JP2003014420A - 2つの物体の相対的な位置および/または方位を測定するシステムおよび方法、ならびにそのようなシステムおよび方法で使用されるビーム誘導装置、干渉計装置および光路長を変更するデバイス - Google Patents

2つの物体の相対的な位置および/または方位を測定するシステムおよび方法、ならびにそのようなシステムおよび方法で使用されるビーム誘導装置、干渉計装置および光路長を変更するデバイス

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JP2003014420A JP2002104061A JP2002104061A JP2003014420A JP 2003014420 A JP2003014420 A JP 2003014420A JP 2002104061 A JP2002104061 A JP 2002104061A JP 2002104061 A JP2002104061 A JP 2002104061A JP 2003014420 A JP2003014420 A JP 2003014420A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】2つの物体の相対的な位置を測定するシステム
および方法。 【解決手段】可干渉性放射線放射源、計測ブランチに2
つの物体の位置によって所定の光路長を持つ計測ビーム
を提供するビーム誘導装置、計測ブランチを通過した後
の放射線を含む放射線の干渉重畳の強度を計測する放射
線強度センサ、計測ブランチの光路長を検出することに
より2つの物体の相対的な位置関係を検出するために放
射線強度センサからの計測信号に応答する計算機を備え
る。計測ブランチは、2つの物体間の空間で計測ブラン
チに供給された放射線を放射し第一の物体上に固定的に
装着可能な少なくとも1つのエミッタと、2つの物体の
第二の物体上に相対的に固定した距離をもって装着可能
な少なくとも3つの逆反射体、逆反射体で反射されて戻
った放射線を受けてその放射線を放射線強度センサに供
給するために2つの物体のうち第一の物体上に装着可能
な少なくとも1つのレシーバを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、2つの物体の相対的な位置を、
干渉計を用いて測定するシステムに関する。特に、本発
明は2つの物体の相対的な位置さらには方位を、干渉計
を用いて測定するシステムに関する。さらに本発明は概
して、2つの物体間で検出された少なくとも9つの距離
に基づいて2つの物体の相対的な位置および方位を測定
する方法に関する。この方法は、2つの物体の相対的な
位置および方位を測定するシステムに特に適用可能であ
る。
【0002】さらに、本発明は概して、光源から計測ヘ
ッドまで放射される放射線を供給するビーム誘導装置に
関し、その光源および計測ヘッドは相対的に移動可能で
あり、および/または、そのビーム誘導装置は変化し続
ける環境の影響にさらされる。ビーム誘導装置は特に、
センサシステムまたは、2つの物体の相対的な位置およ
び/または方位を測定するシステムに適用可能である。
さらに、本発明はそのようなビーム誘導装置を有する干
渉計装置に関する。
【0003】さらに、本発明は概して、可変光路長を提
供するデバイスまたは可変光学遅延を提供するデバイス
に関し、それぞれが、2つの物体の相対的な位置および
/または方位を測定するシステムに特に適用可能であ
る。
【0004】さらに、本発明は座標計測器および、2つ
の物体の相対的な位置および/または方位を測定するシ
ステムを用いるマシンツールに関する。
【0005】2つの物体間距離の干渉計変異によって検
出を行い、その場合に2つの物体の一方に逆反射体を装
着し、もう一方には可干渉性放射線用エミッタを逆反射
体側に向けて設けることは知られている。その逆反射体
によりもう一方の物体に向けて逆反射された放射線は個
々のレシーバを介して受光され、干渉によって放射源の
放射線と重畳させられ、放射線強度センサによって検出
される。2つの物体間の距離が変化した場合は、2つの
物体間で前後に反射されるビームの光路長に、干渉に起
因して強度の最大・最小値が生成される。強度変化の数
値が検出されるのであれば、距離における変化の程度の
結果が導き出される。基準走行で2つの物体をまず互い
にあらかじめわかっている距離をもって配し、その後そ
のわかっている距離からの変化が検出されれば、2つの
物体間の絶対距離の計測が可能である。
【0006】WO 88/07656より、2つの物体間の相対的
な位置および方位の相対的な変化を検出するシステムが
知られている。この目的で、逆反射体が互いに一定の距
離をもって第一物体の上に装着され、第二物体の上には
6つの別々の干渉計−エミッタが互いに一定の距離をも
って設けられている。それぞれの放射線は逆反射体の一
方に向けられている。ここで、第一、第二及び第三のエ
ミッタはそれぞれその放射線を第一逆反射体に向け、第
四および第五のエミッタは放射線を第二逆反射体に向
け、第六のエミッタは放射線を第三逆反射体に向けてい
る。したがって、6つの干渉計を設けることにより、第
一または第二物体上の地点間で6種類の距離の変化がそ
れぞれ検出可能である。基準位置での2つの物体上の異
なる地点間の距離が計測の開始時に分かっていたのであ
れば、後で2つの物体を相対的に移動させて6つの距離
を完全に測定することが可能である。その後、6つの距
離の絶対値より、2つの物体の相対的な位置および方位
を測定することができる。
【0007】このシステムで、たとえば環境的な影響に
より距離または方位が変化している最中に6本のビーム
の内1本の遮断が発生した場合、強度の最大値または最
小値のそれぞれ、それ以上カウントできなくなるので、
2つの物体間の絶対距離の測定がこの時点より以降は不
可能になる。さらに、それぞれのエミッタはその放射線
を指定された専用の逆反射体のみに向けなければならな
いので、エミッタは相当するビーム方向制御を備え、そ
れにより自身の放射線を相当する逆反射体に常に向けら
れた状態に維持する。ビームが遮断された場合、方向制
御が相当する逆反射体との接触を失うことも有り得る。
【0008】可干渉性放射線が従来のワンモード光導体
によってエミッタに供給され、最終的に後者によって検
出器に供給される場合、光伝達ファイバの伝達特性に変
化が生じ、また一方で、検出器やエミッタと放射源との
間の相対的な位置に変化が生じた場合、またはその他の
環境的な影響によっても伝達特性に変化が生じる。その
結果、検出器に供給される信号が強いフラクチュエーシ
ョンを受けることも考えられる。このフラクチュエーシ
ョンはまた、強度の最大値または最小値とも解釈され、
それぞれ、2つの物体間の動きによって引き起こされ
る。これも、距離変化の計測不良を引き起こす。
【0009】6つの検出距離により、反復相の計算プロ
セスを用いた2つの物体間の相対的な位置および方位の
測定が可能になる。その一例は従来のガウス−ザイデル
法である。そのような方法は多くの計算を必要とし、検
出された位置および方位がそれぞれ所定単位の時間内に
更新可能な速度が制限される。
【0010】さらに、周知の干渉計測法では、2つの物
体間の距離が干渉計の計測ブランチに光路を提供し、こ
の光路が干渉計の基準ブランチに設けられた周知の可変
光路と比較されることによって、2つの物体間の絶対距
離の測定が可能になる。基準ブランチで光路を設けると
いうこの目的で周知のデバイスは、一つには偏差が小さ
すぎる、すなわち光路長の偏差範囲が小さすぎて、2つ
の物体間で距離の変化が大きいとそれを調整することが
できない、および/または速度が遅すぎて、光路で大き
な変化を敏速に提供することができず、結果的に距離計
測率が制限される。
【0011】したがって、本発明の目的は、2つの物体
の相対的な位置を測定するためのトラブルの無いシステ
ムを提供することである。さらなる目的は、絶対距離の
計測を可能にするシステムを提供することである。また
別の目的は、2つの物体の相対的な方位をも測定するこ
とができるシステムを提供することである。
【0012】本発明のさらに別の目的は、2つの物体間
の相対的な位置および/または方位を測定するための、
計算費用がほとんどかからない方法を提供することであ
る。
【0013】本発明のさらに別の目的は、光誘導装置を
有するビーム誘導装置を示唆することである。その装置
は光誘導装置の移動および/またはその他、光誘導装置
に及ぼされる環境的影響に左右されにくい。本発明のさ
らに別の目的は、計測ブランチが放射線源に対し移動可
能であり失敗に左右されにくい干渉計装置を示唆するこ
とである。
【0014】本発明のさらに別の目的は、大きな偏差を
もたらす可変光路長を提供するデバイスを示唆すること
である。さらに、本発明の別の目的は、自身の偏差の急
速な変化を可能にするデバイスを示唆することである。
【0015】第一の局面では、本発明は2つの物体の相
対的な位置を測定するシステムを提供する。それによれ
ば、その2つの物体の一方の少なくとも1地点ともう一
方の物体の少なくとも3地点との間で少なくとも3つの
距離が干渉的に測定される。これを目的として、十分な
可干渉性放射線を有する放射源が設けられ、それによっ
てその地点の距離次第で干渉信号を発生する。このため
に、その放射源から偏向した放射線は計測ブランチを通
過した後の放射線と重畳する。その放射線は光路とし
て、第一物体に設けた地点と第二物体に設けた地点との
間の距離を含む。その結果生じた干渉信号をコンピュー
タが評価して、その値から、それらの該当する地点間の
距離、ひいては2つの物体の相対的な位置を測定する。
第二物体の地点は、その上に装着された少なくとも3つ
の逆反射体によって測定される。それら逆反射体の相対
的な距離はあらかじめ決まっておりまた周知である。第
一物体についてあらかじめ決まっている地点は、一つに
は、放射源から提供される放射線用のエミッタであり、
それはこの放射線を三次元の空間の角度範囲、またはス
テラジアンにそれぞれ放射し、少なくとも3つの逆反射
体がこの角度範囲に含まれる。ここで、角度範囲は非常
に大きくなるので、その中の逆反射体は、所望の移動量
で2つの物体が相対的に移動している場合であっても、
その角度範囲にまだ含まれている。さらなる地点とし
て、放射線用のレシーバはエミッタによって放射され逆
反射体によって反射される放射線を受ける第一物体で測
定され、最終的にそれを放射線強度センサに供給し、放
射源から偏向したさらに別の放射線と重畳させる。
【0016】少なくとも3つの逆反射体を含む角度範囲
に放射線を放射する少なくとも1つのエミッタによりビ
ーム指向手段が完全に不要になる。ビーム指向手段と
は、従来技術において計測ビームを唯一の逆反射体に供
給するもので、この逆反射体に常に従うにはそのように
制御を行う必要がある。
【0017】それにもかかわらず、第一及び第二の物体
の地点の少なくとも3つの距離を干渉的に測定すること
ができる。その場合、さらに別の情報を用いて、それら
の物体の相対的な位置を明確に導き出すことができる。
【0018】特に、エミッタおよびレシーバの地点を一
致させることでこれら2つの構成要素を組み合わせて共
通のアセンブリを形成することができる。一方、これら
の構成要素を第一物体上に、相対的に固定された周知の
距離をもって装着された別個のアセンブリとして設計す
ることもまた好ましいといえよう。
【0019】2つの物体の相対的な位置とはまた別に相
対的な方位も測定される場合、固定した周知の距離関係
を有する少なくとも3つの地点が第一物体に設けられる
ので、2つの物体間で、少なくとも6つの距離、好まし
くは少なくとも9つの距離を測定することが可能であ
る。
【0020】このために、特に、少なくとも3つのエミ
ッタを第一物体または少なくとも3つのレシーバに、互
いに一定の距離をおいて配置すればよい。またこの場
合、エミッタとレシーバをそれぞれ1つずつ組み合わせ
て一つのアセンブリを形成するか、1つのエミッタと少
なくとも3つのレシーバかまたは1つのレシーバと少な
くとも3つのエミッタを一緒に第一の物体に設けてもよ
い。
【0021】位置または方位を測定する際の明瞭性を考
慮した場合に必要となるであろうさらなる情報は、それ
ぞれ位置または方位によって付与され得るもので、いず
れの目的も先の計測工程で想定済みである。
【0022】しかしながら、計測ブランチにおいて少な
くとも1本のビームを選択的に遮断するために手段を講
じることが好ましい。それにより、このビームに相当す
る干渉信号がそれ以降に生じなくなる。その結果、もは
や生じないこの干渉信号を、2つの物体に設けた2つの
地点間の距離に明確に指定することが可能になる。
【0023】これが切り替えスイッチによって実施され
