体ケース1のチューニングスイッチ
1a、1bを適宜操作することにより所望のチャンネル
を選局するとともに、部品ケース2のボリュームスイッ
チ2b、2cを適宜操作することによりスピーカ8の音
量を調節する。すると、バックライトパネル16が点灯
し、液晶表示パネル15に所望のテレビジョン映像や文
字情報などの画像が表示され、この画像に応じた音声が
所望の音量で放音される。このように各スイッチ1a、
1b、2a〜2cを操作する場合には、各スイッチ1
a、1b、2a〜2cの表面に機能を表すマークが刻印
されているので、指先で触るだけで、各スイッチ1a、
1b、2a〜2cの位置および機能を判別することがで
きる。また、各スイッチ1a、1b、2a〜2cは、本
体ケース1または部品ケース2の各上面にそれぞれ設け
られているので、スイッチ操作をするときに各ケース
1、2の上部面と下部面を摘むようにして操作できるの
で、眼鏡3をかけたままでも負担無く容易に操作ができ
る。
【0014】このようにして、バックライトパネル16
が点灯して液晶表示パネル15に文字情報などの画像が
表示されると、眼鏡レンズ6および拡大レンズ20を通
して液晶表示パネル15に表示された画像を拡大画像と
して観察することができる。すなわち、液晶表示パネル
15に表示された画像の光は、拡大レンズ20によって
ほぼ平行な光として眼鏡レンズ6に入射された上、この
眼鏡レンズ6を通して使用者の眼にとどくことになる。
このとき、眼鏡レンズ6の上端付近は、通常、使用者が
遠方を見るときに適するように調整されているので、拡
大レンズ20のピント位置は液晶表示パネル15の画像
光が平行光となるように調整しておけば良い。また、液
晶表示パネル15が眼鏡レンズ6の光軸6aに対し垂直
な状態で、眼鏡レンズ6の光軸6aから右斜め上方に配
置されていても、拡大レンズ20の表裏面がそれぞれ異
なる非球面に形成されていることにより、主に球面収差
を補正することができるとともに像面湾曲をもある程度
補正することができ、また拡大レンズ20の表裏面の光
軸が眼鏡レンズ6の光軸6aに対しそれぞれ所定距離偏
心し、かつ拡大レンズ20の表裏面が眼鏡レンズ6の光
軸6aに対し所定角度チルトしているので、像面湾曲を
確実に補正することができ、これにより像の平面性が良
くなり、画質の向上が図れる。
【0015】このように、このヘッドマウントディスプ
レイ装置では、本体ケース1の本体ケース装着部12に
より本体ケース1を眼鏡レンズ6に簡単に取り付けるこ
とができるとともに、本体ケース1を眼鏡レンズ6の右
上に対応させて配置させたので、従来のように両眼全部
を覆う必要がなく、従来のものに比べて装置全体を大幅
に小型化することができ、このため携帯性が良く、手軽
に使用することができ、また液晶表示パネル15に表示
された画像を拡大レンズ20で拡大して観察するので、
良好に情報を見ることができる。この場合、本体ケース
1は本体ケース装着部12により眼鏡レンズ6の右上に
対応して配置されているので、目線を眼鏡レンズ6の右
上に向ければ拡大された画像を見ることができ、それ以
外の個所、例えば眼鏡レンズ6の中心付近に目線を向け
れば外界を見ることができる。したがって、歩行中や運
動中あるいは作業中などでもさほど支障なく使用するこ
とができ、手軽に情報を得ることができる。また、この
ように情報を見るときには、部品ケース2の後端部に設
けられたスピーカ8により音声を聞くことができ、より
一層良好に情報が得られる。
【0016】次に、このような第1実施例のヘッドマウ
ントディスプレイ装置の具体例について、表1および表
2を参照して説明する。この具体例では、液晶表示パネ
ル15が眼鏡レンズ6の光軸6aに対し垂直な状態で真
上に所定距離離れて配置されているものとする。表1で
は、焦点距離fが8mmで、イメージサイズが約1mm角
で、拡大レンズの径が4mmである。
【表1】 ただし、Riは曲率半径、Diはレンズおよび液晶表示
パネルの中心厚および空気空間、Niは屈折率、νiは
アッベ数である。
【0017】また、表2は拡大レンズの表裏面の非球面
データである。
【表2】 ただし、非球面は以下の式1で表される。 Z=Cρ2/[1+√{1−(a1+1)C2ρ2}]+a
