JP2005346134A - 記憶媒体決済装置、記憶媒体決済方法、ポイント付与装置、ポイント付与方法、精算装置、精算方法、記憶媒体決済システム装置、記憶媒体決済システム、ポイント付与システムおよび精算システム - Google Patents

記憶媒体決済装置、記憶媒体決済方法、ポイント付与装置、ポイント付与方法、精算装置、精算方法、記憶媒体決済システム装置、記憶媒体決済システム、ポイント付与システムおよび精算システム Download PDF

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Abstract

【課題】代金決済精算装置の省スペース化を実現し、現金授受にかかる時間の低減、レジスタ装置における決済時間の短縮を図ることができる記憶媒体決済装置、記憶媒体決済方法、ポイント付与装置、ポイント付与方法、精算装置、精算方法、記憶媒体決済システム装置、記憶媒体決済システム、ポイント付与システムおよび精算システムを提供することを目的とする。
【解決手段】会員顧客ゲート100には、バーコードリーダ104が備えられ、バーコードリーダ104で読み取られた購入商品に対する商品価格特定情報などを集計し、顧客がレジスタ装置(POS)105に顧客カード160や貨幣を挿入し商品購入に対する決済を行う。このレジスタ装置(POS)105は、購入商品に対する商品価格特定情報などを集計する機能と、代金決済を行う機能が併設されているため、省スペース化などを図ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、商品等を購入する際の代金の支払いおよび釣銭の受け取りを処理する係る記憶媒体決済装置、記憶媒体決済方法、ポイント付与装置、ポイント付与方法、精算装置、精算方法、記憶媒体決済システム装置、記憶媒体決済システム、ポイント付与システムおよび精算システムに関する。
従来のレジスタ装置においては、顧客と店員の間で金銭の授受を行っている。この精算処理では、まず、店員が、レジスタ装置の下部に備えることが一般的な硬貨や紙幣の入金口に顧客から預った貨幣を入れ、レジスタ装置でその入金額の識別を行う。続いて、その入金額から購入商品の金額を差し引いた釣銭を、レジスタ装置の下部に備えることが一般的な硬貨や紙幣の出金口に排出していた。また、顧客の有するカードのカード処理についても同様であり、まず、店員が、カードをカードリーダライタに装着し、ポイント処理などを行い、その後、店員がそのカードを顧客に返却していた(例えば、特許文献1参照。)。
また、顧客との金銭授受の時間短縮を図るため、キャッシュレジスタ装置の下方に硬貨自動払出装置、紙幣自動払出装置を備え、店員が受け取った金銭を投入口に投入すると、代金精算後の釣銭を客側に配備した払出口より払い出す装置が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
さらに、店員側にレジスタ装置、客側に代金支払装置を設け、この代金支払装置に、会員カードなどを挿入する媒体挿入口、現金挿入口、現金返却口、受け入れられた会員カードなどを排出する媒体返却口を客側に向けて配設して、顧客に現金挿入口に入金させる装置が開示されている(例えば、特許文献3参照。)。
また、従来のレジスタ装置に表示される購入商品の金額の増加状況を見ながら入金可能とし、購入商品の金額と入金額とを随時受け入れて積算して精算することで、精算にかかる時間を短縮する装置が開示されている(例えば、特許文献4参照。)。
また、従来のレジスタ装置において、購入商品の金額に応じて付与するポイント、来店時に一律に付与されるポイント、性別などの客層毎や曜日毎に異なる値が付与されるポイントなどを付与することが開示されている(例えば、特許文献4参照。)。また、従来のレジスタ装置において、預り釣銭を行う際にはより高いポイントを付与するが開示されている(例えば、特許文献5参照。)。
また、預り釣銭の精算を行う際に、追加入金して預り釣銭額を増加可能であり、また、全額預り釣銭として預けておく設定、預り釣銭のうち紙幣に対応する分の金額(例えば、5460円の場合には、5000円分)を預けておく設定、預り釣銭の全額を返却する設定を選択することができる技術が開示されている(例えば、特許文献6参照。)。
特開2003−85614号公報 特開2000−149090号公報 特開2003−44936号公報 特開2004−38710号公報 特開2002−49090号公報 特開2003−406745号公報
上記した従来の従来のレジスタ装置において、例えば、レジスタ装置に表示される購入商品の金額の増加状況を見ながら入金可能とし、購入商品の金額と入金額とを随時受け入れて積算して精算する技術を用いる場合には、入金口と媒体挿入口、媒体返却口を顧客側に設ける必要がある。
また、従来のレジスタ装置において、店員側にレジスタ装置、客側に代金支払装置を設け、この代金支払装置に、会員カードなどを挿入する媒体挿入口、現金挿入口、現金返却口、受け入れられた会員カードなどを排出する媒体返却口を客側に向けて配設して、顧客に現金挿入口に入金させる場合には、レジスタ装置と代金支払装置との双方を設置しなけらばならず、それらの双方を配置するスペースを得るのが困難となることがある。
さらに、従来のレジスタ装置において、キャッシュレジスタ装置の下方に硬貨自動払出装置、紙幣自動払出装置を備える装置を用いる場合や、硬貨入出金装置をレジスタの下方に配置する場合には、レジスタ装置の高さが高くなり過ぎ、レジスタ装置を迂回させて商品や買い物かごを移動させることが困難となり、顧客に対向した位置にレジスタ装置を設置できないことがあった。そのため、代金決済時に、買い物かごをおくテーブルをL字状とし、このL字の短長側の所定位置にレジスタ装置を設置することとなり、レジスタ装置の設置スペースを設ける必要があった。さらに、レジスタ装置はL字の短長側の所定位置に設置されるので、レジスタ装置の現金挿入口を顧客側に向けても、代金決済に顧客の位置する買い物かごを取りやすい場所と、現金挿入口に現金を挿入可能な場所が一致しないため、顧客にとって現金挿入口への現金の投入や、現金返却口からの現金の取出が効率よく行われないことがあった。
そこで、本発明では、上記した課題を解決するためになされたものであり、代金決済精算装置の省スペース化を実現し、買い物かごを取りやすく、現金の投入や受け取りが容易な位置に顧客を待機させることができ、さらには現金授受にかかる時間の低減、レジスタ装置における決済時間の短縮を図ることができる記憶媒体決済装置、記憶媒体決済方法、ポイント付与装置、ポイント付与方法、記憶媒体決済システム装置、記憶媒体決済システムおよびポイント付与システムを提供することを目的とする。
また、現在においては、常識化したポイントを購入商品の金額に応じて付与しても、ポイントが多くなるからという理由でより多く買い物をする顧客は少ない。また、購買意欲を誘う程の一律同率で高リターン率のポイントを付与すると店舗の経済的負担が大きくなる。
再来店率の高い顧客に絞ってより高リターン率のポイント付与することは効率的ではあるが、この再来店率は、購買活動の後に得られる顧客データである。そこで、事前に再来店する意思がある顧客か否かを判定し、予め高リターン率のポイントを付与するようにすれば、更に次回の来店意欲を掻き立てることができる。
そこで、本発明では、顧客の次回の来店意欲をより向上させ、特にRFM(Recency Frequency Monetary: 顧客の購買履歴データから顧客の評価を行う際に利用される評価基準)を高く維持することができる記憶媒体決済装置、記憶媒体決済方法、ポイント付与装置、ポイント付与方法、精算装置、精算方法、記憶媒体決済システム装置、記憶媒体決済システム、ポイント付与システムおよび精算システムを提供することを目的とする。
また、従来のレジスタ装置において、預り釣銭の精算を行う際に、追加入金して預り釣銭額を増加可能であり、また、全額預り釣銭として預けておく設定、預り釣銭のうち紙幣に対応する分の金額を預けておく設定、預り釣銭の全額を返却する設定を選択することができるが、任意に預り釣銭額を設定できるものがなかった。
そこで、本発明では、上記した課題を解決するためになされたものであり、預り釣銭額を任意に設定可能とすることができる精算装置、精算方法、記憶媒体決済システム装置および精算システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の記憶媒体決済装置は、個々の商品の代金を入力する入力手段によって入力された代金を売上情報として集計し、該集計された売上情報および入金された金額情報に基づく釣銭額を特定可能な預り釣銭特定情報として、記憶媒体に記憶させて排出する記憶媒体決済装置であって、前記入力手段の1つであるキー操作部に対向する方向とは異なる方向に向けて第1の開口部が設置され、該第1の開口部を介して受け入れた貨幣を識別する貨幣識別手段と、前記入力手段の1つであるキー操作部に対向する方向とは異なる方向に向けて第2の開口部が設置され、該第2の開口部を介して受け入れた記憶媒体に前記預り釣銭特定情報を書き込んで排出する預り釣銭情報書込手段とを具備し、前記貨幣受入部への入金、前記記憶媒体受入排出部への記憶媒体の挿入、または前記記憶媒体受入排出部からの記憶媒体の受け取りを顧客が行うことが可能なことを特徴とする。
この記憶媒体決済装置によれば、代金決済中においても顧客が第1の開口部から貨幣を挿入し、第2の開口部から記憶媒体を挿入することができ、代金決済処理の時間を短縮することができる。また、記憶媒体決済装置は、個々の商品の代金を入力する入力手段によって入力された代金を売上情報として集計する機能と、代金決済を行う機能とが併設されているため、省スペース化などを図ることができる。
この記憶媒体決済装置において、入力手段の1つであるキー操作部に対向する方向とは異なる方向に向けて第1の開口部および第2の開口部とは、例えば、記憶媒体決済装置が矩形の筐体で構成されている場合には、キー操作部が設けられた側面と異なる側面に第1の開口部および第2の開口部を設けることをいう。また、例えば、記憶媒体決済装置が円筒の筐体で構成されている場合には、キー操作部が設けられた位置から筐体の周面に沿って、円筒の筐体の中心軸を基準に90〜270°の範囲の周面に第1の開口部および第2の開口部を設けることをいう。
ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。また、コイン形状の記憶媒体を用いることもできる。この記憶媒体は、例えば、顧客カードとして機能する。さらに、記憶媒体として、レシートに預り釣銭特定情報をバーコードで印刷(記憶)させて排出するようにしてもよい。
また、個々の商品の代金を入力する入力手段は、例えば、バーコードリーダ、商品の数量や価格の商品情報をテンキー、商品名のシールを貼ったキー群などを有するキーボードなどで構成することができる。
また、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
なお、記憶媒体決済装置には、例えば、預り釣銭情報書込手段が、預り釣銭特定情報を読み取る預り釣銭情報読取手段としての機能を備えることもできる。これによって、例えば、記憶媒体から預り釣銭特定情報を読み取り、預り釣銭特定情報から預り釣銭情報を特定し、代金決済処理後、読み取った預り釣銭情報を更新して、その更新した預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報を記憶媒体に書き込むことができる。
また、本発明の記憶媒体決済装置は、前記記憶媒体決済装置が、記憶媒体を発行可能に貯留する記憶媒体貯留手段をさらに具備し、前記預り釣銭情報書込手段に記憶媒体が受け入れられていない場合に、前記預り釣銭情報書込手段が、前記記憶媒体貯留手段に貯留されている記憶媒体に、前記預り釣銭特定情報を書き込んで発行可能なことを特徴とする。
この記憶媒体決済装置によれば、記憶媒体決済装置に、記憶媒体を発行可能に貯留する記憶媒体貯留手段を備えているので、例えば、記憶媒体を有しない顧客に記憶媒体を自動的に顧客側に発行することができる。
また、本発明の記憶媒体決済装置は、前記記憶媒体決済装置が、前記預り釣銭情報書込手段に連通し、前記第2の開口部とは異なる方向に向けて設置された第3の開口部をさらに具備し、前記預り釣銭情報書込手段に記憶媒体が受け入れられていない場合に、前記預り釣銭情報書込手段が、前記第3の開口部を介して記憶媒体を受け入れて、前記預り釣銭特定情報を書き込んで発行可能なことを特徴とする。
この記憶媒体決済装置によれば、預り釣銭情報書込手段に連通し、第2の開口部とは異なる方向に向けて設置された第3の開口部をさらに設けているので、記憶媒体を店員側および顧客側から挿入可能となる。これによって、例えば、記憶媒体を有しない顧客に記憶媒体を発行する際にも、店員が店員側の第3の開口部から記憶媒体を挿入し、顧客側に発行することができる。また、預り釣銭情報書込手段を第2の開口部および第3の開口部から挿入された記憶媒体に対して共用することができるので、装置のコンパクト化、製造コストの削減を図ることができる。
さらに、本発明の記憶媒体決済装置は、前記第1の開口部および前記第2の開口部が形成された筐体からなる構造体、または前記第1の開口部が形成された第1の筐体と、前記第2の開口部が形成され、該第1の筐体とは別体の第2の筐体とからなる構造体が、前記記憶媒体決済装置を構成する他の構造体に対して回転可能に設置されていることを特徴とする。
この記憶媒体決済装置によれば、構造体が、記憶媒体決済装置を構成する他の構造体に対して回転可能に設置されているので、例えば、記憶媒体決済装置の設置構成は、店員と顧客が向き合って対応するような構成に限られず、任意な構成を可能とする。この場合には、上記した第3の開口部を設けずに第2の開口部のみでも、顧客による記憶媒体の第2の開口部への挿入および店員による記憶媒体の第2の開口部への挿入を無理なく行うことができる。
また、本発明の記憶媒体決済装置は、前記記憶媒体決済装置が、貨幣を貯留し、該貯留された貨幣を取り出し可能な貨幣貯留手段をさらに具備し、前記第1の開口部を介して入金された貨幣を貯留する第2の貨幣貯留手段、または店員を介して入金された貨幣を貯留する前記貨幣貯留手段に貨幣が貯留されることを特徴とする。
この記憶媒体決済装置によれば、貨幣貯留手段を設けることで、例えば、記憶媒体を必要としない顧客に対して、店員を介して決済した代金を貨幣貯留手段に入れておくことができる。また、例えば、記憶媒体決済装置とは別体に設置された精算機が故障した場合でも、精算処理に関し対応することができる。なお、貨幣貯留手段は、例えば、各種貨幣が区分けして貯留されたドロワなどで構成することができる。
また、本発明の記憶媒体決済装置は、前記第1の開口部を介して入金された金額と、前記店員を介して入金された金額とを別個に集計可能なことを特徴とする。
この記憶媒体決済装置によれば、第1の開口部を介して入金された金額と、店員を介して入金された金額とを別個に集計可能であるため、終業後にそれぞれの金額についての確認が容易となり、集計を的確に行うことができる。
本発明のポイント付与装置は、ポイント情報を特定可能なポイント特定情報を記憶媒体に記憶させて排出するポイント付与装置であって、売上および入金額に基づく預り釣銭額情報に応じてポイント情報を算出する預り釣銭対応ポイント算出手段を具備することを特徴とする。
このポイント付与装置によれば、預り釣銭額に応じてポイントを付与するようにしたので、特に預り釣銭額が多い顧客における預り釣銭額に応じた次回購入額の増加と早期の来店が期待でき、また、預り釣銭額に応じたポイントを付与することでさらに来店意欲を高め、ついては来店率を高めることができる。このように、預り釣銭額に応じてポイントを付与することで、RFMの高い顧客を待遇することができ、さらなるRFMの向上を図ることができる。
なお、ポイントが付与されるのは預り釣銭額に対するものに限らず、例えば、来店ポイント、イベントポイント、雨の日ポイント、レディースポイント、時間帯ポイント、曜日ポイント、購入額に応じたポイントなど様々なポイントが含まれる。これらのポイントは、所定期間内に集めさせて特典を付与するようにしてもよいし、精算時に現金化してもよいし、次回購入商品の割引に用いてもよい。
ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。また、コイン形状の記憶媒体を用いることもできる。この記憶媒体は、例えば、顧客カードとして機能する。さらに、記憶媒体として、レシートにポイント特定情報をバーコードで印刷(記憶)させて排出するようにしてもよい。
また、ポイント特定情報として、例えば、ポイント情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上のポイント情報を記録したいずれかの装置とこの装置のポイント情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアからポイント情報を読み出すこともできる。ポイント特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明ではポイント情報が特定できればよい。
なお、ポイント付与装置には、例えば、ポイント特定情報を書き込むポイント特定情報書込手段やポイント特定情報を読み取るポイント情報読取手段を設け、例えば、記憶媒体からポイント特定情報を読み取り、ポイント特定情報からポイント情報を特定し、代金決済処理後、読み取ったポイント情報を更新して、その更新したポイント情報を特定可能なポイント特定情報を記憶媒体に書き込むこともできる。
また、本発明のポイント付与装置は、前記ポイント情報は、預り釣銭がなされる場合には付与され、預り釣銭を精算する場合には付与されないことを特徴とする。
このポイント付与装置によれば、預り釣銭がなされるとポイントを付与して、預り釣銭を精算すると付与ポイントを付与しないので、預り釣銭を全額精算するような次回の来店が期待できない顧客に対しては、ポイントを取り上げて優遇しない処置をとることができる。
また、本発明のポイント付与装置は、前記ポイント付与装置が、貨幣を受け入れる貨幣受入部が設置され、該貨幣受入部から受け入れた貨幣を識別する貨幣識別手段とをさらに具備し、前記貨幣受入部から預り釣銭額を増額させる追加入金を可能とし、該追加入金の金額に応じてポイントを付与可能なことを特徴とする。
このポイント付与装置によれば、預り釣銭の追加入金を受け付け、追加入金についてもポイントの付与を受けることができるので、偶々釣銭額が少なかった顧客についても、預り釣銭額を増加させることで、ポイントを増加させることができる。このように、追加入金についてもポイントを付与することで、RFMの高い顧客を待遇することができ、さらなるRFMの向上を図ることができる。
さらに、本発明のポイント付与装置は、付与された前記ポイント情報を経過時間に応じて削減可能なことを特徴とする。
このポイント付与装置によれば、付与されたポイント情報を経過時間に応じて削減することができるので、来店頻度の低い顧客と高い顧客とを差別化でき、差別化することで来店頻度の低い顧客に対する来店意欲を促すことができる。なお、削減されるポイントは、預り釣銭に応じたポイントに限らず、購入金額に応じたポイント、来店ポイントなど付与されるポイントの各種において可能であり、その対象は店舗で任意に設定することができる。
また、本発明のポイント付与装置は、付与された前記ポイント情報から消費できる消費可能ポイント数は、次回の購入金額に応じて算出されることを特徴とする。
このポイント付与装置によれば、次回購入金額に応じて消費可能ポイントを算出するので、ポイント欲しさにより多くの預り釣銭を行う、消費の伴わない顧客を排除できる。消費可能ポイント数は、例えば、今回の購入金額を預り釣銭額で除したものに、全ポイント数を乗じて算出することができる。
また、本発明のポイント付与装置は、前記預り釣銭額情報に応じて付与されるポイントに所定の上限値を設けたことを特徴とする。
このポイント付与装置によれば、ポイントに所定の上限値を設け、単にポイントの増加を狙った入金や預り釣銭を防止することができる。
本発明の精算装置は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れて読み出し、該預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報に基づいて預り釣銭を返却する精算装置であって、記憶媒体受入排出部が設置され、該記憶媒体受入排出部から受け入れた記憶媒体から預り釣銭特定情報を読み取る預り釣銭情報読取手段と、預り釣銭として残存させる金額、精算して返金する際の払い出させる金額および精算して返金する際の払い出される各金種毎の枚数のうち少なくとも1つを入力可能な金額指示手段と、前記預り釣銭情報読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報および前記金額指示手段で入力された情報に基づいて、貨幣を支払う預り釣銭支払手段と、前記預り釣銭の支払いに対応して、更新された預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報を前記記憶媒体に書き込み、前記記憶媒体を前記記憶媒体受入排出部から排出する預り釣銭情報書込手段とを具備することを特徴とする。
この精算装置によれば、金額指示手段によって、預り釣銭として残存させる金額、精算して返金する際の払い出させる金額および精算して返金する際の払い出される各金種毎の枚数のうち少なくとも1つを選択して任意に精算する金額を設定することができるので、顧客にとって精算の選択の幅が広がる。
ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。また、コイン形状の記憶媒体を用いることもできる。この記憶媒体は、例えば、顧客カードとして機能する。さらに、記憶媒体として、レシートに預り釣銭特定情報をバーコードで印刷(記憶)させて排出するようにしてもよい。
また、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
また、本発明の精算装置は、預り釣銭額情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れて読み出し、該預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報に基づいて預り釣銭を返却する精算装置であって、記憶媒体受入排出部が設置され、該記憶媒体受入排出部から受け入れた記憶媒体から預り釣銭特定情報を読み取る預り釣銭情報読取手段と、預り釣銭の精算処理モードを選択入力する精算処理選択手段と、前記預り釣銭情報読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報および前記精算処理選択手段で入力された精算処理モードに基づいて、貨幣を支払う預り釣銭支払手段と、前記預り釣銭の支払いに対応して、更新された預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報を前記記憶媒体に書き込み、前記記憶媒体を前記記憶媒体受入排出部から排出する預り釣銭情報書込手段とを具備することを特徴とする。
この精算装置によれば、精算処理選択手段によって、精算処理モードを選択して任意に精算する金額を設定することができるので、顧客にとって精算の選択の幅が広がる。
ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。また、コイン形状の記憶媒体を用いることもできる。この記憶媒体は、例えば、顧客カードとして機能する。さらに、記憶媒体として、レシートに預り釣銭特定情報をバーコードで印刷(記憶)させて排出するようにしてもよい。
