JP2015200742A - 画像表示システム - Google Patents

画像表示システム Download PDF

Info

Publication number
JP2015200742A
JP2015200742A JP2014078769A JP2014078769A JP2015200742A JP 2015200742 A JP2015200742 A JP 2015200742A JP 2014078769 A JP2014078769 A JP 2014078769A JP 2014078769 A JP2014078769 A JP 2014078769A JP 2015200742 A JP2015200742 A JP 2015200742A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
unit
display system
subject
image display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014078769A
Other languages
English (en)
Inventor
尚史 花村
Naofumi Hanamura
尚史 花村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
Original Assignee
Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitutoyo Corp, Mitsutoyo Kiko Co Ltd filed Critical Mitutoyo Corp
Priority to JP2014078769A priority Critical patent/JP2015200742A/ja
Publication of JP2015200742A publication Critical patent/JP2015200742A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Microscoopes, Condenser (AREA)

Abstract

【課題】測定や観察のために被写体の画像を撮影するシステムの作業効率や安全性を向上させることができる画像表示システムを提供する。
【解決手段】画像表示システムは、撮像部と、装着部とを具備する。撮像部は、被写体の画像である被写体画像Pを撮影する。装着部は、撮影された被写体画像Pを表示する表示部402と、ユーザ10の目11の近傍のユーザ10の視野の少なくとも一部が確保される位置に表示部402を保持する保持部404とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば被写体の画像を撮影して測定や観測等をする際に利用可能な画像表示システムに関する。
特許文献1に記載のように、ユーザの身体に装着されるウェアラブルコンピュータが知られている。特許文献1の図2には、ベルト部分に装着される小型コンピュータ52と、小型コンピュータ52と通信可能なヘッドセット57が図示されている。ヘッドセット57は、ヘッドマウントディスプレイである表示装置56を有し、当該表示装置56に、ホストコンピュータ10で処理された測定データが表示される。これにより測定作業の作業効率を向上できるとともに、測定作業の状況も認識でき、正確な測定作業により良好な測定結果を得ることができる(特許文献1の明細書段落[0006][0029][0040][0044]等)。
特開2003−28675号公報
光学顕微鏡で得られた拡大像をデジタルカメラにより撮影するデジタル顕微鏡や、CNC(Computer Numerical Control)画像測定機等の、被写体の画像を撮影して測定や観察等をするシステムが知られている。このようなシステムにおいても、作業効率の向上や、安全性の向上等が求められている。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、測定や観察のために被写体の画像を撮影するシステムの作業効率や安全性を向上させることができる画像表示システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る画像表示システムは、撮像部と、装着部とを具備する。
前記撮像部は、被写体の画像である被写体画像を撮影する。
前記装着部は、前記撮影された被写体画像を表示する表示部と、ユーザの目の近傍の前記ユーザの視野の少なくとも一部が確保される位置に前記表示部を保持する保持部とを有する。
この画像表示システムでは、ユーザの視野の少なくとも一部が確保される位置に被写体画像が表示される。これにより測定や観察のために被写体の画像を撮影するシステムにおいて、その作業効率や安全性を向上させることができる。
前記画像表示システムは、さらに、前記被写体の拡大像を生成する顕微鏡を具備してもよい。この場合、前記撮像部は、前記生成された拡大像を撮影してもよい。
本画像表示システムを用いることで、顕微鏡の焦点合わせ等を効率よく安全に行うことができる。
前記画像表示システムは、さらに、前記撮影された被写体画像をもとに所定の測定を行う測定部を具備してもよい。
本画像表示システムを用いることで、測定作業を効率よく安全に行うことができる。