2ρ4+a3ρ6+a4ρ8+a5ρ10………………式1 ただし、Zは拡大レンズ面での光軸からの高さの変位
量、Cは近軸曲率半径、ρは光軸からの高さ、aiは非
球面係数である。
【0018】さらに、拡大レンズの表裏面の偏心量は、
3面が眼鏡レンズ6の光軸6aから4.48mmで、R4面が
6.35mmである。また、拡大レンズの表裏面のチルト角
は、R3面が眼鏡レンズ6の光軸6aに対し1.155°で、
4面が2.982°である。
【0019】このような第1実施例のヘッドマウントデ
ィスプレイ装置の具体例では、メリジオナル・コマ収差
が図5(a)に示すような収差曲線で、サジタル・コマ
収差が図5(b)に示すような収差曲線となり、これら
の図から、収差特性が良く、画質が良いことがわかる。
【0020】なお、上記第1実施例の具体例では、拡大
レンズのR3面の偏心量が眼鏡レンズ6の光軸6aから
4.48mmで、R4面が6.35mmであり、R3面のチルト角が眼
鏡レンズ6の光軸6aに対し1.155°で、R4面が2.982
°であるが、これに限らず、眼鏡レンズ6の光軸6aと
液晶表示パネル15の中心が一致している場合を考慮す
れば、拡大レンズのR3面の偏心量は眼鏡レンズ6の光
軸6aから0〜±5.38mmの範囲で、R4面の偏心量は0〜
±7.62mmの範囲であれば良く、また拡大レンズのR3
のチルト角は眼鏡レンズ6の光軸6aに対し0〜1.386°
の範囲で、R4面のチルト角は0〜3.578°の範囲であれ
ば良い。また、上記第1実施例では、眼鏡レンズ6の光
軸6aから斜め上方に配置される液晶表示パネル15が
眼鏡レンズ6の光軸6aに対し垂直に配置されている
が、これに限らず、液晶表示パネル15が瞳10に対面
するように、液晶表示パネル15を光軸6aに対し上下
左右方向に所定角度傾けて配置しても良い。このように
すれば、拡大レンズ20のチルト角および偏心量を小さ
く抑えることができ、レンズ設計が容易になる。さら
に、上記第1実施例の眼鏡フレーム5が金属製である場
合には、眼鏡フレーム5と部品ケース2内の受信回路と
をバネ接点で接続すれば、眼鏡フレーム5をアンテナと
して使用することができる。
【0021】次に、図6および図7を参照して、この発
明のヘッドマウントディスプレイ装置の第2実施例につ
いて説明する。なお、図1〜図5に示された第1実施例
と同一部分には同一符号を付し、その説明は適宜省略す
る。図6は第2実施例のヘッドマウントディスプレイ装
置の要部の拡大断面図である。この図において、本体ケ
ース25は、上面から見てほぼ蒲鉾形状に形成され、瞳
10に対向する一端部(同図では右端部)に開口部26
が設けられ、この開口部26に拡大レンズ27が設けら
れ、開口部26と反対側の奥部に液晶表示パネル15お
よびバックライトパネル16が眼鏡レンズ6の光軸6a
に対し垂直に設けられ、拡大レンズ27と液晶表示パネ
ル15との間に本体ケース装着部28が設けられた構造
となっている。
【0022】したがって、この本体ケース25は、本体
ケース装着部28により眼鏡レンズ6の周縁部における
上部に取り付けられると、瞳10と反対側における眼鏡
レンズ6の外側に液晶表示パネル15が配置され、瞳1
0側における眼鏡レンズ6の内側に拡大レンズ27が配
置される。このため、使用者の眼鏡レンズ6によってピ
ント位置が異なるが、このヘッドマウントディスプレイ
装置では、液晶表示パネル15および拡大レンズ27を
光軸に沿って前後に移動させることにより、ピント位置
を調整するようになっている。
【0023】なお、拡大レンズ27は、第1実施例と同
様、1枚構成で、主に球面収差を補正するために、表裏
両面が非球面に形成された非球面レンズであり、表裏面
の非球面係数がそれぞれ異なっている。また、拡大レン
ズ27の表裏面における光軸は眼鏡レンズ6の光軸6a
に対して所定距離偏心した位置にあり、かつ表裏面の各
偏心量はそれぞれ異なっており、さらに拡大レンズ27
の表裏面はそれぞれ眼鏡レンズ6の光軸6aに対して所
定角度チルトしている。また、本体ケース装着部28
は、第1実施例と同様、眼鏡レンズ6の周縁部における
上部に装着して本体ケース25を眼鏡3に対して取り付
