JP3624982B2 - 画像制御装置および方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像制御装置および方法に関し、特に、受信した信号が乱れている場合、保存されている画像データを読み出し、信号の乱れが無くなるまで、その画像を表示させる画像制御装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
チューナで受信したテレビジョン放送の画像をチューナとは独立したディスプレイに表示させる場合であって、両者の間をケーブルで接続できないとき、電波や赤外線でチューナからディスプレイに画像信号を伝送する。このような場合において、送信位置(チューナ)と受信位置(ディスプレイ)の間を障害物が通過したり、妨害電波が近隣で発生したりすると、比較的短い時間、赤外線や電波の受信状態が悪くなるといった現象が生じる。特に、移動体において、市街地や山間地を移動しながら受信を行っている場合、受信状態が周囲の環境に応じて変化するため、このような現象が顕著に生じる。
【0003】
従来、このように受信状態が悪いときにおいても、受信状態が良好なときと同様に、復調処理が行われ、復調された音声や映像が、そのまま出力するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように、受信状態が悪い場合、復調信号をそのまま出力すると、音声や映像に乱れが生じる。音声の乱れは、ある程度の範囲内であれば、それほど不快感を与えないが、映像の乱れは、感知しやすいため、受信状態の悪化によって、若干でも見苦しい映像が表示されると、不快感を与えてしまうという問題を有している。
【0005】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、受信状態を監視し、受信信号の乱れが生じた場合、保存されている画像データを読み出し、その画像を乱れが無くなるまで表示させることで、乱れによる見苦しい映像が表示されないようにし、ユーザに不快感を与えないようにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像制御装置は、画像データを含む信号を受信する受信手段と、受信手段により受信された信号の乱れを検出する検出手段と、受信手段により受信された信号に含まれる画像データを順次入力して、所定のフレーム数の連続する画像データを順次保存する保存手段と、検出手段が信号の乱れを検出した場合、信号の乱れが継続する間、保存手段に保存されている画像データを、所定の時間間隔をおいてフレーム毎に順次読み出して、それぞれの画像データに対応する画像を表示部に表示させる表示制御手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
本発明の画像制御方法は、画像データを含む信号を受信し、受信された信号に含まれる画像データを順次入力して、所定のフレーム数の連続する画像データを順次保存し、受信された信号の乱れを検出し、信号の乱れを検出した場合、信号の乱れが継続する間、保存されている画像データを、所定の時間間隔をおいてフレーム毎に順次読み出して、それぞれの画像データに対応する画像を表示部に表示させることを特徴とする画像制御方法。
【0008】
本発明の画像制御装置においては、画像データを含む信号が受信され、受信された信号の乱れが検出され、受信された信号に含まれる画像データが順次入力され、所定のフレーム数の連続する画像データが順次保存され、信号の乱れが検出された場合、信号の乱れが継続する間、保存されている画像データが、所定の時間間隔をおいてフレーム毎に順次読み出され、それぞれの画像データに対応する画像が表示部に表示される。
【0009】
本発明の画像制御方法おいては、画像データを含む信号が受信され、受信された信号に含まれる画像データが順次入力され、所定のフレーム数の連続する画像データが順次保存され、受信された信号の乱れが検出され、信号の乱れが検出された場合、信号の乱れが継続する間、保存されている画像データが、所定の時間間隔をおいてフレーム毎に順次読み出され、それぞれの画像データに対応する画像が表示部に表示される。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の画像制御装置の一実施例の接続例を示している。図1に示す画像制御装置1は、ビデオ再生装置11により再生され、送信用アンテナ12を介して、電波で送信されてくる映像信号および音声信号を、受信用アンテナ2を介して受信するようになされている。