前記測定部は、前記被写体の寸法および/または形状を測定してもよい。
本画像表示システムを用いることで、寸法や形状の測定に関する作業を効率よく安全に行うことができる。
前記表示部は、前記被写体画像に関する情報を表示してもよい。
これにより作業効率等を向上させることができる。
前記保持部は、前記ユーザの片方の目の近傍に前記表示部を保持してもよい。
片方の目の近傍に前記表示部が保持されるので、ユーザは効率よく安全に作業を行うことができる。
前記保持部は、前記表示部が近傍に保持される前記片方の目の視野の半分以上が確保される位置に、前記表示部を保持してもよい。
片方の目の視野の半分以上が確保されるので、ユーザは効率よく安全に作業を行うことができる。
以上のように、本発明によれば、測定や観察のために被写体の画像を撮影するシステムの作業効率や安全性を向上させることができる。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本発明の一実施形態に係る画像測定システムの構成例を示す概略図である。 本実施形態に係るHMDの構成例を示す概略図である。 本実施形態に係るHMDの構成例を示す概略図である。 ユーザの視野と、表示部の位置について説明するための模式的な図である。 本発明に係る画像表示システムの機能的な構成例を示す概略図である。 他の実施形態に係るHMDの構成例を示す概略図である。 他の実施形態に係るHMDの構成例を示す概略図である。
以下、本発明に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。
[画像測定システム]
図1は、本発明の一実施形態に係る画像測定システムの構成例を示す概略図である。画像測定システム300は、非接触型の画像測定機100と、この画像測定機100を駆動制御すると共に必要なデータ処理を実行するPC(Personal Computer)200とを有する。
画像測定機100は、試料移動手段である架台111と、架台111上に載置されるステージ112と、ステージ112の上方に配置される撮像ユニット114とを有する。
架台111はベース部115を有する。ベース部115は、X軸方向を短手方向とし、X軸方向に直交するY軸方向を長手方向とする主面116を有する。ベース部115の2つの長辺部には、上方(Z軸方向)に延在する2つの支柱部113a及び113bが設置される。2つの支柱部113a及び113bの間には、X軸方向に延在するガイド部113cが設置される。
ステージ112は、被測定対象となるワークWが載置される載置面117を有する。ステージ112は、この載置面117が水平方向と平行となるように架台111の主面116上に載置される。主面116には、ステージ112をY軸方向に移動させる図示しないY軸駆動機構が備えられている。PC200によりY軸駆動機構が制御されることで、ステージ112がY軸方向に沿って移動される。Y軸駆動機構の構成は限定されず、適宜設計されてよい。
撮像ユニット114は、X軸方向に延在するガイド部113cに取り付けられる。ガイド部113cには、図示しないX軸駆動機構が備えられている。PC200によりX軸駆動機構が制御されることで、撮像ユニット114がX軸方向に沿って移動される。X軸駆動機構の構成は限定されず、適宜設計されてよい。
撮像ユニット114には、撮像部として機能するカメラ118が、ステージ112と対向するように装着される。カメラ118としては、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)やCCD(Charge Coupled Devices)センサ等を有するものが用いられる。その他のカメラが用いられてもよい。
カメラ118は、ワークWを被写体として、その被写体の画像である被写体画像を撮影する。カメラ118は、光軸方向であるZ軸方向(合焦軸方向)に移動可能に設けられており、任意の焦点位置でワークWの被写体画像を撮影することが可能である。
撮像ユニット114には、カメラ118をZ軸方向に移動させる図示しないZ軸駆動機構が備えられている。PC200によりZ軸駆動機構が制御されることで、カメラ118がZ軸方向に沿って移動され、カメラ118の焦点位置が調整される。
焦点位置の調整を含むカメラ118の移動は、マウス等を介したユーザの操作をもとに手動で実行されてもよいし、例えばオートフォーカス(Auto Focus:以下AFと記載する)の指示等により自動的に実行されてもよい。例えばある程度焦点が合う位置に手動でカメラ118が移動された後に、AFの指示が入力される場合もあり得る。
画像測定機100の種類は限定されない。ワークWを撮影することで得られる被写体画像を用いて測定や観察等を実行するものであれば、どのような機器が用いられてよい。例えばCNC画像測定機、CNC三次元測定機等の画像プローブ、硬さ試験機等が挙げられる。また光学顕微鏡で得られた拡大像をデジタルカメラにより撮影するデジタル顕微鏡においても本発明は適用可能である。
画像測定機100として、デジタル顕微鏡が用いられる場合には、図1に示すカメラ118の位置には対物レンズが配置される。そしてその対物レンズを含む光学系にて拡大されたワークWの像が、カメラにより撮影される。手動または自動により撮像ユニット114をZ軸方向に移動させることで、光学顕微鏡の焦点位置を調整することができる。なお光学系等の調整により焦点位置が調整可能であってもよい。