けるためのものであり、本体ケース25の下側に開口さ
れた逆凹部形状の溝状に形成されている。この本体ケー
ス装着部28の内面には、眼鏡フレーム5および眼鏡レ
ンズ6の内面および外面に圧接するゴムやスポンジなど
の弾性部材14a、14bが設けられている。
【0024】このような第2実施例のヘッドマウントデ
ィスプレイ装置では、第1実施例と同様の効果があるほ
か、特に液晶表示パネル15と拡大レンズ27の間に眼
鏡レンズ6が配置されるので、本体ケース25が眼鏡レ
ンズ6の外側に突出する長さを短くすることができ、外
観上の違和感を少なくすることができる。
【0025】次に、このような第2実施例のヘッドマウ
ントディスプレイ装置の具体例について、表3および表
4を参照して説明する。この具体例でも、液晶表示パネ
ル15は眼鏡レンズ6の光軸6aに対し垂直な状態で真
上に所定距離離れて配置されているものとする。表3で
は、焦点距離fが8mmで、イメージサイズが約1mm角
で、拡大レンズの径が4mmである。
【表3】 ただし、Riは曲率半径、Diはレンズおよび液晶表示
パネルの中心厚および空気空間、Niは屈折率、νiは
アッベ数である。
【0026】また、表4は拡大レンズの表裏面の非球面
データである。
【表4】 ただし、非球面は第1実施例の式1で表される。さら
に、拡大レンズの表裏面の偏心量は、R5面が眼鏡レン
ズ6の光軸6aから3.9mmで、R6面が5.81mmである。ま
た、拡大レンズの表裏面のチルト角は、R5面が眼鏡レ
ンズ6の光軸6aに対して−0.59°で、R6面が−5.0°
である。
【0027】このような第2実施例のヘッドマウントデ
ィスプレイ装置の具体例では、メリジオナル・コマ収差
が図7(a)に示すような収差曲線で、サジタル・コマ
収差が図7(b)に示すような収差曲線となり、これら
の図から、収差特性が良く、画質が良いことがわかる。
【0028】なお、上記第2実施例の具体例では、拡大
レンズのR5面の偏心量が眼鏡レンズ6の光軸6aから
3.9mmで、R6面の偏心量が5.81mmであり、R5面のチル
ト角が眼鏡レンズ6の光軸6aに対し−0.59°で、R6
面のチルト角が−5.0°であるが、これに限らず、眼鏡
レンズ6の光軸6aと液晶表示パネル15の中心が一致
している場合を考慮すれば、拡大レンズのR5面の偏心
量は眼鏡レンズ6の光軸6aから0〜±4.68mmの範囲
で、R6面の偏心量は0〜±6.97mmの範囲であれば良く、
また、拡大レンズのR5面のチルト角は眼鏡レンズ6の
光軸6aに対し0〜−0.71°の範囲で、R6面のチルト角
は0〜−6.0°の範囲であれば良い。また、上記第2実施
例でも、眼鏡レンズ6の光軸6aから斜め上方に配置さ
れる液晶表示パネル15が眼鏡レンズ6の光軸6aに対
し垂直に配置されているが、これに限らず、液晶表示パ
ネル15が瞳10に対面するように、液晶表示パネル1
5を光軸6aに対し所定角度傾けて配置しても良い。こ
のようにすれば、拡大レンズ27のチルト角および偏心
量を小さく抑えることができ、レンズ設計が容易にな
る。
【0029】次に、図8〜図11を参照して、この発明
のヘッドマウントディスプレイ装置の第3実施例につい
て説明する。この場合にも、図1〜図5に示された第1
実施例と同一部分には同一符号を付し、その説明は適宜
省略する。このヘッドマウントディスプレイ装置は、図
8および図9に示すように、眼鏡3の右側のつる部4に
取り付けられる本体ケース30を備えている。この本体
ケース30は、光学ケース部31と部品ケース部32と
からなり、光学ケース部31がつる部4の眼鏡レンズ6
側に配置され、部品ケース部32がつる部4の後部側に
配置されるようになっている。
【0030】光学ケース部31は、つる部4の下側に配
置され、図10に示すように中間部33の先端部に右眼
用の眼鏡レンズ6の右端部に装着するレンズ装着部34
が設けられ、中間部33の後端側部に前方(眼鏡レンズ
6側)が開口された光学収納部35が眼鏡レンズ6から
所定距離離れて設けられた構造となっている。レンズ装
着部34は、右眼用の眼鏡レンズ6およびその眼鏡フレ
ーム5の各右端部を着脱可能に挾んで装着されるもので
