JPH11349242A - エレベータの乗りかご内撮影装置 - Google Patents

エレベータの乗りかご内撮影装置

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JPH11349242A
JPH11349242A JP16074798A JP16074798A JPH11349242A JP H11349242 A JPH11349242 A JP H11349242A JP 16074798 A JP16074798 A JP 16074798A JP 16074798 A JP16074798 A JP 16074798A JP H11349242 A JPH11349242 A JP H11349242A
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義博 大平
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勝利 宮嶋
Kunitoshi Saito
国寿 斎藤
Shuichi Akeyoshi
修一 明吉
Makoto Kuroki
誠 黒木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗りかご内のテレビカメラが撮影した映像を
モニタ装置に表示するエレベータの乗りかご内撮影装置
において、乗りかご内での犯罪抑止効果が高くて乗客に
対する各種情報提供も行え、さらに好ましくは施工コス
トが低減できるようにすること。 【解決手段】 各階乗場9と乗りかご7内にそれぞれモ
ニタ装置9,13を設置するとともに、テレビカメラ1
0や文字放送チューナ17やメッセージユニット18等
の映像信号を入力してその画像を選択的にモニタ装置
9,13に配信する画像配信ユニット15と、乗りかご
7内のテレビカメラ10によるかご内画像を記録するビ
デオレコーダ16とを備える構成とした。また、前記画
像配信ユニット15が、モニタ装置13へ出力する映像
信号を変調して、この変調信号を、テレビカメラ10か
ら入力される映像信号の信号線である移動ケーブル14
に重畳させて出力するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビカメラとモ
ニタ装置を有して乗りかご内の監視に好適な、エレベー
タの乗りかご内撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータの乗りかご内を監視する装置
としては、従来、特開平3−31177号公報に開示さ
れているような乗りかご監視装置が知られている。図4
はかかる従来技術を説明するためのもので、エレベータ
の乗りかご1内にテレビカメラ2を設置して、このテレ
ビカメラ2で撮影された乗りかご1内の映像が、ビルの
管理人室等に設置されたモニタ装置3と、該乗りかご1
内に設置されたモニタ装置6に映し出されるようになっ
ていて、乗りかご1内の乗客に監視体制の備わったエレ
ベータであると意識させることにより、密室の乗りかご
1内で懸念される犯罪の抑止効果を高めている。また、
かかる従来技術では、切替スイッチ4を操作すると、モ
ニタ装置6に対し乗りかご1内の映像に代えて、ビデオ
再生機のようなビデオ信号発生装置5からの映像が伝送
できるようになっているので、例えば比較的安全な昼間
等の時間帯には、モニタ装置6を利用して乗客に対し各
種の情報提供を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術にお
いては、テレビカメラ2で撮影されたかご内画像がその
乗りかご1内のモニタ装置6に継続して長時間表示され
るため、乗客は常に監視されていると意識せざるを得
ず、それゆえ犯罪抑止効果はあるものの、多くの乗客に
不快感を与えやすいという問題点があった。また、この
従来技術では、外部から侵入した不審者が乗りかご1に
乗り込んでテレビカメラ2やモニタ装置6に気付いた段
階で、その乗りかご1内が監視中であると認識すること
になるが、犯罪抑止効果という観点からすると、乗りか
ご1内が監視されていることを該乗りかご1に乗り込む
前に認識させたほうが有効と思われる。さらに、乗りか
ご1内が監視中であることを明確に印象付けるには、単
にかご内画像を表示するだけでは不十分であり、乗客が
一目で監視中であると認識できる手法が望まれる。その
