JP2018116058A - 少なくとも1つの長さ測定量を測定する測定装置及び方法 - Google Patents

少なくとも1つの長さ測定量を測定する測定装置及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明はワークピースの長さの測定量を決定するための測定装置(10)と方法に関する。【解決手段】レーザ干渉計(24)が、第1のレーザ測定ビーム(L1)と第2のレーザ測定ビーム(L2)によって、第1の空間方向(x)における第1のリフレクタ(25)からのレーザ干渉計(24)の距離を表す第1の測定信号(S1)と、第1の空間方向(x)における第2のリフレクタ(26)からのレーザ干渉計(24)の距離を表す第2の測定信号(S2)とを生成する。プローブ系平面(E)は、搬送部(13)又はプローブユニット(18)に対して第1の空間方向(x)に不動であり、かつこの第1の空間方向(x)に対して直角に延在する。したがってプローブ系平面(E)は、第1のリフレクタ(25)及び第2のリフレクタ(26)からのレーザ干渉計(24)の距離によって決定可能な第1の空間方向(x)の位置を有する。【選択図】図1

Description

本発明はワークピースの少なくとも1つの長さ測定量を測定するための測定装置及び方法に関する。この目的のための測定装置は、長さ測定量を測定するために機械的接触あるいは例えば光学的な非接触にてワークピースを探測可能なプローブユニットを有する。例えばワークピースの外径、内径、外形などが測定可能である。
独国特許出願公告第1588018(B2)号(特許文献1)明細書にはクロススライド(横送り台)の位置決めのための装置が開示されている。この装置は、クロススライドの位置を決定するために光学画像システムにより作用する。測定精度を改善するために、光電干渉計又は光電顕微鏡の形態の測定システムも知られている。
干渉法による測定の場合には、通常は空気である光ビームが伝播する媒体の屈折率を決定する必要がある。この目的のために外部の高精度屈折計が使用可能である。しかし干渉計の測定ビームは、屈折計が屈折率を測定する場所を通る訳ではない。その上屈折率は、干渉計による長さ測定に同期しては決定されない。屈折率は、例えばエアーカーテンなどの周囲の影響の変化、空気組成の変化、温度変化などにより影響されるので、屈折率が干渉計の測定に同期して決定されないこと及び干渉計測定とは物理的に離間して測定が遂行されることの結果として、測定の不正確さが存在する可能性がある。
独国特許出願公告第1588018(B2)号
したがって本発明の目的は、従来技術を進めて、高精度の長さ測定を可能とする測定装置及び方法を創生することである考えられる。
この目的は、請求項1に記載の特徴を有する測定装置、及び請求項17に記載の特徴を有する方法によって達成される。
測定装置は、搬送部が少なくとも1自由度で移動可能に取付けられた台座を有する。搬送部は好ましくは少なくとも1つの直線自由度で移動可能である。位置決め装置は少なくとも1自由度で搬送部を移動させて位置決めするようになっている。
測定装置はさらに搬送部上に配置されたプローブユニットを有する。プローブユニットは、長さの測定量を測定するためにワークピースを探測するようになっている。ワークピースは機械的に接触して、又は非接触で具体的には光学的に、探測可能である。ワークピースに接触して探測するプローブユニットは、プローブアームを持ったプローブチップを有し、プローブアームの自由端にワークピースを探測するプローブ本体又はプローブチップがある。光学的に探測するプローブユニットは、発光素子と、発光素子により放射されてワークピースで反射された光を受光する受光素子とを有する。
プローブユニットを搬送する搬送部は、搬送部に対するその相対位置が固定されているプローブ系平面を画定する。プローブユニットは実際に搬送部上に、例えば回転可能又は直線移動可能なような移動可能に配置できる。ただし、プローブユニットは搬送部に対してプローブ系平面に直交する自由度での移動はできないようになっている。プローブ系平面の広がりに対する直角の自由度でプローブ系平面の位置を決定することで、長さ測定量の測定のための、プローブユニットと例えばプローブ本体又はプローブチップの位置がこうして決定可能である。
測定装置は少なくとも1つの干渉計装置を有している。干渉計装置はいずれも、少なくとも1つのレーザ干渉計(二重干渉計)と第1のリフレクタと第2のリフレクタを有する。レーザ干渉計(二重干渉計)は、第1のレーザ測定ビームを第1の放射方向の第1のリフレクタに向けて放射し、かつ第2のレーザ測定ビームを第2の放射方向の第2のリフレクタに向けて放射するように設計されている。第1の放射方向と第2の放射方向は反対向きとなっている。第1と第2の放射方向はプローブ系平面に対して直交している。
レーザ干渉計(二重干渉計)が測定中に動かないように搬送部に配置されている場合には、第1のリフレクタと第2のリフレクタは測定中に台座上で動かないように配置されている。あるいはまたその逆である。したがって、測定中に搬送部が台座に対して移動すると、レーザ干渉計(二重干渉計)とリフレクタは相対運動する。リフレクタは、例えば台座に直接配置するか、又は間接的に、具体的には測定フレームによって台座に配置することができる。干渉計(二重干渉計)及び/又はリフレクタは搬送部又は台座上に固定的に結合されるのではなく、調整の目的のために、測定時を除く測定の前後において制御された方法で移動または調節が可能である。
