JP3501052B2 - 車両用画像処理装置 - Google Patents
車両用画像処理装置Info
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- JP3501052B2 JP3501052B2 JP33398799A JP33398799A JP3501052B2 JP 3501052 B2 JP3501052 B2 JP 3501052B2 JP 33398799 A JP33398799 A JP 33398799A JP 33398799 A JP33398799 A JP 33398799A JP 3501052 B2 JP3501052 B2 JP 3501052B2
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- Japan
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- vehicle
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- Traffic Control Systems (AREA)
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用画像処理装
置、特に複数のアナログ画像を単一のデジタル処理器で
処理する技術に関する。
置、特に複数のアナログ画像を単一のデジタル処理器で
処理する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種の画像データを処理して
ディスプレイに表示する車両マルチメデイアシステムが
提案されている。
ディスプレイに表示する車両マルチメデイアシステムが
提案されている。
【0003】例えば、特開平10−145635号公報
には、液晶パネル上にエアコンの制御状態やビデオ装
置、テレビジョン装置、ナビゲーション装置からの画像
信号を表示する技術が記載されている。
には、液晶パネル上にエアコンの制御状態やビデオ装
置、テレビジョン装置、ナビゲーション装置からの画像
信号を表示する技術が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、高度情報化に伴
い、車両で処理すべき画像の種類も多様化し、アナログ
テレビ(ATV)画像やデジタルテレビ(DTV)画
像、Sバンド信号、BS信号、CS信号、さらには車両
内外を監視するためのカメラからの画像を処理するニー
ズが高まっている。
い、車両で処理すべき画像の種類も多様化し、アナログ
テレビ(ATV)画像やデジタルテレビ(DTV)画
像、Sバンド信号、BS信号、CS信号、さらには車両
内外を監視するためのカメラからの画像を処理するニー
ズが高まっている。
【0005】これらの画像信号の中で、例えばDTV画
像等は放送局から予め圧縮されて送られてくるが、監視
カメラからのアナログ画像やATV画像等は情報量の多
いアナログ画像であるため、これを効率的かつ迅速に処
理するためには例えばMPEGなどの画像圧縮技術が必
要となる。
像等は放送局から予め圧縮されて送られてくるが、監視
カメラからのアナログ画像やATV画像等は情報量の多
いアナログ画像であるため、これを効率的かつ迅速に処
理するためには例えばMPEGなどの画像圧縮技術が必
要となる。
【0006】しかしながら、全てのアナログ画像毎にM
PEGエンコーダを設ける構成では、処理すべきアナロ
グ画像数が増大するほど構成が複雑化してしまい、コス
トも増加する問題がある。
PEGエンコーダを設ける構成では、処理すべきアナロ
グ画像数が増大するほど構成が複雑化してしまい、コス
トも増加する問題がある。
【0007】本発明は上記従来技術の有する課題に鑑み
なされたものであり、その目的は、複数のアナログ画像
を単一のエンコーダで効率的に処理できる装置を提供す
ることにある。
なされたものであり、その目的は、複数のアナログ画像
を単一のエンコーダで効率的に処理できる装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数種類のアナログ画像を処理して出力
する車両用画像処理装置であって、前記複数種類のアナ
ログ画像を入力してこれらをデジタル処理する単一の処