【0011】
画像制御装置1は、受信した信号を、テレビジョン受像機(TV)3に表示させるとともに、A/D変換し、圧縮した後、保存するようになされており、電波の受信状態が悪いとき、保存されている信号を伸張し、アナログビデオ信号に戻した後、TV3に表示させるようになされている。
【0012】
なお、この実施例においては、電波により映像信号および音声信号を送信しているが、電波の代わりに赤外線(IR)を利用して送信してもよい。そのような場合は、送信用アンテナ12の代わりにIR送信素子、受信用アンテナ2の代わりにIR受信素子を利用する。
【0013】
図2は、本発明の画像制御装置の第1の実施例の構成例を示している。この実施例においては、RF(Radio Frequency)復調回路21(受信手段)は、受信用アンテナ2を介して受信した電波を復調して、A/Dコンバータ22に出力するようになされている。
【0014】
A/Dコンバータ22は、RF復調回路21からのアナログビデオ信号をデジタルビデオ信号に変換して、圧縮伸張回路23(表示制御手段)およびマイクロプロセッサ24(検出手段)に出力するようになされている。
【0015】
圧縮伸張回路23は、画像データおよび音声データを含む、A/Dコンバータ22からのデジタルビデオ信号を圧縮して、ハードディスクやMO(Magneto−Optical)ディスクなどの蓄積装置25(保存手段)に保存させるようになされている。そして、圧縮伸張回路23は、所定の時間保存されたデータを、蓄積装置25から読み出し、伸張した後、エンコーダ26に出力するようになされている。
【0016】
エンコーダ26は、圧縮伸張回路23からのデジタルビデオ信号をNTSC方式のアナログビデオ信号に変換し、TV3に出力するようになされている。
【0017】
マイクロプロセッサ24は、A/Dコンバータ22より供給されるデジタルビデオ信号から、画像データを抽出し、画像データにおける1ラインと次の1ラインにおける画素値の相関係数を求め、相関係数の値が所定のしきい値以上でない場合、その画像は乱れていると判断するようになされている。
【0018】
マイクロプロセッサ24は、画像が乱れていると判断した場合、画像の乱れが解消されたと判断するまで、圧縮伸張回路23に、デジタルビデオ信号の圧縮、保存を中断させるようになされている。
【0019】
なお、デジタルビデオ信号の圧縮、保存を中断している間、圧縮伸張回路23は、蓄積装置25において保存されているデータのうち、まだ表示されていないデータを、通常時(受信状態が良好なとき)より長い所定の時間間隔で読み出し、エンコーダ26に出力するようになされている。
【0020】
次に、図3のフローチャートを参照して、この実施例の動作について説明する。
【0021】
最初に、ステップS1において、RF復調回路21は、受信用アンテナ2を介して受信した電波を復調した後、A/Dコンバータ2に出力する。
【0022】
次に、ステップS2において、A/Dコンバータ22は、復調された信号をデジタルビデオ信号に変換し、圧縮伸張回路23およびマイクロプロセッサ24に出力する。
【0023】
ステップS3において、マイクロプロセッサ24は、そのデジタルビデオ信号から画像データを抽出し、隣接するライン同士の画素値の相関係数を計算し、その値が所定のしきい値以上であるか否かを判断する。相関係数の値が1もしくは−1に近い場合は、それらのライン同士に相関が認められるので、それらのラインに関しては、画像が乱れていないと判断することができる。
【0024】
相関係数の値が所定のしきい値以上でないラインの数が、一画面中において、所定の数より少ない場合、マイクロプロセッサ24は、画像が乱れていないと判断する。この場合、圧縮伸張回路23は、引き続き、ステップS4において、デジタルビデオ信号を圧縮し、ステップS5において、順次、蓄積装置25に保存させる。