また、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
なお、精算処理モードとして、預けられた全額を預り釣銭とする処理、紙幣に対応する預り釣銭額を預ける処理、硬貨に対応する預り釣銭額を預ける処理、預り釣銭として預ける金額を指定するための処理、預り釣銭を全額払い出す処理などが挙げられる。
本発明の記憶媒体決済方法は、入力手段の1つであるキー操作部に対向する方向とは異なる方向に向けて設けられた第1の開口部から受け入れた貨幣を識別する貨幣識別手段と、前記キー操作部に対向する方向とは異なる方向に向けて設けられた第2の開口部から受け入れた記憶媒体に預り釣銭特定情報を書き込む預り釣銭情報書込手段と、前記貨幣識別手段および前記預り釣銭情報書込手段を制御する制御手段とを具備する記憶媒体決済装置における記憶媒体決済方法であって、前記貨幣識別手段が、受け入れられた貨幣を識別し、該識別した情報を前記制御手段に出力する貨幣識別ステップと、前記制御手段が、個々の商品の代金を入力して集計された売上情報および入金された金額情報が算出した預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報を前記預り釣銭情報書込手段に出力する預り釣銭特定情報出力ステップと、前記預り釣銭情報書込手段が、前記預り釣銭特定情報を前記記憶媒体に書き込んで、前記記憶媒体を排出する預り釣銭情報書込ステップとを具備することを特徴とする。
この記憶媒体決済方法によれば、代金決済中においても顧客が第1の開口部から貨幣を挿入し、第2の開口部から記憶媒体を挿入することができ、代金決済処理の時間を短縮することができる。
ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。また、コイン形状の記憶媒体を用いることもできる。この記憶媒体は、例えば、顧客カードとして機能する。さらに、記憶媒体として、レシートに預り釣銭特定情報をバーコードで印刷(記憶)させて排出するようにしてもよい。
また、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
なお、この記憶媒体決済方法には、例えば、預り釣銭情報書込手段が、預り釣銭特定情報を読み取る預り釣銭情報読取手段としての機能を備え、記憶媒体から預り釣銭情報を読み取る預り釣銭情報読取ステップを備えることもできる。これによって、例えば、記憶媒体から預り釣銭特定情報を読み取り、預り釣銭特定情報から預り釣銭情報を特定し、代金決済処理後、読み取った預り釣銭情報を更新して、その更新した預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報を記憶媒体に書き込むことができる。
また、本発明の記憶媒体決済方法は、前記制御手段に制御され、記憶媒体を発行可能に貯留する記憶媒体貯留手段をさらに具備した前記記憶媒体決済装置における記憶媒体決済方法であって、前記預り釣銭情報書込手段に記憶媒体が受け入れられていない場合に、前記記憶媒体貯留手段が、貯留している記憶媒体を前記預り釣銭情報書込手段に排出する貯留記憶媒体排出ステップと、前記預り釣銭情報書込手段が、前記記憶媒体に前記預り釣銭特定情報を書き込んで、前記記憶媒体を発行する記憶媒体発行ステップとをさらに具備することを特徴とする請求項16記載の記憶媒体決済方法。
この記憶媒体決済方法によれば、貯留している記憶媒体を預り釣銭情報書込手段に排出して、記憶媒体に預り釣銭特定情報を書き込んで、記憶媒体を発行することができるので、例えば、記憶媒体を有しない顧客に記憶媒体を自動的に顧客側に発行することができる。
さらに、本発明の記憶媒体決済方法は、前記預り釣銭情報書込手段に連通し、前記第2の開口部とは異なる方向に向けて設置された第3の開口部をさらに具備した前記記憶媒体決済装置における記憶媒体決済方法であって、前記預り釣銭情報書込手段に記憶媒体が受け入れられていない場合に、前記預り釣銭情報書込手段が、前記第3の開口部から記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入ステップと、前記預り釣銭情報書込手段が、前記受け入れた記憶媒体に、前記預り釣銭特定情報を書き込んで排出する記憶媒体発行ステップとをさらに具備することを特徴とする。
この記憶媒体決済方法によれば、記憶媒体を第2の開口部および第3の開口部から挿入可能であるので、例えば、記憶媒体を有しない顧客に記憶媒体を発行する際にも、店員が店員側の第3の開口部から記憶媒体を挿入し、顧客側に発行することができる。
また、本発明の記憶媒体決済方法は、前記制御手段に制御され、貨幣を貯留し、該貯留された貨幣を取り出し可能な貨幣貯留手段をさらに具備した前記記憶媒体決済装置における記憶媒体決済方法であって、前記制御手段が、前記第1の開口部を介して貨幣を貯留する第2の貨幣貯留手段に入金された金額と、前記店員を介して前記貨幣貯留手段に入金された金額とを別個に集計する入金額集計ステップをさらに具備することを特徴とする。
この記憶媒体決済方法によれば、第1の開口部を介して貨幣を貯留する第2の貨幣貯留手段に入金された金額と、店員を介して貨幣貯留手段に入金された金額とを別個に集計する入金額集計ステップを有するので、終業後終業後にそれぞれの金額についての確認が容易となり、集計を的確に行うことができる。
本発明のポイント付与方法は、売上および入金額に基づく預り釣銭額情報に応じてポイント情報を算出する預り釣銭対応ポイント算出手段と、前記記憶媒体に前記ポイント情報を書き込むポイント情報書込手段と、前記預り釣銭対応ポイント算出手段および前記ポイント情報書込手段を制御する制御手段とを具備するポイント付与装置におけるポイント付与方法であって、前記預り釣銭対応ポイント算出手段が、売上および入金額に基づく預り釣銭額情報に応じてポイント情報を算出し、算出したポイント情報を前記制御手段に出力する預り釣銭対応ポイント算出ステップと、前記制御手段が、前記ポイント情報を前記ポイント情報書込手段に出力するポイント情報出力ステップと、前記ポイント情報書込手段が、前記ポイント情報を前記記憶媒体に書き込んで、前記記憶媒体を排出するポイント情報書込ステップとを具備することを特徴とする。
このポイント付与方法によれば、預り釣銭額に応じてポイントを付与するようにしたので、特に預り釣銭額が多い顧客における預り釣銭額に応じた次回購入額の増加と早期の来店が期待でき、また、預り釣銭額に応じたポイントを付与することでさらに来店意欲を高め、ついては来店率を高めることができる。このように、預り釣銭額に応じてポイントを付与することで、RFMの高い顧客を待遇することだでき、さらなるRFMの向上を図ることができる。
なお、ポイントが付与されるのは預り釣銭額に対するものに限らず、例えば、来店ポイント、イベントポイント、雨の日ポイント、レディースポイント、時間帯ポイント、曜日ポイント、購入額に応じたポイントなど様々なポイントが含まれる。これらのポイントは、所定期間内に集めさせて特典を付与するようにしてもよいし、精算時に現金化してもよいし、次回購入商品の割引に用いてもよい。
ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。また、コイン形状の記憶媒体を用いることもできる。この記憶媒体は、例えば、顧客カードとして機能する。さらに、記憶媒体として、レシートにポイント特定情報をバーコードで印刷(記憶)させて排出するようにしてもよい。
また、ポイント特定情報として、例えば、ポイント情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上のポイント情報を記録したいずれかの装置とこの装置のポイント情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアからポイント情報を読み出すこともできる。ポイント特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明ではポイント情報が特定できればよい。
なお、ポイント付与装置には、例えば、ポイント特定情報を書き込むポイント特定情報書込手段やポイント特定情報を読み取るポイント情報読取手段を設け、例えば、記憶媒体からポイント特定情報を読み取り、ポイント特定情報からポイント情報を特定し、代金決済処理後、読み取ったポイント情報を更新して、その更新したポイント情報を特定可能なポイント特定情報を記憶媒体に書き込むこともできる。
また、本発明のポイント付与方法は、前記ポイントは、預り釣銭がなされる場合には付与され、預り釣銭を精算する場合には付与されないことを特徴とする。
このポイント付与方法によれば、預り釣銭がなされるとポイントを付与して、預り釣銭を精算すると付与ポイントを付与しないので、預り釣銭を全額精算すような次回の来店が期待できない顧客に対しては、ポイントを取り上げて優遇しない処置をとることができる。
また、本発明のポイント付与方法は、前記制御手段に制御され、貨幣受入部から受け入れた貨幣を識別する貨幣識別手段をさらに具備した前記ポイント付与装置におけるポイント付与方法であって、前記貨幣識別手段が、受け入れられた貨幣を識別し、該識別した情報を前記制御手段に出力する貨幣識別ステップと、前記制御手段が、前記識別された貨幣の金額に応じてポイントを付与し、付与されたポイント情報を前記ポイント情報書込手段に出力する入金ポイント情報出力ステップと、前記ポイント情報書込手段が、前記ポイント情報を前記記憶媒体に書き込んで、前記記憶媒体を排出する入金ポイント情報書込ステップとをさらに具備することを特徴とする。
このポイント付与方法によれば、預り釣銭の追加入金を受け付け、追加入金についてもポイントの付与を受けることができるので、偶々釣銭額が少なかった顧客についても、預り釣銭額を増加させることで、ポイントを増加させることができる。このように、追加入金についてもポイントを付与することで、RFMの高い顧客を待遇することだでき、さらなるRFMの向上を図ることができる。
さらに、本発明のポイント付与方法は、付与された前記ポイント情報を経過時間に応じて削減可能なことを特徴とする。
このポイント付与方法によれば、付与されたポイント情報を経過時間に応じて削減することができるので、来店頻度の低い顧客と高い顧客とを差別化でき、差別化することで来店頻度の低い顧客に対する来店意欲を促すことができる。なお、削減されるポイントは、預り釣銭に応じたポイントに限らず、購入金額に応じたポイント、来店ポイントなど付与されるポイントの各種において可能であり、その対象は店舗で任意に設定することができる。
また、本発明のポイント付与方法は、付与された前記ポイント情報から消費できる消費可能ポイント数は、次回の購入金額に応じて算出されることを特徴とする。
このポイント付与装置によれば、次回購入金額に応じて消費可能ポイントを算出するので、ポイント欲しさにより多くの預り釣銭を行う、消費の伴わない顧客を排除できる。消費可能ポイント数は、例えば、今回の購入金額を預り釣銭額で除したものに、全ポイント数を乗じて算出することができる。
また、本発明のポイント付与方法は、前記預り釣銭額に応じて付与されるポイント数に所定の上限値を設けたことを特徴とする。
このポイント付与方法によれば、ポイントに所定の上限値を設け、単にポイントの増加を狙った入金や預り釣銭を防止することができる。
また、本発明の精算方法は、記憶媒体受入排出部から受け入れた記憶媒体から預り釣銭情報を読み取る預り釣銭情報読取手段と、預り釣銭として残存させる金額、精算して返金する際の払い出させる金額および精算して返金する際の払い出される各金種毎の枚数のうち少なくとも1つを入力可能な金額指示手段と、前記預り釣銭情報読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報および前記金額指示手段で入力された情報に基づいて、貨幣を支払う預り釣銭支払手段と、前記預り釣銭の支払いに対応して、更新された預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報を前記記憶媒体に書き込み、前記記憶媒体を前記記憶媒体受入排出部から排出する預り釣銭情報書込手段と、前記預り釣銭情報読取手段、前記金額指示手段、前記預り釣銭支払手段および前記預り釣銭情報書込手段を制御する制御手段とを具備する精算装置における精算方法であって、前記預り釣銭情報読取手段が、受け入れた記憶媒体から預り釣銭情報を読み取り、該読み取った情報を前記制御手段に出力する預り釣銭情報読取ステップと、前記金額指示手段が、入力された金額指示情報を前記制御手段に出力する金額指示情報出力ステップと、前記制御手段が、前記預り釣銭情報および前記金額指示情報に基づいて、支払い金額に対応する支払金額情報を前記預り釣銭支払手段に出力する支払金額情報出力ステップと、前記預り釣銭支払手段が、前記支払金額情報に基づいて、貨幣を支払う預り釣銭支払ステップと、前記制御手段が、前記預り釣銭情報および前記支払金額情報に基づいて、更新する預り釣銭情報を前記預り釣銭情報書込手段に出力する更新預り釣銭情報出力ステップと、前記預り釣銭情報書込手段が、前記更新された預り釣銭情報を前記記憶媒体に書き込んで、前記記憶媒体を排出する預り釣銭情報書込ステップとを具備することを特徴とする。
この精算方法によれば、預り釣銭として残存させる金額、精算して返金する際の払い出させる金額および精算して返金する際の払い出される各金種毎の枚数のうち少なくとも1つを選択して任意に精算する金額を設定することができるので、顧客にとって精算の選択の幅が広がる。
ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。また、コイン形状の記憶媒体を用いることもできる。この記憶媒体は、例えば、顧客カードとして機能する。さらに、記憶媒体として、レシートに預り釣銭特定情報をバーコードで印刷(記憶)させて排出するようにしてもよい。
また、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
また、本発明の精算方法は、記憶媒体受入排出部から受け入れた記憶媒体から預り釣銭情報を読み取る預り釣銭情報読取手段と、預り釣銭の精算処理モードを選択入力する精算処理選択手段と、前記預り釣銭情報読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報および前記精算処理選択手段で入力された精算処理モードに基づいて、貨幣を支払う預り釣銭支払手段と、前記預り釣銭の支払いに対応して、更新された預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報を前記記憶媒体に書き込み、前記記憶媒体を前記記憶媒体受入排出部から排出する預り釣銭情報書込手段と、前記預り釣銭情報読取手段、前記精算処理選択手段、前記預り釣銭支払手段および前記預り釣銭情報書込手段を制御する制御手段とを具備する精算装置における精算方法であって、前記預り釣銭情報読取手段が、受け入れられた記憶媒体から預り釣銭情報を読み取り、該読み取った情報を前記制御手段に出力する預り釣銭情報読取ステップと、前記精算処理選択手段が、入力された精算処理選択情報を前記制御手段に出力する精算処理選択情報出力ステップと、前記制御手段が、前記預り釣銭情報および前記精算処理選択情報に基づいて、支払い金額に対応する支払金額情報を前記預り釣銭支払手段に出力する支払金額情報出力ステップと、前記預り釣銭支払手段が、前記支払金額情報に基づいて、貨幣を支払う預り釣銭支払ステップと、前記制御手段が、前記預り釣銭情報および前記支払金額情報に基づいて、更新する預り釣銭情報を前記預り釣銭情報書込手段に出力する更新預り釣銭情報出力ステップと、前記預り釣銭情報書込手段が、前記更新された預り釣銭情報を前記記憶媒体に書き込んで、前記記憶媒体を排出する預り釣銭情報書込ステップとを具備することを特徴とする。
この精算方法によれば、精算処理モードを選択して任意に精算する金額を設定することができるので、顧客にとって精算の選択の幅が広がる。
ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。また、コイン形状の記憶媒体を用いることもできる。この記憶媒体は、例えば、顧客カードとして機能する。さらに、記憶媒体として、レシートに預り釣銭特定情報をバーコードで印刷(記憶)させて排出するようにしてもよい。
また、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
なお、精算処理モードとして、預けられた全額を預り釣銭とする処理、紙幣に対応する預り釣銭額を預ける処理、硬貨に対応する預り釣銭額を預ける処理、預り釣銭として預ける金額を指定するための処理、預り釣銭を全額払い出す処理などが挙げられる。
本発明の記憶媒体決済システム装置は、個々の商品の代金を入力する入力手段によって入力された代金を売上情報として集計し、該集計された売上情報および入金された金額情報に基づく釣銭額を特定可能な預り釣銭特定情報として、記憶媒体に記憶させて排出し、該記憶媒体を受け入れて、該預り釣銭情報に基づいて預り釣銭を返却する記憶媒体決済システム装置であって、前記入力手段の1つであるキー操作部に対向する方向とは異なる方向に向けて第1の開口部が設置され、該第1の開口部を介して受け入れた貨幣を識別する貨幣識別手段と、前記入力手段の1つであるキー操作部に対向する方向とは異なる方向に向けて第2の開口部が設置され、該第2の開口部を介して受け入れた記憶媒体に前記預り釣銭特定情報を書き込んで排出する第1の預り釣銭情報書込手段とを備える記憶媒体決済装置と、記憶媒体受入排出部が設置され、該記憶媒体受入排出部から受け入れた記憶媒体から預り釣銭特定情報を読み取る第2の預り釣銭情報読取手段と、預り釣銭として残存させる金額、精算して返金する際の払い出させる金額および精算して返金する際の払い出される各金種毎の枚数のうち少なくとも1つを入力可能な金額指示手段と、前記第2の預り釣銭情報読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報および前記金額指示手段で入力された情報に基づいて、貨幣を支払う預り釣銭支払手段と、前記預り釣銭の支払いに対応して、更新された預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報を前記記憶媒体に書き込み、前記記憶媒体を前記記憶媒体受入排出部から排出する預り釣銭情報書込手段とを備え、前記記憶媒体決済装置と別体で構成された精算装置とを具備することを特徴とする。
この記憶媒体決済システム装置によれば、代金決済中においても顧客が第1の開口部から貨幣を挿入し、第2の開口部から記憶媒体を挿入することができ、代金決済処理の時間を短縮することができる。また、記憶媒体決済装置は、個々の商品の代金を入力する入力手段によって入力された代金を売上情報として集計する機能と、代金決済を行う機能とが併設されているため、省スペース化などを図ることができる。
また、金額指示手段によって、預り釣銭として残存させる金額、精算して返金する際の払い出させる金額および精算して返金する際の払い出される各金種毎の枚数のうち少なくとも1つを選択して任意に精算する金額を設定することができるので、顧客にとって精算の選択の幅が広がる。
この記憶媒体決済システム装置において、入力手段の1つであるキー操作部に対向する方向とは異なる方向に向けて第1の開口部および第2の開口部とは、例えば、記憶媒体決済装置が矩形の筐体で構成されている場合には、キー操作部が設けられた側面と異なる側面に第1の開口部および第2の開口部を設けることをいう。また、例えば、記憶媒体決済装置が円筒の筐体で構成されている場合には、キー操作部が設けられた位置から筐体の周面に沿って、円筒の筐体の中心軸を基準に90〜270°の範囲の周面に第1の開口部および第2の開口部を設けることをいう。
ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。また、コイン形状の記憶媒体を用いることもできる。この記憶媒体は、例えば、顧客カードとして機能する。
また、個々の商品の代金を入力する入力手段は、例えば、バーコードリーダ、商品の数量や価格の商品情報をテンキー、商品名のシールを貼ったキー群などを有するキーボードなどで構成することができる。
また、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
なお、記憶媒体決済装置には、例えば、預り釣銭情報書込手段が、預り釣銭情報を読み取る預り釣銭情報読取手段としての機能を備えることもできる。これによって、例えば、記憶媒体から預り釣銭情報を読み取り、代金決済処理後、読み取った預り釣銭情報を更新して、その更新した預り釣銭情報を記憶媒体に書き込むことができる。
なお、金額指示手段に替えて、預り釣銭の精算処理モードを選択入力する精算処理選択手段を備えることもできる。この精算処理選択手段によって、精算処理モードを選択して任意に精算する金額を設定することができるので、顧客にとって精算の選択の幅が広がる。また、精算処理モードとして、預けられた全額を預り釣銭とする処理、紙幣に対応する預り釣銭額を預ける処理、硬貨に対応する預り釣銭額を預ける処理、預り釣銭として預ける金額を指定するための処理、預り釣銭を全額払い出す処理などが挙げられる。
また、記憶媒体決済システム装置では、記憶媒体決済装置を1台または複数台につき、精算装置を1台設けるようにしてもよい。また、1つまたは複数の記憶媒体決済システム装置の上位に通信可能に接続された管理装置を設けるようにしてもよい。この管理装置は、記憶媒体決済システム装置を構成する各装置から、代金、売上情報、入金された金額情報、預り釣銭特定情報などを必要に応じて集計して、その結果を表示用モニタ、印刷機、外部の他の装置などにネットワークを介して出力する。この管理装置は、例えば1店舗に1台備えるようにしもてよい。また、さらに管理装置の上位に通信可能に構成した上位管理装置を設けるようにしてもよい。この上位管理装置は、1つまたは複数の管理装置から、代金、売上情報、入金された金額情報、預り釣銭特定情報などを必要に応じて集計して、その結果を表示用モニタ、印刷機、外部の他の装置などにネットワークを介して出力する。この上位管理装置として、店舗外に設置されたインターネットサーバなどが挙げられる。
本発明の記憶媒体決済システムは、個々の商品の代金を入力する入力手段によって入力された代金を売上情報として集計し、該集計された売上情報および入金された金額情報に基づく釣銭額を特定可能な預り釣銭特定情報として、記憶媒体に記憶させて排出し、該記憶媒体に記録された預り釣銭情報を管理装置に出力し、該管理装置で情報を管理する記憶媒体決済システムであって、入力手段の1つであるキー操作部に対向する方向とは異なる方向に向けて設けられた第1の開口部から受け入れた貨幣を識別する貨幣識別手段と、前記キー操作部に対向する方向とは異なる方向に向けて設けられた第2の開口部から受け入れた記憶媒体に預り釣銭特定情報を書き込む預り釣銭情報書込手段と、少なくとも前記記憶媒体に書き込まれた預り釣銭情報を出力する情報出力手段と、前記貨幣識別手段、前記預り釣銭情報書込手段および前記情報出力手段を制御する第1の制御手段とを備える記憶媒体決済装置と、情報を入力する情報入力手段と、前記入力した情報を管理する情報管理手段と、前記情報入力手段および前記情報管理手段を制御する第2の制御手段とを備える管理装置とを具備し、前記記憶媒体決済装置と、前記管理装置とが通信可能に接続された記憶媒体決済システムであって、前記第1の制御手段が、集計された売上情報および入金された金額情報に基づく預り釣銭情報を特定する預り釣銭特定情報を前記預り釣銭情報書込手段および前記情報出力手段に出力し、前記預り釣銭情報書込手段が、前記預り釣銭特定情報を前記記憶媒体に書き込んで、前記記憶媒体を排出し、前記情報出力手段が、前記預り釣銭特定情報を前記管理装置に通信回線を介して出力し、前記管理装置では、前記情報入力手段が、前記預り釣銭特定情報を入力し、前記第2の制御手段を介して前記預り釣銭特定情報を前記情報管理手段に記憶させることを特徴とする。