るのが好ましい。すなわち複数のエミッタを第一物体に
設けると、それらのエミッタの選択可能なサブセットに
放射線が供給される。第一物体に複数のレシーバが設け
られているのであれば、レシーバの選択可能なサブセッ
トから受光した放射線をその後の干渉重畳に供給するよ
うに切り替えスイッチを設けるのが好ましい。また、放
射源とエミッタのサブセット間に放射線遮断器を設ける
のが好ましい。こうすることによっても、1つまたは複
数のエミッタに供給される放射線を遮断する効果が得ら
れる。さらに、複数のレシーバを設ける際に相当するレ
シーバと放射線の重畳を干渉する地点との間に放射線遮
断器を設けるのも好ましい。
【0024】あるいは、少なくとも1つの逆反射体を、
入射する放射線を反射して戻す第一条件と、入射する放
射線を反射しない第二条件との間で切り替えるように逆
反射体の少なくとも1つのサブセットを設計することも
また好ましい。
【0025】さらに、2つの物体の間を行き来するビー
ムの少なくとも1つのサブセットを、たとえば機械的チ
ョッパによって、代わりに遮断することもできる。
【0026】双方の物体に設けた地点間距離を確実に計
測するという観点から、距離に左右される計測ブランチ
で生じる光路を、基準としてシステムにより別個に設け
た光学基準長と比較することも好ましい。この光学基準
路長が調整可能であるのが好ましい。
【0027】その後、そのシステムが、可干渉性トモグ
ラフィーまたは白色光干渉計測の原理に従って作用する
のが好ましい。
【0028】好ましくは、そのシステムがその目的のた
めに、基準ブランチに放射源から放射される放射線を分
割するビームスプリッタを備え、基準ビームがそれに応
じて供給され、同様に、前記の計測ブランチには計測ビ
ームが供給されて、これが2つの物体間の光路を行き来
する。その後、可変光路長を提供するデバイスが基準ブ
ランチに設けられる。
【0029】あるいは、放射源とエミッタの間に可変光
路長を提供するためのデバイスを設けることも好まし
く、そのエミッタは放射源から放射される放射線の2本
の部分ビーム、すなわちデバイスを通過し可変光路長を
提供する第一の部分ビームと、このデバイスをまだ通過
していない第二の部分ビームを供給する。したがって、
エミッタは空間距離での放射線の伝播方向に配置された
セクション間で固定された可干渉関係または位相関係を
それぞれ備えた波列を発する。その後、光路長差異をそ
の可変光路長に対応する計測ブランチに設けたときに、
放射線強度センサが最大強度を記録する。
【0030】別の局面では、本発明は、2つの物体の相
対的な位置および方位を測定する方法を提供する。この
方法ではまず、第一物体の側の少なくとも3つの異なる
地点および、第二物体の側の少なくとも3つの異なる地
点を測定する。
【0031】これら少なくとも9つの距離を測定する方
法は、干渉的な測定方法に限定されずどのようなプロセ
スであってもよい。距離を測定するこの方法が、たとえ
ば、走行時間計測等を含んでいてもよい。しかしなが
ら、たとえば、生じる強度最大値と最小値の数を測定す
ることによる干渉方法を用いるのが好ましい。それらの
距離が、たとえば白色光干渉方法等、基準距離との比較
によって検出されるのでもよい。
【0032】この方法は、2つの物体の相対的な位置お
よび方位が非反復計算法によって実施されるという局面
においてそれ自体特徴的である。この非反復計算法は、
計算の実行に要する時間が反復の収束基準に左右され
ず、したがって実質的にいつも同じで同種の反復法と比
べて通常その結果が敏速に得られるという利点がある。
従来の方法では、2つの物体間の少なくとも6つの距離
に基づいて位置と方位を反復的に計算する。それとは対
照的に、本発明では、計算は少なくとも9つの検出距離
に基づくが、非反復的に実施される。
【0033】このためには、データ構造を最初に計算す
るのが好ましい。これは、第一物体に固定された地点の
所定の距離、および第二物体に固定された地点の所定の
距離から導き出されるに過ぎない。この最初に生成され
るデータ構造はしたがってそれぞれ、2つの物体の相対
的な位置や方位とは無関係である。このデータ構造の生
成はかなり困難で、より多くの計算時間が必要となる可
能性がある。なぜなら、位置と方位を変化させる一連の
多重計測および計算の開始時に、一度だけ実施する必要
があるからである。敏速な遷移の間に幾度も変化した位
置および方位を後から測定する場合は、その都度必要な
計算操作はかなり少なくなる。というのも、最初に、検
出された距離からそれが依拠する別のデータ構造が測定
される。2つの物体の位置および方位はその後、位置/
方位に依らないデータ構造および位置/方位に依るデー
タ構造を用いた計算によって測定される。このような方
法の計算工程はすべて、非反復的に実行される。
【0034】別の局面に基づき、本発明では、放射源か
らの光を物体側の光誘導装置の第一端部に誘導する光誘
導装置を含むビーム誘導装置を設ける。その装置では、
まずある物体を無作為に反復運動させ、この運動を光誘
導装置の第一端部によって再度受け取りこの光誘導装置
によって検出器に光を供給することでその物体から戻る
光の特性における変化を検出する。そのビーム誘導装置
は、したがって、放射源からの光が目標としてサンプル
ボリュームまたはサンプル媒体に供給された後にサンプ
ルボリュームまたはテスト媒体による影響を受けたその
光を検出器に供給するセンサに特に適用可能である。テ
ストボリュームまたはテスト媒体は、たとえば圧力、温
度、または化学組成といった無作為の物性を検出する目
的で用いることができる。そのセンサはまた、反射性物
体が光誘導装置の物体端部から所定の距離だけ離れてい
る計測媒体として配置され、それによりその物体端部と
その物体との間の光路長が測定される。
【0035】本発明のビーム誘導装置の利点は、光誘導
装置が静止状態に保たれずに、曲げ、圧力の衝撃または
その他の環境的な影響といった移動を受けている時に特
に顕著である。
【0036】実質的に非分極の光が光誘導装置の物体側
端部に供給される従来のビーム誘導装置では、その光誘
導装置は非分極維持光導体である。移動または環境の影
響があった場合、その光導体の複屈折性が変化しその結
果分極化のさまざまな条件の間で、光導体を通って行き
来する光の間で位相差が生じ、それが破壊性の干渉を引
き起こし、その結果移動および環境の影響が原因で信号
が崩壊する。発明者らは、分極を維持している光導体を
介して物体側の端部に光を供給することによって、この
問題の大部分が解決可能であることを見出していた。そ
のような分極維持光導体はその複屈折性を考慮してバイ
アスされているので、二重回折性が移動およびその他の
環境の影響によって変化することがほとんど無いままに
残っている。分極維持光導体に入射する非分極光はそこ
で2種類の分極状態に分割され、分極維持光導体の物体
側端部に向かう路を伝わる。その結果、光導体では2種
類の分極状態に対してかなり異なる可変光路長を提供す
ることができる。
【0037】光の物体側端部での射出と物体側端部への
再度の入射の間に、1/2波長板効果を持つ位相差板装
置を設けることにより光の向きが変えられ、その結果、
その光は光導体のいずれか一方の分極チャンネルを途中
で通過し、戻るときには他方の分極チャンネルを通過す
る。したがって、光の分極がどちらの状態であっても、
その光は途中で分極チャンネルを伝わりまた正確に戻る
ので、それぞれ実質的に同一の光路長を伝わることにな
る。分極維持光導体の位置およびそれに及ぶ環境の影響
を変化させることによって、従来の光導体に生じる前記
破壊的干渉が大幅に回避される。
【0038】好ましくは、1/4波長板をその分極維持
光導体の物体側端部正面に設ける。その板は一旦物体側
で光の射出とその物体の間を通過させたもので、その光
によって、物体から入射に向かって光路を逆戻りして物
体側端部に至り、その結果全体的な効果は1/2波長板
と同じになる。このビーム誘導装置は、エミッタとレシ
ーバが1つのアセンブリに組み合わされ後者が放射源に
対し移動可能なときに2つの物体の相対的な位置および
/または方位を測定するシステムで用いるのが好まし
い。ここで、逆反射体の1つを共に備えたエミッタ−レ
シーバアセンブリは、距離センサとして作用する。
【0039】しかしながら、ビーム誘導装置は汎用タイ
プの干渉計装置で用いられるのが好ましい。その場合、
干渉計ブランチは互いに相対的に移動可能な構成要素を
備える。この場合、その干渉計装置が白色光干渉計装置
または光学トモグラフィー装置のいずれかであると一層
好ましい。
【0040】別の局面では、本発明は相当敏速におよび
/または相当広い範囲で光路長を変えることのできるデ
バイスを提供する。したがって、別の局面から見れば、
本発明は可変光学遅延を提供する。
【0041】第一の部分的な局面に基づき、本発明をベ
ルトスキャナから説明する。これは互いに離して設けた
2つのローラ間で、実質的に直線状にその2つのローラ
で共通の接線に沿って延伸しそこで動作範囲を形成する
よう引っ張られたエンドレスベルトを含む。ベルト上に
は、少なくとももう一つの反射鏡装置が固定的に装着さ
れていて、これはドライブによって動力を付与されるロ
ーラを軸として回転し、その結果、ベルトは動作範囲を
直線状に動く。その上、光ビームの向きが動作範囲のベ
ルト延伸方向に平行になるようビーム誘導デバイスが設
けられているので、動作範囲に配置されたときに光ビー
ムが反射鏡装置の表面に衝突する。ここでは、反射鏡装
置によって反射されて戻る光ビームがビーム誘導装置に
再度入射するように、反射鏡装置とビーム誘導デバイス
が相対的に配置されている。
【0042】ここで、本発明は、第二反射鏡装置がビー
ム誘導デバイスに対し固定的に配置されるよう設けら
れ、第一及び第二反射鏡装置がそれぞれ、ビーム誘導装
置から射出するビームと入射するビームが少なくとも一
度は反射されて第一及び第二の反射鏡装置の間を行き来
するよう設計されているという点で区別される。
【0043】ここで、そのデバイスによって提供される
光路長の動作範囲の所定の長さは、かなり広範囲で可変
であり、具体的には、動作範囲の長さの2倍以上に相当
する。
【0044】ここで好ましくは、ベルト上に装着されて
いる反射鏡装置が、ベルトに対し直角に配置され動作範
囲中でずれている少なくとも2つの反射体を含み、その
ビーム誘導デバイスに設置されている反射鏡装置が、動
作範囲内でベルトの延伸方向に対しやはり直角にずれた
少なくとも1つの反射体を含む。
【0045】得られる中で最大強度のビームを再度ビー
ム誘導装置に結合できるようにするために、反射体をビ
ーム誘導デバイスから射出され同デバイスに入射するま
での光ビームの光路長の約半分のところに配置し、逆反
射体として形成する。この逆反射体が3対の平板鏡によ
って形成され、各対が互いに垂直になるよう配置されて
いるのが好ましい。
【0046】逆反射体として設計されているのではない
第一及び第二の反射鏡装置の反射体は、互いに垂直な2
枚の平板鏡として設計されるのが好ましい。
【0047】デバイスは、反射鏡装置が光ビームをビー
ム誘導デバイスで反射して戻る動作範囲内で利用できる
時間がなるべく長くなるように設計されるのが好まし
い。その時間をデバイスの装荷率とみなすことも可能で
ある。これはつまり、反射鏡装置が動作範囲内に存在し
ない時間をできるだけ短縮するということである。一方
で、同時に2つの反射鏡装置が動作範囲内にあってはな
らない。なぜなら、動作範囲の長さが決まっている場合
に、その一部エリアのみが可変光路長を提供するのに利
用可能だからである。それを考慮すると、ベルト周辺に
隣接して配置された2つの反射鏡装置間の距離を調整し
て、この距離が2つのローラのそれぞれの軸間の距離e
に相当するようにすれば好都合であろう。
【0048】しかしながら、反射鏡装置は動作範囲に入
る前にローラの片方の周辺の円形路を動く。これは動作
範囲へ移る際に反射鏡装置で作用する加速の変化と関連
があり、結果的にベルト表面での反射鏡装置の振動の原
因となり得る。
【0049】これを考慮すると、隣接する反射鏡装置間
の距離が2つのローラの軸方向の距離eよりも小さくな
るよう選択するのも好都合といえよう。0.9eが、そ
の選択距離の最小値として好都合であることが既に判明
している。
【0050】一方で、後続の反射鏡装置間の距離が2つ
のローラ同士の間の距離eよりも大きくなるように選択
しても好都合であろう。そうすることにより、先の反射
鏡装置が動作範囲から出た後で後続の反射鏡装置がまだ
動作範囲に入っていない時間ができる。この時間を、エ
レクトロニクスまたはデバイスを出る放射線のビーム誘
導のスイッチングに利用することができ、そうすること
で、回転期間経過後に後続の反射鏡装置が動作範囲に入
り動作範囲を通る路全体を、光路長の変化として用いる