【0025】
そして、圧縮伸張回路23は、ステップS6において、所定の時間、蓄積装置25に保存されたデータを読み出し、ステップS7において、そのデータを伸張した後、エンコーダ26に出力する。
【0026】
ステップS8において、エンコーダ26は、圧縮伸張回路23より供給されたデータをNTSC方式のアナログビデオ信号にD/A変換し、ステップS9において、TV3に出力し、表示させる。
【0027】
このように、画像の乱れが生じていない場合、受信した信号は、デジタルビデオ信号に変換され、圧縮された後、蓄積装置25に保存される。そして、所定の時間が経過したとき、その信号は、蓄積装置25から読み出され、伸張された後、元のアナログビデオ信号に変換され、TV3に表示される。
【0028】
次に、ステップS3において、相関係数の値が所定のしきい値以上でないラインの数が、一画面中において、所定の数以上である場合、マイクロプロセッサ24は、画像が乱れている判断し、圧縮伸張回路23に、デジタルビデオ信号の圧縮、保存を中断させ、ステップS10に進む。
【0029】
ステップS10において、圧縮伸張回路23は、蓄積装置25にまだ表示されていないデータが保存されているか否かを調べ、未表示のデータがある場合、ステップS11に進み、そのデータを読み出し、ステップS12において、そのデータを元のデジタルビデオ信号に伸張した後、エンコーダ26に出力する。
【0030】
そして、ステップS13において、エンコーダ26は、圧縮伸張回路23からのデジタルビデオ信号をNTSC方式のアナログビデオ信号に変換した後、ステップS14において、そのアナログビデオ信号をTV3に出力し、映像を表示させる。
【0031】
映像が表示された後、ステップS15において、圧縮伸張回路23は、所定の時間待機する。所定の時間待機した後、ステップS1に戻る。
【0032】
このように、所定の時間待機することで、映像の表示速度を遅くし(スローモーションの映像とし)、映像の表示を継続することで、受信状態が悪いときもユーザに不快感を与えることなく、映像の表示を行うことができる。
【0033】
また、ステップS10において、圧縮伸張回路23は、未表示のデータがないと判断した場合、ステップS16に進み、最後に表示したデータを読み出し、ステップS17において、そのデータを元のデジタルビデオ信号に伸張した後、エンコーダ26に出力する。そして、ステップS18において、エンコーダ26は、そのデジタルビデオ信号をNTSC方式のアナログビデオ信号に変換し、ステップS19において、その信号をTV3に表示させる。
【0034】
このように、受信状態が悪い場合において、未表示データが無くなったときは、画像の乱れが無くなるまで、最後に表示したデータを繰り返し(静止画として)表示する。
【0035】
なお、この実施例においては、保存しているデータをすべて表示した場合、最後の画像を静止画として表示し続けるようになされているが、保存されているデータを再び最初から表示させるようにすることもできる。
【0036】
図4は、第1の実施例におけるデータの蓄積と画像の表示のタイミングチャートを示している。
【0037】
第1の実施例においては、通常の表示を行っている場合(AおよびB区間)、圧縮伸張回路23は、A/Dコンバータ22より供給されたデータを圧縮した後蓄積装置25に保存させる。そして、圧縮伸張回路23は、所定の時間Δtが経過したとき、そのデータを読み出し、伸張した後、エンコーダ26にエンコードさせ、TV3に表示させる。例えば、図4において、時刻t1に保存されたデータの画像(1フレーム)は、時刻t1+Δtに表示される。
【0038】
いま、時刻t0において、画像が乱れていると判断された場合、圧縮伸張回路23は、データの蓄積を中断し、その時刻t0において蓄積装置25に保存されているデータ(時刻t0−Δtから時刻t0までの区間(B区間)において保存したデータ)を、通常より長い時間間隔で読み出し、スロー表示させる(CおよびD区間)。図4においては、CおよびD区間での1フレームの表示時間が、通常(AおよびB区間)の3倍となっている。
【0039】