カメラ118あるいは光学顕微鏡の焦点位置の調整は、撮像ユニット114のZ軸方向での移動に限定されない。例えばカメラ118に設けられたレンズ等の光学系や、光学顕微鏡の光学系が調整されることで、焦点位置が移動されてもよい。
PC200は、PC本体221と、キーボード222と、ジョイスティックボックス(以下、J/Sと記載する)223と、マウス224と、ディスプレイ225と、プリンタ226とを有する。キーボード222、J/S223、及びマウス224は、ユーザの指示が入力される操作入力部として機能する。ディスプレイ225としては、例えば液晶、EL(Electro-Luminescence)、CRT(Cathode Ray Tube)等を用いた表示デバイスである。プリンタ226は、例えば測定結果等をプリントアウトすることが可能である。
PC本体221は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Member)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、画像メモリ、表示制御部等を有する。またPC本体221は、画像測定機100やキーボード222、後述する眼鏡型ウェアラブルコンピュータ(ヘッドマウントディスプレイ:HMD)等との接続のための、各種I/F(インタフェース)を有する。
ROMやHDDには、画像測定システム300、及び後述する画像表示システム用のソフトウェアを構成するプログラムが格納されている。CPUが、ROMやHDDに格納されたプログラムをRAMにロードして実行することにより、種々の処理が実行される。なおPC本体221にソフトウェアをインストールする方法は限定されない。
例えばCPUにより、所定のプログラムに従って、撮像ユニット114の制御や、被写体画像をもとにした所定の測定、測定結果の表示処理等が実行される。例えばカメラ118から転送された被写体画像に対して種々の画像処理が行われる。あるいは被写体画像をもとにワークWの寸法および/または形状等が測定される。またCPUにより、被写体画像や処理結果等がディスプレイ225に表示される。その他、画像測定システム300の各デバイスを制御するための種々の処理や、被写体画像をもとにした種々の測定が実行される。測定の内容は限定されず、画像測定器100の種類に応じて適宜定められる。
また本実施形態では、後述するように、CPUにより、被写体画像が眼鏡型ウェアラブルコンピュータへ送信される。例えばPC本体221に、Bluetooth(登録商標)やWiFi等の無線通信機能が備えられており、当該無線通信機能により被写体画像の通信が行われる。その他の通信方法が用いられてもよい。
画像測定機100及びPC本体221は、例えばUSBケーブル等を介して接続され、画像情報や制御情報等が相互に通信される。その他、無線や有線を含む任意の通信方法が用いられてよい。
[画像表示システム]
本実施形態では、図1に示す画像測定システム300を利用する際に、本発明に係る画像表示システムが用いられる。画像表示システム400は、眼鏡型ウェアラブルコンピュータ(以下、単にHMDと記載する)401(図2参照)と、図1に示す撮像ユニット114と、PC本体221とを含む。すなわち画像測定システム300に含まれる撮像ユニット114のカメラ118及びPC本体221は、画像表示システム400の撮像部及び測定部としても機能する。画像測定機100としてデジタル顕微鏡が用いられる場合には、ワークWの拡大像を生成する光学顕微鏡が、本発明に係る画像表示システム400に含まれてもよい。
なお図1に示す構成、及び図2に示すHMD401により、本発明に係る画像表示システムの一実施例として、画像測定システム300が実現されているとみなすこともできる。
図2及び図3は、本実施形態に係るHMD401の構成例を示す概略図である。図2及び図3に示すように、HMD401は、カメラ118により撮影された被写体画像Pを表示する表示部402を含む制御本体部403と、表示部402をユーザ10の目11の近傍の位置に保持する保持部404とを有する。
図2に示すように、保持部404は、一般的な眼鏡と略等しい形状を有し、ユーザ10の目11を覆う位置に配置されるカバー部406と、カバー部406の両端に接続された固定アーム部407とを有する。カバー部406は、透明部材で形成され、その形状や具体的な材質等は限定されない。ユーザ10の視力を矯正可能なレンズが、カバー部406として用いられてもよい。固定アーム部407は、ユーザ10の両耳に固定される。
制御本体部403は、上方から見てL字形状を有し、片方の固定アーム部407に装着される側面部410と、カバー部406と対向するように配置される前面部411とを有する。本実施形態では、ユーザの右耳に固定される右固定アーム部407aに側面部410が装着される。そしてユーザ10の右目11aを覆う右カバー部406aに対向する位置に前面部411が配置される。前面部411と右カバー部406aとは、互いに当接してもよいし、離間してもよい。
制御本体部403の内部構成としては、表示部402と、CPUやROM等からなる制御部と、カメラと、I/F部等が設けられている。なお図2では制御本体部403の外観のみが図示されており、図3では表示部402のみが模式的に図示されている。