ことができる。2つの反射鏡装置同士の距離の上限とし
て、1.2・e、および好ましくは1.1・eという値
が好都合であることが判明している。
【0051】2つのローラ同士の距離eの値がe=a・
Dとなるとき、ベルト長さおよびベルト上に配置される
4つの反射鏡装置におけるローラの直径の好ましい関係
が得られる。ここで、Dは2つのローラの直径であり
1.3〜1.4の範囲の数値である。
【0052】ベルトの回転速度を上昇させそれによっ
て、高い計測精度という観点より反射鏡装置の正確な誘
導で光路長を敏速に変化させるために、ベルトが金属バ
ンドとして設計されるのが好ましい。
【0053】別の部分的な局面に基づき、本発明は可変
光路長を提供するデバイスを提供するもので、その第一
反射鏡は軸周囲を螺旋状に延びる反射鏡表面を備える。
螺旋状の反射鏡表面内で放射状に、その螺旋状の反射鏡
に対し回転可能なビーム誘導デバイスが設けられ、その
ビーム誘導デバイスは調整可能な円周角下で光ビームを
螺旋状反射鏡に向ける。その螺旋状反射鏡は自身に向か
ってくる放射線を反射して第二反射鏡に戻す。第二反射
鏡はビーム誘導装置と同様に螺旋状反射鏡に対し回転可
能に配置されている。この第二反射鏡から、光ビームが
螺旋状反射鏡に向かって戻され、そこで再度この光ビー
ムを反射する。すなわち、光ビームが再びビーム誘導デ
バイスに入射しこのデバイスを通り抜ける。
【0054】ビーム誘導デバイスおよび第二反射鏡の回
転位置を、螺旋状反射鏡に対し回転するよう固定された
状態で変化させることにより、ビームがビーム誘導デバ
イスを射出して再度入射するまでの間の光路長が可変に
なる。
【0055】好ましくは、その螺旋反射鏡がビーム誘導
デバイスに光を供給する光源と一緒にハウジング内に固
定的に配置され、そのビーム誘導デバイスが第二反射鏡
と一緒にハウジングに対し回転可能に支持されている。
それにより、回転目的で比較的わずかな量を駆動させる
だけで、光路長で比較的大きい変化が得られる。回転量
は、相応に均衡が取れていれば比較的短時間で駆動可能
であり、そうすることで、その光路長を早急に変化させ
ることができる。
【0056】好ましくは、螺旋状反射鏡が対数の螺旋形
状であり、第二反射鏡が実質的に平板状の反射鏡表面を
備え、それによって、その螺旋状反射鏡で反射されビー
ム誘導デバイスに戻る光ビームを正確に配列させること
が可能で、その結果そのビームが後者に効率よく結合さ
れる。
【0057】本発明の実施態様は実質的に図面を参照し
て記載されている。
【0058】(好ましい実施態様)図1に、加工品台3
上に装着された加工品5を加工するマシンツール1を示
す。マシンツール1はベース7を備え、その上に加工ア
ーム9が、垂直軸zの周囲を参照符号8で示した方向に
回転可能な状態で設けられている。アームは複数の部分
アーム10、11、12およびそれらの部分アームを連
結するジョイント13、14、15を有する。アーム9
とは反対側の端部に、加工ツール16が装着されてお
り、概略的に示されているツールチップ17で加工品5
の加工を行う。加工品5を正確に加工するという観点よ
り、加工品5または加工品台3のそれぞれに対するツー
ル16の位置を測定する計測システム22が設けられて
いる。位置計測システム22は、マシンツール1のツー
ル16に固定された放射線エミッタ18、および、3つ
の逆反射体19を含む。逆反射体19は、共通の直線上
に存在しない、換言すれば、一平面内に拡張していたり
規定されていない互いに固定された空間関係で逆反射体
19用の保持板20上に装着されている。逆反射体19
用の保持板20は、保持棒21を介して加工品台3と固
定的に接続されている。
【0059】放射線エミッタ18は、全逆反射体19が
板20で放射線にあたるよう大きい角度で選択された頂
角Γを有する三次元の空間の角度範囲にその放射線を放
射する。また、ツール16がマシンツールの加工ボリュ
ームで移動するよう、ツールアーム9が移動を行う。こ
こでエミッタ18は逆反射体19に対し移動されてい
る。エミッタ18から放射され逆反射体19の一つに衝
突する放射線は、光ビーム23としてこの逆反射体19
で逆反射されてエミッタ18に戻る。エミッタ18は、
放射線レシーバと組み合わさってアセンブリを形成し、
その放射線レシーバは逆反射体19で反射されて戻る光
ビーム23を受光してそれをさらに光学システム41に
送り、コンピュータ67で評価する。評価の目的は、エ
ミッタ−レシーバアセンブリ18と逆反射体19との間
の距離の測定である。これらの距離はそれぞれ、光ビー
ムがエミッタ18と逆反射体19との間の距離を通過し
再度エミッタ−レシーバアセンブリ18に戻る際にビー
ム23がカバーする光路長の半分に相当する。3つの逆
反射体19の相対的な位置がわかっていさえすれば、こ
れら3つの距離から、エミッタ−レシーバアセンブリ1
8、ひいてはツール16、ひいてはツールチップ17の
位置が、座標x、y、zでの加工品5に関して測定可能
である。
【0060】加工品5に対するツール16の位置の計測
は、相応の計測プロセスで高い精度をもって実施可能で
あるが、それとは反対に、ツールアーム9のジョイント
13、14、15におけるドライブと位置センサの精度
の要件がそれほど厳密ではないようにすることも可能で
あり、あるいは、加工品5を特に高い精度で製造するこ
とも可能である。なぜなら、加工品5に対するツールチ
ップ17の正確な位置は、計測システム22に相当する
精度で常にわかっているからである。
【0061】図5に逆反射体19の一つの構造を詳細に
示す。逆反射体19はガラス製の2つの半球25、26
を含み、それらは互いに球中心がポイント30で一致す
るように配置されている。2つの半球25、26は直径
が異なる、すなわち半球25は小さい直径D1を有し半
球26は大きい直径を有する。
【0062】さらに、図5において、ビーム27が概略
的に表現されている。ビーム27は平行ビームとして小
半球25に向かっている。ここで、直径D1およびD2
は、半球25の曲率によってビームを集中させ、それに
よって焦点が半球26の球面上に存在するよう調節され
る。この球面で、そのビームはそれ自体が逆反射され、
その結果、正面の半球を通って逆反射体19を離れるの
で入射するビーム27と実質的に一致する。
【0063】中心30周囲での回転はあっても半球2
5、26の屈折面および反射面の幾何学的な配置はいず
れも変化しないので、入射ビーム27は逆反射体19に
対する自身の方位とは無関係に実質的にそれ自体が反射
されて戻る。
【0064】2つの半球25、26の間に液晶層を配置
する。液晶層はコンピュータ67によってコネクタ29
を介して第一、第二の状態間での切り替えが可能であ
る。第一の状態では、その層28が放射線27に対し透
明であるため、逆反射体19もそれに応じて機能を満た
す。第二の切り替え状態では、層28は放射線に対し実
質的に透明ではないため、逆反射体はそれに応じた機能
を示さない。したがって、逆反射体19はコネクタ29
を介して切り替え可能である。
【0065】図2は、エミッタ−レシーバアセンブリ1
8および3つの逆反射体の配置を再度空間的に詳細に示
すもので、3つの逆反射体は19、19‘、19“とし
て表されている。位置測定システム22はアセンブリ1
8のエミッタ出口表面と、逆反射体19、19‘、19
“のそれぞれの中心30との間の距離を干渉計を用いて
検出する。
【0066】座標x、y、zでの3つの逆反射体に対す
るエミッタ−レシーバアセンブリ18の位置は、検出さ
れた3つの距離から導き出される。
【0067】図3に、2つの物体の相対的な位置を測定
するための、図2のシステムに類似のシステムを示す。
しかしながら、そればかりではなくて、2つの物体の方
位も検出可能である。図3に示されているシステムは図
2に示されるシステムに相当するが、ツール16の側に
エミッタ−レシーバアセンブリ18ではなく同様のアセ
ンブリ18、18‘、18“が装着板31上に設けられ
ている点において異なる。この装着板31はツール16
表面に固定的に装着されている。3つのエミッタ−レシ
ーバアセンブリ18、18‘、18“は共通の直線状に
存在しないように互いに固定した距離をもって配置され
ている。したがって、3つのエミッタ−レシーバアセン
ブリ18によって、一平面をツール16の側で拡張する
かまたは規定する。その場合、その方位は加工品台3の
側に配置されているそれら3つの逆反射体によって拡張
される平面に対して測定可能である。すなわち、逆反射
体19に対する板31の位置を表す座標x、y、zとは
別に、角度α、β、γを測定でき、それに関して、板3
1を逆反射体19の平面に対して傾斜させる。
【0068】また、図3のシステムにおいて、エミッタ
18、18‘、18“はそれぞれ角度範囲に放射線を放
射する。その角度範囲は、3つの反射体19に対して板
31を移動させた後でも逆反射体19が角度範囲に配置
され続けるように非常に大きくなっている。
【0069】相対的な位置および方位を特徴づけるパラ
メータx、y、z、α、β、γを測定するには、原則と
して、それらの地点間の少なくとも3つの距離を計測す
ることが必要である。それはツール16で、また加工品
台3で測定される。たとえばそれは、エミッタ18が3
つの反射体19、19‘、19“から得る3つの距離で
あり、また残り2つの距離はエミッタ18‘が2つの反
射体19と19‘から得たり、またエミッタ18‘が反
射体19から得る距離である。6個所について計測され
た距離より、上記6つのパラメータx、y、z、α、
β、γが測定される。このための明白かつ絶対的な解法
はないので、所望のパラメータの測定は従来、ガウス−
ザイデル法等に従い反復して行われる。そのような反復
的な評価は、かなりの計算時間を要する。
【0070】今回、パラメータx、y、z、α、β、γ
を非反復的な方法で計算しようという試みにおいて、し
かしながら、その計算は9つの距離に基づいて実施され
る。それらの距離はツール16側の所定の少なくとも3
地点と、ツール台3側の3つの地点との間で計測され
る。これはつまり、ツール16側の各エミッタ18、1
8‘、18“とツール台3側の各逆反射体19、1
9‘、19“との間でそれぞれとり得る距離が、まずシ
ステムによって測定されることを意味する。
【0071】以下に、評価のプロセスを示す。ここで、
以下の省略形が導入される。
【0072】
【数1】
【0073】(数1)は、板31上で測定された座標シ
ステムにおけるエミッタ−レシーバアセンブリ18、1
8‘、18“のそれぞれの座標、換言すれば、ツール側
の座標システムを示す。
【0074】これに対応して(数2)は、加工品台3の
座標システムにおける、3つの逆反射体19、19‘、
19“それぞれの中心の座標を記述したものである。
【0075】
【数2】
【0076】アセンブリ18、18‘、18“と3つの
逆反射体19、19‘、19“との間で計測された9つ
の距離は、以下のように表される。
【0077】
【数3】
【0078】反射体19、19‘、19“同様、エミッ
タ18、18‘、18“もそれぞれエミッタ自体の共通
の平面に配置されているので、以下の数式を選択するこ
とが可能である。
【0079】
【数4】
【0080】反射体19の座標システムの起点をBOで
示し、3つのエミッタ18の起点をPOで示す。その結
果、加工品台3に対するツール16の位置を変換ベクト
ルによって表すことができる。
【0081】
【数5】
【0082】
【数6】
【0083】ここで、(数6)は加工品台3の座標シス
テムかまたはツール16の座標システムに関するベクト
ルを示す。
【0084】さらに、回転マトリクスによって2つの座
標システムの相対的な方位を表すことが可能であり、そ
れは以下のように表現される。
【0085】
【数7】
【0086】計測された距離d1…d9からベクトル→
TおよびマトリクスROTを測定するために、まず、以
下の等式システムを解明しなければならない。
【0087】
【数8】
【0088】計算の途中で転置されるマトリクスAは、
d1…d9の距離とは無関係で、自身の座標システムに
おけるエミッタ18の座標および同様に自身の座標シス
テムの反射体19の座標に依存する構成要素のみを含む
ことが、ここで立証される。マトリクスAとして考えら
れる選択を以下に挙げる。
【0089】
【数9】
【0090】実行すべき計算の範囲内ではマトリクスA
のみが転置され、それに含まれるのが計測された距離と
は無関係な振幅のみであることから、このマトリクスは
実際の距離計測前に立証・転置が可能である。
【0091】計測された距離はベクトルLに入るに過ぎ
ない。これは、実際の距離計測では転置済みのマトリク
スで乗法のみを行うもので、この乗法は、比較的敏速に
実行され得る。上記のマトリクスAの変換において、ベ
クトルLに関して以下のステートメントを選ぶことがで