そして、画像の乱れが無くなったと判断されたとき(時刻t0+Δt0)、圧縮伸張回路23は、受信したデータの保存を、蓄積装置25に再開させるが、所定の量のデータが保存されるまで(時間Δt)、スロー表示を継続する(D区間)。
【0040】
画像の乱れが無くなったと判断されてから時間Δtが経過した後(E区間)は、AおよびB区間と同様に、通常の表示を行う。
【0041】
従って、画像の乱れが生じると、乱れが生じている間(C区間:時間Δt0)とその後の時間Δt(D区間)において、画像の乱れが検出される前の時間Δt(B区間)に保存されたデータを利用して、スロー表示が行われる。
【0042】
なお、画像の乱れが継続する時間Δt0の長さは、予測することができないので、スロー表示の速度が速い場合、画像データが不足することがある。そのような場合は、スロー表示において最後に表示された画像を静止画として、画像の乱れが無くなり、所定の時間Δtが経過するまで、表示し続ける。
【0043】
また、スロー表示の速度が遅い場合、保存されている画像データをすべて表示する前に、画像の乱れが無くなり、所定の時間Δtが経過することがある。そのような場合は、スロー表示を途中で打ち切り、通常の表示に移行する。
【0044】
図5は、本発明の画像制御装置の第2の実施例の構成例を示している。この実施例においては、RF復調回路31(受信手段)は、受信用アンテナ2を介して受信した電波を復調し、A/Dコンバータ32および切替回路34に出力するようになされている。
【0045】
A/Dコンバータ32は、RF復調回路31からのアナログビデオ信号をデジタルビデオ信号に変換して、圧縮伸張回路35(表示制御手段)およびマイクロプロセッサ33(検出手段)に出力するようになされている。
【0046】
圧縮伸張回路35は、A/Dコンバータ32からの、画像データおよび音声データを含むデジタルビデオ信号を圧縮して、メモリ36(保存手段)に保存させるようになされている。そして、圧縮伸張回路35は、マイクロプロセッサ33より所定の信号を供給されたとき、メモリ36からデータを読み出し、伸張した後、エンコーダ37に出力するようになされている。
【0047】
エンコーダ37は、圧縮伸張回路35からのデジタルビデオ信号をNTSC方式のアナログビデオ信号に変換し、切替回路34に出力するようになされている。
【0048】
マイクロプロセッサ33は、A/Dコンバータ32からのデジタルビデオ信号から、画像データを抽出し、画像データにおける1ラインと次の1ラインにおける画素値の相関係数を求め、相関係数の値が所定のしきい値以上でないラインの数が、一画面中において、所定の数以上である場合、その画像は乱れていると判断するようになされている。
【0049】
マイクロプロセッサ33は、画像が乱れていると判断した場合、その判断に対応する信号を、圧縮伸張回路35および切替回路34に供給するようになされている。
【0050】
切替回路34は、マイクロプロセッサ33より、画像の乱れに対応する信号が供給された場合、エンコーダ37からのアナログビデオ信号をTV3に出力し、そうでない場合は、RF復調回路31からのアナログビデオ信号を出力するようになされている。
【0051】
次に、図6のフローチャートを参照して、第2の実施例の動作を説明する。
【0052】
最初に、ステップS31において、RF復調回路31は、受信用アンテナ2を介して受信した電波を復調し、A/Dコンバータ32に出力する。
【0053】
次に、ステップS32において、A/Dコンバータ32は、RF復調回路31より供給されるアナログビデオ信号をデジタルビデオ信号に変換し、マイクロプロセッサ33および圧縮伸張回路35に出力する。
【0054】
ステップS33において、マイクロプロセッサ33は、そのデジタルビデオ信号から画像データを抽出し、隣接するライン同士の画素値の相関係数を計算し、その値が所定のしきい値以上であるか否かを判断する。
【0055】
相関係数の値が所定のしきい値以上でないラインの数が、一画面中において、所定の数より少ない場合、マイクロプロセッサ33は、画像は乱れていないと判断し、切替回路34に対して、RF復調回路31からのアナログビデオ信号をTV3に出力するように指示し、ステップS34において、受信した信号の画像をそのままTV3に表示させる。
【0056】