ほか、上述した従来技術では、乗りかご1内のテレビカ
メラ2から管理人室等のモニタ装置3へ映像信号を送る
信号線と、このモニタ装置3から乗りかご1内のモニタ
装置6へ映像信号を送る信号線とが必要で、これら2本
の信号線を既設のエレベータに追加するとなると煩雑な
作業を余儀なくされてコストも嵩むという問題点があっ
た。
【0004】本発明はこのような従来技術の課題に鑑み
てなされたもので、その目的は、乗りかご内での犯罪抑
止効果が高くて乗客に対する各種情報提供も行え、さら
に好ましくは施工コストが低減できる、エレベータの乗
りかご内撮影装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明は、乗りかご内を撮影するテレビカメラ
と、このテレビカメラが撮影した映像であるかご内画像
を表示するモニタ装置とを有するエレベータの乗りかご
内撮影装置において、前記テレビカメラの映像信号を含
む複数種類の映像信号を入力してその画像を選択的に前
記モニタ装置に配信する画像配信装置と、前記かご内画
像を記録するビデオレコーダとを備え、かつ、前記モニ
タ装置を乗りかご内と各階の乗場のうち少なくとも1箇
所に設置する構成とした。その際、前記画像配信装置
が、外部からトリガー信号が入力されていないときには
前記複数種類の画像を予め設定した時間間隔および表示
順序で選択的に前記モニタ装置に配信し、乗客の出入り
を知らせる開扉信号等の所定のトリガー信号が入力され
たときには前記かご内画像を優先的に前記モニタ装置に
配信するようにしておけば、好ましい。
【0006】このように、乗りかご内や各階乗場に設置
されているモニタ装置に対して、テレビカメラが撮影し
たかご内画像と、文字放送や掲示板情報(お知らせ)な
どの各種映像情報とが、画像配信装置により選択的に配
信されるようにしてあると、乗客は監視体制の備わった
エレベータであることを認識しつつも、かご内画像が継
続して表示されるわけではないので乗りかご内で緊張を
強いられることもなくなり、それゆえ乗客に不快感を与
えずに乗りかご内の犯罪を抑止することができる。ま
た、モニタ装置が各階乗場に設置してあれば、乗客は乗
りかごに乗り込む前にエレベータの監視体制を認識する
ことになるので、犯罪抑止効果の向上が図れる。そし
て、乗客の出入りを知らせる所定のトリガー信号が画像
配信装置に入力されたときに、かご内画像が優先的にモ
ニタ装置に配信されるようにしてあると、乗りかご内の
乗客が入れ替わるときには必ずかご内画像が表示される
ことになるので、犯罪抑止効果が一層高まる。
【0007】また、前記画像配信装置が、前記モニタ装
置に配信するかご内画像に、予め記憶してある防犯用の
文字列を重ねて出力するようにしてあると、単にかご内
画像を表示するだけの場合に比べて、乗りかご内が監視
中であることを明確に印象付けることができる。
【0008】また、前記画像配信装置が、乗りかご内に
設置したモニタ装置へ出力する映像信号を変調して、こ
の変調した映像信号を、前記テレビカメラから該画像配
信装置へ入力される映像信号の信号線に重畳させて出力
するようにしてあると、既設のエレベータに1本の信号
線を追加するだけで済むので、信号線の節約や施工作業
の簡素化によりコストダウンが図れる。
【0009】また、前記画像配信装置が、地震や火災等
の緊急事態発生を示すトリガー信号が入力されたとき
に、前記モニタ装置に対する前記複数種類の画像のいず
れの配信も中断して、予め記憶してある緊急用の文字列
を該モニタ装置に配信するようにしてあると、地震発生
時や火災発生時などに乗りかご内のモニタ装置を利用し
て、該乗りかご内の乗客にとって必要なメッセージを速
やかに通達することができるので、好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明による乗りかご内撮
影装置の一実施形態を図1ないし図3に基づいて説明す
る。ただし、図1はこの実施形態のシステム構成を示す
説明図、図2はこの実施形態の基本動作を示すフローチ
ャート、図3はこの実施形態でモニタ装置に映し出され
る各種の画像やビデオレコーダに記録される画像の例を
示す説明図である。
【0011】図1において、符号7はエレベータの乗り
かご、8はエレベータの機械室、9はエレベータの乗場
をそれぞれ示している。乗りかご7には、この乗りかご
7内を撮影するテレビカメラ10と、信号弁別器11
