JPH07307702A - 光空間伝送装置 - Google Patents

光空間伝送装置

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JPH07307702A
JPH07307702A JP6097351A JP9735194A JPH07307702A JP H07307702 A JPH07307702 A JP H07307702A JP 6097351 A JP6097351 A JP 6097351A JP 9735194 A JP9735194 A JP 9735194A JP H07307702 A JPH07307702 A JP H07307702A
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JP
Japan
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light
light emitting
optical space
signal
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JP6097351A
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Shinichi Koyama
信一 小山
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶モニタ付き赤外線リモコン装置とビデオ
・カメラ・レコーダとの位置合わせを容易にする。 【構成】 ビデオ・カメラ12に、可視光波長から赤外
波長まで感度のある光電変換素子を使い、撮影レンズ前
に、赤外カット・フィルタ20aと可視光カット・フィ
ルタ20bを切換え可能に配置する。可視光カット・フ
ィルタ20bをビデオ・カメラ12の前に配置して、赤
外線LED30の出力光の照射スポットをEVF34の
画面で確認し、その後、赤外カット・フィルタ20aに
切り替えて、照射スポット位置に、液晶モニタ付き赤外
線リモコン装置50の受光素子52を、赤外線LED3
0の出力光が入射するように配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオ・カメラ・レコ
ーダの映像と音声の電気信号を光信号に変換して、空間
伝送する光空間伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオ・カメラ・レコーダにより撮影及
び入力されたオーディオ・ビデオ信号をTV受像機へワ
イヤレス送信するシステムとして、赤外光を用いたもの
が発表されている(「オーディオビデオ信号の空間伝送
システム」信学技報US92−83、EA92−9
5)。
【0003】このシステムの概略構成ブロック図を図2
に示す。図2に示す従来例は、ビデオ・カメラ・レコー
ダ110と、ビデオ・カメラ・レコーダ110による撮
影画像及び入力音声を出力するステレオTV装置150
とからなる。
【0004】ビデオ・カメラ・レコーダ110は、基本
的には、被写体を撮影し、その撮影画像のビデオ信号を
出力するビデオ・カメラ112と、音声をステレオ入力
するためのステレオ・マイク114と、ビデオ・カメラ
112から出力されるビデオ信号及びステレオ・マイク
114から出力されるステレオ音声信号をビデオ・テー
プに記録するビデオ・テープ・レコーダ(VTR)11
6と、ビデオ・カメラ112の撮影対象をモニタするた
めの電子ビュー・ファインダ(EVF)118とを具備
する。なお、ステレオTV受像機150との光伝送に使
用される赤外線や、その他の赤外線がビデオ・カメラ1
12に入射するのを防ぐために、ビデオ・カメラ112
の撮影レンズ面には赤外線カット・フィルタ120が装
着される。
【0005】ビデオ・カメラ・レコーダ110には、撮
影又は入力されたビデオ信号及び音声信号を光伝送する
ための手段として、ビデオ・カメラ112の出力ビデオ
信号をFM変調するFM変調回路122、ステレオ・マ
イク114の左音声信号出力をFM変調する左音FM変
調回路124、ステレオ・マイク114の右音声信号出
力をFM変調する右音FM変調回路126、FM変調回
路122,124,126の出力を加算する加算器12
8、及び加算器128の出力信号を赤外線信号に変換す
る赤外線発光ダイオード(LED)130を具備する。
【0006】他方、ビデオ・カメラ・レコーダ110の
赤外線LED130からの赤外線信号を受けて、ビデオ
表示及びステレオ音声出力するステレオTV装置150
は、赤外線LED130の出力赤外線を受けて電気信号
に変換するPINフォトダイオード152、フォトダイ
オード152の出力から左音声のFM変調信号を抽出す
る左音バンドパス・フィルタ(BPF)156、右音声
のFM変調信号を抽出する右音バンドパス・フィルタ
(BPF)158、ビデオ信号のFM変調信号を抽出す
るハイパス・フィルタ(HPF)160、左音BPF1
56の出力を復調するFM復調回路162、右音BPF
158の出力を復調するFM復調回路164、HPF1
60の出力を復調するFM復調回路166、FM復調回
路162の出力を音声出力する左音スピーカ168、F
M復調回路164の出力を音声出力する右音スピーカ1
70、及び、FM復調回路166の出力を映像表示する
映像モニタ172を具備する。
【0007】ビデオ・カメラ112には、赤外光カット
・フィルタ120により赤外線を除去され可視光のみに
なった被写体光が入射し、ビデオ・カメラ112は、そ
の被写体光学像に応じたビデオ信号を出力する。また、
ステレオ・マイク114は、周囲の左右からの音声を電
気信号に変換する。ビデオ・カメラ112の出力はEV
F118に印加され、映像表示される。これにより、ユ
ーザはどの範囲がどのように撮影されているかを知るこ
とができる。ビデオ・カメラ112の出力とステレオ・
マイク114の出力はVTR116に印加され、設定動
作状態により又は外部制御信号に応じて、図示しないビ
デオ・テープに記録される。
【0008】FM変調回路122はビデオ・カメラ11
2の出力ビデオ信号をキャリア周波数11MHzのFM
波に変調し、FM変調回路124はステレオ・マイク1
14からの左音声信号をキャリア周波数1.3MHzの
FM波に変調し、FM変調回路126は、ステレオ・マ
イク114からの右音声信号をキャリア周波数1.7M
HzのFM波に変調する。加算器128はFM変調回路
122,124,126の出力を周波数多重し、赤外線
LED130が加算器128の出力信号を赤外線信号に
変換し、ステレオTV装置150のフォトダイオード1
52に向けて放射する。
【0009】赤外線LED130は、レンズにより指向
角を狭くしてあり、PINフォトダイオード152に最
も強く入射するように、ビデオ・カメラ・レコーダ11
0(の赤外線LED130)とステレオTV装置150
(のPINフォトダイオード152)を配置してある。
【0010】ステレオTV装置150では、PINフォ
トダイオード152が、赤外線LED130からの赤外
線信号を電気信号に変換し、その出力は、BPF15
6,158及びHPF160に印加される。BPF15
6はFM変調された左音声信号を抽出し、BPF158
はFM変調された右音声信号を抽出し、HPF160
は、FM変調されたビデオ信号を抽出する。FM復調回
路162,164はそれぞれ、BPF156,158の
出力を復調して、スピーカ168,170に印加し、F
M復調回路166はHPF160の出力を復調して映像
モニタ172に印加する。これにより、ビデオ・カメラ
