JP2000059668A - 撮像方向検出設定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被写体となるユーザが携帯するリモコンユニ
ットの操作によって、カメラ本体が、被写体の検出と検
出位置での最適撮像方位の設定とを行なうように回動す
る撮像方向検出設定装置を提供する。 【解決手段】 被写体となるユーザのリモコンユニット
３２の操作部２６の操作によって、アンテナ２２を介し
て、水平サーチ指令信号Ｆｓｈ、垂直サーチ指令信号Ｆ
ｓｖが、カメラ本体３３に送信され、アンテナ１２でサ
ーチ指令信号が受信されると、カメラ本体３３のサーボ
回路から出力される水平駆動指令信号Ｆｄｈ、垂直駆動
指令信号Ｆｄｖによるモータ２０ａ、２０ｂの駆動回転
で、それぞれ回動するパン方向移動部２１ａ、チルト方
向移動部２１ｂによって、水方向及び垂直方向におい
て、ビデオカメラ３１は、被写体の最適撮像方位に回動
され、位置が設定され、被写体となるユーザは、リモコ
ンユニット３２の操作によって、ビデオカメラ３１によ
る被写体の検出から始まる全ての撮像録画動作を全て自
動的に行なうことが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、被写体となるユー
ザに携帯されるリモコンユニットからの操作により、ビ
デオカメラが、被写体の撮像に最適な方向に回動する撮
像方向検出設定装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のビデオカメラにおいては、撮像を
行なうオペレータが、ビデオカメラのモニタ画像を監視
しながら、被写体が最適の条件で撮像されるように、ビ
デオカメラの被写体に対する方位角度を、駆動モータに
よって、調整変化させる機能を備えたビデオカメラが一
般に使用されている。また、特開平６−１２１２１５号
公報においては、予め被写体の撮像位置がセットされた
状態で、被写体となるユーザが、携帯するリモートコン
トロールに設けたモニタを監視しながら、リモートコン
トロールの操作によって、ビデオカメラの方位を微調整
して被写体の撮像を自動的に行なうリモートコントロー
ル装置が開示されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、開示に係るビ
デオカメラにおいては、被写体となるユーザが携帯する
リモートコントロール装置のモニタに、被写体が表示さ
れていることが前提であり、リモートコントロール装置
からの操作によって、ビデオカメラが被写体の位置を検
出し、最適のカメラ方位角を設定して、被写体の撮像を
完全に自動的に行なうことはできない。

【０００４】本発明は、前述したようなビデオカメラの
自動撮像の現状に鑑みてなされたものであり、その目的
は、被写体となるユーザが携帯するリモコンユニットの
操作によって、カメラ本体が、被写体の検出と検出位置
での最適撮像方位の設定とを行なうように回動する撮像
方向検出設定装置を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項１記載の発明は、被写体を撮像するビデオカ
メラ、該ビデオカメラが搭載され、前記ビデオカメラを
回動移動させる回転台、及び被写体に携帯され、前記ビ
デオカメラの撮像動作を制御するリモコンユニットから
なり、前記リモコンユニットからのサーチ指令信号に基
づいて、前記ビデオカメラ本体が、前記被写体の撮像に
最適な方向に指向するように、前記回転台を駆動する撮
像方向検出設定装置であり、前記サーチ指令信号を前記
ビデオカメラ本体に送信するサーチ指令信号送信手段
と、前記サーチ指令信号に基づいて、前記ビデオカメラ
本体から発せられる光バースト信号を受光することによ
り、前記ビデオカメラ本体に受光信号を送信する方向指
定手段とが前記リモコンユニットに設けられ、前記サー
チ指令信号が指令する指令方向への前記回転台の回動を
制御する移動制御手段と、前記受光信号を受光すること
により、前記ビデオカメラ本体が、前記被写体の最適撮
像方位となる位置で、前記回転台が停止するように停止
制御を行なうカメラ位置設定手段とが前記ビデオカメラ
本体に設けられていることを特徴とするものである。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施の形態
を、図１ないし図４を参照して説明する。図１は本実施
の構成のカメラ本体の構成を示すブロック図、図２は本
実施の形態のリモコンユニットの構成を示すブロック
図、図３は本実施の形態の全体構成を示す説明図、図４
は本実施の形態の動作を示すタイミングチャートであ
る。