理手段と、前記処理手段に接続され、前記複数種類のア
ナログ画像の状態を監視して前記処理手段に制御信号を
供給することで、前記単一の処理手段における各アナロ
グ画像のデジタル処理の時間的割り当てを前記状態に応
じて変化させる制御手段とを有することを特徴とする。
アナログ画像の状態に応じてデジタル処理の割り当てを
変化させることで、単一の処理手段で効率的にデジタル
処理を行うことができる。なお、アナログ画像の状態と
は、アナログ画像の入力状態や画質の状態などのアナロ
グ画像自体の状態の他、アナログ画像のユーザ側からの
視認状態も含まれる。
に、本発明は、複数種類のアナログ画像を処理して出力
する車両用画像処理装置であって、前記複数種類のアナ
ログ画像を入力してこれらをデジタル処理する単一の処
理手段と、前記処理手段に接続され、前記複数種類のア
ナログ画像の状態を監視して前記処理手段に制御信号を
供給することで、前記単一の処理手段における各アナロ
グ画像のデジタル処理の時間的割り当てを前記状態に応
じて変化させる制御手段とを有することを特徴とする。
アナログ画像の状態に応じてデジタル処理の割り当てを
変化させることで、単一の処理手段で効率的にデジタル
処理を行うことができる。なお、アナログ画像の状態と
は、アナログ画像の入力状態や画質の状態などのアナロ
グ画像自体の状態の他、アナログ画像のユーザ側からの
視認状態も含まれる。
【0009】ここで、前記複数種類の画像は、車両を監
視する監視画像と、車両外部から供給される放送画像を
含むことが好適であり、前記処理手段は、前記監視画像
をデジタル処理し、前記放送画像が入力された場合には
時分割で前記放送画像をデジタル処理することが好適で
ある。また、前記処理手段は、前記放送画像を間引いて
デジタル処理することが好適である。
視する監視画像と、車両外部から供給される放送画像を
含むことが好適であり、前記処理手段は、前記監視画像
をデジタル処理し、前記放送画像が入力された場合には
時分割で前記放送画像をデジタル処理することが好適で
ある。また、前記処理手段は、前記放送画像を間引いて
デジタル処理することが好適である。
【0010】監視画像は常時処理する必要がある一方、
放送画像はユーザのニーズに応じて処理する必要が生じ
る。そこで、これらのアナログ画像のデジタル処理割り
当てを動的に変化させ、具体的には時分割処理すること
で、単一の処理手段で処理することが可能となる。放送
画像を時分割処理する際、放送画像の再生画像が視覚的
に影響を受けるのは好ましくない。そこで、放送画像を
時分割処理するには放送画像を適当なタイミングで間引
いて処理することで再生画像への影響を抑制することが
できる。
放送画像はユーザのニーズに応じて処理する必要が生じ
る。そこで、これらのアナログ画像のデジタル処理割り
当てを動的に変化させ、具体的には時分割処理すること
で、単一の処理手段で処理することが可能となる。放送
画像を時分割処理する際、放送画像の再生画像が視覚的
に影響を受けるのは好ましくない。そこで、放送画像を
時分割処理するには放送画像を適当なタイミングで間引
いて処理することで再生画像への影響を抑制することが
できる。
【0011】また、前記処理手段は、前記放送画像に乱
れが生じた場合に前記放送画像のデジタル処理を中断す
ることが好適である。フェージング等の影響で放送画像
に乱れが生じている場合には、この放送画像のデジタル
処理を行う必要がない(デジタル処理を行って再生して
も、その再生画像は乱れているので無意味)。そこで、
このような場合には放送画像のデジタル処理を中断し、
監視画像のデジタル処理にタスクを割り当てることで、
効率的なデジタル処理が可能となる。
れが生じた場合に前記放送画像のデジタル処理を中断す
ることが好適である。フェージング等の影響で放送画像
に乱れが生じている場合には、この放送画像のデジタル
処理を行う必要がない(デジタル処理を行って再生して
も、その再生画像は乱れているので無意味)。そこで、
このような場合には放送画像のデジタル処理を中断し、
監視画像のデジタル処理にタスクを割り当てることで、
効率的なデジタル処理が可能となる。
【0012】また、前記処理手段は、前記放送画像をユ
ーザが見ていない場合に前記放送画像のデジタル処理を
中断することが好適である。ユーザが放送画像を見てい
ない場合にも同様に放送画像のデジタル処理を行う必要
