JP2005157986A - 代金決済精算装置、代金決済精算方法、精算機、精算方法、貨幣識別装置、代金決済装置、貨幣識別方法、代金決済方法、買物かごロック装置、買物かごロック方法、買物かご、代金決済システム、レジゲート群、レジゲートシステム、預り釣銭管理装置および売上管理装置 - Google Patents

代金決済精算装置、代金決済精算方法、精算機、精算方法、貨幣識別装置、代金決済装置、貨幣識別方法、代金決済方法、買物かごロック装置、買物かごロック方法、買物かご、代金決済システム、レジゲート群、レジゲートシステム、預り釣銭管理装置および売上管理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】代金決済を迅速に行うことができる代金決済精算装置、代金決済精算方法、精算機、精算方法、貨幣識別装置、代金決済装置、貨幣識別方法、代金決済方法、買物かごロック装置、買物かごロック方法、買物かご、代金決済システム、レジゲート群、レジゲートシステム、預り釣銭管理装置および売上管理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】会員顧客ゲート100には、バーコードリーダ部103と通信可能に接続され、購入商品に対する金額や商品数などを集計し、会員顧客が会員カード160および貨幣を挿入し商品購入に対する決済を行う代金決済装置105が設置されている。通常顧客ゲート200には、バーコードリーダ部202と通信可能に接続され、購入商品に対する金額や商品数などを集計し、店員と通常顧客が金銭の授受を行う機能を有したレジスタ装置(POS)203が設置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、商品等を購入する際の代金の支払いおよび釣銭の受け取りを処理する係る代金決済精算装置、代金決済精算方法、精算機、精算方法、貨幣識別装置、代金決済装置、貨幣識別方法、代金決済方法、買物かごロック装置、買物かごロック方法、買物かご、代金決済システム、レジゲート群、レジゲートシステム、預り釣銭管理装置および売上管理装置に関する。
従来の代金決済装置を用いた代金決済システムでは、購入商品等の種別、個数などをレジスタ装置で読み込み、その読み込んだ情報を代金決済装置に出力し、代金決済装置に挿入されたコイン型IC記憶媒体から読み取られた金額情報および代金決済装置に挿入された貨幣情報から購入商品の代金分を減じ、その結果得られる釣銭情報をコイン型IC記憶媒体に釣銭を記録して支払っていた。また、コイン型IC記憶媒体を有しない場合であっても、コイン型IC記憶媒体を有する場合と同じ会計ゲートにおいて代金決済処理を行い、そのコイン型IC記憶媒体を有しない顧客に、釣銭情報を記録したコイン型IC記憶媒体を発行していた(例えば、特許文献1参照。)。
また、従来の代金決済装置では、挿入された貨幣が貯留される貨幣収納部から店員が貨幣を取り出し、取り出した貨幣を、例えば、事務所などの売上金を集計する場所まで店員が運んでいた。
さらに、この貨幣を集計する際に、貨幣収納部に貯留された貨幣総額を特定する情報として、その店員が取り出した貨幣を集計することでしか情報を得ることができなかった。
特開2003−44936号公報
上記した従来の代金決済装置を用いた代金決済システムでは、代金決済装置において、コイン型IC記憶媒体を有しない場合であっても、コイン型IC記憶媒体を有する場合と同じ会計ゲートにおいて代金決済処理を行い、そのコイン型IC記憶媒体を有しない顧客に、釣銭情報を記録したコイン型IC記憶媒体を発行していたので、代金決済処理に多くの時間を費やすことがあり、特に、混雑時には、代金決済処理が渋滞するという問題があった。
また、従来の代金決済システムでは、店員が代金決済装置の貨幣収納部から貨幣を取り出し、事務所などの売上金を集計する場所まで店員が運んでいたので、現金の損失や店員の横領などの不正行為に対処することができないという問題があった。
さらに、従来の代金決済システムでは、店員によって代金決済装置の貨幣収納部から搬送された貨幣を集計する際に、貨幣収納部に貯留された貨幣総額を特定する情報として、その店員が取り出した貨幣を集計することでしか情報を得ることができず、例えば、集計結果が合わない場合に、その原因を突き止める手段がなかった。
そこで本願では、上記した課題を解決するためになされたものであり、代金決済を迅速に行うことができ、代金決済装置に収納された売上金の情報を適確に得ることができる代金決済精算装置、代金決済精算方法、精算機、精算方法、貨幣識別装置、代金決済装置、貨幣識別方法、代金決済方法、買物かごロック装置、買物かごロック方法、買物かご、代金決済システム、レジゲート群、レジゲートシステム、預り釣銭管理装置および売上管理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる第1の記憶媒体受入手段と、前記第1の記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取手段と、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するか、または、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報集計装置によって集計された売上情報を受け入れる売上情報収得手段と、貨幣を受け入れる貨幣受入手段と、前記貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別手段と、前記売上情報収得手段からの売上情報、前記貨幣識別手段で識別された金額情報および前記記憶媒体読取手段で読み取られた前記預り釣銭情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する第1の預り釣銭情報更新手段とを備える代金決済装置と、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる第2の記憶媒体受入手段と、前記第2の記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第2の記憶媒体読取手段と、前記第2の記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払手段と、前記預り釣銭の支払に対応して、前記預り釣銭情報を更新する第2の預り釣銭情報更新手段とを備え、前記代金決済装置とは別個に設けられた精算機とを具備することを特徴とする代金決済精算装置である。
請求項1記載の代金決済精算装置によれば、代金決済装置から釣銭機の機能を削除し、別体の精算機を別の場所に設けて釣銭を返却することで、代金決済装置を小型にでき、会計処理台上の比較的狭いスペースにも設置することができる。また、代金決済装置と精算機とを別体とし、それぞれを別の場所に設けることで、代金決済処理を迅速に行うことができ、例えば、量販店などのレジゲートにおける渋滞を解消することができる。
ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。また、商品情報入力装置は、例えば、バーコードリーダなどで構成される。また、商品情報入力装置は、商品の数量や価格の商品情報をテンキーや商品名のシールを貼ったキー群などを有するキーボードなどの入力手段で構成することもできる。さらに、商品情報入力装置は、バーコードリーダなどに、商品の数量や価格の商品情報をテンキーや商品名のシールを貼ったキー群などを有するキーボードなどの入力手段を併設して構成することもできる。この商品情報入力装置は、代金決済装置と通信回線を介して別体として備えられても、また、代金決済装置に組み込んで一体的に設けられてもよい。
また、商品情報入力装置からの商品価格特定情報は、通信回線を介して直接、代金決済装置に入力しても、レジスタとしての機能を備えるレジスタ装置(POS)などで構成される売上情報集計装置を通し、売上情報集計装置で集計された売上情報を代金決済装置に入力してもよい。商品情報入力装置からの商品価格特定情報を直接、代金決済装置に入力する場合には、代金決済装置の売上情報収得手段は、その商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するレジスタとしての機能を備える。
なお、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
同様に、商品価格特定情報として、例えば、商品価格情報そのものや、商品にとりつけられた記憶媒体や商品に貼付されるか印刷されたバーコードを読み込んで得られた商品を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の商品価格情報を記録したいずれかの装置とこの装置の商品価格情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから商品価格情報を読み出すこともできる。商品価格特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では商品価格特定情報が特定できればよい。
請求項2記載の発明は、前記預り釣銭支払手段で支払う金種が所定金種以上であり、前記第2の預り釣銭情報更新手段で更新する預り釣銭情報が所定金種未満であることを特徴とする請求項1、111、112のいずれか1項記載の代金決済精算装置である。
請求項2記載の代金決済精算装置によれば、所定金種未満、例えば、1000円未満の預り釣銭を精算せずに、預り釣銭として更新することで、精算機を使用する頻度が減少するため、精算処理を迅速に行うことができ、精算機の台数を少なくできる。また、所定金種未満の預り釣銭を精算せずに貯留することで、店舗の再利用率を向上させることができる。そして、例えば1000円以上の金種を返却することで、預り釣銭にする顧客の負担感を軽減できる。この所定金種の設定は、顧客毎に設定可能としてもよく、この場合、顧客毎に負担感のない預り釣銭を設定することができる。また、所定金種の設定は、店舗一律としてもよく、この場合、精算機の払出金種を少なくできるので精算機の価格を下げることができる。
また、例えば、所定条件が成立しない場合には、預り釣銭支払手段で支払う金種が所定金種以上であり、前記第2の預り釣銭情報更新手段で更新する預り釣銭情報が所定金種未満とし、所定条件が成立する場合には、読み出された預り釣銭特定情報によって特定される所定金種未満の預り釣銭を返却するようにしてもよい。このようにすることで、例えば、その顧客がタバコを買うための小銭を入用とする場合にその小銭を返却することができる。
なお、所定条件とは、例えば、記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭情報が所定の金額に満たない場合に、精算を行わずに前記記憶媒体を返却した後、再び前記記憶媒体を前記記憶媒体受入手段に受け入れて前記記憶媒体読取手段によって読み取った結果同じ記憶媒体である場合や、記憶媒体読取手段で読み出した預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭の額が所定金種未満の場合などが例示できる。
請求項3記載の発明は、前記第2の記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭情報が所定の金額に満たない場合に、精算を行わずに前記記憶媒体を返却することを特徴とする請求項1、111、112のいずれか1項記載の代金決済精算装置である。
請求項3記載の代金決済精算装置によれば、預り釣銭情報が所定の金額に満たない場合(例えば、1000円未満の場合)に、預り釣銭の精算を行わずに記憶媒体を返却することで、精算機を使用する頻度が減少するため、精算処理を迅速に行うことができる。また、所定金種未満の預り釣銭を精算せずに貯留することで、店舗の再利用率を向上させることができる。
請求項4記載の発明は、前記預り釣銭支払手段が、前記第2の記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を全額支払うことを特徴とする請求項1、111、112のいずれか1項記載の代金決済精算装置である。
請求項4記載の代金決済精算装置によれば、預り釣銭を全額精算することができるので、例えば、顧客が一旦預り釣銭を全額精算したいという要望がある場合には、その要望に対応することができる。また、全額精算することができ、店員などによる人為的な精算処理をすることがないので、店員の作業効率を向上させることができる。さらに、全額精算するか否か、預り釣銭を行うか否かについて顧客毎に設定可能としてもよい。この場合、顧客毎の価値観に合わせることができるので、例えば、預り釣銭を行いたくない顧客であっても対応することができ、そのような顧客の来店意欲を損なわずに済む。
請求項5記載の発明は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる第1の記憶媒体受入手段と、前記第1の記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取手段と、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するか、または、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報集計装置によって集計された売上情報を受け入れる売上情報収得手段と、貨幣を受け入れる第1の貨幣受入手段と、前記第1の貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する第1の貨幣識別手段と、前記売上情報収得手段からの売上情報、前記貨幣識別手段で識別された金額情報および前記記憶媒体読取手段で読み取られた前記預り釣銭情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する第1の預り釣銭情報更新手段とを備える代金決済装置と、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる第2の記憶媒体受入手段と、前記第2の記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第2の記憶媒体読取手段と、貨幣を受け入れる第2の貨幣受入手段と、前記第2の貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する第2の貨幣識別手段と、前記第2の記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に前記第2の貨幣識別手段で識別された金額情報を加え、預り釣銭情報を更新する第2の預り釣銭情報更新手段と、前記第2の預り釣銭情報更新手段によって更新された預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払手段と、前記預り釣銭の支払に対応して、前記第2の預り釣銭情報更新手段によって更新された預り釣銭情報を更新する第3の預り釣銭情報更新手段とを備え、前記代金決済装置とは別個に設けられた精算機とを具備することを特徴とする代金決済精算装置である。
請求項5記載の代金決済精算装置によれば、代金決済装置から釣銭機の機能を削除し、別体の精算機を別の場所に設けて釣銭を返却することで、代金決済装置を小型にでき、会計処理台上の比較的狭いスペースにも設置することができる。また、代金決済装置と精算機とを別体とし、それぞれを別の場所に設けることで、代金決済処理を迅速に行うことができ、例えば、量販店などのレジゲートにおける渋滞を解消することができる。
ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。また、商品情報入力装置は、例えば、バーコードリーダなどで構成される。また、商品情報入力装置は、商品の数量や価格の商品情報をテンキーや商品名のシールを貼ったキー群などを有するキーボードなどの入力手段で構成することもできる。さらに、商品情報入力装置は、バーコードリーダなどに、商品の数量や価格の商品情報をテンキーや商品名のシールを貼ったキー群などを有するキーボードなどの入力手段を併設して構成することもできる。この商品情報入力装置は、代金決済装置と通信回線を介して別体として備えられても、また、代金決済装置に組み込んで一体的に設けられてもよい。
また、商品情報入力装置からの商品価格特定情報は、通信回線を介して直接、代金決済装置に入力しても、レジスタとしての機能を備えるレジスタ装置(POS)などで構成される売上情報集計装置を通し、売上情報集計装置で集計された売上情報を代金決済装置に入力してもよい。商品情報入力装置からの商品価格特定情報を直接、代金決済装置に入力する場合には、代金決済装置の売上情報収得手段は、その商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するレジスタとしての機能を備える。
また、精算機に第2の貨幣受入手段を備え、精算機に貨幣を入金することで、預り釣銭額を増加することができる。これによって、例えば、精算の際、1000円未満の硬貨を受け取ることを拒否したい場合になどに、預り釣銭額がちょうど1000円単位になるように入金することで、硬貨を受け取ることなく精算を行うことができる。さらに、預り釣銭額を増額しておくことで、次回の買物時に現金の支払いを少なくすることも可能になる。
なお、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
同様に、商品価格特定情報として、例えば、商品価格情報そのものや、商品にとりつけられた記憶媒体や商品に貼付されるか印刷されたバーコードを読み込んで得られた商品を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の商品価格情報を記録したいずれかの装置とこの装置の商品価格情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから商品価格情報を読み出すこともできる。商品価格特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では商品価格特定情報が特定できればよい。
請求項6記載の発明は、前記預り釣銭支払手段で支払う金種が所定金種以上であり、前記第3の預り釣銭情報更新手段で更新する預り釣銭情報が所定金種未満であることを特徴とする請求項5、113、114のいずれか1項記載の代金決済精算装置である。
請求項6記載の代金決済精算装置によれば、所定金種未満、例えば、1000円未満の預り釣銭を精算せずに、預り釣銭として更新することで、精算機を使用する頻度が減少するため、精算処理を迅速に行うことができ、精算機の台数も少なくできる。また、所定金種未満の預り釣銭を精算せずに貯留することで、店舗の再利用率を向上させることができる。
そして、例えば1000円以上の金種を返却することで、預り釣銭にする顧客の負担感を軽減できる。この所定金種の設定は、顧客毎に設定可能としてもよく、この場合、顧客毎に負担感のない預り釣銭を設定することができる。また、所定金種の設定は、店舗一律としてもよく、この場合、精算機の払出金種を少なくできるので精算機の価格を下げることができる。
また、例えば、所定条件が成立しない場合には、預り釣銭支払手段で支払う金種が所定金種以上であり、前記第2の預り釣銭情報更新手段で更新する預り釣銭情報が所定金種未満とし、所定条件が成立する場合には、読み出された預り釣銭特定情報によって特定される所定金種未満の預り釣銭を返却するようにしてもよい。このようにすることで、例えば、その顧客がタバコを買うための小銭を入用とする場合にその小銭を返却することができる。
なお、所定条件とは、例えば、記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭情報が所定の金額に満たない場合に、精算を行わずに前記記憶媒体を返却した後、再び前記記憶媒体を前記記憶媒体受入手段に受け入れて前記記憶媒体読取手段によって読み取った結果同じ記憶媒体である場合や、記憶媒体読取手段で読み出した預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭の額が所定金種未満の場合などが例示できる。
請求項7記載の発明は、前記代金決済精算装置における第1の預り釣銭情報更新手段で預けられる釣銭は、釣銭全額であることを特徴とする請求項1乃至6、111乃至114のいずれか1項記載の代金決済精算装置である。
請求項7記載の代金決済精算装置によれば、預り釣銭情報更新手段で預けられる釣銭は、釣銭全額であるので、代金決済装置には、釣銭を返却する機能が不要となり、代金決済装置を小型にでき、会計処理台上の比較的狭いスペースにも設置することができる。また、全額精算するか否か、預り釣銭を行うか否かについて顧客毎に設定可能としてもよい。この場合、顧客毎の価値観に合わせることができるので、例えば、預り釣銭を行いたくない顧客であっても対応することができ、そのような顧客の来店意欲を損なわずに済む。
請求項8記載の発明は、前記記憶媒体を発行可能な発行機をさらに具備することを特徴とする請求項1乃至7いずれか1項記載の代金決済精算装置である。
請求項8記載の代金決済精算装置によれば、記憶媒体を発行可能な発行機(例えば、会員カード発行機)をさらに備えることで、会員カードの発行、代金決済、預り釣銭の精算といった一連の代金決済処理を行うことができる。
請求項9記載の発明は、前記記憶媒体を初期化し、前記代金決済装置、前記精算機にて使用不可とする解約装置をさらに具備することを特徴とする請求項1乃至8、111乃至114のいずれか1項記載の代金決済精算装置である。
請求項9記載の代金決済精算装置によれば、解約装置をさらに備え、解約された記憶媒体を使用できないように処理することができ、解約後に精算機などで精算処理を行うことを防止することができる。ここで、初期化とは、全情報を削除して所定の値にする場合、所定の情報のみを使用不可能な所定の値とする場合が例示できる。この所定の情報のみを使用不可能な所定の値とする場合には、例えば、その使用させない情報のFLGを書き換え、利用不可能とすることができる。初期化として何らかの情報を書き込むことで後程その情報を読み出した際に代金決済精算装置にて使用不可能であれば本発明に含まれる。
請求項10記載の発明は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる第1の記憶媒体受入ステップと、前記第1の記憶媒体受入ステップで受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取ステップと、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するか、または、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報集計装置によって集計された売上情報を受け入れる売上情報収得ステップと、貨幣を受け入れる貨幣受入ステップと、前記貨幣受入ステップで受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別ステップと、前記売上情報収得ステップからの売上情報、前記貨幣識別ステップで識別された金額情報および前記記憶媒体読取ステップで読み取られた前記預り釣銭情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する第1の預り釣銭情報更新ステップとを備える代金決済方法と、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる第2の記憶媒体受入ステップと、前記第2の記憶媒体受入ステップで受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第2の記憶媒体読取ステップと、前記第2の記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払ステップと、前記預り釣銭の支払に対応して、預り釣銭情報を更新する第2の預り釣銭情報更新ステップとを備え、前記代金決済方法の所定の工程完了後に別途行われる精算方法とを具備することを特徴とする代金決済精算方法である。
請求項10記載の代金決済精算方法によれば、代金決済処理と精算処理を別個に行うことができるので、代金決済処理を迅速に行うことができる。これによって、例えば、量販店などのレジゲートにおける渋滞を解消することができる。
ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。また、商品情報入力装置は、例えば、バーコードリーダなどで構成される。また、商品情報入力装置は、商品の数量や価格の商品情報をテンキーや商品名のシールを貼ったキー群などを有するキーボードなどの入力手段で構成することもできる。さらに、商品情報入力装置は、バーコードリーダなどに、商品の数量や価格の商品情報をテンキーや商品名のシールを貼ったキー群などを有するキーボードなどの入力手段を併設して構成することもできる。この商品情報入力装置で行われる処理は、代金決済処理と別個に処理されても、また、代金決済処理に組み込んで一体的に処理されてもよい。
また、商品情報入力装置からの商品価格特定情報は、通信回線を介して直接、入力しても、レジスタとしての機能を備えるレジスタ装置(POS)などで構成される売上情報集計装置を通し、売上情報集計装置で集計された売上情報を入力してもよい。商品情報入力装置からの商品価格特定情報を直接、代金決済装置に入力する場合には、代金決済処理の売上情報収得ステップは、その商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するレジスタとしての機能を備える。
なお、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
同様に、商品価格特定情報として、例えば、商品価格情報そのものや、商品にとりつけられた記憶媒体や商品に貼付されるか印刷されたバーコードを読み込んで得られた商品を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の商品価格情報を記録したいずれかの装置とこの装置の商品価格情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから商品価格情報を読み出すこともできる。商品価格特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では商品価格特定情報が特定できればよい。
請求項11記載の発明は、前記預り釣銭支払ステップで支払う金種が所定金種以上であり、前記第2の預り釣銭情報更新ステップで更新する預り釣銭情報が所定金種未満であることを特徴とする請求項10、126、127のいずれか1項記載の代金決済精算方法である。
請求項11記載の代金決済精算方法によれば、所定金種未満、所定金種未満、例えば、1000円未満の預り釣銭を精算せずに、預り釣銭として更新することで、精算処理を使用する頻度が減少するため、精算処理を迅速に行うことができる。また、所定金種未満の預り釣銭を精算せずに貯留することで、店舗の再利用率を向上させることができる。そして、例えば1000円以上の金種を返却することで、預り釣銭にする顧客の負担感を軽減できる。この所定金種の設定は、顧客毎に設定可能としてもよく、この場合、顧客毎に負担感のない預り釣銭を設定することができる。また、所定金種の設定は、店舗一律としてもよく、この場合、精算処理の払出金種を少なくできる。
また、例えば、所定条件が成立しない場合には、預り釣銭支払ステップで支払う金種が所定金種以上であり、前記第2の預り釣銭情報更新ステップで更新する預り釣銭情報が所定金種未満とし、所定条件が成立する場合には、読み出された預り釣銭特定情報によって特定される所定金種未満の預り釣銭を返却するようにしてもよい。このようにすることで、例えば、その顧客がタバコを買うための小銭を入用とする場合にその小銭を返却することができる。
なお、所定条件とは、例えば、記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭情報が所定の金額に満たない場合に、精算を行わずに前記記憶媒体を返却した後、再び前記記憶媒体を前記記憶媒体受入ステップに受け入れて前記記憶媒体読取ステップによって読み取った結果同じ記憶媒体である場合や、記憶媒体読取ステップで読み出した預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭の額が所定金種未満の場合などが例示できる。
請求項12記載の発明は、前記第2の記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭情報が所定の金額に満たない場合に、精算を行わずに前記記憶媒体を返却することを特徴とする請求項10、126、127のいずれか1項記載の代金決済精算方法である。
請求項12記載の代金決済精算方法によれば、預り釣銭情報が所定の金額に満たない場合(例えば、1000円未満の場合)に、預り釣銭の精算を行わずに記憶媒体を返却することで、精算処理を迅速に行うことができる。また、所定金種未満の預り釣銭を精算せずに貯留することで、店舗の再利用率を向上させることができる。
請求項13記載の発明は、前記預り釣銭支払ステップが、前記第2の記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を全額支払うことを特徴とする請求項10、126、127のいずれか1項記載の代金決済精算方法である。
請求項13記載の代金決済精算方法によれば、預り釣銭を全額精算することができるので、例えば、顧客が一旦預り釣銭を全額精算したいという要望がある場合には、その要望に対応することができる。また、全額精算することができ、店員などによる人為的な精算処理をすることがないので、店員の作業効率を向上させることができる。さらに、全額精算するか否か、預り釣銭を行うか否かについて顧客毎に設定可能としてもよい。この場合、顧客毎の価値観に合わせることができるので、例えば、預り釣銭を行いたくない顧客であっても対応することができ、そのような顧客の来店意欲を損なわずに済む。
請求項14記載の発明は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる第1の記憶媒体受入ステップと、前記第1の記憶媒体受入ステップで受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取ステップと、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するか、または、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報集計装置によって集計された売上情報を受け入れる売上情報収得ステップと、貨幣を受け入れる第1の貨幣受入ステップと、前記第1の貨幣受入ステップで受け入れられた貨幣を識別する第1の貨幣識別ステップと、前記売上情報収得ステップからの売上情報、前記貨幣識別ステップで識別された金額情報および前記記憶媒体読取ステップで読み取られた前記預り釣銭情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する第1の預り釣銭情報更新ステップとを備える代金決済方法と、前記代金決済方法で預り釣銭情報が更新された記憶媒体を受け入れる第2の記憶媒体受入ステップと、前記第2の記憶媒体受入ステップで受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第2の記憶媒体読取ステップと、貨幣を受け入れる第2の貨幣受入ステップと、前記第2の貨幣受入ステップで受け入れられた貨幣を識別する第2の貨幣識別ステップと、前記第2の記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に前記第2の貨幣識別ステップで識別された金額情報を加え、預り釣銭情報を更新する第2の預り釣銭情報更新ステップと、前記第2の預り釣銭情報更新ステップによって更新された預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払ステップと、前記預り釣銭の支払に対応して、前記第2の預り釣銭情報更新ステップによって更新された預り釣銭情報を更新する第3の預り釣銭情報更新ステップとを備え、前記代金決済方法の所定の工程完了後に別途行われる精算方法とを具備することを特徴とする代金決済精算方法である。
請求項14記載の代金決済精算方法によれば、代金決済処理と精算処理を別個に行うことができるので、代金決済処理を迅速に行うことができる。これによって、例えば、量販店などのレジゲートにおける渋滞を解消することができる。
ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。また、商品情報入力装置は、例えば、バーコードリーダなどで構成される。また、商品情報入力装置は、商品の数量や価格の商品情報をテンキーや商品名のシールを貼ったキー群などを有するキーボードなどの入力手段で構成することもできる。さらに、商品情報入力装置は、バーコードリーダなどに、商品の数量や価格の商品情報をテンキーや商品名のシールを貼ったキー群などを有するキーボードなどの入力手段を併設して構成することもできる。この商品情報入力装置で行われる処理は、代金決済処理と別個に処理されても、また、代金決済処理に組み込んで一体的に処理されてもよい。
また、商品情報入力装置からの商品価格特定情報は、通信回線を介して直接、入力しても、レジスタとしての機能を備えるレジスタ装置(POS)などで構成される売上情報集計装置を通し、売上情報集計装置で集計された売上情報を入力してもよい。商品情報入力装置からの商品価格特定情報を直接、代金決済装置に入力する場合には、代金決済処理の売上情報収得ステップは、その商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するレジスタとしての機能を備える。
また、精算処理に第2の貨幣受入ステップを備え、貨幣を入金することで、預り釣銭額を増加することができる。これによって、例えば、精算の際、1000円未満の硬貨を受け取ることを拒否したい場合になどに、預り釣銭額がちょうど1000円単位になるように入金することで、硬貨を受け取ることなく精算を行うことができる。さらに、預り釣銭額を増額しておくことで、次回の買物時に現金の支払いを少なくすることも可能になる。
なお、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
同様に、商品価格特定情報として、例えば、商品価格情報そのものや、商品にとりつけられた記憶媒体や商品に貼付されるか印刷されたバーコードを読み込んで得られた商品を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の商品価格情報を記録したいずれかの装置とこの装置の商品価格情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから商品価格情報を読み出すこともできる。商品価格特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では商品価格特定情報が特定できればよい。
請求項15記載の発明は、前記預り釣銭支払ステップで支払う金種が所定金種以上であり、前記第3の預り釣銭情報更新ステップで更新する預り釣銭情報が所定金種未満であることを特徴とする請求項14、127、128、129のいずれか1項記載の代金決済精算方法である。
請求項15記載の代金決済精算方法によれば、所定金種未満、例えば、1000円未満の預り釣銭を精算せずに、預り釣銭として更新することで、精算処理を使用する頻度が減少するため、精算処理を迅速に行うことができる。また、所定金種未満の預り釣銭を精算せずに貯留することで、店舗の再利用率を向上させることができる。
そして、例えば1000円以上の金種を返却することで、預り釣銭にする顧客の負担感を軽減できる。この所定金種の設定は、顧客毎に設定可能としてもよく、この場合、顧客毎に負担感のない預り釣銭を設定することができる。また、所定金種の設定は、店舗一律としてもよく、この場合、精算処理の払出金種を少なくできる。
また、例えば、所定条件が成立しない場合には、預り釣銭支払ステップで支払う金種が所定金種以上であり、前記第2の預り釣銭情報更新ステップで更新する預り釣銭情報が所定金種未満とし、所定条件が成立する場合には、読み出された預り釣銭特定情報によって特定される所定金種未満の預り釣銭を返却するようにしてもよい。このようにすることで、例えば、その顧客がタバコを買うための小銭を入用とする場合にその小銭を返却することができる。
なお、所定条件とは、例えば、記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭情報が所定の金額に満たない場合に、精算を行わずに前記記憶媒体を返却した後、再び前記記憶媒体を前記記憶媒体受入ステップに受け入れて前記記憶媒体読取ステップによって読み取った結果同じ記憶媒体である場合や、記憶媒体読取ステップで読み出した預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭の額が所定金種未満の場合などが例示できる。
請求項16記載の発明は、前記代金決済精算システムにおける第1の預り釣銭情報更新ステップで預けられる釣銭は、釣銭全額であることを特徴とする請求項10乃至15、126乃至129のいずれか1項記載の代金決済精算方法である。
請求項16記載の代金決済精算方法によれば、預り釣銭情報更新ステップで預けられる釣銭は、釣銭全額であるので、代金決済処理では、釣銭を返却する機能が不要となる。また、全額精算するか否か、預り釣銭を行うか否かについて顧客毎に設定可能としてもよい。この場合、顧客毎の価値観に合わせることができるので、例えば、預り釣銭を行いたくない顧客であっても対応することができ、そのような顧客の来店意欲を損なわずに済む。
請求項17記載の発明は、前記記憶媒体を発行可能な発行ステップを有する発行方法をさらに具備することを特徴とする請求項10乃至16いずれか1項記載の代金決済精算方法である。
請求項17記載の代金決済精算方法によれば、記憶媒体を発行可能な発行処理をさらに備えることで、会員カードの発行、代金決済、預り釣銭の精算といった一連の代金決済処理を行うことができる。
請求項18記載の発明は、前記記憶媒体を初期化し、使用不可とする解約ステップを有する解約方法をさらに具備することを特徴とする請求項10乃至17、126乃至129のいずれか1項いずれか1項記載の代金決済精算方法である。
請求項18記載の代金決済精算方法によれば、解約処理をさらに備え、解約された記憶媒体を使用できないように処理することができ、解約後に精算処理を行うことを防止することができる。ここで、初期化とは、全情報を削除して所定の値にする場合、所定の情報のみを使用不可能な所定の値とする場合が例示できる。この所定の情報のみを使用不可能な所定の値とする場合には、例えば、その使用させない情報のFLGを書き換え、利用不可能とすることができる。初期化として何らかの情報を書き込むことで後程その情報を読み出した際に代金決済精算処理にて使用不可能であれば本発明に含まれる。
請求項19記載の発明は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入手段と、前記記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取手段と、前記記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払手段と、前記預り釣銭の支払に対応して、預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新手段とを備えることを特徴とする精算機である。
請求項19記載の精算機によれば、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れ、その預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払うことができる。ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。
請求項20記載の発明は、前記預り釣銭支払手段で支払う金種が所定金種以上であり、前記預り釣銭情報更新手段で更新する預り釣銭情報が所定金種未満であることを特徴とする請求項19、141、142のいずれか1項記載の精算機である。
請求項20記載の精算機によれば、所定金種未満、例えば、1000円未満の預り釣銭を精算せずに、預り釣銭として更新することで、精算機を使用する頻度が減少するため、精算処理を迅速に行うことができ、精算機の台数を少なくできる。また、所定金種未満の預り釣銭を精算せずに貯留することで、店舗の再利用率を向上させることができる。そして、例えば1000円以上の金種を返却することで、預り釣銭にする顧客の負担感を軽減できる。この所定金種の設定は、顧客毎に設定可能としてもよく、この場合、顧客毎に負担感のない預り釣銭を設定することができる。また、所定金種の設定は、店舗一律としてもよく、この場合、精算機の払出金種を少なくできるので精算機の価格を下げることができる。
また、例えば、所定条件が成立しない場合には、預り釣銭支払手段で支払う金種が所定金種以上であり、前記第2の預り釣銭情報更新手段で更新する預り釣銭情報が所定金種未満とし、所定条件が成立する場合には、読み出された預り釣銭特定情報によって特定される所定金種未満の預り釣銭を返却するようにしてもよい。このようにすることで、例えば、その顧客がタバコを買うための小銭を入用とする場合にその小銭を返却することができる。
なお、所定条件とは、例えば、記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭情報が所定の金額に満たない場合に、精算を行わずに前記記憶媒体を返却した後、再び前記記憶媒体を前記記憶媒体受入手段に受け入れて前記記憶媒体読取手段によって読み取った結果同じ記憶媒体である場合や、記憶媒体読取手段で読み出した預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭の額が所定金種未満の場合などが例示できる。
請求項21記載の発明は、前記記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭情報が所定の金額に満たない場合に、精算を行わずに前記記憶媒体を返却することを特徴とする請求項19、141、142のいずれか1項記載の精算機である。
請求項21記載の精算機によれば、預り釣銭情報が所定の金額に満たない場合(例えば、1000円未満の場合)に、預り釣銭の精算を行わずに記憶媒体を返却することで、精算機を使用する頻度が減少するため、精算処理を迅速に行うことができる。また、所定金種未満の預り釣銭を精算せずに貯留することで、店舗の再利用率を向上させることができる。
請求項22記載の発明は、前記記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭情報が所定の金額に満たない場合に、精算を行わずに前記記憶媒体を返却し、所定条件が成立する場合に、前記記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を全額支払うことを特徴とする請求項21記載の精算機である。
請求項22記載の精算機によれば、例えば、預り釣銭が所定の金額以下の場合には精算処理を行わないことが設定されている場合でも、所定条件が成立した場合には、預り釣銭が所定の金額に満たなくても精算処理を行うことができる。これによって、全額精算したいという会員顧客の要求を満たすことができる。
なお、例えば、記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭情報が所定の金額に満たない場合に、精算を行わずに前記記憶媒体を返却した後、再び前記記憶媒体を前記記憶媒体受入手段に受け入れて前記記憶媒体読取手段によって読み取った結果同じ記憶媒体である場合や、記憶媒体読取手段で読み出した預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭の額が所定金種未満の場合などが例示できる。
請求項23記載の発明は、前記預り釣銭支払手段が、前記記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を全額支払うことを特徴とする請求項19、141、142のいずれか1項記載の精算機である。
請求項23記載の精算機によれば、預り釣銭を全額精算することができるので、例えば、顧客が一旦預り釣銭を全額精算したいという要望がある場合には、その要望に対応することができる。また、全額精算することができ、店員などによる人為的な精算処理をすることがないので、店員の作業効率を向上させることができる。さらに、全額精算するか否か、預り釣銭を行うか否かについて顧客毎に設定可能としてもよい。この場合、顧客毎の価値観に合わせることができるので、例えば、預り釣銭を行いたくない顧客であっても対応することができ、そのような顧客の来店意欲を損なわずに済む。
請求項24記載の発明は、前記記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭情報が所定の金額に満たない場合に、精算を行わずに前記記憶媒体を返却する精算不可モードと、前記預り釣銭支払手段が、前記記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を全額支払う全額精算モードとを有し、前記精算不可モードまたは前記全額精算モードを選択する精算モード選択手段をさらに具備したことを特徴とする請求項19、141、142のいずれか1項記載の精算機である。
請求項24記載の精算機によれば、精算モード選択手段を設けることによって、精算不可モードや全額精算モードなどを設定することができるので、顧客の用途に応じたモード設定が可能になる。また、預り釣銭情報が所定の金額に満たない場合に、精算を行わずに前記記憶媒体を返却する精算不可モードとしながらも、今回に限り預り釣銭を返金したい場合に対応する統一再挿入時返済モードや会員毎再挿入時返済モードなどを備えることもできる。
請求項25記載の発明は、前記精算不可モードおよび前記全額精算モードは、顧客毎に設定可能なことを特徴とする請求項24記載の精算機である。
請求項25記載の精算機によれば、精算不可モードおよび全額精算モードの設定は、例えば、記憶媒体として機能する会員カードの発行時に、会員顧客毎に異なる設定とすることができる。
請求項26記載の発明は、貨幣を受け入れる貨幣受入手段と、前記貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別手段と、前記記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に前記貨幣識別手段で識別された金額情報を加え、預り釣銭情報を更新する第2の預り釣銭情報更新手段とをさらに具備することを特徴とする請求項19乃至25いずれか記載の精算機である。
請求項26記載の精算機によれば、精算機に貨幣受入手段を備え、精算機に貨幣を入金することで、預り釣銭額を増加することができる。これによって、例えば、精算の際、1000円未満の硬貨を受け取ることを拒否したい場合になどに、預り釣銭額がちょうど1000円単位になるように入金することで、硬貨を受け取ることなく精算を行うことができる。さらに、預り釣銭額を増額しておくことで、次回の買物時に現金の支払いを少なくすることも可能になる。
請求項27記載の発明は、前記第2の預り釣銭情報更新手段によって更新された預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払手段と、前記預り釣銭の支払に対応して、前記第2の預り釣銭情報更新手段によって更新された預り釣銭情報を更新する第3の預り釣銭情報更新手段とをさらに具備することを特徴とする請求項26記載の精算機である。
請求項27記載の精算機によれば、第2の預り釣銭情報更新手段によって更新された預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭が支払われた後の情報を更新することで、常に最新の預り釣銭情報を管理することができる。
請求項28記載の発明は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入ステップと、前記記憶媒体受入ステップで受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取ステップと、前記記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払ステップと、前記預り釣銭の支払に対応して、預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新ステップとを備えることを特徴とする精算方法である。
請求項28記載の精算方法によれば、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れ、その預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払うことができる。ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。
請求項29記載の発明は、前記預り釣銭支払ステップで支払う金種が所定金種以上であり、前記預り釣銭情報更新ステップで更新する預り釣銭情報が所定金種未満であることを特徴とする請求項28、150、151のいずれか1項記載の精算方法である。
請求項29記載の精算方法によれば、所定金種未満、所定金種未満、例えば、1000円未満の預り釣銭を精算せずに、預り釣銭として更新することで、精算処理を使用する頻度が減少するため、精算処理を迅速に行うことができる。また、所定金種未満の預り釣銭を精算せずに貯留することで、店舗の再利用率を向上させることができる。そして、例えば1000円以上の金種を返却することで、預り釣銭にする顧客の負担感を軽減できる。この所定金種の設定は、顧客毎に設定可能としてもよく、この場合、顧客毎に負担感のない預り釣銭を設定することができる。また、所定金種の設定は、店舗一律としてもよく、この場合、精算処理の払出金種を少なくできる。
また、例えば、所定条件が成立しない場合には、預り釣銭支払ステップで支払う金種が所定金種以上であり、前記預り釣銭情報更新ステップで更新する預り釣銭情報が所定金種未満とし、所定条件が成立する場合には、読み出された預り釣銭特定情報によって特定される所定金種未満の預り釣銭を返却するようにしてもよい。このようにすることで、例えば、その顧客がタバコを買うための小銭を入用とする場合にその小銭を返却することができる。
なお、所定条件とは、例えば、記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭情報が所定の金額に満たない場合に、精算を行わずに前記記憶媒体を返却した後、再び前記記憶媒体を前記記憶媒体受入ステップに受け入れて前記記憶媒体読取ステップによって読み取った結果同じ記憶媒体である場合や、記憶媒体読取ステップで読み出した預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭の額が所定金種未満の場合などが例示できる。
請求項30記載の発明は、前記記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭情報が所定の金額に満たない場合に、精算を行わずに前記記憶媒体を返却することを特徴とする請求項28、150、151のいずれか1項記載の精算方法である。
請求項30記載の精算方法によれば、預り釣銭情報が所定の金額に満たない場合(例えば、1000円未満の場合)に、預り釣銭の精算を行わずに記憶媒体を返却することで、精算処理を迅速に行うことができる。また、所定金種未満の預り釣銭を精算せずに貯留することで、店舗の再利用率を向上させることができる。
請求項31記載の発明は、前記記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭情報が所定の金額に満たない場合に、精算を行わずに前記記憶媒体を返却し、所定条件が成立する場合に、前記記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を全額支払うことを特徴とする請求項30記載の精算方法である。
請求項31記載の精算方法によれば、例えば、預り釣銭が所定の金額以下の場合には精算処理を行わないことが設定されている場合でも、所定条件が成立する場合には、預り釣銭が所定の金額に満たなくても精算処理を行うことができる。これによって、全額精算したいという会員顧客の要求を満たすことができる。
なお、所定条件とは、例えば、記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭情報が所定の金額に満たない場合に、精算を行わずに前記記憶媒体を返却した後、再び前記記憶媒体を前記記憶媒体受入ステップに受け入れて前記記憶媒体読取ステップによって読み取った結果同じ記憶媒体である場合や、記憶媒体読取ステップで読み出した預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭の額が所定金種未満の場合などが例示できる。
請求項32記載の発明は、前記預り釣銭支払ステップが、前記記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を全額支払うことを特徴とする請求項28、150、151のいずれか1項記載の精算方法である。
請求項32記載の精算方法によれば、預り釣銭を全額精算することができるので、例えば、顧客が一旦預り釣銭を全額精算したいという要望がある場合には、その要望に対応することができる。また、全額精算することができ、店員などによる人為的な精算処理をすることがないので、店員の作業効率を向上させることができる。さらに、全額精算するか否か、預り釣銭を行うか否かについて顧客毎に設定可能としてもよい。この場合、顧客毎の価値観に合わせることができるので、例えば、預り釣銭を行いたくない顧客であっても対応することができ、そのような顧客の来店意欲を損なわずに済む。
請求項33記載の発明は、前記記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭情報が所定の金額に満たない場合に、精算を行わずに前記記憶媒体を返却する精算不可モードと、前記預り釣銭支払ステップが、前記記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を全額支払う全額精算モードとを有し、前記精算不可モードまたは前記全額精算モードを選択する精算モード選択ステップをさらに具備したことを特徴とする請求項28、150、151のいずれか1項記載の精算方法である。
請求項33記載の精算方法によれば、精算モード選択手段を設けることによって、精算不可モードや全額精算モードなどを設定することができるので、会員顧客の用途に応じたモード設定が可能になる。また、預り釣銭情報が所定の金額に満たない場合に、精算を行わずに前記記憶媒体を返却する精算不可モードとしながらも、今回に限り預り釣銭を返金したい場合に対応する統一再挿入時返済モードや会員毎再挿入時返済モードなどを備えることもできる。
請求項34記載の発明は、前記精算不可モードおよび前記全額精算モードは、顧客毎に設定可能なことを特徴とする請求項33記載の精算方法である。
請求項34記載の精算方法によれば、精算不可モードおよび全額精算モードの設定は、例えば、記憶媒体として機能する会員カードの発行時に、会員顧客毎に異なる設定とすることができる。
請求項35記載の発明は、貨幣を受け入れる貨幣受入ステップと、前記貨幣受入ステップで受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別ステップと、前記記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に前記貨幣識別ステップで識別された金額情報を加え、預り釣銭情報を更新する第2の預り釣銭情報更新ステップとをさらに具備することを特徴とする請求項27乃至34いずれか記載の精算方法である。
請求項35記載の精算方法によれば、精算処理に貨幣受入ステップを備え、貨幣を入金することで、預り釣銭額を増加することができる。これによって、例えば、精算の際、1000円未満の硬貨を受け取ることを拒否したい場合になどに、預り釣銭額がちょうど1000円単位になるように入金することで、硬貨を受け取ることなく精算を行うことができる。さらに、預り釣銭額を増額しておくことで、次回の買物時に現金の支払いを少なくすることも可能になる。
請求項36記載の発明は、前記第2の預り釣銭情報更新ステップによって更新された預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払ステップと、前記預り釣銭の支払に対応して、前記第2の預り釣銭情報更新ステップによって更新された預り釣銭情報を更新する第3の預り釣銭情報更新ステップとをさらに具備することを特徴とする請求項35記載の精算方法である。
請求項36記載の精算方法によれば、第2の預り釣銭情報更新ステップによって更新された預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭が支払われた後の情報を更新することで、常に最新の預り釣銭情報を管理することができる。
請求項37記載の発明は、貨幣を受け入れる貨幣受入手段と、前記貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別手段と、前記貨幣識別手段で識別された貨幣を搬送する貨幣搬送手段と、所定の位置に情報を記録する記録部が設けられ、前記貨幣搬送手段によって搬送された貨幣を収納する着脱可能に取り付けられた貨幣収納手段と、前記貨幣収納手段に設けられた記録部からの情報の読み取りおよび/または該記録部への情報の書き込みが可能な情報読取書込手段とを具備することを特徴とする貨幣識別装置である。
請求項37記載の貨幣識別装置によれば、店員が貨幣収納手段内の貨幣に触ることなく、貨幣収納手段ごと回収し、会計責任者に貨幣収納手段を手渡す作業で済むので、貨幣の紛失、店員による不正行為などを防止することができ、現金一元管理が可能になる。また、貨幣収納手段に記録部を配設し、この記録部に、貨幣収納手段に収納された紙幣の種類、数量などを記録することができる。
なお、記録部としては、電波により非接触で交信可能なRFID(Radio Frequency Identificaion)や、磁気記録媒体が例示できる。RFIDを用いる場合には、これを取り付ける貨幣収納手段全体、取り付け部位の周囲、貨幣収納手段が筐体であれば取り付け面は、金属部材ではなく、合成樹脂部材などの透磁率のよい材料であることが好ましい。
請求項38記載の発明は、前記貨幣収納手段が、所定の照合情報に基づいて取り外し可能となることを特徴とする請求項37記載の貨幣識別装置である。
請求項38記載の貨幣識別装置によれば、所定の照合情報に基づいて貨幣収納手段を取り外すことができる。ここで、所定の照合情報に基づいて取り外し可能となるとは、貨幣収納手段が貨幣識別装置内に電気的に施錠された錠機能部を介して収納されている場合には、例えば、店員カードのIDかつ暗証番号などの情報が適合し施錠が解除され、貨幣収納手段が貨幣識別装置から持ち出し可能になることをいう。また、貨幣収納手段が貨幣識別装置内に鍵よって施錠された錠機能部を介して収納されている場合には、例えば、鍵が適合し施錠が解除され、貨幣収納手段が貨幣識別装置から持ち出し可能になることをいう。
請求項39記載の発明は、前記記録部が、少なくとも前記貨幣収納手段に収納された貨幣情報を記録することを特徴とする請求項37または38記載の貨幣識別装置である。
請求項39記載の貨幣識別装置によれば、貨幣収納手段に収納された貨幣情報を記録することができるので、この貨幣情報を、貨幣収納手段に収納された貨幣を集計する際の予備的情報として参照することができる。
請求項40記載の発明は、前記記録部が、少なくとも貨幣識別装置を取り扱う担当者に対応する担当者情報を記録することを特徴とする請求項37乃至39のいずれか1項記載の貨幣識別装置である。
請求項40記載の貨幣識別装置によれば、貨幣収納手段の記録部には、装置を取り扱う店員の情報などを記録することができ、店員による不正行為などを防止することができる。
請求項41記載の発明は、前記記録部が、少なくとも記録する情報を日時情報とともに記録することを特徴とする請求項37乃至40のいずれか1項記載の貨幣識別装置である。
請求項41記載の貨幣識別装置によれば、記録する情報を日時情報とともに記録することができるので、時系列的に情報を処理することなどができる。
請求項42記載の発明は、前記記録部が、少なくとも貨幣識別装置になされた貨幣識別装置取扱情報を記録することを特徴とする請求項37乃至41のいずれか1項記載の貨幣識別装置である。
請求項42記載の貨幣識別装置によれば、貨幣識別装置取扱情報を記録することができるので、貨幣識別装置が取り扱われた各種履歴情報を把握することができる。なお、貨幣識別装置取扱情報とは、例えば、貨幣識別装置の開閉ドアの施錠を解除した店員のIDや施錠した時刻、貨幣識別装置を操作する店員ID情報、電源ON−OFF情報、貨幣収納手段交換情報、日時情報、店員交代に伴う店員ID情報などのことであるが、これらに限るものではなく、貨幣識別装置を取り扱うための情報で、必要な情報であればその情報も含むものとする。
請求項43記載の発明は、前記記録部に記録可能な情報を印字または表示により出力可能な情報出力手段をさらに具備することを特徴とする請求項37乃至43のいずれか1項記載の貨幣識別装置である。
請求項43記載の貨幣識別装置によれば、記録部に記録された情報を印字するプリント機能が備えられているので、実際に、貨幣収納手段内の紙幣の種類、数量を計数した計数結果との照合が可能であり、適確な集計を行うことができる。
請求項44記載の発明は、前記記録部が、少なくとも前記貨幣収納手段に収納すべき貨幣の金種に対応する貨幣金種情報を有していることを特徴とする請求項37乃至43のいずれか1項記載の貨幣識別装置である。
請求項44記載の貨幣識別装置によれば、記録部が貨幣収納手段に収納すべき貨幣の金種に対応する貨幣金種情報を有しているので、例えば、貨幣収納手段の設置に伴い、取り扱える金種情報を得ることができるので、取り扱い上の便宜を図ることができる。
請求項45記載の発明は、前記記録部が、少なくとも前記記録部が設けられた貨幣収納手段および前記貨幣収納手段が配置された貨幣識別装置を特定可能な設置装置特定情報を有していることを特徴とする請求項37乃至44のいずれか1項記載の貨幣識別装置である。
請求項45記載の貨幣識別装置によれば、記録部が、記録部が設けられた貨幣収納手段および貨幣収納手段が配置された貨幣識別装置を特定可能な設置装置特定情報を有しているので、複数の貨幣収納手段が混在する中でも、その貨幣収納手段がどの貨幣識別装置に設置されていたものかを的確に判断することができる。
請求項46記載の発明は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入手段と、前記記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取手段と、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するか、または、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報集計装置によって集計された売上情報を受け入れる売上情報収得手段と、貨幣を受け入れる貨幣受入手段と、前記貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別手段と、前記貨幣識別手段で識別された貨幣を搬送する貨幣搬送手段と、所定の位置に情報を記録する記録部が設けられ、前記貨幣搬送手段によって搬送された貨幣を収納する着脱可能に取り付けられた貨幣収納手段と、前記貨幣収納手段に設けられた記録部からの情報の読み取りおよび/または該記録部への情報の書き込みが可能な情報読取書込手段と、前記売上情報収得手段からの売上情報、前記貨幣識別手段で識別された金額情報および前記記憶媒体読取手段で読み取られた前記預り釣銭情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新手段とを具備することを特徴とする代金決済装置である。
請求項46記載の代金決済装置によれば、店員が貨幣収納手段内の紙幣に触ることなく、貨幣収納手段ごと回収し、会計責任者に貨幣収納手段を手渡す作業で済むので、紙幣の紛失、店員による不正行為などを防止することができ、現金一元管理が可能になる。また、貨幣収納手段に記録部を配設し、この記録部に、貨幣収納手段に収納された紙幣の種類、数量などを記録することができる。ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。また、商品情報入力装置は、例えば、バーコードリーダなどで構成される。また、商品情報入力装置は、商品の数量や価格の商品情報をテンキーや商品名のシールを貼ったキー群などを有するキーボードなどの入力手段で構成することもできる。さらに、商品情報入力装置は、バーコードリーダなどに、商品の数量や価格の商品情報をテンキーや商品名のシールを貼ったキー群などを有するキーボードなどの入力手段を併設して構成することもできる。この商品情報入力装置は、代金決済装置と通信回線を介して別体として備えられても、また、代金決済装置に組み込んで一体的に設けられてもよい。
また、商品情報入力装置からの商品価格特定情報は、通信回線を介して直接、代金決済装置に入力しても、レジスタとしての機能を備えるレジスタ装置(POS)などで構成される売上情報集計装置を通し、売上情報集計装置で集計された売上情報を代金決済装置に入力してもよい。商品情報入力装置からの商品価格特定情報を直接、代金決済装置に入力する場合には、代金決済装置の売上情報収得手段は、その商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するレジスタとしての機能を備える。
なお、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
同様に、商品価格特定情報として、例えば、商品価格情報そのものや、商品にとりつけられた記憶媒体や商品に貼付されるか印刷されたバーコードを読み込んで得られた商品を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の商品価格情報を記録したいずれかの装置とこの装置の商品価格情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから商品価格情報を読み出すこともできる。商品価格特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では商品価格特定情報が特定できればよい。
また、記録部としては、電波により非接触で交信可能なRFID(Radio Frequency Identificaion)や、磁気記録媒体が例示できる。RFIDを用いる場合には、これを取り付ける貨幣収納手段全体、取り付け部位の周囲、貨幣収納手段が筐体であれば取り付け面は、金属部材ではなく、合成樹脂部材などの透磁率のよい材料であることが好ましい。
請求項47記載の発明は、前記貨幣収納手段が、所定の照合情報に基づいて取り外し可能となることを特徴とする請求項46、159、161のいずれか1項記載の代金決済装置である。
請求項47記載の代金決済装置によれば、所定の照合情報に基づいて貨幣収納手段を取り外すことができる。ここで、所定の照合情報に基づいて取り外し可能となるとは、貨幣収納手段が代金決済装置内に電気的に施錠された錠機能部を介して収納されている場合には、例えば、店員カードのIDかつ暗証番号などの情報が適合し施錠が解除され、貨幣収納手段が代金決済装置から持ち出し可能になることをいう。また、貨幣収納手段が代金決済装置内に鍵よって施錠された錠機能部を介して収納されている場合には、例えば、鍵が適合し施錠が解除され、貨幣収納手段が代金決済装置から持ち出し可能になることをいう。
請求項48記載の発明は、前記代金決済装置が、前記記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体のポイント特定情報を読み取るポイント読取手段と、所定のポイント付与情報および前記ポイント読取手段で読み取られたポイント特定情報から特定されるポイント情報に基づいて、前記ポイント情報を更新するポイント情報更新手段とをさらに具備することを特徴とする請求項46、47、159、161のいずれか1項記載の代金決済装置である。
請求項48記載の代金決済装置によれば、店員カードを用いて代金決済処理を行う会員顧客に対して各種ポイントを付与して特典を与えることで、会員顧客数の増加を図ることができる。ここで、所定のポイントとは、例えば、商品購入によって付与されるポイント、来店ポイント、イベントポイント、雨の日ポイント、レディースポイント、時間帯ポイント、曜日ポイントなど様々なポイントが含まれる。そして、これらのポイントは、精算時に現金化することもできる。
請求項49記載の発明は、前記記録部が、少なくとも前記貨幣収納手段に収納された貨幣情報を記録することを特徴とする請求項46乃至48、159、161のいずれか1項記載の代金決済装置である。
請求項49記載の代金決済装置によれば、貨幣収納手段に収納された貨幣情報を記録することができるので、この貨幣情報を、貨幣収納手段に収納された貨幣を集計する際の予備的情報として参照することができる。
請求項50記載の発明は、前記記録部が、少なくとも代金決済装置を取り扱う担当者に対応する担当者情報を記録することを特徴とする請求項46乃至49、159、161のいずれか1項記載の代金決済装置である。