と、復調器12と、モニタ装置13とが設置されてお
り、信号弁別器11はエレベータの移動ケーブル14を
経由して、機械室8に設置されている画像配信ユニット
15の入出力兼用端子T1に接続されている。また、こ
の画像配信ユニット15の出力端子T2,T3にはそれ
ぞれ、テレビカメラ10の撮影した映像であるかご内画
像を記録するビデオレコーダ16と、各階の乗場9に設
置されているモニタ装置19が接続されている。さら
に、この画像配信ユニット15の入力端子T4,T5に
はそれぞれ、文字放送を受信して出力可能な文字放送チ
ューナ17と、掲示板表示などのメッセージを記憶して
出力可能なメッセージユニット18が接続されている。
そして、この画像配信ユニット15内には、テレビカメ
ラ10からの信号とモニタ装置13への信号とを弁別す
るための信号弁別器15aと、該信号弁別器15aを経
て入力される映像信号に重ねる文字列を含む各種の文字
列が記憶されているキャラクタージェネレータ15b
と、該キャラクタージェネレータ15bや前記文字放送
チューナ17や前記メッセージユニット18に対し選択
的に接続して信号を切り替えるスイッチャー15cと、
該スイッチャー15cからの信号を変調して前記信号弁
別器15aに供給する変調器15dと、前記キャラクタ
ージェネレータ15bおよび前記スイッチャー15cを
制御するためのマイクロコンピュータ15eとが内蔵さ
れている。また、このマイクロコンピュータ15eに
は、前記スイッチャー15cの切替動作時間を設定する
ための表示時間設定ボリューム15f(イ),(ロ),
(ハ)と、外部から各種のトリガー信号が入力されるト
リガー信号入力部15gとが設けられており、該トリガ
ー信号入力部15gに、エレベータの制御盤20に設け
られている開扉信号の接点20aや地震時管制運転の接
点20bや火災時管制運転の接点20cが接続されてい
る。
【0012】具体的に述べると、図1において、テレビ
カメラ10で撮影された乗りかご7内の映像(かご内画
像)は、映像信号として、信号弁別器11および移動ケ
ーブル14を経由して画像配信ユニット15の入出力兼
用端子T1に入力される。この映像信号は、画像配信ユ
ニット15内で信号弁別器15aを経由して2方向に分
岐され、一方は出力端子T2を経由してビデオレコーダ
16に入力されて録画されるが、他方はキャラクタージ
ェネレータ15bに入力されて、かご内画像に「カメラ
監視中」という文字列が重ねられたうえで、スイッチャ
ー15cに送られる。このスイッチャー15cには、キ
ャラクタージェネレータ15bから入力される信号のほ
かに、文字放送チューナ17やメッセージユニット18
からの信号も入力されるが、これらの信号はマイクロコ
ンピュータ15eの制御により、所定の時間間隔および
表示順序で選択的にスイッチャー15cから出力され
る。こうしてスイッチャー15cで選択出力された信号
は2方向に分岐され、一方は出力端子T3を経由して乗
場9のモニタ装置19に入力されて表示されるが、他方
は変調器15dに入力されてRF変調された後、信号弁
別器15aに送られて入出力兼用端子T1から出力さ
れ、移動ケーブル14および乗りかご7の信号弁別器1
1を経由して復調器12へと送られる。そして、この復
調器12が、前記変調器15dによって変調された映像
信号(変調信号)を復調してモニタ装置13に出力する
ので、乗場9のモニタ装置19と同様に乗りかご7内の
モニタ装置13にもかご内画像が表示される。
【0013】なお、移動ケーブル14には、乗りかご7
内のテレビカメラ10から送られてくる映像信号と、画
像配信ユニット15内の変調器15dから送られてくる
変調信号とが重畳して送信されているが、これら2種類
の信号は信号弁別器11,15aによって弁別されてい
る。また、キャラクタージェネレータ15b内には、開
扉信号の接点20aからトリガー信号入力部15gを経
由してマイクロコンピュータ15eへ入力される信号に
対応する前記文字列(「カメラ監視中」)だけでなく、
地震時管制運転や火災時管制運転の接点20b,20c
からの信号に対応する別の文字列(具体的には「地震で
す。ドアが開いたら降りて下さい。」や「火災です。ド
アが開いたら降りて下さい。」という緊急メッセージ)
も記憶されている。また、マイクロコンピュータ15e
は、表示時間設定ボリューム15f(イ),(ロ),
(ハ)の設定値に応じて、キャラクタージェネレータ1