がないので、そのデジタル処理を中断することで無駄な
処理を排除することができる。
ーザが見ていない場合に前記放送画像のデジタル処理を
中断することが好適である。ユーザが放送画像を見てい
ない場合にも同様に放送画像のデジタル処理を行う必要
がないので、そのデジタル処理を中断することで無駄な
処理を排除することができる。
【0013】また、本発明は、複数種類のアナログ画像
を処理して出力する車両用画像処理装置であって、前記
複数種類のアナログ画像は車両内監視画像と車両外監視
画像であり、前記車両内監視画像と車両外監視画像を時
分割でデジタル処理する単一の処理手段とを有すること
を特徴とする。車両内監視画像と車両外監視画像を時分
割で処理することで、単一の処理手段で両画像を常時監
視することができる。
を処理して出力する車両用画像処理装置であって、前記
複数種類のアナログ画像は車両内監視画像と車両外監視
画像であり、前記車両内監視画像と車両外監視画像を時
分割でデジタル処理する単一の処理手段とを有すること
を特徴とする。車両内監視画像と車両外監視画像を時分
割で処理することで、単一の処理手段で両画像を常時監
視することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態について説明する。
形態について説明する。
【0015】図1には、本実施形態の構成ブロック図が
示されている。車両には、周辺撮影CCD1、車室内撮
影CCD2、ATVチューナ3、DTVチューナ4、S
バンドチューナ5、及びBSデジタルチューナ6が設け
られる。周辺撮影CCD1及び車室内撮影CCD2は撮
影系であり、これらのCCDで得られた監視用のアナロ
グ画像はそれぞれ信号処理部7、8でデジタル化され、
MPEGエンコーダ14に供給される。なお、周辺撮影
CCD1で得られた画像は車両走行中の車両前方に存在
する障害物の認識等に用いられ、車室内撮影CCD2で
得られた画像は運転者の居眠りや脇見の検出等に用いら
れる。また、ATVチューナ3からのアナログ画像信号
は復調器9で復調され、さらにデジタル化されてMPE
Gエンコーダ14に供給される。
示されている。車両には、周辺撮影CCD1、車室内撮
影CCD2、ATVチューナ3、DTVチューナ4、S
バンドチューナ5、及びBSデジタルチューナ6が設け
られる。周辺撮影CCD1及び車室内撮影CCD2は撮
影系であり、これらのCCDで得られた監視用のアナロ
グ画像はそれぞれ信号処理部7、8でデジタル化され、
MPEGエンコーダ14に供給される。なお、周辺撮影
CCD1で得られた画像は車両走行中の車両前方に存在
する障害物の認識等に用いられ、車室内撮影CCD2で
得られた画像は運転者の居眠りや脇見の検出等に用いら
れる。また、ATVチューナ3からのアナログ画像信号
は復調器9で復調され、さらにデジタル化されてMPE
Gエンコーダ14に供給される。
【0016】MPEGエンコーダ14は、本実施形態に
おいて単一のデジタル処理手段として機能し、周辺撮影
CCD1、車室内撮影CCD2、及びATVチューナ3
からの3種類のアナログ画像に対して1個だけ設けら
れ、これら3種類のアナログ画像を時分割で圧縮符号化
(MPEGエンコード処理)する。すなわち、周辺撮影
CCD1及び車室内撮影CCD2からの監視画像は常時
供給され、MPEGエンコーダ14はこれらの画像を時
分割で常時エンコードするが、ATVチューナ3からの
アナログ画像信号が供給された場合には、監視画像のエ
ンコード処理とATV画像のエンコード処理とをさらに
時分割で行い、3種類の画像を並行して処理する。MP
EGエンコーダ14における時分割処理はシステムCP
U22からの制御信号に基づいて制御される。エンコー
ドされた画像データは車両内LANのインターフェース
15、16を介して周辺監視/車室内監視CPU17及
びMPEGデコーダ18に供給される。
おいて単一のデジタル処理手段として機能し、周辺撮影
CCD1、車室内撮影CCD2、及びATVチューナ3
からの3種類のアナログ画像に対して1個だけ設けら
れ、これら3種類のアナログ画像を時分割で圧縮符号化
(MPEGエンコード処理)する。すなわち、周辺撮影
CCD1及び車室内撮影CCD2からの監視画像は常時
供給され、MPEGエンコーダ14はこれらの画像を時