きる。
【0092】
【数10】
【0093】ベクトルLはベクトルL1およびベクトル
L2で順に因数分解できる。ベクトルL1も計測された
距離とは無関係である。ベクトルL2は計測された距離
の二乗を構成要素として含む。ベクトルL1は、実際の
計測に先立って順に計算してもよい。その後、距離計測
の評価のために、L2をL1から減算してベクトルLを
得るだけでよい。
【0094】マトリクスAの右側からのベクトルLの乗
法の結果qは、前述のステートメントになる。
【0095】
【数11】
【0096】したがって、加工品台3を考慮した場合の
ツール16の変換は、以下の数式の結果となる。
【0097】
【数12】
【0098】回転マトリクスのエレメントr31およびr
32は以下のように測定される。
【0099】
【数13】
【0100】それから、その回転は以下のように表現可
能である。
【0101】
【数14】
【0102】上記より、x−、y−、およびz−軸周囲
の水平旋回(horizontal swing)の角度α、β及びγは以
下のように測定することができる。
【0103】
【数15】
【0104】この評価方法を、図16を参照しながらも
う一度説明する。
【0105】まず、エミッタ18または反射体19の座
標→F13、→R13をそれぞれ、工程35それ自体の
座標システム中で検出する。工程36では、上記マトリ
クスAが創成処理されまた共役型マトリクスA*が生成
される。
【0106】工程35および36は一連の連続的な計測
の前に行われるため、それに対応する強力なコンピュー
タの作業を、一連の計測および個々の計測の評価の間に
行う必要は無い。
【0107】計測は、工程37の、9つの距離d1…d
9の検出から開始される。
【0108】次に、工程38でベクトルLを生成し、A
*およびLの積からベクトル→q=A*→Lが測定され
る。ベクトルqより、回転マトリクスの残りのエレメン
トが工程39で測定され、工程40では変換x、y、z
および回転角度α、β、γが測定される。これはつま
り、その後、加工品台3に対するツール16の方位のみ
ならず位置が既に測定されていることを意味する。
【0109】工程40の終了後、工程37で更新された
距離計測が続行される。
【0110】図4に、距離d1…d9を測定するための
干渉計システム41を概略的に示す。このシステムは、
スーパールミネセントダイオード等の白色光源43によ
って形成してもよい。しかしながら、放射線の強度を高
くするという観点より、ファイバ光源の使用が好まし
い。これは、光学的に励起された光伝導性ファイバによ
って得られるもので、そのファイバは、内部での自然発
生的な放射が一層起こるようにドープ処理される。その
ようなファイバ光源は、WLS−02という商品とし
て、AMSテクノロジーズ・オプトテック・ディビジョ
ン(AMS Technologies-Optotec Division, 82152 Martin
sried/Munich)から購入可能である。しかしながら、光
源43として、チタンサファイヤレーザ等のフェムト第
二レーザ(Femto second laser)といった短パルスレーザ
を使用することもできる。放射源43から放射される光
は光伝導ファイバ45または光学ファイバ45を介して
ファイバカプラ47に供給される。光カプラ47はその
光を計測ブランチ49と基準ブランチ51に供給する。
計測ブランチ49にはその光がファイバカプラ47から
ファイバ導体53を介して供給され、コンピュータ67
は、エミッタ−レシーバアセンブリ18、18‘、18
“のいずれか一つにその光を選択的に供給するスイッチ
を、制御可能な光学切り替えスイッチ55へ提供する。
エミッタ18、18‘、18“はそれぞれ角度範囲内に
光を放射し、その結果、放射光が3つの反射体19、1
9’、19“に衝突してそこで反射され、エミッタ−レ
シーバアセンブリに戻る。後者により受光された光は光
導体53を介して順番にファイバカプラに送られる。
【0111】基準ブランチ51では、光がファイバカプ
ラ47から光導体57を通って可変光路長gを提供する
ためのデバイス60に供給される。そのデバイスは、フ
ァイバ47の端部正面に配置された視準オプティックス
59を含み、その視準オプティックス59は供給された
光を、オプティックスから見ての可変距離gのところに
配置された反射鏡61表面に向ける。反射鏡61で反射
されて戻った光は、そのオプティックス59によって光
誘導ファイバ47に結合され、再度ファイバカプラ47
に供給される。
【0112】ファイバカプラは計測ブランチ49または
基準ブランチ59からファイバ53および57を介して
供給される光をそれぞれ重畳し、光伝導ファイバ63を
介して放射線センサ65に供給する。
【0113】計測ブランチ49の光路長が基準ブランチ
51の光路長と合致する場合は、放射線センサ65は増
加した放射強度を記録する。計測ブランチ49の光路長
は、ファイバカプラ47と反射体19、19‘、19
“の一つとの間の光路長によって与えられる。基準ブラ
ンチ51における光路長は、ファイバカプラ57と反射
鏡61との間の光路長によって与えられる。
【0114】計測ブランチ49では、エミッタ−レシー
バアセンブリ18、18‘、18“と3つの反射体1
9、19‘、19“の間の9つの距離に対応して、一般
に9つの異なる光路長が提供される。得られる範囲に重
なるよう長さgを連続的に変えることで、強度増加がセ
ンサ65によって9回検出可能である。計算機67は、
その後、相当する強度の増加が起こる長さgから、エミ
ッタ−レシーバアセンブリと逆反射体からなる対間の距
離を検出することができる。ここで、最初はどのエミッ
タ−レシーバアセンブリと逆反射体の対間でこの距離が
分かるのか完全に明らかではない。しかしながら、アセ
ンブリ18および反射体19のあらかじめ決まっている
位置および方位など、追加のデータを追加の情報として
利用することが可能である。しかしながらまた、切り替
えスイッチ55を起動させるおよび/または逆反射体の
LCDシャッタ28を起動させることによりこれらの逆
反射体の一つだけを起動させることでエミッタ−レシー
バアセンブリの一つだけに放射線を供給することも可能
である。そうすることで、センサ65によって記録され
た強度増加を、一対のエミッタ−レシーバアセンブリと
反射体に正確に指定することができる。切り替えスイッ
チ55はLCDシャッタ28同様、コンピュータ67に
よって制御される。コンピュータ67はまた、基準ブラ
ンチ51の長さgを変化させるドライブを制御するの
で、距離d1…d9を検出する上ですべての情報はコン
ピュータ67にアクセス可能である。後者より、図16
に関連する上記の方法にしたがって、その後コンピュー
タがエミッタ−レシーバアセンブリ18と反射体19の
相対的な位置および方位を測定する。
【0115】引き続き、図4関連で説明した干渉計シス
テムの代わりとなるものを提示する。ここで、対応する
機能を有する構成要素には図1〜図4と同じ番号が付い
ているが、それらは追加の文字で区別される。説明のた
めに、記載は前記と完全に一致させている。
【0116】図6に示されている干渉計システム41
は、白色光源43aを含み、その放射線は光導体45a
よりファイバカプラ47aに供給され、ファイバカプラ
47aは放射線を光導体57aを介して基準ブランチ5
1aに供給する。基準ブランチ51aには、可変光路長
を提供するためデバイス60aが配置されている。
【0117】デバイス60aは、視準オプティックス5
9aを含む。これは半透明の板71を通ってファイバ5
7aの端部を射出する放射線を反射鏡61aに向けるも
ので、これを通って放射線が反射されてファイバ57a
に戻り、また反射鏡61aはコンピュータ67aによっ
て制御されるドライブ73により変更可能である。しか
しながら、ファイバ57a端部から放射される放射線は
半透明反射鏡71aによって2本の部分ビームに分割さ
れる。その中の第一ビームは、半透明反射鏡71aによ
って直接反射されファイバ57aに戻る。第二部分ビー
ムは、第一部分ビームとは異なって半透明反射鏡71a
を貫通し、gの二倍の追加路長を通過する。その後、第
二部分ビームは反射鏡61aで反射されてからてファイ
バ57aに結合する。したがって、ファイバ57aを通
ってファイバカプラ47aに戻る放射線は可干渉性構造
を備えており、互いに2・gの距離をもって配置されて
いる波列は互いに可干渉性である。
【0118】ファイバカプラ47aは基準ブランチ51
aから光導体74を通って計測ブランチ49a、さらに
はファイバカプラ75に戻る放射線を誘導する。ファイ
バカプラ75後に計測ブランチ49aに切り替えスイッ
チ55aを設けることにより、光導体77によって、放
射線をエミッタ−レシーバアセンブリ18、18‘、1
8“に提供する。それらエミッタ−レシーバアセンブリ
は、図6には示されていないが逆反射体に向けて放射線
を放射する。逆反射体で反射されて戻る放射線は順番に
エミッタ−レシーバアセンブリ18aに結合されファイ
バカプラ75と光伝導性ファイバ79を介して放射線セ
ンサ65aに供給される。放射線センサ65aの計測信
号がライン81を介してコンピュータ67aに提供され
る。
【0119】したがって、計測ブランチ49aにおい
て、逆反射体で反射されて戻った放射線はファイバカプ
ラ75まで伝わり検出器65aに衝突する。逆反射体で
反射され戻る放射線に加え、放射線の別の部分が存在す
るようになる。これは検出器65aの方向に伝わり、そ
の放射線の部分はそれぞれファイバ77、77‘または
77“の端部78、78‘、78“での反射により計測
ブランチ49aの中に生成される。したがって、ファイ
バ端部78での反射によって生成される部分ビームと逆
反射体での反射によって生成される別の部分ビームとの
間で、固定した可干渉性の関係が存在するようになる。
その経過は、デバイス60a関連で説明した2本の部分
ビームの場合に類似している。今回、ファイバ端部78
と逆反射体との間の光路長が光路長2・gと等しいとす
れば、デバイス60aに関して述べたように、放射線セ
ンサ65aが強度の最大値を記録する。後者を通して、
相当するファイバ端部78またはエミッタ−レシーバア
センブリ18a間の距離がそれぞれ直接測定可能であ
る。
【0120】図6はまた、エミッタ−レシーバアセンブ
リ18a、18a‘、18a“のいずれか一つに選択的
に放射線を供給するために計算機67aによって制御さ
れる切り替えスイッチ55aを示す。しかしながら、代
替案として、エミッタ−レシーバアセンブリと逆反射体
の間のビーム路にチョッパホイール81を設けることも
可能である。チョッパホイールはコンピュータ67aに
より制御されているモータ83によって軸85の周囲を
回転可能に配置されているので、チョッパホイール81
のウィング86がエミッタ−レシーバアセンブリ18a
またはエミッタ−レシーバアセンブリ18a’によって
放射される放射線を選択的に遮ることができる。
【0121】図7に示される干渉計システム41bは、
図2のエミッタ−レシーバアセンブリ18と一緒に配置
されており、3つの逆反射体が2つの物体の相対的な位
置を測定するために揃えられている。図7では、1つの
逆反射体のみが示されている。しかしながら、3つのエ
ミッタ−レシーバアセンブリを備え2つの物体の相互の
方位を測定するためにこれを揃えるような方法で、干渉
計システム41を一部変更することも当然可能である。
これは図3に示されている。
【0122】干渉計システム41bは白色光源43bを
備える。同システム41bは、システムにより逆反射さ
れ放射源に戻る放射線から放射源43bを保護するため
に、光学アイソレータ84を介して残りのシステムに放
射線を供給する。
【0123】ガラスファイバ45bおよび視準オプティ
ックス59bを介して、放射源43bから放射された放
射線が可変光路長を提供するデバイス60bに供給され
る。このデバイス60bは、図6のデバイスとは異な
り、反射ではなく透過の作用がある。このために、デバ
イス60bは2枚の半透明反射鏡71bおよび72を含
み、その反射鏡間の距離gはモータによって変更でき
る。反射鏡71bおよび72を通って放射線が2本の部
分ビームに分割される。すなわち、一方の部分ビームは
2枚の反射鏡71bと72を直接的に貫通し、別の光学
システム87によって光導体74bに結合される。この
光学システム87は、放射線を計測ブランチ51bまで
誘導する。第二の部分ビームは第一反射鏡71bを貫通
し反射鏡72で反射されて反射鏡71bに戻り、再度そ
こで反射されてから反射鏡72を通り抜けて光学システ
ム87を介してファイバ74bに結合される。第一の部
分ビームとは異なり、この第二の部分ビームは光路長2
・gに相当する遅延を有する。
【0124】図7に示す干渉計システム41bのさらな