レーザ干渉計(二重干渉計)はさらに、第1のリフレクタで反射された第1のレーザ測定ビームと、第2のリフレクタで反射された第2のレーザ測定ビームとを受光するように設計されている。2つの反射されたレーザ測定ビームは、干渉計では周知のように、参照レーザビームと重畳されて干渉状態がもたらされる。レーザ測定ビームが通った光路を基に、レーザ干渉計と第1のリフレクタの間の距離、及びレーザ干渉計と第2のリフレクタの間のもう一つの距離が、評価ユニットにおいて別々に決定可能である。これらの決定された各距離は、第1のリフレクタからのプローブ系平面の第1の距離と、第2のリフレクタからのプローブ系平面の第2の距離もまた表す。評価ユニットは、リフレクタ及び/又は台座に対するプローブ系平面の位置を決定するように設計されている。
2つのリフレクタ間の距離は既知である。測定値に対して有害である環境条件の変化は、特にリアルタイムであり、かつその上に干渉計測定と同じ地点での2つのレーザ測定ビームによる測定からの冗長情報によって識別可能である。したがって、プローブ系平面の位置を決定するときに周囲の影響を考慮にいれること及びリアルタイムで測定の補正を遂行することが可能である。
評価ユニットは例えば、第1のリフレクタからのプローブ系平面の第1の距離と、第2のリフレクタからのプローブ系平面の第2の距離を決定するように設計可能である。第1の距離と第2の距離の合計は、第1のリフレクタと第2のリフレクタとの間の既知の反射距離を特徴づけ、又はそれに対応する。合計距離が変化した場合、例えば測定装置の長さの変化(ドリフト)のため、及び/又は第1と第2のレーザ測定ビームの測定光路内での光の波長の影響のため、などの周囲の影響により測定が損なわれてしまったと結論することができる。
さらには評価ユニットを、合計距離の変化に基づいて補正された第1の距離及び/又は補正された第2の距離を計算するように設計することも可能である。補正された第1の距離と補正された第2の距離の両方が計算されると、これらの2つの補正値を一緒に用いて、プローブ系平面の補正位置を決定することが可能である。こうして誤差は更に低減可能である。例えば、補正された第1の距離で決定される位置と補正された第2の距離で決定される位置との間の中間位置を、プローブ系平面の補正位置として決定することが可能である。
好適な実施形態では、測定装置には2つの別々の干渉計装置がある。2つのレーザ干渉計装置のレーザ干渉計は、相互に距離を置いてプローブ系平面に平行に配置される。2つのレーザ干渉計は好ましくは、プローブ系平面に直交して、プローブユニットを通る中央面からそれぞれ等距離にある。中央面からのレーザ干渉計の距離が等しくない場合、その差を知ることが必要であり、そうすれば補正でそれに応じた考慮をすることが可能である。ワークピースは、この中央面内で機械的接触か非接触のいずれかでプローブユニットによって探測される。中央面はいわば仮想アッベ面に対応する。プローブユニットはレーザ干渉計のレーザ測定ビームを用いた直線上でワークピースを探測するわけではないが、結果的に測定の不正確さは回避できる。
空間方向に相互のある距離を置いて配置され、同じ更なる空間方向に測定する複数の干渉計装置によれば、これら2つの空間方向に対して直交する軸を中心とする、特にスライド装置におけるアライメント誤差、回転、傾斜位置などは、追加的に識別可能である。
単一干渉計装置だけが提供されることも可能であり、これはプローブユニットを通る中央面内に配置されてプローブ系平面に直交する方向を向いている。
評価ユニットには、例えば初期値として空気の屈折率が指定される。これは第1の距離及び/又は第2の距離の決定に必要である。それは、放射された光の波長は屈折率に依存し、また干渉法による長さ測定には光の波長が既知である必要があるからである。屈折率の値に対して指定される初期値は、較正処理時に装置が初期化されるときに一度決定することができる。この目的のために、例えば外部屈折計又は別の装置が利用可能であり、それによって空気の屈折率の値が決定可能である。測定装置及び外部装置はある時間作動される。測定装置と外部装置の測定信号が、周囲条件の変動のために同期して変化すれば、定常状態振動が達成される。この処理で決定された空気の屈折率の値は、評価ユニットへ指定される。屈折率の変化は、測定装置の動作時に干渉計装置によって検出可能であり、測定値の補正に考慮することが可能である。
例えばレーザ測定ビームが遮断されるとか、測定装置に変更が行われたとかの所定のイベントが発生した場合に、屈折率は再び決定されて評価ユニットに指定することができる。
備えられたリフレクタが測定フレーム上に配置される場合には、さらに有利である。このとき測定フレームは台座に動かないように結合される。測定フレームは、温度変化に鈍感な材料で製造可能であり、これは台座の材料とは別であってよい。
リニアガイド及び/又はロータリガイドによる1又は2以上の自由度で位置決め装置が台座上に配置されればさらに有利である。測定フレームは測定装置又はワークピースにより生じるいかなる力も受けない。