・レコーダ110からのステレオ音声がスピーカ16
8,170から出力され、映像が映像モニタ172に表
示される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来例では、受光手段
であるPINフォトダイオード152が通常、移動しな
い利用形態では問題無いが、例えば、液晶モニタ装置の
ように手軽に移動できる装置に光空間伝送したい場合に
は、送信側の赤外線LEDの視野角が狭いと、受光側が
受光できなかったり、相互の位置合わせが困難になる。
【0012】本発明は、このような問題点を解決する光
空間伝送装置を提示することを目的とする。
【0013】また、単に、ビデオ・カメラ・レコーダか
ら映像モニタ装置に光空間伝送したいとするだけでな
く、映像モニタ装置の画面を見ながら、ビデオ・カメラ
・レコーダを遠隔制御したいとする要望もある。
【0014】そこで、本発明はまた、このような要望を
満たす光空間伝送装置を提示することを目的とする。
【0015】更に、上記従来例では、一般に送信側(発
光側)の指向角が狭く、しかも、赤外線という非可視光
を使用するので、受信側(受光側)の位置を変更したと
きに、発光側と受光側を一直線上に配置するのが困難な
だけでなく、例えば、多数の位置で受信(受光)したい
とする要望を満たしにくい。単純には、光量を多くすれ
ばよいが、それだけ消費電力が多くなるという欠点があ
る。
【0016】本発明は、このような不都合を解消する光
空間伝送装置を提示することを目的とする。
【0017】本発明はまた、光空間伝送の情報送信側と
情報受信側で容易に光軸調整できる光空間伝送装置を提
示することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光空間伝送
装置は、ビデオ・カメラの映像と音声を赤外光によって
空間伝送する装置であって、当該ビデオ・カメラが、可
視光波長から赤外波長まで感度のある光電変換素子と、
赤外カット・フィルタと可視光カット・フィルタと、当
該赤外カット・フィルタ及び当該可視光カット・フィル
タを切り換える切換え手段とを具備し、赤外光の照射位
置を調べる場合に、当該可視光カット・フィルタで当該
ビデオ・カメラの入射光から可視光の波長帯を除去する
ことを特徴とする。
【0019】本発明に係る光空間伝送装置はまた、情報
を光空間伝送する光空間伝送装置であって、当該情報の
光信号を発生する発光素子と、当該発光素子の出力光を
集光する移動自在な集光レンズと、当該集光レンズを移
動させるレンズ移動手段と、当該集光レンズを介した当
該発光素子の出力光を受光する受光素子と、当該受光素
子の出力レベルを判定するゲイン判定手段とを具備し、
当該ゲイン判定手段の判定結果に応じて当該レンズ移動
手段を制御して、当該発光素子による情報光信号の照射
方向を変更することを特徴とする。
【0020】本発明に係る光空間伝送装置はまた、情報
を光空間伝送する光空間伝送装置であって、当該情報の
光信号を発生する発光素子と、当該発光素子の出力光を
集光する移動自在な集光レンズと、当該集光レンズを移
動させるレンズ移動手段と、当該集光レンズを介した当
該発光素子の出力光を受光する受光素子と、当該受光素
子の出力レベルを判定するゲイン判定手段とを具備し、
当該ゲイン判定手段の判定結果に応じて当該レンズ移動
手段を制御して、当該発光素子による情報光信号の照射
位置を変更することを特徴とする。
【0021】本発明に係る光空間伝送装置はまた、情報
を光空間伝送する光空間伝送装置であって、複数の発光
素子と、当該複数の発光素子を切り換える切換え手段
と、当該複数の発光素子の出力光を集光する集光レンズ
と、光情報信号を受光する受光素子と、当該受光素子の
出力レベルを判定するゲイン判定手段とを具備し、当該
ゲイン判定手段の判定結果に応じて、当該切換え手段に
より当該複数の発光素子の1以上を選択させ、情報光信
号を発生させることを特徴とする。
【0022】本発明に係る光空間伝送装置はまた、情報
を光空間伝送する光空間伝送装置であって、当該情報の
光信号を照射する方位を表示する表示手段を具備するこ
とを特徴とする。
【0023】本発明に係る光空間伝送装置はまた、情報
を光空間伝送する光空間伝送装置であって、情報光信号
を集光する集光レンズと、当該集光レンズを移動させる
レンズ移動手段と、当該レンズ移動手段を操作する操作
手段とを設け、当該操作手段の操作により当該レンズ移
動手段が当該集光レンズを移動させ、もって、情報光信
号の照射方位を変更することを特徴とする。
【0024】本発明に係る光空間伝送装置はまた、情報
を光空間伝送する光空間伝送装置であって、情報光信号
を発生する発光素子と、当該発光手段の発生光を集光す
る集光レンズと、当該発光素子を移動する発光素子移動
手段と、当該発光素子移動手段を操作する操作手段とを
設け、当該発光素子移動手段を制御して情報光信号の照
射方位を変化させることを特徴とする。
【0025】本発明に係る光空間伝送装置はまた、情報
を光空間伝送する光空間伝送装置であって、複数の発光
素子と、当該複数の発光素子を切り換える切換え手段
と、当該複数の発光素子の出力光を集光する集光レンズ
と、当該切換え手段の切換えを制御する制御手段とを具
備し、当該切換え手段により当該複数の発光素子の1以
上を選択させて、情報光信号の照射方位を変更すること
を特徴とする光空間伝送装置。
【0026】
【作用】上記手段により、光空間伝送の情報光信号がど
の方位に向けて照射されているかが容易に分かり、受光
側の位置決めが容易になる。また、集光レンズを受光素
子に対して相対的に移動することにより、又は、複数の
発光素子から1以上の発光素子を選択して情報光信号を
発生させることにより、異なる方位に情報光信号を照射
することができる。受光側での受信レベルを判定し、そ
の判定結果で照射方位を制御することにより、情報光信
号の照射方位を最適化できる。
【0027】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0028】図1は、本発明の第1実施例の概略構成ブ
ロック図を示す。この実施例は、ビデオ・カメラ・レコ
ーダ10と、ビデオ・カメラ・レコーダ10からの撮影
画像を表示する液晶モニタと音声出力端子を具備する赤
外線式リモコン装置(遠隔制御装置)50とからなる。
【0029】ビデオ・カメラ・レコーダ10は、基本的
には、赤外線波長まで撮影可能なビデオ・カメラ12
と、音声をステレオ入力するためのステレオ・マイク1
4と、ビデオ・カメラ12から出力されるビデオ信号及
びステレオ・マイク14から出力されるステレオ音声信
号をビデオ・テープに記録するビデオ・テープ・レコー
ダ(VTR)16と、ビデオ・カメラ12の撮影対象を
モニタするための電子ビュー・ファインダ(EVF)1
8とを具備する。本実施例では、ビデオ・カメラ12の
撮影レンズの前面に、赤外カット・フィルタ20a又は
可視光カット・フィルタ20bをフィルタ切換え機構2
0cにより選択的に配置することができる。
【0030】ビデオ・カメラ・レコーダ10は、撮影又
は入力されたビデオ信号及び音声信号を光伝送するため
の手段として、ビデオ・カメラ12の出力ビデオ信号を
FM変調するFM変調回路22、ステレオ・マイク14
の左音声信号出力をFM変調する左音FM変調回路2
4、ステレオ・マイク14の右音声信号出力をFM変調
する右音FM変調回路26、FM変調回路22,24,
26の出力を加算する加算器28、及び加算器28の出
力信号を赤外線信号に変換する赤外線発光ダイオード
(LED)30を具備する。
【0031】ビデオ・カメラ・レコーダ10は更に、リ