【０００７】本実施の形態に係る撮像方向検出設定装置
は、図３に示すように、被写体の撮像動作を行なうビデ
オカメラ３１、及びビデオカメラ３１が載置され、ビデ
オカメラ３１を水平方向（パン方向）と垂直方向（チル
ト方向）とに回動する回転台３０からなるカメラ本体３
３と、被写体となるユーザが携帯し、ビデオカメラ３１
の撮像方向の設定と、撮動動作とのリモートコントロー
ルを行なうリモコンユニット３２とで構成されている。

【０００８】このリモコンユニット３２は、図３に示す
ように、ほぼ薄型長方体形状に形成され、一端面にはカ
メラ本体３３からの光信号を受光する受光器２８が取り
付けられ、受光器２８の近傍の側面位置には、カメラ本
体３３との間での送受信を行なうアンテナ２２が取り付
けられており、板面表面には、ビデオカメラ３１が捉え
た被写体の映像が表示されるモニタ２５、ビデオカメラ
３１のマイクが集音した音声信号を出力するスピーカ３
４、被写体となるユーザの音声を入力するマイク３５、
及びリモート制御信号を入力する操作部２６が設けられ
ている。

【０００９】一方、カメラ本体３３のビデオカメラ３１
の上面には、光バースト信号を出力する発光器１５が取
り付けられ、発光器１５の近傍のビデオカメラ３１の側
面には、リモコンユニット３２との間での送受信を行な
うアンテナ１２が取り付けられており、ビデオカメラ３
１は回転台３０に回動自在に載置され、回転台３０は、
パン方向移動部２１ａによって水平方向に、チルト方向
移動部２１ｂによって垂直方向にそれぞれ回動可能に構
成されている。

【００１０】本実施の形態において、ビデオカメラ３１
には、図１に示すように、被写体を撮像して光電変換し
撮像信号を出力するＣＣＤ１が設けられ、ＣＣＤ１には
撮像信号の信号処理を行なう撮像信号処理回路２が接続
され、撮像信号処理回路２には、撮影信号が録画可能に
ビデオテープ３が配設されている。また、集音動作を行
なうマイク５には、音声信号を信号処理する音声信号処
理回路６が接続され、音声信号処理回路６には、音声信
号が録音可能にビデオテープ３が配設されている。そし
て、ビデオテープ３には、撮像信号の映像表示を行なう
モニタ７と、音声信号が出力されるスピーカ９とが接続
されている。

【００１１】また、本実施の形態においては、被写体の
撮像方向の検出動作の全体的な制御を行なう多重制御回
路１０が設けられ、この多重制御回路１０の第１の入力
端子、第２の入力端子には、撮像信号処理回路２の出力
端子と、音声信号処理回路６の出力端子とがそれぞれ接
続されている。同様にして、多重制御回路１０の第３の
入力端子、第４の入力端子には、操作信号が入力される
操作制御回路８と、動作のタイミング信号を出力するタ
イミング信号発生回路１３の第１の出力端子とがそれぞ
れ接続されている。そして、多重制御回路１０には、変
調・復調動作を行なう変復調回路１１が、信号の授受が
可能に接続され、変復調回路１４には、リモコンユニッ
ト３２との間で、送受信動作を行なうアンテナ１２が接
続されている。

【００１２】一方、タイミング信号発生回路１３の入力
端子には、基準パルスを出力する基準周波数発生器１３
ａが接続され、タイミング信号発生回路１３の第２の出
力端子には、光信号を送信する光送信回路１４が接続さ
れ、この光送信回路１４の出力端子には、光バースト信
号Ｆｂを出力する発光器１５が接続されている。