好適な実施形態においては、測定フレームは第1の柱を有することができ、その上に第1のリフレクタが配置される。第2の柱を反対側に設けてその上に第2のリフレクタを配置することができる。例えば、柱は直方体形状であってよい。複数の干渉計装置がある場合、測定フレームにはそれに応じて複数の柱の対があり、そのそれぞれは対向して対を成すように配置される。備えられた柱は、測定フレームの共通のベースプレートで相互に結合される。柱とベースプレートは、できれば継ぎ目や接合部のない一様な材料の一体品で製造されることが好ましい。リフレクタは柱及び/又はベースプレートに当てるかねじ止めすることができる。
例えば、鏡をリフレクタとして使用可能である。こうして、反射されたレーザ測定ビームが、たとえレーザ干渉計と関連するリフレクタとの間に大きな距離がある場合でもレーザ干渉計の正確に判定可能な点に接触することが保証される。
さらに好適に実施形態では、干渉計装置の各レーザ干渉計は、第3のレーザ測定ビームを第3の放射方向の第3のリフレクタに向けて放射して、そこで反射された第3のレーザ測定ビームを受光するように設計することができる。第3の放射方向は、第1と第2の放射方向とは直角な方向であって、例えば垂直方向又は水平方向である。少なくとも1つの干渉計装置のレーザ干渉計は、第4のレーザ測定ビームを第3の放射方向とは反対の第4の放射方向にある第4のリフレクタに向けて放射して、第4のリフレクタで反射された第3のレーザ測定ビームを受光するように設計することも可能である。このようにしてプローブユニット又は搬送部の位置を第3及び/又は第4のリフレクタ、又は台座に対する更なる空間方向において追加的に決定することが可能である。ここでこの更なる空間方向は、プローブ系平面に平行及び/又は中央面に平行又は直交する方向である。開発においては、干渉計ユニット毎に6つのリフレクタが備えられて、6つのレーザ測定ビームが相対向する対となって全空間方向の各リフレクタに向けて放射される実施形態もまた有利である。
位置決め装置によってプローブユニットを動かすことのできる直線自由度のそれぞれに対して、上記のような少なくとも1つの干渉計装置を備えることも更に可能である。
この方法の測定装置の有利な実施形態は、従属請求項、明細書、及び図面から明らかとなるであろう。好適な例示的実施形態を添付の図面を参照して以下でより詳細に説明する。
測定装置の例示的実施形態の基本的な概略斜視図である。 図1の測定装置のブロック図的な表示である。 2つのプローブユニットと本実例では4つの干渉計装置を有する、測定装置のさらなる例示的実施形態のブロック図的表示である。 測定装置に使用可能なレーザ干渉計の基本図である。 レーザ干渉計を用いた、2つのリフレクタに対するプローブ系平面の位置決定法を説明する基本図である。
図1〜図3は測定装置10の例示的実施形態を示す。測定装置10は台座11を有し、これは、基盤面上への測定装置10の支持に使用される。台座11は例えば機械フレーム又は鋳造体であってもよい。
台座11には位置決め装置12が備えられる。位置決め装置12は、搬送部13を台座11に対して少なくとも1自由度で移動及び位置決めするのに使用される。搬送部13は例えば、スライド装置14による3直線自由度で台座11に対する移動または位置決めが可能である。この目的のために位置決め装置12は対応する駆動装置を有している。位置決め装置12は、回転ガイドと駆動装置も有することができる。搬送部13は最大6自由度まで移動可能である。直線自由度と回転自由度の数は任意である。本明細書に示す例示的実施形態では、搬送部13は少なくとも1つの第1の空間方向xに直線自由度で移動可能であり、所望により他の方向y、zにもそれぞれ直線自由度で移動可能である。
プローブユニット18が搬送部13上に配置される。プローブユニット18は、ワークピース(図示せず)を探測して長さの測定量を測定するために使用される。プローブユニット18は、機械的接触をするプローブユニット18として、又は非接触で作用するプローブユニット18として構成可能である。本明細書に示す例示的実施形態では、接触して探測し、かつ先端がボールの形をしたプローブ本体19を有するプローブユニットが示されている。プローブ本体19のワークピースへの接触はプローブユニット18によって識別され、ワークピースにおける長さ測定量が、スタート位置に対するプローブ本体19の位置、例えば探測方向に対して直交する較正面Kからの距離、を基準として測定可能である。
プローブユニット18は搬送部13上に第1の空間方向xに向けて動かないように配置される。例示的な一実施形態では、第1の空間方向xに延在するピボット軸Sを中心に、プローブユニット18を搬送部13に対して枢動可能であってもよい。第1の空間方向xにそれぞれ直交する第2の空間方向y又は第3の空間方向zへの直線移動可能性が、所望により、又はピボット軸Sを中心にする枢動可能性に替わって、提供されてもよい。
測定装置10には、少なくとも1つの干渉計装置が、そして図1と図2の例示的実施形態では2つの別々の干渉計装置23がさらに含まれる。各干渉計装置23には、レーザ干渉計24、第1のリフレクタ25及び第2のリフレクタ26が含まれる。例えば、リフレクタ25、26は鏡で構成される。各レーザ干渉計24は二重干渉計として実現されており、したがって2つの干渉計ユニットを有している。本明細書に示す例示的実施形態では、第1と第2の各リフレクタ25、26は、第2の空間方向yと第3の空間方向zに広がる平面に平行に延在する。各干渉計装置23において、第1のリフレクタ25と第2のリフレクタ26は対向して対を成して配置される。干渉計装置23の第1のリフレクタ25と第2のリフレクタ26は、台座11に対して相互に動かないように配置される。