モコン装置50からの赤外線制御信号を受信するフォト
ダイオード32、フォトダイオード32の出力に応じて
ビデオ・カメラ12を制御するカメラ制御回路34を具
備する。フォトダイオード32の出力はVTR16の外
部制御端子にも印加されており、これにより、VTR1
6をリモコン装置50により遠隔制御できる。
【0032】リモコン装置50は、赤外線LED30の
出力赤外線を受けて電気信号に変換するPINフォトダ
イオード52、フォトダイオード52の出力から左音声
のFM変調信号を抽出する左音バンドパス・フィルタ
(BPF)56、右音声のFM変調信号を抽出する右音
バンドパス・フィルタ(BPF)58、ビデオ信号のF
M変調信号を抽出するハイパス・フィルタ(HPF)6
0、左音BPF56の出力を復調するFM復調回路6
2、右音BPF58の出力を復調するFM復調回路6
4、HPF60の出力を復調するFM復調回路66、F
M復調回路62,64の出力を外部に出力するヘッドフ
ォン端子68、液晶モニタ70、FM復調回路66の出
力に従い液晶モニタ70に画像を表示させる液晶モニタ
駆動回路72を具備する。
【0033】リモコン装置50はまた、ユーザが種々の
操作指示を入力するリモコン・ボタン74と、リモコン
・ボタン74の操作に応じた制御コードを発生する制御
コード発生回路76、及び当該制御コード発生回路76
の出力を赤外線信号としてフォトダイオード32に向け
て放射する赤外線発光ダイオード78を具備する。
【0034】図3は、リモコン装置50の外観図を示
す。図1に示したのと同じ要素には、同じ符号を付して
ある。
【0035】本実施例の動作を説明する。先ず、通常の
撮影状態では、赤外カット・フィルタ20aがビデオ・
カメラ12の撮影レンズ前に位置する。ビデオ・カメラ
12には、赤外カット・フィルタ20aにより赤外線を
除去され可視光のみになった被写体光が入射し、ビデオ
・カメラ12は、その被写体光学像に応じたビデオ信号
を出力する。また、ステレオ・マイク14は、周囲の左
右からの音声を電気信号に変換する。ビデオ・カメラ1
2の出力はEVF18に印加され、映像表示される。こ
れにより、ユーザはどの範囲がどのように撮影されてい
るかを知ることができる。ビデオ・カメラ12の出力と
ステレオ・マイク14の出力はVTR16に印加され、
設定状態により、又は外部制御信号に応じて図示しない
ビデオ・テープに記録される。
【0036】FM変調回路22はビデオ・カメラ12の
出力ビデオ信号をキャリア周波数11MHzのFM波に
変調し、FM変調回路24はステレオ・マイク14から
の左音声信号をキャリア周波数1.3MHzのFM波に
変調し、FM変調回路26は、ステレオ・マイク14か
らの右音声信号をキャリア周波数1.7MHzのFM波
に変調する。加算器28はFM変調回路22,24,2
6の出力を周波数多重し、赤外線LED30が加算器2
8の出力信号を赤外線信号に変換し、リモコン装置50
のフォトダイオード52に向けて放射する。
【0037】ここで、使用者は、赤外線LED30の照
射方向を知りたいときには、次のようにする。先ず、フ
ィルタ切換え器20cにより赤外カット・フィルタ20
aの代わりに、可視光カット・フィルタ20bをビデオ
・カメラ12の前に位置させる。これにより、ビデオ・
カメラ12は、赤外波長帯の光学像を電気信号に変換す
る。一般的には、ほとんどの物体からの光は赤外領域ま
での波長を含んでいるので、ビデオ・カメラ12の前の
被写体がうっすらとEVF18に表示される。その中で
赤外線LED30の出力光の照射範囲が明るく撮影され
る。その様子を図4に示す。図4はEVF18に映し出
された画面を表現しており、斜線の範囲が赤外線LED
30によって赤外線が照射されて、明るくなっている部
分である。
【0038】使用者はEVF18を覗き、赤外線の照射
位置が撮影画面内のどの位置かを確認した後、可視光カ
ット・フィルタ20cを使った撮影で確認した赤外線照
射位置とビデオ・カメラ12とを結ぶ直線上にリモコン
装置50を配置する。そして、再びフィルタ切換え器2
0cにより可視光カット・フィルタ20bから赤外光カ
ット・フィルタ20aに切り換える。この直線上で、リ
モコン装置50のフォトダイオード52には、赤外線L
ED30の出力光が効率良く入射する。
【0039】PINフォトダイオード52の出力は、B
PF56,58及びHPF60に印加される。BPF5
6はFM変調された左音声信号を抽出し、BPF58は
FM変調された右音声信号を抽出し、HPF60は、F
M変調されたビデオ信号を抽出する。FM復調回路6
2,64はそれぞれBPF56,58の出力を復調し、
その出力はヘッドフォン端子68から外部(のヘッドフ
ォン)に出力される。FM復調回路66はHPF60の
出力を復調し、液晶モニタ駆動回路72がFM復調回路
66の出力に応じて液晶モニタ70を駆動し、ビデオ・
カメラ12の撮影画像を液晶モニタ70に表示させる。
【0040】このようにして使用者は、ビデオ・カメラ
・レコーダ10で撮影されている映像を液晶モニタ70
で確認し、ステレオ・マイク14で収録されている音声
をヘッドフォン端子68に接続するヘッドフォンで確認
できる。
【0041】ビデオ・カメラ・レコーダ10を遠隔制御
するときには、次のようにする。例えば、撮影映像と音
声をVTR16に記録したいとき、使用者は、リモコン
・ボタン74の中のRECボタン(図3参照)を押す。
この情報は、制御コード発生回路76に送られ、パルス
位置変調(以下、PPM)されて、赤外線LED78か
らビデオ・カメラ・レコーダ10のフォトダイオード3
2に送信される。赤外線リモコン装置では、パルス位置
変調が一般的であるが、その他の変調方式でもよいこと
はいうまでもない。パルス位置変調方式の詳しい説明は
省略する。
【0042】ビデオ・カメラ・レコーダ10では、PI
Nフォトダイオード32が、赤外線LED78からの赤
外線信号を電気信号に変換し、VTR16及びカメラ制
御回路34に印加する。VTR16は、フォトダイオー
ド32からの制御信号(ここでは、記録開始)に従い、
記録を開始する。
【0043】また使用者は、ビデオ・カメラ12の画角
を変更したい場合、液晶モニタ70を見ながら、リモコ
ン・ボタン74の中のズーム・ボタンを操作する。この
操作結果は、先と同様に、ビデオ・カメラ・レコーダ1
0に転送される。ビデオ・カメラ・レコーダ10では、
カメラ制御回路34が、そのリモコン・ボタン74の操
作結果に従いビデオ・カメラ12を制御して、画角を変
更する。リモコン・ボタン74のその他のボタンによる
ビデオ・カメラ・レコーダ10の遠隔制御も、同様に行
なわれる。
【0044】赤外線LED30の出力光の照射方向を簡
易に確認できる構成としては、EVF18の撮影画面上
に、赤外線LED30の出力光の照射方向に該当する位
置に一定の記号などを表示するようにしてもよい。図5
は、その変更例の概略構成ブロック図を示す。図1と同
じ構成要素には同じ符号を付してある。
【0045】記号発生回路36は、撮影画面内で、赤外
線LED30の出力光の照射方向に対応する位置のタイ
ミングで一定の記号、例えば「*」を発生する。この記
号はEVF38に印加される。EVF38にはEVF1
8と同様に、ビデオ・カメラ12の出力ビデオ信号が印
加されており、EVF38は、ビデオ・カメラ12の撮
影画像に、記号発生回路36の発生記号を重畳して表示
する。EVF38の表示画面の一例を図6に示す。この
記号により、利用者は、赤外線LED30の出力光を受
けるのに適した位置の目安を得ることができる。
【0046】図7は、本発明の第2実施例の概略構成ブ