請求項50記載の代金決済装置によれば、貨幣収納手段の記録部には、装置を取り扱う店員の情報などを記録することができ、店員による不正行為などを防止することができる。
請求項51記載の発明は、前記記録部が、少なくとも記録する情報を日時情報とともに記録することを特徴とする請求項46乃至50、159、161のいずれか1項記載の代金決済装置である。
請求項51記載の代金決済装置によれば、記録する情報を日時情報とともに記録することができるので、時系列的に情報を処理することなどができる。
請求項52記載の発明は、前記記録部が、少なくとも代金決済装置になされた代金決済装置取扱情報を記録することを特徴とする請求項46乃至51、159、161のいずれか1項記載の代金決済装置である。
請求項52記載の代金決済装置によれば、代金決済装置取扱情報を記録することができるので、代金決済装置が取り扱われた各種履歴情報を把握することができる。なお、代金決済装置取扱情報とは、例えば、代金決済装置の開閉ドアの施錠を解除した店員のIDや施錠した時刻、代金決済装置を操作する店員ID情報、電源ON−OFF情報、貨幣収納手段交換情報、日時情報、店員交代に伴う店員ID情報などのことであるが、これらに限るものではなく、代金決済装置を取り扱うための情報で、必要な情報であればその情報も含むものとする。
請求項53記載の発明は、前記記録部に記録可能な情報を印字または表示により出力可能な情報出力手段をさらに具備することを特徴とする請求項46乃至52、159、161のいずれか1項記載の代金決済装置である。
請求項53記載の代金決済装置によれば、記録部に記録された情報を印字する情報出力手段として、例えば、プリント機能が備えられているので、実際に、貨幣収納手段内の紙幣の種類、数量を計数した計数結果との照合が可能であり、適確な集計を行うことができる。また、情報出力手段から顧客に対して顧客が購入した商品の明細を印字したレシートを発行することもできる。
請求項54記載の発明は、前記記録部が、少なくとも前記貨幣収納手段に収納すべき貨幣の金種に対応する貨幣金種情報を有していることを特徴とする請求項46乃至53、159、161のいずれか1項記載の代金決済装置である。
請求項54記載の代金決済装置によれば、記録部が貨幣収納手段に収納すべき貨幣の金種に対応する貨幣金種情報を有しているので、例えば、貨幣収納手段の設置に伴い、取り扱える金種情報を得ることができるので、取り扱い上の便宜を図ることができる。
請求項55記載の発明は、前記記録部が、前記記録部が設けられた貨幣収納手段および前記貨幣収納手段が配置された代金決済装置を特定可能な設置装置特定情報を有していることを特徴とする請求項46乃至54、159、161のいずれか1項記載の代金決済装置である。
請求項55記載の代金決済装置によれば、記録部が、記録部が設けられた貨幣収納手段および貨幣収納手段が配置された代金決済装置を特定可能な設置装置特定情報を有しているので、複数の貨幣収納手段が混在する中でも、その貨幣収納手段がどの代金決済装置に設置されていたものかを的確に判断することができる。
請求項56記載の発明は、買物かごが所定位置に配置されたことを検知すると該買物かごをロックし、所定のロック解除情報に基づいてロックを解除することを特徴とする買物かごロック装置である。
請求項56記載の買物かごロック装置によれば、購入商品の代金決済装置による商品情報の読み取り処理が終了しても、代金決済装置に紙幣が挿入され、預り釣銭情報を更新するまでは代金決済処理が終了したことにはならず、その代金決済終了までの間に、購入商品が収容された買物かごが持ち出されるのを防止することができる。このようにすれば、例えば、店員がレジを離れた隙に決済の済んでいない商品を買物かごごと盗まれることがない。また、買物かごを外部に貸し出す場合に、買物かごの貸し出し処理を行う前に買物かごが持ち出され、買物かごの預り保証金を適切に処理できないなどの混乱の発生を防止することができ、代金決済処理を迅速に行うことができる。
請求項57記載の発明は、前記買物かごロック装置が、代金決済処理を行う代金決済装置と通信可能に接続され、前記所定のロック解除情報が、該代金決済装置から出力された売上情報の集計を完了したことに基づく集計完了情報であることを特徴とする請求項56記載の買物かごロック装置である。
請求項57記載の買物かごロック装置によれば、代金決済装置から出力された売上情報の集計を完了したことに基づく集計完了情報でロックを解除することができ、買物かごを持ち出し可能に可能にすることができる。
請求項58記載の発明は、前記買物かごロック装置が、代金決済処理を行う代金決済装置と通信可能に接続され、該代金決済装置に、買物かごをロックしたことに基づく、ロック完了情報を出力することを特徴とする請求項56または57記載の買物かごロック装置である。
請求項58記載の買物かごロック装置によれば、買物かごロック装置によって代金決済装置に買物かごをロックしたことに基づく、ロック完了情報を出力することができるので、例えば、代金決済装置の表示部などでロック完了を確認することができ、代金決済処理の円滑化を図ることができる。
請求項59記載の発明は、前記買物かごロック装置が、買物かごの所定の位置に設けられた記憶媒体からの情報の読み取りおよび/または該記憶媒体への情報の書き込みが可能な情報読取書込手段をさらに具備することを特徴とする請求項56乃至58のいずれか1項記載の買物かごロック装置である。
請求項59記載の買物かごロック装置によれば、情報読取書込手段を設けることで、買物かごに設けられた記憶媒体と情報の交信をすることができ、買物かごにも様々な情報を持たせることができる。なお、記憶媒体からの情報の読み取りのみを行う場合には、例えば、買物かごのID情報を読み取り、そのID情報に基づいて、買物かごを貸し出すために預り保証金を徴収済みとした情報を管理装置や買物かごロック装置に記録してもよい。また、記憶媒体に情報の書き込みのみを行う場合には、例えば、貸し出すための買物かごの預り保証金を徴収済みとした情報を書き込むようにしてもよい。
請求項60記載の発明は、前記情報読取書込手段が、前記買物かごに設けられた記憶媒体に、外部への持出しを許可する許可情報を特定する許可特定情報を書き込むことを特徴とする請求項59記載の買物かごロック装置である。
請求項60記載の買物かごロック装置によれば、記憶媒体に、外部への持出しを許可する許可情報を特定する許可特定情報を書き込むことで、例えば、許可なしに店外へ買物かごが持ち出されるのを防止することができる。
請求項61記載の発明は、前記情報読取書込手段が、前記買物かごに設けられた記憶媒体から読み出した情報に基づいて、外部への持出しを許可する許可特定情報を記録することを特徴とする請求項59または60記載の買物かごロック装置である。
請求項61記載の買物かごロック装置によれば、外部への持出しを許可する許可特定情報が記録された買物かごの情報を、管理装置などで管理し、例えば、店舗の出口などに設けられたリーダライタなどによってIDを読み込み、買物かごが店外への持ち出しが許可されているか否かを判定することができる。ここで、例えば、ブザーなどの警報装置を備え、店外への持ち出しが許可されていない買物かごが店舗の出口などに設けられたリーダライタなどを通過した場合には、その警報装置によって周囲の店員などにその情報を知らせることができる。また、店舗の出口などに設けられたリーダライタは、直接買物かご設けられた記憶媒体から許可特定情報を読み込んで、その買物かごが店外への持ち出しが許可されているか否かを判定してもよい。
請求項62記載の発明は、前記許可特定情報が、代金決済処理を行う代金決済装置から出力された売上情報の集計を完了したことに基づく集計完了情報に対応して記録されることを特徴とする請求項60または61記載の買物かごロック装置である。
請求項62記載の買物かごロック装置によれば、許可特定情報が、代金決済処理を行う代金決済装置から出力された売上情報の集計を完了したことに基づく集計完了情報に対応して記録されるので、代金決済処理途中のものなどに許可特定情報が記録されるのを防止することができる。
請求項63記載の発明は、前記情報読取書込手段が、買物かごを新たに貸し出す際に、該買物かごの貸し出しに対応する情報を、代金決済処理を行う代金決済装に出力することを特徴とする請求項59乃至62のいずれか1項記載の買物かごロック装置である。
請求項63記載の買物かごロック装置によれば、買物かごを新たに貸し出す際に、その買物かごの貸し出しに対応する情報を、代金決済処理を行う代金決済装に出力することで、確実に預り保証金を徴収することができる。また、会員顧客に対して貸し出している買物かごの数量を適確に管理することができる。
請求項64記載の発明は、貨幣を受け入れる貨幣受入ステップと、前記貨幣受入ステップで受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別ステップと、前記貨幣識別ステップで識別された貨幣を搬送する貨幣搬送ステップと、前記貨幣搬送ステップによって搬送された貨幣を貨幣収納部に収納する貨幣収納ステップと、前記貨幣収納部に設けられた情報を記録する記録部に、少なくとも前記貨幣収納部に収納された貨幣に基づく情報を記録する貨幣情報記録ステップとを具備することを特徴とする貨幣識別方法である。
請求項64記載の貨幣識別方法によれば、店員が貨幣収納手段内の貨幣に触ることなく、貨幣収納部ごと回収し、会計責任者に貨幣収納部を手渡す作業で済むので、貨幣の紛失、店員による不正行為などを防止することができ、現金一元管理が可能になる。また、貨幣収納部に記録部を配設し、この記録部に、貨幣収納部に収納された紙幣の種類、数量などを記録することができる。
なお、記録部としては、電波により非接触で交信可能なRFID(Radio Frequency Identificaion)や、磁気記録媒体が例示できる。RFIDを用いる場合には、これを取り付ける貨幣収納部全体、取り付け部位の周囲、貨幣収納部が筐体であれば取り付け面は、金属部材ではなく、合成樹脂部材などの透磁率のよい材料であることが好ましい。
請求項65記載の発明は、所定の照合情報に基づいて前記貨幣収納部の取り出しを可能とすべく、前記貨幣収納部の固定機構を解除する固定機構解除ステップをさらに具備することを特徴とする請求項64記載の貨幣識別方法である。
請求項65記載の貨幣識別方法によれば、所定の照合情報に基づいて貨幣収納部を取り外すことができる。ここで、所定の照合情報に基づいて取り外し可能となるとは、貨幣収納部が電気的に施錠された錠機能部を介して収納されている場合には、例えば、店員カードのIDかつ暗証番号などの情報が適合し施錠が解除され、貨幣収納部が持ち出し可能になることをいう。また、貨幣収納部が鍵よって施錠された錠機能部を介して収納されている場合には、例えば、鍵が適合し施錠が解除され、貨幣収納部が持ち出し可能になることをいう。
請求項66記載の発明は、少なくとも貨幣識別装置を取り扱う担当者に対応する担当者情報を前記記録部に記録する担当者情報記録ステップをさらに具備することを特徴とする請求項64または65記載の貨幣識別方法である。
請求項66記載の貨幣識別方法によれば、貨幣収納部の記録部には、装置を取り扱う店員の情報などを記録することができ、店員による不正行為などを防止することができる。
請求項67記載の発明は、少なくとも記録する情報を日時情報とともに前記記録部に記録する日時情報記録ステップをさらに具備することを特徴とする請求項64乃至66のいずれか1項記載の貨幣識別方法である。
請求項67記載の貨幣識別方法によれば、記録する情報を日時情報とともに記録することができるので、時系列的に情報を処理することなどができる。
請求項68記載の発明は、少なくとも貨幣識別装置になされた貨幣識別装置取扱情報を前記記録部に記録する取扱情報記録ステップをさらに具備することを特徴とする請求項64乃至67のいずれか1項記載の貨幣識別方法である。
請求項68記載の貨幣識別方法によれば、貨幣識別装置取扱情報を記録することができるので、貨幣識別装置が取り扱われた各種履歴情報を把握することができる。なお、貨幣識別装置取扱情報とは、例えば、貨幣識別装置の開閉ドアの施錠を解除した店員のIDや施錠した時刻、貨幣識別装置を操作する店員ID情報、電源ON−OFF情報、貨幣収納部交換情報、日時情報、店員交代に伴う店員ID情報などのことであるが、これらに限るものではなく、貨幣識別装置を取り扱うための情報で、必要な情報であればその情報も含むものとする。
請求項69記載の発明は、前記記録部に記録可能な情報を印字または表示により出力可能な情報出力ステップをさらに具備することを特徴とする請求項64乃至68のいずれか1項記載の貨幣識別方法である。
請求項69記載の貨幣識別方法によれば、記録部に記録された情報を印字するプリント機能が備えられているので、実際に、貨幣収納部内の紙幣の種類、数量を計数した計数結果との照合が可能であり、適確な集計を行うことができる。
請求項70記載の発明は、前記貨幣収納ステップで収納すべき貨幣金種情報の情報を予め前記記録部に記録する貨幣金種情報記録ステップをさらに具備することを特徴とする請求項64乃至69のいずれか1項記載の貨幣識別方法である。
請求項70記載の貨幣識別方法によれば、記録部が貨幣収納部に収納すべき貨幣の金種に対応する貨幣金種情報を有しているので、例えば、貨幣収納部の設置に伴い、取り扱える金種情報を得ることができるので、取り扱い上の便宜を図ることができる。
請求項71記載の発明は、前記記録部が設けられた貨幣収納部および前記貨幣収納部が配置された貨幣識別装置を特定可能な設置装置特定情報を予め前記記録部に記録する設置装置特定情報記録ステップをさらに具備することを特徴とする請求項64乃至69のいずれか1項記載の貨幣識別方法である。
請求項71記載の貨幣識別方法によれば、記録部が、記録部が設けられた貨幣収納部および貨幣収納部が配置された貨幣識別装置を特定可能な設置装置特定情報を有しているので、複数の貨幣収納部が混在する中でも、その貨幣収納部がどの貨幣識別装置に設置されていたものかを的確に判断することができる。
請求項72記載の発明は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入ステップと、前記記憶媒体受入ステップで受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取ステップと、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するか、または、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報集計装置によって集計された売上情報を受け入れる売上情報収得ステップと、貨幣を受け入れる貨幣受入ステップと、前記貨幣受入ステップで受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別ステップと、前記貨幣識別ステップで識別された貨幣を搬送する貨幣搬送ステップと、所定の位置に情報を記録する記録部が設けられ、前記貨幣搬送ステップによって搬送された貨幣を収納する着脱可能に取り付けられた貨幣収納ステップと、前記貨幣収納部に設けられた情報を記録する記録部に、少なくとも前記貨幣収納部に収納された貨幣に基づく情報を記録する貨幣情報記録ステップと、前記売上情報収得ステップからの売上情報、前記貨幣識別ステップで識別された金額情報および前記記憶媒体読取ステップで読み取られた前記預り釣銭情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新ステップとを具備することを特徴とする代金決済方法である。
請求項72記載の代金決済方法によれば、店員が貨幣収納部内の紙幣に触ることなく、貨幣収納部ごと回収し、会計責任者に貨幣収納部を手渡す作業で済むので、紙幣の紛失、店員による不正行為などを防止することができ、現金一元管理が可能になる。また、貨幣収納部に記録部を配設し、この記録部に、貨幣収納部に収納された紙幣の種類、数量などを記録することができる。
ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。また、商品情報入力装置は、例えば、バーコードリーダなどで構成される。また、商品情報入力装置は、商品の数量や価格の商品情報をテンキーや商品名のシールを貼ったキー群などを有するキーボードなどの入力手段で構成することもできる。さらに、商品情報入力装置は、バーコードリーダなどに、商品の数量や価格の商品情報をテンキーや商品名のシールを貼ったキー群などを有するキーボードなどの入力手段を併設して構成することもできる。この商品情報入力装置で行われる処理は、代金決済処理と別個に処理されても、また、代金決済処理に組み込んで一体的に処理されてもよい。
また、商品情報入力装置からの商品価格特定情報は、通信回線を介して直接、入力しても、レジスタとしての機能を備えるレジスタ装置(POS)などで構成される売上情報集計装置を通し、売上情報集計装置で集計された売上情報を入力してもよい。商品情報入力装置からの商品価格特定情報を直接、代金決済装置に入力する場合には、代金決済処理の売上情報収得ステップは、その商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するレジスタとしての機能を備える。
なお、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
同様に、商品価格特定情報として、例えば、商品価格情報そのものや、商品にとりつけられた記憶媒体や商品に貼付されるか印刷されたバーコードを読み込んで得られた商品を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の商品価格情報を記録したいずれかの装置とこの装置の商品価格情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから商品価格情報を読み出すこともできる。商品価格特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では商品価格特定情報が特定できればよい。
請求項73記載の発明は、所定の照合情報に基づいて前記貨幣収納部の取り出しを可能とすべく、前記貨幣収納部の固定機構を解除する固定機構解除ステップをさらに具備することを特徴とする請求項72、169、171のいずれか1項記載の代金決済方法である。
請求項73記載の代金決済方法によれば、所定の照合情報に基づいて貨幣収納部を取り外すことができる。ここで、所定の照合情報に基づいて取り外し可能となるとは、貨幣収納部が電気的に施錠された錠機能部を介して収納されている場合には、例えば、店員カードのIDかつ暗証番号などの情報が適合し施錠が解除され、貨幣収納部が持ち出し可能になることをいう。また、貨幣収納部が鍵よって施錠された錠機能部を介して収納されている場合には、例えば、鍵が適合し施錠が解除され、貨幣収納部が持ち出し可能になることをいう。
請求項74記載の発明は、前記代金決済方法が、前記記憶媒体受入ステップで受け入れられた記憶媒体のポイント特定情報を読み取るポイント読取ステップと、所定のポイント付与情報および前記ポイント読取ステップで読み取られたポイント特定情報から特定されるポイント情報に基づいて、前記ポイント情報を更新するポイント情報更新ステップとをさらに具備することを特徴とする請求項72、73、169、171のいずれか1項記載の代金決済方法である。
請求項74記載の代金決済方法によれば、店員カードを用いて代金決済処理を行う会員顧客に対して各種ポイントを付与して特典を与えることで、会員顧客数の増加を図ることができる。ここで、所定のポイントとは、例えば、商品購入によって付与されるポイント、来店ポイント、イベントポイント、雨の日ポイント、レディースポイント、時間帯ポイント、曜日ポイントなど様々なポイントが含まれる。そして、これらのポイントは、精算時に現金化することもできる。
請求項75記載の発明は、少なくとも貨幣識別装置を取り扱う担当者に対応する担当者情報を前記記録部に記録する担当者情報記録ステップをさらに具備することを特徴とする請求項72乃至74、169、171のいずれか1項記載の代金決済方法である。
請求項75記載の代金決済方法によれば、貨幣収納部の記録部には、装置を取り扱う店員の情報などを記録することができ、店員による不正行為などを防止することができる。
請求項76記載の発明は、少なくとも記録する情報を日時情報とともに前記記録部に記録する日時情報記録ステップをさらに具備することを特徴とする請求項72乃至75、169、171のいずれか1項記載の代金決済方法である。
請求項76記載の代金決済方法によれば、記録する情報を日時情報とともに記録することができるので、時系列的に情報を処理することなどができる。
請求項77記載の発明は、少なくとも代金決済装置になされた代金決済装置取扱情報を前記記録部に記録する取扱情報記録ステップをさらに具備することを特徴とする請求項72乃至76、169、171のいずれか1項記載の代金決済方法である。
請求項77記載の代金決済方法によれば、代金決済装置取扱情報を記録することができるので、代金決済装置が取り扱われた各種履歴情報を把握することができる。なお、代金決済装置取扱情報とは、例えば、代金決済装置の開閉ドアの施錠を解除した店員のIDや施錠した時刻、代金決済装置を操作する店員ID情報、電源ON−OFF情報、貨幣収納手段交換情報、日時情報、店員交代に伴う店員ID情報などのことであるが、これらに限るものではなく、代金決済装置を取り扱うための情報で、必要な情報であればその情報も含むものとする。
請求項78記載の発明は、前記記録部に記録可能な情報を印字により出力可能な情報出力ステップをさらに具備することを特徴とする請求項72乃至77、169、171のいずれか1項記載の代金決済方法である。
請求項78記載の代金決済方法によれば、記録部に記録された情報を印字する情報出力手段として、例えば、プリント機能が備えられているので、実際に、貨幣収納手段内の紙幣の種類、数量を計数した計数結果との照合が可能であり、適確な集計を行うことができる。また、情報出力手段から顧客に対して顧客が購入した商品の明細を印字したレシートを発行することもできる。
請求項79記載の発明は、前記貨幣収納ステップで収納すべき貨幣金種情報の情報を予め前記記録部に記録する貨幣金種情報記録ステップをさらに具備することを特徴とする請求項72乃至78、169、171のいずれか1項記載の代金決済方法である。
請求項79記載の代金決済方法によれば、記録部が貨幣収納部に収納すべき貨幣の金種に対応する貨幣金種情報を有しているので、例えば、貨幣収納部の設置に伴い、取り扱える金種情報を得ることができるので、取り扱い上の便宜を図ることができる。
請求項80記載の発明は、前記記録部が設けられた貨幣収納部および前記貨幣収納部が配置された代金決済装置を特定可能な設置装置特定情報を予め前記記録部に記録する設置装置特定情報記録ステップをさらに具備することを特徴とする請求項72乃至79、169、171のいずれか1項記載の代金決済方法である。
請求項80記載の代金決済方法によれば、記録部が、記録部が設けられた貨幣収納部および貨幣収納部が配置された代金決済装置を特定可能な設置装置特定情報を有しているので、複数の貨幣収納手段が混在する中でも、その貨幣収納手段がどの代金決済装置に設置されていたものかを的確に判断することができる。
請求項81記載の発明は、買物かごが所定位置に配置されたことを検知する配置検知ステップと、前記検知されたことに対応する検知情報に基づいて、前記買物かごをロックする買物かごロックステップと、所定のロック解除情報に基づいて、前記ロックされた買物かごのロックを解除するロック解除ステップとを具備することを特徴とする買物かごロック方法である。
請求項81記載の買物かごロック方法によれば、購入商品の代金決済処理による商品情報の読み取り処理が終了しても、紙幣が挿入され、預り釣銭情報を更新するまでは代金決済処理が終了したことにはならず、その代金決済終了までの間に、購入商品が収容された買物かごが持ち出されるのを防止することができる。このようにすれば、例えば、店員がレジを離れた隙に決済の済んでいない商品を買物かごごと盗まれることがない。また、買物かごを外部に貸し出す場合に、買物かごの貸し出し処理を行う前に買物かごが持ち出され、買物かごの預り保証金を適切に処理できないなどの混乱の発生を防止することができ、代金決済処理を迅速に行うことができる。
請求項82記載の発明は、代金決済処理を行う代金決済装置と通信可能に接続され、前記所定のロック解除情報が、該代金決済装置から出力された売上情報の集計を完了したことに基づく集計完了情報であることを特徴とする請求項81記載の買物かごロック方法である。
請求項82記載の買物かごロック方法によれば、代金決済装置から出力された売上情報の集計を完了したことに基づく集計完了情報でロックを解除することができ、買物かごを持ち出し可能に可能にすることができる。
請求項83記載の発明は、代金決済処理を行う代金決済装置と通信可能に接続され、該代金決済装置に、買物かごをロックしたことに基づく、ロック完了情報を出力することを特徴とする請求項81または82記載の買物かごロック方法である。
請求項83記載の買物かごロック方法によれば、買物かごロック装置によって代金決済装置に買物かごをロックしたことに基づく、ロック完了情報を出力することができるので、例えば、代金決済装置の表示部などでロック完了を確認することができ、代金決済処理の円滑化を図ることができる。
請求項84記載の発明は、買物かごを新たに貸し出す際に、該買物かごの貸し出しに対応する情報を、代金決済処理を行う代金決済装置に出力する貸出情報出力ステップをさらに具備したことを特徴とする請求項81乃至83のいずれか1項記載の買物かごロック方法である。
請求項84記載の買物かごロック方法によれば、買物かごの貸し出しに対応する情報を、代金決済処理を行う代金決済装置に出力することができるので、代金決済装置以外にも管理装置などにその情報を記録することができる。
請求項85記載の発明は、買物かごの所定の位置に設けられた記憶媒体に所定のID情報を書き込むID情報書込ステップをさらに具備したことを特徴とする請求項81乃至84のいずれか1項記載の買物かごロック方法である。
請求項85記載の買物かごロック方法によれば、買物かごの所定の位置に設けられた記憶媒体に所定のID情報を書き込むことができるので、買物かごからIDに基づいて会員顧客の情報を得ることが可能である。
請求項86記載の発明は、前記買物かごに設けられた記憶媒体に、外部への持出しを許可する許可情報を特定する許可特定情報を書き込む許可情報書込ステップをさらに具備したことを特徴とする請求項81乃至85のいずれか1項記載の買物かごロック方法である。
請求項86記載の買物かごロック方法によれば、記憶媒体に、外部への持出しを許可する許可情報を特定する許可特定情報を書き込むことで、例えば、許可なしに店外へ買物かごが持ち出されるのを防止することができる。
請求項87記載の発明は、前記買物かごに設けられた記憶媒体より読み出した情報に基づいて、外部への持出しを許可する許可特定情報を記録することを特徴とする請求項81乃至86のいずれか1項記載の買物かごロック方法である。
請求項87記載の買物かごロック方法によれば、外部への持出しを許可する許可特定情報が記録された買物かごの情報を、管理装置などで管理し、例えば、店舗の出口などに設けられたリーダライタなどによってIDを読み込み、買物かごが店外への持ち出しが許可されているか否かを判定することができる。ここで、例えば、ブザーなどの警報装置を備え、店外への持ち出しが許可されていない買物かごが店舗の出口などに設けられたリーダライタなどを通過した場合には、その警報装置によって周囲の店員などにその情報を知らせることができる。また、店舗の出口などに設けられたリーダライタは、直接買物かご設けられた記憶媒体から許可特定情報を読み込んで、その買物かごが店外への持ち出しが許可されているか否かを判定してもよい。
請求項88記載の発明は、前記許可特定情報が、代金決済処理を行う代金決済装置から出力された売上情報の集計を完了したことに基づく集計完了情報に対応して記録されることを特徴とする請求項81乃至87のいずれか1項記載の買物かごロック方法である。
請求項88記載の買物かごロック方法によれば、許可特定情報が、代金決済処理を行う代金決済装置から出力された売上情報の集計を完了したことに基づく集計完了情報に対応して記録されるので、代金決済処理途中のものなどに許可特定情報が記録されるのを防止することができる。
請求項89記載の発明は、所定の位置に記憶媒体が配置され、該記憶媒体に、外部への持出しを許可する許可情報を特定する許可特定情報が記録可能なことを特徴とする買物かごである。
請求項89記載の買物かごによれば、記憶媒体に、外部への持出しを許可する許可情報を特定する許可特定情報を書き込むことで、例えば、許可なしに店外へ買物かごが持ち出されるのを防止することができる。
請求項90記載の発明は、所定の位置に記憶媒体が配置され、該記憶媒体から読み出した情報に基づいて、外部への持ち出しを許可する許可特定情報を記録可能なことを特徴とする買物かごである。
請求項90記載の買物かごによれば、外部への持出しを許可する許可特定情報が記録された買物かごの情報を、管理装置などで管理し、例えば、店舗の出口などに設けられたリーダライタなどによってIDを読み込み、買物かごが店外への持ち出しが許可されているか否かを判定することができる。ここで、例えば、ブザーなどの警報装置を備え、店外への持ち出しが許可されていない買物かごが店舗の出口などに設けられたリーダライタなどを通過した場合には、その警報装置によって周囲の店員などにその情報を知らせることができる。また、店舗の出口などに設けられたリーダライタは、直接買物かご設けられた記憶媒体から許可特定情報を読み込んで、その買物かごが店外への持ち出しが許可されているか否かを判定してもよい。
請求項91記載の発明は、前記許可特定情報が、代金決済処理を行う代金決済装置から出力された売上情報の集計を完了したことに基づく集計完了情報に対応して記録されることを特徴とする請求項89または90記載の買物かごである。
請求項91記載の買物かごによれば、許可特定情報が、代金決済処理を行う代金決済装置から出力された売上情報の集計を完了したことに基づく集計完了情報に対応して記録されるので、代金決済処理途中のものなどに許可特定情報が記録されるのを防止することができる。
請求項92記載の発明は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入手段と、前記記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取手段と、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するか、または、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報集計装置によって集計された売上情報を受け入れる売上情報収得手段と、貨幣を受け入れる貨幣受入手段と、前記貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別手段と、前記売上情報収得手段からの売上情報、前記貨幣識別手段で識別された金額情報および前記記憶媒体読取手段で読み取られた前記預り釣銭情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新手段とを備える代金決済装置と、情報を管理する手段を備える管理装置とを具備し、前記代金決済装置と、前記管理装置とが通信可能に接続された代金決済システムであって、前記商品情報入力装置は、読み取った少なくとも商品価格特定情報を前記代金決済装置または前記売上情報集計装置に通信回線を介して出力し、前記代金決済装置は、受け入れた記憶媒体から預り釣銭特定情報を読み取り、該読み取られた預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報、入金された貨幣の金額情報および該商品価格特定情報に基づいて集計した売上情報に基づいて、または、受け入れた記憶媒体から預り釣銭特定情報を読み取り、該読み取られた預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報、入金された貨幣の金額情報および前記売上情報集計装置からの売上情報に基づいて、該預り釣銭情報を自動的に更新し、前記売上情報および該預り釣銭情報が更新された預り釣銭特定情報を通信回線を介して前記管理装置に出力し、前記管理装置は、前記売上情報および該預り釣銭特定情報に基づく預り釣銭情報を記録することを特徴とする代金決済システムである。
請求項92記載の代金決済システムによれば、代金決済装置で更新された預り釣銭情報を、代金決済装置と通信可能に接続された管理装置に、例えば、IDなどに基づいて管理することができる。このため、代金決済装置が壊れた場合でも顧客の預り釣銭が管理装置に記録されているので、顧客の要求に応じて返金可能である。そして、代金決済装置が複数設置された場合、どの代金決済装置においても預り釣銭を用いて買物代金に充てることができる。なお、この代金決済装置には、請求項46乃至55、159乃至167のいずれか1項に記載したものを用いることができる。
ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。また、商品情報入力装置は、例えば、バーコードリーダなどで構成される。また、商品情報入力装置は、商品の数量や価格の商品情報をテンキーや商品名のシールを貼ったキー群などを有するキーボードなどの入力手段で構成することもできる。さらに、商品情報入力装置は、バーコードリーダなどに、商品の数量や価格の商品情報をテンキーや商品名のシールを貼ったキー群などを有するキーボードなどの入力手段を併設して構成することもできる。この商品情報入力装置は、代金決済装置と通信回線を介して別体として備えられても、また、代金決済装置に組み込んで一体的に設けられてもよい。
また、商品情報入力装置からの商品価格特定情報は、通信回線を介して直接、代金決済装置に入力しても、レジスタとしての機能を備えるレジスタ装置(POS)などで構成される売上情報集計装置を通し、売上情報集計装置で集計された売上情報を代金決済装置に入力してもよい。商品情報入力装置からの商品価格特定情報を直接、代金決済装置に入力する場合には、代金決済装置の売上情報収得手段は、その商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するレジスタとしての機能を備える。
なお、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
同様に、商品価格特定情報として、例えば、商品価格情報そのものや、商品にとりつけられた記憶媒体や商品に貼付されるか印刷されたバーコードを読み込んで得られた商品を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の商品価格情報を記録したいずれかの装置とこの装置の商品価格情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから商品価格情報を読み出すこともできる。商品価格特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では商品価格特定情報が特定できればよい。
請求項93記載の発明は、買物かごが所定位置に配置されたことを検知すると該買物かごをロックし、所定のロック解除情報に基づいてロックを解除する手段を備える買物かごロック装置と、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入手段と、前記記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取手段と、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するか、または、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報集計装置によって集計された売上情報を受け入れる売上情報収得手段と、貨幣を受け入れる貨幣受入手段と、前記貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別手段と、前記売上情報収得手段からの売上情報、前記貨幣識別手段で識別された金額情報および前記記憶媒体読取手段で読み取られた前記預り釣銭情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新手段とを備える代金決済装置と、情報を管理する手段を備える管理装置とを具備し、前記買物かごロック装置と前記代金決済装置とが通信可能に接続され、かつ前記代金決済装置と前記管理装置とが通信可能に接続された代金決済システムであって、前記買物かごロック装置は、買物かごが所定の位置に設置されたことを検知して該買物かごをロックし、ロック完了情報を通信回線を介して前記代金決済装置に出力し、前記商品情報入力装置は、読み取った少なくとも商品価格特定情報を前記代金決済装置または前記売上情報集計装置に通信回線を介して出力し、前記代金決済装置は、前記買物かごロック装置からのロック完了情報を検知し、受け入れた記憶媒体から預り釣銭特定情報を読み取り、該読み取られた預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報、入金された貨幣の金額情報および該商品価格特定情報に基づいて集計した売上情報に基づいて、または、受け入れた記憶媒体から預り釣銭特定情報を読み取り、該読み取られた預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報、入金された貨幣の金額情報および前記売上情報集計装置からの売上情報に基づいて、該預り釣銭情報を自動的に更新し、前記売上情報および該預り釣銭情報が更新された預り釣銭特定情報を通信回線を介して前記管理装置に出力し、前記管理装置は、前記売上情報および該預り釣銭特定情報に基づく預り釣銭情報を記録することを特徴とする代金決済システムである。
請求項93記載の代金決済システムによれば、買物かごロック装置を設けることで、購入商品の代金決済装置による商品情報の読み取り処理が終了しても、代金決済装置に紙幣が挿入され、預り釣銭情報を更新するまでは代金決済処理が終了したことにはならず、その代金決済終了までの間に、購入商品が収容された買物かごが持ち出されるのを防止することができる。なお、この買物かごロック装置には、請求項56乃至63のいずれか1項に記載したものを用いることができる。
また、代金決済装置で更新された預り釣銭情報を、代金決済装置と通信可能に接続された管理装置に、例えば、IDなどに基づいて管理することができる。なお、この代金決済装置には、請求項46乃至55、159乃至168のいずれか1項に記載したものを用いることができる。
ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。また、商品情報入力装置は、例えば、バーコードリーダなどで構成される。また、商品情報入力装置は、商品の数量や価格の商品情報をテンキーや商品名のシールを貼ったキー群などを有するキーボードなどの入力手段で構成することもできる。さらに、商品情報入力装置は、バーコードリーダなどに、商品の数量や価格の商品情報をテンキーや商品名のシールを貼ったキー群などを有するキーボードなどの入力手段を併設して構成することもできる。この商品情報入力装置は、代金決済装置と通信回線を介して別体として備えられても、また、代金決済装置に組み込んで一体的に設けられてもよい。
また、商品情報入力装置からの商品価格特定情報は、通信回線を介して直接、代金決済装置に入力しても、レジスタとしての機能を備えるレジスタ装置(POS)などで構成される売上情報集計装置を通し、売上情報集計装置で集計された売上情報を代金決済装置に入力してもよい。商品情報入力装置からの商品価格特定情報を直接、代金決済装置に入力する場合には、代金決済装置の売上情報収得手段は、その商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するレジスタとしての機能を備える。
なお、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
同様に、商品価格特定情報として、例えば、商品価格情報そのものや、商品にとりつけられた記憶媒体や商品に貼付されるか印刷されたバーコードを読み込んで得られた商品を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の商品価格情報を記録したいずれかの装置とこの装置の商品価格情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから商品価格情報を読み出すこともできる。商品価格特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では商品価格特定情報が特定できればよい。
請求項94記載の発明は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる第2の記憶媒体受入手段と、前記第2の記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第2の記憶媒体読取手段と、前記第2の記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払手段と、前記預り釣銭の支払に対応して、前記預り釣銭を更新する第2の預り釣銭情報更新手段とを備え、前記代金決済装置とは別個に設けられた精算機をさらに具備し、前記精算機と前記管理装置とが通信可能に接続され、前記精算機は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れ、該記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取り、読み取った該預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払い、該預り釣銭の支払に対応して、該預り釣銭情報を自動的に更新し、預り釣銭情報が更新された預り釣銭特定情報を通信回線を介して前記管理装置に出力し、前記管理装置は、該預り釣銭特定情報に基づいて預り釣銭情報を記録することを特徴とする請求項92または93記載の代金決済システムである。
請求項94記載の代金決済システムによれば、代金決済装置から釣銭機の機能を削除し、別体の精算機を別の場所に設けて釣銭を返却することで、代金決済装置を小型にでき、会計処理台上の比較的狭いスペースにも設置することができる。また、代金決済装置と精算機とを別体とし、それぞれを別の場所に設けることで、代金決済処理を迅速に行うことができ、例えば、量販店などのレジゲートにおける渋滞を解消することができる。また、精算機で更新された預り釣銭情報を、精算機と通信可能に接続された管理装置に、例えば、IDなどに基づいて管理することができる。さらに、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れ、その預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払うことができる。ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。また、ここで示した精算機には、請求項19乃至27、141乃至149のいずれか1項に記載したものを用いることができる。
請求項95記載の発明は、記憶媒体を発行可能な手段を備える発行機をさらに具備し、前記発行機が前記管理装置と通信可能に接続され、前記発行機は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報を記録した記憶媒体を発行するとともに、該預り釣銭特定情報を通信回線を介して前記管理装置に出力し、前記管理装置は、該預り釣銭特定情報を記録することを特徴とする請求項92乃至94いずれか1項記載の代金決済システムである。
請求項95記載の代金決済システムによれば、記憶媒体を発行可能な発行機(例えば、会員カード発行機)をさらに備えることで、会員カードの発行、代金決済、預り釣銭の精算といった一連の代金決済処理を行うことができる。また、発行機から出力された預り釣銭特定情報を発行機と通信可能に接続された管理装置で管理することができる。
請求項96記載の発明は、前記記憶媒体に記憶された情報を読み出し、少なくとも前記代金決済装置にて前記記憶媒体を使用不可とする手段を備える解約装置をさらに具備し、前記解約装置と前記管理装置とが通信可能に接続され、前記解約装置は、解約に基づく情報を特定可能な解約特定情報を通信回線を介して前記管理装置に出力し、前記管理装置は、該解約特定情報に基づいて、少なくとも前記代金決済装置に前記記憶媒体が使用不可とするよう処理することを特徴とする請求項92乃至94いずれか1項記載の代金決済システムである。
請求項96記載の代金決済システムによれば、解約装置を設け、少なくとも代金決済装置にて記憶媒体を使用不可とすることで、例えば、解約された記憶媒体が代金決済装置に使用されても、代金決済処理が行われることを防止することができる。なお、解約装置で解約処理が行われた記憶媒体は、精算機においても使用不可とすることができる。ここで、記憶媒体が使用不可とするよう処理とは、全情報を削除する場合、所定の情報のみを使用不可能とする場合などを含む。この所定の情報のみを使用不可能とする場合には、例えば、その使用させない情報のFLGを書き換え、利用不可能とすることができる。また、解約装置と通信可能に接続された管理装置では、解約装置から出力された解約特定情報に基づいて記憶媒体が使用不可とするよう処理することができる。
請求項97記載の発明は、記憶媒体を発行可能な手段を備える発行機と、買物かごが所定位置に配置されたことを検知すると該買物かごをロックし、所定のロック解除情報に基づいてロックを解除する手段を備える買物かごロック装置と、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入手段と、前記記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取手段と、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するか、または、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報集計装置によって集計された売上情報を受け入れる売上情報収得手段と、貨幣を受け入れる貨幣受入手段と、前記貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別手段と、前記売上情報収得手段からの売上情報、前記貨幣識別手段で識別された金額情報および前記記憶媒体読取手段で読み取られた前記預り釣銭情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新手段とを備える代金決済装置と、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる第2の記憶媒体受入手段と、前記第2の記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第2の記憶媒体読取手段と、前記第2の記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払手段と、前記預り釣銭の支払に対応して、前記預り釣銭を更新する第2の預り釣銭情報更新手段とを備え、前記代金決済装置とは別個に設けられた精算機と、情報を管理する手段を備える管理装置とを具備し、前記買物かごロック装置と前記代金決済装置とが通信可能に接続され、かつ前記代金決済装置と、前記発行機と、前記精算機とがそれぞれ前記管理装置に通信可能に接続された代金決済システムであって、前記発行機は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報を記録した記憶媒体を発行するとともに、該預り釣銭特定情報を通信回線を介して前記管理装置に出力し、前記買物かごロック装置は、買物かごが所定の位置に設置されたことを検知して該買物かごをロックし、ロック完了情報を通信回線を介して前記代金決済装置に出力し、前記商品情報入力装置は、読み取った少なくとも商品価格特定情報を前記代金決済装置または前記売上情報集計装置に通信回線を介して出力し、前記代金決済装置は、前記買物かごロック装置からのロック完了情報を検知し、受け入れた記憶媒体から預り釣銭特定情報を読み取り、該読み取られた預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報、入金された貨幣の金額情報および該商品価格特定情報に基づいて集計した売上情報に基づいて、または、受け入れた記憶媒体から預り釣銭特定情報を読み取り、該読み取られた預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報、入金された貨幣の金額情報および前記売上情報集計装置からの売上情報に基づいて、該預り釣銭情報を自動的に更新し、前記売上情報および該預り釣銭情報が更新された預り釣銭特定情報を通信回線を介して前記管理装置に出力し、前記精算機は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れ、該記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取り、読み取った該預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払い、該預り釣銭の支払に対応して、該預り釣銭情報を自動的に更新し、預り釣銭情報が更新された預り釣銭特定情報を通信回線を介して前記管理装置に出力し、前記管理装置は、前記発行機、前記代金決済装置および前記精算機からの前記売上情報および該預り釣銭特定情報に基づく預り釣銭情報を記録することを特徴とする代金決済システムである。
請求項97記載の代金決済システムによれば、代金決済装置から釣銭機の機能を削除し、別体の精算機を別の場所に設けて釣銭を返却することで、代金決済装置を小型にでき、会計処理台上の比較的狭いスペースにも設置することができる。また、代金決済装置と精算機とを別体とし、それぞれを別の場所に設けることで、代金決済処理を迅速に行うことができ、例えば、量販店などのレジゲートにおける渋滞を解消することができる。なお、この代金決済装置には、請求項46乃至55、159乃至168のいずれか1項に記載したものを用いることができる。また、精算機で更新された預り釣銭情報を、精算機と通信可能に接続された管理装置に、例えば、IDなどに基づいて管理することができる。また、ここで示した精算機には、請求項19乃至27、141乃至149のいずれか1項に記載したものを用いることができる。
ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。また、商品情報入力装置は、例えば、バーコードリーダなどで構成される。また、商品情報入力装置は、商品の数量や価格の商品情報をテンキーや商品名のシールを貼ったキー群などを有するキーボードなどの入力手段で構成することもできる。さらに、商品情報入力装置は、バーコードリーダなどに、商品の数量や価格の商品情報をテンキーや商品名のシールを貼ったキー群などを有するキーボードなどの入力手段を併設して構成することもできる。この商品情報入力装置は、代金決済装置と通信回線を介して別体として備えられても、また、代金決済装置に組み込んで一体的に設けられてもよい。
また、商品情報入力装置からの商品価格特定情報は、通信回線を介して直接、代金決済装置に入力しても、レジスタとしての機能を備えるレジスタ装置(POS)などで構成される売上情報集計装置を通し、売上情報集計装置で集計された売上情報を代金決済装置に入力してもよい。商品情報入力装置からの商品価格特定情報を直接、代金決済装置に入力する場合には、代金決済装置の売上情報収得手段は、その商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するレジスタとしての機能を備える。
なお、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
同様に、商品価格特定情報として、例えば、商品価格情報そのものや、商品にとりつけられた記憶媒体や商品に貼付されるか印刷されたバーコードを読み込んで得られた商品を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の商品価格情報を記録したいずれかの装置とこの装置の商品価格情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから商品価格情報を読み出すこともできる。商品価格特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では商品価格特定情報が特定できればよい。
また、記憶媒体を発行可能な発行機(例えば、会員カード発行機)をさらに備えることで、会員カードの発行、代金決済、預り釣銭の精算といった一連の代金決済処理を行うことができる。また、発行機から出力された預り釣銭特定情報を発行機と通信可能に接続された管理装置で管理することができる。
また、買物かごロック装置を設けることで、購入商品の代金決済装置による商品情報の読み取り処理が終了しても、代金決済装置に紙幣が挿入され、預り釣銭情報を更新するまでは代金決済処理が終了したことにはならず、その代金決済終了までの間に、購入商品が収容された買物かごが持ち出されるのを防止することができる。なお、この買物かごロック装置には、請求項56乃至63のいずれか1項に記載したものを用いることができる。
請求項98記載の発明は、前記代金決済システムが、少なくとも1つの前記管理装置と通信可能に接続された総合管理装置をさらに具備し、前記総合管理装置が、前記管理装置から出力された所定の情報を記録し、集計する管理装置情報管理手段を備えることを特徴とする請求項92乃至97いずれか記載の代金決済システムである。
請求項98記載の代金決済システムによれば、管理装置は、例えば、プロトコルコンバータ、モデム、一般通信回線や専用通信回線を介して総合管理装置に集計した各種情報を出力し、総合管理装置でそれらの情報を管理し、さらに集計することができる。また、総合管理装置は、他の店舗の管理装置とも一般通信回線や専用通信回線を介して通信可能に接続することができるので、例えば、同じグループ店舗から出力された情報を集計し、店舗毎の集計情報の一覧などを作成して各店舗の管理装置に出力することなどもできる。
請求項99記載の発明は、代金決済装置を備え、店員と金銭授受を行わない少なくとも1つの会員用レジゲートと、非会員用レジスタ装置を備え、店員と金銭授受を行う少なくとも1つの非会員用レジゲートとを具備するレジゲート群であって、前記代金決済装置が、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入手段と、前記記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取手段と、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するか、または、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報集計装置によって集計された売上情報を受け入れる売上情報収得手段と、貨幣を受け入れる貨幣受入手段と、前記貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別手段と、前記売上情報収得手段からの売上情報、前記貨幣識別手段で識別された金額情報および前記記憶媒体読取手段で読み取られた前記預り釣銭情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新手段とを備え、前記非会員用レジスタ装置が、少なくとも商品価格特定情報を読み取る第2の商品情報入力手段と、前記第2の商品情報入力手段によって読み取られた商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計する売上情報集計手段とを備えることを特徴とするレジゲート群である。
請求項99記載のレジゲート群によれば、会員カードを有する会員顧客が会計処理を行う会員用レジゲート(会員顧客ゲート)と、会員カードを有しない非会員顧客が会計処理を行う非会員用レジゲート(通常顧客ゲート)とから構成されており、店員と金銭の授受を行う非会員顧客の会計処理と、店員と金銭の授受を行わない会員顧客の会計処理とを区分して行うことができるため、会員用レジゲートにおける会計処理を迅速に行うことができる。また、会員用レジゲートを利用する会員顧客には、代金決済の迅速な処理という利点の他にも、例えば、各種ポイントを付与するなどの利点を与えることができる。また、会員用レジゲートおよび非会員用レジゲートは、複数設けることができる。そして、非会員用レジゲートを設けることで、会員用レジゲートを忌避しがちな、例えば老人や、遠方に住んでいるためめったに来店しない顧客にも対応可能である。
ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。また、商品情報入力装置は、例えば、バーコードリーダなどで構成される。また、商品情報入力装置は、商品の数量や価格の商品情報をテンキーや商品名のシールを貼ったキー群などを有するキーボードなどの入力手段で構成することもできる。さらに、商品情報入力装置は、バーコードリーダなどに、商品の数量や価格の商品情報をテンキーや商品名のシールを貼ったキー群などを有するキーボードなどの入力手段を併設して構成することもできる。この商品情報入力装置は、代金決済装置と通信回線を介して別体として備えられても、また、代金決済装置に組み込んで一体的に設けられてもよい。
また、商品情報入力装置からの商品価格特定情報は、通信回線を介して直接、代金決済装置に入力しても、レジスタとしての機能を備えるレジスタ装置(POS)などで構成される売上情報集計装置を通し、売上情報集計装置で集計された売上情報を代金決済装置に入力してもよい。商品情報入力装置からの商品価格特定情報を直接、代金決済装置に入力する場合には、代金決済装置の売上情報収得手段は、その商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するレジスタとしての機能を備える。
なお、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
同様に、商品価格特定情報として、例えば、商品価格情報そのものや、商品にとりつけられた記憶媒体や商品に貼付されるか印刷されたバーコードを読み込んで得られた商品を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の商品価格情報を記録したいずれかの装置とこの装置の商品価格情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから商品価格情報を読み出すこともできる。商品価格特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では商品価格特定情報が特定できればよい。
請求項100記載の発明は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入手段と、前記記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取手段と、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するか、または、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報集計装置によって集計された売上情報を受け入れる売上情報収得手段と、貨幣を受け入れる貨幣受入手段と、前記貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別手段と、前記売上情報収得手段からの売上情報、前記貨幣識別手段で識別された金額情報および前記記憶媒体読取手段で読み取られた前記預り釣銭情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新手段とを備える代金決済装置と、を具備し、店員と金銭授受を行わない少なくとも1つの会員用レジゲートと、少なくとも商品価格特定情報を読み取る第2の商品情報入力手段と、前記第2の商品情報入力手段によって読み取られた商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計する売上情報集計手段とを備える非会員用レジスタ装置を具備し、店員と金銭授受を行なう少なくとも1つの非会員用レジゲートと、前記代金決済装置および前記非会員用レジスタ装置から出力された情報を管理し集計する情報管理手段を具備し、少なくとも前記代金決済装置および前記非会員用レジスタ装置と通信回線を介して通信可能に接続される管理装置とを有するレジゲートシステムであって、前記会員用レジゲートにおいて、前記商品情報入力装置は、読み取った少なくとも商品価格特定情報を前記代金決済装置または前記売上情報集計装置に通信回線を介して出力し、前記代金決済装置は、受け入れた記憶媒体から預り釣銭特定情報を読み取り、該読み取られた預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報、入金された貨幣の金額情報および該商品価格特定情報に基づいて集計した売上情報に基づいて、または、受け入れた記憶媒体から預り釣銭特定情報を読み取り、該読み取られた預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報、入金された貨幣の金額情報および前記売上情報集計装置からの売上情報に基づいて、該預り釣銭情報を自動的に更新し、前記売上情報および該預り釣銭情報が更新された預り釣銭特定情報を通信回線を介して前記管理装置に出力し、前記管理装置は、前記売上情報および該預り釣銭特定情報に基づく預り釣銭情報を記録し、前記非会員用レジゲートにおいて、前記非会員レジスタ装置は、集計した売上情報を通信回線を介して前記管理装置に出力し、前記管理装置は、該売上情報を記録することを特徴とするレジゲートシステムである。
請求項100記載のレジゲートシステムによれば、会員用レジゲートと非会員用レジゲートの売上情報を管理装置にて記録するので、それぞれの売上情報、売上情報に基づいて算出した利益情報、売上の上がった時刻や時間間隔より稼動率情報などを算出可能となる。また、これらの情報を出力して表示すれば、会員用レジゲートと非会員用レジゲートの比較ができ、この比較結果に基づき会員用レジゲートと非会員用レジゲートの設置割合を検討できる。
ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。また、商品情報入力装置は、例えば、バーコードリーダなどで構成される。また、商品情報入力装置は、商品の数量や価格の商品情報をテンキーや商品名のシールを貼ったキー群などを有するキーボードなどの入力手段で構成することもできる。さらに、商品情報入力装置は、バーコードリーダなどに、商品の数量や価格の商品情報をテンキーや商品名のシールを貼ったキー群などを有するキーボードなどの入力手段を併設して構成することもできる。この商品情報入力装置は、代金決済装置と通信回線を介して別体として備えられても、また、代金決済装置に組み込んで一体的に設けられてもよい。
また、商品情報入力装置からの商品価格特定情報は、通信回線を介して直接、代金決済装置に入力しても、レジスタとしての機能を備えるレジスタ装置(POS)などで構成される売上情報集計装置を通し、売上情報集計装置で集計された売上情報を代金決済装置に入力してもよい。商品情報入力装置からの商品価格特定情報を直接、代金決済装置に入力する場合には、代金決済装置の売上情報収得手段は、その商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するレジスタとしての機能を備える。
なお、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
同様に、商品価格特定情報として、例えば、商品価格情報そのものや、商品にとりつけられた記憶媒体や商品に貼付されるか印刷されたバーコードを読み込んで得られた商品を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の商品価格情報を記録したいずれかの装置とこの装置の商品価格情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから商品価格情報を読み出すこともできる。商品価格特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では商品価格特定情報が特定できればよい。
また、会員用レジゲートでは、代金決済装置で更新された預り釣銭情報を、代金決済装置と通信可能に接続された管理装置に、例えば、IDなどに基づいて管理することができる。なお、この代金決済装置には、請求項46乃至55、159乃至168のいずれか1項に記載したものを用いることができる。
一方、非会員用レジゲートでは、非会員レジスタ装置は、集計した売上情報を通信回線を介して管理装置に出力し、管理装置はその情報を管理することができる。また、非会員レジスタ装置に、自動釣銭払出機能を設けることもできる。
請求項101記載の発明は、前記会員用レジゲートが、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる第2の記憶媒体受入手段と、前記第2の記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第2の記憶媒体読取手段と、前記第2の記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払手段と、前記預り釣銭の支払に対応して、前記預り釣銭を更新する第2の預り釣銭情報更新手段とを備え、前記代金決済装置とは別個に設けられた会員用精算機をさらに具備し、前記会員用精算機と前記管理装置とが通信可能に接続され、前記会員用精算機は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れ、該記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取り、読み取った該預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払い、該預り釣銭の支払に対応して、該預り釣銭情報を自動的に更新し、預り釣銭情報が更新された預り釣銭特定情報を通信回線を介して前記管理装置に出力し、前記管理装置は、該預り釣銭特定情報に基づいて預り釣銭情報を前記会員情報管理手段に記録することを特徴とする請求項100記載のレジゲートシステムである。
請求項101記載のレジゲートシステムによれば、会員用レジゲートにおいて、代金決済装置から釣銭機の機能を削除し、別体の精算機を別の場所に設けて釣銭を返却することで、代金決済装置を小型にでき、会計処理台上の比較的狭いスペースにも設置することができる。また、代金決済装置と精算機とを別体とし、それぞれを別の場所に設けることで、代金決済処理を迅速に行うことができ、例えば、量販店などのレジゲートにおける渋滞を解消することができる。また、精算機で更新された預り釣銭情報を、精算機と通信可能に接続された管理装置に、例えば、IDなどに基づいて管理することができる。また、ここで示した会員用精算機には、請求項19乃至27、141乃至149のいずれか1項に記載したものを用いることができる。
請求項102記載の発明は、前記会員用レジゲートが、記憶媒体を発行可能な手段を備える会員用発行機をさらに具備し、前記会員用発行機が前記管理装置と通信可能に接続され、前記会員用発行機は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報を記録した記憶媒体を発行するとともに、該預り釣銭特定情報を通信回線を介して前記管理装置に出力し、前記管理装置は、該預り釣銭特定情報を前記会員情報管理手段に記録することを特徴とする請求項100または101記載のレジゲートシステムである。
請求項102記載のレジゲートシステムによれば、記憶媒体を発行可能な発行機(例えば、会員カード発行機)をさらに備えることで、会員カードの発行、代金決済、預り釣銭の精算といった一連の代金決済処理を行うことができる。また、発行機から出力された預り釣銭特定情報を発行機と通信可能に接続された管理装置で管理することができる。
請求項103記載の発明は、前記会員用レジゲートが、前記記憶媒体に記憶された情報を読み出し、少なくとも前記代金決済装置にて前記記憶媒体を使用不可とする手段を備える会員用解約装置をさらに具備し、前記会員用解約装置と前記管理装置とが通信可能に接続され、前記会員用解約装置は、解約に基づく情報を特定可能な解約特定情報を通信回線を介して前記管理装置に出力し、前記管理装置は、該解約特定情報に基づいて、少なくとも前記代金決済装置に前記記憶媒体が使用不可とするよう処理することを特徴とする請求項100乃至102のいずれか1項記載のレジゲートシステムである。
請求項103記載のレジゲートシステムによれば、会員用解約装置を設け、少なくとも代金決済装置にて記憶媒体を使用不可とすることで、例えば、解約された記憶媒体が代金決済装置に使用されても、代金決済処理が行われることを防止することができる。なお、会員用解約装置で解約処理が行われた記憶媒体は、精算機においても使用不可とすることができる。ここで、記憶媒体が使用不可とするよう処理とは、全情報を削除する場合、所定の情報のみを使用不可能とする場合などを含む。この所定の情報のみを使用不可能とする場合には、例えば、その使用させない情報のFLGを書き換え、利用不可能とすることができる。また、会員用解約装置と通信可能に接続された管理装置では、会員用解約装置から出力された解約特定情報に基づいて記憶媒体が使用不可とするよう処理することができる。
