JP2003016497A - 記録媒体処理装置 - Google Patents

記録媒体処理装置

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JP2003016497A
JP2003016497A JP2001195421A JP2001195421A JP2003016497A JP 2003016497 A JP2003016497 A JP 2003016497A JP 2001195421 A JP2001195421 A JP 2001195421A JP 2001195421 A JP2001195421 A JP 2001195421A JP 2003016497 A JP2003016497 A JP 2003016497A
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明彦 堀尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デビットカードを使用することのできる遊技
店の具現化を図る。 【解決手段】 カード発行機40の発行制御部402
は、デビット子機70を通じてデビット決済による入金
を受け付け可能であり、またデビット子機70において
は、発行制御部402がデビット決済による入金を受け
付けた場合の手数料に関し、外部操作入力部77の機能
スイッチやテンキースイッチを操作することにより、手
数料設定、手数料負担設定および減額の条件設定を行う
ことが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリペイドカード
に代表される磁気カードやICカード、ICコイン等の
記録媒体の発行、あるいは記録媒体の精算といった処理
を行うためのシステムに関し、特に、手数料が伴うデビ
ット決済による入金を前提とした記録媒体処理装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、パチンコ機やパチスロ機等の遊技
機を設置した遊技店で遊技を行う場合には、カード発行
機から一旦記録媒体、例えばプリペイドカードを購入
し、このプリペイドカードに付与された有価価値に応じ
てパチンコ玉やメダル等の遊技媒体を借り受ける方法が
主流である。
【0003】こうした遊技システムにおいては、プリペ
イドカードに金額または金額に相当する有価価値そのも
のを磁気記録するタイプのものと、遊技店の管理装置が
記憶した有価価値を検索するための識別情報のみを磁気
記録するタイプのものとがある。前者の場合には、例え
ば遊技機の相互間に設置したカード処理ユニットにプリ
ペイドカードを挿入すれば、該プリペイドカードを読み
取ることで直接有価価値を取得することができるため、
一方、後者の場合には、カード処理ユニットが読み取っ
た識別情報に基づいて管理装置から有価価値を取得する
ことができるため、いずれにおいてもプリペイドカード
に付与された有価価値を上限とした遊技媒体の貸し出し
を行うことが可能となる。
【0004】遊技媒体を貸し出した場合には、当該貸し
出した遊技媒体に相当する額が有価価値から差し引かれ
ることになる。すなわち、有価価値そのものを磁気記録
したプリペイドカードを適用する遊技システムでは、プ
リペイドカードの有価価値が遊技媒体の貸し出しに応じ
て減算更新される。一方、識別情報のみを磁気記録した
プリペイドカードを適用する遊技システムでは、カード
処理ユニットから遊技媒体の貸し出し情報が識別情報と
共に管理コンピュータに送信された後、該識別情報に基
づいて検索された有価価値が遊技媒体の貸し出しに応じ
て減算更新され、この減算更新結果が新たな有価価値と
してプリペイドカードの識別情報と共に記憶部に記憶さ
れることになる。
【0005】通常、上記のような遊技システムを適用す
る遊技店には、プリペイドカードの有価価値を貨幣に精
算するためのカード精算機が設けられている場合が多
い。すなわち、遊技店で発行されたプリペイドカードの
有価価値は、遊技店でのみ通用するものであり、貨幣の
ように生活のあらゆる局面で通用するものではない。こ
のため、カード精算機に挿入されたプリペイドカードに
有価価値が残存する場合には、当該有価価値に相当する
金額の貨幣を払い出すことにより、利用客の便宜を図る
ようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般の商品
を購入する場合や各種サービスに対して代金を支払う場
合の方法としては、現金やクレジットカードによるもの
の他、デビットカード(銀行や郵便貯金のキャッシュカ
ード)によるものがある。このデビットカードによる支
払方法においては、クレジットカードによるものと同様
に、現金を持ち歩く必要がないため、紛失や盗難といっ
た心配がなくなる点で利用客にメリットがある。また、
クレジットカードと比較した場合には、手持ちのキャッ
シュカードが利用できるため新たな申し込みの必要がな
く年会費や審査も不要である、利用時点で利用客の銀行
口座とデビットカード取扱店舗の銀行口座との間で決済
が実施されるため「借り」とはならず安心して商品を購
入したりサービスを受けることができる、等々のメリッ
トがある。
【0007】これらの理由から、今後こうしたデビット
カードによる支払方法が急速に普及することが十分に予
想される。従って、上述したパチンコ機やパチスロ機等
の遊技機を設置した遊技店においても、現金のみなら
ず、デビットカードの使用に対応した遊技システムを構
築すれば、利用客の利便性が向上し、ひいては遊技店自
身の売上向上へ繋げることも期待できる。さらに、現金
の取り扱いが減少し、貨幣の回収作業や釣り銭の補給作
業を省略することさえ可能となる。
【0008】しかしながら、上述したデビットカードに
よって支払を行った場合には、利用客の銀行口座とデビ
ットカード取扱店舗の銀行口座との間に介在する仲介機
関、例えばクリアリングセンタや情報処理センタ等に対
して都度手数料を支払う必要がある。この手数料に関し
ては、現在のところデビットカード取扱店舗がその全額
を負担するのが一般的であるが、デビットカードの取り
扱いが増えれば、その分だけ遊技店の負担増を招くこと
になる。かといって手数料を一方的に利用客に負担させ
た場合には、いくらデビットカードによって利便性が向
上するとはいえ、利用客の遊技意欲を損なうことにもな
りかねず、遊技店の売上に多大な影響を及ぼす虞れがあ
る。結局のところ、現状にあっては、デビットカードの
使用に対応した遊技システムを構築することが遊技店に
とって必ずしも好ましい選択とは言い切れず、デビット
カードを使うことのできる遊技店の具現化が遅々として
進んでいないのが実情である。
【0009】この発明は、上記実情に鑑みてなされたも
ので、デビットカードを使用することのできる遊技店の
具現化を図ることのできる記録媒体処理装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
記録媒体処理装置は、入金を受け付けた場合に入金額に
応じた所定の有価価値の記録媒体への関連づけを行う記
録媒体処理装置において、デビット決済による入金を受
け付け可能な入金受付手段と、前記入金受付手段がデビ
ット決済による入金を受け付けた場合の手数料に関して
その取り扱いを設定変更する手数料取り扱い設定手段と
を備えたことを特徴とする。
【0011】また、請求項2に係る記録媒体処理装置
は、前記手数料取り扱い設定手段が、前記手数料の金額
を設定変更可能であることを特徴とする。
【0012】また、請求項3に係る記録媒体処理装置
は、前記手数料取り扱い設定手段が、前記手数料を算出
するための掛け率を設定変更可能であることを特徴とす
る。
【0013】また、請求項4に係る記録媒体処理装置
は、前記手数料取り扱い設定手段が、前記手数料の負担
者を設定変更可能であることを特徴とする。
【0014】また、請求項5に係る記録媒体処理装置
は、前記手数料取り扱い設定手段が、所定の閾値を設定
変更可能であり、デビット決済による入金額が前記閾値
未満の場合に前記手数料を利用客の全額負担とする一
方、デビット決済による入金額が前記閾値以上となった
場合に利用客の手数料負担を減額することを特徴とす
る。
【0015】また、請求項6に係る記録媒体処理装置
は、所定の有価価値に関連する情報を記録した記録媒体
を受け入れた場合に該有価価値に応じた貨幣の払い出し
を行う記録媒体処理装置において、受け入れた記録媒体
がデビット決済の際に手数料を負担したものであり、か
つ所定の条件を満たす場合には、払い出す貨幣を増額す
ることを特徴とする。
【0016】また、請求項7に係る記録媒体処理装置
は、前記記録媒体において使用した有価価値が所定の閾
値を越えていた場合には、残存する有価価値に応じた貨
幣と、前記手数料に相当する貨幣とを払い出すことを特
徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係る記録媒体処理装置の好適な実施の形態を詳細
に説明する。なお、本実施の形態では、主として本発明
をパチンコ遊技に適用した場合を示す。
【0018】図1は、本発明の実施の形態である記録媒
体処理装置を適用したパチンコ遊技システムの概略構成
を示すブロック図である。ここで例示するパチンコ遊技
システムでは、記録媒体としてプリペイドカード、具体
的には会員カードMCおよび一般カードBCを適用す
る。
【0019】会員カードMCは、住所や氏名等の会員情
報を登録した会員である利用客に対して遊技店が発行す
る合成樹脂製のカード(JIS2)であり、各種情報が
磁気記録および印字してある。具体的には、発行店の識
別情報や会員コード等の会員識別情報が磁気記録してあ
るとともに、発行した店コード、会員コード等の情報が
印字してあり、記録内容の一部を目視できるようになっ
ている。
【0020】これに対して一般カードBCは、任意の一
般利用客に対して遊技店が都度発行する紙製の磁気カー
ドであり、上述した会員カードMCと同様、各種情報が
磁気記録および印字してある。具体的には、発行店の識