この記憶媒体決済システムによれば、代金決済中においても顧客が第1の開口部から貨幣を挿入し、第2の開口部から記憶媒体を挿入することができ、代金決済処理の時間を短縮することができる。また、記憶媒体決済装置と、管理装置とが通信可能に接続されているので、例えば、顧客のIDに基づいて、預り釣銭情報を管理装置で管理することができる。また、管理装置からIDに基づいて顧客の預り釣銭情報を読み出すこともできる。
また、管理装置では、預り釣銭情報以外にも、例えば、記憶媒体決済装置を操作する店員ID情報、開閉ドアの開閉情報、電源ON−OFF情報、日時情報、店員交代に伴う店員ID情報、購入商品の合計金額情報、預り保証金額情報、購入商品毎の代金情報などの情報を管理することができる。なお、管理装置が管理する情報は、これらに限られるものではなく、適宜に設定することができる。また、管理装置では、それらの記録された情報を、例えば、履歴情報として集計することもできる。
ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。また、コイン形状の記憶媒体を用いることもできる。この記憶媒体は、例えば、顧客カードとして機能する。
また、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
なお、本発明の記憶媒体決済システムでは、記憶媒体決済装置を1台または複数台につき、精算装置を1台設けるようにしてもよい。この管理装置は、例えば1店舗に1台備えるようにしもてよい。また、さらに管理装置の上位に通信可能に構成した上位管理装置を設けるようにしてもよい。この上位管理装置は、1つまたは複数の管理装置から、代金、売上情報、入金された金額情報、預り釣銭特定情報などを必要に応じて集計して、その結果を表示用モニタ、印刷機、外部の他の装置などにネットワークを介して出力する。この上位管理装置として、店舗外に設置されたインターネットサーバなどが挙げられる。
本発明のポイント付与システムは、ポイント情報を特定可能なポイント特定情報を記憶媒体に記憶させて排出し、該記憶媒体に記録されたポイント情報を管理装置に出力し、該管理装置で情報を管理するポイント付与システムであって、売上および入金額に基づく預り釣銭額情報に応じてポイント情報を算出する預り釣銭対応ポイント算出手段と、前記記憶媒体に前記ポイント情報を書き込むポイント情報書込手段と、少なくとも前記記憶媒体に書き込まれたポイント情報を出力する情報出力手段と、前記預り釣銭対応ポイント算出手段、前記ポイント情報書込手段および前記情報出力手段を制御する第1の制御手段とを備えるポイント付与装置と、情報を入力する情報入力手段と、前記入力した情報を管理する情報管理手段と、前記情報入力手段および前記情報管理手段を制御する第2の制御手段とを備える管理装置とを具備し、前記ポイント付与装置と、前記管理装置とが通信可能に接続されたポイント付与システムであって、前記預り釣銭対応ポイント算出手段が、売上および入金額に基づく預り釣銭額情報に応じてポイント情報を算出し、算出したポイント情報を前記第1の制御手段に出力し、前記第1の制御手段が、前記ポイント情報を前記ポイント情報書込手段に出力し、前記ポイント情報書込手段が、前記ポイント情報を前記記憶媒体に書き込んで、前記記憶媒体を排出し、前記情報出力手段が、前記ポイント情報を前記管理装置に通信回線を介して出力し、前記管理装置では、前記情報入力手段が、前記預り釣銭情報を入力し、前記第2の制御手段を介して前記ポイント情報を前記情報管理手段に記憶させることを特徴とする。
このポイント付与システムによれば、預り釣銭額に応じてポイントを付与するようにしたので、預り釣銭額が多い顧客の来店意欲を高め、来店率を高めることができる。さらに、多くの商品を購入してもらえるという期待をもつことができる。このように、預り釣銭額に応じてポイントを付与することで、RFMの高い顧客を待遇することができ、さらなるRFMの向上を図ることができる。
また、ポイント付与装置と、管理装置とが通信可能に接続されているので、例えば、顧客のIDに基づいて、ポイント情報を管理装置で管理することができる。また、管理装置からIDに基づいて顧客のポイント情報を読み出すこともできる。さらに、管理装置では、記録したポイント情報を、例えば、履歴情報として集計することもできる。
なお、ポイントが付与されるのは預り釣銭額に対するものに限らず、例えば、来店ポイント、イベントポイント、雨の日ポイント、レディースポイント、時間帯ポイント、曜日ポイント、購入額に応じたポイントなど様々なポイントが含まれる。これらのポイントは、所定期間内に集めさせて特典を付与するようにしてもよいし、精算時に現金化してもよいし、次回購入商品の割引に用いてもよい。
ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。また、コイン形状の記憶媒体を用いることもできる。この記憶媒体は、例えば、顧客カードとして機能する。
また、ポイント特定情報として、例えば、ポイント情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上のポイント情報を記録したいずれかの装置とこの装置のポイント情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアからポイント情報を読み出すこともできる。ポイント特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明ではポイント情報が特定できればよい。
なお、本発明のポイント付与システムにおける管理装置は、例えば1店舗に1台備えるようにしもてよい。また、さらに管理装置の上位に通信可能に構成した上位管理装置を設けるようにしてもよい。この上位管理装置は、1つまたは複数の管理装置から、代金、売上情報、入金された金額情報、預り釣銭特定情報などを必要に応じて集計して、その結果を表示用モニタ、印刷機、外部の他の装置などにネットワークを介して出力する。この上位管理装置として、店舗外に設置されたインターネットサーバなどが挙げられる。
本発明の精算システムは、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れて読み出し、該預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報に基づいて精算処理をし、前記精算処理された預り釣銭情報を管理装置に出力し、該管理装置で情報を管理する精算システムであって、記憶媒体受入排出部から受け入れた記憶媒体から預り釣銭情報を読み取る預り釣銭情報読取手段と、預り釣銭として残存させる金額、精算して返金する際の払い出させる金額および精算して返金する際の払い出される各金種毎の枚数のうち少なくとも1つを入力可能な金額指示手段と、前記預り釣銭情報読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報および前記金額指示手段で入力された情報に基づいて、貨幣を支払う預り釣銭支払手段と、前記預り釣銭の支払いに対応して、更新された預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報を前記記憶媒体に書き込み、前記記憶媒体を前記記憶媒体受入排出部から排出する預り釣銭情報書込手段と、少なくとも前記記憶媒体に書き込まれた更新された預り釣銭情報を出力する情報出力手段と、前記預り釣銭情報読取手段、前記金額指示手段、前記預り釣銭支払手段、前記預り釣銭情報書込手段および前記情報出力手段を制御する第1の制御手段とを備える精算装置と、情報を入力する情報入力手段と、前記入力した情報を管理する情報管理手段と、前記情報入力手段および前記情報管理手段を制御する第2の制御手段とを備える管理装置とを具備し、前記精算装置と、前記管理装置とが通信可能に接続された精算システムであって、前記預り釣銭情報読取手段が、受け入れられた記憶媒体から預り釣銭情報を読み取り、該読み取った情報を前記制御手段に出力し、前記金額指示手段が、入力された金額指示情報を前記制御手段に出力し、前記第1の制御手段が、前記預り釣銭情報および前記金額指示情報に基づいて、支払い金額に対応する支払金額情報を前記預り釣銭支払手段に出力し、前記預り釣銭支払手段が、前記支払金額情報に基づいて、貨幣を支払い、前記第1の制御手段が、前記預り釣銭情報および前記支払金額情報に基づいて、更新する預り釣銭情報を前記預り釣銭情報書込手段および前記情報出力手段に出力し、前記預り釣銭情報書込手段が、前記更新された預り釣銭情報を前記記憶媒体に書き込んで、前記記憶媒体を排出し、前記情報出力手段が、前記更新された預り釣銭情報を前記管理装置に通信回線を介して出力し、前記管理装置では、前記情報入力手段が、前記更新された預り釣銭情報を入力し、前記第2の制御手段を介して前記更新された預り釣銭情報を前記情報管理手段に記憶させることを特徴とする。
この精算システムによれば、預り釣銭として残存させる金額、精算して返金する際の払い出させる金額および精算して返金する際の払い出される各金種毎の枚数のうち少なくとも1つを選択して任意に精算する金額を設定することができるので、顧客にとって精算の選択の幅が広がる。
また、精算装置と、管理装置とが通信可能に接続されているので、例えば、顧客のIDに基づいて、預り釣銭情報を管理装置で管理することができる。また、管理装置からIDに基づいて顧客の預り釣銭情報を読み出すこともできる。さらに、管理装置では、記録した預り釣銭情報を、例えば、履歴情報として集計することもできる。
ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。また、コイン形状の記憶媒体を用いることもできる。この記憶媒体は、例えば、顧客カードとして機能する。
また、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
なお、金額指示手段に替えて、預り釣銭の精算処理モードを選択入力する精算処理選択手段を備えることもできる。この精算処理選択手段によって、精算処理モードを選択して任意に精算する金額を設定することができるので、顧客にとって精算の選択の幅が広がる。なお、精算処理モードとして、預けられた全額を預り釣銭とする処理、紙幣に対応する預り釣銭額を預ける処理、硬貨に対応する預り釣銭額を預ける処理、預り釣銭として預ける金額を指定するための処理、預り釣銭を全額払い出す処理などが挙げられる。
また、本発明の生産システムにおける管理装置は、例えば1店舗に1台備えるようにしもてよい。また、さらに管理装置の上位に通信可能に構成した上位管理装置を設けるようにしてもよい。この上位管理装置は、1つまたは複数の管理装置から、代金、売上情報、入金された金額情報、預り釣銭特定情報などを必要に応じて集計して、その結果を表示用モニタ、印刷機、外部の他の装置などにネットワークを介して出力する。この上位管理装置として、店舗外に設置されたインターネットサーバなどが挙げられる。
本発明の記憶媒体決済装置、記憶媒体決済方法、ポイント付与装置、ポイント付与方法、記憶媒体決済システム装置、記憶媒体決済システムおよびポイント付与システムによれば、代金決済精算装置の省スペース化を実現し、買い物かごを取りやすく、現金の投入や受け取りが容易な位置に顧客を待機させることができ、さらには現金授受にかかる時間の低減、レジスタ装置における決済時間の短縮を図ることができる。
また、本発明の記憶媒体決済装置、記憶媒体決済方法、ポイント付与装置、ポイント付与方法、精算装置、精算方法、記憶媒体決済システム装置、記憶媒体決済システム、ポイント付与システムおよび精算システムによれば、顧客の次回の来店意欲をより向上させ、特にRFM(Recency Frequency Monetary)を高く維持することができる。
さらに、本発明の精算装置、精算方法、記憶媒体決済システム装置および精算システムによれば、預り釣銭額を任意に設定可能とすることができる。
以下、本発明に係る記憶媒体決済システム10の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1に、本発明の一実施の形態の記憶媒体決済システム10を備えた量販店における会計場の一例の配置図(各装置間の接続線は図示していない)を示す。
図1に示された会計場では、記憶媒体として機能する顧客カード160を有する顧客に対する会計処理と、顧客カード160を有しない顧客に対する会計処理を行う。
会計処理台101上には、記憶媒体決済装置として機能するレジスタ装置(POS)105が設置されている。このレジスタ装置(POS)105には、購入商品を収容する容器やその商品に貼付された、予め記録された購入商品を特定するための、例えば、バーコードなどを読み取るハンディータイプのバーコードリーダ104が取り付けられている。
なお、バーコードリーダ104の代わりに、またはバーコードリーダ104とともに、例えば、会計処理台101の上面に備え付けのバーコードリーダ部を設けてもよい。この場合には、このバーコードリーダ部は、レジスタ装置(POS)105に通信可能に接続される。また、レジスタ装置(POS)105には、商品の数量や価格の商品情報をテンキーや商品名のシールを貼ったキー群より入力するためのキーボードなどの入力手段を併設し、バーコードリーダ104および/またはキーボードから購入商品の商品価格特定情報を入力するようにしてもよい。このキーボードなどはレジスタ装置(POS)105に一体的もしくは通信回線を介して別体に設けてもよい。
このレジスタ装置(POS)105は、バーコードリーダ104で読み取られた購入商品に対する商品価格特定情報などを集計し、顧客がレジスタ装置(POS)105に顧客カード160や貨幣を挿入し商品購入に対する決済を行う。なお、このレジスタ装置(POS)105では、顧客カード160を有しない顧客に対して、新たに顧客カード160を発行することができる。
ここで、顧客カード160には、例えば、会計処理の際に発生した釣銭に対応する預り釣銭情報や商品の購入額、預り釣銭額などによって付与されるポイント情報などが記憶されている。
また、会計場の一画には、顧客カード160に記録された預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報に基づいて預り釣銭を支払う精算機110が配置されている。また、顧客カード160を有する顧客は、会員登録用顧客カード発行機120において、会員登録し、会員登録された顧客カード160の発券を行うこともできる。
この会員登録用顧客カード発行機120には、例えば、会員登録をする際の顧客の住所、氏名、年齢、性別、連絡先、暗証番号などの属性情報を入力するためのパーソナルコンピュータ121が接続されている。
ここで、会員登録をした顧客カード160を用いる顧客に対しては、例えば、会員登録をしていない顧客カード160を用いる顧客よりも、ポイント付与率を増加させるなどの特典を与えてもよい。また、会員登録をした顧客カード160には、暗証番号などが登録されるため、例えば、顧客カード160が他人に渡ったときでも、精算機110などで預り釣銭を精算されることなどの問題がないなどの防犯上の特典も得られる。また、会員登録された顧客カード160は、一般の顧客カード160とは、例えば、顧客カード160の色や記される模様などを変えてもよい。
さらに、会計場の一画には、購入商品を袋詰めする場所を提供するため袋詰め用テーブル130が設置されている。
続いて、上記した記憶媒体決済システム10の各機器における接続構成について、図2を参照して説明する。
図2には、記憶媒体決済システム10の各機器における接続構成の概要が示されている。
バーコードリーダ104を併設したレジスタ装置(POS)105、精算機110および会員登録用顧客カード発行機120は、それぞれネットワーク回線を介して通信可能な状態に店内管理装置140と接続されている。
また、店内管理装置140は、例えば、プロトコルコンバータ、モデム、一般通信回線を介して店外総合管理装置150と通信可能な状態になっている。なお、店外総合管理装置150は、さらに他店の店内管理装置と通信可能な状態になっている。
ここで、店内管理装置140には、例えば、店内管理装置140に店内の各機器から出力される情報、店外総合管理装置150に出力する情報、店外総合管理装置150からの所定の情報などを参照する機能を含んだパーソナルコンピュータ141などを接続することができる。
また、記憶媒体決済システム10において、例えば、所定の預り金にて買物かごを貸し出すようにしてもよい。また、この買物かごの貸し出し情報を、例えば、顧客カード160のIDに基づいて、店内管理装置140で管理させてもよい。
以下に、本発明の一実施の形態の記憶媒体決済システム10を構成する各機器や顧客カード160などについて説明する。
(顧客カード160)
顧客カード160について、図3を参照して説明する。
図3には、顧客カード160の平面図が示されている。
顧客カード160は、その内部にICチップ161と、そのICチップ161と接続されたアンテナ部162とを有し、非接触型の記憶媒体としての機能と、表面に磁性粉体を移動自在に封入した表示窓部であるカードビジブル部163を有し、磁気カードとしての機能を兼ね備えたものであり、カード形状を有するように構成されている。
この顧客カード160では、他の機器に設けられた、例えばリーダライタなどによりアンテナ部162を介してICチップ161からの情報の読み取り、およびICチップ161への情報の書き込みを行うことができる。
また、顧客カード160のカードビジブル部163は、内部に封入された所定量の磁性粉体が外部から視認可能に透明のフィルム材で表面が被覆されている。このカードビジブル部163は、カードビジブル部163に対向する裏面側に設けられた磁気記録部を、表示情報に対応した所定の英数字などの文字または模様状に磁気記録し、この磁気記録された位置に磁性粉体が着磁されて留まることで、英数字等の文字を表記することができる。
ここで、顧客カード160に衝撃が与えられ、磁性体粉が着磁部から脱落して表示が視認できない状態となっても、顧客カード160を振って磁性体をカードビジブル部163内部で動かせば、再び着磁部へ付着して視認可能となる。
このカードビジブル部163に表示する内容としては、例えば、前回の取引日時、ポイント残高、預り釣銭金額などを12〜14桁の連番で表示するものとし、例えば、「03B15146803524」の表示であれば、先頭5桁「03B15」が前回の取引日時03B15(03は2003年を、Bは2月を、Aは1月を、Cは3月を、15は15日をそれぞれ表すものとする)すなわち「2003年2月15日」を表し、続く4桁がポイント残高「1468ポイント」を表し、続く5桁が預り釣銭金額「3524円」を表す。
このようにカードビジブル部163に前回の取引日時、ポイント残高、預り釣銭金額などの情報を表示することで、顧客が容易に預り釣銭金額を確認することができ、不要なトラブルなどの発生を防止することができる。さらに、代金決済毎に、預り釣銭金額を確認することができるので、顧客は、安心して顧客カード160を利用することができる。さらに、顧客カード160は、釣銭を保留する機能に加え、例えば、プリペイドとして機能することもできる。また、店舗においては、釣銭やプリペイドに対応する滞留金が確保できるため、釣銭準備金などを設ける必要がなくなる。
また、表示領域が許されるのであれば更に多くの情報を表示してもよい。また、顧客カード160の表面上部には、顧客の氏名を記載する領域が設けられている。
なお、このカードビジブル部163に英数字等の文字を表記する磁気処理部は、レジスタ装置(POS)105に備えられることが好ましいが、この磁気処理部を備えなくてもよい。この場合には、カードビジブル部163には、商品購入ごとにカードビジブル部163の表記を変えることはできないが、例えば、初期状態において、店舗の店番や発行番号などを表記しておくこともできる。また、会員登録された顧客カード160においては、磁気処理部を備える会員登録用顧客カード発行機120で、カードビジブル部163に所定の英数字等の文字を表記することができる。
また、顧客カード160のICチップ161には、ID、付与されたポイントの情報、預り釣銭金額の情報などが記録される。また、顧客カード160には、会員登録を行った顧客が使用する会員カードと、レジスタ装置(POS)105にて一時的に預り釣銭するのみの顧客が使用する非会員カードとを設けるようにしてもよい。会員登録を行った顧客の顧客カード160のICチップ161には、上記情報に加え、例えば、住所、氏名、年齢、性別、連絡先などの顧客情報、暗証番号などの情報が記録される。なお、ICチップ161に記録されるのはこれらの情報に限られるものではなく、必要な情報をさらに付加することができる。
顧客カード160を用いた管理システムにおいては、それぞれについて、次に示した管理システムの内のいずれか1つを採用することができる。
(1)顧客カード160がIDだけの記録情報を有し、その他の情報は店内管理装置140またはチェーン店の場合には店外総合管理装置150において管理されるシステム、または、(2)顧客カード160がID以外に、店内管理装置140またはチェーン店の場合には店外総合管理装置150において管理される情報の一部である預り釣銭情報、ポイント情報などの情報を有して管理されるシステムを採用することができる。
なお、本発明の一実施の形態の記憶媒体決済システム10において、上述した(2)顧客カード160がID以外に、店内管理装置140において管理される情報の一部である預り釣銭情報、ポイント情報などの情報を有して管理されるシステムを採用した場合について説明するが、勿論、上述した他の管理システム(1)も採用することができる。
(会員登録用顧客カード発行機120)
会員登録用顧客カード発行機120について図4〜6を参照して説明する。
図4は、会員登録用顧客カード発行機120の外観を示す斜視図、図5は、会員登録用顧客カード発行機120の構成部を示す図、図6は、会員登録用顧客カード発行機120における動作の流れを示す図である。
まず、図4を参照して、会員登録用顧客カード発行機120の構成について説明する。
会員登録用顧客カード発行機120は、主に、会員登録済みの顧客カードの発行や再発行、すでに発行された会員登録済みの顧客カード160の暗証番号の確認、解約に対応する処理などを行うものである。なお、会員登録用顧客カード発行機120は、ネットワーク回線を介して店内管理装置140と通信可能に接続されている。
図4に示された会員登録用顧客カード発行機120は、筐体で構成され、その筐体の上面部には、リーダライタ部120a、操作キー部120b、表示部120cが設けられている。また、筐体の1つの側面には、カード挿入口120dが設けられ、会員登録用顧客カード発行機120内部には、そのカード挿入口120dから挿入されたカードに磁気処理を行う磁気処理部120eが設けられている。
また、この会員登録用顧客カード発行機120には、例えば、会員登録をする際の顧客の住所、氏名、年齢、性別、連絡先、生年月日、好きな買物、年収、暗証番号などの属性情報を入力するためのパーソナルコンピュータ121が接続されている。なお、これらの情報は、操作キー部120bにおいて行わせることもできる。