る構造は、図6に示す干渉計システムと概ね類似してい
る。すなわち、2本の部分ビームがファイバカプラ57
bおよび光伝導ファイバ77bを介してエミッタ−レシ
ーバアセンブリ18bに供給され、そこから反射体19
bに放射される。反射体19bから反射されて戻る放射
線は、ファイバ77bに再度結合され、光導体79bを
介して放射線センサ65bに供給される。
【0125】エミッタ−レシーバアセンブリ18bはさ
らに、ファイバ77bの端部に結合されたGRINレン
ズを備えているので、必要な角度範囲に放射線を放射す
ることができる。レンズ89の出口表面90は、センサ
65bまで直接誘導されて戻る逆反射を生成するよう部
分的に鏡面処理されている。センサ65bはその後、デ
バイス60bの反射鏡71bと72間の長さgが反射体
19b間の距離dと実質的に一致するときに、増加した
強度信号を検出する。
【0126】図9に、計測信号Iの過程153を示す。
それは反射鏡71bと72間の相対的な距離gに基づい
て放射線センサ65bによって得られるもので、ここで
は反射体半球19bとエミッタ−レシーバアセンブリ1
8bとの間の距離dが一定であると推定される。距離d
とgが同一である(g−d=0)場合、最大干渉信号I
となる。g−d=0の最大値の両側で、計測信号は揺動
的に減少する。距離dを正確に計測するために、ここ
で、干渉信号が最大値のところで距離gを検出する必要
がある。一例として、図9に計測信号153を覆う破線
で記入されているエンベロープ151を評価しエンベロ
ープ151の最大値を検出することが可能である。この
方法は、十分な精度をもって距離dの計測を可能にする
という目的を果たす上でほとんどの場合十分である。
【0127】より正確ではあるが計算の手間が余計にか
かる方法では、計測曲線153の複数の最大値155と
複数の最小値157を局限し、それによってそこから図
9の水平軸のゼロ点、すなわち、強度最大値の正確なポ
イントを見つけることができる。これは、たとえば、そ
のゼロ点が2つの最低最小値157と3つの最高最大値
155から得られる中間値として検出されれば可能であ
る。これ以外にも、過程153内のゼロ点を探す評価法
を用いることができる。
【0128】図8に記載されている干渉計システム41
cは、図7に示す干渉計システムと実質的に同じ構造を
備える。しかしながら、計測ブランチ51cから戻る放
射線が放射線部75cおよびそれに接続された光伝導フ
ァイバ79cを介して光センサ65cに直接供給されて
いるのではないという点で区別される。このシステムで
は反対に、検出器65cに向かって光伝導ファイバ79
cを伝わる放射線が別のビームスプリッタ93によって
分割されて2本の光伝導ファイバ94と95になる。そ
のファイバ端部96および97は互いに所定の距離aを
もって配置されファイバ内に含まれる放射線を光検出器
65cに向けて放射する。光検出器65cはここでは位
置設定解像ライン検出器として形成され、ファイバ端部
96、97から一定の距離をもって配置されている。フ
ァイバ端部96と97から、放射線が球面波としてコー
ン98と99内をライン検出器65に向けて放射され、
ファイバ端部96と97の間および検出器65cの間に
それぞれ、円柱レンズ100が、放射線を検出器のライ
ン方向とは反対方向に検出器上に集光させることができ
るように検出器65cのライン方向に平行になるような
方位で配置される。
【0129】データライン81cを介して、コンピュー
タ76cは強度最大値または強度最小値がそれぞれにラ
イン検出器65cに出現するこれらの地点を検出する。
【0130】可変光路長を提供するデバイス60cの長
さgおよび、エミッタ−レシーバアセンブリ18cと逆
反射体19cとの間の距離dが完全に等しければ、検出
器65c上に強度最大値が存在することになる。これは
2本のファイバ94と95の長さが等しい場合、その最
大値の地点は、2つのファイバ端部96と97に対し左
右対称に配置される。しかしながら、長さgと距離dと
の間にわずかでも差があるときは、相当する強度最大値
はファイバ端部96、97について左右対称に配置され
たその地点から移動する。このことは、図8の地点Xに
よって概略的に表されている。左右対称地点からの移動
の程度は、2つのファイバ端部96、97の相対的な距
離a次第で維持され、ファイバ端部96と97の距離が
小さくなれば、程度が大きくなる。
【0131】3つの逆反射体19cがエミッタ−レシー
バアセンブリ18cより別々の距離dで配置されている
場合、互いに隣接して配置されている複数の強度最大値
がライン検出器上に存在するようになる。このことは同
時にコンピュータ67cで検出可能である。したがっ
て、コンピュータ67cは距離gを変更することなく、
またその結果可変光路長を提供するデバイス60cのド
ライブを作動させずに、アセンブリ18の反射体の複数
の距離dを同時に検出することができる。
【0132】また、図8には示されていないが、ファイ
バ端部96と97を装着するデバイスを備えてもよい。
そうすれば、コンピュータ67cからの距離aを、モー
タ制御によって変化させることができる。別々の距離d
が互いに少々異なる場合、小さい距離aを調整し、それ
によって距離計測の解像度を向上させる。別々の距離d
が互いにかなり異なるのであれば、小さい方の距離aの
場合に相当する強度最大値が同時に検出器上に存在しな
いため、距離aが増加して低い解像度でそれらの距離を
同時に検出できるようになる。
【0133】図1より明らかなように、コンピュータ6
7および干渉計システム41の構成要素の大部分がマシ
ンツール1の傍に配置されている。干渉計システム41
の一部、つまりその計測ブランチのみが、マシンツール
1の上に配置され、それによって計測放射線がエミッタ
−レシーバアセンブリ18に供給される。このため、光
伝導ファイバ53がマシンツール1のフロアに固定的に
接続されたベース7に入射する。ここより、放射線が可
動アーム9を通りまた光導体によってエミッタ−レシー
バアセンブリ18までも誘導される。ここで問題が生じ
る。すなわち、従来のワンモード光導体によって移動し
たアーム9にビームを誘導する場合、その光導体の移動
が複屈折性の変化を引き起こし、分極次第ではこれが光
導体の光路長の変化を再度引き起こす。そのような状況
では光導体中でもそこに誘導された光の分極条件の変化
が生じるので、レシーバからエミッタに向けて戻る方向
に光導体内を通過する際に、位相差、すなわち、分極の
2方向の間での位相差が起こり得る。それはつまり、片
方の条件の分極光と、もう一方の条件の分極光とが干渉
計システム内でのその後の放射線処理において互いの干
渉を相殺することも有り得るということである。したが
って、マシンツール1の移動部分での放射線を従来のワ
ンモード導体で誘導するのではなく、目的に合った分極
維持光導体を使用するようにする。
【0134】これは図10に簡単に示されている。図1
0に破線で描かれている箱型1は、マシンツール1全体
を象徴的に表したものである。すなわち、箱型1は干渉
計装置41の残りの構成要素との比較において同様に移
動している部分を含む。破線で描かれた箱型7は、マシ
ンツール1のベースを象徴的に表すもので、同ベースは
干渉計装置の残りの部分と比較すると静止している。放
射線は、光導体53を介してその静止ベース7に供給さ
れる。ファイバカプラ101がベース7に設けられ固定
的に接続されており、光導体を介して分極維持ファイバ
103の一端部102に供給される放射線を結合する。
次に、ファイバ103は、移動したアーム9の一部分と
固定的に接続されたエミッタ−レシーバアセンブリの移
動したアーム9内に放射線を供給する。このアセンブリ
は、ファイバ103の物体側端部105に結合されてい
る。
【0135】アセンブリ18は放射ビーム111を形成
する視準オプティックス109を含む。視準オプティッ
クス109の正面に、1/4波長板113が配置され、
オプティックス109を離れた後のビーム111がそれ
を通過する。ビーム111は反射体19で反射され、1
/4波長板113を通過して、視準オプティックス10
9を介して分極維持ファイバ103に再度結合される。
反射体19で反射されて戻った放射線は伝導体103を
通過し、インターフェイス101でファイバ53に結合
して干渉計システム41の残りの構成要素のところに到
達し、さらに先に進む。
【0136】分極維持ファイバ103のファイバ端部1
02に入る際に、ファイバ53によって供給された非分
極光が分極の2方向に分割され、もう一方のファイバ端
部105に至るまで、別々の分極経路でファイバ103
によって送られる。ここで、一つの分極経路からもう一
方への混線は実質的に起こらない。2つの分極経路の一
つによってファイバ103を通って送られる放射線構成
要素は、1/4波長板113を二度通過するため完全な
分極回転を受けるので、ファイバ103を通っての帰路
で、もう一方の分極経路を通過する。逆に、入射光の第
二分極構成要素は同じ所に至る途中で第二分極構成要素
をまず通過し、後に帰路で第一分極経路を通過する。
【0137】光導体53を介して供給される再分極放射
線の双方の分極構成要素はこのように一方の分極経路と
もう一方の分極経路とを順番に通過する。たとえこれら
2つの分極経路が、分極維持光導体103において互い
に異なる光路長を提供するとしても、全体としてみれ
ば、それらはなお、光導体103を通って実質的に同一
の完全な光路の双方を通過しているのである。したがっ
て、それら2つの分極構成要素間にも位相差は実質的に
存在せず、そのような位相差によって生じる前記信号の
相殺は、マシンツール1の動作部品で分極維持ファイバ
103を使用すれば起こらない。
【0138】ある状況で距離センサと接続して分極維持
ファイバを使用するという上記のコンセプトは、2つの
ファイバ端部102と105が相対的に移動している場
合、その距離センサに限定されない。別のタイプのセン
サで使用することも可能であり、その場合、光は光導体
を介してセンサヘッドに供給され、また同じく後者より
戻ってさらに評価される。これは汎用タイプのセンサで
もよく、その場合、戻った放射線が適切な媒体、表面ま
たはサンプルボリュームによってレシプロケーションに
入射し放射線特性が変化してから、同光導体を介して放
射線が戻った後で分析される。これは圧力センサ、張力
センサ、温度センサ、電界または磁界センサ、または、
化学薬品等の存在を検出するセンサであってもよい。
【0139】さらに、このコンセプトは、ビームを供給
および放出する手段にも適用可能である。そのような手
段では、放射線供給光導体103または放射線放出光導
体103はそれぞれ、その位置が移動するだけではな
い。その他にも、従来のワンモードファイバでは信号障
害につながるような環境的影響が存在する。たとえば、
圧力、温度、強い電界や磁界、化学薬品の影響などであ
る。分極維持ファイバ103はそのような環境の影響に
ついては概ね安定している。したがって、このコンセプ
トはまた、光学センサを使用する際に用いることがで
き、その場合、放射線供給・放射線放出光導体はそれぞ
れ、温度、圧力などの影響によって信号の伝達に影響を
及ぼし得る一定の雰囲気を貫通する。
【0140】図11は、可変光路長または可変光遅延を
提供するデバイスの上面図である。それらはそれぞれベ
ルトスキャナ201の形態となっている。図12は、ベ
ルトスキャナ201の一部側面図である。ベルトスキャ
ナ201は2つのベルトプーリ203と204を含み、
それらは直径Dが等しくそれぞれの回転中心205と2
06が所定の距離eをもって互いに平行に配置されてい
る。2つのプーリ203と204の上面は共通の平面内
にあり、リングベルト209はその2つのディスクまた
はプーリの円周面の周囲で先導されている。リングベル
ト209の長さおよび2つの回転中心205と206の
距離eは、その円周方向でベルト209が機械的張力を
受けてプーリ203、204の円周面と反対向きに固定
されるように調整されている。プーリ203は、図11
に示されていない1つのモータのようなモータによって
回転中心205周囲を、213として示した一方向に駆
動可能である。その結果、ベルト209およびもう一方
のプーリ204も同一方向に駆動される。
【0141】ベルトスキャナ201の他の動作範囲21
5は、後者がプーリ203からプーリ204へと方向2
13に沿って直線的に延びているベルトのエリアに形成
されている。この範囲内で、ベルトはプーリ203と2
04の円周表面に共通の接線に沿って延びている。
【0142】4つの反射鏡装置217がベルト209上
に固定され、それらはそれぞれ互いに等距離をもってベ
ルト209の円周方向に配置されている。図11では、
217‘として表記されている反射鏡装置が動作範囲2