レーザ干渉計24は、ホルダ27によって搬送部13上に動かないように配置される。こうして、レーザ干渉計24の搬送部13に対する相対位置は変化しない。搬送部13は第2の空間方向yに不動とすることができるし、あるいは、レーザ干渉計24が関連する第1のリフレクタ25と第2のリフレクタ26との間の領域に位置決めされたままで、かつレーザ干渉計から放射されるレーザ測定ビームがそれらのリフレクタ25、26に当たっている限りは可動とすることもできる。搬送部13は本実施例によれば、スライド装置12によってすべての空間方向x、y、zに可動である。
2つの干渉計装置23、あるいは2つのレーザ干渉計24が第2の空間方向yにある距離を置いて配置される。2つのレーザ干渉計24は、好ましくは、プローブ装置18を通る中央面Mから等距離に配置される。ワークピースは好ましくはこの中央面M内でプローブ装置18によって探測される。例えば、プローブ本体19は探測動作時には中央面M内にある。例示的実施形態では中央面Mは、第1の空間方向xと第3の空間方向zに広がる平面内にある。
搬送部13はプローブ系平面Eを画定する。このプローブ系平面Eは搬送部13に対して不動であり、したがってプローブユニット18及び少なくとも1つのレーザ干渉計24に対しても不動である。プローブ系平面Eは中央面Mに対して直交する。例えば、プローブ系平面Eはプローブ本体19を貫通して延在できる。
各レーザ干渉計24は、第1の放射方向x1に第1のレーザ測定ビームL1を放射し、第2の放射方向x2に第2のレーザ測定ビームL2を放射する。第1の放射方向x1は第2の放射方向x2の反対側である。2つの放射方向x1、x2は第1の空間方向xに平行な向きである。
第1のレーザ測定ビームL1は第1のリフレクタ25に向かい、そこで反射されて再びレーザ干渉計24で受光される。第2のレーザ測定ビームL2は第2のリフレクタ26に向かい、そこで反射されてレーザ干渉計24で受光される。レーザ干渉計24の概略構造は図4に非常に単純化されて表示されている。
少なくとも1つのレーザを有するレーザ光源装置30が、第1のビームスプリッタ31と第2のビームスプリッタ32へ向けてレーザ光を生成する。第1のビームスプリッタ31は入射光を、第1の測定光路36へ出力される第1のレーザ測定ビームL1と、参照光路33へ出力される参照レーザビームとに分岐する。同様に、第2のビームスプリッタ32は入射光を、第2の測定光路37へ出力される第2のレーザ測定ビームL2と、更なる参照光路33へ出力される参照レーザビームとに分岐する。参照光路33はそれぞれ鏡34で終端し、これが関連するビームスプリッタ31、32からの参照レーザビームを反射して再び戻す。
第1のリフレクタ25で反射された第1のレーザ測定ビームL1と第2のリフレクタ26で反射された第2のレーザ測定ビームL2はそれぞれが、第1のビームスプリッタ31と第2のビームスプリッタ32で対応する参照光路33からの参照レーザビームに重畳されて、例えばカメラ35である受光素子に向かう。重畳させることで増加的干渉及び/又は減殺的干渉が起きる。カメラ35は関連するビームスプリッタ31、32からの重畳光を受光することができる。第1のレーザ測定ビームL1の光路と第2のレーザ測定ビームL2の光路の変化は、干渉に基づいて高精度で識別可能である。
図4に概略的に示すレーザ干渉計24は、2つの個別の測定光路36、37を持つために二重干渉計とも呼ぶことができる。第1の測定光路36は、第1のレーザ測定ビームL1がレーザ干渉計24からリフレクタ25に行き、そこからレーザ干渉計24に戻ってくる光路に対応する。第2の測定光路37は、第2のレーザ測定ビームL2がレーザ干渉計24からリフレクタ26に行き、そこからレーザ干渉計24に戻ってくる光路に対応する。
各レーザ干渉計24は、レーザ干渉計24と第1のリフレクタ25の間の距離を表す第1の測定信号S1と、第2のリフレクタ26からのレーザ干渉計24の距離を表す第2の測定信号S2とを発する。各レーザ干渉計24からの第1の測定信号S1と第2の測定信号S2は評価ユニット40へ送信される。評価ユニット40は更に、ワークピースがプローブユニット18で探測されたときに生成されるプローブ信号Tも送信する。
本明細書に示す例示的実施形態では、2つの干渉計装置23と、それに従い2つの第1のリフレクタ25と2つの第2のリフレクタ26とが備えられる。図1ではリフレクタ25、26は台座11に直接配置されてはいないことがわかる。測定フレーム44は台座11に動かないように配置され、そして備えられた第1のリフレクタ25と第2のリフレクタ26を担持する。これらのリフレクタ25、26のそれぞれは、測定フレーム44の柱45上に配置される。共通の干渉計装置23の第1のリフレクタ25と第2のリフレクタ26を担持する2つの柱45は、相互にある距離を置いて第1の空間方向xに対向配置される。柱45は共通ベースプレート46から第3の空間方向zに延在する。本実施例による4つの柱45とベースプレート46が測定フレーム44を形成し、これが本実施例によれば、継ぎ目や接合部のない均一材料からの一体品で製造されている。測定フレーム46の材料は、台座11の材料とは違っていてもよい。