分割で常時エンコードするが、ATVチューナ3からの
アナログ画像信号が供給された場合には、監視画像のエ
ンコード処理とATV画像のエンコード処理とをさらに
時分割で行い、3種類の画像を並行して処理する。MP
EGエンコーダ14における時分割処理はシステムCP
U22からの制御信号に基づいて制御される。エンコー
ドされた画像データは車両内LANのインターフェース
15、16を介して周辺監視/車室内監視CPU17及
びMPEGデコーダ18に供給される。
【0017】周辺監視/車室内監視CPU17では、エ
ンコードされた監視画像に基づいて、車両外の障害物や
運転者の運転状況を検出し、必要に応じてアラームをデ
ィスプレイ20に表示する。MPEGデコーダ18で
は、供給された監視画像あるいはアナログテレビ画像を
デコードし、CRTや液晶などのディスプレイ20に表
示する。MPEGデコーダ18でどのデータをデコード
するかは、運転者の操作スイッチ21からの信号に基づ
くコントローラ19の切替信号により決定される。具体
的には、ATVチューナ3のスイッチが操作されていな
い場合には、MPEGデコーダ18には監視画像のMP
EGデータしか供給されないからこの監視画像データを
デコードしてディスプレイ20に表示し、ATVチュー
ナ3のスイッチが操作された場合には、監視画像とAT
V画像はMPEGエンコーダ14で時分割処理され、両
者のエンコードデータが供給されてくるから、MPEG
デコーダはその中でATV画像データをデコードしてデ
ィスプレイ20に表示する。
ンコードされた監視画像に基づいて、車両外の障害物や
運転者の運転状況を検出し、必要に応じてアラームをデ
ィスプレイ20に表示する。MPEGデコーダ18で
は、供給された監視画像あるいはアナログテレビ画像を
デコードし、CRTや液晶などのディスプレイ20に表
示する。MPEGデコーダ18でどのデータをデコード
するかは、運転者の操作スイッチ21からの信号に基づ
くコントローラ19の切替信号により決定される。具体
的には、ATVチューナ3のスイッチが操作されていな
い場合には、MPEGデコーダ18には監視画像のMP
EGデータしか供給されないからこの監視画像データを
デコードしてディスプレイ20に表示し、ATVチュー
ナ3のスイッチが操作された場合には、監視画像とAT
V画像はMPEGエンコーダ14で時分割処理され、両
者のエンコードデータが供給されてくるから、MPEG
デコーダはその中でATV画像データをデコードしてデ
ィスプレイ20に表示する。
【0018】なお、車室内撮影CCD2で得られた運転
者の顔画像は、MPEGエンコーダ14及びインターフ
ェース15を介してテレビ電話13にも供給され、通話
の相手方に送信される。テレビ電話13を介して供給さ
れた相手方の画像は、MPEGデコーダ18でデコード
されてディスプレイ20に表示される。
者の顔画像は、MPEGエンコーダ14及びインターフ
ェース15を介してテレビ電話13にも供給され、通話
の相手方に送信される。テレビ電話13を介して供給さ
れた相手方の画像は、MPEGデコーダ18でデコード
されてディスプレイ20に表示される。
【0019】また、DTVチューナ4、Sバンドチュー
ナ5、BSデジタルチューナ6からの信号は復調器1
0、11、12で復調された後、車両内LANのインタ
ーフェース15、16を介してMPEGデコーダ18に
供給され、デコードされてディスプレイ20に出力され
る。
ナ5、BSデジタルチューナ6からの信号は復調器1
0、11、12で復調された後、車両内LANのインタ
ーフェース15、16を介してMPEGデコーダ18に
供給され、デコードされてディスプレイ20に出力され
る。
【0020】図2には、本実施形態の処理フローチャー
トが示されている。MPEGエンコーダ14で周辺監視
CCD1からの監視画像と車室内撮影CCD2からの監
視画像を時分割処理して車両内外を監視している間に、
システムCPU22は所定の割り込みタイミングでAT
Vチューナ3のスイッチが操作されたか否かを判定する
(S101)。スイッチ21の信号は図1のようにコン
トローラ19、インターフェース16、CPU17を介
してシステムCPU22に供給してもよく、スイッチ2
1から直接システムCPU22に供給してもよい。AT
Vチューナ3のスイッチがONされている場合には、M
PEGエンコーダ14に制御信号を供給し、監視画像と
