JPH03130690A

JPH03130690A - 光波測距システム用光通信装置

Info

Publication number: JPH03130690A
Application number: JP1267508A
Authority: JP
Inventors: Kenji Fujii; 賢治藤井
Original assignee: Nikon Corp
Current assignee: Nikon Corp
Priority date: 1989-10-14
Filing date: 1989-10-14
Publication date: 1991-06-04

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、目標点に設置した反射部材と、変調光を前記
反射部材に向けて送出し、前記反射部材で反射した前記
変調光を受光して前記反射部材までの距離を測定する光
波測距装置と、から構成される光波測距システムに用い
られる光通信装置に関する。

（従来の技術）この種の装置としては、光波測距装置から反射部材へ情
報を送信する場合と、反射部材から光波測距装置へ情報
を送信する場合とがある。

前者の例としては、実開昭６２−４７９１３号公報に示
されているように、光波測距装置に設けた規準補助用コ
リメータの光源を送信情報に応じて変調する変調装置を
設けると共に、反射部材に前記光源からの変調光を受光
して復調する受光装置を設けたものや、光波測距装置の
測距用光源を音声又は送信すべきデータで変調し、反射
部材には、測距用光源からの変調光を受光する受光装置
を設けたものがある。

また、後者の例としては、特公昭６２−２３２６４号公
報に記載されているように、反射部材にデータに応じて
変調された変調光を送出する送信装置を設けると共に、
光波測距装置に反射部材の送信装置から送出された変調
光を受信する受信装置を設けたものがある。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、反射部材から光波測距装置へ情報を送信
する場合、反射装置に設ける送信装置が光源及び光源に
付随する回路が必要な能動型であった。

そこで本発明は、反射部材から光波測距装置へ情報を送
信する場合、反射部材から光源を取り外した受動型の光
通信装置を得ることを目的とする。

（課題を解決するための手段）上記課題の解決のために本発明は、目標点に設置した反
射部材と、変調光を前記反射部材に向けて送出し、前記
反射部材で反射した前記変調光を受光して前記反射部材
までの距離を測定する光波測距装置とから構成される光
波測距システムに用いられる光通信装置において、前記
光波測距装置の側から一定強度の光を前記反射部材に送
出する射出装置と前記反射部材からの変調光を復調して
情報を読み取る読取装置とを前記光波測距装置に設ける
と共に、前記反射部材の光入射面前方に、前記光波測距
装置からの一定強度の光を任意の時間間隔で遮断し得る
光変調装置と、前記光変調装置の前記時間間隔を前記光
波測距装置に送出する信号に応じて制御する制御装置と
を前記反射部材に設けたことを特徴とする光波測距シス
テム用光通信装置であり、また、前記射出装置は、前記
測距用の変調光を射出する光源を変調させずに前記一定
強度の光を射出するように制御することを特徴とする光
通信装置である。

（作用）上記の如き構成によれば、光波測距装置の側から送出さ
れた一定強度の光が、反射部材の光変調装置により変調
され、光波測距装置の側の読取装置により読み取られる
ので、受動型の光通信装置が構成できる。

また、測距用の光源を光通信用の光源として兼用するこ
とにより、構成をより簡略にできる。

（実施例）図は、本発明の実施例のブロック図であり、光波測距装
置１と、目標点に置かれる反射部材２１とにより、光波
測距システムが構成されている。

光波測距装置１の測距に関わる構成は、従来のものと同
じであるから、簡略化して記載しであるが、図面に則し
て簡単に説明すれば、演算装置７により制御された周波
数の信号で光源４を変調する変調回路８が設けられ、光
源４からの変調光は、光波測距装置１の内部で受光袋Ｗ
５に直接達する内部光路を通る参照光ａと、プリズム３
で反射した後、対物レンズ２を通って光波測距装置１か
ら射出され、反射部材２１のコーナーリフレクタ１３に
より反射され、対物レンズ２、プリズム３を経て受光装
置５に達する外部光路を通る測定光すとに分けられる。

図には示していないが、参照光ａと測定光すとは、周知
のように、チョッパーのような光路切換装置によって、
所定の周期で交互に切り換えられる。

位相測定回路１１は、受光装置５から参照光ａの光電変
換信号が生じていることを不図示のチぢツバ−の位置検
出器からの信号により検知し、変調回路８の出力信号と
の位相差を求めて記憶し、受光装置５から測定光すの光
電変換信号が生じていることを不図示のチョッパーの位
置検出器からの信号により検知し、変調回路８の出力信
号との位相差を求めて記憶する。そして、再記憶値の間
で減算を行うことにより、参照光と測定光との位相差を
求めている。この位相差は、演算装置７に入力され、反
射部材までの距離に変換され、表示語ｗ９にて表示され
る。

測距に関わる構成は、実際にはもっと複雑であるが、周
知の事項であるから概念的な説明にとどめ、詳細な説明
は省略する。

さて、光波測距装置１から反射部材２１に測距データ等
の情報を送信する場合には、キーボード等の入力装置６
により情報送信モードを選択すると共に、送信したい情
報を選択もしくは入力する。

例えば、測距データを送信したい場合には、データは演
算装置７にあるので、測距データを送信したい旨を入力
する。そうすると、演算装置７は、変調回路７から測距
データに応じた変調信号を出力させ、光源４から測距デ
ータを送信する。送信光は、プリズム３、対物レンズ２
を通って反射部材２１の集光レンズ１４で受光素子１５
に集光される。受光素子１５の光電変換信号は、復調回
路２０にて復調され、演算装置１７で測距データが読み
取られ、表示装置１９に測距値が表示される。