例示的実施形態では、柱45は直方体をしている。第1のリフレクタ25と第2のリフレクタ26はこうして、第2の空間方向yと第3の空間方向zに広がる平面内に延在する、柱45の直方体の面に非常に容易に取り付けることができる。
測定フレーム44には、測定装置10やワークピースからの荷重がかからない。特に、ワークピースや、プローブユニット18や位置決め装置12からの力やモーメントが掛からないで、台座11によって支持される。したがって外力により生じる測定フレーム44の変形は回避され、測定精度を損なうことはない。
したがって、リセス47を測定フレーム44、実施例によればベースプレート46、に備えることができ、このリセスを通って回転プレートやクランプユニットなどのワークピース取付台が測定フレーム44に支持されることなく突出することができる。
図1及び図2による上記の測定装置10は、次のように動作する。
ワークピースがプローブユニット18で探測されるとき、ワークピースにおける長さ測定量を決定するために、プローブユニット18の位置を知る必要がある。実施例によればワークピースは第1の空間方向xに沿って探測される。次にプローブ系平面Eの第1の空間方向xにおける位置を、実施例によれば較正面Kに対して決定する必要がある。この目的のために、少なくとも1つの干渉計装置23が使用される。
第1のリフレクタ25からのプローブ系平面Eの第1の距離と、第2のリフレクタ26からのプローブ系平面Eの第2の距離A2とが、第1の測定信号S1と第2の測定信号S2に基づいて評価ユニット40で決定可能である。これは、レーザ干渉計23が搬送部13に動かないように結合されているためにプローブ系平面Eに対して可動ではないことによる。第1の空間方向xにおける、第1のリフレクタ25と第2のリフレクタ26との間のリフレクタ距離Rは既知である。第1の距離A1と第2の距離A2との合計距離は、したがってリフレクタ距離Rを特徴づけてそれに対応する。第1の距離A1と第2の距離A2のこの合計距離が変化すれば、評価ユニット40はこれを基に、何らかの周囲の影響によって変化が及ぼされたと結論付けることができる。そのような周囲の影響は測定装置10の1つ又は複数の長さ、例えばスライド装置の空間での移動方向などを変化させ得る。例えば空気のガス組成又はその密度が(温度変化のために)変化するなどの周囲の影響の結果として、光の波長もまた変化し得る。
そのような周囲の影響は、本発明によれば測定装置10によって考慮に入れられる。それらはリアルタイムで識別され、第1の空間方向xにおけるプローブ系平面Eの決定された位置をリアルタイムで補正するのに使用可能である。
較正された値から始まる第1の距離A1と第2の距離A2の合計距離が変化すると、この値を比例的に考慮して、補正された第1の距離と補正された第2の距離が計算される。例えば、合計距離が0.1%だけ増加したとすると、補正された第1の距離と補正された第2の距離を得るために、測定された第1の距離A1と測定された第2の距離A2を0.1%だけ減少させることができる。
補正された第1の距離と補正された第2の距離の両方が、プローブ系平面Eの第1の空間方向xにおける補正位置を決定するために評価ユニット40において追加して使用可能である。これは平均値を出すなどによって実行可能である。こうして測定誤差は更に低減可能である。全ての入手可能な測定値は補正に使用可能である。例えば図1及び図2による実施形態からの4つのレーザ測定ビームL1、L2による測定結果、又は図3の実施形態からの8つのレーザ測定ビームL1、L2、L3による測定結果である。
図1と図2に示す例示的実施形態には、2つの干渉計装置23が備えられている。プローブ系平面Eの位置は、したがってそれぞれが中央面Mから等距離に配置された2つの異なる地点において空間的に離間して決定される。こうして仮想的なアッベ面が中央面M内に与えられる。ワークピースがプローブユニット18によって中央面M内で探測されると、非常に高精度な結果となる。搬送部13、ホルダ27、レーザ干渉計24、及びプローブユニット18で構成されるユニットの、第3の空間方向zに延在する軸を中心とする傾斜移動は検出されて、長さ測定量の決定時に、評価ユニット40内での対応する補正によって考慮に入れることが可能である。
ワークピースの探測時に様々な長さ測定量が決定可能である。例えば、円筒形又は中空円筒形のワークピースの外径又は内径、表面輪郭、などである。
測定装置10の最初の動作前の初期化時に、例えば高精度の屈折計、気象観測所などが、測定装置10の他に空気の屈折率を決定する。ただし、局所的な汚染形成や他の局所的影響のために、外部装置の屈折率は、少なくとも1つの干渉計装置23の場所における空気の屈折率に必ずしも一致する必要はない。初期化時に、測定装置10及び外部装置は従って少なくとも1つの干渉計装置23と外部装置の測定信号の変化に同期が取れるまで、動作される。この状態で決定された屈折率が評価ユニット40に対して指定されて、測定動作時に使用される。