【００１３】また、多重制御回路１０の第１の出力端子
には、ビデオカメラ３１の回転角度を検出する角度検出
回路１６が接続され、角度検出回路１６の出力端子は、
回転台２１の回転動作をフィードバック制御するサーボ
回路１７の第１の入力端子にに接続され、サーボ回路１
７の第２の入力端子、第３の入力端子には、多重制御回
路１０の第２の出力端子と、タイミング信号発生回路１
３の第３の出力端子とがそれぞれ接続されている。さら
に、サーボ回路１７の出力端子には、ドライバ１８が接
続され、ドライバ１８の出力端子には、モータ２０ａ、
２０ｂが接続され、モータ２０ａ、２０ｂには、回転台
２１のパン方向移動部２１ａと、チルト方向移動部２１
ｂとがそれぞれ接続されている。

【００１４】ところで、本実施の形態において、リモコ
ンユニット３２には、図２に示すように、カメラ本体３
３との間での送受信動作を行なうアンテナ２２が設けら
れ、このアンテナ２２には、変調・復調動作を行なう変
復調回路２３が接続され、変復調回路２３には、リモコ
ン動作の全体制御を行なう多重制御回路２４が、信号の
授受が可能に接続されている。また、多重制御回路２４
には、ビデオカメラ３１による被写体の撮像映像が表示
されるモニタ２５と、ビデオカメラ３１のマイク５で集
音した音声信号が出力されるスピーカ２４とが接続さ
れ、多重制御回路２４の第１の入力端子には、被写体と
なるユーザの音声が入力されるマイク３５が接続され、
多重制御回路２４の第２の入力端子には、各種のリモー
ト制御指令が入力される操作部２６が接続されている。
そして、リモコンユニット３２には、ビデオカメラ３１
の発光器１５からの光バースト信号Ｆｂを受光する受光
器２８が設けられ、受光器２８には光信号を受信する光
受信回路２７が接続され、光受信回路２７の出力端子
が、多重制御回路２４の第３の入力端子に接続されてい
る。

【００１５】このような構成の本実施の形態の撮像方向
検出設定動作を説明する。本実施の形態では、被写体の
水平方向（パン方向）における撮像方向の検出設定が先
ず行なわれ、次いで、必要に応じて被写体の垂直方向
（チルト方向）における撮像方向の検出設定が行なわれ
る。この動作に対応して、ビデオカメラ３１の発光器１
５から出射される光ビームの角度は、水平方向には１度
程度と小さく、垂直方向には５度程度と大きく設定さ
れ、水平方向の撮像方向の検出設定時におけるビデオカ
メラ３１と、リモコンユニット３２とに垂直方向のずれ
が存在しても、水平方向における撮像方向の検出設定が
できるようにセットされる。

【００１６】先ず、被写体の水平方向における撮像方向
の検出設定動作について説明する。リモコンユニット３
２を携帯した被写体となるユーザが、カメラ本体３３か
ら離れた位置に移動し、操作部２６によって、水平方向
のサーチ指令操作を行なうと、多重制御回路２４がこの
サーチ指令を検出し、変復調回路２３の変調動作によつ
て、サーチ指令に対応して変調された水平サーチ指令信
号Ｆｓｈが、アンテナ２２を介してカメラ本体３３に送
信される。

【００１７】この水平サーチ指令信号Ｆｓｈは、ビデオ
カメラ３１のアンテナ１２で受信され、変復調回路１１
の復調動作によって、多重制御回路１０がサーチ指令を
検出すると、多重制御回路１０からサーボ回路１７に水
平回転指令信号Ｆｒｈが入力され、また、タイミング信
号発生回路１３から、サーボ回路１７に図４（３）に示
すように、周期１秒の同期信号Ｆ１が入力される。そし
て、サーボ回路１７からドライバ１８に、同期信号Ｆ１
に同期して、水平駆動指令信号Ｆｄｈが入力され、ドラ
イバ１８によってモータ２０ａが回転駆動される。この
ために、モータ２０ａによって、回転台２１のパン方向
移動部２１ａが駆動され、回転台２１に載置されたビデ
オカメラ３１が、水平方向に１ｒｐｍで回転する。