別情報、カード固有の識別コード、発行金額、カード種
別等が磁気記録してあるとともに、発行店名、カード固
有識別情報(例えば発行機番号+連番)、発行金額およ
び有効期限等が目視できるように印字してある。
【0021】これらの会員カードMCおよび一般カード
BCは、その材質や板厚および記録内容が相違するもの
の、縦横の寸法が同一であるとともに、各種情報を磁気
記録するための磁気ストライプも同一の位置に設けてあ
る。
【0022】また、会員カードMCおよび一般カードB
Cには、それぞれパチンコ玉を借り受ける際の基準とな
る有価価値、具体的には「度数」と称される有価価値を
付与してある。ここでいう「度数」とは、パチンコ玉の
貸出処理単位であり、所定のレートで設定してある。一
般的には、1度数が100円に対応し、1度数でパチン
コ玉を25個だけ貸し出すように設定してある。本実施
の形態の場合、それぞれの度数は、個々のプリペイドカ
ードMC,BCには記録せず、後述するターミナルコン
トローラ10に記憶させてある。
【0023】図1に示すように、本実施の形態のパチン
コ遊技システムでは、それぞれ「島」と呼ばれるグルー
プごとに複数のパチンコ機20およびカード処理ユニッ
ト30が並設してあるとともに、各島にカード発行機4
0、カード精算機50等の記録媒体処理装置が適宜設け
てある。パチンコ機20は、パチンコ玉を遊技領域に発
射して利用客が遊技を行う部分である。カード処理ユニ
ット30は、会員カードMCや一般カードBCに関連づ
けられた残度数を上限とするパチンコ玉の貸し出し処理
を主機能とするものである。このカード処理ユニット3
0は、遊技店に設置された複数のパチンコ機20それぞ
れに対して1台ずつペアとなるように用意され、パチン
コ機20の相互間に挟まれる形で設置してある。カード
発行機40は、一般カードBCの発行処理、並びに一般
カードBCおよび会員カードMCに関連づけられたそれ
ぞれの度数に対する加算処理を主機能とするものであ
り、遊技店に数台ずつ設置してある。カード精算機50
は、会員カードMCや一般カードBCに関連づけられた
度数を現金として払い戻す処理を主機能とするもので、
遊技店に数台ずつ設置してある。
【0024】これらのパチンコ機20、カード処理ユニ
ット30、カード発行機40およびカード精算機50
は、各島に設けた島コントローラ60を通じてターミナ
ルコントローラ10と称される管理装置の制御下にあ
る。ターミナルコントローラ10は、遊技店に少なくと
も1台設置してあり、設置した遊技店の統括管理、例え
ばカード管理、会員の管理、売上管理等を行うととも
に、上述したように、会員カードMCおよび一般カード
BC個々の有価価値に関する情報を記憶管理する部分で
ある。
【0025】図2は、ターミナルコントローラ10の内
部構成を示すブロック図である。ターミナルコントロー
ラ10のRAM11は、度数管理テーブルDT等の各種
管理情報を格納する部分である。度数管理テーブルDT
は、図3(a)および図3(b)に示すように、プリペ
イドカードMC,BCの種別毎に、カードの識別情報
と、その度数情報とを対応づけて格納したものである。
度数管理テーブルDTのカード識別情報とは、会員カー
ドMCの場合に会員コードに相当し、一般カードBCの
場合にそれぞれの固有識別コードに相当する。度数管理
テーブルDTの度数情報は、現金決済分とデビット決済
分とに分けて管理してある。現金決済分に関しては、購
入した度数、使用した度数および残度数である。デビッ
ト決済分に関しては、現金決済分と同様に、購入した度
数、使用した度数および残度数に加え、手数料の金額に
ついてもカード識別情報に対応付けて管理してある。こ
れら度数管理テーブルDTに格納されたそれぞれの度数
情報は、通信インターフェース部12を通じて読み出し
要求があった場合にはCPU13によって都度RAM1
1から読み出される一方、減算更新要求や加算更新要求
があった場合にはCPU13によって適宜更新されるこ
とになる。CPU13は、ROM14に格納されたプロ
グラムに基づいて上述した各種処理を実現するための部
分である。なお、図中の符号15は、上述した各種管理
情報を表示するための表示部、また符号16は、オペレ
ータが設定を行う際に操作する入出力部である。
【0026】図4は、本実施の形態で適用するパチンコ
機20およびカード処理ユニット30の外観を示した正
面図、図5は、カード処理ユニット30の内部構成を示
すブロック図である。以下、これらの図を参照しなが
ら、パチンコ機20およびカード処理ユニット30につ
いて説明する。
【0027】カード処理ユニット30は、外見上縦長に
構成したもので、その前面パネルに、カードランプ31
a、現金ランプ31b、紙幣投入口32、硬貨投入口3
3、返却レバー34、種別ランプ35、金額表示部3
6、金額設定スイッチ37a、端数設定スイッチ37
b、硬貨返却口38およびカード挿入口39を有してい
る。カードランプ31aおよび現金ランプ31bは、貸
出制御部300からの制御信号に基づいて点灯し、プリ
ペイドカードMC,BCおよび現金の受け付け可能状態
を利用客に報知するためのものである。紙幣投入口32
は、紙幣を受け入れてこれをBV(ビルバリ)ユニット
部301に取り込むための開口である。BVユニット部
301は、取り込まれた紙幣の金種を識別し、この識別
結果を貸出制御部300に与えるとともに、取り込んだ
紙幣を島端回収ボックスに搬出させるべく紙幣搬送路3
02へ導出する部分である。硬貨投入口33は、硬貨を
受け入れてこれをコインセレクタ部303に取り込むた
めの開口である。コインセレクタ部303は、取り込ん
だ硬貨の金種を識別し、この識別結果を貸出制御部30
0に与えるとともに、取り込んだ硬貨を島端回収ボック
スに搬出させるべく硬貨搬送路304へ導出する部分で
ある。返却レバー34は、投入した貨幣を返却するため
のものである。この返却レバー34が操作された場合、
返却紙幣はそのまま紙幣投入口32から利用客に返却さ
れる一方、返却硬貨は硬貨返却口38から利用客に返却
される。種別ランプ35は、貸し出す遊技媒体の種類、
つまりパチンコ玉およびメダルのいずれを貸し出すかを
点灯表示するためのものである。金額設定スイッチ37
aは、後述するパチンコ機20の貸出スイッチ24を1
回操作する毎に貸し出されるパチンコ玉の金額(貸し出
し単位)を利用客が設定するためのものである。カード
挿入口39は、プリペイドカードMC,BCを受け入れ
てこれをプリペイドカード処理部305に取り込むため
の開口である。プリペイドカード処理部305は、取り
込んだプリペイドカードMC,BCの記録情報を読み取
り、その読み取り結果を貸出制御部300に与える処理
を行う部分である。
【0028】一方、遊技機であるパチンコ機20には、
遊技領域21の下方に設けた上皿22に度数表示部2
3、貸出スイッチ24および返却スイッチ25を設けて
ある。度数表示部23は、カード処理ユニット30のプ
リペイドカード処理部305にプリペイドカードMC,
BCが取り込まれた場合、このプリペイドカードMC,
BCに関連づけられた残度数を数値表示するための部分
である。貸出スイッチ24は、パチンコ玉を借り受ける
際に利用客がON操作するスイッチである。返却スイッ
チ25は、ON操作した場合に、プリペイドカード処理
部305に取り込まれたプリペイドカードMC,BCを
利用客に返却するスイッチである。これら貸出スイッチ
24および返却スイッチ25のON操作検出信号は、そ
れぞれカード処理ユニット30の貸出制御部300に与
えられることになる。また、上記パチンコ機20には、
その内部に玉投出手段26が設けてある。玉投出手段2
6は、カード処理ユニット30の貸出制御部300から
打球投出要求が与えられた場合、並びにパチンコ機20
の図示せぬ制御手段から賞球投出要求が与えられた場合
に、それぞれパチンコ機20の上皿22に所定数のパチ
ンコ玉を投出する部分である。
【0029】上記のように構成したカード処理ユニット
30では、まず、貸出待機状態においてカード挿入口3
9にプリペイドカードMC,BCが挿入されると、貸出
制御部300は、プリペイドカード処理部305を通じ
て当該プリペイドカードMC,BCに磁気記録されたカ
ード識別情報を読み取り、このカード識別情報を含めて
ターミナルコントローラ10に残度数の問い合わせを行
った後、回答の受信待機状態となる。この間、カード処
理ユニット30からの問い合わせを受信したターミナル
コントローラ10では、カード識別情報に基づいてRA
M11の度数管理テーブルDTから対応するプリペイド
カードMC,BCの残度数を読み出し、これをカード処
理ユニット30に転送する。
【0030】ターミナルコントローラ10から残度数を
受信した貸出制御部300は、これをメモリ306に格
納するとともに、パチンコ機20の度数表示部23を通
じてその表示を行った後、操作待機状態となる。操作待
機状態において貸出スイッチ24がON操作されると、
金額設定スイッチ37aで設定された金額分のパチンコ
玉を投出すべく、パチンコ機20の玉投出手段26に対
して打球投出要求を与える。その後、メモリ306に格
納した残度数を設定金額に応じて減算更新するととも
に、カード識別情報を含めてターミナルコントローラ1
0に、設定金額に応じた残度数の減算更新要求を行う。
このとき、本実施の形態では、該当するプリペイドカー
ドMC,BCにデビット決済による残度数と現金決済に
よる残度数とが存在する場合、ターミナルコントローラ
10のCPU13が、まずデビット決済による残度数か
ら減算更新を実施し、デビット決済による残度数が0と
なった時点で現金決済による残度数からの減算更新を実
施するように設定してある。
【0031】一方、上記操作待機状態において紙幣もし
くは硬貨が投入されると、コインセレクタ部303、あ
るいはBVユニット部301を通じてその入金額を取得
し、メモリ306に格納した残度数を入金額に応じて加
算更新するとともに、カード識別情報を含めてターミナ
ルコントローラ10に、入金額に応じた残度数の加算更
新要求を行う。
【0032】以下、上述した動作が繰り返し行われるこ