リーダライタ部120aは、アンテナ駆動回路を含むIC部、アンテナ部から構成されたリーダライタを内蔵し、リーダライタ部120a上に設置された顧客カード160内に設けられた記憶媒体からの所定の情報の読み取り、またはリーダライタ部120a上に設置された情報が登録前の未登録カード内に設けられた記憶媒体へのIDの書き込みやパーソナルコンピュータ121または操作キー部120bからの情報の一部の書き込みなどを行う。また、パーソナルコンピュータ121または操作キー部120bによって入力された情報は、カードに付与されるIDに基づいて、店内管理装置140に出力され、店内管理装置140でその情報が管理される。ここで、会員登録された顧客カード160の新発行を行う場合に、顧客カード160に書き込まれる情報は、例えば、ID、暗証番号などの情報であり、会員登録された顧客カード160の再発行を行う場合に、顧客カード160に書き込まれる情報は、例えば、ID、暗証番号、ポイント残高、預り釣銭金額などである。
カード挿入口120dは、リーダライタ部120aによって情報が書き込まれたカードを挿入するためのもので、その挿入されたカードは、磁気処理部120eに搬送される。この磁気処理部120eは、カードのカードビジブル部163に対向する裏面側に設けられた磁気記録部を、表示情報に対応した所定の英数字などの文字または模様状に磁気記録するものである。これによって、カードビジブル部163に、例えば、前回の取引日時、ポイント残高、預り釣銭金額などを12〜14桁の連番で表示することができる。
このリーダライタ部120aと磁気処理部120eにおける処理を行って、未登録カードを種々の情報が記録された顧客カード160とすることができる。
また、表示部120cには、パーソナルコンピュータ121または操作キー部120bで入力された情報などを表示することができる。また、リーダライタ部120aによって読み取られた顧客カード160の情報などを表示することもできる。
なお、会員登録用顧客カード発行機120では、リーダライタ部120aを会員登録用顧客カード発行機120の上面部に設けているが、磁気処理部120eに併設させることもできる。この場合には、未登録カードをカード挿入口120dに挿入することによって、リーダライタ部120aと磁気処理部120eにおける処理を、未登録カードをカード挿入口120dに挿入するという1回の操作で行うことができる。
図5に示すように、会員登録用顧客カード発行機120は、制御部300、記憶媒体情報処理部301、ビジブル情報処理部302、選択ボタン検知部303から構成されている。
制御部300は、演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)から主に構成され、CPUでは、ROMやRAMに格納されたプログラムやデータなどを用いて各種の演算処理を実行する。この制御部300では、記憶媒体情報処理部301、ビジブル情報処理部302、選択ボタン検知部303の各機部間との信号の出入力、およびネットワーク回線を介して店内管理装置140との間の信号の出入力を制御している。
また、ここでは、記憶媒体情報処理部301は、上述したリーダライタ部120aとして機能し、ビジブル情報処理部302は、上述した磁気処理部120eとして機能する。
また、選択ボタン検知部303は、パーソナルコンピュータ121または操作キー部120bからの信号を検知し、その信号に基づく情報を制御部300に出力するものである。
そして、制御部300によって制御される、記憶媒体情報処理部301、ビジブル情報処理部302、選択ボタン検知部303の各機器部は、次のように動作する(図6)。
以下に、図6を参照してその動作を説明する。
会員登録用顧客カード発行機120では、主に、(1)会員登録済みの顧客カード160の新発行、(2)会員登録済みの顧客カード160の再発行、(3)すでに発行された会員登録済みの顧客カード160の暗証番号の確認、(4)会員登録済みの顧客カード160の解約手続きを行うことができる。以下の動作の説明において、会員登録済みの顧客カード160を、単に顧客カード160と示す。
まず、記憶媒体情報処理部301は、リーダライタ部120a上へのカードの設置を待機しており、リーダライタ部120a上へのカードの設置を検知すると、それに応じた処理を実行する。
リーダライタ部120a上にカードが設置されると、記憶媒体情報処理部301は、そのカードの記憶媒体からIDを読み取る(ステップS310)。そして、記憶媒体情報処理部301は、その読み取ったID情報を制御部300に出力する。
制御部300は、その記憶媒体情報処理部301から出力されたID情報に基づき、その情報が、「IDなし」、「IDあり」、「検知できず」のいずれの情報であるかを判定する(ステップS311)。
ステップS311の判定で、「検知できず」と判定された場合には、リーダライタ部120a上にカードが設置されていない場合であり、制御部300は、リターンしスタートに戻る。
ステップS311の判定で、「IDなし」の場合には、制御部300は、選択ボタン検知部303から出力されたパーソナルコンピュータ121または操作キー部120bで入力された情報に基づき、顧客カード160の「新発行」か、「再発行」かを判定する(ステップS312)。
ここで、ステップS312の判定で、「新発行」と判定された場合における(1)顧客カード160の新発行について説明する。
ステップS312の判定で、「新発行」と判定された場合には、制御部300は、ネットワーク回線を介して店内管理装置140にIDの発行を要求し、店内管理装置140から受信したIDを未登録カードに書き込むための情報を記憶媒体情報処理部301に出力する。記憶媒体情報処理部301は、その情報に基づいて、リーダライタ部120aによって未登録カードにIDを記録する。そして、制御部300は、初期値としてポイント数、預り釣銭額は通常「0」とするが、特別に会員登録した顧客となった特典として、ポイントを付与してもよい。また、預り釣銭額をリーダライタ部120aがアンテナ駆動回路を介して新しい顧客カード160のICチップ161に書き込むこともできる。そして、制御部300は、店内管理装置140に対し、発行したIDに基づいてこのポイント数や預り釣銭額の初期値を記録するよう指示を送信する(ステップS313)。
未登録カードにIDの記録後、制御部300は、発行完了に対応する情報を表示させるための表示情報を表示部120cに出力し、表示部120cはその情報に基づいて、例えば、「発行完了」などの情報を表示する(ステップS314)。
続いて、制御部300は、パーソナルコンピュータ121または操作キー部120bで入力された暗証番号を付与されたIDに基づき、店内管理装置140に出力し、店内管理装置140は、そのIDに基づいて暗証番号を管理する(ステップS315)。なお、ここで、発行された顧客カード160に暗証番号を記録させてもよい。
続いて、制御部300は、制御部300に記録されているFLGを通常設定されている「0」から付与されたIDに書き換える(ステップS316)。
続いて、ビジブル情報処理部302は、顧客カード160が挿入されているか否かを判定する(ステップS317)。
ステップS317の判定で、Noの場合には、ビジブル情報処理部302は、その情報を制御部300に出力し、制御部300はリターンしスタートに戻る。
ステップS317の判定で、Yesの場合には、ビジブル情報処理部302は、その情報を制御部300に出力し、制御部300は、制御部300に記録されているFLGが「0」か否かを判定する(ステップS318)。
ステップS318の判定で、Yesの場合には、制御部300は、記憶媒体情報処理部301における処理を先に行わせる情報を表示させるための表示情報を表示部120cに出力し、表示部120cはその情報に基づいて、例えば、「先にカードをリーダライタ部に置いて下さい」などの情報を表示する(ステップS319)。
そして、制御部300は、挿入された顧客カード160を返却させるための情報をビジブル情報処理部302に出力する。ビジブル情報処理部302は、その情報に基づいてカード挿入口120dから顧客カード160を返却する(ステップS320)。
ステップS318の判定で、Noの場合には、制御部300は、カードビジブル部163の磁気記録部を日付、ポイント数、預り釣銭額に対応して磁化させるための情報をビジブル情報処理部302に出力する。ビジブル情報処理部302では、その情報に基づいて、磁気処理部120eによってカードビジブル部163の磁気記録部を磁化させる。これによって、カードビジブル部163に、日付、ポイント数、預り釣銭額を表示することができる(ステップS320)。なお、新発行された顧客カード160では、ポイント数、預り釣銭額は、通常「0」とするが、特別に会員登録した御礼としてのポイントを付与し、そのポイント数や預り釣銭額を表示するようにしてもよい。
続いて、次の他のカード処理を行うために、制御部300に記録されているFLGを「0」に書き換え、この処理における情報を消去し、次の会員登録するためのカード処理に備える(ステップS322)。
そして、制御部300は、挿入された顧客カード160を返却させるための情報をビジブル情報処理部302に出力する。ビジブル情報処理部302は、その情報に基づいてカード挿入口120dから顧客カード160を返却する(ステップS320)。
次に、ステップS312の判定で、「再発行」と判定された場合における(2)顧客カード160の再発行について説明する。
この場合には、会員登録した顧客のID情報が不明なため、パーソナルコンピュータ121または操作キー部120bで会員登録した顧客の生年月日、電話番号、氏名などを入力させ、選択ボタン検知部303は、それらの情報を制御部300に出力する。制御部300は、それらの情報を店内管理装置140に出力し、店内管理装置140は、それらの情報に基づいて、登録されているIDから該当するIDを検索する(ステップS323)。
そして、店内管理装置140は、検索結果を制御部300に出力する。制御部300は、その検索結果が、「該当IDなし」か、「該当IDあり」かを判定する(ステップS324)。
ステップS324の判定で、「該当IDなし」の場合には、制御部300は、該当する顧客情報がないとの情報を表示させるための表示情報を表示部120cに出力し、表示部120cはその情報に基づいて、例えば、「該当顧客ありません」などの情報を表示し、リターンしてスタートに戻る(ステップS325)。
一方、ステップS324の判定で、「該当IDあり」の場合には、制御部300は、店内管理装置140に新たにID発行の要求を出力し、店内管理装置140は、該当したIDとは異なる新たなIDを制御部300に出力する(ステップS326)。
また、店内管理装置140は、該当したIDに基づいて管理されている情報、ポイントや預り釣銭額などを新たなIDに基づく情報に書き換え、管理する(ステップS327)。また、制御部300は、新たなIDを未登録カードに記録するための情報を記憶媒体情報処理部301に出力する。記憶媒体情報処理部301は、その情報に基づいて、リーダライタ部120aによって未登録カードに新たなIDを記録する(ステップS327)。なお、この新たなIDを未登録カードに記録する際、同時にポイント残高、預り釣銭金額、暗証番号などを記録する。
続いて、未登録カードに所定の情報を記録後、制御部300は、再発行完了に対応する情報を表示させるための表示情報を表示部120cに出力し、表示部120cはその情報に基づいて、例えば、「再発行完了」などの情報を表示する(ステップS328)。
続く工程は、上述したステップS315〜ステップS322と同一であるので、説明を省略する。
次に、制御部300は、その記憶媒体情報処理部301から出力されたID情報に基づき、その情報が、「IDなし」、「IDあり」、「検知できず」のいずれの情報であるかを判定するステップS311の判定で、「IDあり」の場合には、制御部300は、ネットワーク回線を介して店内管理装置140から、そのIDに基づく情報を受信する(ステップS329)。
そして、制御部300は、その店内管理装置140から受信した情報の一部を表示させるための表示情報を表示部120cに出力し、表示部120cはその情報に基づいて、例えば、そのIDを有する会員登録した顧客の氏名などの情報を表示する(ステップS330)。
続いて、制御部300は、選択ボタン検知部303から出力されたパーソナルコンピュータ121または操作キー部120bで入力された情報に基づき、「顧客カードの再発行に対する旧顧客カードの情報」、「暗証番号確認」、「貸出用買物かごの返却」、「解約」のいずれの動作モードであるかを判定する(ステップS331)。
以下に、「顧客カードの再発行に対する旧顧客カードの情報」、「暗証番号確認」、「貸出用買物かごの返却」、「解約」の動作モードにおける工程をそれぞれ説明する。
まず、ステップS331の判定で、「顧客カードの再発行に対する旧顧客カードの情報」の場合には、制御部300は、記憶媒体情報処理部301で読み取られたIDを旧IDとして記録する(ステップS332)。
続いて、リーダライタ部120aに設置された旧顧客カード160が取り除かれ、再発行用の新しい未登録の顧客カード160がリーダライタ部120a上に設置されると、記憶媒体情報処理部301は、そのカードの記憶媒体からIDを読み取る(ステップS310)。そして、記憶媒体情報処理部301は、その読み取ったID情報を制御部300に出力する。
制御部300は、その記憶媒体情報処理部301から出力されたID情報に基づき、その情報が、「IDなし」、「IDあり」、「検知できず」のいずれの情報であるかを判定する(ステップS311)。
リーダライタ部120a上に設置された新しい未登録の顧客カード160は、IDを有していないので、ステップS311の判定において「IDなし」と判定され、制御部300は、選択ボタン検知部303から出力されたパーソナルコンピュータ121または操作キー部120bで入力された情報に基づき、顧客カード160の「新発行」か、「再発行」かを判定する(ステップS312)。
「再発行」における情報が入力されているので、ステップS312の判定では、「再発行」と判定される。
この顧客カード160の再発行の工程では、すでに旧顧客カードからIDが読み込まれ、そのIDが旧IDとして制御部300に記録されているため、ステップS323〜ステップS324のIDを検索する工程は省かれる。
続いて、制御部300は、店内管理装置140に新たにID発行の要求を出力し、店内管理装置140は、旧IDとは異なる新たなIDを制御部300に出力する(ステップS326)。
また、店内管理装置140は、旧IDに基づいて管理されている情報を、新たなIDに基づく情報に書き換え、管理する(ステップS327)。また、制御部300は、新たなIDを未登録カードに記録するための情報を記憶媒体情報処理部301に出力する。記憶媒体情報処理部301は、その情報に基づいて、リーダライタ部120aによって未登録カードに新たなIDを記録する(ステップS327)。なお、この新たなIDを未登録カードに記録する際、同時にポイント残高、預り釣銭金額、暗証番号などを記録する。
続いて、未登録カードに所定の情報を記録後、制御部300は、再発行完了に対応する情報を表示させるための表示情報を表示部120cに出力し、表示部120cはその情報に基づいて、例えば、「再発行完了」などの情報を表示する(ステップS328)。
続く工程は、上述したステップS315〜ステップS322と同一であるので、説明を省略する。
次に、ステップS331の判定で、「暗証番号確認」の場合には、制御部300は、記憶媒体情報処理部301で読み取られたIDに対応する暗証番号情報を店内管理装置140から読み込む。そして、パーソナルコンピュータ121または操作キー部120bで入力された表示許可情報(ステップS329にて受信した情報、住所、氏名、年齢、性別、連絡先をパーソナルコンピュータ121に表示し、店員はこの表示を見ながら会員登録済みの顧客に質問し顧客カード所有者か否かを入力した情報)に基づいて、暗証番号を表示させるための表示情報を表示部120cに出力し、表示部120cはその情報に基づいて、暗証番号を表示する(ステップS333)。なお、暗証番号が顧客カード160に記録されている場合には、記憶媒体情報処理部301にて顧客カード160から暗証番号を読み込んでもよい。
続く工程は、上述したステップS317〜ステップS322と同一であるので、説明を省略する。
次に、ステップS331の判定で、「貸出用買物かごの返却」の場合には、制御部300は、パーソナルコンピュータ121または操作キー部120bで入力された返却された貸出用買物かごに対する個数情報および記憶媒体情報処理部301で読み取られたIDを店内管理装置140に出力する。店内管理装置140では、そのIDに基づいて管理されている貸出用買物かご数に対応する情報から返却された貸出用買物かご数を減じて、その値を更新する(ステップS334)。
続く工程は、上述したステップS317〜ステップS322と同一であるので、説明を省略する。
この「貸出用買物かごの返却」に対応する処理では、貸出用買物かごの返却に対する預り金の返却は、例えば、店員などによって行われる。なお、貸出用買物かごの貸し出しを行わない店舗においては、この「貸出用買物かごの返却」の関する処理は削除することができる。
次に、ステップS331の判定で、「解約」の場合には、制御部300は、選択ボタン検知部303から出力されたパーソナルコンピュータ121または操作キー部120bで入力された暗証番号と、記憶媒体情報処理部301で読み取られたIDに対応する店内管理装置140から読み込まれた暗証番号とを比較し、相互が一致するか否かを判定する(ステップS335)。なお、暗証番号が顧客カード160に記録されている場合には、記憶媒体情報処理部301にて顧客カード160から暗証番号を読み込んでもよい。
ステップS335の判定で、相互が一致しない「NG」の場合には、制御部300は、暗証番号が異なることに対応する情報を表示させるための表示情報を表示部120cに出力し、表示部120cはその情報に基づいて、例えば、「暗証番号が違います」などの情報を表示する(ステップS336)。
一方、ステップS335の判定で、相互が一致する「OK」の場合には、制御部300は、記憶媒体情報処理部301で読み取られたIDに基づいて管理されている情報を消去すべき情報を店内管理装置140に出力する。そして、店内管理装置140は、その情報に基づいて、そのIDに基づく管理情報を消去する(ステップS337)。また、制御部300は、顧客カード160に記録されている情報を消去すべき情報を記憶媒体情報処理部301に出力する。そして、記憶媒体情報処理部301は、その情報に基づいて、顧客カード160に記録されている情報を消去または使用済とわかるデータを所定記録エリアに記録する初期化を行う。なお、情報が消去された顧客カード160は、例えば、店員などによって回収される。
続く工程は、上述したステップS317〜ステップS322と同一であるので、説明を省略する。
この「解約」に対応する処理では、預り釣銭やポイントに対する精算は、例えば、店員などによって行われる。
ここで示した会員登録用顧客カード発行機120は、リーダライタ部120aと磁気処理部120eとが異なる位置に構成されているが、リーダライタ部120aを磁気処理部120eが設けられた位置に併設させることもできる。この場合には、リーダライタ部120aへの顧客カード160の設置、および磁気処理部120eへの顧客カード160の挿入という2つの動作を行うことなく、カード挿入口120dに顧客カード160を挿入することで、リーダライタ部120aと磁気処理部120eとにおける処理を行うことができる。
このリーダライタ部120aを磁気処理部120eが設けられた位置に併設された会員登録用顧客カード発行機を用いた場合には、上記した動作工程から、ステップS316、ステップS317、ステップS318、ステップS319、ステップS322の顧客カード160をリーダライタ部120aから磁気処理部120eに移動させる間に情報を記録するためのFLGなどの処理工程を削除することができる。
なお、本実施例において例示してはいないが、会員登録した顧客毎の預り釣銭を後述する図12に示す精算機110が硬貨支払口110k、硬貨貯留排出部110p、硬貨貯留識別部110m、硬貨受入口110iを有しない場合、預り釣銭のみを返却するようにしてもよい。この場合、ステップS331の動作モード分岐において預り釣銭返却モードを新たに設け、その後の処理は、上記した解約処理のうちステップS337に変えて、預り釣銭のみを「0」とし、店内管理装置140と顧客カード160に記憶するようにし、その他のステップS335とステップS336の暗証番号認証処理と同じ処理を新たに設け、ステップS317へ移行するようにすればよい。
(レジスタ装置(POS)105)
レジスタ装置(POS)105について図7〜13を参照して説明する。
まず、記憶媒体決済装置として機能し、バーコードリーダ104を備え、バーコードリーダ104で読み取られた購入商品に対する商品価格特定情報やキー部105rなどの入力手段で入力された商品数情報などを集計し、顧客が顧客カード160および貨幣を挿入し商品購入に対する決済を行う機能を備えたレジスタ装置(POS)105の構成について、図7および8を参照して説明する。
なお、バーコードリーダ104の代わりに、またはバーコードリーダ104とともに、例えば、会計処理台101の上面に備え付けのバーコードリーダ部(図示しない)を設け、そのバーコードリーダ部からの商品価格特定情報を通信回線を介してレジスタ装置(POS)105に入力してもよい。
図7は、レジスタ装置(POS)105の前方からの外観を示す斜視図、図8は、レジスタ装置(POS)105の後方からの外観を示す斜視図である。
レジスタ装置(POS)105は、会計処理台101上に配置され、ネットワーク回線を介して店内管理装置140と通信可能に接続されている。
図7および8に示すように、レジスタ装置(POS)105は、筐体で構成され、その筐体の背面部には、記憶媒体受入排出部として機能するカード挿入口105a、貨幣受入部として機能する紙幣挿入口105cが設けられ、筐体の背面部が顧客側に向くように、会計処理台101上に設置されている。また、筐体の上面部には、購入商品の総額などを表示する表示部105iが店員側に向けて設けられている。また、筐体の背面部にも表示部105dが顧客側に向けて設けられている。
また、レジスタ装置(POS)105の前面のキー部105rの脇には、各情報を印字して出力するプリンタ105qが設けられている。このプリンタ105qによって、例えば、商品価格特定情報などが記載されたレシートを発行することもできる。
また、筐体の前面部には、背面部に設けられたカード挿入口105aに対応する位置にカード挿入口105pが設けられている。このカード挿入口105aは、顧客が顧客カード160を挿入するための挿入口であり、一方、カード挿入口105pは、店員が顧客カード160を挿入するための挿入口である。なお、通常、顧客カードをどちらから受け入れるかは、店舗によって自由に設定可能である。また、顧客カード160を双方のカード挿入口105a、105pから受け入れ可能とすることもできる。
また、レジスタ装置(POS)105の正面部には、商品の種別を入力する種別キー、商品の金額や商品の種別を示す識別コード等の数値を入力する数字キー、演算種別を選択する選択キー、小計を計算する小計キー、合計を計算する合計キー、商品毎に設けられ押圧することでその商品の金額および種別コードが入力される個別キーなどのキー部105rが設けられている。