ロック図を示す。この実施例は、ビデオ・カメラ・レコ
ーダ210と、ビデオ・カメラ・レコーダ210からの
撮影画像を表示する液晶モニタと音声出力端子を具備す
る赤外線式リモコン装置(遠隔制御装置)250とから
なる。
【0047】ビデオ・カメラ・レコーダ210は、ビデ
オ・カメラ212と、音声をステレオ入力するためのス
テレオ・マイク214と、ビデオ・カメラ212から出
力されるビデオ信号及びステレオ・マイク214から出
力されるステレオ音声信号をビデオ・テープに記録する
ビデオ・テープ・レコーダ(VTR)216と、ビデオ
・カメラ212の撮影対象をモニタするための電子ビュ
ー・ファインダ(EVF)218とを具備する。ビデオ
・カメラ212の撮影レンズの前には、図1と同様に、
赤外カット・フィルタ20a、可視光カット・フィルタ
20b及びフィルタ切換え器20c、又は図2と同様
に、赤外カット・フィルタ120を配置してもよい。
【0048】ビデオ・カメラ・レコーダ210は、撮影
又は入力されたビデオ信号及び音声信号を光伝送するた
めの手段として、ビデオ・カメラ212の出力ビデオ信
号をFM変調するFM変調回路222、ステレオ・マイ
ク214の左音声信号出力をFM変調する左音FM変調
回路224、ステレオ・マイク214の右音声信号出力
をFM変調する右音FM変調回路226、FM変調回路
222,224,226の出力を加算する加算器22
8、加算器228の出力信号を赤外線信号に変換する赤
外線発光ダイオード(LED)230、及び赤外線LE
D230の照射方向を決定する集光レンズ232を具備
する。
【0049】ビデオ・カメラ・レコーダ210は更に、
リモコン装置250からの赤外線制御信号を受信するフ
ォトダイオード234、フォトダイオード234の出力
に応じて集光レンズ232を水平横方向に位置制御する
レンズ制御回路236、フォトダイオード234の出力
に応じてビデオ・カメラ212を制御するカメラ制御回
路238、及び、集光レンズ232の位置をEVF21
8上に表示するための記号を発生する記号発生回路24
0を具備する。フォトダイオード234の出力はVTR
216の外部制御端子にも印加されており、これによ
り、VTR216をリモコン装置250により遠隔制御
できる。
【0050】リモコン装置250は、赤外線LED23
0の出力赤外線を受けて電気信号に変換するPINフォ
トダイオード252、フォトダイオード252の出力か
ら左音声のFM変調信号を抽出する左音バンドパス・フ
ィルタ(BPF)256、右音声のFM変調信号を抽出
する右音バンドパス・フィルタ(BPF)258、ビデ
オ信号のFM変調信号を抽出するハイパス・フィルタ
(HPF)260、左音BPF256の出力を復調する
FM復調回路262、右音BPF258の出力を復調す
るFM復調回路264、HPF260の出力を復調する
FM復調回路266、FM復調回路262,264の出
力を外部に出力するヘッドフォン端子268、液晶モニ
タ270、FM復調回路266の出力に従い液晶モニタ
270に画像を表示させる液晶モニタ駆動回路272を
具備する。
【0051】リモコン装置250はまた、ユーザが種々
の操作指示を入力するリモコン・ボタン274と、フォ
トダイオード252の出力レベルを監視するゲイン判定
回路276と、リモコン・ボタン274の操作に応じた
制御コード、及びゲイン判定回路276の判定結果に応
じた集光レンズ232の位置制御信号の制御コードを発
生する制御コード発生回路278、並びに、当該制御コ
ード発生回路278の出力を赤外線信号としてフォト・
ダイオード234に向けて放射する赤外線発光ダイオー
ド280を具備する。
【0052】図8は、リモコン装置250の外観図を示
す。図7に示したのと同じ要素には、同じ符号を付して
ある。
【0053】本実施例の動作を説明する。ビデオ・カメ
ラ212は、被写体光学像に応じたビデオ信号を出力
し、ステレオ・マイク214は、周囲の左右からの音声
を電気信号に変換する。ビデオ・カメラ212の出力は
EVF218に印加され、映像表示される。これによ
り、ユーザはどの範囲がどのように撮影されているかを
知ることができる。ビデオ・カメラ212の出力とステ
レオ・マイク214の出力はVTR216に印加され、
設定状態により、又は外部制御信号に応じて図示しない
ビデオ・テープに記録される。なお、ここでは、VTR
216は記録準備状態であるとする。
【0054】FM変調回路222はビデオ・カメラ21
2の出力ビデオ信号をキャリア周波数11MHzのFM
波に変調し、FM変調回路224はステレオ・マイク2
14からの左音声信号をキャリア周波数1.3MHzの
FM波に変調し、FM変調回路226は、ステレオ・マ
イク214からの右音声信号をキャリア周波数1.7M
HzのFM波に変調する。加算器228はFM変調回路
222,224,226の出力を周波数多重し、赤外線
LED230が加算器228の出力信号を赤外線信号に
変換する。赤外線LED230の出力光は、集光レンズ
232により狭い指向性で、赤外線LED230と集光
レンズ232の相対位置関係で決まる方向に向けて放射
される。リモコン装置250は、赤外線LED230の
出射光をフォトダイオード252がおおよそ受光できる
位置に配置される。
【0055】集光レンズ232と赤外線LED230の
出射光の指向性との関係を図9を参照して説明する。図
9では、一例として、赤外線LED230の出射光をビ
デオ・カメラ212の前方に向けており、符号212a
は、ビデオ・カメラ212の撮影視野又は画角を示す。
図9(a)は、赤外線LED230の出射光がビデオ・
カメラ212の撮影視野212aの中央に来るように集
光レンズ232を配置した状態を示し、同(b)は、赤
外線LED230の出射光がビデオ・カメラ212の撮
影視野212aの左端に来るように集光レンズ232を
配置した状態を示す。このように、集光レンズ232を
赤外線LED230に対して左右に移動することによ
り、赤外線LED230の出力光の照射方向を左右に自
在に変更できる。この原理は、レンズの基本性質である
ので、詳細な説明を省略する。
【0056】レンズ制御回路236は、当初、集光レン
ズ232を繰り返し左右に動かし続ける。これにより、
赤外線LED230の出力光は、ビデオ・カメラ212
の正面に対して左右に反復走査される。この走査は、撮
影開始から一定時間の間か、後述するように、リモコン
装置250から適正受信の返答があるまでか、又はその
どちらか一方が満たされるまでのいずれであってもよ
い。使用者は、その走査範囲内に、リモコン装置250
のフォトダイオード252を赤外線LED230に向け
て配置すればよい。
【0057】PINフォトダイオード252は、受光し
た赤外線信号を電気信号に変換し、フィルタ256,2
58,260とゲイン判定回路276に印加する。光伝
送されるのは、FM変調されたサイン波であるので、フ
ォトダイオード252の出力の振幅は、入射光量に応じ
て大きくなる。レンズ制御回路236が集光レンズ23
2を左右に移動させるので、フォトダイオード252の
出力振幅は、赤外線LED230の出力光の照射方向に
フォトダイオード252が丁度位置するときに最大にな
る。
【0058】ゲイン判定回路276はフォトダイオード
252の出力振幅をモニタし、ある一定値(例えば、F
M復調に十分な値)よりも振幅が大きくなったら、制御
コード発生回路278に照射位置変化停止命令を送る。
勿論、ゲイン判定回路276は、フォトダイオード25
2の出力振幅が最大になる位置で制御コード発生回路2
78に照射位置変化停止命令を送ってもよい。制御コー