ATV画像を時分割でエンコードする。具体的には、A
TV画像信号を入力し、その画像信号のフレームを所定
間隔で間引いてエンコードし、間引かれたフレームに相
当する期間で監視画像をエンコードする(S102)。
間引き処理としては、例えばATV画像信号の奇数フレ
ームを間引いて偶数フレームのみをエンコードし、奇数
フレームに相当するタイミングで監視画像のエンコード
を行うことが好適である。もちろん、ATV画像信号の
所定フレーム数だけエンコード処理し、その後監視画像
を所定フレーム数だけエンコード処理することもでき
る。
トが示されている。MPEGエンコーダ14で周辺監視
CCD1からの監視画像と車室内撮影CCD2からの監
視画像を時分割処理して車両内外を監視している間に、
システムCPU22は所定の割り込みタイミングでAT
Vチューナ3のスイッチが操作されたか否かを判定する
(S101)。スイッチ21の信号は図1のようにコン
トローラ19、インターフェース16、CPU17を介
してシステムCPU22に供給してもよく、スイッチ2
1から直接システムCPU22に供給してもよい。AT
Vチューナ3のスイッチがONされている場合には、M
PEGエンコーダ14に制御信号を供給し、監視画像と
ATV画像を時分割でエンコードする。具体的には、A
TV画像信号を入力し、その画像信号のフレームを所定
間隔で間引いてエンコードし、間引かれたフレームに相
当する期間で監視画像をエンコードする(S102)。
間引き処理としては、例えばATV画像信号の奇数フレ
ームを間引いて偶数フレームのみをエンコードし、奇数
フレームに相当するタイミングで監視画像のエンコード
を行うことが好適である。もちろん、ATV画像信号の
所定フレーム数だけエンコード処理し、その後監視画像
を所定フレーム数だけエンコード処理することもでき
る。
【0021】以上のようにして時分割でエンコード処理
している間、さらにシステムCPU22はATV画像に
フェージング等の影響で乱れが生じていないか否かを判
定する(S103)。この判定は、ATVチューナ3か
らの信号あるいはMPEGデコーダ18からの信号に基
づいて行うことができる。そして、ATV画像に乱れが
生じている場合には、ATVチューナ3からのATV画
像信号をMPEGエンコードしても意味がないので、シ
ステムCPU22は再びMPEGエンコーダ14に制御
信号を供給し、ATV画像のエンコード処理を中断して
監視画像(CCD信号)のエンコード処理のみとする
(S104)。
している間、さらにシステムCPU22はATV画像に
フェージング等の影響で乱れが生じていないか否かを判
定する(S103)。この判定は、ATVチューナ3か
らの信号あるいはMPEGデコーダ18からの信号に基
づいて行うことができる。そして、ATV画像に乱れが
生じている場合には、ATVチューナ3からのATV画
像信号をMPEGエンコードしても意味がないので、シ
ステムCPU22は再びMPEGエンコーダ14に制御
信号を供給し、ATV画像のエンコード処理を中断して
監視画像(CCD信号)のエンコード処理のみとする
(S104)。
【0022】このように、単一のMPEGエンコーダ1
4を用い、監視画像とATV画像を時分割でエンコード
処理することで、車両内外を監視しつつ同時にATV画
像を出力することができる。また、フェージング等でA
TV画像を再生できない場合には、たとえATVチュー
ナ3のスイッチがONされていてもそのエンコード処理
を中断して監視画像のエンコード処理に集中すること
で、監視タスクを迅速かつ確実に行うことができる。
4を用い、監視画像とATV画像を時分割でエンコード
処理することで、車両内外を監視しつつ同時にATV画
像を出力することができる。また、フェージング等でA
TV画像を再生できない場合には、たとえATVチュー
ナ3のスイッチがONされていてもそのエンコード処理
を中断して監視画像のエンコード処理に集中すること
で、監視タスクを迅速かつ確実に行うことができる。
【0023】一方、図3には本実施形態の他の処理フロ
ーチャートが示されている。MPEGエンコーダ14で
周辺監視CCD1からの監視画像と車室内撮影CCD2
からの監視画像を時分割処理して車両内外を監視してい
る間に、システムCPU22は所定の割り込みタイミン