また、筐体内には、カード挿入口105a、105pから挿入された顧客カード160を受け入れて顧客カード160に設けられた記憶媒体の情報を処理し、顧客カード160のカードビジブル部163の情報を書き換える預り釣銭情報読取手段および預り釣銭情報書込手段として機能するカード処理部(図示しない)と、紙幣挿入口105cから挿入された紙幣の金額を認識する貨幣識別手段として機能する紙幣識別部(図示しない)と、紙幣識別部から搬送された紙幣を収納し、記録部105fが取り付けられた紙幣収納部105gと、紙幣収納部105gの記録部105fと情報交信を行うリーダライタ部105hとが設置されている。また、レジスタ装置(POS)105は、例えば、停電時にも使用できるように、バックアップ電源が搭載されている。
カード処理部(図示しない)には、アンテナ駆動回路を含むIC部、アンテナ部から構成されたリーダライタが備えられ、カード処理部に搬送された顧客カード160内に設けられた記憶媒体からのID、預り釣銭金額、ポイント残高などの情報の読み取りや商品購入後の預り釣銭金額、ポイント残高などの情報の書き込みなどを行う。なお、カード処理部は、ポイント情報読取手段およびポイント情報書込手段としても機能する。
また、カード処理部(図示しない)には、顧客カード160のカードビジブル部163に対向する裏面側に設けられた磁気記録部を、表示情報に対応した所定の英数字などの文字または模様状に磁気記録する磁気処理部が、上記したリーダライタに併設されている。磁気処理部によって、磁気記録部の所定の部分が磁化されることで、カードビジブル部163に、例えば、前回の取引日時、ポイント残高、預り釣銭金額などを12〜14桁の連番で表示することができる。
紙幣識別部(図示しない)は、紙幣挿入口105cから挿入される4種類の紙幣を識別するものである。この紙幣識別部には、搬送部が設けられ、この搬送部によって、紙幣が紙幣収納部105gに搬送されて、収納される。
紙幣収納部105gは、紙幣を紙幣収納部105g内に搬送するための搬送口105nが開口された筐体で構成され、レジスタ装置(POS)105内に着脱可能に設置されている。この紙幣収納部105gは、レジスタ装置(POS)105の背面部に施錠機能部105jを有する開閉ドアを設け、この開閉ドアを開閉することで、レジスタ装置(POS)105内より外部に取り出し可能となる。この施錠機能部105jを有する開閉ドアは、レジスタ装置(POS)105の側面部などに設けられてもよい。なお、この施錠機能部105jは、鍵を用いて施錠するものでも、電気的に施錠するものでもよい。
また、紙幣収納部105gは、その一面が紙幣収納部105g内に収納された紙幣を取り出す施錠機能部105kを有する取り出し蓋105mで構成されている。また、紙幣収納部105gの内底面部には、記録部105fが配設されている。
この記録部105fは、アンテナ部を有する非接触型の記憶媒体で構成されている。この記録部105fには、例えば、紙幣識別部(図示しない)によって識別され、紙幣収納部105gに収納された紙幣の積算総額や金種毎の枚数または金種毎の積算総額の情報、レジスタ装置(POS)105を取り扱う店員の情報、レジスタ装置(POS)105の取り扱い情報(例えば、レジスタ装置(POS)105の施錠が解除された日時情報、レジスタ装置(POS)105の電源がOFFまたはONされた日時情報、紙幣収納部105gの交換された日時情報、店員交代情報など)、紙幣収納部105gを設置するレジスタ装置(POS)105を特定するための情報、レジスタ装置(POS)105が取り扱い可能な金種情報などが記録される。なお、記録部105fに記録される情報は、これらの情報に限られるものではなく、必要な情報を記録させることができる。
リーダライタ部105hは、紙幣収納部105gに配設された記録部105fと交信可能なレジスタ装置(POS)105内の所定の位置に設置され、アンテナ駆動回路を含むIC部、アンテナ部から構成されている。このリーダライタ部105hは、記録部105fからの情報の読み取りや記録部105fへの情報の書き込みを行う。
また、レジスタ装置(POS)105の正面側の下部には、レジスタ装置(POS)105内に収納可能な貨幣貯留手段として機能するドロワ105bが設けられている。このドロワ105bには、各種貨幣が区分けして貯留され、紙幣挿入口105cを介さずに、店員によって入金される。なお、レジスタ装置(POS)105は、ドロワ105bを設けずに設定することもでき、この場合には、レジスタ装置(POS)105に対する入金は、紙幣挿入口105cを介して行われ、紙幣挿入口105cから入金された紙幣は、紙幣収納部105gに収納される。
また、レジスタ装置(POS)105の正面には、未登録の顧客カード106を収納する未登録顧客カード収納部105eが設けられ、未登録の顧客カード106が収納されている。この未登録の顧客カード106は、例えば、顧客カード106を有しない顧客が、レジスタ装置(POS)105の紙幣挿入口105cに紙幣を挿入し、釣銭が発生する場合に、店員が未登録顧客カード収納部105eから未登録の顧客カード106を取り出し、店員側のカード挿入口105pにその顧客カード106を挿入し、IDや預り釣銭情報の書き込みを行って、顧客側のカード挿入口105aから発行される。
また、顧客カード106を有しない顧客に対する顧客カード106の発行方法は、上記した方法に限られるものではない。例えば、レジスタ装置(POS)105内に、未登録の顧客カード106を貯留する顧客カード貯留部を設け、その貯留した顧客カード106をカード処理部(図示しない)に搬送して、IDや預り釣銭情報の書き込みを行って、顧客側のカード挿入口105aから発行してもよい。この場合には、例えば、会計時に、預り釣銭額が「0」となった顧客カード106を、カード処理部においてIDなどの情報を削除し、顧客カード貯留部に搬送して貯留する構成を備えてもよい。
上記したレジスタ装置(POS)105は、次のように構成することもできる。
図9には、レジスタ装置(POS)105の他の構成の外観を示す斜視図が示されている。
図9に示すように、レジスタ装置(POS)105は、キー部105rが設けられた下部構成部107と、この下部構成部107上に、回転可能に設置された筐体で構成された上部構成部108とで構成されている。上部構成部108は、上部構成部108を構成する筐体の下部に設けられた挟持部105sを挟持して、図9に示す矢印の方向(上部構成部108の軸方向を中心に回転する方向)に回転することができる。
レジスタ装置(POS)105の主に顧客側に向けられる上部構成部108の上部には、表示部105dが設けられ、その下方の側面には、主に顧客が顧客カード160を挿入するためのカード挿入口105a、顧客カード160が紙幣を挿入する紙幣挿入口105c、施錠機能部105jを有する開閉ドアが設けられている。
また、カード挿入口105a、紙幣挿入口105c、施錠機能部105jを有する開閉ドアが設けられた側面に対向する側面には、主に店員が顧客カード160を挿入するためのカード挿入口105pが設けられている。
また、レジスタ装置(POS)105の上面には、プリンタ105qが設けられている。
一方、レジスタ装置(POS)105の下部構成部107は、店員に向けて設置されるキー部105rが突設されており、このキー部105rに表示部105iが並設されている。キー部105rの下部には、ドロワ105bが設けられている。
なお、他の構成については、図7および8に示したレジスタ装置(POS)105の構成と基本的に同じであるので、同一部分には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図9に示すレジスタ装置(POS)105は、下部構成部107と、上部構成部108とで構成され、上部構成部108は、下部構成部107に対して回転自在に設置されているので、例えば、レジスタ装置(POS)105の設置構成は、店員と顧客が向き合って対応するような構成に限られない。例えば、上部構成部108の表示部105dが設置された側面が下部構成部107の正面に対して左回りに90°回転させ、レジスタ装置(POS)105の正面右側に顧客が位置するような設置構成をとることもできる。
また、店員が顧客カード160を挿入するためのカード挿入口105pを設けずに、顧客カード160を挿入するためのカード挿入口105aを代用してもよい。
さらに、レジスタ装置(POS)105の備えられるカード挿入口105a、105pは、図10に示すように、縦型にすることもできる。
図11には、図10に示したカード挿入口105a、105pに対応して設置されるカード処理部としてのカード処理機200の一例を示す。
カード処理機200は、カード処理部本体201a、カード処理機開壁部201b、カード挿入口452、リーダライタ部202、カード貯留部203、カード搬送ベルト204から主に構成されている。ここで、カード挿入口105a、105pは、カード処理機開壁部201bを閉じたときに形成されるカード処理部本体201aとの隙間に相当する。
リーダライタ部202は、アンテナ駆動回路を含むIC部202a、アンテナ部202bから構成される。リーダライタ部202では、挿入された顧客カード160からの情報の読み取りや、顧客カード160への情報の書き込みが行われる。また、リーダライタ部202は、カード処理機開壁部201bの外壁側に設置され、顧客カード160とカード処理機開壁部201bの壁部を介して情報の送受信を行っている。
なお、リーダライタ部202で読み取り、書き込み、または、読み取りおよび書き込みが不可能な顧客カード160またはその他のカードが挿入された場合には、そのカードは、カード挿入口105a、105pから返却される。
カード搬送ベルト204は、リーダライタ部202およびカード貯留部203が設けられたカード処理機開壁部201bの内壁に対向して、カード処理機本体201aに設けられた開口部に配置され、上下2段に設けられている。カード搬送ベルト204は、回転軸によって伝達された搬送ステップモータの回転によって所定の方向に回転し、挿入された顧客カード160の移動、カード貯留部203への顧客カード160の貯留、カード貯留部203からの顧客カード160の取り出しを行う。
カード貯留部203は、カード処理機開壁部201bのカード通路側の壁に、顧客カード160の縦横のサイズよりも大きな縦横サイズの凹部を形成することによって構成され、預り釣銭額が「0」になった顧客カード160を貯留する。例えば、顧客カード106を有しない顧客が、レジスタ装置(POS)105の紙幣挿入口105cに紙幣を挿入し、釣銭が発生する場合に、その預り釣銭額に対応する情報およびIDを記憶させて発行するための顧客カード160がカード貯留部203から取り出される。
カード貯留部203の凹部には、凹部に一端が固定され、他端がカード支持板205に固定されてカード処理機本体201aの方向へ付勢されるばね206が設けられている。
そしてばね206によって付勢され貯留されたブランク状態の顧客カード160は、カード搬送ベルト204がカード挿入口105a、105p方向へ駆動するとカード貯留部203より取り出し可能となる。
また、カード貯留部203の凹部にカード排出部、さらに、カード排出部の下方にカード回収部を設け、貯留された顧客カード160が満杯となった際に、顧客カード160を自動的にカード回収部に導くように構成してもよい。
また、図11に示すように、カード処理機開壁部201bをカード処理機本体201aから開く場合、カード貯留部203に顧客カード160が貯留されていると落下してしまうので、それを防止するために、落下防止爪209が設けられている。落下防止爪209は、図11に示すように、カード処理機開壁部201bに取り付けられ、カード処理機開壁部201bをカード処理機本体201a側に閉じた場合には、カード挿入口105a、105pから挿入された顧客カード160の進行を妨げないように、カード処理機本体201a側の壁面内凹部210に完全に埋没される。
また、カード通路のカード挿入口105a、105pの近傍のカード処理機本体201aの内壁に、複数の顧客カード160がカード挿入口105a、105pから挿入されるのを防止する、例えばソレノイドなどのカード挿入防止手段208が設けられている。
次に、図12および13を参照して、レジスタ装置(POS)105の動作について説明する。
図12は、レジスタ装置(POS)105の構成部を示す図、図13は、レジスタ装置(POS)105における動作の流れを示す図である。
図12に示すように、レジスタ装置(POS)105は、制御部400、顧客カード情報処理部401、紙幣識別部402、売上情報処理部403、選択ボタン検知部404から構成されている。
制御部400は、演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)から主に構成され、CPUでは、ROMやRAMに格納されたプログラムやデータなどを用いて各種の演算処理を実行する。この制御部400では、顧客カード情報処理部401、紙幣識別部402、売上情報処理部403、選択ボタン検知部404の各機部間との信号の出入力を制御している。
また、ここでは、顧客カード情報処理部401は、上述したカード処理部(例えば、図11に示したカード処理部)として機能し、紙幣識別部402は、上述した紙幣収納部(図示しない)として機能する。
売上情報処理部403は、購入商品に対する金額や商品数などの商品情報を集計するものであり、集計した情報を制御部400に出力する。
また、選択ボタン検知部404は、商品の種別を入力する種別キー、商品の金額や商品の種別を示す識別コード等の数値を入力する数字キー、演算種別を選択する選択キー、小計を計算する小計キー、合計を計算する合計キー、商品毎に設けられ押圧することでその商品の金額および種別コードが入力される個別キーなどのが押されたことを検知し、その押された信号に基づいて、制御部400に信号を出力するものである。
そして、制御部400によって制御される、顧客カード情報処理部401、紙幣識別部402、売上情報処理部403、選択ボタン検知部404の各機器部は、次のように動作する(図13)。
以下に、図13を参照してその動作を説明する。
レジスタ装置(POS)105では、主に、(1)購入商品に対する代金決済処理、(2)レジスタ装置(POS)105からの紙幣収納部105gの取り出しに対する処理を行うことができる。
まず、顧客カード情報処理部401は、カード挿入口105a、105pに顧客カード160が挿入されるのを待機しており、カード挿入口105a、105pに顧客カード160が挿入されると、それに応じた処理を実行する。
制御部400は、顧客カード情報処理部401からの情報に基づいて、レジスタ装置(POS)105のカード挿入口105a、105pから顧客カード160が挿入されたか否かを判定する(ステップS410)。
ステップS410の判定で、Noの場合には、制御部400は、続いて、紙幣識別部402または売上情報処理部403の情報に基づいて、入金または商品情報の入力がされたか否かを判定する(ステップS411)。
ステップS411の判定で、入金または商品情報の入力がされていないと判定した場合には、(2)レジスタ装置(POS)105からの紙幣収納部105gの取り出しに対する処理を行うステップS435からの動作に進む。
ステップS411の判定で、入金または商品情報の入力がされたと判定した場合には、制御部400は、顧客カードの挿入を要求するための表示情報を表示部105iに出力し、表示部105iはその情報に基づいて、例えば、2秒間「顧客カードを挿入してください」などの情報を表示する(ステップS412)。
続いて、制御部400は、顧客カード情報処理部401からの情報に基づいて、カード挿入口105a、105pから顧客カード160が挿入されたか否かを判定する(ステップS413)。
ステップS413の判定で、Noの場合には、制御部400は、ドロワ105bにおける入金処理を行う設定がされているか否かを判定する(ステップS414)。なお、レジスタ装置(POS)105が、顧客カード160を貯留し、発行する機能を備えている場合には、ステップS413では、顧客カード160をこのカード貯留部203から取り出しカード処理部に搬送する動作を行う。また、この際、カード貯留部203に顧客カード160が貯留されていない場合には、ブザーやランプの点滅などによって警報を発する。
ステップS414の判定で、Noの場合には、ステップS412に進む。
一方、ステップS413の判定でYesの場合、またはステップS414の判定で、Yesの場合のは、ステップS415に進む。
ステップS410の判定で、カード挿入口105a、105pから顧客カード160が挿入されたと判定した場合には、ステップS415に進む。
ここで、このステップS415以降の工程は、上述した(1)購入商品に対する代金決済処理に相当する。この代金決済処理について次に説明する。
顧客カード情報処理部401は、顧客カード160からID情報を読み出し、その情報を制御部400に出力する。制御部400は、そのIDをネットワーク回線を介して店内管理装置140に出力し、そのIDに基づいて管理されている情報を要求する。店内管理装置140は、そのIDに基づいて管理されて情報を制御部400に出力する。なお、ここで、IDに基づいて管理されている情報としては、預り釣銭情報、預り釣銭額に応じて前回購入時に付与され更新された全預り釣銭に対するポイント数の情報などがある。また、制御部400は、顧客カード160が会員登録されたものでなく、今回の商品の購入に無関係な前の顧客処理データであれば、この処理データの記録を消去する(ステップS415)。
また、制御部400は、バーコードリーダ104から入力した購入商品に対する金額や商品数などの商品情報を売上情報処理部403に出力し、売上情報処理部403は、その商品情報に基づいて集計を行い、集計結果である、例えば、売上情報などを制御部400に出力する。制御部400は、その集計結果の情報に基づいて、例えば、購入商品毎の金額または集計過程における合計金額などの情報を表示させるための表示情報およびレジスタ装置(POS)105の背面部に設けられた紙幣挿入口105cからの紙幣の入金要求を表示させるための表示情報を表示部105dに出力し、表示部105dはその情報に基づいて、例えば、「ビール 2本 456円」、「ただいまの合計金額5834円」、「入金して下さい」などの情報を表示する(ステップS416)。
続いて、制御部400は、紙幣識別部402からの情報に基づいて、入金状況が、「入金不良」、「入金なし」、「入金あり」のいずれであるかを判定する(ステップS417)。
ステップS417の判定で、「入金不良」と判定した場合には、制御部400は、紙幣識別部402に紙幣挿入口105cから挿入された紙幣を返却させる情報を紙幣識別部402に出力する。紙幣識別部402は、その情報に基づいて、挿入された紙幣を紙幣挿入口105cから返却する(ステップS418)。そして、再びステップS416からの工程を行う。
ステップS417の判定で、「入金なし」と判定した場合には、再びステップS416からの工程を行う。また、後述するステップS421またはステップS425の判定で、再びステップS416からの工程を行う場合には、ステップS421およびステップS425の判定でYesと判定されるまで、ステップS416からの工程を繰り返し行う。
ステップS417の判定で、「入金あり」と判定した場合には、制御部400は、紙幣識別部402からの情報に基づいて、入金額を集計する(ステップS419)。
続いて、制御部400は、この入金額を表示させるための表示情報を表示部105dに出力し、表示部105dはその情報に基づいて、それまで入金された合計金額、例えば、「入金額7500円」などの情報を表示する(ステップS420)。
続いて、制御部400は、バーコードリーダ104から入力した購入商品に対する商品価格特定情報などの商品情報などに基づいて、バーコードリーダ104による購入商品情報の読み込み処理が完了したか否かを判定する(ステップS421)。
ステップS421の判定で、Noの場合には、制御部400は、合計金額が未定であることを知らせるための表示情報を表示部105d、105iに出力し、表示部105d、105iはその情報に基づいて、例えば、「合計金額未定」などの情報を表示する(ステップS422)。
一方、ステップS421の判定で、Yesの場合には、制御部400は、ステップS415において管理装置140から出力された全預り釣銭に対するポイント数の情報から使用できるポイント数を次の式(1)を用いて算出する。(ステップS423)。
使用可能ポイント数=前回の全預り釣銭ポイント数×(今回の購入金額/預り釣銭額) …式(1)
なお、(今回の購入金額/預り釣銭額)の最大値は「1.0」とするが、これに限らず、任意に設定することができる。
続いて、制御部400は、次に示す式(2)によって、差引き金額(A1)を算出する(ステップS424)。
A1 = B1 + C1 − D1 − E1 + F1 …式(2)
ここで、B1は、IDによって店内管理装置140で管理されている預り釣銭額、C1は、紙幣挿入口105cから入金された金額、D1は、購入商品の合計金額、E1は、貸し出された貸出用買物かごに対する預り保証金額である。なお、貸出用買物かごの貸し出しを行わない店舗においては、E1は「0」となる。また、F1は、式(1)で算出した使用可能ポイント数である。
続いて、制御部400は、算出した差引き金額(A1)を表示させるための表示情報を表示部105iに出力し、表示部105iはその情報に基づいて、例えば、「差引き金額2658円」などの情報を表示する(ステップS425)。
続いて、制御部400は、算出した差引き金額(A1)が「0」以上であるか否かを判定する(ステップS426)。例えば、預り釣銭額(B1)と入金された金額(C1)との合計金額が、購入商品の合計金額(D1)と保証金額(E1)との合計金額よりも小さい場合には、差引き金額(A1)は負の値となる。
ステップS426の判定で、Noの場合には、制御部400は、ステップS416に戻り、新たな入金を受け付けて、紙幣挿入口105cから入金された金額(C1)が増加し、差引き金額(A1)が「0」以上となるまでステップS417以降の上記した同じ処理を行う。
一方、ステップS426の判定で、Yesの場合には、制御部400は、貸し出された貸出用買物かごに対する預り保証金額E1を、すでに記録されている預り保証金額に加算し、預り保証金額情報を更新する(ステップS427)。
続いて、制御部400は、差引き金額(A1)を預り釣銭額として、預り釣銭額情報を更新する(ステップS428)。
続いて、制御部400は、預り釣銭額(差引き金額(A1))に所定のポイント付与率を乗じて預り釣銭額に応じた今回の預り釣銭に対するポイント数を算出する。そして、最新の全預り釣銭に対するポイント数を式(3)によって計算して、店内管理装置104に最新の全預り釣銭に対するポイント数をID情報に基づいて記憶する(ステップS429)。
最新の全預り釣銭に対するポイント数=今回の預り釣銭に対するポイント数+前回の全預り釣銭に対するポイント数−使用可能ポイント数 …式(3)
また、ポイントは、購入商品の合計金額(D1)に対して顧客毎(RFMなどで層別化したA顧客、B顧客、C顧客の3つのレベルの顧客区分を例示)にポイント付与率を、例えば10%、3%、1%のごとく異ならしてもよい。
また、制御部400は、ドロワ105bまたは紙幣挿入口105cから入金された金額のそれぞれについての集計、購入金額や預り釣銭額の集計を行う(ステップS430)。
そして、制御部400は、顧客のID情報、預り釣銭額情報、全預り釣銭に対するポイント数の情報、紙幣挿入口105cおよびドロワ105bからの入金それぞれについての各金額情報、購入商品の合計金額情報、預り保証金額情報、貸し出された貸出用買物かごの数量情報、購入商品毎の代金情報、紙幣識別部402で識別された金種毎の枚数情報、レジスタ装置(POS)105を操作する店員のID情報などを店内管理装置140に出力する。店内管理装置140は、これらの情報に基づいて、管理情報を更新する(ステップS431)。