ド発生回路278は、この照射位置変化停止命令に対応
する制御コードを発生し、パルス位置変調して、赤外線
LED280からビデオ・カメラ・レコーダ210に送
信する。
【0059】ビデオ・カメラ・レコーダ210では、P
INフォトダイオード234が、赤外線LED280の
出力光を受光する。レンズ制御回路236は、フォトダ
イオード234の出力が示す制御信号を解読し、集光レ
ンズ232の移動を停止する。
【0060】また、使用者がリモコン装置250を持っ
て移動した場合等では、再びフォトダイオード252の
受信信号の振幅が小さくなる。このとき、ゲイン判定回
路276は、照射位置変更命令を制御コード発生回路2
78に送り、制御コード発生回路278は、対応する制
御信号を赤外線LED280から赤外線信号としてビデ
オ・カメラ・レコーダ210に送信する。この制御信号
に応じて、レンズ制御回路236は、再び照射位置変化
停止命令が来るまで、集光レンズ232を左右に繰り返
し移動させる。
【0061】以上により、リモコン装置250は、常
時、FM復調に十分な強さの赤外線信号を受信できる。
良好な信号品質の映像を見、音声を聞くことができる。
即ち、PINフォトダイオード252の出力から、BP
F256はFM変調された左音声信号を抽出し、BPF
258はFM変調された右音声信号を抽出し、HPF2
60は、FM変調されたビデオ信号を抽出する。FM復
調回路262,264はそれぞれBPF256,258
の出力を復調し、その出力はヘッドフォン端子268か
ら外部(のヘッドフォン)に出力される。FM復調回路
266はHPF260の出力を復調し、液晶モニタ駆動
回路272がFM復調回路266の出力に応じて液晶モ
ニタ270を駆動し、ビデオ・カメラ212の撮影画像
を液晶モニタ270に表示させる。
【0062】このようにして使用者は、ビデオ・カメラ
・レコーダ210で撮影されている映像を液晶モニタ2
70で確認し、ステレオ・マイク214で収録されてい
る音声をヘッドフォン端子268に接続するヘッドフォ
ンで確認できる。映像及び音声ともに、良好な品質で視
聴できる。
【0063】ビデオ・カメラ・レコーダ210を遠隔制
御するときには、次のようにする。例えば、撮影映像と
音声をVTR216に記録したいとき、使用者は、リモ
コン・ボタン274の中のRECボタン(図8参照)を
押す。この情報は、制御コード発生回路278に送ら
れ、パルス位置変調(以下、PPM)されて、赤外線L
ED280からビデオ・カメラ・レコーダ210のフォ
トダイオード234に送信される。第1実施例と同様
に、赤外線リモコン装置では、パルス位置変調が一般的
であるが、その他の変調方式でもよいことはいうまでも
ない。
【0064】ビデオ・カメラ・レコーダ210では、P
INフォトダイオード234が、赤外線LED280か
らの赤外線信号を電気信号に変換し、その出力がレンズ
制御回路236以外に、VTR216及びカメラ制御回
路238にも印加される。VTR216は、フォトダイ
オード234からの制御信号(ここでは、記録開始)に
従い、記録を開始する。
【0065】また使用者は、ビデオ・カメラ212の画
角を変更したい場合、液晶モニタ270を見ながら、リ
モコン・ボタン274の中のズーム・ボタンを操作す
る。この操作結果は、先と同様に、ビデオ・カメラ・レ
コーダ210に転送される。ビデオ・カメラ・レコーダ
210では、カメラ制御回路238が、そのリモコン・
ボタン274の操作結果に従いビデオ・カメラ212を
制御して、画角を変更する。リモコン・ボタン274の
その他のボタンによるビデオ・カメラ・レコーダ210
の遠隔制御も、同様に行なわれる。
【0066】本実施例では、集光レンズ232の一次元
横移動により、赤外線LED230の出力光の照射方向
を左右に走査するとしたが、集光レンズ232の二次元
的な横移動により照射方向を面的に変更できることは明
らかである。また、集光レンズ232を光軸方向に前後
移動させれば、集光点を前後に移動させることができる
ことも明らかである。集光レンズ232を固定し、赤外
線LED230を移動させてもよいことも、明らかであ
る。
【0067】赤外線LED230としてLEDアレイを
使用することにより、赤外線LED230と集光レンズ
232の両方を固定しても、同様の効果を得ることがで
きる。このようにすると、可動部とその駆動部が不要に
なるので、故障しにくくなるだけでなく、製造が容易に
なる。
【0068】図10は、3個のLEDからなるLEDア
レイを使った場合の照射方向切換えの説明図である。図
10において、290,292,294は横方向に並ん
で配置された赤外線LED、296は赤外線LED29
0,292又は294を選択するスイッチ、298は固
定された集光レンズである。図10(a)は左端の赤外
線LED290、同(b)は中央の赤外線LED29
2、同(c)は右端の赤外線LED294が選択され、
点灯している状態をそれぞれ示している。スイッチ29
6はレンズ制御回路236により切換え制御される。
【0069】図7で説明したのと同様に、リモコン装置
250から走査停止命令が来るまで、赤外線LED29
0,292,294が順番で繰り返し選択される。図1
0では、一次元配列のLEDアレイを用いたが、勿論、
2次元配列のLEDアレイを用いてもよい。2次元配列
のLEDアレイを用いると、面的に照射方向を変更でき
る。
【0070】なお、図7に示す実施例では、レンズ制御
回路236は、赤外線LED230の出力光の照射方向
に関する情報を記号発生回路240に印加し、記号発生
回路240は、その情報に応じて、撮影視野212a内
の対応する箇所で撮影画像に重畳する所定の記号、例え
ば「*」を発生する。この記号はEVF218に印加さ
れ、撮影画像に重畳して表示される。この記号により、
利用者は、赤外線LED230の出力光を受けるのに適
した位置、特に高さの目安を得ることができる。EVF
218の画面上のこの記号でリモコン装置250を適切
に配置できるときには、レンズ制御回路236による集
光レンズ232の横方向反復移動又は赤外線LED29
0,292,294の切換えによる照射方向の水平走査
を実行しないようにしてもよいが、光空間伝送の光軸合
わせとしては、上述したような照射方向の自動調整が便
利であり且つ確実である。
【0071】次に、ビデオ・カメラ・レコーダ側のみ
で、リモコン装置との光軸合わせを容易に行なえるよう
にした実施例を説明する。図11は、その概略構成ブロ
ック図を示す。図11に示す実施例は、ビデオ・カメラ
・レコーダ310と、ビデオ・カメラ・レコーダ310
からの撮影画像を表示する液晶モニタと音声出力端子を
具備する赤外線式リモコン装置(遠隔制御装置)350
とからなる。
【0072】ビデオ・カメラ・レコーダ310は、ビデ
オ・カメラ312と、音声をステレオ入力するためのス
テレオ・マイク314と、ビデオ・カメラ312から出
力されるビデオ信号及びステレオ・マイク314から出
力されるステレオ音声信号をビデオ・テープに記録する
ビデオ・テープ・レコーダ(VTR)316と、ビデオ
・カメラ312の撮影対象をモニタするための電子ビュ
ー・ファインダ(EVF)318とを具備する。ビデオ
・カメラ312の撮影レンズの前には、図1と同様に、
赤外カット・フィルタ20a、可視光カット・フィルタ
20b及びフィルタ切換え器20c、又は図2と同様
に、赤外カット・フィルタ120を配置してもよい。
【0073】ビデオ・カメラ・レコーダ310は、撮影
又は入力されたビデオ信号及び音声信号を光伝送するた
めの手段として、ビデオ・カメラ312の出力ビデオ信