あり、瞳10と反対側における眼鏡レンズ6の外面に対
向する透明な2本のアーム34aと、瞳10側における
眼鏡フレーム5の内面に対向する突出部34bとからな
っている。そして、アーム34aと突出部34bとの対
向面には、眼鏡レンズ6および眼鏡フレーム5の外面お
よび内面に圧接する滑り止めを兼ねたゴムなどの弾性部
材36が設けられている。
【0031】光学収納部35内には、後述する液晶表示
パネル15を駆動する駆動回路などを搭載した回路基板
37が設けられている。光学収納部35内の奥部(図1
0では左側)には、第1実施例と同じ液晶表示パネル1
5が眼鏡レンズ6の光軸6aに対し垂直に配置されてい
るとともに、この液晶表示パネル15の背面に光を照射
するバックライトパネル16が配置されている。そし
て、液晶表示パネル15およびバックライトパネル16
と回路基板37とは、フレキシブル配線基板38によっ
て電気的に接続されている。また、光学収納部35の後
端壁35aには、ピント調節つまみ39が外部に突出し
た状態で、ピント調節つまみ39に設けられたねじ軸3
9aが内部に突出して螺入されている。このピント調節
つまみ39は、ねじ軸39aの先端がバックライトパネ
ル16の背面に図示しない金具を介して回転自在に取り
付けられ、ピント調節つまみ39の回転操作に応じてバ
ックライトパネル16および液晶表示パネル15を光軸
6aに沿って前後に移動させることにより、後述する光
学系のピントを調節するようになっている。
【0032】また、光学収納部35の開口された部分に
は、液晶表示パネル15に表示された画像を拡大する拡
大レンズ40が設けられている。拡大レンズ40は、第
1実施例と同様、顔前約50cmの所に画面サイズが約6
cm角程度のディスプレイを配置した状態と同程度の大き
さの画面サイズに画像を拡大するように設定されてい
る。また、拡大レンズ40は、1枚構成で、その表裏両
面が非球面に形成された非球面レンズであり、表裏面の
非球面係数がそれぞれ異なっている。また、拡大レンズ
40の表裏面における光軸は眼鏡レンズ6の光軸6aに
対し所定距離偏心した位置にあり、かつ表裏面の各偏心
量はそれぞれ異なっているとともに、拡大レンズ40の
表裏面はそれぞれ眼鏡レンズ6の光軸6aに対し所定角
度チルトしている。これは、第1実施例と同様、液晶表
示パネル15が眼鏡レンズ6の光軸6aから離れた位置
に配置され、かつ眼鏡レンズ6で反射された液晶表示パ
ネル15の拡大虚像の中心を瞳10の中心に一致させる
必要があるからである。このため、例えば、液晶表示パ
ネル15が眼鏡レンズ6の光軸6aから垂直な状態で真
横に所定距離離れて配置されている場合には、拡大レン
ズ40の表裏面の光軸を眼鏡レンズ6の光軸6aに対し
左右方向に所定距離(眼鏡レンズ6の光軸6aから液晶
表示パネル15の中心までの距離に応じた距離)だけ偏
心させ、また拡大レンズ40の表裏面を眼鏡レンズ6の
光軸6aに対し左右方向に所定角度(これも、眼鏡レン
ズ6の光軸6aから液晶表示パネル15の中心までの距
離に応じた角度)だけチルトさせればよい。
【0033】なお、部品ケース部32には、図8に示す
ように、眼鏡3のつる部4に着脱可能に係合するフック
形状の部品装着部41が設けられている。この部品ケー
ス部32内には、第1実施例と同様、電源用の電池、F
M多重放送による文字情報やテレビ放送のテレビジョン
映像などを受信する受信回路を構成する電子部品(いず
れも図示せず)が設けられており、部品ケース部32の
後端部にはスピーカ8が設けられている。そして、部品
ケース部32内の電子回路と光学ケース部31内の電子
回路とは、接続コード(図示せず)によって電気的に接
続されている。また、このヘッドマウントディスプレイ
装置では、光学ケース部31内の回路基板37がバネ接
点42により金属製の眼鏡フレーム5と電気的に接続さ
れ、これにより眼鏡フレーム5をアンテナとして使用し
ている。また、第1実施例と同様、本体ケース30の部
品ケース部32の上部面には、電源スイッチ32a、ボ
リューム(音量)を調節(アップ/ダウン)するための
2つのボリュームスイッチ32b、32cが設けられて
おり、本体ケース30の光学ケース部31の上部面に