請求項104記載の発明は、記憶媒体を発行可能な手段を備える会員用発行機と、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入手段と、前記記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取手段と、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するか、または、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報集計装置によって集計された売上情報を受け入れる売上情報収得手段と、貨幣を受け入れる貨幣受入手段と、前記貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別手段と、前記売上情報収得手段からの売上情報、前記貨幣識別手段で識別された金額情報および前記記憶媒体読取手段で読み取られた前記預り釣銭情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新手段とを備える代金決済装置と、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる第2の記憶媒体受入手段と、前記第2の記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第2の記憶媒体読取手段と、前記第2の記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払手段と、前記預り釣銭の支払に対応して、前記預り釣銭を更新する第2の預り釣銭情報更新手段とを備え、前記代金決済装置とは別個に設けられた会員用精算機とを具備し、前記商品情報入力装置と前記代金決済装置とが通信可能に接続され、店員と金銭授受を行わない少なくとも1つの会員用レジゲートと、少なくとも商品価格特定情報を読み取る第2の商品情報入力手段と、前記第2の商品情報入力手段によって読み取られた商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計する売上情報集計手段とを備える非会員用レジスタ装置を具備し、店員と金銭授受を行なう少なくとも1つの非会員用レジゲートと、前記会員用発行機、前記代金決済装置、前記会員用精算機および非会員用レジスタ装置から出力された情報を管理し集計する管理手段を具備し、少なくとも前記会員用発行機、前記代金決済装置、前記会員用精算機および前記非会員用レジスタ装置のそれぞれと通信回線を介して通信可能に接続される管理装置とを有するレジゲートシステムであって、前記会員用レジゲートにおいて、前記会員用発行機は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報を記録した記憶媒体を発行するとともに、該預り釣銭特定情報を通信回線を介して前記管理装置に出力し、前記商品情報入力装置は、読み取った少なくとも商品価格特定情報を前記代金決済装置または前記売上情報集計装置に通信回線を介して出力し、前記代金決済装置は、受け入れた記憶媒体から預り釣銭特定情報を読み取り、該読み取られた預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報、入金された貨幣の金額情報および該商品価格特定情報に基づいて集計した売上情報に基づいて、または、受け入れた記憶媒体から預り釣銭特定情報を読み取り、該読み取られた預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報、入金された貨幣の金額情報および前記売上情報集計装置からの売上情報に基づいて、該預り釣銭情報を自動的に更新し、前記売上情報および該預り釣銭情報が更新された預り釣銭特定情報を通信回線を介して前記管理装置に出力し、前記管理装置は、前記売上情報および該預り釣銭特定情報に基づく預り釣銭情報を記録し、前記会員用精算機は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れ、該記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取り、読み取った該預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払い、該預り釣銭の支払に対応して、該預り釣銭情報を自動的に更新し、預り釣銭情報が更新された預り釣銭特定情報を通信回線を介して前記管理装置に出力し、前記管理装置は、前記会員用発行機、前記代金決済装置および前記会員用精算機からの預り釣銭特定情報および売上情報を記録し、前記非会員用レジゲートにおいて、前記非会員レジスタ装置は、集計した売上情報を通信回線を介して前記管理装置に出力し、前記管理装置は、該売上情報を記録することを特徴とするレジゲートシステムである。
請求項104記載のレジゲートシステムによれば、代金決済装置から釣銭機の機能を削除し、別体の会員用精算機を別の場所に設けて釣銭を返却することで、代金決済装置を小型にでき、会計処理台上の比較的狭いスペースにも設置することができる。また、代金決済装置と会員用精算機とを別体とし、それぞれを別の場所に設けることで、代金決済処理を迅速に行うことができ、例えば、量販店などのレジゲートにおける渋滞を解消することができる。なお、この代金決済装置には、請求項46乃至55、159乃至168のいずれか1項に記載したものを用いることができる。また、会員用精算機で更新された預り釣銭情報を、会員用精算機と通信可能に接続された管理装置に、例えば、IDなどに基づいて管理することができる。また、ここで示した精算機には、請求項19乃至27、141乃至149のいずれか1項に記載したものを用いることができる。
ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。また、商品情報入力装置は、例えば、バーコードリーダなどで構成される。また、商品情報入力装置は、商品の数量や価格の商品情報をテンキーや商品名のシールを貼ったキー群などを有するキーボードなどの入力手段で構成することもできる。さらに、商品情報入力装置は、バーコードリーダなどに、商品の数量や価格の商品情報をテンキーや商品名のシールを貼ったキー群などを有するキーボードなどの入力手段を併設して構成することもできる。この商品情報入力装置は、代金決済装置と通信回線を介して別体として備えられても、また、代金決済装置に組み込んで一体的に設けられてもよい。
また、商品情報入力装置からの商品価格特定情報は、通信回線を介して直接、代金決済装置に入力しても、レジスタとしての機能を備えるレジスタ装置(POS)などで構成される売上情報集計装置を通し、売上情報集計装置で集計された売上情報を代金決済装置に入力してもよい。商品情報入力装置からの商品価格特定情報を直接、代金決済装置に入力する場合には、代金決済装置の売上情報収得手段は、その商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するレジスタとしての機能を備える。
なお、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
同様に、商品価格特定情報として、例えば、商品価格情報そのものや、商品にとりつけられた記憶媒体や商品に貼付されるか印刷されたバーコードを読み込んで得られた商品を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の商品価格情報を記録したいずれかの装置とこの装置の商品価格情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから商品価格情報を読み出すこともできる。商品価格特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では商品価格特定情報が特定できればよい。
また、記憶媒体を発行可能な会員用発行機(例えば、会員カード発行機)をさらに備えることで、会員カードの発行、代金決済、預り釣銭の精算といった一連の代金決済処理を行うことができる。また、会員用発行機から出力された預り釣銭特定情報を会員用発行機と通信可能に接続された管理装置で管理することができる。
請求項105記載の発明は、前記レジゲートシステムが、少なくとも1つの前記管理装置と通信可能に接続された総合管理装置をさらに具備し、前記総合管理装置が、前記管理装置から出力された所定の情報を記録し、集計する管理装置情報管理手段を備えることを特徴とする請求項100乃至104いずれか記載のレジゲートシステムである。
請求項105記載のレジゲートシステムによれば、管理装置は、例えば、プロトコルコンバータ、モデム、一般通信回線や専用通信回線を介して総合管理装置に集計した各種情報を出力し、総合管理装置でそれらの情報を管理し、さらに集計することができる。また、総合管理装置は、他の店舗の管理装置とも一般通信回線や専用通信回線を介して通信可能に接続することができるので、例えば、同じグループ店舗から出力された情報を集計し、店舗毎の集計情報の一覧などを作成して各店舗の管理装置に出力することなどもできる。
請求項106記載の発明は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入手段と、前記記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取手段と、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するか、または、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報集計装置によって集計された売上情報を受け入れる売上情報収得手段と、貨幣を受け入れる貨幣受入手段と、前記貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別手段と、前記売上情報収得手段からの売上情報、前記貨幣識別手段で識別された金額情報および前記記憶媒体読取手段で読み取られた前記預り釣銭情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新手段とを備える代金決済装置と通信回線を介して通信可能に接続される預り釣銭管理装置であって、前記代金決済装置は、受け入れた記憶媒体から預り釣銭特定情報を読み取り、該読み取られた預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報、入金された貨幣の金額情報および該商品価格特定情報に基づいて集計した売上情報に基づいて、または、受け入れた記憶媒体から預り釣銭特定情報を読み取り、該読み取られた預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報、入金された貨幣の金額情報および前記売上情報集計装置からの売上情報に基づいて、該預り釣銭情報を自動的に更新し、前記売上情報および該預り釣銭情報が更新された預り釣銭特定情報を通信回線を介して前記預り釣銭管理装置に出力し、前記預り釣銭管理装置は、前記売上情報および該預り釣銭特定情報に基づく預り釣銭情報を記録することを特徴とする預り釣銭管理装置である。
請求項106記載の預り釣銭管理装置によれば、代金決済装置で更新された預り釣銭情報を、代金決済装置と通信可能に接続された管理装置に、例えば、IDなどに基づいて管理することができる。このため、代金決済装置が壊れた場合でもお客の預り釣銭が管理装置に記録されているので顧客の要求に応じて返金可能である。そして、代金決済装置が複数設置された場合、どの代金決済装置においても預り釣銭を用いて買物代金に充てることができる。ここで、預り釣銭管理装置は、代金決済装置と通信可能に接続可能であり、上記預り釣銭特定情報を受信すれば、例え代金決済装置と異なるメーカがこの預り釣銭管理装置単体を販売しても本発明に含まれる。
ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。また、商品情報入力装置は、例えば、バーコードリーダなどで構成される。また、商品情報入力装置は、商品の数量や価格の商品情報をテンキーや商品名のシールを貼ったキー群などを有するキーボードなどの入力手段で構成することもできる。さらに、商品情報入力装置は、バーコードリーダなどに、商品の数量や価格の商品情報をテンキーや商品名のシールを貼ったキー群などを有するキーボードなどの入力手段を併設して構成することもできる。この商品情報入力装置は、代金決済装置と通信回線を介して別体として備えられても、また、代金決済装置に組み込んで一体的に設けられてもよい。
また、商品情報入力装置からの商品価格特定情報は、通信回線を介して直接、代金決済装置に入力しても、レジスタとしての機能を備えるレジスタ装置(POS)などで構成される売上情報集計装置を通し、売上情報集計装置で集計された売上情報を代金決済装置に入力してもよい。商品情報入力装置からの商品価格特定情報を直接、代金決済装置に入力する場合には、代金決済装置の売上情報収得手段は、その商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するレジスタとしての機能を備える。
なお、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
同様に、商品価格特定情報として、例えば、商品価格情報そのものや、商品にとりつけられた記憶媒体や商品に貼付されるか印刷されたバーコードを読み込んで得られた商品を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の商品価格情報を記録したいずれかの装置とこの装置の商品価格情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから商品価格情報を読み出すこともできる。商品価格特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では商品価格特定情報が特定できればよい。
請求項107記載の発明は、前記預り釣銭管理装置が、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる第2の記憶媒体受入手段と、前記第2の記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第2の記憶媒体読取手段と、前記第2の記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払手段と、前記預り釣銭の支払に対応して、前記預り釣銭を更新する第2の預り釣銭情報更新手段とを備えた精算機とさらに通信回線を介して通信可能に接続され、前記精算機は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れ、該記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取り、読み取った該預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払い、該預り釣銭の支払に対応して、該預り釣銭情報を自動的に更新し、預り釣銭情報が更新された預り釣銭特定情報を通信回線を介して前記預り釣銭管理装置に出力し、前記預り釣銭管理装置は、該預り釣銭特定情報に基づいて預り釣銭情報を記録することを特徴とする請求項106記載の預り釣銭管理装置である。
請求項107記載の預り釣銭管理装置によれば、精算機と通信可能に接続され、この精算機より受信した預り釣銭特定情報を記録するので、精算機によって預り釣銭を支払われた後の預り釣銭を把握できる。ここで、預り釣銭管理装置は、代金決済装置と通信可能に接続可能であり、上記預り釣銭特定情報を受信し、精算機と通信可能に接続され、上記預り釣銭特定情報を受信すれば、例え代金決済装置や精算機と異なるメーカがこの預り釣銭管理装置単体を販売しても本発明に含まれる。
請求項108記載の発明は、前記預り釣銭管理装置が、預り釣銭総合管理装置とさらに通信可能に接続され、前記預り釣銭総合管理装置が、前記預り釣銭管理装置から出力された所定の情報を記録し、集計する管理装置情報管理手段を備えることを特徴とする請求項106または107記載の預り釣銭管理装置である。
請求項108記載の預り釣銭管理装置によれば、預り釣銭管理装置は、例えば、プロトコルコンバータ、モデム、一般通信回線や専用通信回線を介して預り釣銭総合管理装置に集計した各種情報を出力し、預り釣銭総合管理装置でそれらの情報を管理し、さらに集計することができる。また、預り釣銭総合管理装置は、他の店舗の預り釣銭管理装置とも一般通信回線や専用通信回線を介して通信可能に接続することができるので、例えば、同じグループ店舗から出力された情報を集計し、店舗毎の集計情報の一覧などを作成して各店舗の預り釣銭管理装置に出力することなどもできる。
請求項109記載の発明は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入手段と、前記記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取手段と、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するか、または、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報集計装置によって集計された第1の売上情報を受け入れる売上情報収得手段と、貨幣を受け入れる貨幣受入手段と、前記貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別手段と、前記売上情報収得手段からの第1の売上情報、前記貨幣識別手段で識別された金額情報および前記記憶媒体読取手段で読み取られた前記預り釣銭情報のうち少なくとも該第1の売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新手段とを備え、店員と金銭授受を行わない少なくとも1つの会員用レジゲートに設置された代金決済装置、および少なくとも商品価格特定情報を読み取る第2の商品情報入力手段と、前記第2の商品情報入力手段によって読み取られた商品価格特定情報に基づいて第2の売上情報を集計する第2の売上情報集計手段とを備え、店員と金銭授受を行なう少なくとも1つの非会員用レジゲートに設置された非会員用レジスタ装置と通信可能に接続される売上管理装置であって、前記代金決済装置は、前記第1の売上情報を通信回線を介して前記売上管理装置に出力し、前記売上管理装置は、受信した前記第1の売上情報を記録し、前記非会員用レジスタ装置は、前記第2の売上情報を通信回線を介して前記売上管理装置に出力し、前記売上管理装置は、受信した前記第2の売上情報を記録することを特徴とする売上管理装置である。
請求項109記載の売上管理装置によれば、代金決済装置および非会員用レジスタ装置より受信した第1の売上情報と第2の売上情報を記録するので、それぞれの売上情報、売上情報に基づいて算出した利益情報、売上の上がった時刻や時間間隔より稼動率情報などを算出可能となる。また、これらの情報を出力して表示すれば、会員用レジゲートと非会員用レジゲートの比較ができ、この比較結果に基づき会員用レジゲートと非会員用レジゲートの設置割合を検討できる。
ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。また、商品情報入力装置は、例えば、バーコードリーダなどで構成される。また、商品情報入力装置は、商品の数量や価格の商品情報をテンキーや商品名のシールを貼ったキー群などを有するキーボードなどの入力手段で構成することもできる。さらに、商品情報入力装置は、バーコードリーダなどに、商品の数量や価格の商品情報をテンキーや商品名のシールを貼ったキー群などを有するキーボードなどの入力手段を併設して構成することもできる。この商品情報入力装置は、代金決済装置と通信回線を介して別体として備えられても、また、代金決済装置に組み込んで一体的に設けられてもよい。
また、商品情報入力装置からの商品価格特定情報は、通信回線を介して直接、代金決済装置に入力しても、レジスタとしての機能を備えるレジスタ装置(POS)などで構成される売上情報集計装置を通し、売上情報集計装置で集計された売上情報を代金決済装置に入力してもよい。商品情報入力装置からの商品価格特定情報を直接、代金決済装置に入力する場合には、代金決済装置の売上情報収得手段は、その商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するレジスタとしての機能を備える。
なお、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
同様に、商品価格特定情報として、例えば、商品価格情報そのものや、商品にとりつけられた記憶媒体や商品に貼付されるか印刷されたバーコードを読み込んで得られた商品を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の商品価格情報を記録したいずれかの装置とこの装置の商品価格情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから商品価格情報を読み出すこともできる。商品価格特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では商品価格特定情報が特定できればよい。
請求項110記載の発明は、前記売上管理装置が、売上総合管理装置とさらに通信可能に接続され、前記売上総合管理装置が、前記売上管理装置から出力された所定の情報を記録し、集計する管理装置情報管理手段を備えることを特徴とする売上管理装置である。
請求項110記載の売上管理装置によれば、売上管理装置は、例えば、プロトコルコンバータ、モデム、一般通信回線や専用通信回線を介して売上総合管理装置に集計した各種情報を出力し、売上総合管理装置でそれらの情報を管理し、さらに集計することができる。また、売上総合管理装置は、他の店舗の売上管理装置とも一般通信回線や専用通信回線を介して通信可能に接続することができるので、例えば、同じグループ店舗から出力された情報を集計し、店舗毎の集計情報の一覧などを作成して各店舗の売上管理装置に出力することなどもできる。
請求項111記載の発明は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された第1の記憶媒体を受け入れる第1の記憶媒体受入手段と、前記第1の記憶媒体受入手段で受け入れられた第1の記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第1の記憶媒体読取手段と、貨幣を受け入れる貨幣受入手段と、前記貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別手段と、前記第1の記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報および/または前記貨幣識別手段で識別された貨幣情報を出力する情報出力手段と、前記情報出力手段から出力された情報および商品価格特定情報から得られた預り釣銭情報を入力する預り釣銭情報入力手段と、前記預り釣銭情報入力手段に入力された預り釣銭情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する第1の預り釣銭情報更新手段とを備える代金決済装置と、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された前記第1の記憶媒体を受け入れる第2の記憶媒体受入手段と、前記第2の記憶媒体受入手段で受け入れられた前記第1の記憶媒体の預り釣銭情報を読み取る第2の記憶媒体読取手段と、前記第2の記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払手段と、前記預り釣銭の支払に対応して、前記預り釣銭情報を更新する第2の預り釣銭情報更新手段とを備え、前記代金決済装置とは別個に設けられた精算機とを具備することを特徴とする代金決済精算装置である。
請求項111記載の代金決済精算装置によれば、代金決済装置から釣銭の支払釣銭機の機能を削除し、別体の精算機を別の場所に設けて預り釣銭を返却することで、代金決済装置を小型にでき、会計処理台上の比較的狭いスペースにも設置することができる。また、代金決済装置と精算機とを別体とし、それぞれを別の場所に設けることで、代金決済処理を迅速に行うことができ、例えば、量販店などのレジゲートにおける渋滞を解消することができる。
ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。また、情報出力手段において、例えば、代金決済装置とは別体として備えられたレジスタ装置(POS)に、預り釣銭情報、貨幣情報などを出力し、レジスタ装置(POS)において、その情報出力手段から出力された情報と、レジスタ装置(POS)で集計された商品価格特定情報とに基づいて、預り釣銭情報を算出する。そして、その算出した預り釣銭情報を代金決済装置の預り釣銭情報入力手段によって入力する。この預り釣銭情報入力手段では、預り釣銭情報以外に、商品価格特定情報、購入商品の情報などを入力してもよい。
なお、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
請求項112記載の発明は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された第1の記憶媒体を受け入れる第1の記憶媒体受入手段と、前記第1の記憶媒体受入手段で受け入れられた第1の記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第1の記憶媒体読取手段と、前記第1の記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報を出力する預り釣銭特定情報出力手段とを備える記憶媒体処理装置と、前記預り釣銭特定情報出力手段から出力された預り釣銭特定情報を入力する預り釣銭情報入力手段と、入金された金額情報を入力する入金額情報入力手段と、読み取られた商品価格特定情報に基づいて集計された売上情報を入力する売上情報入力手段と、前記売上情報入力手段で入力された売上情報、前記入金額情報入力手段で入力された金額情報および前記預り釣銭情報入力手段で入力された預り釣銭特定情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する第1の預り釣銭情報更新手段とを備え、前記記憶媒体処理装置と通信可能である代金決済装置と、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された前記第1の記憶媒体を受け入れる第2の記憶媒体受入手段と、前記第2の記憶媒体受入手段で受け入れられた前記第1の記憶媒体の預り釣銭情報を読み取る第2の記憶媒体読取手段と、前記第2の記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払手段と、前記預り釣銭の支払に対応して、前記預り釣銭情報を更新する第2の預り釣銭情報更新手段とを備え、前記代金決済装置とは別個に設けられた精算機とを具備することを特徴とする代金決済精算装置である。
請求項112記載の代金決済精算装置によれば、代金決済装置から釣銭の支払い機能を削除し、別体の精算機を別の場所に設けて預り釣銭を返却することで、代金決済装置を小型にでき、会計処理台上の比較的狭いスペースにも設置することができる。また、代金決済装置と精算機とを別体とし、それぞれを別の場所に設けることで、代金決済処理を迅速に行うことができ、例えば、量販店などのレジゲートにおける渋滞を解消することができる。
また、記憶媒体処理装置と、記憶媒体処理装置と通信可能である代金決済装置と、精算機とから構成され、代金決済装置は、紙幣や硬貨の受入口や、不良硬貨の返却口、記憶媒体である会員カードの挿入口やICコインの投入口を一切設けず、主に、売上情報入力手段で入力された売上情報、入金額情報入力手段で入力された金額情報および預り釣銭情報入力手段で入力された預り釣銭特定情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、預り釣銭情報を更新するものとして機能させることができる。そして、記憶媒体処理装置は、従来の手入力で商品の値段や受け取った入金額を入力するためのキーと、受け取った現金を収容し、釣銭を取り出すドロワーと、購入商品の値段と合計代金を印刷したレシートを発行するレシート発行機能と、合計代金の表示部などを最小限に設けたレジスタ装置(POS)に、カードリーダをRS232Cなどの通信回線で接続した簡素な構成とすることもできる。
なお、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
請求項113記載の発明は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された第1の記憶媒体を受け入れる第1の記憶媒体受入手段と、前記第1の記憶媒体受入手段で受け入れられた第1の記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第1の記憶媒体読取手段と、貨幣を受け入れる第1の貨幣受入手段と、前記第1の貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する第1の貨幣識別手段と、前記第1の記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報および/または前記貨幣識別手段で識別された貨幣情報を出力する情報出力手段と、前記情報出力手段から出力された情報および商品価格特定情報から得られた預り釣銭情報を入力する預り釣銭情報入力手段と、前記預り釣銭情報入力手段に入力された預り釣銭情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する第1の預り釣銭情報更新手段とを備える代金決済装置と、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された前記第1の記憶媒体を受け入れる第2の記憶媒体受入手段と、前記第2の記憶媒体受入手段で受け入れられた前記第1の記憶媒体の預り釣銭情報を読み取る第2の記憶媒体読取手段と、貨幣を受け入れる第2の貨幣受入手段と、前記第2の貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する第2の貨幣識別手段と、前記第2の記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭情報に前記第2の貨幣識別手段で識別された金額情報を加え、預り釣銭情報を更新する第2の預り釣銭情報更新手段と、前記第2の預り釣銭情報更新手段によって更新された預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払手段と、前記預り釣銭の支払に対応して、前記第2の預り釣銭情報更新手段によって更新された預り釣銭情報を更新する第3の預り釣銭情報更新手段とを備え、前記代金決済装置とは別個に設けられた精算機とを具備することを特徴とする代金決済精算装置である。
請求項113記載の代金決済精算装置によれば、代金決済装置から釣銭の支払い機能を削除し、別体の精算機を別の場所に設けて預り釣銭を返却することで、代金決済装置を小型にでき、会計処理台上の比較的狭いスペースにも設置することができる。また、代金決済装置と精算機とを別体とし、それぞれを別の場所に設けることで、代金決済処理を迅速に行うことができ、例えば、量販店などのレジゲートにおける渋滞を解消することができる。
ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。また、情報出力手段において、例えば、代金決済装置とは別体として備えられたレジスタ装置(POS)に、預り釣銭情報、貨幣情報などを出力し、レジスタ装置(POS)において、その情報出力手段から出力された情報と、レジスタ装置(POS)で集計された商品価格特定情報とに基づいて、預り釣銭情報を算出する。そして、その算出した預り釣銭情報を代金決済装置の預り釣銭情報入力手段によって入力する。この預り釣銭情報入力手段では、預り釣銭情報以外に、商品価格特定情報、購入商品の情報などを入力してもよい。
また、精算機に第2の貨幣受入手段を備え、精算機に貨幣を入金することで、預り釣銭額を増加することができる。これによって、例えば、精算の際、1000円未満の硬貨を受け取ることを拒否したい場合になどに、預り釣銭額がちょうど1000円単位になるように入金することで、硬貨を受け取ることなく精算を行うことができる。さらに、預り釣銭額を増額しておくことで、次回の買物時に現金の支払いを少なくすることも可能になる。
なお、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
請求項114記載の発明は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された第1の記憶媒体を受け入れる第1の記憶媒体受入手段と、前記第1の記憶媒体受入手段で受け入れられた第1の記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第1の記憶媒体読取手段と、前記第1の記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報を出力する預り釣銭特定情報出力手段とを備える記憶媒体処理装置と、前記預り釣銭特定情報出力手段から出力された預り釣銭特定情報を入力する預り釣銭情報入力手段と、入金された金額情報を入力する入金額情報入力手段と、読み取られた商品価格特定情報に基づいて集計された売上情報を入力する売上情報入力手段と、前記売上情報入力手段で入力された売上情報、前記入金額情報入力手段で入力された金額情報および前記預り釣銭情報入力手段で入力された預り釣銭特定情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する第1の預り釣銭情報更新手段とを備え、前記記憶媒体処理装置と通信可能である代金決済装置と、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された前記第1の記憶媒体を受け入れる第2の記憶媒体受入手段と、前記第2の記憶媒体受入手段で受け入れられた前記第1の記憶媒体の預り釣銭情報を読み取る第2の記憶媒体読取手段と、貨幣を受け入れる第2の貨幣受入手段と、前記第2の貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する第2の貨幣識別手段と、前記第2の記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭情報に前記第2の貨幣識別手段で識別された金額情報を加え、預り釣銭情報を更新する第2の預り釣銭情報更新手段と、前記第2の預り釣銭情報更新手段によって更新された預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払手段と、前記預り釣銭の支払に対応して、前記第2の預り釣銭情報更新手段によって更新された預り釣銭情報を更新する第3の預り釣銭情報更新手段とを備え、前記代金決済装置とは別個に設けられた精算機とを具備することを特徴とする代金決済精算装置である。
請求項114記載の代金決済精算装置によれば、代金決済装置から釣銭の支払い機能を削除し、別体の精算機を別の場所に設けて預り釣銭を返却することで、代金決済装置を小型にでき、会計処理台上の比較的狭いスペースにも設置することができる。また、代金決済装置と精算機とを別体とし、それぞれを別の場所に設けることで、代金決済処理を迅速に行うことができ、例えば、量販店などのレジゲートにおける渋滞を解消することができる。
また、記憶媒体処理装置と、記憶媒体処理装置と通信可能である代金決済装置と、精算機とから構成され、代金決済装置は、紙幣や硬貨の受入口や、不良硬貨の返却口、記憶媒体である会員カードの挿入口やICコインの投入口を一切設けず、主に、売上情報入力手段で入力された売上情報、入金額情報入力手段で入力された金額情報および預り釣銭情報入力手段で入力された預り釣銭特定情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、預り釣銭情報を更新するものとして機能させることができる。そして、記憶媒体処理装置は、従来の手入力で商品の値段や受け取った入金額を入力するためのキーと、受け取った現金を収容し、釣銭を取り出すドロワーと、購入商品の値段と合計代金を印刷したレシートを発行するレシート発行機能と、合計代金の表示部などを最小限に設けたレジスタ装置(POS)に、カードリーダをRS232Cなどの通信回線で接続した簡素な構成とすることもできる。
また、精算機に第2の貨幣受入手段を備え、精算機に貨幣を入金することで、預り釣銭額を増加することができる。これによって、例えば、精算の際、1000円未満の硬貨を受け取ることを拒否したい場合になどに、預り釣銭額がちょうど1000円単位になるように入金することで、硬貨を受け取ることなく精算を行うことができる。さらに、預り釣銭額を増額しておくことで、次回の買物時に現金の支払いを少なくすることも可能になる。
なお、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
請求項115記載の発明は、前記代金決済精算装置において、前記代金決済装置は、前記第1の預り釣銭情報更新手段によって更新された預り釣銭情報に基づいて、該預り釣銭情報を記憶した第2の記憶媒体を発行可能な記憶媒体発行手段をさらに備え、前記精算機は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された前記第2の記憶媒体を受け入れる第3の記憶媒体受入手段と、前記第3の記憶媒体受入手段で受け入れられた前記第2の記憶媒体の預り釣銭情報を読み取る第3の記憶媒体読取手段と、前記第3の記憶媒体読取手段によって読み取られた預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う第2の預り釣銭支払手段と、前記預り釣銭の支払に対応して、前記第2の記憶媒体の預り釣銭情報を更新する第4の預り釣銭情報更新手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1、5、111乃至114のいずれか1項記載の代金決済精算装置である。
請求項115記載の代金決済精算装置によれば、記憶媒体発行手段によって、預り釣銭情報を記憶した第2の記憶媒体を発行することができるので、例えば、代金決済装置が備えられる会員顧客ゲートにおいて、第1の記憶媒体を持たない通常顧客にも対応することができる。この場合には、第1の記憶媒体を受け入れることなく、現金を受け入れて、それに基づいて代金決済処理がなされ、その後の預り釣銭情報やポイント情報などを第2の記憶媒体に記録して発行する。この発行された第2の記憶媒体は、精算機において受け入れられ、精算処理を行うことができる。
請求項116記載の発明は、前記精算機が、少なくとも精算または両替の処理を判定する処理判定手段と、前記処理判定手段において両替処理が選択された場合に機能し、前記第2の貨幣識別手段で識別された貨幣に対応する両替処理を行い、該処理に基づく貨幣を支払う両替支払手段とを更に備えることを特徴とする請求項1、5、111乃至115のいずれか1項記載の代金決済精算装置である。
請求項116記載の代金決済精算装置によれば、精算機に両替処理を行いその処理に基づく貨幣を支払う両替支払手段を具備し、両替機としての機能を備えている。この両替機能を備えることで、さらに精算機の利用価値を向上させることができる。
請求項117記載の発明は、前記第2の記憶媒体が、レシートであることを特徴とする請求項115記載の代金決済精算装置である。
請求項117記載の代金決済精算装置によれば、第2の記憶媒体としてレシートを用いている。なお、第2の記憶媒体は、レシートに限られるものではなく、例えば、磁気カード、ICカードなどの記憶媒体を用いることもできる。
請求項118記載の発明は、前記レシートには、預り釣銭情報がバーコードにて記録されていることを特徴とする請求項117記載の代金決済精算装置である。
請求項118記載の代金決済精算装置によれば、レシートに記録されたバーコードから、例えば、IDを特定し、そのIDに基づいて、店内管理装置に記録された預り釣銭情報などを得ることができる。また、バーコードに預り釣銭情報などを記録させてもよい。
請求項119記載の発明は、前記第1の記憶媒体が、カード形状記憶媒体であることを特徴とする請求項111乃至114のいずれか1項記載の代金決済精算装置である。
請求項119記載の代金決済精算装置によれば、第1の記憶媒体にカード形状記憶媒体が用いられている。このカード形状記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。
請求項120記載の発明は、前記カード形状記憶媒体が、表示部を備えることを特徴とする請求項119記載の代金決済精算装置である。
この表示部には、預り釣銭情報や、最後の買物日時情報、ポイント情報などが記載される。
請求項120記載の代金決済精算装置によれば、カード形状記憶媒体に、例えば、磁気カードとしての機能を兼ね備えた非接触型の記憶媒体を用いることができる。この磁気カードには、表示部としてカードビジブル部が備えられ、このカードビジブル部は、内部に封入された所定量の磁性粉体が外部から視認可能に透明のフィルム材で表面が被覆されている。このカードビジブル部は、カードビジブル部に対向する裏面側に設けられた磁気記録部を、表示情報に対応した所定の英数字などの文字または模様状に磁気記録し、この磁気記録された位置に磁性粉体が着磁されて留まることで、英数字等の文字などを表記することができる。また他の表示部として加熱して文字等を表示するロイコ層や白濁層などを用いてもよい。
請求項121記載の発明は、前記第1の記憶媒体が、コイン形状記憶媒体であることを特徴とする請求項111乃至114のいずれか1項記載の代金決済精算装置である。
請求項121記載の代金決済精算装置によれば、第1の記憶媒体にコイン形状記憶媒体が用いられている。このコイン形状記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体などが例示できる。
請求項122記載の発明は、前記代金決済装置または/および前記精算機は、購入した商品購入情報が記録されたレシートを発行可能なレシート発行手段をさらに具備することを特徴とする請求項115記載の代金決済精算装置である。
請求項122記載の代金決済精算装置によれば、購入した商品購入情報が記録されたレシートが発行されるので、購入した商品の確認などを行うことができる。また、レシートには、預り釣銭額やポイント数などの情報が記載されてもよい。
また、レシートは、代金決済装置で発行される場合として、第1の記憶媒体を返却する際、同時に発行するようにしてもよい。また、レシートは、代金決済装置において、第1の記憶媒体を返却するか、あるいは第2の記憶媒体の発行を受けた後、精算機において、第1の記憶媒体または第2の記憶媒体を受け入れた後に発行するようにしてもよい。第2の記憶媒体が、商品購入情報が記録され、かつ預り釣銭特定情報が記録されたバーコード付きの第1のレシートの場合、精算機にて第1のレシートを受け入れて回収し、商品購入情報が記録されたレシートを発行するようにしてもよい。また、レシートは、代金決済装置において、第2の記憶媒体として機能してもよい。さらに、レシートは、代金決済装置において、第2の記憶媒体とは別のレシートを発行するようにしてもよい。
請求項123記載の発明は、前記第2の記憶媒体には、少なくとも購入した商品購入情報を記録することを特徴とする請求項115または121記載の代金決済精算装置である。
請求項123記載の代金決済精算装置によれば、第2の記憶媒体には、少なくとも購入した商品購入情報が記載されるので購入した商品の確認などを行うことができる。また、第2の記憶媒体としてレシートを用い、このレシートにバーコードを記載し、例えば、このバーコードにID情報など持たせてもよい。この場合には、このIDに基づいて、店内管理装置に記録された預り釣銭情報などを得るようにすることができる。
請求項124記載の発明は、前記第2の貨幣受入手段における入金は、所定の条件を満たした場合に可能となることを特徴とする請求項5、113、114のいずれか1項記載の代金決済精算装置である。
請求項124記載の代金決済精算装置によれば、所定の条件を満たした場合に、第2の貨幣受入手段に入金可能とすることを特徴とする。ここで、所定の条件とは、例えば、(1)預り釣銭額が所定金額以上(例えば、10000円以上)の場合、(2)入金が所定金額以上(例えば、10000円以上)の場合、(3)前回精算処理を行ったときから所定時間経過した場合、(4)買物の精算処理はなく、両替のみで前回の両替から所定時間内である場合、(5)入金可能枚数を透過した場合、に該当しない場合である。なお、この条件は、適宜に設定することができ、これらの条件に限られるものではない。
請求項125記載の発明は、前記所定の条件を満たさない場合には、該所定の条件を満たさない理由を表示することを特徴とする請求項124記載の代金決済精算装置である。
請求項125記載の代金決済精算装置によれば、所定の条件を満たさない理由を、例えば、次のように表示する。(1)預り釣銭額が所定金額以上(例えば、10000円以上)の場合には、「10000円以上の預り金はできません」、(2)入金が所定金額以上(例えば、10000円以上)の場合には、「10000円以上の入金はできません」、(3)前回精算処理を行ったときから所定時間経過した場合には、「もう一度買物をして頂けると入金できます」、(4)買物の精算処理はなく、両替のみで前回の両替から所定時間内である場合には、「もう一度買物をして頂けると入金できます」、(5)入金可能枚数を透過した場合などの場合には、「1回の○円札、または○円玉の入金可能枚数は○○枚です」などの表示を行う。なお、この所定の条件を満たさない理由は、所定の条件に対応して適宜に変更可能であり、これらの理由に限られるものではない。
請求項126記載の発明は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された第1の記憶媒体を受け入れる第1の記憶媒体受入ステップと、前記第1の記憶媒体受入ステップで受け入れられた第1の記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第1の記憶媒体読取ステップと、貨幣を受け入れる貨幣受入ステップと、前記貨幣受入ステップで受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別ステップと、前記第1の記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭特定情報および/または前記貨幣識別ステップで識別された貨幣情報を出力する情報出力ステップと、前記情報出力ステップから出力された情報および商品価格特定情報から得られた預り釣銭情報を入力する預り釣銭情報入力ステップと、前記預り釣銭情報入力ステップで入力された預り釣銭情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する第1の預り釣銭情報更新ステップとを備える代金決済方法と、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された前記第1の記憶媒体を受け入れる第2の記憶媒体受入ステップと、前記第2の記憶媒体受入ステップで受け入れられた前記第1の記憶媒体の預り釣銭情報を読み取る第2の記憶媒体読取ステップと、前記第2の記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払ステップと、前記預り釣銭の支払に対応して、前記預り釣銭情報を更新する第2の預り釣銭情報更新ステップとを備え、前記代金決済方法の所定の工程完了後に別途行われる精算方法とを具備することを特徴とする代金決済精算方法である。
請求項126記載の代金決済精算方法によれば、代金決済処理と精算処理を別個に行うことができるので、代金決済処理を迅速に行うことができる。これによって、例えば、量販店などのレジゲートにおける渋滞を解消することができる。
ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。また、情報出力ステップにおいて、例えば、代金決済装置とは別体として備えられたレジスタ装置(POS)に、預り釣銭情報、貨幣情報などを出力し、レジスタ装置(POS)において、その情報出力ステップから出力された情報と、レジスタ装置(POS)で集計された商品価格特定情報とに基づいて、預り釣銭情報を算出する。そして、その算出した預り釣銭情報を代金決済装置の預り釣銭情報入力ステップによって入力する。この預り釣銭情報入力ステップでは、預り釣銭情報以外に、商品価格特定情報、購入商品の情報などを入力してもよい。
なお、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
請求項127記載の発明は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された第1の記憶媒体を受け入れる第1の記憶媒体受入ステップと、前記第1の記憶媒体受入ステップで受け入れられた第1の記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第1の記憶媒体読取ステップと、前記第1の記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭特定情報を出力する預り釣銭特定情報出力ステップとを備える記憶媒体処理方法と、前記預り釣銭特定情報出力ステップから出力された預り釣銭特定情報を入力する預り釣銭情報入力ステップと、入金された金額情報を入力する入金額情報入力ステップと、読み取られた商品価格特定情報に基づいて集計された売上情報を入力する売上情報入力ステップと、前記売上情報入力ステップで入力された売上情報、前記入金額情報入力ステップで入力された金額情報および前記預り釣銭情報入力ステップで入力された預り釣銭特定情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する第1の預り釣銭情報更新ステップとを備える代金決済方法と、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された前記第1の記憶媒体を受け入れる第2の記憶媒体受入ステップと、前記第2の記憶媒体受入ステップで受け入れられた前記第1の記憶媒体の預り釣銭情報を読み取る第2の記憶媒体読取ステップと、前記第2の記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払ステップと、前記預り釣銭の支払に対応して、前記預り釣銭情報を更新する第2の預り釣銭情報更新ステップとを備え、前記代金決済方法の所定の工程完了後に別途行われる精算方法とを具備することを特徴とする代金決済精算方法である。
請求項127記載の代金決済精算方法によれば、代金決済処理と精算処理を別個に行うことができるので、代金決済処理を迅速に行うことができる。これによって、例えば、量販店などのレジゲートにおける渋滞を解消することができる。
また、代金決済精算方法は、記憶媒体処理方法と、代金決済方法と、精算方法とから構成され、代金決済方法では、紙幣や硬貨の受入口や、不良硬貨の返却口、記憶媒体である会員カードの挿入口やICコインの投入口を一切設けず、主に、売上情報入力ステップで入力された売上情報、入金額情報入力ステップで入力された金額情報および預り釣銭情報入力ステップで入力された預り釣銭特定情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、預り釣銭情報を更新するものとして機能させることができる。
なお、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
請求項128記載の発明は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された第1の記憶媒体を受け入れる第1の記憶媒体受入ステップと、前記第1の記憶媒体受入ステップで受け入れられた第1の記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第1の記憶媒体読取ステップと、貨幣を受け入れる第1の貨幣受入ステップと、前記第1の貨幣受入ステップで受け入れられた貨幣を識別する第1の貨幣識別ステップと、前記第1の記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭特定情報および/または前記貨幣識別ステップで識別された貨幣情報を出力する情報出力ステップと、前記情報出力ステップで出力された情報および商品価格特定情報から得られた預り釣銭情報を入力する預り釣銭情報入力ステップと、前記預り釣銭情報入力ステップで入力された預り釣銭情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する第1の預り釣銭情報更新ステップとを備える代金決済方法と、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された前記第1の記憶媒体を受け入れる第2の記憶媒体受入ステップと、前記第2の記憶媒体受入ステップで受け入れられた前記第1の記憶媒体の預り釣銭情報を読み取る第2の記憶媒体読取ステップと、貨幣を受け入れる第2の貨幣受入ステップと、前記第2の貨幣受入ステップで受け入れられた貨幣を識別する第2の貨幣識別ステップと、前記第2の記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭情報に前記第2の貨幣識別ステップで識別された金額情報を加え、預り釣銭情報を更新する第2の預り釣銭情報更新ステップと、前記第2の預り釣銭情報更新ステップによって更新された預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払手段と、前記預り釣銭の支払に対応して、前記第2の預り釣銭情報更新ステップによって更新された預り釣銭情報を更新する第3の預り釣銭情報更新ステップとを備え、前記代金決済方法の所定の工程完了後に別途行われる精算方法とを具備することを特徴とする代金決済精算方法である。
請求項128記載の代金決済精算方法によれば、代金決済処理と精算処理を別個に行うことができるので、代金決済処理を迅速に行うことができる。これによって、例えば、量販店などのレジゲートにおける渋滞を解消することができる。
ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。また、情報出力ステップにおいて、例えば、代金決済装置とは別体として備えられたレジスタ装置(POS)に、預り釣銭情報、貨幣情報などを出力し、レジスタ装置(POS)において、その情報出力ステップから出力された情報と、レジスタ装置(POS)で集計された商品価格特定情報とに基づいて、預り釣銭情報を算出する。そして、その算出した預り釣銭情報を代金決済装置の預り釣銭情報入力ステップによって入力する。この預り釣銭情報入力ステップでは、預り釣銭情報以外に、商品価格特定情報、購入商品の情報などを入力してもよい。
また、精算処理に第2の貨幣受入ステップを備え、貨幣を入金することで、預り釣銭額を増加することができる。これによって、例えば、精算の際、1000円未満の硬貨を受け取ることを拒否したい場合になどに、預り釣銭額がちょうど1000円単位になるように入金することで、硬貨を受け取ることなく精算を行うことができる。さらに、預り釣銭額を増額しておくことで、次回の買物時に現金の支払いを少なくすることも可能になる。
なお、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
請求項129記載の発明は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された第1の記憶媒体を受け入れる第1の記憶媒体受入ステップと、前記第1の記憶媒体受入ステップで受け入れられた第1の記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第1の記憶媒体読取ステップと、前記第1の記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭特定情報を出力する預り釣銭特定情報出力ステップとを備える記憶媒体処理方法と、前記預り釣銭特定情報出力ステップから出力された預り釣銭特定情報を入力する預り釣銭情報入力ステップと、入金された金額情報を入力する入金額情報入力ステップと、読み取られた商品価格特定情報に基づいて集計された売上情報を入力する売上情報入力ステップと、前記売上情報入力ステップで入力された売上情報、前記入金額情報入力ステップで入力された金額情報および前記預り釣銭情報入力ステップで入力された預り釣銭特定情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する第1の預り釣銭情報更新ステップとを備える代金決済方法と、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された前記第1の記憶媒体を受け入れる第2の記憶媒体受入ステップと、前記第2の記憶媒体受入ステップで受け入れられた前記第1の記憶媒体の預り釣銭情報を読み取る第2の記憶媒体読取ステップと、貨幣を受け入れる第2の貨幣受入ステップと、前記第2の貨幣受入ステップで受け入れられた貨幣を識別する第2の貨幣識別ステップと、前記第2の記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭情報に前記第2の貨幣識別ステップで識別された金額情報を加え、預り釣銭情報を更新する第2の預り釣銭情報更新ステップと、前記第2の預り釣銭情報更新ステップによって更新された預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払ステップと、前記預り釣銭の支払に対応して、前記第2の預り釣銭情報更新ステップによって更新された預り釣銭情報を更新する第3の預り釣銭情報更新ステップとを備え、前記代金決済方法の所定の工程完了後に別途行われる精算方法とを具備することを特徴とする代金決済精算方法である。
請求項129記載の代金決済精算方法によれば、代金決済処理と精算処理を別個に行うことができるので、代金決済処理を迅速に行うことができる。これによって、例えば、量販店などのレジゲートにおける渋滞を解消することができる。
また、代金決済精算方法は、記憶媒体処理方法と、代金決済方法と、精算方法とから構成され、代金決済方法では、紙幣や硬貨の受入口や、不良硬貨の返却口、記憶媒体である会員カードの挿入口やICコインの投入口を一切設けず、主に、売上情報入力ステップで入力された売上情報、入金額情報入力ステップで入力された金額情報および預り釣銭情報入力ステップで入力された預り釣銭特定情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、預り釣銭情報を更新するものとして機能させることができる。
さらに、精算方法において、第2の貨幣受入ステップを備え、貨幣を入金することで、預り釣銭額を増加することができる。これによって、例えば、精算の際、1000円未満の硬貨を受け取ることを拒否したい場合になどに、預り釣銭額がちょうど1000円単位になるように入金することで、硬貨を受け取ることなく精算を行うことができる。さらに、預り釣銭額を増額しておくことで、次回の買物時に現金の支払いを少なくすることも可能になる。
なお、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
請求項130記載の発明は、前記代金決済精算方法において、前記代金決済方法は、前記第1の預り釣銭情報更新ステップによって更新された預り釣銭情報に基づいて、該預り釣銭情報を記憶した第2の記憶媒体を発行可能な記憶媒体発行ステップをさらに備え、前記精算方法は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された前記第2の記憶媒体を受け入れる第3の記憶媒体受入ステップと、前記第3の記憶媒体受入ステップで受け入れられた前記第2の記憶媒体の預り釣銭情報を読み取る第3の記憶媒体読取ステップと、前記第3の記憶媒体読取ステップによって読み取られた預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う第2の預り釣銭支払ステップと、前記預り釣銭の支払に対応して、前記第2の記憶媒体の預り釣銭情報を更新する第4の預り釣銭情報更新ステップとをさらに備えることを特徴とする請求項10、14、126乃至129のいずれか1項記載の代金決済精算方法である。
請求項130記載の代金決済精算方法によれば、記憶媒体発行ステップによって、預り釣銭情報を記憶した第2の記憶媒体を発行することができるので、例えば、代金決済装置が備えられる会員顧客ゲートにおいて、第1の記憶媒体を持たない通常顧客にも対応することができる。この場合には、第1の記憶媒体を受け入れることなく、現金を受け入れて、それに基づいて代金決済処理がなされ、その後の預り釣銭情報やポイント情報などを第2の記憶媒体に記録して発行する。この発行された第2の記憶媒体は、精算方法において精算処理を行うことができる。
請求項131記載の発明は、前記精算方法が、少なくとも精算または両替の処理を判定する処理判定ステップと、前記処理判定ステップにおいて両替処理が選択された場合に機能し、前記第2の貨幣識別ステップで識別された貨幣に対応する両替処理を行い、該処理に基づく貨幣を支払う両替支払ステップとを更に備えることを特徴とする請求項10、14、126乃至130のいずれか1項記載の代金決済精算方法である。
請求項131記載の代金決済精算方法によれば、精算方法において、両替処理を行い、その処理に基づく貨幣を支払う両替支払ステップを具備し、両替機能を備えている。この両替機能を備えることで、さらに利用価値を向上させることができる。
請求項132記載の発明は、前記第2の記憶媒体が、レシートであることを特徴とする請求項130記載の代金決済精算方法である。
請求項132記載の代金決済精算方法によれば、第2の記憶媒体としてレシートを用いている。なお、第2の記憶媒体は、レシートに限られるものではなく、例えば、磁気カード、ICカードなどの記憶媒体を用いることもできる。
請求項133記載の発明は、前記レシートには、預り釣銭情報がバーコードにて記録されていることを特徴とする請求項132記載の代金決済精算方法である。
請求項133記載の代金決済精算方法によれば、レシートに記録されたバーコードから、例えば、IDを特定し、そのIDに基づいて、店内管理装置に記録された預り釣銭情報などを得ることができる。また、バーコードに預り釣銭情報などを記録させてもよい。
請求項134記載の発明は、前記第1の記憶媒体が、カード形状記憶媒体であることを特徴とする請求項126乃至129のいずれか1項記載の代金決済精算方法である。
請求項134記載の代金決済精算方法によれば、第1の記憶媒体にカード形状記憶媒体が用いられている。このカード形状記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。
請求項135記載の発明は、前記カード形状記憶媒体が、表示部を備えることを特徴とする請求項134記載の代金決済精算方法である。
請求項135記載の代金決済精算方法によれば、カード形状記憶媒体に、例えば、磁気カードとしての機能を兼ね備えた非接触型の記憶媒体を用いることができる。この表示部には、預り釣銭情報や、最後の買物日時情報、ポイント情報などが記載される。この磁気カードには、表示部としてカードビジブル部が備えられ、このカードビジブル部は、内部に封入された所定量の磁性粉体が外部から視認可能に透明のフィルム材で表面が被覆されている。このカードビジブル部は、カードビジブル部に対向する裏面側に設けられた磁気記録部を、表示情報に対応した所定の英数字などの文字または模様状に磁気記録し、この磁気記録された位置に磁性粉体が着磁されて留まることで、英数字等の文字などを表記することができる。また、他の表示部として加熱して文字等を表示するロイコ層や白濁層などを用いてもよい。
請求項136記載の発明は、前記第1の記憶媒体が、コイン形状記憶媒体であることを特徴とする請求項126乃至129のいずれか1項記載の代金決済精算方法である。
請求項136記載の代金決済精算方法によれば、第1の記憶媒体にコイン形状記憶媒体が用いられている。このコイン形状記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体などが例示できる。
請求項137記載の発明は、前記代金決済方法または/および前記精算方法が、購入した商品購入情報が記録されたレシートを発行可能なレシート発行ステップをさらに具備することを特徴とする請求項130記載の代金決済精算方法である。
請求項137記載の代金決済精算方法によれば、購入した商品購入情報が記録されたレシートが発行されるので、購入した商品の確認などを行うことができる。また、レシートには、預り釣銭額やポイント数などの情報が記載されてもよい。
また、レシートは、代金決済方法で発行される場合として、第1の記憶媒体を返却する際、同時に発行するようにしてもよい。また、レシートは、代金決済方法において、第1の記憶媒体を返却するか、あるいは第2の記憶媒体の発行を受けた後、精算方法において、第1の記憶媒体または第2の記憶媒体を受け入れた後に発行するようにしてもよい。第2の記憶媒体が、商品購入情報が記録され、かつ預り釣銭特定情報が記録されたバーコード付きの第1のレシートの場合、精算方法にて第1のレシートを受け入れて回収し、商品購入情報が記録されたレシートを発行するようにしてもよい。また、レシートは、代金決済方法において、第2の記憶媒体として機能してもよい。さらに、レシートは、代金決済方法において、第2の記憶媒体とは別のレシートを発行するようにしてもよい。
請求項138記載の発明は、前記第2の記憶媒体には、少なくとも購入した商品購入情報を記録することを特徴とする請求項130乃至136のいずれか1項記載の代金決済精算方法である。
請求項138記載の代金決済精算方法によれば、第2の記憶媒体には、少なくとも購入した商品購入情報が記載されるので購入した商品の確認などを行うことができる。また、第2の記憶媒体としてレシートを用い、このレシートにバーコードを記載し、例えば、このバーコードにID情報など持たせてもよい。この場合には、このIDに基づいて、店内管理装置に記録された預り釣銭情報などを得るようにすることができる。
請求項139記載の発明は、前記第2の貨幣受入ステップにおける入金は、所定の条件を満たした場合に可能となることを特徴とする請求項14、128、129のいずれか1項記載の代金決済精算方法である。
請求項139記載の代金決済精算方法によれば、所定の条件を満たした場合に、第2の貨幣受入ステップで入金可能とすることを特徴とする。ここで、所定の条件とは、例えば、(1)預り釣銭額が所定金額以上(例えば、10000円以上)の場合、(2)入金が所定金額以上(例えば、10000円以上)の場合、(3)前回精算処理を行ったときから所定時間経過した場合、(4)買物の精算処理はなく、両替のみで前回の両替から所定時間内である場合、(5)入金可能枚数を透過した場合、に該当しない場合である。なお、この条件は、適宜に設定することができ、これらの条件に限られるものではない。
請求項140記載の発明は、前記所定の条件を満たさない場合には、該所定の条件を満たさない理由を表示することを特徴とする請求項139記載の代金決済精算方法である。
請求項140記載の代金決済精算方法によれば、所定の条件を満たさない理由を、例えば、次のように表示する。(1)預り釣銭額が所定金額以上(例えば、10000円以上)の場合には、「10000円以上の預り金はできません」、(2)入金が所定金額以上(例えば、10000円以上)の場合には、「10000円以上の入金はできません」、(3)前回精算処理を行ったときから所定時間経過した場合には、「もう一度買物をして頂けると入金できます」、(4)買物の精算処理はなく、両替のみで前回の両替から所定時間内である場合には、「もう一度買物をして頂けると入金できます」、(5)入金可能枚数を透過した場合などの場合には、「1回の○円札、または○円玉の入金可能枚数は○○枚です」などの表示を行う。なお、この所定の条件を満たさない理由は、所定の条件に対応して適宜に変更可能であり、これらの理由に限られるものではない。
請求項141記載の発明は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入手段と、前記記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取手段と、貨幣を受け入れる貨幣受入手段と、前記貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別手段と、少なくとも精算または両替の処理を判定する処理判定手段と、前記処理判定手段において精算処理が選択された場合に機能し、前記記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭情報に前記貨幣識別手段で識別された金額情報を加え、預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新手段と、前記預り釣銭情報更新手段によって更新された預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払手段と、前記預り釣銭の支払に対応して、前記預り釣銭情報更新手段によって更新された預り釣銭情報を更新する第2の預り釣銭情報更新手段と前記処理判定手段において両替処理が選択された場合に機能し、前記貨幣識別手段で識別された貨幣に対応する両替処理を行い、該処理に基づく貨幣を支払う両替支払手段とを具備することを特徴とする精算機である。