【００１８】水平方向に回転するビデオカメラ３１の光
送信回路１４が、タイミング信号発生回路１３の指令に
よって作動し、発光器１５からは、図４（１）に示すよ
うに、周波数３６０ＫＨｚでバースト幅（１／３６００
０）ｓｅｃの赤外線のバースト信号Ｆｂが、ピッチ（１
／３６００）ｓｅｃで、回転角度に換算して０．１度ご
とに出力される。このバースト信号Ｆｂは、リモコンユ
ニット３２の受光器２８で受光され、光受信回路２７か
らは、図４（４）に示すような受光信号Ｆｂｒが出力さ
れて、多重制御回路２４に入力され、変復調回路２３を
経由して、アンテナ２２から、同図（５）に示すよう
に、赤外線の受光信号Ｆｂｒがカメラ本体３３側に電波
として送信される。

【００１９】このようにして、リモコンユニット３２か
ら送信される受光信号Ｆｂｒは、図４（６）に示すよう
に、カメラ本体３３のアンテナ１２で受信され、変復調
回路１１で復調され、多重制御回路１０の指令によっ
て、角度検出回路１６に入力され、角度検出回路１６に
よって、受光信号Ｆｂｒのピーク値に基づいて、ビデオ
カメラ３１とリモコンユニット３２とが対向するタイミ
ングが検出される。そして、タイミング検出のピーク値
をやり過ごし、次の同期信号Ｆ１の対向のタイミング
で、角度検出回路１６からストップ信号Ｆｓｔがサーボ
回路１７に入力される。

【００２０】このために、サーボ回路１７からドライバ
１８に停止指令が入力され、ドライバ１８から出力され
るストップ信号Ｆｓｔｈによってモータ２０ａが停止さ
れ、パン方向移動部２１ａが停止し、ビデオカメラ３１
が、リモコンユニット３２に対向し、水平方向におい
て、被写体が最適の撮像方向となるように、ビデオカメ
ラ３１が被写体に対して方向付け設定される。

【００２１】この設定位置で、リモコンユニット３２の
操作部２６からの要求操作によって、ＣＣＤ１による被
写体の撮像信号は、撮像信号処理回路２で信号処理され
て多重制御回路１０に入力され、変復調回路１１で変調
され、アンテナ１２からリモコンユニット３２に送信さ
れ、リモコンユニット３２のアンテナ２２で受信され、
変復調回路２３で復調され、多重制御回路２４の指令に
よってモニタ２５に表示される。同様にして、操作部２
６からの要求操作によって、マイク５が集音した音声信
号は、音声信号処理回路６で信号処理されて多重制御回
路１０に入力され、変復調回路１１で変調され、アンテ
ナ１２からリモコンユニット３２に送信され、リモコン
ユニット３２のアンテナ２２で受信され、変復調回路２
３で復調され、多重制御回路２４の指令によつてスピー
カ３４から音声出力される。

【００２２】さらに、リモコンユニット３２の操作部２
６からの操作によつて、被写体位置でマイク３５が集音
した音声信号が、多重制御回路２４の指令によって、変
復調回路２３で変調され、アンテナ２２からカメラ本体
３３に送信され、ビデオカメラ３１のアンテナ１２で受
信され、変復調回路１１で復調され、多重制御回路１０
の指令によって、ビデオカメラ３１のマイク５で集音さ
れた音声信号と共に、ビデオテープ３に録音することが
できる。

【００２３】このようにして、被写体となるユーザは、
操作部２６を操作することにより、モニタ２５に表示さ
れる被写体の撮像映像を監視し、必要によってマイク５
で集音した音声信号を、スピーカ３４から出力させなが
ら、操作部２６を操作することにより、ビデオカメラ３
１の方向を微調整し、或いはズーム微調整をし、最終的
に最適な撮像条件を設定して、ビデオカメラ３１による
被写体の自動撮像と録画とを行なう。