号をFM変調するFM変調回路322、ステレオ・マイ
ク314の左音声信号出力をFM変調する左音FM変調
回路324、ステレオ・マイク314の右音声信号出力
をFM変調する右音FM変調回路326、FM変調回路
322,324,326の出力を加算する加算器32
8、加算器328の出力信号を赤外線信号に変換する赤
外線発光ダイオード(LED)330、及び赤外線LE
D330の照射方向を決定する集光レンズ332を具備
する。
【0074】ビデオ・カメラ・レコーダ310は更に、
リモコン装置350からの赤外線制御信号を受信するフ
ォトダイオード334、フォトダイオード334の出力
に応じてビデオ・カメラ312を制御するカメラ制御回
路336、集光レンズ332を位置調節する入力ボタン
338、入力ボタン338の操作に応じて集光レンズ3
32を実際に移動させるレンズ制御回路340、及び、
集光レンズ332の位置、即ち、赤外線LED330の
出力光の照射方向を示す記号を発生する記号発生回路3
42を具備する。フォトダイオード334の出力はVT
R316の外部制御端子にも印加されており、これによ
り、VTR316をリモコン装置350により遠隔制御
できる。
【0075】リモコン装置350は、赤外線LED33
0の出力赤外線を受けて電気信号に変換するPINフォ
トダイオード352、フォトダイオード352の出力か
ら左音声のFM変調信号を抽出する左音バンドパス・フ
ィルタ(BPF)356、右音声のFM変調信号を抽出
する右音バンドパス・フィルタ(BPF)358、ビデ
オ信号のFM変調信号を抽出するハイパス・フィルタ
(HPF)360、左音BPF356の出力を復調する
FM復調回路362、右音BPF358の出力を復調す
るFM復調回路364、HPF360の出力を復調する
FM復調回路366、FM復調回路362,364の出
力を外部に出力するヘッドフォン端子368、液晶モニ
タ370、FM復調回路366の出力に従い液晶モニタ
370に画像を表示させる液晶モニタ駆動回路372を
具備する。
【0076】リモコン装置350はまた、ユーザが種々
の操作指示を入力するリモコン・ボタン374と、リモ
コン・ボタン374の操作に応じた制御コードを発生す
る制御コード発生回路376、及び当該制御コード発生
回路376の出力を赤外線信号としてフォト・ダイオー
ド334に向けて放射する赤外線発光ダイオード378
を具備する。
【0077】図12は、リモコン装置350の外観図を
示す。図11に示したのと同じ要素には、同じ符号を付
してある。
【0078】本実施例の動作を説明する。ビデオ・カメ
ラ312は、被写体光学像に応じたビデオ信号を出力
し、ステレオ・マイク314は、周囲の左右からの音声
を電気信号に変換する。ビデオ・カメラ312の出力は
EVF318に印加され、映像表示される。これによ
り、ユーザはどの範囲がどのように撮影されているかを
知ることができる。ビデオ・カメラ312の出力とステ
レオ・マイク314の出力はVTR316に印加され、
設定状態により、又は外部制御信号に応じて図示しない
ビデオ・テープに記録される。なお、ここでは、VTR
316は記録準備状態であるとする。
【0079】FM変調回路322はビデオ・カメラ31
2の出力ビデオ信号をキャリア周波数11MHzのFM
波に変調し、FM変調回路324はステレオ・マイク3
14からの左音声信号をキャリア周波数1.3MHzの
FM波に変調し、FM変調回路326は、ステレオ・マ
イク314からの右音声信号をキャリア周波数1.7M
HzのFM波に変調する。加算器328はFM変調回路
322,324,326の出力を周波数多重し、赤外線
LED330が加算器328の出力信号を赤外線信号に
変換する。赤外線LED330の出力光は、集光レンズ
332により狭い指向性で、赤外線LED330と集光
レンズ332の相対位置関係で決まる方向に向けて放射
される。
【0080】集光レンズ332と赤外線LED230の
出射光の指向性との関係を図13を参照して説明する。
図13では、一例として、赤外線LED330の出射光
をビデオ・カメラ312の前方に向けており、符号31
2aは、ビデオ・カメラ312の撮影視野又は画角を示
す。図13(a)は、赤外線LED330の出射光がビ
デオ・カメラ312の撮影視野312aの中央に来るよ
うに集光レンズ332を配置した状態を示し、同(b)
は、赤外線LED330の出射光がビデオ・カメラ21
2の撮影視野312aの左端に来るように集光レンズ2
32を配置した状態を示す。このように、集光レンズ3
32を赤外線LED330に対して左右に移動すること
により、赤外線LED330の出力光の照射方向を左右
に自在に変更できる。この原理は、レンズの基本性質で
あるので、詳細な説明を省略する。
【0081】本実施例では、このように集光レンズ33
2を赤外線LED330に対して横方向に移動すること
により、照射方向を自在に変更する。具体的には、使用
者は、入力ボタン338を操作して、照射方向の変更を
指示する。この操作に応じて、レンズ制御回路340
は、集光レンズ332を入力ボタン338で指示された
方向(及び位置)に移動させる。レンズ制御回路340
はまた、集光レンズ332による現在の照射方向に関す
る情報を逐次、記号表示器342に供給しており、記号
表示器342は、照射方向を示す特定の記号、例えば
「*」記号を、EVF318で照射方向を示すように撮
影画像に重畳するタイミングで発生する。これにより、
EVF318には、図14に示すように、撮影画像に、
照射方向を示す特定の記号「*」が重ねて表示される。
入力ボタン338が押されている間、移動限界に達する
までは、集光レンズ332が指定方向に移動するので、
EVF318の画面上でも、記号*の表示位置が移動す
る。
【0082】EVF318の画面上で、赤外線LED3
30の出力光の照射位置がどこに位置するかは、ビデオ
・カメラ312の撮影画角、赤外線LED330、集光
レンズ332及び被写体の3つの位置関係から計算され
るが、被写体までの距離は様々である。本実施例では、
レンズ制御回路340は、被写体までの距離は一般的な
値に設定して演算により、EVF318の画面上での合
成位置を算出する。
【0083】使用者は、EVF318の画面上の記号*
を目安に、リモコン装置350を設置する。PINフォ
トダイオード352は、受光した赤外線信号を電気信号
に変換し、フィルタ356,358,360に印加す
る。PINフォトダイオード352の出力から、BPF
356はFM変調された左音声信号を抽出し、BPF3
58はFM変調された右音声信号を抽出し、HPF36
0は、FM変調されたビデオ信号を抽出する。FM復調
回路362,364はそれぞれBPF356,358の
出力を復調し、その出力はヘッドフォン端子368から
外部(のヘッドフォン)に出力される。FM復調回路3
66はHPF360の出力を復調し、液晶モニタ駆動回
路372がFM復調回路366の出力に応じて液晶モニ
タ370を駆動し、ビデオ・カメラ312の撮影画像を
液晶モニタ370に表示させる。
【0084】このようにして使用者は、ビデオ・カメラ
・レコーダ310で撮影されている映像を液晶モニタ3
70で確認し、ステレオ・マイク314で収録されてい
る音声をヘッドフォン端子368に接続するヘッドフォ
ンで確認できる。これらの再生映像又は再生音声の品質
が最も良くなく位置にリモコン装置350、具体的には
フォトダイオード252の位置及び方位を微調整する。
【0085】ビデオ・カメラ・レコーダ310を遠隔制
御するときには、次のようにする。例えば、撮影映像と
音声をVTR316に記録したいとき、使用者は、リモ