請求項141記載の精算機によれば、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れ、その預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払うことができる。ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。さらに、精算機に両替処理を行いその処理に基づく貨幣を支払う両替支払手段を具備し、両替機としての機能も備えている。
請求項142記載の発明は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された第1の記憶媒体または第2の記録媒体を受け入れる記憶媒体受入手段と、前記記憶媒体受入手段で受け入れられた前記第1または前記第2の記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取手段と、前記記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払手段と、前記預り釣銭の支払に対応して、預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新手段とを具備することを特徴とする精算機である。
請求項142記載の精算機によれば、例えば、代金決済装置から発行された第2の記憶媒体を受け入れ、精算処理を行うことができる。これによって、記憶媒体を有しない、例えば、初回来店の顧客に対しても精算機において精算処理を行うことができる。
請求項143記載の発明は、前記精算機において、前記第2の記憶媒体が受け入れられ、精算処理後、預り釣銭情報を有する場合に、該情報を記憶した第3の記憶媒体を発行可能な記憶媒体発行手段をさらに具備することを特徴とする請求項142記載の精算機である。
請求項143記載の精算機によれば、記憶媒体を発行可能な記憶媒体発行手段を備えているので、例えば、第1の記憶媒体を有せず、レシートを使用して精算処理し、所定額を預り釣銭としたい場合に対応することができる。発行される記憶媒体として、例えば、コイン形状の非接触型の記憶媒体などが例示できる。
請求項144記載の発明は、前記第2の記憶媒体が、レシートであることを特徴とする請求項142記載の精算機である。
請求項144記載の精算機によれば、第2の記憶媒体としてレシートを用いている。なお、第2の記憶媒体は、レシートに限られるものではなく、例えば、磁気カード、ICカードなどの記憶媒体を用いることもできる。
請求項145記載の発明は、前記レシートには、預り釣銭情報がバーコードにて記録されていることを特徴とする請求項143記載の精算機である。
請求項145記載の精算機によれば、レシートに記録されたバーコードから、例えば、IDを特定し、そのIDに基づいて、店内管理装置に記録された預り釣銭情報などを得ることができる。また、バーコードに預り釣銭情報などを記録させてもよい。
請求項146記載の発明は、前記第1の記憶媒体が、カード形状記憶媒体であることを特徴とする請求項142記載の精算機である。
請求項146記載の精算機によれば、第1の記憶媒体にカード形状記憶媒体が用いられている。このカード形状記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。
請求項147記載の発明は、前記カード形状記憶媒体が、表示部を備えることを特徴とする請求項146記載の精算機である。
請求項147記載の精算機によれば、カード形状記憶媒体に、例えば、磁気カードとしての機能を兼ね備えた非接触型の記憶媒体を用いることができる。この表示部には、預り釣銭情報や、最後の買物日時情報、ポイント情報などが記載される。この磁気カードには、表示部としてカードビジブル部が備えられ、このカードビジブル部は、内部に封入された所定量の磁性粉体が外部から視認可能に透明のフィルム材で表面が被覆されている。このカードビジブル部は、カードビジブル部に対向する裏面側に設けられた磁気記録部を、表示情報に対応した所定の英数字などの文字または模様状に磁気記録し、この磁気記録された位置に磁性粉体が着磁されて留まることで、英数字等の文字などを表記することができる。また、他の表示部として加熱して文字等を表示するロイコ層や白濁層などを用いてもよい。
請求項148記載の発明は、前記第1の記憶媒体が、コイン形状記憶媒体であることを特徴とする請求項142記載の精算機である。
請求項148記載の精算機によれば、第1の記憶媒体にコイン形状記憶媒体が用いられている。このコイン形状記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体などが例示できる。
請求項149記載の発明は、前記第3の記憶媒体が、コイン形状記憶媒体であることを特徴とする請求項143記載の精算機である。
請求項149記載の精算機によれば、第3の記憶媒体にコイン形状記憶媒体が用いられている。このコイン形状記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体などが例示できる。また、第3の記憶媒体は、他の形状の記憶媒体を用いることも可能である。
請求項150記載の発明は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入ステップと、前記記憶媒体受入ステップで受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取ステップと、貨幣を受け入れる貨幣受入ステップと、前記貨幣受入ステップで受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別ステップと、少なくとも精算または両替の処理を判定する処理判定ステップと、前記処理判定ステップにおいて精算処理が選択された場合に機能し、前記記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭情報に前記貨幣識別ステップで識別された金額情報を加え、預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新ステップと、前記預り釣銭情報更新ステップによって更新された預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払ステップと、前記預り釣銭の支払に対応して、前記預り釣銭情報更新ステップによって更新された預り釣銭情報を更新する第2の預り釣銭情報更新ステップと前記処理判定ステップにおいて両替処理が選択された場合に機能し、前記貨幣識別ステップで識別された貨幣に対応する両替処理を行い、該処理に基づく貨幣を支払う両替支払ステップとを具備することを特徴とする精算方法である。
請求項150記載の精算方法によれば、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れ、その預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払うことができる。ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。また、精算方法に両替処理を行いその処理に基づく貨幣を支払う両替支払ステップを具備し、両替機能も備えている。
請求項151記載の発明は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された第1の記憶媒体または第2の記録媒体を受け入れる記憶媒体受入ステップと、前記記憶媒体受入ステップで受け入れられた前記第1または前記第2の記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取ステップと、前記記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払ステップと、前記預り釣銭の支払に対応して、預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新ステップとを具備することを特徴とする精算方法である。
請求項151記載の精算方法によれば、例えば、代金決済処理において発行された第2の記憶媒体を受け入れ、精算処理を行うことができる。これによって、記憶媒体を有しない、例えば、初回来店の顧客に対しても精算処理を行うことができる。
請求項152記載の発明は、前記精算方法において、前記第2の記憶媒体が受け入れられ、精算処理後、預り釣銭情報を有する場合に、該情報を記憶した第3の記憶媒体を発行可能な記憶媒体発行ステップをさらに具備することを特徴とする請求項151記載の精算方法である。
請求項152記載の精算方法によれば、記憶媒体を発行可能な記憶媒体発行ステップを備えているので、例えば、第1の記憶媒体を有せず、レシートを使用して精算処理し、所定額を預り釣銭としたい場合に対応することができる。発行される記憶媒体として、例えば、コイン形状の非接触型の記憶媒体などが例示できる。
請求項153記載の発明は、前記第2の記憶媒体が、レシートであることを特徴とする請求項151記載の精算方法である。
請求項153記載の精算方法によれば、第2の記憶媒体としてレシートを用いている。なお、第2の記憶媒体は、レシートに限られるものではなく、例えば、磁気カード、ICカードなどの記憶媒体を用いることもできる。
請求項154記載の発明は、前記レシートには、預り釣銭情報がバーコードにて記録されていることを特徴とする請求項153記載の精算方法である。
請求項154記載の精算方法によれば、レシートに記録されたバーコードから、例えば、IDを特定し、そのIDに基づいて、店内管理装置に記録された預り釣銭情報などを得ることができる。また、バーコードに預り釣銭情報などを記録させてもよい。
請求項155記載の発明は、前記第1の記憶媒体が、カード形状記憶媒体であることを特徴とする請求項151記載の精算方法である。
請求項155記載の精算方法によれば、第1の記憶媒体にカード形状記憶媒体が用いられている。このカード形状記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。
請求項156記載の発明は、前記カード形状記憶媒体が、表示部を備えることを特徴とする請求項155記載の精算方法である。
請求項156記載の精算方法によれば、カード形状記憶媒体に、例えば、磁気カードとしての機能を兼ね備えた非接触型の記憶媒体を用いることができる。この磁気カードには、カードビジブル部が備えられ、このカードビジブル部は、内部に封入された所定量の磁性粉体が外部から視認可能に透明のフィルム材で表面が被覆されている。このカードビジブル部は、カードビジブル部に対向する裏面側に設けられた磁気記録部を、表示情報に対応した所定の英数字などの文字または模様状に磁気記録し、この磁気記録された位置に磁性粉体が着磁されて留まることで、英数字等の文字などを表記することができる。
請求項157記載の発明は、前記第1の記憶媒体が、コイン形状記憶媒体であることを特徴とする請求項151記載の精算方法である。
請求項157記載の精算方法によれば、第1の記憶媒体にコイン形状記憶媒体が用いられている。このコイン形状記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体などが例示できる。
請求項158記載の発明は、前記第3の記憶媒体が、コイン形状記憶媒体であることを特徴とする請求項152記載の精算方法である。
請求項158記載の精算方法によれば、第3の記憶媒体にコイン形状記憶媒体が用いられている。このコイン形状記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体などが例示できる。また、第3の記憶媒体は、他の形状の記憶媒体を用いることも可能である。
請求項159記載の発明は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された第1の記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入手段と、前記記憶媒体受入手段で受け入れられた第1の記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取手段と、貨幣を受け入れる貨幣受入手段と、前記貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別手段と、前記貨幣識別手段で識別された貨幣を搬送する貨幣搬送手段と、所定の位置に情報を記録する記録部が設けられ、前記貨幣搬送手段によって搬送された貨幣を収納する着脱可能に取り付けられた貨幣収納手段と、前記貨幣収納手段に設けられた記録部からの情報の読み取りおよび/または該記録部への情報の書き込みが可能な情報読取書込手段と、前記記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報および/または前記貨幣識別手段で識別された貨幣情報を出力する情報出力手段と、前記情報出力手段から出力された情報および商品価格特定情報から得られた預り釣銭情報を入力する預り釣銭情報入力手段と、前記預り釣銭情報入力手段に入力された預り釣銭情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新手段と、前記預り釣銭情報入力手段に入力された預り釣銭情報に基づいて、該預り釣銭情報を記憶した第2の記憶媒体を発行可能な記憶媒体発行手段とを具備することを特徴とする代金決済装置である。
請求項159記載の代金決済装置によれば、店員が貨幣収納手段内の紙幣に触ることなく、貨幣収納手段ごと回収し、会計責任者に貨幣収納手段を手渡す作業で済むので、紙幣の紛失、店員による不正行為などを防止することができ、現金一元管理が可能になる。また、貨幣収納手段に記録部を配設し、この記録部に、貨幣収納手段に収納された紙幣の種類、数量などを記録することができる。ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。また、情報出力手段において、例えば、代金決済装置とは別体として備えられたレジスタ装置(POS)に、預り釣銭情報、貨幣情報などを出力し、レジスタ装置(POS)において、その情報出力手段から出力された情報と、レジスタ装置(POS)で集計された商品価格特定情報とに基づいて、預り釣銭情報を算出する。そして、その算出した預り釣銭情報を代金決済装置の預り釣銭情報入力手段によって入力する。この預り釣銭情報入力手段では、預り釣銭情報以外に、商品価格特定情報、購入商品の情報などを入力してもよい。
なお、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
また、記録部としては、電波により非接触で交信可能なRFID(Radio Frequency Identificaion)や、磁気記録媒体が例示できる。RFIDを用いる場合には、これを取り付ける貨幣収納手段全体、取り付け部位の周囲、貨幣収納手段が筐体であれば取り付け面は、金属部材ではなく、合成樹脂部材などの透磁率のよい材料であることが好ましい。
さらに、記憶媒体発行手段によって、預り釣銭情報を記憶した第2の記憶媒体を発行することができるので、例えば、代金決済装置が備えられる会員顧客ゲートにおいて、通常顧客にも対応することができる。この場合には、現金を受け入れて、それに基づいて代金決済処理がなされ、その後の預り釣銭情報やポイント情報などを第2の記憶媒体に記録して発行する。この発行された第2の記憶媒体は、精算機において受け入れられ、精算処理を行うことができる。
請求項160記載の発明は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された第1の記憶媒体を受け入れる第1の記憶媒体受入手段と、前記第1の記憶媒体受入手段で受け入れられた第1の記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第1の記憶媒体読取手段と、前記第1の記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報を出力する預り釣銭特定情報出力手段とを備える記憶媒体処理装置と通信可能な代金決済装置であって、前記預り釣銭特定情報出力手段から出力された預り釣銭特定情報を入力する預り釣銭情報入力手段と、入金された金額情報を入力する入金額情報入力手段と、読み取られた商品価格特定情報に基づいて集計された売上情報を入力する売上情報入力手段と、前記売上情報入力手段で入力された売上情報、前記入金額情報入力手段で入力された金額情報および前記預り釣銭情報入力手段で入力された預り釣銭特定情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新手段と、前記預り釣銭情報更新手段によって更新された預り釣銭情報に基づいて、該預り釣銭情報を記憶した第2の記憶媒体を発行可能な記憶媒体発行手段とを備えることを特徴とする代金決済装置である。
請求項160記載の代金決済装置によれば、代金決済装置を、紙幣や硬貨の受入口や、不良硬貨の返却口、記憶媒体である会員カードの挿入口やICコインの投入口を一切設けず、主に、売上情報入力手段で入力された売上情報、入金額情報入力手段で入力された金額情報および預り釣銭情報入力手段で入力された預り釣銭特定情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、預り釣銭情報を更新するものとして機能させることができる。ここで、記憶媒体処理装置は、従来の手入力で商品の値段や受け取った入金額を入力するためのキーと、受け取った現金を収容し、釣銭を取り出すドロワーと、購入商品の値段と合計代金を印刷したレシートを発行するレシート発行機能と、合計代金の表示部などを最小限に設けたレジスタ装置(POS)に、カードリーダをRS232Cなどの通信回線で接続した簡素な構成とすることもできる。
さらに、記憶媒体発行手段によって、預り釣銭情報を記憶した第2の記憶媒体を発行することができるので、例えば、代金決済装置が備えられる会員顧客ゲートにおいて、通常顧客にも対応することができる。この場合には、現金を受け入れて、それに基づいて代金決済処理がなされ、その後の預り釣銭情報やポイント情報などを第2の記憶媒体に記録して発行する。この発行された第2の記憶媒体は、精算機において受け入れられ、精算処理を行うことができる。
なお、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
請求項161記載の発明は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された第1の記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入手段と、前記記憶媒体受入手段で受け入れられた前記第1の記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取手段と、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するか、または、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報集計装置によって集計された売上情報を受け入れる売上情報収得手段と、貨幣を受け入れる貨幣受入手段と、前記貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別手段と、前記貨幣識別手段で識別された貨幣を搬送する貨幣搬送手段と、所定の位置に情報を記録する記録部が設けられ、前記貨幣搬送手段によって搬送された貨幣を収納する着脱可能に取り付けられた貨幣収納手段と、前記貨幣収納手段に設けられた記録部からの情報の読み取りおよび/または該記録部への情報の書き込みが可能な情報読取書込手段と、前記売上情報収得手段からの売上情報、前記貨幣識別手段で識別された金額情報および前記記憶媒体読取手段で読み取られた前記預り釣銭情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新手段と、前記預り釣銭情報更新手段によって更新された預り釣銭情報に基づいて、該預り釣銭情報を記憶した第2の記憶媒体を発行可能な記憶媒体発行手段とを具備することを特徴とする代金決済装置である。
請求項161記載の代金決済装置によれば、店員が貨幣収納手段内の紙幣に触ることなく、貨幣収納手段ごと回収し、会計責任者に貨幣収納手段を手渡す作業で済むので、紙幣の紛失、店員による不正行為などを防止することができ、現金一元管理が可能になる。また、貨幣収納手段に記録部を配設し、この記録部に、貨幣収納手段に収納された紙幣の種類、数量などを記録することができる。ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。また、商品情報入力装置は、例えば、バーコードリーダなどで構成される。また、商品情報入力装置は、商品の数量や価格の商品情報をテンキーや商品名のシールを貼ったキー群などを有するキーボードなどの入力手段で構成することもできる。さらに、商品情報入力装置は、バーコードリーダなどに、商品の数量や価格の商品情報をテンキーや商品名のシールを貼ったキー群などを有するキーボードなどの入力手段を併設して構成することもできる。この商品情報入力装置は、代金決済装置と通信回線を介して別体として備えられても、また、代金決済装置に組み込んで一体的に設けられてもよい。
また、商品情報入力装置からの商品価格特定情報は、通信回線を介して直接、代金決済装置に入力しても、レジスタとしての機能を備えるレジスタ装置(POS)などで構成される売上情報集計装置を通し、売上情報集計装置で集計された売上情報を代金決済装置に入力してもよい。商品情報入力装置からの商品価格特定情報を直接、代金決済装置に入力する場合には、代金決済装置の売上情報収得手段は、その商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するレジスタとしての機能を備える。
さらに、記憶媒体発行手段によって、預り釣銭情報を記憶した第2の記憶媒体を発行することができるので、例えば、代金決済装置が備えられる会員顧客ゲートにおいて、通常顧客にも対応することができる。この場合には、現金を受け入れて、それに基づいて代金決済処理がなされ、その後の預り釣銭情報やポイント情報などを第2の記憶媒体に記録して発行する。この発行された第2の記憶媒体は、精算機において受け入れられ、精算処理を行うことができる。
なお、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
同様に、商品価格特定情報として、例えば、商品価格情報そのものや、商品にとりつけられた記憶媒体や商品に貼付されるか印刷されたバーコードを読み込んで得られた商品を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の商品価格情報を記録したいずれかの装置とこの装置の商品価格情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから商品価格情報を読み出すこともできる。商品価格特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では商品価格特定情報が特定できればよい。
また、記録部としては、電波により非接触で交信可能なRFID(Radio Frequency Identificaion)や、磁気記録媒体が例示できる。RFIDを用いる場合には、これを取り付ける貨幣収納手段全体、取り付け部位の周囲、貨幣収納手段が筐体であれば取り付け面は、金属部材ではなく、合成樹脂部材などの透磁率のよい材料であることが好ましい。
請求項162記載の発明は、前記第2の記憶媒体が、レシートであることを特徴とする請求項159乃至161のいずれか1項記載の代金決済装置である。
請求項162記載の代金決済装置によれば、第2の記憶媒体としてレシートを用いている。なお、第2の記憶媒体は、レシートに限られるものではなく、例えば、磁気カード、ICカードなどの記憶媒体を用いることもできる。
請求項163記載の発明は、前記レシートには、預り釣銭情報がバーコードにて記録されていることを特徴とする請求項162記載の代金決済装置である。
請求項163記載の代金決済装置によれば、レシートに記録されたバーコードから、例えば、IDを特定し、そのIDに基づいて、店内管理装置に記録された預り釣銭情報などを得ることができる。また、バーコードに預り釣銭情報などを記録させてもよい。
請求項164記載の発明は、前記第1の記憶媒体が、カード形状記憶媒体であることを特徴とする請求項159乃至161のいずれか1項記載の代金決済装置である。
請求項164記載の代金決済装置によれば、第1の記憶媒体にカード形状記憶媒体が用いられている。このカード形状記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。
請求項165記載の発明は、前記カード形状記憶媒体が、表示部を備えることを特徴とする請求項164記載の代金決済装置である。
請求項165記載の代金決済装置によれば、カード形状記憶媒体に、例えば、磁気カードとしての機能を兼ね備えた非接触型の記憶媒体を用いることができる。この磁気カードには、カードビジブル部が備えられ、このカードビジブル部は、内部に封入された所定量の磁性粉体が外部から視認可能に透明のフィルム材で表面が被覆されている。このカードビジブル部は、カードビジブル部に対向する裏面側に設けられた磁気記録部を、表示情報に対応した所定の英数字などの文字または模様状に磁気記録し、この磁気記録された位置に磁性粉体が着磁されて留まることで、英数字等の文字などを表記することができる。
請求項166記載の発明は、前記第1の記憶媒体が、コイン形状記憶媒体であることを特徴とする請求項159乃至161のいずれか1項記載の代金決済装置である。
請求項166記載の代金決済装置によれば、第1の記憶媒体にコイン形状記憶媒体が用いられている。このコイン形状記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体などが例示できる。
請求項167記載の発明は、前記記憶媒体発行手段が、購入した商品購入情報が記録されたレシートを発行可能であることを特徴とする請求項159乃至166のいずれか1項記載の代金決済装置である。
請求項167記載の代金決済装置によれば、購入した商品購入情報が記録されたレシートが発行されるので、購入した商品の確認などを行うことができる。また、レシートには、預り釣銭額やポイント数などの情報が記載されてもよい。
また、レシートは、第1の記憶媒体を返却する際、同時に発行するようにしてもよいし、第2の記憶媒体を発行する場合に、第2の記憶媒体をレシートとして発行してもよい。さらには、第2の記憶媒体を発行する場合に、別のレシートを発行するようにしてもよい。
請求項168記載の発明は、前記第2の記憶媒体には、少なくとも購入した商品購入情報を記録することを特徴とする請求項159乃至166のいずれか1項記載の代金決済装置である。
請求項168記載の代金決済装置によれば、第2の記憶媒体には、少なくとも購入した商品購入情報が記載されるので購入した商品の確認などを行うことができる。また、第2の記憶媒体としてレシートを用い、このレシートにバーコードを記載し、例えば、このバーコードにID情報など持たせてもよい。この場合には、このIDに基づいて、店内管理装置に記録された預り釣銭情報などを得るようにすることができる。
請求項169記載の発明は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された第1の記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入ステップと、前記記憶媒体受入ステップで受け入れられた第1の記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取ステップと、貨幣を受け入れる貨幣受入ステップと、前記貨幣受入ステップで受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別ステップと、前記貨幣識別ステップで識別された貨幣を搬送する貨幣搬送ステップと、所定の位置に情報を記録する記録部が設けられ、前記貨幣搬送ステップによって搬送された貨幣を収納する着脱可能に取り付けられた貨幣収納ステップと、前記貨幣収納ステップに設けられた記録部からの情報の読み取りおよび/または該記録部への情報の書き込みが可能な情報読取書込ステップと、前記記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭特定情報および/または前記貨幣識別ステップで識別された貨幣情報を出力する情報出力ステップと、前記情報出力ステップから出力された情報および商品価格特定情報から得られた預り釣銭情報を入力する預り釣銭情報入力ステップと、前記預り釣銭情報入力ステップに入力された預り釣銭情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新ステップと、前記預り釣銭情報入力ステップに入力された預り釣銭情報に基づいて、該預り釣銭情報を記憶した第2の記憶媒体を発行可能な記憶媒体発行ステップとを具備することを特徴とする代金決済方法である。
請求項169記載の代金決済方法によれば、店員が紙幣に触ることなく、貨幣収納部ごと回収し、会計責任者に貨幣収納部を手渡す作業で済むので、紙幣の紛失、店員による不正行為などを防止することができ、現金一元管理が可能になる。また、貨幣収納部に記録部を配設し、この記録部に、貨幣収納部に収納された紙幣の種類、数量などを記録することができる。
ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。また、情報出力ステップにおいて、例えば、代金決済装置とは別体として備えられたレジスタ装置(POS)に、預り釣銭情報、貨幣情報などを出力し、レジスタ装置(POS)において、その情報出力ステップから出力された情報と、レジスタ装置(POS)で集計された商品価格特定情報とに基づいて、預り釣銭情報を算出する。そして、その算出した預り釣銭情報を代金決済装置の預り釣銭情報入力ステップによって入力する。この預り釣銭情報入力ステップでは、預り釣銭情報以外に、商品価格特定情報、購入商品の情報などを入力してもよい。
なお、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
また、記憶媒体発行ステップによって、預り釣銭情報を記憶した第2の記憶媒体を発行することができるので、例えば、代金決済装置が備えられる会員顧客ゲートにおいて、通常顧客にも対応することができる。この場合には、現金を受け入れて、それに基づいて代金決済処理がなされ、その後の預り釣銭情報やポイント情報などを第2の記憶媒体に記録して発行する。この発行された第2の記憶媒体は、精算機において受け入れられ、精算処理を行うことができる。
請求項170記載の発明は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された第1の記憶媒体を受け入れる第1の記憶媒体受入ステップと、前記第1の記憶媒体受入ステップで受け入れられた第1の記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第1の記憶媒体読取ステップと、前記第1の記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭特定情報を出力する預り釣銭特定情報出力ステップとを備える記憶媒体処理方法の所定の工程完了後に別途行われる代金決済方法であって、前記預り釣銭特定情報出力ステップから出力された預り釣銭特定情報を入力する預り釣銭情報入力ステップと、入金された金額情報を入力する入金額情報入力ステップと、読み取られた商品価格特定情報に基づいて集計された売上情報を入力する売上情報入力ステップと、前記売上情報入力ステップで入力された売上情報、前記入金額情報入力ステップで入力された金額情報および前記預り釣銭情報入力ステップで入力された預り釣銭特定情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新ステップと、前記預り釣銭情報更新ステップによって更新された預り釣銭情報に基づいて、該預り釣銭情報を記憶した第2の記憶媒体を発行可能な記憶媒体発行ステップとを備えることを特徴とする代金決済方法である。
請求項170記載の代金決済方法によれば、紙幣や硬貨の受入口や、不良硬貨の返却口、記憶媒体である会員カードの挿入口やICコインの投入口を一切設けず、主に、売上情報入力ステップで入力された売上情報、入金額情報入力ステップで入力された金額情報および預り釣銭情報入力ステップで入力された預り釣銭特定情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、預り釣銭情報を更新するものとして機能させることができる。
また、記憶媒体発行ステップによって、預り釣銭情報を記憶した第2の記憶媒体を発行することができるので、例えば、代金決済装置が備えられる会員顧客ゲートにおいて、通常顧客にも対応することができる。この場合には、現金を受け入れて、それに基づいて代金決済処理がなされ、その後の預り釣銭情報やポイント情報などを第2の記憶媒体に記録して発行する。この発行された第2の記憶媒体は、精算機において受け入れられ、精算処理を行うことができる。
なお、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
請求項171記載の発明は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された第1の記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入ステップと、前記記憶媒体受入ステップで受け入れられた前記第1の記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取ステップと、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するか、または、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報集計装置によって集計された売上情報を受け入れる売上情報収得ステップと、貨幣を受け入れる貨幣受入ステップと、前記貨幣受入ステップで受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別ステップと、前記貨幣識別ステップで識別された貨幣を搬送する貨幣搬送ステップと、所定の位置に情報を記録する記録部が設けられ、前記貨幣搬送ステップによって搬送された貨幣を収納する着脱可能に取り付けられた貨幣収納ステップと、前記貨幣収納ステップに設けられた記録部からの情報の読み取りおよび/または該記録部への情報の書き込みが可能な情報読取書込ステップと、前記売上情報収得ステップからの売上情報、前記貨幣識別ステップで識別された金額情報および前記記憶媒体読取ステップで読み取られた前記預り釣銭情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新ステップと、前記預り釣銭情報更新ステップによって更新された預り釣銭情報に基づいて、該預り釣銭情報を記憶した第2の記憶媒体を発行可能な記憶媒体発行ステップとを具備することを特徴とする代金決済方法である。
請求項171記載の代金決済方法によれば、店員が貨幣収納部内の紙幣に触ることなく、貨幣収納部ごと回収し、会計責任者に貨幣収納部を手渡す作業で済むので、紙幣の紛失、店員による不正行為などを防止することができ、現金一元管理が可能になる。また、貨幣収納部に記録部を配設し、この記録部に、貨幣収納部に収納された紙幣の種類、数量などを記録することができる。
ここで、記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。また、商品情報入力装置は、例えば、バーコードリーダなどで構成される。また、商品情報入力装置は、商品の数量や価格の商品情報をテンキーや商品名のシールを貼ったキー群などを有するキーボードなどの入力手段で構成することもできる。さらに、商品情報入力装置は、バーコードリーダなどに、商品の数量や価格の商品情報をテンキーや商品名のシールを貼ったキー群などを有するキーボードなどの入力手段を併設して構成することもできる。この商品情報入力装置で行われる処理は、代金決済処理と別個に処理されても、また、代金決済処理に組み込んで一体的に処理されてもよい。
また、商品情報入力装置からの商品価格特定情報は、通信回線を介して直接、入力しても、レジスタとしての機能を備えるレジスタ装置(POS)などで構成される売上情報集計装置を通し、売上情報集計装置で集計された売上情報を入力してもよい。商品情報入力装置からの商品価格特定情報を直接、代金決済装置に入力する場合には、代金決済処理の売上情報収得ステップは、その商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するレジスタとしての機能を備える。
さらに、記憶媒体発行ステップによって、預り釣銭情報を記憶した第2の記憶媒体を発行することができるので、例えば、代金決済装置が備えられる会員顧客ゲートにおいて、通常顧客にも対応することができる。この場合には、現金を受け入れて、それに基づいて代金決済処理がなされ、その後の預り釣銭情報やポイント情報などを第2の記憶媒体に記録して発行する。この発行された第2の記憶媒体は、精算機において受け入れられ、精算処理を行うことができる。
なお、預り釣銭特定情報として、例えば、預り釣銭情報そのものや、記憶媒体を所持する顧客または記憶媒体自体を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の預り釣銭情報を記録したいずれかの装置とこの装置の預り釣銭情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから預り釣銭情報を読み出すこともできる。預り釣銭特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では預り釣銭情報が特定できればよい。
同様に、商品価格特定情報として、例えば、商品価格情報そのものや、商品にとりつけられた記憶媒体や商品に貼付されるか印刷されたバーコードを読み込んで得られた商品を識別するためのIDが例示できる。IDとすれば、ネットワーク上の商品価格情報を記録したいずれかの装置とこの装置の商品価格情報の記録エリアを特定するポインターをこのIDと対応付けて指定し、この記録エリアから商品価格情報を読み出すこともできる。商品価格特定情報は単一の情報形態とは限定できないため、この発明では商品価格特定情報が特定できればよい。
請求項172記載の発明は、前記第2の記憶媒体が、レシートであることを特徴とする請求項169乃至171のいずれか1項記載の代金決済方法である。
請求項172記載の代金決済方法によれば、第2の記憶媒体としてレシートを用いている。なお、第2の記憶媒体は、レシートに限られるものではなく、例えば、磁気カード、ICカードなどの記憶媒体を用いることもできる。
請求項173記載の発明は、前記レシートには、預り釣銭情報がバーコードにて記録されていることを特徴とする請求項172記載の代金決済方法である。
請求項173記載の代金決済方法によれば、レシートに記録されたバーコードから、例えば、IDを特定し、そのIDに基づいて、店内管理装置に記録された預り釣銭情報などを得ることができる。また、バーコードに預り釣銭情報などを記録させてもよい。
請求項174記載の発明は、前記第1の記憶媒体が、カード形状記憶媒体であることを特徴とする請求項169乃至171のいずれか1項記載の代金決済方法である。
請求項174記載の代金決済方法によれば、第1の記憶媒体にカード形状記憶媒体が用いられている。このカード形状記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体としての機能と、磁気カードとしての機能を兼ね備えたカード形状の記憶媒体などが用いられる。
請求項175記載の発明は、前記カード形状記憶媒体が、表示部を備えることを特徴とする請求項174記載の代金決済方法である。
請求項175記載の代金決済方法によれば、カード形状記憶媒体に、例えば、磁気カードとしての機能を兼ね備えた非接触型の記憶媒体を用いることができる。この磁気カードには、カードビジブル部が備えられ、このカードビジブル部は、内部に封入された所定量の磁性粉体が外部から視認可能に透明のフィルム材で表面が被覆されている。このカードビジブル部は、カードビジブル部に対向する裏面側に設けられた磁気記録部を、表示情報に対応した所定の英数字などの文字または模様状に磁気記録し、この磁気記録された位置に磁性粉体が着磁されて留まることで、英数字等の文字などを表記することができる。
請求項176記載の発明は、前記第1の記憶媒体が、コイン形状記憶媒体であることを特徴とする請求項169乃至171のいずれか1項記載の代金決済方法である。
請求項176記載の代金決済方法によれば、第1の記憶媒体にコイン形状記憶媒体が用いられている。このコイン形状記憶媒体として、例えば、非接触型の記憶媒体などが例示できる。
請求項177記載の発明は、前記記憶媒体発行ステップにおいて、購入した商品購入情報が記録されたレシートを発行可能であることを特徴とする請求項169乃至176のいずれか1項記載の代金決済方法である。
請求項177記載の代金決済方法によれば、購入した商品購入情報が記録されたレシートが発行されるので、購入した商品の確認などを行うことができる。また、レシートには、預り釣銭額やポイント数などの情報が記載されてもよい。
また、レシートは、第1の記憶媒体を返却する際、同時に発行するようにしてもよいし、第2の記憶媒体を発行する場合に、第2の記憶媒体をレシートとして発行してもよい。さらには、第2の記憶媒体を発行する場合に、別のレシートを発行するようにしてもよい。
請求項178記載の発明は、前記第2の記憶媒体には、少なくとも購入した商品購入情報を記録することを特徴とする請求項169乃至176のいずれか1項記載の代金決済方法である。
請求項178記載の代金決済方法によれば、第2の記憶媒体には、少なくとも購入した商品購入情報が記載されるので購入した商品の確認などを行うことができる。また、第2の記憶媒体としてレシートを用い、このレシートにバーコードを記載し、例えば、このバーコードにID情報など持たせてもよい。この場合には、このIDに基づいて、店内管理装置に記録された預り釣銭情報などを得るようにすることができる。
本発明の代金決済精算装置、代金決済精算方法、精算機、精算方法、貨幣識別装置、代金決済装置、貨幣識別方法、代金決済方法、買物かごロック装置、買物かごロック方法、買物かご、代金決済システム、レジゲート群、レジゲートシステム、預り釣銭管理装置および売上管理装置によれば、代金決済を迅速に行うことができ、代金決済装置に収納された売上金の情報を適確に得ることができる。
以下、本発明に係る代金決済精算システム10の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1に、本発明の一実施の形態の代金決済精算システム10を備えた量販店における会計場の一例の配置図(各装置間の接続線は図示していない)を示す。
図1に示された会計場において、記憶媒体として機能する会員カード160を有する会員顧客が会計処理を行う会員顧客ゲート100と、会員カード160を有しない通常顧客が会計処理を行う通常顧客ゲート200とから会計場は構成されている。
ここで、会員顧客とは、住所、氏名、年齢、性別、連絡先、暗証番号、ポイント、預り釣銭などの属性情報が会員の顧客を互いに識別するIDに基づいて管理装置などに登録され、会員カード160を有する顧客をいう。また、通常顧客とは、会員登録されていない一般の顧客をいう。
なお、管理装置においてIDに基づいて登録するとは、例えば、IDを発行順の番号とした場合、会員毎の上記属性情報を記憶する記憶エリアの先頭アドレスにID×(1会員顧客当りの上記属性情報を記録するに必要な記憶容量)を加えたアドレスより上記属性情報の記録順と、その属性情報毎の記憶容量に従い算出した相対アドレスを加えたものをさらに加えたアドレスの内容をリード可能に登録するようにしてもよい。このようなIDに基づいて登録し、後程その登録内容を検索(リード)可能な管理装置のデータベース処理は種々の方法が提案されている。
また、会員顧客ゲート100には、所定の会員用会計処理台101に、購入する商品の入った貸出用買物かご107から商品を取り出すために、その貸出用買物かご107を設置する買物かご置き場102、購入商品を収容する容器やその商品に貼付された、予め記録された購入商品を特定するための、例えば、バーコードなどを読み取るバーコードリーダ部103、店員によって設置された貸出用買物かご107をロックして設置する機能を有し、さらに貸出用買物かご107に設けられた記憶媒体に対して情報の読み書きが可能な情報読取書込手段として機能するリーダライタを備えた貸出用買物かご設置部104が設けられている。なお、貸出用買物かご107は、例えば、会員用会計処理台101の下方に積層されて貯留することができる。さらに、例えば、貸出用買物かご設置部104を開閉可能に構成し、会員用会計処理台101の下方に積層された貸出用買物かご107をその開口部から取り出し、その後、その貸出用買物かご設置部104を閉鎖して、取り出された貸出用買物かご107を貸出用買物かご設置部104にするように構成することもできる。
さらに、会員用会計処理台101上には、購入商品を収容する容器やその商品に貼付された、予め記録された商品価格特定情報を特定するための、例えば、バーコードなどを読み取るバーコードリーダ部103が設けられている。また、この商品情報入力装置として機能するバーコードリーダ部103と通信可能に接続され、バーコードリーダ部103で読み取られた購入商品に対する商品価格特定情報などを集計し、会員顧客が会員カード160および貨幣を挿入し商品購入に対する決済を行う代金決済装置105が設置されている。また、商品の購入数量などは、例えば、代金決済装置105やバーコードリーダ部103に設けられたテンキーなどの入力手段により入力することができる。この入力手段は、商品情報入力装置として機能する。また、バーコードリーダ部103とは別個にハンディータイプのバーコードリーダ103aを代金決済装置105に併設させてもよい。
ここで、代金決済装置105に、バーコードリーダ部103の機能を一体的に備えることもできる。この場合には、代金決済装置105は、購入商品を収容する容器やその商品に貼付された、予め記録された購入商品を特定するための、例えば、バーコードなどを読み取る機能を備える。そして、この場合には、バーコードリーダ部103を設ける必要がなくなる。
一方、通常顧客ゲート200には、所定の通常会計処理台201に、購入商品を収容する容器やその商品に貼付された、予め記録された購入商品を特定するための、例えば、バーコードなどを読み取るバーコードリーダ部202が設けられている。また、通常会計処理台201上には、バーコードリーダ部202と通信可能に接続され、商品情報入力手段として機能するバーコードリーダ部202で読み取られた購入商品に対する商品価格特定情報やキー部などで入力された商品数情報などの商品情報を集計し、店員と通常顧客が金銭の授受を行う機能を有した非会員用レジスタ装置として機能するレジスタ装置(POS)203が設置されている。なお、バーコードリーダ部202は、ハンディータイプのバーコードリーダ202aで代用することもできる。また、バーコードリーダ部202とは別個にハンディータイプのバーコードリーダ202aをレジスタ装置(POS)203に併設させてもよい。
また、会計場の一画には、会員カード160に記録された預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報に基づいて預り釣銭を支払う精算機110、会員カード160の発券を行う会員カード発行機120が配置されている。この会員カード発行機120には、例えば、会員登録をする際の顧客の住所、氏名、年齢、性別、連絡先、暗証番号などの属性情報を入力するためのパーソナルコンピュータ121が接続されている。
さらに、会計場の一画には、購入商品を袋詰めする場所を提供するため袋詰め用テーブル130が設置されている。
なお、会員顧客ゲート100は、図1に示した構成に限るものではなく、例えば、図2に示すように、代金決済装置105の機能から、バーコードリーダ部103で読み取られた購入商品に対する商品価格特定情報などを集計する機能を取り除き、その取り除いた機能をレジスタ装置(POS)106を備えることによって維持させることもできる。この場合には、会員用会計処理台101上には、会員顧客が会員カード160および貨幣を挿入し商品購入に対する決済を行う代金決済装置105、バーコードリーダ部103と通信可能に接続され、バーコードリーダ部103で読み取られた購入商品に対する商品価格特定情報などを集計するレジスタ装置(POS)106が設置されている。この場合には、商品の購入数量などは、例えば、レジスタ装置(POS)106に設けられたテンキーなどの入力手段により入力することができる。なお、バーコードリーダ部103は、ハンディータイプのバーコードリーダ103aで代用することもできる。また、バーコードリーダ部103とは別個にハンディータイプのバーコードリーダ103aをレジスタ装置(POS)106に併設させてもよい。
また、商品の数量や価格の商品情報をテンキーや商品名のシールを貼ったキー群より入力するためのキーボードなどの入力手段を併設し、バーコードリーダ103aおよび/またはキーボードからの情報に基づいて、代金決済装置105の売上情報収得手段が集計を行うように構成することもできる。このキーボードなどは代金決済装置105またはバーコードリーダ103aに一体的もしくは通信回線を介して別体に設けてもよい。
続いて、上記した代金決済精算システム10の各機器における接続構成について、図3を参照して説明する。
図3には、代金決済精算システム10の各機器における接続構成の概要が示されている。
バーコードリーダ部103と通信可能に接続された代金決済装置105、バーコードリーダ部202と通信可能に接続されたレジスタ装置(POS)203、精算機110および会員カード発行機120は、それぞれネットワーク回線を介して通信可能な状態に店内管理装置140と接続されている。また、貸出用買物かご設置部104は、代金決済装置105と通信可能に接続されている。
また、店内管理装置140は、例えば、プロトコルコンバータ、モデム、一般通信回線を介して店外総合管理装置150と通信可能な状態になっている。なお、店外総合管理装置150は、さらに他店の店内管理装置と通信可能な状態になっている。
ここで、店内管理装置140には、例えば、店内管理装置140に店内の各機器から出力される情報、店外総合管理装置150に出力する情報、店外総合管理装置150からの所定の情報などを参照する機能を含んだパーソナルコンピュータ141などを接続することができる。
なお、上述した図2に示した代金決済精算システム10の構成を採用する場合には、各機器における接続構成の概要は、図4に示すようになる。
バーコードリーダ部103と通信可能に接続されたレジスタ装置(POS)106、代金決済装置105、バーコードリーダ部202と通信可能に接続されたレジスタ装置(POS)203、精算機110および会員カード発行機120は、それぞれネットワーク回線を介して通信可能な状態に店内管理装置140と接続されている。また、レジスタ装置(POS)106および貸出用買物かご設置部104は、代金決済装置105と通信可能に接続されている。
また、店内管理装置140は、例えば、プロトコルコンバータ、モデム、一般通信回線を介して店外総合管理装置150と通信可能な状態になっている。なお、店外総合管理装置150は、さらに他店の店内管理装置と通信可能な状態になっている。
ここで、店内管理装置140には、例えば、店内管理装置140に店内の各機器から出力される情報、店外総合管理装置150に出力する情報、店外総合管理装置150からの所定の情報などを参照する機能を含んだパーソナルコンピュータ141などを接続することができる。
以下に、本発明の一実施の形態の代金決済精算システム10を構成する各機器や会員カード160などについて説明する。なお、以下の説明では、上述したレジスタ装置(POS)の機能を備え、バーコードリーダ部103と通信可能に接続され、バーコードリーダ部103で読み取られた購入商品に対する商品価格特定情報やキー部などで入力された商品数情報などの商品情報を集計し、会員顧客が会員カード160および貨幣を挿入し商品購入に対する決済を行う代金決済装置105を具備した代金決済精算システム10(図1および図3)を前提として説明する。
(会員カード160)
会員カード160について、図5を参照して説明する。
図5には、会員カード160の平面図が示されている。
会員カード160は、その内部にICチップ161と、そのICチップ161と接続されたアンテナ部162とを有し、非接触型の記憶媒体としての機能と、表面に磁性粉体を移動自在に封入した表示窓部であるカードビジブル部163を有し、磁気カードとしての機能を兼ね備えたものであり、カード形状を有するように構成されている。
この会員カード160では、他の機器に設けられた情報読取手段や情報更新手段として機能するリーダライタなどによりアンテナ部162を介してICチップ161からの情報の読み取り、およびICチップ161への情報の書き込みを行うことができる。
また、会員カード160のカードビジブル部163は、内部に封入された所定量の磁性粉体が外部から視認可能に透明のフィルム材で表面が被覆されている。このカードビジブル部163は、カードビジブル部163に対向する裏面側に設けられた磁気記録部を、表示情報に対応した所定の英数字などの文字または模様状に磁気記録し、この磁気記録された位置に磁性粉体が着磁されて留まることで、英数字等の文字などを表記することができる。
ここで、会員カード160に衝撃が与えられ、磁性体粉が着磁部から脱落して表示が視認できない状態となっても、会員カード160を振って磁性体をカードビジブル部163内部で動かせば、再び着磁部へ付着して視認可能となる。
このカードビジブル部163に表示する内容としては、例えば、前回の取引日時、ポイント残高、預り釣銭金額などを12〜14桁の連番で表示するものとし、例えば、「03B15146803524」の表示であれば、先頭5桁「03B15」が前回の取引日時03B15(03は2003年を、Bは2月を、Aは1月を、Cは3月を、15は15日をそれぞれ表すものとする)すなわち「2003年2月15日」を表し、続く4桁がポイント残高「1468ポイント」を表し、続く5桁が預り釣銭金額「3524円」を表す。
このようにカードビジブル部163に前回の取引日時、ポイント残高、預り釣銭金額などの情報を表示することで、会員顧客が容易に預り釣銭金額を確認することができ、不要なトラブルなどの発生を防止することができる。さらに、代金決済毎に、預り釣銭金額を確認することができるので、会員顧客は、安心して会員カード160を利用することができる。さらに、会員カード160は、釣銭を保留する機能に加え、例えば、プリペイドとして機能することもできる。また、店舗においては、釣銭やプリペイドに対応する滞留金が確保できるため、釣銭準備金などを設ける必要がなくなる。
また、表示領域が許されるのであれば更に多くの情報を表示してもよい。また、会員カード160の表面上部には、会員顧客の氏名を記載する領域が設けられている。
また、会員カード160のICチップ161には、例えば、住所、氏名、年齢、性別、連絡先などの会員顧客情報、暗証番号、IDなどの管理情報、付与されたポイントの情報、預り釣銭金額の情報などが記録される。なお、ICチップ161に記録されるのはこれらの情報に限られるものではなく、必要な情報をさらに付加することができる。ここで、付与されたポイントには、商品購入によって付与されるポイント以外に、例えば、来店ポイント、イベントポイント、雨の日ポイント、レディースポイント、時間帯ポイント、曜日ポイントなど様々なポイントが含まれる。そして、これらのポイントは、精算時に現金化することもできる。
会員カード160を用いた管理システムにおいては、それぞれについて、次に示した管理システムの内のいずれか1つを採用することができる。
(1)会員カード160がIDだけの記録情報を有し、その他の情報は店内管理装置140において管理されるシステム、または、(2)会員カード160がID以外に、店内管理装置140において管理される情報の一部である預り釣銭情報、ポイント情報などの情報を有して管理されるシステムを採用することができる。
なお、本発明の一実施の形態の代金決済精算システム10において、上述した(2)会員カード160がID以外に、店内管理装置140において管理される情報の一部である預り釣銭情報、ポイント情報などの情報を有して管理されるシステムを採用した場合について説明するが、勿論、上述した他の管理システム(1)も採用することができる。
(会員カード発行機120)
会員カード発行機120について図6〜8を参照して説明する。
図6は、会員カード発行機120の外観を示す斜視図、図7は、会員カード発行機120の構成部を示す図、図8は、会員カード発行機120における動作の流れを示す図である。
まず、図6を参照して、会員カード発行機120の構成について説明する。
会員カード発行機120は、主に、顧客の会員登録に伴う会員カードの発行や会員カードの再発行、すでに発行された会員カード160の暗証番号の確認、貸出用買物かごの返却に対応する処理、解約に対応する処理などを行うものである。なお、会員カード発行機120は、ネットワーク回線を介して店内管理装置140と通信可能に接続されている。
図6に示された会員カード発行機120は、筐体で構成され、その筐体の上面部には、リーダライタ部120a、操作キー部120b、表示部120cが設けられている。また、筐体の1つの側面には、カード挿入口120dが設けられ、会員カード発行機120内部には、そのカード挿入口120dから挿入されたカードに磁気処理を行う磁気処理部120eが設けられている。
また、この会員カード発行機120には、例えば、会員登録をする際の顧客の住所、氏名、年齢、性別、連絡先、生年月日、好きな買物、年収、暗証番号などの属性情報を入力するためのパーソナルコンピュータ121が接続されている。なお、これらの情報は、操作キー部120bにおいて行わせることもできる。
リーダライタ部120aは、アンテナ駆動回路を含むIC部、アンテナ部から構成されたリーダライタを内蔵し、リーダライタ部120a上に設置された会員カード160内に設けられた記憶媒体からの所定の情報の読み取り、またはリーダライタ部120a上に設置された情報が登録前の未登録カード内に設けられた記憶媒体へのIDの書き込みやパーソナルコンピュータ121または操作キー部120bからの情報の一部の書き込みなどを行う。また、パーソナルコンピュータ121または操作キー部120bによって入力された情報は、カードに付与されるIDに基づいて、店内管理装置140に出力され、店内管理装置140でその情報が管理される。ここで、会員カード160の新発行を行う場合に、会員カード160に書き込まれる情報は、例えば、ID、暗証番号などの情報であり、会員カード160の再発行を行う場合に、会員カード160に書き込まれる情報は、例えば、ID、暗証番号、ポイント残高、預り釣銭金額などである。
カード挿入口120dは、リーダライタ部120aによって情報が書き込まれたカードを挿入するためのもので、その挿入されたカードは、磁気処理部120eに搬送される。この磁気処理部120eは、カードのカードビジブル部163に対向する裏面側に設けられた磁気記録部を、表示情報に対応した所定の英数字などの文字または模様状に磁気記録するものである。これによって、カードビジブル部163に、例えば、前回の取引日時、ポイント残高、預り釣銭金額などを12〜14桁の連番で表示することができる。
このリーダライタ部120aと磁気処理部120eにおける処理を行って、未登録カードを種々の情報が記録された会員カード160とすることができる。
また、表示部120cには、パーソナルコンピュータ121または操作キー部120bで入力された情報などを表示することができる。また、リーダライタ部120aによって読み取られた会員カード160の情報などを表示することもできる。
なお、会員カード発行機120では、リーダライタ部120aを会員カード発行機120の上面部に設けているが、磁気処理部120eに併設させることもできる。この場合には、未登録カードをカード挿入口120dに挿入することによって、リーダライタ部120aと磁気処理部120eにおける処理を、未登録カードをカード挿入口120dに挿入するという1回の操作で行うことができる。
図7に示すように、会員カード発行機120は、制御部300、記憶媒体情報処理部301、ビジブル情報処理部302、選択ボタン検知部303から構成されている。
制御部300は、演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)から主に構成され、CPUでは、ROMやRAMに格納されたプログラムやデータなどを用いて各種の演算処理を実行する。この制御部300では、記憶媒体情報処理部301、ビジブル情報処理部302、選択ボタン検知部303の各機部間との信号の出入力、およびネットワーク回線を介して店内管理装置140との間の信号の出入力を制御している。
また、ここでは、記憶媒体情報処理部301は、上述したリーダライタ部120aとして機能し、ビジブル情報処理部302は、上述した磁気処理部として機能する。
また、選択ボタン検知部303は、パーソナルコンピュータ121または操作キー部120bからの信号を検知し、その信号に基づく情報を制御部300に出力するものである。
そして、制御部300によって制御される、記憶媒体情報処理部301、ビジブル情報処理部302、選択ボタン検知部303の各機器部は、次のように動作する(図8)。
以下に、図8を参照してその動作を説明する。
会員カード発行機120では、主に、(1)会員カード160の新発行、(2)会員カード160の再発行、(3)すでに発行された会員カード160の暗証番号の確認、(4)会員カード160の解約手続きを行うことができる。
まず、記憶媒体情報処理部301は、リーダライタ部120a上へのカードの設置を待機しており、リーダライタ部120a上へのカードの設置を検知すると、それに応じた処理を実行する。
リーダライタ部120a上にカードが設置されると、記憶媒体情報処理部301は、そのカードの記憶媒体からIDを読み取る(ステップS310)。そして、記憶媒体情報処理部301は、その読み取ったID情報を制御部300に出力する。
制御部300は、その記憶媒体情報処理部301から出力されたID情報に基づき、その情報が、「IDなし」、「IDあり」、「検知できず」のいずれの情報であるかを判定する(ステップS311)。
ステップS311の判定で、「検知できず」の場合には、リーダライタ部120a上にカードが設置されていない場合であり、制御部300は、リターンしスタートに戻る。
ステップS311の判定で、「IDなし」の場合には、制御部300は、選択ボタン検知部303から出力されたパーソナルコンピュータ121または操作キー部120bで入力された情報に基づき、会員カード160の「新発行」か、「再発行」かを判定する(ステップS312)。
ここで、ステップS312の判定で、「新発行」と判定された場合における(1)会員カード160の新発行について説明する。
ステップS312の判定で、「新発行」と判定された場合には、制御部300は、ネットワーク回線を介して店内管理装置140にIDの発行を要求し、店内管理装置140から受信したIDを未登録カードに書き込むための情報を記憶媒体情報処理部301に出力する。記憶媒体情報処理部301は、その情報に基づいて、リーダライタ部120aによって未登録カードにIDを記録する。そして、制御部300は、初期値としてポイント数、預り釣銭額は通常「0」とするが、特別に会員顧客となった御礼として、ポイントを付与してもよい。また、預り釣銭額をリーダライタ部120aがアンテナ駆動回路を介して新しい会員カード160のICチップ161に書き込むこともできる。そして、制御部300は、店内管理装置140に対し、発行したIDに基づいてこのポイント数や預り釣銭額の初期値を記録するよう指示を送信する(ステップS313)。
未登録カードにIDの記録後、制御部300は、発行完了に対応する情報を表示させるための表示情報を表示部120cに出力し、表示部120cはその情報に基づいて、例えば、「発行完了」などの情報を表示する(ステップS314)。
続いて、制御部300は、パーソナルコンピュータ121または操作キー部120bで入力された暗証番号を付与されたIDに基づき、店内管理装置140に出力し、店内管理装置140は、そのIDに基づいて暗証番号を管理する(ステップS315)。なお、ここで、発行された会員カード160に暗証番号を記録させてもよい。
続いて、制御部300は、制御部300に記録されているFLGを通常設定されている「0」から付与されたIDに書き換える(ステップS316)。
続いて、ビジブル情報処理部302は、会員カード160が挿入されているか否かを判定する(ステップS317)。
ステップS317の判定で、Noの場合には、ビジブル情報処理部302は、その情報を制御部300に出力し、制御部300はリターンしスタートに戻る。
ステップS317の判定で、Yesの場合には、ビジブル情報処理部302は、その情報を制御部300に出力し、制御部300は、制御部300に記録されているFLGが「0」か否かを判定する(ステップS318)。
ステップS318の判定で、Yesの場合には、制御部300は、記憶媒体情報処理部301における処理を先に行わせる情報を表示させるための表示情報を表示部120cに出力し、表示部120cはその情報に基づいて、例えば、「先にカードをリーダライタ部に置いて下さい」などの情報を表示する(ステップS319)。
そして、制御部300は、挿入された会員カード160を返却させるための情報をビジブル情報処理部302に出力する。ビジブル情報処理部302は、その情報に基づいてカード挿入口120dから会員カード160を返却する(ステップS320)。
ステップS318の判定で、Noの場合には、制御部300は、カードビジブル部163の磁気記録部を日付、ポイント数、預り釣銭額に対応して磁化させるための情報をビジブル情報処理部302に出力する。ビジブル情報処理部302では、その情報に基づいて、磁気処理部120eによってカードビジブル部163の磁気記録部を磁化させる。これによって、カードビジブル部163に、日付、ポイント数、預り釣銭額を表示することができる(ステップS320)。なお、新発行された会員カード160では、ポイント数、預り釣銭額は、通常「0」とするが、特別に会員となった御礼としてのポイントを付与し、そのポイント数や預り釣銭額を表示するようにしてもよい。
続いて、次の他のカード処理を行うために、制御部300に記録されているFLGを「0」に書き換え、この処理における情報を消去し、次の会員のカード処理に備える(ステップS322)。
そして、制御部300は、挿入された会員カード160を返却させるための情報をビジブル情報処理部302に出力する。ビジブル情報処理部302は、その情報に基づいてカード挿入口120dから会員カード160を返却する(ステップS320)。
次に、ステップS312の判定で、「再発行」と判定された場合における(2)会員カード160の再発行について説明する。
この場合には、会員顧客のID情報が不明なため、パーソナルコンピュータ121または操作キー部120bで会員顧客の生年月日、電話番号、氏名などを入力させ、選択ボタン検知部303は、それらの情報を制御部300に出力する。制御部300は、それらの情報を店内管理装置140に出力し、店内管理装置140は、それらの情報に基づいて、登録されているIDから該当するIDを検索する(ステップS323)。
そして、店内管理装置140は、検索結果を制御部300に出力する。制御部300は、その検索結果が、「該当IDなし」か、「該当IDあり」かを判定する(ステップS324)。
ステップS324の判定で、「該当IDなし」の場合には、制御部300は、該当する顧客情報がないとの情報を表示させるための表示情報を表示部120cに出力し、表示部120cはその情報に基づいて、例えば、「該当顧客ありません」などの情報を表示し、リターンしてスタートに戻る(ステップS325)。
一方、ステップS324の判定で、「該当IDあり」の場合には、制御部300は、店内管理装置140に新たにID発行の要求を出力し、店内管理装置140は、該当したIDとは異なる新たなIDを制御部300に出力する(ステップS326)。
また、店内管理装置140は、該当したIDに基づいて管理されている情報、その会員のポイントや預り釣銭額などを新たなIDに基づく情報に書き換え、管理する(ステップS327)。また、制御部300は、新たなIDを未登録カードに記録するための情報を記憶媒体情報処理部301に出力する。記憶媒体情報処理部301は、その情報に基づいて、リーダライタ部120aによって未登録カードに新たなIDを記録する(ステップS327)。なお、この新たなIDを未登録カードに記録する際、同時にポイント残高、預り釣銭金額、暗証番号などを記録する。
続いて、未登録カードに所定の情報を記録後、制御部300は、再発行完了に対応する情報を表示させるための表示情報を表示部120cに出力し、表示部120cはその情報に基づいて、例えば、「再発行完了」などの情報を表示する(ステップS328)。
続く工程は、上述したステップS315〜ステップS322と同一であるので、説明を省略する。
次に、制御部300は、その記憶媒体情報処理部301から出力されたID情報に基づき、その情報が、「IDなし」、「IDあり」、「検知できず」のいずれの情報であるかを判定するステップS311の判定で、「IDあり」の場合には、制御部300は、ネットワーク回線を介して店内管理装置140から、そのIDに基づく情報を受信する(ステップS329)。
そして、制御部300は、その店内管理装置140から受信した情報の一部を表示させるための表示情報を表示部120cに出力し、表示部120cはその情報に基づいて、例えば、そのIDを有する会員の氏名などの情報を表示する(ステップS330)。