続いて、制御部400は、預り釣銭額情報、ポイント情報を記録するための情報を顧客カード情報処理部401に出力し、顧客カード情報処理部401では、カード処理部によって、預り釣銭額情報、ポイント情報を顧客カード160に記録する(ステップS432)。
続いて、制御部400は、顧客カード160のカードビジブル部163の磁気記録部を日付、ポイント数、預り釣銭額に対応して磁化させるための情報を顧客カード情報処理部401に出力する。顧客カード情報処理部401では、その情報に基づいて、カード処理部によって、カードビジブル部163の磁気記録部を磁化させる(ステップS433)。これによって、カードビジブル部163に、日付、ポイント数、預り釣銭額を表示することができる。
続いて、制御部400は、顧客カード160を返却するさせる情報を顧客カード情報処理部401に出力し、顧客カード情報処理部401は、カード挿入口105aまたはカード挿入口105pから顧客カード160を返却する(ステップS434)。
続いて、ステップS411の判定で、入金または商品情報の入力がされていないと判定した場合の(2)レジスタ装置(POS)105からの紙幣収納部105gの取り出しに対する処理について説明する。
制御部400は、レジスタ装置(POS)105を操作している店員を特定するために、レジスタ装置(POS)105を操作する店員の、例えば、ID情報などの情報を記録したか否かを判定する(ステップS435)。
ここで、制御部400は、図示しない処理である電源ONで起動される割り込み処理にて、レジスタ装置(POS)105を操作している店員が特定されない場合には、表示部105iに「継続している店員の店員カードを挿入してください」の表示を行わせる。そして、制御部400は、図示しない処理である店員カードの挿入に伴って起動されるレジスタ装置(POS)105においてされた取り扱い動作情報の割り込みにより、以降店員カードを受け入れるまでは、顧客カード160は受け入れても即座に返却するよう処理される。そして、店員カードを受け入れた後には、ステップS410以降の処理を開始するよう処理される。
ステップS435における判定で、Noの場合には、制御部400は、店員カードの挿入を要求するための表示情報を表示部105iに出力し、表示部105iはその情報に基づいて、例えば、「店員カードを挿入してください」などの情報の表示を続行する(ステップS436)。つまり、電源ON後に、店員カードの挿入ない場合には、この表示が持続される。
続いて、制御部400は、レジスタ装置(POS)105に紙幣収納部105gを収納するための開閉ドアに設けられた施錠機能部の施錠認証モードが、「鍵式施錠」か、「電気式施錠」かを判定する(ステップS437)。ここで、鍵式施錠とは、鍵を用いて施錠するものであり、電気式施錠とは、電気的に施錠するものである。
ステップS437における判定で、「鍵式施錠」の場合には、制御部400は、顧客カード情報処理部401の情報に基づいて、店員カードが挿入されているか否かを判定する(ステップS438)。
ステップS438における判定で、Noの場合には、制御部400は、レジスタ装置(POS)105の開閉ドアが開いているか否かを判定する(ステップS439)。
ステップS439における判定で、Yesの場合には、制御部400は、例えば、レジスタ装置(POS)105に取り付けられた警報装置を作動させるなどして、警報処理を行う(ステップS440)。この警報処理により、店員カードで操作する店員が特定されないまま鍵を開錠して紙幣収納部105gをレジスタ装置(POS)105より取り出されることを防止することができる。
ステップS439における判定で、Noの場合には、制御部400は、レジスタ装置(POS)105の電源が切られているか否かを判定する(ステップS441)。
ステップS441における判定で、Yesの場合には、制御部400は、例えば、レジスタ装置(POS)105に取り付けられた警報装置を作動させるなどして、警報処理を行う(ステップS440)。この警報処理により、店員カードで操作する店員が特定されないまま電源をOFFされた後、無停電電源の電池がなくなるのを待って、鍵が開錠され、紙幣収納部105gがレジスタ装置(POS)105より取り出されることを防止することができる。
ステップS441における判定で、Noの場合には、制御部400は、その日におけるレジスタ装置(POS)105の電源投入が初回か否かを判定する(ステップS442)。
ステップS442における判定で、Yesの場合には、制御部400は、例えば、施錠認証モード、カード挿入口の設定モード、各種ポイント情報などの情報を店内管理装置140から読み出し、登録する(ステップS443)。
また、ステップS438の判定で、店員カードが挿入されていると判定された場合(ステップS438のYes)には、制御部400は、店員カードのIDに基づいて、レジスタ装置(POS)105を操作する店員を記録する(ステップS444)。そして、ステップS446に進む。
ステップS437における判定で、レジスタ装置(POS)105に紙幣収納部105gを収納するための開閉ドアに設けられた施錠機能部の施錠認証モードが、「電気式施錠」と判定された場合(電気式施錠の場合には電磁弁の導通テストを起動し導通がない場合鍵式施錠、導通あらば電気式施錠と判定してもよいが、製造時にROM情報として設定されるようにしてもよい)には、制御部400は、顧客カード情報処理部401および選択ボタン検知部404からの情報に基づいて、店員カードの挿入があり、かつ、レジスタ装置(POS)105のキー部105rから入力された暗証番号が適正か否かを判定する(ステップS445)。
ステップS445における判定で、Noの場合には、ステップS439に進む。
一方、ステップS445における判定で、Yesの場合には、制御部400は、例えば、レジスタ装置(POS)105のキー部105rから入力された施錠解除情報に基づいて、電気的に施錠を解除し、開閉ドアを開ける。一方、「鍵式施錠」モードの場合には、例えば、店員が鍵によって施錠を解除する。そして、このレジスタ装置(POS)105においてされた取り扱い動作情報、つまり、開閉ドアを開けた情報は、例えば、店員のID、施錠した時刻などとともに記録される(ステップS446)。
また、制御部400は、レジスタ装置(POS)105を操作する店員ID情報、開閉ドアの開閉情報、電源ON−OFF情報、紙幣収納部105g交換情報、日時情報、店員交代に伴う店員ID情報、紙幣挿入口105cから入金された金額情報、紙幣識別部402で識別された金種毎の枚数情報などの情報を紙幣収納部105gに設けられた記録部105fに、リーダライタ部105hによって記録させる(ステップS447)。
また、制御部400は、表示部105iの後部に設けられたプリンタ105qに、これらの情報を印字させる印字情報を出力する。プリンタ105qは、これらの情報に基づいて、プリント用紙に情報を印字して出力する。さらに、制御部400は、これらの情報を店内管理装置140に出力し、店内管理装置140では、それらの情報を記録する(ステップS447)。
続いて、制御部400は、顧客カード情報処理部401からの情報に基づいて、店員カードが挿入されている場合には、店員カードを返却させるための情報を顧客カード情報処理部401に出力する。顧客カード情報処理部401は、その情報に基づいて、カード挿入口105a、105pから店員カードを返却する(ステップS448)。続いて、上述したステップS442の工程を行う。
なお、上記したレジスタ装置(POS)105の動作では、顧客カード160を受け入れて、預り釣銭情報、ポイント情報などを更新して発行する動作を有する一例を示したが、この動作に限られるものではない。例えば、既に発行された顧客カード160に対して情報の更新を行わずに、毎回新しい顧客カード160に、ID、預り釣銭情報、ポイント情報などの情報を記憶して発行してもよい。
(精算機110)
精算機110について図14〜16を参照して説明する。
図14は、精算機110の正面を示す平面図、図15は、精算機110の構成部を示す図、図16は、精算機110における動作の流れを示す図である。
まず、図14を参照して、精算機110の構成について説明する。
精算機110は、レジスタ装置(POS)105において決済された情報に基づいて、例えば、預り釣銭の支払いを行う装置である。また、精算機110は、ネットワーク回線を介して店内管理装置140と通信可能に接続されている。
図14に示すように、精算機110は、筐体で構成され、その筐体の正面部には、カード挿入口110a、紙幣支払口110b、テンキー110c、精算ボタン110d、取消ボタン110e、表示部110f、硬貨受入口110i、紙幣挿入口110j、硬貨支払口110k、返金方法選択ボタン110qが設けられている。
ここで、返金方法選択ボタン110qには、預けられた全額を預り釣銭とする処理を選択する「全額デポ」ボタン、紙幣に対応する預り釣銭額を預ける処理を選択する「紙幣のみデポ」ボタン、硬貨に対応する預り釣銭額を預ける処理を選択する「硬貨のみデポ」ボタン、預り釣銭として預ける金額を指定するための処理を選択する「デポ額指定」ボタン、預り釣銭を全額払い出す処理を選択する「全額返金」ボタンが備えられている。
なお、「デポ額指定」ボタンを選択した場合には、テンキー110cによって、預り釣銭として預ける金額を、例えば、金額を指定することにより、または金種毎の枚数を指定することにより入力することができる。例えば、金額を指定する場合には、テンキー110cによって、「4500」と入力することで4500円分を預り釣銭として預けることができる。また、例えば、金種毎の枚数を指定する場合には、表示部110fに示される各金種毎の枚数をテンキー110cによって1000円4枚、500円1枚や、2000円1枚、1000円2枚、100円5枚などを入力することで4500円分を預り釣銭として預けることができる。
また、筐体内には、カード挿入口110aから挿入された顧客カード160を受け入れて顧客カード160に設けられた記憶媒体の情報を処理し、顧客カード160のカードビジブル部163の情報を書き換える預り釣銭情報読取手段または預り釣銭情報書込手段として機能するカード処理部110gと、紙幣支払口110bから払い出される紙幣を貯留し、排出する預り釣銭支払手段として機能する紙幣貯留排出部110hが設置されている。また、硬貨受入口110iから投入された硬貨を識別し貯留する硬貨貯留識別部110mと、紙幣挿入口110jから挿入された紙幣を識別し貯留する紙幣貯留識別部110nと、硬貨支払口110kから払い出される硬貨を貯留し、排出する硬貨貯留排出部110pとが設置されている。
カード処理部110gには、アンテナ駆動回路を含むIC部、アンテナ部から構成されたリーダライタが備えられ、カード処理部110gに搬送された顧客カード160内に設けられた記憶媒体からのID、預り釣銭金額、ポイント残高などの情報の読み取りや精算処理後の情報の書き込みを行う。
また、カード処理部110gには、顧客カード160のカードビジブル部163に対向する裏面側に設けられた磁気記録部を、表示情報に対応した所定の英数字などの文字または模様状に磁気記録する磁気処理部が、上記したリーダライタに併設されている。磁気処理部によって、磁気記録部の所定の部分が磁化されることで、カードビジブル部163に、例えば、前回の取引日時、ポイント残高、預り釣銭金額などを12〜14桁の連番で表示することができる。
紙幣貯留排出部110hは、カード処理部110gで読み取られたIDに基づいて、店内管理装置140から読み取った預り釣銭額などの情報に対応する金額のうち紙幣分を紙幣支払口110bに搬送し、その紙幣を紙幣支払口110bから排出させるものである。紙幣貯留排出部110hにおいて支払われる紙幣の金種は、千円札一種とすると他の複数の金種の収納部を設けない分、精算機110を構成する筐体を小型化できる。また、他の金種の収納部のそれぞれから紙幣を取り出して搬送する搬送機構などの構成も必要ないため、その分安価にでき好ましいが、他種の金種を支払うように構成することもできる。
硬貨貯留排出部110pは、カード処理部110gで読み取られたIDに基づいて、店内管理装置140から読み取った預り釣銭額などの情報に対応する金額のうち硬貨分を硬貨支払口110kから排出させるものである。なお、硬貨支払口110kにおいて支払われる金種として、一円玉、十円玉、百円玉、五百円玉のすべてを設定することができる。
硬貨貯留識別部110mは、硬貨受入口110iから投入された硬貨、例えば、一円玉、十円玉、百円玉、五百円玉を識別し、貯留するものである。
紙幣貯留識別部110nは、紙幣挿入口110jから挿入される4種類の紙幣を識別し、貯留するものである。
なお、例えば、精算機110がカード挿入口110a、紙幣支払口110b、テンキー110c、精算ボタン110d、取消ボタン110e、表示部110f、硬貨受入口110i、紙幣挿入口110j、硬貨支払口110kを全て備える場合、顧客毎の精算モードは、(1)預り釣銭を10、000円未満預けるA顧客、(2)預り釣銭を1、000円未満預けるB顧客、(2)預り釣銭を全額返金するC顧客と区分し、商品の購入金額に対するポイントの付与割合をA顧客を一番大きく、B顧客を2番目に大きく、C顧客を最小とするなどの差別化を図ってもよい。
すなわち、A顧客とは、毎日この店舗に商品を購入しに来店し、10、000程度の金額を預けても差し支えないしと考える顧客であり、店舗にとっては、購入額が高額となる場合が多く、またRFM(Recency Frequency Monetary: 顧客の購買履歴データから顧客の評価を行う際に利用される評価基準)が最も高い顧客として期待できる。すなわち、商品を毎日買ってもらえる一番の優良顧客であると言える。B顧客とは、1、000円程度を預けても差し支えないしと考える顧客であり、購入額が中額となる場合が多く、商品を毎日買ってもらえるA顧客に準ずる顧客と位置付けされる。そして、C顧客は、多頻度に来てもらえない、例えば、店舗とは遠距離に在住の顧客であるか、他の店舗に商品を購入しによく来店する顧客と位置付けされる。
このように優良顧客の順に優遇することにより、優良顧客を他の店舗に取られにくくなり、また他の店舗からも顧客を連れてくる要因となる。ポイント付与は、A顧客、B顧客、C顧客の区別なく一律に高くすると顧客の定着率を高める半面、店舗の経済的負担が大きくなる。しかし、上記に例示したように、優良顧客の順に優遇することにより、この問題を解決することができ、顧客の定着率と店舗の経済的負担とのバランスをとることができ、利益効果に優れる。なお、本実施例においてはA顧客、B顧客、C顧客としたが、さらに多くの区分を設けてもよい。
図15に示すように、精算機110は、制御部500、顧客カード情報処理部501、貨幣排出処理部502、選択ボタン検知部503、貨幣識別部504から構成されている。
制御部500は、演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)から主に構成され、CPUでは、ROMやRAMに格納されたプログラムやデータなどを用いて各種の演算処理を実行する。この制御部500では、顧客カード情報処理部501、貨幣排出処理部502、選択ボタン検知部503、貨幣識別部504の各機部間との信号の出入力を制御している。また、制御部500は、ネットワーク回線を介して店内管理装置140との間の信号の出入力も制御している。
また、ここでは、顧客カード情報処理部501は、上述したカード処理部110gとして機能し、貨幣排出処理部502は、上述した紙幣貯留排出部110hおよび硬貨貯留排出部110pとして機能する。
また、選択ボタン検知部503は、テンキー110c、精算ボタン110d、取消ボタン110e、返金方法選択ボタン110qが押されたことを検知し、その押された信号に基づいて、制御部500に信号を出力するものである。
さらに、貨幣識別部504は、上述した硬貨貯留識別部110mおよび紙幣貯留識別部110nとして機能する。
そして、制御部500によって制御される、顧客カード情報処理部501、貨幣排出処理部502、選択ボタン検知部503、貨幣識別部504の各機器部は、次のように動作する(図16)。
以下に、図16を参照してその動作を説明する。
まず、顧客カード情報処理部501は、カード挿入口110aに顧客カード160が挿入されるのを待機しており、カード挿入口110aに顧客カード160が挿入されると、それに応じたステップS510からの処理を実行する。
制御部500は、顧客カード情報処理部501からの情報に基づいて、精算機110の正面部に設けられたカード挿入口110aから顧客カード160が挿入されたか否かを判定する(ステップS510)。
ステップS510の判定で、Noの場合には、制御部500は、リターンしスタートに戻り再び同じ処理を繰り返す、いわゆる待機状態となる。
ステップS510の判定で、Yesの場合には、顧客カード情報処理部501は、顧客カード160からIDを読み取り、その情報を制御部500に出力する。そして、制御部500は、そのID情報を店内管理装置140に出力し、そのIDに基づいて、店内管理装置140から預り釣銭情報、ポイント情報などを読み取る(ステップS511)。これらの情報は、顧客カード160内に設けられた記憶媒体からも読み取られる。
また、制御部500は、預り釣銭額およびポイント数を表示させるための表示情報を表示部110fに出力し、表示部110fはその情報に基づいて、例えば、「預り釣銭額3451円、ポイント数487ポイント」などの情報を表示する(ステップS512)。
続いて、制御部500は、選択ボタン検知部503の情報に基づいて、返金方法選択ボタンが選択されたか否かを判定する(ステップS513)。
ステップS513の判定で、Noの場合には、制御部500は、返金方法選択ボタンの選択を要求するための表示情報を表示部110fに出力し、表示部110fはその情報に基づいて、例えば、「返金方法を選択してください」などの情報を表示する(ステップS514)。また、制御部500は、使用可能ポイント数の利率を表示するための表示情報を表示部110fに出力し、表示部110fはその情報に基づいて、例えば、「使用可能ポイント数の利率は年利0.8です」などの情報を表示する(ステップS514)。
一方、ステップS513の判定で、Yesの場合には、続いて、制御部500は、選択ボタン検知部503の情報に基づいて、「取消」ボタンまたは「精算」ボタンが選択されたか否かを判定する(ステップS515)。
ステップS515の判定で、「取消」ボタンが選択されたと判定した場合には、制御部500は、貨幣識別部504に入金された金額を返金する情報を出力する。そして、貨幣識別部504は、その情報に基づいて、硬貨支払口110kおよび紙幣挿入口110jから入金された貨幣を返金する(ステップS516)。
ステップS515の判定で、未入力と判定した場合には、制御部500は、動作モードが、「入金受付可能」か、「入金受付不可能」かを判定する(ステップS517)。
ここで、動作モードが「入金受付可能」とは、精算機110に硬貨受入口110i、硬貨貯留識別部110m、紙幣挿入口110j、紙幣貯留識別部110nが設けられ、精算機110に投入または挿入された貨幣額を預り釣銭情報に加算するよう設定されている場合である。一方、動作モードが「入金受付不可能」とは、精算機110に硬貨受入口110i、硬貨貯留識別部110m、紙幣挿入口110j、紙幣貯留識別部110nなどが設けられていない場合や、それらが設けられていても貨幣の受け入れを行わないことが設定されている場合などである。
ステップS517の判定で、「入金受付不可能」の場合には、ステップS515に進み、精算ボタン110dまたは取消ボタン110eが押されるまで同じ工程を繰り返す、いわゆる待機状態となる。
一方、ステップS517の判定で、「入金受付可能」の場合には、制御部500は、貨幣識別部504の情報に基づいて、硬貨受入口110iまたは紙幣挿入口110jから入金されたか否かを判定する(ステップS518)。
ステップS518の判定で、Yesの場合には、制御部500は、貨幣識別部504からの貨幣識別情報に基づいて、入金された金額を、ステップS511でIDに基づいて読み込まれた預り釣銭額に加算し、預り釣銭情報を更新する。また、制御部500は、IDに基づいて、その更新された預り釣銭情報を店内管理装置140に出力し、店内管理装置140では、そのIDで管理されている預り釣銭情報を更新する。さらに、制御部500は、更新された預り釣銭情報を記録するための情報を顧客カード情報処理部501に出力し、顧客カード情報処理部501では、カード処理部110gによって、その更新された預り釣銭額情報が顧客カード160に記録する(ステップS519)。
一方、ステップS518の判定で、Noの場合には、ステップS515に進み、精算ボタン110dまたは取消ボタン110eが押されるか、新たに入金を受け付けるまで同じ工程を繰り返す、いわゆる待機状態となる。
ステップS515の判定で、「精算」ボタンが選択されたと判定した場合には、制御部500は、選択ボタン検知部503の情報に基づいて、返金方法選択ボタンのうち、「全額デポ」ボタン、「紙幣のみデポ」ボタン、「硬貨のみデポ」ボタン、「デポ額指定」ボタン、「全額返金」ボタンのいずれが選択されたかを判定する(ステップS520)。なお、精算処理を行う際に、会員登録された顧客カード160が使用された場合には、テンキー110cで暗証番号を入力させ、登録されている暗証番号と一致した場合に、精算処理を行うようにしてもよい。
ステップS520の判定で、「全額返金」ボタンが選択されたと判定した場合には、制御部500は、貨幣排出処理部502に預り釣銭情報に対応する預り釣銭額を返金する情報を出力する。貨幣排出処理部502は、その情報に基づいて、紙幣支払口110bおよび硬貨支払口110kから貨幣を払い出す(ステップS521)。
ステップS520の判定で、「硬貨のみデポ」ボタンが選択されたと判定した場合には、制御部500は、貨幣排出処理部502に預り釣銭情報のうち紙幣に対応する預り釣銭額を返金する情報を出力する。貨幣排出処理部502は、その情報に基づいて、紙幣支払口110bから紙幣を払い出す(ステップS522)。
ステップS520の判定で、「紙幣のみデポ」ボタンが選択されたと判定した場合には、制御部500は、貨幣排出処理部502に預り釣銭情報のうち硬貨に対応する預り釣銭額を返金する情報を出力する。貨幣排出処理部502は、その情報に基づいて、硬貨支払口110kから硬貨を払い出す(ステップS523)。
ステップS520の判定で、「デポ額指定」ボタンが選択されたと判定した場合には、制御部500は、選択ボタン検知部503からの情報に基づいて、テンキー110cによって入力された預り釣銭として残存させる金額以外の金額を返金する情報を貨幣排出処理部502に出力する(ステップS524)。そして、貨幣排出処理部502は、その情報に基づいて、紙幣支払口110bおよび硬貨支払口110kから貨幣を払い出す(ステップS525)。
ステップS520の判定で、「全額デポ」ボタンが選択されたと判定した場合には、ステップS526に進む。
ステップS526では、上記した各返金方法により処理された情報を更新する。制御部500は、IDに基づいて、更新された預り釣銭情報を店内管理装置140に出力し、店内管理装置140では、そのIDで管理されている預り釣銭情報を更新する。さらに、制御部500は、更新された預り釣銭情報を記録するための情報を顧客カード情報処理部501に出力し、顧客カード情報処理部501では、カード処理部110gによって、その更新された預り釣銭額情報を顧客カード160に記録する(ステップS526)。