表示部402は、例えば液晶、EL(Electro-Luminescence)等を用いた表示デバイスである。本発明に係る画像表示システム400では、表示部402は、ユーザ10の目11の近傍の、ユーザ10の視野の少なくとも一部が確保される位置に保持される。
本実施形態では、ユーザ10の右目11aを覆う右カバー部406aの上方かつ右固定アーム部407a側に、前面部411が配置される。表示部402は、この前面部411の右カバー部406aと対向する位置に配置される。従って図2に示すように、ユーザ10が保持部404を装着すると、表示部402は、ユーザ10の右目11aの右斜め上の位置に保持されることになる(ユーザ10から見た位置)。このように表示部402は、ユーザ10の片方の目の近傍に保持される。
図4は、ユーザ10の視野と、表示部402の位置について説明するための模式的な図である。ユーザ10の視野とは、ユーザ10が目視可能な範囲、言いかえればユーザ10から見ることのできる範囲のことを意味する。例えばユーザ10が目視することを希望する対象に視点が定められた場合に、その視点から見ることのできる範囲が視野となる。目視を希望する対象は、ある決まった定点等に限定されず、目の前に配置された大きな物体の全体形状等も含む。
図4では、右目11aと、右カバー部406aと、右目11aの視野Eと、表示部402とが図示されている。図4では、視野Eの形状が楕円形状に図示されているが、もちろんこの形状に限定される訳ではない。
右目11aにより、ワークWと、ワークWに対向する位置に配置されたカメラ118が目視可能となっている。そして当該視野Eが確保される位置として、視野Eの右上の位置に表示部402が保持され、その位置にて被写体画像Pが表示される。これによりユーザ10は、カメラ118で撮影された被写体画像Pを適宜確認しながら、撮像ユニット114の移動やワークWの向きの調整等を効率よく安全に行うことが可能となる。
図4に示すような、視野Eの少なくとも一部が確保された位置に表示部402が保持された状態は、目視を希望する対象と表示部402に表示された被写体画像Pとが、同時に視野E内に収められた状態ともいえる。
制御本体部403が有する制御部は、表示部402やカメラ、I/F部の動作等を制御する。カメラは、ユーザの視点に合わせた画像を撮影することが可能である。I/F部は、PC本体221との通信を行うための通信モジュールや、USB端子等の他のデバイス等を接続するための端子部を有する。例えばBluetooth(登録商標)等の無線通信を行うための通信モジュールが装備される。このI/F部を介して、PC本体221から送信された被写体画像Pが受信される。
HMD401は、本実施形態において装着部に相当する。PC本体221から送信された被写体画像Pを受信可能であるのならば、HMD401の具体的な構成は上記で説明したものに限定されない。
図5は、本発明に係る画像表示システム400の機能的な構成例を示す概略図である。画像測定機100のカメラ118により被写体画像Pが撮影される。被写体画像Pの画像データがPC本体221に送信され、本発明に係るソフトウェア420に出力される。ソフトウェア420は、被写体画像Pをもとに所定の測定を実行する。またソフトウェア420は、無線通信機能等を用いて、被写体画像Pの画像データをHMD401に送信する。HMD401の表示部402には、受信した被写体画像Pが表示される。
ユーザ10は、表示部402に表示された被写体画像Pを確認しつつ、カメラ118やワークW等を目視しながら、画像測定機100を操作することができる。当該操作は、図1に示すJ/S223等により行われ、操作情報はPC本体221のソフトウェア420に入力される。ソフトウェア420は入力された操作情報をもとに、座標値等を含む制御情報を画像測定機100に送信する。その制御情報をもとに、画像測定機100の撮像ユニット114等が制御され、例えば焦点位置の調整等が実行される。
以上、本実施形態に係る画像表示システム400では、ユーザ10の視野Eの少なくとも一部が確保される位置に被写体画像Pが表示される。これにより測定や観察のためにワークWの画像を撮影するシステム、すなわち図1に示す画像測定システム300等において、その作業効率や安全性を向上させることができる。
例えば画像表示システム400が用いられない場合、カメラ118により撮影された被写体画像Pはディスプレイ225のみに表示される。従ってシステムのオペレータ(ユーザ10)は、ディスプレイ225に表示された被写体画像Pを逐一確認しながら、画像測定機100の操作(カメラ118・ステージ112の移動や照明の調整等)を行わなければならない。
そうするとカメラ118や対物レンズ等とワークWとを衝突させて、これらを破損させてしまう場合等が起こり得る。例えばワークWの表面にピントを合わせる場合、オペレータはディスプレイ225に表示された被写体画像Pを確認しながら、焦点位置の調整等を行わなければならない。ピントが合っているか否かは、ディスプレイ225の画像を見なければ分からないからである。ディスプレイ225を確認するためには、カメラ118及びワークWから目を離す必要があり、そのときに移動されたカメラ118や対物レンズがワークWに衝突してしまう可能性がある。
このような衝突を回避しつつピントを合わせようとする場合、オペレータは画像測定機100側のカメラ118とワークWとの実際の距離と、ディスプレイ225上の被写体画像Pとを、顔を左右に動かしながら交互に何度も目視して確認しなければならない。このことは測定作業の効率を非常に悪くしてしまう。