こうして、測定開始時に屈折率がわかる。したがって、測定された第1の距離A1と測定された第2の距離A2の、決定された合計距離のすべての変化は、環境条件の変化に帰属させることができる。この種の変化は、基本的に第1の測定光路36又は第2の測定光路37における光の波長の変化をもたらす。これを図5に第1の距離A1を基に極く概略的に示す。環境起因の変化は従って、プローブ系平面Eの位置決定のための測定も行われる地点においてリアルタイムで干渉計装置23内に検出される。これはプローブユニット18による測長値の測定にも必要である。環境条件、特に現在の光の波長を、少なくとも1つの干渉計装置23で決定する際の誤差は、このようにして回避される。例示的実施形態では、環境起因の測定への影響は、設けられた各干渉計装置23そのもので、すなわち測定位置において直接的に決定される。したがって、環境条件の局所的な差異は測定精度に対して負の影響を及ぼさない。
較正された光の波長に対する屈折率を決定して指定した後、リフレクタ25、26の空間的又は相互に対する配向が初期化のときに更に決定される。第1の距離A1と第2の距離A2が、干渉装置23の第1と第2のリフレクタ25、26の複数の地点において決定可能である。こうして、関連する干渉計装置23の2つのリフレクタ25、26に対する、レーザ干渉計24の可能な位置のそれぞれにおけるリフレクタ距離Rを、評価ユニット40に指定することができる。リフレクタ距離Rの設計関連の変更もまた、後のワークピースの測定時に、補正された第1の距離及び/又は補正された第2の距離及び/又はプローブ系平面Eの補正された位置を決定する際に考慮に入れることができる。
測定装置10の更なる例示的実施形態を図3に概略的に示す。ここでは、2つのプローブユニット18がそれぞれ別々の搬送部13上に配置されている。各搬送部13は位置決め装置12によって位置決め可能である。少なくとも1つのレーザ干渉計、そしてこの実施例によれば2つのレーザ干渉計24が、ホルダ27によって各搬送部13上に動かないように配置される。各レーザ干渉計24は、関連する第1のリフレクタ25及び関連する第2のリフレクタ26と共に、干渉計装置23を構成する。この実施例では第1の各リフレクタ25と第2の各リフレクタ26は、2つのプローブユニット18の1つに対する干渉計装置23の一部である。4本の柱45と合計4つのリフレクタ25、26を有する測定フレーム44は、こうして図3に示す4つの干渉計装置23に対しても使用可能である。
図1に示す測定装置10の例示的実施形態には、更なる設計上のオプションの可能性も概略的に示されている。これまでに説明した装置と同様に、第1の空間方向xのみでなく、第3の空間方向zに対しても測定原理が使用可能である。各レーザ干渉計24は、第3のレーザ測定ビームL3を第3の放射方向z3の第3のリフレクタ50に向け、かつ又第4のレーザ測定ビームL4を第3の放射方向z3の逆方向の第4の放射方向z4の第4のリフレクタ(図示せず)に向かわせるようにすることが可能である。このために、干渉計装置23にはしたがって4つのレーザ干渉計ユニット又は2つの二重干渉計が備えられる。第3と第4の放射方向z3、z4は、この実施例によれば第3の空間方向zに平行な向きとなっている。第3と第4の放射方向z3、z4は、第1の放射方向x1と第2の放射方向x2に対して直角を成している。第3のリフレクタ50はこの実施例では測定フレーム44のベースプレート46上に配置され、干渉計装置23の第1のリフレクタ25と第2のリフレクタ26の間に位置している。例えば、第4のリフレクタは、ベースプレート46からある距離で柱45を結合する横部品上に配置可能である。第1の空間方向x内のプローブ系平面Eの位置に加えて、搬送部13またはプローブユニット18に対する第3の空間方向zの更なる位置の値が追加して決定可能である。レーザ干渉計24は対応する第3及び第4の測定信号S3、S4を生成してそれを(図2、3にオプションで示す)評価ユニット40へ送信可能である。この種の第3又は第4の測定信号S3、S4は、各干渉計装置23にそれぞれ備えられたレーザ干渉計24によって生成可能であり、かつ評価ユニット40へ送信可能である。
更なる実施形態では、各干渉計装置23は、1空間方向、又は2空間方向、又は全3空間方向x、y、zで測定するために、最大6つのレーザ干渉計、又は3つの二重干渉計を有することができる。
測定を開始する前に、測定装置10を較正面Kに対して較正することができる。較正面Kは、第1のリフレクタ25と第2のリフレクタ26の中間で、第1の空間方向xに直角に、すなわちプローブ系平面Eに平行に延在する。プローブ系平面Eと較正面Kとが一致する場合には、プローブユニット18はそのとき始点位置又はゼロ位置にある。ここを始点として、ワークピースの長さ測定量が測定可能である。較正面Kは、好ましくはワークピース用の対応する取付台又はホルダの中央を通って延在する。
本発明はワークピースの長さの測定量を決定するための測定装置10と方法に関する。プローブユニット18が第1の空間方向xに動かないように配置されている搬送部13は、位置決め装置12によって移動または位置決めが可能である。少なくとも1つのレーザ干渉計24が、第1の空間方向xに動かないように搬送部13に結合される。干渉計装置23を形成するために、第1のリフレクタ25と第2のリフレクタ26が各レーザ干渉計24に関連付けられる。2つのリフレクタ25、26は第1の空間方向x内に互いにある距離を置いて対向配置される。第1のレーザ測定ビームL1と第2のレーザ測定ビームL2によって、レーザ干渉計24は、第1の空間方向xにおける第1のリフレクタ25からのレーザ干渉計24の距離を表す、第1の測定信号S1と、第1の空間方向xにおける第2のリフレクタ26からのレーザ干渉計24の距離を表す、第2の測定信号S2とを生成する。搬送部13又はプローブユニット18に対して第1の空間方向xに不動であり、かつこの第1の空間方向xに対して直角に延在するプローブシステム面Eはしたがって、第1のリフレクタ25及び第2のリフレクタ26からのレーザ干渉計24の距離を基に決定可能な、第1の空間方向xの位置を有する。与えられた冗長度により、測定への周囲の影響は、リアルタイムかつレーザ干渉計24により測定が行われるその地点で局所的に決定可能であり、かつ測定に組み入れることが可能である。