続いて、制御部300は、選択ボタン検知部303から出力されたパーソナルコンピュータ121または操作キー部120bで入力された情報に基づき、「会員カードの再発行に対する旧会員カードの情報」、「暗証番号確認」、「貸出用買物かごの返却」、「解約」のいずれの動作モードであるかを判定する(ステップS331)。
以下に、「会員カードの再発行に対する旧会員カードの情報」、「暗証番号確認」、「貸出用買物かごの返却」、「解約」の動作モードにおける工程をそれぞれ説明する。
まず、ステップS331の判定で、「会員カードの再発行に対する旧会員カードの情報」の場合には、制御部300は、記憶媒体情報処理部301で読み取られたIDを旧IDとして記録する(ステップS332)。
続いて、リーダライタ部120aに設置された旧会員カード160が取り除かれ、再発行用の新しい未登録の会員カード160がリーダライタ部120a上に設置されると、記憶媒体情報処理部301は、そのカードの記憶媒体からIDを読み取る(ステップS310)。そして、記憶媒体情報処理部301は、その読み取ったID情報を制御部300に出力する。
制御部300は、その記憶媒体情報処理部301から出力されたID情報に基づき、その情報が、「IDなし」、「IDあり」、「検知できず」のいずれの情報であるかを判定する(ステップS311)。
リーダライタ部120a上に設置された新しい未登録の会員カード160は、IDを有していないので、ステップS311の判定において「IDなし」と判定され、制御部300は、選択ボタン検知部303から出力されたパーソナルコンピュータ121または操作キー部120bで入力された情報に基づき、会員カード160の「新発行」か、「再発行」かを判定する(ステップS312)。
「再発行」における情報が入力されているので、ステップS312の判定では、「再発行」と判定される。
この会員カード160の再発行の工程では、すでに旧会員カードからIDが読み込まれ、そのIDが旧IDとして制御部300に記録されているため、ステップS323〜ステップS324のIDを検索する工程は省かれる。
続いて、制御部300は、店内管理装置140に新たにID発行の要求を出力し、店内管理装置140は、旧IDとは異なる新たなIDを制御部300に出力する(ステップS326)。
また、店内管理装置140は、旧IDに基づいて管理されている情報を、新たなIDに基づく情報に書き換え、管理する(ステップS327)。また、制御部300は、新たなIDを未登録カードに記録するための情報を記憶媒体情報処理部301に出力する。記憶媒体情報処理部301は、その情報に基づいて、リーダライタ部120aによって未登録カードに新たなIDを記録する(ステップS327)。なお、この新たなIDを未登録カードに記録する際、同時にポイント残高、預り釣銭金額、暗証番号などを記録する。
続いて、未登録カードに所定の情報を記録後、制御部300は、再発行完了に対応する情報を表示させるための表示情報を表示部120cに出力し、表示部120cはその情報に基づいて、例えば、「再発行完了」などの情報を表示する(ステップS328)。
続く工程は、上述したステップS315〜ステップS322と同一であるので、説明を省略する。
次に、ステップS331の判定で、「暗証番号確認」の場合には、制御部300は、記憶媒体情報処理部301で読み取られたIDに対応する暗証番号情報を店内管理装置140から読み込む。そして、パーソナルコンピュータ121または操作キー部120bで入力された表示許可情報(ステップS329にて受信した情報、住所、氏名、年齢、性別、連絡先をパーソナルコンピュータ121に表示し、店員はこの表示を見ながら会員に質問し会員カード所有者か否かを入力した情報)に基づいて、暗証番号を表示させるための表示情報を表示部120cに出力し、表示部120cはその情報に基づいて、暗証番号を表示する(ステップS333)。なお、暗証番号が会員カード160に記録されている場合には、記憶媒体情報処理部301にて会員カード160から暗証番号を読み込んでもよい。
続く工程は、上述したステップS317〜ステップS322と同一であるので、説明を省略する。
次に、ステップS331の判定で、「貸出用買物かごの返却」の場合には、制御部300は、パーソナルコンピュータ121または操作キー部120bで入力された返却された貸出用買物かご107に対する個数情報および記憶媒体情報処理部301で読み取られたIDを店内管理装置140に出力する。店内管理装置140では、そのIDに基づいて管理されている貸出用買物かご数に対応する情報から返却された貸出用買物かご数を減じて、その値を更新する(ステップS334)。
続く工程は、上述したステップS317〜ステップS322と同一であるので、説明を省略する。
この「貸出用買物かごの返却」に対応する処理では、貸出用買物かごの返却に対する預り金の返却は、例えば、店員などによって行われる。
次に、ステップS331の判定で、「解約」の場合には、制御部300は、選択ボタン検知部303から出力されたパーソナルコンピュータ121または操作キー部120bで入力された暗証番号と、記憶媒体情報処理部301で読み取られたIDに対応する店内管理装置140から読み込まれた暗証番号とを比較し、相互が一致するか否かを判定する(ステップS335)。なお、暗証番号が会員カード160に記録されている場合には、記憶媒体情報処理部301にて会員カード160から暗証番号を読み込んでもよい。
ステップS335の判定で、相互が一致しない「NG」の場合には、制御部300は、暗証番号が異なることに対応する情報を表示させるための表示情報を表示部120cに出力し、表示部120cはその情報に基づいて、例えば、「暗証番号が違います」などの情報を表示する(ステップS336)。
一方、ステップS335の判定で、相互が一致する「OK」の場合には、制御部300は、記憶媒体情報処理部301で読み取られたIDに基づいて管理されている情報を消去すべき情報を店内管理装置140に出力する。そして、店内管理装置140は、その情報に基づいて、そのIDに基づく管理情報を消去する(ステップS337)。また、制御部300は、会員カード160に記録されている情報を消去すべき情報を記憶媒体情報処理部301に出力する。そして、記憶媒体情報処理部301は、その情報に基づいて、会員カード160に記録されている情報を消去または使用済とわかるデータを所定記録エリアに記録する初期化を行う。なお、情報が消去された会員カード160は、例えば、店員などによって回収される。
続く工程は、上述したステップS317〜ステップS322と同一であるので、説明を省略する。
この「解約」に対応する処理では、預り釣銭やポイントに対する精算は、例えば、店員などによって行われる。
ここで示した会員カード発行機120は、リーダライタ部120aと磁気処理部120eとが異なる位置に構成されているが、リーダライタ部120aを磁気処理部120eが設けられた位置に併設させることもできる。この場合には、リーダライタ部120aへの会員カード160の設置、および磁気処理部120eへの会員カード160の挿入という2つの動作を行うことなく、カード挿入口120dに会員カード160を挿入することで、リーダライタ部120aと磁気処理部120eとにおける処理を行うことができる。
このリーダライタ部120aを磁気処理部120eが設けられた位置に併設された会員カード発行機を用いた場合には、上記した動作工程から、ステップS316、ステップS317、ステップS318、ステップS319、ステップS322の会員カード160をリーダライタ部120aから磁気処理部120eに移動させる間に情報を記録するためのFLGなどの処理工程を削除することができる。
なお、本実施例において例示してはいないが、会員毎の預り釣銭を後述する図16に示す精算機110が硬貨支払口110k、硬貨貯留排出部110p、硬貨貯留識別部110m、硬貨受入口110iを有しない場合、預り釣銭のみを返却するようにしてもよい。この場合、ステップS331の動作モード分岐において預り釣銭返却モードを新たに設け、
その後の処理は、上記した解約処理のうちステップS337に変えて、預り釣銭のみを0とし、店内管理装置140と会員カード160に記憶するようにし、その他のステップS335とステップS336の暗証番号認証処理と同じ処理を新たに設け、ステップS317へ移行するようにすればよい。
(貸出用買物かご107)
貸出用買物かご107の構成について、図9を参照して説明する。
図9には、貸出用買物かご107の一部を断面とした図が示されている。
買物かごとして機能する貸出用買物かご107は、一面が開口された筐体からなる貸出用買物かご本体107aと、この貸出用買物かご本体aの対向する側壁の上部中央にそれぞれ形成された凹部に回転可能にそれぞれの端部が挿着されたコ字状の取手部107bと、貸出用買物かご本体107a内の底部に固着された記憶媒体107cと、この記憶媒体107cを覆うように貸出用買物かご本体107a内の底部に固着された会員カード収納箱107dとから構成されている。
貸出用買物かご本体107a内の底部に固着された記憶媒体107cは、ICチップと、そのICチップと接続されたアンテナ部とを有する非接触型の記憶媒体である。この記憶媒体107cには、例えば、貸出用買物かご107を利用する会員顧客のID情報、貸出の日時、貸出用買物かご107の貸出数、外部への持ち出しを許可する許可特定情報などを記録することができる。また、これ以外にも必要な情報を記録させることができる。
会員カード収納箱107dは、樹脂などで形成され、上部の面が所定の一辺を軸として開閉することができ、その一辺に対向する他の一辺は、その他の一辺に接触する側壁に設けられた係合部に係合されて、上部の面を閉じた状態に保つことができる。また、会員カード収納箱107dの底部には、会員カード収納箱107d内を会員カード160が移動しないように、会員カード160に対応させて凹部107eを設け、その凹部107eに会員カード160を嵌合して固定している。
また、貸出用買物かご本体107aの対向する外側壁の下部に、貸出用買物かご設置部104に設けれらた貸出用買物かご107をロックする貸出用買物かごロック機構によって突出する突出部を挿入させるための凹部107fが形成されている。この凹部107fは、貸出用買物かごロック機構の設置位置に対応させて形成することができ、この位置に限るものではない。また、貸出用買物かごロック機構が貸出用買物かご設置部104の4つの側面に設置される場合には、この凹部107fも貸出用買物かごロック機構の設置位置に対応させて、貸出用買物かご本体107aの4つの側面に設けることが好ましい。
ここで、貸出用買物かご本体107aは、軽量化のため樹脂などで形成されることが好ましく、また、貸出用買物かご本体107aは、網状に隙間を設けて形成させてもよい。さらに、貸出用買物かご107は、通常に用いられる貸し出しを行わない買物かごとすぐに区別できるように、例えば、貸し出しを行わない買物かごの色と異なる色の部材を用いるか、異なる色で着色させることが好ましい。
(貸出用買物かご設置部104)
貸出用買物かご設置部104の構成について、図10を参照して説明する。
図10には、会員用会計処理台101に設けられた貸出用買物かご設置部104に貸出用買物かご107が設置された状態での断面図が示されている。
貸出用買物かご設置部104を構成する凹部の対向する側壁内に買物かごロック装置として機能する貸出用買物かごロック機構104aが設けられている。また、その凹部の底面に面する会員用会計処理台101側に、貸出用買物かご107の底部に設けられた記憶媒体に対して情報の読み書きが可能な情報読取書込手段として機能するリーダライタ104bが備えられている。なお、このリーダライタ104bは、貸出用買物かご107の会員カード収納箱107dに収納された会員カード160に対しても情報の読み書きが可能となっている。また、リーダライタ104bは、代金決済装置105と通信可能に接続されている。
貸出用買物かごロック機構104aは、例えば、ソレノイドなどの機械的手段によって構成され、貸出用買物かご設置部104に設けられた設置センサ(図示しない)によって、所定の位置に貸出用買物かご107が設置されたことに対応する検知情報を得ると、棒状の部材を貸出用買物かご設置部104内に突出させ、その突出した部材を貸出用買物かご107の外側壁の下部に設けられた凹部107fに挿入する。これによって、貸出用買物かご設置部104から貸出用買物かご107を持ち出すことができなくなる。また、貸出用買物かごロック機構104aは、代金決済装置105と電気的に接続され、例えば、代金決済装置105からの信号に基づいて作動させることもできる。なお、代金決済装置105とは別個にレジスタ装置を設けた構成では、代金決済装置105またはレジスタ装置からの信号に基づいて作動させることもできる。
貸出用買物かご107が貸出用買物かご設置部104に持ち出し不可能に設置されると、リーダライタ104bは、貸出用買物かご本体107a内の底部に固着された記憶媒体107cに、代金決済装置105からの情報に基づいて、例えば、貸出用買物かご107を利用する会員顧客のID情報、貸出の日時、貸出用買物かご107の貸出数などを記録する。記録する情報は、これらに限るものではなく、これ以外にも必要な情報を記録させることができる。
(レジスタ装置(POS)106、203)
ここでは、図2に示すように、代金決済装置105の機能から、バーコードリーダ部103で読み取られた購入商品に対する商品価格特定情報やテンキーなどの入力手段で入力された商品数情報などを集計する機能を取り除いた場合に設置されるレジスタ装置(POS)106および通常顧客ゲート200に設置されるレジスタ装置(POS)203の構成について、図11および12を参照して説明する。
図11は、レジスタ装置(POS)106の外観を示す斜視図、図12は、レジスタ装置(POS)203の外観を示す斜視図である。
レジスタ装置(POS)106は、会員用会計処理台101上に、レジスタ装置(POS)203は、通常会計処理台201上に配置され、それぞれ店内管理装置140と通信可能に接続されている。また、レジスタ装置(POS)106は、代金決済装置105と通信可能に接続され、レジスタ装置(POS)106で得られた情報は、代金決済装置105に出力される。
レジスタ装置(POS)106、203は、代金入力またはバーコードのコード番号などを入力するキー操作部106a、203aと、購入品の代金や累計代金などを表示可能な代金表示部106b、203bと、購入した商品のバーコードをスキャン可能なバーコードリーダ部103、202と、レジスタ装置(POS)106、203と電気コードで接続され購入商品のバーコードを読取るハンディータイプのバーコードリーダ103a、202aとから主に構成されている。また、通常顧客の決済精算処理を行うレジスタ装置(POS)203には、さらに、顧客から受取った購入代金を収納する金庫部203cが設けられている。
ここで、購入品の代金や累計代金などを表示可能な代金表示部106b、203bに表示される項目と同様の項目を表示する代金表示部を、例えば、会員用会計処理台101上および通常会計処理台201上に顧客が見えるようにさらに設けてもよい。
そして、店員によって顧客が購入した商品の代金を、バーコードをスキャンするまたはキー操作部106a、203aによる代金および品目を入力するなどの方法により購入代金を累計算出する。
この際、レジスタ装置(POS)203の場合は、通常顧客と金銭の授受を行い精算を完了し、積算した代金の合計金額をレシート発行する。一方、レジスタ装置(POS)106の場合には、レジスタ装置(POS)106で得られた情報を代金決済装置105に出力し、その場では、会員顧客と店員との間で金銭の授受は行わない。また、レジスタ装置(POS)106の場合にも、積算した代金の合計金額をレシート発行する。
さらに、レジスタ装置(POS)106、203で得られた情報は、店内管理装置140にも出力される。
なお、レジスタ装置(POS)106、203内部には、記憶装置(図示しない)を設けてあり、レジスタ装置(POS)106、203によって処理された全てのデータを処理時刻と共に記録可能であり、当日全体の売上集計や商品を売った時刻、接客した店員などを記録可能である。
レジスタ装置(POS)106、203のキー操作部106a、203aは、レジスタ装置(POS)106、203の表面に複数設けられ、商品の種別を入力する種別キー、商品の金額や商品の種別を示す識別コード等の数値を入力する数字キー、演算種別を選択する選択キー、小計を計算する小計キー、合計を計算する合計キー、商品毎に設けられ押圧することでその商品の金額および種別コードが入力される個別キーなどが設けられている。
また、レジスタ装置(POS)203においては、通常顧客からの預り金額を入力した後に釣銭を計算させる釣銭キー、商品に関する種別コード、商品の金額、並びに、預かり金からの精算が可能なキーなども設けられている。
レジスタ装置(POS)203の金庫部203cは、レジスタ装置(POS)203内部に設けられ、キー操作部203aの預かり金から購入代金を差引いて精算したときにレジスタ装置(POS)203の前面に引出されて開口可能である。
レジスタ装置(POS)106、203のバーコードリーダ部103、202は、購入される商品のバーコードをスキャンし、バーコードから得られる商品の名称及び代金などをレジスタ装置(POS)106、203が読取り可能である。そして、バーコードリーダ部103、202がスキャンすると、それまでの購入代金に対し自動的に加算作業が行われ、累計が計算されるようにレジスタ装置(POS)106、203が制御されている。
ハンディータイプのバーコードリーダ103a、202aは、レジスタ装置(POS)106、203と電気コードによって接続され、店員が手に持ってバーコードを読取可能であり、バーコードリーダ部103、202と同様の作用を有するよう形成されている。
(代金決済装置105)
(第1実施の形態)
第1実施の形態の代金決済装置105について図13〜15を参照して説明する。
図13は、代金決済装置105の外観を示す斜視図、図14は、代金決済装置105の構成部を示す図、図15は、代金決済装置105における動作の流れを示す図である。
まず、図13を参照して、代金決済装置105の構成について説明する。
代金決済装置105は、バーコードリーダ部103と通信可能に接続され、バーコードリーダ部103で読み取られた購入商品に対する商品価格特定情報やキー部105rなどで入力された商品数情報などの商品情報を集計し、会員顧客が会員カード160および貨幣を挿入し商品購入に対する決済を行う装置である。
なお、代金決済装置105は、ネットワーク回線を介して店内管理装置140、貸出用買物かご設置部104のリーダライタ104bと通信可能に接続されている。また、代金決済装置105は、貸出用買物かご設置部104の貸出用買物かごロック機構104aと電気的に接続されている。バーコードリーダ部103で読み込まれた購入商品の情報などは、逐一ネットワーク回線を介して、代金決済装置105に出力される。
図11に示すように、代金決済装置105は、筐体で構成され、その筐体の正面部には、記憶媒体受入手段として機能するカード挿入口105a、貨幣受入手段として機能する紙幣挿入口105cが設けられ、筐体の上面部には、購入商品の総額などを表示する表示部105iが設けられている。代金決済装置105は、筐体の正面部および表示部105iが顧客側に向くように、会員用会計処理台101上に設置されている。また、表示部105iの後部には、各情報を印字して出力するプリンタ105qが備え付けられている。
また、筐体の背面部には、正面部に設けられたカード挿入口105aに対応する位置にカード挿入口105pが設けられている。このカード挿入口105aは、会員顧客が会員カード160を挿入するための挿入口であり、一方、カード挿入口105pは、店員が会員カード160を挿入するための挿入口である。なお、通常、会員カードをどちらから受け入れるかは、店舗によって自由に設定可能である。また、会員カード160を双方のカード挿入口105a、105pから受け入れ可能とすることもできる。
また、代金決済装置105の背面部には、商品の種別を入力する種別キー、商品の金額や商品の種別を示す識別コード等の数値を入力する数字キー、演算種別を選択する選択キー、小計を計算する小計キー、合計を計算する合計キー、商品毎に設けられ押圧することでその商品の金額および種別コードが入力される個別キーなどのキー部105rが設けられている。
また、筐体内には、カード挿入口105a、105pから挿入された会員カード160を受け入れて会員カード160に設けられた記憶媒体の情報を処理し、会員カード160のカードビジブル部163の情報を書き換える記憶媒体読込手段および預り釣銭情報更新手段として機能するカード処理部105bと、紙幣挿入口105cから挿入された紙幣の金額を認識する貨幣識別手段として機能する紙幣識別部105eと、紙幣識別部105eから搬送された紙幣を収納し、記録部105fが取り付けられた貨幣収納手段として機能する紙幣収納部105gと、紙幣収納部105gの記録部105fと情報交信を行うリーダライタ部105hとが設置されている。また、代金決済装置105は、例えば、停電時にも使用できるように、バックアップ電源が搭載されている。
カード処理部105bには、アンテナ駆動回路を含むIC部、アンテナ部から構成されたリーダライタが備えられ、カード処理部105bに搬送された会員カード160内に設けられた記憶媒体からのID、預り釣銭金額、ポイント残高などの情報の読み取りや商品購入後の預り釣銭金額、ポイント残高などの情報の書き込みなどを行う。なお、カード処理部105bは、ポイント読取手段およびポイント情報更新手段としても機能する。
また、カード処理部105bには、会員カード160のカードビジブル部163に対向する裏面側に設けられた磁気記録部を、表示情報に対応した所定の英数字などの文字または模様状に磁気記録する磁気処理部が、上記したリーダライタに併設されている。磁気処理部によって、磁気記録部の所定の部分が磁化されることで、カードビジブル部163に、例えば、前回の取引日時、ポイント残高、預り釣銭金額などを12〜14桁の連番で表示することができる。
紙幣識別部105eは、紙幣挿入口105cから挿入される4種類の紙幣を識別するものである。この紙幣識別部105eには、搬送部が設けられ、この搬送部によって、紙幣が紙幣収納部受入部105gに搬送されて、収納される。
紙幣収納部105gは、紙幣を紙幣収納部105g内に搬送するための搬送口105nが開口された筐体で構成され、代金決済装置105内に着脱可能に設置されている。この紙幣収納部105gは、代金決済装置105の正面部に施錠機能部105jを有する開閉ドアを設け、この開閉ドアを開閉することで、代金決済装置105内より外部に取り出し可能となる。この施錠機能部105jを有する開閉ドアは、代金決済装置105の背面部や側面部などに設けられてもよい。なお、この施錠機能部105jは、鍵を用いて施錠するものでも、電気的に施錠するものでもよい。
また、紙幣収納部105gは、その一面が紙幣収納部105g内に収納された紙幣を取り出す施錠機能部105kを有する取り出し蓋105mで構成されている。また、紙幣収納部105gの内底面部には、記録部105fが配設されている。この記録部105fは、アンテナ部を有する非接触型の記憶媒体で構成されている。
この記録部105fには、例えば、紙幣識別部105eによって識別され、紙幣収納部105gに収納された紙幣の積算総額や金種毎の枚数または金種毎の積算総額の情報、代金決済装置105を取り扱う店員の情報、代金決済装置105の取り扱い情報(例えば、代金決済装置105の施錠が解除された日時情報、代金決済装置105の電源がOFFまたはONされた日時情報、紙幣収納部105gの交換された日時情報、店員交代情報など)、紙幣収納部105gを設置する代金決済装置105を特定するための情報、代金決済装置105が取り扱い可能な金種情報などが記録される。なお、記録部105fに記録される情報は、これらの情報に限られるものではなく、必要な情報を記録させることができる。
情報読取書込手段として機能するリーダライタ部105hは、紙幣収納部105gに配設された記録部105fと交信可能な代金決済装置105内の所定の位置に設置され、アンテナ駆動回路を含むIC部、アンテナ部から構成されている。このリーダライタ部105hは、記録部105fからの情報の読み取りや記録部105fへの情報の書き込みを行う。
なお、代金決済装置105を、上記した構成機器部である、紙幣挿入口105cと、紙幣挿入口105cから挿入された紙幣の金額を認識する紙幣識別部105eと、紙幣識別部105eから搬送された紙幣を収納し、記録部105fが取り付けられた紙幣収納部受入部105gと、紙幣収納部105gの記録部105fと情報交信を行うリーダライタ部105hとから構成することで、貨幣識別装置として用いることもできる。
なお、図2に示すように、代金決済装置105の機能から、バーコードリーダ部103で読み取られた購入商品に対する商品価格特定情報などを集計する機能を取り除いた場合には、レジスタ装置(POS)106が設置されるため、代金決済装置105にキー部105rやレジスタ装置の機能を設けなくてもよい。この場合には、バーコードリーダ部103で読み取られた購入商品に対する商品価格特定情報やレジスタ装置(POS)106のテンキーなどで入力された商品数情報などの商品情報は、レジスタ装置(POS)106装置に出力され、レジスタ装置(POS)106で集計された、例えば、売上情報などは、逐一ネットワーク回線を介して、代金決済装置105に出力される。
また、バーコードリーダ部103にキー部105rを併設し、さらに、代金決済装置105に、バーコードリーダ部103から出力された購入商品に対する商品価格特定情報などの商品情報を集計するレジスタ装置の機能を備えたシステムを構成することもできる。この場合には、バーコードリーダ部103で読み取られた購入商品に対する商品価格特定情報やキー部105rなどで入力された商品数情報などの商品情報は、代金決済装置105に出力され、代金決済装置105では、その商品情報などに基づいて売上情報などを集計し、代金決済処理を行う。
さらに、代金決済装置105に、バーコードリーダ部103の機能、キー部105r、レジスタ装置の機能を備えることもできる。この場合には、代金決済装置105は、バーコードリーダ部103として機能するバーコードリーダ部で読み取られた購入商品に対する商品価格特定情報やキー部などで入力された商品数情報などの商品情報に基づいて売上情報などを集計し、代金決済処理を行う。
また、バーコードリーダ部103を設けずに、商品情報をキー部105rやレジスタ装置で入力することも可能である。
図14に示すように、代金決済装置105は、制御部400、会員カード情報処理部401、紙幣識別部402、売上情報処理部403、選択ボタン検知部404から構成されている。
制御部400は、演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)から主に構成され、CPUでは、ROMやRAMに格納されたプログラムやデータなどを用いて各種の演算処理を実行する。この制御部400では、会員カード情報処理部401、紙幣識別部402、売上情報処理部403、選択ボタン検知部404の各機部間との信号の出入力を制御している。また、制御部400は、ネットワーク回線を介して店内管理装置140との間、貸出用買物かご設置部104のリーダライタ104bとの間、および貸出用買物かご設置部104の貸出用買物かごロック機構104aとの間の信号の出入力も制御している。
また、ここでは、会員カード情報処理部401は、上述したカード処理部105bとして機能し、紙幣識別部402は、上述した紙幣収納部105gとして機能する。
売上情報処理部403は、購入商品に対する金額や商品数などの商品情報を集計するものであり、集計した情報を制御部400に出力する。
また、選択ボタン検知部404は、商品の種別を入力する種別キー、商品の金額や商品の種別を示す識別コード等の数値を入力する数字キー、演算種別を選択する選択キー、小計を計算する小計キー、合計を計算する合計キー、商品毎に設けられ押圧することでその商品の金額および種別コードが入力される個別キーなどのが押されたことを検知し、その押された信号に基づいて、制御部400に信号を出力するものである。
そして、制御部400によって制御される、会員カード情報処理部401、紙幣識別部402、売上情報処理部403、選択ボタン検知部404の各機器部は、次のように動作する(図15)。
以下に、図15を参照してその動作を説明する。
代金決済装置105では、主に、(1)購入商品に対する代金決済処理、(2)代金決済装置105からの紙幣収納部105gの取り出しに対する処理を行うことができる。
まず、会員カード情報処理部401は、カード挿入口105a、105pに会員カード160が挿入されるのを待機しており、カード挿入口105a、105pに会員カード160が挿入されると、それに応じた処理を実行する。
制御部400は、会員カード情報処理部401からの情報に基づいて、代金決済装置105の正面部に設けられたカード挿入口105aから会員カード160が挿入されたか否かを判定する(ステップS410)。
ステップS410の判定で、Noの場合には、代金決済装置105の背面部に設けられたカード挿入口105pから会員カード160が挿入されたか否かを判定する(ステップS411)。
ステップS411の判定で、Yesの場合には、制御部400は、代金決済装置105に予め設定された利用すべきカード挿入口の設定モードが、「正面挿入モード」か、「背面または両面挿入モード」かを判定する(ステップS412)。
ステップS412の判定で、「正面挿入モード」の場合には、代金決済装置105の正面部に設けられたカード挿入口105aから会員カード160が挿入されなければならならないが、この工程では、背面部に設けられたカード挿入口105pから会員カード160が挿入されているので、会員カード160は、カード挿入口105pから返却される(ステップS413)。
一方、ステップS412の判定で、「背面または両面挿入モード」の場合には、ステップS415に進む。
制御部400は、会員カード情報処理部401からの情報に基づいて、代金決済装置105の正面部に設けられたカード挿入口105aから会員カード160が挿入されたか否かを判定する(ステップS410)。
また、ステップS410の判定で、代金決済装置105の正面部に設けられたカード挿入口105aから会員カード160が挿入されたと判定された場合には(ステップS410のYes)、制御部400は、代金決済装置105に予め設定された利用すべきカード挿入口の設定モードが、「背面挿入モード」か、「正面または両面挿入モード」かを判定する(ステップS414)。
ステップS412の判定で、「背面挿入モード」の場合には、代金決済装置105の背面部に設けられたカード挿入口105pから会員カード160が挿入されなければならならないが、この工程では、正面部に設けられたカード挿入口105aから会員カード160が挿入されているので、会員カード160は、カード挿入口105aから返却される(ステップS413)。
一方、ステップS412の判定で、「正面または両面挿入モード」の場合には、ステップS415に進む。
ここで、このステップS415以降の工程は、上述した(1)購入商品に対する代金決済処理に相当する。この代金決済処理について次に説明する。
会員カード情報処理部401は、会員カード160からID情報を読み出し、その情報を制御部400に出力する。制御部400は、そのIDをネットワーク回線を介して店内管理装置140に出力し、そのIDに基づいて管理されている情報を要求する。店内管理装置140は、そのIDに基づいて管理されて情報を制御部400に出力する。また、制御部400は、前の会員顧客の処理データの記録を消去する(ステップS415)。
続いて、制御部400は、貸出用買物かご設置部104のリーダライタ104bからの情報に基づいて、貸出用買物かご設置部104に、貸出用買物かご107が設置されているか否かを判定する(ステップS416)。
ステップS416の判定で、Noの場合には、再度ステップS416の判定を行う。
ステップS416の判定で、Yesの場合には、制御部400は、貸出用買物かご設置部104の貸出用買物かごロック機構104aに、貸出用買物かご107をロックさせる情報を出力する。そして、貸出用買物かごロック機構104aは、貸出用買物かご設置部104に設置された貸出用買物かご107をロックする(ステップS417)。
続いて、制御部400は、貸出用買物かご設置部104のリーダライタ104bからの情報に基づいて、貸出用買物かご設置部104に設置されたかごが、貸出用買物かご107か否かを判定する(ステップS418)。
ステップS418の判定で、Noの場合には、ステップS422に進む。
ステップS418の判定で、Yesの場合には、制御部400は、店内管理装置140からIDに基づいて読み出した情報、または、貸出用買物かご設置部104のリーダライタ104bからの情報に基づいて、貸出用買物かご107の預り保証金が徴収済みか否かを判定する(ステップS419)。
ステップS419の判定で、Yesの場合には、ステップS422に進む。
ステップS419の判定で、Noの場合には、制御部400は、会員カード情報処理部401で読み取った会員カード160のIDに基づいて、貸出用買物かご107の預り保証金を1かご分徴収する情報を店内管理装置140に出力する。そして、店内管理装置140では、その情報に基づいて、貸出用買物かご107の預り保証金の情報を更新する(ステップS420)。
続いて、制御部400は、更新された貸出用買物かご107の預り保証金または貸し出されている貸出用買物かご107の数量を表示させるための表示情報を表示部105iに出力し、表示部105iはその情報に基づいて、例えば、「預り保証金総額800円」または「貸出用買物かご数量2個」などの情報を表示する(ステップS421)。
続いて、制御部400は、貸出用買物かご設置部104が設けられた会員用会計処理台101の裏面側などに設けられ、貸出用買物かご107が購入商品で満杯のときに店員によって押される貸出用買物かご満杯ボタンからの情報が入力されたか否かを判定する(ステップS422)。
ステップS422の判定で、Yesの場合には、制御部400は、貸出用買物かご設置部104の貸出用買物かごロック機構104aに、貸出用買物かご107のロックを解除する情報を出力する。そして、貸出用買物かごロック機構104aは、貸出用買物かご設置部104に設置された貸出用買物かご107のロックを解除する(ステップS423)。そして、再びステップS416からの工程を行う。
一方、ステップS422の判定で、Noの場合には、制御部400は、バーコードリーダ部103から入力した購入商品に対する金額や商品数などの商品情報を売上情報処理部403に出力し、売上情報処理部403は、その商品情報に基づいて集計を行い、集計結果である、例えば、売上情報などを制御部400に出力する。制御部400は、その集計結果の情報に基づいて、例えば、購入商品毎の金額または集計過程における合計金額などの情報を表示させるための表示情報および代金決済装置105の正面部に設けられた紙幣挿入口105cからの紙幣の入金要求を表示させるための表示情報を表示部105iに出力し、表示部105iはその情報に基づいて、例えば、「ビール 2本 456円」、「ただいまの合計金額5834円」、「入金して下さい」などの情報を表示する(ステップS424)。
続いて、制御部400は、紙幣識別部402からの情報に基づいて、入金状況が、「入金不良」、「入金なし」、「入金あり」のいずれであるかを判定する(ステップS425)。
ステップS425の判定で、「入金不良」と判定した場合には、制御部400は、紙幣識別部402に紙幣挿入口105cから挿入された紙幣を返却させる情報を紙幣識別部402に出力する。紙幣識別部402は、その情報に基づいて、挿入された紙幣を紙幣挿入口105cから返却する(ステップS426)。そして、再びステップS416からの工程を行う。
ステップS425の判定で、「入金なし」と判定した場合には、再びステップS416からの工程を行う。また、後述するステップS429またはステップS433の判定で、再びステップS416からの工程を行う場合には、ステップS429またはステップS433の判定でYesと判定されるまで、ステップS416からの工程を繰り返し行う。
ステップS425の判定で、「入金あり」と判定した場合には、制御部400は、紙幣識別部402からの情報に基づいて、入金額を集計する(ステップS427)。
続いて、制御部400は、この入金額を表示させるための表示情報を表示部105iに出力し、表示部105iはその情報に基づいて、それまで入金された合計金額、例えば、「入金額7500円」などの情報を表示する(ステップS428)。
続いて、制御部400は、バーコードリーダ部103から入力した購入商品に対する商品価格特定情報などの商品情報などに基づいて、バーコードリーダ部103による購入商品情報の読み込み処理が完了したか否かを判定する(ステップS429)。
ステップS429の判定で、Noの場合には、制御部400は、合計金額が未定であることを知らせるための表示情報を表示部105iに出力し、表示部105iはその情報に基づいて、例えば、「合計金額未定」などの情報を表示する(ステップS430)。
一方、ステップS429の判定で、Yesの場合には、制御部400は、次に示す式(1)によって、差引き金額(A1)を算出する(ステップS431)。
A1 = B1 + C1 − D1 − E1 …式(1)
ここで、B1は、IDによって店内管理装置140で管理されている預り釣銭額、C1は、紙幣挿入口105cから入金された金額、D1は、購入商品の合計金額、E1は、貸し出された貸出用買物かご107に対する預り保証金額である。
続いて、制御部400は、算出した差引き金額(A1)を表示させるための表示情報を表示部105iに出力し、表示部105iはその情報に基づいて、例えば、「差引き金額2658円」などの情報を表示する(ステップS432)。
続いて、制御部400は、算出した差引き金額(A1)が「0」以上であるか否かを判定する(ステップS433)。例えば、預り釣銭額(B1)と入金された金額(C1)との合計金額が、購入商品の合計金額(D1)と保証金額(E1)との合計金額よりも小さい場合には、差引き金額(A1)は負の値となる。
ステップS433の判定で、Noの場合には、制御部400は、ステップS416に戻り、新たな入金を受け付けて、紙幣挿入口105cから入金された金額(C1)が増加し、差引き金額(A1)が「0」以上となるまでステップS416以降の上記した同じ処理を行う。
一方、ステップS433の判定で、Yesの場合には、制御部400は、貸し出された貸出用買物かご107に対する預り保証金額E1を、すでに記録されている預り保証金額に加算し、預り保証金額情報を更新する(ステップS434)。
続いて、制御部400は、差引き金額(A1)を預り釣銭額として、預り釣銭額情報を更新する(ステップS435)。
続いて、制御部400は、購入商品の合計金額(D1)などに基づいて、ポイント数を算出し、ポイント情報を更新する(ステップS436)。なお、ポイント情報を預り釣銭額情報として記録するモードの場合には、預り釣銭額に、ポイント数に対応する金額を加算した値を預り釣銭額情報として更新する。なお、ポイントは、購入商品の合計金額(D1)に対して後述する会員顧客毎(A会員顧客、B会員顧客、C会員顧客の3つのレベルの会員顧客区分を例示)にポイント付与率を異ならしてもよい。
そして、制御部400は、会員顧客のID情報、預り釣銭額情報、ポイント情報、紙幣挿入口105cから入金された金額情報、購入商品の合計金額情報、預り保証金額情報、貸し出された貸出用買物かご107の数量情報、購入商品毎の代金情報、紙幣識別部402で識別された金種毎の枚数情報、代金決済装置105を操作する店員のID情報などを店内管理装置140に出力する。店内管理装置140は、これらの情報に基づいて、管理情報を更新する(ステップS437)。
続いて、制御部400は、預り釣銭額情報、ポイント情報を記録するための情報を会員カード情報処理部401に出力し、会員カード情報処理部401では、カード処理部105bによって、預り釣銭額情報、ポイント情報を会員カード160に記録する(ステップS438)。
続いて、制御部400は、会員カード160のカードビジブル部163の磁気記録部を日付、ポイント数、預り釣銭額に対応して磁化させるための情報を会員カード情報処理部401に出力する。会員カード情報処理部401では、その情報に基づいて、カード処理部105bによって、カードビジブル部163の磁気記録部を磁化させる(ステップS439)。これによって、カードビジブル部163に、日付、ポイント数、預り釣銭額を表示することができる。
続いて、制御部400は、会員カード160を返却するさせる情報を会員カード情報処理部401に出力し、会員カード情報処理部401は、カード挿入口105aまたは105pから会員カード160を返却する(ステップS440)。
続いて、制御部400は、貸出用買物かご設置部104の貸出用買物かごロック機構104aに、貸出用買物かご107のロックを解除する情報を出力する。そして、貸出用買物かごロック機構104aは、貸出用買物かご設置部104に設置された貸出用買物かご107のロックを解除する(ステップS441)。これによって、会員顧客は、貸出用買物かご107を持ち出せるようになり、購入商品に対する決済を終了する。
次に、ステップS410における判定で、代金決済装置105の正面部に設けられたカード挿入口105aから会員カード160が挿入されていないと判定され、さらに、ステップS411の判定で、代金決済装置105の背面部に設けられたカード挿入口105pから会員カード160が挿入されていないと判定された場合には、制御部400は、会員カードの挿入を要求するための表示情報を表示部105iに出力し、表示部105iはその情報に基づいて、例えば、「会員カードを挿入してください」などの情報を表示する(ステップS442)。
続いて、制御部400は、紙幣識別部402からの情報に基づいて、入金がされたか否かを判定する(ステップS443)。
ステップS443の判定で、Noの場合には、ステップS426に進む。
ステップS443の判定で、Yesの場合には、制御部400は、再度、会員カードの挿入を要求するための表示情報を表示部105iに出力し、表示部105iはその情報に基づいて、例えば、2秒間「会員カードを挿入してください」などの情報を表示する(ステップS444)。
続いて、制御部400は、紙幣識別部402に紙幣挿入口105cから挿入された紙幣を返却させる情報を紙幣識別部402に出力する。紙幣識別部402は、その情報に基づいて、挿入された紙幣を紙幣挿入口105cから返却する(ステップS445)。このステップS445において、入金の返却は最初行わず、代金決済装置105の筐体表面に入金返却ボタンを設け、この入金返却ボタンが押された履歴があれば紙幣を返却するようにしてもよい。この場合には、この入金返却ボタンが押される前に会員カード160が挿入されれば、ステップS410、ステップS414、ステップS415に続く既述した処理が行われる。
続いて、制御部400は、代金決済装置105を操作している店員を特定するために、代金決済装置105を操作する店員の、例えば、ID情報などの情報を記録したか否かを判定する(ステップS446)。ここで、制御部400は、図示しない処理である電源ONで起動される割り込み処理にて、代金決済装置105を操作している店員が特定されない場合には、表示部105iに「継続している店員の店員カードを挿入してください」の表示を行わせる。そして、制御部400は、図示しない処理である店員カードの挿入に伴って起動される代金決済装置105においてされた取り扱い動作情報の割り込みにより、以降店員カードを受け入れるまでは、会員カード160は受け入れても即座に返却するよう処理される。そして、店員カードを受け入れた後には、ステップS410以降の処理を開始するよう処理される。
ステップS446における判定で、Noの場合には、制御部400は、店員カードの挿入を要求するための表示情報を表示部105iに出力し、表示部105iはその情報に基づいて、例えば、「店員カードを挿入してください」などの情報の表示を続行する(ステップS447)。つまり、電源ON後に、店員カードの挿入ない場合には、この表示が持続される。
続いて、制御部400は、代金決済装置105に紙幣収納部105gを収納するための開閉ドアに設けられた施錠機能部の施錠認証モードが、「鍵式施錠」か、「電気式施錠」かを判定する(ステップS448)。ここで、鍵式施錠とは、鍵を用いて施錠するものであり、電気式施錠とは、電気的に施錠するものである。
ステップS448における判定で、「鍵式施錠」の場合には、制御部400は、会員カード情報処理部401の情報に基づいて、店員カードが挿入されているか否かを判定する(ステップS449)。
ステップS449における判定で、Noの場合には、制御部400は、代金決済装置105の開閉ドアが開いているか否かを判定する(ステップS450)。
ステップS450における判定で、Yesの場合には、制御部400は、例えば、代金決済装置105に取り付けられた警報装置を作動させるなどして、警報処理を行う(ステップS451)。この警報処理により、店員カードで操作する店員が特定されないまま鍵を開錠して紙幣収納部105gを代金決済装置105より取り出されることを防止することができる。
ステップS450における判定で、Noの場合には、制御部400は、代金決済装置105の電源が切られているか否かを判定する(ステップS452)。
ステップS452における判定で、Yesの場合には、制御部400は、例えば、代金決済装置105に取り付けられた警報装置を作動させるなどして、警報処理を行う(ステップS451)。この警報処理により、店員カードで操作する店員が特定されないまま電源をOFFされた後、無停電電源の電池がなくなるのを待って、鍵が開錠され、紙幣収納部105gが代金決済装置105より取り出されることを防止することができる。
ステップS452における判定で、Noの場合には、制御部400は、その日における代金決済装置105の電源投入が初回か否かを判定する(ステップS453)。
ステップS453における判定で、Yesの場合には、制御部400は、例えば、施錠認証モード、カード挿入口の設定モード、各種ポイント情報などの情報を店内管理装置140から読み出し、登録する(ステップS454)。
また、ステップS449の判定で、店員カードが挿入されていると判定された場合(ステップS449のYes)には、制御部400は、店員カードのIDに基づいて、代金決済装置105を操作する店員を記録する(ステップS455)。そして、ステップS457に進む。
一方、ステップS448における判定で、代金決済装置105に紙幣収納部105gを収納するための開閉ドアに設けられた施錠機能部の施錠認証モードが、「電気式施錠」と判定された場合(電気式施錠の場合には電磁弁の導通テストを起動し導通がない場合鍵式施錠、導通あらば電気式施錠と判定してもよいが、製造時にROM情報として設定されるようにしてもよい)には、制御部400は、会員カード情報処理部401および選択ボタン検知部404からの情報に基づいて、店員カードの挿入があり、かつ、代金決済装置105のキー部105rから入力された暗証番号が適正か否かを判定する(ステップS456)。
ステップS456における判定で、Noの場合には、ステップS450に進む。
一方、ステップS456における判定で、Yesの場合には、制御部400は、例えば、代金決済装置105のキー部105rから入力された施錠解除情報に基づいて、電気的に施錠を解除し、開閉ドアを開ける。一方、「鍵式施錠」モードの場合には、例えば、店員が鍵によって施錠を解除する。そして、この代金決済装置105においてされた取り扱い動作情報、つまり、開閉ドアを開けた情報は、例えば、店員のID、施錠した時刻などとともに記録される(ステップS457)。
また、制御部400は、代金決済装置105を操作する店員ID情報、開閉ドアの開閉情報、電源ON−OFF情報、紙幣収納部105g交換情報、日時情報、店員交代に伴う店員ID情報、紙幣挿入口105cから入金された金額情報、紙幣識別部402で識別された金種毎の枚数情報などの情報を紙幣収納部105gに設けられた記録部105fに、リーダライタ部105hによって記録させる。
また、制御部400は、表示部105iの後部に設けられたプリンタ105qに、これらの情報を印字させる印字情報を出力する。プリンタ105qは、これらの情報に基づいて、プリント用紙に情報を印字して出力する。さらに、制御部400は、これらの情報を店内管理装置140に出力し、店内管理装置140では、それらの情報を記録する(ステップS458)。
続いて、制御部400は、会員カード情報処理部401からの情報に基づいて、店員カードが挿入されている場合には、店員カードを返却させるための情報を会員カード情報処理部401に出力する。会員カード情報処理部401は、その情報に基づいて、カード挿入口105a、105pから店員カードを返却する(ステップS459)。続いて、上述したステップS453の工程を行う。
(第2実施の形態)
第2実施の形態の代金決済装置105について図21〜24を参照して説明する。なお、第1実施の形態の代金決済装置105の構成と同一部分には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
図21は、バーコードリーダ部103と回線を介して接続された代金決済装置105の正面図、図22は、ICコインの外観を示す斜視図、図23は、代金決済装置105の構成部を示す図、図24は、代金決済装置105における動作の流れを示す図である。
まず、図21を参照して、代金決済装置105の構成について説明する。
第2実施の形態の代金決済装置105は、第1実施の形態の代金決済装置105の構成に、さらに、ICコイン投入口105s、硬貨投入口105t、ICコイン返却口105u、不良硬貨返却口105vを備えている。なお、ICコイン返却口105uには、落下防止棚を取り付けてもよい。また、代金決済装置105の内部には、ICコイン投入口105sから投入されたICコイン700の情報を読み取りまたは書き込みを行うコイン処理部105wが設けられ、さらに、硬貨投入口105tから投入された硬貨を識別する硬貨識別部105xが設けられている。
さらに、第1実施の形態の代金決済装置105に備えられていたプリンタ105qは、代金決済装置105の内部に設置され、レシート発行口105yから各種情報が記録または記載されたレシート710を発行する。また、代金決済装置105には、ハンディータイプのバーコードリーダ105zが併設されている。
代金決済装置105は、バーコードリーダ部103と通信可能に接続され、バーコードリーダ部103で読み取られた購入商品に対する商品価格特定情報やバーコードリーダ部103に設けられたキー入力部103bなどで入力された商品数情報などの商品情報を集計し、会員顧客が会員カード160および貨幣を挿入し商品購入に対する決済を行う装置である。
また、代金決済装置105に設けられたハンディータイプのバーコードリーダ105zは、バーコードリーダ部103と同様に機能し、例えば、補助的なバーコードリーダとして機能させることができる。また、バーコードリーダ部103を用いずに、バーコードリーダ105zを主たるバーコードリーダとして機能させてもよい。
なお、代金決済装置105は、ネットワーク回線を介して店内管理装置140、貸出用買物かご設置部104のリーダライタ104bと通信可能に接続されている。また、代金決済装置105は、貸出用買物かご設置部104の貸出用買物かごロック機構104aと電気的に接続されている。バーコードリーダ部103で読み込まれた購入商品の情報などは、逐一ネットワーク回線を介して、代金決済装置105に出力される。
ここで、図13には、図示されていないが、第1実施の形態の代金決済装置105同様に、図11に示すように、代金決済装置105を構成する筐体の背面部には、正面部に設けられたカード挿入口105aに対応する位置にカード挿入口105pが設けられている。このカード挿入口105aは、会員顧客が会員カード160を挿入するための挿入口であり、一方、カード挿入口105pは、店員が会員カード160を挿入するための挿入口である。なお、通常、会員カードをどちらから受け入れるかは、店舗によって自由に設定可能である。また、会員カード160を双方のカード挿入口105a、105pから受け入れ可能とすることもできる。
また、図示されてないが、第1実施の形態の代金決済装置105と同様に、筐体内には、カード挿入口105a、105pから挿入された会員カード160を受け入れて会員カード160に設けられた記憶媒体の情報を処理し、会員カード160のカードビジブル部163の情報を書き換える記憶媒体読込手段および預り釣銭情報更新手段として機能するカード処理部105bと、紙幣挿入口105cから挿入された紙幣の金額を認識する貨幣識別手段として機能する紙幣識別部105eと、紙幣識別部105eから搬送された紙幣を収納し、記録部105fが取り付けられた貨幣収納手段として機能する紙幣収納部105gと、紙幣収納部105gの記録部105fと情報交信を行うリーダライタ部105hとが設置されている。また、代金決済装置105は、例えば、停電時にも使用できるように、バックアップ電源が搭載されている。
コイン処理部105wには、アンテナ駆動回路を含むIC部、アンテナ部から構成されたリーダライタが備えられ、コイン処理部105wに搬送されたICコイン700内に設けられた記憶媒体からの、例えば、ID、預り釣銭金額、ポイント残高などの情報の読み取りや商品購入後の預り釣銭金額、ポイント残高などの情報の書き込みなどを行う。なお、コイン処理部105wは、ポイント読取手段およびポイント情報更新手段としても機能する。
硬貨識別部105xは、硬貨投入口105tから投入される、1円、5円、10円、50円、100円、500円の6種類の硬貨を識別するものである。この硬貨識別部105xには、搬送部が設けられ、この搬送部によって、硬貨が硬貨収納部(図示しない)に搬送されて、収納される。この硬貨収納部は、紙幣収納部105gと同様に、代金決済装置105内に着脱可能に設置されている。また、硬貨収納部は、紙幣収納部105gと同様に、代金決済装置105の正面部、裏面部または側面部に施錠機能部を有する開閉ドアを設け、この開閉ドアを開閉することで、代金決済装置105内より外部に取り出し可能としてもよい。なお、この施錠機能部は、鍵を用いて施錠するものでも、電気的に施錠するものでもよい。
さらに、紙幣収納部105gと同様に、硬貨収納部に一部に、アンテナ部を有する非接触型の記憶媒体で構成される記録部が配設されている。この記録部には、例えば、硬貨識別部105xによって識別され、硬貨収納部に収納された硬貨の積算総額や金種毎の枚数または金種毎の積算総額の情報、代金決済装置105を取り扱う店員の情報、代金決済装置105の取り扱い情報(例えば、代金決済装置105の施錠が解除された日時情報、代金決済装置105の電源がOFFまたはONされた日時情報、硬貨収納部の交換された日時情報、店員交代情報など)、硬貨収納部を設置する代金決済装置105を特定するための情報、代金決済装置105が取り扱い可能な金種情報などが記録される。なお、記録部に記録される情報は、これらの情報に限られるものではなく、必要な情報を記録させることができる。
情報読取書込手段として機能するリーダライタ部は、硬貨収納部に配設された記録部と交信可能な代金決済装置105内の所定の位置に設置され、アンテナ駆動回路を含むIC部、アンテナ部から構成されている。このリーダライタ部は、記録部からの情報の読み取りや記録部への情報の書き込みを行う。
ここで、代金決済装置105と回線を介して接続されたバーコードリーダ部103には、キー入力部103bが併設されている。このキー入力部103bには、商品の種別を入力する種別キー、商品の金額や商品の種別を示す識別コード等の数値を入力する数字キー、演算種別を選択する選択キー、小計を計算する小計キー、合計を計算する合計キー、商品毎に設けられ押圧することでその商品の金額および種別コードが入力される個別キーなどのキーが設けられている。なお、このキー入力部103bは、代金決済装置105に併設することもできる。
代金決済装置105のレシート発行口105yから発行されるレシート710は、図21に示すように、例えば、切り取り線などで2つに分離可能であって、その切り取り線を境界に一方の側には、日時、各購入商品名、その各購入商品に対応する金額、合計金額などが記載される。また、他方の側には、例えば、バーコード、ポイント数、預り釣銭額などが記載される。このバーコードには、例えば、預り釣銭額、ポイント数などの情報を記録することができる。また、バーコードには、預り釣銭額、ポイント数などの情報および顧客毎に発行されるID情報などの少なくとも一方を記録させることができる。なお、レシート710は、切り取り線などを有しない構成としてもよい。レシート710に、預り釣銭額、ポイント数などの情報を記録することで、例えば、会員カード160を有しない顧客に対しても、代金決済装置105を使用させることが可能になる。
図22に示すICコイン700は、従来から遊技システムで使用されていたICチップを有する記憶媒体であり、コイン形状を有している。コイン形状とは、硬貨やチップに類した円盤形状を意味する。このコイン形状は、リサイクル時の耐久性と搬送性を考慮して、例えば、樹脂、金属、セラミックスなどの硬質材料で形成されている。ICコイン700を成形する材料としてプラスチックなどの軽量材料を用いる場合には、コイン形状の外周部に金属リングなどを埋め込んで重みを持たせ、搬送時に転がりやすくすることが好ましい。
このICコイン700は、ICチップと、そのICチップを取り巻くアンテナ部とを有する非接触型の記憶媒体であり、アンテナ部を介してICチップに情報の読み書きをすることができる。このICコイン700は、精算機などで発行され、ICコイン700には、IDや預り釣銭情報などが記録される。
なお、代金決済装置105の機能の一例として、バーコードリーダ部103、バーコードリーダ部103に併設されたキー入力部103bおよび代金決済装置105に設けられたハンディータイプのバーコードリーダ105zから出力された購入商品に対する商品価格特定情報などの商品情報を集計するレジスタ装置の機能を備えたものを例示することができる。この場合には、バーコードリーダ部103で読み取られた購入商品に対する商品価格特定情報やキー入力部103bなどで入力された商品数情報などの商品情報は、代金決済装置105に出力され、代金決済装置105では、その商品情報などに基づいて売上情報などを集計し、代金決済処理を行う。
また、この代金決済装置105において、代金決済装置105に備えられたレジスタ装置の機能に替えて、バーコードリーダ部103に、購入商品に対する商品価格特定情報などの商品情報を集計するレジスタ装置の機能を備えることもできる。この場合には、代金決済装置105のカード処理部105bやコイン処理部105wで読み取られた会員カード160やICコイン700の預り釣銭情報などの所定の情報、紙幣識別部105eや硬貨識別部105xで読み取られた受入金額情報などの情報をバーコードリーダ部103に出力し、代金決済装置105は、バーコードリーダ部103から更新された預り釣銭情報や購入商品の情報などの情報を受け取る。この場合には、代金決済装置105は、更新された預り釣銭情報や購入商品の情報などの情報を受け取るのみで、預り釣銭情報の更新のための算出処理などを行うことはない。
また、代金決済装置105の他の一例として、代金決済装置105の機能から、バーコードリーダ部103で読み取られた購入商品に対する商品価格特定情報などを集計する機能を取り除いた場合には、レジスタ装置(POS)106を設置することもできる。これによって、代金決済装置105にレジスタ装置の機能やバーコードリーダ部103にキー入力部103bを設けなくてもよい。この場合には、バーコードリーダ部103で読み取られた購入商品に対する商品価格特定情報やレジスタ装置(POS)106のテンキーなどで入力された商品数情報などの商品情報は、レジスタ装置(POS)106装置に出力され、レジスタ装置(POS)106で集計された、例えば、売上情報などは、逐一ネットワーク回線を介して、代金決済装置105に出力される。この場合にも、代金決済装置105のカード処理部105bやコイン処理部105wで読み取られた会員カード160やICコイン700の預り釣銭情報などの所定の情報、紙幣識別部105eや硬貨識別部105xで読み取られた受入金額情報などの情報をレジスタ装置(POS)106に出力し、代金決済装置105は、レジスタ装置(POS)106から更新された預り釣銭情報や購入商品の情報などの情報を受け取ることもできる。この場合には、代金決済装置105は、更新された預り釣銭情報や購入商品の情報などの情報を受け取るのみで、預り釣銭情報の更新のための算出処理などを行うことはない。
さらに、代金決済装置105の他の一例として、代金決済装置105に、バーコードリーダ部103、キー入力部103bおよびレジスタ装置としての機能を備えることもできる。この場合には、代金決済装置105は、バーコードリーダ部103として機能する例えば、バーコードリーダ105zで読み取られた購入商品に対する商品価格特定情報やキー入力部103bとして機能するキー部などで入力された商品数情報などの商品情報に基づいて売上情報などを集計し、代金決済処理を行う。
さらに、代金決済装置105は、紙幣や硬貨の受入口や、不良硬貨の返却口、会員カード160の挿入口やICコイン700の投入口を一切設けず、主に、入力された売上情報、入力された金額情報および入力された預り釣銭特定情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、預り釣銭情報を更新するものとして機能させることができる。そして、代金決済装置105と通信可能に、例えば、従来の手入力で商品の値段や受け取った入金額を入力するためのキーと、受け取った現金を収容し、釣銭を取り出すドロワーと、購入商品の値段と合計代金を印刷したレシートを発行するレシート発行機能と、合計代金の表示部などを最小限に設けたレジスタ装置(POS)に、カードリーダをRS232Cなどの通信回線で接続した記憶媒体処理装置を設けることもできる。
この場合は、カードリーダに会員カード160やICコイン700を挿入し、IDを読み取る。そして、例えば、店舗にレジスタ装置(POS)が1台のみ設置されている場合には、そのレジスタ装置(POS)の記憶部において、その読み取られたIDにより特定される預り釣銭情報やポイント情報を読み出す。また、例えば、店舗にレジスタ装置(POS)が複数設置されている場合には、複数のレジスタ装置の上位の管理装置(管理コンピュータ)の記憶部において、その読み取られたIDにより特定される預り釣銭情報やポイント情報を読み出す。
そして、読み取られた預り釣銭情報と、合計代金と、入金額により新たな預り釣銭情報を算出し、レシート発行機能により、上述したレシート710を発行し、カードリーダに挿入されたカードを返却する。なお、カードリーダにカードが挿入されない、つまり、初めて来店した顧客に対しては、預り釣銭情報を、合計代金と入金額のみから算出する。
次に、代金決済装置105の機能の構成の一例を図23に示す。
図23に示すように、代金決済装置105は、制御部800、記憶媒体情報処理部801、貨幣識別部802、売上情報処理部803、レシート発行部804から構成されている。貨幣識別部802、売上情報処理部803は必要に応じて付加される。
制御部800は、演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)から主に構成され、CPUでは、ROMやRAMに格納されたプログラムやデータなどを用いて各種の演算処理を実行する。この制御部800では、記憶媒体情報処理部801、貨幣識別部802、売上情報処理部803、レシート発行部804の各機部間との信号の出入力を制御している。また、制御部800は、ネットワーク回線を介して店内管理装置140との間、貸出用買物かご設置部104のリーダライタ104bとの間、および貸出用買物かご設置部104の貸出用買物かごロック機構104aとの間の信号の出入力も制御している。
また、ここでは、記憶媒体情報処理部801は、上述したカード処理部105bおよびコイン処理部105wとして機能し、貨幣識別部802は、上述した紙幣収納部105gおよび硬貨識別部105xとして機能する。
売上情報処理部403は、購入商品に対する金額や商品数などの商品情報を集計するものであり、集計した情報を制御部800に出力する。なお、上記した代金決済装置105の機能の一例で示したように、代金決済装置105に備えられたレジスタ装置の機能に替えて、バーコードリーダ部103に、購入商品に対する商品価格特定情報などの商品情報を集計するレジスタ装置の機能を備える場合、代金決済装置105の機能から、バーコードリーダ部103で読み取られた購入商品に対する商品価格特定情報などを集計する機能を取り除く、レジスタ装置(POS)106を設置した場合であって、代金決済装置105が更新された預り釣銭情報や購入商品の情報などの情報を受け取るのみの場合には、この売上情報処理部403は、その情報を処理するものとして機能する。
なお、上記した代金決済装置105が紙幣や硬貨の受入口や、不良硬貨の返却口、会員カード160の挿入口やICコイン700の投入口を一切設けず、主に、入力された売上情報、入力された金額情報および入力された預り釣銭特定情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、預り釣銭情報を更新するものとして機能させることができる。そして、代金決済装置105と通信可能に、例えば、従来の手入力で商品の値段や受け取った入金額を入力するためのキーと、受け取った現金を収容し、釣銭を取り出すドロワーと、購入商品の値段と合計代金を印刷したレシートを発行するレシート発行機能と、合計代金の表示部などを最小限に設けたレジスタ装置(POS)に、カードリーダをRS232Cなどの通信回線で接続した記憶媒体処理装置を設けることもできる。
この場合には、記憶媒体処理部801は、外部のカードリーダに接続するための通信制御部であり、貨幣識別部802はキー入力された入金額を把握するものであり、売上情報処理部803はキー入力された購入商品に対する金額や商品数などの商品情報を集計するものとなる。
また、レシート発行部804は、プリンタ105qとしての機能を有し、制御部800からの情報に基づいて、上記した所定の情報が記載されたレシート710を発行するものである。
そして、制御部800によって制御される、記憶媒体情報処理部801、貨幣識別部802、売上情報処理部803、レシート発行部804の各機器部は、次のように動作する(図24)。
以下に、図24を参照してその動作を説明する。
代金決済装置105では、主に、(1)購入商品に対する代金決済処理、(2)代金決済装置105からの紙幣収納部105gおよび硬貨収納部の取り出しに対する処理を行うことができる。
まず、記憶媒体情報処理部801は、カード挿入口105a、105pに会員カード160が挿入されるか、ICコイン投入口105sにICコイン700が投入されるか、非会員ボタン(図示しない)が押されるのを待機しており、それらが行われた場合にはそれぞれに応じた処理を実行する。ここで、非会員ボタンは、例えば、会員カード160またはICコイン700を有しない顧客が代金決済装置105で決済処理を行う場合に、店員などによって押されるボタンであり、例えば、代金決済装置105の一部に設置されている。
制御部800は、記憶媒体情報処理部801および非会員ボタン(図示しない)からの情報に基づいて、代金決済装置105の正面部に設けられたカード挿入口105aまたはICコイン投入口105sから会員カード160が挿入またはICコイン700が投入されたか、または非会員ボタンが押されたかを判定する(ステップS809)。
ステップS809の判定で、Noの場合には、代金決済装置105の背面部に設けられたカード挿入口105pから会員カード160が挿入されたか否かを判定する(ステップS811)。
ステップS811の判定で、Yesの場合には、制御部800は、代金決済装置105に予め設定された利用すべきカード挿入口の設定モードが、「正面挿入モード」か、「背面または両面挿入モード」かを判定する(ステップS812)。
ステップS812の判定で、「正面挿入モード」の場合には、代金決済装置105の正面部に設けられたカード挿入口105aから会員カード160が挿入されなければならならないが、この工程では、背面部に設けられたカード挿入口105pから会員カード160が挿入されているので、会員カード160は、カード挿入口105pから返却される(ステップS813)。
一方、ステップS812の判定で、「背面または両面挿入モード」の場合には、ステップS815に進む。
また、代金決済装置105の正面部に設けられたカード挿入口105aまたはICコイン投入口105sから会員カード160が挿入またはICコイン700が投入されたか、または非会員ボタンが押されたかを判定するステップS809の判定で、カード挿入口105aまたはICコイン投入口105sから会員カード160が挿入またはICコイン700が投入されたと判定された場合には(ステップS810の会員カード、ICコイン受入)、制御部800は、代金決済装置105に予め設定された利用すべきカード挿入口の設定モードが、「背面挿入モード」か、「正面または両面挿入モード」かを判定する(ステップS814)。
ステップS812の判定で、「背面挿入モード」の場合で、ステップS809の判定で、会員カード160が挿入されたことを検知した場合には、代金決済装置105の背面部に設けられたカード挿入口105pから会員カード160が挿入されなければならならないが、この工程では、正面部に設けられたカード挿入口105aから会員カード160が挿入されているので、会員カード160は、カード挿入口105aから返却される(ステップS813)。
一方、ステップS812の判定で、「正面または両面挿入モード」の場合には、ステップS815に進む。
また、代金決済装置105の正面部に設けられたカード挿入口105aまたはICコイン投入口105sから会員カード160が挿入またはICコイン700が投入されたか、または非会員ボタンが押されたかを判定するステップS809の判定で、非会員ボタンが押されたと判定された場合には(ステップS810の非会員ボタンON)、制御部800は、前の顧客の処理データの記録を消去する(ステップS810)。そして、ステップS816に進む。