コン・ボタン374の中のRECボタン(図12参照)
を押す。この情報は、制御コード発生回路376に送ら
れ、パルス位置変調(以下、PPM)されて、赤外線L
ED378からビデオ・カメラ・レコーダ310のフォ
トダイオード334に送信される。先に説明した各実施
例と同様に、赤外線リモコン装置では、パルス位置変調
が一般的であるが、その他の変調方式でもよいことはい
うまでもない。
【0086】ビデオ・カメラ・レコーダ310では、P
INフォトダイオード334が、赤外線LED378か
らの赤外線信号を電気信号に変換し、その出力がVTR
316及びカメラ制御回路336に印加される。VTR
316は、フォトダイオード334からの制御信号(こ
こでは、記録開始)に従い、記録を開始する。
【0087】また使用者は、ビデオ・カメラ312の画
角を変更したい場合、液晶モニタ370を見ながら、リ
モコン・ボタン374の中のズーム・ボタンを操作す
る。この操作結果は、先と同様に、ビデオ・カメラ・レ
コーダ310に転送される。ビデオ・カメラ・レコーダ
310では、カメラ制御回路336が、そのリモコン・
ボタン374の操作結果に従いビデオ・カメラ312を
制御して、画角を変更する。リモコン・ボタン374の
その他のボタンによるビデオ・カメラ・レコーダ310
の遠隔制御も、同様に行なわれる。
【0088】本実施例では、集光レンズ332の一次元
横移動により、赤外線LED330の出力光の照射方向
を左右に走査するとしたが、集光レンズ332の二次元
的な横移動により照射方向を面的に変更できることは明
らかである。また、集光レンズ332を光軸方向に前後
移動させれば、集光点を前後に移動させることができる
ことも明らかである。集光レンズ332を固定し、赤外
線LED330を移動させてもよいことも、明らかであ
る。
【0089】赤外線LED330としてLEDアレイを
使用することにより、赤外線LED330と集光レンズ
332の両方を固定しても、同様の効果を得ることがで
きる。このようにすると、可動部とその駆動部が不要に
なるので、故障しにくくなるだけでなく、製造が容易に
なる。
【0090】図15は、3個のLEDからなるLEDア
レイを使った場合の照射方向切換えの説明図である。図
15において、390,392,394は横方向に並ん
で配置された赤外線LED、396は赤外線LED39
0,392又は394を選択するスイッチ、398は固
定された集光レンズである。図15(a)は左端の赤外
線LED390、同(b)は中央の赤外線LED39
2、同(c)は右端の赤外線LED394が選択され、
点灯している状態をそれぞれ示している。スイッチ39
6はレンズ制御回路340により切換え制御される。
【0091】図15では、一次元配列のLEDアレイを
用いたが、勿論、2次元配列のLEDアレイを用いても
よい。2次元配列のLEDアレイを用いると、面的に照
射方向を変更できる。
【0092】図11に示す実施例では、照射方向を手入
力で変更したが、撮影者の視線を検出する視線検出装置
を応用し、指定の視線方向に照射方向を変更するように
構成してもよい。利用可能な視線検出装置が、例えば、
昭和61年特許出願公開第172552号公報に記載さ
れている。この公報には、光源からの平行光束を観察者
の眼球部へ投射し、角膜からの反射光による角膜反射像
と瞳孔の結像位置を利用して視軸を求めている。
【0093】このような視線入力装置をEVF318に
装備して入力ボタン338の代わりに使用し、検出され
た視線方向をレンズ制御回路340に入力すればよい。
【0094】照射方向を変更するのに集光レンズを横移
動する代わりに、赤外線LEDを横移動してもよいこと
は明らかである。
【0095】撮影画面内に表示される記号を目安にリモ
コン装置との間で光軸調整する実施例では、便宜上、ビ
デオ・カメラの正面にリモコン装置を配備するとしてい
るが、本発明は、このようなケースに限定されない。例
えば、撮影光軸を変換する素子、例えば90度偏向する
プリズム素子等を用いて、ビデオ・カメラの横方向に配
置したいリモコン装置との間で光軸調整することができ
る。
【0096】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、例えば、液晶モニタを付けたワイ
ヤレス・リモコン装置のように、受光手段が移動する場
合に、赤外光の照射位置が一目でわかり、発光素子と受
光素子を簡単に位置決めできる。また、任意の位置で赤
外線信号を適切な光量で受信でき、そのための光軸調整
を容易化又はなかば自動化できる。
【0097】光空間伝送の光伝搬方向を視線入力手段で
指定することにより、手を用いずに簡単に希望の方向に
調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の概略構成ブロック図で
ある。
【図2】 従来例の概略構成ブロック図である。
【図3】 リモコン装置50の外観図である。
【図4】 図1に示す実施例での撮影画面の一例であ
る。
【図5】 図1を変更した第2実施例の概略構成ブロッ
ク図である。
【図6】 EVF38の表示画面の一例である。
【図7】 本発明の第3実施例の概略構成ブロック図で
ある。
【図8】 リモコン装置250の外観図である。
【図9】 赤外線信号の照射方向変化の説明図である。
【図10】 赤外線信号の照射方向を変更する別の構成
の説明図である。
【図11】 本発明の第4実施例の概略構成ブロック図
である。
【図12】 リモコン装置350の外観図である。
【図13】 赤外線信号の照射方向変化の説明図であ
る。
【図14】 EVF318の表示画面の一例である。
【図15】 赤外線信号の照射方向を変更する別の構成
の説明図である。
【符号の説明】
10:ビデオ・カメラ・レコーダ 12:ビデオ・カメラ 14:ステレオ・マイク 16:ビデオ・テープ・レコーダ 18:EVF 20a:赤外カット・フィルタ 20b:可視光カット・フィルタ 20c:フィルタ切換え器 22,24,26:FM変調回路 28:加算器 30:赤外線LED 32:フォトダイオード 34:カメラ制御回路 36:記号発生回路 38:EVF 50:液晶モニタ付きリモコン装置 52:フォトダイオード 56,58:BPF 60:HPF 62,64,66:FM復調回路 68:ヘッドフォン端子 70:液晶モニタ 72:液晶モニタ駆動回路 74:リモコン・ボタン 76:制御コード発生回路 78:赤外線LED 110:ビデオ・カメラ・レコーダ 112:ビデオ・カメラ 114:ステレオ・マイク 116:ビデオ・テープ・レコーダ 118:EVF 120:赤外カット・フィルタ 122,124,126:FM変調回路 128:加算器 130:赤外線LED 150:ステレオTV装置 152:フォトダイオード 156,158:BPF 160:HPF 162,164,166:FM復調回路 168,170:スピーカ 172:モニタ装置 210:ビデオ・カメラ・レコーダ 212:ビデオ・カメラ 212a:ビデオ・カメラ212の撮影視野 214:ステレオ・マイク 216:ビデオ・テープ・レコーダ 218:EVF 222,224,226:FM変調回路 228:加算器 230:赤外線LED 232:集光レンズ 234:フォトダイオード 236:レンズ制御回路 238:カメラ制御回路 240:記号発生回路 250:液晶モニタ付きリモコン装置 252:フォトダイオード 256,258:BPF 260:HPF 262,264,266:FM復調回路 268:ヘッドフォン端子 270:液晶モニタ 272:液晶モニタ駆動回路 274:リモコン・ボタン 276:ゲイン判定回路 