マイクロプロセッサ33は、受信した信号の画像をそのまま表示させた後、ステップS35において、圧縮伸張回路35に、A/Dコンバータ32からのデジタルビデオ信号を圧縮させ、ステップS36において、圧縮したデータをメモリ36に記憶させる。
【0057】
なお、圧縮したデータはメモリ36に毎フレーム毎に上書きされるので、メモリ36は、1フレーム分の圧縮したデータを記憶できる容量を備えていればよく、ハードディスクなどより比較的容量の少ないRAMなどを利用することができる。
【0058】
次に、ステップS33において、画像の乱れを検出した場合、ステップS37において、圧縮伸張回路35は、メモリ36からデータを読み出し、ステップS38において、そのデータを伸張し、エンコーダ37に出力する。
【0059】
エンコーダ37は、ステップS39において、圧縮伸張回路35より供給されたデジタルビデオ信号をNTSC方式のアナログビデオ信号にエンコードし、切替回路34に出力する。
【0060】
ステップS40において、マイクロプロセッサ33は、切替回路34に、エンコーダ27からのアナログビデオ信号をTV3に出力するように指示し、その信号の画像をTV3に表示させる。
【0061】
このようにして、画像の乱れが生じていない場合は、受信した信号が、そのままTV3に出力され、画像の乱れが生じている場合は、メモリ36に新たなデータが保存されないようになされているので、最後に、メモリ36に記憶されたデータの画像が、繰り返し(静止画として)表示される。
【0062】
なお、上述した第1および第2の実施例においては、画像の乱れを検出するとき、デジタル画像の一画面中における隣接するラインの画素値の相関係数を求め、その値から、画像の乱れを判断しているが、現在のフレームの画素値と、その前のフレームの対応する画素の画素値との相関係数を計算し、その値が所定の値より小さい場合、画像が乱れていると判断することもできる。
【0063】
また、デジタル画像を利用せずに、復調後のアナログビデオ信号における、垂直同期信号、水平同期信号、カラーバースト信号を監視して、これらの信号が乱れた場合、画像が乱れたと判断するようにすることもできる。
【0064】
図7は、第2の実施例を適用した車載用テレビジョン受像機(カーTV)の一例を示している。このカーTVにおいては、ユーザが操作パネル41を操作し、テレビジョン放送の信号を受信させると、その画像がCRT42に表示されるようになされている。
【0065】
図8は、図7に示すカーTVの内部の構成例を示している。このカーTVにおいては、操作パネル41は、ユーザによる操作に対応する信号をマイクロプロセッサ63に供給するようになされている。
【0066】
TVチューナ61(受信手段)は、マイクロプロセッサ63からの信号に従って、アンテナ51を介して、所定のチャンネルの番組を受信し、復調した後、A/Dコンバータ62および切替回路64に出力するようになされている。
【0067】
A/Dコンバータ62乃至エンコーダ67は、図5の第2の実施例におけるA/Dコンバータ32乃至エンコーダ37と同様に構成されているので、その説明を省略する。
【0068】
CRTおよびスピーカ駆動回路45は、切替回路64から供給されるアナログビデオ信号を、映像信号と音声信号に分離した後、映像信号をCRT42に出力し、音声信号をスピーカ43に出力するようになされている。
【0069】
なお、このカーTVの動作は、上述した第2の実施例とほぼ同様であるので、その説明を省略する。
【0070】
また、このカーTVにおいては、第2の実施例を画像制御装置44に適用したが、第1の実施例を適用してもよい。
【0071】
カーTV以外の適用例として、図9は、本発明の画像制御装置の実施例を、携帯用TVに適用した一例を示している。この携帯用TVにおいては、カーTVと同様に、操作パネル71でチャンネルを選択すると、そのチャンネルの番組がアンテナ72を介して受信され、映像はCRT73に表示され、音声はスピーカ74から出力される。そして、受信状態が悪くなると、保存している所定の映像を表示して、見苦しい画面が表示されないようになされている。
【0072】