とにより、プリペイドカードMC,BCに関連づけられ
た残度数を上限とするパチンコ玉の貸し出しが行われ、
当該パチンコ玉によって利用客のパチンコ遊技が可能に
なる。これらの処理の間においても、返却スイッチ25
をON操作すれば、それぞれの処理が中断され、プリペ
イドカードMC,BCや貨幣が利用客に返却されること
になる。なお、上述したパチンコ遊技システムでは、カ
ード処理ユニット30においても残度数の加算更新およ
び減算更新を行うようにしているが、パチンコ玉の貸出
情報や貨幣の入金情報をターミナルコントローラ10に
送出し、該ターミナルコントローラ10のみが加算更新
や減算更新を行うようにしてももちろんよい。
【0033】次に、カード発行機40およびこれに付設
されるデビット子機70について説明する。図6は、本
実施の形態で適用するカード発行機40およびデビット
子機70の外観を示した正面図、図7は、これらカード
発行機40およびデビット子機70の内部構成を示すブ
ロック図である。本実施の形態では、図6に示すよう
に、カード発行機40およびデビット子機70を、それ
ぞれ個別の筐体41,71に別々のユニットとして設け
てある。カード発行機40の筐体41およびデビット子
機70の筐体71は、それぞれの前面に開閉可能な扉体
42,72を備えて構成してある。各扉体42,72
は、筐体41,71との間に主錠手段43,73が設け
てあり、閉成した状態で施錠することが可能である。
【0034】カード発行機40は、筐体41の前面に設
けた扉体42に会員カード挿入/返却口44、一般カー
ド発行口45、紙幣挿入/返却口46、選択スイッチ4
7、取消スイッチ48、表示部49およびハンディ収容
凹部42aを備えている。
【0035】会員カード挿入/返却口44は、会員カー
ドMCを受け入れてこれを会員カード処理部401に取
り込む一方、会員カード処理部401において所望の処
理を施した後の会員カードMCを返却するための開口で
ある。会員カード処理部401は、取り込んだ会員カー
ドMCに磁気記録されている会員識別情報を読み取り、
その読み取り結果を後述の発行制御部402に与える部
分である。一般カード発行口45は、一般カード処理部
403で発行処理した一般カードBCを排出するための
開口である。一般カード処理部403は、例えば、予め
装填されたロール紙(図示せず)を適宜切断・印字・デ
ータ処理し、これを一般カードBCとして発行する部分
である。紙幣挿入/返却口46は、紙幣を受け入れてこ
れを紙幣処理部404に取り込む部分である。紙幣処理
部404は、取り込まれた紙幣の金種を識別してその識
別結果を後述の発行制御部402に与えるとともに、識
別可能な紙幣を金種別に分類して紙幣回収箱405に収
納する一方、識別不能な紙幣を返却するための部分であ
る。選択スイッチ47および取消スイッチ48は、それ
ぞれ外部操作入力部として設けたもので、利用客によっ
てON操作された場合に個別の検出信号を後述の発行制
御部402に与える部分である。表示部49は、後述の
発行制御部402から与えられた入力ガイダンス等の各
種情報を表示するための部分であり、例えば液晶表示器
によって構成してある。ハンディ収容凹部42aは、補
助扉体42bによって開閉可能、かつ扉体42の主錠手
段43とは別個の補助錠手段42cによって施錠可能な
凹所である。この補助錠手段42cには、施錠状態にあ
るか否かを検出するとともに、その検出結果を常時発行
制御部402に与える施錠検出センサ406を設けてあ
る。上記ハンディ収容凹部42aには、ハンディ端末入
力機407を収容してある。ハンディ端末入力機407
は、各種機能スイッチやテンキースイッチを備えて構成
したもので、内部操作入力部として機能する。このハン
ディ端末入力機407の各種機能スイッチやテンキース
イッチがON操作された場合には、上述した選択スイッ
チ47や取消スイッチ48と同様に、それぞれ個別の検
出信号が後述の発行制御部402に与えられることにな
る。発行制御部402は、予め与えられたプログラムや
会員カード処理部401、紙幣処理部404、選択スイ
ッチ47、取消スイッチ48、施錠検出センサ406お
よびハンディ端末入力機407から与えられた情報に基
づいて各部の制御を行うための部分である。この発行制
御部402は、第1通信インターフェース部408およ
び第2通信インターフェース部409を通じて外部と適
宜情報交換することが可能である。本実施の形態では、
第1通信インターフェース部408が、後述する島コン
トローラ60を介してターミナルコントローラ10に接
続してある一方、第2通信インターフェース部409
が、デビット子機70の第1通信インターフェース部を
介して後述のデビット制御部702に接続してある。
【0036】デビット子機70は、筐体71の前面に設
けた扉体72にデビットカード挿入/返却口74、レシ
ート排出口75、表示部76および外部操作入力部77
を備えているとともに、扉体72を開成した場合に露出
する部分に内部操作入力部78を備えている。
【0037】デビットカード挿入/返却口74は、デビ
ットカードDCを受け入れてこれをデビットカード処理
部701に取り込む一方、デビットカード処理部701
において所望の処理を施した後のデビットカードDCを
返却するための開口である。デビットカード処理部70
1は、取り込んだデビットカードDCに磁気記録されて
いる情報を読み取り、その読み取り結果を後述のデビッ
ト制御部702に与える部分である。レシート排出口7
5は、印字部703において印字処理されたレシートR
Cを排出するための開口である。印字部703は、後述
のデビット制御部702から与えられた情報をレシート
RCとして印字出力するための部分である。表示部76
は、後述のデビット制御部702から与えられた入力ガ
イダンスや設定ガイダンス等の各種情報を表示するため
の部分であり、例えば液晶表示器によって構成してあ
る。外部操作入力部77は、確認スイッチや取消スイッ
チ等の各種機能スイッチ、さらにはデビットカードDC
の暗証番号を入力するためのテンキースイッチを備えて
構成したものである。内部操作入力部78は、係員モー
ドスイッチ78を備えて構成したものである。これら外
部操作入力部77および内部操作入力部78がON操作
された場合には、それぞれ個別の検出信号が後述のデビ
ット制御部702に与えられることになる。デビット制
御部702は、デビットカード処理部701、外部操作
入力部77および内部操作入力部78から与えられた情
報に基づいて各部の制御を行う部分である。このデビッ
ト制御部702は、第1通信インターフェース部704
および第2通信インターフェース部705を通じて外部
と適宜情報交換することが可能である。本実施の形態で
は、上述したように、第1通信インターフェース部70
4が、カード発行機40の第2通信インターフェース部
409を介して発行制御部402に接続してある一方、
第2通信インターフェース部705が、公衆回線網10
00を通じて後述するデビットカードシステムの情報処
理センタ1001に接続され、さらには図1に示すよう
に、クリアリングセンタ1011を含むCAFIS(Cr
edit and Finance Information System)ネットワーク
1010、並びに利用客の口座を有するデビットカード
発行銀行1020、決済銀行1030および情報処理セ
ンタ1001の口座を有する加盟店銀行1040に接続
されている。
【0038】図8は、デビット子機70のデビット制御
部702で実施される処理の内容を示すフローチャー
ト、図9は、カード発行機40の発行制御部402で実
施される処理の内容を示すフローチャートである。以
下、これらのフローチャートに従って、本実施の形態の
デビット子機70およびカード発行機40について説明
する。
【0039】まず、デビット子機70のデビット制御部
702は、図8に示すように、係員モードスイッチ78
がONされているか否かを判断する(ステップS1
0)。係員モードスイッチ78がONされている場合、
つまり、遊技店の係員が解錠して扉体72を開成し、係
員モードスイッチ78をON操作した場合には係員モー
ドとなり、遊技店の係員による係員モード処理を実行す
ることが可能になる(ステップS100)。これに対し
て、ステップS10において係員モードスイッチ78が
ONされていない場合には、取扱待機モードとなり、利
用客によるデビットカードDCの取扱処理が可能となる
(ステップS200)。上述したこれらの処理は、デビ
ット子機70の稼働中において所定の周期で繰り返し実
行されるものである。つまり、上記デビット子機70に
おいては、係員モードスイッチ78がONされているか
否かに応じて係員モードと、取扱待機モードとが切り替
わるようになっている。
【0040】一方、カード発行機40の発行制御部40
2は、図9に示すように、施錠検出センサ406からの
検出信号を通じて補助扉体42bが開放状態にあるか否
かを判断する(ステップS20)。遊技店の係員によっ
て補助錠手段42cが開錠され、ステップS20におい
て補助扉体42bが開放状態であると判断した場合に
は、メンテナンスモードとなり、メンテナンス処理を実
行する(ステップS300)。このメンテナンスモード
では、ハンディ収容凹部42aに収納したハンディ端末
入力機407を操作することが可能となるため、例えば
表示部49を通じてメンテナンス作業者である遊技店の
係員に対してメンテナンスに必要となる各種情報を報知
することが好ましい。これに対して、補助扉体42bが
閉成されていると判断した場合、つまり補助錠手段42
cの施錠によりハンディ収容凹部42aに収納したハン
ディ端末入力機407を操作することができない場合に
は、通常の販売待機モードとなり、カード加算処理およ
びカード発行処理を順次実行する(ステップS400,
ステップS500)。この販売待機モードでは、例えば
表示部49を通じて利用客に対して販売待機状態であ
り、プリペイドカードMC,BCや紙幣の挿入が可能で
あることを報知することが好ましい。上述した処理は、
カード発行機40の稼働中において所定の周期で繰り返