本発明に係る画像表示システム400では、撮像ユニット114で撮影されたカメラ画像(被写体画像P)が、視野Eの一部が確保されるように、オペレータに装着されたHMD401に表示される。従って、オペレータはカメラ画像と、実際のカメラ118及びワークWとを同時に視野E内に収めることができる。これにより、オペレータは、カメラ画像の確認と画像測定100の操作とを同時に実施することができる。この結果、上記した問題を解決することができ、測定作業を効率よく安全に行うことが可能となる。
<その他の実施形態>
本発明は、以上説明した実施形態に限定されず、他の種々の実施形態を実現することができる。
図6及び図7は、他の実施形態に係るHMDの構成例を示す概略図である。このHMD501は、保持部として、カバー部が用いられない。すなわちHMD501は、右耳に固定される図示しない固定アーム部と、当該固定アーム部に装着される制御本体部503とを有する。そして制御本体部503の右目11aと対向する位置に表示部502が設けられる(図6では、表示部502が正面から見えるように模式的に図示されている)。このように片方の耳にのみ装着されるHMD501が用いられてもよい。図6に示すように、表示部502は、右目11aの視野の少なくとも一部が確保される位置に保持される。
表示部が保持される位置は限定されない。例えば図4に示すように、視野Eの右上部分に表示部が保持されてもよいし、右側の中央部分や、右下部分に保持されてもよい。その他の位置でもよいが、典型的には、顔の縁部側、すなわちもう一方の目とは反対側の位置に表示部は保持される。これによりカメラやワーク等を確実に目視することができる。
例えば表示部は、表示部が近傍に保持される片方の目の視野の半分以上が確保される位置に保持される。これによりカメラやワーク等を確実に目視することができる。その他、目視を希望する対象を十分に確認できるのであれば、表示部が保持される位置や、表示部の大きさ(被写体画像の大きさ)等は任意に設定されてよい。
図7に示すHMD601は、透明材料からなるカバー部606に重ね合わされるように表示部602が設けられている。表示部602は、右目11aの近傍として当該右目111aの正面に、その視野の略全体を覆うように配置される。従って本例では、表示部602が近傍に保持される右目11aの視野は確保されていない。しかしながら、もう片方の左目11bの視野(少なくとも一部でもよい)が確保されているので、目視を希望する対象を十分に確認することができる。これにより測定作業を効率よく安全に行うことができる。本発明に係る画像表示システムとして、このような構成も採用可能である。
すなわち本開示において、ユーザの視野の少なくとも一部が確保される状態となるには、ユーザのいずれか片方の目の視野の少なくとも一部が確保されていればよい。
HMDの表示部に、被写体画像に加えて、被写体画像に関する種々の情報が表示されてもよい。これらの情報は、例えばPC本体等から送信される。被写体画像に関する情報としては、例えば表示されている被写体画像のコントラスト情報等がある。コントラスト情報が表示される場合、ユーザは、当該情報を確認しながら、焦点位置の調整を効率よく行うことができる。その他、ピントが合致した旨の情報や、被写体の種類、撮影されている部分等、種々の情報が、被写体画像に関する情報として表示されてよい。
表示部による被写体画像の表示の有無が、ユーザにより切り替え可能であってもよい。例えばHMDの制御本体部に切り替えスイッチ等が備えられ、当該切り替えスイッチが操作されることで、視野内での被写体画像の表示の有無が切り替えられてもよい。あるいは音声入力により、被写体画像の表示の有無が切り替えられてもよい。
図5に示す画像測定機100に、PC本体221の機能が備えられてもよい。すなわちカメラ118を有する画像測定機100により、HMD401への被写体画像Pの送信や、被写体画像Pをもとにした所定の測定が実行されてもよい。この場合、画像測定機100及びHMD401により、本発明に係る画像表示システム(画像測定システム)が実現される。またHMD401に、被写体画像Pをもとにした所定の測定を実行可能な機能が備えられてもよい。
上記では、眼鏡型ウェアラブルコンピュータを例に挙げて説明を行った。一方で、PC本体等と通信可能な小型のコンピュータが、ユーザの腰や腕等の他の位置に装着されてもよい。そして当該小型コンピュータから転送された被写体画像が、ユーザの目の近傍に保持された表示部に表示されてもよい。
本発明に係る画像表示システムを用いることで、ディスプレイを省略することも可能となる。これによりディスプレイにかかるコスト等を削減することができる。また本発明に係る画像表示システムを用いることで、顕微鏡を覗き込む動作等を不要にすることも可能となる。これにより作業効率を向上させることができる。
以上説明した各形態の特徴部分のうち、少なくとも2つの特徴部分を組み合わせることも可能である。また上記で記載した種々の効果は、あくまで例示であって限定されるもの
ではなく、また他の効果が発揮されてもよい。
P…被写体画像
W…ワーク
10…ユーザ
11…目
100…画像測定機
114…撮像ユニット
118…カメラ
200…PC
221…PC本体
300…画像測定システム
400…画像表示システム
401、501、601…眼鏡型ウェアラブルコンピュータ(HMD)
402、502、602…表示部
404…保持部