次に、反射部材２１から光波測距装置１に情報を送信す
る場合には、光波測距装置１の入力装置６にその旨人力
すると、演算装置７は、変調回路８に、変調回路８が光
源４を一定の強さで発光させるように制御信号を送出す
る。また、反射部材２１側では、送信したい情報を入力
装置１６に入力する。この情報は演算装置１７に入り、
演算装置１７は入力装置１６に入力された情報に応じて
、変調回路１８に制御信号を送出する。変調回路１８か
ら送出される変調信号は、コーナーリフレクタ１３の直
前に、その入射面を覆うように配置された光変調装置と
しての液晶板１２に印加され、その結果、液晶板１２は
変調信号に応じて透過、不透過を制御される。

光波測距装置１の光源４からの一定の強さの光は、プリ
ズム３、対物レンズ２、液晶板１２、コーナーリフレク
タ１３、液晶板１２、対物レンズ２、プリズム３を経て
、受光装置５に入力する。

従って、液晶板１２の透過、不透過によって、光波測距
装置１の光源４からの一定の強さの光は、入力装置１６
に入力された情報に応じて変調され、受光装置５に入射
することになる。

受光装置５にて光電変換された信号は、復調回路１０に
て復調されて演算装置７に入力される。

演算装置７は復調された信号から入力袋？１ｆ１６に入
力された情報を読み取り、表示装置９に表示させる。

入力装置１６に入力される情報が気象情報等の補正情報
である場合には、表示装置９に表示させずに演算装置７
が先に演算した測距データをこの気象情報によって補正
するようにしてもよい。そして、温度や圧力等の気象情
報のように、格別入力をせずとも温度計や圧力計等から
自動的に電気信号の得られるデータの場合には、光波測
距装置１の側からの指令によって、反射部材２１の情報
を読みだすことができる。すなわち、入力装置６から情
報の読み出しを入力することにより、演算袋Ｗ７は変調
回路８に指令信号を送出する。その結果、光波測距装置
１の光源から入力装置１６の情報の読み出し信号が送出
され、この読み出し信号が受光素子１５で受光されて光
電変換され、復調回路２０で復調され、演算装置１７に
入力される。演算装置１７はこの復調信号によって入力
装置１６からの信号を読み出し、変調回路１８を気象情
報に応じて変調する。このようにして、反射部材２１の
液晶板１２を制御することができる。

また、入力装置１６に入力される情報がコーナーリフレ
クタ１３の地面からの高さ等であるときは、演算装置７
がこの情報を測距データに対応させて記憶し、必要に応
じてプリントアウトするように構成することもできる。

なお、上述の液晶板１２は、任意の時間間隔で光波測距
装置ｌからの光を遮断出来るものならば、他の構成のも
のに置き換えることができることは当然である。例えば
、エレクトロクロミック素子（ＥＣＤ）、２枚の偏光板
の相対的な回転制御、機械式のシャッター等を用いるこ
とができる。

さらに、本実施例は、光波測距装置の測距用光源を用い
、ターゲット側にデータ伝送をする場合を取り上げたが
、実開昭６２−４７９１３号公報のように規準補助用コ
リメータの光源を用い、光波測距装置側からデータ伝送
することも可能である。

（発明の効果）以上述べたように本発明によれば、反射部材の側に発光
素子を設けずに、反射部材から光波測距装置に情報を送
信できるので、受動型の光通信装置を得ることができる
。

また、反射部材側にデータ送信用光源を設ける従来の技
術の場合には、データ送信距離を長くするために通信用
光束の指向性を高める必要があるが、そうすると規準望
遠鏡を備える必要が生じ、大規模な装置となってしまう
。しかしながら、本発明によれば、光波測距装置は必然
的に反射部材を規準するので、反射部材からの光は必ず
光波測距装置に戻る。そのため、本発明によれば、構成
が簡単になる。

【図面の簡単な説明】

図は、本発明の実施例のブロック図である。（主要部分の符号の説明）１・・・光波測距装置、４・・・測距用光源、６・・・
入力装置、８・・・変調回路、１０・・・復調回路、１
２・・・液晶板、１３・・・コーナーリフレクタ、１６
・・・入力装置、１７・・・演算装置、１日・・・変調
回路、２１・・・反射部材。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）目標点に設置した反射部材と、変調光を前記反射
部材に向けて送出し、前記反射部材で反射した前記変調
光を受光して前記反射部材までの距離を測定する光波測
距装置とから構成される光波測距システムに用いられる
光通信装置において、前記光波測距装置の側から一定強
度の光を前記反射部材に送出する射出装置と前記反射部
材からの変調光を復調して情報を読み取る読取装置とを
前記光波測距装置に設けると共に、前記反射部材の光入
射面前方に、前記光波測距装置からの一定強度の光を任
意の時間間隔で遮断し得る光変調装置と、前記光変調装
置の前記時間間隔を前記光波測距装置に送出する信号に
応じて制御する制御装置とを前記反射部材に設けたこと
を特徴とする光波測距システム用光通信装置。
（２）請求項（１）記載の光波測距システムに用いられ
る光通信装置において、前記射出装置は、前記測距用の変調光を射出する光源を
変調させずに前記一定強度の光を射出するように制御す
ることを特徴とする光通信装置。