し実行されるものである。つまり、上記カード発行機4
0においては、補助扉体42bの開閉に応じて販売待機
モードとメンテナンスモードとが切り替わるようになっ
ている。
【0041】図10は、デビット子機70においてステ
ップS100で実施される係員モード処理の詳細を示す
フローチャートである。この係員モード処理では、ま
ず、デビット制御部702からの制御信号により、表示
部76に設定入力を要求する旨の表示を行い(ステップ
S101)、その後、設定入力待ちとなる(ステップS
102)。この設定入力要求の表示中に遊技店の係員に
よって外部操作入力部77の機能スイッチやテンキース
イッチから設定入力があると、この設定入力情報を表示
部76に表示するとともに、該設定入力情報を図示せぬ
自己のメモリに格納する(ステップS103)。その
後、係員モードスイッチ78がOFFされるまでの間、
上述した動作を繰り返し実行し(ステップS104)、
係員モードスイッチ78がONされた時点で今回の処理
を終了する。
【0042】図11は、上記デビット子機70におい
て、ステップS101で実施される設定入力要求の表示
例を示した図である。同図からも明らかなように、本実
施の形態では、係員モードにおいて手数料設定、手数料
負担設定および減額の条件設定を行うことが可能であ
る。
【0043】ここで、係員モードで行う手数料設定と
は、後述する情報処理センタ1001やクリアリングセ
ンタ1011に支払う手数料(以下、単にセンタ手数料
という)に関する設定ではなく、遊技店が貰い受ける手
数料(以下、単に遊技店手数料という)に関する設定で
ある。
【0044】具体的には、図11に示す状態から、テン
キースイッチの「1」をON操作すると、表示部76の
表示が図12(a)に示すように手数料の設定画面に移
行する。この手数料の設定画面では、遊技店手数料を金
額によって設定するか、手数料率によって設定するかを
選択することができる。つまり、図12(a)に示す状
態からテンキースイッチの「1」をON操作し、引き続
き遊技店手数料をテンキースイッチから入力すると、図
12(b)に示すように、手数料の設定の欄に金額(図
示の例では100円)が表示され、さらにこの状態から
確認スイッチをON操作すると、設定された遊技店手数
料に関する情報がデビット制御部702のメモリに格納
されることになる。
【0045】これに対して、図12(a)に示す状態か
ら、テンキースイッチの「2」をON操作し、引き続き
遊技店手数料率をテンキースイッチから入力すると、図
12(c)に示すように、手数料の設定の欄に手数料率
(図示の例では5%)が表示され、さらにこの状態から
確認スイッチをON操作すると、設定された遊技店手数
料率に関する情報がデビット制御部702のメモリに格
納されることになる。
【0046】次の手数料負担設定とは、センタ手数料の
負担者を利用客、遊技店のいずれにするかの設定であ
る。
【0047】具体的には、図13(a)に示す状態(図
示では上述した手数料設定において遊技店手数料を「1
00円」に設定してある)から、テンキースイッチの
「2」をON操作すると、表示部76の表示が図13
(b)に示すように手数料負担の設定画面に移行する。
この手数料負担の設定画面では、センタ手数料の負担を
利用客にするか、遊技店にするかを選択することができ
る。つまり、図13(b)に示す状態からテンキースイ
ッチの「1」をON操作すると、図13(c)に示すよ
うに、手数料負担設定の欄において「客」の部分にアン
ダーラインが表示され、さらにこの状態から確認スイッ
チをON操作すると、設定された手数料負担者に関する
情報がデビット制御部702のメモリに格納されること
になる。
【0048】これに対して、図13(b)に示す状態か
らテンキースイッチの「2」をON操作すると、図13
(d)に示すように、手数料負担者設定の欄において
「店」の部分にアンダーラインが表示され、さらにこの
状態から確認スイッチをON操作すると、設定された手
数料負担者に関する情報がデビット制御部702のメモ
リに格納されることになる。
【0049】次の減額の条件設定とは、利用客が負担す
べき手数料を減額する条件の設定である。すなわち、先
の手数料設定において遊技店手数料を設定した場合、お
よび/または先の手数料負担設定においてセンタ手数料
の負担者を利用客と設定した場合であっても、利用客の
負担を減額する条件を設定するものである。本実施の形
態では、デビット決済による入金額の最低値を設定する
ようにしてあり、デビット決済による入金額がこの最低
値以上であれば、利用客の手数料負担を「0」とするよ
うにしてある。
【0050】具体的には、図14(a)に示す状態(図
示では上述した手数料設定において遊技店手数料を「1
00円」、上述した手数料負担設定を「利用客」に設定
してある)から、テンキースイッチの「3」をON操作
すると、表示部76の表示が図14(b)に示すように
条件の設定画面に移行する。この状態からテンキースイ
ッチにより上述した最低値を入力すると、図14(c)
に示すように、条件設定の欄において「最低値(図示の
例では5000円)以上で手数料無料」と表示され、さ
らにこの状態から確認スイッチをON操作すると、設定
された条件がデビット制御部702のメモリに格納され
ることになる。
【0051】なお、すべての状態において取消スイッチ
をON操作すれば、直前の状態に戻り、入力ミスの訂正
や取消操作を行うことが可能である。また、これらの手
数料設定、手数料負担設定および減額の条件設定に関し
ては、必ずしもデビット子機70個々に行う必要はな
く、例えば、ターミナルコントローラ10によって一括
に設定し、該設定した内容をそれぞれのデビット子機7
0に与えるようにしても構わない。
【0052】一方、カード発行機40のステップS30
0で実施されるメンテナンス処理では、ハンディ端末入
力機407に設けた機能スイッチやテンキースイッチを
通じてキー入力があると、このキー入力に対応したメン
テナンス処理を適宜実行する処理が行われることにな
る。このメンテナンス処理には、例えば係員を通じてプ
リペイドカードBCを再発行する処理などが含まれる。
【0053】図15(a)は、カード発行機40のステ
ップS400で実施されるカード加算処理の詳細を示す
フローチャート、図15(b)は、デビット子機70の
ステップS200で実施されるデビットカード取扱処理
の詳細を示すフローチャートである。以下、これらの図
を参照しながら、プリペイドカードMC,BCに関連づ
けられた度数の加算処理について説明する。
【0054】まず、カード発行機40の発行制御部40
2は、図15(a)に示すように、カード加算処理にお
いて会員カード処理部401もしくは一般カード処理部
403からの検出信号に基づき、これらにプリペイドカ
ードMC,BCが挿入されているか否かを判断する(ス
テップS401)。プリペイドカードMC,BCが挿入
されていない場合には、以降の処理を経ることなく手順
をリターンさせる。これに対してプリペイドカードM
C,BCが挿入されている場合には、当該プリペイドカ
ードMC,BCが読み取り可能であるか否かを判断し
(ステップS402)、読み取り不能であればこれを返
却して手順をリターンさせる(ステップS403)。こ
の場合、表示部49を通じてプリペイドカードMC,B
Cが読み取り不能である旨の表示を行うことが好まし
い。
【0055】プリペイドカードMC,BCが読み取り可
能であれば、これに記録されている情報を読み取り、該
情報に基づいてターミナルコントローラ10に問い合わ
せを行い(ステップS404)、その後、問い合わせの
回答受信待機状態となる(ステップS405)。ターミ
ナルコントローラ10に問い合わせる内容は、挿入され
たプリペイドカードMC,BCに関連づけられた残度数
等の情報である。
【0056】ターミナルコントローラ10からプリペイ
ドカードMC,BCの残度数を取得した発行制御部40
2は、次いで、表示部49を通じて加算すべき入金要求
の表示を行う(ステップS406)。この場合の表示部
49には、「現金による入金の場合はカード発行機の紙
幣挿入/返却口に紙幣を挿入してください。」、「デビ
ットカードによる入金の場合は隣に設置したデビット子
機のデビットカード挿入/返却口にデビットカードを挿
入してください。」という旨の表示を行うことが好まし
い。
【0057】入金要求の表示を行った発行制御部402
は、入金の有無を監視する。具体的には、デビット子機
70からデビットカード挿入通知を受信したか否かの判
断(ステップS407)、および紙幣が挿入されたか否
かの判断である(ステップS408)。
【0058】ここで、例えば入金の監視状態において利
用客が紙幣を挿入すると、これが識別可能であるか否か
を判断する(ステップS409)。紙幣の識別が不能で
あればこれを返却し(ステップS410)、手順をステ
ップS406に移行させて再び入金の有無を監視する。
この場合、表示部49を通じて利用客に紙幣の識別が不
能であった旨を表示することが好ましい。
【0059】これに対してステップS409において紙
幣の識別が可能であった場合には、複数の選択スイッチ
47の中から入金額以下のものを有効化し(ステップS
411)、その後、当該有効化した選択スイッチ47が
ON操作されたか否かを監視する(ステップS41
2)。なお、選択スイッチ47を有効化した場合には、
当該有効化した選択スイッチ47を発光させ、さらには
表示部49を通じて利用客に選択スイッチ47のON操
作を促す表示を行うことが好ましい。
【0060】ステップS412において選択スイッチ4
7がON操作されると、その選択スイッチ47の金額に
対応する度数の加算要求を、入金種別が現金決済による
ものである旨の情報、さらに先に読み取ったプリペイド
カードMC,BCのカード識別情報と共にターミナルコ
ントローラ10に送信し(ステップS413)、その
後、プリペイドカードMC,BCを利用客に返却して
(ステップS414)、手順をリターンさせる。この結
果、ターミナルコントローラ10に格納された度数管理
テーブルDTにおいて当該プリペイドカードMC,BC