278:制御コード発生回路 280:赤外線LED 290,292,294:赤外線LED 296:スイッチ 298:集光レンズ 310:ビデオ・カメラ・レコーダ 312:ビデオ・カメラ 312a:ビデオ・カメラ312の撮影視野 314:ステレオ・マイク 316:ビデオ・テープ・レコーダ 318:EVF 322,324,326:FM変調回路 328:加算器 330:赤外線LED 332:集光レンズ 334:フォトダイオード 336:カメラ制御回路 238:入力ボタン 340:カメラ制御回路 342:記号発生回路 350:液晶モニタ付きリモコン装置 352:フォトダイオード 356,358:BPF 360:HPF 362,364,366:FM復調回路 368:ヘッドフォン端子 370:液晶モニタ 372:液晶モニタ駆動回路 374:リモコン・ボタン 376:制御コード発生回路 378:赤外線LED 390,392,394:赤外線LED 396:スイッチ 398:集光レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/00 H04N 5/00 B 7/22

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオ・カメラの映像と音声を赤外光に
    よって空間伝送する装置であって、当該ビデオ・カメラ
    が、可視光波長から赤外波長まで感度のある光電変換素
    子と、赤外カット・フィルタと可視光カット・フィルタ
    と、当該赤外カット・フィルタ及び当該可視光カット・
    フィルタを切り換える切換え手段とを具備し、赤外光の
    照射位置を調べる場合に、当該可視光カット・フィルタ
    で当該ビデオ・カメラの入射光から可視光の波長帯を除
    去することを特徴とする光空間伝送装置。
  2. 【請求項2】 情報を光空間伝送する光空間伝送装置で
    あって、当該情報の光信号を発生する発光素子と、当該
    発光素子の出力光を集光する移動自在な集光レンズと、
    当該集光レンズを移動させるレンズ移動手段と、当該集
    光レンズを介した当該発光素子の出力光を受光する受光
    素子と、当該受光素子の出力レベルを判定するゲイン判
    定手段とを具備し、当該ゲイン判定手段の判定結果に応
    じて当該レンズ移動手段を制御して、当該発光素子によ
    る情報光信号の照射方向を変更することを特徴とする光
    空間伝送装置。
  3. 【請求項3】 更に、当該情報光信号の照射方位を表示
    する表示手段を具備することを特徴とする請求項2に記
    載の光空間伝送装置。
  4. 【請求項4】 情報を光空間伝送する光空間伝送装置で
    あって、当該情報の光信号を発生する発光素子と、当該
    発光素子の出力光を集光する移動自在な集光レンズと、
    当該集光レンズを移動させるレンズ移動手段と、当該集
    光レンズを介した当該発光素子の出力光を受光する受光
    素子と、当該受光素子の出力レベルを判定するゲイン判
    定手段とを具備し、当該ゲイン判定手段の判定結果に応
    じて当該レンズ移動手段を制御して、当該発光素子によ
    る情報光信号の照射位置を変更することを特徴とする光
    空間伝送装置。
  5. 【請求項5】 更に、当該情報光信号の照射位置を表示
    する表示手段を具備することを特徴とする請求項4に記
    載の光空間伝送装置。
  6. 【請求項6】 情報を光空間伝送する光空間伝送装置で
    あって、複数の発光素子と、当該複数の発光素子を切り
    換える切換え手段と、当該複数の発光素子の出力光を集
    光する集光レンズと、光情報信号を受光する受光素子
    と、当該受光素子の出力レベルを判定するゲイン判定手
    段とを具備し、当該ゲイン判定手段の判定結果に応じ
    て、当該切換え手段により当該複数の発光素子の1以上
    を選択させ、情報光信号を発生させることを特徴とする
    光空間伝送装置。
  7. 【請求項7】 情報を光空間伝送する光空間伝送装置で
    あって、当該情報の光信号を照射する方位を表示する表
    示手段を具備することを特徴とする光空間伝送装置。
  8. 【請求項8】 情報を光空間伝送する光空間伝送装置で
    あって、情報光信号を集光する集光レンズと、当該集光
    レンズを移動させるレンズ移動手段と、当該レンズ移動
    手段を操作する操作手段とを設け、当該操作手段の操作
    により当該レンズ移動手段が当該集光レンズを移動さ
    せ、もって、情報光信号の照射方位を変更することを特
    徴とする光空間伝送装置。
  9. 【請求項9】 更に、情報光信号の照射方位を表示する
    表示手段を具備する請求項8に記載の光空間伝送装置。
  10. 【請求項10】 上記操作手段が、視線入力手段である
    請求項8又は9に記載の光空間伝送装置。
  11. 【請求項11】 情報を光空間伝送する光空間伝送装置
    であって、情報光信号を発生する発光素子と、当該発光
    手段の発生光を集光する集光レンズと、当該発光素子を
    移動する発光素子移動手段と、当該発光素子移動手段を
    操作する操作手段とを設け、当該発光素子移動手段を制
    御して情報光信号の照射方位を変化させることを特徴と
    する光空間伝送装置。
  12. 【請求項12】 更に、情報光信号の照射方位を表示す
    る表示手段を具備する請求項11に記載の光空間伝送装
    置。
  13. 【請求項13】 上記操作手段が、視線入力手段である
    請求項11又は12に記載の光空間伝送装置。
  14. 【請求項14】 情報を光空間伝送する光空間伝送装置
    であって、複数の発光素子と、当該複数の発光素子を切
    り換える切換え手段と、当該複数の発光素子の出力光を
    集光する集光レンズと、当該切換え手段の切換えを制御
    する制御手段とを具備し、当該切換え手段により当該複
    数の発光素子の1以上を選択させて、情報光信号の照射
    方位を変更することを特徴とする光空間伝送装置。
  15. 【請求項15】 更に、情報光信号の照射方位を表示す
    る表示手段を具備する請求項14に記載の光空間伝送装
    置。
  16. 【請求項16】 上記制御手段が、視線入力手段である
    請求項14又は15に記載の光空間伝送装置。
JP6097351A 1994-05-11 1994-05-11 光空間伝送装置 Withdrawn JPH07307702A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6580459B2 (en) 2000-09-11 2003-06-17 Minolta Co., Ltd. Digital image sensing apparatus, image processing system, and digital image sensing method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6580459B2 (en) 2000-09-11 2003-06-17 Minolta Co., Ltd. Digital image sensing apparatus, image processing system, and digital image sensing method

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