は、選局(アップ/ダウン)をするための2つのチュー
ニングスイッチ31a、31bが設けられている。そし
て、これらの各スイッチ32a〜32c、31a、31
bの近傍における本体ケース30の上部面には、それぞ
れ各スイッチの機能を表すマーク43が刻印されてい
る。
【0034】このようなヘッドマウントディスプレイ装
置では、使用する場合には本体ケース30の部品ケース
部32の部品装着部41を眼鏡3のつる部4に係止させ
るとともに、光学ケース部31のレンズ装着部34を眼
鏡レンズ6の右端部に装着させることにより、本体ケー
ス30を眼鏡3のつる部4に簡単に取り付けることがで
きる。このときには、本体ケース装着部12にゴムなど
の弾性部材13、14が設けられているので、眼鏡レン
ズ6を傷付けたり、滑ったりすることがなく、良好に本
体ケース30を眼鏡レンズ6に取り付けることができ
る。また、この状態では、本体ケース30が眼鏡レンズ
6の中心から離れた眼鏡レンズ6の周縁部における右端
部に対応し、かつ瞳10側における眼鏡レンズ6の内側
に配置されているので、本体ケース30が取り付けられ
ても、ほとんど支障なく外界を見ることができる。
【0035】この状態で、部品ケース部32の電源スイ
ッチ32aをオンさせ、光学ケース部31のチューニン
グスイッチ31a、31bを適宜操作することにより所
望のチャンネルを選局するとともに、部品ケース部32
のボリュームスイッチ32b、32cを適宜操作するこ
とによりスピーカ8の音量を調節する。すると、バック
ライトパネル16が点灯し、液晶表示パネル15に所望
のテレビジョン映像や文字情報などの画像が表示され、
この画像に応じた音声が所望の音量で放音される。この
ように各スイッチ31a、31b、32a〜32cを操
作する場合には、各スイッチ31a、31b、32a〜
32cの近傍における各ケース部31、32の上部面に
機能を表すマーク43が刻印されているので、この刻印
されたマーク43を指先で触るだけで、各スイッチ31
a、31b、32a〜32cの位置および機能を判別す
ることができる。また、各スイッチ31a、31b、3
2a〜32cは、本体ケース30または部品ケース32
の各上面にそれぞれ設けられているので、スイッチ操作
をするときに、本体ケース30の各ケース部31、32
の上部面と下部面を摘むようにして操作できるので、眼
鏡3をかけたままでも負担無く容易に操作ができる。
【0036】このようにして、バックライトパネル16
が点灯して液晶表示パネル15に文字情報などの画像が
表示されると、その画像が拡大レンズ40によって拡大
され、この拡大された画像光が眼鏡レンズ6の右端部付
近の内面で反射され、その拡大虚像を観察することがで
きる。すなわち、液晶表示パネル15に表示された画像
の光は、拡大レンズ20によってほぼ平行な光として眼
鏡レンズ6の内面で反射され、この反射光が使用者の瞳
10にとどくことになる。なお、このときには、使用者
の眼鏡レンズ6によってピント位置が異なるが、ピント
調節つまみ39を回転操作することにより、液晶表示パ
ネル15を眼鏡レンズ6の光軸6aに沿って前後に移動
させ、これにより液晶表示パネル15と拡大レンズ40
との距離を調節できるので、光学系のピントを簡単に調
節することができる。また、液晶表示パネル15が眼鏡
レンズ6の光軸6aに対し垂直な状態で、眼鏡レンズ6
の光軸6aから真横つまり水平に右側にずれて配置され
ていても、拡大レンズ40の表裏面がそれぞれ異なる非
球面に形成されていることにより、主に球面収差を補正
することができるとともに像面湾曲をある程度補正する
ことができ、また拡大レンズ40の表裏面の光軸が眼鏡
レンズ6の光軸6aに対しそれぞれ所定距離偏心し、か
つ拡大レンズ40の表裏面が眼鏡レンズ6の光軸6aに
対し所定角度チルトしているので、像面湾曲を確実に補
正することができ、これにより像の平面性が良くなり、
画質の向上が図れる。
【0037】このように、この第3実施例のヘッドマウ
ントディスプレイ装置では、本体ケース30のレンズ装
着部34および部品装着部41により本体ケース30を
眼鏡3のつる部4および眼鏡レンズ6に簡単かつ確実に
取り付けることができるとともに、本体ケース30を眼