に関連づけられた現金決済による残度数が、選択スイッ
チ47の金額に対応する分だけ加算更新されることにな
り、このプリペイドカードMC,BCをカード処理ユニ
ット30に挿入すれば、更新された残度数を上限とした
パチンコ玉の貸し出しが可能になる。
【0061】なお、上述した処理の間、挿入された識別
後の紙幣は、紙幣処理部404において金種毎に分類さ
れ、紙幣回収箱405に収納されることになる。また、
挿入した紙幣に対してON操作した選択スイッチ47の
金額が小さい場合には、紙幣処理部404から必要枚数
の紙幣が繰り出され、プリペイドカードMC,BCを返
却する際に釣り銭として利用客に返却されることにな
る。
【0062】一方、上述したステップS407およびス
テップS408の入金監視状態において、デビット子機
70のデビットカード挿入/返却口74にデビットカー
ドDCを挿入すると、デビット制御部702は、図15
(b)に示すように、ステップS201において手順を
ステップS202に進め、デビットカード処理部701
を通じてそのカード情報を読み取り、さらに表示部76
を通じて暗証番号の入力を要求する旨の表示を行い(ス
テップS203)、その後、暗証番号の入力待ちとなる
(ステップS204)。
【0063】暗証番号の入力要求に応じて利用客がテン
キースイッチからデビットカードDCの暗証番号を入力
すると、デビット制御部702は、表示部76を通じて
入金額の入力を要求する旨の表示を行うとともに、カー
ド発行機40の発行制御部402に対してデビットカー
ド挿入通知を送信し(ステップS205)、その後、発
行制御部402からの選択情報の受信待ちとなる(ステ
ップS206)。
【0064】ステップS407においてデビット制御部
702からデビットカード挿入通知を受信した発行制御
部402は、複数の選択スイッチ47を有効化し(ステ
ップS415)、その後、当該有効化した選択スイッチ
47がON操作されたか否かを監視する(ステップS4
16)。なお、選択スイッチ47を有効化した場合に
は、先と同様に有効化した選択スイッチ47を発光さ
せ、さらには表示部49を通じて利用客に選択スイッチ
47のON操作を促す表示を行うことが好ましい。
【0065】ステップS416において選択スイッチ4
7がON操作されると、その選択スイッチ47に対応し
た選択情報をデビット子機70のデビット制御部702
に送信し(ステップS417)、その後、該デビット制
御部702からの決済終了結果の受信待ちとなる(ステ
ップS418)。
【0066】ステップS206において発行制御部40
2から選択情報を受信したデビット制御部702は、公
衆回線網1000を通じて情報処理センタ1001にア
クセスし、選択情報に応じた決済処理を行う(ステップ
S207)。
【0067】この決済処理は、例えば以下の手順で実現
することができる。すなわち、上記デビット制御部70
2は、発行制御部402から選択情報を受信すると、利
用客の選択した選択スイッチ47に対応する金額の情報
と、先のステップS100において設定入力した設定入
力情報と、それまでに取得したデビットカードDCの読
み取り情報および暗証番号とを含む決済代行・通信代行
(決済要求)を情報処理センタ1001に送出し、該情
報処理センタ1001からの決済処理終了通知を待つ
(ステップS208)。
【0068】決済要求を受信した情報処理センタ100
1は、当該決済要求に含まれる各種情報に基づいてCA
FISネットワーク1010のクリアリングセンタ10
11に決済処理を依頼する。依頼を受けたクリアリング
センタ1011は、デビットカード発行銀行(利用客の
口座を有する銀行)、決済銀行1030および加盟店銀
行1040(情報処理センタ1001の口座を有する銀
行)の間で決済処理を行う。この決済処理には、即時実
行が必要な処理と、予め設定した期間(例えば3営業
日)の経過後に実施される処理とがある。即時実行が必
要な処理としては、例えば、今回の決済要求に応じた金
額をデビットカード発行銀行1020において利用客の
口座から引き落とす処理がある。この即時実行処理が終
了すると、クリアリングセンタ1011は、直ちに情報
処理センタ1001に対して処理が終了した旨の通知を
行う。通知を受けた情報処理センタ1001は、この通
知に基づき、決済要求を送出したデビット子機70に対
して決済終了通知を送信する。なお、即時実行分以外の
決済処理は、予め決められた期間(例えば3営業日)の
経過後に実施され、上述したクリアリングセンタ101
1や情報処理センタ1001のセンタ手数料を差し引い
た代金が、○○銀行1050が有するカード会社センタ
1060の口座に振り込まれる。さらにその後、カード
会社と遊技店との取り決めに従い、○○銀行1050に
おけるカード会社センタ1060の口座から△△銀行1
070が有する遊技店の口座に対して、最終的に、プリ
ペイドカードMC,BCの使用度数および上述した設定
入力情報に基づいて算出される代金が振り込まれること
になる。
【0069】以下、上述した決済処理について、具体的
な例を挙げながらさらに詳述する。なお、以下の説明で
は、決済の金額に関わらず、クリアリングセンタ101
1や情報処理センタ1001に支払うべきセンタ手数料
の合計金額が100円に設定されているものとする。
【0070】(1)ステップS100で実施した手数料
設定において遊技店手数料を「100円」、手数料負担
を「客」、減額の条件を「0円」と設定してあれば、利
用客のデビット決済による入金額が10000円の場
合、デビットカード発行銀行1020の利用客口座から
は、10000(プリペイドカードの加算処理額)+1
00(遊技店手数料)+100(センタ手数料)=10
200円の引き落としとなる。その後、○○銀行105
0への入金の際にセンタ手数料100円が差し引かれ、
最終的に遊技店の口座を有する△△銀行1070に対し
ては、カード会社と遊技店との取り決めに応じた額に遊
技店手数料100円を加算した代金が振り込まれること
になる。すなわち、今回のデビット決済において遊技店
は、利用客のパチンコ遊技による利益の他に遊技店手数
料として100円の利益を得ることが可能になる。
【0071】(2)ステップS100で実施した手数料
設定において遊技店手数料を「0円」、手数料負担を
「客」、減額の条件を「0円」と設定してあれば、利用
客のデビット決済による入金額が10000円の場合に
は、デビットカード発行銀行1020の利用客口座から
は、10000(プリペイドカードMC,BCの加算処
理額)+0(遊技店手数料)+100(センタ手数料)
=10100円の引き落としとなる。その後、○○銀行
1050への入金の際にセンタ手数料100円が差し引
かれ、最終的に遊技店の口座を有する△△銀行1070
に対しては、カード会社と遊技店との取り決めに応じた
代金が振り込まれることになる。すなわち、今回のデビ
ット決済において遊技店は、利用客のパチンコ遊技によ
る利益そのものを得ることが可能になる。
【0072】(3)ステップS100で実施した手数料
設定において遊技店手数料を「0円」、手数料負担を
「店」、減額の条件を「0円」と設定してあれば、利用
客のデビット決済による入金額が10000円の場合に
は、デビットカード発行銀行1020の利用客口座から
は、10000(プリペイドカードMC,BCの加算処
理額)+0(遊技店手数料)+0(センタ手数料)=1
0000円の引き落としとなる。その後、○○銀行10
50への入金の際にセンタ手数料100円が差し引か
れ、最終的に遊技店の口座を有する△△銀行1070に
対しては、カード会社と遊技店との取り決めに応じた額
にセンタ手数料100円を差し引いた代金が振り込まれ
ることになる。すなわち、今回のデビット決済において
遊技店は、利用客のパチンコ遊技による利益からセンタ
手数料100円を差し引いた利益を得ることになる。
【0073】(4)ステップS100で実施した手数料
設定において遊技店手数料を「0円」、手数料負担を
「客」、減額の条件を「5000円」と設定してあれ
ば、利用客のデビット決済による入金額が6000円の
場合には、デビットカード発行銀行1020の利用客口
座からは、6000(プリペイドカードMC,BCの加
算処理額)+0(遊技店手数料)+0(センタ手数料)
=6000円の引き落としとなる。その後、○○銀行1
050への入金の際にセンタ手数料100円が差し引か
れ、最終的に遊技店の口座を有する△△銀行1070に
対しては、カード会社と遊技店との取り決めに応じた額
にセンタ手数料100円を差し引いた代金が振り込まれ
ることになる。すなわち、今回のデビット決済において
遊技店は、利用客のパチンコ遊技による利益からセンタ
手数料100円を差し引いた利益を得ることになる。
【0074】(5)上述した(4)と同じ設定であって
も利用客のデビット決済による入金額が4000円の場
合には、デビットカード発行銀行1020の利用客口座
からは、4000(プリペイドカードMC,BCの加算
処理額)+0(遊技店手数料)+100(センタ手数
料)=4100円の引き落としとなる。その後、○○銀
行1050への入金の際にセンタ手数料100円が差し
引かれ、最終的に遊技店の口座を有する△△銀行107
0に対しては、カード会社と遊技店との取り決めに応じ
た代金が振り込まれることになる。すなわち、今回のデ
ビット決済において遊技店は、利用客のパチンコ遊技に
よる利益そのものを得ることが可能になる。
【0075】(6)ステップS100で実施した手数料
設定において遊技店手数料率を「5%」、手数料負担を
「客」、減額の条件を「0円」と設定してあれば、利用
客のデビット決済による入金額が10000円の場合、
デビットカード発行銀行1020の利用客口座からは、
10000(プリペイドカードMC,BCの加算処理
額)+500(遊技店手数料)+100(センタ手数
料)=10600円の引き落としとなる。その後、○○
銀行1050への入金の際にセンタ手数料100円が差
し引かれ、最終的に遊技店の口座を有する△△銀行10
70に対しては、カード会社と遊技店との取り決めに応
じた額に遊技店手数料500円を加算した代金が振り込