15に配置されている。この反射鏡装置217‘を除い
ては、動作範囲にそれ以上の反射鏡装置217は存在し
ない。
【0143】ベルトプーリ204の他に、台219が回
転中心205と206に対し固定された状態で配置さ
れ、これがビーム誘導デバイス221、さらに反射鏡装
置223を支持する。
【0144】光導体225は光源からビーム誘導デバイ
ス221に放射線を供給する。ビーム誘導デバイス22
1は図11、12には示されていない視準オプティック
スを備え、それによって動作範囲215のベルト209
の方向に平行な平行光ビーム227を放射する。その結
果その光ビーム227は動作範囲215に配置された反
射鏡装置217‘表面に衝突する。反射鏡装置217
‘において、ビーム227はそれ自体の方向に対し45
゜で配置された反射鏡229に衝突し、反射鏡229は
ビーム227を90゜だけ偏向させて、反射鏡229に
対して90゜の角度を持つ別の反射鏡にビーム227を
誘導する。2枚の反射鏡229および231は、ビーム
227を元のビーム方向と平行に逆反射するが一方でそ
れとは平行な方向233にずらす反射体233として作
用する。その結果、そのビームは、ビーム誘導デバイス
221に対し固定的に配置された反射鏡装置223表面
に衝突する。その方向233は、動作範囲215のベル
ト209の動き213に対し直角で、なおかつ動作範囲
215のベルト209の上面に対し平行に方位付けされ
る。
【0145】ビーム235はまず2つの反射鏡表面23
7および239によって形成される反射体241に衝突
する。その反射体はビーム235を反射して反射鏡装置
217‘に対しずれた方向233にさらに戻す。ここ
で、互いに90゜の角度で配置された2枚の反射鏡表面
をも備えたさらに別の反射体245によってビーム24
7として反射鏡装置223に向かう方向に再度反射され
戻る。ここで、ビーム247は2枚の反射鏡表面で形成
されたさらに別の反射体249に衝突する。この反射体
は再度ビームをずらして平行に偏向させ、ビーム251
として反射体装置217’に向けて誘導する。ここで、
ビーム251は、3対の反射鏡で構成された逆反射体2
53に衝突する。各対の反射鏡表面は互いに垂直なの
で、ビーム251を正確に内部で逆反射する。逆反射体
253によってそれ自体が逆反射されたビームはその後
反射体249、245、および231に連続的に衝突
し、その結果再度ビーム誘導デバイス221の視準オプ
ティックスに結合する。
【0146】ベルト209上に装着された反射鏡装置と
固定的に配置された反射鏡装置223との間で何度も反
射されて行き来するので、ビームはビーム誘導デバイス
221によって放射されまたそこへ再入射される間に光
路を伝わる。これは、配置されている2つの反射鏡装置
217‘と223との相対的な距離cの10倍を超える
程度の距離に相当する。
【0147】その反射鏡装置217‘が動作範囲215
の最初から最後まで動く場合は、そのビームの光路長
は、ビーム誘導デバイス221からの射出または入射の
間に、その動作範囲215の10倍の長さに相当する値
だけ変化する。
【0148】最大リフト、すなわち、ベルトスキャナ2
01の光路長の最大変化は、したがって、2本の軸20
5および206間の距離eの10倍に相当する値を有す
る。
【0149】反射鏡装置217‘が動作範囲215に配
置されるのであれば、ベルト209が方向213に動く
際に次に動作範囲215に到達する反射鏡装置217
“は、先行する反射鏡装置217’がちょうど動作範囲
を離れたときに動作範囲に正確に配置される距離を持っ
ている。そのような状況が、破線で図11に示されてい
る。図11では反射鏡装置217‘はちょうど動作範囲
215を離れたところで参照番号257をもって示さ
れ、反射鏡装置217”は、動作範囲215に入った直
後に参照番号258をもって示されている。
【0150】反射鏡装置217‘を方向213に移動さ
せると、反射鏡装置217’は動作範囲215を離れた
後でプーリ204周囲の円路に沿って動く。これはつま
り、所定の時間内は、反射鏡装置217‘は動作範囲2
15を離れた後も、ビーム227に幾何学的な陰を落し
続けるので、光学スキャナ201でのビーム誘導が遮ら
れる。この間、光学スキャナ201は光路長を提供する
ことができない。これは、デバイス201の装荷率が1
未満になる原因であるむだ時間である。このむだ時間
は、しかしながら、遅延した光学信号を評価する電子デ
バイスを後退させたり、またはその他のスイッチング操
作を実施するのに利用可能である。
【0151】反射鏡装置217‘がその後ディスク20
4の周辺から十分離れるや否や、反射鏡装置217’は
ビーム227を再度放出し、その結果そのビームは、反
射鏡装置217‘について既に述べたように、反射鏡装
置217‘の後を追っている反射鏡装置217“に衝突
して正確に反射されて戻る。
【0152】陰に起因するむだ時間によって得られる完
全な偏向が利用可能になるよう、換言すれば、最大可変
光路長を利用できるようにするために、ベルト209の
円周方向に連続している反射鏡装置217間の距離を、
得られる偏向より幾分大き目になるよう調整する。図1
1および12に記されるベルトスキャナ201の場合、
これは、ベルトプーリ203と204の直径Dが165
mmになるよう選択し、ディスク直径に対する軸距離e
の比率e/Dが1.34になるよう選択することで実行
される。
【0153】本実施態様のベルト209は、アンバー鋼
のスチールバンド、つまり、熱膨張率が小さい鋼であ
る。さらに、スキャナ201では、210として示す少
なくとも1つの誘導デバイスがさらに設けられており、
このデバイスはベルトを少なくともプーリ203と20
4の軸方向に誘導し、それによってベルトがプーリ20
3と204周囲に安定した位置で動く。そのドライブ
は、ベルトプーリ203を、ベルトが1秒につき10メ
ートルの速度で円周方向に動くような速度で駆動する。
【0154】図13および14では、可変光路長を提供
するデバイスの変更例が示されており、それは螺旋状ス
キャナ301として示されている。
【0155】螺旋状スキャナ301は光ビーム303を
供給される。光ビーム303は最初に第一分極ビームス
プリッタ305を通過しその後第二分極ビームスプリッ
タ307を通過する。これらビームスプリッタはそれぞ
れ一直線上にある。1/4波長板309を通過した後、
ビームはそれら2つのビームスプリッタに対し固定的に
配置された反射鏡311に衝突し、そこでその反射鏡3
11がビームを約90゜で偏向させることによって、ビ
ームは回転中心313に平行に進む。反射鏡311での
反射後、ビームは視準レンズ315を通過する。この視
準レンズは、回転中心313上、図13では上方にビー
ムが延びていくようにビームを形成する。
【0156】螺旋状スキャナ301はさらにアセンブリ
316を含む。これは相対的に固定された空間的関係を
有する以下の構成要素からなる。すなわち、偏向反射鏡
317、平板反射鏡319および円柱レンズ321であ
る。アセンブリ316は軸313周囲で回転可能に配置
され、図13や14には示されていないドライブによっ
て回転するよう形成される。
【0157】螺旋状スキャナ301はさらに螺旋状反射
鏡323を含む。その反射鏡表面は、回転中心313周
囲を螺旋状に延びている。
【0158】回転アセンブリ316の偏向反射鏡317
は回転中心313上に配置されるので、視準レンズ31
5を離れるビームを螺旋状反射鏡323の反射面上に向
けて90゜偏向することができる。ここで、そのビーム
は偏向反射鏡317で偏向され螺旋状反射鏡323に衝
突する間に円柱レンズ321を通過する。螺旋状反射鏡
323に衝突した後、ビームは反射されて回転アセンブ
リ316の平板反射鏡319に向かう。平板反射鏡31
9は衝突するビームに対し常に直角となるよう配列され
ているので、それ自体がビームを螺旋状反射鏡323に
送り返す。後者より、ビームが今度は、再び反射され円
柱レンズ321を通過後に偏向反射鏡317に戻る。偏
向反射鏡は回転中心313上のビームを、下方に延びる
よう方向付ける。戻るビームはその後、視準レンズ31
5を貫通し、反射鏡311によって偏向され、1/4波
長板309を通過し、分極ビームスプリッタ307によ
って90゜偏向されてから、さらに別の90゜偏向反射
鏡325に衝突し、ビーム形成アセンブリ327を貫通
し、さらに別の90゜偏向反射鏡329によって分極ビ
ームスプリッタ305に供給される。分極ビームスプリ
ッタ305は戻るビームを配列させ、そのビームが入射
ビーム303と実質的に共直線的に延びるようにする。
【0159】アセンブリ316の回転位置によっては、
螺旋状スキャナ301は異なる光路長を提供する。これ
を再度図14で説明する。図14には、回転アセンブリ
の回転の2つの位置が示されており、平板反射鏡310
が、回転の一方の位置では319‘、回転のもう一方の
位置では319“として示されている。
【0160】螺旋状反射鏡323の形状は対数螺旋とな
るよう選択されているので、円周角ψによっては、回転
中心313から反射鏡表面までの距離は以下の等式を満
たす。ここで、r0は反射鏡表面323と軸313との
間で得られる最小距離である。
【0161】r(ψ)=r0 exp (ψ cot Ψ) ここで、コタンジェントΨが一定なので、角度Ψも一定
である。角度Ψは図13に示されており、螺旋状反射鏡
323に衝突するビームとその反射鏡323の螺旋での
接線335との間の角度を指す。
【0162】角度Ψが回転中心313周囲のアセンブリ
316の回転位置とは無関係であるため、角度が同じで
あればビームは常に螺旋状反射鏡323の表面に衝突
し、その結果常に同じ角度で偏向される。
【0163】螺旋状反射鏡323に衝突するビームとそ
こで反射され戻るビームとの間の角度はθRとされ、こ
れも回転位置とは無関係である。これはつまり、螺旋状
反射鏡323で反射され戻るビームは平面反射鏡319
に衝突するが、この平面反射鏡319もまた、角度が同
じく90゜であれば通常、回転位置とは無関係であるこ
とを意味する。なぜなら、平板反射鏡319は、衝突す
るビームがそれ自体で反射されるように配列されている
からである。反射鏡の形状として螺旋状を選択すること
によって、スキャナ301に入射するビームが実質的に
それ自体が逆反射されることが確実になる。
【0164】螺旋状反射鏡323に衝突するビームがそ
のビーム方向とは反対に所定の広がりを持ち、螺旋状反
射鏡323の表面がこのビーム方向に直角になるように
方位付けられているのではないため、ビームは螺旋状ス
キャナ301に入ったり出たりを繰り返し、光路長は全
体的なビームの断面を通して正確に一定ではない。これ
もまた、そこから生じる成果を制限する目的でビーム形
成アセンブリ327を設ける理由である。ビーム形成ア
センブリ327は拡散レンズ339、窓板341、およ
び集束レンズ343を含む。
【0165】回転アセンブリ316は動的に釣り合いが
取れているので、回転速度が高く光路長に急激な変化が
あっても滑らかかつ正確に走行する。
【0166】可変光路長を提供するための前記デバイス
201および301は、可変光路長または調整可能な光
学遅延がそれぞれ提供され得るあらゆる用途で使用でき
る。特に、干渉計デバイスおよびさらに好ましくは白色
光干渉計での使用が可能である。好ましくは、上記図1
〜図10関連で説明したように、デバイス201および
301は、2つの物体の位置および/または方位を検出
するシステムにも用いられる。
【0167】図15に、図1に示されるマシンツールの
代替案を示す。ここで、自動車403の製造用のアセン
ブリライン401を概略的に示す。その構造や機能が互
いに相当する構成要素には、図1〜図10のものと同じ
参照番号で示されているが、追加の文字が付いている。
わかりやすいように、あらかじめその全体像について述
べる。
【0168】この場合に加工される加工品は自動車40
3であり、これは、トラック405も含む加工品台3d
上をアセンブリライン401に沿って動く。その加工品
を加工する目的で、4つのマシンツール1dが設けられ
る。これらはそれぞれのツール16dを用いて加工品4
03に加工を施す。ツール16dはそれぞれのマシンツ
ール1dの分だけ比較的大きく移動している。ツール1
6dはそれぞれ3つのエミッタ−レシーバアセンブリを
備えているが、それらは図15には示されていない。そ
れらは、加工品台3dに対するツール16dの方位のみ
ならず位置の測定に役立つ。それに付随する計測システ
ムは同様に、支持体21dを介して加工品台3dに固定
的に接続された複数の板20dを含む。板20dはそれ
ぞれ3つの逆反射体19dを抱える。それらの逆反射体
は、図1に示すように、ビームを反射してツール16d
上に装着されたエミッタ−レシーバアセンブリに戻す。