5bと文字放送チューナ17とメッセージユニット18
の各表示持続時間の制御を行うようになっている。
【0014】次に、図2のフローチャートを参照しつ
つ、本実施形態の表示動作について説明する。いま、ス
テップS1において、マイクロコンピュータ15eは、
キャラクタージェネレータ15bからの信号を出力する
ようにスイッチャー15cを制御しており、それゆえ画
像配信ユニット15は、テレビカメラ10で撮影された
乗りかご7内の映像(かご内画像)に「カメラ監視中」
という文字列を重ねた映像信号を端子T1,T3から出
力し、その画像がモニタ装置13,19に表示される。
次いでステップS2に進み、地震時管制運転や火災時管
制運転の信号(接点20b,20cからの管制運転信
号)が画像配信ユニット15へ入力されたか否かの判定
を行い、管制運転信号の入力があった場合には「YE
S」へ分岐されてステップS9へ進み、それぞれの管制
運転に対応する文字列(前記緊急メッセージ)を出力す
るようにキャラクタージェネレータ15bを制御する。
つまり、地震や火災が発生したときには、前記かご内画
像の表示が中断されて、乗りかご7内から乗客を速やか
に退避させるための文字情報がモニタ装置13,19に
表示されることになる。そしてステップS9からステッ
プS10へ進んで、接点20b,20cからの管制運転
信号の入力が解除されたか否かの判定を行って、解除さ
れていなければステップS9に戻るが、解除されていれ
ば前記ステップS1へ進んで、再び「カメラ監視中」と
いう文字列を重ねたかご内画像がモニタ装置13,19
に表示されるようになる。一方、ステップS2で管制運
転信号が入力されていないと判定されたときには、「N
O」へ分岐されてステップS3へ進み、画像配信ユニッ
ト15にドア開信号(開扉信号の接点20aからの信
号)が入力されたか否かの判定が行われる。そして、ド
ア開信号の入力があった場合には前記ステップS1へ進
むが、入力がない場合にはステップS4へと進む。ここ
で、前記ステップS2,S3において行われる一連の動
作は、ステップS4以降にも繰り返される共通の動作な
ので、説明を簡略化するためステップS2,S3をまと
めてステップXとして表記する。
【0015】ステップS4では、表示時間設定ボリュー
ム15f(イ)で設定されている第1の所定時間が経過
したか否かの判定が行われ、まだ経過していない場合は
「NO」へ分岐されて前記ステップS1へ進むが、第1
の所定時間が経過した場合には、「YES」へ分岐され
てステップS5へと進む。このステップS5では、マイ
クロコンピュータ15eが、文字放送チューナ17から
の信号を出力するようにスイッチャー15cの切替制御
を行うので、モニタ装置13,19にはそれまでのかご
内画像ではなく文字放送が表示されるようになる。そし
て、ステップS5から前記ステップXの動作を経てステ
ップS6へと進み、このステップS6において、表示時
間設定ボリューム15f(ロ)で設定されている第2の
所定時間が経過したか否かの判定が行われる。つまり、
ステップS6で、文字放送を表示してから経過した時間
が所定時間に達したか否かの判定を行い、まだ経過して
いない場合は「NO」へ分岐されて前記ステップS5へ
進むので、そのまま文字放送の表示が継続されるが、第
2の所定時間が経過した場合には「YES」へ分岐され
てステップS7へと進む。このステップS7では、マイ
クロコンピュータ15eが、メッセージユニット18か
らの信号を出力するようにスイッチャー15cの切替制
御を行うので、モニタ装置13,19にはそれまでの文
字放送ではなく、予め用意されている掲示板情報等のメ
ッセージが表示されるようになる。そして、ステップS
7から前記ステップXの動作を経てステップS8へと進
み、このステップS8において、表示時間設定ボリュー
ム15f(ハ)で設定されている第3の所定時間が経過
したか否かの判定が行われる。つまり、ステップS8
で、メッセージを表示してから経過した時間が所定時間
に達したか否かの判定を行い、まだ経過していない場合
は「NO」へ分岐されて前記ステップS7へ進むので、
そのままメッセージの表示が継続されるが、第3の所定
時間が経過した場合には「YES」へ分岐されて前記ス
テップS1へと戻り、以後、上述した一連の動作を繰り
返す。
【0016】なお、図3のP1〜P4は、モニタ装置1
3,19に表示される各種の画像の事例を示したもの
で、P1はテレビカメラ10で撮影された乗りかご7内