また、図10は、本発明の画像制御装置の実施例を、携帯用TV電話装置に適用した一例を示している。この携帯用TV電話装置は、アンテナ82を介して所定の電波を送信および受信するようになされている。
【0073】
この携帯用TV電話装置においては、アンテナ82を介して受信した信号のうち、映像は、CRT84において表示され、音声は、スピーカ83から出力される。そして、マイク85で検出された音声と、CCDビデオカメラ86で検出された映像が、アンテナ82を介して送信されるようになされている。
【0074】
そして、受信状態が悪くなると、保存している所定の映像をCRT84に表示して、見苦しい画面が表示されないようになされている。
【0075】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、画像データを含む信号を受信し、受信された信号の乱れを検出し、受信された信号に含まれる画像データを順次入力し、所定のフレーム数の連続する画像データを順次保存し、信号の乱れが検出された場合、信号の乱れが継続する間、保存されている画像データを、所定の時間間隔をおいてフレーム毎に順次読み出し、それぞれの画像データに対応する画像を表示部に表示させるようにしたので、信号の受信状態の短期間の悪化においては、ユーザに不快感をほとんど与えることなく映像の表示を継続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像制御装置の一実施例の接続例を示す図である。
【図2】本発明の画像制御装置の第1の実施例の構成例を示すブロック図である。
【図3】図2の実施例の動作を説明するフローチャートである。
【図4】図2の実施例の動作を説明するタイミングチャートである。
【図5】本発明の画像制御装置の第2の実施例の構成例を示すブロック図である。
【図6】図5の実施例の動作を説明するフローチャートである。
【図7】車載用テレビジョン受像機の一例を示す図である。
【図8】図5の実施例を適用した車載用テレビジョン受像機の内部の構成例を示すブロック図である。
【図9】本発明の画像制御装置を適用した携帯用テレビジョン受像機の一例を示す図である。
【図10】本発明の画像制御装置を適用した携帯用TV電話装置の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 画像制御装置
2 受信用アンテナ
3 テレビジョン受像機(TV)
11 ビデオ再生装置
12 送信用アンテナ
21 RF復調回路
22 A/Dコンバータ
23 圧縮伸張回路
24 マイクロプロセッサ
25 蓄積装置
26 エンコーダ
31 RF復調回路
32 A/Dコンバータ
33 マイクロプロセッサ
34 切替回路
35 圧縮伸張回路
36 メモリ
37 エンコーダ
41 操作パネル
42 CRT
43 スピーカ
44 画像制御装置
45 CRTおよびスピーカ駆動回路
61 TVチューナ
62 A/Dコンバータ
63 マイクロプロセッサ
64 切替回路
65 圧縮伸張回路
66 メモリ
67 エンコーダ
Claims (2)
- 画像データを含む信号を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された信号の乱れを検出する検出手段と、
前記受信手段により受信された信号に含まれる画像データを順次入力して、所定のフレーム数の連続する画像データを順次保存する保存手段と、
前記検出手段が信号の乱れを検出した場合、前記信号の乱れが継続する間、前記保存手段に保存されている画像データを、所定の時間間隔をおいてフレーム毎に順次読み出して、それぞれの画像データに対応する画像を表示部に表示させる表示制御手段と
を備えることを特徴とする画像制御装置。 - 画像データを含む信号を受信し、
受信された信号に含まれる画像データを順次入力して、所定のフレーム数の連続する画像データを順次保存し、
受信された信号の乱れを検出し、
前記信号の乱れを検出した場合、前記信号の乱れが継続する間、保存されている画像データを、所定の時間間隔をおいてフレーム毎に順次読み出して、それぞれの画像データに対応する画像を表示部に表示させる
ことを特徴とする画像制御方法。
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