【００２４】通常は、以上に説明した水平方向での被写
体の最適撮像方向の検出設定により、被写体の撮像と録
画とが行なわれるが、さらに、垂直方向においても、被
写体の最適撮像方向の検出設定を行なう場合には、水平
方向の最適撮像方向の設定後に、被写体となるユーザ
が、操作部２６によって、垂直方向のサーチ指令操作を
行なう。このサーチ指令操作によって、水平方向の最適
撮像方向の検出設定時と同様にして、アンテナ２２から
垂直サーチ指令信号Ｆｓｖが、カメラ本体３３に送信さ
れ、ビデオカメラ３１のアンテナ１２で受信され、この
受信信号に基づいて、サーボ回路１７からドライバ１８
に、垂直駆動指令信号が入力され、ドライバ１８によっ
て、モータ２０ｂが回転駆動され、チルト方向駆動部２
１ｂによつて、回転台２１は、垂直方向の所定角度範囲
を繰り返し回動する。

【００２５】そして、水平方向の検出設定動作時と同様
にして、ビデオカメラ３１の発光器１５からのバースト
信号Ｆｂが、リモコンユニット３２の受光器２８により
受光されると、角度検出回路１６が、垂直方向の最適撮
像方向の検出を行い、ストップ信号Ｆｓｔｖを出力する
ことにより、チルト方向移動部２１ｂが停止し、回転台
２１は、垂直方向における被写体の最適撮像方位を向い
た状態で、その位置に方位設定される。

【００２６】この状態では、水平方向と垂直方向との両
方向において、被写体の撮像最適方位が検出され、その
方位が設定された状態で、ビデオカメラ３１が被写体に
対向配置され、その後の被写体となるユーザのリモコン
ユニット３２の操作部２６の操作によって、ビデオカメ
ラ３１による被写体の自動撮像と録画が行なわれる。

【００２７】以上に説明したように、本実施の形態によ
ると、被写体となるユーザのリモコンユニット３２の操
作部２６の操作によって、アンテナ２２を介して、水平
サーチ指令信号Ｆｓｈ、垂直サーチ指令信号Ｆｓｖが、
カメラ本体３３に送信され、アンテナ１２でサーチ指令
信号Ｆｓが受信されると、サーボ回路１７から出力され
る水平駆動指令信号Ｆｄｈ、垂直駆動指令信号Ｆｄｖに
よるモータ２０ａ、２０ｂの駆動回転で回転台２１が回
動され、水方向及び垂直方向において、ビデオカメラ３
１は、被写体の最適撮像方位に回動されて撮像方位が設
定されるので、被写体となるユーザは、リモコンユニッ
ト３２の操作によって、ビデオカメラ３１による被写体
の検出から始まる全ての撮像及び録画動作を全て自動的
に行なうことが可能になる。

【００２８】なお、以上の実施の形態では、ビデオカメ
ラ３１の撮像方向の位置決めに赤外線を使用し、ビデオ
カメラ３１の発光器１５から赤外線を放射し、リモコン
ユニット３２の受光器２８で赤外線を受光する場合を説
明したが、本発明はこの実施の形態に限定されるもので
はなく、例えば超音波を使用することも可能である。

【００２９】

【発明の効果】請求項１記載の発明によると、被写体と
なるユーザが、携帯保持しているリモコンユニットを操
作すると、リモコンユニットのサーチ指令信号送信手段
から、ビデオカメラ本体にサーチ指令信号が送信され、
ビデオカメラを回動自在に保持する回転台の移動手段に
より、回転台がサーチ指令信号の指令方向に回動を開始
し、サーチ指令信号に基づいて、ビデオカメラ本体から
発せられる光バースト信号が、リモコンユニットで受光
されると、リモコンユニットの方向指定手段からは、受
光信号がビデオカメラ本体に送信され、ビデオカメラ本
体のカメラ位置設定手段が受光信号を受光すると、ビデ
オカメラ本体が、被写体の最適撮像方位に指向されて回
転台の回動の停止位置が設定される。このために、被写
体となるユーザのリモコンユニットの操作によって、ビ
デオカメラが被写体を探して回動し、被写体を検出した
位置で、ビデオカメラが被写体の最適撮像方位に指向し
て停止するので、被写体となるユーザのリモコンユニッ
トの操作によって、ビデオカメラの全自動撮像を行なう
ことが可能になる。