10 測定装置
11 台座
12 位置決め装置
13 搬送部
14 スライド装置
18 プローブユニット
19 プローブ本体
23 干渉計装置
24 レーザ干渉計
25 第1のリフレクタ
26 第2のリフレクタ
27 ホルダ
30 レーザ光源装置
31 第1のビームスプリッタ
32 第2のビームスプリッタ
33 参照光路
34 鏡
35 カメラ
36 第1の測定光路
37 第2の測定光路
40 評価ユニット
44 測定フレーム
45 柱
46 ベースプレート
47 リセス
50 第3のリフレクタ
E プローブ系平面
M 中央面
K 較正面
L1 第1のレーザ測定ビーム
L2 第2のレーザ測定ビーム
L3 第3のレーザ測定ビーム
L4 第4のレーザ測定ビーム
S ピボット軸
S1 第1の測定信号
S2 第2の測定信号
S3 第3の測定信号
S4 第4の測定信号
T プローブ信号
x 第1の空間方向
x1 第1の放射方向
x2 第2の放射方向
y 第2の空間方向
z 第3の空間方向
z3 第3の放射方向
z4 第4の放射方向

Claims (18)

  1. 少なくとも1つの長さの測定量を測定するための測定装置(10)であって、
    搬送部(13)が少なくとも1自由度(x)で移動可能に取付けられた台座(11)と、
    前記搬送部(13)を前記少なくとも1自由度(x)で位置決めするための位置決め装置(12)と、
    前記搬送部(13)に配置された、ワークピースの探測のためのプローブユニット(18)であって、前記搬送部(13)が、前記搬送部(13)に対するその位置が固定されたプローブ系平面(E)を画定する、プローブユニットと、
    第1のレーザ測定ビーム(L1)を第1の放射方向(x1)に第1のリフレクタ(25)に向けて放射して前記第1のリフレクタ(25)で反射された第1のレーザ測定ビーム(L1)を受光するように設計され、かつ第2のレーザ測定ビーム(L2)を前記第1の放射方向(x1)とは反対の第2の放射方向(x2)に第2のリフレクタ(26)に向けて放射して前記第2のリフレクタ(26)で反射された第2のレーザ測定ビーム(L2)を受光するように設計された、レーザ干渉計(24)を有する少なくとも1つの干渉計装置(23)であって、
    前記第1と第2の放射方向(x1、x2)は前記プローブ系平面(E)に対して直角方向を向いており、
    前記第1のリフレクタ(25)と前記第2のリフレクタ(26)は、前記レーザ干渉計(24)が搬送部(13)に配置されている場合には前記台座(11)に配置され、かつ
    前記第1のリフレクタ(25)と前記第2のリフレクタ(26)は、前記レーザ干渉計(24)が前記台座(11)に配置されている場合には搬送部(13)に配置されている、少なくとも1つの干渉計装置(23)と、
    前記レーザ測定ビーム(L1、L2)が進行する光路を基に、前記リフレクタ(25、26)及び/又は前記台座(11)に対する前記プローブ系平面(E)の位置を決定するように設計された評価ユニット(4)と、
    を備える、測定装置(10)。
  2. 前記評価ユニット(40)は、周囲の影響により生じる前記測定装置(10)の長さの変化及び/又は前記レーザ測定ビーム(L1、L2)のレーザ光の波長変化を検出して、前記プローブ系平面(E)の位置を決定するときにこれを考慮に入れるように設計されていることを特徴とする、請求項1に記載の測定装置。
  3. 前記評価ユニット(40)は、前記測定装置(10)の長さの変化及び/又は前記レーザ測定ビーム(L1、L2)のレーザ光の波長変化をリアルタイムで検出して、前記プローブ系平面(E)の位置を決定するときにこれを考慮に入れるように設計されていることを特徴とする、請求項2に記載の測定装置。
  4. 前記評価ユニット(40)は、前記第1のレーザ測定ビーム(L1)による測定を基に前記第1のリフレクタ(25)からの前記プローブ系平面(E)の第1の距離(A1)を決定し、かつ前記第2のレーザ測定ビーム(L2)による測定を基に前記第2のリフレクタ(26)からの前記プローブ系平面(E)の第2の距離を決定するように設計されていることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の測定装置。
  5. 前記評価ユニット(40)は、前記プローブ系平面(E)の位置を決定する際に、前記第1の距離(A1)と前記第2の距離(A2)の合計距離が前記第1のリフレクタ(25)と前記第2のリフレクタ(26)の間の既知のリフレクタ距離(R)を表すことを考慮に入れ、かつ前記合計距離の変化に基づいて、前記測定装置(10)の長さ及び/又はレーザ光の波長が周囲の影響により変化したことを識別するように設計されていることを特徴とする、請求項4に記載の測定装置。