グでATVチューナ3のスイッチが操作されたか否かを
判定する(S201)。そして、ATVチューナ3のス
イッチが操作された場合には、システムCPU22は周
辺監視/車室内監視CPU17からの信号に基づき、運
転者がディスプレイ20を見ているか否かを判定する
(S202)。この判定は、例えば運転者の顔画像から
運転者の視線方向や顔の方向を判定し、これらの方向が
ディスプレイ20の方向と一致しているか否かで行うこ
とができる。そして、運転者がディスプレイ20を見て
いる場合には、図2におけるS102と同様にATV画
像信号を間引いてエンコード処理し、間引かれた期間に
おいて監視画像のエンコード処理を行う時分割処理で監
視画像とATV画像を処理し、ATV画像をディスプレ
イ20に表示する(S203)。一方、運転者がディス
プレイ20を見ていない場合には、ATV画像を再生し
ても無意味なので、MPEGエンコーダ14はATV画
像のエンコード処理を中断し、監視画像のエンコード処
理のみを行う(S204)。
ーチャートが示されている。MPEGエンコーダ14で
周辺監視CCD1からの監視画像と車室内撮影CCD2
からの監視画像を時分割処理して車両内外を監視してい
る間に、システムCPU22は所定の割り込みタイミン
グでATVチューナ3のスイッチが操作されたか否かを
判定する(S201)。そして、ATVチューナ3のス
イッチが操作された場合には、システムCPU22は周
辺監視/車室内監視CPU17からの信号に基づき、運
転者がディスプレイ20を見ているか否かを判定する
(S202)。この判定は、例えば運転者の顔画像から
運転者の視線方向や顔の方向を判定し、これらの方向が
ディスプレイ20の方向と一致しているか否かで行うこ
とができる。そして、運転者がディスプレイ20を見て
いる場合には、図2におけるS102と同様にATV画
像信号を間引いてエンコード処理し、間引かれた期間に
おいて監視画像のエンコード処理を行う時分割処理で監
視画像とATV画像を処理し、ATV画像をディスプレ
イ20に表示する(S203)。一方、運転者がディス
プレイ20を見ていない場合には、ATV画像を再生し
ても無意味なので、MPEGエンコーダ14はATV画
像のエンコード処理を中断し、監視画像のエンコード処
理のみを行う(S204)。
【0024】これにより、単一のエンコーダを効率的に
用いて3種類のアナログ画像をエンコードできる。
用いて3種類のアナログ画像をエンコードできる。
【0025】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明はこれに限定されることなく、本発明の技術
的思想の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、図
2と図3の処理を組み合わせ、図2におけるS103の
処理でフェージングによる画像の乱れがない場合に、さ
らに運転者がディスプレイ20を見ているか否かを判定
し、見ていない場合にはS104の処理に移行して監視
画像(CCD信号)のエンコード処理のみを行うことも
好適である。
が、本発明はこれに限定されることなく、本発明の技術
的思想の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、図
2と図3の処理を組み合わせ、図2におけるS103の
処理でフェージングによる画像の乱れがない場合に、さ
らに運転者がディスプレイ20を見ているか否かを判定
し、見ていない場合にはS104の処理に移行して監視
画像(CCD信号)のエンコード処理のみを行うことも
好適である。
【0026】また、本実施形態ではアナログ画像をデジ
タル処理する手段としてMPEGエンコーダを例にとり
説明したが、これに限定されることなく、任意のデジタ
ル処理、具体的にはアナログ/デジタル変換、データ圧
縮処理あるいは符号化処理を行う機器について適用する
ことができ、アナログ画像も動画に限らず静止画でもよ
い。
タル処理する手段としてMPEGエンコーダを例にとり
説明したが、これに限定されることなく、任意のデジタ
ル処理、具体的にはアナログ/デジタル変換、データ圧
縮処理あるいは符号化処理を行う機器について適用する
ことができ、アナログ画像も動画に限らず静止画でもよ
い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のアナログ画像を単一のデジタル処理手段で効率的