ここで、このステップS815以降の工程は、上述した(1)購入商品に対する代金決済処理に相当する。この代金決済処理について次に説明する。
記憶媒体情報処理部801は、会員カード160またはICコイン700からID情報を読み出し、その情報を制御部800に出力する。制御部800は、そのIDをネットワーク回線を介して店内管理装置140に出力し、そのIDに基づいて管理されている情報を要求する。店内管理装置140は、そのIDに基づいて管理されて情報を制御部800に出力する。また、制御部800は、前の顧客の処理データの記録を消去する(ステップS815)。
続いて、制御部800は、貸出用買物かご設置部104のリーダライタ104bからの情報に基づいて、貸出用買物かご設置部104に、貸出用買物かご107が設置されているか否かを判定する(ステップS816)。
ステップS816の判定で、Noの場合には、再度ステップS816の判定を行う。
ステップS816の判定で、Yesの場合には、制御部800は、貸出用買物かご設置部104の貸出用買物かごロック機構104aに、貸出用買物かご107をロックさせる情報を出力する。そして、貸出用買物かごロック機構104aは、貸出用買物かご設置部104に設置された貸出用買物かご107をロックする(ステップS817)。
続いて、制御部800は、貸出用買物かご設置部104のリーダライタ104bからの情報に基づいて、貸出用買物かご設置部104に設置されたかごが、貸出用買物かご107か否かを判定する(ステップS818)。
ステップS818の判定で、Noの場合には、ステップS822に進む。
ステップS818の判定で、Yesの場合には、制御部800は、店内管理装置140からIDに基づいて読み出した情報、または、貸出用買物かご設置部104のリーダライタ104bからの情報に基づいて、貸出用買物かご107の預り保証金が徴収済みか否かを判定する(ステップS819)。
ステップS819の判定で、Yesの場合には、ステップS822に進む。
ステップS819の判定で、Noの場合には、制御部800は、記憶媒体情報処理部801で読み取った会員カード160またはICカード700のIDに基づいて、貸出用買物かご107の預り保証金を1かご分徴収する情報を店内管理装置140に出力する。そして、店内管理装置140では、その情報に基づいて、貸出用買物かご107の預り保証金の情報を更新する(ステップS820)。
続いて、制御部800は、更新された貸出用買物かご107の預り保証金または貸し出されている貸出用買物かご107の数量を表示させるための表示情報を表示部105iに出力し、表示部105iはその情報に基づいて、例えば、「預り保証金総額800円」または「貸出用買物かご数量2個」などの情報を表示する(ステップS821)。
続いて、制御部800は、貸出用買物かご設置部104が設けられた会員用会計処理台101の裏面側などに設けられ、貸出用買物かご107が購入商品で満杯のときに店員によって押される貸出用買物かご満杯ボタンからの情報が入力されたか否かを判定する(ステップS822)。
ステップS822の判定で、Yesの場合には、制御部800は、貸出用買物かご設置部104の貸出用買物かごロック機構104aに、貸出用買物かご107のロックを解除する情報を出力する。そして、貸出用買物かごロック機構104aは、貸出用買物かご設置部104に設置された貸出用買物かご107のロックを解除する(ステップS823)。そして、再びステップS816からの工程を行う。
一方、ステップS822の判定で、Noの場合には、制御部800は、バーコードリーダ部103またはキー入力部103bから入力した購入商品に対する金額や商品数などの商品情報を売上情報処理部803に出力し、売上情報処理部803は、その商品情報に基づいて集計を行い、集計結果である、例えば、売上情報などを制御部800に出力する。制御部800は、その集計結果の情報に基づいて、例えば、購入商品毎の金額または集計過程における合計金額などの情報を表示させるための表示情報および代金決済装置105の正面部に設けられた紙幣挿入口105cからの紙幣の入金要求を表示させるための表示情報を表示部105iに出力し、表示部105iはその情報に基づいて、例えば、「ビール 2本 456円」、「ただいまの合計金額5834円」、「入金して下さい」などの情報を表示する(ステップS824)。
続いて、制御部800は、貨幣識別部802からの情報に基づいて、入金状況が、「入金不良」、「入金なし」、「入金あり」のいずれであるかを判定する(ステップS825)。
ステップS825の判定で、「入金不良」と判定した場合には、制御部800は、貨幣識別部802に紙幣挿入口105cまたは不良硬貨返却口105vから挿入された紙幣または硬貨を返却させる情報を貨幣識別部802に出力する。貨幣識別部802は、その情報に基づいて、挿入された紙幣を紙幣挿入口105cから、投入された硬貨を不良硬貨返却口105vから返却する(ステップS826)。そして、再びステップS816からの工程を行う。
ステップS825の判定で、「入金なし」と判定した場合には、再びステップS816からの工程を行う。また、後述するステップS829またはステップS833の判定で、再びステップS816からの工程を行う場合には、ステップS829またはステップS833の判定でYesと判定されるまで、ステップS816からの工程を繰り返し行う。
ステップS825の判定で、「入金あり」と判定した場合には、制御部800は、貨幣識別部802からの情報に基づいて、入金額を集計する(ステップS827)。
続いて、制御部800は、この入金額を表示させるための表示情報を表示部105iに出力し、表示部105iはその情報に基づいて、それまで入金された合計金額、例えば、「入金額7500円」などの情報を表示する(ステップS828)。
続いて、制御部800は、バーコードリーダ部103から入力した購入商品に対する商品価格特定情報などの商品情報などに基づいて、バーコードリーダ部103による購入商品情報の読み込み処理が完了したか否かを判定する(ステップS829)。
ステップS829の判定で、Noの場合には、制御部800は、合計金額が未定であることを知らせるための表示情報を表示部105iに出力し、表示部105iはその情報に基づいて、例えば、「合計金額未定」などの情報を表示する(ステップS830)。
一方、ステップS829の判定で、Yesの場合には、制御部800は、次に示す式(2)によって、差引き金額(A1)を算出する(ステップS831)。
A1 = B1 + C1 − D1 − E1 …式(2)
ここで、B1は、IDによって店内管理装置140で管理されている預り釣銭額、C1は、紙幣挿入口105cおよび/またはICコイン投入口105sから入金された金額、D1は、購入商品の合計金額、E1は、貸し出された貸出用買物かご107に対する預り保証金額である。なお、ステップS809の判定で、「非会員ボタンON」と判定された場合には、会員カード160およびICコイン700が代金決済装置105に受け入れられていない場合であり、預り釣銭額などはないので、この場合には、預り釣銭額(B1)は、「0」となる。
続いて、制御部800は、算出した差引き金額(A1)を表示させるための表示情報を表示部105iに出力し、表示部105iはその情報に基づいて、例えば、「差引き金額2658円」などの情報を表示する(ステップS832)。
続いて、制御部800は、算出した差引き金額(A1)が「0」以上であるか否かを判定する(ステップS833)。例えば、預り釣銭額(B1)と入金された金額(C1)との合計金額が、購入商品の合計金額(D1)と保証金額(E1)との合計金額よりも小さい場合には、差引き金額(A1)は負の値となる。
ステップS833の判定で、Noの場合には、制御部800は、ステップS816に戻り、新たな入金を受け付けて、紙幣挿入口105cまたはICコイン投入口105sから入金された金額(C1)が増加し、差引き金額(A1)が「0」以上となるまでステップS816以降の上記した同じ処理を行う。
一方、ステップS833の判定で、Yesの場合には、制御部800は、貸し出された貸出用買物かご107に対する預り保証金額E1を、すでに記録されている預り保証金額に加算し、預り保証金額情報を更新する(ステップS834)。なお、ステップS809の判定で、「非会員ボタンON」と判定された場合における会員カード160およびICコイン700を有しない顧客に対しては、すでに、貸出用買物かご107に対する預り保証金額E1は徴収しているので、特に、預り保証金額情報を更新する処理ができなくても問題はない。また、この会員カード160およびICコイン700を有しない顧客に対してIDを付与して管理することもできる。
続いて、制御部800は、差引き金額(A1)を預り釣銭額として、預り釣銭額情報を更新する(ステップS835)。
続いて、制御部800は、会員カード160またはICコイン700が用いられた場合には、購入商品の合計金額(D1)などに基づいて、ポイント数を算出し、ポイント情報を更新する(ステップS836)。なお、ポイント情報を預り釣銭額情報として記録するモードの場合には、預り釣銭額に、ポイント数に対応する金額を加算した値を預り釣銭額情報として更新する。また、ポイントは、購入商品の合計金額(D1)に対して後述する会員顧客毎(A会員顧客、B会員顧客、C会員顧客の3つのレベルの会員顧客区分を例示)にポイント付与率を異ならしてもよい。さらに、ステップS809の判定で、「非会員ボタンON」と判定された場合における会員カード160およびICコイン700を有しない顧客に対しては、ポイントは付与しないか、または、非会員顧客が通常顧客ゲート200にて受けるポイント付与と同等のポイントを付与することなどを行う。
そして、制御部800は、ID情報、預り釣銭額情報、ポイント情報、貨幣識別部802で識別された金額情報、購入商品の合計金額情報、預り保証金額情報、貸し出された貸出用買物かご107の数量情報、購入商品毎の代金情報、貨幣識別部802で識別された金種毎の枚数情報、代金決済装置105を操作する店員のID情報などを店内管理装置140に出力する。店内管理装置140は、これらの情報に基づいて、管理情報を更新する(ステップS837)。
続いて、制御部800は、預り釣銭額情報、ポイント情報を記録するための情報を記憶媒体情報処理部801に出力し、記憶媒体情報処理部801では、カード処理部105bまたはコイン処理部105wによって、預り釣銭額情報、ポイント情報を会員カード160またはICコイン700に記録する(ステップS838)。また、制御部800は、会員カード160およびICコイン700を使用する顧客の預り釣銭額情報、ポイント情報、購入商品情報などをレシート発行部804に出力する(ステップS838)。さらに、ステップS809の判定で、「非会員ボタンON」と判定された場合における会員カード160およびICコイン700を有しない顧客に対する預り釣銭額情報、ポイント情報、購入商品情報などをレシート発行部804に出力する(ステップS838)。
続いて、制御部800は、会員カード160のカードビジブル部163の磁気記録部を日付、ポイント数、預り釣銭額に対応して磁化させるための情報を記憶媒体情報処理部801に出力する。記憶媒体情報処理部801では、その情報に基づいて、カード処理部105bによって、カードビジブル部163の磁気記録部を磁化させる(ステップS839)。これによって、カードビジブル部163に、日付、ポイント数、預り釣銭額を表示することができる。
続いて、制御部800は、会員カード160またはICコイン700を返却するさせる情報を記憶媒体情報処理部801に出力し、記憶媒体情報処理部801は、会員カード160をカード挿入口105aまたは105pから、ICコイン700をICコイン返却口105uから返却する(ステップS840)。
続いて、レシート発行部804は、制御部800から出力された預り釣銭額情報、ポイント情報、購入商品情報などに基づいて、レシート710をレシート発行口105yから発行する。この発行されるレシート710には、例えば、会員カード160またはICコイン700を用いる顧客に対しては、それぞれに預り釣銭額情報、ポイント情報、購入商品情報などが記録されているため、バーコードによる情報を記載しないこともできる。一方、会員カード160およびICコイン700を有しない顧客に対しては、レシート710にバーコードを有し、そのバーコードには、預り釣銭額情報、ポイント情報、購入商品情報などの情報が記録される(ステップS841)。
続いて、制御部800は、貸出用買物かご設置部104の貸出用買物かごロック機構104aに、貸出用買物かご107のロックを解除する情報を出力する。そして、貸出用買物かごロック機構104aは、貸出用買物かご設置部104に設置された貸出用買物かご107のロックを解除する(ステップS842)。これによって、顧客は、貸出用買物かご107を持ち出せるようになり、購入商品に対する決済を終了する。
次に、ステップS809における、代金決済装置105の正面部に設けられたカード挿入口105aまたはICコイン投入口105sから会員カード160が挿入またはICコイン700が投入されたか、または非会員ボタンが押されたかを判定するステップS809の判定で、Noと判定され、さらに、ステップS811の判定で、代金決済装置105の背面部に設けられたカード挿入口105pから会員カード160が挿入されていないと判定された場合には、制御部800は、会員カード160の挿入を要求するための表示情報を表示部105iに出力し、表示部105iはその情報に基づいて、例えば、「会員カードを挿入してください」などの情報を表示する(ステップS843)。
続いて、制御部800は、貨幣識別部802からの情報に基づいて、入金がされたか否かを判定する(ステップS844)。
ステップS844の判定で、Noの場合には、ステップS847に進む。
ステップS844の判定で、Yesの場合には、制御部800は、再度、会員カード160の挿入を要求するための表示情報を表示部105iに出力し、表示部105iはその情報に基づいて、例えば、2秒間「会員カードを挿入してください」などの情報を表示する(ステップS845)。
続いて、制御部800は、受け入れた紙幣または硬貨を返却させる情報を貨幣識別部802に出力する。貨幣識別部802は、その情報に基づいて、挿入された紙幣を紙幣挿入口105cから、硬貨を不良硬貨返却口105vから返却する(ステップS846)。このステップS846において、入金の返却は最初行わず、代金決済装置105の筐体表面に入金返却ボタンを設け、この入金返却ボタンが押された履歴があれば紙幣または硬貨を返却するようにしてもよい。この場合には、この入金返却ボタンが押される前に会員カード160が挿入されれば、ステップS809、ステップS814、ステップS815に続く既述した処理が行われる。
続いて、制御部800は、代金決済装置105を操作している店員を特定するために、代金決済装置105を操作する店員の、例えば、ID情報などの情報を記録したか否かを判定する(ステップS847)。ここで、制御部800は、図示しない処理である電源ONで起動される割り込み処理にて、代金決済装置105を操作している店員が特定されない場合には、表示部105iに「継続している店員の店員カードを挿入してください」の表示を行わせる。そして、制御部800は、図示しない処理である店員カードの挿入に伴って起動される代金決済装置105においてされた取り扱い動作情報の割り込みにより、以降店員カードを受け入れるまでは、会員カード160は受け入れても即座に返却するよう処理される。そして、店員カードを受け入れた後には、ステップS809以降の処理を開始するよう処理される。
ステップS847における判定で、Noの場合には、制御部800は、店員カードの挿入を要求するための表示情報を表示部105iに出力し、表示部105iはその情報に基づいて、例えば、「店員カードを挿入してください」などの情報の表示を続行する(ステップS848)。つまり、電源ON後に、店員カードの挿入ない場合には、この表示が持続される。
続いて、制御部800は、代金決済装置105に紙幣収納部105gまたは硬貨収納部(図示しない)を収納するための開閉ドアに設けられた施錠機能部の施錠認証モードが、「鍵式施錠」か、「電気式施錠」かを判定する(ステップS849)。ここで、鍵式施錠とは、鍵を用いて施錠するものであり、電気式施錠とは、電気的に施錠するものである。
ステップS849における判定で、「鍵式施錠」の場合には、制御部800は、記憶媒体情報処理部801の情報に基づいて、店員カードが挿入されているか否かを判定する(ステップS850)。
ステップS850における判定で、Noの場合には、制御部800は、代金決済装置105の開閉ドアが開いているか否かを判定する(ステップS851)。
ステップS851における判定で、Yesの場合には、制御部800は、例えば、代金決済装置105に取り付けられた警報装置を作動させるなどして、警報処理を行う(ステップS852)。この警報処理により、店員カードで操作する店員が特定されないまま鍵を開錠して紙幣収納部105gまたは硬貨収納部を代金決済装置105より取り出されることを防止することができる。
ステップS851における判定で、Noの場合には、制御部800は、代金決済装置105の電源が切られているか否かを判定する(ステップS853)。
ステップS853における判定で、Yesの場合には、制御部800は、例えば、代金決済装置105に取り付けられた警報装置を作動させるなどして、警報処理を行う(ステップS852)。この警報処理により、店員カードで操作する店員が特定されないまま電源をOFFされた後、無停電電源の電池がなくなるのを待って、鍵が開錠され、紙幣収納部105gまたは硬貨収納部が代金決済装置105より取り出されることを防止することができる。
ステップS853における判定で、Noの場合には、制御部800は、その日における代金決済装置105の電源投入が初回か否かを判定する(ステップS854)。
ステップS854における判定で、Yesの場合には、制御部800は、例えば、施錠認証モード、カード挿入口の設定モード、各種ポイント情報などの情報を店内管理装置140から読み出し、登録する(ステップS855)。
また、ステップS850の判定で、店員カードが挿入されていると判定された場合(ステップS850のYes)には、制御部800は、店員カードのIDに基づいて、代金決済装置105を操作する店員を記録する(ステップS856)。そして、ステップS858に進む。
一方、ステップS849における判定で、代金決済装置105に紙幣収納部105gまたは硬貨収納部を収納するための開閉ドアに設けられた施錠機能部の施錠認証モードが、「電気式施錠」と判定された場合(電気式施錠の場合には電磁弁の導通テストを起動し導通がない場合鍵式施錠、導通あらば電気式施錠と判定してもよいが、製造時にROM情報として設定されるようにしてもよい)には、制御部800は、記憶媒体情報処理部801およびバーコードリーダ103に併設されたキー入力部103bからの情報に基づいて、店員カードの挿入があり、かつ、キー入力部103bから入力された暗証番号が適正か否かを判定する(ステップS857)。
ステップS857における判定で、Noの場合には、ステップS851に進む。
一方、ステップS857における判定で、Yesの場合には、制御部800は、例えば、バーコードリーダ103に併設されたキー入力部103bから入力された施錠解除情報に基づいて、電気的に施錠を解除し、開閉ドアを開ける。一方、「鍵式施錠」モードの場合には、例えば、店員が鍵によって施錠を解除する。そして、この代金決済装置105においてされた取り扱い動作情報、つまり、開閉ドアを開けた情報は、例えば、店員のID、施錠した時刻などとともに記録される(ステップS858)。
また、制御部800は、代金決済装置105を操作する店員ID情報、開閉ドアの開閉情報、電源ON−OFF情報、紙幣収納部105gまたは硬貨収納部交換情報、日時情報、店員交代に伴う店員ID情報、紙幣挿入口105cまたは硬貨投入口105tから入金された金額情報、貨幣識別部802で識別された金種毎の枚数情報などの情報を紙幣収納部105gに設けられた記録部105fまたは硬貨収納部に設けられた記録部に、リーダライタ部105hによって記録させる。
また、制御部800は、レシート発行部804に、これらの情報を印字させる印字情報を出力する。レシート発行部804は、これらの情報に基づいて、プリント用紙に情報を印字して出力する。さらに、制御部800は、これらの情報を店内管理装置140に出力し、店内管理装置140では、それらの情報を記録する(ステップS859)。
続いて、制御部800は、記憶媒体情報処理部801からの情報に基づいて、店員カードが挿入されている場合には、店員カードを返却させるための情報を記憶媒体情報処理部801に出力する。記憶媒体情報処理部801は、その情報に基づいて、カード挿入口105a、105pから店員カードを返却する(ステップS860)。続いて、上述したステップS854の工程を行う。
なお、第1実施の形態および第2実施の形態における代金決済装置105の動作は、上記した工程に限られるものではなく、例えば、レジスタ装置106を別個に備える場合には、代金決済装置105は、受け入れた貨幣の情報および会員カード160またはICコイン700などから読み取った預り釣銭情報をレジスタ装置106に出力し、レジスタ装置106にて更新された預り釣銭情報を受け入れるように構成されてもよい。
また、代金決済装置105において、レシート710を発行する以外に、ID、預り釣銭情報、ポイント情報などを記録したICコイン700を発行させてもよい。
さらに、代金決済装置105において、会員カード160の代わりにICコイン700を会員用の記憶媒体として用いることもできる。この場合には、会員カード160に関連する、例えば、カード挿入口105a、105p、カード処理部105bなどの機能を排除することができる。
(精算機110)
(第3実施の形態)
第3実施の形態の精算機110について図16〜18を参照して説明する。
図16は、精算機110の正面を示す平面図、図17は、精算機110の構成部を示す図、図18は、精算機110における動作の流れを示す図である。
まず、図16を参照して、精算機110の構成について説明する。
精算機110は、代金決済装置105において決済された情報に基づいて、例えば、預り釣銭の支払いを行う装置である。また、精算機110は、ネットワーク回線を介して店内管理装置140と通信可能に接続されている。
図16に示すように、精算機110は、筐体で構成され、その筐体の正面部には、記憶媒体受入手段として機能するカード挿入口110a、紙幣支払口110b、暗証番号入力用テンキーボード110c、精算ボタン110d、取消ボタン110e、表示部110f、硬貨受入口110i、貨幣受入手段として機能する紙幣挿入口110j、貨幣受入手段として機能する硬貨支払口110kが設けられている。
また、筐体内には、カード挿入口110aから挿入された会員カード160を受け入れて会員カード160に設けられた記憶媒体の情報を処理し、会員カード160のカードビジブル部163の情報を書き換える記憶媒体読取手段および預り釣銭情報更新手段として機能するカード処理部110gと、紙幣支払口110bから払い出される紙幣を貯留し、排出する預り釣銭支払手段として機能する紙幣貯留排出部110hが設置されている。また、硬貨受入口110iから投入された硬貨を識別し貯留する貨幣識別手段として機能する硬貨貯留識別部110mと、紙幣挿入口110jから挿入された紙幣を識別し貯留する貨幣識別手段として機能する紙幣貯留識別部110nと、硬貨支払口110kから払い出される硬貨を貯留し、排出する硬貨貯留排出部110pとが設置されている。
カード処理部110gには、アンテナ駆動回路を含むIC部、アンテナ部から構成されたリーダライタが備えられ、カード処理部110gに搬送された会員カード160内に設けられた記憶媒体からのID、預り釣銭金額、ポイント残高などの情報の読み取りや精算処理後の情報の書き込みを行う。
また、カード処理部110gには、会員カード160のカードビジブル部163に対向する裏面側に設けられた磁気記録部を、表示情報に対応した所定の英数字などの文字または模様状に磁気記録する磁気処理部が、上記したリーダライタに併設されている。磁気処理部によって、磁気記録部の所定の部分が磁化されることで、カードビジブル部163に、例えば、前回の取引日時、ポイント残高、預り釣銭金額などを12〜14桁の連番で表示することができる。
紙幣貯留排出部110hは、カード処理部110gで読み取られたIDに基づいて、店内管理装置140から読み取った預り釣銭額などの情報に対応する金額のうち紙幣分を紙幣支払口110bに搬送し、その紙幣を紙幣支払口110bから排出させるものである。紙幣貯留排出部110hにおいて支払われる紙幣の金種は、千円札一種とすると他の複数の金種の収納部を設けない分、精算機110を構成する筐体を小型化できる。また、他の金種の収納部のそれぞれから紙幣を取り出して搬送する搬送機構などの構成も必要ないため、その分安価にでき好ましいが、他種の金種を支払うように構成することもできる。
硬貨貯留排出部110pは、カード処理部110gで読み取られたIDに基づいて、店内管理装置140から読み取った預り釣銭額などの情報に対応する金額のうち硬貨分を硬貨支払口110kから排出させるものである。なお、硬貨支払口110kにおいて支払われる金種として、1円玉、10円玉、50円玉、100円玉、500百円玉のすべてを設定することができる。
硬貨貯留識別部110mは、硬貨受入口110iから投入された硬貨、例えば、1円玉、10円玉、50円玉、100円玉、500百円玉を識別し、貯留するものである。
紙幣貯留識別部110nは、紙幣挿入口110jから挿入される4種類の紙幣を識別し、貯留するものである。
なお、ここで示した精算機110における精算では、預り釣銭額を全て支払うことができる機能を備えているが、本発明の精算機110は、この機能を備えた精算機110に限られるものではない。例えば、1000円未満の金額は精算しない精算モードを設定することができ、この場合には、硬貨受入口110iからその1000円に満たない分の硬貨を投入することで、預り釣銭の全てを支払わせることもできる。つまり、例えば、預り釣銭額が1682円の場合には、硬貨受入口110iから318円を投入し、預り釣銭額を2000円として、紙幣支払口110bから千円札2枚を支払わせることもできる。この場合には、少なくとも硬貨支払口110kおよび硬貨貯留排出部110pを排除することができる。
また、例えば、1000円未満の金額は精算せず、さらに、硬貨の受入もしない精算モードを設定することができ、この場合には、1000円未満の金額は、預り釣銭情報として記録し、1000円以上の金額のみ精算されるので、少なくとも硬貨支払口110k、硬貨貯留排出部110p、硬貨貯留識別部110m、硬貨受入口110iを排除することができる。この精算モードの場合に、例えば、1000円未満の預り釣銭情報が記録された会員カード160がカード挿入口110aから挿入されたときには、会員カード160を返却するなどの処理を行うことができる。
ここで、これらの精算モードの設定は、例えば、会員カード160の発行時に、会員顧客毎に異なる設定とすることができる。そして、その情報は、会員カード160のIDに基づいて、店内管理装置140、会員カード160に記録される。
なお、例えば、精算機110がカード挿入口110a、紙幣支払口110b、暗証番号入力用テンキーボード110c、精算ボタン110d、取消ボタン110e、表示部110f、硬貨受入口110i、紙幣挿入口110j、硬貨支払口110kを全て備える場合、会員顧客毎の精算モードは、(1)預り釣銭を10、000円未満預けるA会員顧客、(2)預り釣銭を1、000円未満預けるB会員顧客、(2)預り釣銭を全額返金するC会員顧客、と区分けし、商品の購入金額に対するポイントの付与割合をA会員を一番大きく、B会員を2番目に大きく、C会員を最小とするなどの差別化を図ってもよい。
すなわち、A会員とは、毎日この店舗に商品を購入しに来店し、10、000程度の金額を預けても差し支えないしと考える会員顧客であり、店舗にとっては、購入額が高額となる場合が多く、商品を毎日買ってもらえる一番の優良顧客であると言える。B会員顧客とは、1、000円程度を預けても差し支えないしと考える会員顧客であり、購入額が中額となる場合が多く、商品を毎日買ってもらえるA会員顧客に準ずる会員顧客と位置付けされる。そして、C会員は多頻度に来てもらえない、例えば、店舗とは遠距離に在住の顧客であるか、他の店舗に商品を購入しによく来店する会員顧客と位置付けされる。
このように優良顧客の順に優遇することにより、優良顧客を他の店舗に取られにくくなり、また他の店舗からも顧客を連れてくる要因となる。ポイント付与は、A会員顧客、B会員顧客、C会員顧客の区別なく一律に高くすると顧客の定着率を高める半面、店舗の経済的負担が大きくなる。しかし、上記に例示したように、優良顧客の順に優遇することにより、この問題を解決することができ、顧客の定着率と店舗の経済的負担とのバランスをとることができ、利益効果に優れる。なお、本実施例においてはA会員顧客、B会員顧客、C会員顧客としたが、さらに多くの区分を設けてもよい。
図17に示すように、精算機110は、制御部500、会員カード情報処理部501、貨幣排出処理部502、選択ボタン検知部503、貨幣識別部504から構成されている。
制御部500は、演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)から主に構成され、CPUでは、ROMやRAMに格納されたプログラムやデータなどを用いて各種の演算処理を実行する。この制御部500では、会員カード情報処理部501、貨幣排出処理部502、選択ボタン検知部503、貨幣識別部504の各機部間との信号の出入力を制御している。また、制御部500は、ネットワーク回線を介して店内管理装置140との間の信号の出入力も制御している。
また、ここでは、会員カード情報処理部501は、上述したカード処理部110gとして機能し、貨幣排出処理部502は、上述した紙幣貯留排出部110hおよび硬貨貯留排出部110pとして機能する。
また、選択ボタン検知部503は、暗証番号入力用テンキーボード110c、精算ボタン110d、取消ボタン110eが押されたことを検知し、その押された信号に基づいて、制御部500に信号を出力するものである。
さらに、貨幣識別部504は、上述した硬貨貯留識別部110mおよび紙幣貯留識別部110nとして機能する。
そして、制御部500によって制御される、会員カード情報処理部501、貨幣排出処理部502、選択ボタン検知部503、貨幣識別部504の各機器部は、次のように動作する(図18)。
以下に、図18を参照してその動作を説明する。
まず、会員カード情報処理部501は、カード挿入口110aに会員カード160が挿入されるのを待機しており、カード挿入口110aに会員カード160が挿入されると、それに応じたステップS510からの処理を実行する。
制御部500は、会員カード情報処理部501からの情報に基づいて、精算機110の正面部に設けられたカード挿入口110aから会員カード160が挿入されたか否かを判定する(ステップS510)。
ステップS510の判定で、Noの場合には、制御部500は、リターンしスタートに戻り再び同じ処理を繰り返す、いわゆる待機状態となる。
ステップS510の判定で、Yesの場合には、会員カード情報処理部501は、会員カード160からIDを読み取り、その情報を制御部500に出力する。そして、制御部500は、そのID情報を店内管理装置140に出力し、そのIDに基づいて、店内管理装置140から預り釣銭情報、ポイント情報、暗証番号、精算モードなどを読み取る(ステップS511)。これらの情報は、会員カード160内に設けられた記憶媒体からも読み取られる。
続いて、制御部500は、まず、その店舗の選択しているモードが会員顧客の選択によらない統一全額返済モードか否かを店内管理装置140から読み出した情報に基づき判定し、統一全額返済モードであればステップS518へ、統一全額返済モードでなければ会員カード160より読み出したIDに基づいて店内管理装置140から読み出した情報の会員毎の精算モードが、全額返金モードか否かを判定する(ステップS512)。
ステップS512の判定で、Yesの場合には、ステップS518に進む。
ステップS512の判定で、Noの場合には、制御部500は、その読み取った情報の預り釣銭額が、1000円以上(この1000円という金額は店舗によって任意に設定でき、例えば100円、500円等の設定が可能)であるか否かを判定する(ステップS513)。
ステップS513の判定で、Noの場合には、制御部500は、動作モードが、「硬貨支払可能」か、「硬貨支払不可能」かを判定する(ステップS514)。ここで、動作モードが「硬貨支払可能」とは、精算機110に硬貨貯留排出部110pおよび硬貨支払口110kが設けられ、硬貨支払を行うことが設定されている場合である。一方、動作モードが「硬貨支払不可能」とは、精算機110に硬貨貯留排出部110pおよび硬貨支払口110kなどが設けられていない場合や、それらが設けられていても硬貨支払を行わないことが設定されている場合などである。
このステップS514の判定で、「硬貨支払不可能」の場合にはステップS516へ移行する。また、ステップS514の判定で、「硬貨支払可能」の場合には、制御部500は、まず、その店舗の選択している動作モードが会員の選択によらない「統一再挿入時返済モード」か否かを店内管理装置140から読み出した情報に基づき判定し、「統一再挿入時返済モード」であればステップS515へ移行する。
一方、「統一再挿入時返済モード」でなければ会員カード160より読み出したIDに基づいて店内管理装置140から読み出した情報の会員顧客毎の動作モードが、「会員毎再挿入時返金モード」か否かを判定し、「会員毎再挿入時返金モード」が選択されていればステップS515へ移行する。また、「統一再挿入時返済モード」でない場合、「会員毎再挿入時返済モード」でない場合には、ステップS516へ移行する。
ここで、「統一再挿入時返済モード」および「会員毎再挿入時返済モード」とは、その店舗または会員顧客が1000円未満は預り釣銭とするとしながらも、その会員顧客が今回に限り預り釣銭を返金したい場合、例えば、1300円の預り釣銭に対し、ステップS513、ステップS518、ステップS519、ステップS520、ステップS521、ステップS525を経て、ステップS527において一度紙幣の返却を受け、再度その会員カード160を挿入した場合、残りの300円がこのステップS514にてステップS515に移行し、硬貨支払口110kに硬貨の支払いがなされることを言う。
ステップS514の判定で、上記したようにステップS515へ移行する「硬貨支払可能」かつ「統一再挿入時返済モード」または「会員毎再挿入時返済モード」の場合には、制御部500は、貨幣排出処理部502に預り釣銭を支払わせるための情報を出力する。貨幣排出処理部502は、その情報に基づいて、硬貨貯留排出部110pから預り釣銭情報に対応する金額の硬貨を排出し、硬貨支払口110kから支払う(ステップS515)。そして、制御部500は、支払われた金額に対応する金額を預り釣銭から減じて、預り釣銭情報を「0」として更新し、この預り釣銭情報を店内管理装置140へ出力する。そして、店内管理装置140は、更新された預り釣銭情報をIDに基づいて記録する。さらに、制御部500は、更新された預り釣銭情報を記録するための情報を会員カード情報処理部501に出力し、会員カード情報処理部501では、カード処理部110gによって、その更新された預り釣銭額情報が会員カード160に記録される。
一方、ステップS514の判定で、上記したようにステップS516へ移行する「硬貨支払不可能」の場合、または「硬貨支払可能」かつ「統一再挿入時返済モードでない」かつ「会員毎再挿入時返済モードでない」の場合には、制御部500は、精算処理できない旨を知らせる情報を表示させるための表示情報を表示部110fに出力し、表示部110fはその情報に基づいて、例えば、「お預り金額が1000円未満のためカードを返却します」などの情報を表示する(ステップS516)。
そして、制御部500は、会員カード情報処理部501に会員カードを返却させるための情報を出力する。そして、会員カード情報処理部501は、その情報に基づいて、カード挿入口110aから会員カード160を返却する(ステップS517)。
ステップS513の判定で、読み取った情報の預り釣銭額が、1000円以上であると判定された場合(ステップS513のYes)には、制御部500は、暗証番号の入力要求の情報を表示させるための表示情報を表示部110fに出力し、表示部110fはその情報に基づいて、例えば、「暗証番号を入力してください」などの情報を表示する(ステップS518)。
続いて、制御部500は、選択ボタン検知部503の情報に基づいて、暗証番号入力用テンキーボード110cで入力された暗証番号と、すでに記録されている暗証番号との比較を行い、入力されたが暗証番号が正しいか否かを判定する(ステップS519)。
ステップS519の判定で、Noの場合には、制御部500は、会員カード情報処理部501に会員カードを返却させるための情報を出力する。そして、会員カード情報処理部501は、その情報に基づいて、カード挿入口110aから会員カード160を返却する(ステップS517)。
一方、ステップS519の判定で、Yesの場合には、制御部500は、預り釣銭額およびポイント数を表示させるための表示情報を表示部110fに出力し、表示部110fはその情報に基づいて、例えば、「預り釣銭額3451円、ポイント数487ポイント」などの情報を表示する(ステップS520)。
続いて、制御部500は、選択ボタン検知部503の情報に基づいて、「取消ボタン」、「精算ボタン」、「未入力」の情報かを判定する(ステップS521)。
ステップS521の判定で、「未入力」の場合には、制御部500は、動作モードが、「入金受付可能」か、「入金受付不可能」かを判定する(ステップS522)。
ここで、動作モードが「入金受付可能」とは、精算機110に硬貨受入口110i、硬貨貯留識別部110m、紙幣挿入口110j、紙幣貯留識別部110nが設けられ、精算機110に投入または挿入された貨幣額を預り釣銭情報に加算するよう設定されている場合である。一方、動作モードが「入金受付不可能」とは、精算機110に硬貨受入口110i、硬貨貯留識別部110m、紙幣挿入口110j、紙幣貯留識別部110nなどが設けられていない場合や、それらが設けられていても貨幣の受け入れを行わないことが設定されている場合などである。
ステップS522の判定で、「入金受付不可能」の場合には、ステップS521に進み、精算ボタン110dまたは取消ボタン110eが押されるまで同じ工程を繰り返す、いわゆる待機状態となる。
一方、ステップS522の判定で、「入金受付可能」の場合には、制御部500は、貨幣識別部504の情報に基づいて、硬貨受入口110iまたは紙幣挿入口110jから入金されたか否かを判定する(ステップS523)。
ステップS523の判定で、Yesの場合には、制御部500は、貨幣識別部504からの貨幣識別情報に基づいて、入金された金額を、ステップS511でIDに基づいて読み込まれた預り釣銭額に加算し、預り釣銭情報を更新する。また、制御部500は、IDに基づいて、その更新された預り釣銭情報を店内管理装置140に出力し、店内管理装置140では、そのIDで管理されている預り釣銭情報を更新する。さらに、制御部500は、更新された預り釣銭情報を記録するための情報を会員カード情報処理部501に出力し、会員カード情報処理部501では、カード処理部110gによって、その更新された預り釣銭額情報が会員カード160に記録される(ステップS524)。
一方、ステップS523の判定で、Noの場合には、ステップS521に進み、精算ボタン110dまたは取消ボタン110eが押されるか、新たに入金を受け付けるまで同じ工程を繰り返す、いわゆる待機状態となる。
ステップS521の判定で、「取消ボタン」の場合には、制御部500は、会員カード情報処理部501に会員カードを返却させるための情報を出力する。そして、会員カード情報処理部501は、その情報に基づいて、カード挿入口110aから会員カード160を返却する(ステップS517)。
一方、ステップS521の判定で、「精算ボタン」の場合には、制御部500は、IDに基づいて店内管理装置140から読み出した情報の精算モードが、全額返金モードか否かを判定する(ステップS525)。
ステップS525の判定で、Yesの場合には、貨幣排出処理部502に預り釣銭を支払わせるための情報を出力する。貨幣排出処理部502は、その情報に基づいて、硬貨貯留排出部110pおよび紙幣貯留識別部110nから預り釣銭情報に対応する金額の貨幣を排出し、硬貨支払口110kおよび紙幣支払口110bから支払う。(ステップS526)。
続いて、制御部500は、ステップS526によって支払われた金額に対応する金額を 預り釣銭から減じ、預り釣銭情報を「0」として更新し、この預り釣銭情報を店内管理装置140へ出力する。そして、店内管理装置140は、更新された預り釣銭情報をIDに基づいて記録する。さらに、制御部500は、更新された預り釣銭情報を記録するための情報を会員カード情報処理部501に出力し、会員カード情報処理部501では、カード処理部110gによって、その更新された預り釣銭額情報が会員カード160に記録される(ステップS528)。
そして、制御部500は、会員カード情報処理部501に会員カードを返却させるための情報を出力し、会員カード情報処理部501は、その情報に基づいて、カード挿入口110aから会員カード160を返却する(ステップS517)。
一方、ステップS525の判定で、Noの場合には、制御部500は、預り釣銭額の内、1000円以上に対応する金額を算出し、その算出した金額を支払うための情報を貨幣排出処理部502に出力する。そして、貨幣排出処理部502は、その情報に基づいて、紙幣貯留識別部110nから預り釣銭情報に対応する金額の貨幣を排出し、紙幣支払口110bから支払う(ステップS527)。
なお、ポイント数を現金化して、精算することもできる。この場合も、1000円未満の精算は行われない。ここで、暗証番号入力用テンキーボード110cによって、精算したい金額情報を入力し、その情報に基づいて精算処理をするようにしてもよい。
続いて、制御部500は、預り釣銭情報から支払われた金額に対応する金額情報を減じ、預り釣銭情報を更新する。また、ポイント数を現金化して精算した場合には、その現金化されたポイント数を減じて、ポイント情報を更新する。
続いて、制御部500は、この更新された預り釣銭情報、会員顧客のID情報、ポイント情報、精算機110から支払われた金額情報、精算機110から支払われた金種毎の枚数情報などを店内管理装置140に出力する。店内管理装置140は、これらの情報に基づいて、管理情報を更新する(ステップS528)。
さらに、制御部500は、預り釣銭額情報、ポイント情報を記録するための情報を会員カード情報処理部501に出力し、会員カード情報処理部501では、カード処理部110gによって、預り釣銭額情報、ポイント情報が会員カード160に記録される(ステップS528)。
また、制御部500は、会員カード160のカードビジブル部163の磁気記録部を日付、ポイント数、預り釣銭額に対応して磁化させるための情報を会員カード情報処理部501に出力する。会員カード情報処理部501では、その情報に基づいて、カード処理部110gによって、カードビジブル部163の磁気記録部を磁化させる(ステップS528)。これによって、カードビジブル部163に、日付、ポイント数、預り釣銭額を表示することができる。
続いて、制御部500は、会員カード情報処理部501に会員カードを返却させるための情報を出力する。そして、会員カード情報処理部501は、その情報に基づいて、カード挿入口110aから会員カード160を返却する(ステップS517)。
(第4実施の形態)
第4実施の形態の精算機110について図25〜27を参照して説明する。なお、第3実施の形態の精算機110の構成と同一部分には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
図25は、精算機110の正面を示す平面図、図26は、精算機110の構成部を示す図、図27は、精算機110における動作の流れを示す図である。
まず、図25を参照して、精算機110の構成について説明する。
精算機110は、代金決済装置105において決済された情報に基づいて、例えば、預り釣銭の支払いを行う装置である。また、精算機110は、ネットワーク回線を介して店内管理装置140と通信可能に接続されている。
図25に示すように、精算機110は、筐体で構成され、その筐体の正面部には、記憶媒体受入手段として機能するカード挿入口110aおよびICコイン投入口110q、紙幣支払口110b、入力キー110r、精算ボタン110d、取消ボタン110e、表示部110f、硬貨受入口110i、貨幣受入手段として機能する紙幣挿入口110jおよび硬貨支払口110k、レシート挿入口110s、ICコイン返却口110tが設けられている。入力キー110rには、テンキーおよび各種精算処理機能を選択するアルファベットキーなどが備えられている。また、筐体の側部には、レシート710に記載されたバーコードを読取るハンディータイプのバーコードリーダ110wが設けられている。
また、筐体内には、カード挿入口110aから挿入された会員カード160を受け入れて会員カード160に設けられた記憶媒体の情報を処理し、会員カード160のカードビジブル部163の情報を書き換える、記憶媒体読取手段および預り釣銭情報更新手段として機能するカード処理部110gと、ICコイン投入口110qから投入されたICコイン700を受け入れてICコイン700に設けられた記憶媒体の情報を処理する、記憶媒体読取手段および預り釣銭情報更新手段として機能するコイン処理部110uとが備えられている。さらに、ICコイン700を貯留するICコイン貯留部110xが設けられている。
また、筐体内には、紙幣支払口110bから払い出される紙幣を貯留し排出する、預り釣銭支払手段として機能する紙幣貯留排出部110hが設置されている。また、硬貨受入口110iから投入された硬貨を識別し貯留する貨幣識別手段として機能する硬貨貯留識別部110mと、紙幣挿入口110jから挿入された紙幣を識別し貯留する貨幣識別手段として機能する紙幣貯留識別部110nと、硬貨支払口110kから払い出される硬貨を貯留し排出する、預り釣銭支払手段として機能する硬貨貯留排出部110pとが設置されている。
さらに、筐体内には、レシート挿入口110sから挿入されたレシート710に記載されたバーコードから所定の情報を読み取るバーコードリーダ部110vが設置されている。なお、このバーコードリーダ部110vにおいてレシート710に記載されたバーコードが読み取れない場合には、補助的に設けられたハンディータイプのバーコードリーダ110wを用いてレシート710に記載されたバーコードを読み取ることができる。また、レシート挿入口110sから挿入されたレシート710は、そのバーコードから情報が読み取られた後返却してもよい。また、レシート710に記載されたバーコード部のみを精算機110が回収してもよい。
カード処理部110gおよびコイン処理部110uには、アンテナ駆動回路を含むIC部、アンテナ部から構成されたリーダライタが備えられ、カード処理部110gに搬送された会員カード160内に設けられた記憶媒体、またはコイン処理部110uに搬送されたICコイン700内に設けられた記憶媒体からのID、預り釣銭金額、ポイント残高などの情報の読み取りや精算処理後の情報の書き込みを行う。
また、カード処理部110gには、会員カード160のカードビジブル部163に対向する裏面側に設けられた磁気記録部を、表示情報に対応した所定の英数字などの文字または模様状に磁気記録する磁気処理部が、上記したリーダライタに併設されている。磁気処理部によって、磁気記録部の所定の部分が磁化されることで、カードビジブル部163に、例えば、前回の取引日時、ポイント残高、預り釣銭金額などを12〜14桁の連番で表示することができる。
紙幣貯留排出部110hは、カード処理部110gで読み取られたIDに基づいて、店内管理装置140から読み取った預り釣銭額などの情報に対応する金額のうち紙幣分を紙幣支払口110bに搬送し、その紙幣を紙幣支払口110bから排出させるものである。
硬貨貯留排出部110pは、カード処理部110gで読み取られたIDに基づいて、店内管理装置140から読み取った預り釣銭額などの情報に対応する金額のうち硬貨分を硬貨支払口110kから排出させるものである。なお、硬貨支払口110kにおいて支払われる金種として、1円玉、10円玉、50円玉、100円玉、500百円玉のすべてを設定することができる。
硬貨貯留識別部110mは、硬貨受入口110iから投入された硬貨、例えば、1円玉、10円玉、50円玉、100円玉、500百円玉を識別し、貯留するものである。
紙幣貯留識別部110nは、紙幣挿入口110jから挿入される4種類の紙幣を識別し、貯留するものである。
ICコイン貯留部110xは、例えば、精算機110でICコイン700に記録された預り釣銭情報に基づいて全額精算され、ポイント情報などの他の情報も消去されたICコイン700を貯留するものである。また、精算機110がICコイン700の発行を行う場合には、このICコイン貯留部110xに貯留されたICコイン700の中から1つのICコイン700がコイン処理部110uに排出される。そして、コイン処理部110uで、例えば、ID、預り預り釣銭情報などの書き込みがなされ、ICコイン返却口110tから発行される。なお、ICコイン700の発行は、主に、レシート710を用いて精算処理を行い、その処理後において預り釣銭情報やポイント情報を有する場合に行われる。また、ICコイン貯留部110xにおけるICコイン700の貯留限界を超えた分のICコイン700は、例えば、下部の硬貨貯留識別部110mに隣接したICコイン回収部などに排出される。
なお、ここで示した精算機110における精算機能の一例として、預り釣銭額を全て支払う機能を備えることができる。
また、他の機能として、例えば、1000円未満の金額は精算しない精算モードを設定することができ、この場合には、硬貨受入口110iからその1000円に満たない分の硬貨を投入することで、預り釣銭の全てを支払わせることもできる。つまり、例えば、預り釣銭額が1682円の場合には、硬貨受入口110iから318円を投入し、預り釣銭額を2000円として、紙幣支払口110bから千円札2枚を支払わせることもできる。
さらに、例えば、1000円未満の金額は精算せず、さらに、硬貨の受入もしない精算モードを設定することができ、この場合には、1000円未満の金額は、預り釣銭情報として記録し、1000円以上の金額のみ精算されるので、少なくとも硬貨支払口110k、硬貨貯留排出部110p、硬貨貯留識別部110m、硬貨受入口110iを排除することができる。この精算モードの場合に、例えば、1000円未満の預り釣銭情報が記録された会員カード160がカード挿入口110aから、またはICコイン700がICコイン投入口110qから受け入れられたときには、会員カード160またはICコイン700を返却するなどの処理を行うことができる。
また、精算機110に両替機能を備えることもできる。例えば、精算機110に両替ボタン(図示しない)を設け、精算機110は、紙幣挿入口110j、硬貨受入口110iから所定の貨幣が入金され両替ボタンが押されると、それに伴う両替処理を行う。例えば、紙幣挿入口110jに五千円札が挿入され、両替ボタンが押されると、紙幣支払口110bから千円札が5枚排出される。また、硬貨受入口110iに硬貨が1000円分入金され、両替ボタンが押されると、紙幣支払口110bから千円札が1枚排出される。受け入れた貨幣の総額未満の一番近い金種が両替されるが、1000円札が入金された場合には500円玉ではなく100円玉が選択されるようにする。
ここで、これらの精算モードの設定は、例えば、会員カード160の発行時に、会員顧客毎に異なる設定とすることができる。そして、その情報は、会員カード160のIDに基づいて、店内管理装置140、会員カード160に記録される。
なお、会員顧客毎の精算モードは、(1)預り釣銭を10、000円未満預けるA会員顧客、(2)預り釣銭を1、000円未満預けるB会員顧客、(2)預り釣銭を全額返金するC会員顧客、と区分けし、商品の購入金額に対するポイントの付与割合をA会員を一番大きく、B会員を2番目に大きく、C会員を最小とするなどの差別化を図ってもよい。
すなわち、A会員とは、毎日この店舗に商品を購入しに来店し、10、000程度の金額を預けても差し支えないしと考える会員顧客であり、店舗にとっては、購入額が高額かつ多頻度となる場合が多く、商品を毎日買ってもらえる一番の優良顧客であると言える。B会員顧客とは、1、000円程度を預けても差し支えないしと考える会員顧客であり、購入額が中額となる場合が多く、商品を毎日買ってもらえるA会員顧客に準ずる会員顧客と位置付けされる。そして、C会員は多頻度に来てもらえない、例えば、店舗とは遠距離に在住の顧客であるか、他の店舗に商品を購入しによく来店する会員顧客と位置付けされる。
このように優良顧客の順に優遇することにより、優良顧客を他の店舗に取られにくくなり、また他の店舗からも顧客を連れてくる要因となる。ポイント付与は、A会員顧客、B会員顧客、C会員顧客の区別なく一律に高くすると顧客の定着率を高める半面、店舗の経済的負担が大きくなる。しかし、上記に例示したように、優良顧客の順に優遇することにより、この問題を解決することができ、顧客の定着率と店舗の経済的負担とのバランスをとることができ、利益効果に優れる。なお、本実施例においてはA会員顧客、B会員顧客、C会員顧客としたが、さらに多くの区分を設けてもよい。
次に、精算機110の機能の構成の一例を図26に示す。
図17に示すように、精算機110は、制御部900、会員カード情報処理部901、ICコイン情報処理部902、貨幣排出処理部903、選択ボタン検知部904、貨幣識別部905、ICコイン貯留排出部906、レシート情報処理部907から構成されている。
制御部900は、演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)から主に構成され、CPUでは、ROMやRAMに格納されたプログラムやデータなどを用いて各種の演算処理を実行する。この制御部900では、会員カード情報処理部901、ICコイン情報処理部902、貨幣排出処理部903、選択ボタン検知部904、貨幣識別部905、ICコイン貯留排出部906、レシート情報処理部907の各機部間との信号の出入力を制御している。また、制御部900は、ネットワーク回線を介して店内管理装置140との間の信号の出入力も制御している。
また、ここでは、会員カード情報処理部901は、上述したカード処理部110gとして機能し、ICコイン情報処理部902は、上述したコイン処理部110uとして機能し、貨幣排出処理部903は、上述した紙幣貯留排出部110hおよび硬貨貯留排出部110pとして機能する。
また、選択ボタン検知部904は、精算ボタン110d、取消ボタン110e、入力キー110rが押されたことを検知し、その押された信号に基づいて、制御部900に信号を出力するものである。
さらに、貨幣識別部905は、上述した硬貨貯留識別部110mおよび紙幣貯留識別部110nとして機能し、ICコイン貯留排出部906は、上述したICコイン貯留部110xとして機能し、レシート情報処理部907は、上述したバーコードリーダ部110vとして機能する。
そして、制御部900によって制御される、会員カード情報処理部901、ICコイン情報処理部902、貨幣排出処理部903、選択ボタン検知部904、貨幣識別部905、ICコイン貯留排出部906、レシート情報処理部907の各機器部は、次のように動作する(図27)。
以下に、図27を参照してその動作を説明する。
まず、会員カード情報処理部901は、カード挿入口110aに会員カード160が挿入されるのを、ICコイン情報処理部902は、ICコイン投入口110qにICコイン700が投入されるのを、また、レシート情報処理部907は、レシート挿入口110sにレシート710が挿入されるのを待機しており、それらが行われた場合にはそれぞれに応じたステップS910からの処理を実行する。
制御部900は、会員カード情報処理部901、ICコイン情報処理部902またはレシート情報処理部907からの情報に基づいて、精算機110の各受入部から会員カード160、ICコイン700、レシート710のいずかれが挿入されたか否かを判定する(ステップS910)。
ステップS910の判定で、Noの場合には、制御部900は、リターンしスタートに戻り再び同じ処理を繰り返す、いわゆる待機状態となる。
ステップS910の判定で、Yesの場合において、会員カード160が挿入された場合には、会員カード情報処理部901は、会員カード160からIDを読み取る。また、ICコイン700が投入された場合には、ICコイン情報処理部902は、ICコイン700からIDを読み取る。さらに、レシート710が挿入された場合には、レシート情報処理部907は、レシート710からIDを読み取る。そして、各処理部は、その読み取ったID情報を制御部900に出力する。続いて、制御部900は、そのID情報を店内管理装置140に出力し、そのIDに基づいて、店内管理装置140から預り釣銭情報、ポイント情報、暗証番号、精算モードなどを読み取る(ステップS911)。なお、これらの情報は、会員カード160、ICコイン700内に設けられた記憶媒体またはレシート710のバーコードから読み取ることもできる。
続いて、制御部900は、会員カード160、ICコイン700、レシート710のいずれかの受け付けを判定すると、表示部110fに所定の情報を表示するための表示情報を出力する。そして、表示部110fは、例えば、「Aボタン;全額返金」、「Bボタン;1000円以上返金と1000円未満預り釣銭、購入額1000円に付きポイント24付」および「Cボタン;全額預り釣銭、購入額1000円に付きポイント36付」の所定の情報を表示する(ステップS912)。
続いて、制御部900は、選択ボタン検知部904からの情報に基づいて、顧客が選択したボタンがAボタン、Bボタン、Cボタンのいずれであるかを判定する(ステップS913)。
ステップS913の判定で、「Aボタン」と判定された場合には、精算処理モードを全額返金モードに設定する(ステップS914)。例えば、会員カード160のIDに基づいて記録されている情報には「全額返金モード」以外のモードが設定されていても、この設定を行うことで「全額返金モード」に変更することができる。
ステップS913の判定で、「Bボタン」と判定された場合には、ステップS918に進む。
ステップS913の判定で、「Cボタン」と判定され、さらに、レシート710が受け入れられた場合には、制御部900は、レシート情報処理部907で読み取られたIDに基づく預り釣銭額がICコイン700を貸し出す際に徴収する預り保証金額以上であるかを判定する(ステップS915)。
ステップS915の判定で、Noの場合には、制御部900は、入金を要求するための表示を行う表示情報を表示部110fに出力する。そして、表示部110fは、預り保証金額に対する預り釣銭額の不足金額を、例えば、「不足金50円入金してください」などを表示する(ステップS916)。
続いて、貨幣識別部905において確認された入金に基づいて(ステップS917)、再度、ステップS915の判定を行う。
ステップS915の判定で、Yesの場合には、ステップS920に進む。
次いで会員カードが挿入された場合には、制御部900は、暗証番号の入力要求の情報を表示させるための表示情報を表示部110fに出力し、表示部110fはその情報に基づいて、例えば、「暗証番号を入力してください」などの情報を表示する(ステップS918)。なお、この表示は、会員カード160が使用されているときに表示される。
続いて、会員カードが挿入された場合には、制御部900は、選択ボタン検知部904の情報に基づいて、入力キー110rで入力された暗証番号と、すでに記録されている暗証番号との比較を行い、入力されたが暗証番号が正しいか否かを判定する(ステップS919)。
ステップS919の判定で、Noの場合には、制御部900は、会員カード情報処理部901に会員カード160を返却させるための情報を出力する。そして、会員カード情報処理部901は、その情報に基づいて、カード挿入口110aから会員カード160を返却する(ステップS934)。なお、ICコイン700またはレシート710が使用されている場合には、ステップS918およびステップS919の工程は省略することができる。
一方、ステップS919の判定で、Yesの場合、またはステップS915の判定で、Yesの場合、制御部900は、預り釣銭額およびポイント数を表示させるための表示情報を表示部110fに出力し、表示部110fはその情報に基づいて、例えば、「預り釣銭額3451円、ポイント数487ポイント」などの情報を表示する(ステップS920)。
さらに、制御部900は、追加入金可能であることを表示させるための表示情報を表示部110fに出力し、表示部110fはその情報に基づいて、例えば、「追加入金可能です」などの情報を表示する(ステップS921)。
続いて、制御部900は、選択ボタン検知部904の情報に基づいて、「取消ボタン」、「精算ボタン」、「未入力」、「Cボタン」の情報かを判定する(ステップS922)。
ステップS922の判定で、「未入力」の場合には、制御部900は、動作モードが、「入金受付可能」か、「入金受付不可能」かを判定する(ステップS923)。
ここで、動作モードが「入金受付可能」とは、精算機110に硬貨受入口110i、硬貨貯留識別部110m、紙幣挿入口110j、紙幣貯留識別部110nが設けられ、精算機110に投入または挿入された貨幣額を預り釣銭情報に加算するよう設定されている場合である。一方、動作モードが「入金受付不可能」とは、精算機110に硬貨受入口110i、硬貨貯留識別部110m、紙幣挿入口110j、紙幣貯留識別部110nなどが設けられていない場合や、それらが設けられていても貨幣の受け入れを行わないことが設定されている場合などである。
ステップS923の判定で、「入金受付不可能」の場合には、ステップS922に進み、精算ボタン110dまたは取消ボタン110eが押されるまで同じ工程を繰り返す、いわゆる待機状態となる。
一方、ステップS923の判定で、「入金受付可能」の場合には、制御部900は、貨幣識別部905の情報に基づいて、硬貨受入口110iまたは紙幣挿入口110jから入金されたか否かを判定する(ステップS924)。
ステップS924の判定で、Noの場合には、ステップS922に進み、精算ボタン110dまたは取消ボタン110eが押されるか、新たに入金を受け付けるまで同じ工程を繰り返す、いわゆる待機状態となる。
ステップS924の判定で、Yesの場合には、制御部900は、予め設定された制限条件に該当するか否かを判定する(ステップS925)。ここで、予め設定された制限条件とは、(1)預り釣銭額が所定金額以上(例えば、10000円以上)の場合、(2)入金が所定金額以上(例えば、10000円以上)の場合、(3)前回精算処理を行ったときから所定時間経過した場合、(4)買物の精算処理はなく、両替のみで前回の両替から所定時間内である場合、(5)入金可能枚数を超過した場合などの場合である。
ステップS925の判定で、Noの場合には、制御部900は、貨幣識別部905からの貨幣識別情報に基づいて、入金された金額を、ステップS911でIDに基づいて読み込まれた預り釣銭額に加算し、預り釣銭情報を更新する。また、制御部900は、IDに基づいて、その更新された預り釣銭情報を店内管理装置140に出力し、店内管理装置140では、そのIDで管理されている預り釣銭情報を更新する。さらに、制御部900は、更新された預り釣銭情報を記録するための情報を会員カード情報処理部901またはICコイン情報処理部902に出力し、会員カード情報処理部501では、カード処理部110gによって、その更新された預り釣銭額情報が会員カード160に記録され、ICコイン情報処理部902では、コイン処理部110uによって、その更新された預り釣銭額情報がICコイン700に記録される(ステップS926)。
一方、ステップS925の判定で、Yesの場合には、制御部900は、予め設定された制限条件に該当する文言を表示するための表示情報を表示部110fに出力し、表示部110fはその情報に基づいて、次のように情報を表示する(ステップS927)。
制限条件が、(1)預り釣銭額が所定金額以上(例えば、10000円以上)の場合には、「10000円以上の預り金はできません」、(2)入金が所定金額以上(例えば、10000円以上)の場合には、「10000円以上の入金はできません」、(3)前回精算処理を行ったときから所定時間経過した場合には、「もう一度買物をして頂けると入金できます」、(4)買物の精算処理はなく、両替のみで前回の両替から所定時間内である場合には、「もう一度買物をして頂けると入金できます」、(5)入金可能枚数を超過した場合などの場合には、「1回の○円札、または○円玉の入金可能枚数は○○枚です」などの表示を行う。
続いて、制御部900は、上記制限条件を超えた分の入金された貨幣を返却するための情報を貨幣排出処理部903に出力し、貨幣排出処理部903は、その情報に基づいて、硬貨貯留識別部110mおよび紙幣貯留識別部110nから預り釣銭情報に対応する金額の貨幣を排出し、硬貨支払口110kおよび紙幣支払口110bから貨幣を返却する(ステップS928)。
ステップS922の判定で、「取消ボタン」の場合には、制御部900は、会員カード160が用いられている場合には、会員カード情報処理部901に会員カード160を返却させるための情報を出力し、ICコイン700が用いられている場合には、ICコイン情報処理部902にICコイン700を返却させるための情報を出力し、レシート710が用いられている場合には、レシート情報処理部907にレシート710を返却させるための情報を出力する。そして、それぞれの情報処理部は、その情報に基づいて、会員カード160、ICコイン700またはレシート710を返却する(ステップS934)。この場合、ステップS933の処理は行わない。
ステップS922の判定で、「Cボタン」の場合には、制御部900は、預り釣銭情報を更新し、この預り釣銭情報を店内管理装置140へ出力する。そして、店内管理装置140は、更新された預り釣銭情報をIDに基づいて記録する。さらに、会員カード160またはICコイン700が使用されている場合には、制御部900は、更新された預り釣銭情報を記録するための情報を会員カード情報処理部901またはICコイン情報処理部902に出力し、会員カード情報処理部901では、カード処理部110gによって、その更新された預り釣銭額情報が会員カード160に記録され、ICコイン情報処理部902では、コイン処理部110uによって、その更新された預り釣銭額情報がICコイン700に記録される(ステップS933)。
そして、制御部900は、情報が更新された会員カード160またはICコイン700を返却させるための情報を会員カード情報処理部901またはコイン情報処理部902に出力する。そして、会員カード情報処理部901は、その情報に基づいて、カード挿入口110aから会員カード160を返却し、コイン情報処理部902は、その情報に基づいて、コイン返却口110tからICコイン700を返却する(ステップS934)。
また、レシート710が使用されている場合には、制御部900は、ICコイン貯留排出部906に1つのICコイン700をコイン情報処理部902に排出するための情報を出力し、ICコイン貯留排出部906は、その情報に基づいて、コイン情報処理部902に1つのICコイン700を排出する。さらに、制御部900は、そのICコイン700に預り釣銭情報およびIDを記録する情報をコイン情報処理部902に出力し、コイン情報処理部902では、その情報をICコイン700に記録し、コイン返却口110tからICコイン700を返却する(ステップS934)。
一方、ステップS928の判定で、「精算ボタン」の場合には、制御部900は、精算モードが全額預り釣銭モードか否かを判定する(ステップS929)。
ステップS929の判定で、Yesの場合には、制御部900は、預り釣銭情報を更新し、この預り釣銭情報を店内管理装置140へ出力する。そして、店内管理装置140は、更新された預り釣銭情報をIDに基づいて記録する。さらに、会員カード160またはICコイン700が使用されている場合には、制御部900は、更新された預り釣銭情報を記録するための情報を会員カード情報処理部901またはICコイン情報処理部902に出力し、会員カード情報処理部901では、カード処理部110gによって、その更新された預り釣銭額情報が会員カード160に記録され、ICコイン情報処理部902では、コイン処理部110uによって、その更新された預り釣銭額情報がICコイン700に記録される(ステップS933)。
そして、制御部900は、情報が更新された会員カード160またはICコイン700を返却させるための情報を会員カード情報処理部901またはコイン情報処理部902に出力する。そして、会員カード情報処理部901は、その情報に基づいて、カード挿入口110aから会員カード160を返却し、コイン情報処理部902は、その情報に基づいて、コイン返却口110tからICコイン700を返却する(ステップS934)。
一方、ステップS929の判定で、Noの場合には、制御部900は、精算モードが全額返金モードか否かを判定する(ステップS930)。
ステップS930の判定で、Yesの場合には、貨幣排出処理部903に預り釣銭額およびポイント数に対応する金額を支払わせるための情報を出力する。貨幣排出処理部903は、その情報に基づいて、硬貨貯留排出部110pおよび紙幣貯留識別部110nから預り釣銭情報に対応する金額の貨幣を排出し、硬貨支払口110kおよび紙幣支払口110bから支払う。(ステップS931)。
続いて、制御部900は、ステップS931によって支払われた金額に対応する金額を 預り釣銭から減じ、預り釣銭情報を「0」として更新し、この預り釣銭情報を店内管理装置140へ出力する。そして、店内管理装置140は、更新された預り釣銭情報をIDに基づいて記録する。さらに、会員カード160またはICコイン700が使用されている場合には、制御部900は、更新された預り釣銭情報を記録するための情報を会員カード情報処理部901またはICコイン情報処理部902に出力し、会員カード情報処理部901では、カード処理部110gによって、その更新された預り釣銭額情報が会員カード160に記録され、ICコイン情報処理部902では、コイン処理部110uによって、その更新された預り釣銭額情報がICコイン700に記録される(ステップS933)。