  6. 前記評価ユニット(40)は、前記合計距離の変化に基づいて補正された第1の距離(A1)及び/又は補正された第2の距離(A2)を計算するように設計されていることを特徴とする、請求項5に記載の測定装置。
  7. 前記評価ユニット(40)は、前記補正された第1の距離及び/又は前記補正された第2の距離から前記プローブ系平面(E)の補正された位置を決定するように設計されていることを特徴とする、請求項6に記載の測定装置。
  8. 2つの干渉計装置(23)を備え、前記2つの干渉計装置(23)の前記レーザ干渉計(24)のそれぞれが、前記プローブユニット(18)を通り、かつ前記プローブ系平面(E)に対して直角に配向する中央面(M)から等距離または既知の距離を有することを特徴とする、請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の測定装置。
  9. 前記ワークピースは前記中央面(M)にある前記プローブユニット(18)によって探測されることを特徴とする、請求項8に記載の測定装置。
  10. 前記プローブユニット(18)を通り、かつ前記プローブ系平面(E)に対して直角に配向する中央面(M)に配置された、単一の干渉計装置(23)を備えることを特徴とする、請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の測定装置。
  11. 空気の屈折率が初期値として評価ユニット(40)に事前に指定されていることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の測定装置。
  12. 前記リフレクタ(25、26)は、前記台座(11)上に配置された測定フレーム(44)上に配置されていることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の測定装置。
  13. 前記備えられたリフレクタ(25、26)は、前記測定フレーム(44)の、相互に対となって対向配置された柱(45)にそれぞれ配置されていることを特徴とする、請求項12に記載の測定装置。
  14. 前記柱(45)は、前記測定フレーム(44)の共通ベースプレート(46)によって相互に結合されていることを特徴とする、請求項13に記載の測定装置。
  15. 前記少なくとも1つの干渉計装置(23)の前記レーザ干渉計(24)は、第3のレーザ測定ビーム(L3)を前記第1と第2の放射方向(x1、x2)に対して直角に配向した第3の放射方向(z3)の第3のリフレクタ(50)に向けて放射し、かつ、前記第3のリフレクタ(50)で反射された前記第3のレーザ測定ビーム(L3)を受光するように設計されていることを特徴とする、請求項1〜請求項14のいずれか一項に記載の測定装置。
  16. 前記少なくとも1つの干渉計装置(23)の前記レーザ干渉計(24)は、第4のレーザ測定ビーム(L4)を前記第3の放射方向(x3)とは反対の第4の放射方向(z4)の第4のリフレクタに向けて放射し、かつ、前記第4のリフレクタで反射された前記第3のレーザ測定ビーム(L4)を受光するように設計されていることを特徴とする、請求項15に記載の測定装置。
  17. 搬送部(13)が少なくとも1自由度(x)で移動可能に取付けられた台座(11)と、
    前記少なくとも1自由度(x)で前記搬送部(13)を位置決めするための位置決め装置(12)と、
    ワークピースを探測するように設計され、かつ前記搬送部(13)に配置されたプローブユニット(18)であって、前記プローブユニット(18)はプローブ系平面(E)を画定するプローブユニットと、
    レーザ干渉計(24)と第1のリフレクタ(25)と第2のリフレクタ(26)を有する少なくとも1つの干渉計装置(23)であって、前記リフレクタ(25、26)は、前記レーザ干渉計(24)が前記搬送部(13)上に配置されているときは前記台座(11)上に配置され、かつ前記レーザ干渉計(24)が前記台座(11)上に配置されているときは前記搬送部(13)上に配置される、干渉計装置と、
    評価ユニット(40)と、
    を備える測定装置(10)を利用して少なくとも1つの長さの測定量を測定する方法であって、前記方法は、
    第1の放射方向(x1)の前記第1のリフレクタ(25)に向けて第1のレーザ測定ビーム(L1)を放射し、かつ前記第1のリフレクタ(25)で反射された前記第1のレーザ測定ビーム(L1)を受光するステップと、
    前記第1の放射方向(x1)とは反対の第2の放射方向(x2)の前記第2のリフレクタ(26)に向けて第2のレーザ測定ビーム(L1)を放射し、かつ前記第2のリフレクタ(26)で反射された前記第2のレーザ測定ビーム(L2)を受光するステップと、
    前記レーザ測定ビーム(L1、L2)が進行する光路を基に、前記リフレクタ(25、26)及び/又は前記台座(11)に対する前記プローブ系平面(E)の位置を決定するステップと、
    を含む、方法。
  18. 前記測定装置(10)の周囲の空気の屈折率に対する初期値が、前記測定装置(10)の初期化工程において外部屈折計によって決定されて、前記評価ユニット(40)へ事前に指定されることを特徴とする、請求項17に記載の方法。
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