まれることになる。すなわち、今回のデビット決済にお
いて遊技店は、利用客のパチンコ遊技による利益の他に
遊技店手数料として500円の利益を得ることが可能に
なる。
【0076】これらの設定例からも明らかなように、本
実施の形態のパチンコ遊技システムによれば、クリアリ
ングセンタ1011や情報処理センタ1001に対して
支払うべきセンタ手数料の取り扱いを柔軟に変更するこ
とができるため、デビットカードDCの取り扱いが増え
た場合にも、遊技店の負担を低減することが可能であ
る。さらに、センタ手数料とは別に遊技店独自の手数料
を設定することも可能であるため、デビットカードDC
の取り扱いが増えれば、その分の利益増を期待すること
も可能となる。また、デビット決済による入金の額に応
じてセンタ手数料の負担者を変更することも可能である
ため、手数料負担を嫌う利用客に対しては、デビット決
済による入金額を増やすことでこれを回避する余地を与
えることができ、遊技意欲を著しく損なう虞れがなくな
るとともに、遊技店の売上向上を期待することも可能と
なる。これらの結果、デビットカードDCの使用に対応
した遊技システムを構築した場合の遊技店のメリットが
増えるようになり、その具現化を図ることが可能にな
る。
【0077】上述したステップS208において情報処
理センタ1001から決済終了通知を受信したデビット
子機70は、当該決済の終了結果を発行制御部402に
転送し(ステップS209)、その後、デビット決済に
関わるレシートRCを利用客に発行し(ステップS21
0)、今回の手順を終了する。図16(a)および図1
6(b)は、ステップS210において発行されるレシ
ートRCの例を示したものである。このうち、図16
(a)に示したレシートRCは、デビット決済が正常に
終了した場合のもので、デビットカード発行銀行102
0の利用客口座から今回のデビット決済に応じた引き落
としの確認書となる。一方、図16(b)に示したレシ
ートRCは、デビット決済が正常に終了しなかった場合
のもので、口座引き落としを取り消した旨の確認書とな
る。
【0078】ステップS418においてデビット制御部
702から決済終了通知を受信した発行制御部402
は、当該デビット決済が正常に終了しているか否かを判
断し(ステップS419)、正常であれば手順をステッ
プS413に進める。すなわち、ステップS416で選
択された選択スイッチ47の金額に対応する度数の加算
要求を、入金種別がデビット決済によるものである旨の
情報、利用客が負担した手数料の金額、さらに先に読み
取ったプリペイドカードMC,BCのカード識別情報と
共にターミナルコントローラ10に送信し、その後、プ
リペイドカードMC,BCを利用客に返却して(ステッ
プS414)、手順をリターンさせる。この結果、ター
ミナルコントローラ10に格納された度数管理テーブル
DTにおいて当該プリペイドカードMC,BCに関連づ
けられたデビット決済による残度数が、選択スイッチ4
7の金額に対応する分だけ加算更新されることになると
ともに、手数料を負担した場合に手数料が加算更新され
ることになる。従って、このプリペイドカードMC,B
Cをカード処理ユニット30に挿入すれば、更新された
残度数を上限としたパチンコ玉の貸し出しが可能にな
る。
【0079】これに対してデビット決済が正常に終了し
ていない場合には、ステップS419において手順をス
テップS414に進め、ターミナルコントローラ10に
加算要求を送信することなくプリペイドカードMC,B
Cを返却して今回の処理を終了する。
【0080】図17は、カード発行機40のステップS
500で実施されるカード発行処理の詳細を示すフロー
チャートである。このカード発行処理では、まず発行制
御部402が、入金の有無を監視する。具体的には、カ
ード加算処理の場合と同様に、デビット子機70からデ
ビットカード挿入通知を受信したか否かの判断(ステッ
プS501)、および紙幣が挿入されたか否かの判断で
ある(ステップS502)。
【0081】ここで、例えば入金の監視状態において利
用客が紙幣を挿入すると、これが識別可能であるか否か
を判断する(ステップS503)。紙幣の識別が不能で
あればこれを返却し(ステップS504)、手順をリタ
ーンさせる。この場合、表示部49を通じて利用客に紙
幣の識別が不能であった旨を表示することが好ましい。
【0082】これに対してステップS503において紙
幣の識別が可能であった場合には、複数の選択スイッチ
47の中から入金額以下のものを有効化し(ステップS
505)、その後、当該有効化した選択スイッチ47が
ON操作されたか否かを監視する(ステップS50
6)。なお、選択スイッチ47を有効化した場合には、
当該有効化した選択スイッチ47を発光させ、さらには
表示部49を通じて利用客に選択スイッチ47のON操
作を促す表示を行うことが好ましい。
【0083】ステップS506において選択スイッチ4
7がON操作されると、その選択スイッチ47の金額に
対応する度数情報、および入金種別が現金決済によるも
のである旨の情報、さらに固有の識別符号をターミナル
コントローラ10に送信し(ステップS507)、その
後、一般カード処理部403から利用客に対して一般カ
ードBCを発行する(ステップS508)。カード発行
機40から度数情報、現金決済および識別符号を受信し
たターミナルコントローラ10では、これらの情報を度
数管理テーブルDTに登録する処理が実施される。上述
したように、一般カードBCには、発行店の識別情報、
カード固有の識別コード、発行金額、カード種別等が磁
気記録および印字してある。従って、この一般カードB
Cをカード処理ユニット30に挿入すれば、そこで読み
取られた記録情報を基にターミナルコントローラ10か
ら対応する残度数を取得することができ、この残度数を
上限としたパチンコ玉の貸し出しが可能になる。
【0084】なお、上述した処理の間、挿入された識別
後の紙幣は、紙幣処理部404において金種毎に分類さ
れ、紙幣回収箱405に収納されることになる。また、
挿入した紙幣に対してON操作した選択スイッチ47の
金額が小さい場合には、紙幣処理部404から必要枚数
の紙幣が繰り出され、一般カードBCを返却する際に釣
り銭として利用客に返却されることになる。
【0085】一方、上述したステップS501におい
て、デビット子機70のデビットカード挿入/返却口7
4にデビットカードDCを挿入すると、デビット制御部
702は、図15(b)に示したステップS201〜ス
テップS205の処理を実施することにより、カード発
行機40の発行制御部402に対してデビットカード挿
入通知を送信する(ステップS205)。デビット制御
部702からデビットカード挿入通知を受信した発行制
御部402は、複数の選択スイッチ47を有効化し(ス
テップS509)、その後、当該有効化した選択スイッ
チ47がON操作されたか否かを監視する(ステップS
510)。なお、選択スイッチ47を有効化した場合に
は、先と同様に有効化した選択スイッチ47を発光さ
せ、さらには表示部49を通じて利用客に選択スイッチ
47のON操作を促す表示を行うことが好ましい。
【0086】ステップS510において選択スイッチ4
7がON操作されると、その選択スイッチ47に対応し
た選択情報をデビット子機70のデビット制御部702
に送信し(ステップS511)、その後、該デビット制
御部702からの決済終了結果の受信待ちとなる(ステ
ップS512)。
【0087】発行制御部402から選択情報を受信した
デビット制御部702は、図15(b)に示したステッ
プS206〜ステップS210の処理を実施することに
より、決済の終了結果を発行制御部402に転送し、そ
の後、デビット決済に関わるレシートRCを利用客に発
行して今回の手順を終了する。
【0088】ステップS512においてデビット制御部
702から決済終了通知を受信した発行制御部402
は、当該デビット決済が正常に終了しているか否かを判
断し(ステップS513)、正常であれば手順をステッ
プS507に進める。すなわち、ステップS510で選
択された選択スイッチ47の金額に対応する度数情報、
および入金種別がデビット決済によるものである旨の情
報、利用客が負担した手数料の金額、さらに固有の識別
符号と共にターミナルコントローラ10に送信し、その
後、一般カード処理部403から利用客に対して一般カ
ードBCを発行する。カード発行機40から度数情報、
デビット決済、手数料の金額および識別符号を受信した
ターミナルコントローラ10では、これらの情報を度数
管理テーブルDTに登録する処理が実施される。上述し
たように、一般カードBCには、発行店の識別情報、カ
ード固有の識別コード、発行金額、カード種別等が磁気
記録および印字してある。従って、この一般カードBC
をカード処理ユニット30に挿入すれば、そこで読み取
られた記録情報を基にターミナルコントローラ10から
対応する残度数を取得することができ、この残度数を上
限としたパチンコ玉の貸し出しが可能になる。
【0089】これに対してデビット決済が正常に終了し
ていない場合には、ステップS513において手順をリ
ターンさせ、ターミナルコントローラ10に選択情報を
送信することなく今回の処理を終了する。
【0090】最後に、本実施の形態のパチンコ遊技シス
テムに適用するカード精算機50について説明する。図
18は、カード精算機50の外観を示した正面図、図1
9は、このカード精算機50の内部構成を示すブロック
図である。
【0091】カード精算機50は、筐体51の前面に設
けた扉体52に会員カード挿入/返却口53、一般カー
ド挿入/返却口54、紙幣払出口55、硬貨払出口5
6、確認スイッチ57、取消スイッチ58および表示部
59を備えている。
【0092】会員カード挿入/返却口53は、会員カー
ドMCを受け入れてこれを会員カード処理部501に取
り込む一方、会員カード処理部501において所望の処
理を施した後の会員カードMCを返却するため開口であ
る。会員カード処理部501は、取り込んだ会員カード
MCに磁気記録されている会員識別情報を読み取り、そ
の読み取り結果を後述の精算制御部502に与える部分