Claims (7)

  1. 被写体の画像である被写体画像を撮影する撮像部と、
    前記撮影された被写体画像を表示する表示部と、ユーザの目の近傍の前記ユーザの視野の少なくとも一部が確保される位置に前記表示部を保持する保持部とを有する装着部と
    を具備する画像表示システム。
  2. 請求項1に記載の画像表示システムであって、さらに、
    前記被写体の拡大像を生成する顕微鏡を具備し、
    前記撮像部は、前記生成された拡大像を撮影する
    画像表示システム。
  3. 請求項1又は2に記載の画像表示システムであって、さらに、
    前記撮影された被写体画像をもとに所定の測定を行う測定部を具備する
    画像表示システム。
  4. 請求項3に記載の画像表示システムであって、
    前記測定部は、前記被写体の寸法および/または形状を測定する
    画像表示システム。
  5. 請求項1から4のうちいずれか1項に記載の画像表示システムであって、
    前記表示部は、前記被写体画像に関する情報を表示する
    画像表示システム。
  6. 請求項1から5のうちいずれか1項に記載の画像表示システムであって、
    前記保持部は、前記ユーザの片方の目の近傍に前記表示部を保持する
    画像表示システム。
  7. 請求項6に記載の画像表示システムであって、
    前記保持部は、前記表示部が近傍に保持される前記片方の目の視野の半分以上が確保される位置に、前記表示部を保持する
    画像表示システム。
JP2014078769A 2014-04-07 2014-04-07 画像表示システム Pending JP2015200742A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014078769A JP2015200742A (ja) 2014-04-07 2014-04-07 画像表示システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014078769A JP2015200742A (ja) 2014-04-07 2014-04-07 画像表示システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015200742A true JP2015200742A (ja) 2015-11-12