鏡レンズ6の右端部付近に対応させて配置させたので、
第1実施例と同様、装置全体の大幅な小型化ができ、携
帯性が良く、手軽に使用することができ、かつ液晶表示
パネル15に表示されて拡大レンズ20で拡大された画
像光を眼鏡レンズ6の内面で反射させ、その拡大虚像を
観察するので、良好に情報を見ることができる。この場
合、特に本体ケース30を眼鏡レンズ6の右端部付近に
対応させた状態で、瞳10側における眼鏡レンズ6の内
面側に配置させたので、第1、第2実施例のものより
も、外観上の違和感がなく、本体ケース30が邪魔にな
らず、しかも目線を変えるだけで、液晶表示パネル15
の拡大虚像を見たり、外界を見たりすることができる。
したがって、歩行中や運動中あるいは作業中などでも、
ほとんど支障なく使用することができ、手軽に情報を得
ることができる。
【0038】次に、このような第3実施例のヘッドマウ
ントディスプレイ装置の具体例について、表5および表
6を参照して説明する。この具体例では、液晶表示パネ
ル15は眼鏡レンズ6の光軸6aに対し垂直な状態で真
横(右側)に所定距離離れて配置されているものとす
る。表5では、焦点距離fが8mmで、イメージサイズが
約1mm角で、拡大レンズの径が4mmである。
【表5】 ただし、Riは曲率半径、Diはレンズおよび液晶表示
パネルの中心厚および空気空間、Niは屈折率、νiは
アッベ数である。
【0039】また、表6は拡大レンズの表裏面の非球面
データである。
【表6】 ただし、非球面は第1実施例の式1で表される。さら
に、拡大レンズの表裏面の偏心量は、R3面が眼鏡レン
ズ6の光軸6aから−10mmで、R4面が−8.35mmであ
る。また、拡大レンズの表裏面のチルト角は、R3面が
眼鏡レンズ6の光軸6aに対して−10°で、R4面が−1
0°である。
【0040】このような第3実施例のヘッドマウントデ
ィスプレイ装置の具体例では、メリジオナル・コマ収差
が図11(a)に示すような収差曲線で、サジタル・コ
マ収差が図11(b)に示すような収差曲線となり、こ
れらの図から、収差特性が良く、画質が良いことがわか
る。
【0041】なお、上記第3実施例の具体例では、拡大
レンズのR3面の偏心量が眼鏡レンズ6の光軸6aから
−10mmで、R4面が−8.35mmであり、R3面のチルト角が
眼鏡レンズ6の光軸6aに対し−10°で、R4面が−10
°であるが、これに限らず、眼鏡レンズ6の光軸6aと
液晶表示パネル15の中心が一致している場合を考慮す
れば、拡大レンズのR3面の偏心量は眼鏡レンズ6の光
軸6aから0〜−12mmの範囲で、R4面の偏心量は0〜−1
0.0mmの範囲であれば良く、また、拡大レンズのR3面の
チルト角は眼鏡レンズ6の光軸6aに対し0〜−12°の
範囲で、R4面のチルト角は0〜−12°の範囲であれば良
い。
【0042】また、上記第3実施例では、眼鏡レンズ6
の光軸6aから真横に配置される液晶表示パネル15が
眼鏡レンズ6の光軸6aに対し垂直に配置されている
が、これに限らず、液晶表示パネル15が瞳10に対面
するように、液晶表示パネル15を光軸6aに対し左右
方向に所定角度傾けて配置しても良い。このようにすれ
ば、拡大レンズ40のチルト角および偏心量を小さく抑
えることができ、レンズ設計が容易になる。
【0043】さらに、上記第3実施例では、眼鏡レンズ
6の内面で画像光を反射させたが、これに限らず、例え
ば眼鏡レンズ6の外面で反射させても良く、また図12
および図13に示すように、本体ケース30に全反射ミ
ラーやハーフミラーなどのミラー45を設け、このミラ
ー45を眼鏡レンズ6の内面または外面に配置させ、こ
のミラー45で画像光を反射するようにしても良い。
【0044】なおまた、上記第1、第3実施例では、本
体ケース30および部品ケース32の上面部に各種のス
イッチを設けたが、これに限らず、例えば図12に示す
ように、本体ケース30の光学ケース部31および部品
ケース部32の各上部面にスイッチ機能を表すマーク4
6を刻印し、かつ各ケース部31、32の下部面に2つ
のチューニングスイッチ、電源スイッチ、ボリュームス
イッチ(いずれも図示せず)をマーク46に対応させて