また、制御部500は、更新された預り釣銭額に所定のポイント付与率を乗じて預り釣銭額に応じた今回預り釣銭に対するポイント数を算出する(ステップS527)。したがって、図13に示したステップS429で算出された全預り釣銭に対するポイント数に対し、増減させた預り釣銭額に応じてそれぞれ増加することも減少することもある。
続いて、制御部500は、ステップS527で算出されポイント数に基づいて更新された総ポイント数が、設定された最大値よりも大きいか否かを判定する(ステップS528)。なお、この最大値は、任意に設定することでき、例えば、1000ポイント最大値として設定する。また、ポイント数を現金化して、精算することもでき、ポイント数を現金化して精算した場合には、その現金化されたポイント数を減じて、ポイント情報を更新する。
ステップS528の判定で、設定された最大値よりも大きいと判定した場合には、制御部500は、その総ポイント数を設定された最大値に書き換え、その情報を店内管理装置140に出力し、店内管理装置140では、そのIDで管理されているポイント情報を更新する。さらに、制御部500は、更新されたポイント情報を記録するための情報を顧客カード情報処理部501に出力し、顧客カード情報処理部501では、カード処理部110gによって、その更新されたポイント情報を顧客カード160に記録する(ステップS529)
ステップS528の判定で、設定された最大値以下と判定した場合には、制御部500は、顧客カード情報処理部501に顧客カードを返却させるための情報を出力する。そして、顧客カード情報処理部501は、その情報に基づいて、カード挿入口110aから顧客カード160を返却する(ステップS530)。
なお、精算機110のカード処理部110gまたはそれ以外に顧客カード160を貯留可能なカード貯留部を設け、精算処理で預り釣銭額およびポイント数がともに「0」となった顧客カード160を回収する構成を設けてもよい。また、預り釣銭額が「0」となった場合に、ポイント情報のみを残して顧客カード160を返却してもよいし、またはポイント数も「0」となったものとして顧客カード160を回収してもよい。
(店内管理装置140)
図17は、店内管理装置140の構成部を示す図、図18は、店内管理装置140における動作の流れを示す図である。
図2に示されているように、店内管理装置140は、レジスタ装置(POS)105、精算機110、会員登録用顧客カード発行機120とネットワーク回線を介して通信可能に接続されている。
また、店内管理装置140は、例えば、プロトコルコンバータ、モデム、一般通信回線を介して店外総合管理装置150と通信可能な状態になっている。なお、店外総合管理装置150は、さらに他店の店内管理装置と通信可能な状態になっている。
さらに、店内管理装置140は、例えば、パーソナルコンピュータ141などとも接続され、このパーソナルコンピュータ141において、例えば、店内管理装置140に店内の各機器から出力される情報、店外総合管理装置150に出力する情報、店外総合管理装置150からの所定の情報などを参照することができる。
また、このパーソナルコンピュータ141において、例えば、各機器のモードの設定、ポイントモードの設定などを行うことができる。
図17に示すように、店内管理装置140は、制御部600、レジスタ装置(POS)情報管理部601、精算機情報管理部602、会員登録用顧客カード発行機情報管理部603、店外総合管理装置情報管理部604から構成されている。
制御部600は、演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、記憶装置(半導体ディスク、ハードディスクなど)から主に構成され、CPUでは、ROMやRAMに格納されたプログラムやデータなどを用いて各種の演算処理を実行する。この制御部600では、レジスタ装置(POS)情報管理部601、精算機情報管理部602、会員登録用顧客カード発行機情報管理部603、店外総合管理装置情報管理部604の各管理部間の信号の出入力、および、ネットワーク回線を介して各機器との間の信号の出入力を制御している。
なお、店内管理装置140は、役割分担した同一ネットワーク上の複数のコンピュータシステムで構成することもできる。例えば、レジスタ装置(POS)管理用、精算機理用、会員登録用顧客カード発行機管理用などの複数のコンピュータシステムを用いれば、それだけ各役割を高速に実行することができる。
そして、制御部600によって制御される、レジスタ装置(POS)情報管理部601、精算機情報管理部602、会員登録用顧客カード発行機情報管理部603、店外総合管理装置情報管理部604の各管理部は、次のように動作する(図18)。
以下に、図18を参照してその管理動作の一例を説明する。
ここで、(1)レジスタ装置(POS)情報管理部601、(2)精算機情報管理部602、(3)会員登録用顧客カード発行機情報管理部603、(4)店外総合管理装置情報管理部604のそれぞれにおける各機器との情報の通信動作を分けて説明する。
(1)レジスタ装置(POS)情報管理部601とレジスタ装置(POS)105との情報の通信動作
制御部600は、レジスタ装置(POS)105の電源投入に伴い、レジスタ装置(POS)情報管理部601から、カード挿入口の設定モード、施錠認証モードなどの各動作モード、顧客に付与される、例えば、商品購入によって付与されるポイント、来店ポイント、イベントポイント、雨の日ポイント、レディースポイント、時間帯ポイント、曜日ポイント、預り釣銭額に基づくポイントなどのポイントモードなどの情報を読み出し、レジスタ装置(POS)105に出力する(ステップS610)。
制御部600は、レジスタ装置(POS)105からの顧客カード160のID情報に基づく情報の要求に対して、レジスタ装置(POS)情報管理部601から、預り釣銭情報、ポイント情報、貸出用買物かごの預り保証金情報などの情報を読み出し、レジスタ装置(POS)105に出力する(ステップS611)。
制御部600は、レジスタ装置(POS)105からの紙幣収納部105fの取り出しに対する処理におけるレジスタ装置(POS)105からの、レジスタ装置(POS)105を操作する店員ID情報、開閉ドアの開閉情報、電源ON−OFF情報、紙幣収納部105f交換情報、日時情報、店員交代に伴う店員ID情報、紙幣挿入口105cから入金された金額情報、紙幣識別部402で識別された金種毎の枚数情報などの情報を入力し、レジスタ装置(POS)情報管理部601に記録する。そして、レジスタ装置(POS)情報管理部601では、それらの記録された情報を、例えば、履歴情報として集計する(ステップS612)。
制御部600は、購入商品に対する代金決済処理におけるレジスタ装置(POS)105からの、顧客のID情報、預り釣銭額情報、ポイント情報、紙幣挿入口105cから入金された金額情報、購入商品の合計金額情報、預り保証金額情報、貸し出された貸出用買物かごの数量情報、購入商品毎の代金情報、紙幣識別部402で識別された金種毎の枚数情報、レジスタ装置(POS)105を操作する店員のID情報などの情報を入力し、レジスタ装置(POS)情報管理部601に記録する。そして、レジスタ装置(POS)情報管理部601では、それらの記録された情報を、例えば、履歴情報として集計する(ステップS613)。
制御部600は、ゲート情報、使用されたレジスタ装置(POS)105の装置ナンバ(No)、顧客のID情報、販売商品毎の売上額情報、販売商品毎の売上額情報から仕入額を差し引いた粗利情報、顧客毎の売上額情報、消費税情報、販売商品および各販売商品の数量に対応する情報などをレジスタ装置(POS)情報管理部601に記録する。
そして、レジスタ装置(POS)情報管理部601では、それらの情報を、例えば、履歴情報として記録する。また、制御部600は、閉店や1日に1度定時刻にこれら履歴情報を項目毎に集計して、例えば、総売上高、販売商品総仕入額、総売上高から販売商品総仕入額を差し引いた総粗利額、総粗利額から販売管理費(労務費や電力料金等の経費総額)を差し引いた本業の儲けを示す営業利益などを算出し、レジスタ装置(POS)情報管理部601に記録する。
さらに、制御部600は、時間帯毎、会員登録されている顧客グループ(年齢性別)毎の売上額と粗利額、顧客の稼動率(ゲートからの送信間隔が所定時間以上となったら非稼動時間をインクリメントし、所定時間以内であれば稼動時間をインクリメントし、例えば、稼動率=稼動時間/営業時間として演算する)などを算出し、レジスタ装置(POS)情報管理部601に記録する(ステップS614)。また、制御部600は、販売商品および各販売商品の数量に対応する情報に基づいて、在庫情報を更新する(ステップS614)。
ここで、レジスタ装置(POS)情報管理部601に記録された各種情報や集計結果は、パーソナルコンピュータ141に入力された指示に従ってパーソナルコンピュータ141の画面に表示したり、プリンタに印刷できる。このように、店舗の経営者は、各種情報や集計結果を逐一把握できるので、最適な経営指針などを打ち出すことができる。
(2)精算機情報管理部602と精算機110との情報の通信動作
制御部600は、精算機110からの顧客カード160のID情報に基づく情報の要求に対して、精算機情報管理部602から、預り釣銭情報、ポイント情報、暗証番号(会員登録されている場合)などの情報を読み出し、レジスタ装置(POS)105に出力する(ステップS615)。
制御部600は、精算機110からの、顧客のID情報、更新された預り釣銭情報、更新されたポイント情報、精算機110から支払われた金額情報、精算機110から支払われた金種毎の枚数情報などの情報を入力し、精算機情報管理部602に記録する。そして、精算機情報管理部602では、それらの記録された情報を、例えば、履歴情報として集計する(ステップS616)。
(3)会員登録用顧客カード発行機情報管理部603と会員登録用顧客カード発行機120との情報の通信動作
制御部600は、顧客カード160を新発行する際に、会員登録用顧客カード発行機120に接続されたパーソナルコンピュータ121、または会員登録用顧客カード発行機120の操作キー部120bで入力された、例えば、会員登録をする際の顧客の住所、氏名、年齢、性別、連絡先、生年月日、好きな買物、年収、暗証番号などの顧客属性情報、顧客カード160の預り保証金情報を会員登録用顧客カード発行機情報管理部603に出力する。また、制御部600は、会員登録用顧客カード発行機120からの要求によりIDを付与し、そのID情報を会員登録用顧客カード発行機120に出力する。会員登録用顧客カード発行機情報管理部603では、そのIDに基づいて各情報を管理する(ステップS617)。
制御部600は、パーソナルコンピュータ121または操作キー部120bから入力された顧客属性情報を入力し、その情報に基づいて、顧客のIDを検索し、その検索結果を会員登録用顧客カード発行機120に出力する(ステップS618)。
制御部600は、各管理部が管理している情報から、入力したIDに基づいて管理されている情報を検索し、会員登録用顧客カード発行機120に出力する(ステップS619)。
制御部600は、顧客の解約に伴い、入力したIDに基づいて管理されている情報から貸出用買物かご数、預り保証金額および預り釣銭額を「0」に更新する。また、制御部600は、そのIDに基づいて管理されている情報を消去する(ステップS620)。
制御部600は、顧客カード160を再発行する際に、旧IDに基づいて管理されている情報を、新たに付与されたIDに基づく情報として記録する(ステップS621)。
(4)店外総合管理装置情報管理部604と店外総合管理装置150との情報の通信動作
店内管理装置140は、店外総合管理装置150と、例えば、プロトコルコンバータ、モデム、一般通信回線を介して通信可能な状態になっている。
この店外総合管理装置150との通信は、顧客カード160または店員カードのIDに基づいて行われ、レジスタ装置(POS)情報管理部601、精算機情報管理部602、会員登録用顧客カード発行機情報管理部603において集計された情報のうち、店外総合管理装置150に出力される情報は、店外総合管理装置情報管理部604に記録される。そして、制御部600は、店外総合管理装置情報管理部604に記録された情報を店外総合管理装置150に出力する(ステップS622)。
ここで、店外総合管理装置150に出力される情報には、上記した全ての店内管理装置140の情報であり、これらの情報は、例えば、時計、日計、週計、月計などに集計されている(ステップS622)。
なお、店外総合管理装置150から情報を読み込む場合にも、顧客カード160または店員カードのIDを認証情報として機能させ、認証が確認できれば、店外総合管理装置150で管理されている情報を読み出すことができる。例えば、認証情報として顧客カード160のIDが用いられた場合には、そのIDに基づく情報を読み出すことができる。また、認証情報として店員カードのIDが用いられた場合には、集計された各店舗の売上情報、顧客の情報などを読み出すことができる。
また、店外総合管理装置150との通信の際の各情報の入力、情報の読み出し、情報の表示などは、店内管理装置140に接続されたパーソナルコンピュータ141などを用いて行うことができる。
店外総合管理装置150では、各店舗に設置された店内管理装置140からの情報管理要求の受け入れに対応する情報が入力されるのを待機し、その情報が入力されたか否かを検知している(ステップS623)。この情報管理要求の受け入れは、随時または定期的に行われる。
そして、店外総合管理装置150に、情報管理要求がなされ、その情報管理を各店舗共通で行う場合(ステップS623の「あり(店舗共通)」)には、店外総合管理装置150は、各店内管理装置140から出力された情報を記録し、情報の集計を行う。
一方、店外総合管理装置150に、情報管理要求がなされ、その情報管理を各店舗別で行う場合(ステップS623の「あり(店舗別)」)には、各店舗は独立して経営されているため、例えば、A店で貸出用買い物かごが貸し出され、A店とは経営者の異なるB店でその貸出用買い物かご107が返却され、B店が預り保証金を支払うようなことが生じる。また、A店においてされた預り釣銭を、B店で支払うようなことも生じる。このようなことは、これ以外にも、例えば、ポイント情報を現金化する場合にも生じる。
店外総合管理装置150では、このようことが生じた場合に、A店にB店が支払った金額を請求するための請求書をプリンタなどで印字する。また、この請求書は、例えば、電子メールなどでA店に送ることもできる(ステップS624)。
店外総合管理装置150に、情報管理要求がなされない場合(ステップS623の「なし」)には、ステップS625に進む。
続いて、制御部600は、終業処理情報が入力されたか否かを判定する(ステップS625)。
ステップS625の判定で、終業処理情報が入力されたと判定した場合には、制御部600は、レジスタ装置(POS)情報管理部601や精算機情報管理部602などの情報に基づいて、各顧客毎に前回の購入日から今回の購入日までの間の日数に応じて、ポイント数を削減する。その削減後のポイント情報は、各顧客のIDに基づいて更新される。ここで、削減されるポイントは、預り釣銭に応じたポイントに限らず、購入金額に応じたポイント、来店ポイントなど付与されるポイントの各種において可能であり、その対象は店舗で任意に設定することができる。
ステップS625の判定で、終業処理情報が入力されていない判定した場合には、待機状態となる。
なお、以上説明してきた中で店内管理装置140に対する各装置の処理は、同時に店外総合管理装置150に対しても行い、店外総合管理装置150において管理装置140と同様の管理を行うようにしてもよい。このようにすると、チェーン店で自店の顧客カード以外の顧客カードを持つ顧客に対し、自店の顧客ガードをもつ顧客と同様の作用効果をなすことができる。
以上、一実施の形態の記憶媒体決済システム10を構成する、顧客カード160、会員登録用顧客カード発行機120、レジスタ装置(POS)105、精算機110、店内管理装置140などについて説明した。
上記した記憶媒体決済システム10では、レジスタ装置(POS)105が、バーコードリーダ104で読み取られた購入商品に対する商品価格特定情報などを集計し、顧客がレジスタ装置(POS)105に顧客カード160や貨幣を挿入し商品購入に対する決済を行うことができる。このように、レジスタ装置(POS)105には、購入商品に対する商品価格特定情報などを集計する機能と、代金決済を行う機能が併設されているため、省スペース化などを図ることができる。
また、レジスタ装置(POS)105の顧客側に、顧客カード160を挿入するカード挿入口105a、および紙幣を挿入する紙幣挿入口105cが設けられているため、店員がレジスタ装置(POS)105の操作中でも、顧客が店員がレジスタ装置(POS)105に顧客カード160の挿入や入金をすることができる。これによって、代金決済処理の時間を短縮することができる。
また、レジスタ装置(POS)105では、顧客カード160を店員側および顧客側から挿入可能であるため、例えば、顧客カード160を有しない顧客に顧客カード160を発行する際にも、店員が店員側のカード挿入口105pから顧客カード160を挿入し、顧客側に発行することができる。
また、レジスタ装置(POS)105に、顧客カード160を貯留し、発行可能なカード貯留部を備えることができるので、例えば、顧客カード160を有しない顧客に顧客カード160を自動的に顧客側に発行することができる。
また、レジスタ装置(POS)105には、各種貨幣が区分けして貯留されたドロワ105bを設けることができるので、例えば、顧客カード160を必要としない顧客に対して、店員を介して代金の決済を行うことができる。また、レジスタ装置(POS)105にドロワ105bを備えているので、例えば、レジスタ装置(POS)105とは別体に設置された精算機110が故障した場合でも、精算処理に関し対応することができる。
また、預り釣銭額に応じてポイントを付与するようにしたので、預り釣銭額が多い顧客の来店意欲を高め、来店率を高めることができる。さらに、多くの商品を購入してもらえるという期待をもつことができる。このように、預り釣銭額に応じてポイントを付与することで、RFMの高い顧客を待遇することができ、さらなるRFMの向上を図ることができる。
また、各顧客毎に前回の購入日から今回の購入日までの間の日数に応じて、ポイント数を削減することで、来店頻度の低い顧客と高い顧客とを差別化でき、差別化することで来店頻度の低い顧客に対する来店意欲を促すことができる。
また、精算機110において、返金方法選択ボタン110qで、預けられた全額を預り釣銭とする処理、紙幣に対応する預り釣銭額を預ける処理、硬貨に対応する預り釣銭額を預ける処理、預り釣銭として預ける金額を指定するための処理、預り釣銭を全額払い出す処理を選択することができるので、顧客にとって精算の選択の幅が広がる。さらに、預り釣銭として預ける金額を指定するための処理を選択した場合には、テンキー110cによって、金額を指定することにより、または金種毎の枚数を指定することにより預り釣銭として預ける金額を任意に設定することができるので、顧客にとって預り釣銭として預ける金額を的確に設定することができる。
さらに、店内管理装置140は、例えば、プロトコルコンバータ、モデム、一般通信回線を介して店外総合管理装置150と通信可能な状態であり、店内管理装置140で集計した各種情報を店外総合管理装置150に出力し、その出力された情報は店外総合管理装置150で管理され、集計される。店外総合管理装置150では、例えば、同じグループ店舗から出力された情報を集計し、店舗毎の集計情報の一覧などを作成して各店舗の店内管理装置140に出力することなどもできる。このように、店外総合管理装置150を設けることで、例えば、グループ店舗の売上状況などの情報を逐一得ることができ、店舗の経営プランなどを計画する際の情報として用いることができる。
本発明の一実施の形態の記憶媒体決済システムを備えた量販店における会計場の一例の概要図。 記憶媒体決済システムの各機器における接続構成を示す図。 顧客カードの平面図。 会員登録用顧客カード発行機の外観を示す斜視図。 会員登録用顧客カード発行機の構成部を示す図。 会員登録用顧客カード発行機における動作の流れを示す図。 レジスタ装置(POS)の前方からの外観を示す斜視図。 レジスタ装置(POS)の後方からの外観を示す斜視図。 他の一例のレジスタ装置(POS)の外観を示す斜視図。 他の一例のレジスタ装置(POS)の外観を示す斜視図。 カード処理機の一例を示す斜視図。 レジスタ装置(POS)の構成部を示す図。 レジスタ装置(POS)における動作の流れを示す図。 精算機の正面を示す平面図。 精算機の構成部を示す図。 精算機における動作の流れを示す図。 店内管理装置の構成部を示す図。 店内管理装置における動作の流れを示す図。
符号の説明
10…記憶媒体決済システム、101…会計処理台、104…バーコードリーダ、105…レジスタ装置(POS)、110…精算機、120…会員登録用顧客カード発行機、121…パーソナルコンピュータ、130…袋詰め用テーブル、160…顧客カード。

Claims (32)

  1. 個々の商品の代金を入力する入力手段によって入力された代金を売上情報として集計し、該集計された売上情報および入金された金額情報に基づく釣銭額を特定可能な預り釣銭特定情報として、記憶媒体に記憶させて排出する記憶媒体決済装置であって、
    前記入力手段の1つであるキー操作部に対向する方向とは異なる方向に向けて第1の開口部が設置され、該第1の開口部を介して受け入れた貨幣を識別する貨幣識別手段と、
    前記入力手段の1つであるキー操作部に対向する方向とは異なる方向に向けて第2の開口部が設置され、該第2の開口部を介して受け入れた記憶媒体に前記預り釣銭特定情報を書き込んで排出する預り釣銭情報書込手段と
    を具備し、
    前記貨幣受入部への入金、前記記憶媒体受入排出部への記憶媒体の挿入、または前記記憶媒体受入排出部からの記憶媒体の受け取りを顧客が行うことが可能なことを特徴とする記憶媒体決済装置。
  2. 前記記憶媒体決済装置が、
    記憶媒体を発行可能に貯留する記憶媒体貯留手段をさらに具備し、
    前記預り釣銭情報書込手段に記憶媒体が受け入れられていない場合に、前記預り釣銭情報書込手段が、前記記憶媒体貯留手段に貯留されている記憶媒体に、前記預り釣銭特定情報を書き込んで発行可能なことを特徴とする請求項1記載の記憶媒体決済装置。
  3. 前記記憶媒体決済装置が、
    前記預り釣銭情報書込手段に連通し、前記第2の開口部とは異なる方向に向けて設置された第3の開口部をさらに具備し、
    前記預り釣銭情報書込手段に記憶媒体が受け入れられていない場合に、前記預り釣銭情報書込手段が、前記第3の開口部を介して記憶媒体を受け入れて、前記預り釣銭特定情報を書き込んで発行可能なことを特徴とする請求項1記載の記憶媒体決済装置。
  4. 前記第1の開口部および前記第2の開口部が形成された筐体からなる構造体、または前記第1の開口部が形成された第1の筐体と、前記第2の開口部が形成され、該第1の筐体とは別体の第2の筐体とからなる構造体が、前記記憶媒体決済装置を構成する他の構造体に対して回転可能に設置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の記憶媒体決済装置。
  5. 前記記憶媒体決済装置が、
    貨幣を貯留し、該貯留された貨幣を取り出し可能な貨幣貯留手段をさらに具備し、
    前記第1の開口部を介して入金された貨幣を貯留する第2の貨幣貯留手段、または店員を介して入金された貨幣を貯留する前記貨幣貯留手段に貨幣が貯留されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の記憶媒体決済装置。