Family

ID=54552037

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014078769A Pending JP2015200742A (ja) 2014-04-07 2014-04-07 画像表示システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015200742A (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58113913A (ja) * 1981-12-26 1983-07-07 Seiko Epson Corp 表示装置付きメガネ
JPH0836143A (ja) * 1994-05-16 1996-02-06 Casio Comput Co Ltd ヘッドマウントディスプレイ装置
JP2002062485A (ja) * 2000-06-09 2002-02-28 Takashi Yoshimine 検査システム
JP2002310642A (ja) * 2001-02-08 2002-10-23 Mitsutoyo Corp 表面性状測定装置
JP2003028675A (ja) * 2001-07-13 2003-01-29 Mitsutoyo Corp 測定補助装置および測定装置
JP2009069954A (ja) * 2007-09-11 2009-04-02 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 作業支援装置
JP2009075195A (ja) * 2007-09-19 2009-04-09 Olympus Corp 眼鏡型画像表示装置及び画像表示装置付き眼鏡
US20130176533A1 (en) * 2012-01-06 2013-07-11 Hayes Solos Raffle Structured Light for Eye-Tracking

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58113913A (ja) * 1981-12-26 1983-07-07 Seiko Epson Corp 表示装置付きメガネ
JPH0836143A (ja) * 1994-05-16 1996-02-06 Casio Comput Co Ltd ヘッドマウントディスプレイ装置
JP2002062485A (ja) * 2000-06-09 2002-02-28 Takashi Yoshimine 検査システム
JP2002310642A (ja) * 2001-02-08 2002-10-23 Mitsutoyo Corp 表面性状測定装置
JP2003028675A (ja) * 2001-07-13 2003-01-29 Mitsutoyo Corp 測定補助装置および測定装置
JP2009069954A (ja) * 2007-09-11 2009-04-02 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 作業支援装置
JP2009075195A (ja) * 2007-09-19 2009-04-09 Olympus Corp 眼鏡型画像表示装置及び画像表示装置付き眼鏡
US20130176533A1 (en) * 2012-01-06 2013-07-11 Hayes Solos Raffle Structured Light for Eye-Tracking

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6264087B2 (ja) 表示制御装置、表示装置および表示制御システム
US20180217380A1 (en) Head-mounted display device and image display system
JP6023568B2 (ja) 頭部装着型装置
JP2018160735A (ja) 透過型表示装置、表示制御方法、およびコンピュータープログラム
JP2014071756A (ja) 作業補助システムおよびプログラム
JP2013206412A (ja) ヘッドマウントディスプレイ及びコンピュータプログラム
US10877269B2 (en) Head-mounted display apparatus, inspection supporting display system, display method, and recording medium recording display program
KR20210008382A (ko) 사용자의 안경에 조정 가능하게 부착하기 위한 스마트폰-지원 휴대용 증강 현실(ar) 장치 및 클립-온 유닛
JP6011563B2 (ja) 画像表示装置及びヘッドマウントディスプレイ
JP2014071757A (ja) 作業補助システムおよびプログラム
JP6740613B2 (ja) 表示装置、表示装置の制御方法、及び、プログラム
JP2015200742A (ja) 画像表示システム
JP2015007722A (ja) 画像表示装置
JP2012194492A (ja) ヘッドマウントディスプレイ及びヘッドマウントディスプレイのためのコンピュータプログラム
CN114356071A (zh) 显示系统、显示方法以及记录介质
JP2018151852A (ja) 入力装置、入力制御方法、およびコンピュータープログラム
JP6617766B2 (ja) 医療用観察システム、表示制御システムおよび表示制御装置
CN114442801B (zh) 操作方法以及记录介质
JP6612614B2 (ja) 情報表示装置および情報表示方法
JP2020069538A (ja) 表示システム、及び、表示システムの制御方法
JP6015691B2 (ja) 画像表示装置、及び、プログラム
JP6488546B2 (ja) 眼鏡装用画像解析装置、眼鏡装用画像解析方法、及び眼鏡装用画像解析プログラム
JP2014110473A (ja) 頭部装着型装置
JP2015031847A (ja) 眼鏡パラメータ演算装置、眼鏡パラメータ演算プログラム
US20240027765A1 (en) Control device, control method for head-mounted display device, and program

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180807

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20181002

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190319