設けても良い。このようにしても、第3実施例と同様、
刻印されたマーク46を指先で触るだけで、各スイッチ
の位置および機能を判別することができ、また各スイッ
チを操作するときに、本体ケース30の各ケース部3
1、32の上部面と下部面を摘むようにして操作できる
ので、眼鏡3をかけたままでも負担無く容易に操作がで
きる。
【0045】また、上記第1〜第3実施例では、バック
ライト装置としてエレクトロルミネセンスからなるバッ
クライトパネル16を用いたが、これに限らず、発光ダ
イオードや小型の電球などを光源として用いても良い。
この場合には、液晶表示パネル15の背面側に拡散板な
どを介在させると良い。
【0046】また、上記第1〜第3実施例では、液晶表
示パネル15の背面にバックライト装置を設けたが、必
ずしもバックライト装置を設ける必要はなく、液晶表示
パネル15の背面に外部光を導入して照射させるように
しても良い。
【0047】さらに、上記第1〜第3実施例では、本体
ケースおよび部品ケースを眼鏡3に着脱可能に装着する
ようにしたが、これに限らず、例えば図14に示すよう
に、眼鏡レンズが取り付けられていない眼鏡フレーム5
に本体ケース47を一体に形成するとともに、眼鏡フレ
ーム5のつる部4に部品ケース48を一体に形成しても
良い。このようにすれば、眼鏡を使用しないものでも、
即座に使用することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、本体ケースを装着部により眼鏡の所定個所
に装着させる構造であるから、従来のように両眼全部を
覆う必要がなく、このため従来のものに比べて装置全体
を小型化することができるとともに、本体ケースを眼鏡
の所定個所に簡単に取り付けることができ、したがって
携帯性が良く、手軽に使用することができ、かつ表示部
に表示された画像を拡大レンズで拡大して観察するの
で、良好に情報を見ることができる。また、請求項2ま
たは請求項5に記載の発明によれば、本体ケースを装着
部により眼鏡レンズの周縁部の一部に対応させて配置さ
せることにより、眼鏡レンズの周縁部の一部を利用して
拡大された画像を観察することができ、それ以外の個所
で外界を見ることができるので、歩行中や運動中あるい
は作業中などでもさほど支障なく使用することができ、
手軽に情報を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のヘッドマウントディスプレイ装置の
第1実施例を示し、このヘッドマウントディスプレイ装
置を眼鏡に取り付けた状態の外観斜視図。
【図2】図1の眼鏡を頭部に装着した状態の外観斜視
図。
【図3】図1のA−A拡大断面図。
【図4】図3のさらに要部の拡大断面図。
【図5】第1実施例の具体例のコマ収差を示し、(a)
はメリジオナル・コマ収差図、(b)はサジタル・コマ
収差図。
【図6】この発明の第2実施例を示す要部の拡大断面
図。
【図7】第2実施例の具体例のコマ収差を示し、(a)
はメリジオナル・コマ収差図、(b)はサジタル・コマ
収差図。
【図8】この発明の第3実施例を示し、そのヘッドマウ
ントディスプレイ装置を眼鏡に取り付けた状態の外観斜
視図。
【図9】図8の眼鏡を頭部に装着した状態の外観斜視
図。
【図10】図8のB−B拡大断面図。
【図11】第3実施例の具体例のコマ収差を示し、
(a)はメリジオナル・コマ収差図、(b)はサジタル
・コマ収差図。
【図12】第3実施例の変形例を示す外観斜視図。
【図13】図12の要部拡大断面図。
【図14】この発明に係る本体ケースと部品ケースの取
付構造の変形例を示す外観斜視図。
【符号の説明】
1、25、30、47 本体ケース 2、48 部品ケース 3 眼鏡 4 つる部 5 眼鏡フレーム 6 眼鏡レンズ 6a 光軸 8 スピーカ 12、28 本体ケース装着部 15 液晶表示パネル 16 バックライトパネル 17、37 回路基板 20、27、40 拡大レンズ 34 レンズ装着部 45 ミラー

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を表示する表示部と、この表示部に
    表示された画像を拡大する拡大レンズと、内部に前記表