の映像に「カメラ監視中」という文字列を重ねて表示し
ているときの画像例、P2は文字放送チューナ17から
出力された文字放送を表示しているときの画像例、P3
はメッセージユニット18から出力された掲示板情報
(お知らせ)を表示しているときの画像例、P4は地震
時管制運転に伴い緊急メッセージを表示しているときの
画像例である。また、図3のP5は、ビデオレコーダ1
6に記録されるかご内画像の例で、これはテレビカメラ
10で撮影された乗りかご7内の映像そのものである。
【0017】このように本実施形態においては、乗りか
ご7内と各階の乗場9とに設置されているモニタ装置1
3,19に対して、テレビカメラ10が撮影したかご内
画像と、文字放送や掲示板情報などの各種映像情報と
が、画像配信ユニット15により選択的に配信されるの
で、乗客は監視体制の備わったエレベータであることを
認識しつつも、かご内画像が継続して表示されるわけで
はないので乗りかご7内で緊張を強いられることもな
く、それゆえ乗客に不快感を与えずに乗りかご7内の犯
罪を抑止することができる。また、乗場9にモニタ装置
19が設置されているため、乗客は乗りかご7に乗り込
む前にエレベータの監視体制を認識することになって、
高い犯罪抑止効果が期待できる。また、乗客の出入りを
知らせる所定のトリガー信号(ドア開信号)が画像配信
ユニット15に入力されたときには、かご内画像が優先
的にモニタ装置13,19に配信されるようになってお
り、それゆえ、文字放送等の情報提供を行ってはいるも
のの、乗りかご7内の乗客が入れ替わるときには必ずか
ご内画像が表示されることになって、効率よく犯罪が抑
止できるようになっている。しかも、かご内画像に「カ
メラ監視中」という文字列を重ねてモニタ装置13,1
9に表示するようにしてあるので、単にかご内画像を表
示するだけの場合に比べて、乗りかご7内が監視中であ
ることを明確に印象付けることができ、その点でも犯罪
抑止効果が高まっている。ただし、かかるトリガー信号
として、ドア開信号以外の信号、例えばエレベータの乗
場呼び登録信号などを利用してもよい。
【0018】また、本実施形態においては、地震や火災
等の緊急事態発生を示すトリガー信号が画像配信ユニッ
ト15に入力されたとき、乗りかご7内から乗客を速や
かに退避させるための緊急メッセージがモニタ装置1
3,19に表示されるようにしてあるので、地震発生時
や火災発生時などに乗りかご7内の乗客の動揺を抑える
ことができるという効果もある。
【0019】しかも、本実施形態においては、画像配信
ユニット15から乗りかご7内のモニタ装置13へ出力
される映像信号をRF変調しておくことにより、この変
調信号を、テレビカメラ10から画像配信ユニット15
へ入力される映像信号の信号線(移動ケーブル14)に
重畳させて出力できるようになっているので、既設のエ
レベータに1本の信号線を追加するだけで済み、信号線
の節約や施工作業の簡素化による大幅なコストダウンが
期待できる。ただし、映像信号の変調方式はRF変調に
限定されるものではない。
【0020】
【発明の効果】本発明による乗りかご内撮影装置は以上
説明したような形態で実施され、以下に記載されるよう
な効果を奏する。
【0021】乗りかご内や各階乗場に設置されているモ
ニタ装置に対して、テレビカメラが撮影したかご内画像
と、文字放送や掲示板情報などの各種映像情報とが、画
像配信装置により選択的に配信されるようにしてあるの
で、乗客は監視体制の備わったエレベータであることを
認識しつつも、かご内画像が継続して表示されるわけで
はないので乗りかご内で緊張を強いられることもなくな
り、それゆえ乗客に不快感を与えずに乗りかご内の犯罪
を抑止することができる。また、モニタ装置が各階乗場
に設置してあれば、乗客は乗りかごに乗り込む前にエレ
ベータの監視体制を認識することになるので、犯罪抑止
効果の向上が図れる。そして、乗客の出入りを知らせる
所定のトリガー信号が画像配信装置に入力されたとき
に、かご内画像が優先的にモニタ装置に配信されるよう
にしてあると、乗りかご内の乗客が入れ替わるときには
必ずかご内画像が表示されることになるので、犯罪抑止
効果が一層高まる。
【0022】また、前記画像配信装置が、前記モニタ装
置に配信するかご内画像に、予め記憶してある防犯用の
文字列を重ねて出力するようにしてあると、単にかご内
画像を表示するだけの場合に比べて、乗りかご内が監視