しかしながら、そのエミッタ−レシーバアセンブリは逆
反射体グループ20dを1つだけ持つ各ツール16dで
共動するのみならず、これに関しては、台21d上の所
定の位置に装着されたそのような複数の逆反射体のグル
ープの中から選ぶこともできる。接近可能な動作ボリュ
ームでのツール16dの現在の位置によっては、加工品
台3dに対するツール16dの一層正確な位置および方
位が得られることが判明するかもしれず、その場合は特
定の反射体グループ20dがその距離判定用として選択
され、その反射体グループはツール16dに対し配置さ
れるのが望ましい。
【0169】複数の反射体アセンブリ20dがマシンツ
ール1d周囲に配置されているので、各エミッタ−レシ
ーバアセンブリの視野に常に反射体アセンブリ20dが
存在し、その結果対応するツール16dについての距離
が十分な精度で測定可能である。
【0170】先の実施態様では、逆反射体に向かって角
度範囲に放射線を放射し、その逆反射体から反射されて
戻った放射線を受光する2つの機能を満足させるための
エミッタ−レシーバアセンブリが記載されていた。しか
しながら、それぞれの機能のために別個の構成要素を設
けることも可能である。たとえば、図3に示す実施態様
を一部変更して、板31の中心にエミッタを1つだけ設
け、また参照番号18、18‘、18“が付いた構成要
素を放射線のレシーバとすることができる。その後で構
成要素18、18‘、18“と逆反射体19、19‘、
19“との間の9つの距離を測定することさえ可能であ
る。
【0171】しかしながら、それとは反対に、図3で1
8、18‘、18“が付いた構成要素がそれぞれ互いに
固定された距離で配置されたエミッタであり、9つの所
望の距離を測定する目的で板31の中心部にレシーバが
1つだけ設けられていてもよい。
【0172】図11および12に示す実施態様では、旋
回ベルト209として鋼バンドが用いられている。しか
しながら、旋回ベルト用としてそれ以外の材料を選択し
てもよい。他の材料の例としては、プラスチック類、繊
維補強プラスチック類、ゴムなどがある。
【0173】1つまたは複数のガイドを少なくとも部分
的にベルト周囲に巻き付けることにより、図11および
12に示されている実施態様で、上記のように、実際に
ベルトプーリに対しベルトを誘導する。しかしながら、
そのベルト断面形状がプーリの周辺表面の窪みや突起に
一致するような突起や窪み等を持っていれば、それによ
ってベルトとプーリが勘合し、ベルトを直接プーリの周
辺面で誘導することができる。この一例がリブ断面形状
を持ったV−リブ型ベルトとして設計されたベルトであ
ってもよく、その一例がドイツ工業規格(Deutsche Indu
strie Norm/DIN7867)に記載されている。
【0174】先に、2つの物体の相対的な位置および/
または方位を測定するためのシステムおよび方法をそれ
ぞれマシンツールでの用途で述べた。ここで、それら2
つの物体とは、ツールおよびツール台であり、反射体が
ツール台上に装着される。しかしながら、反射体をツー
ルの側に、エミッタまたはレシーバをそれぞれツール台
側に装着することもできる。さらにそれ以外にも、距離
または方位をそれぞれ測定する必要のある対となった物
体について、そのシステムまたは方法をそれぞれ使用す
ることができる。このコンテクストでは、特に、加工品
の表面を走査するための座標計測デバイスが考慮されて
いる。ここで、加工品は、マシンツールの場合と同様
に、加工品台上に配置されてもよい。加工品の表面を走
査するための走査チップを備えた走査ヘッドを、マシン
ツールのツールと類似した機械的手段によって支持する
こともできる。その場合、その走査ヘッドの位置を、加
工品表面に沿ってモータを用いるかまたはユーザが手作
業によって移動させる。しかしながら、走査ヘッドをユ
ーザの手だけで支持し、ユーザが表面に沿って加工品を
自由に動かせるようにもできる。そうすると、エミッタ
およびレシーバが走査ヘッドに配置され、一方、逆反射
体は加工品台に配置される。あるいは、逆反射体が走査
ヘッドに配置されるのであれば、エミッタとレシーバは
加工品台に配置される。
【図面の簡単な説明】
【図1】2つの物体の相対的な位置を測定するためのシ
ステムの実施態様が組み込まれた、本発明によるマシン
ツールの実施態様。
【図2】2つの物体の相対的な位置を測定するための図
1のシステムの詳細図。
【図3】2つの物体の相対的な位置を測定するシステム
を改良したものの詳細図であり、このシステムにより2
つの物体の相対的な方位をも測定できる。
【図4】位置および方位を測定する図3のシステム全体
の概略図。
【図5】図2および図3の逆反射体の部分図。
【図6】図3のシステムで使用可能な干渉計装置の構造
を示す概略図。
【図7】図6の干渉計装置の別の例。
【図8】図6の干渉計装置のさらに別の例。
【図9】図4、図6、図7または図8の干渉計装置で生
じる放射線強度過程を示すグラフ。
【図10】図4、図6、図7または図8の干渉計装置に
適用可能な光誘導装置の実施態様。
【図11】可変光路長を提供するデバイスの一実施態様
の上面図。
【図12】図11のデバイスの部分側面図。
【図13】可変光路長を提供するデバイスの別の実施態
様を示す概略斜視図。
【図14】図13に示すデバイスの補足的概略図。
【図15】図1の装置に複数のマシンツールを設けた変
更例。
【図16】2つの物体の相対的な位置または方位を測定
する方法の実施態様を説明するためのフローチャート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フランク ヘーラー ドイツ、デー−73434 アーレン、ミラン ヴェーク 25 (72)発明者 ユルゲン ヴェルナー ドイツ、デー−73433 アーレン、フィリ ップ−ファンク−シュトラーセ 10 (72)発明者 エドワード ガンブレル ドイツ、デー−73430 アーレン、ラーツ ホテル (72)発明者 ミヒャエル シュピーヴェック ドイツ、デー−73431 アーレン、ヘーゲ ルシュトラーセ 146 Fターム(参考) 2F064 AA01 AA06 BB03 CC09 DD09 EE01 FF01 FF07 GG02 GG06 GG12 GG15 GG24 GG32 GG38 GG45 GG52 GG59 GG68 HH07 2F065 AA01 AA04 AA06 AA20 AA31 BB25 CC21 DD06 DD19 FF13 FF23 FF52 FF61 FF67 GG04 GG06 GG07 GG13 GG24 HH04 JJ01 JJ02 JJ05 JJ15 JJ25 LL00 LL02 LL08 LL12 LL16 LL19 LL30 LL31 LL36 LL37 LL53 LL61 MM03 MM15 PP04 PP15 PP25 QQ25 QQ29 RR09 5J084 AA04 AA05 AA10 AB17 AC07 AD08 BA03 BA04 BA05 BA11 BA38 BA39 BA50 BA51 BA56 BA58 BB07 BB15 BB16 BB19 BB24 BB28 BB30 BB31 BB34 BB35 BB36 CA30 CA31 CA69 DA01 DA02 DA04 DA08 EA05 EA07 EA08 EA23 (54)【発明の名称】 2つの物体の相対的な位置および/または方位を測定するシステムおよび方法、ならびにそのよ うなシステムおよび方法で使用されるビーム誘導装置、干渉計装置および光路長を変更するデバ イス

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの物体(16、3)の相対的な位置
    (x、y、z)を測定するシステムであり、 可干渉性放射線源(43)と、 前記2つの物体(16、3)の位置に依存する光路長を
    持つ計測ビームのための計測ブランチ(49)を備えた
    ビームガイドと、 前記計測ブランチ(49)を通過した後の放射線を少な
    くとも含む放射線の干渉重畳の強度を計測する放射線強
    度センサ(65)と、 前記放射線強度センサ(65)からの計測信号に応答す
    ることによって、前記計測ブランチ(49)の光路長を
    検出し、その光路長から前記2つの物体(16、3)の
    相対的な位置(x、y、z)を測定するコンピュータ
    (67)とを備え、前記計測ブランチ(49)が、 前記計測ブランチ(49)に供給された放射線を前記2
    つの物体(16、3)間の空間に放射するために2つの
    物体の一方(16)に固定的に装着可能な少なくとも1
    つのエミッタ(18)と、 前記2つの物体のもう一方(3)に装着可能な状態で相
    対的に固定された距離で配置される少なくとも3つの逆
    反射体(19)と、 前記逆反射体(19)で反射され戻った放射線を受け取
    りその受け取った放射線を放射線強度センサ(65)に
    供給するために前記2つの物体の一方(3)に装着可能
    な少なくとも1つのレシーバ(18)とを有し、 前記エミッタ(18)が、前記少なくとも3つの逆反射
    体(19)が含まれる角度範囲(‘)に前記放射線を放
    射するシステム。
  2. 【請求項2】 前記エミッタおよび前記レシーバを組み
    合わせて共通のアセンブリ(18)を構成する請求項1
    に記載のシステム。
  3. 【請求項3】 少なくとも3つのエミッタ−レシーバア
    センブリ(18)が前記第一の物体上に設けられている
    請求項2に記載のシステム。
  4. 【請求項4】 前記エミッタおよび前記レシーバが2つ
    のアセンブリとして互いに別個に形成され相対的に固定
    された距離をもって前記第一の物体(3)上に装着され
    る請求項1に記載のシステム。
  5. 【請求項5】 少なくとも3つのエミッタアセンブリと
    1つのレシーバアセンブリが前記第一の物体(3)上に
    設けられている請求項4に記載のシステム。
  6. 【請求項6】 1つのエミッタアセンブリと少なくとも
    3つのレシーバアセンブリが前記第一の物体(3)上に
    設けられている請求項4に記載のシステム。
  7. 【請求項7】 前記コンピュータ(67)が、前記2つ
    の物体の相対的な方位(α、β、γ)を測定するために
    さらに設けられている請求項3、5および6のいずれか
    に記載のシステム。
  8. 【請求項8】 エミッタの選択可能なサブセットに放射
    線を供給するための切り替えスイッチ(55)が設けら
    れている請求項3または5に記載のシステム。
  9. 【請求項9】 各エミッタに供給される前記放射線が選
    択的に遮断されるように、放射線遮断器がエミッタの各
    サブセットに割り当てられる請求項3または5に記載の
    システム。
  10. 【請求項10】 各レシーバから前記放射線強度センサ
    (65)に供給される前記放射線が選択的に遮断される
    ように、1つの放射線遮断器(81)がレシーバの各サ
    ブセットに割り当てられる請求項6に記載のシステム。
  11. 【請求項11】 前記各逆反射体(19)で反射され戻
    る放射線を選択的に遮断するように、1つの放射線遮断
    器(28)が前記逆反射体(19)の各サブセットに割
    り当てられる請求項1〜10のいずれかに記載のシステ
    ム。
  12. 【請求項12】 前記基準ブランチ(51)に供給され
    る基準ビームおよび前記計測ブランチ(49)に供給さ
    れる計測ビームにおいて前記放射源(43)によって放
    射される放射線を分割するビームスプリッタ(47)を
    さらに設け、前記干渉重畳は、前記基準ブランチ(5
    1)を通過した後の放射線をさらに含む請求項1〜11
    のいずれかに記載のシステム。
  13. 【請求項13】 前記基準ブランチ(51)が、前記基
    準ビームの可変光路長(60)を提供するデバイスを含
    む請求項12に記載のシステム。
  14. 【請求項14】 前記計測ビームを第一部分ビームと第
    二部分ビームとに分割するビームスプリッタ(47a)
    と、前記第二部分ビームのための可変光路長を提供する
    デバイス(60a)と、前記第一および第二部分ビーム
    を重畳するデバイス(71)とが前記放射源(43a)
    と前記エミッタとの間に設けられ、それによってこれら
    を一緒に前記エミッタ(18a)に供給する請求項1〜
    11のいずれかに記載のシステム。
  15. 【請求項15】 前記第一の物体(16)が前記放射線
    源(43)に対して移動可能であり、前記放射源(4
    3)から前記エミッタ(18、109)へ、および/ま