【００３０】請求項２記載の発明によると、請求項１記
載の発明において、サーチ指令信号が、水平方向サーチ
指令信号であり、移動手段によって、回転台が水平方向
（パン方向）に回動することにより、ビデオカメラが被
写体の水平方向の最適撮像方位に指向され、被写体とな
るユーザのリモコンユニットの操作によって、ビデオカ
メラの全自動撮像を行なうことが可能になる。

【００３１】請求項３記載の発明によると、請求項１記
載の発明において、サーチ指令信号が、垂直方向サーチ
指令信号であり、移動手段によって、回転台が垂直方向
（チルト方向）に回動することにより、ビデオカメラが
被写体の垂直方向の最適撮像方位に指向され、被写体と
なるユーザのリモコンユニットの操作によって、ビデオ
カメラの全自動撮像を行なうことが可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態のカメラ本体の構成を示
すブロック図である。

【図２】同実施の形態のリモコンユニットの構成を示す
ブロック図である。

【図３】同実施の形態の全体構成を示す説明図である。

【図４】同実施の形態の動作を示すタイミングチャート
である。

【符号の説明】

１…ＣＣＤ、５…マイク、７…モニタ、９…スピーカ、
１０…多重制御回路、１１…変復調回路、１２…アンテ
ナ、１４…光送信回路、１５…発光器、１６…角度検出
回路、１７…サーボ回路、１８…ドライバ、２０ａ、２
０ｂ…モータ、２１…回転台、２１ａ…パン方向移動
部、２１ｂ…チルト方向移動部、２２…アンテナ、２３
…変復調回路、２４…多重制御回路、２５…モニタ、２
６…操作部、２７…光受信回路、２８…受光器。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 被写体を撮像するビデオカメラ、該ビデ
   オカメラが搭載され、前記ビデオカメラを回動移動させ
   る回転台、及び被写体に携帯され、前記ビデオカメラの
   撮像動作を制御するリモコンユニットからなり、前記リ
   モコンユニットからのサーチ指令信号に基づいて、前記
   ビデオカメラ本体が、前記被写体の撮像に最適な方向に
   指向するように、前記回転台を駆動する撮像方向検出設
   定装置であり、 前記サーチ指令信号を前記ビデオカメラ本体に送信する
   サーチ指令信号送信手段と、 前記サーチ指令信号に基づいて、前記ビデオカメラ本体
   から発せられる光バースト信号を受光することにより、
   前記ビデオカメラ本体に受光信号を送信する方向指定手
   段とが前記リモコンユニットに設けられ、 前記サーチ指令信号が指令する指令方向への前記回転台
   の回動を制御する移動制御手段と、 前記受光信号を受光することにより、前記ビデオカメラ
   本体が、前記被写体の最適撮像方位となる位置で、前記
   回転台が停止するように停止制御を行なうカメラ位置設
   定手段とが前記ビデオカメラ本体に設けられていること
   を特徴とする撮像方向検出設定装置。
2. 【請求項２】 請求項１記載の撮像方向検出設定装置に
   おいて、前記サーチ指令信号が、水平方向サーチ指令信
   号であり、前記移動手段が、前記回転台を水平方向に回
   動することを特徴とする撮像方向検出設定装置。
3. 【請求項３】 請求項１記載の撮像方向検出設定装置に
   おいて、前記サーチ指令信号が、垂直方向サーチ指令信
   号であり、前記移動手段が、前記回転台を垂直方向に回
   動することを特徴とする撮像方向検出設定装置。