    示部および前記拡大レンズが収容され、かつ眼鏡の所定
    個所に装着される装着部を有する本体ケースとを備え、 前記本体ケースを前記装着部により前記眼鏡の所定個所
    に装着させ、この状態で前記表示部に表示された画像を
    前記拡大レンズで拡大して観察することを特徴するヘッ
    ドマウントディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】 前記本体ケースは前記装着部により前記
    眼鏡の眼鏡レンズの周縁部の一部に対応して配置され、
    かつ前記表示部に表示された画像を前記拡大レンズで拡
    大するとともに前記眼鏡レンズの周縁部の一部を通して
    観察することを特徴する請求項1記載のヘッドマウント
    ディスプレイ装置。
  3. 【請求項3】 前記表示部および前記拡大レンズは、瞳
    と反対側における前記眼鏡レンズの外側に配置されてい
    ることを特徴とする請求項2記載のヘッドマウントディ
    スプレイ装置。
  4. 【請求項4】 前記表示部は前記瞳と反対側における前
    記眼鏡レンズの外側に配置され、前記拡大レンズは瞳側
    における前記眼鏡レンズの内側に配置されていることを
    特徴とする請求項2記載のヘッドマウントディスプレイ
    装置。
  5. 【請求項5】 前記本体ケースは前記装着部により前記
    眼鏡のつる部に装着されることにより前記瞳側における
    前記眼鏡レンズの内側に前記眼鏡レンズの周縁部の一部
    と対応して配置され、かつ前記表示部に表示されて前記
    拡大レンズで拡大された画像光を前記眼鏡レンズの周縁
    部の一部で反射し、その拡大虚像を観察することを特徴
    する請求項1記載のヘッドマウントディスプレイ装置。
  6. 【請求項6】 前記眼鏡レンズの周縁部の一部には、前
    記表示部に表示されて前記拡大レンズで拡大された画像
    光を反射する全反射ミラーやハーフミラーなどのミラー
    が配置されることを特徴とする請求項5記載のヘッドマ
    ウントディスプレイ装置。
  7. 【請求項7】 前記拡大レンズは、1枚構成で、表裏面
    がそれぞれ非球面に形成されていることを特徴とする請
    求1〜6記載のヘッドマウントディスプレイ装置。
  8. 【請求項8】 前記拡大レンズの表裏面の各光軸は、前
    記眼鏡レンズの光軸に対しそれぞれ偏心していることを
    特徴とする請求項7記載のヘッドマウントディスプレイ
    装置。
  9. 【請求項9】 前記拡大レンズの表裏面は、前記眼鏡レ
    ンズの光軸に対しそれぞれチルトしていることを特徴と
    する請求項7または8記載のヘッドマウントディスプレ
    イ装置。
  10. 【請求項10】 前記本体ケースは前記眼鏡の眼鏡フレ
    ームに一体に形成されていることを特徴とする請求項1
    記載のヘッドマウントディスプレイ装置。
  11. 【請求項11】 前記表示部は液晶表示パネルであり、
    前記本体ケース内には前記液晶表示パネルの背面を照明
    するバックライト装置が設けられていることを特徴とす
    る請求項1〜10記載のヘッドマウントディスプレイ装
    置。
  12. 【請求項12】 前記本体ケース内には前記液晶表示パ
    ネルを駆動する駆動回路を搭載した回路基板が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1〜11記載のヘッドマ
    ウントディスプレイ装置。
  13. 【請求項13】 前記眼鏡の前記つる部に装着または一
    体に形成され、内部に受信回路、電池、スピーカなどの
    電子部品が収納された部品ケースを備えていることを特
    徴とする請求項1〜12記載のヘッドマウントディスプ
    レイ装置。
JP14571794A 1994-05-16 1994-06-06 ヘッドマウントディスプレイ装置 Pending JPH0836143A (ja)

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