そして、制御部900は、情報が更新された会員カード160またはICコイン700を返却させるための情報を会員カード情報処理部901またはコイン情報処理部902に出力する。そして、会員カード情報処理部901は、その情報に基づいて、カード挿入口110aから会員カード160を返却し、コイン情報処理部902は、その情報に基づいて、コイン返却口110tからICコイン700を返却する(ステップS934)。
一方、レシート710が使用されている場合には、制御部900は、ICコイン貯留排出部906に1つのICコイン700をコイン情報処理部902に排出するための情報を出力し、ICコイン貯留排出部906は、その情報に基づいて、コイン情報処理部902に1つのICコイン700を排出する。さらに、制御部900は、そのICコイン700に預り釣銭情報およびIDを記録する情報をコイン情報処理部902に出力し、コイン情報処理部902では、その情報をICコイン700に記録し、コイン返却口110tからICコイン700を返却する(ステップS934)。
一方、ステップS930の判定で、Noの場合には、制御部900は、預り釣銭額の内、1000円以上に対応する金額を算出し、その算出した金額を支払うための情報を貨幣排出処理部903に出力する。そして、貨幣排出処理部903は、その情報に基づいて、紙幣貯留識別部110nから預り釣銭情報に対応する金額の貨幣を排出し、紙幣支払口110bから支払う(ステップS932)。
なお、ポイント数を現金化して、精算することもできる。この場合も、1000円未満の精算は行われない。ここで、入力キー110rによって、精算したい金額情報を入力し、その情報に基づいて精算処理をするようにしてもよい。
続いて、制御部900は、預り釣銭情報から支払われた金額に対応する金額情報を減じ、預り釣銭情報を更新する。また、ポイント数を現金化して精算した場合には、その現金化されたポイント数を減じて、ポイント情報を更新する。
続いて、制御部900は、この更新された預り釣銭情報、会員顧客のID情報、ポイント情報、精算機110から支払われた金額情報、精算機110から支払われた金種毎の枚数情報などを店内管理装置140に出力する。店内管理装置140は、これらの情報に基づいて、管理情報を更新する(ステップS933)。さらに、会員カード160またはICコイン700が使用されている場合には、制御部900は、更新された預り釣銭情報を記録するための情報を会員カード情報処理部901またはICコイン情報処理部902に出力し、会員カード情報処理部901では、カード処理部110gによって、その更新された預り釣銭額情報が会員カード160に記録され、ICコイン情報処理部902では、コイン処理部110uによって、その更新された預り釣銭額情報がICコイン700に記録される(ステップS933)。
そして、制御部900は、情報が更新された会員カード160またはICコイン700を返却させるための情報を会員カード情報処理部901またはコイン情報処理部902に出力する。そして、会員カード情報処理部901は、その情報に基づいて、カード挿入口110aから会員カード160を返却し、コイン情報処理部902は、その情報に基づいて、コイン返却口110tからICコイン700を返却する(ステップS934)。
なお、会員カード情報処理部901は、会員カード160のカードビジブル部163の磁気記録部の情報を更新することができる。この場合には、制御部900は、会員カード160のカードビジブル部163の磁気記録部を日付、ポイント数、預り釣銭額に対応して磁化させるための情報を会員カード情報処理部901に出力する。会員カード情報処理部901では、その情報に基づいて、カード処理部110gによって、カードビジブル部163の磁気記録部を磁化させる。これによって、カードビジブル部163に、日付、ポイント数、預り釣銭額を表示することができる。
(店内管理装置140)
図19は、店内管理装置140の構成部を示す図、図20は、店内管理装置140における動作の流れを示す図である。
図3に示されているように、店内管理装置140は、代金決済装置105、精算機110、会員カード発行機120、レジスタ装置(POS)203とネットワーク回線を介して通信可能に接続されている。
また、店内管理装置140は、例えば、プロトコルコンバータ、モデム、一般通信回線を介して店外総合管理装置150と通信可能な状態になっている。なお、店外総合管理装置150は、さらに他店の店内管理装置と通信可能な状態になっている。
さらに、店内管理装置140は、例えば、パーソナルコンピュータ141などとも接続され、このパーソナルコンピュータ141において、例えば、店内管理装置140に店内の各機器から出力される情報、店外総合管理装置150に出力する情報、店外総合管理装置150からの所定の情報などを参照することができる。
また、このパーソナルコンピュータ141において、例えば、各機器のモードの設定、ポイントモードの設定などを行うことができる。
図19に示すように、店内管理装置140は、制御部600、代金決済装置情報管理部601、精算機情報管理部602、会員カード発行機情報管理部603、レジスタ装置(POS)情報管理部604、店外総合管理装置情報管理部605から構成されている。
制御部600は、演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)から主に構成され、CPUでは、ROMやRAMに格納されたプログラムやデータなどを用いて各種の演算処理を実行する。この制御部600では、代金決済装置情報管理部601、精算機情報管理部602、会員カード発行機情報管理部603、レジスタ装置(POS)情報管理部604、店外総合管理装置情報管理部605の各管理部間の信号の出入力、および、ネットワーク回線を介して各機器との間の信号の出入力を制御している。
なお、店内管理装置140は、役割分担した同一ネットワーク上の複数のコンピュータシステムで構成することもできる。例えば、代金決済装置管理用、精算機理用、会員カード発行機管理用、レジスタ装置(POS)管理用などの複数のコンピュータシステムを用いれば、それだけ各役割を高速に実行することができる。
そして、制御部600によって制御される、代金決済装置情報管理部601、精算機情報管理部602、会員カード発行機情報管理部603、レジスタ装置(POS)情報管理部604、店外総合管理装置情報管理部605の各管理部は、次のように動作する(図18)。
以下に、図18を参照してその管理動作の一例を説明する。
ここで、(1)代金決済装置情報管理部601、(2)精算機情報管理部602、(3)会員カード発行機情報管理部603、(4)レジスタ装置(POS)情報管理部604、(5)店外総合管理装置情報管理部605のそれぞれにおける各機器との情報の通信動作を分けて説明する。
(1)代金決済装置情報管理部601と代金決済装置105との情報の通信動作
制御部600は、代金決済装置105の電源投入に伴い、代金決済装置情報管理部601から、カード挿入口の設定モード、施錠認証モードなどの各動作モード、会員顧客に付与される、例えば、商品購入によって付与されるポイント、来店ポイント、イベントポイント、雨の日ポイント、レディースポイント、時間帯ポイント、曜日ポイントなどのポイントモードなどの情報を読み出し、代金決済装置105に出力する(ステップS610)。
制御部600は、代金決済装置105からの会員カード160のID情報に基づく情報の要求に対して、代金決済装置情報管理部601から、預り釣銭情報、ポイント情報、貸出用買物かご107の預り保証金情報などの情報を読み出し、代金決済装置105に出力する(ステップS611)。また、制御部600は、例えば、代金決済装置105にICコイン700が使用された場合には、そのID情報に基づく情報の要求に対して、代金決済装置情報管理部601から、預り釣銭情報、ポイント情報などの情報を読み出し、代金決済装置105に出力する。さらに、代金決済装置105からレシート710を発行する際に付与されるID情報などを代金決済装置情報管理部601から代金決済装置105に出力する。
制御部600は、代金決済装置105からの紙幣収納部105fの取り出しに対する処理における代金決済装置105からの、代金決済装置105を操作する店員ID情報、開閉ドアの開閉情報、電源ON−OFF情報、紙幣収納部105f交換情報、日時情報、店員交代に伴う店員ID情報、紙幣挿入口105cから入金された金額情報、紙幣識別部402で識別された金種毎の枚数情報などの情報を入力し、代金決済装置情報管理部601に記録する。そして、代金決済装置情報管理部601では、それらの記録された情報を、例えば、履歴情報として集計する(ステップS612)。
制御部600は、購入商品に対する代金決済処理における代金決済装置105からの、顧客のID情報、預り釣銭額情報、ポイント情報、紙幣挿入口105cから入金された金額情報、購入商品の合計金額情報、預り保証金額情報、貸し出された貸出用買物かご107の数量情報、購入商品毎の代金情報、紙幣識別部402で識別された金種毎の枚数情報、代金決済装置105を操作する店員のID情報などの情報を入力し、代金決済装置情報管理部601に記録する。そして、代金決済装置情報管理部601では、それらの記録された情報を、例えば、履歴情報として集計する(ステップS613)。
制御部600は、ゲート情報(会員顧客ゲート)、使用された代金決済装置105の装置ナンバ(No)、会員顧客のID情報、販売商品毎の売上額情報、販売商品毎の売上額情報から仕入額を差し引いた粗利情報、会員毎の売上額情報、消費税情報、販売商品および各販売商品の数量に対応する情報などを代金決済装置情報管理部601に記録する。
そして、代金決済装置情報管理部601では、それらの情報を、例えば、履歴情報として記録する。また、制御部600は、閉店や1日に1度定時刻にこれら履歴情報を項目毎に集計して、例えば、総売上高、販売商品総仕入額、総売上高から販売商品総仕入額を差し引いた総粗利額、総粗利額から販売管理費(労務費や電力料金等の経費総額)を差し引いた本業の儲けを示す営業利益などを算出し、代金決済装置情報管理部601に記録する。
さらに、制御部600は、非会員顧客(通常顧客)の各種情報や集計結果が記録されたレジスタ装置(POS)情報管理部604から情報を読み取り、業務分析用として会員顧客と非会員顧客の区分毎、時間帯毎、顧客グループ(年齢性別)毎の売上額と粗利額、会員顧客と非会員顧客の区分毎の稼動率(会員顧客ゲート、通常顧客ゲートからの送信間隔が所定時間以上となったら非稼動時間をインクリメントし、所定時間以内であれば稼動時間をインクリメントし、例えば、稼動率=稼動時間/営業時間として演算する)などを算出し、代金決済装置情報管理部601に記録する(ステップS614)。また、制御部600は、販売商品および各販売商品の数量に対応する情報に基づいて、在庫情報を更新する(ステップS614)。
ここで、代金決済装置情報管理部601に記録された各種情報や集計結果は、パーソナルコンピュータ141に入力された指示に従ってパーソナルコンピュータ141の画面に表示したり、プリンタに印刷できる。このように、店舗の経営者は、各種情報や集計結果を逐一把握できるので、例えば、会員顧客ゲート100と通常顧客ゲート200の設置割合などを検討して、経営指針をたてることができる。
(2)精算機情報管理部602と精算機110との情報の通信動作
制御部600は、精算機110からの会員カード160のID情報に基づく情報の要求に対して、精算機情報管理部602から、預り釣銭情報、ポイント情報、暗証番号などの情報を読み出し、代金決済装置105に出力する(ステップS615)。また、制御部600は、例えば、精算機110にICコイン700、レシート710が使用された場合には、そのID情報に基づく情報の要求に対して、精算機情報管理部602から、預り釣銭情報、ポイント情報などの情報を読み出し、精算機110に出力する。
制御部600は、精算機110からの、顧客のID情報、更新された預り釣銭情報、更新されたポイント情報、精算機110から支払われた金額情報、精算機110から支払われた金種毎の枚数情報などの情報を入力し、精算機情報管理部602に記録する。そして、精算機情報管理部602では、それらの記録された情報を、例えば、履歴情報として集計する(ステップS616)。
(3)会員カード発行機情報管理部603と会員カード発行機120との情報の通信動作
制御部600は、会員カード160を新発行する際に、会員カード発行機120に接続されたパーソナルコンピュータ121または会員カード発行機120の操作キー部120bで入力された、例えば、会員登録をする際の顧客の住所、氏名、年齢、性別、連絡先、生年月日、好きな買物、年収、暗証番号などの顧客属性情報、会員カード160の預り保証金情報を会員カード発行機情報管理部603に出力する。また、制御部600は、会員カード発行機120からの要求によりIDを付与し、そのID情報を会員カード発行機120に出力する。会員カード発行機情報管理部603では、そのIDに基づいて各情報を管理する(ステップS617)。
制御部600は、パーソナルコンピュータ121または操作キー部120bから入力された顧客属性情報を入力し、その情報に基づいて、会員IDを検索し、その検索結果を会員カード発行機120に出力する(ステップS618)。
制御部600は、各管理部が管理している情報から、入力したIDに基づいて管理されている情報を検索し、会員カード発行機120に出力する(ステップS619)。
制御部600は、会員顧客の解約に伴い、入力したIDに基づいて管理されている情報から貸出用買物かご数、預り保証金額および預り釣銭額を「0」に更新する。また、制御部600は、そのIDに基づいて管理されている情報を消去する(ステップS620)。
制御部600は、会員カード160を再発行する際に、旧IDに基づいて管理されている情報を、新たに付与されたIDに基づく情報として記録する(ステップS621)。
(4)レジスタ装置(POS)情報管理部604とレジスタ装置(POS)203との情報の通信動作
制御部600は、通常顧客ゲート200に備えられたレジスタ装置(POS)203から出力された、ゲート情報(通常顧客ゲート)、使用されたレジスタ装置(POS)106の装置ナンバ(No)、販売商品毎の売上額情報、販売商品毎の売上額情報から仕入額を差し引いた粗利情報、消費税情報、販売商品および各販売商品の数量に対応する情報などをレジスタ装置(POS)情報管理部604に記録する。
そして、レジスタ装置(POS)情報管理部604では、それらの情報を、例えば、履歴情報として記録する。また、制御部600は、閉店や1日に1度定時刻にこれら履歴情報を項目毎に集計して、例えば、総売上高、販売商品総仕入額、総売上高から販売商品総仕入額を差し引いた総粗利額、総粗利額から販売管理費(労務費や電力料金等の経費総額)を差し引いた本業の儲けを示す営業利益などを算出し、レジスタ装置(POS)情報管理部604に記録する(ステップS622)。
さらに、制御部600は、会員顧客の各種情報や集計結果が記録された代金決済装置情報管理部601から情報を読み取り、業務分析用として会員顧客と非会員顧客の区分毎、時間帯毎、顧客グループ(年齢性別)毎の売上額と粗利額、会員顧客と非会員顧客の区分毎の稼動率(会員顧客ゲート、通常顧客ゲートからの送信間隔が所定時間以上となったら非稼動時間をインクリメントし、所定時間以内であれば稼動時間をインクリメントし、例えば、稼動率=稼動時間/営業時間として演算する)などを算出し、レジスタ装置(POS)情報管理部604に記録する(ステップS622)。また、制御部600は、販売商品および各販売商品の数量に対応する情報に基づいて、在庫情報を更新する(ステップS622)。
ここで、レジスタ装置(POS)情報管理部604に記録された各種情報や集計結果は、パーソナルコンピュータ141に入力された指示に従ってパーソナルコンピュータ141の画面に表示したり、プリンタに印刷できる。このように、店舗の経営者は、各種情報や集計結果を逐一把握できるので、例えば、会員顧客ゲート100と通常顧客ゲート200の設置割合などを検討して、経営指針をたてることができる。
(5)店外総合管理装置情報管理部605と店外総合管理装置150との情報の通信動作
店内管理装置140は、店外総合管理装置150と、例えば、プロトコルコンバータ、モデム、一般通信回線を介して通信可能な状態になっている。
この店外総合管理装置150との通信は、会員カード160または店員カードのIDに基づいて行われ、代金決済装置情報管理部601、精算機情報管理部602、会員カード発行機情報管理部603、レジスタ装置(POS)情報管理部604において集計された情報のうち、店外総合管理装置150に出力される情報は、店外総合管理装置情報管理部605に記録される。そして、制御部600は、店外総合管理装置情報管理部605に記録された情報を店外総合管理装置150に出力する(ステップS622)。
ここで、店外総合管理装置150に出力される情報には、上記した全ての店内管理装置140の情報であり、これらの情報は、例えば、時計、日計、週計、月計などに集計されている(ステップS623)。
なお、店外総合管理装置150から情報を読み込む場合にも、会員カード160または店員カードのIDを認証情報として機能させ、認証が確認できれば、店外総合管理装置150で管理されている情報を読み出すことができる。例えば、認証情報として会員カード160のIDが用いられた場合には、そのIDに基づく情報を読み出すことができる。また、認証情報として店員カードのIDが用いられた場合には、集計された各店舗の売上情報、顧客の情報などを読み出すことができる。
また、店外総合管理装置150との通信の際の各情報の入力、情報の読み出し、情報の表示などは、店内管理装置140に接続されたパーソナルコンピュータ141などを用いて行うことができる。
店外総合管理装置150では、各店舗に設置された店内管理装置140からの情報管理要求の受け入れに対応する情報が入力されるのを待機し、その情報が入力されたか否かを検知している(ステップS624)。この情報管理要求の受け入れは、随時または定期的に行われる。
そして、店外総合管理装置150に、情報管理要求がなされ、その情報管理を各店舗共通で行う場合(ステップS624の「あり(店舗共通)」)には、店外総合管理装置150は、各店内管理装置140から出力された情報を記録し、情報の集計を行う。
一方、店外総合管理装置150に、情報管理要求がなされ、その情報管理を各店舗別で行う場合(ステップS624の「あり(店舗別)」)には、各店舗は独立して経営されているため、例えば、A店で貸出用買い物かご107が貸し出され、A店とは経営者の異なるB店でその貸出用買い物かご107が返却され、B店が預り保証金を支払うようなことが生じる。また、A店においてされた預り釣銭を、B店で支払うようなことも生じる。このようなことは、これ以外にも、例えば、ポイント情報を現金化する場合にも生じる。
店外総合管理装置150では、このようことが生じた場合に、A店にB店が支払った金額を請求するための請求書をプリンタなどで印字する。また、この請求書は、例えば、電子メールなどでA店に送ることもできる(ステップS625)。
以上、一実施の形態の代金決済精算システム10を構成する、会員カード160、会員カード発行機120、貸出用買物かご107、貸出用買物かご設置部104、レジスタ装置(POS)203、代金決済装置105、精算機110、店内管理装置140などについて説明した。
上記した代金決済精算システム10は、会員カード160を有する会員顧客が会計処理を行う会員顧客ゲート100と、会員カード160を有しない通常顧客が会計処理を行う通常顧客ゲート200とから構成されており、店員と金銭の授受を行う通常顧客の会計処理と、店員と金銭の授受を行わない会員顧客の会計処理とを区分して行うことができるため、会員顧客ゲート100における会計処理を迅速に行うことができる。また、会員顧客ゲート100を利用する会員顧客には、代金決済の迅速な処理という利点の他にも、例えば、各種ポイントを付与するなどの利点を与えることができる。
また、会員登録をした顧客に対してのみ会員カード160を発行することで、繰り返し来店することを考えている有効な顧客に対して、付加価値の高い会員顧客ゲート100での代金決済処理を行うことができる。
さらに、代金決済精算システム10では、店内管理装置140によって、会員顧客ゲート100で得られた会計処理に関する情報と、通常顧客ゲート200で得られた会計処理に関する情報とを区分して管理することができる。また、店内管理装置140では、会計処理に関する情報を、例えば、履歴情報に集計したり、各種商品毎に売上数量、売上金額、在庫数などを集計することができる。さらに、会員顧客ゲート100で得られた会計処理に関する情報の場合には、例えば、会員顧客のIDに基づいて会員顧客毎に情報を管理することなどもできる。
また、店内管理装置140の接続されたパーソナルコンピュータ141によって、例えば、店内管理装置140に店内の各機器から出力される情報、店内管理装置140で集計された各種情報などを画面上で確認することができ、また、パーソナルコンピュータ141にプリンタなどを接続することで、それらの情報を印字して出力することができる。
さらに、店内管理装置140は、例えば、プロトコルコンバータ、モデム、一般通信回線を介して店外総合管理装置150と通信可能な状態であり、店内管理装置140で集計した各種情報を店外総合管理装置150に出力し、その出力された情報は店外総合管理装置150で管理され、集計される。店外総合管理装置150では、例えば、同じグループ店舗から出力された情報を集計し、店舗毎の集計情報の一覧などを作成して各店舗の店内管理装置140に出力することなどもできる。このように、店外総合管理装置150を設けることで、例えば、グループ店舗の売上状況などの情報を逐一得ることができ、店舗の経営プランなどを計画する際の情報として用いることができる。
会計場における会計処理台上のスペースは限られているため、例えば、大型の代金決済装置などを設置することができない。例えば、代金決済装置の大型化の要因の一つとして、釣銭機の千円札などの払出部とその収納部が挙げられる。そこで、本発明の代金決済精算装置、代金決済精算方法、貨幣識別装置、代金決済装置、貨幣識別方法、代金決済方法、代金決済システムによれば、代金決済装置から釣銭機を削除し、別体の精算機を別の場所に設けて釣銭を返却することで、代金決済装置を小型にでき、会計処理台上の比較的狭いスペースにも設置することができる。
また、本発明の代金決済精算装置、代金決済精算方法、貨幣識別装置、代金決済装置、貨幣識別方法、代金決済方法、代金決済システムによれば、施錠機能部の施錠を解除することによって、紙幣収納部を取り外すことができる。さらに、店員が紙幣収納部内の紙幣に触ることなく、紙幣収納部ごと回収し、会計責任者に紙幣収納部を手渡す作業で済むので、紙幣の紛失、店員による不正行為などを防止することができ、現金一元管理が可能になる。
また、紙幣収納部に記録部を配設し、この記録部に、紙幣収納部に収納された紙幣の種類、数量などを記録することができる。さらに、紙幣収納部の記録部には、装置を取り扱う店員の情報、日時、紙幣収納部が設置される装置を特定するための情報なども記録することができ、店員による不正行為を防止することができる。
さらに、貨幣識別装置、代金決済装置には、記録部に記録された情報を印字するプリント機能が備えられているので、実際に、紙幣収納部内の紙幣の種類、数量を計数した計数結果との照合が可能であり、適確な集計を行うことができる。
本発明の貸出用買物かご107によれば、貸出用買物かご本体107a内の底部に固着された記憶媒体107cに、例えば、貸出用買物かご107を利用する会員顧客のID情報、貸出の日時、貸出用買物かご107の貸出数、外部への持ち出しを許可する許可特定情報などを記録することができ、例えば、貸出用買物かご107が店外に許可なく持ち出されるのを防止することができる。
また、貸出用買物かご107の底部には、会員カード160を収納することができる会員カード収納箱107dが設けられており、この会員カード収納箱107dに会員カード160が設置された場合には、貸出用買物かご107を設置する貸出用買物かご設置部104に設けられたリーダライタ104bを介して、情報の読み取り、書き込みを行うことができる。
貸出用買物かご設置部104に設けられた貸出用買物かごロック機構104aによれば、購入商品の代金決済装置105による商品情報の読み取り処理が終了しても、代金決済装置105に紙幣が挿入され、預り釣銭情報を更新するまでは代金決済処理が終了したことにはならず、その代金決済終了までの間に、購入商品が収容された貸出用買物かご107が持ち出されるのを防止することができる。
また、代金決済装置105は、レシート710にバーコードを記載して、IDを付与し、そのバーコードから預り釣銭情報、ポイント情報などを特定できるので、例えば、会員カード160を持たない通常顧客が、会員顧客ゲート100においても代金決済処理を行うことができる。これによって、例えば、間違って、通常顧客が会員顧客ゲート100に並んだ場合でも、対処することができるので、その通常顧客に他の通常顧客ゲート200に再度並ばせることをせずに済む。
精算機110において、両替機能を設けることで、精算機能以外に両替機能を併設することができ、精算機110としての機能の拡大を図ることができる。また、この機能を有することで顧客にとっても便利になる。
本発明の一実施の形態の代金決済精算システムを備えた量販店における会計場の一例の概要図。 本発明の一実施の形態の代金決済精算システムを備えた量販店における会計場の他の一例の概要図。 代金決済精算システムの各機器における接続構成を示す図。 代金決済精算システムの各機器における接続構成の他の一例を示す図。 会員カードの平面図。 会員カード発行機の外観を示す斜視図。 会員カード発行機の構成部を示す図。 会員カード発行機における動作の流れを示す図。 貸出用買物かご107の一部を断面とした図。 貸出用買物かご設置部に貸出用買物かごが設置された状態を示す断面図。 レジスタ装置(POS)の外観を示す斜視図。 レジスタ装置(POS)の外観を示す斜視。 代金決済装置の外観を示す斜視図。 代金決済装置の構成部を示す図。 代金決済装置における動作の流れを示す図。 精算機の正面を示す平面図。 精算機の構成部を示す図。 精算機における動作の流れを示す図。 店内管理装置の構成部を示す図。 店内管理装置における動作の流れを示す図。 バーコードリーダ部と回線を介して接続された代金決済装置の正面図。 ICコインの外観を示す斜視図。 代金決済装置の構成部を示す図。 代金決済装置における動作の流れを示す図。 精算機の正面を示す平面図。 精算機の構成部を示す図。 精算機における動作の流れを示す図。
符号の説明
10…代金決済精算システム、100…会員顧客ゲート、101…会員用会計処理台、102…買物かご置き場、103…バーコードリーダ部、104…貸出用買物かご設置部、105…代金決済装置、106…レジスタ装置(POS)、107…貸出用買物かご、110…精算機、120…会員カード発行機、121…パーソナルコンピュータ、130…袋詰め用テーブル、160…会員カード、200…通常顧客ゲート、201…通常会計処理台、202…バーコードリーダ部、203…レジスタ装置(POS)

Claims (178)

  1. 預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる第1の記憶媒体受入手段と、
    前記第1の記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取手段と、
    少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するか、または、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報集計装置によって集計された売上情報を受け入れる売上情報収得手段と、
    貨幣を受け入れる貨幣受入手段と、
    前記貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別手段と、
    前記売上情報収得手段からの売上情報、前記貨幣識別手段で識別された金額情報および前記記憶媒体読取手段で読み取られた前記預り釣銭情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する第1の預り釣銭情報更新手段と
    を備える代金決済装置と、
    預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる第2の記憶媒体受入手段と、
    前記第2の記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第2の記憶媒体読取手段と、
    前記第2の記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払手段と、
    前記預り釣銭の支払に対応して、前記預り釣銭情報を更新する第2の預り釣銭情報更新手段と
    を備え、前記代金決済装置とは別個に設けられた精算機と
    を具備することを特徴とする代金決済精算装置。
  2. 前記預り釣銭支払手段で支払う金種が所定金種以上であり、前記第2の預り釣銭情報更新手段で更新する預り釣銭情報が所定金種未満であることを特徴とする請求項1、111、112のいずれか1項記載の代金決済精算装置。
  3. 前記第2の記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭情報が所定の金額に満たない場合に、精算を行わずに前記記憶媒体を返却することを特徴とする請求項1、111、112のいずれか1項記載の代金決済精算装置。
  4. 前記預り釣銭支払手段が、前記第2の記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を全額支払うことを特徴とする請求項1、111、112のいずれか1項記載の代金決済精算装置。
  5. 預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる第1の記憶媒体受入手段と、
    前記第1の記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取手段と、
    少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するか、または、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報集計装置によって集計された売上情報を受け入れる売上情報収得手段と、
    貨幣を受け入れる第1の貨幣受入手段と、
    前記第1の貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する第1の貨幣識別手段と、
    前記売上情報収得手段からの売上情報、前記貨幣識別手段で識別された金額情報および前記記憶媒体読取手段で読み取られた前記預り釣銭情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する第1の預り釣銭情報更新手段と
    を備える代金決済装置と、
    預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる第2の記憶媒体受入手段と、
    前記第2の記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第2の記憶媒体読取手段と、
    貨幣を受け入れる第2の貨幣受入手段と、
    前記第2の貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する第2の貨幣識別手段と、
    前記第2の記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に前記第2の貨幣識別手段で識別された金額情報を加え、預り釣銭情報を更新する第2の預り釣銭情報更新手段と、
    前記第2の預り釣銭情報更新手段によって更新された預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払手段と、
    前記預り釣銭の支払に対応して、前記第2の預り釣銭情報更新手段によって更新された預り釣銭情報を更新する第3の預り釣銭情報更新手段と
    を備え、前記代金決済装置とは別個に設けられた精算機と
    を具備することを特徴とする代金決済精算装置。
  6. 前記預り釣銭支払手段で支払う金種が所定金種以上であり、前記第3の預り釣銭情報更新手段で更新する預り釣銭情報が所定金種未満であることを特徴とする請求項5、113、114のいずれか1項記載の代金決済精算装置。
  7. 前記代金決済精算装置における第1の預り釣銭情報更新手段で預けられる釣銭は、釣銭全額であることを特徴とする請求項1乃至6、111乃至114のいずれか1項記載の代金決済精算装置。
  8. 前記記憶媒体を発行可能な発行機をさらに具備することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項記載の代金決済精算装置。
  9. 前記記憶媒体を初期化し、前記代金決済装置、前記精算機にて使用不可とする解約装置をさらに具備することを特徴とする請求項1乃至8、111乃至114のいずれか1項記載の代金決済精算装置。
  10. 預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる第1の記憶媒体受入ステップと、
    前記第1の記憶媒体受入ステップで受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取ステップと、
    少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するか、または、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報集計装置によって集計された売上情報を受け入れる売上情報収得ステップと、
    貨幣を受け入れる貨幣受入ステップと、
    前記貨幣受入ステップで受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別ステップと、
    前記売上情報収得ステップからの売上情報、前記貨幣識別ステップで識別された金額情報および前記記憶媒体読取ステップで読み取られた前記預り釣銭情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する第1の預り釣銭情報更新ステップと
    を備える代金決済方法と、
    預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる第2の記憶媒体受入ステップと、
    前記第2の記憶媒体受入ステップで受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第2の記憶媒体読取ステップと、
    前記第2の記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払ステップと、
    前記預り釣銭の支払に対応して、預り釣銭情報を更新する第2の預り釣銭情報更新ステップと
    を備え、前記代金決済方法の所定の工程完了後に別途行われる精算方法と
    を具備することを特徴とする代金決済精算方法。
  11. 前記預り釣銭支払ステップで支払う金種が所定金種以上であり、前記第2の預り釣銭情報更新ステップで更新する預り釣銭情報が所定金種未満であることを特徴とする請求項10、126、127のいずれか1項記載の代金決済精算方法。
  12. 前記第2の記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭情報が所定の金額に満たない場合に、精算を行わずに前記記憶媒体を返却することを特徴とする請求項10、126、127のいずれか1項記載の代金決済精算方法。
  13. 前記預り釣銭支払ステップが、前記第2の記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を全額支払うことを特徴とする請求項10、126、127のいずれか1項記載の代金決済精算方法。
  14. 預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる第1の記憶媒体受入ステップと、
    前記第1の記憶媒体受入ステップで受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取ステップと、
    少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するか、または、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報集計装置によって集計された売上情報を受け入れる売上情報収得ステップと、
    貨幣を受け入れる第1の貨幣受入ステップと、
    前記第1の貨幣受入ステップで受け入れられた貨幣を識別する第1の貨幣識別ステップと、
    前記売上情報収得ステップからの売上情報、前記貨幣識別ステップで識別された金額情報および前記記憶媒体読取ステップで読み取られた前記預り釣銭情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する第1の預り釣銭情報更新ステップと
    を備える代金決済方法と、
    前記代金決済方法で預り釣銭情報が更新された記憶媒体を受け入れる第2の記憶媒体受入ステップと、
    前記第2の記憶媒体受入ステップで受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第2の記憶媒体読取ステップと、
    貨幣を受け入れる第2の貨幣受入ステップと、
    前記第2の貨幣受入ステップで受け入れられた貨幣を識別する第2の貨幣識別ステップと、
    前記第2の記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に前記第2の貨幣識別ステップで識別された金額情報を加え、預り釣銭情報を更新する第2の預り釣銭情報更新ステップと、
    前記第2の預り釣銭情報更新ステップによって更新された預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払ステップと、
    前記預り釣銭の支払に対応して、前記第2の預り釣銭情報更新ステップによって更新された預り釣銭情報を更新する第3の預り釣銭情報更新ステップと
    を備え、前記代金決済方法の所定の工程完了後に別途行われる精算方法と
    を具備することを特徴とする代金決済精算方法。
  15. 前記預り釣銭支払ステップで支払う金種が所定金種以上であり、前記第3の預り釣銭情報更新ステップで更新する預り釣銭情報が所定金種未満であることを特徴とする請求項14、128、129のいずれか1項記載の代金決済精算方法。
  16. 前記代金決済精算システムにおける第1の預り釣銭情報更新ステップで預けられる釣銭は、釣銭全額であることを特徴とする請求項10乃至15、126乃至129のいずれか1項記載の代金決済精算方法。
  17. 前記記憶媒体を発行可能な発行ステップを有する発行方法をさらに具備することを特徴とする請求項10乃至16いずれか1項記載の代金決済精算方法。
  18. 前記記憶媒体を初期化し、使用不可とする解約ステップを有する解約方法をさらに具備することを特徴とする請求項10乃至17、126乃至129のいずれか1項いずれか1項記載の代金決済精算方法。
  19. 預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入手段と、
    前記記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取手段と、
    前記記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払手段と、
    前記預り釣銭の支払に対応して、預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新手段と
    を備えることを特徴とする精算機。
  20. 前記預り釣銭支払手段で支払う金種が所定金種以上であり、前記預り釣銭情報更新手段で更新する預り釣銭情報が所定金種未満であることを特徴とする請求項19、141、142のいずれか1項記載の精算機。
  21. 前記記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭情報が所定の金額に満たない場合に、精算を行わずに前記記憶媒体を返却することを特徴とする請求項19、141、142のいずれか1項記載の精算機。
  22. 前記記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭情報が所定の金額に満たない場合に、精算を行わずに前記記憶媒体を返却し、所定条件が成立する場合に、前記記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を全額支払うことを特徴とする請求項21記載の精算機。
  23. 前記預り釣銭支払手段が、前記記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を全額支払うことを特徴とする請求項19、141、142のいずれか1項記載の精算機。
  24. 前記記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭情報が所定の金額に満たない場合に、精算を行わずに前記記憶媒体を返却する精算不可モードと、
    前記預り釣銭支払手段が、前記記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を全額支払う全額精算モードと
    を有し、
    前記精算不可モードまたは前記全額精算モードを選択する精算モード選択手段をさらに具備したことを特徴とする請求項19、141、142のいずれか1項記載の精算機。
  25. 前記精算不可モードおよび前記全額精算モードは、顧客毎に設定可能なことを特徴とする請求項24記載の精算機。
  26. 貨幣を受け入れる貨幣受入手段と、
    前記貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別手段と、
    前記記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に前記貨幣識別手段で識別された金額情報を加え、預り釣銭情報を更新する第2の預り釣銭情報更新手段と
    をさらに具備することを特徴とする請求項19乃至25いずれか記載の精算機。
  27. 前記第2の預り釣銭情報更新手段によって更新された預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払手段と、
    前記預り釣銭の支払に対応して、前記第2の預り釣銭情報更新手段によって更新された預り釣銭情報を更新する第3の預り釣銭情報更新手段と
    をさらに具備することを特徴とする請求項26記載の精算機。
  28. 預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入ステップと、
    前記記憶媒体受入ステップで受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取ステップと、
    前記記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払ステップと、
    前記預り釣銭の支払に対応して、預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新ステップと
    を備えることを特徴とする精算方法。
  29. 前記預り釣銭支払ステップで支払う金種が所定金種以上であり、前記預り釣銭情報更新ステップで更新する預り釣銭情報が所定金種未満であることを特徴とする請求項28、150、151のいずれか1項記載の精算方法。
  30. 前記記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭情報が所定の金額に満たない場合に、精算を行わずに前記記憶媒体を返却することを特徴とする請求項28、150、151のいずれか1項記載の精算方法。
  31. 前記記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭情報が所定の金額に満たない場合に、精算を行わずに前記記憶媒体を返却し、所定条件が成立する場合に、前記記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を全額支払うことを特徴とする請求項30記載の精算方法。
  32. 前記預り釣銭支払ステップが、前記記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を全額支払うことを特徴とする請求項28、150、151のいずれか1項記載の精算方法。
  33. 前記記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭情報が所定の金額に満たない場合に、精算を行わずに前記記憶媒体を返却する精算不可モードと、
    前記預り釣銭支払ステップが、前記記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を全額支払う全額精算モードと
    を有し、
    前記精算不可モードまたは前記全額精算モードを選択する精算モード選択ステップをさらに具備したことを特徴とする請求項28、150、151のいずれか1項記載の精算方法。
  34. 前記精算不可モードおよび前記全額精算モードは、顧客毎に設定可能なことを特徴とする請求項33記載の精算方法。
  35. 貨幣を受け入れる貨幣受入ステップと、
    前記貨幣受入ステップで受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別ステップと、
    前記記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に前記貨幣識別ステップで識別された金額情報を加え、預り釣銭情報を更新する第2の預り釣銭情報更新ステップと
    をさらに具備することを特徴とする請求項27乃至34いずれか記載の精算方法。
  36. 前記第2の預り釣銭情報更新ステップによって更新された預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払ステップと、
    前記預り釣銭の支払に対応して、前記第2の預り釣銭情報更新ステップによって更新された預り釣銭情報を更新する第3の預り釣銭情報更新ステップと
    をさらに具備することを特徴とする請求項35記載の精算方法。
  37. 貨幣を受け入れる貨幣受入手段と、
    前記貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別手段と、
    前記貨幣識別手段で識別された貨幣を搬送する貨幣搬送手段と、
    所定の位置に情報を記録する記録部が設けられ、前記貨幣搬送手段によって搬送された貨幣を収納する着脱可能に取り付けられた貨幣収納手段と、
    前記貨幣収納手段に設けられた記録部からの情報の読み取りおよび/または該記録部への情報の書き込みが可能な情報読取書込手段と
    を具備することを特徴とする貨幣識別装置。
  38. 前記貨幣収納手段が、所定の照合情報に基づいて取り外し可能となることを特徴とする請求項37記載の貨幣識別装置。
  39. 前記記録部が、少なくとも前記貨幣収納手段に収納された貨幣情報を記録することを特徴とする請求項37または38記載の貨幣識別装置。
  40. 前記記録部が、少なくとも貨幣識別装置を取り扱う担当者に対応する担当者情報を記録することを特徴とする請求項37乃至39のいずれか1項記載の貨幣識別装置。
  41. 前記記録部が、少なくとも記録する情報を日時情報とともに記録することを特徴とする請求項37乃至40のいずれか1項記載の貨幣識別装置。
  42. 前記記録部が、少なくとも貨幣識別装置になされた貨幣識別装置取扱情報を記録することを特徴とする請求項37乃至41のいずれか1項記載の貨幣識別装置。
  43. 前記記録部に記録可能な情報を印字または表示により出力可能な情報出力手段をさらに具備することを特徴とする請求項37乃至43のいずれか1項記載の貨幣識別装置。
  44. 前記記録部が、少なくとも前記貨幣収納手段に収納すべき貨幣の金種に対応する貨幣金種情報を有していることを特徴とする請求項37乃至43のいずれか1項記載の貨幣識別装置。
  45. 前記記録部が、少なくとも前記記録部が設けられた貨幣収納手段および前記貨幣収納手段が配置された貨幣識別装置を特定可能な設置装置特定情報を有していることを特徴とする請求項37乃至44のいずれか1項記載の貨幣識別装置。
  46. 預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入手段と、
    前記記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取手段と、
    少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するか、または、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報集計装置によって集計された売上情報を受け入れる売上情報収得手段と、
    貨幣を受け入れる貨幣受入手段と、
    前記貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別手段と、
    前記貨幣識別手段で識別された貨幣を搬送する貨幣搬送手段と、
    所定の位置に情報を記録する記録部が設けられ、前記貨幣搬送手段によって搬送された貨幣を収納する着脱可能に取り付けられた貨幣収納手段と、
    前記貨幣収納手段に設けられた記録部からの情報の読み取りおよび/または該記録部への情報の書き込みが可能な情報読取書込手段と、
    前記売上情報収得手段からの売上情報、前記貨幣識別手段で識別された金額情報および前記記憶媒体読取手段で読み取られた前記預り釣銭情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新手段と
    を具備することを特徴とする代金決済装置。
  47. 前記貨幣収納手段が、所定の照合情報に基づいて取り外し可能となることを特徴とする請求項46、159、161のいずれか1項記載の代金決済装置。
  48. 前記代金決済装置が、
    前記記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体のポイント特定情報を読み取るポイント読取手段と、
    所定のポイント付与情報および前記ポイント読取手段で読み取られたポイント特定情報から特定されるポイント情報に基づいて、前記ポイント情報を更新するポイント情報更新手段と
    をさらに具備することを特徴とする請求項46、47、159、161のいずれか1項記載の代金決済装置。
  49. 前記記録部が、少なくとも前記貨幣収納手段に収納された貨幣情報を記録することを特徴とする請求項46乃至48、159、161のいずれか1項記載の代金決済装置。
  50. 前記記録部が、少なくとも代金決済装置を取り扱う担当者に対応する担当者情報を記録することを特徴とする請求項46乃至49、159、161のいずれか1項記載の代金決済装置。
  51. 前記記録部が、少なくとも記録する情報を日時情報とともに記録することを特徴とする請求項46乃至50、159、161のいずれか1項記載の代金決済装置。
  52. 前記記録部が、少なくとも代金決済装置になされた代金決済装置取扱情報を記録することを特徴とする請求項46乃至51、159、161のいずれか1項記載の代金決済装置。
  53. 前記記録部に記録可能な情報を印字または表示により出力可能な情報出力手段をさらに具備することを特徴とする請求項46乃至52、159、161のいずれか1項記載の代金決済装置。
  54. 前記記録部が、少なくとも前記貨幣収納手段に収納すべき貨幣の金種に対応する貨幣金種情報を有していることを特徴とする請求項46乃至53、159、161のいずれか1項記載の代金決済装置。
  55. 前記記録部が、前記記録部が設けられた貨幣収納手段および前記貨幣収納手段が配置された代金決済装置を特定可能な設置装置特定情報を有していることを特徴とする請求項46乃至54、159、161のいずれか1項記載の代金決済装置。
  56. 買物かごが所定位置に配置されたことを検知すると該買物かごをロックし、所定のロック解除情報に基づいてロックを解除することを特徴とする買物かごロック装置。
  57. 前記買物かごロック装置が、代金決済処理を行う代金決済装置と通信可能に接続され、前記所定のロック解除情報が、該代金決済装置から出力された売上情報の集計を完了したことに基づく集計完了情報であることを特徴とする請求項56記載の買物かごロック装置。
  58. 前記買物かごロック装置が、代金決済処理を行う代金決済装置と通信可能に接続され、該代金決済装置に、買物かごをロックしたことに基づく、ロック完了情報を出力することを特徴とする請求項56または57記載の買物かごロック装置。
  59. 前記買物かごロック装置が、買物かごの所定の位置に設けられた記憶媒体からの情報の読み取りおよび/または該記憶媒体への情報の書き込みが可能な情報読取書込手段をさらに具備することを特徴とする請求項56乃至58のいずれか1項記載の買物かごロック装置。
  60. 前記情報読取書込手段が、前記買物かごに設けられた記憶媒体に、外部への持出しを許可する許可情報を特定する許可特定情報を書き込むことを特徴とする請求項59記載の買物かごロック装置。
  61. 前記情報読取書込手段が、前記買物かごに設けられた記憶媒体から読み出した情報に基づいて、外部への持出しを許可する許可特定情報を記録することを特徴とする請求項59または60記載の買物かごロック装置。
  62. 前記許可特定情報が、代金決済処理を行う代金決済装置から出力された売上情報の集計を完了したことに基づく集計完了情報に対応して記録されることを特徴とする請求項60または61記載の買物かごロック装置。
  63. 前記情報読取書込手段が、買物かごを新たに貸し出す際に、該買物かごの貸し出しに対応する情報を、代金決済処理を行う代金決済装に出力することを特徴とする請求項59乃至62のいずれか1項記載の買物かごロック装置。
  64. 貨幣を受け入れる貨幣受入ステップと、
    前記貨幣受入ステップで受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別ステップと、
    前記貨幣識別ステップで識別された貨幣を搬送する貨幣搬送ステップと、
    前記貨幣搬送ステップによって搬送された貨幣を貨幣収納部に収納する貨幣収納ステップと、
    前記貨幣収納部に設けられた情報を記録する記録部に、少なくとも前記貨幣収納部に収納された貨幣に基づく情報を記録する貨幣情報記録ステップと
    を具備することを特徴とする貨幣識別方法。
  65. 所定の照合情報に基づいて前記貨幣収納部の取り出しを可能とすべく、前記貨幣収納部の固定機構を解除する固定機構解除ステップをさらに具備することを特徴とする請求項64記載の貨幣識別方法。
  66. 少なくとも貨幣識別装置を取り扱う担当者に対応する担当者情報を前記記録部に記録する担当者情報記録ステップをさらに具備することを特徴とする請求項64または65記載の貨幣識別方法。
  67. 少なくとも記録する情報を日時情報とともに前記記録部に記録する日時情報記録ステップをさらに具備することを特徴とする請求項64乃至66のいずれか1項記載の貨幣識別方法。
  68. 少なくとも貨幣識別装置になされた貨幣識別装置取扱情報を前記記録部に記録する取扱情報記録ステップをさらに具備することを特徴とする請求項64乃至67のいずれか1項記載の貨幣識別方法。
  69. 前記記録部に記録可能な情報を印字または表示により出力可能な情報出力ステップをさらに具備することを特徴とする請求項64乃至68のいずれか1項記載の貨幣識別方法。
  70. 前記貨幣収納ステップで収納すべき貨幣金種情報の情報を予め前記記録部に記録する貨幣金種情報記録ステップをさらに具備することを特徴とする請求項64乃至69のいずれか1項記載の貨幣識別方法。
  71. 前記記録部が設けられた貨幣収納部および前記貨幣収納部が配置された貨幣識別装置を特定可能な設置装置特定情報を予め前記記録部に記録する設置装置特定情報記録ステップをさらに具備することを特徴とする請求項64乃至69のいずれか1項記載の貨幣識別方法。
  72. 預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入ステップと、
    前記記憶媒体受入ステップで受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取ステップと、
    少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するか、または、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報集計装置によって集計された売上情報を受け入れる売上情報収得ステップと、
    貨幣を受け入れる貨幣受入ステップと、
    前記貨幣受入ステップで受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別ステップと、
    前記貨幣識別ステップで識別された貨幣を搬送する貨幣搬送ステップと、
    所定の位置に情報を記録する記録部が設けられ、前記貨幣搬送ステップによって搬送された貨幣を収納する着脱可能に取り付けられた貨幣収納ステップと、
    前記貨幣収納部に設けられた情報を記録する記録部に、少なくとも前記貨幣収納部に収納された貨幣に基づく情報を記録する貨幣情報記録ステップと、
    前記売上情報収得ステップからの売上情報、前記貨幣識別ステップで識別された金額情報および前記記憶媒体読取ステップで読み取られた前記預り釣銭情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新ステップと
    を具備することを特徴とする代金決済方法。
  73. 所定の照合情報に基づいて前記貨幣収納部の取り出しを可能とすべく、前記貨幣収納部の固定機構を解除する固定機構解除ステップをさらに具備することを特徴とする請求項72、169、171のいずれか1項記載の代金決済方法。
  74. 前記代金決済方法が、
    前記記憶媒体受入ステップで受け入れられた記憶媒体のポイント特定情報を読み取るポイント読取ステップと、
    所定のポイント付与情報および前記ポイント読取ステップで読み取られたポイント特定情報から特定されるポイント情報に基づいて、前記ポイント情報を更新するポイント情報更新ステップと
    をさらに具備することを特徴とする請求項72、73、169、171のいずれか1項記載の代金決済方法。
  75. 少なくとも貨幣識別装置を取り扱う担当者に対応する担当者情報を前記記録部に記録する担当者情報記録ステップをさらに具備することを特徴とする請求項72乃至74、169、171のいずれか1項記載の代金決済方法。
  76. 少なくとも記録する情報を日時情報とともに前記記録部に記録する日時情報記録ステップをさらに具備することを特徴とする請求項72乃至75、169、171のいずれか1項記載の代金決済方法。
  77. 少なくとも代金決済装置になされた代金決済装置取扱情報を前記記録部に記録する取扱情報記録ステップをさらに具備することを特徴とする請求項72乃至76、169、171のいずれか1項記載の代金決済方法。
  78. 前記記録部に記録可能な情報を印字により出力可能な情報出力ステップをさらに具備することを特徴とする請求項72乃至77、169、171のいずれか1項記載の代金決済方法。
  79. 前記貨幣収納ステップで収納すべき貨幣金種情報の情報を予め前記記録部に記録する貨幣金種情報記録ステップをさらに具備することを特徴とする請求項72乃至78、169、171のいずれか1項記載の代金決済方法。
  80. 前記記録部が設けられた貨幣収納部および前記貨幣収納部が配置された代金決済装置を特定可能な設置装置特定情報を予め前記記録部に記録する設置装置特定情報記録ステップをさらに具備することを特徴とする請求項72乃至79、169、171のいずれか1項記載の代金決済方法。
  81. 買物かごが所定位置に配置されたことを検知する配置検知ステップと、
    前記検知されたことに対応する検知情報に基づいて、前記買物かごをロックする買物かごロックステップと、
    所定のロック解除情報に基づいて、前記ロックされた買物かごのロックを解除するロック解除ステップと
    を具備することを特徴とする買物かごロック方法。
  82. 代金決済処理を行う代金決済装置と通信可能に接続され、前記所定のロック解除情報が、該代金決済装置から出力された売上情報の集計を完了したことに基づく集計完了情報であることを特徴とする請求項81記載の買物かごロック方法。
  83. 代金決済処理を行う代金決済装置と通信可能に接続され、該代金決済装置に、買物かごをロックしたことに基づく、ロック完了情報を出力することを特徴とする請求項81または82記載の買物かごロック方法。
  84. 買物かごを新たに貸し出す際に、該買物かごの貸し出しに対応する情報を、代金決済処理を行う代金決済装置に出力する貸出情報出力ステップをさらに具備したことを特徴とする請求項81乃至83のいずれか1項記載の買物かごロック方法。
  85. 買物かごの所定の位置に設けられた記憶媒体に所定のID情報を書き込むID情報書込ステップをさらに具備したことを特徴とする請求項81乃至84のいずれか1項記載の買物かごロック方法。
  86. 前記買物かごに設けられた記憶媒体に、外部への持出しを許可する許可情報を特定する許可特定情報を書き込む許可情報書込ステップをさらに具備したことを特徴とする請求項81乃至85のいずれか1項記載の買物かごロック方法。
  87. 前記買物かごに設けられた記憶媒体より読み出した情報に基づいて、外部への持出しを許可する許可特定情報を記録することを特徴とする請求項81乃至86のいずれか1項記載の買物かごロック方法。
  88. 前記許可特定情報が、代金決済処理を行う代金決済装置から出力された売上情報の集計を完了したことに基づく集計完了情報に対応して記録されることを特徴とする請求項81乃至87のいずれか1項記載の買物かごロック方法。
  89. 所定の位置に記憶媒体が配置され、該記憶媒体に、外部への持出しを許可する許可情報を特定する許可特定情報が記録可能なことを特徴とする買物かご。
  90. 所定の位置に記憶媒体が配置され、該記憶媒体から読み出した情報に基づいて、外部への持ち出しを許可する許可特定情報を記録可能なことを特徴とする買物かご。
  91. 前記許可特定情報が、代金決済処理を行う代金決済装置から出力された売上情報の集計を完了したことに基づく集計完了情報に対応して記録されることを特徴とする請求項89または90記載の買物かご。
  92. 預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入手段と、
    前記記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取手段と、
    少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するか、または、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報集計装置によって集計された売上情報を受け入れる売上情報収得手段と、
    貨幣を受け入れる貨幣受入手段と、
    前記貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別手段と、
    前記売上情報収得手段からの売上情報、前記貨幣識別手段で識別された金額情報および前記記憶媒体読取手段で読み取られた前記預り釣銭情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新手段と
    を備える代金決済装置と、
    情報を管理する手段を備える管理装置と
    を具備し、前記代金決済装置と、前記管理装置とが通信可能に接続された代金決済システムであって、
    前記商品情報入力装置は、読み取った少なくとも商品価格特定情報を前記代金決済装置または前記売上情報集計装置に通信回線を介して出力し、
    前記代金決済装置は、受け入れた記憶媒体から預り釣銭特定情報を読み取り、該読み取られた預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報、入金された貨幣の金額情報および該商品価格特定情報に基づいて集計した売上情報に基づいて、または、受け入れた記憶媒体から預り釣銭特定情報を読み取り、該読み取られた預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報、入金された貨幣の金額情報および前記売上情報集計装置からの売上情報に基づいて、該預り釣銭情報を自動的に更新し、前記売上情報および該預り釣銭情報が更新された預り釣銭特定情報を通信回線を介して前記管理装置に出力し、
    前記管理装置は、前記売上情報および該預り釣銭特定情報に基づく預り釣銭情報を記録することを特徴とする代金決済システム。
  93. 買物かごが所定位置に配置されたことを検知すると該買物かごをロックし、所定のロック解除情報に基づいてロックを解除する手段を備える買物かごロック装置と、
    預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入手段と、
    前記記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取手段と、
    少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するか、または、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報集計装置によって集計された売上情報を受け入れる売上情報収得手段と、
    貨幣を受け入れる貨幣受入手段と、
    前記貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別手段と、
    前記売上情報収得手段からの売上情報、前記貨幣識別手段で識別された金額情報および前記記憶媒体読取手段で読み取られた前記預り釣銭情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新手段と
    を備える代金決済装置と、
    情報を管理する手段を備える管理装置と
    を具備し、前記買物かごロック装置と前記代金決済装置とが通信可能に接続され、かつ前記代金決済装置と前記管理装置とが通信可能に接続された代金決済システムであって、
    前記買物かごロック装置は、買物かごが所定の位置に設置されたことを検知して該買物かごをロックし、ロック完了情報を通信回線を介して前記代金決済装置に出力し、
    前記商品情報入力装置は、読み取った少なくとも商品価格特定情報を前記代金決済装置または前記売上情報集計装置に通信回線を介して出力し、
    前記代金決済装置は、前記買物かごロック装置からのロック完了情報を検知し、受け入れた記憶媒体から預り釣銭特定情報を読み取り、該読み取られた預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報、入金された貨幣の金額情報および該商品価格特定情報に基づいて集計した売上情報に基づいて、または、受け入れた記憶媒体から預り釣銭特定情報を読み取り、該読み取られた預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報、入金された貨幣の金額情報および前記売上情報集計装置からの売上情報に基づいて、該預り釣銭情報を自動的に更新し、前記売上情報および該預り釣銭情報が更新された預り釣銭特定情報を通信回線を介して前記管理装置に出力し、
    前記管理装置は、前記売上情報および該預り釣銭特定情報に基づく預り釣銭情報を記録することを特徴とする代金決済システム。
  94. 預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる第2の記憶媒体受入手段と、
    前記第2の記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第2の記憶媒体読取手段と、
    前記第2の記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払手段と、
    前記預り釣銭の支払に対応して、前記預り釣銭を更新する第2の預り釣銭情報更新手段と
    を備え、前記代金決済装置とは別個に設けられた精算機をさらに具備し、
    前記精算機と前記管理装置とが通信可能に接続され、
    前記精算機は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れ、該記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取り、読み取った該預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払い、該預り釣銭の支払に対応して、該預り釣銭情報を自動的に更新し、預り釣銭情報が更新された預り釣銭特定情報を通信回線を介して前記管理装置に出力し、