  6. 前記第1の開口部を介して入金された金額と、前記店員を介して入金された金額とを別個に集計可能なことを特徴とする請求項5記載の記憶媒体決済装置。
  7. ポイント情報を特定可能なポイント特定情報を記憶媒体に記憶させて排出するポイント付与装置であって、
    売上および入金額に基づく預り釣銭額情報に応じてポイント情報を算出する預り釣銭対応ポイント算出手段を具備することを特徴とするポイント付与装置。
  8. 前記ポイント情報は、預り釣銭がなされる場合には付与され、預り釣銭を精算する場合には付与されないことを特徴とする請求項7記載のポイント付与装置。
  9. 前記ポイント付与装置が、
    貨幣を受け入れる貨幣受入部が設置され、該貨幣受入部から受け入れた貨幣を識別する貨幣識別手段と
    をさらに具備し、
    前記貨幣受入部から預り釣銭額を増額させる追加入金を可能とし、該追加入金の金額に応じてポイントを付与可能なことを特徴とする請求項7または8記載のポイント付与装置。
  10. 付与された前記ポイント情報を経過時間に応じて削減可能なことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項記載のポイント付与装置。
  11. 付与された前記ポイント情報から消費できる消費可能ポイント数は、次回の購入金額に応じて算出されることを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1項記載のポイント付与装置。
  12. 前記預り釣銭額情報に応じて付与されるポイントに所定の上限値を設けたことを特徴とする請求項7乃至11のいずれか1項記載のポイント付与装置。
  13. 預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れて読み出し、該預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報に基づいて預り釣銭を返却する精算装置であって、
    記憶媒体受入排出部が設置され、該記憶媒体受入排出部から受け入れた記憶媒体から預り釣銭特定情報を読み取る預り釣銭情報読取手段と、
    預り釣銭として残存させる金額、精算して返金する際の払い出させる金額および精算して返金する際の払い出される各金種毎の枚数のうち少なくとも1つを入力可能な金額指示手段と、
    前記預り釣銭情報読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報および前記金額指示手段で入力された情報に基づいて、貨幣を支払う預り釣銭支払手段と、
    前記預り釣銭の支払いに対応して、更新された預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報を前記記憶媒体に書き込み、前記記憶媒体を前記記憶媒体受入排出部から排出する預り釣銭情報書込手段と
    を具備することを特徴とする精算装置。
  14. 預り釣銭額情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れて読み出し、該預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報に基づいて預り釣銭を返却する精算装置であって、
    記憶媒体受入排出部が設置され、該記憶媒体受入排出部から受け入れた記憶媒体から預り釣銭特定情報を読み取る預り釣銭情報読取手段と、
    預り釣銭の精算処理モードを選択入力する精算処理選択手段と、
    前記預り釣銭情報読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報および前記精算処理選択手段で入力された精算処理モードに基づいて、貨幣を支払う預り釣銭支払手段と、
    前記預り釣銭の支払いに対応して、更新された預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報を前記記憶媒体に書き込み、前記記憶媒体を前記記憶媒体受入排出部から排出する預り釣銭情報書込手段と
    を具備することを特徴とする精算装置。
  15. 前記精算処理モードが、
    預けられた全額を預り釣銭とする処理、紙幣に対応する預り釣銭額を預ける処理、硬貨に対応する預り釣銭額を預ける処理、預り釣銭として預ける金額を指定するための処理、預り釣銭を全額払い出す処理のいずれかの処理から選択されたモードであることを特徴とする請求項14記載の精算装置。
  16. 入力手段の1つであるキー操作部に対向する方向とは異なる方向に向けて設けられた第1の開口部から受け入れた貨幣を識別する貨幣識別手段と、
    前記キー操作部に対向する方向とは異なる方向に向けて設けられた第2の開口部から受け入れた記憶媒体に預り釣銭特定情報を書き込む預り釣銭情報書込手段と、
    前記貨幣識別手段および前記預り釣銭情報書込手段を制御する制御手段と
    を具備する記憶媒体決済装置における記憶媒体決済方法であって、
    前記貨幣識別手段が、受け入れられた貨幣を識別し、該識別した情報を前記制御手段に出力する貨幣識別ステップと、
    前記制御手段が、個々の商品の代金を入力して集計された売上情報および入金された金額情報が算出した預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報を前記預り釣銭情報書込手段に出力する預り釣銭特定情報出力ステップと、
    前記預り釣銭情報書込手段が、前記預り釣銭特定情報を前記記憶媒体に書き込んで、前記記憶媒体を排出する預り釣銭情報書込ステップと
    を具備することを特徴とする記憶媒体決済方法。
  17. 前記制御手段に制御され、記憶媒体を発行可能に貯留する記憶媒体貯留手段をさらに具備した前記記憶媒体決済装置における記憶媒体決済方法であって、
    前記預り釣銭情報書込手段に記憶媒体が受け入れられていない場合に、前記記憶媒体貯留手段が、貯留している記憶媒体を前記預り釣銭情報書込手段に排出する貯留記憶媒体排出ステップと、
    前記預り釣銭情報書込手段が、前記記憶媒体に前記預り釣銭特定情報を書き込んで、前記記憶媒体を発行する記憶媒体発行ステップと
    をさらに具備することを特徴とする請求項16記載の記憶媒体決済方法。
  18. 前記預り釣銭情報書込手段に連通し、前記第2の開口部とは異なる方向に向けて設置された第3の開口部をさらに具備した前記記憶媒体決済装置における記憶媒体決済方法であって、
    前記預り釣銭情報書込手段に記憶媒体が受け入れられていない場合に、前記預り釣銭情報書込手段が、前記第3の開口部から記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入ステップと、
    前記預り釣銭情報書込手段が、前記受け入れた記憶媒体に、前記預り釣銭特定情報を書き込んで排出する記憶媒体発行ステップと
    をさらに具備することを特徴とする請求項16記載の記憶媒体決済方法。
  19. 前記制御手段に制御され、貨幣を貯留し、該貯留された貨幣を取り出し可能な貨幣貯留手段をさらに具備した前記記憶媒体決済装置における記憶媒体決済方法であって、
    前記制御手段が、前記第1の開口部を介して貨幣を貯留する第2の貨幣貯留手段に入金された金額と、前記店員を介して前記貨幣貯留手段に入金された金額とを別個に集計する入金額集計ステップをさらに具備することを特徴とする請求項16乃至18のいずれか1項記載の記憶媒体決済方法。
  20. 売上および入金額に基づく預り釣銭額情報に応じてポイント情報を算出する預り釣銭対応ポイント算出手段と、
    前記記憶媒体に前記ポイント情報を書き込むポイント情報書込手段と、
    前記預り釣銭対応ポイント算出手段および前記ポイント情報書込手段を制御する制御手段と
    を具備するポイント付与装置におけるポイント付与方法であって、
    前記預り釣銭対応ポイント算出手段が、売上および入金額に基づく預り釣銭額情報に応じてポイント情報を算出し、算出したポイント情報を前記制御手段に出力する預り釣銭対応ポイント算出ステップと、
    前記制御手段が、前記ポイント情報を前記ポイント情報書込手段に出力するポイント情報出力ステップと、
    前記ポイント情報書込手段が、前記ポイント情報を前記記憶媒体に書き込んで、前記記憶媒体を排出するポイント情報書込ステップと
    を具備することを特徴とするポイント付与方法。
  21. 前記ポイントは、預り釣銭がなされる場合には付与され、預り釣銭を精算する場合には付与されないことを特徴とする請求項20記載のポイント付与方法。
  22. 前記制御手段に制御され、貨幣受入部から受け入れた貨幣を識別する貨幣識別手段をさらに具備した前記ポイント付与装置におけるポイント付与方法であって、
    前記貨幣識別手段が、受け入れられた貨幣を識別し、該識別した情報を前記制御手段に出力する貨幣識別ステップと、
    前記制御手段が、前記識別された貨幣の金額に応じてポイントを付与し、付与されたポイント情報を前記ポイント情報書込手段に出力する入金ポイント情報出力ステップと、
    前記ポイント情報書込手段が、前記ポイント情報を前記記憶媒体に書き込んで、前記記憶媒体を排出する入金ポイント情報書込ステップと
    をさらに具備することを特徴とする請求項20または21記載のポイント付与方法。
  23. 付与された前記ポイント情報を経過時間に応じて削減可能なことを特徴とする請求項20乃至22のいずれか1項記載のポイント付与方法。
  24. 付与された前記ポイント情報から消費できる消費可能ポイント数は、次回の購入金額に応じて算出されることを特徴とする請求項20乃至23のいずれか1項記載のポイント付与方法。
  25. 前記預り釣銭額に応じて付与されるポイント数に所定の上限値を設けたことを特徴とする請求項20乃至24のいずれか1項記載のポイント付与方法。
  26. 記憶媒体受入排出部から受け入れた記憶媒体から預り釣銭情報を読み取る預り釣銭情報読取手段と、
    預り釣銭として残存させる金額、精算して返金する際の払い出させる金額および精算して返金する際の払い出される各金種毎の枚数のうち少なくとも1つを入力可能な金額指示手段と、
    前記預り釣銭情報読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報および前記金額指示手段で入力された情報に基づいて、貨幣を支払う預り釣銭支払手段と、
    前記預り釣銭の支払いに対応して、更新された預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報を前記記憶媒体に書き込み、前記記憶媒体を前記記憶媒体受入排出部から排出する預り釣銭情報書込手段と、
    前記預り釣銭情報読取手段、前記金額指示手段、前記預り釣銭支払手段および前記預り釣銭情報書込手段を制御する制御手段と
    を具備する精算装置における精算方法であって、
    前記預り釣銭情報読取手段が、受け入れた記憶媒体から預り釣銭情報を読み取り、該読み取った情報を前記制御手段に出力する預り釣銭情報読取ステップと、
    前記金額指示手段が、入力された金額指示情報を前記制御手段に出力する金額指示情報出力ステップと、
    前記制御手段が、前記預り釣銭情報および前記金額指示情報に基づいて、支払い金額に対応する支払金額情報を前記預り釣銭支払手段に出力する支払金額情報出力ステップと、
    前記預り釣銭支払手段が、前記支払金額情報に基づいて、貨幣を支払う預り釣銭支払ステップと、
    前記制御手段が、前記預り釣銭情報および前記支払金額情報に基づいて、更新する預り釣銭情報を前記預り釣銭情報書込手段に出力する更新預り釣銭情報出力ステップと、
    前記預り釣銭情報書込手段が、前記更新された預り釣銭情報を前記記憶媒体に書き込んで、前記記憶媒体を排出する預り釣銭情報書込ステップと
    を具備することを特徴とする精算方法。
  27. 記憶媒体受入排出部から受け入れた記憶媒体から預り釣銭情報を読み取る預り釣銭情報読取手段と、
    預り釣銭の精算処理モードを選択入力する精算処理選択手段と、
    前記預り釣銭情報読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報および前記精算処理選択手段で入力された精算処理モードに基づいて、貨幣を支払う預り釣銭支払手段と、
    前記預り釣銭の支払いに対応して、更新された預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報を前記記憶媒体に書き込み、前記記憶媒体を前記記憶媒体受入排出部から排出する預り釣銭情報書込手段と、
    前記預り釣銭情報読取手段、前記精算処理選択手段、前記預り釣銭支払手段および前記預り釣銭情報書込手段を制御する制御手段と
    を具備する精算装置における精算方法であって、
    前記預り釣銭情報読取手段が、受け入れられた記憶媒体から預り釣銭情報を読み取り、該読み取った情報を前記制御手段に出力する預り釣銭情報読取ステップと、
    前記精算処理選択手段が、入力された精算処理選択情報を前記制御手段に出力する精算処理選択情報出力ステップと、
    前記制御手段が、前記預り釣銭情報および前記精算処理選択情報に基づいて、支払い金額に対応する支払金額情報を前記預り釣銭支払手段に出力する支払金額情報出力ステップと、
    前記預り釣銭支払手段が、前記支払金額情報に基づいて、貨幣を支払う預り釣銭支払ステップと、
    前記制御手段が、前記預り釣銭情報および前記支払金額情報に基づいて、更新する預り釣銭情報を前記預り釣銭情報書込手段に出力する更新預り釣銭情報出力ステップと、
    前記預り釣銭情報書込手段が、前記更新された預り釣銭情報を前記記憶媒体に書き込んで、前記記憶媒体を排出する預り釣銭情報書込ステップと
    を具備することを特徴とする精算方法。
  28. 前記精算処理モードが、
    預けられた全額を預り釣銭とする処理、紙幣に対応する預り釣銭額を預ける処理、硬貨に対応する預り釣銭額を預ける処理、預り釣銭として預ける金額を指定するための処理、預り釣銭を全額払い出す処理のいずれかの処理から選択されたモードであることを特徴とする請求項27記載の精算方法。
  29. 個々の商品の代金を入力する入力手段によって入力された代金を売上情報として集計し、該集計された売上情報および入金された金額情報に基づく釣銭額を特定可能な預り釣銭特定情報として、記憶媒体に記憶させて排出し、該記憶媒体を受け入れて、該預り釣銭情報に基づいて預り釣銭を返却する記憶媒体決済システム装置であって、
    前記入力手段の1つであるキー操作部に対向する方向とは異なる方向に向けて第1の開口部が設置され、該第1の開口部を介して受け入れた貨幣を識別する貨幣識別手段と、
    前記入力手段の1つであるキー操作部に対向する方向とは異なる方向に向けて第2の開口部が設置され、該第2の開口部を介して受け入れた記憶媒体に前記預り釣銭特定情報を書き込んで排出する第1の預り釣銭情報書込手段と
    を備える記憶媒体決済装置と、
    記憶媒体受入排出部が設置され、該記憶媒体受入排出部から受け入れた記憶媒体から預り釣銭特定情報を読み取る第2の預り釣銭情報読取手段と、
    預り釣銭として残存させる金額、精算して返金する際の払い出させる金額および精算して返金する際の払い出される各金種毎の枚数のうち少なくとも1つを入力可能な金額指示手段と、
    前記第2の預り釣銭情報読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報および前記金額指示手段で入力された情報に基づいて、貨幣を支払う預り釣銭支払手段と、
    前記預り釣銭の支払いに対応して、更新された預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報を前記記憶媒体に書き込み、前記記憶媒体を前記記憶媒体受入排出部から排出する預り釣銭情報書込手段と
    を備え、前記記憶媒体決済装置と別体で構成された精算装置と
    を具備することを特徴とする記憶媒体決済システム装置。
  30. 個々の商品の代金を入力する入力手段によって入力された代金を売上情報として集計し、該集計された売上情報および入金された金額情報に基づく釣銭額を特定可能な預り釣銭特定情報として、記憶媒体に記憶させて排出し、該記憶媒体に記録された預り釣銭情報を管理装置に出力し、該管理装置で情報を管理する記憶媒体決済システムであって、
    入力手段の1つであるキー操作部に対向する方向とは異なる方向に向けて設けられた第1の開口部から受け入れた貨幣を識別する貨幣識別手段と、
    前記キー操作部に対向する方向とは異なる方向に向けて設けられた第2の開口部から受け入れた記憶媒体に預り釣銭特定情報を書き込む預り釣銭情報書込手段と、
    少なくとも前記記憶媒体に書き込まれた預り釣銭情報を出力する情報出力手段と、
    前記貨幣識別手段、前記預り釣銭情報書込手段および前記情報出力手段を制御する第1の制御手段と
    を備える記憶媒体決済装置と、
    情報を入力する情報入力手段と、
    前記入力した情報を管理する情報管理手段と、
    前記情報入力手段および前記情報管理手段を制御する第2の制御手段と
    を備える管理装置と
    を具備し、前記記憶媒体決済装置と、前記管理装置とが通信可能に接続された記憶媒体決済システムであって、
    前記第1の制御手段が、集計された売上情報および入金された金額情報に基づく預り釣銭情報を特定する預り釣銭特定情報を前記預り釣銭情報書込手段および前記情報出力手段に出力し、
    前記預り釣銭情報書込手段が、前記預り釣銭特定情報を前記記憶媒体に書き込んで、前記記憶媒体を排出し、
    前記情報出力手段が、前記預り釣銭特定情報を前記管理装置に通信回線を介して出力し、
    前記管理装置では、前記情報入力手段が、前記預り釣銭特定情報を入力し、前記第2の制御手段を介して前記預り釣銭特定情報を前記情報管理手段に記憶させることを特徴とする記憶媒体決済システム。
  31. ポイント情報を特定可能なポイント特定情報を記憶媒体に記憶させて排出し、該記憶媒体に記録されたポイント情報を管理装置に出力し、該管理装置で情報を管理するポイント付与システムであって、
    売上および入金額に基づく預り釣銭額情報に応じてポイント情報を算出する預り釣銭対応ポイント算出手段と、
    前記記憶媒体に前記ポイント情報を書き込むポイント情報書込手段と、
    少なくとも前記記憶媒体に書き込まれたポイント情報を出力する情報出力手段と、
    前記預り釣銭対応ポイント算出手段、前記ポイント情報書込手段および前記情報出力手段を制御する第1の制御手段と
    を備えるポイント付与装置と、
    情報を入力する情報入力手段と、
    前記入力した情報を管理する情報管理手段と、
    前記情報入力手段および前記情報管理手段を制御する第2の制御手段と
    を備える管理装置と
    を具備し、前記ポイント付与装置と、前記管理装置とが通信可能に接続されたポイント付与システムであって、
    前記預り釣銭対応ポイント算出手段が、売上および入金額に基づく預り釣銭額情報に応じてポイント情報を算出し、算出したポイント情報を前記第1の制御手段に出力し、
    前記第1の制御手段が、前記ポイント情報を前記ポイント情報書込手段に出力し、
    前記ポイント情報書込手段が、前記ポイント情報を前記記憶媒体に書き込んで、前記記憶媒体を排出し、
    前記情報出力手段が、前記ポイント情報を前記管理装置に通信回線を介して出力し、
    前記管理装置では、前記情報入力手段が、前記預り釣銭情報を入力し、前記第2の制御手段を介して前記ポイント情報を前記情報管理手段に記憶させることを特徴とするポイント付与システム。
  32. 預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れて読み出し、該預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報に基づいて精算処理をし、前記精算処理された預り釣銭情報を管理装置に出力し、該管理装置で情報を管理する精算システムであって、
    記憶媒体受入排出部から受け入れた記憶媒体から預り釣銭情報を読み取る預り釣銭情報読取手段と、
    預り釣銭として残存させる金額、精算して返金する際の払い出させる金額および精算して返金する際の払い出される各金種毎の枚数のうち少なくとも1つを入力可能な金額指示手段と、
    前記預り釣銭情報読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報および前記金額指示手段で入力された情報に基づいて、貨幣を支払う預り釣銭支払手段と、
    前記預り釣銭の支払いに対応して、更新された預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報を前記記憶媒体に書き込み、前記記憶媒体を前記記憶媒体受入排出部から排出する預り釣銭情報書込手段と、
    少なくとも前記記憶媒体に書き込まれた更新された預り釣銭情報を出力する情報出力手段と、
    前記預り釣銭情報読取手段、前記金額指示手段、前記預り釣銭支払手段、前記預り釣銭情報書込手段および前記情報出力手段を制御する第1の制御手段と
    を備える精算装置と、
    情報を入力する情報入力手段と、
    前記入力した情報を管理する情報管理手段と、
    前記情報入力手段および前記情報管理手段を制御する第2の制御手段と
    を備える管理装置と
    を具備し、前記精算装置と、前記管理装置とが通信可能に接続された精算システムであって、
    前記預り釣銭情報読取手段が、受け入れられた記憶媒体から預り釣銭情報を読み取り、該読み取った情報を前記制御手段に出力し、
    前記金額指示手段が、入力された金額指示情報を前記制御手段に出力し、
    前記第1の制御手段が、前記預り釣銭情報および前記金額指示情報に基づいて、支払い金額に対応する支払金額情報を前記預り釣銭支払手段に出力し、
    前記預り釣銭支払手段が、前記支払金額情報に基づいて、貨幣を支払い、
    前記第1の制御手段が、前記預り釣銭情報および前記支払金額情報に基づいて、更新する預り釣銭情報を前記預り釣銭情報書込手段および前記情報出力手段に出力し、
    前記預り釣銭情報書込手段が、前記更新された預り釣銭情報を前記記憶媒体に書き込んで、前記記憶媒体を排出し、
    前記情報出力手段が、前記更新された預り釣銭情報を前記管理装置に通信回線を介して出力し、
    前記管理装置では、前記情報入力手段が、前記更新された預り釣銭情報を入力し、前記第2の制御手段を介して前記更新された預り釣銭情報を前記情報管理手段に記憶させることを特徴とする精算システム。
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JP2013218609A (ja) * 2012-04-11 2013-10-24 Fujitsu Frontech Ltd 追加ポイント管理装置、追加ポイント管理方法および追加ポイント管理プログラム
JP2014207021A (ja) * 2014-08-04 2014-10-30 富士電機株式会社 レジ精算装置
JP2018124741A (ja) * 2017-01-31 2018-08-09 株式会社寺岡精工 商品販売データ処理装置及びプログラム

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