に処理することができる。
複数のアナログ画像を単一のデジタル処理手段で効率的
に処理することができる。
【図1】 実施形態の構成ブロック図である。
【図2】 実施形態の処理フローチャートである。
【図3】 実施形態の他の処理フローチャートである。
1 周辺撮影CCD、2 車室内撮影CCD、3 AT
V(アナログテレビ)チューナ、14 MPEGエンコ
ーダ。
V(アナログテレビ)チューナ、14 MPEGエンコ
ーダ。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H04N 5/44 - 5/46
H04N 7/18
G08G 1/16
Claims (6)
- 【請求項1】 複数種類のアナログ画像を処理して出力
する車両用画像処理装置であって、 前記複数種類のアナログ画像を入力してこれらをデジタ
ル処理する単一の処理手段と、前記処理手段に接続され、前記複数種類のアナログ画像
の状態を監視して前記処理手段に制御信号を供給するこ
とで、 前記単一の処理手段における各アナログ画像のデ
ジタル処理の時間的割り当てを前記状態に応じて変化さ
せる制御手段と、 を有することを特徴とする車両用画像処理装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記複数種類の画像は、車両を監視する監視画像と、車
両外部から供給される放送画像を含むことを特徴とする
車両用画像処理装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の装置において、 前記処理手段は、前記制御信号に応じ、前記監視画像を
デジタル処理するとともに前記放送画像が入力された場
合には時分割で前記放送画像をデジタル処理することを
特徴とする車両用画像処理装置。 - 【請求項4】 請求項2、3のいずれかに記載の装置に
おいて、 前記処理手段は、前記放送画像を間引いてデジタル処理
することを特徴とする車両用画像処理装置。 - 【請求項5】 請求項2、3のいずれかに記載の装置に
おいて、 前記処理手段は、前記制御信号に応じ、前記放送画像に
乱れが生じた場合に前記放送画像のデジタル処理を中断
することを特徴とする車両用画像処理装置。 - 【請求項6】 請求項2、3のいずれかに記載の装置に
おいて、 前記処理手段は、前記制御信号に応じ、前記放送画像を
ユーザが見ていない場合に前記放送画像のデジタル処理
を中断することを特徴とする車両用画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33398799A JP3501052B2 (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | 車両用画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33398799A JP3501052B2 (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | 車両用画像処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001157124A JP2001157124A (ja) | 2001-06-08 |
JP3501052B2 true JP3501052B2 (ja) | 2004-02-23 |
Family
ID=18272234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33398799A Expired - Fee Related JP3501052B2 (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | 車両用画像処理装置 |
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- 1999-11-25 JP JP33398799A patent/JP3501052B2/ja not_active Expired - Fee Related
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