    前記管理装置は、該預り釣銭特定情報に基づいて預り釣銭情報を記録することを特徴とする請求項92または93記載の代金決済システム。
  95. 記憶媒体を発行可能な手段を備える発行機をさらに具備し、
    前記発行機が前記管理装置と通信可能に接続され、
    前記発行機は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報を記録した記憶媒体を発行するとともに、該預り釣銭特定情報を通信回線を介して前記管理装置に出力し、
    前記管理装置は、該預り釣銭特定情報を記録することを特徴とする請求項92乃至94いずれか1項記載の代金決済システム。
  96. 前記記憶媒体に記憶された情報を読み出し、少なくとも前記代金決済装置にて前記記憶媒体を使用不可とする手段を備える解約装置をさらに具備し、
    前記解約装置と前記管理装置とが通信可能に接続され、
    前記解約装置は、解約に基づく情報を特定可能な解約特定情報を通信回線を介して前記管理装置に出力し、
    前記管理装置は、該解約特定情報に基づいて、少なくとも前記代金決済装置に前記記憶媒体が使用不可とするよう処理することを特徴とする請求項92乃至94いずれか1項記載の代金決済システム。
  97. 記憶媒体を発行可能な手段を備える発行機と、
    買物かごが所定位置に配置されたことを検知すると該買物かごをロックし、所定のロック解除情報に基づいてロックを解除する手段を備える買物かごロック装置と、
    預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入手段と、
    前記記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取手段と、
    少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するか、または、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報集計装置によって集計された売上情報を受け入れる売上情報収得手段と、
    貨幣を受け入れる貨幣受入手段と、
    前記貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別手段と、
    前記売上情報収得手段からの売上情報、前記貨幣識別手段で識別された金額情報および前記記憶媒体読取手段で読み取られた前記預り釣銭情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新手段と
    を備える代金決済装置と、
    預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる第2の記憶媒体受入手段と、
    前記第2の記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第2の記憶媒体読取手段と、
    前記第2の記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払手段と、
    前記預り釣銭の支払に対応して、前記預り釣銭を更新する第2の預り釣銭情報更新手段と
    を備え、前記代金決済装置とは別個に設けられた精算機と、
    情報を管理する手段を備える管理装置と
    を具備し、前記買物かごロック装置と前記代金決済装置とが通信可能に接続され、かつ前記代金決済装置と、前記発行機と、前記精算機とがそれぞれ前記管理装置に通信可能に接続された代金決済システムであって、
    前記発行機は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報を記録した記憶媒体を発行するとともに、該預り釣銭特定情報を通信回線を介して前記管理装置に出力し、
    前記買物かごロック装置は、買物かごが所定の位置に設置されたことを検知して該買物かごをロックし、ロック完了情報を通信回線を介して前記代金決済装置に出力し、
    前記商品情報入力装置は、読み取った少なくとも商品価格特定情報を前記代金決済装置または前記売上情報集計装置に通信回線を介して出力し、
    前記代金決済装置は、前記買物かごロック装置からのロック完了情報を検知し、受け入れた記憶媒体から預り釣銭特定情報を読み取り、該読み取られた預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報、入金された貨幣の金額情報および該商品価格特定情報に基づいて集計した売上情報に基づいて、または、受け入れた記憶媒体から預り釣銭特定情報を読み取り、該読み取られた預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報、入金された貨幣の金額情報および前記売上情報集計装置からの売上情報に基づいて、該預り釣銭情報を自動的に更新し、前記売上情報および該預り釣銭情報が更新された預り釣銭特定情報を通信回線を介して前記管理装置に出力し、
    前記精算機は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れ、該記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取り、読み取った該預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払い、該預り釣銭の支払に対応して、該預り釣銭情報を自動的に更新し、預り釣銭情報が更新された預り釣銭特定情報を通信回線を介して前記管理装置に出力し、
    前記管理装置は、前記発行機、前記代金決済装置および前記精算機からの前記売上情報および該預り釣銭特定情報に基づく預り釣銭情報を記録することを特徴とする代金決済システム。
  98. 前記代金決済システムが、少なくとも1つの前記管理装置と通信可能に接続された総合管理装置をさらに具備し、
    前記総合管理装置が、前記管理装置から出力された所定の情報を記録し、集計する管理装置情報管理手段を備えることを特徴とする請求項92乃至97いずれか記載の代金決済システム。
  99. 代金決済装置を備え、店員と金銭授受を行わない少なくとも1つの会員用レジゲートと、非会員用レジスタ装置を備え、店員と金銭授受を行う少なくとも1つの非会員用レジゲートとを具備するレジゲート群であって、
    前記代金決済装置が、
    預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入手段と、
    前記記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取手段と、
    少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するか、または、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報集計装置によって集計された売上情報を受け入れる売上情報収得手段と、
    貨幣を受け入れる貨幣受入手段と、
    前記貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別手段と、
    前記売上情報収得手段からの売上情報、前記貨幣識別手段で識別された金額情報および前記記憶媒体読取手段で読み取られた前記預り釣銭情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新手段と
    を備え、
    前記非会員用レジスタ装置が、
    少なくとも商品価格特定情報を読み取る第2の商品情報入力手段と、
    前記第2の商品情報入力手段によって読み取られた商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計する売上情報集計手段と
    を備えることを特徴とするレジゲート群。
  100. 預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入手段と、
    前記記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取手段と、
    少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するか、または、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報集計装置によって集計された売上情報を受け入れる売上情報収得手段と、
    貨幣を受け入れる貨幣受入手段と、
    前記貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別手段と、
    前記売上情報収得手段からの売上情報、前記貨幣識別手段で識別された金額情報および前記記憶媒体読取手段で読み取られた前記預り釣銭情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新手段と
    を備える代金決済装置と、
    を具備し、店員と金銭授受を行わない少なくとも1つの会員用レジゲートと、
    少なくとも商品価格特定情報を読み取る第2の商品情報入力手段と、
    前記第2の商品情報入力手段によって読み取られた商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計する売上情報集計手段と
    を備える非会員用レジスタ装置を具備し、店員と金銭授受を行なう少なくとも1つの非会員用レジゲートと、
    前記代金決済装置および前記非会員用レジスタ装置から出力された情報を管理し集計する情報管理手段を具備し、少なくとも前記代金決済装置および前記非会員用レジスタ装置と通信回線を介して通信可能に接続される管理装置と
    を有するレジゲートシステムであって、
    前記会員用レジゲートにおいて、
    前記商品情報入力装置は、読み取った少なくとも商品価格特定情報を前記代金決済装置または前記売上情報集計装置に通信回線を介して出力し、
    前記代金決済装置は、受け入れた記憶媒体から預り釣銭特定情報を読み取り、該読み取られた預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報、入金された貨幣の金額情報および該商品価格特定情報に基づいて集計した売上情報に基づいて、または、受け入れた記憶媒体から預り釣銭特定情報を読み取り、該読み取られた預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報、入金された貨幣の金額情報および前記売上情報集計装置からの売上情報に基づいて、該預り釣銭情報を自動的に更新し、前記売上情報および該預り釣銭情報が更新された預り釣銭特定情報を通信回線を介して前記管理装置に出力し、
    前記管理装置は、前記売上情報および該預り釣銭特定情報に基づく預り釣銭情報を記録し、
    前記非会員用レジゲートにおいて、
    前記非会員レジスタ装置は、集計した売上情報を通信回線を介して前記管理装置に出力し、
    前記管理装置は、該売上情報を記録することを特徴とするレジゲートシステム。
  101. 前記会員用レジゲートが、
    預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる第2の記憶媒体受入手段と、
    前記第2の記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第2の記憶媒体読取手段と、
    前記第2の記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払手段と、
    前記預り釣銭の支払に対応して、前記預り釣銭を更新する第2の預り釣銭情報更新手段と
    を備え、前記代金決済装置とは別個に設けられた会員用精算機をさらに具備し、
    前記会員用精算機と前記管理装置とが通信可能に接続され、
    前記会員用精算機は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れ、該記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取り、読み取った該預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払い、該預り釣銭の支払に対応して、該預り釣銭情報を自動的に更新し、預り釣銭情報が更新された預り釣銭特定情報を通信回線を介して前記管理装置に出力し、
    前記管理装置は、該預り釣銭特定情報に基づいて預り釣銭情報を前記会員情報管理手段に記録することを特徴とする請求項100記載のレジゲートシステム。
  102. 前記会員用レジゲートが、記憶媒体を発行可能な手段を備える会員用発行機をさらに具備し、
    前記会員用発行機が前記管理装置と通信可能に接続され、
    前記会員用発行機は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報を記録した記憶媒体を発行するとともに、該預り釣銭特定情報を通信回線を介して前記管理装置に出力し、
    前記管理装置は、該預り釣銭特定情報を前記会員情報管理手段に記録することを特徴とする請求項100または101記載のレジゲートシステム。
  103. 前記会員用レジゲートが、前記記憶媒体に記憶された情報を読み出し、少なくとも前記代金決済装置にて前記記憶媒体を使用不可とする手段を備える会員用解約装置をさらに具備し、
    前記会員用解約装置と前記管理装置とが通信可能に接続され、
    前記会員用解約装置は、解約に基づく情報を特定可能な解約特定情報を通信回線を介して前記管理装置に出力し、
    前記管理装置は、該解約特定情報に基づいて、少なくとも前記代金決済装置に前記記憶媒体が使用不可とするよう処理することを特徴とする請求項100乃至102のいずれか1項記載のレジゲートシステム。
  104. 記憶媒体を発行可能な手段を備える会員用発行機と、
    預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入手段と、
    前記記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取手段と、
    少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するか、または、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報集計装置によって集計された売上情報を受け入れる売上情報収得手段と、
    貨幣を受け入れる貨幣受入手段と、
    前記貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別手段と、
    前記売上情報収得手段からの売上情報、前記貨幣識別手段で識別された金額情報および前記記憶媒体読取手段で読み取られた前記預り釣銭情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新手段と
    を備える代金決済装置と、
    預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる第2の記憶媒体受入手段と、
    前記第2の記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第2の記憶媒体読取手段と、
    前記第2の記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払手段と、
    前記預り釣銭の支払に対応して、前記預り釣銭を更新する第2の預り釣銭情報更新手段と
    を備え、前記代金決済装置とは別個に設けられた会員用精算機と
    を具備し、前記商品情報入力装置と前記代金決済装置とが通信可能に接続され、店員と金銭授受を行わない少なくとも1つの会員用レジゲートと、
    少なくとも商品価格特定情報を読み取る第2の商品情報入力手段と、
    前記第2の商品情報入力手段によって読み取られた商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計する売上情報集計手段と
    を備える非会員用レジスタ装置を具備し、店員と金銭授受を行なう少なくとも1つの非会員用レジゲートと、
    前記会員用発行機、前記代金決済装置、前記会員用精算機および非会員用レジスタ装置から出力された情報を管理し集計する管理手段を具備し、少なくとも前記会員用発行機、前記代金決済装置、前記会員用精算機および前記非会員用レジスタ装置のそれぞれと通信回線を介して通信可能に接続される管理装置と
    を有するレジゲートシステムであって、
    前記会員用レジゲートにおいて、
    前記会員用発行機は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報を記録した記憶媒体を発行するとともに、該預り釣銭特定情報を通信回線を介して前記管理装置に出力し、
    前記商品情報入力装置は、読み取った少なくとも商品価格特定情報を前記代金決済装置または前記売上情報集計装置に通信回線を介して出力し、
    前記代金決済装置は、受け入れた記憶媒体から預り釣銭特定情報を読み取り、該読み取られた預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報、入金された貨幣の金額情報および該商品価格特定情報に基づいて集計した売上情報に基づいて、または、受け入れた記憶媒体から預り釣銭特定情報を読み取り、該読み取られた預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報、入金された貨幣の金額情報および前記売上情報集計装置からの売上情報に基づいて、該預り釣銭情報を自動的に更新し、前記売上情報および該預り釣銭情報が更新された預り釣銭特定情報を通信回線を介して前記管理装置に出力し、
    前記管理装置は、前記売上情報および該預り釣銭特定情報に基づく預り釣銭情報を記録し、
    前記会員用精算機は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れ、該記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取り、読み取った該預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払い、該預り釣銭の支払に対応して、該預り釣銭情報を自動的に更新し、預り釣銭情報が更新された預り釣銭特定情報を通信回線を介して前記管理装置に出力し、
    前記管理装置は、前記会員用発行機、前記代金決済装置および前記会員用精算機からの預り釣銭特定情報および売上情報を記録し、
    前記非会員用レジゲートにおいて、
    前記非会員レジスタ装置は、集計した売上情報を通信回線を介して前記管理装置に出力し、
    前記管理装置は、該売上情報を記録することを特徴とするレジゲートシステム。
  105. 前記レジゲートシステムが、少なくとも1つの前記管理装置と通信可能に接続された総合管理装置をさらに具備し、
    前記総合管理装置が、前記管理装置から出力された所定の情報を記録し、集計する管理装置情報管理手段を備えることを特徴とする請求項100乃至104いずれか記載のレジゲートシステム。
  106. 預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入手段と、
    前記記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取手段と、
    少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するか、または、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報集計装置によって集計された売上情報を受け入れる売上情報収得手段と、
    貨幣を受け入れる貨幣受入手段と、
    前記貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別手段と、
    前記売上情報収得手段からの売上情報、前記貨幣識別手段で識別された金額情報および前記記憶媒体読取手段で読み取られた前記預り釣銭情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新手段と
    を備える代金決済装置と通信回線を介して通信可能に接続される預り釣銭管理装置であって、
    前記代金決済装置は、受け入れた記憶媒体から預り釣銭特定情報を読み取り、該読み取られた預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報、入金された貨幣の金額情報および該商品価格特定情報に基づいて集計した売上情報に基づいて、または、受け入れた記憶媒体から預り釣銭特定情報を読み取り、該読み取られた預り釣銭特定情報によって特定される預り釣銭情報、入金された貨幣の金額情報および前記売上情報集計装置からの売上情報に基づいて、該預り釣銭情報を自動的に更新し、前記売上情報および該預り釣銭情報が更新された預り釣銭特定情報を通信回線を介して前記預り釣銭管理装置に出力し、
    前記預り釣銭管理装置は、前記売上情報および該預り釣銭特定情報に基づく預り釣銭情報を記録することを特徴とする預り釣銭管理装置。
  107. 前記預り釣銭管理装置が、
    預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる第2の記憶媒体受入手段と、
    前記第2の記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第2の記憶媒体読取手段と、
    前記第2の記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払手段と、
    前記預り釣銭の支払に対応して、前記預り釣銭を更新する第2の預り釣銭情報更新手段とを備えた精算機とさらに通信回線を介して通信可能に接続され、
    前記精算機は、預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れ、該記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取り、読み取った該預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払い、該預り釣銭の支払に対応して、該預り釣銭情報を自動的に更新し、預り釣銭情報が更新された預り釣銭特定情報を通信回線を介して前記預り釣銭管理装置に出力し、
    前記預り釣銭管理装置は、該預り釣銭特定情報に基づいて預り釣銭情報を記録することを特徴とする請求項106記載の預り釣銭管理装置。
  108. 前記預り釣銭管理装置が、預り釣銭総合管理装置とさらに通信可能に接続され、
    前記預り釣銭総合管理装置が、前記預り釣銭管理装置から出力された所定の情報を記録し、集計する管理装置情報管理手段を備えることを特徴とする請求項106または107記載の預り釣銭管理装置。
  109. 預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入手段と、
    前記記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取手段と、
    少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するか、または、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報集計装置によって集計された第1の売上情報を受け入れる売上情報収得手段と、
    貨幣を受け入れる貨幣受入手段と、
    前記貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別手段と、
    前記売上情報収得手段からの第1の売上情報、前記貨幣識別手段で識別された金額情報および前記記憶媒体読取手段で読み取られた前記預り釣銭情報のうち少なくとも該第1の売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新手段と
    を備え、店員と金銭授受を行わない少なくとも1つの会員用レジゲートに設置された代金決済装置、および
    少なくとも商品価格特定情報を読み取る第2の商品情報入力手段と、
    前記第2の商品情報入力手段によって読み取られた商品価格特定情報に基づいて第2の売上情報を集計する第2の売上情報集計手段と
    を備え、店員と金銭授受を行なう少なくとも1つの非会員用レジゲートに設置された非会員用レジスタ装置と通信可能に接続される売上管理装置であって、
    前記代金決済装置は、前記第1の売上情報を通信回線を介して前記売上管理装置に出力し、
    前記売上管理装置は、受信した前記第1の売上情報を記録し、
    前記非会員用レジスタ装置は、前記第2の売上情報を通信回線を介して前記売上管理装置に出力し、
    前記売上管理装置は、受信した前記第2の売上情報を記録することを特徴とする売上管理装置。
  110. 前記売上管理装置が、売上総合管理装置とさらに通信可能に接続され、
    前記売上総合管理装置が、前記売上管理装置から出力された所定の情報を記録し、集計する管理装置情報管理手段を備えることを特徴とする売上管理装置。
  111. 預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された第1の記憶媒体を受け入れる第1の記憶媒体受入手段と、
    前記第1の記憶媒体受入手段で受け入れられた第1の記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第1の記憶媒体読取手段と、
    貨幣を受け入れる貨幣受入手段と、
    前記貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別手段と、
    前記第1の記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報および/または前記貨幣識別手段で識別された貨幣情報を出力する情報出力手段と、
    前記情報出力手段から出力された情報および商品価格特定情報から得られた預り釣銭情報を入力する預り釣銭情報入力手段と、
    前記預り釣銭情報入力手段に入力された預り釣銭情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する第1の預り釣銭情報更新手段と
    を備える代金決済装置と、
    預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された前記第1の記憶媒体を受け入れる第2の記憶媒体受入手段と、
    前記第2の記憶媒体受入手段で受け入れられた前記第1の記憶媒体の預り釣銭情報を読み取る第2の記憶媒体読取手段と、
    前記第2の記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払手段と、
    前記預り釣銭の支払に対応して、前記預り釣銭情報を更新する第2の預り釣銭情報更新手段と
    を備え、前記代金決済装置とは別個に設けられた精算機と
    を具備することを特徴とする代金決済精算装置。
  112. 預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された第1の記憶媒体を受け入れる第1の記憶媒体受入手段と、
    前記第1の記憶媒体受入手段で受け入れられた第1の記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第1の記憶媒体読取手段と、
    前記第1の記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報を出力する預り釣銭特定情報出力手段と
    を備える記憶媒体処理装置と、
    前記預り釣銭特定情報出力手段から出力された預り釣銭特定情報を入力する預り釣銭情報入力手段と、
    入金された金額情報を入力する入金額情報入力手段と、
    読み取られた商品価格特定情報に基づいて集計された売上情報を入力する売上情報入力手段と、
    前記売上情報入力手段で入力された売上情報、前記入金額情報入力手段で入力された金額情報および前記預り釣銭情報入力手段で入力された預り釣銭特定情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する第1の預り釣銭情報更新手段と
    を備え、前記記憶媒体処理装置と通信可能である代金決済装置と、
    預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された前記第1の記憶媒体を受け入れる第2の記憶媒体受入手段と、
    前記第2の記憶媒体受入手段で受け入れられた前記第1の記憶媒体の預り釣銭情報を読み取る第2の記憶媒体読取手段と、
    前記第2の記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払手段と、
    前記預り釣銭の支払に対応して、前記預り釣銭情報を更新する第2の預り釣銭情報更新手段と
    を備え、前記代金決済装置とは別個に設けられた精算機と
    を具備することを特徴とする代金決済精算装置。
  113. 預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された第1の記憶媒体を受け入れる第1の記憶媒体受入手段と、
    前記第1の記憶媒体受入手段で受け入れられた第1の記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第1の記憶媒体読取手段と、
    貨幣を受け入れる第1の貨幣受入手段と、
    前記第1の貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する第1の貨幣識別手段と、
    前記第1の記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報および/または前記貨幣識別手段で識別された貨幣情報を出力する情報出力手段と、
    前記情報出力手段から出力された情報および商品価格特定情報から得られた預り釣銭情報を入力する預り釣銭情報入力手段と、
    前記預り釣銭情報入力手段に入力された預り釣銭情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する第1の預り釣銭情報更新手段と
    を備える代金決済装置と、
    預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された前記第1の記憶媒体を受け入れる第2の記憶媒体受入手段と、
    前記第2の記憶媒体受入手段で受け入れられた前記第1の記憶媒体の預り釣銭情報を読み取る第2の記憶媒体読取手段と、
    貨幣を受け入れる第2の貨幣受入手段と、
    前記第2の貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する第2の貨幣識別手段と、
    前記第2の記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭情報に前記第2の貨幣識別手段で識別された金額情報を加え、預り釣銭情報を更新する第2の預り釣銭情報更新手段と、
    前記第2の預り釣銭情報更新手段によって更新された預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払手段と、
    前記預り釣銭の支払に対応して、前記第2の預り釣銭情報更新手段によって更新された預り釣銭情報を更新する第3の預り釣銭情報更新手段と
    を備え、前記代金決済装置とは別個に設けられた精算機と
    を具備することを特徴とする代金決済精算装置。
  114. 預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された第1の記憶媒体を受け入れる第1の記憶媒体受入手段と、
    前記第1の記憶媒体受入手段で受け入れられた第1の記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第1の記憶媒体読取手段と、
    前記第1の記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報を出力する預り釣銭特定情報出力手段と
    を備える記憶媒体処理装置と、
    前記預り釣銭特定情報出力手段から出力された預り釣銭特定情報を入力する預り釣銭情報入力手段と、
    入金された金額情報を入力する入金額情報入力手段と、
    読み取られた商品価格特定情報に基づいて集計された売上情報を入力する売上情報入力手段と、
    前記売上情報入力手段で入力された売上情報、前記入金額情報入力手段で入力された金額情報および前記預り釣銭情報入力手段で入力された預り釣銭特定情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する第1の預り釣銭情報更新手段と
    を備え、前記記憶媒体処理装置と通信可能である代金決済装置と、
    預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された前記第1の記憶媒体を受け入れる第2の記憶媒体受入手段と、
    前記第2の記憶媒体受入手段で受け入れられた前記第1の記憶媒体の預り釣銭情報を読み取る第2の記憶媒体読取手段と、
    貨幣を受け入れる第2の貨幣受入手段と、
    前記第2の貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する第2の貨幣識別手段と、
    前記第2の記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭情報に前記第2の貨幣識別手段で識別された金額情報を加え、預り釣銭情報を更新する第2の預り釣銭情報更新手段と、
    前記第2の預り釣銭情報更新手段によって更新された預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払手段と、
    前記預り釣銭の支払に対応して、前記第2の預り釣銭情報更新手段によって更新された預り釣銭情報を更新する第3の預り釣銭情報更新手段と
    を備え、前記代金決済装置とは別個に設けられた精算機と
    を具備することを特徴とする代金決済精算装置。
  115. 前記代金決済精算装置において、
    前記代金決済装置は、
    前記第1の預り釣銭情報更新手段によって更新された預り釣銭情報に基づいて、該預り釣銭情報を記憶した第2の記憶媒体を発行可能な記憶媒体発行手段をさらに備え、
    前記精算機は、
    預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された前記第2の記憶媒体を受け入れる第3の記憶媒体受入手段と、
    前記第3の記憶媒体受入手段で受け入れられた前記第2の記憶媒体の預り釣銭情報を読み取る第3の記憶媒体読取手段と、
    前記第3の記憶媒体読取手段によって読み取られた預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う第2の預り釣銭支払手段と、
    前記預り釣銭の支払に対応して、前記第2の記憶媒体の預り釣銭情報を更新する第4の預り釣銭情報更新手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1、5、111乃至114のいずれか1項記載の代金決済精算装置。
  116. 前記精算機が、
    少なくとも精算または両替の処理を判定する処理判定手段と、
    前記処理判定手段において両替処理が選択された場合に機能し、前記第2の貨幣識別手段で識別された貨幣に対応する両替処理を行い、該処理に基づく貨幣を支払う両替支払手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項1、5、111乃至115のいずれか1項記載の代金決済精算装置。
  117. 前記第2の記憶媒体が、レシートであることを特徴とする請求項115記載の代金決済精算装置。
  118. 前記レシートには、預り釣銭情報がバーコードにて記録されていることを特徴とする請求項117記載の代金決済精算装置。
  119. 前記第1の記憶媒体が、カード形状記憶媒体であることを特徴とする請求項111乃至114のいずれか1項記載の代金決済精算装置。
  120. 前記カード形状記憶媒体が、表示部を備えることを特徴とする請求項119記載の代金決済精算装置。
  121. 前記第1の記憶媒体が、コイン形状記憶媒体であることを特徴とする請求項111乃至114のいずれか1項記載の代金決済精算装置。
  122. 前記代金決済装置または/および前記精算機は、購入した商品購入情報が記録されたレシートを発行可能なレシート発行手段をさらに具備することを特徴とする請求項115記載の代金決済精算装置。
  123. 前記第2の記憶媒体には、少なくとも購入した商品購入情報を記録することを特徴とする請求項115または121記載の代金決済精算装置。
  124. 前記第2の貨幣受入手段における入金は、所定の条件を満たした場合に可能となることを特徴とする請求項5、113、114のいずれか1項記載の代金決済精算装置。
  125. 前記所定の条件を満たさない場合には、該所定の条件を満たさない理由を表示することを特徴とする請求項124記載の代金決済精算装置。
  126. 預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された第1の記憶媒体を受け入れる第1の記憶媒体受入ステップと、
    前記第1の記憶媒体受入ステップで受け入れられた第1の記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第1の記憶媒体読取ステップと、
    貨幣を受け入れる貨幣受入ステップと、
    前記貨幣受入ステップで受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別ステップと、
    前記第1の記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭特定情報および/または前記貨幣識別ステップで識別された貨幣情報を出力する情報出力ステップと、
    前記情報出力ステップから出力された情報および商品価格特定情報から得られた預り釣銭情報を入力する預り釣銭情報入力ステップと、
    前記預り釣銭情報入力ステップで入力された預り釣銭情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する第1の預り釣銭情報更新ステップと
    を備える代金決済方法と、
    預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された前記第1の記憶媒体を受け入れる第2の記憶媒体受入ステップと、
    前記第2の記憶媒体受入ステップで受け入れられた前記第1の記憶媒体の預り釣銭情報を読み取る第2の記憶媒体読取ステップと、
    前記第2の記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払ステップと、
    前記預り釣銭の支払に対応して、前記預り釣銭情報を更新する第2の預り釣銭情報更新ステップと
    を備え、前記代金決済方法の所定の工程完了後に別途行われる精算方法と
    を具備することを特徴とする代金決済精算方法。
  127. 預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された第1の記憶媒体を受け入れる第1の記憶媒体受入ステップと、
    前記第1の記憶媒体受入ステップで受け入れられた第1の記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第1の記憶媒体読取ステップと、
    前記第1の記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭特定情報を出力する預り釣銭特定情報出力ステップと
    を備える記憶媒体処理方法と、
    前記預り釣銭特定情報出力ステップから出力された預り釣銭特定情報を入力する預り釣銭情報入力ステップと、
    入金された金額情報を入力する入金額情報入力ステップと、
    読み取られた商品価格特定情報に基づいて集計された売上情報を入力する売上情報入力ステップと、
    前記売上情報入力ステップで入力された売上情報、前記入金額情報入力ステップで入力された金額情報および前記預り釣銭情報入力ステップで入力された預り釣銭特定情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する第1の預り釣銭情報更新ステップと
    を備える代金決済方法と、
    預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された前記第1の記憶媒体を受け入れる第2の記憶媒体受入ステップと、
    前記第2の記憶媒体受入ステップで受け入れられた前記第1の記憶媒体の預り釣銭情報を読み取る第2の記憶媒体読取ステップと、
    前記第2の記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払ステップと、
    前記預り釣銭の支払に対応して、前記預り釣銭情報を更新する第2の預り釣銭情報更新ステップと
    を備え、前記代金決済方法の所定の工程完了後に別途行われる精算方法と
    を具備することを特徴とする代金決済精算方法。
  128. 預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された第1の記憶媒体を受け入れる第1の記憶媒体受入ステップと、
    前記第1の記憶媒体受入ステップで受け入れられた第1の記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第1の記憶媒体読取ステップと、
    貨幣を受け入れる第1の貨幣受入ステップと、
    前記第1の貨幣受入ステップで受け入れられた貨幣を識別する第1の貨幣識別ステップと、
    前記第1の記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭特定情報および/または前記貨幣識別ステップで識別された貨幣情報を出力する情報出力ステップと、
    前記情報出力ステップで出力された情報および商品価格特定情報から得られた預り釣銭情報を入力する預り釣銭情報入力ステップと、
    前記預り釣銭情報入力ステップで入力された預り釣銭情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する第1の預り釣銭情報更新ステップと
    を備える代金決済方法と、
    預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された前記第1の記憶媒体を受け入れる第2の記憶媒体受入ステップと、
    前記第2の記憶媒体受入ステップで受け入れられた前記第1の記憶媒体の預り釣銭情報を読み取る第2の記憶媒体読取ステップと、
    貨幣を受け入れる第2の貨幣受入ステップと、
    前記第2の貨幣受入ステップで受け入れられた貨幣を識別する第2の貨幣識別ステップと、
    前記第2の記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭情報に前記第2の貨幣識別ステップで識別された金額情報を加え、預り釣銭情報を更新する第2の預り釣銭情報更新ステップと、
    前記第2の預り釣銭情報更新ステップによって更新された預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払手段と、
    前記預り釣銭の支払に対応して、前記第2の預り釣銭情報更新ステップによって更新された預り釣銭情報を更新する第3の預り釣銭情報更新ステップと
    を備え、前記代金決済方法の所定の工程完了後に別途行われる精算方法と
    を具備することを特徴とする代金決済精算方法。
  129. 預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された第1の記憶媒体を受け入れる第1の記憶媒体受入ステップと、
    前記第1の記憶媒体受入ステップで受け入れられた第1の記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第1の記憶媒体読取ステップと、
    前記第1の記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭特定情報を出力する預り釣銭特定情報出力ステップと
    を備える記憶媒体処理方法と、
    前記預り釣銭特定情報出力ステップから出力された預り釣銭特定情報を入力する預り釣銭情報入力ステップと、
    入金された金額情報を入力する入金額情報入力ステップと、
    読み取られた商品価格特定情報に基づいて集計された売上情報を入力する売上情報入力ステップと、
    前記売上情報入力ステップで入力された売上情報、前記入金額情報入力ステップで入力された金額情報および前記預り釣銭情報入力ステップで入力された預り釣銭特定情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する第1の預り釣銭情報更新ステップと
    を備える代金決済方法と、
    預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された前記第1の記憶媒体を受け入れる第2の記憶媒体受入ステップと、
    前記第2の記憶媒体受入ステップで受け入れられた前記第1の記憶媒体の預り釣銭情報を読み取る第2の記憶媒体読取ステップと、
    貨幣を受け入れる第2の貨幣受入ステップと、
    前記第2の貨幣受入ステップで受け入れられた貨幣を識別する第2の貨幣識別ステップと、
    前記第2の記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭情報に前記第2の貨幣識別ステップで識別された金額情報を加え、預り釣銭情報を更新する第2の預り釣銭情報更新ステップと、
    前記第2の預り釣銭情報更新ステップによって更新された預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払ステップと、
    前記預り釣銭の支払に対応して、前記第2の預り釣銭情報更新ステップによって更新された預り釣銭情報を更新する第3の預り釣銭情報更新ステップと
    を備え、前記代金決済方法の所定の工程完了後に別途行われる精算方法と
    を具備することを特徴とする代金決済精算方法。
  130. 前記代金決済精算方法において、
    前記代金決済方法は、
    前記第1の預り釣銭情報更新ステップによって更新された預り釣銭情報に基づいて、該預り釣銭情報を記憶した第2の記憶媒体を発行可能な記憶媒体発行ステップをさらに備え、
    前記精算方法は、
    預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された前記第2の記憶媒体を受け入れる第3の記憶媒体受入ステップと、
    前記第3の記憶媒体受入ステップで受け入れられた前記第2の記憶媒体の預り釣銭情報を読み取る第3の記憶媒体読取ステップと、
    前記第3の記憶媒体読取ステップによって読み取られた預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う第2の預り釣銭支払ステップと、
    前記預り釣銭の支払に対応して、前記第2の記憶媒体の預り釣銭情報を更新する第4の預り釣銭情報更新ステップと
    をさらに備えることを特徴とする請求項10、14、126乃至129のいずれか1項記載の代金決済精算方法。
  131. 前記精算方法が、
    少なくとも精算または両替の処理を判定する処理判定ステップと、
    前記処理判定ステップにおいて両替処理が選択された場合に機能し、前記第2の貨幣識別ステップで識別された貨幣に対応する両替処理を行い、該処理に基づく貨幣を支払う両替支払ステップと
    を更に備えることを特徴とする請求項10、14、126乃至130のいずれか1項記載の代金決済精算方法。
  132. 前記第2の記憶媒体が、レシートであることを特徴とする請求項130記載の代金決済精算方法。
  133. 前記レシートには、預り釣銭情報がバーコードにて記録されていることを特徴とする請求項132記載の代金決済精算方法。
  134. 前記第1の記憶媒体が、カード形状記憶媒体であることを特徴とする請求項126乃至129のいずれか1項記載の代金決済精算方法。
  135. 前記カード形状記憶媒体が、表示部を備えることを特徴とする請求項134記載の代金決済精算方法。
  136. 前記第1の記憶媒体が、コイン形状記憶媒体であることを特徴とする請求項126乃至129のいずれか1項記載の代金決済精算方法。
  137. 前記代金決済方法または/および前記精算方法が、購入した商品購入情報が記録されたレシートを発行可能なレシート発行ステップをさらに具備することを特徴とする請求項130記載の代金決済精算方法。
  138. 前記第2の記憶媒体には、少なくとも購入した商品購入情報を記録することを特徴とする請求項130乃至136のいずれか1項記載の代金決済精算方法。
  139. 前記第2の貨幣受入ステップにおける入金は、所定の条件を満たした場合に可能となることを特徴とする請求項14、128、129のいずれか1項記載の代金決済精算方法。
  140. 前記所定の条件を満たさない場合には、該所定の条件を満たさない理由を表示することを特徴とする請求項139記載の代金決済精算方法。
  141. 預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入手段と、
    前記記憶媒体受入手段で受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取手段と、
    貨幣を受け入れる貨幣受入手段と、
    前記貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別手段と、
    少なくとも精算または両替の処理を判定する処理判定手段と、
    前記処理判定手段において精算処理が選択された場合に機能し、前記記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭情報に前記貨幣識別手段で識別された金額情報を加え、預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新手段と、
    前記預り釣銭情報更新手段によって更新された預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払手段と、
    前記預り釣銭の支払に対応して、前記預り釣銭情報更新手段によって更新された預り釣銭情報を更新する第2の預り釣銭情報更新手段と
    前記処理判定手段において両替処理が選択された場合に機能し、前記貨幣識別手段で識別された貨幣に対応する両替処理を行い、該処理に基づく貨幣を支払う両替支払手段と
    を具備することを特徴とする精算機。
  142. 預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された第1の記憶媒体または第2の記録媒体を受け入れる記憶媒体受入手段と、
    前記記憶媒体受入手段で受け入れられた前記第1または前記第2の記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取手段と、
    前記記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払手段と、
    前記預り釣銭の支払に対応して、預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新手段と
    を具備することを特徴とする精算機。
  143. 前記精算機において、前記第2の記憶媒体が受け入れられ、精算処理後、預り釣銭情報を有する場合に、該情報を記憶した第3の記憶媒体を発行可能な記憶媒体発行手段をさらに具備することを特徴とする請求項142記載の精算機。
  144. 前記第2の記憶媒体が、レシートであることを特徴とする請求項142記載の精算機。
  145. 前記レシートには、預り釣銭情報がバーコードにて記録されていることを特徴とする請求項143記載の精算機。
  146. 前記第1の記憶媒体が、カード形状記憶媒体であることを特徴とする請求項142記載の精算機。
  147. 前記カード形状記憶媒体が、表示部を備えることを特徴とする請求項146記載の精算機。
  148. 前記第1の記憶媒体が、コイン形状記憶媒体であることを特徴とする請求項142記載の精算機。
  149. 前記第3の記憶媒体が、コイン形状記憶媒体であることを特徴とする請求項143記載の精算機。
  150. 預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入ステップと、
    前記記憶媒体受入ステップで受け入れられた記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取ステップと、
    貨幣を受け入れる貨幣受入ステップと、
    前記貨幣受入ステップで受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別ステップと、
    少なくとも精算または両替の処理を判定する処理判定ステップと、
    前記処理判定ステップにおいて精算処理が選択された場合に機能し、前記記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭情報に前記貨幣識別ステップで識別された金額情報を加え、預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新ステップと、
    前記預り釣銭情報更新ステップによって更新された預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払ステップと、
    前記預り釣銭の支払に対応して、前記預り釣銭情報更新ステップによって更新された預り釣銭情報を更新する第2の預り釣銭情報更新ステップと
    前記処理判定ステップにおいて両替処理が選択された場合に機能し、前記貨幣識別ステップで識別された貨幣に対応する両替処理を行い、該処理に基づく貨幣を支払う両替支払ステップと
    を具備することを特徴とする精算方法。
  151. 預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された第1の記憶媒体または第2の記録媒体を受け入れる記憶媒体受入ステップと、
    前記記憶媒体受入ステップで受け入れられた前記第1または前記第2の記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取ステップと、
    前記記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭特定情報で特定される預り釣銭情報に基づいて、預り釣銭を支払う預り釣銭支払ステップと、
    前記預り釣銭の支払に対応して、預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新ステップと
    を具備することを特徴とする精算方法。
  152. 前記精算方法において、前記第2の記憶媒体が受け入れられ、精算処理後、預り釣銭情報を有する場合に、該情報を記憶した第3の記憶媒体を発行可能な記憶媒体発行ステップをさらに具備することを特徴とする請求項151記載の精算方法。
  153. 前記第2の記憶媒体が、レシートであることを特徴とする請求項151記載の精算方法。
  154. 前記レシートには、預り釣銭情報がバーコードにて記録されていることを特徴とする請求項153記載の精算方法。
  155. 前記第1の記憶媒体が、カード形状記憶媒体であることを特徴とする請求項151記載の精算方法。
  156. 前記カード形状記憶媒体が、表示部を備えることを特徴とする請求項155記載の精算方法。
  157. 前記第1の記憶媒体が、コイン形状記憶媒体であることを特徴とする請求項151記載の精算方法。
  158. 前記第3の記憶媒体が、コイン形状記憶媒体であることを特徴とする請求項152記載の精算方法。
  159. 預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された第1の記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入手段と、
    前記記憶媒体受入手段で受け入れられた第1の記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取手段と、
    貨幣を受け入れる貨幣受入手段と、
    前記貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別手段と、
    前記貨幣識別手段で識別された貨幣を搬送する貨幣搬送手段と、
    所定の位置に情報を記録する記録部が設けられ、前記貨幣搬送手段によって搬送された貨幣を収納する着脱可能に取り付けられた貨幣収納手段と、
    前記貨幣収納手段に設けられた記録部からの情報の読み取りおよび/または該記録部への情報の書き込みが可能な情報読取書込手段と、
    前記記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報および/または前記貨幣識別手段で識別された貨幣情報を出力する情報出力手段と、
    前記情報出力手段から出力された情報および商品価格特定情報から得られた預り釣銭情報を入力する預り釣銭情報入力手段と、
    前記預り釣銭情報入力手段に入力された預り釣銭情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新手段と、
    前記預り釣銭情報入力手段に入力された預り釣銭情報に基づいて、該預り釣銭情報を記憶した第2の記憶媒体を発行可能な記憶媒体発行手段と
    を具備することを特徴とする代金決済装置。
  160. 預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された第1の記憶媒体を受け入れる第1の記憶媒体受入手段と、
    前記第1の記憶媒体受入手段で受け入れられた第1の記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第1の記憶媒体読取手段と、
    前記第1の記憶媒体読取手段で読み取られた預り釣銭特定情報を出力する預り釣銭特定情報出力手段と
    を備える記憶媒体処理装置と通信可能な代金決済装置であって、
    前記預り釣銭特定情報出力手段から出力された預り釣銭特定情報を入力する預り釣銭情報入力手段と、
    入金された金額情報を入力する入金額情報入力手段と、
    読み取られた商品価格特定情報に基づいて集計された売上情報を入力する売上情報入力手段と、
    前記売上情報入力手段で入力された売上情報、前記入金額情報入力手段で入力された金額情報および前記預り釣銭情報入力手段で入力された預り釣銭特定情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新手段と、
    前記預り釣銭情報更新手段によって更新された預り釣銭情報に基づいて、該預り釣銭情報を記憶した第2の記憶媒体を発行可能な記憶媒体発行手段と
    を備えることを特徴とする代金決済装置。
  161. 預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された第1の記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入手段と、
    前記記憶媒体受入手段で受け入れられた前記第1の記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取手段と、
    少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するか、または、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報集計装置によって集計された売上情報を受け入れる売上情報収得手段と、
    貨幣を受け入れる貨幣受入手段と、
    前記貨幣受入手段で受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別手段と、
    前記貨幣識別手段で識別された貨幣を搬送する貨幣搬送手段と、
    所定の位置に情報を記録する記録部が設けられ、前記貨幣搬送手段によって搬送された貨幣を収納する着脱可能に取り付けられた貨幣収納手段と、
    前記貨幣収納手段に設けられた記録部からの情報の読み取りおよび/または該記録部への情報の書き込みが可能な情報読取書込手段と、
    前記売上情報収得手段からの売上情報、前記貨幣識別手段で識別された金額情報および前記記憶媒体読取手段で読み取られた前記預り釣銭情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新手段と、
    前記預り釣銭情報更新手段によって更新された預り釣銭情報に基づいて、該預り釣銭情報を記憶した第2の記憶媒体を発行可能な記憶媒体発行手段と
    を具備することを特徴とする代金決済装置。
  162. 前記第2の記憶媒体が、レシートであることを特徴とする請求項159乃至161のいずれか1項記載の代金決済装置。
  163. 前記レシートには、預り釣銭情報がバーコードにて記録されていることを特徴とする請求項162記載の代金決済装置。
  164. 前記第1の記憶媒体が、カード形状記憶媒体であることを特徴とする請求項159乃至161のいずれか1項記載の代金決済装置。
  165. 前記カード形状記憶媒体が、表示部を備えることを特徴とする請求項164記載の代金決済装置。
  166. 前記第1の記憶媒体が、コイン形状記憶媒体であることを特徴とする請求項159乃至161のいずれか1項記載の代金決済装置。
  167. 前記記憶媒体発行手段が、購入した商品購入情報が記録されたレシートを発行可能であることを特徴とする請求項159乃至166のいずれか1項記載の代金決済装置。
  168. 前記第2の記憶媒体には、少なくとも購入した商品購入情報を記録することを特徴とする請求項159乃至166のいずれか1項記載の代金決済装置。
  169. 預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された第1の記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入ステップと、
    前記記憶媒体受入ステップで受け入れられた第1の記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取ステップと、
    貨幣を受け入れる貨幣受入ステップと、
    前記貨幣受入ステップで受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別ステップと、
    前記貨幣識別ステップで識別された貨幣を搬送する貨幣搬送ステップと、
    所定の位置に情報を記録する記録部が設けられ、前記貨幣搬送ステップによって搬送された貨幣を収納する着脱可能に取り付けられた貨幣収納ステップと、
    前記貨幣収納ステップに設けられた記録部からの情報の読み取りおよび/または該記録部への情報の書き込みが可能な情報読取書込ステップと、
    前記記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭特定情報および/または前記貨幣識別ステップで識別された貨幣情報を出力する情報出力ステップと、
    前記情報出力ステップから出力された情報および商品価格特定情報から得られた預り釣銭情報を入力する預り釣銭情報入力ステップと、
    前記預り釣銭情報入力ステップに入力された預り釣銭情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新ステップと、
    前記預り釣銭情報入力ステップに入力された預り釣銭情報に基づいて、該預り釣銭情報を記憶した第2の記憶媒体を発行可能な記憶媒体発行ステップと
    を具備することを特徴とする代金決済方法。
  170. 預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された第1の記憶媒体を受け入れる第1の記憶媒体受入ステップと、
    前記第1の記憶媒体受入ステップで受け入れられた第1の記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る第1の記憶媒体読取ステップと、
    前記第1の記憶媒体読取ステップで読み取られた預り釣銭特定情報を出力する預り釣銭特定情報出力ステップと
    を備える記憶媒体処理方法の所定の工程完了後に別途行われる代金決済方法であって、
    前記預り釣銭特定情報出力ステップから出力された預り釣銭特定情報を入力する預り釣銭情報入力ステップと、
    入金された金額情報を入力する入金額情報入力ステップと、
    読み取られた商品価格特定情報に基づいて集計された売上情報を入力する売上情報入力ステップと、
    前記売上情報入力ステップで入力された売上情報、前記入金額情報入力ステップで入力された金額情報および前記預り釣銭情報入力ステップで入力された預り釣銭特定情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新ステップと、
    前記預り釣銭情報更新ステップによって更新された預り釣銭情報に基づいて、該預り釣銭情報を記憶した第2の記憶媒体を発行可能な記憶媒体発行ステップと
    を備えることを特徴とする代金決済方法。
  171. 預り釣銭情報を特定可能な預り釣銭特定情報が記憶された第1の記憶媒体を受け入れる記憶媒体受入ステップと、
    前記記憶媒体受入ステップで受け入れられた前記第1の記憶媒体の預り釣銭特定情報を読み取る記憶媒体読取ステップと、
    少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報を集計するか、または、少なくとも商品価格特定情報を読み取る商品情報入力装置からの商品価格特定情報に基づいて売上情報集計装置によって集計された売上情報を受け入れる売上情報収得ステップと、
    貨幣を受け入れる貨幣受入ステップと、
    前記貨幣受入ステップで受け入れられた貨幣を識別する貨幣識別ステップと、
    前記貨幣識別ステップで識別された貨幣を搬送する貨幣搬送ステップと、
    所定の位置に情報を記録する記録部が設けられ、前記貨幣搬送ステップによって搬送された貨幣を収納する着脱可能に取り付けられた貨幣収納ステップと、
    前記貨幣収納ステップに設けられた記録部からの情報の読み取りおよび/または該記録部への情報の書き込みが可能な情報読取書込ステップと、
    前記売上情報収得ステップからの売上情報、前記貨幣識別ステップで識別された金額情報および前記記憶媒体読取ステップで読み取られた前記預り釣銭情報のうち少なくとも該売上情報および該金額情報に基づいて、前記預り釣銭情報を更新する預り釣銭情報更新ステップと、
    前記預り釣銭情報更新ステップによって更新された預り釣銭情報に基づいて、該預り釣銭情報を記憶した第2の記憶媒体を発行可能な記憶媒体発行ステップと
    を具備することを特徴とする代金決済方法。
  172. 前記第2の記憶媒体が、レシートであることを特徴とする請求項169乃至171のいずれか1項記載の代金決済方法。
  173. 前記レシートには、預り釣銭情報がバーコードにて記録されていることを特徴とする請求項172記載の代金決済方法。
  174. 前記第1の記憶媒体が、カード形状記憶媒体であることを特徴とする請求項169乃至171のいずれか1項記載の代金決済方法。
  175. 前記カード形状記憶媒体が、表示部を備えることを特徴とする請求項174記載の代金決済方法。
  176. 前記第1の記憶媒体が、コイン形状記憶媒体であることを特徴とする請求項169乃至171のいずれか1項記載の代金決済方法。
  177. 前記記憶媒体発行ステップにおいて、購入した商品購入情報が記録されたレシートを発行可能であることを特徴とする請求項169乃至176のいずれか1項記載の代金決済方法。
  178. 前記第2の記憶媒体には、少なくとも購入した商品購入情報を記録することを特徴とする請求項169乃至176のいずれか1項記載の代金決済方法。
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