である。この会員カード処理部501は、会員カードM
Cに対して所望の処理を施した後、後述する精算制御部
502からの制御信号に基づいて当該会員カードMCを
返送するように構成してある。一般カード挿入/返却口
54は、一般カードBCを受け入れてこれを一般カード
処理部503に取り込む一方、一般カード処理部503
において処理を中断した後の一般カードBCを返却する
ための開口である。一般カード処理部503は、取り込
んだ一般カードBCに磁気記録されている情報を読み取
り、その読み取り結果を後述の精算制御部502に与え
る部分である。この一般カード処理部503は、一般カ
ードBCに対して所望の処理を施した後、後述する精算
制御部502からの制御信号に基づいて当該一般カード
回収箱504に回収する一方、一般カードBCに対して
処理を中断した場合には精算制御部502からの制御信
号に基づいて当該一般カードBCを返送するように構成
してある。紙幣払出口55は、紙幣処理部505によっ
て払い出された紙幣を外部に排出するための開口であ
る。紙幣処理部505は、紙幣を収納した収納部506
を有するもので、後述する精算制御部502からの制御
信号に応じた金額の紙幣を収納部506から払い出すた
めの部分である。硬貨払出口56は、硬貨処理部507
によって払い出された硬貨を外部に排出するための開口
である。硬貨処理部507は、硬貨を貯留したホッパ5
08を有するもので、精算制御部502からの制御信号
に応じた金額の硬貨をホッパ508から払い出すための
部分である。確認スイッチ57および取消スイッチ58
は、それぞれ外部操作入力部として設けたもので、利用
客によってON操作された場合に個別の検出信号を後述
の精算制御部502に与える部分である。表示部59
は、後述の精算制御部502から与えられた入力ガイダ
ンス等の情報を表示するための部分であり、例えば液晶
表示器によって構成してある。精算制御部502は、予
め与えられたプログラムや会員カード処理部501、一
般カード処理部503、確認スイッチ57および取消ス
イッチ58から与えられた情報に基づいて各部の制御を
行うための部分である。この精算制御部502は、通信
インターフェース部509を通じて外部と適宜情報交換
することが可能である。本実施の形態では、通信インタ
ーフェース部509が、島コントローラ60を介してタ
ーミナルコントローラ10に接続してある。
【0093】図20は、カード精算機50の精算制御部
502で実施される処理の内容を示すフローチャートで
ある。以下、これらのフローチャートに従って、本実施
の形態のカード精算機50について説明する。
【0094】まず、カード精算機50の精算制御部50
2は、会員カード処理部501もしくは一般カード処理
部503からの検出信号に基づき、これらにプリペイド
カードMC,BCが挿入されたか否かを判断する(ステ
ップS601)。プリペイドカードMC,BCが挿入さ
れていない場合には、以降の処理を経ることなく手順を
終了する。これに対してプリペイドカードMC,BCが
挿入されている場合には、当該プリペイドカードMC,
BCが読み取り可能であるか否かを判断し(ステップS
602)、読み取り不能であればこれを返却して手順を
終了する(ステップS603)。この場合、表示部59
を通じてプリペイドカードMC,BCが読み取り不能で
ある旨の表示を行うことが好ましい。
【0095】プリペイドカードMC,BCが読み取り可
能であれば、これに記録されている情報を読み取り、該
情報に基づいてターミナルコントローラ10に問い合わ
せを行い(ステップS604)、その後、問い合わせの
回答受信待機状態となる(ステップS605)。ターミ
ナルコントローラ10に問い合わせる内容は、挿入され
たプリペイドカードMC,BCに関連づけられた残度
数、使用度数および手数料負担有無等の情報である。
【0096】ターミナルコントローラ10からプリペイ
ドカードMC,BCに関する情報を取得した精算制御部
502は、次いで、プリペイドカードMC,BCの残度
数に基づいて精算可能金額、手数料負担有無等の情報を
表示部59に表示し(ステップS606)、さらに精算
を行う場合には確認スイッチ57のON操作が必要であ
る旨、取り消す場合には取消スイッチ58のON操作が
必要である旨の表示を行し(ステップS607)、いず
れかのスイッチ57,58の入力待ちとなる(ステップ
S608,ステップS609)。取消スイッチ58がO
N操作された場合には、プリペイドカードMC,BCを
返却して手順を終了する(ステップS610)。
【0097】一方、ステップS608において確認スイ
ッチ57がON操作された場合には、ターミナルコント
ローラ10から取得した情報に基づいて当該プリペイド
カードMC,BCがデビット決済に伴う手数料を利用客
が負担したものであるか否かを判断する(ステップS6
11)。この場合の手数料負担は、センタ手数料および
遊技店手数料の両方を負担した場合に該当するように設
定してもよいし、いずれか一方のみであっても該当する
ように設定しても構わない。
【0098】ステップS611において手数料を利用客
が負担していない場合には、残度数に応じた金額の貨幣
を払い出す(ステップS612)。これに対して手数料
を利用客が負担している場合には、さらにその使用度数
が所定の閾値を越えているか否かを判断する(ステップ
S613)。このときの使用度数は、デビット決済によ
るもののみをカウントしてもよいし、デビット決済によ
るものと現金決済によるものとの合計をカウントしても
よい。
【0099】ステップS613において使用度数が所定
の閾値未満であった場合には、手順をステップS612
に進め、残度数に応じた金額の貨幣を払い出す。これに
対して使用度数が所定の閾値以上であった場合には、残
度数に応じた金額に負担した手数料を加算した金額の貨
幣の払い出しを行う(ステップS614)。
【0100】例えば、上述した使用度数をデビット決済
にのみ限定し、かつ上述した閾値を「30度数(=30
00円)」に設定してあるとすると、図3(a)に示す
会員コードA000001の会員の場合には、現金決済
の使用度数が閾値を越えているものの、デビット決済に
よる使用度数が30未満であるため、残度数10+30
=40分の貨幣4000円が払い出されることになる。
【0101】一方、会員コードA000002の会員の
場合には、使用度数の合計が会員コードA000001
の会員より少ないものの、デビット決済による使用度数
が30であるため、残度数45+0=45分の貨幣45
00円に負担した手数料100円を加算した合計460
0円が払い出されることになる。
【0102】同様に、図3(b)に示す識別コードB0
0002の利用客と識別コードB00003の利用客と
では、使用度数の合計が40、残度数が0、手数料負担
が100円と全く同一であるが、前者のデビット決済に
よる使用度数のみが30を越えている。従って、識別コ
ードB00003の利用客が一般カードBCをカード精
算機50に挿入しても払い出される貨幣はないことにな
るが、識別コードB00002の利用客の場合には、手
数料負担分の100円が払い出されることになる。な
お、識別コードB00001の利用客の場合には、デビ
ット決済による使用度数が30を越えてはいるものの手
数料を負担したものではない。従って、残度数5分の5
00円が払い出される。
【0103】ステップS612もしくはステップS61
4において貨幣の払い出しを行った精算制御部502
は、ターミナルコントローラ10に対してリセット要求
を送信する(ステップS615)。このリセット要求と
は、会員カードMCの場合、関連づけられた残度数を
「0」にするものであり、一方、一般カードBCの場
合、すべての情報を0クリアするものである。
【0104】その後、精算制御部502は、精算したプ
リペイドカードMC,BCが一般カードBCであるか否
かを判断し(ステップS616)、一般カードBCの場
合、これを一般カード回収箱504に回収して手順を終
了する(ステップS617)。一方、精算したプリペイ
ドカードMC,BCが会員カードMCであった場合に
は、会員カード挿入/返却口53を通じてこれを利用客
に返却し(ステップS618)、その後、手順を終了す
る。
【0105】このように本実施の形態のパチンコ遊技シ
ステムによれば、カード発行機40でのデビット決済の
際に一旦手数料を負担した場合にも、その後の使用度数
に応じてこれを利用客に返却するようにしているため、
遊技店の売上を著しく損なうことなく、利用客の遊技意
欲を高く維持することが可能になる。この結果、デビッ
トカードDCの使用に対応した遊技システムを構築した
場合の遊技店のメリットが増えるようになり、その具現
化を図ることが可能になる。
【0106】なお、上述した実施の形態では、記録媒体
処理装置であるカード発行機40と、デビット決済の受
け付けるデビット子機70とを個別の筐体41,71に
別々のユニットとして設けているが、これらを共通の筐
体に一つのユニットとして構成するようにしてもよい。
この場合には、表示部、通信インターフェース部、内外
操作入力部といった部分の共通化を図り、製造コストを
著しく低減することも可能になる。この結果、遊技店へ
の導入も一層容易となる。また、入金を受け付けた場合
に入金額に応じた所定の有価価値の記録媒体への関連づ
けを行う記録媒体処理装置として、カード発行機40を
例示しているが、上述した実施の形態の場合には、カー
ド処理ユニット30への適用も可能である。さらに、記
録媒体として会員カードMCおよび一般カードBCとい
ったプリペイドカードを例示しているが、その他の磁気
カードやICカード、ICコイン等であっても構わな
い。なお、適用対象もパチンコ遊技システムに限らず、
パチスロ機等にも適用可能である。また、上述した実施
の形態では、利用客の手数料負担を減額する場合、並び
に利用客に払い出す貨幣を増額する場合に、いずれも手
数料の全額を対象としているが、必ずしもこれらの減額
分および/または増額分が手数料の全額である必要はな