    たは前記レシーバ(18、109)から前記放射線強度
    センサ(65)へ放射線を供給するために分極維持ファ
    イバ(103)が設けられている請求項1〜14のいず
    れかに記載のシステム。
  16. 【請求項16】 1/4波長板(113)がエミッタ
    (109)とレシーバ(109)との間のビーム路に設
    けられている請求項15に記載のシステム。
  17. 【請求項17】 2つの物体(16、3)間の相対的な位
    置および方位を測定する方法であって、前記2つの物体
    は相対的に移動可能で、第一および第二の物体の上に3
    地点がそれぞれ所定の距離でかつ一直線上とならないよ
    うに固定されており、 前記第一の物体の地点と前記第二の物体の地点との間の
    各距離を検出し、第一および第二の物体の異なる地点間
    の各距離を検出するという方法で、少なくとも9つの距
    離(d1、…d9)を検出し、 前記2つの物体の相対的な位置(x、y、z)および方
    位(α、β、γ)を少なくとも前記9つの距離(d1、
    …d9)に基づいて計算し、その計算が非反復的に実施
    されることを特徴とする方法。
  18. 【請求項18】 まず少なくとも1つの位置/方位独立
    データ構造(A)を前記第一の物体において固定された
    所定の距離および前記第二物体において固定された所定
    の距離から計算し、 次にその2つの物体の相対的な位置(x、y、z)およ
    び方位(α、β、γ)を数回計算し、その都度、 まず位置/方位に基づく第一データ構造(L)をその検
    出された距離から計算し、 次にその2つの物体の相対的な位置(x、y、z)およ
    び方位(α、β、γ)を、少なくとも1つの位置/方位
    独立データ構造(A)および第一データ構造(L)から
    計算する請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 計算機(67)による前記位置/方位
    独立データ構造(A)の計算が前記第一データ構造
    (L)の計算よりも算出時間を要する請求項18に記載
    の方法。
  20. 【請求項20】 前記位置/方位独立データ構造の算出
    が、第二および第三のデータ構造の算出を含み、前記第
    一および前記第二データ構造はそれぞれベクトルとして
    表現され、前記三のデータ構造がマトリクスとして表現
    され、また前記位置および方位の算出が、その2つのベ
    クトルの加法に相当する操作および前記マトリクスによ
    る前記加法の結果の乗法に相当するさらなる操作を含む
    請求項18または19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 請求項17〜20のいずれかの方法に
    したがって、そのコンピュータ(67)がその2つの物
    体(3、16)の相対的な位置および方位を測定する請
    求項7に記載のシステム。
  22. 【請求項22】 1つの物体側に第一端部(105)、
    前記第一端部の反対側に第二端部を有し、前記第二端部
    (102)から前記第一端部(105)まで光を伝送
    し、そこで光を物体(19)に向けて放射する目的で備
    えられ、また同様に前記第一端部(105)で前記物体
    (19)から反射されて戻った光を受光してそれを前記
    第二端部(102)に送る光誘導装置(103)を備
    え、前記第一端部(105)は前記第二端部(102)
    に対し移動可能であり、 前記光誘導装置の、前記第二端部に対し移動可能な少な
    くとも一部が分極維持光導体(103)を含み、第一端
    部で放射され第一端部で受光されるまでの光に対して1
    /2波長板の効果がある位相板装置(103)がさらに
    設けられるビーム誘導装置。
  23. 【請求項23】 1/4波長板(113)が前記第一端
    部(105)の正面に配置されている請求項22に記載
    のビーム誘導装置。
  24. 【請求項24】 前記第二端部(102)に入射する光
    が非分極光である請求項22または23に記載のビーム
    誘導装置。
  25. 【請求項25】 光路長が設けられ相対的に移動可能な
    少なくとも2つの構成要素を備えた干渉計ブランチを持
    ち、その放射線が前記2つの構成要素間を請求項21〜
    23のいずれかに記載のビーム誘導装置により伝送され
    る干渉計装置。
  26. 【請求項26】 その干渉計装置が白色光干渉計装置で
    ある請求項25に記載の干渉計。
  27. 【請求項27】 請求項22〜24のいずれかに記載の
    ビーム誘導装置をさらに備えた請求項1〜16のいずれ
    かに記載のシステム。
  28. 【請求項28】 光ビームの可変光路長を提供するデバ
    イスであり、 互いに所定の距離を持って配置されている少なくとも2
    つのローラ(203、204)によって引っ張られ、前記
    2つのローラ(203、204)の共通の接線に沿って
    動作範囲において本質的に直線状に延伸しているエンド
    レスベルト(209)と、 円周方向(213)に前記エンドレスベルト(209)
    を駆動するドライブと、 前記エンドレスベルト(209)上に固定的に装着され
    前記ベルト(209)と共に前記ローラ(203、20
    4)の周りを走行する少なくとも1つの第一反射鏡装置
    (217)と、 動作範囲(215)に配置されたときに、動作範囲にお
    ける前記エンドレスベルト(209)の延伸方向に対し
    実質的に平行な方向であってかつ前記第一反射鏡装置
    (217)へ向かう方向にその光ビームを向けるビーム
    誘導デバイス(221)とを備えたデバイスであって、 前記ビーム誘導デバイス(221)に向けられた光が再
    度入射するように前記第一反射鏡装置(217)がその
    光を反射するデバイスであり、 前記光ビーム誘導デバイス(221)に対し固定的に配
    置された第二反射鏡装置(223)が設けられ、 その光ビームが第一および第二反射鏡装置(217、2
    23)間で互いに反射されて行き来し、少なくとも一度
    はビーム誘導デバイス(221)から射出してまた入射
    するように第一および前記第二反射鏡装置(217、2
    23)が配置されていることを特徴とするデバイス。
  29. 【請求項29】 前記第一反射鏡装置(217)が少な
    くとも2つの反射体(231、245、253)を持
    ち、それらが前記接線に垂直な方向に互いに一定の距離
    をもってずらされており、 前記第二反射鏡装置(223)が、前記接線に垂直な方
    向(223)に所定の距離をもってずらした少なくとも
    1つの反射体(241、249)を備えた請求項28に
    記載のデバイス。
  30. 【請求項30】 前記第一反射鏡装置(217)の反射
    体が、ビーム誘導デバイス(221)から射出され再度
    入射するまでの光ビームの光路長の半分のエリアに配置
    された逆反射体(253)である請求項29に記載のデ
    バイス。
  31. 【請求項31】 前記逆反射体(253)が、3対の平
    板反射鏡を含み、前記3対の反射鏡はそれぞれ互いに垂
    直に配置されている請求項30に記載のデバイス。
  32. 【請求項32】 前記第一および/または前記第二反射
    鏡装置(217、223)の前記反射体(231、24
    5、241、249)が2つの平板反射鏡(229、2
    31、237、239)を持つ少なくとも1つの反射体
    を備え、それらの平板反射鏡が互いに実質的に垂直関係
    にあり前記接線に対し実質的に45゜の角度である請求
    項29〜31のいずれかに記載のデバイス。
  33. 【請求項33】 前記ベルト(209)上に少なくとも3
    つの第一反射鏡装置(217)が、前記ベルト(209)
    の円周方向に互いに所定の距離をもって設置され、円周
    方向(213)に互いに隣接した反射鏡装置(21
    7‘、217“)間の距離が、0.9・e〜1.2・e
    の長さ範囲から選択され、好ましくは1.1・eであ
    り、この場合eとは前記2つのローラ(203、20
    4)の互いの軸方向距離である請求項28〜32のいず
    れか、または請求項28の前提部分に記載のデバイス。
  34. 【請求項34】 4つの第一反射鏡装置(217)が前
    記ベルト(209)上に設置され、前記ベルト(20
    9)が2つのローラ(203、204)によって引っ張
    られ、それらの間の距離eの値がe=a−Dであり、こ
    こでDは2つのローラ(203、204)の直径で1.
    3〜1.4の範囲内の数値である請求項33に記載のデ
    バイス。
  35. 【請求項35】 前記ベルトが金属バンド(209)を
    備える請求項28〜34のいずれかに記載のデバイス。
  36. 【請求項36】 光ビームについて可変光路長を提供す
    るデバイスであり、 軸(313)周囲を少なくとも1つの円周角エリアに延
    伸している第一反射鏡面を持ち、円周角(ψ)の増加に
    したがって円周角エリアの前記第一反射鏡面の前記軸
    (313)からの距離(r)が螺旋状に増加する第一反
    射鏡(323)と、 前記軸(313)に対し前記第一反射鏡面(323)内
    で放射状に配置された中心エリアを通るよう光ビームを
    誘導するビーム誘導デバイス(317)を備え、 前記第一反射鏡(323)および前記ビーム誘導デバイ
    ス(317)は前記軸(313)周囲を相対的に回転可
    能であり、ビーム誘導デバイス(317)は前記第一反
    射鏡(323)と相対的に配置および配向され、その結
    果前記ビーム誘導デバイス(317)から放射される前
    記光ビームが前記第一反射鏡に衝突し少なくとも1度は
    前記第一反射鏡(323)で反射した後に前記ビーム誘
    導デバイス(317)に再度入射するデバイスであり、 中心エリアで第二反射鏡(319)が前記ビーム誘導デ
    バイス(317)に対し固定的に回転可能な状態で位置
    しており、その結果前記第一反射鏡(323)での反射
    後に前記光ビームが前記第二反射鏡(319)に衝突し
    前記第二反射鏡(319)で反射されて前記第一反射鏡
    (323)に戻るデバイス。
  37. 【請求項37】 前記第二反射鏡(319)が平板第二
    反射鏡面を備え、前記第一反射鏡面(323)が対数螺
    旋形状を有する請求項36に記載のデバイス。
  38. 【請求項38】 請求項27〜36に記載の光ビーム光
    路長を変化させる装置をさらに備えた請求項1〜16の
    いずれかに記載のシステム。
  39. 【請求項39】 加工品台に対し空間的に移動可能な走
    査ヘッドを持つ座標計測デバイスであり、前記計測ヘッ
    ドは前記加工品台に装着可能な加工品を走査するために
    設けられ、先行請求項のいずれかにしたがって2つの物
    体の相対的な位置を測定するシステムが備えられてお
    り、それによって前記加工品台に対する前記計測ヘッド
    の位置を測定し、前記逆反射体は前記加工品台に固定的
    に接続され、前記エミッタおよび前記レシーバは前記走
    査ヘッドに固定的に接続されるかまたは前記逆反射体は
    前記走査ヘッドに固定的に接続されまた前記エミッタと
    前記レシーバとは前記加工品台に固定的に接続される座
    標計測デバイス。
  40. 【請求項40】 加工品台(3)および前記加工品台
    (3)に対し空間的に移動可能であって加工品(5)を
    加工して前記加工品台(3)に装着するツール(16)
    を持つマシンツールであり、2つの物体の相対的な位置
    (x、y、z)を測定するシステムが先行請求項のいず
    れかにしたがって設けられ、その結果、前記加工品台
    (3)に対する前記ツール(16)の位置が測定され、
    前記逆反射体(19)が前記加工品台(3)に固定的に
    接続され前記エミッタ(18)および前記レシーバ(1
    8)が前記ツール(16)と固定的に接続されるかまた
    は前記逆反射体が前記ツール(16)と前記エミッタ(1
    8)に固定的に接続され前記レシーバ(18)が前記加
    工品台(3)に固定的に接続されたマシンツール。
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