中であることを明確に印象付けることができる。
【0023】また、前記画像配信装置が、乗りかご内に
設置したモニタ装置へ出力する映像信号を変調して、こ
の変調した映像信号を、前記テレビカメラから該画像配
信装置へ入力される映像信号の信号線に重畳させて出力
するようにしてあると、既設のエレベータに1本の信号
線を追加するだけで済むので、信号線の節約や施工作業
の簡素化によりコストダウンが図れる。
【0024】また、前記画像配信装置が、地震や火災等
の緊急事態発生を示すトリガー信号が入力されたとき
に、前記モニタ装置に対する前記複数種類の画像のいず
れの配信も中断して、予め記憶してある緊急用の文字列
を該モニタ装置に配信するようにしてあると、地震発生
時や火災発生時などに乗りかご内のモニタ装置を利用し
て、該乗りかご内の乗客にとって必要なメッセージを速
やかに通達することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による乗りかご内撮影装置の一実施形態
のシステム構成を示す説明図である。
【図2】同実施形態の基本動作を示すフローチャートで
ある。
【図3】同実施形態でモニタ装置に映し出される各種の
画像やビデオレコーダに記録される画像の例を示す説明
図である。
【図4】従来技術の基本的なシステム構成を示す説明図
である。
【符号の説明】
7 乗りかご 8 機械室 9 乗場 10 テレビカメラ 11,15a 信号弁別器 13,19 モニタ装置 14 移動ケーブル 15 画像配信ユニット 15b キャラクタージェネレータ 15c スイッチャー 15d 変調器 15e マイクロコンピュータ 16 テレビカメラ 17 文字放送チューナ 18 メッセージユニット 20 制御盤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 明吉 修一 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 (72)発明者 黒木 誠 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗りかご内を撮影するテレビカメラと、
    このテレビカメラが撮影した映像であるかご内画像を表
    示するモニタ装置とを有するエレベータの乗りかご内撮
    影装置において、 前記テレビカメラの映像信号を含む複数種類の映像信号
    を入力してその画像を選択的に前記モニタ装置に配信す
    る画像配信装置と、前記かご内画像を記録するビデオレ
    コーダとを備え、かつ、前記モニタ装置を乗りかご内と
    各階の乗場のうち少なくとも1箇所に設置したことを特
    徴とするエレベータの乗りかご内撮影装置。
  2. 【請求項2】 前記画像配信装置が、外部からトリガー
    信号が入力されていないときには前記複数種類の画像を
    予め設定した時間間隔および表示順序で選択的に前記モ
    ニタ装置に配信し、外部から第1のトリガー信号が入力
    されたときには前記かご内画像を優先的に前記モニタ装
    置に配信するようにしたことを特徴とする請求項1記載
    のエレベータの乗りかご内撮影装置。
  3. 【請求項3】 前記画像配信装置が、前記モニタ装置に
    配信する前記かご内画像に、予め記憶してある防犯用の
    文字列を重ねて出力するようにしたことを特徴とする請
    求項1または2記載のエレベータの乗りかご内撮影装
    置。
  4. 【請求項4】 前記画像配信装置が、乗りかご内に設置
    した前記モニタ装置へ出力する映像信号を変調して、こ
    の変調した映像信号を、前記テレビカメラから該画像配
    信装置へ入力される映像信号の信号線に重畳させて出力
    するようにしたことを特徴とする請求項1ないし3いず
    れかに記載のエレベータの乗りかご内撮影装置。
  5. 【請求項5】 前記画像配信装置が、外部から第2のト
    リガー信号が入力されたときに、前記モニタ装置に対す
    る前記複数種類の画像のいずれの配信も中断して、予め
    記憶してある緊急用の文字列を該モニタ装置に配信する
    ようにしたことを特徴とする請求項1ないし4いずれか
    に記載のエレベータの乗りかご内撮影装置。
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