い。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、デビット決済による入金を受け付けた場合
の手数料に関してその取り扱いを設定変更することがで
きるため、デビットカードの取り扱いが増えた場合に
も、遊技店の負担を低減することが可能となる。この結
果、デビットカードの使用に対応した遊技システムを構
築した場合の遊技店のメリットが増えるようになり、そ
の具現化を図ることが可能になる。
【0108】また、請求項2に係る発明によれば、遊技
店独自の手数料を設定することができるため、デビット
カードの取り扱いが増えれば、その分の利益増を期待す
ることが可能となる。
【0109】また、請求項3に係る発明によれば、遊技
店独自の手数料をデビット決済の額に応じて設定するこ
とができるため、デビットカードの取り扱いが増えれ
ば、さらなる利益増を期待することが可能になる。
【0110】また、請求項4に係る発明によれば、手数
料の負担者を変更することができるため、柔軟で多彩な
営業形態を実現することができる。
【0111】また、請求項5に係る発明によれば、デビ
ット決済による入金の額に応じて手数料の負担者を変更
することができるため、手数料負担を嫌う利用客に対し
ては、デビット決済による入金額を増やすことでこれを
回避する余地を与えることができ、遊技意欲を著しく損
なう虞れがなくなるとともに、遊技店の売上向上を期待
することが可能となる。
【0112】請求項6に係る発明によれば、一旦デビッ
ト決済の際に手数料を負担した場合であっても、所定の
条件を満たせば精算の際の増額という形でこれを還元す
るようにしているため、遊技店の売上を著しく損なうこ
となく、利用客の遊技意欲を高く維持することが可能に
なる。この結果、デビットカードの使用に対応した遊技
システムを構築した場合の遊技店のメリットが増えるよ
うになり、その具現化を図ることが可能になる。
【0113】請求項7に係る発明によれば、使用した有
価価値が多い場合に手数料負担を還元するようにしてい
るため、手数料負担を嫌う利用客に対しては、使用有価
価値の額を増やすことでこれを回避する余地を与えるこ
とができ、遊技意欲を著しく損なう虞れがなくなるとと
もに、遊技店の売上向上を期待することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である記録媒体処理装置を
適用したパチンコ遊技システムの概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】ターミナルコントローラの内部構成を示すブロ
ック図である。
【図3】ターミナルコントローラに格納された度数管理
テーブルを例示するもので、(a)は会員用の度数管理
テーブルを示す図表、(b)は一般利用客用の度数管理
テーブルを示す図表である。
【図4】本実施の形態で適用するパチンコ機およびカー
ド処理ユニットの外観を示した正面図である。
【図5】カード処理ユニットの内部構成を示すブロック
図である。
【図6】本実施の形態で適用するカード発行機およびデ
ビット子機の外観を示した正面図である。
【図7】カード発行機およびデビット子機の内部構成を
示すブロック図である。
【図8】デビット子機のデビット制御部で実施される処
理の内容を示すフローチャートである。
【図9】カード発行機の発行制御部で実施される処理の
内容を示すフローチャートである。
【図10】デビット子機において実施される係員モード
処理の詳細を示すフローチャートである。
【図11】デビット子機において実施される設定入力要
求の表示例を示した図である。
【図12】(a)〜(c)は手数料設定による表示例を
順に示した図である。
【図13】(a)〜(d)は手数料負担設定による表示
例を示した図である。
【図14】(a)〜(c)は条件設定による表示例を示
した図である。
【図15】(a)は、カード発行機で実施されるカード
加算処理の詳細を示すフローチャート、(b)は、デビ
ット子機で実施されるデビットカード取扱処理の詳細を
示すフローチャートである。
【図16】(a)および(b)は、デビット子機から発
行されるレシートの例を示した概念図である。
【図17】カード発行機で実施されるカード発行処理の
詳細を示すフローチャートである。
【図18】カード精算機の外観を示した正面図である。
【図19】カード精算機の内部構成を示すブロック図で
ある。
【図20】カード精算機の精算制御部で実施される処理
の内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 ターミナルコントローラ 11 RAM 12 通信インターフェース部 20 パチンコ機 21 遊技領域 22 上皿 23 度数表示部 24 貸出スイッチ 25 返却スイッチ 26 玉投出手段 30 カード処理ユニット 31a カードランプ 31b 現金ランプ 32 紙幣投入口 33 硬貨投入口 34 返却レバー 35 種別ランプ 36 金額表示部 37a 金額設定スイッチ 37b 端数設定スイッチ 38 硬貨返却口 39 カード挿入口 40 カード発行機 41 筐体 42 扉体 42a ハンディ収容凹部 42b 補助扉体 42c 補助錠手段 43 主錠手段 44 会員カード挿入/返却口 45 一般カード発行口 46 紙幣挿入/返却口 47 選択スイッチ 48 取消スイッチ 49 表示部 50 カード精算機 51 筐体 52 扉体 53 会員カード挿入/返却口 54 一般カード挿入/返却口 55 紙幣払出口 56 硬貨払出口 57 確認スイッチ 58 取消スイッチ 59 表示部 60 島コントローラ 70 デビット子機 71 筐体 72 扉体 73 主錠手段 74 デビットカード挿入/返却口 75 レシート排出口 76 表示部 77 外部操作入力部 78 係員モードスイッチ(内部操作入力部) 300 貸出制御部 301 BVユニット部 302 紙幣搬送路 303 コインセレクタ部 304 硬貨搬送路 305 プリペイドカード処理部 306 メモリ 401 会員カード処理部 402 発行制御部 403 一般カード処理部 404 紙幣処理部 405 紙幣回収箱 406 施錠検出センサ 407 ハンディ端末入力機 408 第1通信インターフェース部 409 第2通信インターフェース部 501 会員カード処理部 502 精算制御部 503 一般カード処理部 504 一般カード回収箱 505 紙幣処理部 506 収納部 507 硬貨処理部 508 ホッパ 509 通信インターフェース部 701 デビットカード処理部 702 デビット制御部 703 印字部 704 第1通信インターフェース部 705 第2通信インターフェース部 1000 公衆回線網 1001 情報処理センタ 1010 CAFISネットワーク 1011 クリアリングセンタ 1020 デビットカード発行銀行 1030 決済銀行 1040 加盟店銀行 1050 ○○銀行 1060 カード会社センタ 1070 △△銀行 BC 一般カード DC デビットカード DT 度数管理テーブル MC 会員カード RC レシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀尾 明彦 兵庫県姫路市下手野一丁目3番1号 グロ ーリー工業株式会社内 (72)発明者 三方 雅彦 兵庫県姫路市下手野一丁目3番1号 グロ ーリー工業株式会社内 Fターム(参考) 2C088 BA88 BB03 BB07 BB11 BB21 CA02 CA35 EA43 3E041 AA10 CB08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入金を受け付けた場合に入金額に応じた
    所定の有価価値の記録媒体への関連づけを行う記録媒体
    処理装置において、 デビット決済による入金を受け付け可能な入金受付手段
    と、 前記入金受付手段がデビット決済による入金を受け付け
    た場合の手数料に関してその取り扱いを設定変更する手
    数料取り扱い設定手段とを備えたことを特徴とする記録
    媒体処理装置。
  2. 【請求項2】 前記手数料取り扱い設定手段は、前記手
    数料の金額を設定変更可能であることを特徴とする請求
    項1に記載の記録媒体処理装置。
  3. 【請求項3】 前記手数料取り扱い設定手段は、前記手
    数料を算出するための掛け率を設定変更可能であること
    を特徴とする請求項1または2に記載の記録媒体処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記手数料取り扱い設定手段は、前記手
    数料の負担者を設定変更可能であることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれか一つに記載の記録媒体処理装置。
  5. 【請求項5】 前記手数料取り扱い設定手段は、所定の
    閾値を設定変更可能であり、デビット決済による入金額
    が前記閾値未満の場合に前記手数料を利用客の全額負担
    とする一方、デビット決済による入金額が前記閾値以上
    となった場合に利用客の手数料負担を減額することを特
    徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の記録媒体
    処理装置。
  6. 【請求項6】 所定の有価価値に関連する情報を記録し
    た記録媒体を受け入れた場合に該有価価値に応じた貨幣
    の払い出しを行う記録媒体処理装置において、 受け入れた記録媒体がデビット決済の際に手数料を負担
    したものであり、かつ所定の条件を満たす場合には、払
    い出す貨幣を増額することを特徴とする記録媒体処理装
    置。
  7. 【請求項7】 前記記録媒体において使用した有価価値
    が所定の閾値を越えていた場合には、残存する有価価値
    に応じた貨幣と、前記手数料に相当する貨幣とを払い出
    すことを特徴とする請求項6に記載の記録媒体処理装
    置。
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